JP4959131B2 - 可撓性注入ポート - Google Patents

可撓性注入ポート Download PDF

Info

Publication number
JP4959131B2
JP4959131B2 JP2004363271A JP2004363271A JP4959131B2 JP 4959131 B2 JP4959131 B2 JP 4959131B2 JP 2004363271 A JP2004363271 A JP 2004363271A JP 2004363271 A JP2004363271 A JP 2004363271A JP 4959131 B2 JP4959131 B2 JP 4959131B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
injection port
flexible
layer
inner layer
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004363271A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005177482A (ja
Inventor
ハウ−ルン・チェン
ショーン・ピー・コンロン
デール・アール・シュルツ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ethicon Endo Surgery Inc
Original Assignee
Ethicon Endo Surgery Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=34552782&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP4959131(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Ethicon Endo Surgery Inc filed Critical Ethicon Endo Surgery Inc
Publication of JP2005177482A publication Critical patent/JP2005177482A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4959131B2 publication Critical patent/JP4959131B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M39/00Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
    • A61M39/02Access sites
    • A61M39/0208Subcutaneous access sites for injecting or removing fluids
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M39/00Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
    • A61M2039/0036Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use characterised by a septum having particular features, e.g. having venting channels or being made from antimicrobial or self-lubricating elastomer
    • A61M2039/0072Means for increasing tightness of the septum, e.g. compression rings, special materials, special constructions
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M39/00Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
    • A61M39/02Access sites
    • A61M39/0208Subcutaneous access sites for injecting or removing fluids
    • A61M2039/022Subcutaneous access sites for injecting or removing fluids being accessible from all sides, e.g. due to a cylindrically-shaped septum
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M39/00Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
    • A61M39/02Access sites
    • A61M39/0208Subcutaneous access sites for injecting or removing fluids
    • A61M2039/0226Subcutaneous access sites for injecting or removing fluids having means for protecting the interior of the access site from damage due to the insertion of a needle

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Description

本発明は、医学の分野に関し、詳細には、特に化学療法及び調節可能胃バンド法(adjustable gastric band procedure)などに用いられる移植用注入ポートに適した、患者の体内に外科的に移植する医療装置に関する。
外科医は、化学療法及び胃バンド調節などのために長期に亘って定期的に流体を注入する必要がある患者の体内に皮下注入ポートを日常的に移植している。この注入ポートは、患部(鎖骨下静脈など)または胃バンドに液体を移送するために可撓性チューブカテーテルに接続されている。現在の注入ポートは、直径が約25mm、高さが15mmの硬質の金属またはプラスチックハウジングを含む。硬質のハウジング内の厚いシリコーン隔壁が、カテーテルに連通した内側の部屋を覆っている。
一般に、外科医は、主に注入ポートの反転を防止するため及び注入ポートが体内で移動するのを防止するために、注入ポートを皮膚層及び脂肪層の下側の筋膜に縫合糸で固定する。隔壁には注入ポートの一側からしかアクセスできないため、注入ポートが反転すると外科的処置で注入ポートの位置を直す必要がある。
患者によっては、外科医は注入ポートを下腹部に移植することがあり、このような場合、厚みが数センチにもなる脂肪層の下側に注入ポートを埋め込むことになる。通常は、外科医は触診のみで注入ポートを位置を確認することができる。しかしながら、極端に肥満した胃バンド患者など、妨げる厚い脂肪層がある場合は、外科医はポートを配置する際に蛍光透視、超音波、または他の手段も用いなければならない。更に、外科医は、注入ポートに対して概ね垂直な方向に針を刺して、直径が僅か12〜15mmの隔壁の標的領域に当てなければならない。患者によっては、外科医は、皮膚層のすぐ下の胸骨または右上胸部に注入ポートを配置することもある。触診による位置確認が容易であるが、患者によっては突き出たポートを不快或いは美容上好ましくないと感じる。
従って、比較的軟質の可撓性材料から形成され、理想的には太い天然の血管のように見え感じる(現在の注入ポートと比較して)皮下移植用注入ポートが要望されている。また、体組織における注入ポートの向きに関係なく皮下針を刺入でき、針を抜くと自己密閉する移植用注入ポートが要望されている。更に、外科医が、従来の注入ポートに必要な切開よりも小さい切開でより迅速に体内に配置できる皮下移植用注入ポートが要望されている。
体内の皮下に留置する注入ポートであって、第1の端部、第2の端部、及びこれらの端部間の壁部を有する実質的に軟質で可撓性の細長い本体を含む。壁部は、針で刺入された後に自己密閉するように1または複数の材料からなる。注入ポートの本体は更に、壁部によって囲まれた流体レザバーを含む。最後に、注入ポートは、レザバーに連通した、本体に取り付けられた可撓性の細長いチューブカテーテルを含む。
注入ポートの向きに関係なく皮下針を刺入でき、針を抜くと自己密閉する移植用注入ポートが提供される。
添付の特許請求の範囲の本発明の特に新規な特徴を図示する。しかしながら、添付の図面を参照しながら以下の詳細な説明を読むことで、本発明の構造及び方法をより良く理解できるであろう。
図面を参照すると、図1及び図2に、従来技術の注入ポート10が示されている。注入ポート10は通常、切頭円錐構造であり、本体部分12、ハウジング14、シール部材16、及びカテーテル部分18を含む。本体部分12は、ゴム引きされた可撓性材料からなり、内部にキャビティ20を有する。カテーテル支持部22が本体部分12と一体に形成されている。ハウジング14は、耐食性金属から形成され、上方を向いた小さい入口通路24を有する。シール部材16は、ゴム引きされた材料からなり、皮下針などで容易に刺入でき、通路24の刺入可能なシールを提供している。ハウジング14及びシール部材16は、流体を受け取って受容するための注入ポート10の開いたキャビティ20を画定している。カテーテル部分18が、本体部分12のカテーテル支持部22及びハウジング14を貫通してキャビティ20内に延在し、これによりキャビティ20と注入ポート10の外部とが連通しているため、流体をキャビティ20から患者の体内に供給できる。
外科医は、患者の注入ポート10を皮下移植する。薬物や生理食塩水などの流体を注入する場合、外科医は、皮下針などを患者に刺入し、針の先端がシール部材16を通過してキャビティ20内に至るようにする。通路24が比較的小さいため、外科医が患者に流体を導入する時はいつも、患者の皮膚及び組織の同じ局所領域を介して針をシール部材16に刺入しなければならない。従って、シール部材16が、著しく損傷し、最終的には漏れが生じることがある。また、皮膚及び皮下組織の局所領域が望むようには治癒しないであろう。更に、ハウジング14が金属製であるため、針先端部が傷つき、針を引き抜く時に患者の外傷を大きくしてしまうことがある。更に、注入ポート10及び金属製ハウジング14が切頭円錐構造であるため、特に、患者の注入ポート近傍の部位を誤って打ったり当てたりすると、注入ポート10が相当な不快感を患者に与えることがある。加えて、注入ポート10の切頭円錐構造により、患者の体に見栄えのよくない瘤ができる。更に、通路24を介さなければ流体をキャビティ20内へ導入できないため、外科医は、針を皮膚に対して実質的に垂直にして注入ポート内へ刺入しなければならない。従って、患者の皮膚や組織の近接領域が針を効果的に支持することができない場合が多い。
従来技術の注入ポート10を胃バンドの移植などの腹腔鏡手術に用いる場合、外科医は腹腔鏡手術中に注入ポート10をカテーテル部分18に取り付ける必要がある。これは、注入ポート10が大き過ぎて、腹腔内の胃へのアクセスに用いる標準的な大きさ(直径12mm)の腹腔鏡ポート内に通すことができないためである。外科医は、注入ポートをカテーテルの自由端に取り付けないで、胃バンド及びカテーテルを腹腔内に導入しなければならない。外科医は、胃バンドを胃の周りに取り付けたら、腹筋、筋膜層、皮下脂肪層、及び皮膚を介してカテーテルの自由端を体外に出して、カテーテルの自由端を注入ポートに取り付ける。次いで外科医は、患者の腹部または胸部の所望の部位に注入ポートを皮下移植する。外科医は、注入ポートをカテーテルに接続するのに追加の時間を割かなければならない。また、外科医は、理想的ではない条件下で注入ポートをカテーテルに巧みに接続しなければならない。従って、カテーテルを注入ポートに接続する時に発見できない漏れによる合併症が起こる可能性がある。
図3は、可撓性注入ポートすなわち本体30を示す本発明の第1の実施形態の等角図である。可撓性注入ポート30は通常、第1の端部34、第2の端部36、及びこれらの間に延在する管状注入部分32を含む。外科医は、皮下針などを用いて注入部分32に刺入し、薬物や生理食塩水などの流体を可撓性注入ポート30の中に導入することができる。注入部分32は、外科医が皮下針を引き抜くと自己密閉する。注入部分32の長さは、限定するものではないが、約5〜20cmの範囲である。注入部分32の直径は、限定するものではないが、約5〜12mmの範囲である。カテーテル42が第1の端部34に取り付けられ、可撓性注入ポート30内に注入された流体が患者の体内の別の部位に供給される。カテーテル42は、図1及び図2に示されているような従来の注入ポートに利用できる当分野で周知のシリコーンゴムや他の生体適合性ポリマーから形成することができる。アイループ40を有するつなぎ部分38が、第2の端部36から延びている。外科医は、従来の外科用把持装置を用いてつなぎ部分38を把持する、アイループ40に縫合糸を結ぶ、或いは把持装置と縫合糸を組み合わせて可撓性注入ポート30を体内に容易に配置することができる。
図3に示されている可撓性注入ポート30は実質的に直線状であるが、患者の体内への配置を容易にするため、または移植部位の体の構造に一致させるために、可撓性注入ポート30を曲線状または非直線状にすることができる。可撓性注入ポート30は比較的軟質の可撓性材料から形成されているため、外科医は、例えば、腹腔鏡ポートを介して体内に導入する時に一時的に直線状にすることができる。
図4は、図3に示されている注入部分32の線4−4に沿って見た、可撓性注入ポート30の断面図である。この位置及び注入部分32の長さにおけるどの位置でも、可撓性注入ポート30は、内側チューブ46を径方向に圧迫できる外側チューブ44を含む。可撓性注入ポート30は、カテーテル42に連通した、注入部分32の全長に亘って延在する流体レザバー48を含む。壁部の全厚みは約2〜4mmの範囲である。
図5は、可撓性注入ポート30の長手方向の断面図である。皮下針100が注入部分32に刺入し、皮下針100の先端部102が流体レザバー48内に位置している。第1の端部34、第2の端部36、つなぎ部分38、アイループ40、及び内側チューブ46は、シリコーンゴム、ラテックスゴム、またはポリウレタンゴムなどのエラストマーから一体成形される。成形されたエラストマーは、限定するものではないが、40〜60の範囲のデュロメーター硬度を有する。カテーテル42は、当分野で周知の様々な接着剤及び技術の1つを用いて第1の端部34の内側に結合させ、レザバー48に連通させることができる。外側チューブ44は、PTFE収縮性材料または類似の生体適合性収縮材料から形成することができる。製造工程中に、外側チューブ44を内側チューブ46の周りに収縮前の構造で緩く取り付けることができる。次いで熱を加えて、外側チューブ44を内側チューブ46の周りにぴったりと密着させる。従って、外側チューブ44が軟質の内側チューブ46に相当な圧迫力を加え、これにより内側チューブ46が皮下針100によって形成された刺し孔を容易に閉じることができる。
図6は、図3に示されている第1の実施形態に外見が類似している本発明の第2の実施形態である可撓性注入ポート50の断面図である。可撓性注入ポート50は、外側チューブ52、内側チューブ54、及び内側ライニング56を含む。外側チューブ52及び内側チューブ54はそれぞれ、図4の第1の実施形態の外側チューブ44及び内側チューブ46と同じである。内側ライニング56は、内側チューブ54を内側から支持するべく内側チューブ54にぴったりと取り付けられた、ポリエチレンまたはPTFEなどの押出プラスチックの肉薄チューブとすることができる。このように内側チューブ54を支持することにより、外側チューブ52による内側チューブ54に対する圧迫力が大きくなり、自己密閉性を促進することができる。内側ライニング56の材料は、内側チューブ54よりも針刺入抵抗性が高くなるように選択することができる。この刺入抵抗性の差により、外科医が、針先端部が流体レザバー58内に刺入したことを感じることができる。内側ライニング56はまた、金属メッシュから形成し、多くの点で血管ステントと同様にすることができる。ここでも、壁部の全厚みは、約2〜4mmの範囲である。
図7は、図3に示されている第1の実施形態に外見が類似している本発明の第3の実施形態である可撓性注入ポート60の断面図である。可撓性注入ポート60は複数の層61を含む。この第3の実施形態では、複数の層61は、第1の層62、第2の層64、第3の層66、第4の層68、及び流体レザバーを覆う第5の層70を含む。針が急な角度で刺入される場合、複数の層に形成された刺し孔が整合しないため、針が引き抜かれても漏れが起こらない。複数の層61の各層は、複数の層61の他の層と同じ或いは異なる材料から形成することができる。複数の層61の各層は、特定の特性を有し、機能的に寄与する。例えば、第1の層62は、第2の層64に含まれている薬物を徐放するために、組織液が浸透できる材料から形成することができる。第5の層70は、20〜30の範囲のデュロメーター硬度を有するシリコーンゴムから形成することができる。第4の層68は、自己密閉性を高めるべく第5の層70を径方向に圧迫する熱収縮性PTFE材料から形成することができる。第3の層66は、拡散障壁として機能して流体レザバー72からの流体のロスを防止する金属箔などの材料から形成することができる。第2の層64は、高いデュロメーター硬度を有するシリコーンゴムから形成することができる。他の多くの材料を様々に組み合わせて使用可能であるため、注入ポート60は、特定の用途に特に適した特性を有するようにできる。軟質ポート壁から(へ)の体液の拡散は、例えば、軟質ポートの表面へのチタンまたは他の金属の蒸着、及びパラレン(Paralene)ポリマーでのコーティングを含め、様々な金属処理技術によって低減することができる。微小細菌から保護するのための他のコーティングも当分野で知られている。ここでも、壁部の全厚みは2〜4mmの範囲である。
図8に、本発明の第4の実施形態である可撓性注入ポート80が示されている。可撓性注入ポート80は、カテーテル92に取り付けられた第1の端部84、第2の端部86、及び注入部分82を含む。可撓性注入ポート80は更に、注入部分82に取り付けられた水かき形成部分88を含む。水かき形成部分88は、少なくとも注入部分82を覆っており、ポリエステルまたはポリプロピレンのメッシュ、及び発泡PTFEなどの薄い可撓性の移植用材料から形成されている。水かき形成部分88はまた、筋膜などの皮下組織にステープル止めまたは縫合するための広いマージン、並びに組織内植のための広い領域を提供して、長期に亘る安定性を助長し、可撓性注入ポート80の変位を実質的に防止する。図9は、図8の線9−9に沿って見た可撓性注入ポート80の断面図である。可撓性注入ポート80は、熱収縮性PTFE材料からなる外側チューブ94と、デュロメーター硬度が約20〜40のシリコーンゴムからなる内側チューブ96を含む。水かき形成部分88は、一対の水かき形成層91及び93を含む。これらの水かき形成層は、少なくとも注入部分82に亘って可撓性注入ポート80の中間平面において熱または化学的に密着結合させることができる。
外科医は、本発明すなわち前記した実施形態またはその等価物を患者の体内の様々な部位に移植することができる。図10−図12に、患者の腹部に皮下移植された可撓性注入ポート30の例が示されている。しかしながら、可撓性注入ポート30は、体内の皮下の他の部分にも移植することができる。
図10に、患者の体内に皮下移植された可撓性注入ポート30の第1の例が示されている。可撓性注入ポート30は、腹壁126を覆う筋膜層124の近傍に延在している。カテーテル42が、腹部の開口132を介して腹腔128から延びている。この腹部の開口132は、外科医が先立った外科処置で、腹腔鏡アクセスのために第1の切開部130と共に用いたものである。外科医は、任意で、第1の切開部130から離れた第2の切開部134を形成して、従来の外科把持装置及びレトラクターを用いて脂肪層122の下部の筋膜124に近接した可撓性注入ポート30を引張ることができる。しかしながら、外科医が第2の切開部134を形成しないと判断し、代わりに第1の切開部130を用いて可撓性注入ポート30を所定の位置に押し込むことができる。何れの場合も、外科医は切開を可能な限り少なくして、手術時間を短縮し、組織液が集積し感染部位となり得る体腔の閉じる部分の大きさを最小限にする。外科医は、任意で、留置用縫合糸104を用いて筋膜層124に可撓性注入ポート30を固定することができる。外科医が可撓性注入ポート30を所望の部位に配置したら、外科医は従来の縫合糸またはステープルを用いて第1の切開部130及び第2の切開部134を閉じる。
図11に、患者の体内に皮下移植された可撓性注入ポート30の第2の例が示されている。可撓性注入ポート30は、皮膚層120のすぐ下側の脂肪層122の上部に延在している。カテーテル42が、第1の切開部及び腹部の開口132(元は腹腔鏡ポート部位)を介して腹腔128内に延びている。外科医は、第1の切開部130を介して指または器具を用いて、可撓性注入ポート30のための空間を皮膚層120の下側に形成する。外科医は、従来の縫合糸またはステープルを用いて第1の切開部130を閉じる。通常は、筋膜層124及び腹壁126を介して腹部の開口132を閉じる必要はないが、治癒を促すため及びカテーテル42が腹部の開口132から移動するのを防止するために腹部の開口132を閉じることもできる。脂肪層122の厚みが5〜10cmを越える極端な肥満患者の場合、外科医は、後の流体の注入の際に触診で容易に可撓性注入ポート30の位置を確認できるように、皮膚層120のすぐ下側に可撓性注入ポート30を配置するのを選択することが多い。また、従来の静脈内(IV)針及び技術を用いて、皮下にあって天然の血管とそっくりな可撓性注入ポート30に流体を注入することができる。このようにすると、静脈注射の訓練を受けた看護士や他の臨床医が、外科医の流体注入を助けることができる。更に、臨床医が従来のIV針を用いる場合、IV針のシリンジ先端部内への流体の逆流により、臨床医が、針の先端が可撓性注入ポート30のレザバー内に適切に刺入したというフィードバックを目視できる。実際、注入する流体に着色剤を添加すると、この目視フィードバックを助長することができる。生理食塩水や薬物に添加できる無毒性着色剤は当分野で周知である。
図12に、患者の体内に皮下移植された可撓性注入ポート30の第3の例が示されている。この例の場合、外科医は、腹腔鏡ポート部位における組織の切開を全く或いは殆ど行わなくて良い。カテーテル42が、筋膜層124及び腹壁126を介して腹腔128から延びている。外科医が、皮膚層120の下側の脂肪層122に垂直方向に可撓性注入ポート30を配置する。外科医は、任意で、可撓性注入ポート30が腹腔128内に移動するのを防止するために腹部の開口132を縫合することができる。外科医はまた、従来の縫合糸またはステープルで第1の切開部130を閉じる直前に、外科用鋏でつなぎ部分38を可撓性注入ポート30から切り取ることができる。
上記した実施形態を用いて説明した本発明の可撓性注入ポート及びその等価物は、従来の注入ポートと比べて様々な利点を有する。本可撓性注入ポートは筋膜に取り付けなくても良いため、外科医処置時間を短縮できる。本可撓性注入ポートでは、移植のための切開部が小さく組織の切開が少ないため、患者の苦痛が小さく、傷跡が少なく、開腹が早く、感染症のリスクが小さい。可撓性注入ポートとカテーテルが一体構造であるため、外科処置中にカテーテルを注入ポートに接続する必要がなく、接合部の流体漏れによる様々な外科合併症のリスクを低減できる。可撓性注入ポートを皮膚表面近傍の脂肪層に移植できるため、外科医または訓練を受けた臨床医が、触診で注入ポートの位置を確認したり、標準的なIV技術で流体を投与したりすることができ、なおかつこの移植が美容的にも患者に受け入れられる。加えて、流体投与に短い注入針を用いることができるため、患者の不安を小さくすることができる。可撓性注入ポートは、金属部分を有しなくても良いため軽量で可撓性のインプラントを実現でき、これにより、患者の使用感が改善されると共に磁気共鳴及びX線透視撮影にも適合性である。最後に、患者の皮下脂肪層内に留置された可撓性注入ポートが取り得る殆どの向きで、皮下針を可撓性注入ポートの注入部分にアクセスできる。
本発明の好適な実施形態を図示及び説明してきたが、当業者であれば、このような実施形態が単に例示目的であることを理解できよう。当業者であれば、本発明から逸脱することなく、様々な変更形態、変形形態、及び置換形態に容易に想到するであろう。例えば、注入ポートを、トリクロサンなどの抗菌コーティングを施すことができる。当業者には明らかなように、例えば、本明細書の開示をロボット支援外科手術にも同様に適用できる。加えて、上記した構造にはそれぞれ機能があり、これらの構造がその機能を実施するための手段と見なすことができることを理解されたい。従って、本発明は、添付の特許請求の範囲及び概念によってのみ限定されるものである。
本発明の実施態様は以下の通りである。
(1)体内の皮下に留置する注入ポートであって、
(a)第1の端部、第2の端部、これらの両端部間に延在して刺入後に自己密閉する壁部、及び前記壁部によって囲まれた流体レザバーを有する実質的に軟質で可撓性の細長い本体と、
(b)前記レザバーに連通した、前記本体に取り付けられた可撓性の細長いチューブカテーテルとを含むことを特徴とする注入ポート。
(2)前記壁部が内側層及び外側層を含み、前記外側層が前記内側層の周りを圧迫していることを特徴とする実施態様(1)に記載の可撓性注入ポート。
(3)前記内側層及び前記外側層のそれぞれがポリマー材料から形成されていることを特徴とする実施態様(2)に記載の可撓性注入ポート。
(4)前記外側層が熱収縮性材料から形成され、前記内側層がエラストマーから形成されている実施態様(2)に記載の可撓性注入ポート。
(5)前記壁部が、流体拡散の障壁となる材料の層を含むことを特徴とする実施態様(1)に記載の可撓性注入ポート。
(6)更に、前記本体に取り付けられ前記本体から延出した水かき形成部分を含むことを特徴とする実施態様(1)に記載の可撓性注入ポート。
(7)前記本体が12mm以下の直径を有することを特徴とする実施態様(1)に記載の可撓性注入ポート。
(8)前記壁部が少なくとも3層の材料を含むことを特徴とする実施態様(1)に記載の可撓性注入ポート。
(9)最も内側の層の材料が、前記少なくとも3層の残りの2層よりも刺入抵抗性が高いポリマーから形成されていることを特徴とする実施態様(8)に記載の可撓性注入ポート。
(10)最も内側の層の材料が、金属製メッシュ材料から形成され、前記少なくとも3層の残りの2層を径方向に支持することを特徴とする実施態様(8)に記載の可撓性注入ポート。
(11)体内の皮下に留置する注入ポートであって、
(a)第1の端部、第2の端部、これらの両端部間に延在する壁部、及び前記壁部によって囲まれた流体レザバーを有する実質的に軟質で可撓性の細長い管状本体であって、前記壁部の実質的に全てが刺入後に自己密閉する、前記管状本体と、
(b)前記レザバーに連通した、前記本体に取り付けられた可撓性の細長いチューブカテーテルとを含むことを特徴とする注入ポート。
(12)前記壁部が内側層及び外側層を含み、前記外側層が前記内側層の周りを圧迫していることを特徴とする実施態様(11)に記載の可撓性注入ポート。
(13)前記内側層及び前記外側層のそれぞれがポリマー材料から形成されていることを特徴とする実施態様(12)に記載の可撓性注入ポート。
(14)前記外側層が熱収縮性材料から形成され、前記内側層がエラストマーから形成されている実施態様(12)に記載の可撓性注入ポート。
(15)前記壁部が、流体拡散の障壁となる材料の層を含むことを特徴とする実施態様(1)に記載の可撓性注入ポート。
(16)更に、前記本体に取り付けられ前記本体から延出した水かき形成部分を含むことを特徴とする実施態様(11)に記載の可撓性注入ポート。
(17)前記本体が12mm以下の直径を有することを特徴とする実施態様(11)に記載の可撓性注入ポート。
(18)前記壁部が少なくとも3層の材料を含むことを特徴とする実施態様(11)に記載の可撓性注入ポート。
(19)最も内側の層の材料が、前記少なくとも3層の残りの2層よりも刺入抵抗性が高いポリマーから形成されていることを特徴とする実施態様(18)に記載の可撓性注入ポート。
(20)最も内側の層の材料が、金属製メッシュ材料から形成され、前記少なくとも3層の残りの2層を径方向に支持することを特徴とする実施態様(18)に記載の可撓性注入ポート。
(21)体内の皮下に留置する注入ポートであって、
(a)第1の端部、第2の端部、これらの両端部間に延在する壁部、及び前記壁部によって囲まれた流体レザバーを有する実質的に軟質で可撓性の細長い管状本体であって、前記本体の前記両端部間の長さが約5mm〜20mm、外径が約5mm〜12mmであり、前記壁部の実質的に全てが刺入後に自己密閉する、前記管状本体と、
(b)前記レザバーに連通した、前記本体に取り付けられた可撓性の細長いチューブカテーテルとを含むことを特徴とする注入ポート。
(22)前記壁部が内側層及び外側層を含み、前記外側層が前記内側層の周りを圧迫していることを特徴とする実施態様(21)に記載の可撓性注入ポート。
(23)前記内側層及び前記外側層のそれぞれがポリマー材料から形成されていることを特徴とする実施態様(22)に記載の可撓性注入ポート。
(24)前記外側層が熱収縮性材料から形成され、前記内側層がエラストマーから形成されている実施態様(22)に記載の可撓性注入ポート。
(25)前記壁部が、流体拡散の障壁となる材料の層を含むことを特徴とする実施態様(21)に記載の可撓性注入ポート。
(26)更に、前記本体に取り付けられ前記本体から延出した水かき形成部分を含むことを特徴とする実施態様(21)に記載の可撓性注入ポート。
(27)前記本体が12mm以下の直径を有することを特徴とする実施態様(21)に記載の可撓性注入ポート。
(28)前記壁部が少なくとも3層の材料を含むことを特徴とする実施態様(21)に記載の可撓性注入ポート。
(29)最も内側の層の材料が、前記少なくとも3層の残りの2層よりも刺入抵抗性が高いポリマーから形成されていることを特徴とする実施態様(28)に記載の可撓性注入ポート。
(30)最も内側の層の材料が、金属製メッシュ材料から形成され、前記少なくとも3層の残りの2層を径方向に支持することを特徴とする実施態様(28)に記載の可撓性注入ポート。
従来技術の注入ポートの等角図である。 図1に示されている従来技術の注入ポートの断面図である。 第1の実施形態である可撓性注入ポート30の等角図である。 図3に示されている可撓性注入ポート30の断面図である。 皮下針100が刺入している可撓性注入ポート30の拡大側断面図である。 第2の実施形態である可撓性注入ポート50の等角図である。 第3の実施形態である可撓性注入ポート60の等角図である。 第4の実施形態である可撓性注入ポート80の等角図である。 可撓性注入ポート80の断面図である。 患者の筋膜層124の近傍に皮下移植された注入ポート30の模式図である。 患者の皮膚層120の近傍に皮下移植された注入ポート30の模式図である。 患者の脂肪層122に皮下移植された注入ポート30の模式図である。
符号の説明
10 注入ポート
12 本体部分
14 ハウジング
16 シール部材
18 カテーテル部分
20 キャビティ
22 カテーテル支持部分
24 通路
30、50、60、80 注入ポート
32、82 注入部分
34、84 第1の端部
36、86 第2の端部
38 つなぎ部分
40 アイループ
42、92 カテーテル
44、52、94 外側チューブ
46、54、96 内側チューブ
48、58、72 レザバー
56 内側ライニング
61 複数の層
62 第1の層
64 第2の層
66 第3の層
68 第4の層
70 第5の層
88 水かき形成部分
91、93 水かき形成層
100 皮下針
102 皮下針先端部
104 留置用縫合糸
120 皮膚層
122 脂肪層
124 筋膜層
126 腹壁
128 腹腔
130 第1の切開部
132 腹部の開口

Claims (12)

  1. 体内の皮下に留置する注入ポートであって、
    (a)第1の端部、第2の端部、これらの両端部間に延在して刺入後に自己密閉する壁部、及び前記壁部によって囲まれた流体レザバーを有する実質的に軟質で可撓性の細長い本体と、
    (b)前記レザバーに連通した、前記本体に取り付けられた可撓性の細長いチューブカテーテルとを含み、
    前記壁部が、内側ライニング、内側層、及び外側層を含み、前記外側層が前記内側層の周りを圧迫しており、前記内側ライニングが前記内側層を内側から支持するべく前記内側層にぴったりと取り付けられていることを特徴とする注入ポート。
  2. 前記内側層及び前記外側層のそれぞれがポリマー材料から形成されていることを特徴とする請求項1に記載の可撓性注入ポート。
  3. 前記外側層が熱収縮性材料から形成され、前記内側層がエラストマーから形成されている請求項1に記載の可撓性注入ポート。
  4. 前記壁部が、流体拡散の障壁となる材料の層を含むことを特徴とする請求項1に記載の可撓性注入ポート。
  5. 更に、前記本体に取り付けられ前記本体から延出した水かき形成部分を含むことを特徴とする請求項1に記載の可撓性注入ポート。
  6. 前記本体が12mm以下の直径を有することを特徴とする請求項1に記載の可撓性注入ポート。
  7. 前記内側ライニングの材料が、前記内側層および前記外側層よりも刺入抵抗性が高いポリマーから形成されていることを特徴とする請求項1に記載の可撓性注入ポート。
  8. 前記内側ライニングが、金属製メッシュ材料から形成され、前記内側層および前記外側層を径方向に支持することを特徴とする請求項1に記載の可撓性注入ポート。
  9. 体内の皮下に留置する注入ポートであって、
    (a)第1の端部、第2の端部、これらの両端部間に延在する壁部、及び前記壁部によって囲まれた流体レザバーを有する実質的に軟質で可撓性の細長い管状本体であって、前記壁部の実質的に全てが刺入後に自己密閉する、前記管状本体と、
    (b)前記レザバーに連通した、前記管状本体に取り付けられた可撓性の細長いチューブカテーテルとを含み、
    前記壁部が、内側ライニング、内側層、及び外側層を含み、前記外側層が前記内側層の周りを圧迫しており、前記内側ライニングが前記内側層を内側から支持するべく前記内側層にぴったりと取り付けられていることを特徴とする注入ポート。
  10. 前記内側ライニングの材料が、前記内側層および前記外側層よりも刺入抵抗性が高いポリマーから形成されていることを特徴とする請求項9に記載の可撓性注入ポート。
  11. 体内の皮下に留置する注入ポートであって、
    (a)第1の端部、第2の端部、これらの両端部間に延在する壁部、及び前記壁部によって囲まれた流体レザバーを有する実質的に軟質で可撓性の細長い管状本体であって、前記管状本体の前記両端部間の長さがmm〜20mm、外径がmm〜12mmであり、前記壁部の実質的に全てが刺入後に自己密閉する、前記管状本体と、
    (b)前記レザバーに連通した、前記管状本体に取り付けられた可撓性の細長いチューブカテーテルとを含み、
    前記壁部が、内側ライニング、内側層、及び外側層を含み、前記外側層が前記内側層の周りを圧迫しており、前記内側ライニングが前記内側層を内側から支持するべく前記内側層にぴったりと取り付けられていることを特徴とする注入ポート。
  12. 前記内側ライニングの材料が、前記内側層および前記外側層よりも刺入抵抗性が高いポリマーから形成されていることを特徴とする請求項11に記載の可撓性注入ポート。
JP2004363271A 2003-12-16 2004-12-15 可撓性注入ポート Expired - Fee Related JP4959131B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/737,942 US20050131325A1 (en) 2003-12-16 2003-12-16 Flexible injection port
US737942 2003-12-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005177482A JP2005177482A (ja) 2005-07-07
JP4959131B2 true JP4959131B2 (ja) 2012-06-20

Family

ID=34552782

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004363271A Expired - Fee Related JP4959131B2 (ja) 2003-12-16 2004-12-15 可撓性注入ポート

Country Status (11)

Country Link
US (1) US20050131325A1 (ja)
EP (2) EP1547642B1 (ja)
JP (1) JP4959131B2 (ja)
CN (1) CN1628873A (ja)
AT (2) ATE532554T1 (ja)
AU (1) AU2004235621B2 (ja)
BR (1) BRPI0405679B1 (ja)
CA (1) CA2489732C (ja)
DE (1) DE602004008021T2 (ja)
ES (1) ES2289447T3 (ja)
MX (1) MXPA04012615A (ja)

Families Citing this family (43)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2540653C (en) 2003-08-13 2012-09-18 Board Of Supervisors Of Louisiana State University And Agricultural And Mechanical College Compressive device for percutaneous treatment of obesity
JP2008513132A (ja) * 2004-09-16 2008-05-01 ジュヴァ・メディカル・インコーポレーテッド 組織増強装置
US7244270B2 (en) * 2004-09-16 2007-07-17 Evera Medical Systems and devices for soft tissue augmentation
US20060058891A1 (en) * 2004-09-16 2006-03-16 Lesh Michael D Transformable tissue bulking device
US20060058892A1 (en) * 2004-09-16 2006-03-16 Lesh Michael D Valved tissue augmentation implant
US7641688B2 (en) 2004-09-16 2010-01-05 Evera Medical, Inc. Tissue augmentation device
US20060058890A1 (en) * 2004-09-16 2006-03-16 Lesh Michael D Methods for soft tissue augmentation
US8398668B2 (en) 2006-04-19 2013-03-19 Vibrynt, Inc. Devices and methods for treatment of obesity
US8556925B2 (en) 2007-10-11 2013-10-15 Vibrynt, Inc. Devices and methods for treatment of obesity
US8585733B2 (en) 2006-04-19 2013-11-19 Vibrynt, Inc Devices, tools and methods for performing minimally invasive abdominal surgical procedures
US8187297B2 (en) 2006-04-19 2012-05-29 Vibsynt, Inc. Devices and methods for treatment of obesity
US8070768B2 (en) 2006-04-19 2011-12-06 Vibrynt, Inc. Devices and methods for treatment of obesity
US7976554B2 (en) 2006-04-19 2011-07-12 Vibrynt, Inc. Devices, tools and methods for performing minimally invasive abdominal surgical procedures
US8342183B2 (en) 2006-04-19 2013-01-01 Vibrynt, Inc. Devices and methods for treatment of obesity
FR2914561B1 (fr) * 2007-04-05 2009-07-10 Cie Euro Etude Rech Paroscopie Site implantable avec ecran a cames
WO2008085290A2 (en) 2006-12-28 2008-07-17 Vibrynt, Inc. Devices and methods for treatment of obesity
FR2914560B1 (fr) * 2007-04-05 2009-12-11 Cie Euro Etude Rech Paroscopie Site implantable avec volets basculants
US20090198329A1 (en) 2008-02-01 2009-08-06 Kesten Randy J Breast implant with internal flow dampening
US20090198331A1 (en) * 2008-02-01 2009-08-06 Kesten Randy J Implantable prosthesis with open cell flow regulation
US9023063B2 (en) 2008-04-17 2015-05-05 Apollo Endosurgery, Inc. Implantable access port device having a safety cap
ES2537815T3 (es) 2008-04-17 2015-06-12 Apollo Endosurgery, Inc. Dispositivo con puerto de acceso implantable y sistema de fijación
ES2838012T3 (es) * 2009-03-12 2021-07-01 Delpor Inc Dispositivo implantable durante un período largo de tiempo de fármacos
US8506532B2 (en) 2009-08-26 2013-08-13 Allergan, Inc. System including access port and applicator tool
US8708979B2 (en) 2009-08-26 2014-04-29 Apollo Endosurgery, Inc. Implantable coupling device
US8715158B2 (en) 2009-08-26 2014-05-06 Apollo Endosurgery, Inc. Implantable bottom exit port
US20110184353A1 (en) * 2010-01-25 2011-07-28 Demaria Mary Subcutaneous injection port
US8882728B2 (en) 2010-02-10 2014-11-11 Apollo Endosurgery, Inc. Implantable injection port
US20110270021A1 (en) 2010-04-30 2011-11-03 Allergan, Inc. Electronically enhanced access port for a fluid filled implant
US20110270025A1 (en) 2010-04-30 2011-11-03 Allergan, Inc. Remotely powered remotely adjustable gastric band system
US8992415B2 (en) 2010-04-30 2015-03-31 Apollo Endosurgery, Inc. Implantable device to protect tubing from puncture
US20120041258A1 (en) 2010-08-16 2012-02-16 Allergan, Inc. Implantable access port system
US20120065460A1 (en) 2010-09-14 2012-03-15 Greg Nitka Implantable access port system
WO2012034193A1 (en) * 2010-09-17 2012-03-22 Christopher John Couch Conical port
US8920390B2 (en) * 2011-03-19 2014-12-30 Michael J. Dalton Vascular access port with tubular shaped septum
US8821373B2 (en) 2011-05-10 2014-09-02 Apollo Endosurgery, Inc. Directionless (orientation independent) needle injection port
US8801597B2 (en) 2011-08-25 2014-08-12 Apollo Endosurgery, Inc. Implantable access port with mesh attachment rivets
US9199069B2 (en) 2011-10-20 2015-12-01 Apollo Endosurgery, Inc. Implantable injection port
US8858421B2 (en) 2011-11-15 2014-10-14 Apollo Endosurgery, Inc. Interior needle stick guard stems for tubes
US9089395B2 (en) 2011-11-16 2015-07-28 Appolo Endosurgery, Inc. Pre-loaded septum for use with an access port
US9314362B2 (en) 2012-01-08 2016-04-19 Vibrynt, Inc. Methods, instruments and devices for extragastric reduction of stomach volume
US8382775B1 (en) 2012-01-08 2013-02-26 Vibrynt, Inc. Methods, instruments and devices for extragastric reduction of stomach volume
EP3560547A1 (en) * 2018-04-29 2019-10-30 PFM Medical AG Implantable access device for accessing the vascular system of a human or animal body, particularly subcutaneously implantable access port
US20220280281A1 (en) * 2021-03-05 2022-09-08 Mentor Worldwide Llc Systems, devices and methods of making prosthetic implants having self-sealing membranes for closing punctures and preventing leaks

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4160454A (en) * 1975-07-09 1979-07-10 University Of Utah Implantable catheter system
US4184497A (en) * 1977-08-26 1980-01-22 University Of Utah Peritoneal dialysis catheter
US4472226A (en) * 1979-10-03 1984-09-18 Minnesota Mining And Manufacturing Company Silicone gel filled prosthesis
US4740208A (en) * 1980-11-21 1988-04-26 Cavon Joseph F Cast gel implantable prosthesis
US4753636A (en) * 1983-08-02 1988-06-28 Endocon, Inc. Subcutaneous implant kit
FR2582222A1 (fr) * 1985-05-21 1986-11-28 Applied Precision Ltd Dispositif implantable a action manuelle pour la distribution sequentielle de doses d'une substance, notamment therapeutique
FR2582221B1 (fr) * 1985-05-21 1987-09-25 Applied Precision Ltd Dispositif implantable d'injection chronique d'une substance, notamment therapeutique
US4592755A (en) * 1985-06-11 1986-06-03 Ethyl Corporation Mammary implant
US4778452A (en) * 1985-12-16 1988-10-18 Surgical Engineering Associates, Inc. Implantable infusion port
US4710174A (en) * 1985-12-16 1987-12-01 Surgical Engineering Associates, Inc. Implantable infusion port
US4898584A (en) * 1988-05-18 1990-02-06 Baxter Healthcare Corporation Implantable patient-activated fluid delivery device
US4955909A (en) * 1989-01-31 1990-09-11 Bioplasty, Inc. Textured silicone implant prosthesis
US5207644A (en) * 1991-03-04 1993-05-04 Strecker Ernst P Device with implantable infusion chamber and a catheter extending therefrom
US5282857A (en) * 1992-04-13 1994-02-01 Perry Larry C Gel-filled implants
AU4371693A (en) * 1992-05-18 1993-12-13 Edison Biotechnology Center Subcutaneous electrode for stimulating skeletal musculature
US5545143A (en) * 1993-01-21 1996-08-13 T. S. I. Medical Device for subcutaneous medication delivery
US5638832A (en) * 1995-06-07 1997-06-17 Interval Research Corporation Programmable subcutaneous visible implant
US6102922A (en) * 1995-09-22 2000-08-15 Kirk Promotions Limited Surgical method and device for reducing the food intake of patient
US6117441A (en) * 1998-07-02 2000-09-12 The Population Council, Inc. Silicone core long term androgen delivery implant
US6261255B1 (en) * 1998-11-06 2001-07-17 Ronald Jay Mullis Apparatus for vascular access for chronic hemodialysis
US6277150B1 (en) * 1999-06-11 2001-08-21 Gore Enterprise Holdings, Inc. Facial implant having one porous surface
US6468252B1 (en) * 2000-08-03 2002-10-22 Sanfilippo, Ii Dominic J. Clamp for vascular access device
US6512940B1 (en) * 2000-10-31 2003-01-28 Medtronic, Inc. Subcutaneous spiral electrode for sensing electrical signals of the heart

Also Published As

Publication number Publication date
EP1733756B1 (en) 2011-11-09
ES2289447T3 (es) 2008-02-01
DE602004008021D1 (de) 2007-09-20
EP1733756A1 (en) 2006-12-20
ATE369180T1 (de) 2007-08-15
MXPA04012615A (es) 2005-08-16
CA2489732A1 (en) 2005-06-16
AU2004235621A1 (en) 2005-06-30
JP2005177482A (ja) 2005-07-07
CA2489732C (en) 2013-10-15
DE602004008021T2 (de) 2008-05-08
CN1628873A (zh) 2005-06-22
US20050131325A1 (en) 2005-06-16
BRPI0405679A (pt) 2005-08-30
ATE532554T1 (de) 2011-11-15
EP1547642A1 (en) 2005-06-29
AU2004235621B2 (en) 2011-07-28
EP1547642B1 (en) 2007-08-08
BRPI0405679B1 (pt) 2014-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4959131B2 (ja) 可撓性注入ポート
JP2005177483A (ja) 可撓性注入ポートの移植方法
US20220409863A1 (en) Anchor instrumentation and methods
EP1547643B1 (en) Subcutaneous self attaching injection port with integral fasteners
US20090076466A1 (en) Sutureless venous access port
US20050131352A1 (en) Subcutaneous injection port for applied fasteners
KR20060102513A (ko) 안정화 요소를 갖는 피하 주입 포트
CA2577614A1 (en) Implantable medical site
EP0614676B1 (en) Catheter apparatus for delivering drugs to the penis
US20120130507A1 (en) Permanent umbilical hollow tube
AU2011205152B2 (en) A method for implanting flexible injection port
US6468252B1 (en) Clamp for vascular access device
AU2011205021B2 (en) Subcutaneous self attaching injection port with integral fasteners
US20080097494A1 (en) Fluid port for an adjustable gastric banding system

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071128

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071212

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080912

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100803

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20101102

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20101108

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20101203

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20101208

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20101228

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110830

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20111130

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20111205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120221

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120321

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150330

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4959131

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees