JP4992351B2 - バイオセンサ用穿刺器具 - Google Patents

バイオセンサ用穿刺器具 Download PDF

Info

Publication number
JP4992351B2
JP4992351B2 JP2006244256A JP2006244256A JP4992351B2 JP 4992351 B2 JP4992351 B2 JP 4992351B2 JP 2006244256 A JP2006244256 A JP 2006244256A JP 2006244256 A JP2006244256 A JP 2006244256A JP 4992351 B2 JP4992351 B2 JP 4992351B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
biosensor
puncture
sample collection
elastic member
sample
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006244256A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008061883A (ja
Inventor
秀明 中村
剛 藤村
智子 石川
正男 後藤
征夫 輕部
信吾 改森
貴彦 北村
章 原田
俊史 細谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2006244256A priority Critical patent/JP4992351B2/ja
Publication of JP2008061883A publication Critical patent/JP2008061883A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4992351B2 publication Critical patent/JP4992351B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Description

本発明はバイオセンサ用穿刺器具に係り、例えば対象者の所定の穿刺位置に試料採取器具を穿刺することができるバイオセンサ用穿刺器具に関するものである。
試料採取のための穿刺を行う試料採取器具としての針を有する針付きバイオセンサチップを用いた測定では、穿刺器具により穿刺した箇所から測定対象の試料をバイオセンサチップの中空反応部に導入する。そして、この中空反応部において試料と試薬とで酵素反応や抗原−抗体反応等の生化学反応を起こし、この生化学反応により得られる情報をバイオセンサチップから測定装置に出力して試料の分析を行うものである。バイオセンサチップによる測定は、生体の持つ優れた分子識別機能を利用するものであり、微量な試料でもって化学物質の迅速かつ簡便な測定を可能にするものとして注目されている。一例として、バイオセンサチップによる測定方法を用いて、血液中のグルコース量(血糖値)や尿糖値を測定することができ、糖尿病を自己管理し予防する家庭内健康診断(セルフケア)等に使用することが可能である。
従来の試料採取器具を有するバイオセンサチップの一例として下記の特許文献がある。特許文献1に記載された皮膚パッチは、図6に示すように、皮膚パッチ100には2個の層101、102が形成され、層101に試料採取器具である一定の針、ランセットまたはカニューレ等の侵入装置103、及び圧力リング104が取り付けられている。2個の層101、102の間には微小通路システム106があり、略中央に分配ポート105が形成されている。微小通路システム106に対応して、電気化学的な各検出器107、疎水性ゲート108、電気−浸透圧型ポンプ・システム109が配置されている。
特開2004−520103号公報
しかしながら、特許文献1に記載の皮膚パッチ100では、例えば、試料を採取する際に、対象者が自分で指等に試料採取器具である針(侵入装置)103を押し付けて穿刺するため負担が大きく、痛みの軽減が望まれている。また、針103が検査対象者に刺さったままの状態で採血を行わなければならないため、検査対象者の負担増が考えられるという問題がある。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、穿刺時の痛みを軽減して、対象者の負担を軽減することができるバイオセンサ用穿刺器具を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明の第1の特徴は、弾性部材と、前記弾性部材の先端部に略垂直に、あるいは前記弾性部材の先端に延設した延設部材に略垂直に取り付けられた試料採取器具と、を有し、前記弾性部材の復元力により前記試料採取器具を所定の穿刺位置に穿刺するバイオセンサ用穿刺器具である。
本発明においては、針、ランセット及びカニューレ等を試料採取器具とする。
このように構成されたバイオセンサ用穿刺器具においては、試料採取器具を穿刺する際に、対象者が自分で穿刺するのではなく、弾性部材の復元力により試料採取器具を穿刺位置に穿刺するので、躊躇することなく穿刺することができる。また、穿刺に要する時間を短くすることができるので、対象者の負担を軽減することができる。さらに、試料採取器具を穿刺した際に、試料採取器具が取り付けられている弾性部材あるいは延設部材が、対象者の穿刺位置にパチンと当接するので、穿刺による痛みを紛らわせて、負担を軽減することができる。
