JP4981805B2 - 裸眼立体視表示装置及びそのためのフィルタ - Google Patents

裸眼立体視表示装置及びそのためのフィルタ Download PDF

Info

Publication number
JP4981805B2
JP4981805B2 JP2008530695A JP2008530695A JP4981805B2 JP 4981805 B2 JP4981805 B2 JP 4981805B2 JP 2008530695 A JP2008530695 A JP 2008530695A JP 2008530695 A JP2008530695 A JP 2008530695A JP 4981805 B2 JP4981805 B2 JP 4981805B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
individually addressable
addressable display
light
elements
shape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008530695A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009509187A (ja
Inventor
ベルケル,コルネリス ファン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips NV
Koninklijke Philips Electronics NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koninklijke Philips NV, Koninklijke Philips Electronics NV filed Critical Koninklijke Philips NV
Publication of JP2009509187A publication Critical patent/JP2009509187A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4981805B2 publication Critical patent/JP4981805B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N13/00Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
    • H04N13/30Image reproducers
    • H04N13/302Image reproducers for viewing without the aid of special glasses, i.e. using autostereoscopic displays
    • H04N13/317Image reproducers for viewing without the aid of special glasses, i.e. using autostereoscopic displays using slanted parallax optics
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N13/00Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
    • H04N13/30Image reproducers
    • H04N13/302Image reproducers for viewing without the aid of special glasses, i.e. using autostereoscopic displays
    • H04N13/305Image reproducers for viewing without the aid of special glasses, i.e. using autostereoscopic displays using lenticular lenses, e.g. arrangements of cylindrical lenses
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N13/00Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
    • H04N13/30Image reproducers
    • H04N13/356Image reproducers having separate monoscopic and stereoscopic modes
    • H04N13/359Switching between monoscopic and stereoscopic modes

Description

本発明は、以下に限定するものではないが、カラー裸眼立体視表示装置及び裸眼立体視表示モードと2次元(2D)表示モードとの間でスイッチ可能な裸眼立体視表示装置を含む裸眼立体視表示装置に関する。
立体視表示は、各視点における各サブ画像から構成される画像を提供する。適切に調整された各サブ画像(すなわち、適切な両眼視差による)が観察者の右目と左目に与えられる場合、画像全体は観察者によって3次元画像として認識される。各画像を提供するための1つの既知の方法は、観察者がそれぞれの目に異なるカラー吸収レンズによる特殊な眼鏡を装着することによって、カラーコンテンツを変化させることによるものである。
観察者が特殊な眼鏡を装着する必要なく、各視点における各サブ画像から構成される画像を提供する立体視表示は、裸眼立体視ディスプレイ(autostereoscopic display)として知られている。典型的な裸眼立体視表示は、各行及び各列に配置された表示要素のアレイを有するマトリックス液晶表示(LCD)パネルを有する。このディスプレイはさらに、ディスプレイパネル上の所与のポイントから提供される視覚出力が視角に依存するように、表示要素アレイからの出力光を誘導する手段を有する。これは、観察者の右目が左目により観察されたものと異なるビューを観察することを意味し、所望の立体視又は3次元画像を提供することとなる。
周知の形態の出力光誘導手段は、ディスプレイパネルを覆うレンティキュラーシート(lenticular sheet)である。例えば、ポリマー物質の成形又は加工されたシートの形態によるレンティキュラーシートが、(セミ)シリンドリカルレンズ要素を有し、各表示要素の2以上の隣接するカラムの各グループに関連付けされた各レンティキュラー要素によりカラム方向に延伸され、各表示要素カラムとパラレルに延伸されたレンティキュラー要素によりディスプレイパネルの出力側を覆う。各レンティキュール(lenticule)が2つの表示要素カラムに関連付けされる構成では、ディスプレイパネルは、垂直にインタリーブされた2つの2次元サブ画像を有する合成画像を、表示要素の交互のカラムがこれら2つの画像を表示し、各カラムの表示要素が各2次元サブ画像の垂直スライスを提供することによって表示するよう駆動される。レンティキュラーシートは、これら2つのスライスと、その他のレンティキュールに係る表示要素カラムからの対応するスライスとを、シート前方の観察者の左右の目に誘導し、これにより、これらサブ画像が適切な両眼視差を有することによって、観察者は1つの立体視画像を認識する。各レンティキュールが行方向における2より多くの隣接する表示要素のグループに関連付けされ、各グループの対応する表示要素カラムが各2次元(サブ)画像からの垂直スライスを提供するよう適切に構成された他のいわゆるマルチビュー構成では、観察者の頭部が動くに従って、連続した各立体視ビュー系列が、より高い観察自由度及び/又は周囲の印象などを生成するため認識される。
このタイプの裸眼立体視表示装置は、例えば、医療イメージング、バーチャルリアリティ、ゲーム、携帯電話、CADフィールドなどの各種アプリケーションに利用可能である。
2次元と裸眼立体視処理との間でスイッチ可能な裸眼立体視表示装置が知られている。これは、例えば、拡散状態がレンティキュラーレンズの光誘導効果を相殺し、裸眼立体視ビューを2次元ビューに低減するようにして、拡散と非拡散との間でスイッチ可能な拡散レイヤを設けることによって提供される。
典型的には、裸眼立体視モードでは、所与のピクセルの行方向に沿った各ビューに対する所与のカラーの個別にアドレス指定可能な表示要素を設けることによって、空間解像度が失われる。また、ディスプレイを横切って、すなわち、行方向において、裸眼立体視モードでは輝度のばらつきが発生する。
上述されるような裸眼立体視ディスプレイにおける空間解像度のロスの効果は、EP−A−0791847などに開示されるようなピクセルの列方向に対するレンティキュラーレンズの斜めの方向付けにより軽減されてきた。概して、このような構成は、行方向と列方向との間の解像度のロスを“共有”する傾向があり、これにより、特により多くのビューマルチビューディスプレイ(view multi−view display)に対しては、行方向の解像度のstarknessを低減する。ピクセルの列方向に対するレンティキュラーレンズの斜めの方向付けの利用はまた、行方向の輝度のばらつきを低減するが、これは、輝度のばらつきを解消するものでない。レンティキュラーレンズの斜めの方向付けの利用に関するさらなる詳細は、Cees van Berkelによる論文“Image preparation for 3D−LCD”(proc SPIE,vol.3639,pages 84−91,1999)に記載されている。
図1は、典型的な行方向4及び列方向6に配置された従来のカラーフィルタ1における赤色、青色及び緑色(それぞれ、R,G,Bとして示される)の各色の個別にアドレス指定可能な表示要素2の従来の形状及びレイアウトを示す概略図(スケーリングされていない)である。個別にアドレス指定可能な各表示要素2は、ほぼ矩形の形状を有している。
様々な従来技術の参考文献は、個別にアドレス指定可能な表示要素2が、以下の参考文献などのケースと同様に、矩形以外の形状とされている裸眼立体視表示装置を開示している。US5,833,507は、ピクセル開口(すなわち、各ピクセル間のスペース)の2以上のカラムのグループが、各グループのカラムが実質的に隣接するよう規定されるように整形及び構成されたピクセルを開示する。WO2005/006777Aは、その垂直方向の高さが中央部分においてフラットであり、エッジ方向に増大するピクセル形状を開示している。EP−A−9833184は、重複領域と非重複領域とが存在するように、各ピクセルが水平方向に重複した裸眼立体視ディスプレイを開示している。WO97/02709は、2以上の行において反転、組み合わせ又は配置された連続する非矩形の平行四辺形又は三角形として構成された裸眼立体視ディスプレイを開示している。US2005/0036221Aは、各要素間のギャップのないデルタタイプ構成に配置されたカラーフィルタの八角形のカラー要素を開示している。
本発明者は、裸眼立体視ディスプレイの個別にアドレス指定可能な各要素の従来の形状及び構成が、行方向の輝度のばらつき、特にレンティキュールレンズの斜めの方向付けにも関わらず存在する行方向の輝度のばらつきに起因することを認識していた。本発明者はさらに、このような輝度のばらつきが、裸眼立体視ディスプレイの個別にアドレス指定可能な各要素の従来の形状及び構成に対する変更によって軽減されうることを認識していた。
第1の特徴では、本発明は、各行及び各列のアレイに配置される複数の個別にアドレス指定可能な表示要素と、複数の光誘導要素を有する光誘導手段とを有する裸眼立体視表示装置であって、前記光誘導要素と前記個別にアドレス指定可能な表示要素のアレイの列方向とは、その間に傾斜角を有し、当該表示装置は、前記アレイ上で延伸した前記光誘導要素の縦軸にパラレルな複数の光収集ラインを動作中に設け、前記個別にアドレス指定可能な表示要素の形状は、1以上のカットアウト削除の矩形から残ったものとなり、前記1以上のカットアウトは、各光収集ラインが前記個別にアドレス指定可能な表示要素と重複する程度が前記個別にアドレス指定可能な表示要素が矩形に整形される場合より相違が小さくなるように、前記光誘導要素の傾斜角に対して配置される装置を提供する。一実施例では、前記1以上のカットアウトは、各光収集ラインが前記個別にアドレス指定可能な表示要素と重複する程度が前記すべての光収集ラインについて実質的に等しくなるように、前記光誘導要素の傾斜角に対して配置される。
各光収集ラインが前記個別にアドレス指定可能な表示要素と重複する程度が、任意の2つの光収集ラインの間で25%未満、10%未満又は5%未満しか変化しないかもしれない。
さらなる特徴では、本発明は、前記1以上のカットアウトは、前記矩形のフットプリントに従って形成された個別にアドレス指定可能な表示要素が提供するものと比較して、行方向に沿って輝度のばらつきを提供するため、前記光誘導要素の傾斜角に対して配置される装置を提供する。
実施例では、前記1以上のカットアウトは、前記傾斜角のタンジェントにより除算された行方向のマスクギャップサイズに実質的に等しい高さと、前記傾斜角のタンジェントと乗算された列方向のマスクギャップサイズに実質的に等しい幅とを有する。
上記各特徴のそれぞれにおいて、前記個別にアドレス指定可能な表示要素の形状は、単一の矩形のカットアウトが矩形の隅から削除される際の前記矩形から残った形状を実質的に有してもよい。
上記各特徴のそれぞれにおいて、前記個別にアドレス指定可能な表示要素の形状は、単一の矩形のカットアウトが矩形の中央から削除される際の前記矩形から残った形状を実質的に有してもよい。
上記各特徴のそれぞれにおいて、前記個別にアドレス指定可能な表示要素の形状は、第1カットアウトが矩形のフットプリントの第1の隅から削除され、第2カットアウトが前記矩形のフットプリントの前記第1の隅に対角的に反対にある第2の隅から削除される際の前記矩形のフットプリントから残った形状を実質的に有してもよい。前記第1カットアウト及び前記第2カットアウトは、一緒になって効果的な矩形カットアウトを構成してもよい。
上記各特徴のそれぞれにおいて、前記個別にアドレス指定可能な表示要素の形状と前記個別にアドレス指定可能な表示要素の間の間隔とは、各光収集ラインが各行において1つの個別にアドレス指定可能な表示要素としか重複しないという基準を満たすよう構成されてもよい。
さらなる特徴では、本発明は、各行及び各列のアレイに配置される複数の個別のフィルタ要素を有し、ディスプレイに使用されるモノクロ又はカラーフィルタであって、前記個別のフィルタ要素の形状は、1以上のカットアウトが削除される際の矩形のフットプリントから残った形状を有し、前記1以上のカットアウトは、前記矩形のフットプリントの対角方向に沿って配置されるフィルタを提供する。
前記個別のフィルタ要素の形状は、単一の実質的に矩形のカットアウトが矩形の隅から削除される際に前記矩形から残った形状を実質的に有してもよい。
前記個別のフィルタ要素の形状は、単一の実質的に矩形のカットアウトが矩形の中央から削除される際に前記矩形から残った形状を実質的に有してもよい。
前記個別のフィルタ要素の形状は、第1カットアウトが矩形の第1の隅から削除され、第2カットアウトが前記矩形の前記第1の隅の対角的に反対にある第2の隅から削除される際に前記矩形から残った形状を実質的に有してもよい。前記第1カットアウトと前記第2カットアウトとは、一緒になって効果的な矩形のカットアウトを構成してもよい。
図2は、裸眼立体視表示手段10と電気的にスイッチ可能な光拡散手段80とを有する(裸眼立体視処理と2D処理との間で)スイッチ可能なカラー表示装置8の第1実施例の概略斜視図(スケーリングされていない)である。
裸眼立体視ディスプレイ10は、空間光変調手段として利用され、互いに直交し整列された各行及び各列に配置された個別にアドレス指定可能な表示要素2の平面アレイを有するアクティブカラーマトリックス液晶表示(AMLCD)パネル11を有する。すなわち、所与の行(第1行を除く)における個別にアドレス指定可能な各表示要素2は、当該行の上の行の個別にアドレス指定可能な表示要素2の直下にある。個別にアドレス指定可能な各表示要素2の各カラーは、カラーフィルタ13により与えられる。簡単化のため、各行及び列に比較的少数しか有さない個別にアドレス指定可能な表示要素2が示されている。ディスプレイパネル11は、何れか適切なタイプの光源14により照射され、本例では、表示要素アレイの当該エリアと同じ広がりを有する平面バックライトを有する。パネルに入射した光は、所望の画像表示出力を生成するため、適切な駆動電圧を印加することによって個別にアドレス指定可能な表示要素2により変調される。
ディスプレイパネル11の出力側を覆って、細長いパラレルなレンティキュラー要素16のアレイを提供するレンティキュラーシート15が配設される。レンティキュラー要素16は、互いにパラレルに延伸し、本実施例では、個別にアドレス指定可能な表示要素2の各列に傾斜した角度により延伸する凸型のシリンドリカルレンズとし形成される光学的に円筒状に収束するレンティキュールを有し、垂直方向にインタリーブされてディスプレイパネル11のアレイに生成された各画像を、ディスプレイパネル11から離れたレンティキュラーシート15の側に対向した観察者の両目に既知の方法により提供し、これにより、立体視又は3次元画像が認識可能となる。マトリックスディスプレイパネルに関してレンティキュラーシートを用いた裸眼立体視表示装置は周知であり、その処理をここで詳細に説明する必要はないと考えられる。このような装置及びその処理の具体例は、その内容が参照によりここに含まれるUS−A1−2003/0011884及びGB−A−2196166に記載又は参照される。各レンティキュラー要素16は、対応する個数のビューを提供するため、個別にアドレス指定可能な表示要素2の2以上の隣接する列の各グループを覆うかもしれない。
各レンティキュラー要素は、互いに異なる角度方法の関連する各ピクセル列から空間的に分離した出力ビームを提供する。2D(サブ)画像の狭い垂直方向のスライスが、観察者の左右それぞれの目で観察される複数のインタリーブされた2D(サブ)画像を有するよう構成されるディスプレイによって、各サブピクセルカラムにより生成されるように、ディスプレイパネルが駆動される。各レンティキュラー要素16は、その光軸が互いに異なる方向を有し、レンティキュラー要素の縦軸に角度的に拡がった複数の出力ビームを関連するサブピクセルカラムから供給する。各表示要素列に適用される適切な2D画像情報によって、各ビームを受光した観察者には3D画像が認識される。各レンティキュラー要素が複数のサブピクセルカラムに関連付けされることによって、異なる立体視画像又は画像ペアが、観察者の頭部が行方向に移動するに従って表示することができる。他の実施例では、レンティキュラー要素は実質的にサブピクセルカラムに整列されるが、本実施例では、図3を参照して以下で詳述されるように、またその内容が参照によりここに含まれるEP−A−0791847に記載されるように、それらは各カラムに関して傾斜される。
図3は、カラー表示装置8のカラーフィルタ13とレンティキュラーシート15のさらなる詳細を示す概略図(スケーリングされていない)である。個別にアドレス指定可能な表示要素2が、各行及び各列に配置される。簡単化のため、ディスプレイはより多数の行及び列を有しているが、2つの行と6つの列しか示されていない。カラーフィルタ13は、個別にアドレス指定可能な表示要素2に赤色(Rとして示される)、緑色(Gとして示される)又は青色(Bとして示される)の各カラーの1つを提供する。ある行における3つの隣接するアドレス指定可能な表示要素2は、2D動作モードにおいてカラーピクセルを提供する。
レンティキュラーシート15は、縦方向のレンティキュラー要素16を有する。レンティキュラー要素16は、個別にアドレス指定可能な表示要素2の各列に関して斜めに配置される。すなわち、レンティキュラー要素16のメインの縦軸7は、個別にアドレス指定可能な表示要素2のアレイの列方向6に対して角度αで設けられる。
レンティキュラー要素16のピッチは、要求されるビューの個数に従って行方向4の個別にアドレス指定可能な表示要素2のピッチに関して選択され、各レンティキュラー要素16は、表示要素アレイ側にあるものとは別に、表示要素アレイの上部から下部に延伸する。図3において、これらの大きさ及び関係は単に概略的に示されており、スケーリングされていないことに留意されたい。本実施例では、tan α=1/3であり、裸眼立体視ディスプレイ10は5ビューディスプレイである。すなわち、レンティキュラー要素16は、ある行の個別にアドレス指定可能な表示要素2のピッチに関してそのような幅を有し、傾斜角度αは、5ビュー構成を提供するようなものとされる。ビューの個数に関するさらなる詳細は、参照によりここに含まれるEP−A−0791847に与えられる。
本実施例では、個別にアドレス指定可能な表示要素2は、実質的に矩形形状を有しない。その代わりに、個別にアドレス指定可能な表示要素は、第2矩形2bの上方に配置された第1矩形2aを有した形状である。(“右”及び“左”という用語は、図3の例において表示されたものを参照するものであり、“上方”という用語は、図3の例において表示されるようなページの上方を参照するものである。)第1矩形2aは第2矩形2bより小さい幅を有し、第1矩形2aの右側と第2矩形2bの右側とが個別にアドレス指定可能な表示要素2の連続する実質的に真っ直ぐな右側を形成するように、第1矩形2aが第2矩形2bの右側に配設される。個別にアドレス指定可能な表示要素2の形状に関する他の記載は、以降においてカットアウト領域2cと呼ばれる実質的に又はほぼ矩形の部分2cが左上のコーナーから削除されていることを除いて、それらが実質的に又はほぼ矩形の形状を有するということである。この形状に関するさらなる詳細が、以下において説明される。この形状は、個別にアドレス指定可能な表示要素の間の離間と共に、以下で詳細に説明されるように、行方向4に沿って輝度のばらつきを低減させる傾向がある。
本実施例の個別にアドレス指定可能な表示要素2の形状の効果は、本発明者により認識され、図4に示されるような従来の個別にアドレス指定可能な表示要素2の動作の特徴をまず考えることによって最も良く理解することが可能である。図4aは、従来の2つの矩形形状の個別にアドレス指定可能な表示要素2を示す概略図(スケーリングされていない)である。従来の矩形形状の個別にアドレス指定可能な表示要素2は、レンティキュラーシート15のレンティキュラー要素16の焦点平面に配置される(簡単化のため、図4aには図示しないが、図3を参照して上述されるように)。このため、レンティキュラー要素16の動作は、観察者の目の遠隔位置に対応する方向など、特定の方向に照射するため、連続する複数の光収集ラインに沿って光を収集する方法を考えることによって、最も良く理解することができる。各光収集ラインは、レンティキュラー要素16の縦軸7にパラレルとされる。すなわち、各光収集ラインは、個別にアドレス指定可能な表示要素2のアレイの列方向6に対して角度αとされる。例えば、参照番号21により図4aに示される第1光収集ラインを考える。レンティキュラー要素16は、便宜上図4aには1つの行しか示されていないが、それがアレイのすべての行において個別にアドレス指定可能な表示要素2に重なる第1光収集ライン21の部分全体で効果的に光を収集する。また、図4aにおいて参照番号22により示される第2光収集ラインを考える。図4aから確認できるように、第2光収集ライン22が個別にアドレス指定可能な表示要素2と重なり合う大きさは、第1光収集ライン21が個別にアドレス指定可能な表示要素2と重なり合う大きさより小さい。すなわち、第2光収集ライン22のケースでは、すなわち、第2方向に対応して、レンティキュラー要素16により収集される光の量は、第1光収集ライン21のケースにおける、すなわち、第1方向に対応して、レンティキュラー要素16により収集される光の量より少なくなる。このため、裸眼立体視モードでは、ディスプレイ10は、第1光収集ライン21に対応する第1方向の下で表示されるディスプレイ10の部分より、第2光収集ライン22に対応する第2方向の下で表示されるディスプレイの部分では暗く見える。これは、行方向4における輝度のばらつきとして現れる。
図4bは、輝度のばらつきを低減するため、図3を参照して上述されるように形成された2つの個別にアドレス指定可能な表示要素2を示す概略図(スケーリングされていない)である。図4aの従来の構成に関して、個別にアドレス指定可能な表示要素2はレンティキュラーシート15のレンティキュラー要素16の焦点平面にほぼ配設される(簡単化のため、図4bには示されないが、図3を参照して上述されるように)。従来の動作の上記解析に関して、レンティキュラー要素16のメイン縦軸7にパラレルである図4aにおいて参照番号31〜33により示される複数の光収集ラインを考える。レンティキュラー要素16は、それが個別にアドレス指定可能な表示要素2に重なる第1光収集ライン31の部分全体において光を効果的に収集する。同様に、レンティキュラー要素は、図4bにおいて参照番号32により示される第2光収集ラインにおいて光を収集する。
図4bから確認することができるように、個別にアドレス指定可能な表示要素2の形状によって、第2光収集ライン32が個別にアドレス指定可能な表示要素2と重複する大きさは、第1光収集ライン31が個別にアドレス指定可能な表示要素2と重複する大きさとほぼ同一である。すなわち、第2光収集ライン32のケースにおいてレンティキュラー要素16により収集される光の量は、第1光収集ライン31のメースにおいてレンティキュラー要素16により収集される光の量とほぼ同一である。このため、個別にアドレス指定可能な表示要素2の形状によって、裸眼立体視モードでは、ディスプレイ10は、第1光収集ライン31に対応する第1方向の下で表示されるディスプレイ10の部分とほぼ同一の輝度によって、第2光収集ライン32に対応する第2方向の下で表示されるディスプレイの部分に出現する。これは、従来形成された個別にアドレス指定可能な表示要素2により生じる行方向4における上述された輝度のばらつきの低減又は解消として現れる。
実際、本実施例では、第3光収集ライン33が2つの隣接する個別にアドレス指定可能な表示要素2に交差する場合、すなわち、対応する第3方向が2つの隣接する個別にアドレス指定可能な表示要素2からの光を収集する場合、第3光収集ライン33に対応する第3方向の下に表示されるディスプレイ10の第3部分でさえ、第1及び第2方向とほぼ同一の輝度を有する。
上記効果が、1つの行のみを考慮することによって図4a及び4bを参照して説明された。それは、本実施例では、上述した効果が本実施例の特定のジオメトリについて行単位により対称性により繰り返されるため可能である。しかしながら、この1つの行の説明が、光収集ライン31全体により収集される光が、どのようにして光収集ライン32全体(すなわち、それぞれがすべての行に延伸する)により収集される光などに実質的に等しくされるかの簡単化された説明を表すことが理解されるべきである。
上述した行単位の対称性は、図3を参照することにより理解可能であり、縦軸7(図4bの光収集ライン31〜33に対応する)がどのように第1行と第2行の個別にアドレス指定可能な表示要素2の同一部分を通過するか留意されたい。(例えば、これを観察するため、第1行の緑色(G)の個別にアドレス指定可能な表示要素2と第2行の青色(B)の個別にアドレス指定可能な表示要素2を通過するときに単一の縦軸7のパスに従い、縦軸7が双方のケースにおいてカットアウトの左下隅から個別にアドレス指定可能な表示要素の右下隅にどのように通過するかに留意するため。)
従って、輝度の一様性は、従来の矩形の個別にアドレス指定可能な表示要素2の一部を“削除”することによって向上する。これは、ピクセル開口の所望されないロスを招くが、向上した輝度の一様性とのトレードオフは多くのアプリケーションにおいて所望されるであろう。
本実施例の個別にアドレス指定可能な表示要素2の間の間隔と形状のさらなる詳細が、第1行の2つの個別にアドレス指定可能な表示要素2と、隣接する第2行の2つの個別にアドレス指定可能な表示要素とを示す図5を参照して説明される。図3を参照して上述されるように、個別にアドレス指定可能な表示要素2は輝度のばらつきを抑えるよう整形される。一般に、カットアウト領域2cのサイズ、すなわち、図5に示されるようなカットアウトの高さ41及びカットアウトの幅42の適切な大きさは、レンティキュラーシート15のレンティキュラー要素16の傾斜角αと、図5に示される以下の各サイズ、個別にアドレス指定可能な表示要素2のメインの高さ43、すなわち、カットアウト領域2cが個別にアドレス指定可能な表示要素2を提供するため削除される完全な矩形のフットプリント(footprint)の高さ、個別にアドレス指定可能な表示要素2のメインの幅44、すなわち、カットアウト領域2cが個別にアドレス指定可能な表示要素2を提供するため削除された完全な矩形のフットプリントの幅、個別にアドレス指定可能な表示要素2の間の間隔の大きさ、すなわり、個別にアドレス指定可能な各表示要素2の間のブラックマスクギャップ、より詳細には水平方向のマスクギャップ45と垂直方向のマスクギャップ46とに依存する。
本実施例では、カットアウトの大きさは、以下の式により与えられる。カットアウトの高さ41は、tan αと除算された水平方向のマスクギャップ45に等しい。カットアウトの幅42は、tan αと乗算された垂直方向のマスクギャップ46に等しい。本実施例では、ディスプレイは5ビュー裸眼立体視ディスプレイであり、傾斜角はα=arctan(1/3)であり、すなわち、tan α=1/3となる。さらに、水平方向のマスクギャップ45は12μmであり、垂直方向のマスクギャップ46は24.3μmである。このため、本実施例では、カットアウトの高さ41は36μmであり、カットアウト幅42は8.1μmである。
本アプローチでは、適切なカットアウトの大きさがブラックマスクギャップ45及び46に主として基づき求められるが、設計の制限は、個別にアドレス指定可能な表示要素41及び42のメインの大きさ43及び44がカットアウトの大きさ41及び42に適応するよう十分大きなものとなる必要があるというものである。本実施例では、個別にアドレス指定可能な表示要素2のメインの高さ43は89.8μmであり、個別にアドレス指定可能な表示要素2のメインの幅44は26μmである。
さらなる実施例では、開口がより良好な3Dパフォーマンスを実現するのに十分なものとなりうるという概念は、要求されるパフォーマンスを向上又は最適化するため、水平方向のマスクギャップ45及び/又は垂直方向のマスクギャップ46の大きさを選択する方法を考慮することによるさらなるステップがなされる。これは、通常は従来の構成と比較して水平方向のマスクギャップ45及び/又は垂直方向のマスクギャップ46のサイズの増大又はさらなる増大を開口の以降のさらなる減少と関係させる。他方、いくつかの状況では、カットアウト自体は、水平方向のマスクギャップ45のサイズの減少を可能にする。この後者のポイントをその瞬間とは別にして、このような裸眼立体視パフォーマンスの最適化アプローチの一実施例が、極めて強力な開口とのトレードオフペナルティにもかかわらず、図6a及び6bを参照して説明される。
図6aは、図3を参照して上述されるように、輝度のばらつきを低減するよう整形された3つの個別にアドレス指定可能な表示要素2を示す概略図(スケーリングされていない)である。図6aは、個別にアドレス指定可能な表示要素2の間のピッチ50と上述した水平方向のマスクギャップ45とを示す。また図6aでは、図4bを参照して上述された光収集ライン31、32及び33と同じタイプの3つの観察光収集ライン51、52、53が示される。より詳細には、図6aでは、光収集ライン51、52、53は、裸眼立体視ディスプレイ10の観察者により観察されるビューの“ピュアビュー”領域54と“ミックスビュー”領域55への分割を示す。ピュアビュー領域54では、光は各行のみの1つの個別にアドレス指定可能な表示要素2からサンプリングされる。ミックスビュー領域55では、光は、各行の2つの隣接する個別にアドレス指定可能な表示要素2からサンプリングされる。
このため、カットアウト形状によって、すべての光収集ラインは実質的に等しい大きさのピクセル領域をカバーするが、“ミックスビュー”に対応するビュー方向では、観察者は2つのビューを組み合わせたものを観察する。これらのビューの間の立体視差(ディスパリティ)が相対的に緩やかなものである場合、このクロストークは、観察者の目がディスプレイ8に関して移動するに従って、1つのビューから他のビューへの合成及び以降を効果的に実現するかもしれない。しかしながら、ディスパリティが大きい場合、この“クロストーク”は、裸眼立体視パフォーマンスを制限する短所となる顕著なアーチファクトとなるかもしれない。本実施例では、ピクセル開口は、“ミックスビュー”領域を一緒に削除するため最適化される。開口自体が可能な限り大きくなる必要があることを要求すると同時に、“ミックスビュー”領域がゼロとなることを要求する計算を実行することによって、以下のように、設計サイズを提供するよう解決可能な2つの未知のもの、すなわち、水平方向のマスクギャップ45と垂直方向のマスクギャップ46における2つの等式を取得する。
水平方向のマスクギャップ45をhとする。垂直方向のマスクギャップ46をvとする。ピッチ50をpとする。またここで再び、傾斜角αを、tan α=1/3となるようにする。
ミックスビュー領域55の幅は、p−(1/3)v−hとなる。
ピュアビュー領域54の幅は、(1/3)v+hとなる。
ここで、0となるミックスビュー領域54の幅を取得しようと試みられている。すなわち、(1/3)v+h=pとなる。
同時に、開口を可能な限り大きなものにすることが試みられている。
開口=[(p−h)(3p−v)−(3h(1/3)v)]/3pである。すなわち、開口=(p−h)h/pであり、これは、h=p/2(v=(3/2)pであることも留意されたい)であり、それは、開口=25%を導く。
従って、上記式に対する解は、水平方向のマスクギャップ45を個別にアドレス指定可能な表示要素2のピッチの1/2とし、垂直方向のマスクギャップ46を個別にアドレス指定可能な表示要素2の垂直方向のピッチの1/2とする。このとき、合計の開口は25%となる。これは、比較的小さな開口の値であるが、ミックスビュー領域が最小限とされたため、向上した3Dパフォーマンスを要求する裸眼立体視ディスプレイアプリケーションにおいて支払うだけの価値のある価格となるかもしれないトレードオフである。
図6bは、上記式を介し到達する大きさにより構成された実施例の3つの個別にアドレス指定可能な表示要素2を示す概略図(スケーリングされていない)である。光収集ライン61,62は、図4bを参照して上述された光収集ライン31、32及び33と同一のタイプを有し、すなわち、これらの光収集ラインは各ビュー方向に対応する。より詳細には、図6bにおいて、光収集ライン61及び62は、本実施例において、裸眼立体視ディスプレイ10の観察者により観察されるビューが、どのようにピュアビュー領域64などのピュアビュー領域のみを有し、ミックスビュー領域を有しないか示す。
図7は、個別にアドレス指定可能な表示要素2が、図3を参照して上述されるように、輝度のばらつきを低減するよう再び整形されるさらなる実施例を示す概略図(スケーリングされず)である。本実施例では、傾斜角αは、tan α=1/6となるようなものとされる。図7は、例えば、個別にアドレス指定可能な表示要素の3行3列を示す。(最下部の行のケースでは、個別にアドレス指定可能な各表示要素の最上部のみが示される。)個別にアドレス指定可能な表示要素のカラーは、“R”(赤色)、“G”(緑色)及び“B”(青色)により再び示され、より詳細には、第1行にはR1,G1,B1、第2行にはR2,G2,B2及び第3行にはR3,G3,B3が示される。再びレンティキュラー要素16のメインの縦軸7とパラレルに、参照番号71〜73により図7において示される複数の光収集ラインを検討する。
本実施例では、2行2列の対称性が存在する。すなわち、2つの連続する行において光収集ラインと個別にアドレス指定可能な表示要素との重複部分を検討する必要がある。図7から観察されるように、(i)第1光収集ライン71が個別にアドレス指定可能な表示要素R1及びR2と重複する部分の大きさ(各重複部分が合計されるとき)、(ii)第2光収集ライン72が個別にアドレス指定可能な表示要素R1及びG2と重複する部分の大きさ(各重複部分が合計されるとき)、及び(iii)第3光収集ライン73が個別にアドレス指定可能な表示要素G1及びG2と重複する部分の大きさのそれぞれはほぼ等しい。
再び、これは従来形成された個別にアドレス指定可能な表示要素2により生じる行方向4の上述された輝度のばらつきの低減又は解消となっている。
本実施例は、2つの行のみを考慮することにより図7を参照して便宜上説明された。それは、本実施例の特定のジオメトリについて2行2列の対称性により上述した効果が繰り返されるとき本実施例において可能である。しかしながら、この2行による説明は、すべての行に拡張されるときに各光収集ライン71、72、73の全体によって収集される各光量をどのようにして実質的に等しくするかの簡単化された説明を表すことが理解されるべきである。
上記実施例では、個別にアドレス指定可能な表示要素2が、各図の方向付けに関して表示されるように、矩形に整形された個別にアドレス指定可能な表示要素2のフットプリントの左上隅から削除されるカットアウト領域2cにより提供される。これは、薄膜トランジスタ、ストレージキャパシタ、コンタクトホールなどのアクティブマトリックスコンポーネントが配置可能な便利な位置であるという点で、製造上の効果を有する。にもかかわらず、他の実施例では、1以上のカットアウト領域が矩形のフットプリントの他の部分から削除されるとき、矩形のフットプリントからの残りの形状を有する個別にアドレス指定可能な表示要素2の他の形状が設けられてもよい。このような実施例が、図8〜11を参照して説明される。
図8は、さらなる実施例の2つの個別にアドレス指定可能な表示要素2を示す概略図(スケーリングされていない)である。本実施例では、矩形のカットアウト領域2cは、傾斜角αなどに関して上述された図と同じ方向付けにより表示されるように、個別にアドレス指定可能な表示要素2の右下隅に配置される。本実施例は、上述された実施例と同様に動作する。
実際、矩形カットアウト領域は、原則的には従来の矩形の個別にアドレス指定可能な表示要素2のフットプリントの左上から右下への対角線に沿った何れかにおいて、図4bに示される光収集ライン31、32、33などの上述された光収集ラインの方向に対応する何れかの位置に、すなわち、上述した図の方向付けのケースにおいて配置することが可能である。その具体例が、図9を参照して説明される。
図9は、さらなる実施例の2つの個別にアドレス指定可能な表示要素2を示す概略図(スケーリングされていない)である。本実施例では、矩形のカットアウト領域2cは、上述した図と同じ方向付けにより表示されるように、個別にアドレス指定可能な表示要素2のほぼ中心に配置される。本実施例は、個別にアドレス指定可能な表示要素2の対称的形状が利用されるという点で効果的である。この効果的特徴は、以降においてさらに詳細に説明される。
2つの独立したカットアウト領域が削除されるとき、個別にアドレス指定可能な表示要素2の形状が従来の矩形の個別にアドレス指定可能な表示要素のフットプリントからの残りの形状を有する具体例が、図10及び11を参照して説明される。
図10aは、さらなる実施例の2つの個別にアドレス指定可能な表示要素2を示す概略図(スケーリングされていない)である。本実施例では、傾斜角αなどに関して上述した図と同じ方向付けにより表示されるように、第1矩形カットアウト領域2dは個別にアドレス指定可能な表示要素2の左上隅に配置され、第2矩形カットアウト領域2eは個別にアドレス指定可能な表示要素2の右下隅に配置される。図10bは、第1矩形カットアウト領域2dと第2矩形カットアウト領域2eの合成された効果が、動作について上述された実施例において使用されるような1つのカットアウト領域2cのものとどのようにしてほぼ等しいかを概略的に示す。
図11aは、さらなる実施例の2つの個別にアドレス指定可能な表示要素2を示す概略図(スケーリングされていない)である。本実施例において、傾斜角αなどに関して上述された図と同じ方向付けにより表示されるように、第1三角形カットアウト領域2fは個別にアドレス指定可能な表示要素2の左上隅に配置され、第2三角形カットアウト領域2gは個別にアドレス指定可能な表示要素2の右下隅に配置される。図11bは、第1三角形カットアウト領域2fと第2三角形カットアウト領域2gの合成された効果が、動作について上述された実施例に使用されるような単一のカットアウト領域2cのものと同様にしてほぼ等しいか概略的に示す。
さらなる実施例では、以下のディスプレイの詳細が実現される。図11aにおいて、個別にアドレス指定可能な表示要素が形成される。表示装置は、傾斜角α=arctan(1/3)により4ビュー切替可能な2D/3Dレンズシステムに搭載される4.57cm(すなわち、1.8”)QVGA(Quarter Video Graphic Array)の1cm当たり564ドット(1インチ当たり222ドット)の透過型開口アクティブマトリックス液晶ディスプレイである。3Dモードでは、レンティキュラーレンズは、液晶ディスプレイ画像面と正確に一致したガラス製の1.5mmの焦点長を有する。このビューポイントは、3D効果がディスプレイのマルチビュー性質によってより近くから受けることが可能であるが、ディスプレイの前方の400mmにあるよう設計される。3Dモードの解像度は、ビュー毎に120×160トリプレットである。2D解像度は、240×320である。ディスプレイは、2Dと3Dの両方のモードにおいて実質的に完全な輝度を提供する。
上述した各種実施例のパフォーマンスがシミュレートされた。各シミュレーション結果は、従来の矩形に整形された個別にアドレス指定可能な表示要素の比較シミュレーションと対比して、行方向に沿ってより一様な輝度を示す。
このシミュレーション結果は、図9に示される個別にアドレス指定可能な表示要素の形状により提供されるさらなる向上を示す。すなわち、カットアウト領域2cは、説明されるように、個別にアドレス指定可能な表示要素2の中心又はほぼ中心に配置される。他の実施例により提供されるシミュレーション画像では、各バンドに出現する残差ピクセル構造がある。このピクセル構造は、輝度のばらつきを生じさせず、適切な距離からは見えないが、ディスプレイが近傍から観察される場合には顕著なものとなりうる。このピクセル構成アーチファクトの理由は、図6aを再び参照することにより説明されるかもしれない。上述されるように、“ミックスビュー”では、レンティキュラー要素は隣接するピクセルから光を収集し、その間で、ブラックマスクからの光を収集しない。これは、レンティキュラー要素が水平方向のブラックバンドにより分離された2つの照射エリアにより充填されることを意味する。このブラックバンドは、垂直方向のピクセル分離のブラックバンドに加えて出現する。“ピュアビュー”領域では、レンティキュラー要素は単に単一の照射エリアと単一の水平方向のブラックエリアにより充填される。図9に示される個別にアドレス指定可能な表示要素の形状は、“ピュアビュー”領域において同様に分割された照射エリアを生じさせることによって、このアーチファクトを低減する。
上記実施例における個別にアドレス指定可能な表示要素、マスクギャップサイズ、カットアウト領域サイズ、傾斜角、ビューの個数などの各種サイズは単なる一例であり、他の実施例では、これらの値の1以上が上述したものと異なるものであってもよい。
上記実施例のいくつかでは、個別にアドレス指定可能な各表示要素には1つのカットアウト領域が存在する。他の実施例では、個別にアドレス指定可能な表示要素には2つのカットアウト領域が存在する(図10a及び11aなど)。さらなる実施例では、個別にアドレス指定可能な各表示要素には2より多くのカットアウト領域が存在するかもしれない。
上記実施例では、傾斜角は、概略図では、レンティキュラー要素及び結果として得られる光収集ラインが図示されるような方向付けによるページにおいて左から右下に傾斜するようにされる。しかしながら、これはそのケースである必要はなく、他の実施例では、レンティキュラー要素及び結果として得られる光収集ラインは、図示されるような方向付けの図のページの右から左下に傾斜する。この場合、個別にアドレス指定可能な表示要素は、カットアウトがまた矩形の個別にアドレス指定可能な表示要素のフットプリントの右上から左下にほぼ対角方向にあるように形成される。
上記実施例では、列方向6とレンティキュラー要素16の縦軸との間の傾斜角は、レンティキュラー要素16がレンティキュラーシート15の全体的に矩形の形状と比較して傾斜され、個別にアドレス指定可能な表示要素2のアレイの行方向4と列方向6が互いに直交することにより(すなわち、従来の行方向と列方向)提供される。しかしながら、他の実施例では、個別にアドレス指定可能な表示要素の列方向とレンティキュラー要素との間の傾斜角には、傾斜しないレンティキュラー要素を有するレンティキュラーシートが行方向に傾斜した列方向を有するアレイにより提供されるかもしれない。実際、傾斜した列方向と傾斜したレンティキュラー要素の組み合わせによって、全体の傾斜角を提供することが可能である。
上記説明では、便宜上及び簡単化のため、個別にアドレス指定可能な表示要素の形状は、しばしば1以上のカットアウトが削除されるとき、矩形のフットプリントから残っている形状に関して説明される。この用語は、本発明及びその機能により含まれる個別にアドレス指定可能な表示要素の各種形状の具体例の有用な比較を可能にするのに利用される。この用語の使用は、このような個別にアドレス指定可能な表示要素が、まず矩形の個別にアドレス指定可能な表示要素を実際に生成し、その後にカットアウト領域を文字通り削除することによって生成されることを意味するものでないことが理解されるであろう。他方、非矩形に整形された個別にアドレス指定可能な表示要素は、例えば、最終的な非矩形形状のマスクを直接利用することによって、何れか便利又は適切な方法により生成されてもよい。
上述された実施例では、個別にアドレス指定可能な表示要素は、異なる光収集ラインのすべてから収集される光が等しく、ほぼ等しく又は実質的に等しくなる程度まで、従来の矩形の形状と異なって整形される。しかしながら他の実施例では、このような形状は、異なる光収集ラインから収集した光が矩形の個別にアドレス指定可能な表示要素のケースより等しくなるように、より小さなカットアウトサイズなどより低い程度であるが、輝度のばらつきが上述した実施例と同程度ではないが、低減される程度まで使用されるかもしれない。
しかしながら、一般に各光収集ラインが個別にアドレス指定可能な表示要素と重複する程度が、任意の2つの光収集ラインの間で25%未満だけ変化する実施例を提供することが効果的である。各光収集ラインが個別にアドレス指定可能な表示要素に重複する程度が、2つの任意の光収集ラインの間で10%未満だけ変化する実施例を提供することがより効果的である。また、各光収集ラインが個別にアドレス指定可能な表示要素に重複する程度が、2つの任意の光収集ラインの間で5%未満しか変化しない実施例を提供することがさらに効果的である。
上述した実施例では、光収集ラインがどのように個別にアドレス指定可能な表示要素を通過するかの行単位の対称性(図4bの実施例など)、又は光収集ラインが個別にアドレス指定可能な表示要素をどのように通過するかの2行×2行の対称性(図7の実施例など)が存在する。しかしながら、他の対称性もまた可能である。例えば、tan α=1/9では、3行対称性が存在することとなる。また他の実施例では、個別にアドレス指定可能な表示要素を通過する光収集ラインの程度は、行間にこの種の対称性が存在しなくても、すべての行が考慮されるときより等しくされるかもしれない。
上記説明において参照される光収集ラインは、実際には有限の幅を有し、この幅は、レンティキュラー要素が製造許容度、温度効果などにより焦点がぼける場合、10μmであるかもしれない。にもかかわらず、上記説明における解析的及び記述的アプローチは、例えば、“ライン”という用語を“ナローリボン(narrow ribbon)”又は“ナローバンド(narrow band)”などを意味するよう理解するなど、有効なままである。これを観察する他の方法は、ブロードラインが多数のナローラインの光の集まりとみなすことができるということである。本発明の機能は、各ナローライン上の重複部分が観察方向と実質的に一定であり、このため、対応する又は合計のブロードラインとの重複部分全体がまた、観察方向と実質的に一定となることを意味する。実際、極端なケースでは、レンティキュラー要素が各観察方向が各(バイフォーカル)レンズの下方の2以上のラインに対応するようにされたとしても、本発明は機能する。各ライン上の重複部分は、一定であり、このためラインの各集まり上にある。
上述した実施例では、個別にアドレス指定可能な表示要素の各カラーは、赤色、緑色及び青色である。必ずしもそうである必要はなく、他の実施例では、シアン、マゼンタ及びイエローなどの他のカラーが利用されてもよい。
さらに他の実施例では、3より多くのカラーがあってもよく、例えば、他の実施例では、個別にアドレス指定可能な表示要素は、赤色、緑色、青色及び“白色”などの4つのカラーであってもよい。
さらなる実施例では、ディスプレイは、モノクロームディスプレイであってもよく、個別にアドレス指定可能な各表示要素は、白色などの同じカラーを有する。
上述した実施例では、縦のレンティキュラー要素を有するレンティキュラーシート(レンズ)が、裸眼立体視処理を提供するため、異なる位置に光を誘導するのに利用される。しかしながら、他の実施例では、このような光誘導を実行する他の何れか適切な光誘導手段が利用されてもよい。
上述した実施例では、レンティキュラーシートのレンティキュラー要素のピットは、マルチビュー(すなわち、2より多くのビュー)裸眼立体視処理を提供するため、行方向の個別にアドレス指定可能な表示要素のピッチに関して選択される。特に、5ビューディスプレイの具体例が上述された。しかしながら、必ずしもそうである必要はなく、他の実施例では、裸眼立体視ディスプレイは、“2ビュー画像”、すなわち、単一の3D画像しか提供しない。また、再びマルチビューの実施例を考慮すると、7ビュー、9ビューなど4又は6以外のビューの個数が提供されてもよく、4.5などの小数のビューさえ提供されるかもしれない。
上記実施例では、各種形態のカラーフィルタが、スイッチ可能な(裸眼立体視処理と2D処理との間で)カラー表示装置において利用される。しかしながら、上述したカラーフィルタのレイアウトが裸眼立体視モードのみのため利用されるとき、すなわち、実際には2D処理には利用されない場合でさえ各効果が導かれ、このような裸眼立体視カラー表示装置が2Dモードにスイッチ可能でないときでさえ、すなわち、このような装置がスイッチ可能なディフューザを有していないときでさえ、本発明はこのようなカラーフィルタを有する立体視カラー表示装置に実現されることが理解されるであろう。
上記実施例では、表示装置が2Dモードと立体視モードとの間のスイッチ可能な形態により提供されるとき、このようなスイッチ可能性はスイッチ可能なディフューザにより提供される。しかしながら、必ずしもそうである必要はなく、その内容が参照することによりここに含まれるUS6,069,650などに記載されるように、液晶レンズなどのアクティブレンズなどの他のスイッチ可能な手段が提供される。
さらに、本発明はまた、上述したものなど、カラーフィルタ要素の各形状によりカラー(及びモノクロ)フィルタに実現される。“個別にアドレス指定可能な表示要素”という用語がカラーフィルタ自体の該当領域の存在から生じする効果的なカラー表示要素を参照するのに利用される場合、離散的なカラーフィルタのケースでは、各カラー要素2は“各カラーフィルタ要素2”と便宜上呼ばれ、個別にアドレス指定可能な表示要素の形状に関する上記実施例において説明された詳細が、このようなカラーフィルタの実施例の各カラーフィルタ要素の形状に対応して適用される。
裸眼立体視表示装置について知られている各種精緻化は、本発明の実施例に容易に適用可能であるということは理解されるであろう。例えば、輝度のばらつきをさらに低減するため、レンティキュラーレンズがデフォーカスされた方法により動作するよう構成されてもよい。
上述した実施例では、本発明はアクティブカラーマトリック液晶ディスプレイに実現される。しかしながら、他の実施例では、本発明は、OLED(Organic Light Emitting Diode)表示装置又は電子インク表示装置など、他の形態のカラーアレイ表示装置により実現されてもよい。
上述した実施例では、本発明はダイレクトビュー表示装置により実現される。しかしながら、他の実施例では、本発明は、その内容が参照することにより含まれるEP−A−0791847に記載されたものなど、プロジェクション表示装置に実現されてもよい。
上記実施例から、異なる実施例の共通する特徴は、個別にアドレス指定可能な表示要素の形状が、個別にアドレス指定可能な表示要素を横切る異なる光収集ラインからの光のより等しい集まりを提供するため、レンティキュラー要素と列方向との間の傾斜角の効果と共に決定されるということであることは明らかである。概して、これは、矩形形状と比較して1以上のカットアウト領域を設けることにより実現される。より詳細には、カットアウト領域は、光収集ラインが個別にアドレス指定可能な表示要素の幾何学的形状又は領域を通過する角度方向によって、個別にアドレス指定可能な表示要素の他の部分と比較して増加した光収集量を表す従来の矩形の個別にアドレス指定可能な表示要素の部分からの光収集を効果的に回避又は抑制する。上述した実施例は、これを実現するための形状の具体理を表すが、当該アプローチが理解されると、他の正確な形状が当業者により普通に求められるかもしれないということは理解されるであろう。実際、上記実施例及びそれの解析により提供された理解によって、他に想定される形状の適切さが、例えば、シミュレーション、トライアル、エラーなどを利用することによって、多数の方法の何れかにより当業者によって容易かつ普通に評価されるかもしれないということに留意されたい。すなわち、本記載から、異なる形状の個別にアドレス指定可能な表示要素を試行し、考え出した特定の形状の有用性を評価するため得られた裸眼立体視のパフォーマンス(輝度の一様性などに関して)をモデル化又は評価し、適切な結果を示す形状を実現することは、当業者の範囲内である。これはさらに、上記記載の導入部分で述べられた従来文献(すなわち、US5,833,507、WO2005/006777A、EP−A−0833184、WO97/02709及びUS2005/0036221A)に開示された各種裸眼立体視装置の個別にアドレス指定可能な表示要素の形状を考慮することから明らかである。第1に、傾斜角の詳細は与えられていない。第2に、仮想的な傾斜した光収集ラインが考慮される場合、ピクセル形状はこのような各傾斜した光収集ラインにより収集される光をより等しいものにする本発明の効果を提供するものでなく、実際に開示されている従来技術による非矩形形状の大部分又はすべてがこの特徴をより悪いものにすることは明らかである。
図1は、個別にアドレス指定可能な表示要素の典型的な従来の形状とレイアウトを示す概略図(スケーリングしていない)である。 図2は、スイッチ可能な(裸眼立体視処理と2D処理との間の)カラー表示装置の第1実施例の概略斜視図(スケーリングしていない)である。 図3は、図2のカラー表示装置のカラーフィルタ13とレンティキュラーシート15のさらなる詳細を示す概略図(スケーリングしていない)である。 図4aは、2つの従来の矩形形状の個別にアドレス指定可能な表示要素を示す概略図(スケーリングしていない)である。 図4bは、輝度のばらつきを低減するよう整形された2つの個別にアドレス指定可能な表示要素2を示す概略図(スケーリングしていない)である。 図5は、第1行の2つの個別にアドレス指定可能な表示要素と隣接する第2行の2つの個別にアドレス指定可能な表示要素とを示す概略図(スケーリングしていない)である。 図6aは、輝度のばらつきを低減するよう整形された3つの個別にアドレス指定可能な表示要素を示す概略図(スケーリングしていない)である。 図6bは、等式を介し到達したサイズにより構成される実施例の3つの個別にアドレス指定可能な表示要素を示す概略図(スケーリングしていない)である。 図7は、さらなる実施例の個別にアドレス指定可能な表示要素を示す概略図(スケーリングしていない)である。 図8は、さらなる実施例の2つを示す概略図(スケーリングしていない)である。 図9は、さらなる実施例の2つの個別にアドレス指定可能な表示要素を示す概略図(スケーリングしていない)である。 図10aは、さらなる実施例の2つの個別にアドレス指定可能な表示要素を示す概略図(スケーリングしていない)である。 図10bは、図10aの要素の処理を概略的に示す。 図11aは、さらなる実施例の2つの個別にアドレス指定可能な表示要素を示す概略図(スケーリングしていない)である。 図11bは、図11aの要素の処理を概略的に示す。

Claims (8)

  1. 各行及び各列のアレイに配置される複数の個別にアドレス指定可能な表示要素と、
    複数の光指向要素を有する光指向手段と、
    を有する裸眼立体視表示装置であって、
    前記光指向要素と前記個別にアドレス指定可能な表示要素のアレイの列方向とは、その間に傾斜角を有し
    記個別にアドレス指定可能な表示要素の形状は、矩形から1以上のカットアウト削除した形状であり
    前記1以上のカットアウトは、前記光指向要素の縦軸に平行な複数の光収集ラインを考えた場合に、それぞれの光収集ラインが前記個別にアドレス指定可能な表示要素と重複する程度の相違、それぞれの光収集ラインが矩形に整形された場合の個別にアドレス指定可能な表示要素と重複する程度の相違より小さように、前記光指向要素の傾斜角に対して配置され
    前記個別にアドレス指定可能な表示要素の形状は、矩形の隅から単一の実質的に矩形のカットアウトを削除した形状である装置。
  2. 各行及び各列のアレイに配置される複数の個別にアドレス指定可能な表示要素と、
    複数の光指向要素を有する光指向手段と、
    を有する裸眼立体視表示装置であって、
    前記光指向要素と前記個別にアドレス指定可能な表示要素のアレイの列方向とは、その間に傾斜角を有し、
    前記個別にアドレス指定可能な表示要素の形状は、矩形から1以上のカットアウトを削除した形状であり、
    前記1以上のカットアウトは、前記光指向要素の縦軸に平行な複数の光収集ラインを考えた場合に、それぞれの光収集ラインが前記個別にアドレス指定可能な表示要素と重複する程度の相違が、それぞれの光収集ラインが矩形に整形された場合の個別にアドレス指定可能な表示要素と重複する程度の相違より小さいように、前記光指向要素の傾斜角に対して配置され、
    前記個別にアドレス指定可能な表示要素の形状は、矩形の中央から単一の実質的に矩形のカットアウトを削除した形状である装置。
  3. 各行及び各列のアレイに配置される複数の個別にアドレス指定可能な表示要素と、
    複数の光指向要素を有する光指向手段と、
    を有する裸眼立体視表示装置であって、
    前記光指向要素と前記個別にアドレス指定可能な表示要素のアレイの列方向とは、その間に傾斜角を有し、
    前記個別にアドレス指定可能な表示要素の形状は、矩形から1以上のカットアウトを削除した形状であり、
    前記1以上のカットアウトは、前記光指向要素の縦軸に平行な複数の光収集ラインを考えた場合に、それぞれの光収集ラインが前記個別にアドレス指定可能な表示要素と重複する程度の相違が、それぞれの光収集ラインが矩形に整形された場合の個別にアドレス指定可能な表示要素と重複する程度の相違より小さいように、前記光指向要素の傾斜角に対して配置され、
    前記個別にアドレス指定可能な表示要素の形状は、矩形の第1の隅から第1カットアウトを削除し、前記矩形の前記第1の隅に対角的に反対にある第2の隅から第2カットアウトを削除した形状である装置。
  4. 前記1以上のカットアウトは、各光収集ラインが前記個別にアドレス指定可能な表示要素と重複する程度がすべての光収集ラインについて実質的に等しくなるように配置される、請求項1乃至請求項3何れか一項記載の裸眼立体視表示装置。
  5. 各光収集ラインが前記個別にアドレス指定可能な表示要素と重複する程度が、任意の2つの光収集ラインの間で25%未満しか変化しない、請求項1乃至請求項3何れか一項記載の裸眼立体視表示装置。
  6. 前記1以上のカットアウトは、前記傾斜角のタンジェントにより除算された行方向のマスクギャップサイズに実質的に等しい高さと、前記傾斜角のタンジェントと乗算された列方向のマスクギャップサイズに実質的に等しい幅とを有する、請求項1乃至請求項5何れか一項記載の裸眼立体視表示装置。
  7. 前記個別にアドレス指定可能な表示要素の形状と前記個別にアドレス指定可能な表示要素の間の間隔とは、各光収集ラインが各行において1つの個別にアドレス指定可能な表示要素としか重複しないという基準を満たすよう構成される、請求項1乃至何れか一項記載の裸眼立体視表示装置。
  8. 前記個別にアドレス指定可能な表示要素は個別のフィルタ要素を有するモノクロ又はカラーフィルタを有し、
    前記個別にアドレス指定可能な表示要素の前記形状は、前記個別のフィルタ要素の形状によって決定される、請求項1乃至請求項7何れか一項記載の裸眼立体視表示装置。
JP2008530695A 2005-09-16 2006-09-11 裸眼立体視表示装置及びそのためのフィルタ Active JP4981805B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP05108562 2005-09-16
EP05108562.9 2005-09-16
PCT/IB2006/053206 WO2007031931A2 (en) 2005-09-16 2006-09-11 Autostereoscopic display apparatus and filter therefor

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009509187A JP2009509187A (ja) 2009-03-05
JP4981805B2 true JP4981805B2 (ja) 2012-07-25

Family

ID=37769633

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008530695A Active JP4981805B2 (ja) 2005-09-16 2006-09-11 裸眼立体視表示装置及びそのためのフィルタ

Country Status (8)

Country Link
US (1) US8259241B2 (ja)
EP (1) EP1929792B1 (ja)
JP (1) JP4981805B2 (ja)
CN (1) CN101263722B (ja)
AT (1) ATE488098T1 (ja)
DE (1) DE602006018164D1 (ja)
TW (1) TW200715825A (ja)
WO (1) WO2007031931A2 (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9055287B2 (en) * 2006-08-30 2015-06-09 Kenneth E. Conley Lens structure and method of producing and displaying a three dimensional image
US7948681B2 (en) * 2006-08-30 2011-05-24 Conley Kenneth E Device for displaying a three dimensional image
US7660041B1 (en) * 2006-08-30 2010-02-09 Conley Kenneth E Method of producing a sheet having lenticular lenses for a three dimensional display system
US8243127B2 (en) * 2006-10-27 2012-08-14 Zecotek Display Systems Pte. Ltd. Switchable optical imaging system and related 3D/2D image switchable apparatus
JP4834592B2 (ja) * 2007-03-29 2011-12-14 株式会社東芝 三次元映像表示装置
JP5571662B2 (ja) * 2008-06-27 2014-08-13 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ 自動立体視表示装置
TWI459033B (zh) * 2009-01-22 2014-11-01 Chunghwa Picture Tubes Ltd 立體顯示裝置
GB2470752B (en) * 2009-06-03 2015-01-07 Au Optronics Corp Autostereoscopic Display Apparatus
KR20110024970A (ko) * 2009-09-03 2011-03-09 삼성전자주식회사 입체영상 표시 장치
GB2477294B (en) * 2010-01-27 2015-05-06 Au Optronics Corp Autostereoscopic display apparatus
EP2490451A1 (en) * 2011-02-18 2012-08-22 Koninklijke Philips Electronics N.V. Autostereoscopic display device
WO2012176113A1 (en) 2011-06-22 2012-12-27 Koninklijke Philips Electronics N.V. Autostereoscopic display apparatus having optical magnification
JP5639983B2 (ja) * 2011-10-25 2014-12-10 株式会社ジャパンディスプレイ 3次元画像表示装置
JP2013101171A (ja) * 2011-11-07 2013-05-23 Sony Corp 表示装置および電子機器
KR101316795B1 (ko) * 2012-02-02 2013-10-11 한국과학기술연구원 시역 평탄화 및 동적 크로스토크 최소화를 위한 무안경식 3차원 영상표시장치
WO2013132600A1 (ja) * 2012-03-07 2013-09-12 富士通株式会社 画像表示装置及び光学装置
TWI463179B (zh) * 2012-03-23 2014-12-01 Au Optronics Corp 立體顯示裝置
WO2014033010A1 (en) * 2012-08-30 2014-03-06 Ultra-D Coöperatief U.A. Anti-banding layer for autostereoscopic display
FR2995713B1 (fr) * 2012-09-14 2015-07-17 Alioscopy Ecran d'affichage, en particulier pour autostereoscopie.
WO2015091014A1 (en) 2013-12-20 2015-06-25 Koninklijke Philips N.V. Autostereoscopic display device
KR102522397B1 (ko) * 2016-11-29 2023-04-17 엘지디스플레이 주식회사 무안경 방식의 입체영상 표시장치
CN110312109B (zh) * 2018-03-20 2021-09-21 台达电子工业股份有限公司 投影显示设备及控制方法

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB8623490D0 (en) 1986-09-30 1986-11-05 Bass M L Display means for stereoscopic images
GB2278223A (en) * 1993-05-21 1994-11-23 Sharp Kk Spatial light modulator and directional display
GB2302978A (en) 1995-07-04 1997-02-05 Sharp Kk LIquid crystal device
GB9513658D0 (en) 1995-07-05 1995-09-06 Philips Electronics Uk Ltd Autostereoscopic display apparatus
US6064424A (en) 1996-02-23 2000-05-16 U.S. Philips Corporation Autostereoscopic display apparatus
KR100400221B1 (ko) * 1996-03-30 2003-12-24 삼성전자주식회사 3차원영상표시용액정표시장치
GB2320156A (en) 1996-12-07 1998-06-10 Sharp Kk Directional display and method of making a mask for a directional display
GB2317734A (en) * 1996-09-30 1998-04-01 Sharp Kk Spatial light modulator and directional display
GB9623682D0 (en) 1996-11-14 1997-01-08 Philips Electronics Nv Autostereoscopic display apparatus
CN1526243A (zh) * 2001-07-11 2004-09-01 �ʼҷ����ֵ������޹�˾ 彩色自动立体显示设备
US7474483B2 (en) * 2002-10-25 2009-01-06 Tpo Displays Corp. Structure of color elements for a color filter
GB2403864A (en) 2003-07-10 2005-01-12 Ocuity Ltd Pixel arrangement for an autostereoscopic display
JP4271155B2 (ja) * 2004-02-10 2009-06-03 株式会社東芝 三次元画像表示装置
JP3885077B2 (ja) * 2004-03-26 2007-02-21 独立行政法人科学技術振興機構 三次元ディスプレイ

Also Published As

Publication number Publication date
WO2007031931A3 (en) 2007-07-05
JP2009509187A (ja) 2009-03-05
TW200715825A (en) 2007-04-16
EP1929792A2 (en) 2008-06-11
EP1929792B1 (en) 2010-11-10
CN101263722A (zh) 2008-09-10
ATE488098T1 (de) 2010-11-15
US8259241B2 (en) 2012-09-04
DE602006018164D1 (de) 2010-12-23
US20080218855A1 (en) 2008-09-11
WO2007031931A2 (en) 2007-03-22
CN101263722B (zh) 2012-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4981805B2 (ja) 裸眼立体視表示装置及びそのためのフィルタ
KR101263667B1 (ko) 자동입체 디스플레이 장치 및 이 장치를 위한 색 필터
KR100824095B1 (ko) 3차원 화상표시장치
EP2243300B1 (en) Autostereoscopic image output device
EP1964415B1 (en) autostereoscopic display device
JP4253345B2 (ja) 自動立体ディスプレー装置
JP4714115B2 (ja) 立体映像表示装置および立体映像表示方法
US8040370B2 (en) Stereoscopic image display apparatus having stereoscopic pixel with approximately square shape and stereoscopic image display method
JP5367046B2 (ja) 自動立体ディスプレー装置
KR101489990B1 (ko) 삼차원 영상 표시 장치
WO2009057020A1 (en) Autostereoscopic display device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090908

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20110428

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110830

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20111130

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20111207

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20120209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120322

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120420

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150427

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4981805

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350