JP4997580B2 - 羽根型機械 - Google Patents

羽根型機械 Download PDF

Info

Publication number
JP4997580B2
JP4997580B2 JP2010507011A JP2010507011A JP4997580B2 JP 4997580 B2 JP4997580 B2 JP 4997580B2 JP 2010507011 A JP2010507011 A JP 2010507011A JP 2010507011 A JP2010507011 A JP 2010507011A JP 4997580 B2 JP4997580 B2 JP 4997580B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circular
blade
sliding body
type machine
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010507011A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010526253A (ja
Inventor
ステッグマイヤー、ミヒャエル
ステッグマイヤー、ダニエル
Original Assignee
ステッグマイヤー、ミヒャエル
ステッグマイヤー、ダニエル
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ステッグマイヤー、ミヒャエル, ステッグマイヤー、ダニエル filed Critical ステッグマイヤー、ミヒャエル
Publication of JP2010526253A publication Critical patent/JP2010526253A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4997580B2 publication Critical patent/JP4997580B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01CROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
    • F01C1/00Rotary-piston machines or engines
    • F01C1/30Rotary-piston machines or engines having the characteristics covered by two or more groups F01C1/02, F01C1/08, F01C1/22, F01C1/24 or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members
    • F01C1/34Rotary-piston machines or engines having the characteristics covered by two or more groups F01C1/02, F01C1/08, F01C1/22, F01C1/24 or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F01C1/08 or F01C1/22 and relative reciprocation between the co-operating members
    • F01C1/344Rotary-piston machines or engines having the characteristics covered by two or more groups F01C1/02, F01C1/08, F01C1/22, F01C1/24 or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F01C1/08 or F01C1/22 and relative reciprocation between the co-operating members with vanes reciprocating with respect to the inner member
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01CROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
    • F01C21/00Component parts, details or accessories not provided for in groups F01C1/00 - F01C20/00
    • F01C21/08Rotary pistons
    • F01C21/0809Construction of vanes or vane holders
    • F01C21/0818Vane tracking; control therefor
    • F01C21/0827Vane tracking; control therefor by mechanical means
    • F01C21/0836Vane tracking; control therefor by mechanical means comprising guiding means, e.g. cams, rollers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01CROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
    • F01C1/00Rotary-piston machines or engines
    • F01C1/30Rotary-piston machines or engines having the characteristics covered by two or more groups F01C1/02, F01C1/08, F01C1/22, F01C1/24 or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members
    • F01C1/40Rotary-piston machines or engines having the characteristics covered by two or more groups F01C1/02, F01C1/08, F01C1/22, F01C1/24 or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F01C1/08 or F01C1/22 and having a hinged member
    • F01C1/44Rotary-piston machines or engines having the characteristics covered by two or more groups F01C1/02, F01C1/08, F01C1/22, F01C1/24 or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F01C1/08 or F01C1/22 and having a hinged member with vanes hinged to the inner member
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01CROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
    • F01C21/00Component parts, details or accessories not provided for in groups F01C1/00 - F01C20/00
    • F01C21/08Rotary pistons
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01CROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
    • F01C21/00Component parts, details or accessories not provided for in groups F01C1/00 - F01C20/00
    • F01C21/08Rotary pistons
    • F01C21/0809Construction of vanes or vane holders

