JP2002313195A - 電力用遮断器 - Google Patents
電力用遮断器Info
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- Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 遮断器の容量が大きくなっても、遮断器の駆
動手段であるばねのエネルギー効率を高めて小型化を図
る電力用遮断器を提供すること。 【解決手段】 遮断動作が終端に近づくとシリンダ37
内の流体圧が上昇し、流路38に放出される。そして、
流体は絞り39を通過してさらに圧力が上昇してアキュ
ムレータ41に蓄えられる。投入指令が入力されると投
入ソレノイド24と逆止め弁46が励磁され、逆止め弁
46が開いてアキュムレータ41に蓄えられた高圧流体
がピストン36を付勢して遮断ばねの圧縮を補う構成と
した。本発明によれば、エネルギー効率が向上し、投入
ばね力の低減が可能になる。
動手段であるばねのエネルギー効率を高めて小型化を図
る電力用遮断器を提供すること。 【解決手段】 遮断動作が終端に近づくとシリンダ37
内の流体圧が上昇し、流路38に放出される。そして、
流体は絞り39を通過してさらに圧力が上昇してアキュ
ムレータ41に蓄えられる。投入指令が入力されると投
入ソレノイド24と逆止め弁46が励磁され、逆止め弁
46が開いてアキュムレータ41に蓄えられた高圧流体
がピストン36を付勢して遮断ばねの圧縮を補う構成と
した。本発明によれば、エネルギー効率が向上し、投入
ばね力の低減が可能になる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電力用遮断器に係
り、特にエネルギー効率を高めて装置全体の小型化を図
るのに好適な電力用遮断器の駆動装置に関する。
り、特にエネルギー効率を高めて装置全体の小型化を図
るのに好適な電力用遮断器の駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電力需要の増大のため、電力用遮断器で
は、高速かつ小形軽量化のニーズが高まっており、メン
テナンス性がよく、騒音振動が少なく、安全性に優れて
いる面から、動力手段にばねを用いた駆動装置の需要が
拡大している。
は、高速かつ小形軽量化のニーズが高まっており、メン
テナンス性がよく、騒音振動が少なく、安全性に優れて
いる面から、動力手段にばねを用いた駆動装置の需要が
拡大している。
【0003】このような、ばねを用いた電力用遮断器の
駆動装置あるいは操作装置は、例えば特開平9−106
742号公報に記載されているように、投入動作時にカ
ムを介して投入ばね力を遮断ばね側に伝達し、遮断ばね
を圧縮しながら接点を閉路する構成となっている。
駆動装置あるいは操作装置は、例えば特開平9−106
742号公報に記載されているように、投入動作時にカ
ムを介して投入ばね力を遮断ばね側に伝達し、遮断ばね
を圧縮しながら接点を閉路する構成となっている。
【0004】投入動作時には、投入ばね力は最大値から
最小値まで解放され、遮断ばね力を最小値から最大値ま
で圧縮する。ばねとしては一般的に変位と力が線形関係
にある圧縮コイルばねがよく使用されており、遮断ばね
力は遮断性能を満足させるように決められている。
最小値まで解放され、遮断ばね力を最小値から最大値ま
で圧縮する。ばねとしては一般的に変位と力が線形関係
にある圧縮コイルばねがよく使用されており、遮断ばね
力は遮断性能を満足させるように決められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ばねの線形性
のために、投入動作開始時には、投入ばね力最大値>遮
断ばね力最小値とする必要があり、遮断ばね力の圧縮と
接点を駆動するのに必要以上のエネルギを印加してお
り、必ずしも投入ばねのエネルギーを有効利用していな
い。
のために、投入動作開始時には、投入ばね力最大値>遮
断ばね力最小値とする必要があり、遮断ばね力の圧縮と
接点を駆動するのに必要以上のエネルギを印加してお
り、必ずしも投入ばねのエネルギーを有効利用していな
い。
【0006】したがって、遮断器の容量を大きくすると
遮断ばね力が大きくなり、そのために投入ばね力も大き
くなるので、部品が大型化し、操作器全体の小型化を図
るのが困難になるという問題があった。
遮断ばね力が大きくなり、そのために投入ばね力も大き
くなるので、部品が大型化し、操作器全体の小型化を図
るのが困難になるという問題があった。
【0007】なお、特開平11−176294号公報で
は、駆動手段のばねを主ばねと補助ばねに分け、動作の
初期は2つのばね力を合成したばね力で接触子の移動速
度を速め、動作の終端では補助ばね力を切り離して接触
子を制動する際の衝撃力を和らげようとする技術が記載
されている。
は、駆動手段のばねを主ばねと補助ばねに分け、動作の
初期は2つのばね力を合成したばね力で接触子の移動速
度を速め、動作の終端では補助ばね力を切り離して接触
子を制動する際の衝撃力を和らげようとする技術が記載
されている。
【0008】本公知例においても、投入動作の初期で
は、遮断の主ばねのみを圧縮すれば良いが、投入ばね力
は主ばねと補助ばねの2つの合力になるため、エネルギ
ー効率が悪いという問題があった。かつ、投入動作終了
後には、投入ばねの主ばねおよび補助ばねの両方とも圧
縮する必要があるため、電動機や減速機等の小型化が図
れず、したがって、操作器全体が小型化できない問題が
あった。
は、遮断の主ばねのみを圧縮すれば良いが、投入ばね力
は主ばねと補助ばねの2つの合力になるため、エネルギ
ー効率が悪いという問題があった。かつ、投入動作終了
後には、投入ばねの主ばねおよび補助ばねの両方とも圧
縮する必要があるため、電動機や減速機等の小型化が図
れず、したがって、操作器全体が小型化できない問題が
あった。
【0009】本発明の課題は、電力用遮断器(以下、遮
断器ともいう)において、駆動手段であるばねのエネル
ギー効率を向上させることにより、遮断器全体の小型化
を実現することである。
断器ともいう)において、駆動手段であるばねのエネル
ギー効率を向上させることにより、遮断器全体の小型化
を実現することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、固定接触子と可動接触子からなる接点を
開閉することによって電力の遮断と投入を行う遮断部
と、歪エネルギーを放勢することにより前記接点の開閉
を行う遮断用弾性体および投入用弾性体を備えた電力用
遮断器であって、前記接点の開閉動作の終端で該可動接
触子を制動させる際に発生するエネルギーを蓄積する蓄
積手段と、該蓄積されたエネルギーを次の開閉動作の開
始時に放出する放出手段とを備えたことを特徴とするも
のである。
に、本発明は、固定接触子と可動接触子からなる接点を
開閉することによって電力の遮断と投入を行う遮断部
と、歪エネルギーを放勢することにより前記接点の開閉
を行う遮断用弾性体および投入用弾性体を備えた電力用
遮断器であって、前記接点の開閉動作の終端で該可動接
触子を制動させる際に発生するエネルギーを蓄積する蓄
積手段と、該蓄積されたエネルギーを次の開閉動作の開
始時に放出する放出手段とを備えたことを特徴とするも
のである。
【0011】開閉動作の終端で可動接触子を制動するた
めに付与されるエネルギーは、一部が可動接触子を制動
するために消費されるほかは、熱エネルギーとなって放
熱される。本発明によれば、この捨てられる制動エネル
ギーを例えば油圧力や弾性力として蓄え、可動接触子の
次の動作の補助力として利用するので、投入もしくは遮
断用弾性体の最大力を低減でき、部品の小型化や軽量化
が可能になる。
めに付与されるエネルギーは、一部が可動接触子を制動
するために消費されるほかは、熱エネルギーとなって放
熱される。本発明によれば、この捨てられる制動エネル
ギーを例えば油圧力や弾性力として蓄え、可動接触子の
次の動作の補助力として利用するので、投入もしくは遮
断用弾性体の最大力を低減でき、部品の小型化や軽量化
が可能になる。
【0012】特に、上記エネルギー蓄積手段として、高
圧の非圧縮性流体をアキュムレータに蓄積し、放出手段
として逆止め弁、例えば、接点の投入動作指令と連動し
て動作する電磁式逆止め弁を用いることにより、エネル
ギーロスのない開閉動作が可能となる。そのため、遮断
器全体の小型化、省スペース化を図ることが可能にな
る。
圧の非圧縮性流体をアキュムレータに蓄積し、放出手段
として逆止め弁、例えば、接点の投入動作指令と連動し
て動作する電磁式逆止め弁を用いることにより、エネル
ギーロスのない開閉動作が可能となる。そのため、遮断
器全体の小型化、省スペース化を図ることが可能にな
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。本実施形態の概略構成は、図1
において、遮断部接点29の開閉動作の終端で、可動接
触子32を制動させる際のエネルギー蓄積手段として、
シリンダ37内で発生する高圧の非圧縮性流体をアキュ
ムレータ41に蓄積する。
面を参照して説明する。本実施形態の概略構成は、図1
において、遮断部接点29の開閉動作の終端で、可動接
触子32を制動させる際のエネルギー蓄積手段として、
シリンダ37内で発生する高圧の非圧縮性流体をアキュ
ムレータ41に蓄積する。
【0014】さらに、アキュムレータ41からシリンダ
37方向のみに放出が可能な逆止め弁40を配置し、投
入動作開始時にアキュムレータ41からシリンダ37へ
高圧の流体を放出する構成とした。
37方向のみに放出が可能な逆止め弁40を配置し、投
入動作開始時にアキュムレータ41からシリンダ37へ
高圧の流体を放出する構成とした。
【0015】これにより、遮断動作の次の投入動作開始
時に、アキュムレータに蓄積した高圧流体のエネルギー
を放出して遮断ばね力の圧縮を補うので、投入ばねの最
大力を低減することが可能になり、機構部品の小型、軽
量化ができ、したがって遮断器全体の小型化、省スペー
ス化を図ることが可能になる。
時に、アキュムレータに蓄積した高圧流体のエネルギー
を放出して遮断ばね力の圧縮を補うので、投入ばねの最
大力を低減することが可能になり、機構部品の小型、軽
量化ができ、したがって遮断器全体の小型化、省スペー
ス化を図ることが可能になる。
【0016】以下、本発明の第1の実施形態を、図1〜
図4を用いて詳述する。図1は、遮断器の投入状態を示
し、遮断ばね26、投入ばね28は共に圧縮コイルばね
で構成され、両方共に圧縮状態を示す構成図である。こ
れらのばね26、28は、他の弾性体要素、例えば皿ば
ね、渦巻きばね、板ばね等であっても良い。
図4を用いて詳述する。図1は、遮断器の投入状態を示
し、遮断ばね26、投入ばね28は共に圧縮コイルばね
で構成され、両方共に圧縮状態を示す構成図である。こ
れらのばね26、28は、他の弾性体要素、例えば皿ば
ね、渦巻きばね、板ばね等であっても良い。
【0017】遮断部の接点29には、一端がレバー33
に回転自在に接続された可動接触子32が設けられてい
る。レバー33の他端は操作器の主軸4に取付けられて
いる。主軸4は筐体1に回転自在に支持され、主レバー
5が取付けられている。すなわち、主レバー5の回転に
よりレバー33が動作して可動接触子32を接点29か
ら引き離す構成となっている。
に回転自在に接続された可動接触子32が設けられてい
る。レバー33の他端は操作器の主軸4に取付けられて
いる。主軸4は筐体1に回転自在に支持され、主レバー
5が取付けられている。すなわち、主レバー5の回転に
よりレバー33が動作して可動接触子32を接点29か
ら引き離す構成となっている。
【0018】なお、レバー33と可動接触子32との間
に、可動接触子のストローク長を増幅するレバーやリン
クを備えても良い。主レバー5の一端には遮断ばね26
の荷重を伝える遮断ばねリンク25が取り付けられてい
る。遮断ばねリンク25の他端は、内部に非圧縮性流
体、例えば油で充たされたシリンダー37内を摺動可能
なピストン36となっている。
に、可動接触子のストローク長を増幅するレバーやリン
クを備えても良い。主レバー5の一端には遮断ばね26
の荷重を伝える遮断ばねリンク25が取り付けられてい
る。遮断ばねリンク25の他端は、内部に非圧縮性流
体、例えば油で充たされたシリンダー37内を摺動可能
なピストン36となっている。
【0019】また、ピストン36とシリンダ37との摺
動部は42、43でシールされている。流路38は一端
がシリンダ37に接続され、他端がアキュムレータ41
に接続されている。流路38に設けられた絞り39によ
り、シリンダ37から排出された流体が加圧され、アキ
ュムレータ41に蓄えられる。また、逆止め弁40は、
アキュムレータ41からシリンダ37への方向のみ流体
の移動が可能である。
動部は42、43でシールされている。流路38は一端
がシリンダ37に接続され、他端がアキュムレータ41
に接続されている。流路38に設けられた絞り39によ
り、シリンダ37から排出された流体が加圧され、アキ
ュムレータ41に蓄えられる。また、逆止め弁40は、
アキュムレータ41からシリンダ37への方向のみ流体
の移動が可能である。
【0020】したがって、シリンダ37から排出された
油は必ず絞り39を通過して加圧されてアキュムレータ
41に蓄積され、逆に、アキュムレータ41から排出さ
れた流体は大部分が逆止め弁40を通過してシリンダ3
7に流れ込むように構成されている。
油は必ず絞り39を通過して加圧されてアキュムレータ
41に蓄積され、逆に、アキュムレータ41から排出さ
れた流体は大部分が逆止め弁40を通過してシリンダ3
7に流れ込むように構成されている。
【0021】遮断ばね26に蓄えられた歪エネルギー
は、以下に示す手段により保持され、解放される。すな
わち、主レバー5の回転は、他端に設けられたローラ7
から回転自在に支持された第2遮断ラッチ8の斜面と係
合保持することにより阻止されている。
は、以下に示す手段により保持され、解放される。すな
わち、主レバー5の回転は、他端に設けられたローラ7
から回転自在に支持された第2遮断ラッチ8の斜面と係
合保持することにより阻止されている。
【0022】第2遮断ラッチ8の回転は、その他端に設
けられたローラ10から回転自在に支持された遮断ラッ
チ11の斜面に係合保持することで阻止されている。さ
らに、遮断ラッチ11は、他端に設けられたローラ13
から回転自在に支持された遮断トリガ14に係合保持す
ることで回転が阻止されている。
けられたローラ10から回転自在に支持された遮断ラッ
チ11の斜面に係合保持することで阻止されている。さ
らに、遮断ラッチ11は、他端に設けられたローラ13
から回転自在に支持された遮断トリガ14に係合保持す
ることで回転が阻止されている。
【0023】これらの遮断ラッチ8、11、および遮断
トリガ14には、復帰ばね9、12、15が設けられ、
常に弾性付勢されている。遮断ソレノイド17は筐体1
に取り付けられ、そのプランジャが筐体1を貫通して遮
断トリガ14の端部付近まで延びている。
トリガ14には、復帰ばね9、12、15が設けられ、
常に弾性付勢されている。遮断ソレノイド17は筐体1
に取り付けられ、そのプランジャが筐体1を貫通して遮
断トリガ14の端部付近まで延びている。
【0024】次に、投入動作でのみ可動する部品を説明
する。回転自在なカム軸2には、大歯車52とカム3が
固定され、大歯車52には小歯車51が噛み合ってい
る。カム3には投入ばねリンク27の一端が接続され、
投入ばねリンク27の他端は、ばね受35を介して投入
ばね28に接続されている。
する。回転自在なカム軸2には、大歯車52とカム3が
固定され、大歯車52には小歯車51が噛み合ってい
る。カム3には投入ばねリンク27の一端が接続され、
投入ばねリンク27の他端は、ばね受35を介して投入
ばね28に接続されている。
【0025】投入操作手段は以下に示すように構成され
ている。投入ばね28のエネルギーによりカム3は反時
計回りの回転力が与えられるが、カム3の一端に設けら
れたローラ18から回転自在に支持された投入ラッチ1
9の斜面と係合保持することにより回転を阻止されてい
る。
ている。投入ばね28のエネルギーによりカム3は反時
計回りの回転力が与えられるが、カム3の一端に設けら
れたローラ18から回転自在に支持された投入ラッチ1
9の斜面と係合保持することにより回転を阻止されてい
る。
【0026】投入ラッチ19の回転は、他端に取り付け
られたローラ21から回転自在に支持された投入トリガ
22に係合保持することで回転が阻止されている。投入
ソレノイド24は筐体1に取り付けられ、そのプランジ
ャが筐体1を貫通して投入トリガ24の端部付近まで延
在している。
られたローラ21から回転自在に支持された投入トリガ
22に係合保持することで回転が阻止されている。投入
ソレノイド24は筐体1に取り付けられ、そのプランジ
ャが筐体1を貫通して投入トリガ24の端部付近まで延
在している。
【0027】次に、本実施形態の動作を説明する。ま
ず、遮断動作は、遮断指令が入力されると遮断ソレノイ
ド17が励磁され、プランジャが突出して引外しトリガ
14を押圧し、復帰ばね15の付勢力に対抗して遮断ト
リガ14を反時計回りに回転させ、遮断トリガ14と遮
断ラッチ11のローラ13との係合を解除する。
ず、遮断動作は、遮断指令が入力されると遮断ソレノイ
ド17が励磁され、プランジャが突出して引外しトリガ
14を押圧し、復帰ばね15の付勢力に対抗して遮断ト
リガ14を反時計回りに回転させ、遮断トリガ14と遮
断ラッチ11のローラ13との係合を解除する。
【0028】遮断ラッチ11は回転自由になるので、第
2遮断ラッチ8のローラ10からの接触力により回転
し、遮断ラッチ11と第2遮断ラッチ8との係合が解除
される。すると、第2遮断ラッチ8が回転自由になり、
主レバー5からの接触力により回転し、主レバー5と第
2遮断ラッチ8との係合が解除される。
2遮断ラッチ8のローラ10からの接触力により回転
し、遮断ラッチ11と第2遮断ラッチ8との係合が解除
される。すると、第2遮断ラッチ8が回転自由になり、
主レバー5からの接触力により回転し、主レバー5と第
2遮断ラッチ8との係合が解除される。
【0029】主レバー5は、遮断ばね26の駆動力によ
り主軸4を中心として反時計回りに回転し、遮断ばね2
6が放勢され、接点29の遮断動作が行われる。遮断動
作が終端に近づくとシリンダ37内の流体圧が上昇し、
流路38に放出される。そして、流体は絞り39を通過
してさらに圧力が上昇してアキュムレータ41に蓄えら
れる。
り主軸4を中心として反時計回りに回転し、遮断ばね2
6が放勢され、接点29の遮断動作が行われる。遮断動
作が終端に近づくとシリンダ37内の流体圧が上昇し、
流路38に放出される。そして、流体は絞り39を通過
してさらに圧力が上昇してアキュムレータ41に蓄えら
れる。
【0030】遮断動作が終了した状態を図2に示す。主
レバー5の一端に設けられたローラ6が、カム3の外表
面にほぼ当接した状態で静止している。また、遮断ばね
26はフルストローク状態であり、ばね受34が筐体1
に当接している。
レバー5の一端に設けられたローラ6が、カム3の外表
面にほぼ当接した状態で静止している。また、遮断ばね
26はフルストローク状態であり、ばね受34が筐体1
に当接している。
【0031】このとき、図7に示した遮断ばね力は最小
力FO1である。なお、アキュムレータ41から高圧の
流体が逆止め弁41を通過して流路38に流れ、ピスト
ン36を押圧する力をFH1とすると、FH1<FO1
となるように構成している。
力FO1である。なお、アキュムレータ41から高圧の
流体が逆止め弁41を通過して流路38に流れ、ピスト
ン36を押圧する力をFH1とすると、FH1<FO1
となるように構成している。
【0032】これは、FH1>FO1とすると、投入指
令が入力されてないにも拘らず、遮断ばね26の圧縮と
接点29の投入動作とが開始されてしまうためである。
以上の如く、遮断動作が終了すると、アキュムレータ4
1に蓄えられた流体圧により、遮断ばねを圧縮する方向
にピストン36を押圧しながら、投入指令が入力される
まで待機している。
令が入力されてないにも拘らず、遮断ばね26の圧縮と
接点29の投入動作とが開始されてしまうためである。
以上の如く、遮断動作が終了すると、アキュムレータ4
1に蓄えられた流体圧により、遮断ばねを圧縮する方向
にピストン36を押圧しながら、投入指令が入力される
まで待機している。
【0033】ここで、図7を用いて、遮断器の投入動作
時の遮断ばね力と投入ばね力との関係を説明する。投入
動作開始時の両方のばねの変位をゼロとし、投入終了時
の変位をX2とする。ばねの全変位は両方で異なる設定
とする場合もあるが、ここでは同一とする。投入ばね力
は最大値FC1から最小値FC2まで解放され、遮断ば
ね力を最小値FO1から最大値FO2まで圧縮する。
時の遮断ばね力と投入ばね力との関係を説明する。投入
動作開始時の両方のばねの変位をゼロとし、投入終了時
の変位をX2とする。ばねの全変位は両方で異なる設定
とする場合もあるが、ここでは同一とする。投入ばね力
は最大値FC1から最小値FC2まで解放され、遮断ば
ね力を最小値FO1から最大値FO2まで圧縮する。
【0034】投入動作では、遮断ばねを圧縮しながら接
点を駆動するため、投入ばねによる駆動力を全変位で遮
断ばね力より大きくする必要がある。この場合、投入ば
ね力そのものを全変位で遮断ばね力より上回るように構
成することも考えられるが、ばね力が大きくなりすぎ、
部品が大型化するので、カムの外形形状等を工夫して投
入終了時には両方のばね力の関係は、FO2>FC2と
なっているのである。
点を駆動するため、投入ばねによる駆動力を全変位で遮
断ばね力より大きくする必要がある。この場合、投入ば
ね力そのものを全変位で遮断ばね力より上回るように構
成することも考えられるが、ばね力が大きくなりすぎ、
部品が大型化するので、カムの外形形状等を工夫して投
入終了時には両方のばね力の関係は、FO2>FC2と
なっているのである。
【0035】次に、接点の投入動作について説明する。
投入指令が入力されると、投入ソレノイド24が励磁さ
れ、プランジャが突出して投入トリガ22の一端を押圧
する。すると投入トリガ22は復帰ばね23の付勢力に
抗して、軸を回転中心として反時計回りに回転し、投入
トリガ22と投入レバー19との係合が解除される。
投入指令が入力されると、投入ソレノイド24が励磁さ
れ、プランジャが突出して投入トリガ22の一端を押圧
する。すると投入トリガ22は復帰ばね23の付勢力に
抗して、軸を回転中心として反時計回りに回転し、投入
トリガ22と投入レバー19との係合が解除される。
【0036】次に、カム3のローラ18からの接触力に
より投入ラッチ19が反時計回りに回転して、投入ラッ
チ19とカム3との係合が解除される。すると、投入ば
ね28によりカム3が反時計回りに回転し、主レバー5
のローラ6に当接して主レバー5を時計回りに回転さ
せ、遮断ばね26を圧縮しつつ接点29の投入動作を行
う。
より投入ラッチ19が反時計回りに回転して、投入ラッ
チ19とカム3との係合が解除される。すると、投入ば
ね28によりカム3が反時計回りに回転し、主レバー5
のローラ6に当接して主レバー5を時計回りに回転さ
せ、遮断ばね26を圧縮しつつ接点29の投入動作を行
う。
【0037】図3に投入動作中の状態を示す。ピストン
36は流体圧により矢印Aの方向に押圧されるため、従
来技術と比較すると遮断ばね力を圧縮する力が大きくな
る。本実施形態によれば、図7において、ピストン推力
によるエネルギーが、斜線部分Iの面積で与えられる。
したがって、従来技術の投入ばね力のエネルギーを斜線
部分Iのエネルギー分だけ減らすことができる。
36は流体圧により矢印Aの方向に押圧されるため、従
来技術と比較すると遮断ばね力を圧縮する力が大きくな
る。本実施形態によれば、図7において、ピストン推力
によるエネルギーが、斜線部分Iの面積で与えられる。
したがって、従来技術の投入ばね力のエネルギーを斜線
部分Iのエネルギー分だけ減らすことができる。
【0038】以上のように本実施形態によれば、遮断動
作の終端で可動接触子を制動する際のエネルギーを蓄積
して、次の投入動作の開始時に放出して遮断ばねを圧縮
する力を補い、従来技術で全て熱として排出されていた
エネルギーを有効利用することが可能となり、高効率の
操作器を実現できる。さらに、投入ばねを始めとする各
部品の小型化および軽量化を図ることができる。
作の終端で可動接触子を制動する際のエネルギーを蓄積
して、次の投入動作の開始時に放出して遮断ばねを圧縮
する力を補い、従来技術で全て熱として排出されていた
エネルギーを有効利用することが可能となり、高効率の
操作器を実現できる。さらに、投入ばねを始めとする各
部品の小型化および軽量化を図ることができる。
【0039】続いて投入動作の後半までにカム3は半回
転して最大曲率半径部分で主レバー5のローラ6と当接
して、主レバー5が投入保持状態の位置よりオーバース
トロークするように構成しているので、まず第2遮断ラ
ッチ8が復帰ばね9により元の位置に復帰する。
転して最大曲率半径部分で主レバー5のローラ6と当接
して、主レバー5が投入保持状態の位置よりオーバース
トロークするように構成しているので、まず第2遮断ラ
ッチ8が復帰ばね9により元の位置に復帰する。
【0040】次いで、遮断ラッチ11が復帰ばね12に
より元の位置に復帰する。最後に遮断トリガ14が復帰
ばね15により元の位置に復帰する。投入動作が終了し
た状態を図4に示す。投入トリガ22、投入レバー19
も各々の復帰ばねにより元の位置に復帰している。
より元の位置に復帰する。最後に遮断トリガ14が復帰
ばね15により元の位置に復帰する。投入動作が終了し
た状態を図4に示す。投入トリガ22、投入レバー19
も各々の復帰ばねにより元の位置に復帰している。
【0041】投入ばねの圧縮は、図示しない電動機を始
動し、小歯車51を反時計回りに回転させ、小歯車と噛
み合う大歯車52およびカム3を反時計回りに回転させ
て、投入ばね28の圧縮を行う。カム3が半回転すると
電動機が止まり、投入ばね力が解放し始めるが、カムロ
ーラ18が投入レバー19に係合し、投入レバー19が
投入トリガ22と係合して投入ばね力を保持する。
動し、小歯車51を反時計回りに回転させ、小歯車と噛
み合う大歯車52およびカム3を反時計回りに回転させ
て、投入ばね28の圧縮を行う。カム3が半回転すると
電動機が止まり、投入ばね力が解放し始めるが、カムロ
ーラ18が投入レバー19に係合し、投入レバー19が
投入トリガ22と係合して投入ばね力を保持する。
【0042】次に、本発明の第2の実施形態であり、遮
断器が投入状態で遮断ばねおよび投入ばね共に圧縮状態
を示す構成図を図5に示す。本実施形態では、第1の実
施形態の逆止め弁を投入ソレノイドと連動する電磁操作
式の逆止め弁46とした。すなわち、投入指令が入力さ
れると投入ソレノイド24と逆止め弁46を励磁するよ
うに構成した。
断器が投入状態で遮断ばねおよび投入ばね共に圧縮状態
を示す構成図を図5に示す。本実施形態では、第1の実
施形態の逆止め弁を投入ソレノイドと連動する電磁操作
式の逆止め弁46とした。すなわち、投入指令が入力さ
れると投入ソレノイド24と逆止め弁46を励磁するよ
うに構成した。
【0043】このように構成しても、遮断動作の終端で
制動エネルギーをアキュムレータ41に蓄える作用は第
1の実施形態となんら変わらない。本実施形態では、電
磁逆止め弁46により高圧流体の漏れを完全に防止でき
る。
制動エネルギーをアキュムレータ41に蓄える作用は第
1の実施形態となんら変わらない。本実施形態では、電
磁逆止め弁46により高圧流体の漏れを完全に防止でき
る。
【0044】そのため、投入動作が開始してから電磁逆
止め弁46が開き、アキュムレータ41に蓄えられた高
圧の流体がピストン36を押圧し始めるので、ピストン
推力FH1に制限を設ける必要がない。したがって、投
入ばね力を小さく、もしくは投入ばねそのものを省略す
ることができ、さらなる操作器と遮断器全体の小型化が
可能になる。
止め弁46が開き、アキュムレータ41に蓄えられた高
圧の流体がピストン36を押圧し始めるので、ピストン
推力FH1に制限を設ける必要がない。したがって、投
入ばね力を小さく、もしくは投入ばねそのものを省略す
ることができ、さらなる操作器と遮断器全体の小型化が
可能になる。
【0045】次に、本発明の第3の実施形態であり、本
実施形態の遮断器が、投入状態で遮断ばねおよび投入ば
ね共に圧縮状態を示す構成図を図6に示す。エネルギ蓄
積手段として弾性体を利用し、例えば、ばね45のよう
に構成する。遮断動作の後半で遮断ばね26のばね受3
4が、ばね受44に接触してばね45を圧縮する。
実施形態の遮断器が、投入状態で遮断ばねおよび投入ば
ね共に圧縮状態を示す構成図を図6に示す。エネルギ蓄
積手段として弾性体を利用し、例えば、ばね45のよう
に構成する。遮断動作の後半で遮断ばね26のばね受3
4が、ばね受44に接触してばね45を圧縮する。
【0046】本実施形態では弾性体として圧縮コイルば
ねとしたが、ねじりばね、板ばね等、他の弾性体要素と
しても良い。本実施形態においても、遮断動作の終端で
制動エネルギをばね45に蓄え、次の投入動作開始時に
放出するので、前記第1の実施形態と同様の効果が得ら
れるのに加えて、さらに、流路や弁やアキュムレータ等
の補器を必要としないので、極めて簡単に構成できる。
ねとしたが、ねじりばね、板ばね等、他の弾性体要素と
しても良い。本実施形態においても、遮断動作の終端で
制動エネルギをばね45に蓄え、次の投入動作開始時に
放出するので、前記第1の実施形態と同様の効果が得ら
れるのに加えて、さらに、流路や弁やアキュムレータ等
の補器を必要としないので、極めて簡単に構成できる。
【0047】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
遮断動作の終端で遮断部の可動接触子を制動する際の制
動エネルギーを蓄え、次の投入動作時に放出して遮断ば
ねの圧縮を補う構成としたことにより、エネルギー効率
が向上し、投入ばね力の低減が可能になる。
遮断動作の終端で遮断部の可動接触子を制動する際の制
動エネルギーを蓄え、次の投入動作時に放出して遮断ば
ねの圧縮を補う構成としたことにより、エネルギー効率
が向上し、投入ばね力の低減が可能になる。
【0048】また、投入ソレノイドと連動する電磁操作
式の逆止め弁を配置することにより、さらに投入ばね力
を小さく、もしくは投入ばねを省略することができ、機
器のレイアウトに自由度が広がって小型化が可能とな
る。その結果、遮断器全体を小型化でき、さらには遮断
器を含む送変電システム全体の省スペース化を図ること
ができるため、設備の小型化、低コスト化、設置スペー
ス削減を図ることも可能になる。
式の逆止め弁を配置することにより、さらに投入ばね力
を小さく、もしくは投入ばねを省略することができ、機
器のレイアウトに自由度が広がって小型化が可能とな
る。その結果、遮断器全体を小型化でき、さらには遮断
器を含む送変電システム全体の省スペース化を図ること
ができるため、設備の小型化、低コスト化、設置スペー
ス削減を図ることも可能になる。
【図1】本発明の第1の実施形態の電力用遮断器の投入
状態で、遮断ばね、投入ばね共に圧縮された状態を示す
構造図。
状態で、遮断ばね、投入ばね共に圧縮された状態を示す
構造図。
【図2】図1の遮断状態を示す構造図。
【図3】図1で、投入動作が開始した状態を示す構造
図。
図。
【図4】図1の投入状態で、投入ばねが放勢した状態を
示す構造図。
示す構造図。
【図5】本発明の第2の実施形態の電力用遮断器の投入
状態で、遮断ばね、投入ばね共に圧縮状態を示す構造
図。
状態で、遮断ばね、投入ばね共に圧縮状態を示す構造
図。
【図6】本発明の第3の実施形態の電力用遮断器の投入
状態で、遮断ばね、投入ばね共に圧縮状態を示す構造
図。
状態で、遮断ばね、投入ばね共に圧縮状態を示す構造
図。
【図7】本発明による遮断ばね力と投入ばね力との関係
を示す図である。
を示す図である。
1 筐体 3 カム 5 主レバー 8 第2遮断ラッチ 11 遮断ラッチ 14 遮断トリガ 17 遮断ソレノイド 19 投入ラッチ 22 投入トリガ 24 投入ソレノイド 25 遮断ばねリンク 26 遮断ばね 27 投入ばねリンク 28 投入ばね 29 接点 32 可動接触子 36 ピストン 37 シリンダ 38 流路 39 絞り 40 逆止め弁 41 アキュムレータ 45 ばね 46 電磁操作式逆止め弁
フロントページの続き (72)発明者 河本 英雄 茨城県日立市国分寺一丁目1番1号 株式 会社日立製作所電機システム事業部内 (72)発明者 大久保 健一 茨城県日立市国分寺一丁目1番1号 株式 会社日立製作所電機システム事業部内 (72)発明者 石黒 哲 茨城県日立市国分寺一丁目1番1号 株式 会社日立製作所電機システム事業部内 Fターム(参考) 5G028 AA08 BB04 BB07
Claims (6)
- 【請求項1】 固定接触子と可動接触子からなる接点を
開閉することによって電力の遮断と投入を行う遮断部
と、歪エネルギーを放勢することにより前記接点の開閉
を行う遮断用弾性体および投入用弾性体を備えた電力用
遮断器であって、前記接点の開閉動作の終端で該可動接
触子を制動させる際に発生するエネルギーを蓄積する蓄
積手段と、該蓄積されたエネルギーを次の開閉動作の開
始時に放出する放出手段とを備えたことを特徴とする電
力用遮断器。 - 【請求項2】 固定接触子と可動接触子からなる接点を
開閉することによって電力の遮断と投入を行う遮断部
と、歪エネルギーを放勢することにより前記接点の開閉
を行う遮断用弾性体および投入用弾性体と、前記投入用
弾性体に蓄えた歪エネルギーを放勢することにより、前
記接点の閉路を行いながら前記遮断用弾性体を圧縮する
ようにした電力用遮断器であって、遮断動作の終端で前
記可動接触子を制動させる際に発生するエネルギーを蓄
積する蓄積手段と、該蓄積されたエネルギーを投入動作
開始時に放出する放出手段とを備えたことを特徴とする
電力用遮断器。 - 【請求項3】 請求項2に記載の電力用遮断器におい
て、前記エネルギーの蓄積手段として、前記可動接触子
を制動させる制動手段に発生する高圧流体を蓄積するア
キュムレータを備え、該アキュムレータに蓄積された高
圧流体の圧縮エネルギーを前記接点の投入動作開始時に
放出するように構成したことを特徴とする電力用遮断
器。 - 【請求項4】 請求項2に記載の電力用遮断器におい
て、前記エネルギーの蓄積手段として、前記可動接触子
を制動させる制動手段に付随して弾性体を設置し、該弾
性体に蓄積された歪エネルギーを前記接点の投入動作開
始時に放出するように構成したことを特徴とする電力用
遮断器。 - 【請求項5】 固定接触子と可動接触子からなる接点を
開閉することによって電力の遮断と投入を行う遮断部
と、歪エネルギーを放勢することにより前記接点の開閉
を行う遮断用弾性体および投入用弾性体と、前記投入用
弾性体に蓄えた歪エネルギーを放勢することにより、前
記接点の閉路を行ないながら前記遮断用弾性体を圧縮す
るようにした電力用遮断器であって、内部に非圧縮性流
体を入れたシリンダと該シリンダ内を摺動するピストン
を設置し、前記可動接触子を制動させる際に該シリンダ
内で発生する高圧の非圧縮性流体を絞りを介して蓄積す
るアキュムレータと、前記アキュムレータと前記シリン
ダとの間に、アキュムレータからシリンダ方向のみに前
記高圧の非圧縮性流体を放出可能な逆止め弁とを備え、
前記接点の投入動作開始時に、前記高圧の非圧縮性流体
を放出して遮断ばねの圧縮を補うように構成したことを
特徴とする電力用遮断器。 - 【請求項6】 請求項5に記載の電力用遮断器におい
て、前記逆止め弁は、前記接点の投入動作指令と連動し
て動作する電磁式逆止め弁であることを特徴とする電力
用遮断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001115196A JP2002313195A (ja) | 2001-04-13 | 2001-04-13 | 電力用遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001115196A JP2002313195A (ja) | 2001-04-13 | 2001-04-13 | 電力用遮断器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002313195A true JP2002313195A (ja) | 2002-10-25 |
Family
ID=18966133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001115196A Pending JP2002313195A (ja) | 2001-04-13 | 2001-04-13 | 電力用遮断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002313195A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100770099B1 (ko) | 2006-04-17 | 2007-10-24 | 금아유압 주식회사 | 가스 절연 개폐 장치용 조작장치 |
CN107816934A (zh) * | 2017-12-04 | 2018-03-20 | 中国南方电网有限责任公司超高压输电公司昆明局 | 一种断路器液压碟簧机构碟簧压缩量自动测量装置 |
-
2001
- 2001-04-13 JP JP2001115196A patent/JP2002313195A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100770099B1 (ko) | 2006-04-17 | 2007-10-24 | 금아유압 주식회사 | 가스 절연 개폐 장치용 조작장치 |
JP2007287651A (ja) * | 2006-04-17 | 2007-11-01 | Kum-A Hydraulic Co Ltd | ガス絶縁開閉装置用操作装置 |
CN107816934A (zh) * | 2017-12-04 | 2018-03-20 | 中国南方电网有限责任公司超高压输电公司昆明局 | 一种断路器液压碟簧机构碟簧压缩量自动测量装置 |
CN107816934B (zh) * | 2017-12-04 | 2024-04-09 | 中国南方电网有限责任公司超高压输电公司昆明局 | 一种断路器液压碟簧机构碟簧压缩量自动测量装置 |
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