JP4997821B2 - データ処理装置及びそのプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、データ処理装置に関し、特に、各種画像処理を行わせるべく複合機内に搭載されるデータ処理装置に関する。
複合機が原稿をスキャンして得た画像データは、地肌除去処理、色変換、文字/イメージ分離、平滑化、エッジ強調、圧縮などといった各種画像処理を施した上で後段のデバイスへ出力される。これらの処理はある程度高速であることが要求されるため、これまでの複合機は画像処理に特化した回路構成を持つASIC(Application Specific Integrated Circuit)を搭載するのが一般的であったが、最近では、このASICをダイナミックリコンフィギュラブルプロセッサで代用する試みが見られる。
リコンフィギュラブルプロセッサは、アレイ状に配置されたALU(Arithmetic Logic Unit)などの演算回路と演算回路間を接続するスイッチとから構成される。リコンフィギャラブルプロセッサの演算回路は、加減算、NAND、NORなどといった各種演算が可能であり、それらのうちどの演算を選択するかはコンフィギュレーションレジスタと呼ばれるメモリの記憶内容により決定される。また、演算の入力信号をどこから得るか、あるいは演算の出力をどこに出力するかなどはスイッチの接続により決まり、スイッチの接続もコンフィギュレーションレジスタの記憶内容により決定される。よって、コンフィギュレーションレジスタの記憶内容を順次書き換えていくことにより、各演算回路間の連携を目的の処理に応じて遷移させていくことが可能である。そして、各種リコンフィギュラブルプロセッサの中でも処理の実行中でのコンフィギュレーションレジスタの書き換えを可能としたものを特に「ダイナミックリコンフィギュラブルプロセッサ」と呼ぶ。(特許文献1乃至3)。
複合機に搭載されたリコンフィギュラブルプロセッサの利用者は、コンフィギュレーションレジスタの記憶内容の書き換えの手順を画像データに施す一連の各処理の流れにあわせて記述したプログラムを自ら作成し、そのプログラムをリコンフィギュラブルプロセッサに読み込ませることによりカスタマイズを行う。
特開2004−334429号公報 特開2005−27767号公報 特開2005−44329号公報
しかしながら、画像データに施す各種画像処理の中には、一連の処理の途中で一部だけ実行する必要のなくなるものがある。このような処理については不要になった以降はスキップさせるのが処理の高速化を図る上では望ましいが、そのようなダイナミックな処理順序の変更をも加味した複雑なプログラムの作成を強いられることは、利用者からみれば極めて煩わしいものであった。
本発明は、このような背景の下に案出されたものであり、利用者にプログラムの設計の過度の負担を強いることなく、各種画像処理を行うべく複合機に搭載されるダイナミックリコンフィギュラブルプロセッサをより高速に動作させ得る仕組みを提供することを目的とする。
本発明の好適な態様であるデータ処理装置は、自身の外部にある各素子のうちいずれかと結線され得る入力端子と出力端子、前記入力端子から入力されるデータに各種演算のうちいずれかを行って前記出力端子から出力させる演算器、入出端子と出力端子の各々と結線させる外部の素子と前記演算器の演算内容とを指定するデータであるコンフィギュレーションデータを記憶するためのメモリ、及び前記メモリに記憶されるコンフィギュレーションデータを読み出し、読み出したコンフィギュレーションデータが指定する素子と前記両端子の各々を結線させると共にそのコンフィギュレーションデータが指定する演算内容の演算を前記演算器に行わせるデータ読出器をそれぞれ有する素子である各セルを集めたセル群と、各種データ処理を前記セル群が実行できるようにその各セルを連携させるためのコンフィギュレーションデータのセットを、データ処理の種別毎に記憶したコンフィギュレーションメモリと、前記コンフィギュレーションメモリに記憶されたコンフィギュレーションデータのセットをコンフィギュレーションカスタマイズプログラムに含まれている各種画像処理とその処理の基本的な順序