JP4969530B2 - 道路標示認識装置 - Google Patents

道路標示認識装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4969530B2
JP4969530B2 JP2008206516A JP2008206516A JP4969530B2 JP 4969530 B2 JP4969530 B2 JP 4969530B2 JP 2008206516 A JP2008206516 A JP 2008206516A JP 2008206516 A JP2008206516 A JP 2008206516A JP 4969530 B2 JP4969530 B2 JP 4969530B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
illumination
unit
road marking
road
recognition apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008206516A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010045466A (ja
Inventor
耕太 入江
竜彦 門司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Astemo Ltd
Original Assignee
Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Automotive Systems Ltd filed Critical Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority to JP2008206516A priority Critical patent/JP4969530B2/ja
Publication of JP2010045466A publication Critical patent/JP2010045466A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4969530B2 publication Critical patent/JP4969530B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)

Description

本発明は、道路標示を認識する道路標示認識装置に関する。
従来から、道路上の道路標示等をカメラで撮像し、取得画像から道路標示等を画像認識して、ナビゲーションのデータベースを更新することにより、データベースの精度向上が計られていた。
ここで、道路標示認識装置として、夜間は赤外線の照明装置を用いて、道路標示を撮影する技術がある(特許文献1参照)。
特開2003−209742号公報
道路標示認識装置としては、道路標示等の認識対象のみが認識できればよい。しかし、特許文献1によれば、道路標示等がない路面にも照明しているため、余分な電力を消費する、という課題がある。
そこで、本発明の目的は、道路標示等が見えにくく照明が必要な環境下において、消費電力を低減する道路標示認識装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の望ましい態様の一つは次の通りである。
道路を撮像する撮像部と、道路を照明する照明部と、前記照明部を制御する照明制御部を備える道路標示認識装置において、前記照明制御部は、前記撮像部が撮像する領域のうち、道路標示に係る第1の領域を、当該道路標示に係る領域以外の第2の領域よりも強く照明するよう前記照明部を制御し、自車位置を特定する自車位置特定部に接続され、前記道路標示は、前記自車位置特定部の認識要求に基づき特定される。



本発明によれば、道路標示等が見えにくく照明が必要な環境下において、消費電力を低減する道路標示認識装置を提供することができる。
以下、実施例を、図面を参照して説明する。
図1は、システムを示すブロック図である。
100はナビゲーション装置(以下、ナビと略す)、200は道路標示認識装置である。ナビ100は、認識要求送信部101,各種情報通知部102,GPS(Global Positioning System)103,センサ104,更新部105、及び、データベース(以下、DBと称す)106を備え、道路標示認識装置200は、画像処理部201,カメラ制御部202,照明制御部203、及び、カメラ204を備える。
認識要求送信部101は、GPS103から現在位置情報(現在位置の経度と緯度)111を、DB106から地図情報112と道路標示情報(道路標示の位置,道路標示の種別を含む)113を取得し、該当する道路情報の位置と道路標示の種別を出力し、画像処理部201へ送信する。ここで、本稿では、道路標示には走行車線における境界線も含むものとする。
各種情報通知部102は、GPS103から現在の時刻情報(年月日と時間)114を、センサ104から天気情報115,照明情報(昼間で十分な照度があるか否か、夜間や曇りや雨天や人工物等による照度不足,シャッター速度,ゲインの制御信号等)116、及び車両情報(現在の自車の走行速度や舵角,自車の形状等)117を出力し、画像処理部201,カメラ制御部202、及び照明制御部203へ送信する。尚、センサ104は限定されるものではなく、例えば、路上ビーコン等との無線通信,ワイパスイッチ,降雨センサ等で天気情報115を取得し、照度センサで照明情報116を取得し、車速センサ,操舵角センサ,ジャイロセンサ,加速度センサ等で車両情報117を取得する。
GPS103は、自車位置を特定する自車位置特定部であり、自車の現在位置情報111を認識要求送信部101へ、時刻情報114を各種情報通知部102へ送信する。
カメラ制御部202は、各種情報通知部102から受信した各種情報に基づいてカメラ204を制御する。
カメラ204は、撮像部220と道路標示認識用の照明部260を備える。尚、カメラ204と照明部260は別体であってもよい。
画像処理部201は、ナビ100の認識要求送信部101から送信された現在走行中の路面上の道路標示の認識要求に応じて、各種情報通知部102から受信した情報を加味して、画像中の特徴量を抽出し、テンプレートマッチング等により、該当の道路標示の認識を実行する。又、撮像部220から取得した画像から輝度情報211を抽出し、照明制御部203へ送信する。尚、取得画像の露出が不適当な状況等が生じた場合は、カメラ制御部202が露出の調整等を行う。
認識結果は、道路標示種別ID(境界線の種別(自車の走行方向に対する左右の実線,破線,実線等)も含む)、自車から道路標示までの距離、及び自車から道路標示までの角度(250)を更新部105に通知して、更新部105は、DB106の道路標示情報113を更新する。これにより、ナビ100の精度が向上する。
尚、道路標示の認識結果を、ナビ100の精度向上以外の目的にも使うことができる。例えば、安全のための警報機能として、菱形マークを認識して、その先に横断歩道があることをドライバーに警報したり、減速帯の道路標示を認識して、ドライバーに減速を促す等である。
ところで、夜間やトンネル内などの照明が不足する状況では、取得画像に照明不足が生じ、画像認識の認識率が低下する。そこで、照明部260付きのカメラ204を車両の後部に取付け、路面を照射する。
照明部260は複数の赤外線LEDで構成され、照明制御部203が制御する。赤外線LEDが発光する赤外線は、カメラ204に対しては感受性があるが、人間の目に感じることがないので、歩行者や他車両の運転手にとって、見間違いの障害をおこすことなく、又、人間の目に負担をかけることなく、道路標示の画像取得を行うことができる。
図2は、照明付きカメラ204を示す図である。
(A)は、前面の上部にレンズ221があり、その下部に1段目の赤外線LEDがL1〜L7の7個、2段目の赤外線LEDがL8〜L13の6個を配置した図である。尚、赤外線LEDの取付け数はこれに限定されるものではない。又、1段目と2段目の取付け数が異なるのは、カメラは広角レンズの使用が一般的であり、遠方の撮像範囲が広がることから照射範囲を広くするためであるが、同じであってもよい。
発光した赤外線LEDの光の中に雨や霧が存在すると、乱反射の原因となり、レンズ221を通した撮像画像は不鮮明になるが、レンズ221の下方(路面側)に赤外線LEDを配置することにより、撮像領域の光を必要最小限にでき、ひいては、雨や霧による乱反射の影響を小さくし、撮像画像への影響を低減できる。
(B)は、車両300の後方部(310)にあるナンバープレート320の上部に、カメラ204を路面330に向かって傾斜させて取付けた様子を示す図である。
この傾斜の程度は、路面330からカメラ204の距離,赤外線LEDL1〜L13の光の広がり、及び赤外線が人間の目に影響を与えないこと、を考慮して決められる。
(C)は、L1〜L7で照射される光線340とL8〜L13の照射光線350によって路面330を照射する様子を示す図である。
尚、カメラ204の取付け位置を車両後方部の後部ナンバープレートの上部に取付けて、自車から遠ざかる道路標示の認識処理をする構成に限定されるものではなく、道路標示をカメラで撮像できる位置であれば、どこでもよい。車両後方部に限らず車両前方部、例えば前部ナンバープレートの上部に取付けて、自車に近づいてくる道路標示をカメラで撮像するようにしてもよい。
図3は、照明制御部203の制御内容を示すブロック図である。
照明制御部203は、認識要求送信部101からの要求を受け、各種情報通知部102からの各種情報に基づき、道路標示認識,レーン認識,レーンの横方向移動時認識,レーン/道路標示認識,レーン/道路標示の横方向移動時認識,自車の影が生じた場合の認識等の処理を制御する。
図4は、照明制御部203のフロー図である。
照明制御部203は、認識要求送信部101から道路標示の認識要求と現在位置情報111と道路標示情報113を、画像処理部201から輝度情報211を、各種情報通知部102から各種情報を取得する(S41)。
次に、これらの情報に基づいて、照明部260(L1〜L13)による道路の照明が必要か否かを判断する(S42)。現在位置情報111と道路標示情報113により、認識すべき道路標示が確定できる。そして、各種情報のうち照明情報116を参照すれば、昼か夜か,トンネル内か、といった状況が分かるため、夜やトンネル内であれば照明が必要であると判断する。尚、昼であっても、照明が必要な場合がある。例えば、輝度情報211を参照して、画像中に輝度の低い箇所があることが分かれば、当該箇所に影ができていると判断し、当該箇所を照明すると判断する。
照明が必要な場合、どの赤外線LEDを点灯するかを選択する(S43)。そして、選択した赤外線LEDを用いて、認識要求された道路標示を照明する(S44)。
次に、照明をする必要がない全消灯区間に入ったか否かを判断する(S45)。入った場合、照明を全消灯して(S46)処理を終了し、入っていない場合、照明を続行する(S44)。
S42において、照明が不要な場合、何もせずに処理を終了する。
図5は、自車300が菱形の標示501が標示された路面500上を走行する場合の、照明制御部203の制御内容(道路標示認識機能)を説明するための図である。
時間t1以前では、認識要求送信部101から認識要求を取得していないので、道路標示の認識が不要である。区間503は、L1〜L13を全て消灯する全消灯区間を示す。
時間t1で、認識要求送信部101から菱形の標示501の認識要求を取得すると、照明制御部203は、カメラ204の中央部(ここでは、L3〜L5とL10,L11)を点灯にする。区間504は、中央部点灯区間を示す。
そして、菱形の標示501が後方に通過する時間t2において、カメラ204は道路標示501を撮像し、画像処理部201は、当該取得画像に基づいて画像認識処理を実行して、その認識結果、即ち、道路標示種別ID、自車から道路標示までの距離、及び、自車から道路標示までの角度を、更新部105へ送信する。
時間t2を経過すると、照明制御部203は、次に認識要求を取得するまで、再びL1〜L13を全て消灯する。区間506は、全消灯区間を示す。
尚、図6に示すように、走行車線の全てに標示された大きな道路標示、例えば横断歩道610では、時間t1でL1〜L13を全部点灯する。このように、道路標示の種別に基づいて、照明範囲を変化させる。
図7は、境界線520,521を認識する場合の、照明制御部203のレーン認識機能を説明するための図である。ここでは、境界線のみ照らすよう、L1,L7,L8,L13のみ点灯している。
図8は、自車が境界線を跨って横方向に移動する場合の、照明制御部203のレーンの横方向移動時認識機能を説明するための図である。
(A)は右方向から左方向への移動を示し、L1,L3〜L5,L8,L10,L11のみ点灯しており、(B)は左方向から右方向への移動を示し、L3〜L5,L7,L10,L11,L13のみ点灯している。
図9は、菱形の標示501と境界線520,521を認識する場合の、照明制御部203のレーン/道路標示認識機能を説明するための図である。ここでは、L1,L3〜L5,L7,L8,L10,L11,L13のみ点灯している。
図10は、自車の幅寄せ走行で菱形の標示501と境界線520,521が横方向にずれた場合の、照明制御部203のレーン/道路標示の横方向移動時認識機能を説明するための図である。自車が走行するレーン内の自車位置又は姿勢のうち少なくとも一方に基づいて照明範囲を変化させている。レーンの位置から道路標示の相対位置を予測して、L2,L3,L5,L6,L9〜L13のみ点灯している。
尚、図8のレーンの移動や図10の横方向のずれは、操舵角センサ,ジャイロセンサなどの車両情報からも予測することができ、この信号を起点として照明制御を開始してもよい。又、運転者が操作する方向指示器の操作により予測してもよい。
図11は、自車の影523によって道路標示の照度が不足する場合の、照明制御部203の自車影認識機能を説明するための図である。時刻情報114と天気情報115から予め生ずる影を予測して、L2〜L7のみ点灯している。
季節によって太陽の高度が変化するので、自車の現在位置と現在時刻が分かれば、太陽高度が割り出せ、自車の影の方向や大きさが予測できる。更に、その時の天気情報も無線通信などで知ることができれば、影ができる状況か否かを判別できる。
尚、影の情報は、道路標示が現われる前の路面の取得画像から、影の発生,形を解析してその結果を照明制御に反映させてもよい。又、自車の影523は太陽の位置で決まり、短時間での変化は小さいので、道路標示の一部の取得画像から、影で暗くなった画像を認識した後、照明制御を行ってもよい。
ここでは、自車の影の場合について説明したが、電柱や建物,樹木などの構造物による影が存在する場合も同様である。
以上、実施例1によれば、道路標示等が見えにくく照明が必要な環境下において、複数の赤外線LEDを備えた照明装置の点灯を、ナビの認識要求と走行状況によって、必要な個数だけ赤外線LEDを点灯することにより、常時照明を点灯させることがないので、省電力化や赤外線LEDの耐久性に効果があると同時に、道路標示の認識率を向上させることができる。更に、カメラと赤外線LEDの構造を一体化させた照明付きカメラにすることにより、小型化や配線の集約化が容易になる。
実施例1では、路面を照射する複数の赤外線LEDの点灯,消灯を制御する照明制御であった。ここで、自車の素早い動き、例えば図8に示したレーンの移動が素早い場合は、一部分だけの照明では、その照明範囲のトラッキングが追いつかず、境界線の認識ができない状況が発生し、レーンのトラッキングができなくなり、自車の走行レーンが確認できない状況が生ずる可能性がある。
そこで、実施例2では、自車の素早い動きを予め予測して、全ての赤外線LEDを所定の照射強度で点灯して路面を照明し、該当部分の赤外線LEDの照射強度が特に強くなるよう照明制御を行う。
図12は、レーンの移動時に赤外線LEDの照射強度を制御する実施例を示す図である。
(A)は、レーンの移動の予測により、全ての赤外線LED,L1〜L13を所定強度で点灯させ、認識要求送信部101からの境界線521と522の認識要求により、該当部分の赤外線LED,L1,L7,L8,L13の照射強度を大きくして路面の照明を行い、画像処理部201は、カメラ204で取得した取得画像から境界線521と522の画像認識処理を実行している。
素早いレーンの移動予測は、車両情報の舵角センサ139では遅すぎる場合があるので、方向指示器の信号を使う等が有効な方法である。
(B)は、レーンを左方向に素早く移動する場合であり、L1,L3〜L5,L8,L10,L11の照射強度を大きくしている。
実施例2によれば、レーンの移動間に境界線における照明強度が弱い部分を通過した場合、多少の照明不足となっても画像認識が全くできないことはなく、確信度が低いながらも、前後関係から境界線の認識が可能であり、走行レーンの確認ができない状況を回避することができる。
尚、自車の素早い動きに対して、全ての赤外線LEDの照射強度を大きい状態で一定にしても、レーンのトラッキングが可能であり、走行レーンの確認をすることができる。
図13は、カメラと赤外線LEDの配置した、照明付きカメラ204の構造を示す他の実施例である。
(A)は、赤外線LEDをレンズ221の上部にL1〜L7を、下部にL8〜L13を配置した一体構造の照明付きカメラ204である。尚、上部と下部に配置した赤外線LEDの数は、これに限定されるものではない。
(B)は、撮像部220と照明部260を別体構成にした照明付きカメラ204であり、撮像部220の下部に一列に配置した赤外線LEDの照明部260を配置するようにしている。尚、赤外線LEDの配置は一列に限定されるものではなく、複数列に配置してもよい。
(C)は、撮像部220の両側方に2つに分割した赤外線LEDの照明部261,262を配置するようにしている。
照明付きカメラ204を図13の構成としても、実施例1と同様に照明制御を行うことにより、同等の効果を得ることができる。
実施例1〜3では、複数の赤外線LEDと撮像部220により照明付きカメラ204を構成していた。実施例4では、一個の赤外線LEDにより、該当する道路標示を掃引しながら照射する。
図14は、照明付きカメラ204の第4の実施例を示す図である。
(A)は、照明付きカメラ204を正面からみた図であり、当該カメラ204は、撮像部220,赤外線LED222,赤外線LED222から発光する赤外線を受けるミラー223,ミラー223を横方向(2241)に回転させる横方向回転アクチュエータ224、及びミラー223を縦方向(2251)に回転させる縦方向回転アクチュエータ225からなり、ミラー223で反射された赤外光を路面600に照射する。
(B)は、照明付きカメラ204を撮像部220の下方向からみた図であり、横方向回転アクチュエータ224によりミラー223が反時計方向に回転すると、反射された赤外光610(実線)が路面600の右方向を照射する。又、ミラー223が時計方向に回転すると、反射された赤外光620(点線)が路面600の左方向を照射する。即ち、横方向回転アクチュエータ224により回転するミラー223により、赤外線LED222の光線が反射されて路面600の幅方向630を掃引して照射する。
(C)は、撮像部220の側方向からみた図であり、縦方向回転アクチュエータ225によりミラー223が左方向に回転し、反射された赤外光640(実線)が自車から遠い方向の路面600を照射する。又、縦方向回転アクチュエータ225が右方向に回転すると、反射された赤外光650(点線)が自車に近い方向の路面600を照射する。即ち、縦方向回転アクチュエータ225により回転するミラー223により、赤外線LED222の光線が反射されて路面600の走行方向660を掃引して照射する。
図14の照明付きカメラ204は次のように制御される。
道路標示の認識要求を取得すると、照明制御部203は、道路標示種別に応じて横方向回転アクチュエータ224の回転範囲を設定して、路面600の幅方向630の回転を制御し、その回転範囲内で縦方向回転アクチュエータ225の回転により、路面600の走行方向660を制御する。
図15は、路面600に菱形の標示501があり、照明制御部203に制御された場合の光跡である。
路面600の幅方向は、横方向回転アクチュエータ224により幅670の範囲で制御され、走行方向は、縦方向回転アクチュエータ225により幅680の範囲で制御される。
地点671で赤外線LED222を点灯させ、横方向,縦方向回転アクチュエータ224,225により地点672に向かって制御し、地点672に達した後、両アクチュエータ224,225の回転方向を反転して地点673に向かって制御する。
以後、地点673,674,675において、両アクチュエータ224,225の回転方向を反転させながら、地点676まで赤外線LED222を点灯して掃引する。この間カメラ204で撮像した取得画像により菱形の標示501の画像認識処理を実行する。
実施例4によれば、赤外線LEDの個数を低減でき、省電力化にできる効果があると同時に、赤外線LEDの照明部を小型化できる効果がある。
図16は照明付きカメラ204の第5の実施例を示す図であり、縦方向回転アクチュエータ225を省略している。
図16では、制御装置226が自車の走行速度に応じて横方向回転アクチュエータ224を制御する。即ち、走行速度が速い場合には、横方向回転アクチュエータ224の回転を速く、走行速度が遅い場合には、横方向回転アクチュエータ224の回転を遅く制御することにより、ミラー223で反射される赤外線LEDの照射が道路標示上で途切れないようにする。
実施例5によれば、実施例4の効果以外に、縦方向回転アクチュエータ225の省略により照明付きカメラ204を小型化できる効果がある。
尚、実施例4,5ではミラー223のミラー面は平面、あるいは曲面の例であるが、多角形柱の鏡、即ちポリゴンミラーを横方向に回転し、路面600の幅方向630に光を反射させてもよい。
図17は照明付きカメラ204の第6の実施例を示す図であり、ミラー223を複数配列したミラーモジュール227で構成している。
図17では、ミラーモジュール227のミラー数と同数の赤外線LEDモジュール228を配置して、ミラーモジュール227を横方向回転アクチュエータ(2241)と縦方向回転アクチュエータ(2251)により制御している。
実施例6によれば、複数のミラーを配置したミラーモジュール227にすることにより、横方向回転アクチュエータ224の動作範囲が狭くできるので、信頼性が向上すると共に照射応答を速くできる効果がある。
図18は照明付きカメラ204の第7の実施例を示す図であり、ミラー223を省略して、赤外線LED222を横方向回転アクチュエータ224と、縦方向回転アクチュエータ225に回転させるようにしている。構成が簡単化で安価な製作ができる効果がある。
図19は、車両側方部、例えばサイドミラーに取付けた照明付きカメラ204を具備した自車700が高速道路701を走行中に、インターチェンジの下り口等の分岐を表示する道路標示の認識を行い、自車の位置をナビ100に通知して、位置補正を行う状況を示す図である。
区間702は、認識要求送信部101からの道路標示認識要求がない区間であり、赤外線LEDの全消灯区間である。
地点703は、「この先分岐有り(分岐地点704)」の認識要求送信部101からの通知地点であり、この地点より赤外線LEDを全点灯し、道路標示の認識処理が開始される。
分岐区間では、照射された光705により、点線の白線706が認識処理結果として取得されるので、分岐区間であることが認識できる。
分岐区間が終了すると、道路標示は点線の白線706からゼブラゾーン707に変化するので、このゼブラゾーン707を認識することにより、道路標示の認識処理が終了して、地点708で赤外線LEDを全消灯する。
即ち、赤外線LEDは、区間702で全消灯、区間709で全点灯、区間710で全消灯の制御が行われる。
実施例8によれば、ナビ100による自車の位置認識において、高速道路走行の分岐地点毎に位置補正をするので、累積誤差が少なくでき、自車位置の精度を向上できる効果がある。
実施例8では、ゼブラゾーン707を認識して赤外線LEDを消灯したが、高速走行や雨天時においてゼブラゾーン707の認識が失敗した場合には、「この先分岐有り(分岐地点704)」から一定時間経過後に赤外線LEDを消灯させる制御にすることもできる。
又、実施例8では、区間702,710において、赤外線LEDを全消灯としたが、高速走行は、実施例1の図12で説明した素早いレーン移動動作に類似するので、点灯区間709の照射強度に対して、区間702,710の照射強度を低く点灯させ、高速走行対応にすることもできる。
更に、実施例8では、照明付きカメラ204をサイドミラーに取付けた場合で説明したが、車両の側方であればサイドミラーに限定されない。又、両側方向に取付けて、両方向の境界線を同時に認識することもできる。
実施例1〜8の照明付きカメラ204の照明灯は、赤外線LEDで説明したが、一般にカメラレンズは近赤外線が透過でき、更に一般的な撮像素子であるCCDやCMOSは近赤外線に対して感受性があるので、光のピーク波長が可視光線に近い近赤外線になるようなLEDを使用することが望ましい。
又、撮像素子と撮像対象の間に可視光線と近赤外線のみを透過させるフィルタを介在させることにより、道路標示に照射されている太陽光に含まれる可視光線と近赤外線LEDの照射光により画像を鮮明に取得することができる。
実施例1〜8では、照明付きカメラ204を自車に1台だけ取付けた構成であるが、複数台取付けて照明灯を制御して画像認識することもできる。
システムを示すブロック図。 照明付きカメラを示す図。 照明制御部の制御内容を示すブロック図。 照明制御部のフロー図。 道路標示認識機能を説明するための図。 大きな道路標示を照明する様子を示す図。 レーン認識機能を説明するための図。 レーンの横方向移動時認識機能を説明するための図。 レーン/道路標示認識機能を説明するための図。 レーン/道路標示の横方向移動時認識機能を説明するための図。 自車影認識機能を説明するための図。 レーンの移動時に照射強度を制御する様子を示す図。 カメラと赤外線LEDの配置した照明付きカメラ204を示す図。 ミラー付きの、縦横に回転できるカメラを示す図。 菱形の標示上の光跡を示す図。 縦方向回転アクチュエータのない照明付きカメラを示す図。 ミラーモジュールで構成されたカメラを示す図。 ミラーを省略して、縦横に回転できるカメラを示す図。 高速道路を走行中に道路標示認識を行う様子を示す図。
符号の説明
100 ナビ
101 認識要求送信部
102 各種情報通知部
103 GPS
104 センサ
105 更新部
106 DB
200 道路標示認識装置
201 画像処理部
202 カメラ制御部
203 照明制御部
204 カメラ

Claims (14)

  1. 道路を撮像する撮像部と、道路を照明する照明部と、前記照明部を制御する照明制御部を備える道路標示認識装置において、
    前記照明制御部は、前記撮像部が撮像する領域のうち、道路標示に係る第1の領域を、当該道路標示に係る領域以外の第2の領域よりも強く照明するよう前記照明部を制御し
    自車位置を特定する自車位置特定部に接続され、
    前記道路標示は、前記自車位置特定部の認識要求に基づき特定される、道路標示認識装置。
  2. 前記照明制御部は、前記撮像部が撮像した画像の輝度情報に基づいて、照明範囲を変化させるよう前記照明部を制御する、請求項1記載の道路標示認識装置。
  3. 第1の照明部と第2の照明部を更に備え、
    前記第1及び第2の照明部は、互いに異なる領域を照明する、請求項1記載の道路標示認識装置。
  4. 前記照明制御部は、前記撮像部が撮像する所定領域に対して光を掃引するよう前記照明部を制御する、請求項1記載の道路標示認識装置。
  5. 道路標示に関する種別情報と位置情報を含むデータベースを更に備え、
    前記道路標示の種別は、前記データベースの情報、及び、前記自車位置特定部の情報に基づいて選択する、請求項1記載の道路標示認識装置。
  6. 前記照明制御部は、前記自車の進行方向の方角情報,現在の年月日時間情報,現在地の緯度経度情報、及び、自車の形状情報のうち、少なくとも一つに基づいて、光量を変化させるよう前記照明部を制御する、請求項1記載の道路標示認識装置。
  7. 前記照明部が照明する光のピーク波長は近赤外線領域である、請求項1記載の道路標示認識装置。
  8. 前記撮像部の撮像素子と撮像対象の間に、可視光線と近赤外線のみを透過させるフィルタを更に備える、請求項1記載の道路標示認識装置。
  9. 前記照明部は、前記撮像部よりも路面に近い位置に配置される、請求項1記載の道路標示認識装置。
  10. 前記撮像部及び前記照明部は、一つの筐体に収納される、請求項1記載の道路標示認識装置。
  11. 前記照明部は、前記撮像部が撮像する所定領域に対して左右上下方向に可動する、請求項1記載の道路標示認識装置。
  12. 前記照明部は、発光した光を反射板に照明し、反射光が前記撮像部で撮像する所定領域を照明するように前記反射板を左右上下方向に可動する、請求項1記載の道路標示認識装置。
  13. 前記反射板は複数の反射板の集合体であり、前記照明部は、発光手段を前記複数の反射板と同数備える、請求項12記載の道路標示認識装置。
  14. 道路を撮像する撮像部と、道路を照明する照明部と、前記照明部を制御する照明制御部を備える道路標示認識装置において、
    前記照明制御部は、前記撮像部が撮像する領域のうち、道路標示に係る第1の領域を、当該道路標示に係る領域以外の第2の領域よりも強く照明するよう前記照明部を制御し、
    かつ前記道路標示の種別に基づいて、照明範囲を変化させるよう前記照明部を制御する、道路標示認識装置
JP2008206516A 2008-08-11 2008-08-11 道路標示認識装置 Active JP4969530B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008206516A JP4969530B2 (ja) 2008-08-11 2008-08-11 道路標示認識装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008206516A JP4969530B2 (ja) 2008-08-11 2008-08-11 道路標示認識装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010045466A JP2010045466A (ja) 2010-02-25
JP4969530B2 true JP4969530B2 (ja) 2012-07-04

Family

ID=42016509

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008206516A Active JP4969530B2 (ja) 2008-08-11 2008-08-11 道路標示認識装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4969530B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101428239B1 (ko) * 2012-12-04 2014-08-07 현대자동차주식회사 노면 표식 인식 장치 및 그 인식 방법
JP7344237B2 (ja) * 2021-02-10 2023-09-13 ヤマハ発動機株式会社 無人搬送車

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002114097A (ja) * 2000-10-10 2002-04-16 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd 車載用赤外線撮像装置
JP3850021B2 (ja) * 2002-01-11 2006-11-29 アルパイン株式会社 赤外線照明付撮影装置
DE102004001441B4 (de) * 2004-01-08 2006-04-27 Leica Microsystems Cms Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Justierung der beiden Objektive in einer 4Pi-Anordnung
JP4490716B2 (ja) * 2004-03-26 2010-06-30 アイシン精機株式会社 車載カメラ用補助照明装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010045466A (ja) 2010-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102897083B (zh) 前大灯的配光控制装置
US10558866B2 (en) System and method for light and image projection
EP2965946B1 (en) Vehicular lighting apparatus
CN108859933B (zh) 车辆用灯泡及车辆
US7233311B2 (en) Digital display apparatus for vehicle and method of displaying information
US6969183B2 (en) Digital lighting apparatus for vehicle, controller for digital lighting apparatus, and control program for digital lighting apparatus
CN105270254B (zh) 用于控制车辆的至少一个大灯的光发射的方法和设备
JP2002193025A (ja) 車両用前照灯装置
US10730427B2 (en) Lighting device
US11772545B2 (en) Apparatus, system and method for controlling lighting using gated imaging
JP2007156832A (ja) 車載用近赤外照射装置および車載用周辺監視装置
CN112334361A (zh) 信息显示装置和信息显示方法
CN113015653A (zh) 车辆用灯具系统
JP2009029227A (ja) 照明制御装置および方法、並びに、プログラム
JP7370805B2 (ja) 車両の路面描画装置。
JP4969530B2 (ja) 道路標示認識装置
US11993201B2 (en) Method for controlling modules for projecting pixelated light beams for a vehicle
JP6097543B2 (ja) 灯具制御システムおよび制御装置
JP7472571B2 (ja) ヘッドライト制御装置
KR20160091331A (ko) 자동차용 야간 화상들을 형성하는 시스템 및 방법
CN115681871B (zh) 一种车灯模块、灯光系统以及车辆
US20230311818A1 (en) Sensing system and vehicle
JP2024014291A (ja) 路面描画システム
WO2024018953A1 (ja) 路面描画システム
JP2023553740A (ja) 工事現場を通行する際の車両照明の調整方法および車両

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20100106

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100709

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100709

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111101

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120306

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120403

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150413

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4969530

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350