JP5008727B2 - 流体機械における動翼と動翼を取り囲む車室内壁との間隔を検出する装置 - Google Patents

流体機械における動翼と動翼を取り囲む車室内壁との間隔を検出する装置 Download PDF

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Description

本発明は、ガスタービンにおける少なくとも1個の動翼と車室内壁(動翼を取り囲む壁)との間隔を検出する装置並びにこの装置の利用に関する。タービン機械におけるラジアル隙間およびアキシャル隙間を監視するための相応した装置およびその利用は特許文献1で知られている。
ガス流に蓄えられたエネルギを機械エネルギ特に回転運動に転換するために、例えば蒸気タービンやガスタービンのような流体機械が熱機関として工業において採用されている。かかる流体機械の安全運転を保証するために、特に運転中、従って流体機械に配置された翼車の回転中、その翼車の動翼を連続して監視するように努められている。その場合、車室内壁(動翼を取り囲む壁)と動翼先端、即ち、動翼の半径方向外縁との間隔(ラジアル隙間)を正確に保つことが非常に重要である。安全上の理由から、最小ラジアル隙間を下回ってはならないが、過大なラジアル隙間は効率を不必要に低下させる。特に翼列に囲い輪が装備されている翼車において、ラジアル隙間のほかに、壁部分に対するアキシャル間隔も重要である。その大きさが種々の動的重要度要因によって変化するので、運転中においてラジアル隙間とアキシャル隙間の連続的監視が努めて行われる。ラジアル隙間の大きさは例えば動翼先端の近くに非接触で位置されている容量式ゾンデ(センサ)によって監視できる。しかしそのゾンデは精度、場所解析および寿命について限界がある。
特許文献1に流体機械におけるラジアル隙間およびアキシャル隙間を監視する装置が示されている。そこでは送受信装置を有するレーダ装置が利用され、その送受信装置から一定周波数の電磁波が導波管を通して流体機械の翼車に向けられている。その導波管は翼車を取り囲む車室を貫通して導かれ、そこに固定されている。導波管の開口は翼車の動翼先端の半径方向外側に非常に近接して配置され、これにより、送信電磁波の反射により、動翼先端と導波管端との間隔、従って、動翼先端と車室内壁との間隔が検出される。その検出は反射電磁波の位相の評価によって行われる。送信マイクロ波と反射マイクロ波との位相差が検出されることによって、間隔の検出が行われる。
特にガスタービンにおいて車室の内部における翼車の部位は運転中に厳しい熱的条件に曝される。ガスタービンの場合、その(ガス)流路は一般に約1200℃の温度となる。この極めて高い温度は特に導波管の性質に特別な要件を課し、その導波管は、一方では、耐熱性を有するように形成されねばならず、他方では、案内される電磁波に対して小さな減衰性を有するようにしなければならない。例えば超合金のような高温耐熱材料は一般に、案内される電磁波に対して非常に高い減衰性を有するという性質があり、他方で、例えば銅のような低い減衰性の材料は上述の極めて高い温度に耐えられない。
独国特許出願公開第19705769号明細書
本発明の課題は、冒頭に述べた形式の装置とその利用を、導波管が電磁波をできるだけ僅かな減衰性で案内でき、同時に高温に耐えるように改良することにある。
この課題を解決するために、特許請求の範囲の請求項1に記載の装置を提案する。
本発明に応じて、
− 電磁波を案内するためおよび動翼を向いた少なくとも1個の導波管開口を通してその動翼に向けて電磁波を送信するための導波管と、
− この導波管に電磁波を供給するための導波管に接続された少なくとも1つの手段と、
− この導波管に供給された電磁波の反射分を受信するための導波管に接続された少なくとも1つの手段と、
− 供給された電磁波の受信された反射分を評価するための評価装置であって、供給された電磁波の位相を供給された電磁波の反射分の位相と比較する手段を有し、その評価装置によってあらゆる周波数において位相比較値が求められ、その位相比較値の対比から間隔が決定される評価装置と、を有する、ガスタービンにおける少なくとも1個の動翼と車室内壁との間隔を検出する装置を、
− この導波管がそれぞれ異なった材料で形成された少なくとも2つの導波管セグメントで構成され、それらの材料の耐熱性および電磁波に対する減衰性が、送信・受信手段に接続されたセグメントから導波管開口を有するセグメントの方向に増大している、
ように形成する。
本発明は、導波管の温度が導波管開口から送信・受信手段の方向に減少しているという認識に基づいている。導波管における電磁波のできるだけ良好で効果的な案内を保証するために、本発明に基づいて、まず導波管における温度低下プロファイルが第1近似で図形化され、これによって本発明に基づいて、導波管が耐熱性および減衰性についての要件に応じて、それぞれ異なった減衰性とそれぞれ異なった耐熱性を有する異なった材料で形成された少なくとも2つの導波管セグメントで構成される。
本発明に基づく装置の有利な実施態様は請求項1の従属請求項に記載されている。請求項1における形態は1つの従属請求項における特徴あるいは好適には複数の従属請求項における特徴と組み合わせることができる。それに応じて、本発明に基づく装置は追加的に以下の特徴を有する。
− 導波管は3つのセグメントで構成することができる。これにより、ガスタービンの運転中に導波管に生ずる温度プロファイルへの良好な適合が達成される。
− 有利に、送信・受信手段に接続されたセグメントは小さな減衰性を有する材料特に11族元素や白金で形成され、導波管開口を有するセグメントは大きな耐熱性を有する超合金で形成される。
11族元素として挙げられる銅、銀および金は、電磁波を案内する際に非常に小さな減衰性で反射する優れた導電性を有する。従って、11族元素や白金で形成された導波管セグメントあるいは11族元素や白金から成る少なくとも内面被覆を備えた導波管セグメントを、このセグメントに接続された送信・受信手段がガスタービンの車室内壁に対して安全な間隔を隔てて配置されるほどに長くすることができる。
超合金は高温用途に使用される複雑な組成の合金である。それは、添加元素としてコバルト、ニッケル、鉄、クロム、モリブデン、タングステン、レニウム、ルテニウム、タンタル、ニオブ、アルミニウム、チタン、マンガン、ジルコニウム、炭素および/又はホウ素を含む鉄基、ニッケル基あるいはコバルト基の合金である。かかる導波管セグメントは、1200℃以上の温度に対する耐熱性により、ガスタービンの運転中、その流路内の温度従って流路の側の車室内壁に生ずる高温に耐える。
− 有利に、中間セグメントは特殊鋼で形成することができる。これによって、かかるセグメントが耐食性を有することが保証される。その特殊鋼における耐熱性と減衰性は、超合金と11族元素との間にある。
− 送信・受信手段に接続されたセグメントが、液体あるいは空気で冷却可能に形成されていることが有利である。これによって、そのセグメントを車室内壁の中に流路の方向により奥深くはめ込むことができる。その冷却によって熱応力による破損が防止される。冷却液として例えば水が利用される。
− 導波管の互いに連続する2つのセグメント間の移行部位に、その両セグメントの一方の材料から成る被覆が設けられることが有利である。これによって、2つのセグメント間の移行部位の境界面における電磁波の反射が防止され、導波管の案内特性が向上される。
− 導波管開口を有するセグメントが(ラッパ状の)ホーンとして形成されていることが有利である。これによって、電磁波がこのホーンにより規定された放射特性で導波管から出て、送信電磁波の反射分は、受信利得が導波管のホーン直径によって決定されるので、高い利得で受信される。その導波管開口に接続されたセグメントは車室内壁の流路の側の内側面にぴったり続いている。しかし、このセグメントはそれが流路におけるガスに直接曝されないようにするために、内壁開口の中に引っ込めて配置することもできる。
− 電磁波が特に70〜150GHzの周波数範囲におけるミリメートル波であることが有利である。この周波数において波長が約4mm以下であるので、これによって、非常にコンパクトな導波管が採用でき、その横断面積寸法は代表的にはほぼ案内される波長に選定される。
さらに本発明によって、本発明に基づく装置は、ガスタービンにおける少なくとも1個の動翼と車室内壁との間隔を検出するために利用される。
− その導波管は有利に内壁の冷却路内に配置することができる。これによって、本発明に基づく装置を設置するために、既に車室内壁に冷却用に設けられた複数の冷却路のうちの1つを利用することができる。
以下図を参照して本発明に基づく装置の実施例を詳細に説明するが、本発明はこの実施例に限定されない。理解を容易にするために、図は実寸通りに示されておらず、発明の特徴部分が概略的に示されている。なお、図1〜図4において同一部分には同一符号が付されている。
従来におけるガスタービンの部分破断斜視図。 図1のガスタービンの動翼の斜視図。 3個の導波管セグメントを備えた本発明に基づく装置の概略構成図。 2つの導波管セグメントを備えた本発明に基づく装置の概略構成図。
図1に約1200℃の高いガス入口温度に対して設計された従来のガスタービン10が示されている。ガスタービン10は内壁111を備えた車室11の内部に回転可能に支持されたロータ軸12を有し、(ガス)流路13内においてそのロータ軸12に多数の動翼14が配置されている。
その1つの動翼14が図2に分解された状態で詳細に示されている。その動翼14のいわゆる動翼先端141である上端が、組み立てられた状態においてガスタービン車室11の内壁111に面している。
図3に本発明に基づく装置の第1実施例が概略的に示されている。単純化するために動翼14の一部だけが略示されている。矢印142は動翼14がガスタービン10の運転中における間隔測定中に矢印142の方向に動くことを表している。近似的にその矢印方向の動きは横方向zにおける直線運動と見なされる。動翼先端141はガスタービン車室11の内壁111からラジアル間隔Δxだけ隔てられている。ガスタービン10のできるだけ良好な効率を保証するために、動翼14の端部即ち動翼先端141とガスタービン車室11の内壁111との間隔Δxはできるだけ小さくされ、代表的には数mmの範囲特に1mm〜20mmの範囲にされる。内壁111は少なくとも1つの開口を有し、この開口の中に、電磁波31、32を案内するための導波管40がかみ合い結合で配置されている。有利にはその導波管40は内壁111に既に存在する多数の冷却路のうちの1つにはめ込まれている。導波管40は管状に形成され、例えば内径dが2〜10mmの範囲にある断面円形あるいは矩形をしている。
ガスタービン10の運転中、流路13内の温度は約1200℃となる。このために、内壁111の流路13の側の表面112は同様に高温となり、この温度は内壁111の反対側の表面113の方向に内壁111を通して徐々に低下する。その温度プロファイル91は例として線図90で示されている。その縦軸に温度Tが記され、横軸に内壁111におけるx方向の距離が記されている。温度はこの線図90において、内壁111の内側表面112における1200℃から内壁111の外側表面113における約200℃まで徐々に低下し、内側表面112と外側表面113間の中間における温度は約600℃となる。
導波管40は、ここではx方向に延びるその長手軸線に沿って複数のセグメントで、例えば図3によれば3つのセグメント42a、42b、42cで構成されている。その材料は、導波管40の全長にわたって良好な導波管特性において、同時に大きな耐熱性を保証するために、本発明に基づいて温度プロファイル91に応じて選定される。
即ち、導波管開口41を有するセグメント42aは内壁111の内側表面112の部位が超合金で形成されている。そのために、このセグメント42aの材料として特に「インコネル」(米国のSpecial Metal Corporation 社の商標)や「PM1000」(独国のPlansee GmbH 社の商標)が適している。流路13にすぐ隣接するセグメント42aにとって主に、1200℃の範囲における極端に高い温度での良好な耐熱性が重要である。この導波管部位における減衰性は二次的問題である。加えて、導波管40の良好な放射特性および受信特性のために、導波管開口41を有するセグメント42aはホーンとして形成されている。
内壁111の外側表面113の範囲において送受信装置50に接続された導波管40のセグメント42cは比較的低い温度に曝される。従って、導波管40のこの部位における耐熱性の問題は二次的なものである。ここでは、導波管40の良好な導波管特性および従って導波管40内を案内すべき電磁波31、32に対するセグメント42cの低い減衰力を保証することが優先される。これは本発明に基づいて、送受信装置50に接続されたセグメント42cが11族元素や白金で形成されていることによって達成される。このセグメント42cはその代わりに特殊鋼でも形成することができ、その場合、電磁波31、32の案内にとって重要である導波管40の内側面43に、11族元素や白金から成る被覆が設けられる。セグメント42c従って導波管40は、このセグメント42cに接続された送受信装置50がガスタービン10の車室内壁111に対して安全な間隔を隔てて配置できるほどに長くできる。
上述した両セグメント42a、42c間に配置された中間セグメント42bは有利には特殊鋼で形成されている。従って、このセグメント42bは耐食性を有し、600℃周辺の温度範囲において十分な耐熱性を有する。特殊鋼において耐熱性および減衰力は超合金と11族元素との間にある。導波管開口41を有するセグメント42aが例えば「PM1000」で作られているとき、中間セグメント42bは「インコネル」でも形成することができる。
電磁波31、32を案内する導波管40の内部領域における互いに連続する2つのセグメント42a、42bあるいはセグメント42b、42cの移行部位は、両セグメント42a、42bないし42b、42cのいずれか一方の材料で被覆することができる。移行部位における内側表面43のかかる被覆によって、2つのセグメント42a、42bあるいはセグメント42b、42cの移行部位の境界面における電磁波31、32の反射が有利に防止され、これによって、導波管40の案内特性が全体として向上される。
間隔の検出は詳細には次のようにして行われる。
送受信装置50は電磁波31、32、特に70〜150GHzの周波数範囲におけるマイクロ波を送信するための手段51と受信するための手段52を有している。この送受信装置50は、導波管40に接続された送信手段51により例えば周波数aの電磁波31を導波管40に供給する。その電磁波31は導波管40を通して動翼14の方向に送信される。送信電磁波31は間隔Δxをたどった後、その少なくとも一部32が動翼先端141により導波管40に向けて反射され、そして導波管40から送受信装置50に導かれる。電磁波を受信するための手段52としての例えば受信ダイオードによって、送信電磁波31の反射分32が検出され、相応した電気信号に変換され、この電気信号は評価装置60に導かれる。その電気信号から評価装置60によってまず、周波数aに関連する電磁波32の位相φraが決定される。次に位相比較手段61によって、送信電磁波31の位相φ0aが送信電磁波31の反射分32の位相φraと比較される。例えば位相差値Δφa=φra−φ0aにより決定される位相比較値Δφaは、送信手段51からの送信電磁波31のたどった距離に直接依存する。このようにして得られた位相比較値Δφaは対応付け手段62によって動翼先端141と内壁111との間隔Δxに対する測定値Mに対応付けられる。その対応付けは例えば数値表によってあるいは適切な計算によっても行える。
少なくとも1個の動翼14の間隔Δxに対して求められた測定値Mは、詳細には示されていない表示器ないし通報器を介して監視所に伝えられ、ないしはセンターに転送される。
評価装置60は比較機能も装備することができ、これにより所定の間隔しきい値の下回りを確認できる。即ち、例えばしきい値を下回った際、例えばガスタービン10の停止のような適切な保護処置を開始するために、自動的に通報が行われる。
図4に本発明に基づく装置の異なった実施例が概略的に示されている。この装置は図3における実施例にほぼ相当している。従って、相違点についてだけ以下説明する。
図4において導波管40は2つのセグメント42a、42cしか有していない。図3における中間セグメント42bは省かれている。ここでは、導波管開口41を有するセグメント42aは内壁111の内側表面112にきっちり接しておらず、流路13における温度に直に曝されないようにするために、x方向に下げられている。そのセグメント42aの材料として、ここでも超合金特に「インコネル」が特に適している。送受信装置50に接続されたセグメント42cは上述したように11族元素や白金で形成され、あるいは特殊鋼で形成され、その場合、導波管40の内側面43に11族元素や白金から成る被覆が設けられる。送受信装置50に接続されたセグメント42cが内壁111の内側表面112と外側表面113間の中間まで達しているので、少なくともこのセグメント42cは冷却装置を備えている。このために、このセグメント42cは例えば水ないし空気のような液状あるいは気体状の冷却材を案内するための通路(図4には図示せず)を有している。その冷却材はセグメント42cに配置された入口ノズル80と出口ノズル81を介して冷却路を通して導かれる。矢印802、811はそれぞれ冷却材の流入および流出を示している。これによって、送受信装置50に接続されたセグメント42cが内壁111の中央部位において温度上の損傷から保護されることが保証される。
本発明は図示された実施例に限定されない。例えば測定の冗長性あるいは高い精度を得るために送信用および/又は受信用に複数の導波管40を利用することも本発明の保護範囲に入る。
10 ガスタービン
14 動翼
31 (送信)電磁波
32 (反射)電磁波
40 導波管
41 導波管開口
51 送信手段
52 受信手段
60 評価装置
111 車室内壁

Claims (10)

  1. ガスタービン(10)における少なくとも1個の動翼(14)とこの動翼(14)を取り囲む車室内壁(111)との間隔(Δx)を検出する装置であって、
    − 電磁波(31、32)を案内するためおよび動翼(14)を向いた少なくとも1個の導波管開口(41)を通してその動翼(14)に向けて電磁波(31)を送信するための導波管(40)と、
    − 導波管(40)に電磁波(31)を供給するための導波管(40)に接続された少なくとも1つの手段(51)と、
    − 導波管(40)に供給された電磁波(31)の反射分(32)を受信するための導波管(40)に接続された少なくとも1つの手段(52)と、
    − 供給された電磁波(31)の受信された反射分(32)を評価するための評価装置(60)であって、供給された電磁波(31)の位相を供給された電磁波(31)の反射分(32)の位相と比較する手段(61)を有し、その評価装置によってあらゆる周波数において位相比較値が求められ、その位相比較値の対比から間隔(Δx)が決定される評価装置(60)と、
    を有する、動翼(14)と車室内壁(111)との間隔(Δx)を検出する装置において、
    − 導波管(40)がそれぞれ異なった材料で形成された少なくとも2つの導波管セグメントで構成され、それらの材料の耐熱性および電磁波に対する減衰性が、送信・受信手段(51、52)に接続されたセグメントから導波管開口(41)を有するセグメントの方向に増大している、
    ことを特徴とするガスタービンにおける少なくとも1個の動翼と車室内壁との間隔を検出する装置。
  2. 送信・受信手段(51、52)に接続されたセグメントが、電磁波に対する小さな減衰性を有する材料で形成され、導波管開口(41)を有するセグメントが大きな耐熱性を有する超合金で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 導波管(40)が3つのセグメントで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  4. 中間セグメントが特殊鋼で形成されていることを特徴とする請求項3に記載の装置。
  5. 送信・受信手段(51、52)に接続されたセグメントが、液体あるいは空気で冷却可能に形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の装置。
  6. 導波管がその互いに連続する2つのセグメントの移行部位に、その両セグメントの一方の材料から成る被覆が設けられていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の装置。
  7. 導波管開口(41)を有するセグメントがホーンとして形成されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の装置。
  8. 電磁波(31、32)が70〜150GHzの周波数範囲におけるミリメートル波であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載の装置。
  9. ガスタービン(10)における少なくとも1個の動翼(14)とこれを取り囲む車室内壁(111)との間隔(Δx)を検出するために使用されることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の装置。
  10. 導波管(40)が車室内壁(111)の冷却路内に配置されていることを特徴とする請求項9に記載の装置。
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