のローテーションの情報が示す順序に従って選択し、選択したセットを基に前記セル群の各セルのメモリの記憶内容を書き換えてそれら各セルの連携状態を遷移させながら各種データ処理を順次実行させるコンフィギュレーション制御手段とを有し、前記セル群は、前記コンフィギュレーション制御手段によって遷移させられた連携状態におけるデータ処理の処理量をカウントし、当該処理量が所定値に至ると、割込み通知信号を前記コンフィギュレーション制御手段へ供給し、前記コンフィギュレーション制御手段は、前記割込み通知信号の供給を受けると、前記ローテーションデータに従うと次に選択するはずであったコンフィギュレーションデータをスキップして更にその次のコンフィギュレーションデータのセットを選択することを特徴とする。
本発明の別の好適な態様であるプログラムは、コンピュータ装置を、自身の外部にある各素子のうちいずれかと結線され得る入力端子と出力端子、前記入力端子から入力されるデータに各種演算のうちいずれかを行って前記出力端子から出力させる演算器、入出端子と出力端子の各々と結線させる外部の素子と前記演算器の演算内容とを指定するデータであるコンフィギュレーションデータを記憶するためのメモリ、及び前記メモリに記憶されるコンフィギュレーションデータを読み出し、読み出したコンフィギュレーションデータが指定する素子と前記両端子の各々を結線させると共にそのコンフィギュレーションデータが指定する演算内容の演算を前記演算器に行わせるデータ読出器をそれぞれ有する素子である各セルを集めたセル群と、各種データ処理を前記セル群が実行できるようにその各セルを連携させるためのコンフィギュレーションデータのセットを、データ処理の種別毎に記憶したコンフィギュレーションメモリと、前記コンフィギュレーションメモリに記憶されたコンフィギュレーションデータのセットをコンフィギュレーションカスタマイズプログラムに含まれている各種画像処理とその処理の基本的な順序のローテーションの情報が示す順序に従って選択し、選択したセットを基に前記セル群の各セルのメモリの記憶内容を書き換えてそれら各セルの連携状態を遷移させながら各種データ処理を順次実行させるコンフィギュレーション制御手段として機能させ、前記セル群が、前記コンフィギュレーション制御手段によって遷移させられた連携状態におけるデータ処理の処理量をカウントし、当該処理量が所定値に至ると、割込み通知信号を前記コンフィギュレーション制御手段へ供給し、前記コンフィギュレーション制御手段が、前記割込み通知信号の供給を受けると、前記ローテーションデータに従うと次に選択するはずであったコンフィギュレーションデータをスキップして更にその次のコンフィギュレーションデータのセットを選択するように機能させる。
本発明によると、各種画像処理を行うべく複合機に搭載されるダイナミックリコンフィギュラブルプロセッサを高速に動作させることができる。
(発明の実施の形態)
本願発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態にかかるデータ処理装置1のハードウェア概略構成を示す図である。このデータ処理装置1は、複合機などの画像形成装置に内蔵され、光学系デバイスに原稿を走査させて得た画像データに各種画像処理を順次施してから印字エンジンなどの画像形成デバイスへ出力する。
このデータ処理装置1は、外部インターフェース11、データパスプロセッサ12、コンフィギュレーションメモリ13、コントローラプロセッサ14、DRAM(Dynamic Random Access Memory)インターフェース15、PCIインターフェース16、及びDMAC(Direct Memory Access Controller)17を備える。これら各部はバスを介して接続され、DMAC17による調停の下に各種データの遣り取りを行う。
各部の機能を説明すると、まず、PCIインターフェース16は、図示しない制御部との間の各種データの遣り取りを司る。外部インターフェース11は、光学系デバイスから画像データを自装置1へ入力し、各種画像処理を施して得られる画像処理済みの画像データを自装置1から印刷エンジンへ出力する。
