JP4995537B2 - 高分子デフォーカス粉体を含有する皮膚外用剤 - Google Patents
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(1)2つの扁平面の片方乃至は両方に凹部を有する扁平断面繊維を、扁平断面の長手方向の長さの0.5〜2倍の長さに切断してなる高分子粉体を含有する皮膚外用剤。
(2)前記扁平断面繊維における扁平断面は、2個以上の同一円が直線状に接合した形状のものであることを特徴とする、(1)に記載の皮膚外用剤。
(3)前記扁平断面を構成する同一円の直径は、1〜20μmであることを特徴とする、(2)に記載の皮膚外用剤。
(4)前記扁平断面は、3〜8個の同一円の接合である、(2)又は(3)に記載の皮膚外用剤。
(5)前記扁平断面繊維の材質はポリエチレンテレフタレート系ポリエステルである、(1)〜(4)の何れかに記載の皮膚外用剤。
(6)デフォーカス効果を有することを特徴とする、(1)〜(5)の何れかに記載の皮膚外用剤。
(7)前記デフォーカス効果は、ツヤ付与効果も備えることを特徴とする、(6)に記載の皮膚外用剤。
(8)乳化化粧料であることを特徴とする、(1)〜(7)の何れかに記載の皮膚外用剤。
(9)外接される直方体の形状が高さ1〜20μm、長さ20〜50μm、奥行き12〜50μmである高分子粉体において、長さに対して垂直な断面又は奥行きに対して垂直な断面の形状が、2個以上の同一円を直線状に接合した形状である高分子粉体を含有する皮膚外用剤。
本発明の皮膚外用剤は、外接される直方体の形状が高さ1〜20μm、より好ましくは、5〜15μm、長さ20〜50μm、より好ましくは25〜40μm、奥行き12〜50μm、より好ましくは25〜40μmである高分子粉体において、長さに対して垂直な断面又は奥行きに対して垂直な断面の形状において、凹部を有する高分子粉体を必須成分として含有することを特徴とする。前記高分子粉体は、2つの扁平面の片方乃至は両方に凹部を有する扁平断面繊維を、扁平断面の長手方向の長さの0.5〜2倍の長さ、即ち、12〜50μm、より好ましくは25〜40μmの長さに切断することにより製造できる。前記2つの扁平面の片方乃至は両方に凹部を有する扁平断面繊維の断面形状としては、2個以上、より好ましくは3〜5個の、同じ高さの同一形状若しくは異なった形状の図形が直線状に接合したものが好ましく、より好ましくは、同一円が直線状に接合した形状のものが好ましい。ここで、接合とは、2つの図形が共有部分を有する形で重なってできる平面形状を意味する。図1に4つの円が直線状に接合してできる図形を例示する。又、この様な繊維の材質としては、特段の限定はないが、化粧料などの皮膚外用剤で使用されている材質であれば何れも適用することができ、例えば、ナイロン、アラミドなどのポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンナフタレートポリトリメチレンテレフタレートなどのポリエステル、ポリプロピレンなどのポリアルキレン、ポリメチルメタクリレートなどのポリ(メタ)アクリル酸アルキルなどが好適に例示でき、ポリエステル、取り分けポリエチレンテレフタレート系ポリエステルが特に好ましい。これは光学効果が皮膚の光学効果により類似しているためである。
「ウェーブロン」(登録商標)を30μmに精密裁断し、本発明の必須成分の高分子粉体1とした。
「ウェーブロン」(登録商標)を100μmに精密裁断し、比較高分子粉体1とした。
本発明の皮膚外用剤は、前記本発明の高分子粉体を含有することを特徴とする。粉体は唯一種を含有することもできるし、二種以上を組み合わせて含有させることもできる。本発明の皮膚外用剤としては、皮膚に外用で適用されるものであれば特段の限定はなく、例えば、医薬部外品を包含する化粧料、皮膚外用医薬、皮膚外用雑貨、貼付剤などが好適に例示できる。中でも、化粧料が好ましく、化粧料としては、粉体を含有するものが好ましく、メークアップ化粧料が特に好ましい。これらの皮膚外用剤の剤型としても、特段の制限はなく、ローション剤型、乳液剤型、エッセンス剤型、クリーム剤型、ジェル剤型、オイルゲル剤型、粉体剤型、所謂中間領域と言われる粉体・油脂複合剤型等が好適に例示できる。化粧料に於いては、使用用途も特段の限定を受けず、スキンケアを専らにする基礎化粧料、光学効果を専らとするメークアップ化粧料、紫外線保護など保護効果を専らとする保護化粧料等が好ましく例示できる。
界面活性剤として好ましいものを例示すると、陰イオン性界面活性剤では、ラウリン酸カリウム、ミリスチン酸カリウム等の脂肪酸塩;ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸アンモニウム等のアルキル硫酸エステル塩;ラウレス硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸トリエタノールアミン等のポリオキシエチレンアルキル硫酸塩;ココイルメチルタウリンナトリウム、ココイルメチルタウリンカリウム、ラウロイルメチルタウリンナトリウム、ミリストイルメチルタウリンナトリウム、ラウロイルメチルアラニンナトリウム、ラウロイルサルコシンナトリウム、ラウロイルサルコシントリエタノールアミン、ラウロイルグルタミン酸メチルアラニンナトリウム等のアシルN−メチルアミノ酸塩;ココイルグルタミン酸ナトリウム、ココイルグルタミン酸トリエタノールアミン、ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、ミリストイルグルタミン酸ナトリウム、ステアロイルグルタミン酸ナトリウム、パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン、ココイルアラニントリエタノールアミン等のアシルアミノ酸塩;ラウレス酢酸ナトリウム等のポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩;ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム等のコハク酸エステル塩;脂肪酸アルカノールアミドエーテルカルボン酸塩;アシル乳酸塩;ポリオキシエチレン脂肪アミン硫酸塩;脂肪酸アルカノールアミド硫酸塩;硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等の脂肪酸グリセリド硫酸塩;アルキルベンゼンポリオキシエチレン硫酸塩;α−オレフィンスルホン酸ナトリウム等のオレフィンスルホン酸塩;スルホコハク酸ラウリル2ナトリウム、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム等のアルキルスルホコハク酸塩;スルホコハク酸ラウレス2ナトリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等のアルキルエーテルスルホコハク酸塩;テトラデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、テトラデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン等のアルキルベンゼンスルホン酸塩;アルキルナフタレンスルホン酸塩;アルカンスルホン酸塩;α−スルホ脂肪酸メチルエステル塩;アシルイセチオン酸塩;アルキルグリシジルエーテルスルホン酸塩;アルキルスルホ酢酸塩;ラウレスリン酸ナトリウム、ジラウレスリン酸ナトリウム、トリラウレスリン酸ナトリウム、モノオレスリン酸ナトリウム等のアルキルエーテルリン酸エステル塩;ラウリルリン酸カリウム等のアルキルリン酸エステル塩;カゼインナトリウム;アルキルアリールエーテルリン酸塩;脂肪酸アミドエーテルリン酸塩;ホスファチジルグリセロール、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジン酸等のリン脂質類;カルボン酸変性シリコーン、リン酸変性シリコーン、硫酸変性シリコーン等のシリコーン系陰イオン性界面活性剤等;
非イオン界面活性剤では、ラウレス(ポリオキシエチレンラウリルエーテル)類、セテス(ポリオキシエチレンセチルエーテル)類、ステアレス(ポリオキシエチレンステアリルエーテル)類、ベヘネス類(ポリオキシエチレンベヘニルエーテル)、イソステアレス(ポリオキシエチレンイソステアリルエーテル)類、オクチルドデセス(ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル)類等の種々のポリオキシエチレン付加数のポリオキシエチレンアルキルエーテル類;ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル;ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油モノイソステアレート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油トリイソステアレート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油マレイン酸等のヒマシ油及び硬化ヒマシ油誘導体;ポリオキシエチレンフィトステロール;ポリオキシエチレンコレステロール;ポリオキシエチレンコレスタノール;ポリオキシエチレンラノリン;ポリオキシエチレン還元ラノリン;ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンセチルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン2−デシルテトラデシルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンモノブチルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン水添ラノリン、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレングリセリンエーテル等のポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンアルキルエーテル;ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレングリコール;PPG−9ジグリセリル等の(ポリ)グリセリンポリオキシプロピレングリコール;ステアリン酸グリセリル、イソステアリン酸グリセリル、パルミチン酸グリセリル、ミリスチン酸グリセリル、オレイン酸グリセリル、ヤシ油脂肪酸グリセリル、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、α,α’−オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等のグリセリン脂肪酸部分エステル類;ステアリン酸ポリグリセリル−2、同3、同4、同5、同6、同8、同10、ジステアリン酸ポリグリセリル−6、同10、トリステアリン酸ポリグリセリル−2、デカステアリン酸ポリグリセリル−10、イソステアリン酸ポリグリセリル−2、同3、同4、同5、同6、同8、同10、ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(ジイソステアリン酸ジグリセリル)、同3、同10、トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2、テトライソステアリン酸ポリグリセリル−2、デカイソステアリン酸ポリグリセリル−10、オレイン酸ポリグリセリル−2、同3、同4、同5、同6、同8、同10、ジオレイン酸ポリグリセリル−6、トリオレイン酸ポリグリセリル−2、デカオレイン酸ポリグリセリル−10等のポリグリセリン脂肪酸エステル;モノステアリン酸エチレングリコール等のエチレングリコールモノ脂肪酸エステル;モノステアリン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコールモノ脂肪酸エステル;ペンタエリスリトール部分脂肪酸エステル;ソルビトール部分脂肪酸エステル;マルチトール部分脂肪酸エステル;マルチトールエーテル;ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル;ショ糖脂肪酸エステル、メチルグルコシド脂肪酸エステル、ウンデシレン酸トレハロース等の糖誘導体部分エステル;カプリリルグルコシド等のアルキルグルコシド;アルキルポリグリコシド;ラノリンアルコール;還元ラノリン;ポリオキシエチレンジステアレート、ポリチレングリコールジイソステアレート、ポリオキシエチレンモノオレエート、ポリオキシエチレンジオレエート等のポリオキシエチレン脂肪酸モノ及びジエステル;ポリオキシエチレン・プロピレングリコール脂肪酸エステル;ポリオキシエチレングリセリンモノステアレート、ポリオキシエチレングリセリンモノイソステアレート、ポリオキシエチレングリセリントリイソステアレート等のポリオキシエチレンモノオレエート等のポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレンソルビタンテトラオレエート等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンソルビトールモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビトールモノオレエート、ポリオキシエチレンソルビトールペンタオレエート、ポリオキシエチレンソルビトールモノステアレート等のポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンメチルグルコシド脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンアルキルエーテル脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンソルビトールミツロウ等のポリオキシエチレン動植物油脂類;イソステアリルグリセリルエーテル、キミルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール等のアルキルグリセリルエーテル類;多価アルコールアルキルエーテル;ポリオキシエチレンアルキルアミン;テトラポリオキシエチレン・テトラポリオキシプロピレン−エチレンジアミン縮合物類;サポニン、ソホロリピッド等の天然系界面活性剤;ポリオキシエチレン脂肪酸アミド;ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド(コカミドMEA)、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド(コカミドDEA)、ラウリン酸モノエタノールアミド(ラウラミドMEA)、ラウリン酸ジエタノールアミド(ラウラミドDEA)、ラウリン酸モノイソプロパノールアミド(ラウラミドMIPA)、パルミチン酸モノエタノールアミド(パルタミドMEA)、パルミチン酸ジエタノールアミド(パルタミドDEA)、ヤシ油脂肪酸メチルエタノールアミド(コカミドメチルMEA)等の脂肪酸アルカノールアミド類;ラウラミンオキシド、コカミンオキシド、ステアラミンオキシド、ベヘナミンオキシド等のアルキルジメチルアミンオキシド;アルキルエトキシジメチルアミンオキシド;ポリオキシエチレンアルキルメルカプタン;ジメチコンコポリオール等のポリエーテル変性シリコーン、ポリシロキサン・オキシアルキレン共重合体、ポリグリセリン変性シリコーン、糖変性シリコーン等のシリコーン系非イオン性界面活性剤等;
陽イオン性界面活性剤では、ベヘントリモニウムクロリド、ステアルトリモニウムクロリド、セトリモニウムクロリド、ラウリルトリモニウムクロリド等のアルキルトリメチルアンモニウムクロリド;ステアリルトリモニウムブロミド等のアルキルトリメチルアンモニウムブロミド;ジステアリルジモニウムクロリド、ジココジモニウムクロリド等のジアルキルジメチルアンモニウムクロリド;ステアラミドプロピルジメチルアミン、ステアラミドエチルジエチルアミン等の脂肪酸アミドアミン及びその塩;ステアロキシプロピルジメチルアミン等のアルキルエーテルアミン及びその塩または四級塩;エチル硫酸長鎖分岐脂肪酸(12〜31)アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム等の脂肪酸アミド型四級アンモニウム塩;ポリオキシエチレンアルキルアミン及びその塩または四級塩;アルキルアミン塩;脂肪酸アミドグアニジウム塩;アルキルエーテルアミンモニウム塩;アルキルトリアルキレングリコールアンモニウム塩;ベンザルコニウム塩;ベンゼトニウム塩;塩化セチルピリジニウム等のピリジニウム塩;イミダゾリニウム塩;アルキルイソキノリニウム塩;ジアルキルモリホニウム塩;ポリアミン脂肪酸誘導体;アミノプロピルジメチコン及びアモジメチコン等のアミノ変性シリコーン、カチオン変性シリコーン、カチオン変性及びポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性及びポリエーテル変性シリコーン等のシリコーン系陽イオン性界面活性剤等;
両性界面活性剤では、ラウリルベタイン(ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン)等のN−アルキル−N,N−ジメチルアミノ酸ベタイン;コカミドプロピルベタイン、ラウラミドプロピルベタイン等の脂肪酸アミドアルキル−N,N−ジメチルアミノ酸ベタイン;ココアンホ酢酸ナトリウム、ラウロアンホ酢酸ナトリウム等のイミダゾリン型ベタイン;アルキルジメチルタウリン等のアルキルスルホベタイン;アルキルジメチルアミノエタノール硫酸エステル等の硫酸型ベタイン;アルキルジメチルアミノエタノールリン酸エステル等のリン酸型ベタイン;ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、スフィンゴミエリン等のスフィンゴリン脂質、リゾレシチン、水素添加大豆リン脂質、部分水素添加大豆リン脂質、水素添加卵黄リン脂質、部分水素添加卵黄リン脂質、水酸化レシチン等のリン脂質類;シリコーン系両性界面活性剤等;
高分子界面活性剤では、ポリビニルアルコール、アルギン酸ナトリウム、デンプン誘導体、トラガントガム、アクリル酸・メタアクリル酸アルキル共重合体;シリコーン系各種界面活性剤が好ましいものとして挙げられる。
専門パネラー5名を用いて、塗布後2時間のデフォーカス効果を評価した。デフォーカス効果は、4段階評価で評価された、カバー力と透明感の評価値の和として定義した。カバー力は、「スコア1:シミや肌のトラブルが化粧の上から認知できる、スコア2:シミや肌のトラブルが化粧の上から認知できるが、かなり目立たなくなっている、スコア3:シミや肌のトラブルが化粧の上からわずかに認知できる、スコア4:シミや肌のトラブルが化粧の上から認知できない」の基準に従って評点を賦して評価した。又、透明感は、「スコア1:透明感を感じず、厚ぼったい、スコア2:厚ぼったいが透明感をわずかに感じる、スコア3:透明感を感じるが、厚ぼったさも残っている、スコア4:透明感が顕著であり、厚ぼったさがない」の基準で評価した。結果を平均スコア値として表2に示す。これより、本発明の皮膚外用剤である粉体化粧料1は、優れたデフォーカス効果を有していることがわかる。
Claims (4)
- 2つの扁平面の両方に凹部を有する扁平断面繊維を切断してなる高分子粉体であって、
該扁平断面繊維の材質がポリエチレンテレフタレート系ポリエステルであり、
外接される直方体の形状が高さ1〜20μm、長さ20〜50μm、奥行き12〜50μmであり、長さに対して垂直な断面又は奥行きに対して垂直な断面の形状が、3〜8個の同一円を直線状に接合した形状である、高分子粉体を含有する皮膚外用剤。 - デフォーカス効果を有することを特徴とする、請求項1に記載の皮膚外用剤。
- 前記デフォーカス効果は、ツヤ付与効果も備えることを特徴とする、請求項2に記載の皮膚外用剤。
- 乳化化粧料であることを特徴とする、請求項1〜3何れか1項に記載の皮膚外用剤。
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