JP4974253B2 - 模擬血管製造用のモールド、模擬血管の製造方法、及び模擬血管 - Google Patents

模擬血管製造用のモールド、模擬血管の製造方法、及び模擬血管 Download PDF

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Description

本発明は、模擬血管製造用のモールド、模擬血管の製造方法、及び模擬血管に係り、更に詳しくは、ステントの性能試験、冠動脈バイパス手術等の心臓外科の訓練及び手技評価に好適となる模擬血管及びその製造方法と、当該製造時に用いられるモールドに関する。
脂肪が沈着するプラーク化や石灰化などにより血管が狭窄した際には、ステントと呼ばれる医療器具で血管内腔を拡張させて血流を確保する。このステントについては、他の医療器具同様、患者への使用前に、動物実験や患者病変を模擬した体外装置を使い、有効性や安全性を評価しておくことが極めて重要である。しかしながら、石灰化により血管が狭窄した病変動物を作り出す技術は存在せず、仮に存在しても、再現性良くそのような病変血管を有する動物を作ることは極めて困難であると考えられる。また、狭窄部を有する血管モデルを作る技術として、特許文献1に模擬血管の製造方法が開示されている。この製造方法では、中央部分が他の部分よりも小径となる中子を使い、当該中子が収容される鋳型にポリビニルアルコール水溶液を入れて鋳込み、凍結、解凍を繰り返した後、前記中子の中央部分を折って取り出すことで、ポリビニルアルコールハイドロゲルからなる模擬血管が出来上がる。ここで、脂質相当の狭窄部を形成するために、鋳型にポリビニルアルコールを注入する際、アルコール濃度を低くした他のポリビニルアルコール水溶液が、鋳型の中央部分の穴から注入される。
特開2004−275682号公報
しかしながら、前記特許文献1の製造方法にあっては、成型後、中子の中央部分を折らなければならないため、当該中子を繰り返し使用することができず、一個の模擬血管を製造する度に新たな中子を用意する必要があり、コストパフォーマンスが悪いという問題がある。また、中子は、成型後に折らなければならないため、破壊し易い材質にしなければならず、このことが、型抜き前に中子を不意に破損させる要因となってしまい、模擬血管を安定して量産できないという問題もある。更に、前記製造方法では、脂質相当の狭窄部とそれ以外の部分とが、ポリビニルアルコール水溶液の濃度を変えて形成され、何れもポリビニルアルコールで形成されることになるから、脂質相当部分を作る際に注入したポリビニルアルコール水溶液が、周囲のポリビニルアルコール水溶液と混ざってしまい、狭窄部以外の非病変部分にも脂質相当部分が形成される虞がある。このため、所望の部位のみを脂質相当部分にするためには、アルコール濃度を低くしたポリビニルアルコール水溶液の注入量や注入圧を細かく調整しなければならず、製造が煩雑になるという問題もある。また、前記製造方法では、石灰化した狭窄部を有する模擬血管を形成することはできない。
本発明は、以上のような問題に着目して案出されたものであり、その目的は、実際の病変血管に近い狭窄部を簡単に得ることができる模擬血管製造用のモールド、模擬血管の製造方法、及び模擬血管を提供することにある。
(1)前記目的を達成するため、本発明は、模擬血管を製造する際に用いられる棒状のモールドであって、
隣り合う部位に対して径方向に凹んだ凹み部を備え、
前記凹み部は、最小径の部分で軸線方向に分割可能になっている、という構成を採っている。
(2)また、本発明は、模擬血管を製造する際に用いられる棒状のモールドであって、
外径がほぼ一定となるストレート部と、このストレート部に連なり当該ストレート部よりも外径が小さくなる凹み部とを備え、
前記凹み部は、軸線方向の両端側から中央部分に向かって次第に小径となる形状をなし、当該中央部分で軸線方向に分割可能となっている、という構成を採っている。
(3)更に、本発明は、模擬血管を製造する際に用いられる棒状のモールドであって、
軸線方向に貫通する内部空間がそれぞれ形成された第1及び第2の形成体と、前記各内部空間に挿通されることで、これら各形成体に対して着脱自在に取り付けられる軸部材とを備え、
前記第1及び第2の形成体は、窄まった先細部をそれぞれ備え、当該先細部の先端同士が相互に突き合わされて凹み部を形成した状態で、前記軸部材が取り付けられ、当該軸部材が取り外されたときに、前記各形成体が分離可能になる、という構成を採っている。
(4)ここで、前記第1及び/又は第2の形成体は、軸線方向に複数分割可能に設けられ、各分割部分を他の分割部分の何れにも連結可能な形状にするとよい。
(5)また、本発明に係る模擬血管の製造方法は、前記凹み部に第1の材料を付着させてから、前記モールドの外周面全体に第2の材料を付着させ、各材料がそれぞれ固化した後で、前記凹み部を分割し、前記モールドの軸線方向両端側を引っ張ることで、前記各材料から当該モールドを抜き取って模擬血管を得る、という手法を採っている。
(6)ここで、前記第1の材料は、リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、マグネシウム、ナトリウムの何れかの無機材料又はシリコーン、ラテックス、ポリウレタンの何れかの高分子材料、若しくは、前記無機材料及び前記高分子材料の混合材料であり、前記第2の材料は、シリコーン、ラテックス、ポリウレタンの何れかの高分子材料であり、石灰化による血管の狭窄部を模擬的に形成する、という手法を採ることができる。
(7)特に、前記第1の材料は、前記無機材料と前記高分子材料との配合割合を調整することで、硬度の異なる前記狭窄部を模擬的に形成する、という手法を採ることが好ましい。
(8)更に、前記凹み部には、シリコーン、ラテックス、ポリウレタンの何れかの高分子材料を付着させた上で前記第1の材料を付着させる、という手法を採ることができる。
(9)また、前記第1の材料は、液体状若しくはゼリー状の材料であり、前記第2の材料は、シリコーン、ラテックス、ポリウレタンの何れかの高分子材料であり、プラークによる血管の狭窄部を模擬的に形成する、という手法を採ることができる。
(10)更に、前記凹み部の分割部分に隙間を形成した状態で、前記第1の材料を付着し、当該第1の材料を加温して固化させる、という手法を採ることができる。
(11)また、本発明は、血管の非病変部分を模擬してほぼ一定の内径に設けられた模擬非病変部と、当該模擬非病変部に隣接し、血管の狭窄部を模擬して前記模擬非病変部よりも内径の小さい模擬狭窄部とを備えた模擬血管において、
前記模擬狭窄部は、リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、マグネシウム、ナトリウムの何れかの無機材料又はシリコーン、ラテックス、ポリウレタンの何れかの高分子材料、若しくは、前記無機材料及び前記高分子材料の混合材料によって形成される、という構成を採っている。
前記(1)〜(3)の構成によれば、凹み部の最小径の部分で分割可能になるため、モールドの外周面全体に模擬血管の材料を付着させ、当該材料が固化した後で凹み部を分割すると、材料の固化で得られた模擬血管の軸線方向両端側から、モールドを引き抜くことができる。このようにして得られた模擬血管は、凹み部によって形成された内壁膨出部分が血管の狭窄部に相当することになり、凹み部の形状を変えることで、実際の血管における様々な病態の狭窄部の形状を模擬することができ、種々のタイプの病変血管を簡単に模擬形成することができる。また、新たに模擬血管を形成する際には、一度分割された凹み部を再度結合することで、同一のモールドを何度も繰り返し使用することができ、同一形状の模擬血管を低コストで量産可能になる。更に、本発明のモールドは、材料から引き抜く際に破壊する必要がないため、強度の高い金属材料で形成可能となり、材料が固化する過程での不意なモールドの破壊が生じず、常時、安定して模擬血管を形成することができる。
前記(4)のように構成することで、各分割部分の数を増減することで、モールド全体の長さ調整が可能となり、長さの異なる模擬血管を一つのモールドで形成することができる。また、相互に形状が異なる凹み部を得るための分割部分のみを複数種類用意し、当該分割部分を適宜選択することで、その他の分割部分を共通化しながら形状の異なる狭窄部を形成することができ、最小限のモールドの部品点数で、より多くの狭窄部の形状を模擬した模擬血管を得ることができる。