データパスプロセッサ12は、「セル」と呼ばれる回路素子をマトリクス状に並べた集積回路である。
図2、図3はデータパスプロセッサ12の構成の詳細を示す図である。データパスプロセッサ12は、図2に示すように、各々が連携して動作する64個のセル30を縦横に8列ずつ並べてなるセルアレイと、そのセルアレイより出力されるデータをバッファリングしておくためのバッファ40とを有する。各セル30の各々は、図示しないコンフィギュレーションバスを介してコンフィギュレーションメモリ13と繋がっており、また、各セル同士及び各セルとバッファは、図示しないデータバスを介して繋がっている。
図3に示すように、セル30の各々は、演算器31、選択器32、入力端子33、出力端子34、コンフィギュレーションレジスタ35、読出器36を備えてなる。演算器31は、加減算回路、乗算回路、否定論理積回路、排他的論理和回路、マルチプレクサなどの各種演算回路を含んでおり、選択器32はこれらのうち1つの演算回路を選択する。入力端子33は、自身の他のセル30及びバッファ40へとそれぞれ繋がるデータバスのうち1つを選択して演算器31の入力側と接続するスイッチを有している。また、出力端子34は、自身の他のセル30及びバッファ40へとそれぞれ繋がるデータバスのうち1つを選択して演算器31の出力側と接続するスイッチを有している。コンフィギュレーションレジスタ35は、コンフィギュレーションバスが接続されており、コンフィギュレーションメモリ13からこのコンフィギュレーションバスを介して伝送されてくるコンフィギュレーションデータを記憶する。
コンフィギュレーションデータは、演算器31の演算内容と両端子33、34のスイッチの接続内容とを指定するデータである。演算器31の演算内容を指定するデータには、選択器32に選択させる演算回路を指定するデータのほか、選択された回路が入力データに定数を作用させるもの(例えば、乗算回路)であった場合におけるその定数を指定するデータも含まれる。また、両端子33、34のスイッチの接続内容を指定するデータには、入力端子33へのデータの入力先となるセル30又はバッファ40を指定するデータと、出力端子34からのデータの出力先となるセル30又はバッファ40を指定するデータとが含まれる。
読出器36は、コンフィギュレーションレジスタ35に新たなコンフィギュレーションデータが書き込まれるたびにそのコンフィギュレーションデータを読み出し、読み出したコンフィギュレーションデータを基に演算器31の演算内容と両端子33、34のスイッチの接続内容を切り替える。
図1の説明に戻り、DRAMインターフェース15にはDRAM20が装着される。図に示すように、このDRAMインターフェース15に装着されるDRAM20は、外部インターフェース11を介して入力される画像処理待ちの画像データと同インターフェース11を介して出力する画像処理済みの画像データを記憶するバッファとして用いられるほか、コンフィギュレーションカスタマイズプログラムをコンパイルして得られるコンフィギュレーションデータの各セットを記憶する。コンフィギュレーションカスタマイズプログラムは、セルアレイの各連携状態とその遷移の基本的順序とをC言語などの高級言語により記したプログラムである。
図4、図5は、コンフィギュレーションカスタマイズプログラムの構造を示す図である。コンフィギュレーションカスタマイズプログラムは、図4に示すように、複数のセルアレイ連携状態制御プログラムを並べたものである。セルアレイ連携状態制御プログラムの各々は、図5に示すように、各セルの演算器31の演算内容と両端子33、34のスイッチの接続内容とを各セル毎に個別に定義したセル別制御プログラム群からなる。
コンフィギュレーションカスタマイズプログラムの作成は、以下の手順で行なわれる。まず、データパスプロセッサ12に実行させる各種画像処理とその処理の基本的な順序のローテーションとを確定する。次に、確定した各画像処理を実現するために必要なセルアレイの連携状態、つまり、各セルの各々の演算器31の演算内容と両端子33、34のスイッチの接続内容とを特定する。更に、その特定結果を基に連携状態毎のセル別制御プログラム群を個別に作成し、処理の基本的な順序に合わせた並びでそれらのセル別制御プログラム群を記述していくのである。例えば、画像処理A、画像処理B、画像処理C、画像処理D、画像処理Eをこの順序で実行させる場合は、それらの5つの処理を実現するために必要なセルアレイの連携状態をそれぞれ定義したセル別制御プログラム群を個別に作成し、得られた5つのセル別制御プログラム群を、画像処理A、画像処理B、画像処理C、画像処理D、画像処理Eの順序で並べて記述していく。
このようにして得られたコンフィギュレーションカスタマイズプログラムをその冒頭から順次コンパイルしていくと、画像処理Aが実行されるような連携状態へとセルアレイを導くコンフィギュレーションデータの第1のセット、画像処理Bが実行されるような連携状態へとセルアレイを導くコンフィギュレーションデータの第2のセット、画像処理Cが実行されるような連携状態へとセルアレイを導くコンフィギュレーションデータの第3のセット、画像処理Dが実行されるような連携状態へとセルアレイを導くコンフィギュレーションデータの第4のセット、画像処理Eが実行されるような連携状態へとセルアレイを導くコンフィギュレーションデータの第5のセットの合計5セットのコンフィギュレーションデータが得られる。当然ながら、データパスプロセッサ12のセルアレイに実行させる画像処理の種類が多くなればセル別制御プログラム群の数もそれだけ多くなり、図1のDRAM20に記憶されるコンフィギュレーションデータのセット数も多くなる。
DRAM20に記憶されたコンフィギュレーションデータのセットは、コントローラプロセッサ14による制御の下にコンフィギュレーションメモリ13を経由して各セル30のコンフィギュレーションレジスタ35へ書き込まれるようになっている。上述したように、各セル30の演算器31の演算内容と両端子33、34の接続内容はコンフィギュレーションレジスタ35に書き込まれたコンフィギュレーションデータに応じて直ちに設定される。このため、各セットのコンフィギュレーションデータによって各セルのコンフィギュレーションレジスタ35の記憶内容が書き換えられる都度、セルアレイの連携状態も遷移する。よって、遷移前のセルアレイの末端のセル30から出力されてくる画像処理結果を内部のバッファ又は外部の他の記憶素子に一旦記憶し、遷移後のセルアレイの先頭のセル30へ入力させる、というルーチンを繰り返してくことにより、セルアレイの連携状態を遷移させながら、各種画像処理を時分割制御で順次実行していくことが可能である。
コンフィギュレーションメモリ13は、DRAM20に記憶されているコンフィギュレーションデータの各セットのうち任意の3セットを一度に記憶しておけるようになっている。
コントローラプロセッサ14は、図示しない自身のメモリに記憶されたコントローラ制御プログラムに従って動作する。このコントローラ制御プログラムは、以下の2つの機能をコントローラプロセッサ14に付与する。
a連携状態基本制御機能
これは、DRAM20に記憶されているコンフィギュレーションデータの各セットをセルアレイに実行させる各画像処理の基本的な順序に従って選択し、選択したセットを基に各セル30のコンフィギュレーションレジスタ35の記憶内容を書き換えていく機能である。この機能に従った制御が行われることにより、データパスプロセッサ12のセルアレイは自身の連携状態を順次遷移させながら各種画像処理を実行する。
b連携状態割込制御機能
これは、予め設定されたある画像処理をそれに応じた連携状態のセルアレイに実行させた処理量が規定値に達すると、その次に各セル30のコンフィギュレーションレジスタ35に書き込むコンフィギュレーションデータのセットを基本的な順序と異なる順序で選択する機能である。
図6、図7は、コンフィグレーション制御モジュールによる制御の下に、画像処理A乃至Eのうちから予め設定しておいた画像処理Bに応じた連携状態におけるセルアレイのデータ処理量をカウントし、カウントした処理量が規定値を越えると、その直後に遷移させるはずであった画像処理CとDの連携状態をスキップさせる例である。
図に示す例では、画像処理A乃至Eをこの順序で実行させる記述内容のコンフィギュレーションカスタマイズプログラムをコンパイルすることによって得られた、セットA、セットB、セットC、セットD、セットEの計5セットのコンフィギュレーションデータがDRAM20に記憶されているものとする。これらの5セットのコンフィギュレーションデータを記憶したDRAM20に外部インターフェース11から入力された処理待ち画像データが記憶されたときのコントローラプロセッサ14の振る舞いを以下に詳述する。
コントローラプロセッサ14は、セットA、セットB、セットCのコンフィギュレーションデータをこの順番でDRAM20からコンフィギュレーションメモリ13へ読み出す。続いて、コンフィギュレーションメモリ13に読み出してあるA、B、Cの3セットのうち読み出し順が最も早かったセットAの各コンフィギュレーションデータを各セル30のコンフィギュレーションレジスタ35へ書き込むことにより、セルアレイを画像処理Aを実行可能な連携状態へと遷移させる(状態1)。更に、DRAM20に記憶されているセットDの各コンフィギュレーションデータを、セットAの各コンフィギュレーションデータがそれまで書き込まれていたコンフィギュレーションメモリ13の記憶領域へ読み出す(状態2)。
セルアレイの連携状態が遷移すると、DRAM20に記憶されている処理待ち画像データがセルアレイの先頭のセル30に入力され、その後段の各セル30による各種演算を通じて画像処理Aが施された画像処理A済みデータが末端のセル30から出力される。出力された画像処理A済みデータはバッファにバッファリングされ、画像処理Aの完了を示す完了通知信号がコントローラプロセッサ14へ供給される(状態3)。
完了通知信号の供給を受けたコントローラプロセッサ14は、コンフィギュレーションメモリ13に読み出してあるD、B、Cの3セットのうち読み出し順が最も早かったセットBのコンフィギュレーションデータで各セルのコンフィギュレーションレジスタ35を書き換えることにより、セルアレイを画像処理Bを実行可能な連携状態へと遷移させる(状態4)。更に、DRAM20に記憶されているセットEの各コンフィギュレーションデータを、セットBの各コンフィギュレーションデータがそれまで書き込まれていたコンフィギュレーションメモリ13の記憶領域へ読み出す(状態5)。
セルアレイの連携状態が遷移すると、バッファにバッファリングしておいた画像処理A済みデータがセルアレイの先頭のセル30に入力され、その後段の各セル30による各種演算を通じて画像処理Bが施された画像処理B済みデータが末端のセル30から出力される。出力された画像処理B済みデータはバッファに再びバッファリングされる。ここで、この画像処理Bを実行するセルアレイは、自身のデータ処理量をカウントし、カウントした処理量が予め設定されていた規定値に達すると、そのことを示す割込み通知信号をコントローラプロセッサ14へ供給する(状態6)。
割込み通知信号の供給を受けたコントローラプロセッサ14は、コンフィギュレーションメモリ13に読み出してあるD、E、Cの3セットのうち読み出し順が最も早かったセットCとその次に早かったセットDを飛ばし、セットEのコンフィギュレーションデータで各セルのコンフィギュレーションレジスタ35を書き換えることにより、セルアレイを画像処理Eを実行可能な連携状態へと遷移させる(状態7)。つまり、画像処理Bの処理量が規定値に至ったために不要となった画像処理CとDをスキップさせるのである。
セルアレイの連携状態が遷移すると、DRAM20に記憶されている処理待ち画像データがセルアレイの先頭のセル30に入力され、その後段の各セル30による各種演算を通じて画像処理Aが施された画像処理E済みデータが末端のセルから出力される。出力された画像処理E済みデータはバッファに再びバッファリングされ、画像処理Eの完了を示す完了通知信号がコントローラプロセッサ14へ供給される。
完了通知信号の供給を受けたコントローラプロセッサ14は、バッファに記憶された画像処理E済みデータをDRAMインターフェース15に記憶させる。DRAMインターフェース15に記憶された画像処理E済みデータは、外部インターフェース11を介して印字デバイスへ出力される。
図に示す例では、画像処理Bのデータ処理量が規定値に達すると、その後の2つの処理である画像処理Cと画像処理Dがスキップされるような設定内容となっていたが、データ処理量をカウントする画像処理をどれにするか、及びその画像処理のデータ処理量が規定値に達したときに、後続するいくつの画像処理までスキップさせるかはユーザが任意に設定可能である。
以上説明した本実施形態では、セルアレイが、予め自身に設定されてある画像処理に応じた連携状態のセルアレイの処理量をカウントし、カウントした処理量が規定値に至ると、コントローラプロセッサ14が、その次にセル30のコンフィギュレーションレジスタ35に書き込むはずであったコンフィギュレーションデータのセットを飛ばして同レジスタ35の書き換えを行うことにより、不要となった画像処理の実行をスキップさせるようになっている。よって、コンフィギュレーションカスタマイズプログラムの作成者自らが不要となった画像処理の実行をスキップさせるロジックをも組み込んだ複雑な制御プログラムを作らずとも、コントローラプロセッサ14へ所定の設定さえしておけば不要となった画像処理のスキップが保証されることになり、コンフィギュレーションカスタマイズプログラムの作成負担を軽減しつつもより高速な処理を実現することができる。
(他の実施形態)
本願発明は、種々の変形実施が可能である。
上記実施形態におけるセルアレイは、予め自身に設定されてある画像処理に応じた連携状態のセルアレイの処理量をカウントし、カウントした処理量が規定値に至ると、コントローラプロセッサ14が、その次にセル30のコンフィギュレーションレジスタ35に書き込むはずであったコンフィギュレーションデータのセットを飛ばして同レジスタ35の書き換えを行うことにより、不要となった画像処理の実行をスキップさせるようになっている。これに対し、予め自身に設定されてある画像処理に応じた連携状態のセルアレイが処理対象とした画像データが所定の属性(例えば、文字orイメージ)を持つ画像データであったときに、その次にセル30のコンフィギュレーションレジスタ35に書き込むコンフィギュレーションデータのセットを基本的な順序と異なる順序で選択するようにしてもよい。この変形例によると、エッジ強調と平滑化といったような画像の属性に応じて一方が選択されるような2者択一的な処理がセルアレイに実行させる一連の画像処理の中に含まれている場合に、それらの前段階で実行されることになるテキスト/イメージ分離処理などの処理結果に応じて一方を選択して実行させるといった制御も自在となる。要するに、本願発明にかかるコントローラプロセッサ14は、ある連携状態のセル群にデータ処理を行わせて得た処理結果が所定の条件を満たしたときに、その次に各セル30のレジスタ35に書き込むコンフィギュレーションデータのセットを基本的な順番と異なる順番で選択するようにさえなっていれば、条件の内容は問わない。
また、上記実施形態におけるデータパスプロセッサ12のセルアレイは、64個のセルを縦横にそれぞれ8個ずつ並べてなるものであったが、セル30の個数及びその配列はこれに限定されるものでない。
また、上記実施形態においてセルアレイを成す各セル30の演算器31は、加減算回路、乗算回路、否定論理積回路、排他的論理和回路、マルチプレクサなどの各種演算回路を含んで構成されていたが、加算と減算を別回路として構成してもよい。要するに、各種画像処理で用いられる主要な演算機能を有してさえいれば、その回路構成の如何は問わない。
データ処理装置のハードウェア概略構成図である。 データパスプロセッサの構成図である。 セルアレイの構成図である。 コンフィギュレーションカスタマイズプログラムの構造図である。 コンフィギュレーションカスタマイズプログラムの構造図である。 セルアレイの連携状態の遷移手順を示す図である(前半部分)。 セルアレイの連携状態の遷移手順を示す図である(後半部分)。
符号の説明
11…外部インターフェース、12…データパスプロセッサ、13…コンフィギュレーションメモリ、14…コントローラプロセッサ、15…インターフェース、16…PCIインターフェース、16…DRAM20インターフェース、17…DMAC、20…DRAM、30…セル、30…各セル、31…演算器、32…選択器、33…入力端子、33…両端子、34…出力端子、35…コンフィギュレーションレジスタ、36…読出器

Claims (2)

  1. 自身の外部にある各素子のうちいずれかと結線され得る入力端子と出力端子、前記入力端子から入力されるデータに各種演算のうちいずれかを行って前記出力端子から出力させる演算器、入出端子と出力端子の各々と結線させる外部の素子と前記演算器の演算内容とを指定するデータであるコンフィギュレーションデータを記憶するためのメモリ、及び前記メモリに記憶されるコンフィギュレーションデータを読み出し、読み出したコンフィギュレーションデータが指定する素子と前記両端子の各々を結線させると共にそのコンフィギュレーションデータが指定する演算内容の演算を前記演算器に行わせるデータ読出器をそれぞれ有する素子である各セルを集めたセル群と、
    各種データ処理を前記セル群が実行できるようにその各セルを連携させるためのコンフィギュレーションデータのセットを、データ処理の種別毎に記憶したコンフィギュレーションメモリと、
    前記コンフィギュレーションメモリに記憶されたコンフィギュレーションデータのセットをコンフィギュレーションカスタマイズプログラムに含まれている各種画像処理とその処理の基本的な順序のローテーションの情報が示す順序に従って選択し、選択したセットを基に前記セル群の各セルのメモリの記憶内容を書き換えてそれら各セルの連携状態を遷移させながら各種データ処理を順次実行させるコンフィギュレーション制御手段と
    を有し、
    前記セル群は、前記コンフィギュレーション制御手段によって遷移させられた連携状態におけるデータ処理の処理量をカウントし、当該処理量が所定値に至ると、割込み通知信号を前記コンフィギュレーション制御手段へ供給し、
    前記コンフィギュレーション制御手段は、前記割込み通知信号の供給を受けると、前記ローテーションデータに従うと次に選択するはずであったコンフィギュレーションデータをスキップして更にその次のコンフィギュレーションデータのセットを選択する
    ことを特徴とするデータ処理装置。
  2. コンピュータ装置を、
    自身の外部にある各素子のうちいずれかと結線され得る入力端子と出力端子、前記入力端子から入力されるデータに各種演算のうちいずれかを行って前記出力端子から出力させる演算器、入出端子と出力端子の各々と結線させる外部の素子と前記演算器の演算内容とを指定するデータであるコンフィギュレーションデータを記憶するためのメモリ、及び前記メモリに記憶されるコンフィギュレーションデータを読み出し、読み出したコンフィギュレーションデータが指定する素子と前記両端子の各々を結線させると共にそのコンフィギュレーションデータが指定する演算内容の演算を前記演算器に行わせるデータ読出器をそれぞれ有する素子である各セルを集めたセル群と、各種データ処理を前記セル群が実行できるようにその各セルを連携させるためのコンフィギュレーションデータのセットを、データ処理の種別毎に記憶したコンフィギュレーションメモリと、
    前記コンフィギュレーションメモリに記憶されたコンフィギュレーションデータのセットをコンフィギュレーションカスタマイズプログラムに含まれている各種画像処理とその処理の基本的な順序のローテーションの情報が示す順序に従って選択し、選択したセットを基に前記セル群の各セルのメモリの記憶内容を書き換えてそれら各セルの連携状態を遷移させながら各種データ処理を順次実行させるコンフィギュレーション制御手段として機能させ、
    前記セル群が、前記コンフィギュレーション制御手段によって遷移させられた連携状態におけるデータ処理の処理量をカウントし、当該処理量が所定値に至ると、割込み通知信号を前記コンフィギュレーション制御手段へ供給し、
    前記コンフィギュレーション制御手段が、前記割込み通知信号の供給を受けると、前記ローテーションデータに従うと次に選択するはずであったコンフィギュレーションデータをスキップして更にその次のコンフィギュレーションデータのセットを選択する
    ように機能させるためのプログラム。
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