JP4971885B2 - Kodama removal device - Google Patents
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Description
本発明は、精穀技術に関し、特に、精穀過程で混入し得る糠玉を取り除くための装置に関する。 The present invention relates to a cereal technology, and more particularly to an apparatus for removing jasper that may be mixed in the cereal process.
精穀過程において穀物に混在し得る糠を除去する装置として、たとえば特許文献1に記載されているような装置が知られている。このような糠の除去装置は、穀粒よりも小さいメッシュサイズ(網目の大きさ)の網を使用して、該網の下方から吸引することにより、穀物を網上に残し且つ糠を網下へ吸い取る篩い分けの仕組みとなっている。当該装置を、精穀後の穀物搬送路の途中に設けることで、穀粒よりも小さい糠の粉などを除去することができる。
精穀後の穀物搬送路においては、穀物に混在した糠が通路の一定個所に付着して成長し、塊となって剥がれ落ちることに起因した、糠玉が存在する。この糠玉は、粒径が穀粒よりも大きいため、上記の装置では篩い落とすことができずに穀物と一緒に網上に残ってしまい、穀物に混入したまま袋詰めされることが多い。米の場合であれば、糠玉が混入していても、炊飯前の米研ぎのときに糠玉は溶け出してしまうので特に問題はないが、硬い糠玉を石と勘違いした苦情が寄せられることもあり、対策が望まれる。 In the grain transporting path after pulverization, there is jasper that originates from the fact that the cocoons mixed in the cereal adhere to a certain part of the passage and grow and peel off as a lump. Since this jasper has a particle size larger than that of the grain, it cannot be sifted out by the above-mentioned apparatus, and remains on the net together with the grain, and is often packaged while being mixed in the grain. In the case of rice, even if it is mixed with rice balls, there is no particular problem because the rice balls melt out during rice sharpening before cooking, but there is a complaint that a hard rice ball is mistaken for a stone. Sometimes countermeasures are desired.
本発明はこのような技術背景に基づいたもので、精穀後の袋詰め前に糠玉を除去することができる仕組みの糠玉除去装置を提案するものである。 The present invention is based on such a technical background, and proposes a jasper removal device having a mechanism capable of removing the jasper before bagging after grain polishing.
本発明による糠玉除去装置は、穀粒が通過するメッシュサイズをもち、水平回転しつつ上下に振動する篩網と、該篩網の下方に設けられた排出路と、その篩網を囲むハウジングと、を含んで構成される。篩網の周縁部には、盛り上がった堤部が周設され、該堤部は、内周側が傾斜面とされている。当該糠玉除去装置は、動作中の篩網上に移載された穀物が該篩網を通過して排出路へ排出される一方、当該穀物に混入している穀粒よりも大きい異物は篩網上に残ると共に、当該篩網上に残った異物が傾斜面を這い上がって堤部を超え、篩網の周縁部からハウジング内へ排出されるようになっていることを特徴とする。 The jasper removal device according to the present invention has a mesh size through which grains pass and vibrates up and down while rotating horizontally, a discharge path provided below the sieve mesh, and a housing surrounding the sieve mesh And comprising. A raised bank portion is provided around the periphery of the sieve mesh, and the inner wall side of the bank portion is inclined. The jasper removal apparatus is configured such that the grains transferred onto the operating sieve mesh pass through the sieve mesh and are discharged to the discharge path, while foreign matters larger than the grains mixed in the grain are sieved. In addition to remaining on the mesh, the foreign matter remaining on the sieve mesh climbs up the inclined surface, passes over the bank portion , and is discharged from the peripheral edge of the sieve mesh into the housing.
本発明の糠玉除去装置によれば、上述の従来装置とは逆に、穀物が篩網を通過し、穀粒よりも大きい糠玉等の異物が篩網上に残る装置である。したがって、当該糠玉除去装置を袋詰装置の直前などに設置することで、袋詰めされる穀物中に混入し得る糠玉など径の大きい異物を排除することができる。 According to the jasper removal device of the present invention, contrary to the above-described conventional device, the grain passes through the sieve mesh, and foreign matter such as jasper larger than the grain remains on the sieve mesh. Therefore, by installing the jasper removal device immediately before the bagging device or the like, foreign substances having a large diameter such as jasper that can be mixed in the grain to be bagged can be eliminated.
加えて、篩い分けされて篩網上に残った異物は、当該篩網が水平回転し且つ上下振動していることから、その遠心力及び振動に伴って篩網の周縁の方へ送り出されていき、周縁部から篩網の外へ、つまり篩網を囲んでいるハウジング内へ排出される。すなわち、篩い分けられた異物は、当該糠玉除去装置の運転中に、穀物の流路から分離されて排除されるようになっている。 In addition, foreign matter that has been sieved and remains on the sieve mesh is sent out toward the periphery of the sieve mesh with the centrifugal force and vibration because the sieve mesh rotates horizontally and vertically vibrates. Then, it is discharged from the peripheral portion to the outside of the sieve mesh, that is, into the housing surrounding the sieve mesh. That is, the screened foreign matter is separated and removed from the grain flow path during operation of the jasper removal device.
篩い分けられた異物の糠玉が篩網上に残っていると、その後から流れ込んでくる穀物により砕かれて粒径が小さくなり、篩網を通過してしまう可能性がある。これを防ぐために、本発明の糠玉除去装置では篩網を回転させると共に上下に振動させており、篩い分けた異物を、装置運転中に周縁部から外へ排出できるようにし、穀物の流路から異物を排除する工夫を施している。 If the foreign particles of foreign matter that have been sieved remain on the sieve mesh, they may be crushed by the grain that flows in after that, resulting in a small particle size and passing through the sieve mesh. In order to prevent this, the candy removal device of the present invention rotates the sieve mesh and vibrates up and down so that the screened foreign matter can be discharged out of the peripheral edge during operation of the device. It is designed to eliminate foreign substances from
本発明の好適な実施形態につき、図1〜図7に示している。 A preferred embodiment of the present invention is shown in FIGS.
この例の糠玉除去装置1は、穀物として米の精米過程に使用され、精米後の白米の搬送路において袋詰装置の直前に配置される。したがって篩網10は、米粒が通過するメッシュサイズ(たとえば3.5×16mm)の円盤形で、水平回転及び上下振動するように設けられている。具体的には、篩網10の中心に回転軸穴11が凹設され、該回転軸穴11の周りに等間隔で、複数の位置固定ピン12が下向きに突設されている。当該回転軸穴11及び位置固定ピン12が、後述のように設置されたモータMの駆動軸プレートM1における回転軸M2及び位置固定穴M3に噛み合うことで、篩網10は、上下に振動することが可能なようにして水平回転させられる。
The
この篩網10の周縁部には、篩網10上に移載された米が外へ漏れ出さないよう堰き止めるために、盛り上がった堤部13が周設されている。この堤部13は、内周側が傾斜面14とされており、米は堰き止める一方で、米粒よりも粒径の大きい糠玉は当該傾斜面14を這い上がって堤部13を越えられるようになっている。
A raised
篩網10の下方には、通過した米を受け止めて、次過程に続く搬送路へ排出する排出路20が設けられている。本例の排出路20は、口広の受け部21及びその中央に続く排出口22からなる漏斗形の筒として形成されている。そして、このように排出路20が設けられているので、本例の場合、篩網10を水平回転させるモータMは、排出路20の排出口22上部に架け渡したアングル材等(図6の点線参照)の上に載置される。このモータMの駆動軸に駆動軸プレートM1が装着されており、当該駆動軸プレートM1は、駆動軸に固定される中心部をなす回転軸M2の下端に、フランジ部M4を周設した断面ハット状である。その中心部をなす上方へ突出した回転軸M2が、篩網10の回転軸穴11に上下摺動可能に挿入され、また、当該回転軸M2下端周囲のフランジ部M4に形成された挿入口M3に、篩網10の位置固定ピン12が上下摺動可能に挿入される。
Below the
本例では、これら篩網10及び排出路20を囲むように、ハウジング30が設けられている。すなわちハウジング30は、排出路20の排出口22を通す開口を底中央に開けたたらい形で、その上に、米の投入口31を設けた蓋部32を被せて蓋をするようにしてある。また、このハウジング30の底にはさらに糠玉排出口33が設けられており、ハウジング30内に排出された糠玉は、この糠玉排出口33から排出される。本例の場合、ハウジング30内に排出された糠玉を糠玉排出口33から強制的に排出するため、スクレーパモータSMによりハウジング30の底面に沿って回転するスクレーパ34が設けられている。スクレーパ34は、ハウジング30と同心円とした環状チェーン部35と該環状チェーン部35の内側に突き出すように取り付けられたブレード部36とから形成され、環状チェーン部35がスクレーパモータSMにより駆動されて回転し、これに従いハウジング30底面上を回転するブレード部36が、糠玉を糠玉排出口33へ掃き出していく。
In this example, a
ハウジング30の上部を覆う蓋部32の内側には、篩網10上に残って周縁部へ移動してくる糠玉と接触して排出方向へ向かわせるための案内壁37が垂下されている。この案内壁37は、篩網10の堤部13の上方に設置され、当該堤部13の上面形状に沿った先端形状に形成された可撓性の樹脂製である。そして、案内壁37は、篩網10上の糠玉を外へ押し出すよう斜めに、すなわち、篩網10の半径方向に沿うのではなく(篩網10の回転方向に対し直角ではなく)、接線方向へある程度傾けて、糠玉が案内壁37に沿って堤部13を乗り越えて排出されるように設定されている。
Inside the
このようなハウジング30の外側面には、糠玉除去装置1の始動、停止、篩網10の回転速度の設定等を制御するためのコントロールユニットCUが設けられる。篩網10の回転速度は、速すぎると米までもが堤部13を乗り越えてしまうし、遅すぎると糠玉が周縁部から排出され得ないので、実際の実験結果から、直径40〜60cmの篩網10で毎分22〜27回転させる設定とするのが最適である。
A control unit CU is provided on the outer surface of the
さらに、篩網10の周縁部下方には、カム従動路15が周設されている。本例の場合、堤部13の外側端部材を下方へ延長し、当該延長部分の下端に、環形の帯状部材を接続することにより、カム従動路15が周設されている。該カム従動路15には山部と谷部、すなわち凸凹が形成されている。一方、ハウジング30の側壁部には多数のカムローラ38が固定されており、当該カムローラ38が、カム従動路15に下側から当接する。すなわち、本例の篩網10は、カムローラ38により下支えされている状態にあり、篩網10が回転すると、カム従動路15の形状に従って篩網10が上下に振動するようになっている。
Further, a cam driven
モータMを始動させて篩網10を回転させると、カム従動路15及びカムローラ38の作用により、篩網10は水平回転しつつ上下に振動する。この動作中の篩網10上に、上流の搬送路から投入口を通し米が移載されると、その米は篩網10を通過して排出路20へ排出される一方、当該米に混入している糠玉は篩網10上に残ることになる。そして、この篩網10上に残った糠玉は、篩網10の回転及び振動によって、篩網10の周縁部へ追いやられていき、最終的には案内壁37に当接し堤部13を越えて、篩網10の周縁部からハウジング30内へ排出される。
When the motor M is started and the
ハウジング30に排出された糠玉は、スクレーパ34によって糠玉排出口33へ掻き集められて排出されていく。
The jasper discharged to the
このように、精米後の白米が篩網10を通過し、米粒よりも大きい糠玉が篩網10上に残る仕組みなので、当該糠玉除去装置1を袋詰装置の直前に設置しておけば、袋詰めされる米中に混入し得る糠玉を排除することができる。加えて、篩網10上に残った糠玉は、篩網10の回転及び上下振動による遠心力及び振動に伴って周縁の方へ送り出されていき、堤部13を乗り越えて周縁部から篩網10の外へ、つまり篩網10を囲んでいるハウジング30内へ排出される。
As described above, the polished rice passes through the
糠玉除去装置1の運転中に、篩い分けられた糠玉が米の流路から分離されて排除されるようになっているので、途中で装置を止めて糠の清掃を行う必要がない。すなわち、篩い分けられた糠玉が篩網10上に残っていると、その後から流れ込んでくる米により砕かれて粒径が小さくなり、篩網10を通過してしまう可能性があるので、適当なときに装置を止めて清掃する必要がある。本実施形態の糠玉除去装置1の場合、篩い分けた糠玉を装置運転中に篩網10の周縁部から外へ排出できるようにして、米の流路から分離しているので、砕けた糠玉の混入をも防止することができ、途中で装置を止めて清掃する必要がない。
During operation of the
1 糠玉除去装置
10 篩網
13 堤部
14 傾斜面
15 カム従動路
20 排出路
30 ハウジング
37 案内壁
38 カムローラ
DESCRIPTION OF
Claims (4)
該篩網の下方に設けられた排出路と、
前記篩網を囲むハウジングと、
を含んで構成され、
前記篩網の周縁部に、盛り上がった堤部が周設され、該堤部は、内周側が傾斜面とされており、
動作中の前記篩網上に移載された穀物が該篩網を通過して前記排出路へ排出される一方、当該穀物に混入している穀粒よりも大きい異物は前記篩網上に残り、
そして、該篩網上に残った異物が、前記傾斜面を這い上がって前記堤部を超え、前記篩網の周縁部から前記ハウジング内へ排出されるようになっていることを特徴とする糠玉除去装置。 A sieve mesh that has a mesh size through which the grain passes and vibrates up and down while rotating horizontally,
A discharge passage provided below the screen,
A housing surrounding the sieve mesh;
Comprising
A raised bank portion is provided around the periphery of the sieve mesh, and the bank portion is inclined on the inner peripheral side,
Grains transferred on the sieving mesh in operation pass through the sieving mesh and are discharged to the discharge path, while foreign matters larger than the grains mixed in the cereal remain on the sieving mesh. ,
The foreign matter remaining on the screen is scooped up the inclined surface, exceeds the bank portion , and is discharged from the peripheral portion of the screen into the housing. Ball removal device.
該スクレーパが、前記ハウジング内の異物を掃き出すことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の糠玉除去装置。The jasper removal device according to claim 1 or 2, wherein the scraper sweeps out foreign matter in the housing.
前記ハウジングに固定されて前記カム従動路に下側から当接するカムローラと、
を備え、
前記篩網が回転すると、前記カム従動路の形状に従って前記篩網が上下に振動するようになっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の糠玉除去装置。 A cam follower provided around the periphery of the sieve mesh;
A cam roller fixed to the housing and in contact with the cam follower from below;
With
The jasper removal apparatus according to any one of claims 1 to 3, wherein when the sieve mesh rotates, the sieve mesh vibrates up and down according to the shape of the cam follower path.
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