また、本発明の第2の特徴は、上記本発明の第1の特徴において、前記弾性部材が、前記試料採取器具を有するバイオセンサカートリッジであるバイオセンサ用穿刺器具である。
このように構成されたバイオセンサ用穿刺器具においては、バイオセンサチップに直接穿刺用の試料採取器具を取り付けるとともに、バイオセンサチップの弾性を利用して試料採取器具を穿刺するので、穿刺後すぐに試料を採取してバイオセンサチップに導入することができ、対象者の負担を軽減することができる。
また、本発明の第3の特徴は、上記本発明の第1の特徴において、前記延設部材が、前記試料採取器具を有するバイオセンサカートリッジであるバイオセンサ用穿刺器具である。
このように構成されたバイオセンサ用穿刺器具においては、弾性部材の先端に設けられている延設部材が、穿刺用の試料採取器具付きのバイオセンサチップなので、弾性部材の復元力により延設部材を対象者の穿刺位置に当接させることにより穿刺することができる。そして、穿刺後すぐに試料を採取してバイオセンサチップに導入することができるので、対象者の負担を軽減することができる。
また、本発明の第4の特徴は、上記本発明の第1から第3のいずれかの特徴において、前記試料採取器具が、溶解可能な材料で形成されているバイオセンサ用穿刺器具である。
このように構成されたバイオセンサ用穿刺器具においては、試料採取器具が溶解可能な材料で形成されているので、弾性部材の復元力により対象者の穿刺位置を穿刺した際に、万が一試料採取器具が折れて一部が体内に残った場合でも、体内で試料採取器具が分解して溶解するので、折れた試料採取器具を無理に回収する必要がなく、対象者の負担を軽減することができる。また、穿刺した試料採取器具が溶解するので、バイオセンサチップを穿刺箇所に位置決めしなおすことなく穿刺したままの状態で、試料を採取することができる。
また、本発明の第5の特徴は、上記本発明の第1から第4のいずれかの特徴に記載のバイオセンサ用穿刺器具と、前記バイオセンサ用穿刺器具に供給された試料の情報を測定する測定器とを備えたバイオセンサ装置である。
このように構成されたバイオセンサ装置においては、バイオセンサ用穿刺器具により対象者に試料採取器具を穿刺して、穿刺箇所から試料をバイオセンサチップに採取する。そして、バイオセンサチップ内において試料と試薬とが反応し、試料の情報を測定器が測定する。
また、本発明の第6の特徴は、上記本発明の第1から第4のいずれかの特徴に記載のバイオセンサ用穿刺器具を用い、弾性部材の復元力により検体を穿刺する穿刺方法にある。
このように構成された穿刺方法においては、試料採取器具を穿刺する際に、対象者が自分で穿刺するのではなく、弾性部材の復元力により試料採取器具を穿刺位置に穿刺するので、躊躇することなく穿刺することができる。また、穿刺に要する時間を短くすることができるので、対象者の負担を軽減することができる。さらに、試料採取器具を穿刺した際に、試料採取器具が取り付けられている弾性部材あるいは弾性部材に取り付けられている延設部材が対象者の穿刺位置に当接するので、穿刺による痛みを紛らわせて、負担を軽減することができる。
本発明によれば、試料採取器具を穿刺する際に、対象者が自分で穿刺するのではなく、弾性部材の復元力により試料採取器具を穿刺位置に穿刺するので、躊躇することなく穿刺することができる。また、穿刺に要する時間を短くすることができるので、対象者の負担を軽減することができる。さらに、試料採取器具を穿刺した際に、試料採取器具が取り付けられている弾性部材あるいは弾性部材に取り付けられている延設部材が対象者の穿刺位置に当接するので、穿刺による痛みを紛らわせて、負担を軽減することができるという効果が得られる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1(A)は本発明のバイオセンサ用穿刺器具に係る第1実施形態を示す側面図、図1(B)はバイオセンサ用穿刺器具の平面図、図2(A)はバイオセンサカートリッジの一例を示す図2(B)中A−A位置の断面図、図2(B)は底面図、図3はバイオセンサ装置の断面図、図4(A)〜(D)はバイオセンサ用穿刺器具による穿刺動作を示す説明図、図5(A)は本発明のバイオセンサ用穿刺器具による第2実施形態を示す側面図、(B)は第2実施形態に係るバイオセンサ用穿刺器具の平面図である。
図1に示すように、本発明の第1実施形態であるバイオセンサ用穿刺器具10は、弾性部材11と、この弾性部材11の先端部11aに略垂直に取り付けられて試料を採取するために穿刺する試料採取器具12と、を有しており、弾性部材11の復元力により試料採取器具12を穿刺位置に穿刺するものである。
弾性部材11は、その基端11bがバイオセンサ用穿刺器具10の本体10aに剛結されて片持ち梁構造となっている。従って、上下両方向へ撓んで変位可能(図1(A)中2点鎖線で表示)となっているが、外力を取り除くと図1(A)に示すように、水平状態に戻るようになっている。
なお、試料採取器具12は、例えば、糖を主成分とする溶解可能な材料から作成することが好ましく、糖類材料の一例として、マルトース、トレハロース、デンプン等がある。また、糖類材料が多くなると強度が弱くなるので、上記糖類材料にデキストランを加え、針の強度向上を図ることができる。針の作成の一例としては、マルトースおよびデキストランを容器に入れ、加熱して流動性が出てきたら、型(針形状型)に流し込むことで作成できる。試料採取器具12が溶解可能な材料で作成されている場合、穿刺時に針が溶解し、固体形状が崩れると共に試料が生体から出はじめる。
ここで、図2に示すように弾性部材11を、先端部13bに試料採取器具12を有するバイオセンサカートリッジ13とすることができる。すなわち、バイオセンサカートリッジ13自体を用いて試料採取器具12を穿刺し、試料を採取するようにすることができる。
また、バイオセンサカートリッジ13は、バイオセンサ用穿刺器具10の本体10aに交換可能に取り付けられるとともに、取り付けた際には接合が剛となるように、基端部13cをある程度の長さ本体10a内部に押し込んで固定するようにする。
図2(A)および(B)には、バイオセンサカートリッジ13の一例が示されている。図2に示すように、バイオセンサカートリッジ13の本体13aは、互いに対向する2枚の基板14a、14bと、この2枚の基板14a、14b間に挟装されるスペーサ層15とから構成されており、基板14aの先端部下面に試料採取器具12が下方に向けて取り付けられている。2枚の基板14a、14b及びスペーサ層15により中空反応部17が形成されており、試料採取器具12により穿刺された箇所から試料を採取して中空反応部17に導入する試料導入口18が先端に設けられている。基板14aのスペーサ層15側の表面(図2(A)において上側面)には、例えば、全体L字状をした一対の検知用電極16a、16bが設けられており、中空反応部17において所定の間隔で配置されている。また、中空反応部17における両検知用電極16a、16bの真上または近傍には、試薬19が設けられている。
試薬19としては、グルコースオキシダーゼ(GOD)やグルコースデヒドロゲナーゼ(GDH)、コレステロールオキシダーゼ、ウリカーゼ等の酵素と電子受容体が例示される。
例えば、血液中のグルコース量を測定するグルコースバイオセンサチップの場合は、この部分に、グルコースオキシダーゼ層やグルコースオキシダーゼ−電子受容体(メディエータ)混合物層、グルコースオキシダーゼ−アルブミン混合物層、又はグルコースオキシダーゼ−電子受容体−アルブミン混合物層等が形成される。グルコースオキシダーゼ以外の酵素、例えばグルコースデヒドロゲナーゼ等を用い、これらの層が形成される場合もある。又、添加剤として緩衝剤や親水性高分子等を薬剤中に含めても良い。
次に、本発明にかかるバイオセンサ装置について説明する。
図3には、バイオセンサ装置30の構成が示されている。このバイオセンサ装置30は、前述したバイオセンサ用穿刺器具10と、このバイオセンサ用穿刺器具10であるバイオセンサカートリッジ13からの情報に基づいて諸量を測定する測定器31とを有している。なお、バイオセンサ用穿刺器具10の構成については上述したとおりであり、その説明はここでは省略する。また、測定器31を前述したバイオセンサ用穿刺器具10の本体10aとすることができ、測定器31にバイオセンサカートリッジ13を直接交換可能に固定できるようにしている。
測定器31は電源32、制御装置33、端子挿入部34、表示部35を備え、これらが互いに接続されている。端子挿入部34では、バイオセンサカートリッジ13の基端部13cを差し込んで剛に接続するとともに、バイオセンサカートリッジ13から突出している検知用電極16a、16bが測定器31と電気的に接続されるようになっている。このバイオセンサ装置30は、小型であり、例えば、検査対象者が片手で持つことが可能なハンディタイプである。なお、バイオセンサカートリッジ13は、測定器31から引き抜いて、交換することができるようになっている。
以上、説明したように、本発明にかかるバイオセンサ用穿刺器具10では、試料採取器具12を穿刺する際に、対象者Mが自分の力で穿刺するのではなく、弾性部材11の復元力により試料採取器具12を穿刺位置に穿刺するので、躊躇することなく穿刺することができる。また、穿刺に要する時間を短くすることができるので、対象者Mの負担を軽減することができる。さらに、試料採取器具12を穿刺した際に、試料採取器具12が取り付けられている弾性部材11が対象者Mの穿刺位置にパチンと当接するので、穿刺による痛みを紛らわせて、負担を軽減することができる。また、試料採取器具12を生分解性の材料で形成した場合には、弾性部材11の復元力により対象者Mの穿刺位置を穿刺した際に、万が一試料採取器具12が折れて一部が体内に残った場合でも、体内で試料採取器具が分解して溶けるので、折れた試料採取器具を無理に回収する必要がなく、対象者Mの負担を軽減することができる。
また、前述したバイオセンサ装置30では、試料採取器具12をバイオセンサカートリッジ13の試料導入口18の近傍に設けることにより、バイオセンサカートリッジ13の弾性を利用して試料採取器具12を穿刺した際に、穿刺後すぐに試料Bを採取してバイオセンサカートリッジ13に導入することができ、対象者の負担を軽減することができる。
次に、上述したバイオセンサ用穿刺器具10を用いた本発明にかかる穿刺方法について説明する。
まず、図4(A)に示すように、試料採取器具12の先端12aが対象者Mから僅かに離れるようにバイオセンサ用穿刺器具10を位置決めする。このとき、バイオセンサ用穿刺器具10の本体10a(測定器31)の底面を対象者Mに固定して、バイオセンサ用穿刺器具10がぶれないようにするのがよい。そして、図4(B)に示すように、弾性部材11の先端部11aを指Fで持ち上げて指Fを離すと、図4(C)に示すように、弾性部材11の先端部11aは下向きの復元力で図4(A)に示す最初の状態を通り過ぎて、試料採取器具12を対象者Mに穿刺する。その後、図4(D)に示すように、上向きのバネ弾性力により最初の状態に戻るので、試料採取器具12は対象者Mから抜ける。