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

本発明は、空気、内燃機関からの排気ガス、蒸気媒体またはそれらの混合物などの気体媒体を膨張または圧縮する羽根型機械に関する。
独国実用新案第20117224U1号明細書から1つの羽根型機械が知られる。膨張過程の形状を熱的な要求に適切に適合させるために、かつ、羽根型機械を低い製造コストで生産できるようにするために、羽根室の容積の大きさが回転方向において増減する羽根室ユニットを有する羽根型機械が提案されている。
本発明が基礎とする目的は、信頼性が高くかつ効率的な羽根型機械を規定することにある。
この目的は独立請求項の特徴によって実現される。有利な変形態様が従属請求項の主題である。
本発明による羽根型機械は、特に、空気、500℃までの温度の内燃機関からの排気ガス、蒸気媒体またはそれらの混合物などの気体媒体の膨張または圧縮用として用いられる。ハウジングは、円筒状の空間を有し、また、円筒状空間における流入ポートおよび流出ポートと、ハウジングの中心軸線に対して平行移動されるかまたは偏心配置されるシャフトとを有する。さらに、羽根型機械は、シャフト上に相互に平行にずらして配置される少なくとも1つの第1円形ディスクおよび少なくとも1つの第2円形ディスクと、円形ディスクによってガイドされかつハウジングの内壁の方向に可動な複数の摺動体とを有する。この場合、ハウジングの内壁の隣接領域の2つの隣り合う摺動体の関与によってそれぞれ羽根室が形成され、流入ポートの領域におけるこの羽根室の容積は、流出ポートの領域における羽根室の容積とは異なる。本発明によれば、各円形ディスクが円形アーチ状の複数のスロットを有することが想定されている。各摺動体は、羽根型機械の少なくともハウジングに面するその端部において円形アーチ状の形態を有する。各摺動体の円形アーチ状の部分は、第1円形ディスクの少なくとも1つの円形アーチ状のスロット内、および第2円形ディスクの円形アーチ状のスロット内で動く。
また、本発明による羽根型機械は、各摺動体は、それぞれ、少なくとも2つの保持アームによって、円形径路の一部分の上を、少なくとも2つの円形アーチ状のスロット内においてガイドされる。
本発明による手段によって、多数の摺動体を有する羽根型機械、従って、非常に限定された空間内に多数のチャンバを備えた羽根型機械を実現できる。それにも拘らず、摺動体がスロット内において傾くことのない確実なガイドが保証される。
また、本発明による羽根型機械は、羽根型機械が、各摺動体をハウジングの内壁の方向に変位させる補償装置を有している。これは、ハウジングの内壁に面する摺動体の端部が偏心したシャフトの回転軸線の回りに回転するにも拘らず、その摺動体の端部が羽根型機械の中心軸線の回りの円形径路を描くようにすることによって達成される。
また、本発明による羽根型機械は、補償装置の寸法を、ハウジングの内壁に面する摺動体の端部が、近接しているが無接触で羽根型機械のハウジングの内壁を摺動通過するように定めている。
また、本発明による羽根型機械は、各摺動体にガイドアームを設けること、および、ガイドアームがガイドボルトを有している。ガイドボルトは、ハウジングの内壁に面する摺動体の端部と一直線上に並べて配置される。ガイドボルトは、ガイドアームと反対側のその端部において、連結ロッドの単一の連結ロッド穿孔の中に嵌入される。
本発明の1つの変形態様においては、連結ロッドに、円形リングの最外側面と最内側面との間にガイドされる連結ロッド脚部を設けることが想定されている。
本発明の1つの実施態様においては、補償装置が、偏心シャフトに固定される円形ディスクと、前記の円形リングとを有することが想定されている。この円形リングは、その円形リングの中心が羽根型機械の中心軸線上に位置するように、円形ディスクに機械的に結合される。
本発明の1つの実施形態においては、円形ディスクおよび円形リングを、1つ以上の階段形状の連結要素によって相互に機械的に結合することが想定されている。
本発明によるこれらの手段によって技術的に簡単に実現できることは、摺動体が、羽根型機械のハウジングの外壁の内面を、その内面から所定の間隔をもって無接触で摺動通過することである。この間隔の寸法は、摺動体および外壁の間の間隙によってごく僅かな圧力均等化しか生じないように定めることが望ましい。
また、本発明による羽根型機械は、第1摺動体の保持アームを、それぞれ、円形ディスクの第1側面に回転可能に固定し、第1摺動体に直接隣り合う第2摺動体の保持アームを、それぞれ、円形ディスクの第2側面に回転可能に固定している。
これによって、摺動体を一層密接に一緒に組み込むことが可能になり、羽根型機械をさらに小型化できる。
本発明による羽根型機械を、実施例に基づいて、図面を用いて以下にさらに詳細に説明する。図面は、必ずしも縮尺どおりではない。同じ参照符号は、同一もしくは同じように作動する要素を表す。
本発明による羽根型機械の概略表現による第1部分図を示す。 図1に表現する1つの円形ディスクの背面を概略表現によって示す。 図1の円形アーチ状の摺動体を有する摺動装置を若干詳細に概略表現によって示す。 図1に表現する2つの摺動体間の領域における縦方向断面の図解を示す。 本発明による羽根型機械の円形ディスクの領域における概略断面図を示す。 本発明による羽根型機械の中心配置される円形リングの領域における概略断面図を示す。 中心配置される円形リングを備えた本発明による補償装置を示す。
図1に示す本発明による羽根型機械500の部分図100は、以下に説明する羽根型機械において偏心配置されるシャフト101と、第1円形ディスク102と、第2円形ディスク103とを、斜視図としてかつ概略形態で示している。第1および第2円形ディスク102および103は、同一のものであり、シャフト101上に間隔を空けて「並べられ」ている。この円形ディスクは、それぞれ、シャフト101上に回転固定して(図示されていない)取り付けられる。図1は、例として、12個の同じ摺動体の内、2個の摺動体104および105のみを表現している。
図2は、図1に示す第2円形ディスク103の背面200を示す。円形ディスク103は、それぞれ円形ディスクの中心の方向には閉じられかつ円形ディスクの周縁の方向には開いているスロット201から212までを有する。このスロットは、それぞれ、円形アーチ状であり、同一寸法を有する。12個のスロット201から212までは、円形ディスク103上に均等に配置される。すなわち、円形ディスク103におけるスロットは30°ごとに設けられ、各スロットは、それぞれ同一の、同様に円形アーチ状の摺動体もしくは円形アーチ状断面の摺動体104、105等を受け入れる。円形ディスク103は、その中心に、シャフト101を受け入れる穿孔220を有する。穿孔231から242までが、それぞれ、2つの円形アーチ状のスロット201、202等の間に設けられる。この穿孔231から242までは、それぞれ保持アーム110等を当該穿孔の回りに回転可能に固定するためのものである。穿孔231から242までは、それぞれ、同じ直径を有し、穿孔220に平行に延びている。
図3は、図1の円形アーチ状の摺動体104もしくは摺動装置300を若干詳細に概略表現によって示す。図1に表現されていないが円形アーチ状のスロット202から212までの中をガイドされる他のすべての摺動体もしくは摺動装置も、摺動体104もしくは摺動装置300に合致している。すなわち、すべての摺動体もしくは摺動装置は同一である。摺動体104もしくは摺動装置300は、図1に表現される円形ディスク102および103の、同じ高さに配置される2つの隣り合う円形アーチ状のスロット212の間にガイドされる。3つのフック形状のまたは折り曲げられた保持アーム110、310および320が、第1端部において円形アーチ状の摺動体104に関節結合される。円形アーチ状の摺動体104と反対側の端部においては、保持アーム110、310および320はそれぞれ貫通穿孔301を有する。この貫通穿孔301は摺動体104に平行に延びており、それぞれに、1つの丸いガイドバー330bが差し込まれている。各穿孔301の中心と、保持アーム110、310および320と反対側の摺動体104の端部とは、羽根型機械500の中心軸線501から発する仮想的な半径ベクトルrが、保持アーム110、310および320と反対側の摺動体104の端部において正確に完結するようになっている。
図1は、例として、ただ1つのフック形状のまたは折り曲げられた形態の保持アーム110で、その第1端部において摺動体104に固定される保持アーム110を表現している。保持アーム110の第2端部は、穿孔231から242までと同じ直径を有する穿孔301を有する。円形断面のガイドバー330bが、穿孔240および301を貫通して係合する。羽根型機械500が運転状態にある時は、摺動体104はガイドバー330bの回りを円形径路の一部分に沿って動く。この円形径路の中心はガイドバー330bの中心軸線にある。摺動体104は、保持アーム110、310および320等によって円形径路の一部分に沿ってガイドされ(図3参照)、保持アームのために、円形アーチ状のスロット212等の中を傾くことなく動く(図1および2参照)。同じことが、他の摺動体に対しても同様に対応して同様に当てはまる。
図4は、図1に表現される2つの摺動体104および105間の領域における、シャフト101の縦方向軸線に平行な縦方向断面400の図解を示す。
保持アームのために、摺動体104は、円形ディスク102、103の円形アーチ状のスロット212の中と、図1には表現されていない別の円形ディスク401および402の円形アーチ状のスロットの中とを傾くことなく動く。円形ディスク401および402は円形ディスク102および103と同一である。図3に表現される保持アーム110、310および320は摺動体104に設けられる。保持アーム110、310および320は、摺動体104と反対側のその端部において、それぞれ、図4には表現されない穿孔301を有する。保持アーム110、310、320の穿孔301には、ガイドバー330bが貫通している。ガイドバー330bは、摺動体の力を吸収し、さらに、円形ディスク103の穿孔240と、円形ディスク102、401および402における対応する穿孔とを貫通する。
摺動体105は、対応する保持アーム(図示されていない)のために、円形ディスク102、103および円形ディスク401および402の円形アーチ状のスロット211の中を傾くことなく動く。摺動体104に対応する保持アーム110a、310aおよび320aが摺動体105に設けられる。保持アーム110a、310aおよび320aは、摺動体105と反対側のその端部において、それぞれ、図4には表現されない穿孔301を有する。保持アーム110a、310a、320aの図4には表現されない穿孔301には、ガイドバー330cが貫通している。ガイドバー330cは、さらに、円形ディスク103の穿孔239と、円形ディスク102、401および402における対応する穿孔とを貫通する。
図4は、さらに、摺動体410および420と、それらの保持アームとを完全にまたは部分的に表現している。これらは上記の摺動体および保持アームに対応する。
図4から、特に、適当な長さのシャフト101を用いることによって、本発明による羽根型機械500を高度の柔軟性をもって縦方向に延長することも可能であり、従って、実際に供給されるべき機械的出力に簡単に適応させ得ることが明らかである。これは、シャフト101上に間隔を空けて配置される円形ディスクを所要個数並べると共に、対応する長さの摺動体を選定することによって達成される。さらに、本発明による羽根型機械によって供給されるべき機械的出力は、円形ディスクの直径を増減することによって、および/または、円形ディスク上の摺動体の個数を増減することによって、実際の要求に柔軟に適合させることができる。
保持アームを使用しているために、摺動体は、いかなる摺動面荷重をも受けることがない。これは、円形アーチ状のスロット内における摺動体の間隙と相俟って、摩耗を低減し、その結果、稼動寿命と効率を増大させる。
図5は、図1に表現される円形ディスク103の領域における、本発明による羽根型機械500のシャフト101に対して横方向の概略断面図を示す。図5は、羽根型機械500と、円形ディスク103と、円形アーチ状のスロット201から212まで(部分的に表現されている)の中に間隙をもって配置される円形アーチ状の摺動体104から115までと、円形ディスク103の領域における円形アーチ状の摺動体104、105等の保持アーム310、320a等と、羽根型機械内に偏心配置されるシャフト101と、シャフト101の回転軸線106と、羽根型機械500の中心軸線501と、ガイドバー330bから330mまでと、オイル潤滑用の導管および円形アーチ状の摺動体104、105等用のシールを備えた羽根型機械500の外壁505および内壁506とを表現している。
図5に表現される12個の摺動体104から115までの12個の保持アーム310、320a等は、円形ディスク103の上下に交互に配置される。これは、円形ディスク102と、さらに円形ディスク401および402との領域における保持アームおよび摺動体104から115までにも、図4に示すように同様に当てはまる(図4に表現されるガイドバー330d、330c、330bおよび330mは、実際には同じ断面に配置されるのではなく、特に図2に直接見ることができるように異なる面に位置している)。これによって達成される有利な点は、直接隣り合う摺動体およびその保持アームも、当該摺動体が作動する間相互に干渉することがなく、従って、円形ディスクに多数の摺動体を設けることができる点である。このため、コンパクトであるにも拘らず、直接隣り合う2つの摺動体と、羽根型機械500の隣接外壁505と、隣接内壁506との間にそれぞれ形成される多数の膨張または圧縮チャンバを備えた小型構造の羽根型機械を提供することができる。
羽根型機械500の流入ポート510に流入する気体または気体混合物は、円形ディスクと、それによってガイドされる円形アーチ状の摺動体とを回転させる。この場合、円形アーチ状の摺動体の凹面側が、それぞれ、流入する気体または気体混合物の方向に向いており、同時にシャフト101を駆動して、機械的仕事を遂行するかあるいは電気的仕事を発生させる(図示されていない)。シャフト101を羽根型機械500の中心軸線501に対して偏心配置しているので、羽根型機械500の内壁506および外壁505の間の間隔は増大する。その結果、2つの隣り合う摺動体の間に閉じ込められる容積は流入ポート510から流出ポート520までの行程において増大し、気体または気体混合物はその途上で膨張する。摺動体およびその保持アームは、同時に、それぞれ、円形径路の一部分に沿って、それらに付属するガイドバーの回りに回動し、外壁505の内面に当接するようになる。
摺動体104から115までが、どのようにして、外壁506の内面に近接するようにしかしそれに接触することなく動かされるかについて、図3、6および7を参照して以下に説明する。摺動体を、外壁506の内面に対して近接するが接触しないようにガイドすることは、外壁506の内面と、回転方向において次の圧力チャンバに面する当該摺動体との間の間隙による圧力損失を低く抑えながら、円形ディスクの障害のない摩擦なしの回転を可能にするために、重要である。圧力チャンバは、それぞれ、2つの隣り合う摺動体の間に存在する。
図3に表現されるように、本発明による摺動装置300は、さらに、保持アーム320の折り曲げられた部分に取り付けられるガイドアーム340を有する。このガイドアーム340の第2端部350は、摺動体104の端部と一直線上に並んでいる。摺動体105とガイドアームとの間には、図6に示す分離プレート601が配置される。この分離プレート601は、羽根型機械500を一方の端部に向かって閉止する。図6は、本発明による羽根型機械500の、中心配置される円形リング701の領域における概略断面図600を示す。さらに、摺動体104のもう一方の端部に、あるいは他の摺動体のもう一方の端部にも、別の分離プレート(図示されていない)が設けられる。摺動体104は、本発明による他の摺動体と同様に、円形アーチ状に丸められた端部360を有する。ガイドアーム340は、その第2端部350に穿孔を有し(図示されていない)、その穿孔の中にガイドボルト365の第1端部が嵌入される。円形断面のガイドボルト365のもう一方の端部は、連結ロッド370の穿孔の中に嵌入される。この穿孔は、連結ロッド370の第2端部に設けられる。ガイドボルト365の中心軸線は、羽根型機械500の中心軸線501から、あるいは、摺動体104の円形アーチ状に丸められた端部360の中心軸線としてのハウジングの中心Mから同じ距離rにある。円形アーチ状に丸められた端部360の中心軸線と、ガイドボルト365の中心軸線とは、互いに一直線上にある、すなわち、同じ高さの位置にある。
摺動体104等が羽根型機械500内に偏心配置される円形ディスク102、103、401および402等の上で動いても、摺動体104またはその丸められた端部360と、対応的に本発明による別の摺動体とに、羽根型機械500の外壁505の内面に沿う中心の動きを付与するために、本発明によって補償装置700が設けられる。
図7に表現される補償装置700は、4つの補償アーム710、720、730および740を有する。各補償アームはその両端部に穿孔を有する(図示されていない)。保持アーム710の第1穿孔の中には、保持アーム710を円形ディスク103に機械的に結合する保持ピン750が嵌入される。円形ディスク103は、保持ピン750のもう一方の端部を受け入れる第1穿孔を有する(図示されていない)。この第1穿孔の中心は、偏心シャフト101の中心軸線からrの距離にある。
保持アーム710の第2穿孔の中には別の保持ピン760の第1端部が嵌入され、その保持ピン760のもう一方の端部は、円形リング701の第1穿孔(図示されていない)の中に差し込まれる。円形リング701の第1穿孔の中心は、リングの中心からrの距離にある。同様に、保持アーム720、730および740が、それらに付属する保持ピン770,780;790,795;796,797を介して、円形ディスク103を円形リング701に結合する。その結果、円形リング701は円形ディスク103と同じ回転角度で回転する。この場合、円形ディスク103は、シャフト101の偏心回転軸線106の回りに回転し、円形リング701は、羽根型機械500の中心軸線501の回りに回転する。
連結ロッド370の脚部390は円形リング701のリング表面上に支持される。この場合、縦方向の間隙(図示されていない)によって、円形リング701の表面上における脚部390の制限された接線方向の動きが可能になり、その他の点では、脚部390が円形リング701の表面に追随する。脚部390は、円形リング701の表面上に外向きにも内向きにも支持されている。その結果、連結ロッド370は、摺動体104の丸められた端部360に対して、羽根型機械500の中心軸線501の回りの動きを付与し、摺動体104の丸められた端部360は、外壁505の内面から所定の間隔に維持される。他の連結ロッドも同じように作用するので、同じことが他の摺動体にも同様に当てはまる。但し、図6においては、見易くするために、他の連結ロッドには参照符号が付されていない。他の連結ロッドも同じように作用することから、摺動体の個々の遠心力が互いに対して対抗的に作用し、従って、その大部分が相互に相殺される。
100…本発明による羽根型機械の部分図、
101…羽根型機械中心軸線に対して偏心配置されるシャフト、
102…円形ディスク、
103…円形ディスク、
104〜115…円形アーチ状断面の摺動体、
106…シャフト101の回転軸線、
110…摺動体104の複数の折り曲げられた保持アームの1つ、
200…図1に示す第2円形ディスク103の背面、
201〜212…それぞれ、1つの摺動体を完全にまたは部分的に受け入れる円形アーチ状のスロット、
220…シャフト101を回転固定して受け入れる円形ディスクの穿孔、
231〜242…それぞれ、保持アーム110を当該穿孔の回りに回転可能に固定する穿孔、
300…摺動装置、
301…摺動体の保持アームを貫通して摺動体104に平行に延びる貫通穿孔、
310…折り曲げられた保持アーム、
320…折り曲げられた保持アーム、
330b〜330m…摺動体のガイドバー、
340…ガイドアーム、
350…ガイドアームの第2端部、
360…円形アーチ状に丸められた各摺動体の端部、
365…ガイドボルト、
r…羽根型機械または羽根型機械のハウジングの中心軸線501と、円形アーチ状に丸められた摺動体の端部360との間の半径方向距離、
370…連結ロッド、
390…連結ロッドの脚部、
r’…円形リング701の中心と、連結ロッドの脚部が載る円形リングの表面との間の半径方向距離、
400…図1に示す2つの摺動体104および105の間の領域における、シャフト101の縦方向軸線に平行な縦方向断面の図解、
401…円形ディスク、
402…円形ディスク、
410…摺動体、
420…摺動体、
500…羽根型機械、
501…羽根型機械の中心軸線、
505…羽根型機械の外壁、
506…羽根型機械の内壁、
510…羽根型機械の流入ポート、
520…羽根型機械の流出ポート、
600…本発明による羽根型機械の中心配置される円形リング701の領域における概略断面図、
601…分離プレート、
700…補償装置、
701…円形リング、
…偏心配置されるシャフト101の中心軸線と、保持ピン750を受け入れる円形ディスク103の穿孔の中心との間の半径方向距離、
…中心配置される円形リング701の中心軸線と、保持ピン760を受け入れる円形リング701の穿孔の中心との間の半径方向距離、
710…補償アーム、
720…補償アーム、
730…補償アーム、
740…補償アーム、
750…保持ピン、
760…保持ピン、
770…保持ピン、
780…保持ピン、
790…保持ピン、
795…保持ピン、
796…保持ピン、
797…保持ピン。

Claims (4)

  1. 空気、内燃機関からの排気ガス、蒸気媒体またはそれらの混合物などの気体媒体の膨張または圧縮用の羽根型機械(500)であって、
    円筒状の空間を有し、さらに前記円筒状空間における流入ポート(510)および流出ポート(520)を有するハウジング(505)と、
    前記ハウジングの中心軸線(501)に対して平行移動されるかまたは偏心配置されるシャフト(101)と、
    前記シャフト(101)上に相互に平行にずらして配置される少なくとも1つの第1円形ディスクおよび少なくとも1つの第2円形ディスク(102、103;401、402)と、
    前記第1円形ディスクおよび第2円形ディスク(102、103;401、402)によってガイドされかつ前記ハウジング(505)の内壁の方向に可動な複数の摺動体(104から115まで)であり、前記ハウジング(505)の内壁の隣接領域の2つの隣り合う摺動体(108、109;109、110;...)の関与によってそれぞれ羽根室が形成され、前記流入ポート(510)領域における前記羽根室の容積は、前記流出ポート(520)の領域における羽根室の容積とは異なる摺動体(104から115まで)とを備えた羽根型機械において、
    前記第1円形ディスクおよび第2円形ディスク(102、103;401、402)が円形アーチ状の複数のスロット(201から212まで)を有し、
    前記各摺動体(104から115まで)が、羽根型機械(500)の少なくともハウジング(505)に面するその端部において円形アーチ状の形態を有し、
    各摺動体(104から115まで)が、それぞれ、少なくとも2つの保持アーム(110、310、320等)によって、円形径路の一部分の上を、少なくとも2つの前記円形アーチ状のスロット(201から212まで)内においてガイドされ、
    各摺動体(104から115まで)の前記円形アーチ状の部分は、少なくとも、第1円形ディスク(102)の円形アーチ状のスロット(201から212まで)および第2円形ディスク(103)の円形アーチ状のスロット(201から212まで)内で動き、
    前記各摺動体(104から115まで)を、前記ハウジング(505)の内壁の方向に、前記ハウジング(505)の内壁に面する前記摺動体(104)の端部(360)が偏心した前記シャフト(101)の回転軸線(106)の回りに回転するにも拘らず、前記摺動体(104)の端部(360)が羽根型機械(500)の中心軸線(501)の回りの円形径路を描くように変位させる補償装置(700)を有し、
    前記補償装置(700)の寸法を、前記ハウジング(505)の内壁に面する前記摺動体(104)の端部(360)が、近接しているが無接触で羽根型機械(500)の前記ハウジング(505)の内壁を摺動通過するように定め、
    前記各摺動体(104から115まで)にガイドアーム(340)が設けられ、前記ガイドアーム(340)はガイドボルト(365)を有し、前記ガイドボルト(365)は、前記ハウジング(505)の内壁に面する前記摺動体(104)の端部(360)と一直線上に並べて配置され、かつ、前記ガイドボルト(365)は、前記ガイドアーム(340)と反対側のその端部において、連結ロッド(370)の単一の穿孔の中に嵌入され、
    第1摺動体(104)の前記保持アーム(110、310、320等)が、それぞれ、前記円形ディスク(102、103、401、402)の第1側面に回転可能に固定され、前記第1摺動体(104)に直接隣り合う第2摺動体(105)の保持アーム(110a、310a、320a)が、それぞれ、前記円形ディスク(102、103、401、402)の第2側面に回転可能に固定されている、
    ことを特徴とする羽根型機械(500)
  2. 前記連結ロッド(370)が、円形リング(701)の最外側面に載る連結ロッド脚部(380)を有することを特徴とする請求項1に記載の羽根型機械。
  3. 前記補償装置(700)が、前記偏心シャフト(101)上に固定される円形ディスク(103)と、前記円形リング(701)とを有し、前記円形リング(701)は、前記円形リング(701)の中心が羽根型機械(500)の中心軸線(501)上に位置するように、前記円形ディスク(103)に機械的に結合されることを特徴とする請求項2に記載の羽根型機械。
  4. 前記円形ディスク(103)および前記円形リング(701)が、1つ以上の階段形状の連結要素(750、710、760;790、730、795;770、720、780;796、740、797)によって相互に機械的に結合されることを特徴とする請求項3に記載の羽根型機械。
JP2010507011A 2007-05-28 2007-05-28 羽根型機械 Expired - Fee Related JP4997580B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/IB2007/051998 WO2008146094A1 (de) 2007-05-28 2007-05-28 Fluegelzellenmaschine

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010526253A JP2010526253A (ja) 2010-07-29
JP4997580B2 true JP4997580B2 (ja) 2012-08-08

Family

ID=38962803

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010507011A Expired - Fee Related JP4997580B2 (ja) 2007-05-28 2007-05-28 羽根型機械

Country Status (7)

Country Link
US (1) US8684715B2 (ja)
EP (1) EP2153027B1 (ja)
JP (1) JP4997580B2 (ja)
KR (1) KR101129374B1 (ja)
CN (1) CN101668926B (ja)
CA (1) CA2683493C (ja)
WO (1) WO2008146094A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI600827B (zh) * 2012-09-21 2017-10-01 周榮光 回轉引擎之改良結構
CN110685900B (zh) * 2019-10-10 2021-01-01 中国民航大学 一种具有圆弧形滑片结构的滑片泵

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2463155A (en) * 1944-04-10 1949-03-01 Bailey P Dawes Rotary engine
US4149833A (en) * 1975-06-16 1979-04-17 Idram Engineering Company Est. Rotary machine with pistons pivotally mounted on the rotor
JPS5455804A (en) 1977-10-12 1979-05-04 Sanyo Electric Co Ltd Rotary type fluid machine and its preparation
US4389173A (en) * 1982-04-01 1983-06-21 Earl J. Lee Arcuate piston rotary engine
US5385458A (en) * 1994-02-15 1995-01-31 Chu; Jen Y. Vane-type rotary compressor
US6226986B1 (en) * 1995-06-06 2001-05-08 Driver Technology Ltd. Rotary positive displacement fluid machine
GB9811111D0 (en) 1998-05-23 1998-07-22 Driver Technology Ltd A rotary machine
JP3800128B2 (ja) * 2001-07-31 2006-07-26 株式会社デンソー インペラ及びタービン式燃料ポンプ
DE20117224U1 (de) 2001-10-24 2001-12-13 Enginion Ag Expansionsmaschine
DE10227234B4 (de) 2002-06-19 2006-06-08 Schneider, Alfred, Dipl.-Ing. Fördereinrichtung zum Fördern insbesondere von gasförmigen oder flüssigen Medien
JP2008516148A (ja) 2004-10-07 2008-05-15 ジャイロトン・インコーポレーテッド マルチローブ回転運動の非対称圧縮/膨張機関

Also Published As

Publication number Publication date
CA2683493A1 (en) 2008-12-04
EP2153027B1 (de) 2017-04-05
US8684715B2 (en) 2014-04-01
KR101129374B1 (ko) 2012-04-13
JP2010526253A (ja) 2010-07-29
WO2008146094A1 (de) 2008-12-04
EP2153027A1 (de) 2010-02-17
CN101668926B (zh) 2012-12-12
US20100158740A1 (en) 2010-06-24
KR20100005081A (ko) 2010-01-13
CA2683493C (en) 2014-10-21
CN101668926A (zh) 2010-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DK2795064T3 (en) Rotary machine
JP4997580B2 (ja) 羽根型機械
CN111058901B (zh) 涡轮静叶、涡轮动叶及包含其的燃气涡轮机
JP6427849B2 (ja) ローターブレード用ロッキングスペーサー
KR101983469B1 (ko) 터빈 블레이드 링 세그멘트 및 이를 포함하는 터빈 및 가스터빈
US1290657A (en) Rotary engine.
JP6534724B2 (ja) ガスタービンブレードのリテーナ、それを用いたタービンユニット及びガスタービン
US599778A (en) Blower
US545062A (en) Rotary engine
US1034682A (en) Rotary engine.
US733773A (en) Rotary engine.
RU177873U1 (ru) Машина объёмного действия
US882428A (en) Rotary engine.
US549615A (en) Rotary engine
US1075528A (en) Elastic-fluid turbine.
RU2644600C1 (ru) Машина объёмного действия
US796718A (en) Rotary engine.
WO2020095386A1 (ja) スクロール流体機械
US618347A (en) hartwell
US1094276A (en) Rotary steam-engine.
KR20100125793A (ko) 유체펌프가 연결되는 스터링엔진
US371949A (en) Rotary engine
US978602A (en) Rotary engine.
USRE12631E (en) Rotary engine
JP3181244B2 (ja) ベーン式流体モータ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110524

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110822

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120215

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120425

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150525

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150525

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees