JP4991405B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

この発明は電子機器に関し、とくに液晶ディスプレイ装置やプラズマディスプレイ装置のような表示機器に関する。
このような電子機器においては、横置きにされた状態において求められた、筐体内部温度を保証温度以下に保持しうる第1温度センサの検出温度と冷却ファンの回転数との関係と、第1温度センサの検出温度とに基づいて、ファン回転数を算出する第1算出手段、縦置きにされた状態において求められた、筐体内部温度を保証温度以下に保持しうる第2温度センサの検出温度と冷却ファンの回転数との関係と、第2温度センサの検出温度とに基づいて、ファン回転数を算出する第2算出手段、ならびに両算出手段によって算出されたファン回転数のうち、大きい方のファン回転数に基づいて、冷却ファンを制御する手段を備え、装置が横置きで使用される場合でも、縦置きで使用される場合でも、冷却ファンの騒音を低く抑えることができるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−4214号公報
しかしながら、このような電子機器では、横置きで使用する場合と、縦置きで使用する場合によって変化する熱源の放熱状態を、冷却ファンの回転数で制御するようにしているため、熱源の位置によっては効率よく放熱を行うことができないという問題点があった。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、予め複数の電源ユニット(電力変換回路)を備え、横置きや縦置きのように設置姿勢が変化する場合や、負荷容量が変化する場合に負荷に電力を供給する電源ユニットを複数の電源ユニットの中から選択することにより、温度上昇の抑制、温度分布の均一化を行うことができる電子機器を提供するものである。
この発明は、負荷と、前記負荷に電力を供給可能な複数の電源ユニットから構成される電源手段と、前記電源手段を構成する各電源ユニットの温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段の検出温度に基づいて前記負荷に電力を供給する電源ユニットを選択し、前記負荷に電力を供給する電源選択手段を備えたことを特徴とする電子機器を提供するものである。
この発明によれば、各電源ユニットの温度を検出する温度センサの検出温度に応じて負荷に電力供給する電源ユニットの選択が行われるので、機器の設置方向が変化しても、発熱の低い電源ユニットの選択が可能となり、機器の温度上昇を抑制することができる。
この発明の電子機器は、負荷と、前記負荷に電力を供給可能な複数の電源ユニットから構成される電源手段と、前記電源手段を構成する各電源ユニットの温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段の検出温度に基づいて前記負荷に電力を供給する電源ユニットを選択し、前記負荷に電力を供給する電源選択手段を備えたことを特徴とする。
前記温度検出手段は、前記電源手段を構成する各電源ユニットに隣接して設けられてもよい。
前記電源選択手段は、前記温度検出手段による各検出温度の平均値が最小になるように電源ユニットを選択してもよい。
前記電源選択手段は、前記温度検出手段による各検出温度の最大値と最小値の差が最小になるように電源ユニットを選択してもよい。
ここで、電源ユニットとは、商用電力を、負荷に適用される形態(周波数や電圧)に変換する電力変換器であり、変圧器,インバータ回路や整流回路などによって構成できる。
以下、図面に示す実施形態1〜3を用いてこの発明を詳述する。なお、図面において、共通の構成要素には同じ参照符号を付け説明の重複を避けた。
第1実施形態
図1と図2は、この発明による第1実施形態の液晶ディスプレイ装置の回路配置図であり、図1は横置きの場合、図2は縦置きの場合をそれぞれ示す。
図1,図2に示すように、液晶ディスプレイ装置100aは、支持部材(筐体)101を備え、支持部材101の背面に長方形の液晶パネル102が搭載され、液晶パネル102の背面にランプ点灯回路基板B1,B2が設置される。なお、「横置き」とは液晶パネル102の短辺が矢印Gで示す重力方向に平行になるように液晶ディスプレイ装置100aが設置される場合であり、「縦置き」とは液晶パネル102の長辺が矢印Gで示す重力方向に平行になるように液晶ディスプレイ装置100aが設置される場合である。
ランプ点灯回路基板B1,B2の間に複数本(例えば10〜20本)のバックライトランプ103が設けられる。バックライトランプ103の背面に電源1,2,3と、映像処理回路基板A1と、表示回路基板A2と、切換回路基板A3と、設置方向センサDSが設置される。また、温度センサTS(1),TS(2),TS(3)がそれぞれ電源1,2,3の近傍に設けられて各電源の温度を検出し、温度センサTS(4)が電源1,2,3から離れて設けられて支持部材(筐体)101の内部温度を検出する。
ここで、バックライトランプ103には、冷陰極管が用いられる。冷陰極管はガラスチューブを備え、そのガラスチューブ内に水銀を含む希ガスが封入される。ガラスチューブは両端に配置された電極間に高い交流電圧(例えば、45Hz,1000V)が印加されて放電し、水銀が励起状態になると紫外線が発生する。その紫外線がガラスチューブ内面に塗布された蛍光体で可視光に変換され放出されるようになっている。
また、電源1,2,3は、商用電源からの交流電圧(例えば、100V、50又は60Hz)を変圧して所望の直流電圧に変換する変圧器と整流平滑回路を備える。
また、ランプ点灯回路基板B1,B2には、電源1,2,3のいずれかから供給される直流電圧を交流の高電圧(例えば、45Hz,1000V)に変換して複数本のバックライトランプ103の両端の電極に印加する電力変換回路が搭載されている。
また、映像処理回路基板A1には、液晶パネル102に表示する映像信号を、液晶パネル102に表示するために調整したり、液晶ディスプレイ装置100aの全体をコントロールする回路が搭載されている。
また、表示回路基板A2には、液晶パネル102を駆動するための信号処理回路が搭載されている。
また、切換回路基板A3には、ランプ点灯回路基板B1,B2および映像処理回路基板A1,表示回路基板A2に電力を供給する電源を選択するためにスイッチング素子(リレーやスイッチングトランジスタなど)を備え、外部信号(この実施例では、設置方向センサDS又は温度センサTS(1)〜TS(4)からの出力)を受けてスイッチング素子のON−OFFを制御すると共に、映像処理回路基板A1と表示回路基板A2の出力を受けて液晶パネル102の映像表示を制御する制御回路が搭載されている。なお、この制御回路は、CPU,ROM,RAMからなるマイクロコンピュータを備える。
また、設置方向センサDSには、例えば、水銀スイッチが用いられる。
温度センサTS(1),TS(2),TS(3),TS(4)には、温度により抵抗値が変化するサーミスタ素子や温度により電圧が変化する半導体素子が用いられる。
なお、ランプ点灯回路基板B1,B2の消費電力は、バックライトランプ103の輝度によって変化し最大数百ワットである。一方、基板A1〜A3の消費電力は、バックライト103の輝度に関係なくほぼ一定で、合計で数ワット〜数十ワット程度である。
図3は、第1実施形態の電気回路を示すブロック図であり、切換回路基板A3は、電源1,2,3,設置方向センサDS,温度センサTS(1)〜TS(4)からの出力を受けて、ランプ点灯回路基板B1,B2および映像処理回路基板A1,表示回路基板A2へ駆動電力を供給し、映像処理回路基板A1,表示基板回路A2からの出力を受けて、液晶パネル102に映像を表示するようになっている。
図4は、切換回路基板A3において、電源1,2,3から基板A1〜A3および基板B1,B2へ電力を選択的に供給する切換回路を示す回路図である。基板A1〜A3へは電源2から常時電力が供給され、基板B1,B2へは後述するように、電源1,2,3からの電力がスイッチS11,S12,S21,S22,S31,S32を介して選択的に供給されるようになっている。なお、これらのスイッチには、リレーや半導体スイッチが用いられる。
このような構成における動作を、図5〜図7に示すフローチャートを用いて説明する。
図5は「温度低減モード」の動作を示し、図6は「温度一様モード」の動作を示し、図7は「モード移行モード」の動作を示す。これらの各モードは、切換回路基板A3において、予め設定される。
図5の「温度低減モード」は、電源1,2,3からの発熱をできるだけ筐体外へ放出しようとするモードである。このモードでは、図5に示すように、まず、ステップS101において、このモードが温度センサの検出温度を用いる自動動作に設定されているか否かが判定される。自動動作でない場合には、設置方向センサDSの出力から液晶ディスプレイ装置が縦置きか横置きかが判定される(ステップS102)。
図1に示すように横置きの場合には、基板B1に電源1から電力が供給され(ステップS103)、基板B2に電源2から電力が供給される(ステップS104)。
また、図2に示すように縦置きの場合には、基板B1に電源3から電力が供給され(ステップS105)、基板B2に電源2から電力が供給される。
このように、横置きの場合には、図1に示すように、上側に位置する電源1,2が使用され、縦置きの場合には図2に示すように上側に位置する電源2,3が使用される。従って、電源からの発熱は、自然対流により筐体に留まることなく上方へ放出される。
また、ステップS101において、自動動作に設定されている場合には、電源1〜3の使用・不使用の組合せを図8に示すように予めn=1〜7の7通りに設定した電源切換パターンテーブル(切換回路基板A3のROMに予め格納されている)が用いられる。
そして、次のように予備運転が行われる。まずn=1のパターン、つまり、電源1(使用)、電源2,3(不使用)が選択される(ステップS106,S107)。n=1のパターンによる電源から基板B1,B2へ電力が供給され、温度センサTS(1)〜TS(4)の各検出温度t1〜t4が読み込まれる(ステップS108)。そしてt1〜t4の平均温度TA(1)が算出される(ステップS109,S110)。
同様に、n=2から7までのパターンに従って電源1〜3から電力が出力され、それぞれ平均温度TA(2)〜TA(7)が算出される(ステップS111,S114)。そして、TA(1)〜TA(7)の中で最小となる電源切換パターンn=mが決定され(ステップS112,S113)予備運転は終了する。その後は、決定されたパターンmに従って、電源1,2,3から基板B1,B2に電力が供給される。
このようにして筐体の温度が低減するように電源が選択される。
次に、図6の「温度一様モード」は筐体の温度を一様にしようとするモードである。このモードでは、図5に示すモードと同様に、図8に示す電源切換パターンテーブルが用いられる。
そして、次のように予備運転が行われる。
まず、図6に示すように、n=1のパターンが図8のテーブルから選択され(ステップS201,S202)、パターンに対応する電源から電力が供給される。温度センサTS(1)〜TS(4)の各検出温度t1〜t4が読み込まれ(ステップS203)、t1〜t4の最高と最低の差TD(1)が算出され、格納される(ステップS204,S205,S206)。同様にして、n=2〜7までのパターンに従って電源1〜3から電力が算出され、最高と最低の差TD(2)〜TD(7)が算出される(ステップS208,S209)。
そして、TD(1)〜TD(7)の中で最小となる電源切換パターンn=mが決定され(ステップS210)、予備運転は終了する。その後は、決定されたパターンmに従って、電源1,2,3から基板B1,B2に電力が供給される。このようにして、筐体の温度が一様になるように電源が選択される。
次に、図7の「モード移行モード」は、各電源の温度が上限温度を越えないように図5の「温度低減モード」と図6の「温度一様モード」とを自動的に選択するモードである。
このモードでは、「温度低減モード」又は「温度一様モード」のいずれかに設定されているときに、温度センサTS(y)、つまりTS(1)〜TS(4)の検出温度t(y)、つまりt1〜t4が読み込まれて保存される(ステップS301)。
このモードでは、図9に示す電源配置参照テーブルと図10に示す電源上限温度テーブルが予め切換回路基板A3のROMに格納されている。図9のテーブルでは、q=1とq=0によって縦置きか横置きかを表し、y=1,2,3はそれぞれ電源1,2,3を表すと共に、「1」,「0」はそれぞれその配置にある電源の「使用」,「不使用」を表す。
また、図10のテーブルでは、電源yは上限温度がTL(y)であること、つまり、電源1,2,3の上限温度がそれぞれTL(1),TL(2),TL(3)であることを示している。
そこで、縦置きの場合(ステップS302)をq=1とし(ステップS303)、横置きの場合をq=0とする(ステップS304)。それによって図9は、横置きの場合、TP(0,1)=1,TP(0,2)=1,TP(0,3)=0となり、電源1,2が使用され、電源3が使用されないことを示す。また、縦置きの場合、TP(1,1)=0,TP(1,2)=1,TP(1,3)=1となり、電源1は使用されず、電源2,3が使用されることを示している。
そこで、温度センサTS(y)(y=1,2,3,又は4)が検出した検出温度t(y),つまり、温度センサTS(1),TS(2),TS(3),TS(4)の各検出温度t(1),t(2),t(3),t(4)のいずれか1つが順次参照され(ステップS305,S306)、y=4でないとき、つまり、参照した検出温度t(y)が電源1,2,3の検出温度t(1),t(2),t(3)のいずれかであるときには、図9の電源の配置TP(q,y)が参照される(ステップS307,S308)。
そして、TP(q,y)=1であるとき、つまり、対応する電源が「使用」であるとき、参照検出温度t(y)が上限温度TL(y)を越えているか否かが判定され(ステップS310)、越えていると、「温度一様モード」であるか否かが判定される(ステップS311)。「温度一様モード」である場合には「温度低減モード」に変更される(ステップS312)。「温度一様モード」でない場合には「温度一様モード」に変更される(ステップS313)。
また、ステップS309においてTP(q,y)=1でない場合、つまり、対応する電源が使用されていない場合と、ステップS310において参照検出温度t(y)が上限温度TL(y)を越えていない場合と、ステップS307においてt(y)=t(4)の場合、つまり、検出温度が電源1,2,3の温度ではなく筐体の内部温度である場合にはルーチンはステップS314に進む。ステップS314において、y<4の場合にはyに1が加えられてステップS305へ進み、y=4の場合にはフローは終了する。
このようにして、電源1,2,3のいずれかが上限温度を超えている場合、別のモードへの変更を試みる。
第2実施形態
図11は、この発明による第2実施形態の液晶ディスプレイ装置の回路配置図である。
図11に示すように、液晶ディスプレイ装置100bは支持部材(筐体)101を備え、支持部材101の背面に液晶パネル102が搭載され、液晶パネル102の背面にランプ点灯回路基板B1,B2が設置される。
ランプ点灯回路B1,B2の間に複数本のバックライトランプ103が設けられる。バックライトランプ103の背面に電源A,Bと、映像処理回路基板A1と、表示回路基板A2と、切換回路基板A3と、輝度設定部BSが設置される。
電源A,Bには、商用電源からの交流電圧を変圧して直流電圧に変換する変圧器と整流平滑回路が備えられる。
なお、電源A,Bは後述するように、変換効率が最大となる出力容量が互いに異なる。また、輝度設定部BSは、バックライトランプ103の発光輝度を手動又は自動設定する機能を備える。
図12は、第2実施形態の電気回路を示すブロック図であり、切換回路基板A3は、電源A,B、輝度設定部BSからの出力をうけて、ランプ点灯回路基板B1,B2および映像処理回路基板A1、表示回路基板A2に駆動電力を供給し、映像処理回路基板A1、表示回路基板A2からの出力を受けて、液晶パネル102に映像を表示するようになっている。
図13は、切換回路基板A3において、電源A,Bから基板A1〜A3および基板B1,B2へ電力を選択的に供給する切換回路を示す説明図である。基板A1〜A3へは電源Aから常時電力が供給され、基板B1,B2へは電源A,Bからの電力がスイッチSを介して選択的に供給されるようになっている。なお、スイッチSには、リレーや半導体スイッチが用いられる。
図14は、バックライトランプ103の輝度と基板B1,B2の消費電力との相関を示す説明図であり、ほぼ輝度に比例して消費電力が増大することを示している。
図15は、電源A,Bの出力電力と電力交換効率を示す説明図であり、曲線(イ)は電源Aの電力変換効率を示し、曲線(ロ)は電源Bの電力変換効率を示す。
図15から、電源Aは出力容量が小さく出力W1以下で電力変換効率が最大となり、電源Bは出力容量が大きく出力W1以上で電力変換効率が最大となることが分かる。
このような構成における動作を図16に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップS401において、バックライトランプ103の輝度Bが輝度設定部BSによって設定される。
次に、設定された輝度Bが輝度Br以下であるか否かが判定される(ステップS402)。なお、輝度Brは図15に示す出力電力W1に対応するように設定されている。つまり、電源A,Bのいずれかから基板B1,B2へW1の電力が供給されるとき、バックライトランプ103の輝度BはBrとなる。
そこで、設定輝度BがBr以下であると、基板B1とB2の両方に電源Aから電力が供給される(ステップS403,S404)。一方、設定輝度BがBrより大きいと、基板B1とB2の両方に電源Bから電力が供給される(ステップS405,S406)。
従って、B≦Brのときには、出力電力がW1以下で電力変換効率が最大となる電源Aが用いられ、B>Brのときには、出力電力がW1より大きいときに電力変換効率が最大となる電源Bが用いられることになる。
このようにして、バックライトランプ103の設定輝度の変化に対する電源の電力変換効率の低下が防止される。
第3実施形態
図17は、この発明による第3実施形態の液晶ディスプレイ装置の回路配置図である。
図17に示すように、液晶ディスプレイ装置の100Cは支持部材(筐体)101を備え、支持部材101の背面に液晶パネル102が搭載され、液晶パネル102の背面にランプ点灯回路基板B1,B2が設置される。ランプ点灯回路B1,B2の間に複数本のバックライトランプ103が設けられる。
バックライトランプ103の背面に電源A,B,Cと、映像処理回路基板A1と、表示回路基板A2と、切換回路基板A3と、輝度設定部BSが設置される。電源A,B,Cは、商用電源からの交流電圧を変圧して直流電圧に変換する変圧器と整流平滑回路を備える。
なお、電源A,B,Cは、後述するように、変換効率が最大となる出力容量が互いに異なる。
図18は、第3実施形態の電気回路を示すブロック図であり、切換回路基板A3は、電源A,B,C、輝度設定部BSからの出力をうけて、ランプ点灯回路基板B1,B2および映像処理回路基板A1,表示回路基板A2に駆動電力を供給し、映像処理回路基板A1,表示回路基板A2からの出力を受けて、液晶パネル102に映像を表示するようになっている。
図19は、切換回路基板A3において、電源A,B,Cから基板A1〜A3および基板B1,B2へ電力を選択的に供給する切換回路を示す説明図である。基板A1〜A3および基板B1,B2へは電源Aからの電力がスイッチS11,S12を介して選択的に供給されるようになっている。また、基板B1,B2へは電源B,Cからの電力もスイッチS21,S31を介して選択的に供給されるようになっている。なお、これらのスイッチにはリレーや半導体スイッチなどが用いられる。図20は、電源A,B,Cの出力電力と電力変換効率を示す説明図であり、曲線(イ)は電源Aの電力変換効率を示し、曲線(ロ)は電源Bの電力変換効率を示し、曲線(ハ)は電源Cの電力変換効率を示す。
図20から、電源Aは出力容量が最も小さく出力電力W1以下で電力変換効率が最大となり、電源Bは出力容量が電源Aより大きく出力電力W1とW2の間で電力変換効率が最大となり、電源Cは出力容量が最も大きく出力電力W2以上で電力変換効率が最大となることを示している。
このような構成における動作を図21に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップS501において、並列供給モードが設定されているか否かが判定され、設定されていない場合には、輝度設定部BSによる設定輝度BがBr1以下か否かが判定される(ステップS502)。
BがBr1以下である場合には、基板B1,B2に電源Aから電力が供給される(ステップS503)。また、Br1<B≦Br2の場合には(ステップS504)、基板B1,B2に電源Bから電力が供給される(ステップS505)。
B>Br2の場合には、基板B1,B2に電源Cから電力が供給される(ステップS506)。
そして、いずれの場合も、基板A1〜A3には電源Aから電力が供給される。
なお、輝度Br1,Br2は図20に示す出力電力W1,W2にそれぞれ対応するように設定される。つまり、電源A,B,Cのいずれかから基板B1,B2へW1,W2の電力が供給されるとき、バックライトランプ103の輝度はそれぞれBr1,Br2となる。
次に、ステップS501において並列供給モードが設定されている場合には、B≦Br1であると(ステップS508)、基板B1,B2に電源Aから電力が供給される(ステップS509,S510)。Br1<B≦Br2であると(ステップS511)、基板B1,B2に電源A,Cの両方から電力が供給される(ステップS512,S513)。
また、B>Br2であると(ステップS511)、基板B1,B2に電源B,Cの両方から電力が供給される(ステップS514,S515)。そして、いずれの場合も、基板A1〜A3には電源Aから電力が供給される(ステップS516)。
従って、バックライトランプ103の設定輝度が変化しても、それに対する電源の電力変換効率の低下が防止される。
この発明の実施形態1の液晶ディスプレイ装置の裏面図である。 この発明の実施形態1の液晶ディスプレイ装置の裏面図である。 この発明の実施形態1の電気回路を示すブロック図である。 この発明の実施形態1の電力供給回路図である。 この発明の実施形態1の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施形態1の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施形態1の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施形態1の電源切換パターンテーブルである。 この発明の実施形態1の電源配置参照テーブルである。 この発明の電源上限温度テーブルである。 この発明の実施形態2の液晶ディスプレイ装置の裏面図である。
この発明の実施形態2の電気回路を示すブロック図である。 この発明の実施形態2の電力供給回路図である。 バックライトランプの輝度対消費電力を示す説明図である。 実施形態2の電源の出力電力対電力変換効率を示す説明図である。 実施形態2の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施形態3の液晶ディスプレイ装置の裏面図である。 この発明の実施形態3の電気回路を示すブロック図である。 この発明の実施形態3の電力供給回路図である。 この発明の実施形態3の電源の出力電力対電力変換効率を示す説明図である。 この発明の実施形態3の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 電源
2 電源
3 電源
A1 映像処理回路基板
A2 表示回路基板
A3 切換回路基板
B1 ランプ点灯回路基板
B2 ランプ点灯回路基板
BS 輝度設定部
DS 設置方向センサ
100a 液晶ディスプレイ装置
100b 液晶ディスプレイ装置
100c 液晶ディスプレイ装置
101 支持部材
102 液晶パネル
103 バックライトランプ

Claims (4)

  1. 負荷と、前記負荷に電力を供給可能な複数の電源ユニットから構成される電源手段と、前記電源手段を構成する各電源ユニットの温度を検出する温度検出手段と、前記負荷に電力を供給する電源ユニットを選択し、前記負荷に電力を供給する電源選択手段を備え、前記電源選択手段は、前記複数の電源ユニットの使用・不使用の組合せを設定した電源切換パターンテーブルを用いて各パターンについて予備運転を行い、各パターンの各電源ユニットから得られる検出温度に基づいて前記電源ユニットを選択することを特徴とする電子機器。
  2. 前記温度検出手段は、前記電源手段を構成する各電源ユニットに隣接して設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記電源選択手段は、前記予備運転時の各パターンにおける前記温度検出手段による各検出温度の平均値が最小になるように電源ユニットを選択することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  4. 前記電源選択手段は、前記予備運転時の各パターンにおける前記温度検出手段による各検出温度の最大値と最小値の差が最小になるように電源ユニットを選択することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
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