JP4958234B2 - リンク障害予測方法、管理装置、通信装置及びプログラム - Google Patents

リンク障害予測方法、管理装置、通信装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4958234B2
JP4958234B2 JP2007301081A JP2007301081A JP4958234B2 JP 4958234 B2 JP4958234 B2 JP 4958234B2 JP 2007301081 A JP2007301081 A JP 2007301081A JP 2007301081 A JP2007301081 A JP 2007301081A JP 4958234 B2 JP4958234 B2 JP 4958234B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
link
frame
confirmation message
loss rate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007301081A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009130474A (ja
Inventor
將弘 大黒
通秋 林
英明 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KDDI Corp
Original Assignee
KDDI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KDDI Corp filed Critical KDDI Corp
Priority to JP2007301081A priority Critical patent/JP4958234B2/ja
Publication of JP2009130474A publication Critical patent/JP2009130474A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4958234B2 publication Critical patent/JP4958234B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Description

本発明は、ネットワーク内に発生したリンク障害を、精度高く予測するリンク障害予測方法、管理装置、通信装置及びプログラムに関する。
近年、FTTH(Fiber To The Home)技術や他の高速アクセスライン技術によって、アクセスネットワークの通信速度が増大するに伴って、コアネットワークやメトロネットワークも含めた通信ネットワークの大容量化が必要となっている。また、ネットワーク全体の通信速度の向上と共に、レイヤ2スイッチのような通信装置の処理容量の増大も必要となっている。
LAN(Local Area Network)内のネットワーク接続技術として開発されたイーサネット(登録商標)技術は、現在のところ、サービス事業者と加入者間の接続用途や、サービス事業者が構築するメトロエリアネットワーク内での使用が普及し始めている。このように広域にイーサネットを展開すると、サービス事業者は、加入者に対して常に安定したサービスを提供するために、LANではあまり問題にならなかった、運用・保守・管理(OAM:Operation Administration and Maintenance)を考慮する必要がある。従来、レイヤ3技術を用いて広域に展開したイーサネットネットワークのOAMを実施していたが、より詳細なOAMを実施するためには、レイヤ2でのOAM技術が望ましい。そのため、現在、ITU−T Y.1731ではイーサネットネットワーク内でのOAM手法が規定され、又IEEE802.1agやIEEE802.1Qawによって、イーサネットOAMフレームや手法の規定が進んでいる。
イーサネットOAMフレームは、到達性管理や、エラー通知、リンク(回線)パフォーマンスモニタ等の機能やその情報を伝達する機能を有するフレームである。イーサネットOAMフレームは、宛先MAC(Media Access Control)アドレスと、送信元MACアドレスと、Ethernet OAM TLV(Type, Length, and Value)と、FCS(Frame Check Sequence)とを含む。MACアドレスは、運用保守管理対象となるレイヤ2ネットワーク装置固有の、又はネットワークインターフェイスカードに固有の、48ビットの識別番号である。Ethernet OAM TLVは、例えば、制御情報(要求/応答)、ステータス(送信元シャーシID、管理アドレス、ポート状態、入出力ポートの応答動作情報等)等を含む。
瀬戸 康一郎、「802.1/802.3の標準化動向(3)」、 [online]、2006年9月25日、WBBフォーラム、[平成19年7月21日検索]、インターネット<URL:http://wbb.forum.impressrd.jp/report/20060922/280?page=0%2C0> 「イーサネットOAM技術の概要」、[online]、KDDI研究所、光ネットワークアークテクチャーグループ、[平成19年7月21日検索]、インターネット<URL:http://www.bugest.net/irs/docs_20070309/yoshiki-etherOAM.pdf> ITU-T recommendation Y.1731, "OAMfunctions and mechanisms for Ethernet based networks".、[online]、[平成19年11月17日検索]、インターネット<http://www.itu.int/rec/dologin_pub.asp?lang=e&id=T-REC-Y.1731-200605-I!!PDF-E&type=items> IEEEP802.1ag Draft standard, "Connectivity FaultManagement", Draft 8.1.、[online]、[平成19年11月17日検索]、インターネット<http://www.ieee802.org/1/files/private/ag-drafts/d8/802-1ag-d8-1.pdf>
LAN内のネットワーク接続技術として開発されたイーサネット技術は、現在のところ、サービス事業者と加入者間での使用や、サービス事業者が構築するメトロエリアネットワーク内での使用が普及し始めている。このように広域にイーサネットを展開すると、ネットワークにリンク障害が発生する可能性も高くなり、またサービス事業者はこのリンク障害を迅速に遠隔から検出する必要がある。
管理装置は、イーサネットOAMフレームにおける到達性管理等の機能を用いて、レイヤ2ネットワークに接続されたL2スイッチ毎又はそのポート毎に、リンク障害を検出することができる。特に、管理装置が、一定周期毎に、L2スイッチ毎又はそのポート毎に、疎通確認メッセージを送信することによって、その到達性を確認することができる。
しかしながら、通常、イーサネットOAMフレームのような保守管理フレームは、レイヤ2ネットワークにおける通信リソースを過度に消費しないためにも、比較的長い所定周期で送信される。そのため、その所定周期の間隔の中で一時的に発生するリンク障害は、検出することができない。逆に、保守管理フレームを、短い所定周期で送信することは、通信リソースの過度な消費につながる。
一方で、L2スイッチは、他のL2スイッチとの間でネットワークを冗長的に構成した冗長構成プロトコルを適用することによって、耐障害性を高める技術を適応可能であり、広域にイーサネットサービスを展開する際には当該機能が適応されていることが多い。
サービス提供者が事前に設定した閾値以上のフレーム損失が発生した場合、管理装置にてそのフレーム損失率を精度高く測定できることが望ましい。なぜならば、最初に測定された低いフレーム損失率であっても、その後、高いフレーム損失率を発生する場合がある。このような場合、一定以上の低いフレーム損失率が検出された際に、フレーム損失率を精度高く測定し、その後のリンク障害を予測する必要がある。
そこで、本発明は、遠隔に位置する管理装置が、通信装置のポート毎に適用されたネットワークの耐障害性に応じて、リンク劣化の初期段階で、精度高くリンク障害を予測できるように動作するリンク障害予測方法、管理装置、通信装置及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明によれば、複数のポート間でレイヤ2フレームを中継する複数の通信装置と、該通信装置が接続されたネットワークにおけるリンク障害の発生を予測する管理装置とを有するシステムにおけるリンク障害予測方法であって、
管理装置は、通信装置毎又はそのポート毎に、ネットワーク構成の耐障害性に基づいて初期リンク劣化指数を決定する第1のステップと、
管理装置が、通信装置毎又はそのポート毎に、疎通確認メッセージを所定周期で送信する第2のステップと、
通信装置が、通信装置毎又はそのポート毎に、疎通確認メッセージのフレーム損失率を測定し、該フレーム損失率を含む保守管理フレームを管理装置へ送信する第3のステップと、
管理装置が、初期リンク劣化指数に、フレーム損失率に応じた指数を加算したリンク劣化指数を算出し、該リンク劣化指数が所定閾値以上である場合、所定周期を短くし、再度、第2のステップへ戻る第4のステップと
を有し、通信装置又はそのポートにおけるフレーム損失率を出力することを特徴とする。
本発明のリンク障害予測方法における他の実施形態によれば、第4のステップについて、管理装置は、更に、先の単位時間におけるリンク劣化指数と後の単位時間におけるリンク劣化指数との差である時間微分リンク劣化指数を算出し、該時間微分リンク劣化指数が所定閾値以上である場合も、所定周期を短くし、再度、第1のステップへ戻ることも好ましい。
本発明のリンク障害予測方法における他の実施形態によれば、疎通確認メッセージは、運用保守管理フレームのイーサネットOAMフレームにおけるETH−CCM(ETHernet Continuity Check Message)であり、ETH−CCMは、所定周期の情報を含んでおり、
第4のステップについて、管理装置は、次のETH−CCMに含めるべき所定周期に、先に送信したETH−CCMに含められた所定周期よりも短い所定周期を設定することも好ましい。
本発明のリンク障害予測方法における他の実施形態によれば、第1のステップについて、管理装置は、ネットワーク構成の耐障害性が高い冗長構成プロトコルを備えている通信装置のポートほど、低いリンク劣化指数を初期リンク劣化指数として設定することも好ましい。
本発明によれば、複数の通信装置間又はそれらポート間でレイヤ2フレームを中継する複数の通信装置と通信可能であって、該通信装置が接続されたネットワークにおけるリンク障害の発生を予測する管理装置において、
通信装置毎又はそのポート毎に、ネットワーク構成の耐障害性に基づいて初期リンク劣化指数を決定する初期リンク劣化指数設定手段と、
通信装置毎又はそのポート毎に、疎通確認メッセージを所定周期で送信する疎通確認メッセージ送信手段と、
通信装置毎又はそのポート毎に、疎通確認メッセージのフレーム損失率を含む保守管理フレームを受信する保守管理フレーム受信手段と、
初期リンク劣化指数に、フレーム損失率に応じた指数を加算したリンク劣化指数を算出し、該リンク劣化指数が所定閾値以上である場合、所定周期を短くし、再度、疎通確認メッセージ送信手段を実行するように制御するリンク劣化指数更新制御手段と、
通信装置又はそのポートにおけるフレーム損失率を出力するユーザインタフェース手段と
を有することを特徴とする。
本発明の管理装置における他の実施形態によれば、リンク劣化指数更新制御手段は、更に、先の単位時間におけるリンク劣化指数と後の単位時間におけるリンク劣化指数との差である時間微分リンク劣化指数を算出し、該時間微分リンク劣化指数が所定閾値以上である場合も、所定周期を短くし、再度、疎通確認メッセージ送信手段を実行するように制御することも好ましい。
本発明の管理装置における他の実施形態によれば、疎通確認メッセージは、運用保守管理フレームのイーサネットOAMフレームにおけるETH−CCMであり、ETH−CCMは、所定周期の情報を含んでおり、
リンク劣化指数更新制御手段は、次のETH−CCMに含めるべき所定周期に、先に送信したETH−CCMに含められた所定周期よりも短い所定周期を設定することも好ましい。
本発明の管理装置における他の実施形態によれば、初期リンク劣化指数設定手段は、ネットワーク構成の耐障害性が高い冗長構成プロトコルを備えている通信装置のポート、又は通信装置ほど、低いリンク劣化指数を初期リンク劣化指数として設定することも好ましい。
本発明によれば、前述した管理装置と通信可能であって、複数の通信装置間又はそれらポート間でレイヤ2フレームを中継する通信装置において、
管理装置から、通信装置毎又はそのポート毎に、疎通確認メッセージを所定周期で受信する疎通確認メッセージ受信手段と、
疎通確認メッセージのフレーム損失率を測定するフレーム損失率測定手段と、
フレーム損失率を含む保守管理フレームを、管理装置へ送信する損失率送信手段と
を有することを特徴とする。
本発明の通信装置における他の実施形態によれば、疎通確認メッセージは、運用保守管理フレームのイーサネットOAMフレームにおけるETH−CCMであり、ETH−CCMは、所定周期の情報を含んでいることも好ましい。
本発明によれば、複数の通信装置間又はそれらポート間でレイヤ2フレームを中継する複数の通信装置と通信可能であって、該通信装置が接続されたネットワークにおけるリンク障害の発生を予測する管理装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
通信装置毎又はそのポート毎に、ネットワーク構成の耐障害性に基づいて初期リンク劣化指数を決定する初期リンク劣化指数設定手段と、
通信装置毎又はそのポート毎に、疎通確認メッセージを所定周期で送信する疎通確認メッセージ送信手段と、
通信装置毎又はそのポート毎に、疎通確認メッセージのフレーム損失率を含む保守管理フレームを受信する保守管理フレーム受信手段と、
初期リンク劣化指数に、フレーム損失率に応じた指数を加算したリンク劣化指数を算出し、該リンク劣化指数が所定閾値以上である場合、所定周期を短くし、再度、疎通確認メッセージ送信手段を実行するように制御するリンク劣化指数更新制御手段と、
通信装置又はそのポートにおけるフレーム損失率を出力するユーザインタフェース手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
本発明によれば、前述した管理装置と通信可能であって、複数の通信装置間又はそれらポート間でレイヤ2フレームを中継する通信装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
管理装置から、通信装置毎又はポート毎に、疎通確認メッセージを所定周期で受信する疎通確認メッセージ受信手段と、
疎通確認メッセージのフレーム損失率を測定するフレーム損失率測定手段と、
フレーム損失率を含む保守管理フレームを、管理装置へ送信する損失率送信手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
本発明のリンク障害予測方法、管理装置、通信装置及びプログラムによれば、遠隔に位置する管理装置が、通信装置毎又はそのポート毎に適用されたネットワークの耐障害性に応じて、リンク劣化の初期段階で、精度高くリンク障害を予測できるように動作することができる。本発明によれば、通信装置毎又はそのポート毎に、ネットワークの耐障害性に基づいて初期リンク劣化指数を決定するために、同じフレーム損失率であっても、リンク障害を発生する可能性の低いリンクについては、リンク障害の予測対象としない。また、一度、所定閾値以上のリンク劣化指数が算出されたリンクに対しては、疎通確認メッセージを送信する所定周期を短くすることによって、精度高くフレーム損失率を測定することができる。逆に、所定閾値よりも低いリンク劣化指数が算出されている限り、長い所定周期で疎通確認メッセージを送信することによって、通信リソースを過度に消費しないようにする。
以下では、図面を用いて、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
図1は、レイヤ2ネットワークのシステム構成図である。
図1のシステムは、複数のポート間でレイヤ2フレームを中継する複数の通信装置(レイヤ2スイッチ、以下では「L2スイッチ」という)を有する。複数のL2スイッチ1は、階層ツリー状に接続されている。また、それらL2スイッチが接続されたレイヤ2ネットワークには、リンク障害の発生を予測する管理装置2が接続されている。
最初に、本発明を実現するために、以下の2つの値を定義する。
(1)レイヤ2のリンク劣化指数(LLDD:Layer 2 Link Degradation Degree)
(2)レイヤ2の時間微分リンク劣化指数(LLDG:Layer 2 Link Degradation
Gradient)
[レイヤ2リンク劣化指数(LLDD)]
LLDD値は、L2スイッチ間のリンクの劣化状態、具体的には、単位時間あたりのフレーム損失数(フレーム損失率)に応じたリンク劣化指数(自然数)を表す。LLDD値は、大きい数になるほど、リンク劣化の度合いが高いことを意味する。
管理装置2は、最初に、通信装置のポート毎に、ネットワーク構成の耐障害性に基づいて初期リンク劣化指数を決定し、その指数をLLDD値とする。初期設定のLLDD値は、例えば、そのL2スイッチのポートに適用された冗長構成プロトコルに基づく。高い耐障害性を有する冗長構成プロトコルの場合、同じフレーム損失率であっても、リンク障害が発生する可能性が低い。即ち、ネットワーク構成の耐障害性が高い冗長構成プロトコルを備えている通信装置のポートほど、低いリンク劣化指数を初期LLDD値として設定する。
具体的に、LLDD値は、L2スイッチのポートに適用された冗長構成プロトコルによって、以下のように係数として設定する。LLDD値は、リンク障害の発生の可能性が低い場合には元の値よりも小さい方向に存在するとする。
(1)n本のリンクをLAG(Link AggreGation)によって構成している場合
初期LLDD値=(0.8)
(2)STP(Spanning Tree Protocol)によって構成している場合
初期LLDD値=0.8
(3)GSRP(Gigabit Switch Redundancy Protocol)によって構成している場合
初期LLDD値=0.5
(4)RPR(Resilient Packet Ring)によって構成している場合
初期LLDD値=0.2
(5)G.8031によって構成している場合
初期LLDD値=0.1
LAG(リンクアグリゲーション、IEEE802.3ad)は、複数の物理的なリンクを、仮想的な1本のリンクとして扱うプロトコルをいう。低速の帯域幅(例えば1Gbps)のリンクを、n本束ねて、高速の帯域幅(例えば1×nGbps)の仮想リンクとして使用することができる。また、物理的なリンクのいずれかにリンク障害が発生したとしても、他のリンクによって、回線全体としては停止することなく動作し続けることができ、耐障害性を向上させることができる。
STP(スパニングツリー・プロトコル、IEEE 802.1d)は、ループ(円環)状に形成されたネットワーク内で、パケットが巡回し続けることを防止するプロトコルである。所与の優先順位に基づいて、ブリッジ間で制御情報BPDU(Bridge
Protocol Data Unit)を交換し、通常使用経路及び障害時迂回経路を設定する。障害時に容易に迂回経路が確保できるために、耐障害性を向上させることができる。
GSRP(ギガビット・スイッチ・リタンダント・プロトコル)は、L2スイッチに障害が発生した場合、同一ネットワーク上の別のL2スイッチを経由して通信経路を確保する、L2スイッチの冗長構成のためのプロトコルである。GSRPは、スパニングツリー・プロトコルと比較して、2つのL2スイッチ間における切り替えが高速であって、耐障害性を向上させることができる。
RPR(レジリアント・パケット・リング、IEEE 802.17)は、光ファイバで構成されたリング型ネットワークにおけるリング構成を二重化するプロトコルである。リング装置間の接続の信頼性を高め、SONET/SDHと同等の障害回復速度を有するものあって、耐障害性を向上させることができる。
次に、L2スイッチ毎に又はそのポート毎に、初期設定されたLLDD値に、フレーム損失率に応じた指数を加算したリンク劣化指数が算出される。通常、フレーム損失率が高いほど、そのL2スイッチ又はそのポートにおけるリンク障害の発生の可能性が高いと判断できる。
具体的には、フレーム損失率をα倍(例えば10倍)した値を損失指数として、初期LLDD値に加算するものであってもよい。
損失指数=(+フレーム損失率)×α
LLDD値=初期LLDD値+損失指数
これによって、リンク障害の発生の可能性が低い場合、LLDD値は、小さい方向に存在し、フレーム損失率が高くなるほど、その値が大きい方向に存在する。本発明によれば、LLDD値が、所定閾値以上となった場合に、リンク障害の予測対象とされ、精度高くフレーム損失率を測定するように動作する。耐障害性の高い冗長構成プロトコルを適用したL2スイッチ又はそのポートは、比較的高いフレーム損失率であっても、リンク障害の予測対象と判断されにくくなる。一方で、耐障害性の低い冗長構成プロトコルを適用したL2スイッチ又はそのポートは、比較的低いフレーム損失率であっても、リンク障害の予測対象と判断されやすくなる。
[レイヤ2リンク劣化変化度(LLDG)]
LLDG値は、前述のLLDD値に基づく変化状態、即ち、先の単位時間におけるリンク劣化指数と後の単位時間におけるリンク劣化指数との差(自然数)を表す。LLDG値は、大きい数になるほど、リンク劣化が急激に発生したことを意味する。LLDG値は、LLDD値が算出される際に、一緒に算出される。
図2は、本発明における管理装置及びL2スイッチの機能構成図である。
図2のシステムによれば、複数の通信装置間又はそれらポート間でレイヤ2フレームを中継する複数のL2スイッチと、それらL2スイッチが接続されたネットワークにおけるリンク障害の発生を予測する管理装置とを有する。
管理装置2は、ネットワーク構成蓄積部201と、初期リンク劣化指数設定部202と、リンク劣化指数更新制御部203と、疎通確認メッセージ送信部204と、保守管理フレーム受信部205と、ユーザインタフェース部206とを有する。これら機能構成部は、管理装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムを実行することによって実現できる。
ネットワーク構成蓄積部201は、L2スイッチの接続状態だけでなく、その耐障害性に基づくネットワーク構成、例えば、冗長構成プロトコルの情報も蓄積する。この情報は、初期リンク劣化指数設定部202へ通知される。
初期リンク劣化指数設定部202は、L2スイッチ毎に又はそのポート毎に、ネットワーク構成の耐障害性に基づいて初期リンク劣化指数(初期のLLDD値)を決定する。ここで、初期リンク劣化指数設定部202は、ネットワーク構成の耐障害性が高い冗長構成プロトコルを備えているL2スイッチほど又はそのポートほど、低いLLDD値を初期値として設定する。初期LLDD値は、リンク劣化指数更新制御部203へ出力される。
尚、初期リンク劣化指数設定部202は、ネットワーク構成の耐障害性に加えて、過去にリンク障害を発生したL2スイッチ又はそのポートに対しては、やや高いLLDD値を初期値として設定することも好ましい。この場合、管理装置2は、過去にリンク障害を発生した装置番号及びポート番号を記憶する記憶部を備えることを要する。
具体的には、過去のリンク障害発生回数をβ倍(例えば50倍)した値を、耐障害性に基づく初期LLDD値に加算するものであってもよい。
初期LLDD値=耐障害性に基づく初期LLDD値+
(過去のリンク障害発生回数×β)
疎通確認メッセージ送信部204は、L2スイッチ毎に又はそのポート毎に、疎通確認メッセージを所定周期で送信する。疎通確認メッセージは、例えば、運用保守管理フレームであるイーサネットOAMフレームにおけるETH−CCMである。ETH−CCMは、所定周期の情報を含む。所定周期は、リンク劣化指数更新制御部203からの制御によって可変される。
ETH−CCMは、管理ポイント間の接続性をチェックするメッセージであり、IEEE802.1ag及びITU−T G.1731に規定されている。ETH−CCMの周期情報は、3ビットで7種類(10分、1分、10秒、1秒、10ミリ秒、3.33ミリ秒)が規定されており、その周期情報を表すビット列が、ETH−CCMのPDU(Protocol Data Unit)のFlagに含まれている。ETH−CCMを周期的に受信すべきL2スイッチは、その周期の3.5倍以上の時間、そのETH−CCMを受信しなかった場合、接続性損失(Loss of Continuity)を検出することができる。
保守管理フレーム受信部205は、L2スイッチ毎に又はそのポート毎に、ETH−CCMのフレーム損失率(単位時間あたりの回数)を含む保守管理フレームを受信する。保守管理フレームは、インターネットOAMフレームであって、例えば、アラーム通知信号フレーム(ETH−AIS(Alarm Indication Signal))であってもよい。保守管理フレームに含まれるフレーム損失率は、リンク劣化指数更新制御部203へ出力される。
リンク劣化指数更新制御部203は、フレーム損失率を、保守管理フレーム受信部205から受け取る。そして、初期LLDD値に、フレーム損失率に応じた指数を加算したLLDD値を算出する。そのLLDD値が所定閾値以上である場合、所定周期を短くする旨を、疎通確認メッセージ送信部204へ通知する。これによって、疎通確認メッセージ送信部204は、先の所定周期よりも短い所定周期で、ETH−CCMの送信を繰り返す。
また、リンク劣化指数更新制御部203は、LLDD値に加えて、時間微分リンク劣化指数(LLDG値)を算出することも好ましい。LLDG値は、先の単位時間におけるリンク劣化指数と後の単位時間におけるリンク劣化指数との差である。LLDG値が所定閾値以上である場合も、所定周期を短くする旨を、疎通確認メッセージ送信部204へ通知する。
ユーザインタフェース部206は、L2スイッチ毎に又はそのポート毎に、精度高く測定したフレーム損失率を、ネットワーク管理者に出力する。
L2スイッチ1は、前述した管理装置2と通信可能であって、複数のポート間でレイヤ2フレームを中継する。L2スイッチ1は、複数のポート部101と、レイヤ2フレームをポート間で中継するスイッチ部102と、疎通確認メッセージ受信部103と、フレーム損失率測定部104と、保守管理フレーム送信部105とを有する。これら機能構成部は、L2スイッチに搭載されたコンピュータを機能させるプログラムを実行することによって実現される。
疎通確認メッセージ受信部103は、管理装置2から、ポート毎に、疎通確認メッセージを所定周期で受信する。疎通確認メッセージは、例えばイーサネットOAMフレームにおけるETH−CCMであって、ETH−CCMは、所定周期の情報を含む。疎通確認メッセージ受信部103は、ETH−CCMを損失した場合、その旨を、フレーム損失率測定部104へ通知する。
フレーム損失率測定部104は、ETH−CCMのフレーム損失率(単位時間あたりのフレーム損失回数)を測定する。そのフレーム損失率は、保守管理フレーム送信部105へ出力される。
保守管理フレーム送信部105は、フレーム損失率を含む保守管理フレームを、管理装置2へ送信する。保守管理フレームは、インターネットOAMフレームであって、例えば、アラーム通知信号フレームであってもよい。
図3は、本発明におけるシーケンス図である。
(S301)管理装置2は、L2スイッチ1毎に又はそのポート毎に、ETH−CCM(疎通確認メッセージ)を周期T1(例えば10分)で送信する。ETH−CCMは、周期T1の情報を含む。L2スイッチ1は、そのETH−CCMのフレーム損失率(単位時間あたりのフレーム損失数)を測定する。
(S302)L2スイッチ1は、所定時間を経過後、過去に受信したETH−CCMのフレーム損失率を含む保守管理フレームを、管理装置2へ送信する。L2スイッチ1は、例えば、1日(24時間)毎に、保守管理フレームを管理装置2へ送信するものであってもよい。
(S303)管理装置2は、初期LLDD値に、フレーム損失率に応じた指数を加算したLLDD値を算出する。図3によれば、装置番号及びポート番号に、算出されたLLDD値が表されている。例えば、SW15について、ポート番号1はLLDD値「−50」であり、ポート番号2はLLDD値「+70」であり、ポート番号3はLLDD値「−20」である。
そして、そのLLDD値が所定閾値以上であるか否かを判定する。LLDD値が所定閾値よりも低い場合、リンク障害の予測対象となるリンクは存在しないものとして、管理装置は、先の周期T1(例えば10分)で、ETH−CCMの送信を繰り返す(S301へ戻る)
例えば、所定閾値「50」であるとする。図3によれば、SW15のポート番号2のLLDD値「+70」が、所定閾値「50」以上となっている。この場合、SW15のポート番号2へ送信するETH−CCMについて、所定周期を短くする。例えば、周期T1(例えば10分)よりも、次に短い周期T2(例えば1分)を設定する。
また、LLDG値が所定閾値以上であるか否かも判定する。LLDG値が、所定閾値以上である場合も、所定周期を短くする。
(S304)管理装置2は、L2スイッチ1毎に又はそのポート毎に、ETH−CCMを周期T2で送信する。L2スイッチ1は、ETH−CCMのフレーム損失率を測定する。
(S305)L2スイッチ1は、所定時間を経過後、過去に受信したETH−CCMのフレーム損失率を含む保守管理フレームを、管理装置2へ送信する。
(S306)管理装置2は、初期LLDD値に、フレーム損失率に応じた指数を加算したLLDD値を算出する。そして、そのLLDD値が所定閾値以上であるか否かを判定する。LLDD値が所定閾値よりも低い場合、リンク障害の予測対象となるリンクは存在しないものとして、管理装置は、先の周期T1(例えば10分)で、ETH−CCMの送信を繰り返す(S301へ戻る)。一方で、LLDD値が所定閾値以上である場合、管理装置は、周期T2(例えば1分)よりも、次に短い周期T3(例えば10秒)に設定する。
(S307〜S309)管理装置2は、L2スイッチ1毎に又はそのポート毎に、ETH−CCMを周期T3(例えば10秒)で送信する。そして、前述のS304〜S306と全く同様の処理を繰り返す。LLDD値が、所定閾値以上である場合、ETH−CCMを送信する所定周期を、更に、1秒−>100ミリ秒−>10ミリ秒−>3.33ミリ秒と短くしていくこともできる。
前述したように、ETH−CCMを送信する所定周期を段階的に短くしていくことによって、単位時間に送信するフレーム数を増加させ、必然的にフレーム損失数も増加させることによって、精度高くフレーム損失率を導出することができる。
図4は、本発明によって用いられる疎通確認メッセージのフレーム構成図である。
本発明によれば、疎通確認メッセージにETH−CCMを用いる。「宛先MACアドレス」は、L2スイッチ1のポートのMACアドレスを意味する。「送信元MACアドレス」は、管理装置2のMACアドレスを意味する。「802.1Qイーサタイプ」はVLANタグを付与する場合に設定され、「OAMイーサタイプ」は例えばSlowプロトコルが設定される。「DATA」には、本発明に基づくETH−CCMの内容が含まれる。「OpCode」には、ETH−CCMを意味する「01」が含まれる。「Flags」には、ETH−CCMの所定周期が含まれる。所定周期は、3ビットで7種類(10分、1分、10秒、1秒、100ミリ秒、10ミリ秒、3.33ミリ秒)が規定される。従って、本発明によれば、例えば、10分−>1分−>10秒−>1秒−>100ミリ秒−>10ミリ秒−>3.33ミリ秒の順に、所定周期を段階的に短くすることができる。更に、「TLV」には、本発明に基づくLD値及びポート閉鎖順位が含まれる。
以上、詳細に説明したように、本発明のリンク障害予測方法、管理装置、通信装置及びプログラムによれば、遠隔に位置する管理装置が、通信装置のポート毎に適用されたネットワークの耐障害性に応じて、リンク劣化の初期段階で、精度高くリンク障害を予測できるように動作することができる。本発明によれば、通信装置のポート毎に、ネットワークの耐障害性に基づいて初期リンク劣化指数を決定するために、同じフレーム損失率であっても、リンク障害を発生する可能性の低いリンクについては、リンク障害の予測対象としない。また、一度、所定閾値以上のリンク劣化指数が算出されたリンクに対しては、疎通確認メッセージを送信する所定周期を短くすることによって、精度高くフレーム損失率を測定することができる。逆に、所定閾値よりも低いリンク劣化指数が算出されている限り、長い所定周期で疎通確認メッセージを送信することによって、通信リソースを過度に消費しないようにする。
前述した本発明における種々の実施形態によれば、当業者は、本発明の技術思想及び見地の範囲における種々の変更、修正及び省略を容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
レイヤ2ネットワークのシステム構成図である。 本発明における管理装置及びL2スイッチの機能構成図である。 本発明におけるシーケンス図である。 本発明によって用いられる疎通確認メッセージのフレーム構成図である。
符号の説明
1 L2スイッチ、通信装置
101 ポート部
102 スイッチ部
103 疎通確認メッセージ受信部
104 フレーム損失率測定部
105 保守管理フレーム送信部
2 管理装置
201 ネットワーク構成蓄積部
202 初期リンク劣化指数設定部
203 リンク劣化指数更新制御部
204 疎通確認メッセージ送信部
205 保守管理フレーム受信部
206 ユーザインタフェース部

Claims (12)

  1. 複数のポート間でレイヤ2フレームを中継する複数の通信装置と、該通信装置が接続されたネットワークにおけるリンク障害の発生を予測する管理装置とを有するシステムにおけるリンク障害予測方法であって、
    前記管理装置は、前記通信装置毎又はそのポート毎に、ネットワーク構成の耐障害性に基づいて初期リンク劣化指数を決定する第1のステップと、
    前記管理装置が、前記通信装置毎又はそのポート毎に、疎通確認メッセージを所定周期で送信する第2のステップと、
    前記通信装置が、前記通信装置毎又はそのポート毎に、前記疎通確認メッセージのフレーム損失率を測定し、該フレーム損失率を含む保守管理フレームを前記管理装置へ送信する第3のステップと、
    前記管理装置が、前記初期リンク劣化指数に、前記フレーム損失率に応じた指数を加算したリンク劣化指数を算出し、該リンク劣化指数が所定閾値以上である場合、前記所定周期を短くし、再度、第2のステップへ戻る第4のステップと
    を有し、前記通信装置間又はそのポート間におけるフレーム損失率を出力することを特徴とするリンク障害予測方法。
  2. 第4のステップについて、前記管理装置は、更に、先の単位時間におけるリンク劣化指数と後の単位時間におけるリンク劣化指数との差である時間微分リンク劣化指数を算出し、該時間微分リンク劣化指数が所定閾値以上である場合も、前記所定周期を短くし、再度、第1のステップへ戻ることを特徴とする請求項1に記載のリンク障害予測方法。
  3. 前記疎通確認メッセージは、運用保守管理フレームのイーサネットOAM(Operation Administration and Maintenance)フレームにおけるETH−CCM(ETHernet Continuity Check Message)であり、該ETH−CCMは、前記所定周期の情報を含んでおり、
    第4のステップについて、前記管理装置は、次のETH−CCMに含めるべき所定周期に、先に送信したETH−CCMに含められた所定周期よりも短い所定周期を設定する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のリンク障害予測方法。
  4. 第1のステップについて、前記管理装置は、ネットワーク構成の耐障害性が高い冗長構成プロトコルを備えている前記通信装置ほど又はそのポートほど、低いリンク劣化指数を初期リンク劣化指数として設定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のリンク障害予測方法。
  5. 複数の通信装置間又はそれらポート間でレイヤ2フレームを中継する複数の通信装置と通信可能であって、該通信装置が接続されたネットワークにおけるリンク障害の発生を予測する管理装置において、
    前記通信装置毎又はそのポート毎に、ネットワーク構成の耐障害性に基づいて初期リンク劣化指数を決定する初期リンク劣化指数設定手段と、
    前記通信装置毎又はそのポート毎に、疎通確認メッセージを所定周期で送信する疎通確認メッセージ送信手段と、
    前記通信装置毎又はそのポート毎に、前記疎通確認メッセージのフレーム損失率を含む保守管理フレームを受信する保守管理フレーム受信手段と、
    前記初期リンク劣化指数に、前記フレーム損失率に応じた指数を加算したリンク劣化指数を算出し、該リンク劣化指数が所定閾値以上である場合、前記所定周期を短くし、再度、前記疎通確認メッセージ送信手段を実行するように制御するリンク劣化指数更新制御手段と、
    前記通信装置又はその当該ポートにおける前記フレーム損失率を出力するユーザインタフェース手段と
    を有することを特徴とする管理装置。
  6. 前記リンク劣化指数更新制御手段は、更に、先の単位時間におけるリンク劣化指数と後の単位時間におけるリンク劣化指数との差である時間微分リンク劣化指数を算出し、該時間微分リンク劣化指数が所定閾値以上である場合も、前記所定周期を短くし、再度、前記疎通確認メッセージ送信手段を実行するように制御することを特徴とする請求項5に記載の管理装置。
  7. 前記疎通確認メッセージは、運用保守管理フレームのイーサネットOAMフレームにおけるETH−CCMであり、該ETH−CCMは、所定周期の情報を含んでおり、
    前記リンク劣化指数更新制御手段は、次のETH−CCMに含めるべき所定周期に、先に送信したETH−CCMに含められた所定周期よりも短い所定周期を設定する
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載の管理装置。
  8. 前記初期リンク劣化指数設定手段は、前記ネットワーク構成の耐障害性が高い冗長構成プロトコルを備えている前記通信装置又はそのポートほど、低いリンク劣化指数を初期リンク劣化指数として設定することを特徴とする請求項5から7のいずれか1項に記載の管理装置。
  9. 請求項5から8のいずれか1項に記載の管理装置と通信可能であって、複数の通信装置間又はそれらポート間でレイヤ2フレームを中継する通信装置において、
    前記管理装置から、前記通信装置毎又はそのポート毎に、前記疎通確認メッセージを所定周期で受信する疎通確認メッセージ受信手段と、
    前記疎通確認メッセージのフレーム損失率を測定するフレーム損失率測定手段と、
    前記フレーム損失率を含む保守管理フレームを、前記管理装置へ送信する損失率送信手段と
    を有することを特徴とする通信装置。
  10. 前記疎通確認メッセージは、運用保守管理フレームのイーサネットOAMフレームにおけるETH−CCMであり、該ETH−CCMは、前記所定周期の情報を含んでいることを特徴とする請求項9に記載の通信装置。
  11. 複数の通信装置間又はそれらポート間でレイヤ2フレームを中継する複数の通信装置と通信可能であって、該通信装置が接続されたネットワークにおけるリンク障害の発生を予測する管理装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
    前記通信装置毎又はそのポート毎に、ネットワーク構成の耐障害性に基づいて初期リンク劣化指数を決定する初期リンク劣化指数設定手段と、
    前記通信装置毎又はそのポート毎に、疎通確認メッセージを所定周期で送信する疎通確認メッセージ送信手段と、
    前記通信装置毎又はそのポート毎に、前記疎通確認メッセージのフレーム損失率を含む保守管理フレームを受信する保守管理フレーム受信手段と、
    前記初期リンク劣化指数に、前記フレーム損失率に応じた指数を加算したリンク劣化指数を算出し、該リンク劣化指数が所定閾値以上である場合、前記所定周期を短くし、再度、前記疎通確認メッセージ送信手段を実行するように制御するリンク劣化指数更新制御手段と、
    前記通信装置又はそのポートにおける前記フレーム損失率を出力するユーザインタフェース手段と
    してコンピュータを機能させることを特徴とする管理装置用のプログラム。
  12. 請求項5から8のいずれか1項に記載の管理装置と通信可能であって、複数の通信装置間又はそれらポート間でレイヤ2フレームを中継する通信装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
    前記管理装置から、前記通信装置毎又はそのポート毎に、前記疎通確認メッセージを所定周期で受信する疎通確認メッセージ受信手段と、
    前記疎通確認メッセージのフレーム損失率を測定するフレーム損失率測定手段と、
    前記フレーム損失率を含む保守管理フレームを、前記管理装置へ送信する損失率送信手段と
    してコンピュータを機能させることを特徴とする通信装置用のプログラム。
JP2007301081A 2007-11-21 2007-11-21 リンク障害予測方法、管理装置、通信装置及びプログラム Active JP4958234B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007301081A JP4958234B2 (ja) 2007-11-21 2007-11-21 リンク障害予測方法、管理装置、通信装置及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007301081A JP4958234B2 (ja) 2007-11-21 2007-11-21 リンク障害予測方法、管理装置、通信装置及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009130474A JP2009130474A (ja) 2009-06-11
JP4958234B2 true JP4958234B2 (ja) 2012-06-20

Family

ID=40820991

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007301081A Active JP4958234B2 (ja) 2007-11-21 2007-11-21 リンク障害予測方法、管理装置、通信装置及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4958234B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011135259A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Nec Access Technica Ltd 暗号化システム、通信装置、暗号化方法及び暗号化プログラム
JP5386745B2 (ja) 2010-03-25 2014-01-15 株式会社日立製作所 ネットワーク監視サーバ及びネットワーク監視システム
WO2012014804A1 (ja) 2010-07-30 2012-02-02 日本電気株式会社 通信装置及び、信号劣化監視システム及び方法
JP5747732B2 (ja) * 2011-08-16 2015-07-15 日本電気株式会社 通信システム、通信制御方法、通信装置、通信装置制御方法、及び、通信装置制御プログラム
JP5672208B2 (ja) * 2011-09-26 2015-02-18 株式会社日立製作所 転送装置及びネットワークシステム
WO2013065211A1 (ja) * 2011-10-31 2013-05-10 日本電気株式会社 信号劣化検出装置、信号劣化検出方法、及び、信号劣化検出プログラム
JP5925663B2 (ja) * 2012-10-29 2016-05-25 日本電信電話株式会社 パケット伝送システム及びパケット伝送品質検出方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4026770B2 (ja) * 2004-02-06 2007-12-26 Kddi株式会社 マルチホップ無線ネットワークの経路更新方法および無線端末
JP4128974B2 (ja) * 2004-03-31 2008-07-30 富士通株式会社 レイヤ2ループ検知システム
JP4440752B2 (ja) * 2004-11-08 2010-03-24 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 パケット応答装置、監視装置及びプログラム
JP2006245993A (ja) * 2005-03-03 2006-09-14 Mitsubishi Electric Corp ネットワーク診断装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009130474A (ja) 2009-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4958234B2 (ja) リンク障害予測方法、管理装置、通信装置及びプログラム
JP4257509B2 (ja) ネットワークシステム、ノード装置、冗長構築方法、および冗長構築プログラム
EP2763359B1 (en) Communication system, sending device, communication device, failure notification method and non-temporary computer-readable medium storing program
US20100128611A1 (en) Transmitting apparatus, alarm control method, and computer product
JP2001127782A (ja) 活動トポロジを発見して監視するシステムおよびその方法
EP2495918A1 (en) Method, system and node device for establishing label switch path
JP4744429B2 (ja) 拡張された保守ドメインレベル管理方法、通信装置、プログラム及びデータ構造
JP2010011039A (ja) ノード装置及び経路設定方法
JP2008160227A (ja) ネットワーク装置及び通信システム
CN101682459A (zh) 对用于OTN接口的OTUk-BDI作出响应以恢复双向通信
CN107508640A (zh) 基于光纤通道技术的双环冗余自愈光纤网络构建方法
US20100284269A1 (en) Multi-Node State Recovery for a Communication Network
US9843495B2 (en) Seamless migration from rapid spanning tree protocol to ethernet ring protection switching protocol
CA2840980A1 (en) Transmission system, transmission device, packet loss ratio measurement method, and packet loss ratio measurement program
US8615006B2 (en) Systems and methods for reconfiguration of a circuit switched ring to a packet switched ring
US9426058B2 (en) Transmission equipment and transmission method
US8457138B1 (en) Systems and methods for propagating frame relay congestion notifications through a packet network
JP4974294B2 (ja) ループトポロジ予測回避方法、管理装置、通信装置及びプログラム
US20110051598A1 (en) Loss Link Forwarding
Kim et al. Protection switching methods for point‐to‐multipoint connections in packet transport networks
US10432505B2 (en) Systems, apparatuses, and methods for rerouting network traffic
US8331244B1 (en) System and method for propagating TDM fault information through a packet network
US8750134B2 (en) Communication network management system and method and management computer
Kim et al. Enhanced linear protection switching methods supporting dual node interconnection in packet transport networks
KR100912813B1 (ko) 이더넷 망과 sdh 망간의 장애 정보 전송 장치 및 그방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100712

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120315

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120315

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150330

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4958234

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150