JP4972650B2 - 外科的切除及び誘発電位の監視のための器具及びシステム - Google Patents

外科的切除及び誘発電位の監視のための器具及びシステム Download PDF

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Description

本発明は、ガ化的切除手順及び外科的切除器具に関する。より詳細には、形態は、高速度の切除、また、幾つかの実施の形態において、電気的探知又は誘発電位(evoked potential)の監視機能を果たすことができる外科的切除器具並びにかかる装置を利用する手順(procedures)に関する。
外科的切除器具は、多種多様の手順(procedures)を実行するため一般に使用されている。例えば、多くの神経学的外科手術は、高速度にて回転するバー(bur)又はその他の切除先端(cutting tips)を介して骨又はその他の硬い組織を部分的に又は完全に除去することを含む。
この分野における一例としての手順は、蝸牛開口術、音波による神経腫瘍の除去、及び鼓室形成術における中隔の除去を含む。多様なその他の外科手術は、同様に骨/硬い組織の切除又は除去を必要とする。典型的な外科的切除器具は、切除器具を回転させるドリルハンドピースを含むドリルに類似したものである。ハンドピースは、モータ及びチャック又はその他のアダプタを収容し、チャックは、足操作式又は指操作式スイッチの制御の下、モータによって回転させる。
人間の神経は、多くの外科的手順にて、骨又は組織を除去する領域に近接していることがしばしばである。このため、この型式の外科的切除手術及び器具に関する一般的な懸念は、偶発的な切除又は過剰な熱を通じて神経を切断し又はさもなければ損傷させる危険性がある点である。例えば、バルク骨除去のため、真直ぐなバー切除器具が使用されたとき、外科医は、過度に攻撃的な切除及び震動並びに関係した神経の損傷について懸念するであろう。別の一例として、指操作式切除の適用例にて使用される湾曲したバー切除器具は、切除バーにて多量の熱を放出し、神経を損傷させる懸念を生じさせる。
事実上、多くの場合、上述した外科的切除器具は、神経の位置を測定して外科的手順を完了させるため、追加的なステップ及び器具を要求する。例えば、乳突削開術は、乳頭状骨膜を露出させ、次に、切除器具及び顕微鏡を使用して乳様突起を慎重に穿孔し/除去するステップを含む。更に、患者は、神経を予想されない領域内に配置し、外科医が通常、神経組織の案内部と称するであろう解剖学的標識が存在しないようにする生来的又は医原性の欠陥のため、異常な解剖学的形態を有することがある。かかる手順を実行する間、外科医は、外科用切除器具にて順次切除し、次に、別個の誘発電位の監視システムのハンドピースを使用して神経の切除領域を探知することが要求されよう。このことは、当然に、時間を消費し、従って、望ましくないことである。
本発明の実施の形態は、モータ及び駆動機構を有するモータ組立体と共に使用する外科的切除器具に関する。切除器具は、基端部分及び末端部分を画成する細長い駆動部材と、駆動部材の末端部分に固定された切除先端と、モータ組立体の駆動機構と接続し得るようにされた非導電性の継手本体であって、駆動部材の基端部分に固定された上記継手本体とを含む。器具は、また、継手本体及び駆動部材の基端部分を維持するハウジングと、刺激エネルギ源と接続される電気コネクタとを含む。特に、電気コネクタは、少なくとも駆動部材をより確立された電気経路を介して切除先端と電気的に連通している。1つの実施の形態において、切除器具は、湾曲した形態を有ている。その他の実施の形態において、切除器具は、真直ぐである。
本発明のその他の実施の形態は、外科的切除器具と、モータ組立体と、誘発電位のモニターシステムとを含む外科的切除システムに関するものである。外科的切除器具は、細長い駆動部材と、切除先端と、非導電性の継手本体と、ハウジングと、電気経路を介して切除先端と電気的に連通した電気コネクタとを含む。モータ組立体は、駆動モータと、モータにより駆動される駆動機構とを含む。継手本体及び駆動機構は、互いに解放可能に取り付け得る形態とされている。継手本体は、切除器具をモータ組立体に取り付けたとき、駆動機構を切除先端の電気経路から電気的に隔離する。誘発電位のモニターシステムは、電気コネクタ及び電気経路を介して刺激エネルギを切除先端に印加し得るよう電気コネクタを介して切除先端に選択的に、電気的に連結されたエネルギ源を含む。
本発明の更にその他の実施の形態は、細長い駆動部材と、切除先端と、非導電性の継手本体と、ハウジングと、電気経路を介して切除先端と電気的に接続された電気コネクタとを有する外科的切除器具を提供するステップを含む、ガ化的切除手順を実行する手順に関する。モータ組立体は、継手本体に連結されている。誘発電位の監視システムは、電気コネクタを介して切除器具と接続され、誘発電位のモニターシステムのエネルギ源が切除先端と電気的に連通しているようにする。モータ組立体を作動させて切除先端にて切除術を実行し得るようにする。刺激エネルギが切除先端に印加され、切除先端が神経に近接したことことを誘発電位のモニターシステムにより検出するのを容易にする。
本発明の更にその他の実施の形態は、モータハウジングと、駆動機構を駆動するモータとを含むモータ組立体と共に使用される外科的切除器具に関する。外科的切除器具は、細長い駆動部材と、切除先端と、非導電性の継手本体と、非導電性の器具ハウジングとを含む。
切除先端は、細長い駆動部材の末端部分に固定される一方、非導電性の継手本体は、その基端部分に固定されている。更に、非導電性の継手本体は、モータ組立体の駆動機構に選択的に取り付け得る形態とされている。器具ハウジングは、ハウジングから分離して設けられ、細長い駆動部材の一部分及び継手本体を維持する。モータ組立体に取り付けられたとき、継手本体及び器具ハウジングは、切除先端をモータ組立体により発生された電気的ノイズ又は摩擦電気ノイズから隔離する。
外科的切除器具20の1つの実施の形態が図1及び図2に示される。外科的切除器具20は、外側支持管22と、細長い駆動部材24と、切除先端26と、継手本体(例えば、柄状部)28と、ハウジング30と、電気コネクタ32とを含む。一般的な状態にて、細長い駆動部材24は、外側支持管22内に同軸状に配設されている。切除先端26は、細長い駆動部材24と接続され且つ該駆動部材24から末端方向に伸びている。継手本体28は、細長い駆動部材24に固定されている。ハウジング30は、外側支持管22及び継手本体28を維持する。電気コネクタ32は、少なくとも部分的に、駆動部材24により確立された電気経路を介して電気エネルギを電源(図示せず)から切除先端26まで送り出し、継手本体28は、電気経路をさもなければ、継手本体28に基端方向に取り付けられる構成要素(例えば、モータ組立体)から電気的に隔離する。
一部の実施の形態において、細長い駆動部材24が外側管22に対して回転したとき(例えば、モータ組立体(図示せず)を介して)、細長い駆動部材24と外側管22との間にジャーナル軸受が確立される。一部の実施の形態において、外科的切除器具20及びその構成要素は、極めて速い回転速度(80,000RPM程度)を容易にする1つ又はより多くの特徴部を提供し、外側管22、従って、細長い駆動部材24は、望まれる場合、1つ又はより多くの湾曲したセグメントを画成する。その教示内容を参考として引用し本明細書に含めた、米国特許出願番号10/776,835(2004年2月11日付けで出願された、「高速度の外科的切除器具(High Speed Surgical Cutting Instrument)」という名称)には、1つの実施の形態に従ったかかる特徴部の例が記載されている。
外側管22は、基端42にて終わる基端領域40と、末端46にて終わる末端領域44と、基端領域40と末端領域44との間の中間領域47とを画成する細長い管状体である。更に、外側管22は、基端42から末端46まで伸びる管腔48(図2に最も良く図示)を画成する。このように、外側管22の内面50は、管腔48を画成する。
外側管22は、多様な長手方向形状をとることができる。図1に参照番号52で示したように、1つの実施の形態において、外側管22は、中間領域47及び(又は)末端領域44の一方又は双方に沿って湾曲したセグメントを含む。更に、外側管22は、図1に示した実施の形態にて、回転ジャーナル軸受(すなわち摩擦滑りジャーナル軸受)を細長い駆動部材24に対して形成するのを容易にする構造とされている。以下により詳細に示すように、外側管22は、本発明の一部の実施の形態にて、電気経路の一部として作用する。従って、外側管22の少なくとも一部分は、導電性材料にて形成されており、このため、外側管22は、細長い駆動部材24及び電気コネクタ32と電気的に連通することができる。外側管22は、また、外側管22に対し、望まれるような寸法上及び曲率上の制約を満足させる高強度、高剛性の特徴部を提供するよう選ばれた材料にても形成される。1つの実施の形態において、外側管22は、ステンレス鋼のような、従来の外科用器具の材料にて形成される。
図2を参照すると、細長い駆動部材24は、基端部分60と、末端部分62とを含む。細長い駆動部材24は、外側管22よりも長い全体的な長手方向長さを有しており、このため、最終的に組み立てたとき、基端部分60及び末端部分62は、外側管22の端部42、46からそれぞれ伸びている。細長い駆動部材24は、相対的に薄い構造ともされている。特に、細長い部材24が薄い厚さであることは、器具20の一部としてボール軸受組立体が存在しないことと相俟って、管腔48が相対的に小径であることを許容し、このため、好ましい最小外径のときでさえ、外側管22は、外側管22に対する適正材料(例えば、17−4ステンレス鋼)が選ばれたとき、必須の剛性を提供するのに十分な厚さを有することができる。
1つの実施の形態において、細長い駆動部材24は、湾曲した軸方向長さに沿って構造的一体性を維持しつつ、ジャーナル軸受を外側管22に対して回転させるのを容易にする構造ともされている。特に、細長い駆動部材24は、高強度及び良好な疲労特性を示すよう形成される。更に、細長い駆動部材24の少なくとも一部分は、外側支持管22、細長い駆動部材24及び以下により詳細に説明するように、切除先端26の間の電気的連通を容易にするよう導電性材料にて形成される。このように、1つの実施の形態において、細長い駆動部材24は、M2焼入れ工具鋼にて形成される。これと代替的に、細長い駆動部材24に対し所望の耐久性、破断抵抗性、導電率等を示すその他の材料を採用することができる。
外科的切除器具20の組み立てについて、以下により詳細に説明する。しかし、外側管22及び細長い駆動部材24の組み立てに関して、その間に流体力学的ジャーナル軸受を形成するのを容易にするため、2つの構成要素22、24間の境界面の長さに沿って潤滑剤(図示せず)が提供されることが好ましい。細長い駆動部材24は、該細長い駆動部材24が流体力学効果により支持されているため、その細長い駆動部材24が回転したとき、外側管22に対して効果的に「浮動する」。以下により詳細に説明するように、外側管22と駆動部材24との密着は、常時、所望の電気経路が構成要素22、24の間に維持されて、潤滑剤は必ずしも導電性である必要はないことを保証する。別の実施の形態において、潤滑剤は、導電性であり、外側管22と細長い駆動部材24との間の電気的連通を更に促進する。このように、1つの実施の形態において、潤滑剤は、マサチューセッツ州、フェアヘブンのナイ ルーブリカンツ(Nye Lubricants)からナイオゲル(Nyogel)756Gという商標名にて販売されている潤滑剤のような導電性グリース潤滑剤である。しかし、本明細書に鑑みて、その他の導電性潤滑剤の材料も採用できることを理解すべきである。
切削先端26は、多様な形態をとることができ、1つの実施の形態において、切除バー70と、装着端部72とを有している。装着端部72は、細長い駆動部材24の末端部分62を受け入れ得るような寸法とされている。この目的のため、切除先端26は、例えば、溶接、ろう付け、圧力嵌め、熱シュリンク嵌め、接着剤等のような多数の既知の手順を介して細長い駆動部材24の末端部分62に固定することができる。これと代替的に、細長い駆動部材24及び切除先端26は、細長い駆動部材24及び切除先端26を単一の在庫材料片から機械加工すること等により一体的に形成してもよい。しかし、細長い駆動部材24及び切除先端26は、2つの構成要素24、26間の電気的連通を促進する態様にて固定しなければならない。従って、切除先端26は、1つの実施の形態において、ニッケル合金材料のような導電性材料にて形成される。切除先端26は、小さいダイヤモンドバーのような、切除構造体を含むことができようが、かかる構造体と組織との間の空間及び切除術と関係した流体は、切除領域(図示せず)と切除先端26の導電性部分との間の電気的接触を許容することを理解すべきである。しかし、切除バー70の全体的な形態は、当該技術にて既知の多様な形状及び寸法(例えば、2mmの溝付き、1mmの菱形等)をとることができる。これと代替的に、切除先端26は、組織及び(又は)骨の切除手順に適した任意のその他の形態をとるようにしてもよい。
継手本体28は、多様な形態をとることができるが、全体として、モータ組立体(図示せず)を細長い駆動部材24と接続するのを容易にする形態とされている。以下のより詳細な説明にて理解し得るように、本発明の幾つかの実施の形態は、モータ組立体を細長い駆動部材24から電気的に絶縁することを必要とする。かかる1つの実施の形態において、継手本体28は、モータ組立体が細長い駆動部材24から電気的に絶縁されることを保証し得るよう非導電性材料にて形成される。例えば、1つの実施の形態において、継手本体28は、MA州、ピッツフィールドのGEプラスチックス(GE Plastics)から入手可能なウルテム(Ultem)(登録商標名)樹脂のような、非導電性セラミック又はプラスチック材料にて形成される。これと代替的に、継手本体28は、薄い非導電性の外部被覆を有する金属/金属合金にて形成されたものとしてもよい。
モータ組立体(図示せず)は、電動、電池駆動式又は空圧式のような、典型的に外科的切除器具と共に採用される型式のものとすることができることを理解すべきである。一例としてのモータ組立体は、フロリダ州、ジャクソンビルのメドトロニック−ゾーメド(Medtronic-Xomed)からヴィサオ(Visao)(登録商標名)という商品名にて入手可能である。これと代替的に、その他の型式のモータ又はドリル駆動システムを採用してもよい。一般的な状態にて、モータ組立体は、駆動モータを維持するハウジングを含む。モータは、切除器具20をモータ組立体に取り付けたとき、細長い駆動部材24と接続される軸又はその他の駆動機構を駆動する(例えば、回転させる)。この目的のため、駆動機構は、機械的コネクタのような、切除装置との接続又は連結を容易にする外科的切除器具と共に典型的に採用される型式のコネクタ、非接触式の空気駆動継手等を含む(例えば、駆動機構は、駆動モータに対向したモータ被駆動軸から伸びるチャックを含むことができる)。この点に留意して、図1及び図2の継手本体28は、継手本体28を駆動機構に選択的に取り付けるため、機械型式の駆動機構コネクタ(例えば、チャック)と共に使用し得るようにされており、継手本体28は、駆動機構、従って、モータを細長い駆動部材24から電気的に絶縁する。
より特定的な状態において、また、1つの実施の形態において、継手本体28は、末端部分80及び基端部分82により画成される。末端部分80は、その末端86から伸びる第一の通路84を形成する。第一の通路84は、外側管22の基端42をルーズに受け入れる寸法とされた直径を画成し、外側管22を全体として基端部分82に対して整合させる作用を果たす。重要なことは、末端部分80は、外側管22の回りにて自由に回転可能な点である。基端部分82は、第一の通路84から基端方向に伸びる第二の通路87を形成する。第二の通路87は、細長い駆動部材24の基端部分60を受け入れ且つ維持する寸法とされている。この点に関して、継手本体28は、多様な技術により細長い駆動部材の基端部分60に更に固定することができる。例えば、継手本体28は、細長い駆動部材24上にオーバ成形することができる。しかし、1つの実施の形態において、継手本体28は、ヘンケルロックタイトコーポレーション(Henkel Loctite Corp)から入手可能なロックタイト(Loctite)(登録商標名)M−31CL(登録商標名)のようなエポキシにより細長い駆動部材24の基端部分60に更に固定される。これと代替的に、その他のエポキシ又は接着剤を使用してもよい。
継手本体28の基端部分82は、その各々が例えば、チャックのような、モータ組立体の駆動機構(図示せず)との連結を容易にし得るようにされた溝90及び柄状部92を形成する。柄状部92は、継手本体28への駆動機構の迅速で均一な組み立てを促進する案内面として作用する。しかし、この場合にも、継手本体28は、多様なその他の形態をとることができる。
継手本体28と同様に、ハウジング30は、多様な形態をとることができ、また、全体として、外側管22を支持し且つ、継手本体28及び細長い駆動部材24のモータ組立体又は「ハンドピース」(図示せず)への装着を容易にする形態とされている。器具ハウジング30は、モータ組立体/ハンドピースと関係した任意のハウジングから離して提供される。1つの実施の形態において、ハウジング30は、非導電性材料にて形成されており、このため、ハウジング30は、切除器具20をモータ組立体に組み付けたとき、細長い駆動部材24、特に、切除先端26からモータ組立体を電気的に隔離することも容易にする。例えば、1つの実施の形態において、ハウジング30は、液晶ポリマーにて形成される。この目的のため、ハウジング30は、外側管22上にインサート成形することができる。これと代替的に、糊付け、溶接、圧力嵌め、熱シュリンク嵌め等のような、多様なその他の組み立て技術が等しく受容可能である。
ハウジング30は、モータ組立体への取り付けを容易にする多様な特徴部を含むことができる。1つの実施の形態において、ハウジング30は、複数の隔てた指状体104により画成された開放した基端102を有する中央開口100を形成する。中央開口100は、モータ組立体の少なくとも一部分(例えば、モータ組立体の駆動機構のチャック部分を維持するであろうコレット)を受け入れる寸法とされ、指状体104は、モータ組立体を開口100内にて捕捉する作用を果たす。更に、又はこれと代替的に、ハウジング30は、スナップ嵌め、ねじ、締まり嵌め等を介してモータ組立体に装着することを容易にする形態としてもよい。更に、図1及び図2の実施の形態の場合、ハウジング30は、開口100と流体的に接続された通路106を画成する。通路106は、外側管22を維持する寸法とされ、また、インサート成形する間に形成することができる。
電気コネクタ32は、露出端部112を有する絶縁線110を含む。明確化の目的のため、線110の寸法は、図1及び図2にて誇張して示してある。図1に示したように、露出端部112は、外側支持管22の外面にはんだ付けされ、線の末端部分は、ハウジング30により支持されている。しかし、代替的な実施の形態において、電気コネクタ32は、外側支持管22に溶接し、金属コネクタ(例えば、ねじ)により装着し、圧力嵌めし、クリンプ止めし又は導電性接着剤にて装着し又は外側支持管22と一体的に形成してもよい。一般的な状態にて、電気コネクタ32、特に、線110は、外側管22の長さに沿った任意の箇所にて電気的に接続することができる。しかし、ハウジング30の最も近く又はハウジング30内の取り囲まれた領域が最も人間工学的である。
外科的切除器具20は、細長い駆動部材24を外側管22の管腔48内に同軸状に配設することにより、組み立てられる。上述したように、1つの実施の形態において、細長い駆動部材24と外側管22の内面50との間の境界面の少なくとも一部分、好ましくは、その全体に沿ってグリース潤滑剤(図示せず)が配設される。外側管22は、図1に示したように、ハウジング30に組み付けられ、中間領域47及び末端領域44はハウジング30の末端側まで伸びている。上述したように、1つの実施の形態において、電気コネクタ32の絶縁線110は、外側管22の一部分にはんだ付けされるから、外側管22と電気的に連通している。
ハウジング30は、外側管22及び外側管22から伸びる電気コネクタ32の一部分の双方の上にインサート成形し、次に、細長い駆動部材24を管腔48内に配置する。更に、1つの実施の形態において、外側の非導電性被覆又はスリーブ(図示せず)がハウジング30の末端側にて外側管22上に形成され又は設けられる。例えば、1つの実施の形態において、非導電性スリーブ(例えば、ポリエステルのシュリンク管)は、ハウジング30から末端46まで末端方向に伸びるであろう外側管22の外側部分の回りに嵌合されている。以下のより詳細な説明から理解されるように、非導電性被覆又はスリーブは、電気プローブとして作用する切除先端26の能力を向上させ、刺激エネルギが印加されたとき、電流が取り巻く組織、骨又はその他の構成体に分路する(金属管22が外側にて「露出された」ままにされるとき生じるであろう)ことを防止する。
更に、1つの実施の形態において、材料の選択及び形成されるジャーナル軸受のような外科的切除器具20の色々な設計上の特徴は、図1に参照番号Bで示したように、細長い駆動部材24が外側管22の末端部46の末端側にて制限された程度のみ露出することを許容する。例えば、細長い駆動部材24の露出した長さBは、0.1インチ(2.54mm)未満であることが好ましく、0.05インチ(1.3mm)未満であることがより好ましい。本開示に鑑みて、環境に対する、細長い駆動部材24(さもなければ、導電性)のこの制限された露出は、電気的分路の可能性を少なくすることにより、電気プローブとしての切除先端26のより効果的な使用を向上させることを理解すべきである。
しかし、継手本体28は、細長い駆動部材24の基端部分60に固定される一方、切除先端26は、細長い駆動部材24の末端部分62に装着される。この組立体において、電気コネクタ32の絶縁線110は、外側支持管22と電気的に連通する一方、外側支持管22は、細長い駆動部材24と電気的に連通し、細長い駆動部材24は、切除先端26と電気的に連通する。このことは、電気コネクタ32、外側支持管22、細長い駆動部材24及び切除先端26から成る電気経路を形成することになる。
上記にて言及したように、器具20は、電気コネクタ32と切除先端26との間に極めて安定的な電気経路を提供する。1つの実施の形態において、外側管22と細長い駆動部材24との間の密着(少なくとも一部分、曲がりに起因する)は、2つの構成要素22、24間に連続的な電気的継手を確立し且つそれを均一に維持し、外側管22と駆動部材24との間に提供される任意の潤滑剤が導電性である必要はないようにする。代替的な実施の形態において、ジャーナル軸受に対して導電性グリースを使用することは、外側支持管22と細長い駆動部材24との間の連続的な電気的連通状態を更に維持する作用を果たす。しかし、ジャーナル軸受は、休止時と、例えば、20,000RPM以上に達し、特に、約80,000RPMに達するような、高速度の切除術間との双方にて、電気コネクタ32と切除先端26との間の連続的な電気的連通状態を維持する作用を果たす。一方、非導電性継手本体28及び非導電性ハウジング30は、モータ組立体(図示せず)を電気経路から絶縁し、電気通路を通って切除先端26まで流れる電流が中断し又は誤方向となるのを防止する作用を果たす。このモータ組立体の電気的隔離は、モータ組立体(又はハンドピース)が接地されるとき、特に、重要なことである。特に、この電気的隔離は、電流が電気コネクタ32と切除先端26との間の電気経路から分路するのを防止する。
更に、患者に使用された構成要素(すなわち、切除先端26)をモータ組立体(図示せず)から電気的に隔離することにより、非導電性継手本体28及びハウジング30は、適正に作動するため患者からの生体信号に依存するであろう手術箇所に又はその付近に配置されたその他の装置との干渉を引き起こすであろう、電気的ノイズ又は摩擦電気ノイズがモータ組立体から切除先端26まで伝達されるのを防止する作用を果たす。このように、切除器具20は、患者の状況を手術間にて監視する目的のため、EMG、EKG、EEG、ABR等のような、低レベルの生体信号を増幅するその他の装置と共に使用するのに極めて適合可能である。実際、代替的な実施の形態において、導電体32は廃止して、形成される切除器具が別個の患者の監視装置と共に使用されるとき、既存の設計のものに勝る明確に有利な点を提供するようにしてもよい。
外科的切除器具20は、高速度の手術を実行することのできる湾曲した軸の形態を提供するものとして説明したが、その他の実施の形態にて、より従来型式の真直ぐな軸の設計を採用することが可能であり、また、より大きい軸の直径及び直径7mm以上の切除先端(例えば、バルク骨除去法用の)を支持することができる。例えば、外科的切除器具20は、外側管22、従って、細長い駆動部材24を有するよう形成し、真直ぐ又は線状の形状となるようにすることができる。これと代替的に、図3には、細長い駆動部材124と、切除先端126と、継手本体128と、ハウジング130と、電気コネクタ132と、軸受組立体134とを含む、本発明の原理に従った別の実施の形態による外科的切除器具120が示されている。外科的切除器具120は、モータ組立体又は「ハンドピース」(図示せず)の正面側に装着して細長い駆動部材124及び切除先端126に対し追加的な安定性を提供する(例えば、震動を防止する)ことのできる「バー拡張器」と称されることがあるものと同様の「先端ピース」として使用することができる。更に、また、以下に説明するように、外科的切除器具120は、電気コネクタ132から切除先端126までの電気経路を確立する独創的な形態とされている。
組み立て及び機能の一般的な状態において、細長い駆動部材124は、ハウジング130内に同軸状に配設されている。切除先端126は、細長い駆動部材124と接続され且つ、該細長い駆動部材から末端方向に伸びている。継手本体128は、細長い駆動部材124に固定され且つ、モータ組立体(図示せず)の駆動機構コネクタ(図示せず)と接続し得るようにされている。ハウジング130は、モータ組立体から隔てて設けられ且つ、電気コネクタ132及び軸受組立体134を維持する。このように、ハウジング130は、細長い駆動部材124(及び該部材に固定された切除先端126)及び軸受組立体134を維持し且つ支持する機能を果たす。
最後に、例えば、軸受組立体134及び駆動部材124を介して、電気コネクタ132から切除先端126までの電気経路が確立される。しかし、図示した導電性継手関係に代えて、切除器具120は、切除先端126に対する誘電性又は静電結合を確立する形態としてもよいことが認識されよう。
細長い駆動部材124は、基端部分160と、末端部分162とを含む。図示したように、細長い駆動部材124は、ハウジング130の長手方向全長よりも長い長手方向全長を有しており、このため、最終的に組み立てたとき、末端部分162がハウジング130から伸びている。細長い駆動部材124の少なくとも一部分は、以下により詳細に説明するように、切除先端126との電気的連通を容易にし得るよう導電性材料にて形成される。一部の適正材料は、Mシリーズ工具鋼、Aシリーズ工具鋼等のような、ステンレス鋼及び工具鋼材料を含む。これと代替的に、細長い駆動部材124に対し、所望の耐久性、破断抵抗性、導電率等を示すその他の材料を採用してもよい。継手本体128は、多様な形態をとることができるが、全体として、モータ組立体の駆動機構コネクタ(図示せず)の細長い駆動部材124への接続を容易にし得るような形態とされている。
1つの参考として、モータ組立体(図示せず)及び駆動機構コネクタは、その他の実施の形態に関して上述したように、多様な形態をとること(例えば、チャックを含むこと)が可能である。1つの実施の形態において、継手本体128は、末端部分180及び基端部分182により画成される。継手本体128の末端部分180は、細長い駆動部材124の継手本体128への連結を容易にする形態とされている。継手本体128は、接着剤、雄型(又は)雌型ねじを介すること、継手本体128を細長い駆動部材124上にオーバ成形すること等の多様な技術によって細長い駆動部材124の基端部分160に固定することができる。一方、基端部分182は、モータ組立体の駆動機構コネクタ(例えば、チャック)を継手本体128に迅速に且つ均一に組み立てるのを促進する案内面として機能する形態とされている。
しかし、この場合にも、継手本体128は、継手本体128を細長い駆動部材124及び(又は)モータ組立体の駆動機構へ組み付ける場合のように、多様なその他の形態をとることができる。上述したようにその他の実施の形態と同様に、継手本体128は、非導電性材料にて形成されたものとし且つ、細長い駆動部材124をモータ組立体(図示せず)から電気的に隔離するのを助ける機能を果たす。従って、非導電性継手本体128は、上述したように、多様な非導電性材料にて形成することができる。
切除先端126は、また、上述したものを含んで多様な形態をとることもできる。切除先端126は、切除バー170と、装着端部172とを含む。装着端部172は、細長い駆動部材124の末端部分162を受け入れ得る形態とされている。この目的のため、切除先端126は、例えば、溶接、ろう付け、圧力嵌め、熱シュリンク嵌め、接着剤、雄型及び(又は)雌型ねじ等のような、多数の既知の手順を介して細長い駆動部材124の末端部分162に固定することができる。細長い駆動部材124及び切除先端126は、これと代替的に、細長い駆動部材124及び切除先端126を単一の在庫材料片から機械加工する等によって一体的に形成してもよい。更に、切除バー170は、当該技術にて既知の多様な形状及び寸法(例えば、2mm、1mmダイヤモンド等のような)をとることができる。しかし、細長い駆動部材124及び切除先端126は、その他の実施の形態に関して上述したように、これらが電気的に連通するよう互いに固定される。
ハウジング130は、多様な形態をとることができ且つ、全体として、細長い駆動部材124、電気コネクタ132、軸受組立体134を維持し且つ、切除器具120のモータ組立体(図示せず)への取り付けを容易にする形態とされている。この目的のため、ハウジング130は、電気コネクタ132及び軸受組立体134の一部分上にインサート成形することができる。これと代替的に、糊付け、溶接、圧力嵌め、熱シュリンク嵌め等のような多様なその他の製造技術が等しく受容可能である。ハウジング130は、上述したものを含んで、モータ組立体への組み付けを容易にする多様な特徴部を含むことができる。例えば、1つの実施の形態において、ハウジング130は、当該技術の当業者に既知の手順を介してモータ組立体の相応する構成要素(例えば、コレット)に装着し得る形態とされた開放した基端202を有する中央開口200を形成する。中央開口200は、モータ組立体の少なくとも一部分を受け入れ且つ、捕捉する寸法とされている。更に、又はこれと代替的に、ハウジング130は、スナップ嵌め、ねじ、締まり嵌め等を介してモータ組立体への装着を容易にする形態とすることができる。1つの実施の形態において、ハウジング130は、以下に説明するように、切除器具120により形成された電気経路からモータ組立体を電気的に隔離するのを助けるよう非導電性材料(例えば、液晶ポリマー)にて形成される。
電気コネクタ132は、刺激エネルギをエネルギ源(図示せず)から電気経路を介して切除先端126へ送り出すのを容易にする形態とされている。従って、1つの実施の形態において、電気コネクタ132は、露出した端部212を有する絶縁線210を含む。以下により詳細に説明するように、絶縁線210は、神経監視システム(図示せず)のエネルギ源のような監視システムと接続することができる。図3に示したように、絶縁線210は、露出した端部212が軸受組立体134と接触した状態にて、ハウジング130内にオーバ成形されている。特に、露出した端部212は、軸受組立体134にはんだ付けされ又はその他の手順にて(例えば、金属締結具、導電性接着剤、クリンピング、圧力嵌め等)電気的に連結されている。その他の実施の形態において、電気コネクタ132は、その他の手段を介して切除先端126への電気経路を確立することができる。
例えば、絶縁線210は、細長い駆動部材124と接触したモータ組立体(図示せず)にて使用されるものと同様のベリリウムブラシのような、ワイヤーブラシと接続することができる。1つの実施の形態において、軸受組立体134は、玉軸受型装置であり、また、内側レース又はリング220と、外側レース又はリング222と、転動要素(又は玉軸受)224とを含んでおり、これらは全てステンレス鋼のような、導電性材料にて形成される。軸受組立体134は、一部の実施の形態にて、導電性材料にて形成する必要はない軸受リテーナリングを含むこともできる。軸受組立体234、特に、内側リング220は、細長い駆動部材124を同軸状に受け入れる形態とされた穴を画成する。細長い駆動部材124は、2つの構成要素124、220の間にて連続的な電気経路を形成するのに十分な密着性にて内側リング220内に受け入れられることを理解すべきである。
上記の説明から、軸受組立体134は、電気コネクタ132と細長い駆動部材124との間の電気経路として機能し、その2つが電気的に連通しているようにすることが理解されよう。不動態化した軸受、及び非導電性潤滑剤にて潤滑された軸受又はその他の潤滑されていない軸受は、電気コネクタ132と細長い駆動部材124との間に電気経路を形成することを妨害する可能性があることが驚くべきことに判明した。例えば、軸受組立体134は、転動要素224が高速度作動中、瞬間的に効果的に浮動することを許容する小さい空隙を転動要素224とレース220、222との間に有する設計とされている。更に、転動要素224は、転動要素224、外側リング222、内側リング220が選択的に接触する結果となる偏心度を有することができる。従って、1つの実施の形態において、軸受組立体134は、転動要素224と、内側リング220及び外側リング222との間の空隙(図示せず)を充填するよう導電性グリース(図示せず)を含む。
従って、1つの実施の形態において、軸受組立体は、マサチューセッツ州、フェアヘブンのナイ ルーブリカンツから入手可能なナイオゲル(Nyogel)(登録商標名)756Gのような、導電性グリースにて潤滑されている。上述したように、クロム酸化物及び(又は)ニッケル酸化物のような、転動要素224上の不動態化層が転動要素の耐食性及び硬度を向上させるためしばしば使用されるが、これらを非導電性にする機能を果たすことができる。従って、1つの実施の形態において、転動要素224は、不動態化しないステンレス鋼にて形成される。重要なことは、かかる特徴部を含めることにより、切除先端126が休止している間、20,000RPM以上の比較的速い回転速度にて及び1つの実施の形態にて、80,000RPMに近い速度にて回転している間、軸受組立体134は、細長い駆動部材124及び電気コネクタ132との連続的な電気経路又は連続的な電気的連通状態を形成することができる。
最終的に組み立てたとき、電気コネクタ132から切除先端126までの安定的な電気経路が確立される。これと逆に、継手本体128及びハウジング130は、切除器具120をモータ組立体に取り付けたとき、上述したようにモータ組立体(図示せず)を電気経路から電気的に絶縁する機能を果たす。全体として、1つの実施の形態において、軸受組立体134は、細長い駆動部材124が20,000RPM以上の速度及び80,000RPMのような速い速度にて高速度回転している間、断続的に中断することなく、作動中、電気経路が連続的に維持されるような材料を含み且つそのような形態とされている。
非導電性継手本体128は、駆動部材124(これは電気経路の一部となるであろう)を継手本体128が装着されるモータ組立体の駆動機構の相応する構成要素から電気的に隔離する一方、非導電性ハウジング130(電気経路と接触しているであろう)は、切除器具120を器具ハウジング130が装着されるモータ組立体の相応する構成要素(例えば、モータ組立体ハウジング又はコレット)から電気的に隔離する。細長い駆動部材124がハウジング130から所望の末端方向へ伸びる程度に依存して、細長い駆動部材124は、電流が電気コネクタ132から切除先端126までの所望の電気経路から分路するのを防止し且つ(又は)モータ組立体との偶発的な接触を防止するよう、非導電性の外側被覆又はスリーブを更に含むことができる。
安定的な電気経路を保証することに加えて、非導電性継手本体128及びハウジング130は、切除先端126を細長い駆動部材124に取り付けられ且つ細長い駆動部材124を回転させ/駆動するであろうモータ組立体(図示せず)により発生された電気的ノイズ又は摩擦電気的ノイズから隔離する機能を果たす。このように、上述した外科手術用切除要素20(図1)と同様に、代替的な実施の形態において、外科用切除器具120は、電気コネクタ132を含む必要はなく、形成される器具は、別個の手術間の患者の監視装置の適正な作動を妨害するであろう態様にて、電気的ノイズ又は摩擦電気的ノイズが切除先端126に伝達されるのを防止する。
本発明の原理に従った別の実施の形態の外科用切除器具230の一部分は、モータ組立体232の一部分と共に、図4に示されている。器具230は、細長い駆動部材234と、切除先端236と、継手本体238と、ハウジング240と、流体継手組立体242(全体として参照)と、電気コネクタ244とを含む。説明を容易にするため、駆動部材234、切除先端236、継手本体238及びモータ組立体232の部分は、図4に概略図的に示されている。以下に説明するように、器具230は、上述の実施の形態と同様の態様にて機能し、これにより継手本体238は、切除先端236を回転させ得るよう(チャック246を介する等によって)モータ組立体232に連結されている。更に、電気コネクタ244により送り出された刺激電流は、誘発電位の監視機能の一部として流体継手組立体242を介して切除先端236まで流れる。
駆動部材234は、剛性な導電性材料(例えば、鋼)にて形成され、また、末端部分248と、中間部分250と、基端部分252とを画成する。末端部分248は、切除先端236に装着され又は切除先端236にて終わり、これにより、ハウジング240に対する切除先端236の軸方向長さ又は伸長部を画成し、多様な長さをとるであろう。基端部分252は、継手本体238にて終わり又は1つの実施の形態にて(図示したように)継手本体238を形成する。しかし、1つの実施の形態において、中間部分250は、末端部分248及び基端部分252と比較して(少なくとも中間部分250に近接する領域にて)増大した外径を有し、また、末端部分248及び基端部分252と比較して外側に露出していることを特徴とする。より特定的には、1つの実施の形態において、駆動部材234の外側は、中間部分250を除く全ての領域にて非導電性の絶縁性被覆254(全体として参照)により取り囲まれている。1つの参考として、絶縁性被覆254の厚さは、明確化の目的のため、図4に誇張して示されている。
駆動部材234が継手本体238を形成する実施の形態において、継手本体238は、被覆254によっても被覆されている(継手本体238が駆動部材234と別個に形成され、その後、駆動部材234に装着される代替的な実施の形態の場合、継手本体231は非導電性材料から成り且つ(又は)電気絶縁性被覆にて被覆されることが理解される)。これと逆に、駆動部材234が切除先端236を形成する実施の形態の場合、切除先端236には、絶縁性被覆254は存在しない。しかし、絶縁性被覆254は、多様な形態をとることができ且つ多数の態様にて施すことができる。例えば、絶縁性被覆254は、非導電性材料にて形成されたプラスチックシュリンク管、オーバ成形したプラスチック等とすることができる。
切除先端236及び継手本体238は、上述した形態の任意の形態をとることができる。このように、切除先端236は、バー、切除歯等とすることができる。上記にて言及したように、継手本体238は、駆動部材234により一体的に形成し又は別個に提供することができる。しかし、1つの実施の形態において、継手本体238は、チャック246と解放可能に係合する溝256を形成する。これと代替的に、継手本体238は、モータ組立体232の相応する構成要素と調和するその他の形態をとるようにしてもよい。
ハウジング240は、上述した色々な特徴部を含むことができ、また、非導電性材料にて形成し又は非導電性材料にて外側を被覆する(例えば、ハウジング240は、電気的絶縁性プラスチックにて形成することができる)。ハウジング240は、末端領域258と、基端領域260と、中央通路262とを画成する。基端領域260に沿った通路262は、モータ組立体232の相応するハウジング263(概略図的に図示)を合わさり可能に受け入れる寸法とされている。これと逆に、末端領域258は、駆動部材234の直径よりも僅かに大きい通路262を形成し且つ、以下に説明するように、流体継手組立体242の一部分を維持する形態とされている。1つの実施の形態において、流体継手組立体242は、導電性スペーサ264と、導電性流体の供給源(図示せず)と流体的に接続された管266とを含む。導電性スペーサ264は、焼入れした導電性金属にて形成され且つ、通路262の回りにてハウジング240の末端領域258に取り付けられている。
1つの実施の形態において、導電性スペーサ264は、内部開口268(全体として参照)を画成するリング又はその他の円筒状の形状体である。内部開口268は、駆動部材234の中間部分250の外径に近似する直径を有し、最終的に組み立てたとき、中間部分250は導電性スペーサ264とほぼ接触する。1つの実施の形態において、導電性スペーサ264は、多孔性であり且つ(又は)以下に説明する理由のため、半径方向開口部(その1つを図4に参照番号270にて図示)を形成する。
管266は、電気的絶縁性材料にて形成され且つ、その基端(図示せず)にて導電性流体の供給源(図示せず)に流体的に連結されている。例えば、導電性流体は食塩水等とすることができる。しかし、管266の末端は、ハウジング240に形成されたポート272を介する等によって導電性スペーサ264と流体的に接続される。この形態の場合、管266からの導電性流体は、上述したように導電性スペーサ264の孔部分又はその他の形成された開口部270の何れかのため、導電性スペーサ264まで、次に、その内面まで流れる。
最後に、電気コネクタ244は、電流を送り出すことができる絶縁線又はその他の物である。電気コネクタ244は、導電性スペーサ264と電気的に接続(例えば、溶接)されている。このため、電気コネクタ244の一部分は、図示したようにハウジング240を通って伸びることができる。
使用中、切除器具230は、図示したように、モータ組立体232に取り付けられる。1つの参考として、モータ組立体232は、継手本体238の溝256内に入れ子式に収納して継手本体238/チャック246の係合を容易にすることができる内部フランジ274を形成するチャック246を含む。更に、モータ組立体232は、チャック246/継手本体238の被駆動回転により回転されたとき、駆動部材234を支持する軸受276(概略図にて図示)を含むことができる。しかし、刺激電流は、導電性流体を管266を介して導電性スペーサ264に供給することにより、誘発電位の監視機能(これは、切除と共に行うかどうかは任意である)の一部として切除先端236に送り出される。導電性スペーサ264の孔部分及び(又は)その他の開口部270のため、導電性流体は、導電性スペーサ264と駆動部材234の中間部分250との間の境界面又は空間まで流れる。
図示したように、導電性流体膜278が形成され、導電性スペーサ264及び駆動部材234を電気的に連結する。所望であるとき、導電性流体を導電性スペーサ264/駆動部材234の境界面に維持するため、導電性スペーサ264の末端側及び(又は)基端側にシール(図示せず)を設けることができる。しかし、刺激電流が導電体244(刺激エネルギ源(図示せず)と電気的に接続されるであろう)から導電性スペーサ264、導電性流体膜278、駆動部材234を通って切除先端236まで流れる電気経路が確立される。絶縁性被覆254は、電気的プローブとして切除先端236を使用することを促進し、電流が取り囲む組織に分路するのを防止する。更に、継手本体238(又は継手本体238のその他の非導電性の形態)上の絶縁性被覆254は、導電性ハウジング240と共に、上述した導電性経路をモータ組立体232から、また、ハウジング240を取り扱うであろうユーザから電気的に隔離する。
本発明の原理に従った別の実施の形態の外科用切除器具280の一部分は、上述したモータ組立体232の一部分と共に図5Aに示されている。器具280は、多くの点にて、上述した器具230(図4)と同様であり、同様の要素は、同様の参照番号で示されている。このことに留意して、器具280は、細長い駆動部材234と、切除先端236と、継手本体238と、ハウジング282と、電気的継手組立体284(全体として参照)と、電気コネクタ244とを含む。
以下に説明するように、器具280は、上述した実施の形態と同様の態様にて作動し、これによりモータ組立体232は切除先端236を回転させ得るように(チャック246を介する等によって)継手本体238に連結されている。更に、電気コネクタ244により送り出された刺激電流(刺激エネルギ源(図示せず)からのような)は、誘発電位の監視機能の一部として電気的継手組立体284を介して切除先端236まで流れる。
上述した実施の形態と同様に、駆動部材234は、剛性な導電性材料にて形成され又は剛性な導電性材料にて被覆され、また、末端部分248と、中間部分250と、基端部分252とを画成する。この点に関して、末端部分248及び基端部分252は、上述したように、非導電性の絶縁性被覆254(全体として参照)により取り囲まれ又は被覆される一方、中間部分250は外部にて露出されている。
ハウジング282は、上述した実施の形態と同様に、プラスチックのような非導電性材料にて形成されている。更に、ハウジング282は、圧力嵌めを介する等によって、電気的継手組立体284を受け入れ且つ維持する形態とされている。これと代替的に、ハウジング284は、電気的継手組立体284をより確実に受け入れ且つ維持する追加的な内部特徴部を含むようにしてもよい。
図5Bを更に参照すると、電気的継手組立体284は、回転可能な軸受型の形態を有し、また、内側ハーネス286と、外側レース288と、軸受本体290とを含む。内側ハーネス286は、基部292と、複数の指状体294とを画成する全体としてリング形状物である。指状体294は、(駆動部材234により画成された長手方向軸線に対して)全体として長手方向に向けた態様にて、基部292から伸び且つ組み合わさって駆動部材234の中間部分250の外径に近似する内径を画成する。このように、最終的に組み立てたとき、指状体294は、駆動部材234の中間部分250と接触し且つ係合する。均一で連続的な接触を保証するため、1つの実施の形態において、指状体294は、基部292に対して半径方向内方に伸びるよう「予荷重」が加えられ、組み合わさって中間部分250の外径よりも小さい内径を自然にとる。
しかし、内部ハーネス286は、鋼のような導電性金属にて形成されている。外側レース288は、同様に、導電性金属にて形成され且つ、(例えば、圧力嵌めにより)ハウジング282に固定する寸法とされている。最後に、軸受本体290も導電性であり且つ、外側レース288に対する内側ハーネス286の回転を容易にし得るようにされている。1つの実施の形態において、軸受本体290は鉄系流体軸受である。更に、又は1つの代替例として、軸受本体290は、導電性材料(例えば、鋼)にて形成された1つ又はより多くの玉軸受を含むことができる。しかし、電気コネクタ244は、外側レース288に電気的に連結(例えば、溶接)された絶縁線を含み、従ってハウジング282の厚さを貫通して伸びることができる。この形態の場合、電気的継手組立体284及び駆動部材234を介して電気コネクタ244から切除先端236までの電気経路が確立される。
図5Aを参照すると、使用中、器具280は、モータ組立体232と接続される。例えば、チャック246(概略図的に図示)は、継手本体238と接続され、軸受274(概略図的に図示)は上述したように、駆動部材234を支持する。チャック246の回転により切除先端236は、切除術の一部として回転する。更に、組織の切除と別個に且つ(又は)同時に、誘発電位の監視機能を実行すべく器具280を採用することができる。刺激電流は、電気コネクタ244を介して電気的継手組立体284に送り出される。特に、刺激電流は、外側レース288に送り出される一方、該外側レースは、電流を軸受組立体290を介して内側ハーネスに伝達する。内側ハーネス286と駆動部材234との密着(駆動部材234が回転しているかどうかに関係無く)は、印加された電流を切除先端236まで伝達する。この場合にも、絶縁性被覆254は、電流がハウジング282の末端側にて分路するのを防止し、電流が切除先端236上に集中されるようにする。更に、絶縁性被覆254(及び(又は)継手本体231と関係したその他の非導電性特徴部)及びハウジング282は、組み合わさってモータ組立体232を電流から且つ、ハウジング282を取り扱うであろうユーザから絶縁する。1つの実施の形態において、ハウジング282/電気的継手組立体284は、再使用可能な装置として機能し、このため、多様なその他の駆動部材234(従って、切除先端236及び継手本体238)の形態と共に反復的に採用することができる。
外科的切除器具が正確な形態であるかどうかに関係無く、本発明の原理に従った外科的切除システムを提供することができる。例えば、図6には、本発明の1つの実施の形態に従った外科的切除システム300が概略図的に示されている。外科的切除システム300は、外科的切除器具310と、モータ組立体320と、誘発電位のモニター(又は監視)システム330とを含む。探知し、次に、切除し又はその逆を行う連続的で且つ別個の過程は、従来必要とされていたように、外科的切除システム300が対象とする改良可能な分野であり、その結果、例えば、神経組織に対する潜在的な医原性損傷を警告する外科医への早期の警報システムとなる。以下に説明する同時的な切除及び探知法は、外科医は最早、探知術を行う間、適正な切除深さを手作業にて推定する必要がなく、患者にとってより安全である(切除及び探知を交互に行う従来の技術と比較して)、また、全体的な手順の時間が短縮される。
1つの実施の形態において、外科的切除器具310は、上述したように、外科的切除器具20(図1)、120(図3)、230(図4)、又は280(図5A)と同様の設計のものとすることができ、全体として、切除先端312と、電気コネクタ314とを含み、電気コネクタ314は、上述したように、切除器具310により確立された電気経路を介して切除先端312と電気的に接続されている。モータ組立体320は、任意の既知の形態をとることができ、また、概略図的に示したが、全体として、ハウジングと、モータと、駆動機構/コネクタとを含み、外科的切除器具310及びモータ組立体320は、上述したように互いに取り付け得るようにされている。しかし、モータ組立体320及び外科的切除器具310は、モータ組立体320が切除先端312を駆動し(例えば、回転させ)、切除術を実行し得るように組み立てられる。上述したように、モータ組立体320は、切除器具310をモータ組立体320に取り付けたとき、切除先端312及び電気経路から電気的に隔離されることが理解される。
誘発電位のモニターシステム330は、フロリダ州、ジャクソンビルのメドトロニック−ゾーメドインクから入手可能なNIM−レスポンス(Response)(登録商標名)2.0神経の完全性監視システムのような、神経の完全性監視システムである。一般的な状態にて、誘発電位のモニターシステム330は、例えば、ガ化的切除手順を行う間、切除先端312のような誘発されたプローブが神経340に近接したとき(概略図的に図示)を表示し得るようにされている。例えば、誘発電位のモニターシステム330は、回路及び関連した装置を維持する患者のインターフェースコンソールを含むことができ、該コンソールは、システム330の一部として提供された刺激エネルギ源を介して刺激エネルギ又は電流をプローブに提供することができる。
更に、予想される切除領域に近接した神経により刺激される筋肉の上又はその内部に電極(図示せず)が配置され、該電極は、インターフェースコンソールに電気的に連結される。このようにして、電極は、刺激電流が関心のある神経を刺激するとき、患者のインターフェースコンソールの内部装置(例えば、プロセッサ)に応答して信号を発する。誘発電位のモニターシステム330は、当該技術にて既知の警報器又はその他の表示装置を含むこともできる。しかし、電気コネクタ314は、誘発電位の監視システム330及び切除先端312の双方と(電気経路を介して)電気的に連通している。このようにして、切除先端312は、電気コネクタ314を介して誘発されたとき、誘発電位のモニターシステム330と共に電気プローブとして機能する。
使用中、誘発電位のモニターシステム330は、刺激エネルギ(例えば、電流)を切除器具310により確立された電気経路を介して電気コネクタ314を通って切除先端312に送り出す(好ましくは、連続的に送り出す)ことを促進する。上述した外科的切除器具20(図1)、120(図3)、230(図4)、280(図5A)は、刺激エネルギが切除先端312に連続的に送り出されることを保証することができる器具の幾つかの例である。適正に配置された患者の電極(図示せず)は、印加された刺激電流に応答して、誘発電位のモニターシステム330に対し切除先端312が神経340に近接していることを表示する情報を提供する。例えば、印加された刺激電流を患者の電極から合図された情報と比較することに基づき、誘発電位のモニターシステム330は、誘発された切除先端312が関心のある神経340にあり又は神経340の距離D以内にあることを検出し且つ(又は)そのことを表示する情報をユーザに提供することができる。
送り出された刺激電流から電気的に隔離されるであろうモータ組立体320は、同時に作動させて切除先端312を回転させる。このように、同時的又は実質的に同時的な骨又は組織の切除及び神経の探知機能は、システム300によって実行することができる。更に、誘発電位の監視は、モータ組立体320を不作動にし(すなわち、「オフ」又はさもなければ切除器具310を駆動せずに)、切除器具310を介して実行することができる。
図7に示した関係する実施の形態の外科的切除器具350において、切除先端353を有する外科的切除器具352は、再度、モータ組立体(切除器具352の一部として図7に概略図的に図示)により作動させる。外科的切除器具352は、上述した任意の形態をとることができる。切除器具/モータ組立体352は、モータ組立体352に送り出される電力を制御する内部回路を有する、XPS(登録商標名)コンソール(フロリダ州、ジャクソンビルのメドトロニック−ゾーメドインク)のような外科的ドリルコンソール354に電子的に連結される。システム350は、上述したような誘発した電位モニターシステムのような患者の監視システム356、又はフロリダ州、ジャクソンビルのメドトロニック−ゾーメドインクからランドマー(Landmar)X(登録商標名)エレメントIGSシステム(Element IGS System)という商標名にて入手可能な像誘導システムのような外科的ナビゲーションプラットフォームを更に含む。正確な形態に関係なく、外科的ドリルコンソール354と患者の監視システム356との間に通信リンク358(有線又は無線接続)が確立され、患者の監視システム356は、外科的ドリルコンソール354が通信リンク358を通して送り出された信号を介してモータ組立体352を不作動にするのを容易にし得るようにされている(例えば、プロセッサは適正なプログラミングに従って作動する)。
より特定的には、患者の監視システム356は、外科的切除器具352を伴う外科的手順の間、患者360を監視し得るようにされている。患者の監視は、上述したように誘発電位の監視を含み(例えば、線362は刺激電流を患者のモニターシステム356から切除器具352に提供することができる)、又は任意のその他の適正な型式の監視(例えば、像誘導)とすることができる。例えば、1つの実施の形態において、患者のモニターシステム356は、刺激戻り路電極368(「スティムリターン(STIM RETURN)」及び対照電極370(「参照(REFERENCE)」と共に、EMG電極364、366(「CH1」及び「CH2」)を含む。EMG電極364、366は、関心のある神経により刺激される筋肉内に配置される。戻り路電極368は、送り出された刺激電流がアースに関連されない(従って、それ自体の隔離された戻り路を必要とする)隔離した出力である実施の形態に対し、切除先端353により送り出された刺激電流の戻り路を提供する。
対照電極370は、患者360と患者モニターシステム356との間に共通の対照点(EMG信号を記録増幅器の入力範囲内にて心合わせするため必要とされる)を提供する。戻り路及び対照電極368、370は、胸骨、肩、前額部のような患者360における多様な位置に配置することができる。しかし、切除先端353が患者360の重要な解剖学的部位(例えば、神経)に近接することを検出し又はさもなければ決定したとき、患者モニターシステム356は、外科的ドリルコンソール354に対し不作動信号を送り出し、切除器具/モータ組立体352の作動停止を促すようにされている。このように、システム350は、患者の安全性を更に保証すべく自動的な「スイッチ切り」機能を効果的に提供する。上記に鑑みて、本発明の実施の形態に従って非順序的、高速度の切除及び探知又はその他の監視機能の有利な効果を実現することができる。
外科的切除器具及び関連した外科的切除システムは、組織の切除及び神経の監視を必要とする実質的に任意の外科的手順を実行するため、特に小径のバー型切除先端が高速度(例えば、20,000RPM)にて回転され、狭小であろう外科的アクセス箇所にて所望の組織の除去を実行する手順にて採用することができる。例えば、本発明の実施の形態の器具及びシステムは、その幾つかを挙げれば、乳突削開術、椎間板切除術等のような手順を実行するため採用することができる。本発明の形態は、任意の特定の手順、切除先端の型式又は切除速度に限定されるものではない。正確な手順であるかどうかを問わず、本発明の実施の形態の器具及びシステムは、別個の電気的プローブ器具を必要とせずに、組織の切除及び誘発した電位(例えば、神経)監視の双方を実現することができる。
代替的な実施の形態において、外科的切除システムは、外科的切除器具及びモータ組立体に加えて、1つ又はより多くのその他の生体信号利用の患者監視装置(例えば、EMG、EKG、EEG、ABP等)を含む。これらの実施の形態の場合、切除システムは、誘発電位のモニターシステムを含むかどうかは任意であり、また、切除器具は、切除器具をエネルギ源と電気的に接続するであろう電気コネクタを含むかどうかは任意である。しかし、外科的切除器具の非導電性の継手本体及びハウジングの構成要素は、モータ組立体を切除先端から電気的に隔離するため、説明した任意の形態をとることができる。使用中、外科的切除器具は、モータ組立体に取り付けられ、モータ組立体は、外科的箇所にて切除先端を駆動する(例えば、回転させる)よう作動させる。
モータ組立体の作動と同時に、患者監視装置は、作動して患者の状態を監視する。この目的のため、モータ組立体によって発生された電気的ノイズ又は摩擦電気ノイズは、非導電性の継手本体及びハウジングのため切除先端まで伝達されず(従って、外科的箇所に伝達されない)、また、このため患者監視システムの作動を妨害するみはない。
特定の実施の形態を示し且つ本明細書にて説明したが、当該技術の当業者には、本発明の範囲から逸脱せずに、図示し且つ説明した特定の実施の形態に代えて、多様な代替的及び(又は)等価的な具体例を使用することができることが理解されよう。本出願は、本明細書に記載した特定の実施の形態の任意の適応例又は変形例を包含することを意図するものである。このため、本発明は、請求項及びその等価物によってのみ限定されることを意図するものである。
本発明の原理に従った1つの実施の形態における外科的切除器具の断面図である。 図1の外科的切除器具の分解断面図である。 本発明の原理に従った別の実施の形態における外科的切除器具の断面図である。 モータ組立体と共に、本発明の原理に従った別の実施の形態における外科的切除器具の概略図にて示した部分を含む断面図である。 モータ組立体と共に、本発明の原理に従った別の実施の形態における外科的切除器具の断面図である。 図5Aの器具の一部分の断面図である。 本発明の原理に従った外科的切除システムの概略図である。 本発明の原理に従った別の外科的切除システムの概略図である。

Claims (16)

  1. モータ及び駆動機構を有するモータ組立体(232、320、352)と共に使用される外科的切除器具(20、120、120、230、280、310、352)において、
    基端部分及び末端部分を画成する細長い駆動部材(24、124、234)と、
    前記駆動部材の末端部分(62、162)に固定された切除先端(26,126、236、312、353)と、
    モータ組立体の駆動機構と選択的に接続し得るようにされた非導電性の継手本体(28、128、238)であって、前記駆動部材の基端部分(60、160)に固定された継手本体と、
    前記継手本体及び前記駆動部材の基端部分(60、160)を維持するハウジング(30、130、240、282)であって、前記継手本体及び前記駆動部材が一緒にハウジングに対して回転可能であるハウジングと、
    少なくとも前記駆動部材により確立された電気経路を介して切除先端と電気的に連通する電気コネクタ(32、132、244、314)であって、エネルギ源と電気的に接続し得るようにされた電気コネクタと、を備え、
    前記継手本体(28、128、238)が第1の外径を画成する末端部分(80、180)及び前記第1の外径より小さい第2の外径を画成する柄状部(92)を形成する基端部分(82、182)を画成し、
    前記継手本体の末端部分(80、180)が末端(86)から伸長する細長い通路(84)を形成し、該末端(86)内に前記細長い駆動部材(24、124)の基端部分(60、160)が固定される、外科的切除器具。
  2. 請求項1に記載の切除器具において、非導電性の継手本体(28、128、238)は、重合系材料にて形成される、切除器具。
  3. 請求項1又は2に記載の切除器具において、ハウジング(30、130、240、282)は、電気コネクタ(32、132、244、314)の一部分を維持する、切除器具。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の切除器具において、ハウジング(30、130、240、282)は、非導電性材料にて形成される、切除器具。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の切除器具において、少なくとも20,000RPMの回転速度で駆動部材(24、124、234)が回転する間、電気コネクタを通って流れるエネルギが切除先端(26,126、236、312、353)に連続的に送り出されるような形態とされる、切除器具。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の切除器具において、ハウジング(130)は、ハウジングと細長い駆動部材との間に配設された軸受組立体(134)を維持し、更に、電気コネクタ(132)から前記切除先端までの電気経路が細長い駆動部材(124)及び軸受組立体を含むように電気コネクタが軸受組立体に連結される、切除器具。
  7. 請求項6に記載の切除器具において、軸受組立体(134)は、内側レースと、外側レースと、玉軸受と、導電性グリースとを含む、切除器具。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の切除器具において、
    ハウジングにより維持される外側管(22)を更に備え、該外側管は、基端で終わる基端領域と、末端で終わる末端領域と、基端から末端まで伸びる管腔(48)とを画成し、
    前記細長い駆動部材は、外側管の管腔内に配設され、電気経路は、外側管の内面(50)と細長い駆動部材との間の境界面を含む、切除器具。
  9. 請求項8に記載の切除器具において、前記境界面は、外側管と駆動部材との間においてジャーナル軸受により少なくとも部分的に画成され、電気経路はジャーナル軸受を含む、切除器具。
  10. 請求項8に記載の切除器具において、ハウジングの末端側の外側管(22)の外面は、非導電性材料により少なくとも部分的に被覆される、切除器具。
  11. 請求項8に記載の切除器具において、外側管(22)はハウジングの末端側の湾曲したセグメントを画成する、切除器具。
  12. 請求項8に記載の切除器具において、切除先端はバー(70、170)である、切除器具。
  13. 請求項1乃至12のいずれか1項に記載の切除器具において、駆動部材は真直ぐである、切除器具。
  14. 請求項1乃至13のいずれか1項に記載の切除器具において、
    継手本体及びハウジングは、切除器具をモータ組立体に取り付けたとき、切除先端をモータ組立体から電気的に隔離する形態とされる、切除器具。
  15. 請求項1乃至14のいずれか1項に記載の外科的切除器具を備える外科的切除システム(300、350)において、
    刺激エネルギを電気コネクタ及び電気経路を介して切除先端に印加し得るように電気コネクタに選択的に連結されるエネルギ源を有する誘発電位のモニターシステム(330)を備える外科的切除システム。
  16. 請求項15に記載の外科的切除システムにおいて、前記誘発電位のモニターシステムが、切除先端が外科的切除手順の間、神経に近接するときを表示し得るようにされた、外科的切除システム。
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