JP5006448B2 - ユーザ装置端末の屋内カバレッジのためのシステムと方法 - Google Patents

ユーザ装置端末の屋内カバレッジのためのシステムと方法 Download PDF

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Description

本開示の技術分野は、一般に、建物等の屋内に位置するユーザ装置(UE)端末に対する無線通信サービスの提供に関する。下記に記述する技術は、屋外基地局ユニットの基盤技術を利用してUE端末に対して屋内における無線通信カバレッジを提供する。
セルラ電話機等のUE端末は、屋内においても屋外においても動作することができる。UE端末が屋外にあるときには、基地局はスマートアンテナによってビーム形成機能を使用し、UE端末に関する通信動作性能と信頼性の強化を行う。例えば、スマートアンテナを使用することにより、信号対雑音比(SNR)を増大させることができる。
図10は屋外で使用される従来のシステム1000を示す。システム1000は複数のビームローブ1020を作るアンテナ1015を持つ基地局1010を含む。アンテナ1015と結合するビーム形成回路1012は、ビームローブ1020の形成を制御する。それぞれのビームローブ1020は、基地局1010がUE端末と通信を行うために使用する無線通信チャネル(無線リソース)を表す。無線リソースは、共通チャネルかまたは専用チャネルであってよい。基地局が同じメッセージを同時に複数のUE端末にブロードキャストする場合には、共通チャネルが使用される。しかし多くの場合には、基地局は、専用チャネルを通してUE端末と個別に通信を行う。
図10には、4つの別々のビームローブ1020が示されており、それぞれのビームローブはそれぞれの専用チャネルを表すことができる。すなわち、それぞれのビームローブは、4つの別々のUE端末と個別に通信する別々の無線リソースである。それぞれの無線リソースは、例えば、タイムスロット(TDMAシステムに対して)、周波数(FDMAシステムに対して)、または拡散符号(CDMAシステムに対して)に基づいて分離して識別することができる。
それぞれのビームローブ1020は好ましい方向を有し、ビームローブ1020の範囲内にあるいずれのUE端末も基地局1010と通信することができる。ビームローブ1020の指向性特性によって基地局の通信範囲を拡大することにより、等しい電力で駆動される無指向性信号と比較して、基地局とUE端末との間の通信の品質が向上する。また、ビームローブ間のオーバラップの量を最小にすることができるので、それにより信号の干渉が低減し信号品質が向上する。
ビームローブに関連する無線リソースに対してそれぞれのアンテナ1015へ送信する電力を制御することにより、それぞれのビームローブの指向性が達成される。ある特定のビームローブ1020に対応する特定の無線リソースに対して、その特定のリソースに対するそれぞれのアンテナ1015から放射される無線信号の電力量もまた、ビーム形成回路1012によって制御される。
ビーム形成回路1012は、特定の無線リソースに対して、アンテナに対する送信重み係数(または単に重み係数を設定する。重み係数は0と1との間のいずれの値をとることもできる。これは、特定のリソースに対してアンテナから放射される電力が0から最大値の間であることを表す。重み係数の数は有限であってよい。例えば、重み係数の数が9である場合には、重み係数は個別の値として、0.0、0.125、0.250、0.375、0.5、0.625、0.75、0.875、および1.0を取ることができる。それぞれのビームローブ1020の方向は、0から1の重み係数の間の細かさ(すなわち数)に従ってより精密に制御することができる。
従来のシステムでは重み係数の数は大きい。−60度から+60度にわたり1度の確度を持つ基地局の通信セクタの典型的なカバレッジに対しては、合計121セットの重み係数が必要である。この場合、それぞれのセットは−60度から+60度の角度間隔の中で、あるビーム指向方向に対応する。それぞれのセットの大きさはアンテナ要素の数(8つのアンテナ要素が典型的な数値である)で決まり、それぞれ個々の重み係数は0と1との間の任意の数でよく、例えば、0.1479等の4桁の10進数で表される。典型的な場合では、合計で8×121の4桁の重み係数が必要であろう。この様式では、図10に見られるように、それぞれが異なる無線リソースを表す、複数のビームローブ1020が同時に生成される。
図10に示されるシステム1000は屋外でよい動作を示す。同じシステムを使用して、建物の内部に位置するUE端末と通信することができるが、屋内では屋外と同様に良い動作はしない。建物の内部では、UE端末は全てが互いに接近して設置されるので、UE端末は一般に基地局から見て全て同一の方向にあるであろう。基地局と建物の中に設置されたそれぞれのUE端末との間での通信のために、専用チャネル(すなわち、別々の無線リソース)が使用される場合には、それらの無線リソースに対応するビームローブもまた、同じ一般方向に形成されるであろう。これは干渉の可能性を増大させる。また、基地局が別のUE端末と通信を行うために、1つの無線リソースを同時に再使用することはできない。さらに、屋内では、壁、床、および天井等の物理的な特徴物が存在するために、屋内では、信号反射と多元接続干渉(MAI:multiple access interference)とがより大きな検討課題となる。MAIは同時に同じ周波数割り当てを使用する複数のユーザ装置によって引き起こされる。
屋内に特化した解決策は得ることができる。1つの屋内解決策は、建物の中の多くの場所に小さな(これらはマイクロまたはピコとして知られる)基地局を設置することに基づく。この解決策には、更新を行う上の欠点と動作上の欠点とがある。更新に関しては、主な欠点は、ハードウェアおよびソフトウェアの更新を実行する上で、複雑でありかつ相当長い時間が必要であるという点を含む。これは、それぞれの設置場所に行ってみなければならないからである。集中管理された無線リソース割り当てを実行することができないので、建物内部では動作の途中に不必要な干渉が生ずる。結果として、通信ネットワークの周波数利用効率は甚だしく低下せざるを得ない。さらに、隣接する基地局間のハンドオーバ手順は困難であるかまたは存在しない。
別の屋内解決策は、建物の中に置かれた基地局に接続した長いRF給電ケーブルを建物の中に設置し、そして、建物の中に別に置かれたRF合成デバイスを介して、幾つかのアンテナをこのRF給電ケーブルに接続することである。この解決策では、特定のアンテナを送受信に使用することはできない。その代わり、全てのアンテナが電力を放射し、従って、不必要な干渉が生じ、その場所にはUE端末は設置できないことになる。
これらの屋内解決策および他の屋内解決策も、屋内専用であり、現状の屋外を基本としたシステムとは別物である。屋内専用の解決策は、別の装置が必要なので高価になり、現状の屋外システムとインタフェースをとらなければならないので複雑さが増すことになる。通常は、複雑さが増せば、それだけ信頼度は低下することになる。
1つ以上のユーザ装置(UE)端末と通信を行うための基地局は、複数のアンテナと、無線周波数(RF)ユニットと、ビーム形成ユニットと、ビーム制御装置とを含む。アンテナはUE端末に対して無線信号の送信と受信とを行う。RFユニットはアンテナと結合し、それぞれのアンテナに電力を供給する。ビーム形成ユニットは、RFユニットと結合し、それぞれの無線リソースに対する重み係数によって、それぞれのアンテナに供給する電力のスケーリングを行う。ビーム制御装置は、それぞれの無線リソースに対してそれぞれのアンテナに対する重み係数を設定することにより、ビーム形成ユニットを制御する。
