JP4998195B2 - 通信装置 - Google Patents

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本発明は、通信装置に係り、特に、通信のために必要な情報の設定処理に関する。
通信装置は、通信のために所定の情報(以後、通信パラメータと称する。)が適切に設定される必要がある。通信パラメータの一例は、通信装置がアクセスするサーバ装置を識別する情報や、そのアクセスに必要な認証情報である。
サーバ装置を識別する情報の一例は、その装置がインターネットに接続されている場合、サーバ装置のIPアドレスである。また、URLであり、ドメイン名である。一方、その装置が電話回線に接続されている場合、サーバ装置の電話番号である。認証情報の一例は、通信装置またはその装置の使用者を識別する情報と、暗証情報とである。
通信装置には、各種の装置が含まれる。例えば、パソコン装置は、通信パラメータを装置の使用者が自らの意思に基づいて設定することが容易な通信装置の一例である。即ち、装置の使用者は、アクセスするサーバ装置を適宜選択することができ、また、サーバ装置毎の認証情報を記憶して使い分けることができる。そして、装置の使用者は、アクセスしたサーバ装置を運用する事業者に対価を支払うことも多い。
一方、移動通信装置は、通信パラメータの全てが装置の使用者の意思に基づいて設定されるとは限らない通信装置の一例である。即ち、所定のサービスは、特定のサーバ装置から受けると限られていることがある。その特定のサーバ装置は、その移動通信装置が通信する移動通信網を運用する通信事業者によって運用される装置である。このサーバ装置を使用することは、使用者と、その通信事業者との間の移動通信の使用契約に含まれ、明示的に対価が支払われるものではないことがある。
更に、テレビや、冷蔵庫などの家電装置は、通信パラメータが装置の使用者の意思に基づかずに決定されることの多い通信装置の一例である。即ち、所定のサービスは、テレビ放送局や、その家電装置の製造事業者によって定められたサーバ装置のみへアクセスすることによって得られることが多い。
通信パラメータが装置の使用者の意思に基づかずに決定される場合、その通信パラメータは、秘匿されるべきである。なぜなら、上記通信事業者、テレビ放送局及び製造事業者は、契約を結んだ、または、販売した装置からのアクセスに対応すべくサーバ装置を運用しているのであり、それ以外の装置からの、漏洩された通信パラメータを用いたアクセスへの対応は、通信の無用な輻輳を招く恐れがあるからである。
そこで、通信パラメータが装置の使用者の意思に基づかずに決定される場合、それらの装置に通信パラメータを記憶させる際、通信パラメータを暗号化し、部外者の閲覧や、電子的なコピーによっても秘匿される処理が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
一方、それらの装置に発生したトラブルによって、それらの記憶された通信パラメータが消去され、または、変化すると、装置は正常に通信を行うことができず、装置の使用者は、困惑する。そこで、例えば、装置が備える記憶媒体の一部、例えば、隠しパーティションにリカバリ用の情報を記憶し、所定の操作によって、使用される情報を復旧させる処理が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2005−38411号公報(第11頁、図1) 特開2003−280914号公報(第5頁、図2)
しかしながら、上述した特許文献1に開示されている方法では、暗号化されているとは言え、通信パラメータが装置に記憶される。そこで、暗号化された通信パラメータを取り出し、暗号解読によって、通信パラメータが漏洩される可能性が皆無とは言えない問題点があった。
また、上述した特許文献2に開示されている方法では、例えば、隠しパーティションに常にリカバリ用の情報が記憶されているので、隠されていない、通常の動作に用いられるパーティションに記憶された情報と、隠しパーティションに記憶された情報とを比較することによって、通信パラメータの所在が明らかとなる可能性が高まる恐れが皆無とは言えない問題点があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、通信パラメータの秘匿をより確実に行う通信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の通信装置は、ログ記憶手段と、プログラムの動作の履歴と、プログラムの移動の履歴とを前記ログ記憶手段に記憶させるログ制御手段と、記憶媒体の第1のパーティションに記憶され、暗号化された通信パラメータを含み、その通信パラメータを前記通信処理手段が参照できるように設定するプログラムを備えた通信パラメータ設定手段と、前記通信パラメータ設定手段を動作させ、そのプログラムを前記記憶媒体の第2のパーティションに移動し、前記ログ記憶手段に記憶されたそのプログラムの動作の履歴と、そのプログラムの移動の履歴とを削除する初期設定制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、通信パラメータの秘匿をより確実に行うことができる。
以下に、本発明による通信装置の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態に係る通信装置が適用された移動通信装置の構成を示すブロック図である。
この移動通信装置は、装置全体の制御を行う制御部11と、動作ログ記憶部11aと、基地局(図示せず)との間で電波の送受信を行うアンテナ12aと、通信部12bと、送受信部13と、通話用のスピーカ14aと、通話用のマイクロフォン14bと、通話部14cと、表示部15と、入力装置16とを備える。動作ログ記憶部11aには、動作ログ11bが記憶される。
更に、この移動通信装置は、初期設定制御部21と、通信パラメータ設定部22と、電子メール送受信部23と、ブラウザ部24と、不揮発性記憶部31とを備える。不揮発性記憶部31は、第1のパーティション31aと、第2のパーティション31bと、非パーティション領域31cとに分割される。
ここで、第1のパーティション31aは、装置の通常の動作に用いられる記憶部である。なお、動作ログ記憶部11aは、不揮発性記憶部31と共通であっても良い。例えば、動作ログ11bは、第1のパーティション31aに記憶されるとしても良い。
ここで、制御部11と、初期設定制御部21と、通信パラメータ設定部22と、電子メール送受信部23と、ブラウザ部24とは、コンピュータと、そのコンピュータによって利用されるプログラムからなり、これらのプログラムは、装置の出荷時には、少なくとも第1のパーティション31aに記憶される。また、これらのプログラムは、動作時には、第1のパーティション31aに記憶される。
なお、上記コンピュータには、一次記憶装置が含まれる。なお、この一次記憶装置と、不揮発性記憶部31とは、連続したアドレス空間によってアドレスが識別されても良い。また、この一次記憶装置の一部または全部が不揮発性記憶部31の一部であっても良い。
制御部11は、装置のタスクの管理を行うOSであり、初期設定制御部21と、通信パラメータ設定部22と、電子メール送受信部23と、ブラウザ部24とは、制御部11の下で動作するタスクである。なお、制御部11の少なくともCPUのタスクへの割り当てを行う部分はタスクではないが、制御部11の一部はタスクとして動作しても良い。
上記のように構成された、本発明の実施形態に係る情報処理装置の各部の動作を、図1を参照して説明する。
制御部11は、入力装置16の所定の電源投入の操作によって動作を開始し、装置のタスクの制御を含む、装置を制御する。即ち、タスクを起動し、また、タスクを消滅させる。ここで、電源投入の際、制御部11は、まず初期設定制御部21を動作させる。なお、入力装置16の電源投入の操作を検出するため、制御部11は、たとえ装置の電源が切断されている場合であっても、その操作の検出動作を続け、電源投入が検出された場合、上記の動作を行う。
また、制御部11は、ファイル管理機能を有し、第1のパーティション31aと、第2のパーティション31bとに記憶される情報を、複数の階層を構成するフォルダ(フォルダ階層がない、即ち、フォルダの概念がない場合を含む。)と、フォルダに属すファイルとして管理する。一方、非パーティション領域31cは、アドレスの指定によって管理する。即ち、指定されたアドレスによって識別される位置に情報を記憶させ、また、記憶された情報を読み出す。
また、入力装置16の所定の操作に基づいて、第1のパーティション31aに付された名称を表示部15に表示させる。また、第1のパーティション31aに含まれるフォルダや、そのフォルダに属すフォルダ及びファイルの名称一覧を表示部15に表示させる。この表示の中から所望のものを選択することによって、第1のパーティション31aに記憶された所望のファイルへの容易なアクセスを提供する。
制御部11は、第2のパーティション31bをいわゆる隠しパーティションとして管理し、第2のパーティション31bに付された名称、及び第2のパーティション31bに属するフォルダ及びファイルの名称一覧を表示部15に表示させない。これらの名称を指定した要求によってのみ、ファイルへのアクセスを提供する。
