JP4979176B2 - パニック・メッセージ解析機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークサーバからのパニック・メッセージの解析に関する。
【0002】
【背景技術】
コンピュータは、その操作を指示するためのプログラムされた命令に依存する。汎用コンピュータは、そのメモリ上で実行されているソフトウエアからよく命令を受けている。ソフトウエアエンジニアは精力的にプログラムをテストして、エラーを引き起こす原因となるコード命令を除去しているにもかかわらず、簡単なプログラムでさえバグは避けられず、複雑なプログラムではバグは当然のこととされている。
【0003】
エラーを生じるプログラム命令がコンピュータで実行された場合には、エラーはシステムに何も影響を与えない場合や、システムをクラッシュさせる場合がある。ソフトウエアエンジニアにとっては全てのエラーが重要なことであるが、クラッシュ等の破滅的な結果をもたらすエラーが最も重要である。一般に、システムは、何らかのタイプの故障に陥ったことをシステムオペレータに警告を発するように設計されている。警告はエラーメッセージとして出され、ソフトウエアの製造者にエラーを報告する際に有用である。
【0004】
ソフトウエアアプリケーション・エラーを報告する方法として知られているのは、選択グループのユーザに公開前のソフトウエアパッケージを「ベータテスト」用に配布することである。このトライアル期間の間にユーザは、被ったあらゆる問題を会社に報告し、会社のソフトウエアエンジニアがバグを修正し、アップデートされたバージョンのソフトウエアを新しいバージョンで試験を続けるベータ版の試験者に提供する。ソフトウエアが望ましいエラーなしに至るまで子のプロセスが短期の試験期間の間、続けられる。
【0005】
上記方法では製造者にはソフトウエアのバグが報告される一方でいくつかの欠点も被っている。第1に、問題を自動的に製造者に報告する方法が示されていない。もっぱらベータ版試験者が製造者に報告することを当てにしている。第2に、ベータ版試験者によって特定された問題の自動解析ができないことである。すなわち、製造者側の社員が既に報告された問題であるか否か、修正された問題であるか否か、あるいは新たな問題であるか否かを判断する必要がある。第3に、特定され、修正された問題を抱えている古いソフトウエアを使用していると判断されたユーザにアップデートされたソフトウエアを配送する方法が示されていない。
【0006】
コンピュータシステムのエラーを報告する第2の方法として、エンドユーザが製造者に連絡し、問題が生じた場合にその問題を報告する方法が知られている。ユーザは、問題を報告できるユーザサポートラインが条件となっている。受信した頻繁なコールの内容に基づいて、製造者はプログラムのどこかに問題があると結論する。
【0007】
第2の方法によってソフトウエアのバグが製造者に報告される一方、いくつかの欠点を被っている。第1に、ユーザは、待機の音楽(musak)を聞く長時間の待ちを含む傾向があり、製造者側が受信したコールを統合し、解析するための適切な正式の形態を持たないためにバックアップされていないユーザサポートコールには連絡しないこともある。第2に、ユーザは、問題を診断するために必要な情報について製造者に提供できるほど十分に豊富な知識を有していない場合があり、あるいはもっと悪く、問題の原因について製造者に誤って伝えることもある。
【0008】
従って、コンピュータシステムのエラーが、プロセスが問題が既知か未知かを判断する水準に自動化されている方法で製造者に確実に報告される方法を提供することは都合がよい。また、問題が既知の場合には、クライアントにアップデートされたソフトウエアを配送する経路を設け、問題が未知の場合には、エラーの診断と修正ができるように疑わしいシステムから必要な情報を得て、解析する方法を提供する。
【0009】
【発明の概要】
本発明には、故障したコンピュータシステムからのパニックメッセージを解析するシステム及び方法が含まれている。ファイル記録及び検索専用サーバのファイラがクラッシュする前に実行される直前のプロセスの一つはパニックメッセージを伝えることになっている。このメッセージは、ファイラが故障する原因となった問題を示している。メッセージはインターネット等の通信ネットワークを介して製造者に送られる。また、メッセージには、ユーザ名、ソフトウエアのバージョン、バックトレース、それにミニコアダンプ等の他の情報が含まれている。
【0010】
製造者側では、バグを特定できるか確認するために自動解析が開始される。まず、パニックメッセージを既知のバグと対応付けられたパニックメッセージのデータベースについて比較して解析される。解析に成功した場合には、自動ハウスキーピングを実行し、追跡データベースのこの事例の更新、解答(解決法を含む)のユーザへの配送、解析統計データの更新、それに別の取り組みが行われる。解析が失敗の場合には、プロセスは続けられる。
【0011】
また、バックトレース解析機によって、ファンクション名と既知のバグに対応付けられた認識シーケンスの組合せの正しい組合せを検索するアルゴリズムを用いてバックトレースを解析する。解析が成功した場合には、上述の自動ハウスキーピングが行われる。解析に失敗した場合にはプロセスは続行される。
【0012】
さらに、コアスクリプト解析機によって、コアダンプを既知のバグと対応付けられたコードの認識パターンについて解析する。解析が成功した場合には、上述の自動ハウスキーピングが行われる。解析に失敗した場合にはプロセスは続行される。
【0013】
またさらに、上記の自動解析方法が問題を既知のバグと特定することに失敗した場合には、コアをマニュアル解析して既知及び未知のバグを検出する。マニュアル解析の後、マニュアル及び自動ハウスキーピングが行われる。
【0014】
【発明を実施するための最良の形態】
本発明の好ましいプロセスステップ及びデータ構造に関する好ましい実施の形態について、以下に説明する。本発明の実施の形態では、プログラム制御下、又は他の回路で動作し、以下に記載される特定のプロセスステップとデータ構造に適用される汎用プロセッサ、特定プロセッサを用いて実行される。以下に記載されるプロセスステップ及びデータ構造の実行では、過度の実験やさらなる検討は要求されない。
【0015】
用語説明
以下の用語は、下記の説明のように本発明の解釈に関連する。これらの用語の一般的な意味の記載に制限されるものではなく、単に例証としてである。
・ファイラ・・・この用語は、ファイルサーバを意味する。ファイルサーバはデータ記憶及び検索専用のコンピュータ及び記憶装置である。
・コアダンプ・・・コアダンプとは、ランダムアクセスメモリ内のコンテンツをハードディスク等のより不変の媒体にわずかの時間に印刷又は複写することである。
・ミニ・コアダンプ・・・コアダンプからのデータのサブセット。
・バックトレース・・・実行されたのと逆順のコンピュータ命令のリスト。
【0016】
なお、これらの用語の一般的意味の記載は、限定的なものものではなく、単なる例である。これらの用語及び概念の拡張を含んでいる本発明のその他の応用についても、この記載を精読することで当業者にとっては明らかであろう。これらの他の用途は、本発明の範囲の一部を構成し、さらなる発明や余分の実験を行うことなく当業者が理解できるものである。
【0017】
システム要素
図1は、パニックメッセージ解析機のブロック図である。
システム100は、ユーザに関連付けられているクライアント装置110、通信リンク120、通信ネットワーク130、製造者と関連付けられているサーバ装置140、大容量記憶装置150、ハウスキーピングデータベース151、バグデータベース152、コアダンプ160とを含む。
【0018】
クライアント装置110には、プロセッサ、メインメモリ、命令を実行するソフトウエア(図示せず、ただし当業者にとって周知のこと)が含まれている。クライアント装置110とサーバ装置140とは別々の装置として示されているが、必ずしも別々の装置である必要はない。
【0019】
通信リンク120は、クライアント装置110を通信ネットワーク130に連結するように働く。
【0020】
サーバ装置140には、プロセッサ、メインメモリ、命令を実行するソフトウエア(図示せず、ただし当業者にとって周知のこと)、大容量記憶装置150とが含まれている。クライアント装置110とサーバ装置140とは別々の装置として示されているが、必ずしも別々の装置である必要はない。さらに、サーバ装置140と大容量記憶装置150とは一体的に示されているが、一体である必要はない。それらは別個の装置であってもよい。
【0021】
大容量記憶装置150には、ハウスキーピングデータベース151とバグデータベース152とが含まれている。
【0022】
コアダンプ160には、ミニコアダンプ161、バックトレース162、パニックメッセージ163とが含まれている。
【0023】
操作方法−マニュアルによるメッセージ処理
図2には、参照符号200で示すように、パニックメッセージ解析プロセスを示している。マニュアルによるパニックメッセージ解析プロセス200は、「スタート」ターミナル201から開始する。パニックメッセージ解析プロセス200は、ユーザの装置によって故障(failure)の前にパニックメッセージ163を生成することを考慮している「生成されたパニックメッセージ203」プロシジャーに続く。
【0024】
「ユーザがパニックメッセージを発信する」プロシジャー205では、ユーザがクライアント装置110を用いて解析用のパニックメッセージを発して、パニックメッセージ163をサーバ装置140に送信する。好ましい実施の形態では、ユーザは既知のインターネット接続を越えて相互交渉を介してメッセージを発し、転送する。しかし、パニックメッセージ163が製造者に届きさえすればこの方法で送信する必要はない。
【0025】
「パニックメッセージを解析する」プロシジャー207は、パニックメッセージ163は、それに含まれている認識されたデータ要素をサーバ装置140のバグデータベース152内の既知のバグに対応する既知のデータ要素と比較されて解析される。パニックメッセージには、システムが最後に動作したアドレス、ライン番号、テキスト及びソースコードファイル名、及びその他のデータが含まれている。
【0026】
「既知のバグか?」判断するプロシジャー209では、パニックメッセージが既知のバグであるか否かを判断する。「既知のバグか?」判断するプロシジャー209でそのバグが既知であると判断されたら、パニックメッセージ解析プロセス200は、「解決法をユーザに送る」プロシジャー213に続く。
【0027】
「オートサポートを介して調査する」プロシジャー211は、ユーザの発したパニックメッセージ163の解析によって、冒されたシステムにおける問題を特定することに失敗し、さらなる調査が必要であることを意味している。パニックメッセージ解析プロセスは「自動ハウスキーピング」プロシジャー215に続く。
【0028】
「解決法をユーザに送る」プロシジャー213では、「既知のバグか?」判断するプロシジャー209で特定されたバグに関連する一つの解決法をデータベースから抽出する。ユーザに送られた解決法は、どのように修正するか、そしてさらなる発生をどのように防止するかを詳述する命令、問題を修正するソフトウエアプログラム、あるいは製造者からさらに製品を購入するために問題を修正する提案として記載されていてもよい。
【0029】
「自動ハウスキーピング」プロシジャー215では、特定/未特定のバグに関する全ての関連情報、もしあればユーザに送られた解決法、それにこれらの事件の統計データをハウスキーピングデータベース151に記録する。パニックメッセージ解析機が問題の診断に失敗した場合には、「自動ハウスキーピング」プロシジャーで、この事件をアクティブのまま放置、すなわち未解決としてマーキングしておく。
【0030】
操作方法−自動サポート解析
図3は、参照符号300で示された自動サポートプロセスを示している。自動サポートプロセス300は、「スタート」ターミナル301で開始する。自動サポートプロセスは、クライアント装置110によって自動的にパニックメッセージ163とミニコアダンプ161を含むメッセージをサーバ装置140に送信する「自動サポートメッセージ送信」プロシジャー303に続く。
【0031】
「自動サポートメッセージ受信」プロシジャー305では、サーバ装置140によってクライアント装置110から送信されたパニックメッセージ163とミニコアダンプ161を受信する。
【0032】
「パニックメッセージを解析する」プロシジャー307では、パニックメッセージ163は、それに含まれている認識されたデータ要素をサーバ装置140のバグデータベース152内の既知のバグに対応する既知のデータ要素と比較されて解析される。パニックメッセージには、システムが最後に動作したアドレス、ライン番号、テキスト及びソースコードファイル名、及びその他のデータが含まれている。
【0033】
「既知のバグか?」判断するプロシジャー309では、パニックメッセージが既知のバグであるか否かを判断する。「既知のバグか?」判断するプロシジャー209でそのバグが既知であると判断されたら、パニックメッセージ解析プロセス200は、「ミニコアダンプを捨てる」プロシジャー321に続く。
【0034】
「バックトレースを抽出する」プロシジャー311では、ミニコアダンプ161からバックトレース162を抽出する。
【0035】
「バックトレースを解析する」プロシジャー313では、バックトレース162は、ファンクション名と、サーバ装置のバグデータベース152内の既知のバグに対応するファンクション名の認識されたシーケンスとの正確な一致を探すアルゴリズムを用いて解析される。
【0036】
「既知のバックトレースバグか?」判断するプロシジャー315では、バックトレース162が既知のバグと一致するか否かを判断する。「既知のバックトレースバグか?」判断するプロシジャー315で前記バグが既知のバグであると判断された場合には、自動サポートプロセス300は、「ミニコアダンプを捨てる」プロシジャー321に続く。
【0037】
「コアダンプを要求する」プロシジャー317では、冒されたシステムのコアダンプ160が必要であることをユーザに知らせる。この通知には、コアダンプ160を生成し、それを製造者に届けるために必要な全ての命令が含まれる。好ましい実施の形態では、通知は、電気的にユーザに送られるが、この方法において通知を含める必要はない。
【0038】
「自動ハウスキーピング」プロシジャー319では、特定/未特定のバグに関する全ての関連情報、もしあればユーザに送られた解決法、それにこれらの事件の統計データをハウスキーピングデータベース151に記録する。パニックメッセージ解析機が問題の診断に失敗した場合には、「自動ハウスキーピング」プロシジャーで、この事件をアクティブのまま放置、すなわち未解決としてマーキングしておく。
【0039】
さらに、バグがバックトレースの解析によって特定された場合には、バックトレース解析によってバグについてのパニックメッセージ解析を示す相関性が存在する。これは、今後そのバグはより前の段階で解決することを意味する。
【0040】
例えば、ソフトウエアのバージョン1の第10行目にバグが最初に現れた場合には、パニックメッセージ解析機は、そのバグが第20行目に現れた場合には、正確なマッチング手法を用いていることからバージョン2におけるそのバグを特定できないであろう。しかし、バックトレース解析機では、より洗練されたアプローチを用いてバグを特定し、パニックメッセージ解析機にこの情報を渡す。自動サポートプロセス300は、「エンド」ターミナル325で終了する。
【0041】
「ミニコアダンプを捨てる」プロシジャー321では、ミニコアダンプ161がバグが特定されたのでもはや不要なものとして捨てられる。
【0042】
「解決法をユーザに送る」プロシジャー323では、特定されたバグに関連付けられている一つの解決法がバグデータベース152から抽出される。ユーザに提供される解決法は、特定されるバグに応じて変わる。例えば、どのように修正し、再度の発生を避けることについて詳述している命令、問題を修正するソフトウエアプログラムのコピー、あるいは、さらに問題を修正した製品を購入するための提案として記述される。
【0043】
自動サポートプロセス300は「自動ハウスキーピング」プロシジャー319に続く。
【0044】
操作方法−コアダンプ解析
図4は、参照符号400を付したコアダンププロセスを示している。コアダンププロセス400は、「スタート」ターミナル401から開始する。コアダンププロセス400は、コアダンプ160の解析が始まる「ユーザからコアが届く」プロシジャー403に続く。コアダンプ160は、先のパニックメッセージ163とバックトレース162の解析が失敗に終わった場合に「コアダンプ要求」プロシジャー317(図3)によって要求される。しかし、これら2つの解析方法は、さらにフェイルセーフシステム解析を提供するコアダンププロセス400の間に複写される。
【0045】
「パニックメッセージを解析する」プロシジャー405では、パニックメッセージ163は、それに含まれている認識されたデータ要素をサーバ装置140のバグデータベース152内の既知のバグに対応する既知のデータ要素と比較されて解析される。パニックメッセージには、システムが最後に動作したアドレス、ライン番号、テキスト及びソースコードファイル名、及びその他のデータが含まれている。
【0046】
「既知のバグか?」判断するプロシジャー407では、パニックメッセージが既知のバグであるか否かを判断する。「既知のバグか?」判断するプロシジャー407でそのバグが既知であると判断されたら、コアダンププロセス400は、「コアダンプを記録する」プロシジャー423に続く。
【0047】
「バックトレースを抽出する」プロシジャー409では、コアダンプ160からバックトレース162を抽出する。
【0048】
「バックトレースを解析する」プロシジャー411では、バックトレース162は、ファンクション名と、サーバ装置のバグデータベース152内の既知のバグに対応するファンクション名の認識されたシーケンスとの正確な一致を探すアルゴリズムを用いて解析される。
【0049】
「既知のバックトレースバグか?」判断するプロシジャー413では、バックトレース162が既知のバグと一致するか否かを判断する。「既知のバックトレースバグか?」判断するプロシジャー413で前記バグが既知のバグであると判断された場合には、コアダンププロセス400は、「コアダンプを記録する」プロシジャー423に続く。
【0050】
「コアスクリプト解析」プロシジャー415では、コアダンプ160内のデータ要素について、バグデータベース152内の既知のバグと対応するものを検索してコアダンプ160を自動的に解析する。
【0051】
「既知のコアバグか?」判断するプロシジャー417では、コアスクリプト解析によって既知のバグを特定できたか否かを判断する。「既知のコアバグか?」判断するプロシジャー417で前記バグが既知のバグであると判断された場合には、コアダンププロセス400は、「コアダンプを記録する」プロシジャー423に続く。
【0052】
「マニュアルコアダンプ解析」プロシジャー419では、コアダンプ160は、製造者側でマニュアル解析される。
【0053】
「マニュアル解決法をユーザに送る」プロシジャー421では、製造者側からコアダンプ160のマニュアル解析に基づく解決法がユーザに送られる。コアダンププロセス400は、「自動ハウスキーピング」プロシジャー427に続く。
【0054】
「コアダンプを記録する」プロシジャー423では、ミニコアダンプ161を記憶部に移動させる。
【0055】
「解決法をユーザに送る」プロシジャー425では、特定されたバグに対応する一つの解決法をバグデータベース152から抽出する。解決法は特定されたバグに応じて変わる。例えば、どのように修正し、再度の発生を避けることについて詳述している命令、問題を修正するソフトウエアプログラムのコピー、あるいは、さらに問題を修正した製品を購入するための提案として記述される。
【0056】
「自動ハウスキーピング」プロシジャー427では、特定/未特定のバグに関する全ての関連情報、もしあればユーザに送られた解決法、これらの事件の統計データ、さらに入力が必要な事項をバグデータベース152に記録する。
【0057】
さらに、バグがバックトレース解析によって特定された場合には、バックトレース解析によってバグについてのパニックメッセージ解析を示すという相関性が存在する。これは、今後そのバグはより前の段階で解決することを意味する。
【0058】
さらに、バグがコアの解析によって特定された場合には、コアによって、バグについてのバックトレース解析及びパニックメッセージ解析を示すという相関性が存在する。これは、今後、そのバグがより前の段階で解決することを意味する。
【0059】
コアダンププロセス400は、「エンド」ターミナル429で終了する。
【0060】
本発明の一般性
本発明は、上述のサービスに関連する必要はなく、種々の分野に一般的に応用できる。例えば、使用分野には以下の一又は二以上、あるいはその組合せを含んでいてもよい。
【0061】
さらに、ファイルサーバについての一般的な応用性について、本発明は、ネットワーク、ネットワーク装置、それにあらゆるタイプのソフトウエアへの汎用性がある。本発明の他の用途として最も一般的な形式は、この明細書を精読すれば、当業者にとって本発明の中に含まれるものであることが明白である。
【0062】
別例の実施の形態
ここには最も好ましい実施の形態について記載されているが、多くのバリエーションが本発明の範囲に含まれており、これらのバリエーションは当業者にとっても明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パニックメッセージ解析機用のシステムのブロック図である。
【図2】 パニックメッセージ解析機用のシステムのパニックメッセージ解析プロセスである。
【図3】 パニックメッセージ解析機用のシステムの自動サポートプロセスである。
【図4】 パニックメッセージ解析機用のシステムのコアダンププロセスである。
【符号の説明】
100 システム
110 クライアント
120 通信リンク
130 通信ネットワーク
140 サーバ
150 大容量記憶装置
151 ハウスキーピングデータベース
152 バグデータベース
160 コアダンプ
Claims (21)
- 処理システムのミニコアダンプとパニックメッセージを受け取るステップであって、前記パニックメッセージは、前記処理システムの故障事件に関する情報を含み、前記ミニコアダンプは、前記処理システムの完全なコアダンプの全部より少ないことを表す、ステップと、
前記パニックメッセージと前記ミニコアダンプに一組の規則を適用し、前記処理システムにおけるバグを特定することを試みるステップと、
一組の規則を適用してバグを特定する前記ステップが失敗であった場合に対応して、前記処理システムの完全なコアダンプを受け取り、解析して、前記バグを特定するステップと、
前記バグの特定に対応して、対策を生成するステップと、
の上記各ステップをコンピュータシステムにおいて実行するためのプログラムコードを含む、コンピュータプログラム。 - 前記パニックメッセージは、アドレス値、ソースコードファイル名を含む、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
- 前記パニックメッセージにおける前記アドレス値は、前記処理システムが最後に動作した時のアドレスである、請求項2に記載のコンピュータプログラム。
- 前記パニックメッセージは、ユーザによる操作に対応する、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
- 前記操作は、前記ユーザから通信ネットワークを介して製造者への前記パニックメッセージの電送である、請求項4に記載のコンピュータプログラム。
- 前記一組の規則を適用する前記ステップは、前記パニックメッセージと第1データベースの既知のバグとを比較するステップを含む、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
- 前記一組の規則を適用する前記ステップは、さらに前記パニックメッセージと前記第1データベース内のマッチングする既知のバグを特定するステップを含む、請求項6に記載のコンピュータプログラム。
- 前記対策は、前記処理システムのユーザへの解決法の配送である、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
- 前記配送は、通信ネットワークを越えての送信による、請求項8に記載のコンピュータプログラム。
- 前記対策は、統計データを第2データベースに記録するステップを含む、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
- 前記統計データは、前記パニックメッセージに関連する情報を含む、請求項10に記載のコンピュータプログラム。
- 前記ミニコアダンプは、実行されたプログラム情報のシーケンスのバックトレースを含み、前記一組の規則を前記シーケンスに適用してバグを特定するステップは、前記バックトレースを解析するステップを含む、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
- プロセッサと、
既知のバグについての情報を含むバグデータベースと、
前記プロセッサによって実行されるプログラム情報を記録するメモリと、
を備えたサーバシステムであって、
前記プログラム情報によって、
クライアントシステムのミニコアダンプとパニックメッセージを受け取るステップであって、前記パニックメッセージは、前記クライアントシステムの故障事件に関する情報を含み、前記ミニコアダンプは、前記クライアントシステムの完全なコアダンプの全部より少ないことを表す、ステップと、
前記パニックメッセージと前記ミニコアダンプに一組の規則を適用し、前記クライアントシステムにおけるバグを特定することを試みるステップと、
一組の規則を適用して前記バグを特定する前記ステップが失敗であった場合に対応して、前記クライアントシステムの完全なコアダンプを受け取り、解析して、前記バグを特定するステップと、
前記バグの特定に対応して、対策を生成するステップと、
を含む処理を前記サーバシステムにおいて実行する、サーバシステム。 - 前記ミニコアダンプは、実行されたプログラム情報のシーケンスのバックトレースを含み、前記処理は、前記バックトレースを解析するステップを含む、請求項13に記載のサーバシステム。
- 前記パニックメッセージは、アドレス値、ソースコードファイル名を含む、請求項13に記載のサーバシステム。
- 前記パニックメッセージは、前記クライアントシステムのユーザによって行われた操作に対応する、請求項13に記載のサーバシステム。
- 前記操作は、前記ユーザから通信ネットワークを介して製造者への前記パニックメッセージの電送である、請求項16に記載のサーバシステム。
- 前記対策は、解決法のユーザへの配送である、請求項13に記載のサーバシステム。
- 前記配送は、ネットワークを越える伝送による、請求項18に記載のサーバシステム。
- 前記対策は、さらに統計データを第2データベースに記録することを含む、請求項13に記載のサーバシステム。
- 前記統計データは、さらに前記パニックメッセージに関連する情報を含む、請求項20に記載のサーバシステム。
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