JP4956115B2 - ガス絶縁開閉装置用操作装置 - Google Patents

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Description

本発明は電流遮断及び電気回路投入用の、固定接触子と、この固定接触子に接触する可動接触子とから構成されたガス絶縁開閉装置に関する。特には、油圧式操作手段とバネ式操作手段とにより可動接触子を駆動するための機構が構成されたガス絶縁開閉装置用操作装置に関する。
通常、ガス絶縁開閉装置は、電流を通電させ、また遮断する必要から、電流の通電のための回路を接触させる固定接触子と可動接触子とを有しており、回路を遮断するときには可動接触子を駆動する操作器に電気的な遮断信号を与えるようになっている。また、同様に、回路を電気的に投入するためには操作器に信号命令を与える。
現在では、ガス絶縁装置の可動接触子を駆動するための操作器の駆動原として、圧縮性気体を使用したオイルアキュムレータ(oil accumulator)を駆動原とする油圧操作器と、圧縮性気体を直接圧力容器に蓄積して駆動原とする空気操作器と、コイルバネ又は皿バネを駆動原とするバネ(spring)操作器とが主に使用される。
上記のように、油圧操作器は、駆動エネルギーを蓄積するための装置として圧縮性気体を用いるアキュムレータが用いられ、このアキュムレータのみで油圧操作器にエネルギーが供給される。同様に、空気操作機は、駆動エネルギーを蓄積するための装置として高圧空気タンクが用いられ、高圧タンクのみで空気操作器のエネルギーが供給される。
一方、一部に空気操作器を適用したガス絶縁開閉装置としては、投入動作について圧縮バネ力を用いる設計を採用している場合もあるが、遮断動作にバネ動作を用いる設計は見られない。
上記に言及した油圧操作式及び空気操作式駆動装置の動作原理は相当に類似しており、その構成例を説明すると、次のようである。
すなわち、受圧面積の相互に異なるピストンのうち、一方のピストンに常に高圧を作用させることによって、他方のピストンにおける圧力を高圧に切り替えることにより投入動作を行う。また、投入状態にある駆動装置にて、一方のピストンに作用する圧力を低圧に切り替えることで、遮断動作を遂行する。
油圧操作器及び空気圧操作器の特徴は、ピストンの直径を増加させることで、バネ操作器と比較するときに、より大きい操作エネルギーを比較的容易に実現させることができる。
バネ操作器において、遮断用バネ力と投入用バネ力とが相互関係を有しているため、どちらか一方のバネ力だけを変化させることは不可能である。また、カム機構などによって機械的な遮断用バネ力と投入用バネ力を連動させる構造が一般的であるが、接続部品の機械的強度のため、油圧操作器や空気操作器のように大きい操作力を実現させることは不可能である。
上記した特徴以外に、油圧操作器及び空気操作器は、エネルギー蓄積装置としてアキュムレータ又は高圧空気タンクを備え、このエネルギー蓄積装置による操作器にエネルギーを供給する構造からなる。そのため、この操作器は、蓄積装置を単純に大型化することによって、ガス絶縁装置の連続動作の可能回数を容易に増加することが可能になる。
一般に、上述した油圧操作器及び空気操作器を適用したガス絶縁開閉装置は、油圧ポンプコンプレッサ(pump compressor)などによるエネルギーの追加供給なしに条件に応じて連続動作機能として、投入動作→遮断動作→投入動作→遮断動作、又は投入動作→遮断動作を3回以上連続遂行する機能も求められる場合がある。
また、上記の油圧操作器及び空気操作器の共通の問題は、エネルギーの蓄積装置が気体を使用しているため、ガス絶縁開閉装置の動作によりエネルギー(アキュムレータに蓄積された油圧力)が減少する。
ガス絶縁開閉装置用操作器(例えば、油圧操作器の場合)は、定格圧力(31.5MPa)を基準として平常時圧力変化範囲(31.5〜33.5MPa)、高速再閉路動作ロック(lock)圧力(遮断-投入-遮断を連続して実施する動作をロッキングする圧力:30.0MPa)、投入動作ロック圧力(27.0MPa)、及び、遮断動作ロック圧力(25.5MPa)が規格によって規定されている。
そのため、機器の遮断電流性能は、各動作のロック圧力(遮断ロックは25.5MPa)を保証するものである必要がある。また、機械的強度の設計は平常時圧力範囲の最高値(33.5MPa)でもって行う必要があるため、非常に経済的な設計は不可能であった。
その結果、機器のコストが高く、同時にコンパクな設計が困難となっていた。それだけでなく、気体を用いることによって周囲の温度変化により圧力が変動を受ける。すなわち、操作時の駆動力がロック圧力(opening operation lock pressure)の条件から最大圧力の条件にまで大きく変化するるため、蓄積されたエネルギーがオイルや圧縮空気の漏れによって減少する。そのため、定期的に油圧ポンプコンプレッサなどにより、エネルギーを補充する必要があり、それによる圧力監視装置と安全装置のような補助機器が必要となり、機器のコストにも影響が及ぶ。
バネ操作器において、上記の油圧操作器及び空気操作器と異なり、遮断動作用バネと遮断バネ圧縮動作兼投入バネの2種類のバネで構成された構造を有する。
現在、製品化されているすべてのバネ操作器は、投入用バネの駆動エネルギーを開放することで、ガス絶縁開閉装置の投入動作を遂行すると同時に遮断バネを圧縮する機構を有する。
また、バネ操作器のメカニズム上ガス絶縁開閉装置は、遮断動作→投入動作→遮断動作の連続動作だけが可能になり、この連続動作を完了した後には投入用バネにその位置エネルギーを蓄積するための時間として約10〜15秒程度の時間を必要とする。
遮断→投入→遮断の連続動作しか遂行することができなく、これが油圧操作器及び空気操作器と比較すると、バネ操作器の大きい短所となる。特に、送電電圧が300kV以上の機器に対しては顧客の要求を満足させない場合が多い。
バネ操作器において、駆動エネルギーがバネの圧縮力による機械的なエネルギーとして維持されるため、油圧操作器又は空気操作器のように時間と共にその値が変化しないということが大きい長所として作用する。同時に、動作は、バネ力の圧縮エネルギーによって遂行されるため、通常のエネルギーでガス絶縁開閉装置を駆動するようになる。これが、操作エネルギーが変化する可能性のある油圧操作器及び空気操作器と比較するときに最も大きく異なる点でもある。
上記のような問題点を解決するための手段として、特開平5−298968に、オイルアキュムレータに皿バネを適用した油圧操作器が開示されている。このアキュムレータは、遮断投入共用になっているため、同一の操作エネルギーの油圧操作器と比較する場合に、アキュムレータの容量は本願発明を適用した場合に比べて顕著に大きくなる。基本的に、従来の油圧操作器が採用されている圧縮ガスを適用したアキュムレータを代替したもので、皿バネを適用しているだけで、従来の油圧操作器が有する技術的な問題を解決することができなかった。
特開平5−298968 特開2003−36769 特開平6−196407
したがって、現在ガス絶縁開閉装置の接触子を駆動するための操作器として主に使用される油圧操作器、空気操作器、バネ操作器のそれぞれの長所を集めて上記の問題点を解消することで、本発明の目的は、油圧式操作手段とバネ式操作手段とで構成されて可動接触子を駆動するためのガス絶縁開閉装置用の操作装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、絶縁性ガスを注入した接地容器内に設けられた固定接触子と可動接触子から構成された電流遮断装置又は電気回路投入装置を備えるガス絶縁開閉装置であって、前記可動接触子を遮断方向又は投入方向に駆動するための操作装置に対して遮断動作をバネ操作装置で遂行し、投入動作を油圧式操作装置で遂行することを特徴とする。
また、本発明は、絶縁性ガスを注入した接地容器内に設置された固定接触子と、前記固定接触子と接触する可動接触子から構成された電流遮断装置又は電気回路投入装置を備えるガス絶縁装置であって、前記可動接触子を遮断方向に駆動するためのバネ操作装置及び前記可動接触子を投入方向に駆動するための油圧操作装置を各々分離独立させて構成することを特徴とする。
さらには、バネ操作装置の駆動原としてコイルバネ又は皿バネを適用し、油圧操作装置の駆動原として圧縮性気体エネルギーを用いるアキュムレーターを用いるか、または前記遮断用操作装置の駆動原としてコイルバネ又は皿バネを有するアキュムレーターを用いることを特徴とする。
本発明は、ガス絶縁開閉装置は従来の空気油圧操作器の問題点であった回路ロッキング(locking)圧力条件による性能確保と最高の圧力条件による機械的性能を確保すべき不合理な設計をしなければならない原因が解決され、同時に周囲温度変化による遮断操作特性の影響も全く排除が可能になる。なお、油圧操作器を投入動作用に採用するならば、従来のバネ操作器で問題となる機械的強度の問題について解決が可能になる。また、連続操作の回数に対してもアキュムレータの容量を変更することによって容易に対処することができる。
そして、遮断用バネ式操作装置と投入用油圧式操作装置を各々独立に構成してこれら操作装置ないしユニットを機械的に連動させるならば、操作器の配置及び取り付けの方向について設計上の自由度が非常に高く、コンパクトな設計が可能になる。したがって、本発明のガス絶縁開閉装置は、機器の小型化及び合理化によって非常に経済的であるという効果がある。
以下、本発明の望ましい実施形態を添付の図面を参照して詳細に説明する。
後述する説明では、上記の技術的課題を実現するための本発明の代表的な実施形態を提示する。
本発明は、ガス絶縁開閉装置の可動接触子によって遮断動作はバネ式操作装置で遂行し、投入動作は油圧式操作装置で遂行する。投入動作時に油圧式装置は、バネ操作装置の遮断バネを圧縮して駆動エネルギーが蓄積可能な構造を有する。
また、本発明のバネ式操作装置及び油圧式操作装置は、各々全く独立して構成され、装置の配置により両操作器を接続用リンク及びレバーなどによって機械的に運動するように構成される。そして、油圧式操作装置は、投入動作を完了すると、同時に遮断用バネ式操作装置の駆動エネルギーの蓄積が完了し、このとき自動的に油圧操作装置の駆動原である高圧作動油をより低圧側の空間へと開放させるシステムを含む。
一方、本発明の装置をガス絶縁開閉装置に適用するならば、従来の油圧装置と空気操作器を適用したガス絶縁開閉装置における動作ロック圧力に関する問題を解消し、動作ロック圧力による電流遮断特性を確保することができる。また、同時に、最高圧力条件による機械的性能確保の問題点を生じることなく遮断動作用操作装置により常に一定の操作エネルギーを実現することができる。また、本発明のガス絶縁開閉装置は、圧縮バネエネルギーとして蓄積が可能なバネ式操作器を適用することによって合理的な解決が可能になる。
さらに、本発明の装置は、周囲温度の変化による遮断動作特性の影響も全く排除可能であり、投入動作に油圧操作式装置を適用することで、従来のバネ操作器における操作力の増加による機械的強度の問題に対しても解決が可能になる。そして、連続操作の回数に対しては、投入用油圧操作装置のアキュムレータの容量を顧客の仕様に合わせて増減させることによって、顧客の要求事項に対しても十分に機器の大きな変更なしに遂行可能である。なお、遮断用バネ操作装置と投入用油圧式操作装置を全く独立させて構成し、両操作装置をリンク及びレバーなどを用いて機械的に連動させることが可能である。このようであると、操作器の配置方向及び位置に対しても自由に設計が可能で、ガス絶縁開閉装置は機器の小型化と同時に合理的で経済的な設計を実現することができる。
<具体的な実施形態>
図1は、本発明の望ましい実施形態によるガス絶縁開閉装置用の操作装置について完全に投入が完了した際の状態を示す。本発明の操作装置は、遮断動作を行うバネ式操作装置ユニット100と、投入動作時にバネ式操作装置ユニット100の遮断バネ10を圧縮しつつ投入動作を行う油圧式操作装置ユニット200とから構成される。これら操作装置ユニット100,200は、接続用リンク300を通じて互いに接続されている。図示の例で、これら操作装置ユニット100,200の操作端部は、バネ式操作装置ユニット100中にあって中心部が軸支された主変換レバー12と、接続用リンク300とを通じて互いに接続されている。すなわち、主変換レバー12の一方のアーム端がヒンジ16を介してバネ式操作装置ユニット100の操作端(ロッド14の自由端)に接続されており、主変換レバー12の他方のアーム端が、直線状の接続用リンク300及び2つのヒンジを介して油圧式操作装置ユニット200の操作端(操作ピストン36の自由端)に接続されている。
また、ガス絶縁開閉装置Cの可動接触子Aは、リンクBでもって、バネ式操作装置ユニット100中の主変換レバー12に接続される。図示の例で、可動接触子Aに接続されたリンクBが、主変換レバー12におけるヒンジ16の箇所に接続されている。
バネ式操作装置ユニット100は、遮断動作のためのエネルギーを蓄積した遮断バネ10の力を遮断バネロッド14及びヒンジ16によって主変換レバー12に伝送する。主変換レバー12は、主変換レバーのローラレバー18でもって3段レバー20と接触し、回転力を維持している。3段レバー20には、主変換レバー12との動作によって時計回り方向の回転力が発生する。そのため、主変換レバー12からの荷重方向と、3段レバー20の回転中心軸を必要な寸法だけ移動させて設計される。
上述の原理により、発生する3段レバー20の回転力は2段レバー22によって維持される。主変換レバー12と3段レバー20の相互接触関係と同様に、3段レバー20と2段レバー22の相互接触によって2段レバー22にも時計回り方向の回転力が作用する。2段レバー22の回転力は、1段レバー24との相互接触によって維持される。1段レバー24の回転軸は、2段レバー22の相互接触位置とデッドポイント(dead point)になるように設計されているため、1段レバー24には回転力が作用しない設計からなる。このとき、1段レバー24は、回転軸が嵌められてソレノイド用レバー26とリンク28でもって接続される。上記した各レバー20,22,24にはリセット用バネ30,32,34が設置されて、反時計方向の回転力を各レバー20,22,24に作用させる。
投入動作を行う油圧式操作装置ユニット200の操作ピストン36は、接続用リンク300が嵌め付けられて主変換レバー12と接続される。このとき、完全投入状態では操作ピストン36に油圧力が作用しない。
油圧式操作装置ユニット200は、操作ピストン36を投入動作時に油圧的に駆動するためにアキュムレーター38から操作ピストン制御室40へと高圧油を供給するための切り替えバルブ42と、切り替えバルブ制御室44に高圧油を供給するための投入用パイロットバルブ46を駆動させる投入用ソレノイド48とより構成される。
また、切り替えバルブ42の中心部には、高圧油を切り替えバルブ制御室44に供給するための管路52と、切り替えバルブ制御室44の圧力を維持することによって切り替えバルブ42の位置を油圧的に維持するためのオリフィス(orifice)54とが設けられている。そして、高圧油を発生してアキュムレータ38に供給するための油圧ポンプ56が設計され、内部には安全バルブとストップバルブ及びフィルターバルブを内蔵している。
ガス絶縁開閉装置Cは、図1の状態から遮断動作を遂行する。この遮断動作は、ガス絶縁開閉装置Cに電気的な遮断信号が与えられることにより、または、手動操作により行われる。
手動操作用ボタンを押すと、ソレノイド用レバー26が回転する。電気的に同一の動作を遂行する場合に、遮断用ソレノイド58に電流が流れてソレノイドが駆動し、ソレノイド用レバー26を時計方向に回転させる。このとき、ソレノイドレバー26との間で、回転軸を挿入することにより接続された1段レバー24も時計方向に回転し、2段レバー22との接続を解除する。したがって、2段レバー22は、これに作用している回転力によって時計方向に回転し、2段レバー22と3段レバー20との接続が解除される。
このように、3段レバー20と主変換レバー12の接続が解除されることで、遮断バネ10を圧縮したままとしていた係止作用が解除される。このことによって、主変換レバー12が時計方向に回転し、可動接触子Aを遮断方向に駆動する。主変換レバー12の回転運動によって、接続用リンク300を通じて機械的に接続された操作ピストン36が、左側方向へと向かって突き出し動作を行う。
図2は、本発明によるガス絶縁開閉装置用操作装置の遮断動作が遂行されつつある状態を示す。
操作ピストン制御室40内の低圧作動油は、切り替え用Bポート60から切り替え用Cポート62を通過して油圧ポンプケース64内に排出される。操作ピストン低圧室66には油圧ポンプケース64内の作動油が流入する。また、遮断動作の終盤にてガス開閉装置の制動動作を行うために、操作ピストン36に遮断用クッション装置部分68が設置される。クッション装置部分68によって制御されたストロークエンド(stroke end)に到達した後には、遮断バネストップバー70が遮断バネ力を支持すると同時に遮断位置を固定する。
図3は、本発明によるガス絶縁開閉装置用操作装置における、遮断動作が完了した状態を示す。以下、本発明の投入動作について説明する。
ガス絶縁開閉装置Cは、図3の遮断状態から投入動作を行う。投入動作は、遮断動作の場合と同様、ガス絶縁開閉装置Cに電気的な投入信号が与えられて行われるか、または手動操作によって行われる。
手動操作用ボタンを押すと、投入用パイロットバルブ46を開放することとなる。電気力で動作させる場合には、投入用ソレノイド48に電流を流してソレノイドを駆動し、これにより、投入用パイロットバルブ46を開放する。投入用パイロットバルブ46が開放されると、切り替えバルブ制御室44に高圧油が供給されて切り替えバルブ42が左側方向に切り替えられる。
これによって、切り替え用Aポート72と切り替え用Bポート60が相互に接続されてアキュムレータ38からの高圧油が操作ピストン制御室40に供給される。このとき、切り替えバルブ制御室44と管路を経由して圧力開放チェックバルブ74は、開放状態になり、高圧油を開放しない。
操作ピストン制御室40に高圧油を供給することによって、操作ピストン36を右側方向に駆動する。接続用リンク300に接続された主変換レバー12が反時計方向に回転し、それによって遮断バネ10は圧縮される。アキュムレータ38と切り替え用Aポート72との間に投入可変チョーク76を設置することによって、操作ピストン36の速度を調節することができる。投入動作途中で、切り替えバルブ制御室44の高圧油を維持することによって、切り替えバルブ42の内部に設置されたオリフィス54から高圧油を供給する。
図4Aは、本発明によるガス絶縁開閉装置用操作装置について、投入動作中の状態を示す。
投入動作が終盤に至ると、操作ピストン36は、圧力開放チェックピストン78と衝突するようになる。このとき、圧力開放チェックピストン78は、圧力開放チェックバルブ74を開放して切り替えバルブ制御室44の高圧油を切り替え用Cポート62に排出する。
接続用リンク300を通じて操作ピストン36に接続されている主変換レバー12は、操作ピストン36と圧力開放チェックピストン78とが衝突する位置関係に来るあたりの時点でオーバーストローク(overstroke)の位置まで回転される。オーバーストロークは、バネ式操作装置ユニット100の主変換レバー12と、3段レバー20と、2段レバー22と、1段レバー24とを、再度接続させる動作を行うべく、主変換レバー12を遮断状態の接続位置よりも反時計方向にわずかに回転させる動作であり、ローラーレバー18と3段レバー20との接触部に、所定のギャップaを確保するものである。この際、オーバーストロークを遂行している時間の長さないし時間範囲は、投入用クッション装置80の特性を調整することによって調整可能であり、このようにしてレバーの再接続が必要な時間を確保することが可能である。また、投入用クッション装置80の特性を可変とするならば、ガス絶縁開閉装置Cの種類により他の投入動作の特性に対しても容易に対応することが可能である。
図4Bは、本発明によるガス絶縁開閉装置用操作装置について投入動作が終盤に達した際の状態を示す。
オーバストローク動作と同時に圧力開放チェックバルブ74が開放され、切り替えバルブ制御室44の高圧油を切り替え用Cポート62に排出する。そのため、切り替えバルブ42が右側方向に動作されて切り替え用Bポート60と切り替え用Cポート62が相互に通じるようになることによって、操作ピストン制御室40の高圧油が油圧ポンプケース64に排出され、この結果、操作ピストン36は油圧駆動力を喪失する。このとき、オーバストローク状態の主変換レバー12は、遮断バネ10の力によって3段レバー20と接続する位置にまで時計方向に回転する。同時に、接続用リンク300に接続された操作ピストン36もギャップaに相当する距離だけ左側方向に移動して投入動作を完了する。
次に、本発明による操作装置における異常動作の発生時の対応について説明する。
ガス絶縁開閉装置Cで問題になる異常動作は、投入動作後に、何らかの原因によって生じる。異常動作というためには、投入用パイロットバルブ46が完全閉状態になってはならず、引き続き高圧油が切り替えバルブ制御室44に供給されるというのでなければならない。
前述したように、異常動作が発生した場合に、切り替えバルブ制御室44に管路を経由して連通する位置に設置された圧力開放チェックバルブ74は、圧力開放チェックピストン78が操作ピストン36によって押し付けられているため、完全に閉じてはいない状態となっている。したがって、投入用パイロットバルブ46が異常現象によって完全には閉じていない場合にも、切り替えバルブ制御室44の圧力を低圧に維持することが可能である。そのため、異常現象をポンプ運転回数の増加によって確認することができる。
図5には、本発明によるガス絶縁開閉装置用操作装置において投入動作後に異常条件が発生した際の状態を示す。
以上、本発明の詳細な説明においては具体的な実施形態に関して説明したが、形式や細部についての様々な変更が可能であることは、当該技術分野における通常の知識を持つ者には明らかである。したがって、本発明の範囲は、前述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載及びこれと均等なものに基づいて定められるべきである。
本発明の望ましい実施形態によるガス絶縁開閉装置用操作装置について、投入が完了した状態を示す図である。 図1の操作装置について、遮断動作進行中の状態を示す図である。 図1の操作装置について、遮断操作が完了した際の状態を示す図である。 図1に示す操作装置について、投入動作進行中の状態を示す図である。 図1に示す操作装置について、投入動作が終盤に達した際の状態を示す図である。 図1に示す操作装置において、投入動作後に異常条件が発生した際の状態を示す図である。
符号の説明
10 遮断バネ 12 主変換レバー 14 遮断バネロード
18 ローラレバー 20 3段レバー 22 2段レバー
24 1段レバー 26 ソレノイド用レバー
30,32,34 リセット用バネ 36 操作ピストン
38 アキュムレータ 40 操作ピストン制御室 42 切り替えバルブ
44 切り替えバルブ制御室 46 投入用パイロットバルブ
48 投入用ソレノイド 50 リセットバネ 54 オリフィス
56 油圧ポンプ 58 遮断用ソレノイド
60 切り替え用Bポート 62 切り替え用Cポート 64 油圧ポンプケース
66 操作ピストン低圧室 68 遮断用クッション装置部分
70 遮断バネストッパー 72 切り替え用Aポート
74 圧力開放チェックバルブ 76 投入可変チョーク
78 圧力開放チェックピストン 80 投入用クッション装置
100 バネ式操作装置ユニット 200 油圧式操作装置ユニット
300 接続用リンク

Claims (6)

  1. 絶縁性ガスを注入した接地容器内に設けられた、固定接触子、該固定接触子に引き離し可能に接触する可動接触子(A)とから構成された電流遮断装置又は電気回路投入装置を備えるガス絶縁開閉装置(C)のために、前記可動接触子(A)を遮断方向又は投入方向に駆動する操作装置であって、
    前記可動接触子(A)を遮断方向に駆動する遮断動作をバネ操作装置(100)で遂行し、前記可動接触子(A)を投入方向に駆動する投入動作を油圧式操作装置(200)で遂行し、
    前記バネ操作装置(100)と、前記油圧操作装置(200)とが各々分離独立して構成され、
    前記バネ操作装置(100)の操作端部と、前記油圧操作装置(200)の操作端部とが、レバー(12)を通じて互いに連結され、油圧操作装置(200)が駆動動作を行う際にこの駆動エネルギーを、バネ操作装置(100)のバネ(10)に蓄積可能な構造を有することを特徴とするガス絶縁開閉装置用操作装置。
  2. 絶縁性ガスを注入した接地容器内に設けられた、固定接触子、該固定接触子に引き離し可能に接触する可動接触子(A)とから構成された電流遮断装置又は電気回路投入装置を備えるガス絶縁開閉装置(C)のために、前記可動接触子(A)を遮断方向又は投入方向に駆動する操作装置であって、
    前記可動接触子(A)を投入方向に駆動する投入動作をバネ操作装置(100)で遂行し、前記可動接触子(A)を遮断方向に駆動する遮断動作を油圧式操作装置(200)で遂行することを特徴とするガス絶縁開閉装置用操作装置。
  3. 前記バネ操作装置(100)と、前記油圧操作装置(200)とが各々分離独立して構成され
    前記バネ操作装置(100)の操作端部と、前記油圧操作装置(200)の操作端部とが、レバー(12)を通じて互いに連結され、油圧操作装置(200)が駆動動作を行う際にこの駆動エネルギーを、バネ操作装置(100)のバネ(10)に蓄積可能な構造を有することを特徴とする請求項に記載のガス絶縁開閉装置用操作装置。
  4. 前記バネ操作装置(100)の操作端部と、前記油圧操作装置(200)の操作端部とが、接続リンク(300)及びレバー(12)を通じて互いに連結されことを特徴とする請求項1または3記載のガス絶縁開閉装置用操作装置。
  5. 投入用の油圧操作装置(200)による投入作動が完了し、同時に遮断用のバネ操作装置(100)での駆動エネルギーの蓄積を完了した際に、自動的に、油圧操作装置(200)の駆動側のピストンにある高圧作動油を低圧側の空間へと開放することで、前記油圧操作装置(200)が発生する駆動力を喪失させる機構を有することを特徴とする請求項1、3または4記載のガス絶縁開閉装置用操作装置。
  6. 前記油圧操作装置の駆動原として圧縮性気体エネルギーを用いるアキュムレーターを用いることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のガス絶縁開閉装置用操作装置。
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