JP4996598B2 - 肥満治療用の胃内装置 - Google Patents

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    • A61F5/0013Implantable devices or invasive measures
    • A61F5/0036Intragastrical devices

Description

本出願は、2005年5月9日出願の米国仮特許出願第60/679,135号に対する優先権を主張し、同仮出願の全内容をここに参考文献として援用する。
本発明は、医療装置に関し、より厳密には、胃の貯蔵容積を小さくするために、患者の胃内に設置される肥満治療用の装置に関する。
肥満は治療が難しい症状であることはよく知られている。治療方法は多岐に及び、薬物、行動療法、運動を始め、それら方法の2つ又はそれ以上が関与する組み合わせ型の取り組みもしばしば見られる。不幸なことに、成果が長続きすることはまれで、多くの患者は、時間が経つと結局元の体重に戻ってしまう。そのため、肥満、特に病的肥満は、しばしば治療不能な症状と考えられている。種々の侵襲性アプローチが利用できるようになってきており、それらは多くの患者で良好な成果を出している。それら取り組み法には、バイパス手術又は胃形成術の様な外科的オプションが含まれる。しかしながら、上記処置には高い危険が伴い、従って殆どの患者にとって適切ではない。
1980年代の初頭、医師らは、胃の貯蔵容積を小さくし結果的に食物の収容能力を低下させるため胃の中にバルーンを設置する実験を開始した。バルーンは、胃の中で展開すると、満腹感を誘発し空腹感を減退させる。それらバルーンは、通常、筒形又は洋ナシ形で、大きさは概ね200〜500ml又はそれ以上あり、シリコン、ポリウレタン、又はラテックスの様なエラストマーで作られ、空気、水、又は生理食塩水が充填されている。中には適度な減量が実証された例もあるが、それらバルーンの効果は、3乃至4週間後には減退する場合が多く、恐らくは胃が徐々に拡張するか又は身体がバルーンの存在に順応するためであると考えられる。他にも、鼻孔から管を外に出し、バルーンを周期的に萎ませ、そして再度膨らませて、正常な食物摂取量を一層上手くシミュレートすることができるようにしたバルーンもある。しかしながら、空気注入用の管が鼻から出ていることの不都合は明白である。
肥満を治療する方法としてバルーンを使用した場合、成果が不確定であり、落胆する頻度も高かった。試行例の中には、偽薬に勝る顕著な減量を示すことに失敗したか、バルーン設置術を低カロリー食と組み合わせない限り効果を発揮しなかったものもある。合併症も見られ、特に流体が充填されたバルーンでは胃潰瘍や、萎んだバルーンによって引き起こされる小腸の閉塞などが見られた。また、バルーンが十二指腸への開口を塞ぎ、或いは開口に留まることが記録された症例もあり、その様な症例では、バルーンは、胃の内容物が腸に移行して胃が空になるのを阻止する球弁の様な作用をする。
上で論じた肥満を治療するための方法とは関係ないが、繊維、毛髪、毛羽状材料などの様な或る種の消化できない物が摂取され、時間の経過と共に胃の中で集まり、最終的に胃石と呼ばれる塊を形成することが観察されている。患者の中には、特に小児や精神障害がある患者では、胃石が、しばしばプラスチックや合成材料を摂取した結果として生じる。多くの場合、胃石は、消化不良、胃痛、又は吐き気を引きこし、胃石がかなり大きく育ってしまった場合は特にそうである。また、胃石を有する或る特定の個体では、推定ではあるが胃の貯蔵容積の減少によって、体重が減少することが記録されている。胃石は、内視鏡的に、特にベゾトーマ又はベゾトリプターとして知られている装置との併用により取り除くことができるが、胃石は、それも特に大きいものは、しばしば外科処置を要する。
胃石又は胃内バルーンの潜在的減量効果を、合併症を併発することなく提供することができる胃内部材が、まさに必要とされている。その様な装置は、理想的には、患者が十分に許容できるものであり、長期間効果を発揮し、個体の解剖学的構造に合わせた大きさに作ることができ、設置と回収が容易なものでなければならない。
米国仮特許出願第60/679,135号
上記課題は、耐消化性を有する又は実質的に消化されない材料で作られた少なくとも1つの胃内部材又は人工胃石を備えている代表的な肥満治療装置であって、哺乳類の胃管腔の中に第1の構成で導入される装置によって、解決され、技術的な進歩が実現される。胃内部材又は人工胃石は、通常、部分的に圧縮された構成で胃管腔に挿入され、その後、普通の活動中は胃の貯蔵部内に留り、幽門を通過して腸の中に入って行くことの無いほどの大きさに拡張した第2の拡張構成へと変形させられるか、又はその構成になることができる。動物では、本発明は、数ヶ月間に亘って減量の実現に効果的を発揮すると同時に、容易に設置し回収できることが分かっている。別の利点は、本発明は、胃内で、バルーンの様な既存の胃内部材よりも小さい体積で効果を発揮することである。
本発明の1つの実施形態では、肥満治療装置は、第1の構成から第2の構成へ再構成可能な胃内部材を備えており、第1の構成は、前記胃内部材を哺乳類の胃管腔の中へ導入できるほど十分に小さく、第2の構成は、前記胃内装置が哺乳類の幽門を通り抜けるのを防止できるほど十分に大きく、前記胃内部材は、間隔を空けて配置された複数の開口を備えている。この装置は、近位端と遠位端を有する細長い部材を更に備えており、細長い部材は胃内部材の開口を縫うように通されている。胃内部材は、細長い部材の近位端と遠位端の間に、細長い部材の近位端と遠位端の間を伸張する複数のリブに沿って配置されている。爪の様な遠位側ストッパが、細長い部材の遠位端に係合され、胃内装置を細長い部材に沿って固定し、第2爪の様な近位側ストッパが、細長い部材の近位端に係合され、胃内部材を細長い部材に沿って係止している。装置は、更に、近位端と遠位端を有するナイロン糸又は同様の糸状構造の様なシンチング部材を備えており、近位端は近位側ストッパの遠位端に係合され、遠位端は細長い部材の近位端に係合されている。シンチング部材は、近位側ストッパを、細長い部材に沿って遠位側ストッパに向けて動かすためのものである。
装置の細長い部材は、細長い部材の近位端に係合されるコネクタを含んでいてもよく、コネクタは、シンチング部材が近位側ストッパのルーメンから送られてきたときにこれを受け入れることができるように作られたルーメンを備えている。ドラグの様な第2遠位側ストッパが、細長い部材の遠位端の、遠位側ストッパと複数のリブの間に係合され、一方、第2ドラグの様な第2近位側ストッパが、シンチング部材に沿って係合されている。
本発明の更に別の実施形態では、肥満治療装置は、第1の構成から第2の構成へ再構成可能な胃内部材を備えており、第1の構成は、前記胃内部材を哺乳類の胃管腔の中へ導入できるほど十分に小さく、第2の構成は、前記胃内装置が哺乳類の幽門を通り抜けるのを防止できるほど十分に大きく、前記胃内部材は、間隔を空けて配置された複数の開口を備えている。この装置は、近位端と遠位端を有する細長い部材を更に備えており、胃内部材は、細長い部材の近位端と遠位端の間を伸張する複数のリブに沿って縫うように通されている。ボタンの様な遠位側ストッパが、細長い部材の遠位端に係合され、胃内部材を細長い部材に沿って固定する。第2ボタンの様な近位側ストッパが、細長い部材の近位端に係合され、胃内部材を細長い部材に沿って係止する。装置は、更に、近位端と遠位端を有するナイロン糸又は同様の糸状構造の様なシンチング部材を備えている。シンチング部材の近位端は近位側ストッパに係合され、細長い部材のルーメンを通って伸張し、シンチング部材の遠位端は遠位側ストッパに係合されている。
細長い部材は、更に、細長い部材の遠位端に沿って係合される係止部材を含んでおり、係止部材は、胃内部材が胃管腔の中に送り込まれると、遠位側ストッパと係合する。係止部材は、シンチング部材が細長い部材のルーメンを通して送られてきたときにこれを受け入れるルーメンを備えている。近位側ストッパも、シンチング部材が細長い部材のルーメンを通して送られてきたときにこれを受け入れるルーメンを備えている。また、この装置は、胃内部材が胃管腔へ送り込まれると、これを固定するために細長い部材の遠位端と係合される少なくとも1つの第2遠位側ストッパを含んでいる。胃内部材が固定されるとき、シンチング部材を近位方向に引いて、シンチング装置を細長い部材のルーメンから取り出すことにより、遠位側ストッパが近位側ストッパに係合される。また、シンチング部材を近位方向に引いて、シンチング部材を細長い部材のルーメンから取り出すことにより、近位側ストッパが細長い部材の複数のリブに係合される。
本発明の更に別の実施形態では、肥満治療装置は、第1の構成から第2の構成へ再構成可能な胃内部材を備えており、第1の構成は、前記胃内部材を哺乳類の胃管腔の中へ導入できるほど十分に小さく、第2の構成は、前記胃内装置が哺乳類の幽門を通り抜けるのを防止できるほど十分に大きい。この装置は、更に、近位端と遠位端を有するナイロン糸又は同様の糸状構造の様なシンチング部材を備えており、胃内部材は、シンチング部材の近位端と遠位端の間を縫うように通されている。遠位側ストッパが、シンチング部材の遠位端に係合され、胃内部材をシンチング部材に沿って固定する。近位側ストッパと第2近位側ストッパが、シンチング部材の近位端に係合され、胃内部材をシンチング部材に沿って係止する。
遠位側ストッパは、シンチング部材が近位側ストッパから送られてきたときにこれを受け入れる第1ルーメンと第2ルーメンを備えている。近位側ストッパも、シンチング部材が遠位側ストッパから送られてきたときに受け入れるルーメンを備えている。第2近位側ストッパは、シンチング部材が遠位側ストッパから送られてきたときにこれを受け入れる第1ルーメン、第2ルーメン、及び第3ルーメンを備えている。胃内部材を固定するとき、シンチング部材を、近位方向に、第2近位側ストッパの第2ルーメンと第3ルーメンを通して引くことにより、近位側ストッパが第2近位側ストッパに係合される。この実施形態では、遠位側ストッパと近位側ストッパは、更に、一対の、傘の様な形状を有する事前に付形された拡張可能なストッパを含んでいる。
本発明の別の実施形態では、肥満治療装置は、第1の構成から第2の構成へ再構成可能な胃内部材を備えており、第1の構成は、前記胃内部材を哺乳類の胃管腔の中に導入できるほど十分に小さく、第2の構成は、前記胃内装置が哺乳類の幽門を通り抜けるのを防止できるほど十分に大きい。この装置は、更に、近位端と遠位端を有する第1シンチング部材を備えており、胃内部材は、シンチング部材の近位端と遠位端の間を縫うように通されている。装置は、更に、近位端と遠位端を有するビーズの様な第2近位側ストッパを備えており、近位端は第2シンチング部材に係合され、遠位端は第1シンチング部材に係合されている。遠位側ストッパは、第1シンチング装置の遠位端に係合され、胃内部材を第1シンチング装置に沿って固定し、一方、近位側ストッパは、第1シンチング部材の近位端に係合され、胃内部材を第1シンチング部材に沿って係止する。第1シンチング部材と第2シンチング部材は、ナイロン糸又は同様の糸状構造を備えている。
第2近位側ストッパは、更に、第1シンチング部材が遠位側ストッパから送られてきたときにこれを受け入れる第1ルーメンと、第2シンチング部材が近位側ストッパから送られてきたときにこれを受け入れる第2ルーメンを備えている。遠位側ストッパは、第1ルーメン、第2ルーメン、及び第3ルーメンを備えており、第1ルーメンは、第1シンチング部材が第2ルーメンと第3ルーメンを通して送られてきたときにこれを受け入れて、第2近位側ストッパに係合させる。遠位側ストッパは、更に、胃管腔の中へ送り込み易くするためにワイヤガイドを遠位側ストッパに固定するための第4ルーメンを備えている。近位側ストッパは、第2シンチング部材が第2近位側ストッパから送られてきたときにこれを受け入れる第1ルーメンと第2ルーメンを備えており、第1ルーメンは第1直径を備え、第2ルーメンは第2直径を備えている。第1直径は、ビーズ部材を近位側ストッパの第1ルーメン内に固定するため、第2直径より小さくなっている。胃内部材が固定されるとき、第2シンチング部材を、近位方向に、近位側ストッパの第1ルーメンを通して引くことにより、第2近位側ストッパが近位側ストッパに係合される。また、第1直径は、第2近位側ストッパが、遠位方向に第1ルーメンを通り抜けるのを許容するが、第2近位側ストッパが、近位方向に近位側ストッパの第1ルーメンを通り抜けるのを防止する。
本発明の更に別の実施形態では、肥満治療装置は、第1の構成から第2の構成へ再構成可能な胃内部材を備えており、第1の構成は、前記胃内部材を哺乳類の胃管腔の中へ導入できるほど十分に小さく、第2の構成は、前記胃内装置が哺乳類の幽門を通り抜けるのを防止できるほど十分に大きい。この装置は、更に、主ルーメンと近位端と遠位端を有する外側送達管を備えており、胃内部材は、外側送達管の近位端と遠位端の間に第1の構成で装填される。内側送達管が、外側送達管の主ルーメンと係合され、少なくとも1つのストッパが、内側送達管と係合され、胃内部材が胃管腔に送り込まれると、これを固定する。装置は、更に、近位端と、遠位端と、胃管腔に送り込むために胃内部材を第1の構成で受け入れることができるように作られたルーメンとを備えている外套管を含んでおり、胃管腔で胃内部材は第2の構成に拡張される。外套管は、その表面の周り又は周囲に伸張する溝を備えており、溝は、複数のローラーと連通して胃内部材を胃管腔の中へ送り込むのを容易にしている。
本発明の更に別の実施形態では、胃内部材は、長さに沿って間隔を空けて配置された一連の孔を有する単一の材料の条片を備えており、材料の条片は、シンチング部材を孔に通して材料の条片を一体に締めることにより、一連のひだ状に束ねられる。胃内部材は、材料の条片の孔をワイヤガイドに外挿して、望ましくは別々の束の状態で胃管腔の中に挿入され、最終的に、条片全体が胃管腔の内部に積み重ねられ、シンチング部材で一体に束ねられた状態になる。シンチング部材を切断すると、各束がばらばらになり、条片の一方の端を把持して引くことにより取り出し易くなる。
本発明の別の実施形態では、肥満治療装置は、胃内部材を備えており、胃内部材は、胃内部材の質量を軽減するために胃内部材の表面に沿って伸張する複数の開口を有している。胃内部材は、折れ曲がった縁を含んでおり、折り返された縁は、胃管腔の中へ胃内部材を送り込み易くするために、ローラー機構と係合している。
本発明の更に別の実施形態では、肥満治療装置は、切断部材を備えており、切断部材は、その近位端に係合されたハンドル部分と、その遠位端に係合されたワイヤ部分を有している。切断部材のワイヤ部分は、胃内部材の縫合糸を切断し又は取り外すためのフックを備えている。切断部材は、胃内部材を取り出し易くするために使用される。
胃内部材は、更に、プラスチック、ナイロン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリアミド、シリコン、及び一般的に食物が付着しない生体適合性ポリマーから成る群より選択された1つ又は複数の要素を含んでいる。胃内部材は、更に、折り重ねられた複数のループを形成している材料の連続条片を備えており、前記複数のループは、一体に連結されて、蝶又は蝶ネクタイを連想させる形状を作り出している。
上記及びその他の利点並びに本発明自体は、後で更に十分に説明する構造及び作用の詳細な説明から明らかになるであろう。また、本発明の幾つかの実施形態は、肥満を治療するために使用される他の種類の胃内装置又は処置と共に使用することもできるものと理解頂きたい。
これより添付図面を参照しながら、本発明の幾つかの実施形態を一例として説明する。
図1から図25に示している本発明の肥満治療装置10は、1つ又は複数の胃内部材11を備えており、各胃内部材11は、哺乳類の患者の胃の中に設置し、そこに滞留させることができ、且つ概ね幽門を通過することのできない寸法形状に作られた1つ又は複数の耐消化性又は不消化性部材12を備えている。ここで使用する場合、耐消化性及び不消化性という用語は、使用されている材料が、長期に亘って胃酸及び酵素の分解効果又は胃系統内に見られる一般的な環境の影響を受けず、従って、装置の意図する寿命の期間中は無傷なままでいられるという意味である。しかしながら、これは必ずしも材料が経年により劣化しないという意味ではなく、医療技術及び胃病学的装置に熟達した者であれば、長期胃内部材として使用するのに適する材料の範囲を容易に理解頂けるであろう。
選択されたポリエステル、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリアミド、シリコン、又は他の可能性のある材料を含め、多くの周知のプラスチックが適した属性を有している。哺乳類の毛髪は、天然の胃石を形成することが分かっており、而してこれも可能性のある材料である。しかしながら、或る種のポリアミドの様な幾つかの材料は、時間経過に伴って拡張することが分かっており、それは望ましくない特性である。殆どの他の天然材料は、一般に酸及び酵素に対する耐性がずっと低く、従って、短期設置が意図されているか望ましい場合を除いて、大体は、長期に亘って機能させるには処理が必要になるか、耐性を有する材料と組み合わせる必要がある。
好適な実施形態では、耐消化性又は不消化性部材12は、厚さが約40〜50ミクロンの低密度ポリエチレンを備えている。フッ素化エチレンプロピレン、エチレンビニルアセテートコポリマー、ナイロン、又は生体適合性を有し且つ一般に食物が付着しない各種ポリマーも使用することができる。
図1は、単一の胃内部材11を示しており、ここで、耐消化性部材12は、ナイロン糸の様な保持要素34によって中間部が一体に固定されている複数の細長いプラスチック条片30を含んでいる。糸は、係留紐27の様な連結機構26の役目を果たすために細長くなっている。胃内部材11を形成するのに使用される耐消化性部材12又は条片30の個数は、使用される材料、それらの長さと幅、及びどれだけの個数の胃内部材11で一組又は一群を構成するかによって異なる。胃内部材11の最適長さは、上記と同じ因子を考慮すると共に、実験によって最も良く機能すると判定されたものによって決まる。
実用可能性の研究は、主に、8cmと16cmの両方の胃内部材を使用し、それらをブタに設置した場合に限定されるが、それら胃内部材は両方共、動物の胃に設置したとき、総量が40mlであった。実験は、装置の安全性を確立することを意図したものであったが、それにもかかわらず、実験動物では有意な減量が観察された。ポリエステル胃内部材を使用した動物に胃潰瘍は見つかっていないが、ポリアミド装置を適用した動物では胃潰瘍の発生率が20%であった。
ヒトへの試用から得た結果に、修正を加え、本出願の図面に示している構成になった。とはいえ、既に理解されているように、胃内部材の寸法、形状、及び構造は極めて可変的であり、それでも求められる成果を生み出すことができる。例えば、図6及び図7は、代わりの耐消化性部材12を示している。図6に示す実施形態では、図1の条片30は、プラスチック又は他の材料の折り畳まれた又はひだのあるシート31を備えている耐消化性部材12に置き換えられている。この実施形態の胃内部材11を形成するには、単一のシート31又は複数のシートの何れを使用してもよい。図7に示す実施形態は、耐消化性部材12が、代表的にはポリマー又は他の合成材料で作られた複数の細長い繊維又は毛髪32を備えている、胃内部材11を示している。
図示の実施形態では、保持要素34(図1参照)は、耐消化性部材12を一体に保持するため、装置のほぼ中央に設けられている。しかしながら、当業者には理解頂けるように、異なるやり方で設置された保持要素34を使用するか又はそれらを完全に無くした他の設計も使用することができる。例えば、図8は、耐消化性部材12を固定するため保持要素34を一方の端部に設けた拡張可能な装置33を示しており、この実施形態では、耐消化性部材12は、代表的には或る程度の剛性を有する材料で作られている。他方の端部は、第1保持部材34に取り付けられた係留紐27の上に重ねて配置されている第2の滑動可能な保持要素41によって固定されている。胃内部材11は、保持要素34、41を可能な限り最大に離間させて配した細長い構成で配備される。装置を胃管腔に設置した後、管、プローブ、又は他の装置を使用して、滑動可能な保持要素41を係留紐27に沿って第1保持要素34に向けて、耐消化性部材12が外向きにしなって装置の全体寸法及び体積が増すまで、推し進める。滑動可能な保持要素41は、推進機構を取り去った後も、患者から取り出すため直径を小さくするのに更なる操作が必要になるまで、引き続き係留紐27を掴んで、胃内部材11の拡大した寸法を維持している。
胃内部材11の配備は、装置の大きさ、個数、及び構成により、又は医師や患者の好みに従って、数々のやり方で遂行される。図2から図4は、第1及び第2胃内部材24、25がプラスチック製の外套管18上に装着され、綿糸の様な一連の縫合紐43によって固定されている、1つのその様な送達システム44を示している。この処置には通常ワイヤガイド19が使用され、外套管18の通路52を通して設置される。図3に示すように、外套管18は複数の孔21を含んでおり、対になった孔(例えば、孔22と23)は、外套管18の遠位部分に沿って凡そ2cm間隔で分散配置されている。胃内部材24、25を固定する場合、ループ、フック、スネアなどの装置42を使用して、縫合紐を、第1孔22を通して引っ張る。それは、図示のワイヤループの様な放出機構20を通して送給され、次いで反対側の孔23を通して引っ張られる。次に、胃内部材24、25を、外套管18上に載置し、縫合紐43を固定すると、これにより胃内部材は胃内に送出するための第1の構成14に拘束される。送達システム44が胃管腔に導入されると、外套管18を通して放出機構20が引き戻され、これにより縫合紐43は1本ずつ切断されて胃内部材11が胃管腔内に放出され、胃から抜け出せないほど十分に嵩張った第2の構成10(図1参照)になる。
胃に留置される肥満治療装置10を作り出すためには、胃内部材11を一体に連結して、胃内部材の群又は組45を形成する必要がある。図4は、胃内部材24、25それぞれの周りに、図5に示すように一体に引くことができるように連結機構26(係留紐27)を取り付けた、2つの展開状態の胃内部材24、25を示している。内視鏡を使用して、波形金属管の様な押し出し部材29を胃管腔に挿入し、係留紐27に外挿して案内し、ゴムパッチの様な固定要素28を2つの胃内部材24、25にきつく押し付ける。次いで、係留紐27を切って、群45を胃の中で自由に浮遊させることができる。この方法は、追加的な胃内部材11を継ぎ合わせて、より大型の群45を形成するのにも使用できる。同様に、図2に示している送達システム44は、任意の個数の胃内部材11を送り込むのにも使用することができ、それら部材11は、その後上記の方法で繋ぎ合わせてもよいし、個々又は対で送り込み、その後、胃内部材11が全部設置された後に群にまとめてもよい。
図9から図11は、シース、管、パッケージ、包装体などの外側部材35に入れて胃管腔の中に送り込まれ、その後放出される胃内部材11を示している。例えば、図9は、胃内部材11(又は複数の装置)が、外側管又は導入器に予め装填され、その後、押し出し部材(図示せず)を使って押し出すことによってそこから展開する、送達システム44を示している。胃内部材11は、装填と配備を支援するために捻られている。
図10は、胃内部材が(図2のように)管18に被せて装填されているが、薄いプラスチック材料で作られた割くことのできるシース37又はスリーブを備えている外側部材35で固定されている、送達システム44を示している。図示の実施形態では、放出機構20は、シース37の上と下に巻きつけて輪にしたナイロン糸又はワイヤを備えており、引き抜くと、シース37の薄い材料を裂き破って、管18上に装着されている胃内部材11を放出できるようになっている。図10の放出機構は、管18の孔21と通路52の中に送給され、そこで、装置10の近位端まで伸張している。COOK(登録商標)PEEL−AWAY導入シースの様な他の種類の割くことができるシース37を使用してもよい。
図11は、溶ける密閉容器38を備えている外側部材35を含んでいる、胃内部材11を示している。セルロース、ゼラチン、又は何か他の可溶性又は高速分解性の合成材料又は生体適合性材料などの材料は、胃内部材11を第1の構成14で胃の中に配備して、胃の中で外側の密閉容器38が溶けるか分解して無くなると、胃内部材が第2の構成15(例えば、図1参照)に拡張できるようにする。図11の実施形態は、カテーテルに基づく送達システム44を使って又は使わずに送り込んでもよいし、装置10の外寸法次第で患者に飲み込ませてもよい。
図12もまた、カテーテル又は管18を使わずに、本発明の装置10を送達する方法を示している。胃内部材11は、内視鏡39と、鉗子、バスケット、スネアなどの内視鏡器具40を使用して、胃管腔の中に引き込むことができることが分かっている。この技法は、消化管が群45に対応できる広さがあれば、胃内部材11の群45(例えば、図4参照)を胃管腔の中に引き込むのに使用することができる。
図13と図14は、胃管腔へ導入する前に、連結機構26によって互いに予め連結されている4つの胃内部材24、25、49、50の群45を示している。この様な配置又は群45は、組として胃管腔の中に導入することができるほど十分に小さいが、粘膜の付着及び胃環境内で起こる他の変化は、時間経過に伴い、装置10の嵩を著しく増大させ、例えば、元の大きさの約60mlが約150mlにまでなることもある。この様に大きくなると、群45を胃から取り出すのが難しくなる。この問題に対処するため、複数の胃内部材45は、導入時には群にまとめられるが、後で、患者から取り出す時が来れば、切ってばらされる。連結機構26は、ナイロン糸(例えば、標準的なナイロン釣り糸)の様な群化機構46を備えており、それを群45の周りに巻きつけて引っ張り互いに密に接触させる。群化機構46を備えている糸を切断することによって群を解放し、図12に示す様な回収装置を使用して、胃内部材24、25、49、50を一度に1つずつ取り出す。
施術者が糸46を切断して群45を解放するのを支援するために、図示の実施形態には2つの異なる連結用構成要素47、48が含まれている。連結用第1構成要素47は、糸46が内視鏡下で容易に視認されるやり方で、糸46を通す湾曲したポリマー材料を備えており、これにより、内視鏡から伸張する器具で糸を把持し及び/又は切断するための場所を提供している。連結用第2構成要素48は、釣り用スイベルを備えており、これは金属製なので、容易に視認できると共に、特に他の方法を使って切るのは難しいと判明している糸の場合は、糸46を切断するのに用いられる切断装置を押し当てる硬い表面を提供している。これは、更に、鉗子又は他の装置で掴むことができる、装置10上の容易にアクセスできる箇所にもなっている。
例えば、図58から図61は、本発明の切断装置1300を示している。切断装置1300は、患者の胃管腔に挿入した後、胃内部材を切断して取り出すために使用される。切断装置1300は、近位端1302と遠位端1304を備えており、ハンドル部材1306が切断装置1330の近位端1302に沿って伸張し、ワイヤ部分1308が遠位端1304に沿って伸張している。ワイヤ部分1308は、ワイヤ部分1308の遠位端に係合されたフック1305を備えている。フック1305は、胃内部材の縫合糸1310又は管類を取り外すのに使用される。切断装置1300は、シース1312の中に挿入され、内視鏡を通して胃管腔の中に送り込まれてもよい。使用時、切断装置1300のフック1305を、縫合糸1310付近に位置決めされたシース1312から伸ばし、次いで引き込むと、その結果、縫合糸1310が切れる(図60及び図61)。シース1312は、フック1305が内視鏡又は他の送達装置のルーメンを傷つけないようにするための、防護層である。
図15は、本発明の別の実施形態の胃内部材100を示している。この実施形態では、胃内部材100は、高密度ポリエチレンの単一条片102を備えており、それを折畳んで束ね、概ね蝶又は蝶ネクタイ形状の89個の環104にしている。図17を見ると良く分かるように、この実施形態の高密度ポリエチレンの単一条片102は、壁厚が40〜50ミクロンで周長が3cmの材料の管を半分にスライスして形成されている。次いで、この材料の各半部を折畳んで、2つの壁106、108を有する条片102を形成するが、各壁106、108の幅は1.5cmになる。無論、条片102は、異なる個数の壁106、108を備えていてもよいし、異なる幅及び厚さを有していてもよいし、或いは材料の管で形成してもよい。
図15に示す胃内部材100の実施形態では、各環104の長さは20cmである。従って、胃内部材100は、全体の長さが約35.6mの単一条片102から形成されている。
胃内部材100は、シンチング部材110を、条片102の、各環104の中央にある孔112に通すことによって束ねられる。この実施形態では、シンチング部材110は、ナイロン糸又は同様の糸状構造を備えている。図17を見ると良く分かるように、孔112は条片102の各壁106、108に形成されており、隣接する孔112を一緒に引っ張って図15に示す胃内部材100を形成する際に、環104が20cmの長さになるように間隔を空けて配置されている。換言すると、孔112は、条片102の長さに沿って20cm間隔で設けられている。
図15に示す胃内部材100の実施形態は、束ねられた最終的な形状のままでは、胃管腔の中に送り込むか又は挿入するには大きすぎる。従って、胃内部材100は、胃管腔に段階的に挿入されるのが望ましい。例えば、図16に示すように、胃内部材100は、それぞれ条片102の環104を凡そ10個備えた9つの別々の束114に分けられる。各別々の束114の環104は、撚り結束116又は同様の装置によって一時的に群化され又は一体に保持される。別々の束114をこの様に群化することで、材料の取り扱いが改善され、条片102が絡んだり汚染されることが防止できる。
図18に示すように、胃内部材100の別々の束114は、ノースカロライナ州ウィンストンセーレムのCook Endoscopy社製、Savary−Gilliard(登録商標)ワイヤガイドの様なワイヤガイド118を使うことによって、一度に1つずつ胃管腔に挿入される。ワイヤガイド118は、シンチング部材110を通す中央開口を備えている。シンチング部材110の端は、条片102の孔112を通り抜けないような寸法に作られているナイロン管120の小片に接続されるかその周りに結束される。挿入処置に先立ち、ナイロン管120をワイヤガイド118の遠位(前方又は挿入)端付近に設置し、第1束114の条片102がワイヤガイド118の端から滑り落ちないようにする。
ワイヤガイド118の遠位端が胃管腔に配置されると、孔112をワイヤガイド118に通すことによって、第1束114を近位(後方)端に通す。次いで、プラスチック管122をワイヤガイド118の近位端に外挿して配置し、ワイヤガイド118の遠位端に向けて滑らせ、第1束の折り重なり104がナイロン管120に押し付けられるようにする。各束114を次々にワイヤガイド118に外挿し、それらを先に挿入された束114に押し付けることによって上記手順を繰り返し、最終的に、全ての束114を胃管腔に挿入する。次いで、ゴム製の小型ストッパ又は同様な装置124(図15参照)をワイヤガイド118に沿って押して、最後に挿入される束114に当てて押さえることによって、束114は、一体に固定される。次いで、ワイヤガイド118を引き抜くと、シンチング部材110が全ての束114の孔112を通って伸張した状態で残る。次いで、シンチング部材110を結ぶか、別の方法でストッパ124に固定すると、図15に示す胃内部材100が完成する。
胃内部材100を胃管腔から取り出す場合、通常は、シンチング部材110を切断して、折り重なり104を解く。次いで、条片102の一方の端を内視鏡又は同様の装置で握って、患者体外に引き出す。
図62は、本発明の胃内部材1400の別の実施形態を示している。この実施形態では、胃内部材1400は、複数の開口1410が条片1402の長さに沿って配置されている、高密度ポリエチレンの単一条片1402を備えている。複数の開口1410は、胃内部材1400の全体質量を小さくすると共に、条片1402が胃管腔内で束ねられた後の胃内部材1400総厚を薄くする。図62を見れば良く分かるように、この実施形態の高密度ポリエチレンの単一条片1402は、壁厚が7.5ミクロンで周長が6cmの材料のシートで形成されている。単一条片1402は、第1側1406及び反対側1408を備えており、材料のシートから形成されている。胃内部材1400は、条片1402の中央に沿って配置されている複数の孔1412を更に備えている。胃内部材1400の長さは、特定の形状及び設計により異なる。
図19は、本発明の更に別の実施形態の胃内部材200を示している。この実施形態では、胃内部材200は、低密度ポリエチレンの二重条片202を備えており、それを折畳んで束ね、概ね蝶又は蝶ネクタイ形状の45個の環204にしている。低密度ポリエチレンの二重条片202は、低密度ポリエチレンの第1条片を低密度ポリエチレンの第2条片で束ねたものとして定義される(図21参照)。この実施形態の低密度ポリエチレンの二重条片202は、各々が2つの壁206、208を有する一対の条片202を備えており、各壁206、208は、幅が15mmで厚さが40〜50ミクロンの範囲にある。
図19に示す胃内部材200の実施形態では、各環204は長さが20cmである。従って、胃内部材200は、全長が約18mの(即ち、各条片202の全長が約18mである)材料の二重条片202で形成されている。胃内部材200の望ましい寸法及び質量によって、これより長いか又は短い長さを有する二重条片202も使用される。
胃内部材200は、ナイロン糸又は同様の糸状構造の様なシンチング部材210を、各条片202の、各環204の中央にある孔212に通すことによって束ねられる。図21を見れば良く分かるように、孔212は各条片202の各壁206、208に形成されており、隣接する孔212を一緒に引っ張って図19に示す胃内部材200を形成する際に、環204が20cmの長さになるように、間隔を空けて配置されている。換言すると、孔212は、条片202の長さに沿って20cm間隔で設けられている。図示の好適な実施形態では、孔212は直径が凡そ3.5mmである。
図19に示す胃内部材200の実施形態は、束ねられた最終的な形状のままでは、胃管腔の中に送り込み又は挿入するには大きすぎる。従って、胃内部材200は、胃管腔に段階的に挿入されるのが望ましい。例えば、図20に示すように、胃内部材200は、それぞれが条片202の環204を凡そ5個備えている9つの別々の束214に分けられる。各別々の束214の環204は、棉糸の様な破ることのできる結束216又は同様の装置によって群化され又は一体に保持される。下で説明するが、別々の束214をこの様に群化すると、材料の取り扱いが改善され、条片202が絡んだり汚染されるのを防ぐことができる。
図22に示すように、胃内部材200の別々の束214は、ノースカロライナ州ウィンストンセーレムのCook Endoscopy社製、Savary−Gilliard(登録商標)ワイヤガイドの様なワイヤガイド218を使うことによって、一度に1つずつ胃管腔に挿入される。ワイヤガイド218は、シンチング部材210を通す中央開口を備えている。シンチング部材210の端は、条片202の孔212を通り抜けないような寸法に作られている小さなナイロン円盤220に接続されるかその周りに結束される。挿入処置に先立ち、ナイロン円盤220をワイヤガイド218の遠位(前方又は挿入)端付近に設置し、第1束214の条片202がワイヤガイド218の端から滑り落ちないようにする。
ワイヤガイド218の遠位端が胃管腔に配置されると、孔212をワイヤガイド218に被せて通すことによって、第1束214が近位(後方)端を縫うように通される。次いで、プラスチック、金属、又は何か他の適した材料である押し出し管222を、ワイヤガイド218の近位端に被せて、ワイヤガイド218の遠位端に向けて滑らせ、結束216によって束ねられたままの第1束214の折り重なり204をナイロン円盤220に押しつける。
図示の好適な実施形態では、各束214の1つ又はそれ以上の孔212は、1つ又はそれ以上の折り重なり204に押し出し管222の外側を滑らせることができるだけの大きな直径を有している。これによって、隣接する束214の間に接続されている条片202の部分を、各束214の配備に干渉すること無く、ワイヤガイド218に沿って案内する(伸張させる)ことができるようになる。図示の好適な実施形態では、拡大した直径を有する開口212の直径は、約9〜10mmである。
各束214を次々にワイヤガイド218に外挿し、それらを先に挿入された束214に押し付けることによって、上記手順を繰り返し、最終的に、全ての束214を胃管腔に挿入する。次いで、束214は、小さなゴムのストッパ又は同様の装置224(図19参照)をワイヤガイド218に沿って押し、挿入される最後の束214に当てて押さえることによって、一体に固定される。次いで、ワイヤガイド218を引き抜くと、シンチング部材210が全ての束214の孔212を通って伸張した状態で残る。次いで、シンチング部材210を結束するか、別の方法でストッパ224に固定すると、図19に示す胃内部材200が完成する。
胃内部材200を胃管腔から取り出す場合、通常は、シンチング部材210を切断して、胃内部材200を別々の束にばらす(図20参照)。別々の束214は、条片202で互いに接合されたままであり、一度に1つずつ取り出される。別々の束214になった胃内部材200の取出しが困難であるか問題が多い場合は、破ることのできる結束216を切断して、1つ又はそれ以上の束216の折り重なり204を解いてもよい。
図21を見れば良く分かるように、彩色管の様な視認マーカー226が、最初又は最後の折り204の条片202の側面の、孔212のいずれかの側に縫合されている。それらマーカー226は、医師が、装置が長期に亘って胃管腔に留置された後では識別が困難となりうるシンチング部材210の位置を突き止めるのを支援する。シンチング部材210が切断されると、対になっている条片202の一方の端又は束216の内の1つを内視鏡又は類似の装置で掴んで患者体外に引き出す。
図23は、本発明の更に別の実施形態の胃内部材400を示している。この実施形態では、胃内部材400は、一連のナイロン球404に結束されたナイロン糸402又は同様の糸状構造を備えている。ナイロン球404は、個別に胃管腔に挿入され、その後一体に接続されて単一の大きなナイロン糸の塊(図示せず)になる。
上で説明した実施形態、特に図15及び図19の実施形態は、代わりの手順を使って配備することもできる。例えば、図24と図25に示すように、胃内部材300は、条片302を、環306に形成されたナイロン糸又は同様の糸状構造の様なシンチング部材304に沿って伸張させることにより配備してもよい。ループ306の端308が胃管腔に挿入されると、次いで、プラスチック円錐体(図25に詳細図示)の様な係止装置310が、シンチング部材304の両方の撚り糸に外挿して押され、環306が閉じられる。環306が閉じられると、条片302が圧縮され、図15及び図19に示すものと同様の構成を有する胃内部材300が形成される。結び目312がシンチング部材304に沿って設けられており、係止装置310にラチェット作用を提供する。胃内部材300が胃管腔内部に配備された後、次に、シンチング部材304の係止装置310を越えて伸張している部分が内視鏡鋏で切断され取り出されてもよい。
或いは、管(図示せず)を環306の一方又は両方の半部に沿って滑らせることにより、条片302を圧縮してもよい。また、胃内部材300は、(上で説明したように)材料の単一条片302を挿入するのとは反対に、束(図16及び図20参照)で挿入してもよい。
アンカーステント(図示せず)を使用して、シンチング部材304の端(又は環306の端308)を、挿入処置の間一時的に、胃管腔の内部に固定してもよい。例えば、シンチング部材304の一部が封入されているアンカーステントを、幽門に挿入して、その場に留めてもよい。次いで、アンカーステント内に入れられているシンチング部材304(又は環306)の一方の端をそこから取り出して、患者から引き出す。シンチング部材304(又は環306)の他方の端は、アンカーステントに取り付けられたままである。次いで、条片302(又は束)を、端がアンカーステントによって胃管腔内に固定されたままのシンチング部材304(又は環306)に沿って押すか滑らせて下ろすことによって、胃内装置300を胃管腔に挿入する。挿入処置が完了すると、アンカーステント及び余剰なシンチング部材がある場合にはそれらシンチング部材304を取り出す。
図63から図65は、本発明の更に別の実施形態を示している。この実施形態では、胃内部材1400(図65参照)は、胃内部材1400を患者の胃管腔の中に送り込んで固定するのに細長い部材1420を使用している。胃内部材1400は、患者の胃管腔の中に送り込まれると、細長い部材1420を条片1402(図65)の孔1412に通すことにより束ねられる。細長い部材1420は、図18に示すように、ワイヤガイドの遠位端に取り付けて、送り込むのを容易にしてもよい。胃内部材1400は、細長い部材1420上に束ねられ、段階的に胃管腔の中に送り込まれ、且つ患者の管腔の中に送り込まれると、一体化するよう環を引いて固定された状態の胃内部材1400を形成することができるようになっている。
この実施形態では、細長い部材1420は、細長い部材1420の全長に沿って分散配置されている複数のリブ1422を備えている。リブ1422は、細長い部材1420が胃内部材1440の孔1412に挿入された後、胃内部材1400と係合するため細長い部材1420に沿って間隔を空けて配置されている。細長い部材1420は、細長い部材1420の遠位端1421に係合されている爪の様な遠位側ストッパ1424と、細長い部材1420の近位端1423に取り付けられている第2の爪の様な近位側ストッパ1426を更に備えている。リブ1422は、近位側ストッパ1426のルーメン1419と係合すると、爪機構と同様のラチェット作用を与える。リブ1422は、更に、細長い部材1420が近位側ストッパ1426と係合すると近位方向にしか引っ張られないようにする。
図64を見れば良く分かるように、近位側ストッパ1426は、ナイロン糸又は同様の糸状構造の様なシンチング部材1428を使用して、細長い部材1420に係合されている。シンチング部材1428は、近位端1439と遠位端1437を備えている。シンチング部材1428の遠位端1437は、コネクタ1434の近位端に設けられたルーメン1427を通して環にされ、近位側ストッパ1426の遠位端に設けられたルーメン1429を通っている。シンチング部材1428の近位端1439は、胃内部材1400を送り込み易くするため、近位側ストッパ1426の近位端に設けられたルーメン1431を通っている。近位端ストッパ1426は、胃管腔に送り込まれると、シンチング部材1428に沿って滑動する。ストッパ1424、1426は、条片1402を圧縮して、図65に示すものと同様の構成を有する胃内部材1400を形成するために使用される。
図65は、胃管腔の中に送り込まれ又は挿入された後の、束ねられた最終構成の胃内部材の実施形態を示している。これによると、胃内部材1400は、胃の中に段階的に挿入されるのが望ましい。例えば、図64に示すように、胃内部材1400は、材料の取り扱いを改善すると共に条片1402が絡まり又は汚染されるのを防ぐために、複数の別々の束1414に分けられている。胃内部材1400の別々の束1414は、胃管腔の中に挿入された後、一度に1つずつ細長い部材1420に送り込まれる。送り込む前に、ドラグの様な第2の遠位側ストッパ1430を、細長い部材1420の遠位端1421の、遠位側ストッパ1424と第1リブ1422の間に係合させる。全ての束1414を管腔に送り込んだ後、第2ドラグの様な第2の近位側ストッパ1432を、シンチング部材1428の近位端1439の、コネクタ1434と近位側ストッパ1426の間に接続する。第2遠位側ストッパ1430と第2近位側ストッパ1432は、ストッパ1424、1426を乗り越えないように、又は条片1402の孔1412を通り抜けないように、寸法決めおよび構成されている。
細長い部材1420の遠位端1421が胃管腔内に配置されると、孔1412を細長い部材1420に外挿して通すことによって、第1束1414が近位側(後方)端に通される。次いで、押し出し装置(図示せず)が細長い部材1420の近位端に外挿して配置され、細長い部材1420の遠位端1421に向けて滑らされ、第1束の折り重なり1404が第2遠位側ストッパ1430及び遠位側ストッパ1424に押し付けられるようにする。束1414を次々に細長い部材1420に外挿し、それらを先に挿入された束1414に押し付けることによって、上記手順を繰り返し、最終的に、全ての束1414を胃管腔に挿入する(図65)。次いで、近位側ストッパ1426を遠位方向に押して束1414を締め付けることによって、束1414は一体に固定される。近位側ストッパ1426が、細長い部材1420のリブ1422に沿って通過すると、近位側ストッパ1426がしっかり締め付けられていることを、触知して確認できるようにしている。続いて、シンチング部材1428を取り外し、ワイヤガイドの様な送達装置を引き抜くと、胃内部材1400が細長い部材1420に沿って固定された状態で残る。胃内部材1420を胃管腔から取り出す場合、通常は、細長い部材1420を切断して、折り重なり1404を解く。次いで、条片1402の一方の端を、内視鏡又は同様の装置で掴んで、患者体外に引き出す。
図66から図68は、本発明の別の実施形態を示している。この実施形態では、胃内部材1400を患者の胃管腔へ送り込むために、細長い部材1520が使用されている。この実施形態では、細長い部材1520は、細長い部材1520の近位端1523と遠位端1521の間に係合された複数のリブ1538を含んでいる。細長い部材1520は、更に、胃内部材1400を送り込み易くするため、ナイロン糸又は同様の糸状構造の様なシンチング部材1528を受け入れることができるように作られたルーメン1536を備えている。
細長い部材1520は、更に、細長い部材1520の遠位端1521に係合されているボタンの様な遠位側ストッパ1532と、細長い部材1520の近位端1523に係合されている第2ボタンの様な近位側ストッパ1526を備えている。近位側ストッパ1526は、細長い部材1520の管腔1536に通されているシンチング部材1528を受け入れるように作られているルーメン1527を含んでいる。細長い部材1520の遠位端1521は、更に、胃内部材1400の送り込みが完了した後、胃内部材1400の一部と係合する係止部材1534を含んでいる。遠位側ストッパ1532と係止部材1534は、胃管腔へ送り込まれると、胃内部材1400の条片1402と係合して、胃内部材1400を遠位側ストッパ1532と係止部材1534の間に捕捉し、胃内部材1400を固定する。遠位側ストッパ1532と係止部材1534は、細長い部材1520のルーメン1536を通されているシンチング部材1528を受け入れるように作られているルーメン1531、1533を含んでいる。また、二次的な遠位側ストッパ1530は、遠位側ストッパ1532の遠位端に隣接するシンチング部材1528に沿って係合され、送り込まれた時に胃内部材1400を更に固定する。
図67は、胃内部材1400を胃管腔に送り込んだ後の細長い部材1520を示している。この実施形態では、胃内部材1400は、胃内部材1400を細長い部材1520に外挿して押し、条片1402を細長い部材1520に沿って伸張させ、胃内部材1400が遠位側ストッパ1532と細長い部材1520に沿って固定されるようにすることにより配備される。次いで、細長い部材1520のリブ1538を近位側ストッパ1526のルーメン1527に係合させることにより、細長い部材1520を固定し閉じる。リブ1538は、細長い部材1520に沿って具備されており、近位側ストッパ1526と係合すると、ラチェット作用を提供する。リブは、係合すると、細長い部材1520を前方方向にしか通さず、細長い部材1520が、近位側ストッパ1526のルーメン1527と係合した後で反対方向に動くことを防止する。細長い部材1520が閉じられると、条片1402は圧縮され、図67及び図68に示すものと同様の形状を有する胃内部材1400が形成される。胃内部材100が胃管腔の内部に固定された後、細長い部材1520の、近位側ストッパ1526を越えて伸張している部分を内視鏡鋏で切断して取り出す。また、胃内部材1400は、(先に述べたように)材料の単一条片1402の挿入とは反対に束で挿入することもできる。
図69は、本発明の更に別の実施形態を示している。この実施形態では、胃内部材1400を患者の胃管腔に送り込むのに、シンチング部材1620が使用されている。シンチング部材1620は、ボタンの様な遠位側ストッパ1624と、第2ボタンの様な近位側ストッパ1626を含んでおり、遠位側ストッパ1624は、シンチング部材1620の遠位端1621に係合され、近位側ストッパ1626は、シンチング部材1620の近位端1623に係合されている。シンチング部材1620は、シンチング部材1620を遠位側ストッパ1624の第1ルーメン1631と第2ルーメン1633に通して環にすることにより、遠位側ストッパ1624に係合されている。
図69に示すように、二次的な近位側ストッパ1634は、胃内部材1400が送り込まれた後これを更に固定するため、近位側ストッパ1626の近位端に隣接するシンチング部材1620に沿って係合されている。近位側ストッパ1626は、シンチング部材1620が遠位側ストッパ1624から送られてきたときにこれを受け入れるように作られたルーメン1635を備えている。ルーメン1635は、胃内部材1400の送達が完了して、ストッパ1634、1626が締め付けられた後、二次的な近位側ストッパ1634を近位側ストッパ1626に係止させる接続点としても働く(図70)。二次的な近位側ストッパ1634は、更に、第1ルーメン1625、第2ルーメン1627、及び第3ルーメン1629を備えており、第1ルーメン1625は、シンチング部材1620が近位側ストッパ1626のルーメン1635から送られてきたときにこれを受け入れ、第2ルーメン1627及び第3ルーメン1629は、シンチング部材1620が第2部分1634の第1ルーメン1625から出てきたときにこれを受け入れる。
図70は、胃内装置1400が送り込まれた後の束ねられた最終構成での、シンチング部材1620を示している。この実施形態では、胃内部材1400は、胃内部材1400が胃管腔に送り込まれた後で、条片1402をシンチング部材1620に沿って伸張させることによって配備され、胃内部材1400は、シンチング部材1620に外挿して押し込まれ、胃内部材1400がシンチング部材1620に沿って固定される。近位側ストッパ1626と第2近位側ストッパ1634は、第2近位側ストッパ1634の遠位端を近位側ストッパ1632のルーメン1635に係合させ、シンチング部材1620の近位端1623を第2近位側ストッパ1634の第2ルーメン1627と第3ルーメン1625に通すことによって閉じられる。シンチング部材1620を閉じた後、条片1402は圧縮され、束ねられた最終構成を有する胃内部材1400が形成される。シンチング部材1620の両端は、結び目1636に結束され、胃管腔内に胃内部材1400を更に固定する。胃内部材1400が胃管腔内部に固定された後、シンチング部材1620の、第2近位側ストッパ1634を越えて伸張している部分を内視鏡鋏で切断して取り出す。また、胃内部材1400は、(上記のように)材料の単一条片1402の挿入とは反対に束で挿入することもできる。
図71から図80は、本発明の胃内部材1400の更に別の実施形態を示している。この実施形態では、胃内部材1400は、胃内部材1400を患者の胃管腔に送り込むために、ナイロン糸又は同様の糸状構造の様な、第1シンチング部材1728と第2シンチング部材1738を使用している。上記実施形態と同様に、胃内部材1400は、ワイヤガイド1714、内側送達管1716、外側送達管1718、又は同様の送達装置を使用して、装填され、第1シンチング部材1728に送られる(図71)。図72に示すように、第1シンチング部材1728は、近位端1723と遠位端1721を備えており、胃内部材1400は、第1シンチング部材1728の近位端1723と遠位端1721の間を通される。ボタンの様な遠位側ストッパ1724が、胃内部材1400を第1シンチング部材1728に沿って固定するため、第1シンチング部材1728の遠位端1721に配置されている(図73)。第2ボタンの様な近位側ストッパ1726が、胃内部材1400を第1シンチング部材1728に沿って係止するため、第1シンチング部材1728の近位端1723に配置されている(図74)。第1シンチング部材1728は、更に、ビーズの様な第2近位側ストッパ1730の遠位端1731に係合され、第2シンチング部材1738は、第2近位側ストッパ1730の近位端1733に係合されている(図75)。
図76から図77に示すように、遠位側ストッパ1724は、第1シンチング部材1728を第2近位側ストッパ1730の第1ルーメン1732に通して環にすることにより、第1シンチング部材1728に係合される。遠位側ストッパ1724は、第1ルーメン1746、第2ルーメン1740、及び第3ルーメン1742を備えており、第1シンチング部材1728を、第1ルーメン1746に入れて、第2ルーメン1740と第3ルーメン1742に通して環にし、その後第1ルーメン1746から出して、第2近位側ストッパ1730の第1ルーメン1732と完全な環を形成する。第1ルーメン1732は、更に、送り込む際に遠位側ストッパ1724を内側送達管1716に固定するための開口を提供している。また、遠位側ストッパ1724は、送り込む際にワイヤガイド1714を固定するための第4ルーメン1748を備えている。
図78から図80に示すように、近位側ストッパ1726は、第2シンチング部材1738を第2近位側ストッパ1730の第2ルーメン1734を通して環にすることにより、第2シンチング部材1738に係合される。近位側ストッパ1726は、第2近位側ストッパ1730を受け入れるための第1ルーメン1750と第2ルーメン1752を備えている。第1ルーメン1750は、第1直径を備えており、第2ルーメン1752は第2直径を備えており、第1直径は第2直径よりも小さい。第1直径は、第2近位側ストッパ1730が、近位側ストッパ1726の第1ルーメン1750を近位方向に通り抜けることだけを許容し(図78)、第2近位側ストッパ1730が、第1ルーメンを通り抜けて遠位方向に戻るのを防止する(図79)。従って、第2近位側ストッパ1730は、第1ルーメン1750を通り抜けると、第1ルーメン1750内に固定される(図78から図80)。
図74は、胃内部材1400を送り込んだ後、束ねられた最終構成での、シンチング部材1728を示している。この実施形態では、胃内部材1400は、胃内部材1400が胃管腔の中に送り込まれた後で、条片1402をシンチング部材1728に沿って伸張させることのよって配備され、胃内部材1400は、第1シンチング部材1728に外挿して押しこまれ、胃内部材1400がシンチング部材1728に沿って固定される。遠位側ストッパ1724と近位側ストッパ1726は、第2シンチング部材1738を近位方向に、第2近位側ストッパ1730が近位側ストッパ1726の第1ルーメン1750と完全に係合するまで引くことにより閉じられる。第1シンチング部材1728が閉じられた後、条片1402が圧縮され、束ねられた最終構成を有する胃内部材1400が形成される。次いで、第2シンチング部材1738を、これが胃内部材1400から外れるまで引く。
本発明の実験を哺乳類で実施した。具体的には、図19から図21及び図64から図74に示している実施形態と同様の実施形態の胃内部材を、ブタ10匹の群の胃管腔に49日間挿入した。どの被験体にも、死亡又は大きな合併症は見られなかった。被験体の初期の体重を測定したところ、25.0kgから31.2kgの範囲にあり、平均体重は27.8kgであった。49日間の試験期間の終わりに、被験体の体重を測定したところ、29.5kgから39.0kgの範囲にあり、平均体重は34.5kgであった。試験期間終了時の被験体の予測体重は、それら動物の正常な予想される成長を考えると57kgであった。従って、被験体の平均体重増加は、同様の動物で胃内部材無しの場合に観察された体重増加に比べ著しく低かった。
図26は、本発明の別の実施形態の胃内部材500を示している。この実施形態では、胃内部材500は、略蝶又は蝶ネクタイ形状に折畳まれ束ねられた複数の高密度ポリエチレン502を備えている。図34を見れば良く分かるように、本実施形態の高密度ポリエチレンの各条片502は、厚さが40〜50ミクロンで周長が3cmの材料の管から形成されている。次いで、材料を重ねて折り、2つの壁506、508を有する複数の条片502を形成するが、ここで、各壁506、508は、幅が1.5cmである。無論、条片502は、異なる個数の壁506、508を備えてもよいし、異なる幅と厚さを有してもよいし、或いは材料の管で形成されていてもよい。
図26に示す実施形態では、胃内部材500は、別々に積み重ねられた条片502凡そ5つから形成されている。胃内部材500は、ナイロン糸又は同様の糸状構造の様なシンチング部材510を、各束514の中央にある条片502の孔512に通すことにより束ねられる。図34を見れば良く分かるように、孔512は、条片502の各壁506、508に形成され、隣接する孔512を一緒に引っ張って図26に示す胃内部材500を形成する際に、束514が20cmの長さになるように、間隔を空けて配置されている。換言すると、孔512は、条片502の長さに沿って20cm間隔に設けられている。胃内部材の代わりの実施形態は、胃内部材の望ましい大きさと質量によって、長さがより長いか又は短い高密度ポリエチレンの条片を異なる個数含んでいてもよい。
図26に示す胃内部材500の実施形態は、束ねられた最終的な構成のままでは、胃管腔の中に送り込み又は挿入するには大きすぎる。従って、胃内部材500は、胃管腔に段階的に挿入されるのが望ましい。例えば、図30に示すように、胃内部材500は、それぞれ凡そ5層の高密度ポリエチレン条片502を備えた4つの別々の束514に分けられる。条片502の積層は、束514を更に嵩高くし、これにより更に厚みを増した胃内部材500を提供している。
図27から図33に示すように、胃内部材500の別々の束514は、胃内部材500を外側送達管518に外挿して装填し、食道を通して外套管を介し胃管腔に送り込むことにより、一度に1つずつ胃管腔に挿入され、そこで、条片502は蝶又は蝶ネクタイの構成に集められる。胃内部材500は、外側送達管518を各条片502の孔512を縫うように通すことにより、外側送達管518上に装填される(図30を参照)。外側送達管518は、近位端523、遠位端521、及び内側送達管516を通す主開口517を備えている(図29参照)。内側送達管516は、近位端515と遠位端513を備えており、遠位端513は、少なくとも1つのストッパ524と係合している(図28参照)。ストッパ524は、外側送達管518の主ルーメン517を通されたシンチング部材510と更に係合している。胃内部材500の送り込みは、内側送達管516の近位端515を患者体外に残したまま、遠位端513を患者の胃管腔に挿入することにより開始される。
内側送達管516の遠位端513が胃管腔に配置されると、孔512を外側送達管518に外挿して通すことによって、第1束514を外側送達管518の近位(後方)端523に外挿して通す。各束514は、外側送達管518の近位端523から手で押して、内側送達管516の遠位端513に向けて滑らせ、第1束514の折り重なり504が外側送達管518の遠位端521を通り過ぎるように押す(図32及び図33)。外側送達管518は、各束514の内側送達管516への一方向送り込みをやり易くする送達先端520を備えている(図31)。
内側送達管516は、近位区間503、遠位区間505、及び移行区間507を更に備えており、遠位区間505の直径D1は、近位区間503の直径D2よりも小さい(図28参照)。図32と図33に示すように、内側送達管516の近位区間503の直径は、送達中、各束514が外側送達管518から内側送達管516に移行した後に、条片502の孔512と整列する寸法形状に作られている。重ねられた複数の条片502は、更に、送達中、孔512が内側送達管516の近位区間503と摩擦係合した状態に留まることができるようにしている。外側送達管518が引き抜かれると、次の束514が、内側送達管516の移行区間507を通り越して遠位区間505の上に押し出される。各束514は、一般には内側送達管516の遠位区間505に留置されるが、遠位区間505の長さは束514の長さにほぼ等しい。内側送達管516の変化する直径と重ねられた条片502を組み合わせることにより、束514を容易に送り込むことができる。当業者には理解頂けるように、異なる直径の内側送達管を備えた他の設計も使用することができる。
その後、各束514を次々に外側送達管518に外挿し、それらを先に挿入された束514に押し付けることによって、上記手順を繰り返し、最終的に、全ての束514を胃管腔に挿入する(図33参照)。次いで、束514は、近位側ストッパ又は同様の装置(図26参照)を外側送達管518に沿って押して、挿入される最後の束514に当てて押さえることによって、一体に固定される。次いで、外側送達管518を引き抜くと、シンチング部材510が全ての束514の孔512を通って伸張した状態で残る。次いで、シンチング部材510を結束するか、別の方法で近位側ストッパに固定すると、図26に示すような胃内部材500が完成する。例えば、代わりの実施形態では、ストッパは、シンチング部材510の第1端と第2端を、フェルールのような金属帯でクリンプすることによって固定してもよい。
胃内部材500を胃管腔から取り出すには、通常、シンチング部材510を切断して折り重なり504を解く。次いで、条片502の一方の端を内視鏡又は同様の装置で掴み、患者体外に引き出す。
図35は、胃内部材500を患者の胃管腔の中に送り込むのに使用される外套管600を示している。外套管600は、胃の中の目標送達部位までの通路を確立するため、内視鏡と組み合わせて使用される。外套管600が患者の胃管腔に配置されると、胃内部材500を外套管600に通し、外套管を使用して胃内部材500が胃管腔に送り込まれる。胃管腔の望ましい送達が完了すると、外套管600は取り出される。
外套管600は、近位端604、遠位端602、及び主ルーメン606を備えている。主ルーメン606の配列はどの様なものでもよい。図35と図37は、外套管600の実施形態を示しており、この外套管600は、可撓性を有し、単一部品構造である。代わりに、幾つかの管を一体に結合して、可撓性を有する外套管600を形成してもよい(図36参照)。外套管600は、限定するわけではないが、ポリエチレンエーテルケトン(PEEK)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリアミド、ポリウレタン、ポリエチレン、及びナイロンを含め、そして複層又は単層の構造を含め、当技術で既知の任意適当な材料で作ってもよく、更に、補強ワイヤ、編みワイヤ、コイル、及び/又はフィラメントを含んでいてもよい。図42に示す外套管600の実施形態では、外套管600は、外套管600の主ルーメン606に成形された金属コイル614の様な補強部材612を備えている。補強部材612は、外套管600に構造的な補強を提供して、外套管600が捻れずに耐えることのできる最小半径を減少させるが、補強部材がなければ、外套管600の内側直径を小さくすることになる。
随意的に、外套管600は、更に、図35から図41に示すように、その近位端604を覆う弁608を備えている。弁608は、可撓性を有する外套管600と、外套管を通して進められる内視鏡など任意の二次的装置との間にシールを形成して、内視鏡又は他の装置を通して導入される流体の損失を防止する。1つの実施形態では、弁608は取り外し可能である。弁608は、近位端609と遠位端611を有しており(図38と図39参照)、遠位端611は、外套管600の近位端604に係合される(図35参照)。弁608は、内視鏡又は胃内部材500の様な二次的装置を通すための開口を提供するルーメン607を更に含んでいる(図38参照)。弁608は、外套管600と組み合わせて使用されるあらゆる適した二次的装置を係合させるための接続点でもある。当業者であれば、弁608を外套管600の近位端604を覆ってどのように組み付けるか分かるはずである。
主ルーメン606は、胃内部材500、又は内視鏡の様な適当な二次的装置を受け入れて通すことができるように作られている(図43参照)。主ルーメン606は、配備される胃内部材500の大きさ次第で寸法が変わる。外套管600及び対応する胃内部材500の大きさは、説明を目的として提供しているに過ぎず、本発明を限定するものと解釈すべきではない。当業者には理解頂けるように、胃内部材500と内視鏡は、主ルーメン606を通して進められるので、主ルーメン606の大きさは、胃内部材500又はそれよりも大きい内視鏡の何れかの寸法に関係する。当業者には理解頂けるように、胃内部材500の大きさは、胃内部材500を構成するポリエチレン条片の長さ、幅、及び個数に関係する。この様に、可撓性を有する外套管600は、胃内部材500、内視鏡、又は外套管600と共に使用される他の二次的装置の大きさ次第で、もっと小さくても大きくてもよく、従って、様々な寸法のあるあらゆる外套管600が、本発明の特許請求の範囲に含まれると考えられる。
図44と図45は、本発明の別の実施形態を示しており、胃内部材500は、胃内部材500を意図された構成に更にしっかりと固定するために、胃内部材500の遠位端と係合する遠位側ストッパ724と、胃内部材500の近位端と係合する位側ストッパ725を備えている。この実施形態では、遠位側ストッパ724と近位側ストッパ725は、傘の様な形状を有する事前に付形された拡張可能な一対のストッパを備えている。
送り込む際には、遠位側ストッパ724は、未拡張の第1位置で、内側送達管516の端及びシンチング部材510と係合している(図46参照)。遠位側ストッパ724は、送り込む際には外套管の主ルーメンの中を通り、胃内部材500が胃管腔の中に送り込まれると、遠位側ストッパ724は、遠位側ストッパ724の直径が対応する胃内部材500を意図された構造に維持するのに適している、第2位置まで拡張する。胃内部材500が胃管腔の中に完全に送り込まれると、近位側ストッパ725が胃内部材500の近位端と係合して、胃内部材500をその意図された構造に更にしっかりと固定する。
シンチング部材510は、遠位側ストッパ724と近位側ストッパ725に結束されるか別のやり方で固定され、図45に示す完全な胃内部材500になる。遠位側ストッパ724及び近位側ストッパ725の大きさと直径は、胃内部材500の大きさによって異なる。図45に示す実施形態は、胃内部材500をその構造に固定するため2つのストッパ724、725を含んでいる。しかしながら、代わりの実施形態では、異なる構成を含んでいてもよい。例えば、1つの構成は、胃内部材500の遠位側に係合された遠位側ストッパ724と、胃内部材500の近位端に係合された一般的なゴム製ストッパ又は他の同様の固定装置を含んでいる。
図46と図47は、複数のローラー810が外套管800のルーメン806に沿って配置されている外套管800を通して、胃内部材500が送り込まれる、送達システム900を示している。ローラー810は、外套管800の少なくとも一方の端に沿って配置されている。この実施形態では、1組のローラー810が、外套管800の遠位端802に沿って配置されている(図48参照)。加えて、ローラー810は、外套管800の近位端804に配置してもよい。ローラー810は、送り込む際に、胃内部材500がルーメン806に沿って通り易くするため、時計回り又は反時計回りに回転する。外套管800は、外套管800のルーメン806に沿って複数の溝812を更に含んでいてもよい(図49及び図50参照)。図示の実施形態では、4つの溝812(図49参照)が、外套管800の内側に沿って配置されているが、当業者には理解頂けるように、他の設計では、それより少ないか多い個数の溝812を含んでいる。各溝812は、外套管800のルーメン806に沿って伸張するローラー810の端と係合する。無論、外套管800は、異なる個数のローラー810を含んでもよいし、又はローラー810は全て排除してもよい。溝812は、胃内部材500を外套管800のルーメン806に沿って通すのに使用されるケーブルシステムのためのハウジングにもなる。
胃内部材500が外套管800の中に装填された後、溝812とローラー810とのアッセンブリは、協働して、胃内部材500を外套管800の近位端804から遠位端802に送る。胃内部材500が、胃管腔に導入されると、外套管800を通してシンチング部材510を引き戻し、これにより胃内部材500を胃管腔の中に放出する。
図51は、本発明の送達システムの別の実施形態を示している。この実施形態では、胃内部材500の別々の束514は、胃内部材500を、機構的に駆動されるローラー1010、1012を備えている外套管1000の中に装填して食道を通して胃管腔に送り込むことにより、一度に1つずつ胃管腔に挿入され、そこで、条片502が蝶又は蝶ネクタイ構造に集められる。ローラー1010、1012は、ブラケット1014、ポスト、又は本発明の範囲内の他の適切な方法の様な接続機構を使用して、外套管1000の端に取り付けられている。また、ローラー1010、1012は、胃内部材500を胃管腔の中へ送り込み易くするため、ローラー1010、1012を回転させてその回転を制御する電気モーター又は同様の動力手段に接続することができる。代わりの実施形態では、外套管1000は、患者の管腔内の胃内部材500を引くための他の機構を含んでいる。例えば、図53は、胃内部材500を胃管腔の中へ送り込み易くするため、ギヤ機構1019に係合されている複数のリブ1021を有している、直角に向いたギヤ構成要素を備えているギヤ機構1019を示している。図54に示す別の実施形態では、外套管1000は、胃内部材500を胃管腔の中に送り込むために、チェーン1031とプーリーの装置を含んでおり、チェーン1031は、送り込み易くするためクランク1032の付近及び周りを回転するようになっている。ローラー1010、1012と同様に、それら代わりの装置は、外套管1000又は同様の送達装置に機械的に取り付けられている。
図51に示すように、胃内部材500は、内側送達管1013を各条片502の孔512に縫うように通すことによって、外套管1000の中に装填される。内側送達管1013は、近位端1023と遠位端1021を備えており、遠位端1021は、遠位先端1017を備えている。ローラー1010、1012は、それぞれ、ローラー1010、1012の表面の付近及び周りを伸張する、内側送達管1013(図52)の形状と相補的な溝1018を備えている。溝1018は、機械的に駆動されるローラー1010、1012(図52)と内側送達部材1013の間の表面積が増えるように窪んでおり、両者の間に条片502が係合する。ローラー1010、1012は、機械的に駆動され、胃管腔へ送り込む際に、胃内部材500を外套管1000に沿って引っ張るのに十分な張力を提供する。外套管1000は、内側送達管1013の主ルーメンを通るナイロン糸又は同様の糸状構造の様なシンチング部材1015を更に含んでおり、シンチング部材は、胃管腔の中に送り込まれると同時に解放される。
胃内部材500を送り込むのは、外套管1000の近位端1023を患者体外に残したまま、遠位端1021を患者の胃管腔に挿入することにより開始される。外套管1000のローラー1010、1021は、各束514を外套管1000から胃管腔の中に送り込み易くする。外套管1000の遠位端1021が胃管腔内に配置されると、第1束514は、孔512を内側送達管1013に外挿して通すことにより、内側送達管1013の近位(後方)端1023に外挿して通される。ローラー1010、1012を使用して、各束514を、外套管1000の近位端1023から引き込み、外套管1000の遠位端1021に向けて牽引し、第1束514の折り重なり504が外套管1000の遠位端1021を通り越すように引く。
図51に示すように、内側送達管1013の遠位先端1017は、第1直径D1を備えており、内側送達管1013の残りの部分は第2直径D2を備えている。第1直径D1は、胃内部材500がローラー1010、1012を通過する際に、胃内部材を送り出し易くする寸法および構成に作られている。内側送達管1013の第2直径D2は、送り込む際に、各束514が外套管1000の全長に沿って移動した後、条片502の孔512と整列するような寸法および構成に作られている。内側送達管1013を引き抜くと、次の束514が引かれ、内側送達管1013の近位端1023を通り越して遠位先端1017に送られる。当業者には理解頂けるように、異なる直径の内側送達管を備えている他の設計を使用してもよい。
全ての束514が胃管腔の中に挿入されてしまうまで、この手順が繰り返される。次いで、近位側ストッパ又は同様の装置を外側送達管518に沿って押し、挿入される最後の束514に当てて押さえることによって、束514は一体に固定される。次いで、内側送達管1013を引き抜くと、シンチング部材510が全ての束514の孔512を通って伸張した状態で残る。次いで、シンチング部材510を結束するか、別の方法で第2ストッパ524に固定すると、胃内部材500が完成する。
図55は、本発明の送達システムの別の実施形態を示している。この実施形態では、外套管1100は、外套管1100の遠位端に沿って内側表面1109に沿って係合されているローラー1110、1112を備えている。胃内部材500を送り込む際に、ローラー1110、1112は、胃内部材500と係合し、胃内部材500を患者の胃管腔の中に引き入れる。ギヤボックス1114を備えている可撓性を有するシャフト1113が、外套管1100の本体に沿って係合され、外套管1100を支える。ギヤボックス1114は、ローラー1110、1112に接続され、胃内部材500が患者の胃管腔の中に送り込まれる間、ローラー1110、1112の回転を調整する。
図56と図57は、本発明の胃内部材1200の別の実施形態を示している。この実施形態では、胃内部材1200は、胃内部材1200の遠位端に沿って折り曲げられた縁1203を備えている、高密度ポリエチレンの単一条片1202を備えている。胃内部材1200は、胃内部材1200に沿って間隔を空けて配置された複数の孔1214を更に備えており、胃内部材1200を送達機構に通して、胃管腔の中に送り込まれる際に一体に引っ張ることができるようになっている。胃内部材1200の折り曲げられた縁1203は、ギヤ駆動式ローラー機構1205に入れられる。ギヤ駆動式ローラー機構1205は、外套管に取り付けられ、胃内部材1200を送り込むのを助ける。ギヤ駆動式ローラー機構1205は、胃内部材1200の折り曲げられた縁1203に係合する一対のローラー1210、1211を備えており、これにより、胃内部材1200を、外套管1202を通して患者の胃管腔の中へと引き入れる。ローラー1210、1211は、外套管1202の本体に係合した一対のブラケット1208で外套管1202に取り付けられている。ローラー1210、1211は、具体的な設計次第で、スクリューなど他の適した機構を使用して取り付けてもよい。
本発明の開示されている実施形態の各種要素の構造及び構成のこの他の開示されていない又は付随的な細部は、それら要素が、開示されている性能を発揮するのに必要とされる属性を備えている限り、本発明の利点の実現にとって決定的ではないと確信している。構造の上記及びこの他の細部の選択は、本開示に照らし、当分野の基本的な技量さえ持ち合わせいれば、十分に行える範囲内にあると確信している。本発明の代表的な実施形態は、本発明を好都合に実行できるように、実用的な作動上の構造を開示することを目的に、かなり詳細に説明してきた。ここに記載した設計は、例示のみを目的としている。本発明の新規な特徴は、本発明の精神と範囲を逸脱することなく、他の構造構成に組み込むことができる。
本発明の胃内部材の絵図を示している。 送達システムを伴った図1の実施形態の絵図を示している。 図2の送達システムの断面図を示している。 本発明の一対の胃内部材の、一体に連結される前の絵図を示している。 本発明の一対の胃内部材の、一体に連結された後の絵図を示している。 本発明の胃内部材の不消化部材の実施形態の詳細図を示している。 本発明の胃内部材の不消化部材の異なる実施形態の詳細図を示している。 本発明の拡張可能な胃内部材の部分断面側面図を示している。 本発明の胃内部材が外側カテーテルから送り出されている絵図を示している。 割くことができる外側シースを含んでいる本発明の胃内部材の絵図を示している。 溶ける外包装に入れられた本発明の胃内部材の側面図を示している。 内視鏡装置により操作されている本発明の胃内部材の絵図を示している。 連結機構により一体に束ねられた本発明の一組の胃内部材を示している。 図13の14−14線に沿う概略断面図を示している。 本発明の胃内部材の別の実施形態の絵図を示している。 別々の束に分離され、胃管腔へ挿入できる状態にある、図15の実施形態の絵図を示している。 図15の実施形態を形成するのに使用されている条片材料の一部を示している。 図16の別々の束が胃管腔へ挿入されていく状態を示している。 本発明の胃内部材の更に別の実施形態の絵図を示している。 別々の束に分離され、胃管腔へ挿入できる状態にある、図19の実施形態の絵図を示している。 図19の実施形態を形成するのに使用されている条片材料の一部を示している。 図20の別々の束が胃管腔へ挿入されていく状態を示している。 本発明の胃内部材の更に別の実施形態の絵図を示している。 本発明の胃内部材を胃管腔に挿入する代わりの方法を示している。 本発明の胃内部材を胃管腔に挿入する代わりの方法を示している。 本発明の胃内部材の更に別の実施形態の絵図を示している。 束を胃管腔に挿入するのに使用されるストッパとシンチング部材を示している。 束を胃管腔に挿入するのに使用される内側送達管を示している。 束を胃管腔に挿入するのに使用される外側送達管を示している。 胃管腔に挿入するための、外側送達管が縫うように通されている耐消化性材料を示している。 図30の外側送達管の送達先端を示している。 図30の別々の束の胃管腔への挿入を示している。 図30の別々の束の胃管腔への挿入を示している。 図30の実施形態を形成するのに使用されている条片材料の一部を示している。 本発明の或る実施形態による可撓性を有する外套管の部分横断面図を示している。 本発明の或る実施形態による可撓性を有する外套管の部分断面図を示している。 本発明の或る実施形態による可撓性を有する外套管の斜視図を示している。 図36の弁の後部斜視図を示している。 図36の弁の前方斜視図を示している。 図36の弁の前方側面図を示している。 図40のC−C’線に沿う断面図を示している。 補強部材を有している、図36の可撓性を有する外套管の斜視断面図を示している。 図35の可撓性を有する外套管が、口腔に入れられ、外套管の遠位端が胃の胃管腔内に配置されるように患者の食道に沿って位置決めされている状態を示す、部分横断面図を示している。 本発明の胃内部材の更に別の実施形態の絵図を示している。 本発明の胃内部材の更に別の実施形態の絵図を示している。 図45の胃内部材の傘状ストッパの斜視図を示している。 図45の胃内部材の傘状ストッパの斜視図を示している。 ルーメンに沿って複数のローラーを有する外套管の斜視図を示している。 ルーメンに沿って複数の溝を有する外套管の断面図を示している。 ルーメンに沿って複数の溝を有する外套管の部分断面図を示している。 胃内部材を送り込むために表面に沿って複数のローラーを有する外套管の絵図を示している。 図51の外套管の遠位先端の絵図を示している。 図51の外套管の遠位先端の別の実施形態の絵図を示している。 図51の外套管と共に使用されているチェーン・プーリーギヤ機構の絵図を示している。 胃内部材を送り込むために表面に沿って複数のローラーを有する外套管の別の実施形態の絵図を示している。 折れ曲がった縁を備えている本発明の胃内部材の絵図を示している。 ローラー機構で送り込まれている図56の胃内部材の絵図を示している。 本発明の切断部材の絵図を示している。 図58の切断部材の側面図を示している。 シースから突出している図58の切断部材の断面図を示している。 シースの中に引き込まれた図60の切断部材の断面図を示している。 複数の開口を備えている本発明の胃内部材の絵図を示している。 本発明のシンチング部材を備えている細長い部材の或る実施形態の絵図を示している。 胃内部材を縫うように通された図63の細長い部材の絵図を示している。 胃管腔に送達する際胃内部材に固定された図64の細長い部材の絵図を示している。 本発明のシンチング部材を備えている細長い部材の別の実施形態の絵図を示している。 胃内部材を縫うように通された図66の細長い部材の絵図を示している。 胃管腔に送達する際胃内部材に固定された図67の細長い部材の絵図を示している。 本発明のシンチング部材の別の実施形態の画図を示している。 胃内部材に固定された図69のシンチング部材の絵図を示している。 胃管腔へ送達する間、送達装置に縫うように通された胃内部材を備えている第1シンチング部材と第2シンチング部材の別の実施形態の絵図を示している。 胃管腔へ送達する間、胃内部材に取り付けられた図71の第1シンチング部材と第2シンチング部材の絵図を示している。 胃管腔へ送達する間、第2係止部材に取り付けられた図71の第1シンチング部材と第2シンチング部材の絵図を示している。 胃管腔へ送達する際胃内部材に固定された図71の第1シンチング部材の絵図を示している。 図73の第1シンチング部材と第2シンチング部材に係合された第2近位側ストッパの絵図を示している。 図73の遠位側ストッパの遠位面図を示している。 図73の遠位側ストッパの近位面図を示している。 図73の近位側ストッパの遠位面図を示している。 近位側ストッパが第2近位側ストッパに係合された状態の図73の近位側ストッパの遠位面図を示している。 第2近位側ストッパが近位側ストッパに固定されている図74の近位側ストッパの近位面図である。

Claims (14)

  1. 肥満治療用の胃内装置において、
    間隔を空けて配置された複数の開口を有し、第1の構成から第2の構成へ再構成可能な胃内部材であって、前記第1の構成では、哺乳類の胃管腔の中へ導入できるほど十分に小さく、前記第2の構成では、前記哺乳類の幽門を通り抜けるのを防止できるほど十分に大きい、胃内部材と、
    近位端と遠位端を有する細長い部材であって、前記胃内部材の前記開口を縫うように通され、前記胃内部材は、前記第2の構成にあるとき前記近位端と前記遠位端の間に配置される細長い部材と、
    前記胃内部材を前記細長い部材に沿って係止するために、前記細長い部材の前記遠位端に係合される遠位側ストッパと、
    前記胃内部材を前記細長い部材に沿って前記遠位側ストッパとの間に係止するために、前記細長い部材に係合される近位側ストッパと、
    前記細長い部材の近位端から近位方向に延びて、前記近位側ストッパを摺動可能に支持しており、該近位側ストッパが前記遠位側ストッパに向けて遠位方向に動かされるのを案内する細長い案内部材と、を備えており、
    前記細長い部材は、前記近位端と前記遠位端の間に配置された複数のリブを有しており、前記リブは前記近位側ストッパが前記細長い部材に沿って前記遠位方向に向けて進むのを許容し、且つ、近位方向への移動するのを抑止するようになされている、胃内装置。
  2. 前記細長い部材の前記近位端に係合されているコネクタを更に備えており、前記コネクタは、前記細長い案内部材を受け入れて結合するためのルーメンを備えている、請求項1に記載の胃内装置。
  3. 前記近位側ストッパは、前記コネクタから延びている前記細長い案内部材を通すルーメンを備えている、請求項2に記載の胃内装置。
  4. 前記胃管腔の中に送り込まれている状態で、前記遠位側ストッパと係合して前記胃内部材を固定する第2遠位側ストッパを更に備えている、請求項1に記載の胃内装置。
  5. 前記胃管腔の中に送り込まれている状態で、前記近位側ストッパと係合して前記胃内部材を固定する第2近位側ストッパを更に備えている、請求項1に記載の胃内装置。
  6. 前記細長い案内部材は、前記胃管腔の中に送り込まれている状態で、前記第2近位側ストッパと係合して前記胃内部材を固定する、請求項5に記載の胃内装置。
  7. 前記細長い部材は前記細長い案内部材を受け入れるルーメンを有し、前記遠位側ストッパは前記細長い案内部材を受け入れるルーメンを有しており、前記細長い案内部材は前記細長い部材のルーメンと前記遠位側ストッパのルーメンを通って延在し、前記遠位側ストッパに取り付けられている、請求項1に記載の胃内装置。
  8. 前記細長い部材の前記遠位端に配置されている係止部材を更に備えており、前記係止部材は、前記細長いルーメンを通して延びる前記細長い案内部材を受け入れるためのルーメンを備えている、請求項に記載の胃内装置。
  9. 前記近位側ストッパは前記細長い部材の前記ルーメンを通って該細長い部材の前記近位端から延在している前記細長い案内部材を受け入れるためのルーメンを備えている、請求項に記載の胃内装置。
  10. 前記胃内部材を前記細長い部材に固定するとき、前記細長い案内部材を近位方向に引いて前記遠位側ストッパを前記係止部材に係合させるようになされた、請求項に記載の胃内装置。
  11. 前記胃内部材を前記細長い部材に固定するとき、前記細長い案内部材を近位方向に引いて前記近位側ストッパを前記細長い部材に係合させるようになされた、請求項に記載の胃内装置。
  12. 前記胃内部材は、前記胃内部材の質量を減らすため複数の開口を備えている、請求項1に記載の胃内装置。
  13. 前記胃内部材は、折れ曲がった縁を備えており、前記折れ曲がった縁は、前記胃管腔の中へ前記胃内部材を送り込み易くするためローラー機構と係合する、請求項1に記載の胃内装置。
  14. 前記胃内部材は、複数の環を形成するように折り畳まれた材料の連続する条片からなり、前記複数の環は、前記第2の構成において、一体に結合されて、蝶又は蝶ネクタイ状の形状となる、請求項1に記載の胃内装置。
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