JP4976236B2 - クロスカット試験装置 - Google Patents

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Description

本発明は、塗装、めっき等を施した表面被覆金属材料の評価サンプルの表面に切り込みを入れるナイフ状カッターを取り付けたカッターホルダーがカッタースタンドに回転可能に支持されているクロスカット試験装置に関するものである。
塗装、めっき等を施した表面被覆金属材料のその被覆の密着性、耐食性を評価する際には、評価サンプル(以下、試料という)の素地である金属材料まで達する切り込みを入れるようになっている。
従来、例えば特許文献1に示される、カッターが取り付けられたクロスカット試験装置を用いて塗装、めっき等の防錆処理材料が被覆された試料の表面を何回も削りとり、切り込みが素地に達したと作業者が独自に判断していた。
特開2002−90288号公報
切り込みが素地に達したと作業者が独自に判断していたため、切り込み深さは一定していなかった。また、試料に施されている防錆処理材料には、色々な膜厚仕様があり、下は50μmから上は300μmと幅があり、さらに堅さの違いがあるため、同じように切り込みを入れたと作業者が認識しても、素地まで達していなかったり、達していても切り込み深さが異なっていた。このように、切り込み深さが異なっている場合、防錆処理材料の耐食性を評価する際に、素地である金属材料の腐食進展に差ができてしまい、同一試料内でも切り込み部に錆が出たり出なかったりすることがあった。また、同じ仕様のものでも錆の状態が異なった結果になったり、比較試験をした際に一方が大きく腐食したりして、切り込み深さが一定に入らなかったことが耐食性評価結果に影響を及ぼしていた。
本発明の目的は、試料の密着性、耐食性評価結果に影響を及ぼさないようにしたクロスカット試験装置を提供する。
本発明は、基板上にカッターレールと試料台レールとが直交する向きに固設され、カッターレールにはカッタースタンドが摺動自在に配置され、試料台レールには試料を載せる試料台が摺動自在に配置され、カッタースタンドには試料に平行に切り込みを入れるナイフ状カッターを取り付けたカッターホルダーが回転可能に支持されているクロスカット試験装置を対象とする。
本発明においては、前記カッターホルダーが、カッタースタンドに回転可能に支持されたアーム部と、該アーム部の一端に設けられて前記ナイフ状カッターを把持するカッター把持部とにより構成される。アーム部の他端にはレバーの一端が固定され、該レバーの他端にコイルばねの一端が固定される。コイルばねの他端は、一直線上に並べた状態で基板に設けられた複数のネジ穴のいずれかに螺合されたネジにより基板に固定される。レバーと、コイルばねと、該コイルばねの他端を基板に固定するネジとにより、試料に切り込みを入れる際にナイフ状カッターの刃先が試料の素地表面に与える押圧力を一定に保持する付勢手段が構成され、複数のネジ穴の中から前記ネジを螺合させるネジ穴を選択することにより、コイルばねを引っ張る距離を変えて前記押圧力を変え得るように構成されている。
以上のように、本発明によれば、切り込み深さを一定に入れることで、試料の素地の腐食進展に差がなく腐食させることができるので、耐食性評価の信頼性が向上し、同一試料においても異なる結果が出ることがなくなる。
また本発明によれば、試料に切り込みを入れる際にナイフ状カッターの刃先が試料の素地表面に与える押圧力を変えることができるので、試料に施される防錆処理材料の膜厚の違い、または、堅さの違いに対応させることができる。
図1ないし図4は本発明に係るクロスカット試験装置の一実施形態を示す概略構成図であり、図1は正面図、図2は平面図、図3は左側面図、図4は右側面図である。このクロスカット試験装置は図示するように、平板状の基板10を備え、この基板10上にはカッターレール11と試料台レール12とが直交する向きに固設されている。
カッターレール11には、カッタースタンド13が載せられてこのカッターレール11をガイドとして摺動自在に配置されている。カッターレール11の両端の試料台レール12には、カッタースタンド13の走行範囲の限界位置でこれを停止させるストッパー11aがそれぞれ設けられている。
試料台レール12には、試料14を載せる試料台15がこの試料台レール12をガイドとして摺動自在に配置されている。この試料14は、試料台15上に蝶ネジよりなる押え具16で押えられて試料台15に固定されている。この押え具16は試料台15に螺合されている。
カッタースタンド13には、試料14に平行に切り込み7を入れるナイフ状カッター6Aを取り付けたカッターホルダー17が支持されている。カッターホルダー17は、ナイフ状カッター6Aの刃先6aが所定の角度で試料14に対向されるように、カッタースタンド13に回転可能に支持されている。カッターホルダー17は、アーム部17aと、ナイフ状カッター6Aを把持するカッター把持部17bとからなり、カッター把持部17bがアーム部17aの一端に形成され、図1に示すようにT形をなしていて、アーム部17aが水平向きでカッタースタンド13に回転可能に支持されている。
カッタースタンド13を回転自在に貫通したカッターホルダー17のアーム部17aの他端には、レバー18が取り付けられ、その一端がネジ18aで固定されている。レバー18の他端には、例えば、コイルばね19が設けられており、その一端はレバー18の他端に固設されたネジ18bに取り付けられ、その他端は基板10の所定の位置に形成されたネジ穴10aに螺合されたネジ20に取り付けられている。ネジ穴10aは、コイルばね19が引っ張られた状態でナイフ状カッター6Aの刃先6aが試料14方向に近づくような位置に形成されている。このレバー18、ネジ18b、コイルばね19及びネジ20により、付勢手段30が構成される。
コイルばね19が引っ張られると、レバー18が回転すると共に、カッターホルダー17も一緒に回転され、ナイフ状カッター6Aの刃先6aが試料14に対して当接されるようになっている。
コイルばね19は、試料14に切り込みを入れる際に、ナイフ状カッター6Aの刃先6aが試料14の素地表面に与える押圧力を一定に保持させるように、ばね力が選定されて用いられる。また、試料14に施される防錆処理材料の膜厚の違い、または、堅さの違いに対応させて上記押圧力が可変されるように、基板10の所定の位置に複数のネジ穴10aが直線上に形成されており、この複数のネジ穴10aを選定することにより、ばねを引っ張る距離を変えて用いられる。
このようなクロスカット試験装置において、ナイフ状カッター6Aの刃先6aが試料台15方向に付勢されているので、例えば、カッターホルダー17を適宜のロック手段により、ナイフ状カッター6Aの刃先6aを試料台15から離す状態にしておく。つぎに、試料台15上に試料14を載せて固定し、ナイフ状カッター6Aの刃先6aが試料台15から離す状態を解除することにより、ナイフ状カッター6Aの刃先6aが試料14に食い込み、刃先6aが素地1に達する状態になる。この状態でカッタースタンド13をカッターレール11に沿って先方から手前側に移動させると、試料14に直線状の切り込みを入れることができる。つづいて、ナイフ状カッター6Aの刃先6aを試料14から離す状態にしておき、試料台15を試料台レール12に沿って所定長さを移動させた後、ナイフ状カッター6Aの刃が試料台15から離す状態を解除してカッタースタンド13をカッターレール11に沿って移動させる。このような操作を繰り返すことにより、所要本数の切り込みが試料14に入る。その後、試料台15上の試料14を90°回転して固定し、同様の操作で先の切り込みに対して直交する向きで切り込みを所要の本数入れることにより、直角の格子パターンの切り込みが得られる。
本発明に係るクロスカット試験装置の一実施形態の概略構成を示す正面図である。 本発明に係るクロスカット試験装置の一実施形態の概略構成を示す平面図である。 本発明に係るクロスカット試験装置の一実施形態の概略構成を示す左側面図である。 本発明に係るクロスカット試験装置の一実施形態の概略構成を示す右側面図である。
6A ナイフ状カッター
6a 刃先
10 基板
11 カッターレール
12 試料台レール
13 カッタースタンド
14 試料
15 試料台
17 カッターホルダー
30 付勢手段30