これにより、穿刺された対象者Mから試料Bである例えば血液が流出することになるので、バイオセンサカートリッジ13の試料導入口18を試料Bに接触させて、試料Bを採取して中空反応部17へ導入する。試料Bは中空反応部17において試薬19と反応し、この反応によって生じる生化学反応から得られる情報は、検知用電極16a、16bを介して測定器31に伝達される。制御装置33は伝達された情報に基づいて、表示部35に検査結果を表示する。
以上、説明したように、本発明にかかる穿刺方法においては、試料採取器具12を穿刺する際に、対象者Mが自分で穿刺するのではなく、弾性部材11の復元力により試料採取器具12を穿刺位置に穿刺するので、躊躇することなく穿刺することができる。また、穿刺に要する時間を短くすることができるので、対象者の負担を軽減することができる。さらに、試料採取器具12を穿刺した際に、試料採取器具12が取り付けられている弾性部材11が対象者Mの穿刺位置に当接するので、穿刺による痛みを紛らわせて、負担を軽減することができる。
次に、本発明にかかるバイオセンサ用穿刺器具の第2実施形態について説明する。図5(A)は第2実施形態にかかるバイオセンサ用穿刺器具10Bの側面図、図5(B)はバイオセンサ用穿刺器具10Bの平面図である。なお、前述した第1実施形態の場合と共通する部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
このバイオセンサ用穿刺器具10Bでは、弾性部材11と、この弾性部材11に延設された延設部材21に略垂直に取り付けられて試料Bを採取するために穿刺する試料採取器具12と、を有しており、弾性部材11の復元力により延設部材21を回動させて試料採取器具12を穿刺位置に穿刺するものである。
弾性部材11は、その基端11bがバイオセンサ用穿刺器具10の本体10aに剛結されて片持ち梁構造となっており、弾性部材11の先端部11aに延設部材21が取り付けられている。従って、延設部材21は弾性部材11の上下両方向への変形に伴って、上下方向へ回動可能となっている。
延設部材21として、前述したような試料採取器具12付きのバイオセンサカートリッジ13を用いることができる。この場合、バイオセンサカートリッジ13は、延設部材21に交換可能に取り付けられるようにする。なお、このときの穿刺動作や試料の採取動作等は、前述した第1実施形態の場合と同様なので、説明を省略する。
以上、説明した第2実施形態にかかるバイオセンサ用穿刺器具10Bにおいても、前述した第1実施形態にかかるバイオセンサ用穿刺器具10と同様の作用・効果を得ることができる。
なお、本発明のバイオセンサ用穿刺器具は、前述した各実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形,改良等が可能である。
図2で示したバイオセンサカートリッジ13は一例であり、これに限定するものではない。例えば、図2で示したバイオセンサカートリッジ13では、試料導入口18をバイオセンサカートリッジ13本体13aの先端面に設けたが、試料採取器具12が設けられている基板14aの下面に設けるようにすることもできる。あるいは、試料採取器具12を中空状として、試料採取器具12を穿刺した状態で試料を採取することができるようにすることもできる。
また、前述した実施形態においては、直線状の試料採取器具12を図示したが、弾性部材11あるいは延設部材21の回動にあわせて、円弧状に曲がった試料採取器具を用いることもできる。
以上のように、本発明に係るバイオセンサ用穿刺器具は、弾性部材の復元力により試料採取器具を穿刺位置に穿刺するので、躊躇することなく穿刺することができる。また、穿刺に要する時間を短くすることができるので、対象者の負担を軽減することができる。さらに、試料採取器具を穿刺した際に、試料採取器具が取り付けられている弾性部材あるいは弾性部材に取り付けられている延設部材が対象者の穿刺位置に当接するので、穿刺による痛みを紛らわせて、負担を軽減することができるという効果を有し、対象者の穿刺位置に試料採取器具を穿刺することによりバイオセンサチップを用いて化学物質の測定や分析を行う際に用いることができるバイオセンサ用穿刺器具等として有用である。
(A)は本発明のバイオセンサ用穿刺器具に係る第1実施形態を示す側面図である。 (B)は第1実施形態にかかるバイオセンサ用穿刺器具の平面図である。 (A)はバイオセンサチップの一例を示す図2(B)中A−A位置の断面図である。 (B)はバイオセンサチップの底面図である。 バイオセンサ装置の断面図である。 (A)〜(D)はバイオセンサ用穿刺器具による穿刺動作を示す説明図である。 (A)は本発明のバイオセンサ用穿刺器具に係る第2実施形態を示す側面図である。 (B)は第2実施形態にかかるバイオセンサ用穿刺器具の平面図である。 従来の穿刺器具を有するバイオセンサチップを示す断面図である。
符号の説明
10 バイオセンサ用穿刺器具
11 弾性部材
11a 先端部
12 試料採取器具
13 バイオセンサカートリッジ
21 延設部材
30 バイオセンサ装置
31 測定器
B 試料

Claims (3)

  1. 弾性部材と、前記弾性部材の先端部に略垂直に、あるいは前記弾性部材の先端に延設した延設部材に略垂直に取り付けられた試料採取器具と、を有し、
    前記弾性部材の復元力により前記試料採取器具を所定の穿刺位置に穿刺し、
    前記弾性部材が、前記試料採取器具を有するバイオセンサカートリッジであることを特徴とするバイオセンサ用穿刺器具。
  2. 弾性部材と、前記弾性部材の先端部に略垂直に、あるいは前記弾性部材の先端に延設した延設部材に略垂直に取り付けられた試料採取器具と、を有し、
    前記弾性部材の復元力により前記試料採取器具を所定の穿刺位置に穿刺し、
    前記延設部材が、前記試料採取器具を有するバイオセンサカートリッジであることを特徴とするバイオセンサ用穿刺器具。
  3. 前記試料採取器具が、溶解可能な材料で形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のバイオセンサ用穿刺器具。
JP2006244256A 2006-09-08 2006-09-08 バイオセンサ用穿刺器具 Expired - Fee Related JP4992351B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006244256A JP4992351B2 (ja) 2006-09-08 2006-09-08 バイオセンサ用穿刺器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006244256A JP4992351B2 (ja) 2006-09-08 2006-09-08 バイオセンサ用穿刺器具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008061883A JP2008061883A (ja) 2008-03-21
JP4992351B2 true JP4992351B2 (ja) 2012-08-08

Family

ID=39285109

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006244256A Expired - Fee Related JP4992351B2 (ja) 2006-09-08 2006-09-08 バイオセンサ用穿刺器具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4992351B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1599654A (en) * 1977-08-05 1981-10-07 Holman R R Automatic lancet
CA2025801A1 (en) * 1989-11-13 1991-05-14 Allen J. Brenneman Lancet assembly
US20050284757A1 (en) * 2004-06-29 2005-12-29 Allen John J Analyte measuring system which prevents the reuse of a test strip
JP3931191B2 (ja) * 2005-04-25 2007-06-13 大日本印刷株式会社 血液分析装置
JP2008023196A (ja) * 2006-07-24 2008-02-07 National Institute Of Advanced Industrial & Technology バイオセンサ用穿刺器具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008061883A (ja) 2008-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU784699B2 (en) Percutaneous biological fluid sampling and analyte measurement devices and methods
JP4080251B2 (ja) 生物流体成分サンプリングおよび測定の装置
US6837988B2 (en) Biological fluid sampling and analyte measurement devices and methods
US6793632B2 (en) Percutaneous biological fluid constituent sampling and measurement devices and methods
JP2006023300A (ja) 検体測定システムおよび検体測定システムで用いるための試験細片
JP2006038841A (ja) 試験細片の再使用を防止する方法および検体測定システムでの試験細片の再使用を防止する方法
JP2003038464A (ja) 経皮的生物流体サンプリングおよび分析物測定の装置および方法
JP2000116629A (ja) 装着体
JP2003116821A (ja) 生理学的サンプル収集装置および当該装置を使用する方法
JP4576626B2 (ja) 穿刺器具一体型バイオセンサーの製造法
WO2007001001A1 (ja) 針一体型バイオセンサー
Chinnamani et al. Soft microfiber-based hollow microneedle array for stretchable microfluidic biosensing patch with negative pressure-driven sampling
US10585059B2 (en) Electrochemical test sensor
JP4992351B2 (ja) バイオセンサ用穿刺器具
JP2007155622A (ja) 針付きバイオセンサチップ及びバイオセンサシステム
JP2008023196A (ja) バイオセンサ用穿刺器具
JP4894038B2 (ja) バイオセンサカートリッジ
JP5126756B2 (ja) 穿刺器具一体型バイオセンサーおよびその製造法
JP2008154952A (ja) バイオセンサ用試料採取器具及びバイオセンサシステム
JP2007014378A (ja) 針一体型バイオセンサー

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080331

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090907

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090907

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120302

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20120302

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20120302

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120410

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120423

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150518

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4992351

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees