JP4997798B2 - 不揮発性半導体記憶装置およびメモリシステム - Google Patents
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Description
一方で、管理情報の格納はライト(書き込みという場合もある)時の処理においてオーバーヘッドとなるため、ライト時の性能にも影響を与える。
つまり、システムの信頼性とライト時の性能はトレードオフの関係にあるといえる。
一方、性能重視の手法を採った場合には、ある特定の状況では電源遮断の可能性があるといったことに対応できず、要求される信頼性を満たせないということにもなり得る。
あるデータのまとまりに対して1ビットあるいは複数ビットの誤りを訂正可能とするために、データのライト時に特別なコードが付加され、リード(読み出しという場合もある)時にそのコードをチェックすることによって読み出したデータが正しいかどうかのチェックおよび誤りがあった場合の訂正を行う。
通常、一つの不揮発性メモリストレージシステムにおいては、ユーザデータに対するECC処理は常に同じ方法が使用され、使用する不揮発性メモリに応じて十分な訂正能力を持つECCを常に使用することになる。
しかし、ユーザデータの中にはビットレベルの信頼性より読み書きのスピードを重視するものもあり、そのようなデータを扱う際にはパフォーマンスの低下を避けるためにECC処理を行わない方が望ましいという場合もある。
不揮発性メモリユニット2は、たとえばNAND型フラッシュメモリにより構成されている。
コントローラ3は、アクセスの信頼性と性能との複数通りのトレードオフ事項の中から所望のトレードオフ事項を選択し、選択したトレードオフ事項に応じたアクセス制御を行う。
図1の例において、コントローラ3は、選択できるトレードオフ事項として、データの書き込み時の管理情報格納頻度を採用し、選択した管理情報格納頻度に応じたアクセス制御を行う。
コントローラ3は、揮発性のRAM33を内蔵しており、管理情報MNGINFまたはその一部をRAM33上に持つ。
RAM33上の管理情報を不揮発性メモリの管理情報ブロック211,212(BLK−A、BLK−B)に書き込むことによって、その時点でのデータの管理状況が電源を切っても保証されることになる。
管理情報MNGINFは、それまで最新の管理情報があったブロックの、次のページに追記する形で書き込まれる。そのブロックの最終ページまで埋まった場合には、もう一方のブロックを消去して先頭から書き込んでいく。これにより、最新の管理情報は、途中のページまで書き込まれた管理情報ブロックの、書き込みがある最終ページを探すことによって得ることができる。
図3は、最も頻繁に管理情報の格納を行う場合のユーザデータと管理情報の格納の様子を示している。
ホストからライトコマンド受信した後、ユーザデータのライト処理を不揮発性メモリバンク21の最小書き込み単位であるページごとのライト処理に分割し、その前後で必ず管理情報の格納が入るように構成する。
具体的には、管理情報ライトとページライトが繰り返される。
これにより、ページごとに不揮発性メモリ上の管理情報が更新され、いつ電源が落とされてもほぼ正確な管理情報を得ることができる。
この第2例においては、ユーザデータのあるまとまり、ここではブロックのライトごとに管理情報を格納する。
ホストからライトコマンド受信した後、管理情報を書き込み、以後、ブロックライトと管理情報ライトが繰り返される。
この場合、途中で電源を落とされると管理情報は書き込み途中のブロックについて不正確な情報を持つことになるが、ユーザデータのライトをブロックごとにまとめて行うことができるため、ページごとに管理情報を格納する場合に比べてライト性能は向上する。
この第3例においては、ライトコマンドの開始時と終了時にのみ管理情報を格納する。
この場合、ライトコマンドの実行中に電源が落とされると、管理情報はそのライトコマンドで書き込まれたブロックについて不正確な情報を持つことになるが、コマンドの完了時には正確な情報を持つことになる。この方法では、ブロックごとに管理情報を格納する場合に比べてさらにライト性能を向上することができる。
この第4例においては、ライトコマンドの実行中には管理情報を格納しない。
この方法では、システム終了時やいくつかのライトコマンドにつき一回など、別の要因をトリガとして管理情報を格納する必要がある。
ライトコマンドが完了した後でも不揮発性メモリ上の管理情報が不正確な場合があるので、電源を切断する前にしかるべき処理を施す必要があるが、管理情報の格納によってユーザデータの格納が邪魔されないために、ライト性能はこれまで挙げた中では最高になる。
データを不揮発性メモリに書き込んでからRAM上の管理情報を更新するまでが、図中に白抜き矢印で示した不揮発性メモリ上に書き込まれたデータとRAM上の管理情報に不整合がある期間となる。
RAM上の管理情報を更新してからその管理情報を不揮発性メモリ上に書き込むまでが、図中に黒矢印で示したRAM上の管理情報と不揮発性メモリ上の管理情報に不整合がある期間となる。
不揮発性メモリに書き込まれたデータとRAM上の管理情報、RAM上の管理情報と不揮発性メモリ上の管理情報の双方が整合の取れた状態であれば、電源遮断が起こっても問題のない状態と言える。
また、不整合が発生している状態で電源遮断が起こった場合には、一番最近に不整合がなくなった時点以降に書き込まれたデータは保証されないことになる。
コマンド部110Wにはライトであることを示すコマンドコード111W、管理情報書き込み頻度のレベルを表すフラグ(flag)フィールド112W、データを書き込む先の先頭位置を論理アドレスで指定する開始LBA113W、書き込むデータのサイズを指定するLBA数114Wといった要素を含む。
データ部120Wには、実際に不揮発性メモリ上にユーザデータとして書き込むデータが入る。
フラグフィールド112Wは、たとえば2ビットにより形成され、ライトコマンド時、フラグが「00」の場合、ページごとに管理情報を格納することを示す(図3の処理に対応)。
フラグが「01」の場合、ブロックごとに管理情報を格納することを示す(図4の処理に対応)。
フラグが「10」の場合、コマンドの先頭と最後に管理情報を格納することを示す(図5の処理に対応)。
フラグが「11」の場合、コマンド中は管理情報を格納しないことを示す。
また、開始LBA113Wは、書き込みを行う開始位置の論理アドレスを示す。LBA数114Wは、書き込みを行う範囲を示す。
データ部120Wの書き込みを行うデータDTは、コマンド部110WのLBA数114Wに応じた長さとなる
ここで用いるコマンド名は図11のコマンド名“WRITE”に加えてflagビットを後ろにつけた形とする。
コマンド終了後も含めて安定した電源の供給が確保されている場合には、コマンドごとに管理情報を格納する必要はないので管理情報格納なしのライトコマンド“WRITE(11)”を発行する(ST101,ST102,ST103)。
コマンド終了後は不明であるがコマンドが完了するまでは電源が確保されている場合には、コマンド前後での管理情報格納を行うライトコマンド“WRITE(10)”を発行する(ST101,ST104,ST105,ST106)。
コマンド実行中でも電源遮断の可能性がある場合で、性能低下に関わらずできるだけ高い信頼性が要求される場合はページごとに管理情報格納を行うライトコマンド“WRITE(00)”を発行する(ST101,ST104,ST107,ST108,ST109)。
コマンド実行中でも電源遮断の可能性があるが性能も要求される場合は、ブロックごとに管理情報格納を行うライトコマンド“WRITE(01)”を発行する(ST101,ST104,ST107、ST110,ST111)。
エラーのないデータを得るためには、不揮発性メモリからのデータリードに加えてECCのリード、ECCによるエラー有無の判定を行い、エラーがあった場合にはECCによるエラー訂正を行う必要がある。
リードデータについてエラーの有無がわかればよいという場合には、データリードに加えてECCのリードとECCによるエラー有無の判定まで行えば、エラーがあるかもしれないデータとそのデータに対するエラーの有無を得ることができる。
リードデータについて、エラーが混入していても良く、エラーの有無がわからなくてもよいという場合には、データリードのみ行えばよい。この場合はECC回路35自体を動かす必要がないため、コントローラの消費電力を削減できるという利点もある。
図16(A),(B),(C)は、各パラメータでリードコマンドが発行された場合にデバイスからホストへ送出するデータの例を示す。
コマンド部110Rは、リードであることを示すコマンドコード111R、エラー訂正/エラーチェックの処理レベルを示すフラグ(flag)フィールド112R、データを読み出す先頭位置を論理アドレスで指定する開始LBA113R、読み出すデータのサイズを指定するLBA数114Rといった要素を含む。
