JP4999727B2 - 簡易尿採集器、およびそれを用いた24時間尿中塩類簡易測定方法 - Google Patents
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Description
高血圧予防の観点から、厚生労働省では食塩摂取量の目標値として、女性8g/日未満、男性10g/日未満を示しており、カリウム摂取量としては米国高血圧合同委員会が高血圧予防のために3500mg/日を摂ることが望ましいとし、また、一般にはナトリウム−カリウム比を2以下とするのが適正とされており、これら摂取量の指標として尿中排泄量が最も信頼性が高いとされている。
そして、こうした尿中に含まれる塩類の測定精度を高めるには、24時間尿中の食塩、カリウム、およびナトリウム−カリウム比を正確に測定する必要があるとされており、しかも24時間中に複数回(一般的成人で通常4〜7回/日程度といわれる)測定しなければならず、健常な成人や高齢者、または介護あるいは介助を要する人々など誰でもが、外出先であっても簡便に採尿することができ、しかも尿中成分を保持したまま携行することができる上、医療機関に持ち込むことで尿中の塩類を高精度に測定できる方法が必要とされている。
尿中成分を化学的に分析する技術として、例えば、後記する特許文献1(1)に掲載されている発明のように、酸含有状態下あるいは酸性条件下で、経時的に強度を維持し、形状変化や重量減少を生じにくい、安定性に優れた濾紙を提供し、特に、本発明の濾紙は、カルボン酸、スルフィン酸、スルホン酸などの有機酸を含有させる場合に有効で、被検液を酸性にすることができる成分および試薬成分を含有させて酸性条件が必要とされ、例えば尿中のビリルビンあるいは亜硝酸塩の測定等の測定用で保管中も安定的に強度を維持できる試験片を得ることができる「酸含有状態下あるいは酸性条件下で使用する濾紙およびそれを用いて形成される試験片」発明や、同特許文献1(2)に示されている「採尿用シートおよび尿中の成分の検出法」発明に見られるとおりの、安息香酸、その塩、その誘導体、ほう酸の一種以上を含む吸水性シートおよび撥水性シートを重ね合わせた採尿用シートで、尿中の成分の検出を採尿部位と異なる検出部位で行うようにして、尿採取用の採尿コップや尿検体輸送用の嵩張るポリ容器を特に必要とせず、検体の採取が極めて簡便に行えるようにし、ブドウ糖以外の尿中の成分、例えば蛋白質、潜血、ビリルビン、ウロビリノーゲン、ケトン体および亜硝酸塩などの臨床的に重要な尿の定性などの分析のために利用できるようにしたものがある。
上述のとおり、従前までに提案のある尿中の成分を測定し、抽出された成分毎の分析値に基づく医療行為や保健指導などを可能とする各種の化学的診断方法などは、何れも尿の採集に用いる濾紙を強制的に乾燥しなければならず、外出先で簡単に採尿できるものとはなっておらず、また、このように尿を吸収、採集した濾紙の殆どは、乾燥後に蛋白質、潜血、ビリルビン、ウロビリノーゲン、ケトン体、亜硝酸塩などの測定に用いられるものであり、そうした中にも、尿中の代謝物質の量をクレアチニン補正分析値に対する量として表すよう演算できるものなどが存在しているものの、尿中の塩類値を測定するものではなく、尿中の塩類値に基づき、人の塩分摂取量を高精度に測定可能とするものではなかった。
そこで、この発明は、本願発明者が、これまで永年に亘り、非特許文献1(1)ないし(6)の各文献に開示したとおり、研究開発を積み重ねてきた濾紙法を応用し、誰にでも簡単に携帯、利用可能とする尿の採集器、および、それを用いて24時間何時でも場所を問わず尿を採集し、排尿毎の尿を吸収した濾紙から塩類などの化学成分を抽出、分析可能とする新たな測定技術の開発はできないものかとの判断から、逸速くその開発、研究に着手し、長年に渡る試行錯誤と幾多の試作、実験とを繰り返してきた結果、ここに来て、遂に新規な構造の簡易尿採集器、およびそれを用いた新規な24時間尿中塩類簡易測定方法を実現化することに成功したものであり、以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構成を詳述することとする。
図面に示すこの発明を代表する実施例からも明確に理解されるように、この発明の簡易尿採集器は、基本的に次のような構成から成り立っている。
即ち、携帯用に所定長で所定直径とした非透水素材製パイプ本体からなり、その一端を着脱口とし、該着脱口周壁縁に、当該パイプ本体軸芯方向に沿って僅かな一定のスリット状採集溝を設け、同着脱口からパイプ本体他端開口に向け、当該採集溝より充分に長く設定してあるパイプ本体筒型収容部中に、パイプ本体軸芯に直交する断面形をV字型とした矩形状濾紙片が、その一端を当該着脱口端面に一致させ、断面V字の谷底がわが当該採集溝から露見し、同断面V字の開放がわ縁部夫々が同採集溝とは反対がわのパイプ本体円筒内面壁に当接状となる配置で着脱自在に収納されてなるものとした構成を要旨とすることを特徴とする簡易尿採集器である。
上記した簡易尿採集器に関連し、この発明には、それを用いた24時間尿中塩類簡易測定方法も包含している。
即ち、排尿の度毎に、この発明の基本をなす前記簡易尿採集器を用い、採集溝の細隙を通じて筒型収容部内の濾紙片に吸着する採尿を、24時間に亘る全ての排尿時に繰り返し、何れの採尿も、直前の採尿時後からの間に自然乾燥状またはそれに近い状態とした濾紙片への採尿となるようにした後、当該濾紙片を簡易尿採集器のパイプ本体着脱口から取り出し、同濾紙片に蓄積した24時間分全ての塩類を一挙に抽出し、分注してクレアチニン測定と塩類測定とを行い、得られた値に基づき塩類−クレアチニン比を求めた上、同塩類−クレアチニン比に基づき、24時間の塩化ナトリウムおよびカリウム排泄量を算出するようにした構成を要旨とする24時間尿中塩類簡易測定方法である。
簡易尿採集器のパイプ本体は、濾紙片を着脱自在に収容可能であって収容した濾紙片を外力から保護可能であり、尿の採集操作を容易くすると共に、所定個所を尿に接触させて短時間の中に定量且つ微量の尿を濾紙片に自動的に吸収可能とし、尿を吸収した後、濾紙片に他物が接触するのを阻止して採集された尿成分を保護可能である上、濾紙片を迅速に自然乾燥可能とする機能を果たし、携帯容易な程度の所定長、所定直径の非透水素材製とし、その一端を着脱口とし、同着脱口周壁縁に、当該パイプ本体軸芯方向に沿って僅かな一定のスリット状採集溝を設け、同パイプ本体の着脱口から他端開口に向けて、該採集溝より充分に長い筒型収容部を確保したものとしなければならず、携帯性や採尿操作性などを考慮して鞄やバッグ、内ポケットなどに収納容易な形状、寸法に設定すべきであり、後述する実施例に示すもののように、長さ約150mm、直径約10mm、内径約7mmの非透水素材製円筒状パイプ本体の一端を着脱口とし、同着脱口周壁縁に、該パイプ本体軸芯方向に沿って長さ約5mm、周回り方向幅約1mmのスリット状採集溝を刻設し、同パイプ本体の着脱口から他端開口に向けて約60mmの長さに設定した筒型収容部を確保したものとするのが望ましいが、これらの各部寸法は、携帯性や、取り扱い性を失わない外径3mmないし20mm程度、長さ50mmないし200mm程度とし、スリット状採集溝は、必要充分な量の採尿を可能とするようパイプ本体軸芯方向長さ3ないし7mm程度、周回り方向幅0.5mmないし3mm程度の範囲に設定することができる。
なお、プラスチックとしては、例えば、ビスマレイミド、トリアジン、ポリエチレン、PET、ポリブチレンテレフタレート、PP、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエーテルサルホン、メタクリル樹脂、ポリスチレン、ABS樹脂、アクリルニトリル・アクリルゴム・スチレン樹脂、アクリルニトリル・スチレン樹脂、ポリアミド、ポリアリレート、ポリアセタール、ポリカーボネート、ポリフェニレンエーテル、ポリフェニレンサルファイド、ポリサルホン、四フッ化エチレン樹脂、ポリ三フッ化塩化エチレン、ジアリルフタレート樹脂、ポリフッ化ビニリデン、ポリ四フッ化−六フッ化エチレン、エチレン−四フッ化エチレン樹脂、四フッ化−パーフルオロアルキルビニルエーテル樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、シリコーン樹脂、ポリイミド、熱可塑性ポリイミド、マレイミド樹脂、マレイミド・スチレン樹脂、ポリウレタン、その外の合成樹脂とすることができ、表現を変えると、液晶ポリマー、熱可塑性エラストマー、熱可塑性プラスチック、熱硬化性プラスチック、強化プラスチックとすることができる。
当該規制部は、密閉状の隔壁とする外、筒型収容部内壁から内向きに突出する鍔や角状突起、網状、柵状、フィルター状のものなどとして通気性を確保したものとするのが望ましく、後述する実施例に示すように、筒型収容部を直径方向に貫通した棒体からなるものとすることができる。
換言するならば、被検者は排尿の度毎に、この発明の簡易尿採集器を新しいものに変えながら次々に採尿し、24時間に亘って採尿した全ての簡易尿採集器をまとめて然るべき分析機関に発送し、これを受納した分析機関では24時間分全ての簡易尿採集器より、既に乾燥状態にある濾紙片を取り出し、それら24時間分全ての濾紙片から一挙に塩類を抽出した後、分注してクレアチニン測定と、塩類測定とを行い、得られた値に基づき塩類−クレアチニン比を計算した上、該塩類−クレアチニン比に基づき、24時間の塩化ナトリウムおよびカリウム排泄量を算出するようにしてなるものであると言える。
以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構造について詳述することとする。
以上のとおりの構成からなるこの発明の簡易尿採集器1は、様々な体液などの液体類の採集および分析などに利用することが可能であって、特に、この発明の24時間尿中塩類簡易測定方法に有効なものとなり、以下において、この発明の簡易尿採集器1の作用と共に、それを用いて行う24時間尿中塩類簡易測定方法について示すこととする。
目標表示部6に接触した尿の一部は、図2および図3中に示す採集溝3中に入り、濾紙片7の採集溝3に臨む一端V字断面形頂角70部分に速やかに吸収されて、次第に同濾紙片7の全長DP(図9中に示す)の約半分の位置まで浸透しながら、次回の採尿までの間に速やかに乾燥してしまう。
これにより得られた尿中塩類−クレアチニン比を、従来型の24時間尿の全量を採集して測定した(従来型)標準法による尿中塩類−クレアチニン比と比較すると、図11の本法と標準法とのナトリウム−カリウム比の相関図中に示すように、24時間蓄尿(標準法)と本簡易測定法(本法)のPearsonとSpearman相関係数(カッコ内)はナトリウム−カリウム比、0.974(0.931)、図12の本法と標準法との塩化ナトリウム−クレアチニン(図中にCrと表示)比の相関図中に示すように、塩化ナトリウム−クレアチニン比、0.831(0.876)、図13の本法と標準法とのカリウム−クレアチニン(図中にCrと表示)比の相関図中に示すように、カリウム−クレアチニン比、0.957(0.963)夫々と高い相関係数が得られ、当該24時間尿中塩類簡易測定方法によって尿中塩類を高精度に測定できることが証明された。
以上のような構成からなる実施例1の簡易尿採集器1は、前記この発明の効果の項で記載の特徴に加え、図4および図5に示したパイプ本体2を透明プラスチック製としたことにより、図1ないし図3中に示すよう筒型収容部22内の濾紙片7が正しく装着されているか否かを容易に確認することができ、しかも採尿後に濾紙片7に適正に採尿されているかを視覚的に確認することができるものとなり、また、図1、図4および図5中に示すように、円柱状の規制部5を筒型収容部22の直径方向に貫通したものとすることによって着脱口20から他端開口21まで充分な通気性を確保可能となり、採尿後の濾紙片7が一段と速やかに自然乾燥されるものになるという利点が得られることとなる。
叙述の如く、この発明の簡易尿採集器、およびそれを用いた24時間尿中塩類簡易測定方法は、その新規な構成によって所期の目的を遍く達成可能とするものであり、しかも簡易尿採集器の構造が簡素で低廉にて大量生産可能であり、これまで不可欠とされてきた採尿容器類を一切不要とし、堅牢且つ軽量で携帯性や輸送性にも秀れており、24時間分の採尿を終えた簡易尿採集器を取り纏めて取り扱うことが容易で、一括分析可能として、従前からの全量採尿による測定法に比較して被検者への負担、および分析コストを大幅に軽減して遥かに経済的なものとすることができることから、原則的に医療機関への入院が不可欠であったために24時間採尿による塩類排泄量の測定を断念せざるを得なかった健常者はもとより、排尿介護を要する人々にとっても朗報となり、地域住民の健康管理に取り組む医療機関や医療器具業界、地方自治体、企業および学校は勿論のこと、一般家庭においても高く評価され、広範に渡って利用、普及していくものになると予想される。
2 パイプ本体
20 同 着脱口
21 同 他端開口
22 同 筒型収容部
23 同 係止鍔部
3 採集溝
4 転がり防止形状部
5 規制部
6 目標表示部
7 濾紙片
70 同 頂角
71 同 縁部
A 簡易尿採集器による採尿
B 濾紙片の取り出し
C 塩類の抽出
D 分注
E クレアチニン測定
F 塩類測定
G 塩類−クレアチニン比の計算
Claims (9)
- 携帯用に所定長で所定直径とした非透水素材製パイプ本体からなり、その一端を着脱口とし、該着脱口周壁縁に、当該パイプ本体軸芯方向に沿って僅かな一定のスリット状採集溝を設け、同着脱口からパイプ本体他端開口に向け、当該採集溝より充分に長く設定してあるパイプ本体筒型収容部中に、パイプ本体軸芯に直交する断面形をV字型とした矩形状濾紙片が、その一端を当該着脱口端面に一致させ、断面V字の谷底がわが当該採集溝から露見し、同断面V字の開放がわ縁部夫々が同採集溝とは反対がわのパイプ本体円筒内面壁に当接状となる配置で着脱自在に収納されてなるものとしたことを特徴とする簡易尿採集器。
- 長さ150mm、直径10mm、内径7mmの非透水素材製円筒状パイプ本体からなり、その一端を着脱口とし、該着脱口周壁縁に、当該パイプ本体軸芯方向に沿って長さ5mm、周回り方向幅1mmのスリット状採集溝を設け、同着脱口からパイプ本体他端開口に向けて60mmの長さに設定した筒型収容部中に、長さ60mm幅14mmの矩形濾紙の幅中央よりV字断面形に折曲してなる濾紙片が、その一端を当該着脱口端面に一致させ、断面V字の谷底がわが当該採集溝から露見し、同断面V字の開放がわ縁部夫々が同採集溝とは反対がわのパイプ本体円筒内面壁に当接状となる配置で着脱自在に収納されてなるものとしたことを特徴とする簡易尿採集器。
- パイプ本体は、該採集溝とは反対がわとなる外周壁の一部または全部が、平面状設置面、または板状あるいは3点以上の支持脚などからなる転がり防止形状部に形成されてなるものとした、請求項1または2何れか一項記載の簡易尿採集器。
- パイプ本体は、その着脱口の採集溝とは反対がわとなる円筒内面壁に、濾紙片の断面V字の開放がわ縁部夫々を係止可能とする係止鍔部が一体形成されてなるものとした、請求項1ないし3何れか一項記載の簡易尿採集器。
- パイプ本体は、その着脱口から濾紙片全長寸法に一致する位置となる筒型収容部内適所に、収納状とした濾紙片の奥部がわ端に当接して同パイプ本体他端開口がわへの移動を阻止可能とする規制部を形成してなるものとした、請求項1ないし4何れか一項記載の簡易尿採集器。
- パイプ本体は、その採集溝それ自体かその直近に、採集溝表示用の目標表示部を形成してなるものとした、請求項1ないし5何れか一項記載の簡易尿採集器。
- 排尿の度毎に請求項1ないし6何れか一項記載の簡易尿採集器を用い、採集溝の細隙を通じて筒型収容部内の濾紙片に吸着する採尿を、24時間に亘る全ての排尿時に繰り返し、何れの採尿も、直前の採尿時後からの間に自然乾燥状またはそれに近い状態とした濾紙片への採尿となるようにした後、当該濾紙片を簡易尿採集器のパイプ本体着脱口から取り出し、同濾紙片に蓄積した24時間分全ての塩類を一挙に抽出し、分注してクレアチニン測定と塩類測定とを行い、得られた値に基づき塩類−クレアチニン比を求めた上、同塩類−クレアチニン比に基づき、24時間の塩化ナトリウムおよびカリウム排泄量を算出するようにしたことを特徴とする24時間尿中塩類簡易測定方法。
- 排尿の度毎に請求項1ないし6何れか一項記載の簡易尿採集器を用い、採集溝の細隙を通じて筒型収容部内の濾紙片に吸着する採尿を、24時間に亘る全ての排尿時に繰り返し、何れの採尿も、直前の採尿時後からの間に自然乾燥状またはそれに近い状態とした濾紙片への採尿となるようにした後、当該濾紙片を簡易尿採集器のパイプ本体着脱口から取り出し、同濾紙片に蓄積した24時間分全ての塩類を一挙に抽出し、分注してクレアチニン測定と、ナトリウム測定およびカリウム測定とを行い、得られた値に基づき塩化ナトリウム−クレアチニン比およびカリウム−クレアチニン比を夫々割り出した上、それら塩化ナトリウム−クレアチニン比およびカリウム−クレアチニン比に基づき、24時間の塩化ナトリウムおよびカリウム排泄量を算出するようにしたことを特徴とする24時間尿中塩類簡易測定方法。
- 被検者は、排尿の度毎に請求項1ないし6何れか一項記載の簡易尿採集器を用い、同採集溝の細隙を通して筒型収容部内濾紙片に吸着する採尿を、24時間に亘る全ての排尿時に繰り返し、何れの採尿も、直前の採尿時後からの間に自然乾燥状またはそれに近い状態とした濾紙片への採尿となるようにした後、当該簡易尿採集器を然るべき分析機関に発送し、これを受領した分析機関では、同簡易尿採集器から既に乾燥状態にある濾紙片を取り出し、同濾紙片に蓄積した24時間分全ての塩類を一挙に抽出し、分注してクレアチニン測定と塩類測定とを行い、得られた値に基づき塩類−クレアチニン比を求めた上、同塩類−クレアチニン比に基づき、24時間の塩化ナトリウムおよびカリウム排泄量を算出するようにしたことを特徴とする24時間尿中塩類簡易測定方法。
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