制御部11は、各処理部の動作開始及び/または動作終了の度に、その旨の履歴を動作ログ11bとして追加記憶させる。また、不揮発性記憶部31に記憶される情報の追加、変更、移動、及び消去の度に、その旨の履歴を動作ログ11bとして追加記憶させる。
制御部11は、入力装置16の所定の操作がされている際に入力装置16の所定の電源投入の操作がされることを契機として、または、装置の動作中に入力装置16の所定の操作がされることを契機として、装置のプログラムを初期状態へ復旧する。
通信部12bは、アンテナ12aが受信した高周波信号を送受信部13へ出力し、また、送受信部13から出力される高周波信号をアンテナ12aより送信する。
送受信部13は、通信部12bからの高周波信号を増幅、周波数変換及び復調し、それによって得られたディジタル音声信号を通話部14cへ、制御信号を制御部11へ、電子メール信号を電子メール送受信部23へ、また、ウェブサイト信号をブラウザ部24に送る。
更には、送受信部13は、通話部14cから出力されるディジタル音声信号、制御部11から出力される制御信号、電子メール送受信部23から出力される電子メール信号、及び、ブラウザ部24から出力されるウェブサイト制御信号を変調、周波数変換及び増幅し、高周波信号を得て、それを通信部12bに送る。
通話部14cは、送受信部13から出力されるディジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、それを増幅してスピーカ14aに送る。また、マイクロフォン14bから出力されるアナログ音声信号を増幅し、それをディジタル音声信号に変換して送受信部13に送信する。
表示部15は、制御部11に制御されることで、カーソルを含む文字・数字を含む画像データの表示動作を行い、表示されているデータは、入力装置16からの入力操作や着信信号に応答して制御部11からの指示を受けることで切換わる。
入力装置16は、通信相手の電話番号などを指定し、また、トグル式の入力方式によってひらがな文字、アルファベット文字及び記号文字を入力するための数字キーと、カーソル移動キーやスクロールキーを含む複数の機能キーとを含むキーからなる。
そして、入力装置16のキーが押下されると、そのキーの識別子が制御部11に通知され、制御部11の制御に基づいて、その識別子が通知された装置内の各部の処理により、表示部15に文字として表示されたり、キーの押下及び解放に基づく制御が行われたりする。
初期設定制御部21は、初期設定制御部21内に装置の電源が投入されたことがあるか否かを示す電源投入済みフラッグを記憶する。この電源投入済みフラッグは、装置の出荷時には、未投入であると記憶される。そして、初期設定制御部21は、装置の電源が投入された際、この電源投入済みフラッグとして未投入と記憶されている場合、通信パラメータ設定部22を動作させ、電源投入済みフラッグとして投入済みと記憶させて、動作を終了する。また、装置の電源が投入された際、この電源投入済みフラッグとして投入済みと記憶されている場合、直ちに動作を終了する。
通信パラメータ設定部22は、そのプログラム内に暗号化された通信パラメータを含む。そして、暗号化された通信パラメータを復号し、復号された通信パラメータを通信を行う処理部、即ち、電子メール送受信部23及びブラウザ部24に設定させる。または、不揮発性記憶部31中で、電子メール送受信部23及びブラウザ部24のそれぞれが参照可能な位置に記憶させる。
電子メール送受信部23は、電子メールの送信及び受信を行う通信処理部であり、電子メール送受信部23の電子メール送信動作は、入力装置16の所定のキー操作がされた際に起動され、入力装置16の所定のキー操作によって作成された電子メールの標題と本文とを制御部11及び送受信部13を経由してメールサーバ装置(図示せず)へ送信して、動作を終了する。
この送信の際、電子メール送受信部23は、通信パラメータを参照して、メールサーバ装置へアクセスする。ここで、メールサーバ装置は、電子メールを送受する装置であるが、その他の装置を含むことがある。例えば、メールサーバ装置のIPアドレスを得るためにアクセスされる装置である。
電子メール送受信部23の電子メール受信動作は、送受信部13によって電子メール着信信号が受信されると制御部11によって起動され、メールサーバ装置へアクセスし、送受信部13によって受信された電子メールを第1のパーティション31aに設けられたメールボックス(図示せず)に記憶して、動作を終了する。メールサーバ装置については、上述した通りである。また、電子メール送受信部23は、メールボックスに記憶された電子メールの中で、入力装置16の所定のキーが操作によって指定された電子メールを表示部15に表示させる。
ブラウザ部24は、ウェブサイトにアクセスする通信処理部であり、入力装置16の所定のキーが操作された際に起動され、事前に入力装置16の所定のキーが操作によって設定され、ブラウザ部24内に記憶されたURLによって識別されるウェブページにアクセスする。また、入力装置16の所定のキーが操作によって指定されサイトウェブページにアクセスする。そして、そのアクセスによって得られた文字・数字及び画像データを表示部15に表示させる。
ウェブページへアクセスする際、ブラウザ部24は、そのページを記憶するウェブ装置(図示せず)へのアクセスが必要である。ウェブ装置のIPアドレスは、通信パラメータを参照して、ウェブサーバ装置(図示せず)へアクセスすることによって得られる。また、上記ウェブページのコピーが上記ウェブ装置以外の装置(図示せず)にも記憶されている場合、コピーが記憶された装置のIPアドレスは、通信パラメータを参照して、ウェブサーバ装置へアクセスすることによって得られる。
以下、本実施形態に係る移動通信装置における通信パラメータの秘匿をより確実に行う処理を説明する。
第2のパーティション31bには、装置の出荷時に、制御部11と、初期設定制御部21と、電子メール送受信部23と、ブラウザ部24とを構成するプログラムが記憶される。通信パラメータ設定部22を構成するプログラムは、記憶されない。しかし、記憶されるとしても良い。
次に、初期設定制御部21によって、通信パラメータ設定部22の通信パラメータ設定が制御される動作を説明する。図2は、初期設定制御部21が通信パラメータの設定を制御する動作のフローチャートを示す。初期設定制御部21は、装置の電源投入時に制御部11によって起動されて制御動作を開始する(ステップS21a)。そして、初期設定制御部21内に記憶された電源投入済みフラッグを参照して、初回の電源投入であるか、初回でない電源投入、即ち、2回目以降の電源投入であるかを判断する(ステップS21b)。
電源投入済みフラッグに投入済みと記憶されている場合、初期設定制御部21は、初回でない電源投入であると判断して、制御動作を終了する(ステップS21c)。一方、電源投入済みフラッグに未投入と記憶されている場合、初回の電源投入であると判断して、通信パラメータ設定部22を起動して、動作させ(ステップS21d)、通信パラメータ設定部22のプログラムを第2のパーティション31bに移動する(ステップS21e)。即ち、ステップS21eの動作以降、通信パラメータ設定部22のプログラムは、第1のパーティション31aに記憶されない。
次に、初期設定制御部21は、ステップS21dの動作によって動作ログ記憶部11aに追加記憶された通信パラメータ設定部22が動作開始及び/または動作終了した旨の動作ログ11bを削除する(ステップS21f)。更に、ステップS21eの動作によって動作ログ記憶部11aに追加記憶された通信パラメータ設定部22のプログラムが第2のパーティション31bに移動された旨の動作ログ11bを削除する(ステップS21g)。そして、電源投入済みフラッグに投入済みと記憶して(ステップS21h)、制御動作を終了する(ステップS21c)。
上記動作で、ステップS21fの通信パラメータ設定部22が動作開始及び/または動作終了した旨の動作ログ11bを削除する動作は、ステップS21dの通信パラメータ設定部22の動作の後に行われる必要がある。また、ステップS21gの通信パラメータ設定部22のプログラムが移動された旨の動作ログ11bを削除する動作は、ステップS21eの通信パラメータ設定部22のプログラムの移動動作の後に行われる必要がある。
しかしながら、この2つの要件を満たす限り、動作の順の変更があっても良い。即ち、ステップS21eの通信パラメータ設定部22のプログラムの移動動作と、ステップS21fの通信パラメータ設定部22が動作開始及び/または動作終了した旨の動作ログ11bを削除する動作との順は、逆でも良い。
上記の初期設定制御部21の制御動作により、装置が出荷後、初回の電源投入の直後に通信パラメータの設定が行われ、その後、暗号化された通信パラメータを含む通信パラメータ設定部22のプログラムは、直ちに第2のパーティション31bに移動される。かつ、この設定が通信パラメータ設定部22のプログラムによって行われたことと、そのプログラムがいずれに移されたかの履歴は削除される。
そのため、この設定が如何に行われたか、さらに、そのプログラムが記憶された位置の記憶はない。そこで、たとえ出荷後、電源投入前の装置の不揮発性記憶部31を解析するにしても、上記履歴を参照することはできないため、そのプログラムへのアクセスは容易ではなく、通信パラメータの秘匿をより確実に行うことができる。
また、初回の電源投入の前には、通信パラメータ設定部22のプログラムは、第1のパーティション31aに記憶され、初回の電源投入の後には、第2のパーティション31bに記憶される。このように、1ヶ所にのみ記憶されることと、記憶される位置が変更されることにより、そのプログラムへのアクセスは容易ではなく、通信パラメータの秘匿をより確実に行うことができる。
そもそも、装置の出荷前に通信パラメータの設定が行われず、装置が出荷後に、即ち、装置が装置の使用者の所有になった後に通信パラメータの設定が行われる。これによって、その装置に係る通信事業者と使用者との契約が結ばれた後に通信パラメータの設定がされる。言い換えると、契約前で、正当な使用者がいない装置からの通信パラメータを用いたサーバ装置へのアクセスが行われる恐れがない。
また、通信パラメータは、出荷前に記憶された暗号化された通信パラメータのみならず、上記契約に依存した情報によって決定される場合、装置の出荷前に通信パラメータの設定を行うことはできない。契約に依存した情報は、例えば、装置に係る電話番号や、装置に係る電子メールアドレスである。また、ブラウザ部24のポータルサイトの位置、即ち、ブラウザ部24が動作開始後、直ちにアクセスするウェブページを識別する情報である。
次に、制御部11によって、装置のプログラムが初期状態へ復旧される動作、即ち、マスタリセットの動作を説明する。図3は、制御部11が装置のプログラムの初期状態への復旧を制御する動作のフローチャートを示す。制御部11は、入力装置16の所定の操作がされている際に入力装置16の所定の電源投入の操作がされることによって、または、装置の動作中に入力装置16の所定の操作がされることによって、プログラムを初期状態へ復旧する制御動作を開始する(ステップS11a)。
そして、制御部11は、第2のパーティション31bに記憶された、制御部11と、初期設定制御部21と、電子メール送受信部23と、ブラウザ部24とのそれぞれのプログラムを第1のパーティション31aにコピーして記憶させる(ステップS11b)。
ここで、電子メール送受信部23と、ブラウザ部24とが参照する通信パラメータが、電子メール送受信部23と、ブラウザ部24とのそれぞれ内部に記憶されるか否かに係らず、このステップS11bの動作によって、装置の出荷時の情報、即ち、通信パラメータが設定されていない状態となる。また、初期設定制御部21内に記憶される電源投入済みフラッグには、未投入と記憶される。更に、制御部11のファイル管理機能に係る管理情報が初期化されるため、第1のパーティション31aに記憶されるフォルダ情報及びファイル情報は、装置の出荷時の情報に初期化される。
次に、制御部11は、第2のパーティション31bに記憶された、通信パラメータ設定部22のプログラムを第1のパーティション31aに移動して記憶させる(ステップS11c)。そして、装置の電源を切断し(ステップS11d)、装置の電源を投入して(ステップS11e)、プログラムを初期状態へ復旧する制御動作を終了する(ステップS11f)。
ステップS11cで、制御部11は、通信パラメータ設定部22のプログラムを第1のパーティション31aにコピーして記憶させても良い。なぜなら、ステップS11eの動作を契機として、初期設定制御部21による通信パラメータを設定させる動作が行われ、通信パラメータ設定部22のプログラムは、第1のパーティション31aには記憶されなくなる。その結果、通信パラメータ設定部22のプログラムが、第1のパーティション31aと、第2のパーティション31bとの両方に記憶される時間は短時間であって、通信パラメータの漏洩に至る可能性は低いからである。
なお、ステップS11cで、通信パラメータ設定部22のプログラムが第2のパーティション31bに記憶されていない場合、それは、図2を参照して説明した通信パラメータの設定が行われていないことを意味するので、そのプログラムは、第1のパーティション31aに記憶されている。そこで、制御部11は、ステップS11cの動作を行わない。
また、ステップS11eの電源投入の動作により、図2を参照して説明した通信パラメータの設定動作が直ちに行われるが、これに限るものではない。ステップS11eの電源投入の動作を省いても良い。この場合、次の電源投入が初回の電源投入であると判断され、通信パラメータの設定動作が行われる。
以上の説明では、通信パラメータ設定部22のプログラムは、装置の出荷時及びプログラムの初期化が行われた時以外、即ち、通信パラメータの設定が終了した時に、第2のパーティション31bに記憶されるとしたが、これに限るものではない。消去されるとしても良い。消去によって、そのプログラムの漏洩、ひいては、通信パラメータの漏洩の可能性を低くすることができることは明らかである。
また、第2のパーティション31bに代えて、非パーティション領域31cに記憶されるとしても良い。非パーティション領域31cに記憶される場合、上記プログラムの参照にファイル管理機能を用いることができないので、所定のアドレスで識別される位置に記憶される。そのため、ファイル管理機能を用いて所在を知られ、ひいては、漏洩を招く可能性をより低くすることができる。
以上の説明では、通信パラメータを参照して通信する処理部は、電子メール送受信部23と、ブラウザ部24であるとしたが、これに限るものではない。如何なる1つ、または、複数の通信する処理部であっても良い。
以上の説明は、本発明を移動通信装置に適用した形態を例にとって行ったが、これに限るものではない。本発明は、あらゆる通信装置に適用することが当然に可能である。本発明は以上の構成に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
本発明の実施形態に係る移動通信装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施形態に係る初期設定制御部の初期設定制御動作のフローチャート。 本発明の実施形態に係る制御部のプログラム初期化制御動作のフローチャート。
符号の説明
11 制御部
11a 動作ログ記憶部
11b 動作ログ
15 表示部
16 入力装置
21 初期設定制御部
22 通信パラメータ設定部
23 電子メール送受信部
24 ブラウザ部
31 不揮発性記憶部
31a 第1のパーティション
31b 第2のパーティション
31c 非パーティション領域

Claims (4)

  1. ログ記憶手段と、
    プログラムの動作の履歴と、プログラムの移動の履歴とを前記ログ記憶手段に記憶させるログ制御手段と、
    他の通信装置と通信を行う通信処理手段と、
    記憶媒体の第1のパーティションに記憶され、暗号化された通信パラメータを含み、その通信パラメータを前記通信処理手段が参照できるように設定するプログラムを備えた通信パラメータ設定手段と、
    前記通信パラメータ設定手段を動作させ、そのプログラムを前記記憶媒体の第2のパーティションに移動し、前記ログ記憶手段に記憶されたそのプログラムの動作の履歴と、そのプログラムの移動の履歴とを削除する初期設定制御手段とを有する
    ことを特徴とする通信装置。
  2. ログ記憶手段と、
    プログラムの動作の履歴と、プログラムの消去の履歴とを前記ログ記憶手段に記憶させるログ制御手段と、
    他の通信装置と通信を行う通信処理手段と、
    暗号化された通信パラメータを含み、その通信パラメータを前記通信処理手段が参照できるように設定するプログラムを備えた通信パラメータ設定手段と、
    前記通信パラメータ設定手段を動作させ、そのプログラムを消去し、前記ログ記憶手段に記憶されたそのプログラムの動作の履歴と、そのプログラムの消去の履歴とを削除する初期設定制御手段とを有する
    ことを特徴とする通信装置。
  3. 前記初期設定制御手段は、装置の電源が投入されたことがあるか否かを記憶し、
    その電源が投入されたことがないと記憶されている場合、前記通信パラメータ設定手段を動作させ、前記通信パラメータ設定手段を動作させた後、前記電源が投入されたことがあると記憶する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の通信装置。
  4. 初期状態復旧制御手段を更に有し、
    前記初期設定制御手段は、装置の電源が投入されたことがあるか否かを記憶し、
    その電源が投入されたことがないと記憶されている場合、前記通信パラメータ設定手段を動作させ、前記通信パラメータ設定手段を動作させた後、前記電源が投入されたことがあると記憶し、
    前記初期状態復旧制御手段は、前記初期設定制御手段によって前記第2のパーティションに移動されたプログラムを前記第1のパーティションに移動し、前記初期設定制御手段に前記電源が投入されたことがないと記憶させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
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