前記(5)の手法によれば、モールドを破壊することなく、狭窄部を有する模擬血管を形成することができるため、コストパフォーマンスが良く、狭窄部が形成された実際の病変血管に近い模擬血管を簡単に得ることができる。
前記(6)の手法によれば、石灰化した狭窄部が形成された実際の病変血管を簡単に模擬形成することができる。
前記(7)の手法によれば、実際の病態に沿って固さの異なる模擬狭窄部を簡単に作り出すことができ、種々の病態に基づく様々な狭窄部の模擬が可能になる。
前記(8)の手法によれば、石灰化によって脆くなった狭窄部を有する病変血管の模擬が可能になる。
前記(9)の手法によれば、プラーク化した狭窄部が形成された実際の病変血管を簡単に模擬形成することができる。
前記(10)の手法によれば、第1の材料が固化する過程で、隙間の空気が第1の材料に入り込み、気泡からなるマークを第1の材料内に形成することができる。このマークは、模擬狭窄部の最も狭窄した部位付近の模擬血管の外周部分に形成されることになり、ステントの性能評価試験等を行う際に、前記マークを基に、ステントの留置目標地点を定めることができる。
前記(11)の構成によれば、簡単な手順で、石灰化した狭窄部を有する実際の病変血管に硬さの近い模擬血管を形成することができる。
本実施形態に係るモールドの概略平面図。 第1の形成体の概略分解断面図。 (A)〜(C)は、模擬血管の製造手順を説明するための模式図である。 炭酸カルシウムの含有率と狭窄部の硬度との関係を示すグラフ。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1には、本実施形態に係るモールドの概略平面図が示されている。この図において、モールド10は、左右方向ほぼ中央に凹み部12が形成されたステンレス製の丸棒状をなし、当該凹み部12における左右方向ほぼ中央の中央部分14で軸線方向に分割可能となっている。このモールド10は、中央部分14よりも図1中左側に位置する第1の形成体16と、中央部分14から同図中右側に位置する第2の形成体17と、これら第1及び第2の形成体16,17の内部を貫通する丸棒状の軸部材18とを備えて構成されている。
前記第1及び第2の形成体16,17は、ほぼ同一の形状をなしており、図1の使用状態で左右対称に配置され、外径が最小となる先端20同士が相互に突き合わされた状態となる。以下では、第1の形成体16について構成及び構造を詳述し、第1の形成体16の構成部分と同一若しくは同等の第2の形成体17の構成部分については、同一符号を用いて説明を省略する。
前記第1の形成体17は、軸線方向に3分割可能となっており、前記先端20を含む先端部材22と、先端部材22の図1中左端側に着脱自在に連結される中間部材23と、中間部材23の同図中左端側に着脱自在に連結される後端部材24とからなる。
前記先端部材22は、図2に示されるように、外径がほぼ一定となる直線状部26と、この直線状部26に連なって先端20に向かって次第に外径が小さくなる先細部27と、直線状部26及び先細部27の各内部で図2中左右方向となる軸線方向に延びる内部空間29とを備えている。
前記内部空間29は、図2中左右両端側が開放しており、同図中左側から段階的に内径が小さくように形成されている。すなわち、内部空間29は、同図中左端側に開放して最も内径が大きく設定された第1の空間領域31と、第1の空間領域31に通じて当該第1の空間領域31よりも内径が小さく設定された第2の空間領域32と、第2の空間領域32に通じて当該第2の空間領域32よりも内径が小さく設定された第3の空間領域33と、第3の空間領域33に通じて当該第3の空間領域33よりも内径が小さく設定されるとともに、先端20側に開放する第4の空間領域34とにより構成されている。ここで、第2の空間領域32の内周面には、ねじ溝36が形成されており、第4の空間領域34の内径は、前記軸部材18の外径とほぼ同一になっている。
前記中間部材23は、先端部材22の直線状部26と同一の外径に設けられて直線状に延びる直線状部38と、この直線状部38の図2中右側に連なって、先端部材22の図中左端側となる後端側からその内部空間29に挿入される連結部39と、直線状部38及び連結部39の各内部で軸線方向に延びる内部空間40とを備えている。
前記連結部39は、先端部材22の第1及び第2の空間領域31,32に嵌め込まれてほぼ全域が当該空間領域31,32の内部に収容可能となるサイズの段付き棒状に形成されている。この連結部39は、直線状部38に連なる第1の突領域41と、第1の突領域41に連なるとともに、当該第1の突領域41よりも外径の小さい第2の突領域42とからなる。この第2の突領域42の外周面には、先端部材22の第2の空間領域32のねじ溝36に係わり合うねじ溝44が形成されており、第2の突領域42を第2の空間領域32にねじ込むことによって、先端部材22と中間部材23が相互に脱落不能に連結される。
前記内部空間40は、図2中左右両端側が開放しており、同図中左側から段階的に内径が小さくように形成されている。当該内部空間40は、同図中左端側に開放して最も内径が大きく設定された第1の空間領域51と、第1の空間領域51に通じ当該第1の空間領域51よりも内径が小さく設定された第2の空間領域52と、第2の空間領域52に通じ当該第2の空間領域52よりも内径が小さく設定されるとともに、図2中右端側に開放する第3の空間領域53とにより構成されている。ここで、第1及び第2の空間領域51,52は、先端部材22の第1及び第2の空間領域31,32とほぼ同一の構成、形状及びサイズとなっており、ここでの第2の空間領域52も、先端部材22の第2の空間領域32と同様、内周面にねじ溝36が形成されている。また、特に限定されるものではないが、第3の空間領域53の内径は、先端部材22の第3の空間領域33とほぼ同一になっている。
前記後端部材24は、前記各直線状部26,38と同一の外径に設けられて直線状に延びる直線状部55と、この直線状部55の図2中右側に連なって、中間部材23の同図中左端側からその内部空間40に挿入される連結部56と、直線状部55及び連結部56の各内部で軸線方向に延びる内部空間57とを備えている。
前記直線状部55には、図2中左端側となる後端側に、外周面上に開放して内部空間57に向かって貫通するねじ穴59が一箇所形成されている。
前記連結部56は、中間部材23の第1及び第2の空間領域51,52に嵌め込まれてほぼ全域が当該空間領域51,52の内部に収容可能となるサイズの段付き棒状に形成されている。この連結部56は、中間部材23の連結部39とほぼ同一の構成、形状及びサイズとなっており、直線状部55に連なる第1の突領域61と、第1の突領域61に連なって当該第1の突領域61よりも外径が小さく設定されるとともに、外周面にねじ溝44が形成された第2の突領域62とからなる。従って、この第2の突領域62を中間部材23の第2の空間領域52にねじ込むことによって、中間部材23と後端部材24が相互に脱落不能に連結される。
前記内部空間57は、図2中左右両端側に開放しているとともに、内径が部分的に異なる段付き穴状に形成されている。当該内部空間57は、図2中左端側に開放する第1の空間領域71と、第1の空間領域71に通じるとともに、当該第1の空間領域71よりも内径が大きく設定された第2の空間領域72とにより構成されている。第1の空間領域71は、前記軸部材18の外径とほぼ同一の内径となっており、前記ねじ穴59が通じている。第2の空間領域72は、特に限定されるものではないが、先端部材22及び中間部材23の各第3の空間領域33,53とほぼ同一の内径に設けられている。
前記軸部材18は、第1及び第2の形成体16,17を合わせた長さよりも長くなっている。
次に、以上のように構成されたモールド10の一体化手順と、当該モールド10を使った模擬血管の製造方法について説明する。
先ず、中間部材23及び後端部材24の各連結部39,56を先端部材22及び中間部材23の内部空間29,40にねじ込むことで、先端部材22、中間部材23、及び後端部材24を連結し、これら部材22〜24が一体化された第1及び第2の形成体16,17を得る。そして、各形成体16,17の各先端20,20を相対させ、それらをほぼぴったり突き合わせた状態で、各形成体16,17の各内部空間29,40,57に軸部材18を挿通する。更に、第1及び第2の形成体16,17の各後端部材24,24に設けられたねじ穴59,59にねじSを挿入し、当該ねじSの先端で軸部材18を押さえ付ける。このとき、ねじ穴59に通じる第1の空間領域71は、軸部材18の外径とほぼ同一の内径であるため、軸部材18が隙間無くほぼぴったり挿通された状態になっている上で、当該軸部材18がねじSの先端で強く押し付けられることになる。つまり、このような取り付け状態では、軸部材18に対する第1及び第2の形成体16,17の移動及び回転が阻止されるようになっており、当該各形成体16,17の離間接近が規制されて前述の突き合わせ状態が維持されるとともに、各形成体16,17の相対回転が規制され、模擬血管の製造時におけるモールド10の捩れが規制されることになる。
以上のようにセットされたモールド10は、第1及び第2の形成体16,17の先細部27,27の先端20,20同士が突き合わされることにより、中央部分14に向かって次第に細径となるように湾曲する凹み部12が形成され、当該凹み部12の左右両側の部分が、外径がほぼ一定となるストレート部13となる。
そして、図3(A)に示されるように、リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、マグネシウム、ナトリウムの何れかの無機材料又はシリコーン、ラテックス、ポリウレタンの何れかの高分子材料、若しくは、前記無機材料及び前記高分子材料の混合材料である第1の材料75を凹み部12に塗布し、当該凹み部12の外周部分がストレート部13に近い外径になるように、第1の材料75で凹み部12を埋める。その後、凹み部12に第1の材料75が付着したモールド10を約80℃のオーブン内に入れ、約1時間程度放置することで、第1の材料75を固化させる。次に、同図(B)に示されるように、モールド10全体の外周面に所望の血管の厚みに応じた厚みでシリコーン、ラテックス、ポリウレタンの何れかの高分子材料からなる第2の材料76を塗布する。すなわち、ここでは、第2の材料76が、ねじS(図2参照)が装着された部分よりも先端側となるストレート部13の外周面上と、凹み部12に埋められた第1の材料75の外面上とに、万遍無く付着される。そして、モールド10ごと約80℃のオーブン内に入れ、約1時間程度放置することにより、第2の材料76を固化させ、モールド10の外周面側に模擬血管78が形成されることになる。その後、ねじSをモールド10から外して、第1及び第2の形成体16,17の何れかの後端側から軸部材18を抜き取る。このとき、第1及び第2の形成体16,17は、各先細部27,27が突き合わされた状態となっているが、これら先細部27,27は直接連結されていないので、軸部材18が抜き取られると各先細部27,27は相互に離間可能となり、それぞれの後端側を軸線方向に引っ張ることで、図3(C)に示されるように、模擬血管78から第1及び第2の形成体16,17が引き抜かれることになる。ここで、モールド10は、ステンレスで形成されているため、モールド10に第2の材料76が固着することなく、模擬血管78から第1及び第2の形成体16,17を難なく引き抜くことができる。このようにして得られた模擬血管78は、血管の非病変部分を模擬してほぼ一定の内径に設けられた模擬非病変部80と、模擬非病変部80に隣接し、血管の狭窄部を模擬して模擬非病変部よりも内径が小さく設定された模擬狭窄部81とからなる。ここで、模擬狭窄部81は、その内壁部分が、リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、マグネシウム、ナトリウムの何れかからなる無機材料又はシリコーン、ラテックス、ポリウレタンの何れかの高分子材料、若しくは、前記無機材料及び高分子材料の混合材料によって形成されることになり、石灰化による狭窄部が模擬される。
従って、このような実施形態によれば、モールド10は、凹み部12の最小径となる中央部分14で軸線方向に分離することができ、モールド10を折損することなく、固化した模擬血管78からの型抜きが可能になる。また、型抜きをする際に分離したモールド10は、次の模擬血管78を形成する際に、再び一体化させることができ、同一のモールド10を何度も繰り返し使用可能になるという効果を得る。更に、従来全く模擬されていなかった石灰化した模擬狭窄部81を含む模擬血管78を実際の状態に近い硬さで簡単に形成することができ、当該模擬狭窄部81に挿入されるステントの性能実験を実際の血管内腔の挿入状態に近い状態で行えるという効果をも得る。
なお、第1の材料75として、前記無機材料と前記高分子材料との混合材料を用いた場合、前記無機材料と前記高分子材料の配合割合を調整することで、硬度の異なる模擬狭窄部81を形成することができる。ここで、炭酸カルシウムとシリコーンの配合比を変えて得られた模擬狭窄部81に対し、JISK6253に規定された硬度試験(TypeE)を行ったところ、図4のグラフに示されるような結果が得られた。これによれば、炭酸カルシウムとシリコーンの合計を100%としたときの炭酸カルシウムの含有率と前記硬度との関係がほぼ比例関係となる結果が得られた。従って、シリコーンに対する炭酸カルシウムの含有率を変えることで、種々の病態に合わせた硬さの模擬狭窄部81を簡単に作り出すことができる。このことは、他の無機材料及び高分子材料についても同様である。
また、前記第1の材料75として、液体状若しくはゼリー状(例えば、ゼラチン)の材料を用い、これら材料が流出しないように袋やチューブ等に収容して凹み部12に付着させ、前記第2の材料76を前述したようにモールド10の外周面に塗布して固化させることで、プラークが模擬された模擬狭窄部81が形成されることになる。
更に、前記実施形態では、第1及び第2の形成体16,17がそれぞれ3分割可能になっているが、各分割部分となる先端部材22、中間部材23及び後端部材24が他の部材22,23,24に対してどれでも連結可能になっているため、先端部材22と中間部材23の間、或いは、中間部材23と後端部材24との間に他の中間部材23を取り付けて、中間部材23を更に増設することにより、若しくは、前記実施形態の態様に対し中間部材23を省略することで、前記実施形態に対してモールド10全体の長さを伸長若しくは短縮することができる。このように中間部材23の連結数を変えることで、得られる模擬血管78の長さを簡単に変えることができ、模擬血管78の長さに応じた数だけモールド10全体を用意する必要がなくなり、中間部材23を複数個用意するだけで、先端部材22及び後端部材24を共通化しながら種々の長さの模擬血管78を得ることができる。
また、湾曲形状の異なる先細部27を複数用意して適宜選択することにより、凹み部12の形状を簡単に変えることができ、厚みや形状の異なる種々の模擬狭窄部81を作り出すことができる。従って、様々な臨床例に沿った模擬狭窄部81を形成する際に、モールド10全体を多種用意する必要がなく、中間部材23や後端部材24を共通化し、先端部材22だけをアタッチメントとして交換することで、種々の形態の模擬狭窄部81が形成可能になる。
更に、第1及び第2の形成体16,17の各先端20,20の間に、第1の材料75が侵入しない程度の僅かな隙間を形成した状態で凹み部12を形成し、当該凹み部12に第1の材料75を付着させて、前述と同様の手順で模擬血管78を形成することもできる。このようにすると、加熱時に前記隙間の空気が第1の材料75内に入り込み、模擬狭窄部81の軸線方向ほぼ中央に気泡が混入した状態となる。この気泡は、模擬血管78内で最も内径の小さい部分を示すマークとして模擬血管78の外周面側に表出し、ステントの耐久性評価試験時のステント留置位置等の目安にすることができる。
また、凹み部12の表面に、シリコーン、ラテックス、ポリウレタンの何れかの高分子材料を凹み部12に塗布した上で、当該高分子材料と成分の異なる第1の材料75を重ねて塗布することで凹み部12を埋めた後、前述と同様の手順により第2の材料76を塗布して模擬血管78を形成することもできる。これにより、模擬狭窄部81の内壁が脆くなるように第1の材料75の成分調整をして石灰化を模擬した場合でも、凹み部12に最初に塗布した高分子材料により、脆くなった内壁の不意な崩落等が防止されることになり、実際の病変血管の一態様である脆い石灰化状態の模擬及び維持が可能になる。
その他、本発明におけるモールド10の構成は図示構成例に限定されるものではなく、凹み部12の最小径部分が軸線方向に分割可能となる限りにおいて、種々の変更が可能である。
符号の説明
10 モールド
12 凹み部
13 ストレート部
14 中央部分
16 第1の形成体
17 第2の形成体
18 軸部材
20 先端
22 先端部材
23 中間部材
24 後端部材
27 先細部
29 内部空間
40 内部空間
57 内部空間
75 第1の材料
76 第2の材料
78 模擬血管
80 模擬非病変部
81 模擬狭窄部

Claims (9)

  1. 模擬血管を製造する際に用いられる棒状のモールドであって、
    軸線方向に貫通する内部空間がそれぞれ形成された第1及び第2の形成体と、前記各内部空間に挿通されることで、これら各形成体に対して着脱自在に取り付けられる軸部材とを備え、
    前記第1及び第2の形成体は、窄まった先細部をそれぞれ備え、当該先細部の先端同士が相互に突き合わされて凹み部を形成した状態で、前記軸部材が取り付けられ、当該軸部材が取り外されたときに、前記各形成体が分離可能になることを特徴とする模擬血管製造用のモールド。
  2. 前記第1及び/又は第2の形成体は、軸線方向に複数分割可能に設けられ、各分割部分が他の分割部分の何れにも連結可能な形状であることを特徴とする請求項1記載の模擬血管製造用のモールド。
  3. 請求項1に記載のモールドを用いた模擬血管の製造方法であって、
    前記凹み部に第1の材料を付着させてから、前記モールドの外周面全体に第2の材料を付着させ、各材料がそれぞれ固化した後で、前記第1及び第2の形成体から前記軸部材を抜き取り、前記モールドの軸線方向両端側を引っ張ることで、前記各材料から当該モールドを抜き取って模擬血管を得ることを特徴とする模擬血管の製造方法。
  4. 前記第1の材料は、リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、マグネシウム、ナトリウムの何れかの無機材料、又はシリコーン、ラテックス、ポリウレタンの何れかの高分子材料と前記無機材料との混合材料であり、前記第2の材料は、シリコーン、ラテックス、ポリウレタンの何れかの高分子材料であり、石灰化による血管の狭窄部を模擬的に形成することを特徴とする請求項3記載の模擬血管の製造方法。
  5. 前記第1の材料は、前記無機材料と前記高分子材料との配合割合を調整することで、硬度の異なる前記狭窄部を模擬的に形成することを特徴とする請求項4記載の模擬血管の製造方法。
  6. 前記凹み部には、シリコーン、ラテックス、ポリウレタンの何れかの高分子材料を付着させた上で前記第1の材料を付着させることを特徴とする請求項3、4又は5記載の模擬血管の製造方法。
  7. 前記第1の材料は、液体状若しくはゼリー状の材料であり、前記第2の材料は、シリコーン、ラテックス、ポリウレタンの何れかの高分子材料であり、プラークによる血管の狭窄部を模擬的に形成することを特徴とする請求項3記載の模擬血管の製造方法。
  8. 前記第1及び第2の形成体の各先端の間に隙間を形成した状態で、前記第1の材料を付着し、当該第1の材料を加温して固化させることを特徴とする請求項3、4、5又は7記載の模擬血管の製造方法。
  9. 血管の非病変部分を模擬してほぼ一定の内径に設けられた模擬非病変部と、当該模擬非病変部に隣接し、石灰化による血管の狭窄部を模擬して前記模擬非病変部よりも内径の小さい模擬狭窄部とを備えた模擬血管において、
    前記模擬非病変部は、シリコーン、ラテックス、ポリウレタンの何れかの高分子材料によって形成され、
    前記模擬狭窄部は、リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、マグネシウム、ナトリウムの何れかの無機材料、又はシリコーン、ラテックス、ポリウレタンの何れかの高分子材料と前記無機材料との混合材料によって形成されていることを特徴とする模擬血管。
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