フラグフィールド112Rは、たとえば2ビットにより形成され、リードコマンド時、フラグが「00」の場合、ECC処理を行わずデータのみを出力することを示す。
フラグが「01」の場合、データに加えてエラーの有無を出力することを示す。
フラグが「10」の場合、必要に応じてエラー訂正を行うことを示す。
本例では、フラグ「11」は未使用である。
また、開始LBA113Rは、読み出しを行う開始位置の論理アドレスを示す。LBA数114Rは、読み出しを行う範囲を示す。
図16(A)はflag=00でECCに関する処理を行わない場合の読み出しデータであり、エラーを含むかもしれないデータだけがホスト装置4に送られる。
図16(B)はflag=01でエラー有無の判定まで行った場合の読み出しデータであり、エラーを含むかもしれないデータと、そのデータにエラーが含まれるかどうかの情報がホスト装置4に送られる。
図16(C)はflag=10でエラー訂正まで行った場合の読み出しデータであり、エラー訂正を行ってエラーがなくなったデータがホスト装置4に送られる。
コントローラ3Aは、バッファ34、ECC(エラー訂正回路)35、エラー判定回路36、結合回路37、マルチプレクサ38,39を有している。
ECC回路35は、バッファ34に保持されたデータおよびECC情報に基づいてエラーがある場合にエラー訂正処理を行う。
エラー判定回路36は、バッファ34に保持された生データおよびECC情報に基づいて、読み出しデータにエラーがあるか否かを判定する。
結合回路37は、バッファ34に保持された生データにエラー判定回路36の判定結果であるエラー有無情報を付加する。
マルチプレクサ38は、エラー判定回路36の判定結果に応じて生データまたはECC回路35の処理データのいずれかを選択して、マルチプレクサ39に出力する。マルチプレクサ38は、エラーがない場合にはエラー無しの生データを選択し、エラーが有る場合にはエラー訂正後のエラー無しデータを選択する。
マルチプレクサ39はリード情報100Rに含まれるフラグ情報に応じて、バッファ34に保持された生データ、結合回路37によりエラー有無情報が付加された生データ、またはマルチプレクサ38によるエラー無しデータを選択してホスト側に出力する。
図16(B)に示すように、エラーの有無を表す情報が必要な場合(flag=01)は、図17に示すように、不揮発性メモリからデータとECCを両方読み出し、それらをエラー判定回路36に入力してエラー有無の情報を得て、元のデータと結合したものをホスト装置4に出力する。
図16(C)に示すように、エラー無しのデータが必要な場合(flag=10)は、図17に示すように、不揮発性メモリから読み出したデータとECCをECC回路35に入力してエラー訂正処理を行うが、エラー訂正処理より早く終了するエラー判定処理によってエラーのないことがわかりエラー訂正処理の必要がない場合には不揮発性メモリから読み出したデータをそのまま出力するようにする。エラー判定処理によってエラーのあることがわかりエラー訂正処理が必要になった場合にはECC回路35の出力をホスト装置4に出力する。
ここで用いるコマンド名は図15のコマンド名“READ”に加えてflagビットを後ろにつけた形とする。
リードしたデータにエラーが含まれていても構わないが、エラーの有無はわかる必要があるという場合には、エラー判定まで行うコマンド“READ(01)”を発行する(ST121,ST124,ST125,ST126)。
リードしたデータにエラーが含まれていても良く、エラーの有無がわからなくても構わないという場合には、データリードのみのコマンド“READ(00)”を発行する(ST121,ST124,ST127,ST128)。
また、ライト時も同様にエラーチェックの必要ないデータであればECCを付加せずに書き込むこととすれば、ECC計算時間の短縮やECC回路を動かさずに済むことによる消費電力抑制が可能となる。
ホストインタフェース部321とフラッシュ制御部311の間には他にホスト装置4から発行されたコマンドCMDを伝える信号線312と、ホスト装置4との間でデータDATAを転送するための信号線313がある。
ホスト装置4とホストIF部321との間はコマンドCMDとデータDATAを束ねたホストインタフェース322で接続される。コマンドCMDとデータDATAは多重化されていても別の信号線になっていても構わない。
この選択方法によれば、既存のシステムに適用する場合に、通常使用していたリードやライトのコマンドを変えずに拡張することが可能という利点がある。また、後続のコマンドでは何度も同じ設定をする必要がないという利点がある。
なお、フラグについては、この不揮発性メモリシステムでのトレードオフ事項の選択のために埋め込まれたフラグだけでなく、ネットワークパケット内のQoSフラグ等、他の指標も使用可能である。
すなわち、ホスト装置4の取り扱うデータには、システムファイルやFAT情報など信頼性を特に重視するものから、動画データなど多少のビット誤りがあっても気づかなかったりデータ内部にあるエラー訂正機能によって訂正されてしまう一方で、転送速度を重視するものまでさまざまなものがあるが、それらの多くはデータの形式によって判別することが可能である。
したがって、本例においては、データの形式をコントローラ3B内部のフラッシュ制御部311やホストインタフェース部321で判別し、その形式に応じた方法を用いることで、そのデータに最適なリード/ライトの手段を取ることが可能となる。
たとえばファイル形式がFATでリード時のフラグは「10」、ライト時のフラグは「00」に設定する。MPEGの場合、リード時のフラグは「00」、ライト時のフラグは「10」に設定する。DBの場合、リード時のフラグは「10」、ライト時のフラグは「01」に設定する。RAWの場合、リード時のフラグは「10」、ライト時のフラグは「11」に設定する。
これにより、必要な信頼性を維持しつつ読み書きの性能を向上させることが可能になる。
また、不要な回路を止めることにより消費電力との間でもトレードオフを使用者側で選択可能となり、適切なトレードオフを選択することで消費電力も削減することが可能となる。
換言すれば、パラメータをライト時やリード時にホスト等から制御することで、その時ごとに要求される信頼性を満たしつつ、その範囲内で実現できる最高の性能を出すことが可能となる。
また、本実施形態によれば、信頼性と性能のトレードオフだけでなく、たとえばライト中にコマンドが強制終了するなどして同じ論理アドレスを持つブロックが複数できた場合に、古い方と新しい方のどちらをリードコマンドで読み出すかといった、新しいもの/完全に書き込まれたものの選択を行うことも可能となる利点がある。
Claims (14)
- 電気的に書き換え可能な不揮発性メモリと、
上記不揮発性メモリのアクセスに関する管理情報を更新可能に保持する管理情報保持部を含み、当該管理情報保持部に保持された管理情報に基づいて上記不揮発性メモリのアクセスを制御するコントローラと、を有し、
上記アクセスに関する管理情報は、
データの書き込みまたは読み出しのコマンドに付加されたアクセス頻度、アクセス方法、アクセス範囲、またはデータ転送方法のうちの少なくとも二つのアクセス情報を含み、
上記コントローラは、
書き込みコマンドを受けたときは、少なくともアクセス頻度およびアクセス方法を含むアクセス情報に基づいてアクセス制御を行い、
読み出しコマンドを受けたときは、少なくともアクセス方法およびデータ転送方法を含むアクセス情報に基づいてアクセス制御を行う
不揮発性半導体記憶装置。 - 上記不揮発性メモリは、書き込みデータを最小書き込み単位であるページ単位または複数のページを含むブロック単位の書き込みが可能であり、かつ上記管理情報を書き込み可能であり、
上記アクセスに関する管理情報は、
書き込みコマンドに付加されたアクセス頻度およびアクセス方法を示すフラグ情報を含み、
上記コントローラは、
上記フラグ情報に基づいて、上記書き込みデータをページ単位またはブロック単位での書き込み、並びに上記管理情報を上記フラグ情報が指定するタイミングで書き込みを行うようにアクセス制御を行う
請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 上記フラグ情報は、
第1情報、第2情報、第3情報、第4情報のうち少なくとも第1情報、第2情報、第3情報が設定され、
上記コントローラは、
上記フラグ情報が第1情報の場合、上記管理情報と上記ページ単位の書き込みごとに上記管理情報を書き込み、
上記フラグ情報が第2情報の場合、上記ブロック単位の書き込みごとに上記管理情報を書き込み、
上記フラグ情報が第3情報の場合、書き込みコマンドの開始時と終了時に上記管理情報を書き込む
請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 上記コントローラは、
上記フラグ情報が第4情報の場合、書き込みコマンド中は上記管理情報の書き込みを行わない
請求項3記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 上記アクセスに関する管理情報は、
読み出しコマンドに付加されたアクセス方法およびデータ転送方法を示すフラグ情報を含み、
上記コントローラは、
上記不揮発性メモリから読み出しデータのエラーの有無を検出し、エラー訂正を行うエラー訂正部を含み、
上記フラグ情報に基づいて、エラー訂正処理を行っていない読み出しデータ、エラーの有無を示す情報を付加した読み出しデータ、またはエラー訂正後の読み出しデータをホスト側に転送する
請求項1から4のいずれか一に記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 上記フラグ情報は、
書き込みまたは読み出しのコマンドより前に発行される別コマンドに付加されたフラグ情報を含む
請求項2から5のいずれか一に記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 上記コントローラは、
データ形式を解析し、解析結果に応じた管理情報を生成し、生成した管理情報に基づいてアクセス制御を行う
請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 電気的に書き換え可能な不揮発性メモリと、
上記不揮発性メモリのアクセスに関する管理情報を更新可能に保持する管理情報保持部を含み、当該管理情報保持部に保持された管理情報に基づいて上記不揮発性メモリのアクセスを制御するコントローラと、
上記コントローラに所定のコマンドを発行して上記不揮発性メモリのアクセスを行うホスト装置と、を有し、
上記アクセスに関する管理情報は、
上記ホスト装置で発行されるデータの書き込みまたは読み出しのコマンドに付加されたアクセス頻度、アクセス方法、アクセス範囲、またはデータ転送方法のうちの少なくとも二つのアクセス情報を含み、
上記コントローラは、
上記ホスト装置から書き込みコマンドを受けたときは、少なくともアクセス頻度およびアクセス方法を含むアクセス情報に基づいてアクセス制御を行い、
読み出しコマンドを受けたときは、少なくともアクセス方法およびデータ転送方法を含むアクセス情報に基づいてアクセス制御を行う
メモリシステム。 - 上記不揮発性メモリは、書き込みデータを最小書き込み単位であるページ単位または複数のページを含むブロック単位の書き込みが可能であり、かつ上記管理情報を書き込み可能であり、
上記アクセスに関する管理情報は、
書き込みコマンドに付加されたアクセス頻度およびアクセス方法を示すフラグ情報を含み、
上記コントローラは、
上記フラグ情報に基づいて、上記書き込みデータをページ単位またはブロック単位での書き込み、並びに上記管理情報を上記フラグ情報が指定するタイミングで書き込みを行うようにアクセス制御を行う
請求項8記載のメモリシステム。 - 上記フラグ情報は、
第1情報、第2情報、第3情報、第4情報のうち少なくとも第1情報、第2情報、第3情報が設定され、
上記コントローラは、
上記フラグ情報が第1情報の場合、上記管理情報と上記ページ単位の書き込みごとに上記管理情報を書き込み、
上記フラグ情報が第2情報の場合、上記ブロック単位の書き込みごとに上記管理情報を書き込み、
上記フラグ情報が第3情報の場合、書き込みコマンドの開始時と終了時に上記管理情報を書き込む
請求項9記載のメモリシステム。 - 上記コントローラは、
上記フラグ情報が第4情報の場合、書き込みコマンド中は上記管理情報の書き込みを行わない
請求項10記載のメモリシステム。 - 上記アクセスに関する管理情報は、
読み出しコマンドに付加されたアクセス方法およびデータ転送方法を示すフラグ情報を含み、
上記コントローラは、
上記不揮発性メモリから読み出しデータのエラーの有無を検出し、エラー訂正を行うエラー訂正部を含み、
上記フラグ情報に基づいて、エラー訂正処理を行っていない読み出しデータ、エラーの有無を示す情報を付加した読み出しデータ、またはエラー訂正後の読み出しデータをホスト側に転送する
請求項8から11のいずれか一に記載のメモリシステム。 - 上記フラグ情報は、
書き込みまたは読み出しのコマンドより前に発行される別コマンドに付加されたフラグ情報を含む
請求項9から12のいずれか一に記載のメモリシステム。 - 上記コントローラは、
データ形式を解析し、解析結果に応じた管理情報を生成し、生成した管理情報に基づいてアクセス制御を行う
請求項8記載のメモリシステム。
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