Claims (1)

  1. 基板上にカッターレールと試料台レールとが直交する向きに固設され、前記カッターレールにはカッタースタンドが摺動自在に配置され、前記試料台レールには試料を載せる試料台が摺動自在に配置され、前記カッタースタンドには試料に平行に切り込みを入れるナイフ状カッターを取り付けたカッターホルダーが回転可能に支持されているクロスカット試験装置において、
    前記カッターホルダーは、前記カッタースタンドに回転可能に支持されたアーム部と、前記アーム部の一端に設けられて前記ナイフ状カッターを把持するカッター把持部とからなり、
    前記アーム部の他端にはレバーの一端が固定され、
    前記レバーの他端にコイルばねの一端が固定され、
    前記コイルばねの他端は、一直線上に並べた状態で前記基板に設けられた複数のネジ穴のいずれかに螺合されたネジにより前記基板に固定され、
    前記レバーと、コイルばねと、該コイルばねの他端を前記基板に固定するネジとにより、前記試料に切り込みを入れる際に前記ナイフ状カッターの刃先が試料の素地表面に与える押圧力を一定に保持する付勢手段が構成され、
    前記複数のネジ穴の中から前記ネジを螺合させるネジ穴を選択することにより、前記コイルばねを引っ張る距離を変えて前記押圧力を変え得るように構成されているクロスカット試験装置。
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