屋内のカバレッジを与えるために、基地局のアンテナの中に2以上のアンテナ(屋内アンテナ)を設けることができる。屋内の1つの例は、建物等の物理的構造物の内部の空間である。ビーム制御装置は、それぞれの屋内アンテナに対して重み係数を設定し、屋内アンテナによって到達可能な屋内UE端末に対する、無線信号(すなわち、無線リソース)の送受信を制御する。好適な例では、それぞれの無線リソースに対してそれぞれの屋内アンテナに設定された重み係数は、2つの値の内の1つONまたはOFFをとる。
基地局はまた、屋内アンテナに加えて屋外アンテナを含むことができ、これにより屋外に設置されたUE端末と通信するために屋外ビーム形成機能を提供する。屋外UE端末に対しては、設定される重み係数値の数は、もっと多くてよい。少なくとも3段階でありビームローブ(無線リソース)の方向を精密に制御することができる。
屋内に対しては、屋内アンテナによって到達可能なそれぞれの屋内UE端末と通信を行うためにユニークな無線リソースを割り当てることができる。1つの好適な例では、屋内UE端末に対して、その屋内UE端末から最高品質の信号を受信する屋内アンテナが選定されて、割り当てられた無線リソースに対して、その選定された屋内アンテナに対する重み係数がONに設定される。割り当てられた無線リソースに対する他の屋内アンテナの重み係数はOFFに設定される。それぞれの無線リソースは、例えば、周波数、タイムスロット、拡散符号の内の少なくとも1つに基づいて、個別に識別することができる。
屋内UE端末がある場所から別の場所に移動する場合に、以前(第1)の屋内アンテナから、新たに最高品質の信号を受信する、次(第2)の屋内アンテナへのハンドオーバ処理が実行される。この状況下では、第2の屋内アンテナに対する重み係数は割り当てられた無線リソースに対してONに設定され、第1の屋内アンテナに対する重み係数は、同じ無線リソースに対してOFFに設定される。
代替の好適な例では、それぞれの屋内UE端末と通信を行うためにユニークな無線リソースが割り当てられ、2以上の屋内アンテナを使用して屋内UE端末と通信を行うことができる。十分な品質で屋内UE端末からの信号を受信する、それぞれの屋内アンテナに対しては、割り当てられたリソースに対して重み係数はONに設定される。他のアンテナに対しては、重み係数はOFFに設定される。
別の好適な例では、無線リソースの同時の再使用を実施するために、壁、床、および天井等の物理的特徴物によって与えられる、信号の自然減衰が利用される。この好適な例では、屋内は複数のカバーエリアに分割され、それぞれのカバーエリアが1つの屋内アンテナに対応する。屋内UE端末と通信を行うために、その屋内UE端末から最高品質の信号を受信する屋内アンテナが選定され、割り当てられた無線リソースに対して、その選定されたアンテナに対する重み係数はONに設定される。割り当てられた無線リソースは、最高品質の信号を受信している屋内アンテナによって現在使用されている無線リソースの中でユニークである。
同じ無線リソースが別の屋内アンテナ(別のカバーエリアに対応する)によって再使用されて別の屋内UE端末と通信を行うことができる。1つのカバーエリアの中の屋内UE端末からの信号は、屋内の特徴物によって、その信号が異なるカバーエリアの中で問題となるほどの干渉を起こさないであろう程度にまで減衰する可能性が高いので、この再使用は許容される。好適なる例では、カバーエリアは再使用ゾーンに分割されて、そこでは、無線リソースの共通のセットが、同じ再使用ゾーンのそれぞれのカバーエリアの内部で再使用することができる。
無線リソースの同時の再使用が許容される例で、屋内UE端末が1つの場所(第1のカバーエリア)から別の場所(第2のカバーエリア)に移動する場合には、以前(第1)の屋内アンテナから、新たに最高品質の信号を受信する、別(第2)の屋内アンテナへのハンドオーバ処理が実行される。この状況下では、屋内UE端末と通信を行うために新しい無線リソースが割り当てられて、第2の屋内アンテナに対する重み係数は新しい無線リソースに対してONに設定される。この新しい無線リソースは、以前に第1の屋内アンテナと屋内UE端末との間で使用されていた第1の無線リソースとは同じであっても異なっていてもよい。また、第1の無線リソースに対する第1の屋内アンテナの重み係数はOFFに設定される。
それぞれのアンテナは、単一のアンテナ要素、複数のアンテナ要素の組、または漏れケーブル(leaky cable)等の分布したアンテナ要素を備えることができる。それぞれのアンテナ要素は基地局によって個別に制御可能である。さらに、異なる偏波のアンテナ要素を使用する等した、多入力多出力(MIMO:multiple input multiple output)方式を使用してデータレートを上げることもできる。アンテナは物理的伸張型、または物理的展開型であってもよい。
コンピュータ読み取り可能媒体を提供することができる。このコンピュータ読み取り可能媒体には、コンピュータによって実行するためのコンピュータプログラムが記憶され、コンピュータプログラムによって、屋内の1つ以上のUEと通信するよう、屋外の基地局を制御することができる。
UE端末と通信を行うために使用する基地局の実施形態例を示す図である。 基地局とUE端末との間の通信システムの例を示す図である。 基地局とUE端末との間の通信(無線)リソースを確立する方法の例を示す図である。 UE端末が場所を変えるときに生ずる、無線リソースを管理するシナリオおよび方法の例を示す図である。 屋内設定が複数のカバーエリアに分割される場合の、無線リソースを管理するシナリオおよび方法の例を示す図である。 複数のUE端末に対する1つ以上の無線リソースを管理するシナリオおよび方法の例を示す図である。 UE端末が1つのカバーエリアから別のカバーエリアに場所を変える時に生ずる、無線リソースを管理するシナリオおよび方法の例を示す図である。 基地局とUE端末との間の無線リソースを確立する方法の別の例を示す図である。 アンテナタイプの例を示す図である 従来の様式によって複数のビームローブを生成する2以上のアンテナを持つ基地局を示す図である。
簡単にするためと例示の目的のために、本発明の原理は、主として本発明の実施形態例を参照して記述される。しかしながら、通常の当業者は、同様の原理が、1つ以上の基地局と屋内ならびに屋外に設置された1つ以上のUE端末との間の通信を行うための、多くの型のシステムおよび方法に対しても等しく適用可能であると直ちに認識するであろう。基地局は屋外に設置することができる。また、図に示された機能ブロックおよび方法は、ソフトウェアプログラム、DSP、ASIC、等を含む種々の様式によって実施することができ、また、これらに限定されるものではない。屋外基地局の機能および/またはハードウェアを屋内での使用に適用することにより、MAIを低廉価に低減することができ、また、通信リソースの有効利用が促進されることが有利な点である。
図1は、UE端末との通信に使用することができる1つの基地局の例100を示す。ここで、UE端末は屋内または屋外に設置することができる。基地局100は、UE端末に対して無線信号を送信および受信するよう構成された複数のアンテナ105を含む。基地局100はまた、無線周波数(RF)ユニット110、ベースバンドユニット120、ビーム制御装置125、およびネットワークインタフェース130を含む。RFユニット110は、複数のアンテナ105に結合して動作し、アンテナ105にRF信号を供給する。無線周波数ユニット110は、1つ以上の電力増幅器を含み、アンテナ105から放射される信号が希望する振幅レベルとなるように電力を供給する。
ベースバンドユニット120は、ネットワークインタフェース130からのデータの、例えば、符号化、ベースバンド変調等の処理を行い、処理した情報をRFユニット110に供給する。データはRF信号にアップコンバートされて、1つ以上のアンテナ105を介してUE端末に送信される。ベースバンドユニット120はまた、もう一方の方向の動作も行い、UE端末から受信したデータの復調を行い、その受信したデータをネットワークインタフェース130に供給する。
ベースバンドユニット120の中に含まれるビーム形成ユニット115は、RFユニット110に結合して動作し、それぞれのアンテナ105に対する重み係数によって、複数のアンテナ105のそれぞれに供給されるそれぞれの信号の電力のスケーリングを行うよう構成される。ビーム制御装置125は、それぞれの通信チャネル(すなわち、それぞれの無線リソース)に対して、それぞれのアンテナ105に対する重み係数を設定することにより、ビーム形成ユニット115を制御するよう構成される。
図2に示すように、複数のアンテナ105の内の2以上のアンテナは屋内のカバレッジを提供するために使用される。1つの例では、屋内200は、建物等の物理的構造物の内部空間であってよい。「屋内」という用語は、物理的構造物の内部に限定されることはない。屋内とは、従来の屋外ビーム形成機能によって与えられる指向性の効果がUE端末と通信を行う際にあまり効果的ではない任意の空間であると定義することができる。説明の目的で、基地局と接続されて動作し、屋内カバレッジを与えるアンテナ105を屋内アンテナ105−Iと呼ぶことにする。また説明の目的で、屋外カバレッジを与えるアンテナ105を屋外アンテナ105−Oと呼ぶことにする。さらに、屋内アンテナ105−Iおよび屋外アンテナ105−Oを通して基地局から到達可能なUE端末220を、それぞれ、屋内UE端末220−Iおよび屋外UE端末220−Oと呼ぶことにする。
屋内アンテナ105−Iのいくつかは、中継機230を通して基地局100と接続される。中継機230は必ずしも必要ではないが、アンテナと基地局との間のケーブル接続が長くてケーブル損失が問題になる状況では、あることが望ましい。
屋内アンテナ105−Iは、物理的構造物の内部に物理的に位置している必要はない。屋内アンテナ105−Iの位置は、屋内UE端末220−Iに対するカバレッジが与えられるような位置にあることで十分である。さらにまた、UE端末は、屋内UE端末220−Iであると考えられるように物理的構造物の内部にあるという必要もない。図2に示すように、UE端末は1つ以上の屋内アンテナ105−Iを通して到達可能であるとすれば、そのUE端末は屋内UE端末220−Iであると考えることができる。
基地局100は、オプションとして、屋外UE端末220−Oに対するカバレッジを与える2以上の屋外アンテナ105−Oを含むことができる。1つの例では、ビーム制御装置125は、屋外アンテナ105−Oに対して、それぞれの屋外アンテナ105−Oの重み係数を設定することにより、屋外UE端末220−Oに対して無線信号を搬送するアンテナビームの方向および幅の少なくともいずれかを制御する。図2では、ビームローブ230がこの方向制御を示している。それぞれの屋外アンテナ105−Oに対して設定される可能な重み係数の数は、従来と同じでよい。すなわち、屋外アンテナ105−Oに対しては、重み係数の数は3つ以上であってよい。
屋内における設定の場合には、ビーム形成機能は変更されて、現行の屋外基地局のハードウェアを再使用することができ、これにより経費を削減することができる。1つの例では、それぞれの屋内アンテナ105−Iに対して設定される重み係数は、2つの値ONおよびOFFの内の一方をとる。値ONは、全電力を供給することに限定はされず、すなわち、重み係数を1.0に設定することに等しくする必要はない。1つの無線リソースに対して重み係数をONに設定する場合は、送信/受信に対してその無線リソースに対する屋内アンテナ105−Iからは所定の振幅レベルの信号が放射され、値ONは全ての屋内アンテナ105−Iに対して実質的に同じ値に設定することで十分である。
それぞれの屋内アンテナ105−Iに供給される電力は、アンテナがONの時には、それぞれの屋内アンテナ105−Iが実質的に同じレベルの電力を放射するように、すなわち、全ての屋内アンテナ105−Iに関して、アンテナ自身による出力電力の振幅レベルが実質的に同じ値になるように、校正されることが望ましい。例えば、基地局に近接したアンテナでは、基地局から供給される電力は、比較的離れたアンテナと比較してより低い値でよい。これは、近接したアンテナに対してはアンテナケーブルの損失がより低い値になると考えられるからである。この校正によって、アンテナとそれに対応する基地局の出力ポートとの間の、それぞれのRFチャネルに対するアンテナケーブルの損失の相違の影響を低減することができる。
図3は、基地局と屋内UE端末との間の通信を確立する1つの方法例300を示す。この例においては、それぞれの屋内UE端末に対して、屋内アンテナによってカバーされるエリアの中で使用するための無線リソースが割り当てられ、それを使用して屋内UE端末との通信を行う。無線リソースは、ある周波数、あるタイムスロット、および、ある拡散符号のうち少なくともいずれかの、無線通信チャネルであってよい。基地局によって個々の屋内UE端末と通信するために使用される、それぞれの無線リソースは、周波数、タイムスロット、および、拡散符号のうちの少なくともいずれかの、特定の特性に基づいて識別することができる。基地局と屋内UE端末との間で通信を行うためこれらの無線リソースの数は限定される可能性がある。
方法300においては、基地局は、屋内アンテナ105−Iを使用して屋内UE端末220−Iからのアクセスの試行を監視する(ステップ310)。ステップ320において、屋内UE端末220−Iからのアクセスの試行があるか否かを判定する。アクセスの試行が検出されない場合には、本方法はステップ310に戻る。アクセスの試行が検出された場合には、ステップ330において、利用可能な無線リソースが得られるか否かを判定する。利用可能な無線リソースが得られない場合には、本方法はステップ310に戻る。
利用可能な無線リソースが得られる場合には、本方法はステップ340および350に進む。ステップ340において、屋内UE端末220−Iから最高品質の信号を受信している屋内アンテナ105−Iが選定される。ステップ350において、無線リソースが割り当てられる。割り当てられた無線リソースは、屋内アンテナ105−Iによって現在使用されている他の無線リソースから弁別することができる。
次に本方法はステップ360に進み、この無線リソースに対して最高品質の信号を受信している屋内アンテナ105−Iに対して、重み係数がONに設定される。またステップ360において、その割り当てられた無線リソースに対しては、他の全ての屋内アンテナ105−Iの重み係数はOFFに設定される。この様式では、最高品質の信号を受信している屋内アンテナ105−Iだけが使用されて、特定の屋内UE端末220−Iと通信を行う。他の屋内アンテナ105−Iはその無線リソースを使用して通信することがないので、干渉は低減される。
図3に戻ると、方法300は、屋内UE端末から最高品質の信号を受信する屋内アンテナを選定し、選定した屋内アンテナを使用してその屋内UE端末と通信するよう、重み係数を設定する。1つの例では、信号の品質は、屋内アンテナによって屋内UE端末から受信する信号の強度に基づいて決定することができる。信号強度の代替として、または信号強度に加えて、品質は、受信信号強度の受信雑音強度の合計に対する比に基づいて決定することができる。
典型的にUE端末は、それが屋内にあっても屋外にあっても、移動するものであり、従って、時間でその位置を変えることができる。屋内UE端末が場所を変える場合には、異なる屋内アンテナが最高品質の信号を受信することになるであろう。この状況は図4Aに示されており、ここでは、屋内UE端末220−Iは、第1の屋内アンテナ105−I−1が初期に最高品質の信号を受信していた破線の位置から、第2の屋内アンテナ105−I−2が最高品質の信号を現在受信している実線の位置に移動する。最も信頼度の高いサービスを提供し、かつ無線リソースを管理するためには、第2の屋内アンテナ105−I−2が屋内UE端末220−Iとの通信を引き取ることが望ましい。
このハンドオーバを達成するための1つの方法例400が図4Bに示される。図に示すように、ステップ410において、屋内UE端末220−Iからの信号の品質が監視される。説明の目的で、屋内UE端末220−Iは現在、第1の屋内アンテナ105−I−1を通して基地局100と通信している(無線リソースを使用して)と仮定する。ステップ420において、第2の屋内アンテナ105−I−2は、第1の屋内アンテナ105−I−1と比較して、屋内UE端末220−Iからより高い品質の信号を受信しているか否かを判定する。もし否定であれば、本方法は410に戻る。
第2の屋内アンテナ105−I−2がより高い品質の信号を受信している場合には、ステップ430において、無線リソース(通信チャネル)に対して、第1の屋内アンテナ105−I−1と第2の屋内アンテナ105−I−2とに対する重み係数は適宜に調整される。すなわち、第2の屋内アンテナ105−I−2の重み係数は、その無線リソースに対してONに設定され、第1の屋内アンテナ105−I−1の重み係数は、その同じ無線リソースに対してOFFに設定される。無線リソースそのものは変更する必要がない。無線リソースは第2の屋内アンテナ105−I−2に単に手渡されるだけである。
図3、図4A、および図4Bでは、基地局によってカバーされる屋内エリアの中で、ユニークな無線リソースが、屋内アンテナによって到達可能なそれぞれの屋内UE端末に割り当てられる。このようなリソース割り当て方式は、実施が比較的簡単である。しかしながら、サービスを受けることができる屋内UE端末の数は、全ての屋内アンテナに対して利用可能なユニークな無線リソースの数に限定される。
サービスを受けることができる屋内端末の数が増加するように、屋内エリアの中で無線リソースを同時に再使用することができれば、それは望ましいことであろう。図5Aおよび図5Bはこの目的を達成するための1つの実施例である。図5Aにおいては、それぞれの屋内アンテナ105−Iが、その対応するカバーエリア210の中で屋内UE端末220−Iに対して最良のカバレッジを提供できるように、屋内200は複数のカバーエリアに210分割される。
壁、床、天井等の物理的特徴物は無線信号の自然損失を与える。1つのカバーエリア210の中に位置する屋内UE端末220−Iからの無線信号が、別のカバーエリア210の中で問題となる干渉を引き起こさないであろう程度に減衰するように、複数のカバーエリア210に分割することができる。信号の減衰は、アンテナとUE端末との間にいずれの物理的構造物がない場合でも、単にその距離によって生ずる可能性がある。従って、カバーエリア210は、床、壁、天井等の物理的な建物特徴物に厳密には対応する必要はない。
図5Bは、基地局が屋内UE端末と通信することができて無線リソースを再使用することができるように無線リソースを割り当てるための方法500を示す。方法500においては、ステップ510において、屋内アンテナ105−Iを使用して、屋内UE端末220からのアクセスの試行を監視する。カバーエリアの中に屋内アンテナが配列して設置されている場合には、監視目的のために2以上の屋内アンテナを使用することができるが、ある特定の屋内UE端末からのアクセスの試行を監視するためには、ただ1つの屋内アンテナだけでよい。その特定の屋内UE端末からの信号は、他の屋内アンテナに届く以前に相当程度大きく減衰してしまう可能性が高いであろう。
ステップ520において、屋内UE端末220−Iによるアクセスの試行があるか否かを判定する。アクセスの試行が検出されない場合には、本方法はステップ510に戻る。アクセスの試行が検出された場合には、ステップ530において、全ての屋内アンテナ105−Iの中で、屋内UE端末220−Iから最高品質の信号を受信している屋内アンテナ105−Iが選定される。
次にステップ540において、屋内アンテナ105−Iに対して利用可能な無線リソースが得られるか否かを判定する。屋内アンテナ105−Iに対して利用可能な無線リソースが得られない場合には、本方法はステップ510に戻る。例えば、アンテナに対して、全ての無線リソースに対する重み係数が現在ONに設定されているとすれば、すなわち、その屋内アンテナに利用可能な全ての無線リソースが、現在屋内アンテナによって使用されているとすれば、利用可能な無線リソースを得ることはできない。
屋内アンテナ105−Iに対して利用可能な無線リソースが得られる場合には、ステップ550において、屋内アンテナ105−Iを通して屋内UE端末220−Iと通信を行うために、無線リソースが割り当てられる。割り当てられる無線リソースは、最高品質の信号を受信している屋内アンテナ105−Iによって現在使用されている他の全ての無線リソースとは異なったものである。ステップ560において、最高品質の信号を受信している屋内アンテナ105−Iに対する無線リソースに対して、重み係数はONに設定される。
方法500においては、割り当てられる無線リソースは、それぞれの屋内アンテナによって通信のために現在使用されている全ての無線リソースの中で、ユニークであることだけが必要である。同じ無線リソースが、別のUE端末と通信する別の屋内アンテナによって使用することができる。言い換えれば、異なるアンテナによる無線リソースの同時の再使用が許容される。
上記で述べたステップ540において、最高品質の信号を受信している屋内アンテナ(第1の屋内アンテナと呼ぶことにする)に対して、利用可能な無線リソースが得られない場合には、本方法は、屋内UE端末220−Iと通信を行うための、いずれの無線リソースも割り当てずにステップ510に戻る。他のオプションも可能である。屋内UE端末に適切にサービスを提供できる、代替の屋内アンテナ(第2の屋内アンテナと呼ぶことにする)を見いだすことができる。図5Cを参照して、第1のカバーエリア210−1にカバレッジを提供する第1の屋内アンテナ105−I−1に対して、利用可能な無線リソースはもはやないと仮定する。また、第2の屋内UE端末220−I−2が第1のカバーエリア210−1からアクセスを試行ていると仮定する。第1の屋内アンテナ105−I−1は第2の屋内UE端末220−I−2から最高品質の信号を受信するであろうが、第1の屋内アンテナ105−I−1は、第2の屋内UE端末220−I−2に対してカバレッジを提供することができないであろう。これは、第1の屋内アンテナ105−I−1が利用可能な無線リソースはもはやないからである。
第2の屋内アンテナ105−I−2が利用可能な無線リソースを得ることができて、第2の屋内アンテナ105−I−2が第2の屋内UE端末220−I−2から受信する信号の品質が十分である(例えば、所定の閾値以上である)場合には、第2の屋内アンテナ105−I−2は第2の屋内UE端末220−I−2に対してカバレッジを提供することができる。従って、第2の屋内UE端末220−I−2が第2のカバーエリア210−2の中にいない場合でも、基地局100と第2の屋内UE端末220−I−2との間の通信は、第2の屋内アンテナ105−I−2を通して行うことができる。この代替のステップは図5Bの中では破線で示されている。以前述べたように、ステップ540において、最高品質の信号を受信している第1の屋内アンテナ105−I−1が使用するための利用可能な無線リソースが得られるか否かを判定する。利用可能な無線リソースが得られない場合には、ステップ570において、第2の屋内アンテナ105−I−2が得られるか否かを判定する。
第2の屋内アンテナ105−I−2が得られるか否かの判定は、第2の屋内UE端末220−I−2と通信するために使用することができる第2の屋内アンテナ105−I−2に対して利用可能な第2の無線リソースが得られるか否かに基づいて行うことができる。言い換えれば、第2の無線リソースは、第2の屋内アンテナ105−I−2によって現在使用されている全ての無線リソースの中でユニークであるということである。利用可能な第2の無線リソースが得られる場合には、本方法はステップ550および560に進み、第2の無線リソースを割り当てて、第2の無線リソースに対して第2の屋内アンテナ105−I−2に対する重み係数をONに設定する。そうでない場合には、本方法はステップ510に戻る。第2の屋内アンテナを使用して屋内UE端末と通信を行うために割り当てられた第2の無線リソースは、第2の無線リソースが他の屋内アンテナと他の屋内UE端末との間の通信に対して干渉を引き起こさないようにしなければならない。この目標を達成する1つの様式は、複数のカバーエリアを2つ以上の再使用ゾーンにグループ分けすることである。
図5Dは、再使用ゾーンの1つの例を示す。図に示すように、複数のカバーエリア210は再使用ゾーン210−Aと210−Bとにグループ分けされる。第1の再使用ゾーン210−Aによって画定されるカバーエリア210の内部では、1つ以上の無線リソースの共通のセットを使用することが許容される。第2の再使用ゾーン210−Bによって画定されるカバーエリア210の内部では、1つ以上の無線リソースの異なった共通のセットが再使用される。これは空間分割多元接続(SDMA:spatial division multiple access)を達成する1つの例である。再使用ゾーンは、再使用ゾーンの屋内UE端末からの信号が、同じ再使用ゾーンの別のカバーエリアにおいては問題となる干渉を引き起こさない程度に減衰されるように画定されるべきである。また、図5Dには2つだけの再使用ゾーンが示されているが、任意の数の再使用ゾーンが許される。
2以上の屋内アンテナが複数の屋内UE端末に対してサービスを提供ことができる。この状況の1つの例を図6Aに示す。図に示すように、第1の屋内アンテナ105−I−1は、第1の無線リソースを通して基地局100と第1の屋内UE端末220−I−1との間の通信リンクを提供する。同様に、第2の屋内アンテナ105−I−2は、第2の無線リソースを通して基地局100と第2の屋内UE端末220−I−2との間の通信リンクを提供する。複数のカバーエリアが存在するときには再使用が許容されるので、第1および第2の無線リソースは同一であってよい。
第1の屋内UE端末220−I−1および第2の屋内UE端末220−I−2との双方の通信を確立するための方法600を図6Bに示す。方法600は、ステップ610および620において、屋内アンテナがサービスを提供するカバーエリアの近傍または内部に屋内UE端末があるか否かを判定するステップから開始される。1つの例として、戻って図6Aを参照すると、第1の屋内UE端末220−I−1が、第1の屋内アンテナ105−I−1がサービスを提供する第1のカバーエリア210−1の近傍または内部に位置すると判定されるであろう。屋内UE端末が検出されない場合には、図6Bに示すように本方法はステップ610に戻る。一方、屋内UE端末がカバーエリアの近傍または内部に検出された場合には、ステップ630において、アンテナに対して利用可能な無線リソースが得られるか否かを判定する。再び図6Aを参照すると、第1の屋内UE端末220−I−1と通信するために利用可能な第1の無線リソースが、第1の屋内アンテナ105−I−1に対して得られるか否かを判定するであろう。利用可能な第1の無線リソースが得られない場合には、本方法はステップ610に戻る。第1の屋内アンテナ105−I−1に対して利用可能な第1の無線リソースが得られた場合には、第1の無線リソースは割り当てられて、第1の屋内アンテナ105−I−1に対して、第1の無線リソースに対する重み係数はONに設定される。これはステップ640および650に示されている。同様のステップを実行し、第2の屋内アンテナ105−I−2を通して第2の屋内UE端末220−I−2と通信を行うための第2の無線リソースを割り当てることができる。
上述のように、第1および第2の無線リソースは、例えば、同一周波数、同一タイムスロット、および、同一拡散符号の少なくともいずれかである等、同一であってもよい。1つの実施例では、ビーム制御装置125は、それぞれ、第2の屋内アンテナ105−I−2および第1の屋内アンテナ105−I−1によって、第1の屋内UE端末220−I−1および第2の屋内UE端末220−I−2から受信された信号の品質が、どちらも所定の閾値レベルよりも低い時にだけ、第1および第2の無線リソース(これらは同じもの)を割り当てるよう構成される。
図7Aおよび図7Bは、屋内UE端末が1つのカバーエリアから別のカバーエリアに移動する場合のシナリオを示したものである。説明の目的で、以下の点を仮定する。時刻T0において、第1の屋内UE端末220−I−1および第2の屋内UE端末220−I−2は、それぞれ、第1のカバーエリア210−1および第2のカバーエリア210−2の近傍または内部にあって、第1の屋内アンテナ105−I−1および第2の屋内アンテナ105−I−2によってカバーされている。言い換えれば、それぞれ、第1の無線リソースおよび第2の無線リソースに対して、第1の屋内アンテナ105−I−1および第2の屋内アンテナ105−I−2に対する重み係数はONに設定される。時刻T1において、第2の屋内UE端末220−I−2は第1のカバーエリア210−1の近傍または内部に異動する(移動は、時刻T0において破線で描かれた端末と時刻T1において実線で描かれた端末とで示されている)。
図7Bは、UE端末が1つのカバーエリアから別のカバーエリアに移動するときに生ずる、無線リソースを管理するための方法700を示す。ステップ710および720において、第2の屋内UE端末220−I−2が第1のカバーエリア210−1の近傍または内部に位置するか否かを判定する。否定の場合には、本方法はステップ710に戻る。
第2の屋内UE端末220−I−2が第1のカバーエリア210−1の近傍または内部に位置すると判定した場合には、ステップ730において、第1の屋内アンテナ105−I−1に対して利用可能な第3の無線リソースが得られるか否かを判定する。干渉を回避するために、第3の無線リソースは、第1の無線リソースを含めて、第1の屋内アンテナ105−I−1が現在使用している全ての無線リソースとは異なるものでなければならない。利用可能な第3の無線リソースが得られない場合には、本方法はステップ710に戻る。
第1の屋内アンテナ105−I−1に対して利用可能な第3の無線リソースが得られる場合には、ステップ740および750において、第3の無線リソースが割り当てられ、第3の無線リソースに対して、第1の屋内アンテナ105−I−1の重み係数はONに設定される。第2の屋内UE端末220−I−2との初期における通信に、第2の屋内アンテナ105−I−2が初期に使用していた第2の無線リソースは、現在は利用可能になっていることに注意を要する。従って、ステップ750において、第2の無線リソースに対して、第2の屋内アンテナ105−I−2に対する重み係数はOFFに設定される。
図3、図4A、図4Bに開示される例では、それぞれの屋内UE端末220−Iに対して、ただ1つの屋内アンテナ105−I(最高品質の信号を受信しているアンテナ)を使用して屋内UE端末220−Iとの通信を行う。代替の例では、2以上の屋内アンテナを使用してそれぞれの屋内UE端末との通信を行うことにより、通信の品質を向上することができる。図8に示される方法例800はこの1つの方法である。方法800において、基地局100は屋内アンテナ105−Iを使用して屋内UE端末220−Iからのアクセスの試行を監視する(ステップ810)。ステップ820において、屋内UE端末220−Iからのアクセスの試行があるか否かを判定する。アクセスの試行が検出されない場合には、本方法はステップ810に戻り、そこでアクセスの試行を監視し続ける。
アクセスの試行が検出された場合には、ステップ830において、利用可能な無線リソースが得られるか否かを判定する。利用可能な無線リソースが得られない場合には、本方法はステップ810にもどる。利用可能な無線リソースが得られる場合には、ステップ840において、十分な品質を持つ信号を屋内UE端末220−Iから受信する少なくとも1つの屋内アンテナ105−Iがあるか否かを判定する。すなわち、少なくとも1つの屋内アンテナ105−Iによって受信される信号の品質が所定の閾値レベル以上であるか否かを判定する。屋内UE端末から十分な品質の信号を受信している屋内アンテナがない場合には、本方法はステップ810に戻る。
もし1つ以上の屋内アンテナ105−Iが十分な品質の信号を受信していれば、ステップ850において、その無線リソースが割り当てられる。割り当てられる無線リソースは、他の屋内UE端末220−Iとの通信のために屋内アンテナ105−Iによって現在使用されている他の全ての無線リソースとは異なるものである。
次にステップ860において、十分な品質の信号を受信する全ての屋内アンテナ105−Iに対する無線リソースの重み係数はONに設定され、他の全ての屋内アンテナ105−Iの重み係数は、その無線リソースに対してOFFに設定される。
代替的実施形態においては、ステップ860は変更することができ、十分な品質の信号を受信するアンテナの数が所定の数以上ある場合でも、無線リソースに対して、所定の数の屋内アンテナ105−Iの重み係数をONに設定することができる。この場合には、無線リソースに対して重み係数がONに設定される屋内アンテナの数は、1から所定の数の範囲にわたる。
通信を行うために、基地局100、さらに具体的にはビーム制御装置125は、個々の屋内UE端末220−Iとの個別通信のために使用する屋内アンテナ105−Iに対して重み係数を設定する。ビーム制御装置125はまた、複数の屋内UE端末とのブロードキャスト通信のために使用するアンテナに対して重み係数を設定する。個々の端末との個別通信に対しては、ビーム制御装置125は、屋内アンテナ105−Iに対する重み係数を、個別通信チャネルを通して選択的に設定するよう構成される。ブロードキャスト通信に対しては、ビーム制御装置125は、2以上の屋内アンテナの重み係数を、ブロードキャストチャネルを通して設定するよう構成される。
図1〜8に示された例においては、それぞれのアンテナは、単一の個別アンテナ要素を有しているものとして示されていた。図9Aに示すように、それぞれのアンテナは複数のアンテナ要素900−Aを有することができる。それぞれのアンテナ要素は基地局によって個別に制御することができる。あるいは、図9Bに示されるように、漏れケーブル900−B型のアンテナも使用することができる。一般的に、屋内アンテナは、いずれの物理的伸張型、または物理的展開型であってもよい。
1つ以上の屋内アンテナ要素は能動素子であってもよい。すなわち、RF回路がいくつかの素子に分離されて、素子の1つずつがそれぞれのアンテナ要素と組み合わされて、アンテナと同じ場所に置かれる。これは、例えば、主遠隔基地局(main−remote base station)アーキテクチャを使用することによって可能である。ここでは、基地局からアンテナ/FRユニットまではRF給電ケーブルの代わりにファイバケーブルが使用される。これは、RF損失が低減または完全に除去され、その結果、基地局に対するエネルギー要求条件を低減できるという利点を有する。さらに、これにより、中継機使用の必要性を除去することもできる。
図9Aに示すように、2以上のアンテナ要素を導入する場合には、多入力多出力(MIMO)方式を使用することができる。1つ以上の屋内アンテナのアンテナ要素は、同一の一般空間の中で物理的に分離して設置することができる。さらに好ましくは、アンテナ要素は異なる偏波を有することもできるであろう。例えば、2つのアンテナ要素が使用される場合には、それぞれのアンテナは直交した偏波を有することができる。この様式では、同一のタイムスロットで、また同一の周波数で、さらに可能性として(これは必ずしも必要ではないが)、いずれか異なる符号/トレーニング系列によって、これらの2つのアンテナ要素の上で2つの別々のデータストリームを送信することができる。このMIMO方式は実効的なデータレートを2倍にすることができる。他のMIMO方式も利用可能であり、これらは一般的に公知であり、また、本実施形態の範囲から逸脱することなく適用することができる。
記述された実施形態の内の1つ以上は、多くの利点を提供する。例えば、無線リソースの再使用を通して、通信ネットワークの周波数利用効率が改善される。また、現行の屋外用のハードウェアとソフトウェアとが再使用できるので、経費を低減することができる。さらに、柔軟性が増加する。例えば、基地局は、屋外用の設定だけ、屋内用の設定だけ、または、屋外用の設定および屋内用の設定の両方で構成することができる。設定は希望に応じて変更することができる。この実施形態は、UE端末に対していずれの付加的な要求条件も課するものではない。
カバーエリアに関しては、2つ以上のアンテナが同一の無線リソースを使用して、1つのUE端末に対してカバレッジを提供することができる。すなわち、その無線リソースに対して複数のアンテナをONに設定することが可能であり、同時に送信/受信することにより、同一の無線リソースを使用してその1つのUE端末にサービスを提供することができる。アップリンクとダウンリンクの双方における、このダイバーシティは無線リンク利得をもたらすことができる。
カバーエリアに関する別のシナリオでは、2つ以上のアンテナが異なる無線リソースを使用して、1つのUE端末に対してカバレッジを提供することができる。すなわち、異なるリソースに対して複数のアンテナをONに設定することが可能であり、同時に送信/受信することにより、異なる無線リソースを使用して1つのUE端末にサービスを提供することができる。アップリンクとダウンリンクとの双方における、このマルチストリーム通信は、ネットワークの容量を増加させる可能性を有する。
開示した1つ以上の事例の特徴は、コンピュータ読み取り可能媒体の中に記憶したプログラムとして実施することができる。コンピュータ読み取り可能媒体は、CD、DVD、磁気ハードディスク、RAM、およびROMを含むことができるが、これらに限定されるものではない。
本発明は、実施形態例を参照して記述されたが、当業者は、記述された実施形態に対する種々なる変形を作成することができるであろう。本明細書に使用された用語と記述は、例示のためだけに提供されたものであり、限定を意味するものではない。特に、本方法は例によって記述されたが、本方法のステップは、例示とは異なる順序で、または同時に実行することも可能である。当業者は種々の変形が可能であると認識するであろう。本発明は、以下に続く特許請求の範囲およびそれらの均等物によって画定される。

Claims (14)

  1. 1つ以上のユーザ装置(UE)端末(220−I、220−O)と通信するための基地局(100)であって、
    前記UE端末(220−I、220−O)との間で無線リソースに対応する無線信号を送受信するように構成された複数のアンテナ(105)と、
    前記複数のアンテナ(105)に結合して動作し、前記複数のアンテナ(105)から放射される信号の電力を制御するように構成された無線周波数(RF)ユニット(110)と、
    前記RFユニット(110)に結合して動作し、各無線リソースに対する重み係数によって、各アンテナ(105)から放射される前記信号の電力をスケーリングするように構成されたビーム形成ユニット(115)と、
    各無線リソースに対して、各アンテナ(105)に対する前記重み係数を設定することにより、前記ビーム形成ユニット(115)を制御するように構成されたビーム制御装置(125)と
    を備え、
    前記複数のアンテナ(105)のうちの2以上の屋内アンテナ(105−I)が屋内カバレッジのために提供され、前記複数のアンテナ(105)のうち2以上の屋外アンテナ(105−O)が屋外に提供され、前記屋内は、物理的構造物(200)の内部空間を含み、
    前記ビーム制御装置(125)は、前記屋内アンテナ(105−I)から到達可能な屋内UE端末(220−I)に対する前記無線信号の送受信を制御するために、各無線リソースに対して各屋内アンテナ(105−I)に対する前記重み係数を設定する(300、400、500、600、700、800)、ように構成され、
    各屋内アンテナ(105−I)に対する前記重み係数の値の数は、各無線リソースについて2つであり、
    各屋内アンテナ(105−I)に対する前記重み係数は、各無線リソースについてONおよびOFFのいずれかであり、
    前記ビーム制御装置(125)は、各前記屋外アンテナ(105−O)から到達可能な屋外UE端末(220−O)に対する無線信号の送受信を行うための前記無線信号のビーム方向および幅の少なくともいずれかを制御するために、各前記屋外アンテナ(105−O)に対して前記重み係数を設定し、
    各屋外アンテナ(105−O)に対する前記重み係数は、各無線リソースについて複数ある屋外に対する重み係数の値のうちの1つであり、前記複数ある屋外に対する重み係数の値の数は3以上であり、
    各無線リソースは、周波数、タイムスロット、または拡散符号のうち、少なくとも1つに基づいて個別に識別可能であること
    を特徴とする基地局(100)。
  2. 基地局(100)と1以上のユーザ装置(UE)端末(220−I、220−O)との間で通信するための方法であって、前記基地局(100)は、
    前記UE端末(220−I、220−O)との間で、無線リソースに対応する無線信号を送受信するように構成された複数のアンテナ(105)と、
    前記複数のアンテナ(105)と結合して動作し、前記複数のアンテナ(105)から放射される信号の電力を制御するように構成された無線周波数(RF)ユニット(110)と、
    前記RFユニット(110)と結合して動作し、各無線リソースに対する重み係数によって、各アンテナ(105)から放射される前記信号の前記電力をスケーリングするように構成されたビーム形成ユニット(115)と、
    前記ビーム形成ユニット(115)を制御するように構成されたビーム制御装置(125)と
    を備え、
    前記複数のアンテナ(105)のうちの2以上の屋内アンテナ(105−I)が屋内カバレッジのために提供され、前記複数のアンテナ(105)のうち2以上の屋外アンテナ(105−O)が屋外に提供され、前記屋内は物理的構造物(200)の内部空間を含み、
    前記方法は、
    前記屋内アンテナ(105−I)から到達可能な屋内UE端末(220−I)に対する前記無線信号の送受信を制御するために、各無線リソースに対して、各屋内アンテナ(105−I)に対する前記重み係数を設定するステップ(300、400、500、600、700、800)
    前記屋外アンテナ(105−O)から到達可能な屋外UE端末(220−O)に対する無線信号の送受信を行うための前記無線信号のビーム方向および幅の少なくともいずれかを制御するために、各屋外アンテナ(105−O)に対する前記重み係数を設定するステップとを備え、
    各屋内アンテナ(105−I)に対する前記重み係数の値の数は、各無線リソースについて2つであり、各屋内アンテナ(105−I)に対する前記重み係数は、各無線リソースについてONおよびOFFのいずれかであり、
    各屋外アンテナ(105−O)に対する前記重み係数は、各無線リソースについて複数ある屋外に対する重み係数の値のうちの1つであり、前記複数ある屋外に対する重み係数の値の数は3以上であり
    各無線リソースは、周波数、タイムスロット、または拡散符号のうちの少なくとも1つに基づいて個別に識別可能であることを特徴とする方法。
  3. 前記屋内アンテナ(105−I)を通して屋内UE端末(220−I)からのアクセス試行を監視するステップ(310)と、
    どの屋内アンテナ(105−I)が前記屋内UE端末(220−I)から最高品質の信号を受信しているかを判定するステップ(340)と、
    前記屋内UE端末(220−I)と通信するための無線リソースを、当該無線リソースが、前記屋内UE端末(220−I)との通信を行うために全ての前記屋内アンテナによって現在使用されている他の全ての無線リソースとは異なるように割り当てるステップ(350)と、
    前記最高品質の信号を受信している前記屋内アンテナ(105−I)に関連する前記重み係数を、前記無線リソースに対してONに設定し、他の全ての屋内アンテナ(105−I)の前記重み係数を前記無線リソースに対してOFFに設定するステップ(360)と
    をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記無線リソースが屋内で利用可能か否かを判定するステップ(330)をさらに備え、
    前記無線リソースを割り当てる前記ステップは、前記屋内で利用可能な前記無線リソースが得られる場合にだけ実行されることを特徴とする請求項に記載の方法。
  5. 前記屋内アンテナ(105−I)は第1の屋内アンテナ(105−I−1)であり、前記方法は、
    第2の屋内アンテナ(105−I−2)が、前記UE端末(220)から、前記第1の屋内アンテナ(105−I−1)よりもより高い品質の信号を受信しているか否かを判定するステップ(420)と、
    前記第2の屋内アンテナ(105−I−2)が、前記UE端末(220−I)から、前記第1の屋内アンテナ(105−I−1)よりもより高い品質の前記信号を受信していると判定した場合には、前記無線リソースに対して前記第2の屋内アンテナ(105−I−2)の前記重み係数をONに設定し、前記第1の屋内アンテナ(105−I−1)の前記重み係数をOFFに設定するステップ(430)と
    をさらに備えることを特徴とする請求項に記載の方法。
  6. 前記屋内は、複数のカバーエリア(210)に分割され、各屋内アンテナ(105−I)は、対応するカバーエリア(210)に対するカバレッジを提供するよう構成され、
    前記方法は、
    屋内に位置する屋内UE端末(220−I)からのアクセス試行を、2以上の屋内アンテナ(105−I)を通して監視するステップ(510)と、
    どの屋内アンテナ(105−I)が前記UE端末(220−I)から最高品質の信号を受信しているかを判定するステップ(530)と、
    前記屋内UE端末(220−I)と通信するための無線リソースを、当該無線リソースが、前記最高品質の信号を受信している前記屋内アンテナ(105−I)によって現在使用されている他の全ての無線リソースとは異なるように割り当てるステップ(550)と、
    前記最高品質の信号を受信している前記屋内アンテナ(105−I)に関連する前記重み係数を、前記無線リソースに対してONに設定するステップ(560)と
    をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  7. 前記最高品質の信号を受信している前記屋内アンテナ(105−I)は第1の屋内アンテナ(105−I−1)であり、前記無線リソースは第1の無線リソースであり、前記方法は、
    前記第1の無線リソースを、前記第1の屋内アンテナ(105−I−1)が利用可能か否かを判定するステップ(540)と、
    前記第1の屋内アンテナ(105−I−1)が前記第1の無線リソースを利用可能でないと判定された場合に、第2の屋内アンテナ(105−I−2)が利用可能か否かを判定するステップ(570)と、
    前記屋内UE端末(220−I)と通信するための第2の無線リソースを、該第2の無線リソースが、前記第2の屋内アンテナ(105−I−2)によって現在使用されている他の全ての無線リソースとは異なるように割り当てるステップ(550)と、
    前記第2の屋内アンテナ(105−I−2)に関連する前記重み係数を前記第2の無線リソースに対してONに設定するステップ(560)と
    をさらに備えることを特徴とする請求項に記載の方法。
  8. 前記第2の屋内アンテナ(105−I−2)が利用可能か否かを判定する前記ステップ(570)では、前記第2の屋内アンテナ(105−I−2)が前記屋内UE端末(200−I)から受信する前記信号の品質が所定の閾値レベル以上である場合に、前記第2の屋内アンテナ(105−I−2)が利用可能であると判定する、ことを特徴とする請求項に記載の方法。
  9. 前記屋内は複数のカバーエリア(210)に分割され、各屋内アンテナ(105−I)は対応するカバーエリアに対するカバレッジを提供するよう構成され、
    前記方法は、
    第1の屋内アンテナ(105−I−1)によってカバーされている第1のカバーエリア(210−1)の近傍または内部に位置する第1の屋内UE端末(220−I−1)と通信するために第1の無線リソースを割り当て(640)、前記第1の屋内アンテナ(105−I−1)の前記重み係数を前記第1の無線リソースに対してONに設定する(650)ステップであって、前記第1の無線リソースは前記第1の屋内アンテナ(105−I−1)によって現在使用されている他の全ての無線リソースとは異なる、ステップと、
    第2の屋内アンテナ(105−I−2)によってカバーされている第1のカバーエリア(210−2)の近傍または内部に位置する第2の屋内UE端末(220−I−2)と通信するために第2の無線リソースを割り当て(640)、前記第2の屋内アンテナ(105−I−2)の前記重み係数を前記第2の無線リソースに対してONに設定する(650)ステップであって、前記第2の無線リソースは前記第2の屋内アンテナ(105−I−2)によって現在使用されている他の全ての無線リソースとは異なる、ステップと
    をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  10. 前記第2の屋内アンテナ(105−I−2)が前記第1の屋内UE端末(220−I−1)から受信する信号品質が所定の閾値レベルより低く、前記第1の屋内アンテナ(105−I−1)が前記第2の屋内UE端末(220−I−2)から受信する信号品質が前記所定の閾値より低い場合に、前記第1および第2屋内UE端末(220−I−2、220−I−2)と通信を行うために、それぞれ、前記第1および第2の無線リソースを割り当てることを特徴とする請求項に記載の方法。
  11. 前記無線リソースは第1の無線リソースであり、
    前記方法は、
    前記第2のUE端末(220−I−2)が前記第1のカバーエリア(210−1)の近傍または内部に位置するか否かを判定するステップ(720)と、
    前記第2のUE端末(220−I−2)が前記第1のカバーエリア(210−1)の近傍または内部に位置すると判定した場合に、前記第1の無線リソースとは異なる、第3の無線リソースを割り当てるステップ(740)と、
    前記第1の屋内アンテナ(105−I−1)の前記重み係数を前記第3の無線リソースに対してONに設定するステップ(750)と、
    前記第2の屋内アンテナ(105−I−2)の前記重み係数を前記第2の無線リソースに対してOFFに設定するステップ(750)と
    をさらに備えることを特徴とする請求項に記載の方法。
  12. 前記2以上の屋内アンテナ(105−I)を通して屋内UE端末(220−I)からのアクセス試行を監視するステップ(810)と、
    少なくとも1つの屋内アンテナ(105−I)が前記屋内UE端末(220−I)から受信する信号品質が所定の閾値レベル以上であるか否かを判定するステップ(820)と、
    前記閾値レベル以上の前記信号品質を受信している屋内アンテナ(105−I)が少なくとも1つはあると判定した場合に、前記屋内UE端末(220−I)と通信するための無線リソースを、当該無線リソースが、前記屋内UE端末(220−I)と通信するために全ての前記屋内アンテナによって現在使用されている他の全ての無線リソースとは異なるように割り当てるステップ(850)と、
    前記閾値レベル以上の前記信号品質を受信していると判定した各屋内アンテナ(105−I)に対して、前記無線リソースに対する前記重み係数をONに設定し(860)、前記無線リソースに対する他の全ての屋内アンテナ(105−I)の前記重み係数をOFFに設定するステップ(860)と
    をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  13. 前記重み係数を設定する前記ステップは、
    専用チャネルを通して個々の屋内UE端末(220−I)と専用通信を行うために、前記屋内アンテナ(105−I)に対する前記重み係数を選択的に設定するステップと、
    ブロードキャストチャネルを通して全ての屋内UE端末(220−I)とブロードキャスト通信を行うために、全ての屋内アンテナ(105−I)に対する前記重み係数をONに設定するステップと
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  14. 前記屋内アンテナ(105−I)の内の1つ以上は、複数のアンテナ要素(900−A)を含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
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