JP4955803B2 - 遊技台 - Google Patents

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本発明は、スロットマシンやパチンコ機などに代表される遊技台に関する。
パチンコ機などの遊技台では、遊技盤の遊技領域に遊技球の落下の方向に変化を与える障害物や、遊技球が入賞可能な入賞口、始動口、可変入賞口などを設けているのが一般的である。これらに遊技球が入賞すると賞球を払い出すなど遊技者に特典が与えられるようになっている。
また、こういった遊技台には複数個の図柄を変動表示可能な図柄表示部を備え、始動口に遊技球が入賞すると、図柄表示部の図柄を所定時間変動して、変動後の図柄が予め定めた特定図柄の組み合わせである特定態様になった場合に、可変入賞口を所定時間開放させる等、遊技者に有利な遊技状態を発生させるようにしている。
この遊技者に有利な遊技状態の発生の有無を制御することにより、遊技者が上述の特典を得る機会を増減させることで遊技台の興趣性を向上させるようにしている。
このような遊技台について、図柄が変動を終了するよりも前に、変動後の図柄が特定態様となることを遊技者に報知する遊技台が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平3−73180号公報
上記特許文献1記載の遊技台では、遊技の開始・結果表示を単におこなうだけでなく、遊技の途中に遊技者に期待感を持たせることが可能になるなど興趣を向上させることが可能となったが、遊技の幅を拡げられるような機能を搭載しなければ遊技者にすぐに飽きられてしまうといった虞がある。
本発明は、このような従来の問題点を解決するためになされたものであって、遊技性を高め、遊技者の遊技意欲を持続させることができる遊技台を提供することを目的とする。
本発明は、所定の始動口に遊技球が入賞した場合に、図柄の変動表示を開始する図柄表示手段を複数有し、複数の図柄表示手段のうちのいずれかの図柄表示手段が停止表示した図柄態様が特定の図柄態様である場合に、特別遊技状態を開始する特別遊技状態開始手段と、前記複数の図柄表示手段のうちの第1の図柄表示手段が前記特定の図柄態様を表示する予定の図柄の変動表示である特定変動表示の開始よりも先に開始される前記図柄表示手段による図柄の変動表示である先変動表示中に、前記第1の図柄表示手段が前記特定の図柄態様を停止表示することを所定の予告確率で遊技者に予告報知する予告報知手段と、を備えた遊技台であって、前記所定の始動口のうちの第1の始動口に遊技球が入賞し、かつ第1の変動開始禁止条件が成立していない場合に、前記第1の図柄表示手段による図柄の変動表示を開始し、前記所定の始動口のうちの第2の始動口に遊技球が入賞し、かつ第2の変動開始禁止条件が成立していない場合に、前記複数の図柄表示手段のうちの第2の図柄表示手段による図柄の変動表示を開始し、前記第1の変動開始禁止条件が成立している状態で前記第1の始動口に遊技球が入賞した場合に、該第1の変動開始禁止条件が未成立な状態に変化してから前記第1の図柄表示手段による図柄の変動表示を開始するための第1の始動情報を、所定個数まで記憶可能な第1の始動記憶手段と、前記第2の変動開始禁止条件が成立している状態で前記第2の始動口に遊技球が入賞した場合に、該第2の変動開始禁止条件が未成立な状態に変化してから前記第2の図柄表示手段による図柄の変動表示を開始するための第2の始動情報を所定個数まで記憶可能な第2の始動記憶手段と、遊技状態が第1の遊技状態中は、前記第2の始動口への遊技球の入賞率が第1の入賞率であり、前記遊技状態が第2の遊技状態中は、前記第2の始動口への遊技球の入賞率が前記第1の入賞率より高い第2の入賞率となるように制御する制御手段と、を備え、前記第1の始動記憶手段に前記第1の始動情報が記憶され、かつ前記第2の始動記憶手段に前記第2の始動情報が記憶されている場合には、前記第2の始動情報に基づいて前記第2の図柄表示手段による図柄の変動表示を優先して開始するように構成し、また前記第1の始動記憶手段における前記第1の始動情報のうちの一部または全部を構成する図柄態様決定用情報が特定の図柄態様決定用情報である場合に、前記予告報知を、前記特定の図柄態様を停止表示することとなる前記第1の図柄表示手段による図柄の変動表示まで継続しておこなうように構成し、前記先変動表示を行っている期間中に前記第2の始動口に遊技球が入賞したことに基づいて開始した前記第2の図柄表示手段による前記先変動表示中にも、前記予告報知をおこない、前記第1の遊技状態中における前記予告確率よりも前記第2の遊技状態中における前記予告確率の方が低くなるように構成し、前記第1の図柄表示手段が図柄の変動表示を行なっている場合に、演出表示として所定の図柄の変動表示をおこなうとともに、前記第2の図柄表示手段が図柄の変動表示を行なっている場合に、演出表示として所定の図柄の変動表示をおこなう演出表示手段を備え、前記演出表示手段は、前記第1の図柄表示手段が前記特定の図柄態様を停止表示する場合と前記第2の図柄表示手段が前記特定の図柄態様を停止表示する場合の両方で、前記図柄の変動表示後に特別な図柄態様を停止表示するように構成され、前記演出表示手段により前記予告報知をおこなうことを特徴とする、遊技台である。
本発明に係る遊技台によれば、遊技性を高め、遊技者の遊技意欲を持続させることができる。
パチンコ機を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。 遊技盤を正面から見た略示正面図である。 (a)特図の停止表示態様の一例を示したものである。(b)装飾図柄の一例を示したものである。(c)普図の停止表示態様の一例を示したものである。 制御部の回路ブロック図を示したものである。 主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。 主制御部タイマ割り込み処理の流れを示すフローチャートである。 入賞受付処理の流れを示すフローチャートである。 入賞受付処理の続きの流れを示すフローチャートである。 (a)副制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。(b)コマンド入力処理の流れを示すフローチャートである。(c)変動パターン選択処理の流れを示すフローチャートである。(d)図柄停止処理の流れを示すフローチャートである。(e)ストローブ割り込み処理の流れを示すフローチャートである。(f)チャンスボタン割り込み処理の流れを示すフローチャートである。(g)変数更新割り込み処理の流れを示すフローチャートである。 特図保留増加処理の流れを示すフローチャートである。 (a)事前予告情報回数決定テーブルの一例を示した図である。(b)偽事前予告情報回数決定テーブルの一例を示した図である。(c)事前予告情報回数決定テーブルの他の例を示した図である。(d)偽事前予告情報回数決定テーブルの他の例を示した図である。 疑似連予告の一例を示した図である。 疑似連予告の一例を示した図である。 ステップアップ予告の一例を示した図である。 キャラ変化予告の一例を示した図である。 キャラ追加予告の一例を示した図である。 キャラ追加予告の一例を示した図である。 連続同演出予告の一例を示した図である。 キャラ変化予告の変形例を示した図である。 キャラ変化予告の変形例を示した図である。 キャラ増加予告の一例を示した図である。 拡大予告の一例を示した図である。 所定数増加予告の一例を示した図である。 役物予告の一例を示した図である。 本実施例2に係るパチンコ機の遊技盤102を正面から見た略示正面図である。 本実施例2に係る主制御部タイマ割り込み処理の流れを示すフローチャートである。 入賞受付処理の流れを示すフローチャートである。 入賞受付処理の流れを示すフローチャートである。 入賞受付処理の流れを示すフローチャートである。 本実施例2に係る特図保留増加処理の流れを示すフローチャートである。 偽連続予告実行判定テーブルの一例を示した図である。 入賞順変動の一例を示した図である。 優先変動(特図1優先)の一例を示した図である。 非同期変動の一例を示した図である。 優先変動(特図1優先)の他の例を示した図である。 優先変動(特図1優先)の他の例を示した図である。 (a)連続予告シナリオ1テーブルの一例を示した図である。(b)連続予告シナリオ2テーブルの一例を示した図である。 シナリオタイプの連続予告(特図1優先変動)の一例を示した図である。 シナリオタイプの連続予告(特図1優先変動)の一例を示した図である。 キャラクタ連続予告(特図1優先変動)の一例を示した図である。 キャラクタ連続予告(特図1優先変動)の一例を示した図である。 他の実施例に係る主制御部タイマ割り込み処理の一例を示した図である。 他の例に係る入賞受付処理の一部を示した図である。 さらに他の例に係る入賞受付処理の一部を示した図である。
以下、図面を用いて、本発明の実施例1に係るパチンコ機(遊技台)について詳細に説明する。
<全体構成>
まず、図1を用いて、パチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
パチンコ機100は、ガラス製または樹脂製の透明板部材152および透明部材保持枠(ガラス枠)154からなる扉部材156の奥側に視認可能に配設した後述する遊技盤(盤面)102を備えている。
また、発射杆138および発射槌140の下方には、発射杆138を制御して遊技領域104に向けて球の発射強度の操作を行うための操作ハンドル148を配設していると共に、貯留皿144の下方には、貯留皿144に貯留できない溢れ球を貯留するための下皿150を設けている。
図2は、遊技盤102を正面から見た略示正面図である。遊技盤102には、外レール106と内レール108とを配設し、遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある。)が転動可能な遊技領域104を区画形成している。
遊技領域104の略中央には、演出装置200を配設している。この演出装置200には、略中央に横長の装飾図柄表示装置110を配設し、その周囲に、普通図柄表示装置112と、特別図柄表示装置114と、普通図柄保留ランプ116と、特別図柄保留ランプ118と、高確中ランプ120を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」、特別図柄を「特図」と称する場合がある。
演出装置200は、可動部を動作して演出を行うものであり、詳細については後述する。装飾図柄表示装置110は、後述する装飾図柄ならびに演出に用いる様々な画像を表示するための表示装置であり、本実施例では液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。この装飾図柄表示装置110は、左図柄表示領域110a、中図柄表示領域110b、右図柄表示領域110cおよび演出表示領域110dの4つの表示領域に分割し、左図柄表示領域110a、中図柄表示領域110bおよび左図柄表示領域110cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域110dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域110a、110b、110c、110dの位置や大きさは、装飾図柄表示装置110の表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、装飾図柄表示装置110は、液晶表示装置に代えて、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、EL(ElectroLuminescence)表示装置、ドラム式表示装置、リーフ式表示装置等他の表示デバイスを採用してもよい。
普図表示装置112は、後述する普図の表示を行うための表示装置であり、本実施例では7セグメントLEDによって構成する。特図表示装置114は、後述する特図の表示を行うための表示装置であり、本実施例では7セグメントLEDによって構成する。
普図保留ランプ116は、保留している普図変動遊技の数を示すためのランプであり、本実施例では、普図変動遊技を所定数(ここでは2つ)まで保留することを可能としている。特図保留ランプ118は、保留している特図変動遊技の数を示すためのランプであり、本実施例では、特図変動遊技を所定数(ここでは4つ)まで保留することを可能としている。例えば、特図変動遊技を1つだけ保留している場合には最も左のランプだけを点灯させ、同様に2つ保留している場合には左の2つのランプだけ、3つ保留している場合には左の3つのランプだけをそれぞれ点灯させ、4つ保留している場合には全てのランプを点灯させる。高確中ランプ120は、遊技状態が高確率状態(後述する大当り遊技の当選確率を通常の確率よりも高く設定した遊技状態)であること、または高確率状態になることを示すためのランプであり、遊技状態を低確率状態(後述する大当り遊技の当選確率を通常の確率に設定した遊技状態)から高確率状態にする場合に点灯し、高確率状態から低確率状態にする場合に消灯する。
また、演出装置200の周囲には、一般入賞口122と、普図始動口124と、第1特図始動口126と、第2特図始動口128と、可変入賞口130と、役物251と、を配設している。一般入賞口122は、本実施例では遊技盤102に複数配設しており、この一般入賞口122への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口122に入賞した場合)、後述する払出装置552を駆動し、所定の個数(本実施例では10個)の球を賞球として貯留皿144に排出する。貯留皿144に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口122に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。本実施例では、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ。
普図始動口124は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、本実施例では遊技盤102の左側に1つ配設している。普図始動口124を通過した球は一般入賞口122に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口124を通過したことを所定の玉検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置112による普図変動遊技を開始する。
第1特図始動口126は、本実施例では遊技盤102の中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口126への入球を所定の球検出センサが検出した場合、後述する払出装置552を駆動し、所定の個数(本実施例では3個)の球を賞球として貯留皿144に排出するとともに、特図表示装置114による特図変動遊技を開始する。なお、特図始動口126に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
第2特図始動口128は、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれ、本実施例では第1特図始動口126の真下に1つだけ配設している。この第2特図始動口128は、左右に開閉自在な羽根を備え、羽根の閉鎖中は球の入球が不可能であり、普図変動遊技に当選し、普図表示装置112が当たり図柄を停止表示した場合に羽根が所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。第2特図始動口128への入球を所定の球検出センサが検出した場合、後述する払出装置552を駆動し、所定の個数(本実施例では5個)の球を賞球として後述する貯留皿144に排出するとともに、特図表示装置114による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口128に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
可変入賞口130は、大入賞口またはアタッカーと呼ばれ、本実施例では遊技盤102の中央部下方に1つだけ配設している。この可変入賞口130は、開閉自在な扉部材を備え、扉部材の閉鎖中は球の入球が不可能であり、特図変動遊技に当選し、特図表示装置114が大当たり図柄を停止表示した場合に扉部材が所定の時間間隔(例えば、開放時間29秒、閉鎖時間1.5秒)、所定の回数(例えば15回)で開閉する。可変入賞口130への入球を所定の球検出センサが検出した場合、後述する払出装置552を駆動し、所定の個数(本実施例では15球)の球を賞球として貯留皿144に排出する。なお、可変入賞口130に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材132や、遊技釘134を複数個、配設していると共に、内レール108の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口136を設けている。
役物251は、本実施例では、人間の腕を模した形状を有しており、上端部を基点として時計回りまたは反時計回りに回動可能な上腕部251aと、この上腕部251aの下端部を基点として時計回りまたは反時計回りに回動可能な前腕部251bと、これらの上腕部251aおよび前腕部251bを個別に駆動可能な駆動手段(図示省略)によって構成している。
このパチンコ機100は、遊技者が貯留皿144に貯留している球を発射レール142の発射位置に供給し、遊技者の操作ハンドル148の操作量に応じた強度で発射モータ602を駆動し、発射杆138および発射槌140によって外レール106、内レール108を通過させて遊技領域104に打ち出す。そして、遊技領域104の上部に到達した球は、打球方向変換部材132や遊技釘134等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口122、可変入賞口130)や始動口(第1特図始動口126、第2特図始動口128)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口124を通過するのみでアウト口136に到達する。
<演出装置>
次に、パチンコ機100の演出装置200について説明する。この演出装置200の前面側には、ワープ装置230およびステージを配設し、演出装置200の背面側には、装飾図柄表示装置110および遮蔽手段250を配設している。すなわち、演出装置200において、装飾図柄表示装置110および遮蔽手段250は、ワープ装置230およびステージの後方に位置することとなる。
ワープ装置230は、演出装置200の左上方に設けた入球口232に入った遊技球を演出装置200の前面下方の前面ステージ234に排出し、さらに、前面ステージ234に排出した遊技球が前面ステージ234の中央部後方に設けた第2の入球口236に入った場合は、遊技球を、第1特図始動口126の上方である演出装置200の下部中央に設けた排出口238から第1特図始動口126に向けて排出するものである。この排出口238から排出した遊技球は特図始動口126に入球しやすくなっている。
遮蔽手段250は、格子状の左扉250aおよび右扉250bからなり、装飾図柄表示装置110および前面ステージ234の間に配設する。左扉250aおよび右扉250bの上部には、図示しない2つのプーリに巻き回したベルトをそれぞれ固定している。すなわち、左扉250aおよび右扉250bは、モータによりプーリを介して駆動するベルトの動作に伴って左右にそれぞれ移動する。遮蔽手段250は、左右扉250a、250bを閉じた状態ではそれぞれの内側端部が重なり、遊技者が装飾図柄表示装置110を視認し難いように遮蔽する。左右扉250a、250bを開いた状態ではそれぞれの内側端部が装飾図柄表示装置110の表示画面の外側端部と若干重なるが、遊技者は装飾図柄表示装置110の表示の全てを視認可能である。また、左右扉250a、250bは、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。なお、左右扉250a、250bは、格子の孔から後方の装飾図柄表示装置110の一部を視認可能にしてもよいし、格子の孔の障子部分を半透明のレンズ体で塞ぎ、後方の装飾図柄表示装置110による表示を漠然と遊技者に視認させるようにしてもよいし、格子の孔の障子部分を完全に塞ぎ(遮蔽し)、後方の装飾図柄表示装置110を全く視認不可にしてもよい。
<図柄の種類>
次に、図3(a)〜(c)を用いて、パチンコ機100の特図表示装置114、装飾図柄表示装置110、普図表示装置112が停止表示する特図および普図の種類について説明する。
同図(a)は特図の停止表示態様の一例を示したものである。本実施例の特図の停止表示態様には、大当たり図柄である「特図A」と、特別大当たり図柄である「特図B」と、外れ図柄である「特図C」の3種類がある。第1特図始動口126に球が入賞したことを所定の球検出センサが検出したことを条件として特図変動遊技を開始した場合、または、第2特図始動口128に球が入賞したことを所定の球検出センサが検出したことを条件として特図変動遊技を開始した場合には、特図表示装置114は、7個のセグメントの全消灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図の変動表示」を行う。そして、特図の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、特図変動遊技の当選を報知する場合には「特図A」または「特図B」を停止表示し、特図変動遊技の外れを報知する場合には「特図C」を停止表示する。なお、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
同図(b)は装飾図柄の一例を示したものである。本実施例の装飾図柄には、「装飾1」〜「装飾10」の10種類がある。第1特図始動口126または第2特図始動口128に球が入賞したことを所定の球検出センサが検出したことを条件にして、装飾図柄表示装置110の左図柄表示領域110a、中図柄表示領域110b、右図柄表示領域110cの各図柄表示領域に、「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・・「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で表示を切り替える「装飾図柄の変動表示」を行う。そして、大当たりを報知する場合には、図柄表示領域110a〜110cに大当たりに対応する図柄組合せ(本実施例では、同一の数字の装飾図柄の組合せ(例えば、「装飾2−装飾2−装飾2」))を停止表示し、特別大当たりを報知する場合には、特別大当たりに対応する図柄組合せ(本実施例では、同一の奇数番号数字の装飾図柄の組合せ(例えば、「装飾1−装飾1−装飾1」))を停止表示する。なお、大当たりに対応する図柄の組合せを停止表示した場合には、大当たり遊技または特別大当たり遊技を開始し、特別大当たりに対応する図柄の組合せを停止表示した場合には、特別大当たり遊技を開始する。また、外れを報知する場合には、図柄表示領域110a〜110cに大当たりに対応する図柄組合せ以外の図柄組合せを停止表示した後で、保留している装飾図柄の変動表示があれば、その変動表示を開始する。
同図(c)は普図の停止表示態様の一例を示したものである。本実施例の普図の停止表示態様には、当たり図柄である「普図1」と、外れ図柄である「普図2」の2種類がある。普図始動口124を球が通過したことを所定の球検出センサが検出したことを条件として普図表示遊技を開始した場合には、普図表示装置112は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「普図の変動表示」を行う。そして、普図変動遊技の当選を報知する場合には「普図1」を停止表示し、普図変動遊技の外れを報知する場合には「普図2」を停止表示する。
<制御部>
次に、図4を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。
パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて、主に演出の制御を行う副制御部400と、主制御部300が送信するコマンドに応じて、主に遊技球の払い出しに関する制御を行う払出制御部550と、遊技球の発射制御を行う発射制御部600と、パチンコ機100に供給される電源を制御する電源管理部650によって構成している。
<主制御部>
まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。
主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えており、この基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶手段を用いてもよく、この点は後述する副制御部400についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器314が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路302には、水晶発振器314が出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を変動させるハードウェア乱数カウンタとして使用しているカウンタ回路316(この回路には2つのカウンタを内蔵しているものとする)と、各始動口、入賞口の入り口および可変入賞口の内部に設けた球検出センサを含む各種センサ318が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果をカウンタ回路316および基本回路302に出力するためのセンサ回路320と、特図表示装置114の表示制御を行うための表示回路322と、普図表示装置112の表示制御を行うための表示回路324と、各種状態表示部326(普図保留ランプ116、特図保留ランプ118、高確中ランプ118等)の表示制御を行うための表示回路328と、第2特図始動口128や可変入賞口130等を開閉駆動する各種ソレノイド330を制御するためのソレノイド回路332を接続している。
なお、第1特図始動口126に球が入賞したことを球検出センサ318が検出した場合には、センサ回路320は球を検出したことを示す信号をカウンタ回路316に出力する。この信号を受信したカウンタ回路316は、第1特図始動口126に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、第1特図始動口126に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。また、カウンタ回路316は、第2特図始動口128に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、第2特図始動口128に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、第2特図始動口128に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。
さらに、基本回路302には、情報出力回路334を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路334を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路652にパチンコ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300は、副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースと、払出制御部550にコマンドを送信するための出力インタフェースをそれぞれ備えており、この構成により、副制御部400および払出制御部550との通信を可能としている。なお、主制御部300と副制御部400および払出制御部550との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は副制御部400および払出制御部550にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、副制御部400および払出制御部550からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。
<副制御部>
次に、パチンコ機100の副制御部400について説明する。
副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えており、この基本回路402には、CPU404と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM406と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412を搭載している。この基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路402には、スピーカ416(およびアンプ)の制御を行うための音源IC418と、各種ランプ420の制御を行うための表示回路422と、演出装置200の演出用可動体等を駆動する駆動装置であるソレノイドまたはモータ等が含まれる各種演出用駆動装置424の制御を行うための演出用駆動装置制御回路426と、装飾図柄表示装置(液晶表示装置)110および遮蔽手段250の制御を行うための副制御部500と、チャンスボタン146の押下を検出して信号を出力するチャンスボタン検出回路380を接続している。
<払出制御部、発射制御部、電源管理部>
次に、パチンコ機100の払出制御部550、発射制御部600、電源管理部650について説明する。
払出制御部550は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて払出装置552を制御すると共に、払出センサ554が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払い出しが完了したか否かを検出すると共に、インタフェース部556を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット654との通信を行う。
発射制御部600は、払出制御部550が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、操作ハンドル148内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による発射ハンドル148の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆138および発射槌140を駆動する発射モータ602の制御や、貯留皿144から発射レール142に球を供給する球送り装置604の制御を行う。
電源管理部650は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、副制御部400等の各制御部や払出装置552等の各装置に供給する。さらに、電源管理部650は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えばコンデンサ)を備えている。
<主制御部メイン処理>
次に、図5を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。
上述したように、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)338を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割り込みによりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って処理を実行する。
ステップS101では、初期設定1を行う。この初期設定1では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定、割り込みマスクの設定、I/Oポート310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、WDT313への動作許可及び初期値の設定等を行う。なお、本実施例では、WDT313に、初期値として32.8msに相当する数値を設定する。
ステップS102では、WDT313のカウンタの値をクリアし、WDT313による時間計測を再始動する。
ステップS103では、低電圧信号がオンであるか否か、すなわち、電圧監視回路336が、電源管理部650から主制御部300に供給している電源の電圧値が所定の値(本実施例では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を出力しているか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(CPU304が電源の遮断を検知した場合)にはステップS102に戻り、低電圧信号がオフの場合(CPU304が電源の遮断を検知していない場合)にはステップS104に進む。
ステップS104では、初期設定2を行う。この初期設定2では、後述する主制御部タイマ割り込み処理を定期毎に実行するための周期を決める数値をカウンタ・タイマ312に設定する処理、I/O310の所定のポート(例えば試験用出力ポート、副制御部400への出力ポート)からクリア信号を出力する処理、RAM308への書き込みを許可する設定等を行う。
ステップS105では、電源の遮断前(電断前)の状態に復帰するか否かの判定を行い、電断前の状態に復帰しない場合(主制御部300の基本回路302を初期状態にする場合)にはステップS107に進む。同様に電源ステータスの情報が「サスペンド」以外の情報を示している場合にもステップS108に進む。
具体的には、最初に、電源基板に設けた操作部を遊技店の店員などが操作した場合に送信されるRAMクリア信号がオン(操作があったことを示す)であるか否か、すなわちRAMクリアが必要であるか否かを判定し、RAMクリア信号がオンの場合(RAMクリアが必要な場合)には、基本回路302を初期状態にすべくステップS107に進む。一方、RAMクリア信号がオフの場合(RAMクリアが必要でない場合)は、RAM308に設けた電源ステータス記憶領域に記憶した電源ステータスの情報を読み出し、この電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報であるか否かを判定する。そして、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報でない場合には、基本回路302を初期状態にすべくステップS107に進み、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報である場合には、RAM308の所定の領域(例えば全ての領域)に記憶している1バイトデータを初期値が0である1バイト構成のレジスタに全て加算することによりチェックサムを算出し、算出したチェックサムの結果が特定の値(例えば0)であるか否か(チェックサムの結果が正常であるか否か)を判定する。そして、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)の場合(チェックサムの結果が正常である場合)には電断前の状態に復帰すべくステップS106に進み、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)以外である場合(チェックサムの結果が異常である場合)には、パチンコ機100を初期状態にすべくステップS107に進む。同様に電源ステータスの情報が「サスペンド」以外の情報を示している場合にもステップS107に進む。
ステップS106では、復電時処理を行う。この復電時処理では、電断時にRAM308に設けられたスタックポインタ退避領域に記憶しておいたスタックポインタを読み出し、スタックポインタに再設定する。また、電断時にRAM308に設けられたレジスタ退避領域に記憶しておいた各レジスタの値を読み出し、各レジスタに再設定した後、割り込み許可の設定を行う。以降、CPU304が、再設定後のスタックポインタやレジスタに基づいて制御プログラムを実行する結果、パチンコ機100は電源断時の状態に復帰する。すなわち、電断直前にタイマ割り込み処理(後述)に分岐する直前に行った(ステップS108、ステップS109内の所定の)命令の次の命令から処理を再開する。
ステップS107では、初期化処理を行う。この初期化処理では、割り込み禁止の設定、スタックポインタへのスタック初期値の設定、RAM308の全ての記憶領域の初期化などを行う。
ステップS108では、割り込み禁止の設定を行った後、基本乱数初期値更新処理を行う。この基本乱数初期値更新処理では、普図当選乱数カウンタ、および特図乱数値カウンタの初期値をそれぞれ生成するための2つの初期値生成用乱数カウンタと、普図タイマ乱数値、特図タイマ乱数値をそれぞれ生成するための2つの乱数カウンタを更新する。例えば、普図タイマ乱数値として取り得る数値範囲が0〜20とすると、RAM308に設けた普図タイマ乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が21であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。他の初期値生成用乱数カウンタ、乱数カウンタもそれぞれ同様に更新する。また、この基本乱数初期値更新処理の終了後に割り込み許可の設定を行ってステップS109に進む。
ステップS109では、演出乱数更新処理を行う。この演出乱数更新処理では、主制御部300で使用する演出用乱数値を生成するための乱数カウンタを更新する。
主制御部300は、所定の周期ごとに開始するタイマ割り込み処理を行っている間を除いて、ステップS108およびS109の処理を繰り返し実行する。
<主制御部タイマ割り込み処理>
次に、図6を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割り込み処理について説明する。なお、同図は主制御部タイマ割り込み処理の流れを示すフローチャートである。
主制御部300は、所定の周期(本実施例では約2msに1回)でタイマ割り込み信号を発生するカウンタ・タイマ312を備えており、このタイマ割り込み信号を契機として主制御部タイマ割り込み処理を所定の周期で開始する。
ステップS201では、タイマ割り込みスタート処理を行う。このタイマ割り込みスタート処理では、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避する処理などを行う。
ステップS202では、WDT313のカウント値が初期設定値(本実施例では32.8ms)を超えてWDT割り込みが発生しないように(処理の異常を検出しないように)、WDTを定期的に(本実施例では、主制御部タイマ割り込みの周期である約2msに1回)リスタートを行う。
ステップS203では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、上述のガラス枠154が開放状態または閉鎖状態のいずれの状態であるかを検出するための開放センサ、上述の下皿150が球で一杯になったか否かを検出するための下皿満タンセンサ、および複数の球検出センサを含む各種センサ318の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ318ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。本実施例では、前々回のタイマ割り込み処理(約4ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前回検出信号記憶領域から読み出し、この情報をRAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前々回検出信号記憶領域に記憶し、前回のタイマ割り込み処理(約2ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた今回検出信号記憶領域から読み出し、この情報を上述の前回検出信号記憶領域に記憶する。また、今回検出した各々の球検出センサの検出信号を、上述の今回検出信号記憶領域に記憶する。
また、ステップS203では、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域の各記憶領域に記憶した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を比較し、各々の球検出センサにおける過去3回分の検出信号の有無の情報が一致するか否かを判定する。そして、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、予め定めた入賞判定パターン情報(本実施例では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)と一致した場合に、入賞口(一般入賞口122、可変入賞口130)や始動口(第1特図始動口126、第2特図始動口128)への入球、または普図始動口124の通過があったと判定する。例えば、一般入賞口122への入球を検出する球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致した場合には、一般入賞口122へ入球したと判定し、以降の一般入賞口122への入球に伴う処理を行うが、過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致しなかった場合には、以降の一般入賞口122への入球に伴う処理を行わずに後続の処理に分岐する。
ステップS204およびステップS205では、基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理を行う。これらの基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理では、上記ステップS110で行った初期値生成用乱数カウンタの値の更新を行い、次に主制御部300で使用する普図当選乱数値、特図乱数値をそれぞれ生成するための2つの乱数カウンタ(例えば、特図乱数値生成用の乱数カウンタ)を更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。また、取得した値に1を加算した結果、乱数カウンタが一周していると判定した場合にはそれぞれの乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタの値を取得し、乱数カウンタの記憶領域にセットする。例えば、0〜100の数値範囲で変動する普図当選乱数値生成用の乱数カウンタから値を取得し、取得した値に1を加算した結果が、RAM308に設けた所定の初期値記憶領域に記憶している前回設定した初期値と等しい値(例えば7)である場合に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタから値を初期値として取得し、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタにセットすると共に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するために、今回設定した初期値を上述の初期値記憶領域に記憶しておく。なお、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するための上述の初期値記憶領域とは別に、特図乱数生成用の乱数カウンタが1周したことを判定するための初期値記憶領域をRAM308に設けている。
ステップS206では、演出乱数更新処理を行う。この演出乱数更新処理では、主制御部300で使用する演出用乱数値を生成するための乱数カウンタを更新する。
ステップS207では、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理では、普通図柄表示装置112に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための普図表示図柄更新タイマ、特図表示装置114に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図表示図柄更新タイマ、所定の入賞演出時間、所定の開放時間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。
ステップS208では、入賞口カウンタ更新処理を行う。この入賞口カウンタ更新処理では、入賞口(一般入賞口122、第1、第2特図始動口126、128、および可変入賞口130)に入賞(入球)があった場合に、RAM308に各入賞口ごとに設けた賞球数記憶領域の値を読み出し、1を加算して、元の賞球数記憶領域に設定する。また、ステップS209では、入賞受付処理(詳細は後述)を行う。
ステップS210では、払出要求数送信処理を行う。なお、払出制御部550に出力する出力予定情報および払出要求情報は1バイトで構成しており、ビット7にストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット6に電源投入情報(オンの場合、電源投入後一回目のコマンド送信であることを示す)、ビット4〜5に今回加工種別(0〜3)、およびビット0〜3に加工後の払出要求数を示すようにしている。
ステップS211では、普図状態更新処理を行う。この普図状態更新処理は、普図の状態に対応する複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、普図変動中(後述する普図汎用タイマの値が1以上)における普図状態更新処理では、普図表示装置112を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。
また、普図変動表示時間が経過したタイミング(普図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、当りフラグがオンの場合には、上述の普図1の態様となるように普図表示装置112を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、当りフラグがオフの場合には、上述の普図2の態様となるように普図表示装置112を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行うと共に、その後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)、その表示を維持するためにRAM308に設けた普図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により普図の停止表示を行い、普図変動遊技の結果を遊技者に報知するようにしている。
また、所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、当りフラグがオンの場合には、所定の開放期間(例えば2秒間)、第2特図始動口128の羽根部材の開閉駆動用のソレノイド330に、羽根部材を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(羽根開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば500m秒間)、羽根部材の開閉駆動用のソレノイド330に、羽根部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。
また、所定の閉鎖期間を経過したタイミング(羽根閉鎖時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、普図の状態を非作動中に設定する。普図の状態が非作動中の場合における普図状態更新処理では、何もせずに次のステップS212に移行するようにしている。
ステップS212では、普図関連抽選処理を行う。この普図関連抽選処理では、普図変動遊技および第2特図始動口128の開閉制御を行っておらず(普図の状態が非作動中)、且つ、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合に、上述の乱数値記憶領域に記憶している普図当選乱数値に基づいた乱数抽選により普図変動遊技の結果を当選とするか、不当選とするかを決定する当り判定をおこない、当選とする場合にはRAM308に設けた当りフラグにオンを設定する。不当選の場合には、当りフラグにオフを設定する。また、当り判定の結果に関わらず、次に上述の普図タイマ乱数値生成用の乱数カウンタの値を普図タイマ乱数値として取得し、取得した普図タイマ乱数値に基づいて複数の変動時間のうちから普図表示装置112に普図を変動表示する時間を1つ選択し、この変動表示時間を、普図変動表示時間として、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に記憶する。なお、保留している普図変動遊技の数は、RAM308に設けた普図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をするたびに、保留している普図変動遊技の数から1を減算した値を、この普図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。また当り判定に使用した乱数値を消去する。
ステップS213では、特図状態更新処理を行う。この特図状態更新処理は、特図の状態に応じて、次の複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、特図変動中(後述する特図汎用タイマの値が1以上)における特図状態更新処理では、特図表示装置114を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。
また、特図変動表示時間が経過したタイミング(特図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図状態更新処理では、大当たりフラグがオンで確変フラグがオフの場合には特図表示装置114に、上述の特図A、大当たりフラグがオンで確変フラグがオンの場合には特図表示装置114に、上述の特図B、大当たりフラグがオフの場合には、上述の特図Cの態様となるように特図表示装置114を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行うと共に、その後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)その表示を維持するためにRAM308に設けた特図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により特図の停止表示をおこない、特図変動遊技の結果を遊技者に報知するようにしている。また、コマンド設定送信処理(ステップS215)で一般コマンド回転停止設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に02Hを送信情報(一般情報)として追加記憶するとともに、変動表示を停止する図柄が特図であることを示す特図識別情報を、後述するコマンドデータに含める情報としてRAM308に追加記憶してから処理を終了する。
また、所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図状態更新処理では、大当たりフラグがオンの場合には、所定の入賞演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置110による大当たりを開始することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するためにRAM308に設けた特図待機時間管理用タイマの記憶領域に入賞演出期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS215)で一般コマンド入賞演出設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に04Hを送信情報(一般情報)として追加記憶する。
また、所定の入賞演出期間が終了したタイミング(特図待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図状態更新処理では、所定の開放期間(例えば29秒間、または可変入賞口130に所定球数(例えば10球)の遊技球の入賞を検出するまで)可変入賞口130の扉部材の開閉駆動用のソレノイド330に、扉部材を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS215)で一般コマンド大入賞口開放設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に10Hを送信情報(一般情報)として追加記憶する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(扉開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば1.5秒間)可変入賞口130の扉部材の開閉駆動用のソレノイド330に、扉部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS215)で一般コマンド大入賞口閉鎖設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に20Hを送信情報(一般情報)として追加記憶する。
また、この扉部材の開放・閉鎖制御を所定回数(例えば15ラウンド)繰り返し、終了したタイミングで開始する特図状態更新処理では、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置110による大当たりを終了することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するように設定するためにRAM308に設けた演出待機時間管理用タイマの記憶領域に演出待機期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS215)で一般コマンド終了演出設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に08Hを送信情報(一般情報)として追加記憶する。
また、所定の終了演出期間が終了したタイミング(演出待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図状態更新処理では、特図の状態を非作動中に設定する。特図の状態が非作動中の場合における特図状態更新処理では、何もせずに次のステップS214に移行するようにしている。
ステップS214では、特図関連抽選処理を行う。この特図関連抽選処理では、特図変動遊技および可変入賞口130の開閉制御を行っておらず(特図の状態が非作動中)、且つ、保留している特図変動遊技の数が1以上である場合に、大当たり判定テーブル、高確率状態移行判定テーブル、タイマ番号決定テーブルなどを使用した各種抽選のうち、最初に大当たり判定を行う。具体的には、ステップS209で乱数値記憶領域に記憶した特図当選乱数値が、大当たり判定テーブルの特図始動口用抽選データの数値範囲であるか否かを判定し、特図当選乱数値が特図始動口用抽選データの数値範囲である場合には、特図変動遊技の当選と判定してRAM308に設けた大当たりフラグの格納領域に大当たりとなることを示す情報を設定する(ここで、大当たりの情報をRAM308に設定することを大当たりフラグをオンに設定するという)。一方、特図当選乱数値が特図始動口用抽選データの数値範囲以外である場合には、特図変動遊技の外れと判定してRAM308に設けた大当たりフラグの格納領域に外れとなることを示す情報を設定する(ここで、外れの情報をRAM308に設定することを大当たりフラグをオフに設定するという)。また、当り判定に使用した乱数値を乱数値記憶領域から消去する。具体例としては、特図当選乱数値が取り得る値を0〜65535、特図始動口用抽選データの数値範囲を101〜304とする。ここで乱数値記憶領域に記憶されている特図当選乱数値のうち、所定の乱数値(例えば最も過去に記憶した乱数値)の値が10であれば大当りフラグをオフに設定し、200であれば大当りフラグをオンに設定するように動作する。なお、保留している特図変動遊技の数は、RAM308に設けた特図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をするたびに、保留している特図変動遊技の数から1を減算した値を、この特図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。
大当たりフラグにオンを設定した場合には、次に確変移行判定を行う。具体的には、ステップS203で乱数値記憶領域に記憶した特図乱数値が、移行判定乱数の数値範囲であるか否かを判定し、特図乱数値が抽選データの数値範囲である場合には、RAM308に設けた確変(確率変動)フラグの格納領域に、特別大当たり遊技を開始することを示す情報を設定する。(ここで、特別大当たり遊技開始の情報をRAM308に設定することを確変フラグをオンに設定するという)。一方、特図乱数値が抽選データの数値範囲以外である場合には、上述の確変フラグの格納領域に、大当たり遊技を開始することを示す情報を設定する(ここで、大当たり遊技開始の情報をRAM308に設定することを確変フラグをオフに設定するという)。また、確変移行判定に使用した乱数値を消去する。具体例としては、特図乱数値が取り得る値を0〜255、移行判定乱数の数値範囲を101〜228とする。ここで乱数値記憶領域に記憶されている特図乱数値のうち、所定の乱数値(例えば最も過去に記憶した乱数値、大当たり判定に使用した特図当選乱数値に対応する乱数値、大当たり判定に使用した特図当選乱数値と同一取得条件(第1特図始動口への入賞)成立時に取得した乱数値など)の値が50であれば確変フラグをオフに設定し、150であれば確変フラグをオンに設定するように動作する。
大当たり判定の結果に関わらず、次にタイマ番号を決定する処理を行う。具体的には、上述の特図タイマ乱数値生成用の乱数カウンタの値を特図タイマ乱数値として取得する。大当たりフラグの値、および取得した特図タイマ乱数値を含むタイマ乱数の数値範囲に対応するタイマ番号を選択し、RAM308に設けた所定のタイマ番号格納領域に記憶する。さらに、そのタイマ番号に対応する変動時間を、特図変動表示時間として、上述の特図表示図柄更新タイマに記憶し、コマンド設定送信処理(ステップS215)で一般コマンド回転開始設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に01Hを送信情報(一般情報)として追加記憶するとともに、変動表示を開始する図柄が特図であることを示す特図識別情報を、後述するコマンドデータに含める情報としてRAM308に追加記憶してから処理を終了する。
ステップS215では、コマンド設定送信処理を行う。なお、副制御部400に送信する出力予定情報(コマンド)は16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(00Hの場合は基本コマンド、01Hの場合は図柄変動開始コマンド、04Hの場合は図柄変動停止コマンド、05Hの場合は入賞演出開始コマンド、06Hの場合は終了演出開始コマンド、07Hの場合は大当たりラウンド数指定コマンド、0AHの場合は特図保留増加コマンド、0EHの場合は復電コマンド、0FHの場合はRAMクリアコマンドをそれぞれ示すなど、コマンドの種類を特定可能な情報)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。
具体的には、ストローブ情報はコマンド送信処理でオン、オフするようにしている。また、コマンド種別が図柄変動開始コマンドの場合であればコマンドデータに、大当たりフラグの値、確変フラグの値、特図関連抽選処理で選択したタイマ番号などを示す情報を含み、図柄変動停止コマンドの場合であれば、大当たりフラグの値、確変フラグの値などを含み、入賞演出コマンドおよび終了演出開始コマンドの場合であれば、確変フラグの値などを含み、大当たりラウンド数指定コマンドの場合であれば確変フラグの値、大当たりラウンド数などを含むようにしている。コマンド種別が基本コマンドを示す場合は、コマンドデータにデバイス情報、第1特図始動口126への入賞の有無、第2特図始動口128への入賞の有無、可変入賞口130への入賞の有無などを含む。
また、上述の一般コマンド回転開始設定送信処理では、コマンド種別に01H、コマンドデータにRAM308に記憶している大当たりフラグの値、確変フラグの値、特図関連抽選処理で選択したタイマ番号、保留している特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の一般コマンド回転停止設定送信処理では、コマンド種別に04H、コマンドデータにRAM308に記憶している大当たりフラグの値、確変フラグの値などを示す情報を設定する。上述の一般コマンド入賞演出設定送信処理では、コマンド種別に05H、コマンドデータにRAM308に記憶している入賞演出期間中に装飾図柄表示装置110・各種ランプ420・スピーカ416に出力する演出制御情報、確変フラグの値、保留している特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の一般コマンド終了演出設定送信処理では、コマンド種別に06H、コマンドデータにRAM308に記憶している演出待機期間中に装飾図柄表示装置110・各種ランプ420・スピーカ416に出力する演出制御情報、確変フラグの値、保留している特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の一般コマンド大入賞口開放設定送信処理では、コマンド種別に07H、コマンドデータにRAM308に記憶している大当たりラウンド数、確変フラグの値、保留している特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の一般コマンド大入賞口閉鎖設定送信処理では、コマンド種別に08H、コマンドデータにRAM308に記憶している大当たりラウンド数、確変フラグの値、保留している特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。一般コマンド特図保留増加処理では、コマンド種別に0AH、コマンドデータにRAM308の送信用情報記憶領域に記憶している特図識別情報(特図を示す情報)、予告情報(事前予告情報、偽事前予告情報、または事前予告無情報のいずれか)を設定する。
副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。
ステップS216では、外部出力信号設定処理を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、情報出力回路334を介してパチンコ機100とは別体の情報入力回路652に出力する。
ステップS217では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、ステップ203において信号状態記憶領域に記憶した各種センサの信号状態を読み出して、ガラス枠開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無などを監視し、ガラス枠開放エラーまたは下皿満タンエラーを検出した場合に、副制御部400に送信すべき送信情報に、ガラス枠開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無を示すデバイス情報を設定する。また、各種ソレノイド330を駆動して第2特図始動口128や、可変入賞口130の開閉を制御したり、表示回路322、324、328を介して普図表示装置112、特図表示装置114、各種状態表示部326などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。また、払出要求数送信処理(ステップS210)で設定した出力予定情報を出力ポート310を介して副制御部400に出力する。
ステップS218では、低電圧信号がオンであるか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)にはステップS220に進み、低電圧信号がオフの場合(電源の遮断を検知していない場合)にはステップS219に進む。
ステップS219では、タイマ割り込みエンド処理を行う。このタイマ割り込みエンド処理では、ステップS201で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定したり、割り込み許可の設定などを行う。
ステップS220では、電源管理部650から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路が、所定の値以下である場合に電圧が低下したことを示す電圧低下信号を出力しているか否か、すなわち電源の遮断を検知したか否かを監視し、電源の遮断を検知した場合には、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行う。
<入賞受付処理>
次に、図7、図8を用いて、上記主制御部タイマ割り込み処理における入賞受付処理について説明する。なお、図7、図8は入賞受付処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1101では、所定の球検出センサにより第1特図始動口126または第2特図始動口128の入賞(入球)を検出したか否かを判定し、該当する場合はステップS1102に進み、該当しない場合はステップS1151に進む。ステップS1102では、保留している特図変動遊技の数が所定数(本実施例では4)未満であるか否かを判定し、所定数未満の場合はステップS1103に進み、所定数以上の場合は、ステップS1121に進む。
ステップS1103では、第1特図始動口126及び第2特図始動口128に対応するカウンタ回路316bのカウンタ値記憶用レジスタから値を特図当選乱数値として取得するとともに、上述の特図乱数値生成用の乱数カウンタから値を特図乱数値として取得した後、ステップS1104に進む。
ステップS1104では、RAM308に設けた乱数値記憶領域のうちの特図変動遊技の保留数に基づいて決定される記憶領域に、ステップS1103で取得した特図当選乱数値と特図乱数値を格納する。
ステップS1105では、コマンド設定送信処理(ステップS215)で一般コマンド特図保留増加設定処理を実行させるために、RAM308に設けた送信情報記憶領域に、特図保留増加を示す情報である0AHを送信情報(一般情報)として追加記憶する。ステップS1106では、送信情報記憶領域に、保留が増加した特図の種類(この例では1種類)を示す情報を追加記憶し、ステップS1107では、送信情報記憶領域に、事前予告無情報を追加記憶する。
ステップS1108では、ステップS1103で取得した特図当選乱数値が、上述の特図始動口抽選データの数値範囲であるか否かを判定し、該当する場合にはステップS1109に進み、該当しない場合はステップS1112に進む。
ステップS1109では、ステップS1103で取得した特図乱数値が、上述の移行判定乱数の数値範囲であるか否かを判定し、該当する場合にはステップS1110に進み、該当しない場合はステップS1121に進む。
ステップS1110では、予告抽選乱数カウンタの値(本実施例では0から127の範囲の値を取り得る、CPU304に設けたRレジスタの値)が所定の数値範囲(本実施例では0以上15以下)であるか否かを判定し、該当する場合はステップS1111に進んで送信情報記憶領域に送信用情報として事前予告情報を追加記憶し、該当しない場合はステップS1121に進む。また、ステップS1111では、後述する事前予告情報回数決定テーブルを用いて、残り図柄確定回数、および主制御部300に設けた所定の乱数カウンタから所定のタイミングで得られる予告報知回数判定乱数値に基づいて、事前予告の予告回数を決定する。
ステップS1112では、上述の予告抽選乱数カウンタの値が所定の数値範囲(本実施例では0以上1以下)であるか否かを判定し、該当する場合はステップS1113に進んで送信情報記憶領域に送信用情報として偽事前予告情報を追加記憶し、該当しない場合はステップS1151に進む。また、ステップS1113では、後述する偽事前予告情報回数決定テーブルを用いて、残り図柄確定回数、および主制御部300に設けた所定の乱数カウンタから所定のタイミングで得られる偽予告報知回数判定乱数値に基づいて、偽事前予告の予告回数を決定する。
ステップS1151では、所定の球検出センサにより普図始動口124の入賞(球の通過)を検出したか否かを判定し、該当する場合はステップS1152に進み、該当しない場合はステップS1156に進む。ステップS1152では、保留している普図変動遊技の数が所定数(本実施例では2)未満であるか否かを判定し、所定数未満の場合はステップS1153に進み、所定数以上の場合は、ステップS1156に進む。
ステップS1153では、上述の普図乱数値生成用の乱数カウンタから値を普図当選乱数値として取得した後、ステップS1154に進む。
ステップS1154では、RAM308に設けた普図用の乱数値記憶領域のうちの普図変動遊技の保留数に基づいて決定される記憶領域に、ステップS1153で取得した普図当選乱数値を格納する。
ステップS1155では、コマンド設定送信処理(ステップS215)で一般コマンド普図保留増加設定処理を実行させるために、RAM308に設けた送信情報記憶領域に、普図保留増加を示す情報である0CHを送信情報(一般情報)として追加記憶する。
ステップS1156では、所定の球検出センサにより可変入賞口130の入賞(入球)を検出したか否かを判定し、該当する場合はステップS1157に進み、該当しない場合は処理を終了する。ステップS1157では、RAM308に設けた可変入賞口用の乱数値記憶領域に、可変入賞口130に球が入球したことを示す情報を格納する。
ステップS1158では、コマンド設定送信処理(ステップS215)で一般コマンド可変入賞口入賞処理を実行させるために、RAM308に設けた送信情報記憶領域に、可変入賞口入賞を示す情報である0DHを送信情報(一般情報)として追加記憶した後、処理を終了する。
<副制御部メイン処理>
次に、図9(a)を用いて、副制御部400のCPU404が実行する副制御部メイン処理について説明する。なお、同図は副制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。
副制御部400には、電源が投入されるとリセット信号を出力するリセット信号出力回路を設けている。このリセット信号を入力した基本回路402のCPU404は、リセット割り込みによりリセットスタートしてROM406に予め記憶した制御プログラムに従って処理を実行し、まず、ステップS301で各種の初期設定を行う。この初期設定では、入出力ポートの初期設定や、各種変数の初期化等を行う。
ステップS302では、コマンド入力処理(詳細は後述)を行う。ステップS303では、I/O410の出力ポートを介して副制御部500にコマンドを出力する。
ステップS304では、後述するタイマ変数記憶領域の値が10以上であるか否かを判定する。タイマ変数記憶領域の値が10以上である場合はステップS305に進み、タイマ変数記憶領域の値が10未満である場合にはステップS302に進む。ステップS305では、タイマ変数記憶領域に0を格納する。
ステップS306では、演出データ更新処理を行う。この演出データ更新処理では、後述する変動パターン選択処理で記憶する変動番号、仮停止図柄の組合せ、および停止図柄の組合せの種別の更新を行うと共に、装飾図柄の変動表示を開始してからの経過時間に基づいて装飾図柄表示装置110、遮蔽手段250、スピーカ416、各種ランプ420および演出装置200の演出用可動体等による演出を制御するための動作制御データの更新を行う。
ステップS306では、決定された演出情報が示している態様で装飾図柄変動表示を行うように次回実行する上記ステップS303の処理で副制御部500に出力するコマンド(例えば左に装飾7を停止することを指示するコマンドや遮蔽手段250を動作させるコマンド等)をRAM408に設けた液晶コマンド格納領域に格納する等、後述するステップS305、306、307によるスピーカ416、各種ランプ420、および演出用可動体を制御する準備を行う。また、所定の条件が成立している場合には所定の演出を実行するか否か、例えばチャンスボタンを用いた演出を行うか否か等の抽選を行う。
ステップS307では、音出力処理を行う。この音出力処理では、上記ステップS306で取得したスピーカ制御用の情報に含まれるスピーカ416に出力する音声データをI/O410の出力ポートに設定し、スピーカ416の出力制御を音源IC418に行わせる。
ステップS308では、ランプ制御処理を行う。このランプ制御処理では、上記ステップS306で取得した各種ランプ制御用の情報に含まれる各種ランプ420に出力するランプの点灯・消灯を示すデータ等をI/O410の出力ポートに設定し、各種ランプ420の点灯や消灯の制御を表示回路422に行わせる。
ステップS309では、演出用駆動装置制御処理を行う。この演出用駆動装置制御処理では、上記ステップS306で取得した演出用可動体の制御用の情報に含まれる動作タイミングを示すデータ等をI/O410の出力ポートに設定し、演出用可動体等を駆動する各種演出用駆動装置424の制御を演出用駆動装置制御回路426に行わせる。
副制御部400は、後述するストローブ処理、チャンスボタン処理、または副制御部タイマ割り込み処理による中断を除いて、以降、ステップS302〜S309の処理を繰り返し実行する。
<コマンド入力処理>
次に、図9(b)を用いて、上記副制御部メイン処理におけるコマンド入力処理(ステップS302)について説明する。同図はコマンド入力処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS401では、後述するコマンド記憶領域の内容を確認し、未処理のコマンドが残っているか否かを判断する。そして、コマンド記憶領域に未処理のコマンドが残っている場合にはステップS402に進み、コマンド記憶領域に未処理のコマンドが残っていない場合には処理を終了して副制御部メイン処理に復帰する。
図9(c)は変動パターン選択処理の流れを示すフローチャートであり、同図(d)は図柄停止処理の流れを示すフローチャートである。ステップS402では、コマンド記憶領域に記憶している未処理コマンドのうちの次に処理するべき未処理コマンドの種類に基づいて、図9(c)に示す変動パターン選択処理(例えば未処理コマンドが上記図柄変動開始コマンドに基づいて実行する)や、同図(d)に示す図柄停止処理や、図10に示す特図保留増加処理等を行う。なお、未処理コマンドに基づく処理は他にも備えており、例えば、大当たり中に可変入賞口130の開放制御を開始するたびに主制御部300が出力し、大当たり開始後の可変入賞口130の開放回数を示す情報を含むラウンド開始コマンドが未処理コマンドである場合に行うラウンド開始処理等があるが、未処理コマンドに基づく処理のうち、特図保留増加処理については後述する。
変動パターン選択処理のステップS501では、未処理コマンドに含まれている上記大当たりフラグの値、確変フラグの値、およびタイマ番号を抽出し、RAM408のそれぞれの記憶領域に記憶する。また、上述の変動番号選択テーブルや図柄決定テーブルを参照して演出データ(本実施例では変動番号、仮停止図柄・停止図柄の組合せ等)を選択し、これをRAM408に設けた記憶領域に記憶した後、処理を終了する。
図柄停止処理のステップS601では、上記図柄記憶領域に記憶している停止図柄の組合せを構成する3つの装飾図柄を装飾図柄表示装置110の左、中、右図柄表示領域110a〜110cの3つの表示領域に表示するように設定して処理を終了する。また、上記ラウンド開始処理では未処理コマンドに含まれている上記大当たり開始後の可変入賞口130の開放回数を示す情報を抽出し、RAM408の記憶領域に記憶する。
<ストローブ割り込み処理>
次に、図9(e)を用いて、副制御部400のストローブ割り込み処理について説明する。なお、同図はストローブ割り込み処理の流れを示すフローチャートである。
このストローブ割り込み処理は、副制御部400が、主制御部300が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。ストローブ割り込み処理のステップS701では、主制御部300が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けた上記コマンド記憶領域に記憶する。
<チャンスボタン割り込み処理>
次に、図9(f)を用いて、副制御部400のチャンスボタン割り込み処理について説明する。なお、同図はチャンスボタン割り込み処理の流れを示すフローチャートである。
このチャンスボタン割り込み処理は、副制御部400がチャンスボタン検出回路364によってチャンスボタン146の操作を検出した場合に実行する処理である。
チャンスボタン割り込み処理のステップS801では、RAM408の検知カウンタ記憶領域に記憶している、チャンスボタン146の押下回数を計測するための検知カウンタから値を取得し、取得した値に1を加算してから元の検知カウンタ記憶領域に記憶する。
<変数更新割り込み処理>
次に、図9(g)を用いて、副制御部400のCPU404によって実行する変数更新割り込み処理について説明する。なお、同図は変数更新割り込み処理の流れを示すフローチャートである。
副制御部400は、所定の周期(本実施例では2msに1回)でタイマ割り込みを発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割り込みを契機として、変数更新割り込み処理を所定の周期で実行する。
変数更新割り込み処理のステップS901では、RAM408のタイマ変数記憶領域の値に1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS304において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。
<特図保留増加処理>
次に、図10を用いて、上記コマンド入力処理に含まれる特図保留増加処理について説明する。なお、同図は特図保留増加処理の流れを示すフローチャートである。
副制御部400は、上述のコマンド記憶領域に記憶している未処理コマンドに特図保留増加コマンドが含まれている場合に、この特図保留処理を行う。ステップS452では、RAM408に設けた特図用の保留情報記憶領域に、特図保留情報を追加記する。また、ステップS454では、受信情報に事前予告情報が含まれているか否かを判定し、該当する場合はステップS455に進み、該当しない場合はステップS456に進む。ステップS455では、ステップS452で追加記憶した特図保留情報に、事前予告情報と事前予告回数を追加記憶する。
ステップS456では、受信情報に偽事前予告情報が含まれているか否かを判定し、該当する場合はステップS457に進み、該当しない場合は処理を終了する。ステップS457では、ステップS452で追加記憶した特図保留情報に、偽事前予告情報と事前予告回数を追加記憶して処理を終了する。
なお、上述の変動パターン選択処理のステップS501では、この特図保留増加処理のステップS455またはステップS457で追加記憶した特図保留情報に含まれる事前予告情報または偽事前予告情報と事前予告回数を加味して変動パターンを選択するように構成している。
<主制御部のデータテーブル>
次に、図11を用いて、パチンコ機100の主制御部300のROM306が記憶しているデータテーブルについて説明する。なお、同図(a)は事前予告情報回数決定テーブルの一例を示した図であり、同図(b)は偽事前予告情報回数決定テーブルの一例を示した図である。
同図(a)に示す事前予告情報回数決定テーブルは、残り図柄確定回数と、事前予告の予告報知回数の抽選データを対応付けて記憶したデータテーブルである。詳細は後述するが、主制御部300の基本回路302は、この事前予告情報回数決定テーブルを用いて、残り図柄確定回数、および主制御部300に設けた所定の乱数カウンタから所定のタイミングで得られる予告報知回数判定乱数値に基づいて事前予告の予告回数を決定する。
例えば、残り図柄確定回数が1、予告報知回数判定乱数値が20の場合であれば、残り図柄確定回数1に対応する行を参照し、20を含む乱数範囲(12〜43)が格納された列に対応する3を予告報知回数として選択する。また、残り図柄確定回数が5、予告報知回数判定乱数値が50の場合であれば、残り図柄確定回数5に対応する行を参照し、50を含む乱数範囲(0〜79)が格納された列に対応する1を予告報知回数として選択する。
なお、本実施例では、予告報知回数判定乱数値の取り得る数値範囲は0〜127(数値範囲の大きさは128)、残り図柄確定回数1、予告報知回数3に対応する抽選値の範囲は12〜43(数値範囲の大きさは32)であるから、残り図柄確定回数1の場合に予告報知回数3を選択する確率は32/128(=1/4)である。また、例えば、残り図柄確定回数5、予告報知回数1に対応する抽選値の範囲は0〜79(数値範囲の大きさは80)であるから、残り図柄確定回数5の場合に予告報知回数1を選択する確率は80/128である。この事前予告情報回数決定テーブルでは、残り図柄確定回数が1または2の場合は予告報知回数4が選択される確率が最も高くなるように抽選データを設定しており、残り図柄確定回数が3の場合は予告報知回数3が選択される確率が最も高くなるように抽選データを設定しており、残り図柄確定回数が4の場合は予告報知回数2が選択される確率が最も高くなるように抽選データを設定しており、残り図柄確定回数が5の場合は予告報知回数1が選択される確率が最も高くなるように抽選データを設定している。
同図(b)に示す偽事前予告情報回数決定テーブルは、残り図柄確定回数と、偽事前予告の予告報知回数の抽選データを対応付けて記憶したデータテーブルである。詳細は後述するが、主御部300の基本回路302は、この偽事前予告情報回数決定テーブルを用いて、残り図柄確定回数、および主制御部300に設けた所定の乱数カウンタから所定のタイミングで得られる偽予告報知回数判定乱数値に基づいて偽事前予告の予告回数を決定する。なお、本実施例では、偽事前予告情報回数決定テーブルの抽選データを、予告報知回数が1少ない構成を除き、事前予告情報回数決定テーブルの抽選データと同一にしているため、偽事前予告情報回数決定テーブルの詳細な説明は割愛する。
同図(c)は事前予告情報回数決定テーブルの他の例を示した図であり、同図(d)は偽事前予告情報回数決定テーブルの他の例を示した図である。このように、先に説明した同図(a)、(b)のテーブルに加えて、異なる抽選データを有する事前予告情報回数決定テーブルや偽事前予告情報回数決定テーブルを予め準備しておけば、遊技台の機種の仕様(例えば、大当り確率を異ならせた遊技仕様)に応じて最適なテーブルを選択することができ、利便性を高めることができる。なお、本実施例では、主制御部300の基本回路302が予告報知回数を抽選で決定する例を示したが、例えば、副制御部400の基本回路402が予告報知回数を抽選で決定するように構成してもよい。
<疑似連予告>
次に、図12、図13を用いて、主制御部300および副制御部400が実行する疑似連予告について説明する。なお、同図は疑似連予告の一例を示した図である。
図12(a)では、主制御部300が、特図表示装置114を用いて特図の停止表示を行うとともに、保留している特図変動遊技の回数(この例では0回)を示すために、特図保留ランプ118をすべて消灯させている。また、同時に、副制御部400が、装飾図柄表示装置110を用いて装飾図柄の停止表示(この例では、外れに対応する装飾1−装飾2−装飾3の停止表示)を行うとともに、装飾図柄の停止表示を行っていることを示すために、丸印(第4図柄)を装飾図柄表示装置110の左下隅に停止表示させている。
この停止表示状態において、主制御部300が、所定の球検出センサにより第1特図始動口126または第2特図始動口128の入賞(入球)を検出した場合には、保留している特図変動遊技の数が所定数(本実施例では4)未満であるため、上述の特図当選乱数値と特図乱数値を取得した後、これらの乱数値をRAM308に設けた乱数値記憶領域のうちの特図変動遊技の保留数に基づいて決定される記憶領域に格納する(上記ステップS1101〜S1106)。また、主制御部300は、同図(b)に示すように、特図保留ランプ118を用いて、保留している特図変動遊技の回数(この例では1回)に対応する数のランプを点灯する。
続いて、主制御部300は、コマンド設定送信処理で一般コマンド特図保留増加設定処理を実行させるために、RAM308に設けた送信情報記憶領域に、特図保留増加を示す情報である0AHを送信情報(一般情報)として追加記憶する(上記ステップS1107)。
続いて、主制御部300は、取得した特図当選乱数値が特図始動口抽選データの数値範囲であり、かつ取得した特図乱数値が移行判定乱数の数値範囲であり、かつ予告抽選乱数カウンタの値が所定の数値範囲(本実施例では0以上15以下)の場合に事前予告情報を予告情報として送信用情報記憶領域に格納する(上記ステップS1108〜S1111)。また、取得した特図当選乱数値が特図始動口抽選データの数値範囲外であり、かつ予告抽選乱数カウンタの値が所定の数値範囲(本実施例では0以上1以下)の場合に偽事前予告情報を予告情報として送信用情報記憶領域に格納する(上記ステップS1112〜S1113)。また、送信用情報記憶領域に事前予告情報または偽事前予告情報の一方が格納されない場合には事前予告情報を予告情報として格納する(上記ステップS1107)。
また、主制御部300は、事前予告情報を予告情報として送信用情報記憶領域に格納した場合には、事前予告情報回数決定テーブルを用いて、残り図柄確定回数、および上述の予告報知回数判定乱数値に基づいて、事前予告の予告回数を決定し、偽事前予告情報を予告情報として送信用情報記憶領域に格納した場合には、偽事前予告情報回数決定テーブルを用いて、残り図柄確定回数、および上述の偽予告報知回数判定乱数値に基づいて、偽事前予告の予告回数を決定する。
主制御部300から特図保留増加コマンドを受信した副制御部400は、上述の特図保留増加処理を実行する。具体的には、副制御部400は、RAM408に設けた特図用の保留情報記憶領域に、特図保留情報を追加記憶した後(上記ステップS452)、受信情報に事前予告情報が含まれている場合には、特図用の保留情報記憶領域に、事前予告情報と事前予告回数を追加記憶し、受信情報に偽事前予告情報が含まれている場合には、特図用の保留情報記憶領域に、偽事前予告情報と事前予告回数を追加記憶する(上記ステップS454〜S457)。
続いて、主制御部300は、同図(c)に示すように、特図表示装置114を用いて、特図の変動表示を行うとともに、副制御部400に回転開始コマンドを送信する。これにより、副制御部400は、装飾表示装置110を用いて特図変動遊技に基づく装飾図柄の変動表示を行うとともに、装飾図柄の変動表示を行っていることを示すために、第4図柄を装飾図柄表示装置110の左下隅に点滅表示させる。また、主制御部300は、特図保留ランプ118を用いて、保留していた特図変動遊技の回数(この例では1回)に対応する数のランプを消灯する。
また、主制御部300は、特図の変動表示中に、所定の球検出センサにより第1特図始動口126または第2特図始動口128の入賞(入球)を検出した場合、保留している特図変動遊技の数が所定数(本実施例では4)未満であれば、上述の特図当選乱数値と特図乱数値を取得した後、これらの乱数値をRAM308に設けた乱数値記憶領域のうちの特図変動遊技の保留数に基づいて決定される記憶領域に格納する。また、主制御部300は、同図(d)に示すように、特図保留ランプ118を用いて、保留している特図変動遊技の回数(この例では4回)に対応する数のランプを点灯する。
続いて、主制御部300は、決定した予告報知回数(この例では、残り図柄確定回数5に基づいて抽選で決定された予告報知回数である1回)に応じて、同図(c)〜(f)に示す変動表示中の所定のタイミング(この例では、同図(e)のタイミング)で、副制御部400に仮停止開始コマンドを送信する。これにより、副制御部400は、同図(e)に示すように、装飾表示装置110を用いて、特図変動遊技に基づく装飾図柄の仮停止表示(この例では、外れに対応する装飾7−装飾6−装飾8の仮停止表示)を行うとともに、装飾図柄の変動表示を継続していることを示すために、第4図柄を装飾図柄表示装置110の左下隅に点滅表示させる。なお、この例では、仮停止表示の表示態様の一例として、装飾図柄を一時的に停止表示させる例を示したが、例えば、装飾図柄の変動を継続しつつ装飾図柄を左右に揺らすように動かしてもよい。
続いて、主制御部300は、同図(g)に示すように、特図表示装置114を用いて特図の停止表示を行うとともに、副制御部400に停止開始コマンドを送信する。これにより、副制御部400は、装飾表示装置110を用いて、特図変動遊技に基づく装飾図柄の停止表示(この例では、外れに対応する装飾7−装飾6−装飾9の停止表示)を行うとともに、装飾図柄の停止表示を行っていることを示すために、第4図柄を装飾図柄表示装置110の左下隅に停止表示させる。
続いて、主制御部300は、保留している特図変動遊技(この例では4回)に基づいて次の特図変動遊技を開始する。具体的には、主制御部300は、同図(h)に示すように、特図表示装置114を用いて、特図の変動表示を行うとともに、副制御部400に回転開始コマンドを送信する。これにより、副制御部400は、装飾表示装置110を用いて、特図変動遊技に基づく装飾図柄の変動表示を行うとともに、装飾図柄の変動表示を行っていることを示すために、第4図柄を装飾図柄表示装置110の左下隅に点滅表示させる。また、主制御部300は、特図保留ランプ118を用いて、保留していた特図変動遊技の回数(この例では1回)に対応する数のランプを消灯する。
続いて、主制御部300は、決定した予告報知回数(この例では、残り図柄確定回数4に基づいて抽選で決定された予告報知回数である2回)に応じて、同図(h)〜(l)に示す変動表示中の所定のタイミング(この例では、同図(i)、(k)のタイミング)で、副制御部400に仮停止開始コマンドを送信する。これにより、副制御部400は、同図(i)のタイミングで、装飾表示装置110を用いて、特図変動遊技に基づく装飾図柄の仮停止表示(この例では、外れに対応する装飾7−装飾6−装飾0の仮停止表示)を行い、同図(k)に示すタイミングで、装飾表示装置110を用いて、特図変動遊技に基づく装飾図柄の仮停止表示(この例では、外れに対応する装飾7−装飾6−装飾1の仮停止表示)を行う。
続いて、主制御部300は、同図(m)に示すように、特図表示装置114を用いて特図の停止表示を行うとともに、副制御部400に停止開始コマンドを送信する。これにより、副制御部400は、装飾表示装置110を用いて、特図変動遊技に基づく装飾図柄の停止表示(この例では、外れに対応する装飾7−装飾6−装飾2の停止表示)を行うとともに、装飾図柄の停止表示を行っていることを示すために、第4図柄を装飾図柄表示装置110の左下隅に停止表示させる。
続いて、主制御部300は、保留している特図変動遊技(この例では3回)に基づいて次の特図変動遊技を開始する。具体的には、主制御部300は、同図(n)に示すように、特図表示装置114を用いて、特図の変動表示を行うとともに、副制御部400に回転開始コマンドを送信する。これにより、副制御部400は、装飾表示装置110を用いて、特図変動遊技に基づく装飾図柄の変動表示を行うとともに、装飾図柄の変動表示を行っていることを示すために、第4図柄を装飾図柄表示装置110の左下隅に点滅表示させる。また、主制御部300は、特図保留ランプ118を用いて、保留していた特図変動遊技の回数(この例では1回)に対応する数のランプを消灯する。
続いて、主制御部300は、決定した予告報知回数(この例では、残り図柄確定回数3に基づいて抽選で決定された予告報知回数である3回)に応じて、同図(n)〜(t)に示す変動停止までの所定のタイミング(この例では、同図(o)、(q)、(s)のタイミング)で、副制御部400に仮停止開始コマンドを送信する。これにより、副制御部400は、同図(o)のタイミングで、装飾表示装置110を用いて、特図変動遊技に基づく装飾図柄の仮停止表示(この例では、外れに対応する装飾7−装飾6−装飾3の仮停止表示)を行い、同図(q)のタイミングで、装飾表示装置110を用いて、特図変動遊技に基づく装飾図柄の仮停止表示(この例では、外れに対応する装飾7−装飾6−装飾4の仮停止表示)を行い、同図(s)のタイミングで、装飾表示装置110を用いて、特図変動遊技に基づく装飾図柄の仮停止表示(この例では、外れに対応する装飾7−装飾6−装飾5の仮停止表示)を行う。
続いて、主制御部300は、同図(u)に示すように、特図表示装置114を用いて特図の停止表示を行うとともに、副制御部400に停止開始コマンドを送信する。これにより、副制御部400は、装飾表示装置110を用いて、特図変動遊技に基づく装飾図柄の停止表示(この例では、外れに対応する装飾7−装飾6−装飾6の停止表示)を行うとともに、装飾図柄の停止表示を行っていることを示すために、第4図柄を装飾図柄表示装置110の左下隅に停止表示させる。
続いて、主制御部300は、保留している特図変動遊技(この例では2回)に基づいて次の特図変動遊技を開始する。具体的には、主制御部300は、同図(v)に示すように、特図表示装置114を用いて、特図の変動表示を行うとともに、副制御部400に回転開始コマンドを送信する。これにより、副制御部400は、装飾表示装置110を用いて、特図変動遊技に基づく装飾図柄の変動表示を行うとともに、装飾図柄の変動表示を行っていることを示すために、第4図柄を装飾図柄表示装置110の左下隅に点滅表示させる。また、主制御部300は、特図保留ランプ118を用いて、保留していた特図変動遊技の回数(この例では1回)に対応する数のランプを消灯する。
続いて、主制御部300は、決定した予告報知回数(この例では、残り図柄確定回数2に基づいて抽選で決定された予告報知回数である4回)に応じて、同図(v)〜図13(d)に示す変動停止までの所定のタイミング(この例では、図12(w)、同図(y)、図13(a)、同図(c)のタイミング)で、副制御部400に仮停止開始コマンドを送信する。これにより、副制御部400は、図12(w)のタイミングで、装飾表示装置110を用いて、特図変動遊技に基づく装飾図柄の仮停止表示(この例では、外れに対応する装飾7−装飾7−装飾8の仮停止表示)を行い、同図(y)のタイミングで、装飾表示装置110を用いて、特図変動遊技に基づく装飾図柄の仮停止表示(この例では、外れに対応する装飾7−装飾7−装飾9の仮停止表示)を行う。その後、副制御部400は、図13(a)のタイミングで、装飾表示装置110を用いて、特図変動遊技に基づく装飾図柄の仮停止表示(この例では、外れに対応する装飾7−装飾7−装飾10の仮停止表示)を行い、図13(c)のタイミングで、装飾表示装置110を用いて、特図変動遊技に基づく装飾図柄の仮停止表示(この例では、外れに対応する装飾7−装飾7−装飾1の仮停止表示)を行う。
続いて、主制御部300は、図13(e)に示すように、特図表示装置114を用いて特図の停止表示を行うとともに、副制御部400に停止開始コマンドを送信する。これにより、副制御部400は、装飾表示装置110を用いて、特図変動遊技に基づく装飾図柄の停止表示(この例では、外れに対応する装飾7−装飾7−装飾2の停止表示)を行うとともに、装飾図柄の停止表示を行っていることを示すために、第4図柄を装飾図柄表示装置110の左下隅に停止表示させる。
続いて、主制御部300は、保留している特図変動遊技(この例では1回)に基づいて次の特図変動遊技(特定変動表示)を開始する。具体的には、主制御部300は、同図(f)に示すように、特図表示装置114を用いて、特図の変動表示を行うとともに、副制御部400に回転開始コマンドを送信する。これにより、副制御部400は、装飾表示装置110を用いて、特図変動遊技に基づく装飾図柄の変動表示を行うとともに、装飾図柄の変動表示を行っていることを示すために、第4図柄を装飾図柄表示装置110の左下隅に点滅表示させる。また、主制御部300は、特図保留ランプ118を用いて、保留していた特図変動遊技の回数(この例では1回)に対応する数のランプを消灯する。
続いて、主制御部300は、決定した予告報知回数(この例では、残り図柄確定回数1に基づいて抽選で決定された予告報知回数である4回)に応じて、同図(f)〜(n)に示す変動表示中の所定のタイミング(この例では、同図(g)、(i)、(k)、(m)のタイミング)で、副制御部400に仮停止開始コマンドを送信する。これにより、副制御部400は、同図(g)のタイミングで、装飾表示装置110を用いて、特図変動遊技に基づく装飾図柄の仮停止表示(この例では、外れに対応する装飾7−装飾7−装飾3の仮停止表示)を行い、同図(i)のタイミングで、装飾表示装置110を用いて、特図変動遊技に基づく装飾図柄の仮停止表示(この例では、外れに対応する装飾7−装飾7−装飾4の仮停止表示)を行う。その後、副制御部400は、同図(k)のタイミングで、装飾表示装置110を用いて、特図変動遊技に基づく装飾図柄の仮停止表示(この例では、外れに対応する装飾7−装飾7−装飾5の仮停止表示)を行い、同図(m)のタイミングで、装飾表示装置110を用いて、特図変動遊技に基づく装飾図柄の仮停止表示(この例では、外れに対応する装飾7−装飾7−装飾6の仮停止表示)を行う。
続いて、主制御部300は、事前予告情報を設定している場合には、同図(o)に示すように、特図表示装置114を用いて特図Bの停止表示を行うとともに、副制御部400に停止開始コマンドを送信する。これにより、副制御部400は、同図(o)に示すように、装飾表示装置110を用いて、特図変動遊技に基づく装飾図柄の停止表示(この例では、特別大当たりに対応する装飾7−装飾7−装飾7の停止表示)を行う。一方、主制御部300は、偽事前予告情報を設定している場合には、同図(p)に示すように、特図表示装置114を用いて特図Cの停止表示を行うとともに、副制御部400に停止開始コマンドを送信する。これにより、副制御部400は、同図(p)に示すように、装飾表示装置110を用いて、特図変動遊技に基づく装飾図柄の停止表示(この例では、外れに対応する装飾7−装飾6−装飾7の停止表示)を行う。
このように、この疑似連予告では、特別大当たりに対応する装飾図柄の組み合わせ(この例では、装飾7−装飾7−装飾7)の停止表示を行う前の仮停止表示または停止表示において、特別大当たりに対応する装飾図柄の組み合わせに含まれる装飾図柄(この例では、装飾7)を含む装飾図柄の組み合わせを用いて仮停止表示および停止表示を行う。
また、この疑似連予告では、図12(e)に示す仮停止表示である「装飾7−装飾6−装飾8」→同図(g)に示す停止表示である「装飾7−装飾6−装飾9」→同図(i)に示す仮停止表示である「装飾7−装飾6−装飾10」→・・・→同図(w)に示す仮停止表示である「装飾7−装飾7−装飾8」→・・・→図13(k)に示す仮停止表示である「装飾7−装飾7−装飾5」→同図(m)に示す仮停止表示である「装飾7−装飾7−装飾6」→同図(o)に示す停止表示である「装飾7−装飾7−装飾7」の順序で装飾図柄の仮停止表示または停止表示を行うことによって、仮停止表示または停止表示の停止態様が、特別大当たりに対応する装飾図柄の組み合わせ(この例では、装飾7−装飾7−装飾7)に徐々に近づく様に仮停止表示および停止表示を行う。
さらに、この疑似連予告では、図12(c)〜(f)に示す、残り確定図柄回数が5回の場合の変動表示中には仮停止表示を1回行い、図12(h)〜(l)に示す、残り確定図柄回数が4回の場合の変動表示中には仮停止表示を2回行い、図12(n)〜(t)に示す、残り確定図柄回数が3回の場合の変動表示中には仮停止表示を3回行い、図12(v)〜図13(d)に示す、残り確定図柄回数が2回の場合の変動表示中には仮停止表示を4回行い、図13(f)〜(n)に示す、残り確定図柄回数が1回の場合の変動表示中には仮停止表示を4回行っている。すなわち、残り確定図柄回数の減少に反比例させるように仮停止表示の回数を増加させている(特定変動表示が開始されるまでの変動回数が少ないほど仮停止表示の回数を多い回数に決定している)。
<ステップアップ予告>
次に、図14を用いて、主制御部300および副制御部400が実行するステップアップ予告について説明する。なお、図14はステップアップ予告の一例を示した図である。
この例では、主制御部300は、同図(b)〜(d)に示す変動表示中の所定のタイミング(この例では、同図(d)のタイミング)で、副制御部400にステップアップ予告コマンドを送信する。これにより、副制御部400は、同図(d)に示すように、1種類のキャラクタAを装飾表示装置110に表示させるとともに、装飾図柄の変動表示を継続していることを示すために、第4図柄を装飾図柄表示装置110の左下隅に点滅表示させる。
続いて、主制御部300は、同図(e)に示すように、特図表示装置114を用いて特図の停止表示を行うとともに、副制御部400に停止開始コマンドを送信する。これにより、副制御部400は、装飾表示装置110を用いて、特図変動遊技に基づく装飾図柄の停止表示(この例では、外れに対応する装飾7−装飾7−装飾9の停止表示)を行うとともに、装飾図柄の停止表示を行っていることを示すために、第4図柄を装飾図柄表示装置110の左下隅に停止表示させる。
続いて、主制御部300は、保留している特図変動遊技(この例では4回)に基づいて次の特図変動遊技を開始する。具体的には、主制御部300は、同図(f)に示すように、特図表示装置114を用いて、特図の変動表示を行うとともに、副制御部400に回転開始コマンドを送信する。これにより、副制御部400は、装飾表示装置110を用いて、特図変動遊技に基づく装飾図柄の変動表示を行うとともに、装飾図柄の変動表示を行っていることを示すために、第4図柄を装飾図柄表示装置110の左下隅に点滅表示させる。また、主制御部300は、特図保留ランプ118を用いて、保留していた特図変動遊技の回数(この例では1回)に対応する数のランプを消灯する。
以降、このステップアップ予告では、同図(f)〜(h)に示す、残り確定図柄回数が4回の場合の変動表示中には、決定した予告報知回数(この例では、残り図柄確定回数4に基づいて抽選で決定された予告報知回数である2回)に応じて、キャラクタAを含む2種類のキャラクタA、Bを装飾図柄表示装置110に順番に表示させ、同図(j)〜(m)に示す、残り確定図柄回数が3回の場合の変動表示中には、決定した予告報知回数(この例では、残り図柄確定回数3に基づいて抽選で決定された予告報知回数である3回)に応じて、キャラクタA、Bを含む3種類のキャラクタA〜Cを装飾図柄表示装置110に順番に表示させ、同図(o)〜同図(s)に示す、残り確定図柄回数が2回の場合の変動表示中には、決定した予告報知回数(この例では、残り図柄確定回数2に基づいて抽選で決定された予告報知回数である4回)に応じて、キャラクタA〜Cを含む4種類のキャラクタA〜Dを装飾図柄表示装置110に順番に表示させ、同図(u)〜(z)に示す、残り確定図柄回数が1回の場合の変動表示中には、決定した予告報知回数(この例では、残り図柄確定回数1に基づいて抽選で決定された予告報知回数である5回)に応じて、キャラクタA〜Dを含む5種類のキャラクタA〜Eを装飾図柄表示装置110に順番に表示させている。すなわち、残り確定図柄回数の減少に反比例させるように、装飾図柄表示装置110に順番に表示させるキャラクタの数を1から5まで増加させている(特定変動表示が開始されるまでの変動回数が少ないほどキャラクタの数を多い数に決定している)。なお、擬似連予告とステップアップ予告を同時又は交互に表示させてもよい。
<キャラ変化予告>
次に、図15を用いて、主制御部300および副制御部400が実行するキャラ変化予告について説明する。なお、同図はキャラ変化予告の一例を示した図である。
このキャラ変化予告では、同図(b)〜(d)に示す、残り確定図柄回数が5回の場合の変動表示中には、1種類のキャラクタAを装飾図柄表示装置110に表示させる。また、同図(f)〜(h)に示す、残り確定図柄回数が4回の場合の変動表示中には、前出のキャラクタAを除く2種類のキャラクタB、Cを装飾図柄表示装置110に順番に表示させる。また、同図(j)〜(m)に示す、残り確定図柄回数が3回の場合の変動表示中には、前出のキャラクタA〜Cを除く3種類のキャラクタD〜Fを装飾図柄表示装置110に順番に表示させる。また、同図(o)〜同図(s)に示す、残り確定図柄回数が2回の場合の変動表示中には、前出のキャラクタA〜Fを除く4種類のキャラクタG〜Jを装飾図柄表示装置110に順番に表示させる。また、同図(u)〜(z)に示す、残り確定図柄回数が1回の場合の変動表示中には、前出のキャラクタA〜Jを除く5種類のキャラクタK〜Oを装飾図柄表示装置110に順番に表示させる。すなわち、残り確定図柄回数の減少に反比例させるように、装飾図柄表示装置110に順番に表示させるキャラクタの数を1から5に増加させているとともに、変動表示ごとにキャラクタの種類を全て変化させている(特定変動表示が開始されるまでの変動回数が少ないほどキャラクタの数を多い数に決定している)。
<キャラ追加予告>
次に、図16、図17を用いて、主制御部300および副制御部400が実行するキャラ追加予告について説明する。なお、同図はキャラ追加予告の一例を示した図である。
このキャラ追加予告では、図16(b)〜(d)に示す、残り確定図柄回数が5回の場合の変動表示中には、1種類のキャラクタAを装飾図柄表示装置110に表示させる。また、同図(f)〜(h)に示す、残り確定図柄回数が4回の場合の変動表示中には、キャラクタAを含む2種類のキャラクタA、Bを装飾図柄表示装置110に同時に表示させ、次に、キャラクタAを含む3種類のキャラクタA〜Cを装飾図柄表示装置110に同時に表示させる。また、同図(j)〜(m)に示す、残り確定図柄回数が3回の場合の変動表示中には、キャラクタA〜Cを含む4種類のキャラクタA〜Dを装飾図柄表示装置110に同時に表示させ、次に、キャラクタA〜Dを含む5種類のキャラクタA〜Eを装飾図柄表示装置110に同時に表示させ、次に、キャラクタA〜Eを含む6種類のキャラクタA〜Fを装飾図柄表示装置110に同時に表示させる。また、図17(a)〜(e)に示す、残り確定図柄回数が2回の場合の変動表示中には、キャラクタA〜Fを含む7種類のキャラクタA〜Gを装飾図柄表示装置110に同時に表示させ、次に、キャラクタA〜Gを含む8種類のキャラクタA〜Hを装飾図柄表示装置110に同時に表示させ、次に、キャラクタA〜Hを含む9種類のキャラクタA〜Iを装飾図柄表示装置110に同時に表示させ、次に、キャラクタA〜Iを含む10種類のキャラクタA〜Jを装飾図柄表示装置110に同時に表示させる。また、同図(g)〜(l)に示す、残り確定図柄回数が1回の場合の変動表示中には、キャラクタA〜Jを含む11種類のキャラクタA〜Kを装飾図柄表示装置110に同時に表示させ、次に、キャラクタA〜Kを含む12種類のキャラクタA〜Lを装飾図柄表示装置110に同時に表示させ、次に、キャラクタA〜Lを含む13種類のキャラクタA〜Mを装飾図柄表示装置110に同時に表示させ、次に、キャラクタA〜Mを含む14種類のキャラクタA〜Nを装飾図柄表示装置110に同時に表示させ、次に、キャラクタA〜Nを含む15種類のキャラクタA〜Oを装飾図柄表示装置110に同時に表示させる。すなわち、残り確定図柄回数の減少に反比例させるように、装飾図柄表示装置110に順番に表示させるキャラクタの数を1から15に1つずつ増加させているとともに、変動表示中にキャラクタを表示させる回数を1回から5回に増加させている(特定変動表示が開始されるまでの変動回数が少ないほど、キャラクタの数を多い数に決定し、且つ、変動表示中にキャラクタを表示させる回数を多い回数に決定している)。
<連続同演出予告>
次に、図18を用いて、主制御部300および副制御部400が実行するキャラ連続同演出予告について説明する。なお、同図は連続同演出予告の一例を示した図である。
この連続同演出予告では、図18(a)〜(d)に示す、残り確定図柄回数が2回の場合の変動表示中には、1種類のキャラクタAを装飾図柄表示装置110に2回表示させる。また、同図(f)〜(h)に示す、残り確定図柄回数が1回の場合の変動表示中には、1種類のキャラクタBを装飾図柄表示装置110に2回表示させる。すなわち、残り確定図柄回数の減少に合わせてキャラクタの種類を変化させているが、1回の変動表示中に装飾図柄表示装置110に表示させるキャラクタの種類と回数を同一にしている。なお、複数の変動に亘って同一のキャラクタを表示させてもよい。
<キャラ変化予告の変形例>
次に、図19、図20を用いて、主制御部300および副制御部400が実行するキャラ変化予告の変形例について説明する。なお、図19、図20はキャラ変化予告の変形例を示した図である。
図19に示すキャラ変化予告では、同図(a)〜(d)に示す、残り確定図柄回数が2回の場合の変動表示中には、各々のセリフ(この例では、「・・・」と「そろそろ?」)が異なる1種類のキャラクタAを装飾図柄表示装置110に続けて表示させる。また、同図(f)〜(h)に示す、残り確定図柄回数が1回の場合の変動表示中には、残り確定図柄回数が2回の場合とさらに各々のセリフ(この例では、「チャンス!」と「激熱!!」)の異なる1種類のキャラクタAを装飾図柄表示装置110に続けて表示させる。すなわち、残り確定図柄回数の減少に合わせてキャラクタのセリフの種類を変化させているが、1回の変動表示中に装飾図柄表示装置110に表示させるキャラクタの種類と回数を同一にしている。
また、図20に示すキャラ変化予告では、同図(a)〜(d)に示す、残り確定図柄回数が2回の場合の変動表示中には、動きが異なる1種類のキャラクタAを装飾図柄表示装置110に続けて表示させる。また、同図(f)〜(h)に示す、残り確定図柄回数が1回の場合の変動表示中には、残り確定図柄回数が2回の場合とさらに動きの異なる1種類のキャラクタAを装飾図柄表示装置110に続けて表示させる。すなわち、残り確定図柄回数の減少に合わせてキャラクタの動きの態様を変化させているが、1回の変動表示中に装飾図柄表示装置110に表示させるキャラクタの種類と回数を同一にしている。なお、キャラクタの動きは静止画で表現してもよく、動画で表現してもよい。
<キャラ増加予告>
次に、図21を用いて、主制御部300および副制御部400が実行するキャラ増加予告について説明する。なお、同図はキャラ増加予告の一例を示した図である。
このキャラ増加予告では、同図(a)〜(d)に示す、残り確定図柄回数が2回の場合の変動表示中には、キャラクタAを装飾図柄表示装置110に1つ表示させた後、同一のキャラクタAを装飾図柄表示装置110に2つ同時に表示させる。また、同図(f)〜(h)に示す、残り確定図柄回数が1回の場合の変動表示中には、同一のキャラクタAを装飾図柄表示装置110に3つ同時に表示させた後、同一のキャラクタAを装飾図柄表示装置110に4つ同時に表示させる。すなわち、残り確定図柄回数の減少に合わせて、装飾図柄表示装置110に表示させるキャラクタの数を増加させているが、キャラクタの種類を同一にしている。
<拡大予告>
次に、図22を用いて、主制御部300および副制御部400が実行する拡大予告について説明する。なお、同図は拡大予告の一例を示した図である。
この拡大予告では、同図(a)〜(d)に示す、残り確定図柄回数が2回の場合の変動表示中には、キャラクタAを装飾図柄表示装置110に第1の大きさで表示させた後、同一のキャラクタAを装飾図柄表示装置110に第1の大きさよりも大きい第2の大きさで表示させる。また、同図(f)〜(h)に示す、残り確定図柄回数が1回の場合の変動表示中には、同一のキャラクタAを装飾図柄表示装置110に第2の大きさよりも大きい第3の大きさで表示させた後、同一のキャラクタAを装飾図柄表示装置110に第3の大きさよりも大きい第4の大きさで表示させる。すなわち、残り確定図柄回数の減少に合わせて、装飾図柄表示装置110に表示させるキャラクタの大きさを第1の大きさから第4の大きさまで変化させているが、キャラクタの種類を同一にしている。
<所定数増加予告>
次に、図23を用いて、主制御部300および副制御部400が実行する所定数増加予告について説明する。なお、同図は所定数増加予告の一例を示した図である。
この所定数増加予告では、同図(a)〜(d)に示す、残り確定図柄回数が2回の場合の変動表示中には、番号1を付したキャラクタAを装飾図柄表示装置110に表示させた後、番号2を付したキャラクタBを装飾図柄表示装置110に表示させる。また、同図(f)〜(h)に示す、残り確定図柄回数が1回の場合の変動表示中には、番号3を付したキャラクタCを装飾図柄表示装置110に表示させた後、番号4を付したキャラクタDを装飾図柄表示装置110に表示させる。すなわち、残り確定図柄回数の減少に合わせて、装飾図柄表示装置110に表示させるキャラクタに付した番号を1から4まで増大させているとともに、キャラクタの種類を変化させている。なお、キャラクタの種類を固定して番号のみ異ならせてもよい。
<役物予告>
次に、図24を用いて、主制御部300および副制御部400が実行する役物予告について説明する。なお、同図は役物予告の一例を示した図である。
この役物予告では、同図(a)〜(d)に示す、残り確定図柄回数が2回の場合の変動表示中に、同図(c)のタイミングで、装飾図柄表示装置110を用いて装飾7−装飾7−装飾2の仮停止表示を行うとともに役物251の前腕部251bを上腕部251aに対して時計回りまたは反時計回りに第1の角度だけ揺らすように回動させた後、同図(e)のタイミングで、再び装飾図柄表示装置110を用いて装飾7−装飾7−装飾3の仮停止表示を行うとともに役物251の前腕部251bを上腕部251aに対して第1の角度よりも大きな第2の角度だけ時計回りに回動させる。また、同図(h)〜(l)に示す、残り確定図柄回数が1回の場合の変動表示中には、同図(i)のタイミングで、装飾図柄表示装置110を用いて装飾7−装飾7−装飾5の仮停止表示を行うとともに役物251の前腕部251bを上腕部251aに対して第2の角度よりも大きな第3の角度だけ時計回りに回動させた後、同図(k)のタイミングで、再び装飾図柄表示装置110を用いて装飾7−装飾7−装飾6の仮停止表示を行うとともに役物251の前腕部251bを上腕部251aに対して第3の角度よりも大きな第4の角度だけ時計回りに回動させ、且つ、上腕部251aを所定の角度だけ時計回りに回動させる。最後に、同図(m)に示すように、装飾図柄表示装置110を用いて、特別大当たりに対応する装飾図柄(この例では、装飾7−装飾7−装飾7)の組み合わせを停止表示する。なお、この例では、可動物を用いて予告を行う例を示したが、例えば、音や光を用いて予告を行ってもよい。
以上説明したように、実施例1に係るパチンコ機100は、所定の始動口(例えば、第1特図始動口126、第2特図始動口128)に遊技球が入賞した場合に、図柄の変動表示を開始する図柄表示手段(例えば、装飾図柄表示装置110)と、前記図柄表示手段が停止表示した図柄態様が特定の図柄態様(例えば、(特別)大当たりに対応する装飾図柄)である場合に、特別遊技状態(例えば、大当たり遊技)を開始する特別遊技状態開始手段と、前記特定の図柄態様を表示する予定の前記図柄表示手段による図柄の変動表示である特定変動表示の開始よりも先に開始される前記図柄表示手段による図柄の変動表示である先変動表示がある場合、前記先変動表示において前記特定変動表示の内容に関連した予告報知(例えば、疑似連予告、ステップアップ予告など)を行う予告報知手段と、を備え、前記予告報知手段は、前記予告報知の回数(例えば、予告報知回数)を決定することを特徴とする、遊技台である。
本実施例1に係るパチンコ機100によれば、遊技者にとって有利な情報を事前に遊技者に報知することができる上に、予告報知の回数に応じて遊技者は有利な状態となるか否かについて予想をすることができ、遊技演出を多彩にすることができる。そのため、遊技性を高め、遊技者の遊技意欲を持続させることができる場合がある。
また、前記予告報知手段は、前記先変動表示の前記予告報知の回数を前記特定変動表示が開始されるまでの変動回数(例えば、残り図柄確定回数)に基づいて決定するように構成してもよい。このような構成とすれば、遊技演出を多彩にすることができ、遊技性を高め、遊技者の遊技意欲を持続させることができる場合がある。
また、前記予告報知手段は、前記特定変動表示が開始されるまでの変動回数が少ないほど前記予告報知の回数を多い回数に決定するように構成してもよい。このような構成とすれば、特定変動表示に近づくにつれて遊技者の興趣を徐々に高めることができ、遊技者の遊技意欲を持続させることができる場合がある。
また、前記予告報知手段は、前記先変動表示の前記予告報知の回数を先の先変動表示における予告報知の回数以上且つ後の先変動表示における予告報知の回数以下に決定するように構成してもよい。このような構成とすれば、先変動表示において遊技者の興趣を徐々に高めることができ、遊技者の遊技意欲を持続させることができる場合がある。
また、前記予告報知手段は、前記特定変動表示において前記予告報知(例えば、特定変動表示中の仮停止表示)を行うように構成してもよい。このような構成とすれば、先変動表示に続けて特定変動表示においても遊技者の興趣を徐々に高めることができ、遊技者の遊技意欲を持続させることができる場合がある。
また、前記予告報知は、図柄の停止表示とは異なる図柄の仮停止表示(特別遊技状態を開始するか否かの判断の指標には用いないが、特別遊技状態を開始するか否かの判断の指標となる停止表示と同じ表示態様である表示)を含むように構成してもよい。このような構成とすれば、図柄の仮停止表示を行うことで遊技者の興味をひくことができ、遊技者の遊技意欲を持続させることができる場合がある。
また、所定のシナリオ(例えば、特別大当たりに対応する装飾図柄の組み合わせが徐々に揃っていくシナリオ)のうちの第1の状況を示す第1の画像(例えば、特別大当たりに対応する装飾図柄の組み合わせに近い装飾図柄の組み合わせの画像)と該第1の状況よりも前記シナリオに沿って進行した第2の状況を示す第2の画像(例えば、特別大当たりに対応する装飾図柄の組み合わせにさらに近い装飾図柄の組み合わせの画像)を前記図柄表示手段に表示可能に構成し、前記予告報知手段は、前記予告報知として前記第1の画像を表示し、該第1の画像表示後の予告報知として前記第2の画像を表示するように構成してもよい。このような構成とすれば、シナリオの状況変化によって遊技者の興趣を徐々に高めることができ、遊技者の遊技意欲を持続させることができる場合がある。
また、前記第1の画像および前記第2の画像は、同じ表示態様(例えば、同じキャラクタの画像)であってもよい。このような構成とすれば、遊技者の興味をひき、遊技者の遊技意欲を持続させることができる場合がある。
また、前記第1の画像は、第1のキャラクタ画像を含み、前記第2の画像は、前記第1のキャラクタ画像とは異なる第2のキャラクタ画像を含むように構成してもよい(例えば、図15のキャラ変化予告)。このような構成とすれば、キャラクタ画像の変化によって遊技者の興趣を徐々に高めることができ、遊技者の遊技意欲を持続させることができる場合がある。
また、前記第2の画像は、さらに前記第1のキャラクタ画像を含むように構成してもよい(例えば、図16、図17のキャラ追加予告)。このような構成とすれば、キャラクタ画像の増加によって遊技者の興趣を徐々に高めることができ、遊技者の遊技意欲を持続させることができる場合がある。
また、前記第1の画像および前記第2の画像は、1または複数のキャラクタ画像を含み、前記第2の画像に含まれる前記キャラクタ画像の総数が、前記第1の画像に含まれる前記キャラクタ画像の総数よりも多くしてもよい(例えば、図21のキャラ増加予告)。このような構成とすれば、キャラクタ画像の総数の増加によって遊技者の興趣を徐々に高めることができ、遊技者の遊技意欲を持続させることができる場合がある。
また、前記第2の画像の大きさが、前記第1の画像の大きさよりも大きくしてもよい(例えば、図22の拡大予告)。このような構成とすれば、画像の大きさの変化によって遊技者の興趣を徐々に高めることができ、遊技者の遊技意欲を持続させることができる場合がある。
また、前記第1の画像および前記第2の画像は、数値の情報を含み、前記第2の画像に含まれる前記数値の情報が、前記第1の画像に含まれる前記数値の情報よりも大きくしてもよい(例えば、図23の所定数増加予告)。このような構成とすれば、数値情報の大きさの変化によって遊技者の興趣を徐々に高めることができ、遊技者の遊技意欲を持続させることができる場合がある。
また、所定の報知を行う1又は複数の報知手段(例えば、役物251)を備え、前記予告報知手段は、前記第1の画像を表示中に、前記所定のシナリオのうちの第1の状況を示す第1の報知態様で前記報知手段に前記予告報知に関連した報知を行わせ、前記第2の画像の表示中に、前記第1の状況よりも前記シナリオに沿って進行した第2の状況を示す第2の報知態様で前記報知手段に前記予告報知に関連した報知を行わせてもよい(例えば、図24の役物予告)。このような構成とすれば、シナリオの進行によって遊技者の興趣を徐々に高めることができ、遊技者の遊技意欲を持続させることができる場合がある。
また、前記予告報知手段は、前記特定変動表示の開始予定が無く(例えば、大当たりフラグがオフ)且つ特定の条件が成立(例えば、予告抽選に当選)した場合、前記図柄表示手段による図柄の変動表示において前記予告報知(例えば、偽予告報知)を行うように構成してもよい。このような構成とすれば、特定変動表示の開始予定が無くても遊技者の興趣を高めることができ、遊技者の遊技意欲を持続させることができる場合がある。
また、前記先変動表示の前記予告報知(例えば、事前予告報知)の回数を、前記特定変動表示の開始予定が無く且つ特定の条件が成立した場合に行う予告報知(例えば、偽事前予告報知)の回数以上に設定する確率が、前記先変動表示の前記予告報知の回数を、前記特定変動表示の開始予定が無く且つ特定の条件が成立した場合に行う予告報知の回数未満にする確率よりも高くしてもよい。このような構成とすれば、特定変動表示の開始予定が無い場合よりも特定変動表示の開始予定がある場合の遊技者の興趣を高めることができ、遊技者の遊技意欲を持続させることができる場合がある。
また、前記所定の始動口に遊技球が入賞し且つ変動開始禁止条件が成立していない場合(例えば、特図変動遊技中や大当たり遊技中ではない場合)に、前記図柄表示手段による図柄の変動表示を開始するように構成し、前記所定の始動口に遊技球が入賞し且つ変動開始禁止条件が成立している場合(例えば、特図変動遊技中や大当たり遊技中)に、該変動開始禁止条件が未成立な状態に変化してから前記図柄表示手段が図柄の変動表示を開始するための始動情報(例えば、特図乱数抽選値)を、所定個数まで記憶可能な始動記憶手段と、前記始動情報のうちの1部または全部を構成する図柄態様決定用情報が特定の図柄態様決定用情報である場合に、前記図柄表示手段に停止表示させる図柄態様として前記特定の図柄態様を選択する図柄態様選択手段と、を備え、前記予告報知手段は、前記始動情報のうちの1部または全部を構成する図柄態様決定用情報が特定の図柄態様決定用情報である場合に、前記予告報知を行うように構成してもよい。このような構成とすれば、遊技性を高め、遊技者の遊技意欲を持続させることができる場合がある。
次に、本発明の実施例2に係るパチンコ機について詳細に説明する。なお、上記実施例1に係るパチンコ機100と同一の構成については、図において同一の符号を付すとともに、その説明を省略する事とし、以下、異なる構成について説明する。
<全体構成>
図25は、本実施例2に係るパチンコ機の遊技盤102を正面から見た略示正面図である。
本実施例2に係るパチンコ機では、上記実施例1に係る特図表示装置114に替えて、第1特図表示装置198、第2特図表示装置114の2つの特図表示装置を備えている。第1特図表示装置198は、特図1の表示を行うための表示装置であり、本実施例では7セグメントLEDによって構成する。第2特図表示装置114は、特図2の表示を行うための表示装置であり、本実施例では7セグメントLEDによって構成する。なお、特図1および特図2の停止表示態様には、上記特図と同様に、大当たり図柄である「特図A」と、特別大当たり図柄である「特図B」と、外れ図柄である「特図C」の3種類がある。
また、本実施例2に係るパチンコ機では、上記実施例1に係る特図保留ランプ118に替えて、第1特別図柄保留ランプ199、第2特別図柄保留ランプ118の2つの特図保留ランプを備えている。第1特図保留ランプ199は、保留している第1特図変動遊技の数を示すためのランプであり、本実施例では、第1特図変動遊技を所定数(ここでは4つ)まで保留することを可能としている。例えば、第1特図変動遊技を1つだけ保留している場合には最も左のランプだけを点灯させ、同様に2つ保留している場合には左の2つのランプだけ、3つ保留している場合には左の3つのランプだけをそれぞれ点灯させ、4つ保留している場合には全てのランプを点灯させる。第2特図保留ランプ118は、保留している第2特図変動遊技の数を示すためのランプであり、本実施例では、第2特図変動遊技を所定数(ここでは4つ)まで保留することを可能としている。例えば、第2特図変動遊技を1つだけ保留している場合には最も左のランプだけを点灯させ、同様に2つ保留している場合には左の2つのランプだけ、3つ保留している場合には左の3つのランプだけをそれぞれ点灯させ、4つ保留している場合には全てのランプを点灯させる。
本実施例2に係るパチンコ機では、第1特図始動口126への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置552を駆動し、所定の個数(本実施例では3個)の球を賞球として貯留皿144に排出するとともに、第1特図表示装置198による第1特図変動遊技を開始する。また、第2特図始動口128への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置552を駆動し、所定の個数(本実施例では5個)の球を賞球として貯留皿144に排出するとともに、第2特図表示装置114による第2特図変動遊技を開始する。
<主制御部タイマ割り込み処理>
次に、図26を用いて、本実施例2に係るパチンコ機の主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割り込み処理について説明する。なお、同図は本実施例2に係る主制御部タイマ割り込み処理の流れを示すフローチャートである。
本実施例2に係る主制御部タイマ割り込み処理は、上記実施例1に係る主制御部タイマ割り込み処理の特図状態更新処理、特図関連抽選処理を、特図1状態更新処理、特図1関連抽選処理、特図2状態更新処理、特図2関連抽選処理に置き換えたものである。
ステップS213の特図1状態更新処理やステップS221の特図2状態更新処理では、特図1または特図2の状態に応じて、上述の特図状態更新処理で説明した各処理を行う。なお、特図1状態更新処理や特図2状態更新処理で行う各処理は、上述の特図状態更新処理で説明した内容の「特図」を、「特図1」や「特図2」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。
ステップS214の特図1関連抽選処理やステップS222の特図2関連抽選処理では、特図1または特図2の状態に応じて、上述の特図関連抽選処理で説明した各処理を行う。なお、特図1関連抽選処理や特図2関連抽選処理で行う各処理は、上述の特図関連抽選処理で説明した内容の「特図」を、「特図1」や「特図2」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。
<入賞受付処理>
次に、図27〜図29を用いて、本実施例2に係る主制御部タイマ割り込み処理における入賞受付処理について説明する。なお、同図は本実施例2に係る入賞受付処理の流れを示すフローチャートである。
本実施例2に係る入賞受付処理は、上記実施例1に係る入賞受付処理の特図に関する入賞受付処理を、特図1および特図2に関する入賞受付処理に置き換えたものである。具体的には、ステップS1101〜S1113では特図1に関する入賞受付処理を、ステップS1121〜S1133では特図2に関する入賞受付処理を行う。なお、特図1および特図2に関する入賞受付処理は、上述の特図に関する入賞受付処理(図7のステップS1101〜S1113)で説明した内容の「特図」を、「特図1」や「特図2」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。
<特図保留増加処理>
次に、図30を用いて、本実施例2に係る特図保留増加処理について説明する。なお、同図は本実施例2に係る特図保留増加処理の流れを示すフローチャートである。
副制御部400は、上述のコマンド記憶領域に記憶している未処理コマンドに特図保留増加コマンドが含まれている場合に、この特図保留処理を行う。ステップS451では、主制御部300から受信した受信情報に基づいて特図1の保留増加情報か否かを判定し、該当する場合(特図1の保留増加情報の場合)にはステップS452に進み、該当しない場合(特図2の保留増加情報の場合)にはステップS453に進む。
ステップS452では、RAM408に設けた特図1用の保留情報記憶領域に、特図1保留情報を追加記憶し、ステップS453では、RAM406に設けた特図2用の保留情報記憶領域に、特図2保留情報を追加記憶する。
ステップS454では、受信情報に事前予告情報が含まれているか否かを判定し、該当する場合はステップS455に進み、該当しない場合はステップS456に進む。ステップS455では、ステップS452で追加記憶した特図1保留情報、またはステップS453で追加記憶した特図2保留情報に、事前予告情報を追加記憶する。
ステップS456では、受信情報に偽事前予告情報が含まれているか否かを判定し、該当する場合はステップS457に進み、該当しない場合は処理を終了する。ステップS457では、ステップS452で追加記憶した特図1保留情報、またはステップS453で追加記憶した特図2保留情報に、偽事前予告情報を追加記憶して処理を終了する。
なお、上述の変動パターン選択処理のステップS501では、この特図保留増加処理のステップS455で記憶した特図1保留情報、またはステップS457で記憶した特図2保留情報を参照し、これらの情報に含まれる事前予告情報または偽事前予告情報を加味して変動パターンを選択するように構成している。
<副制御部のデータテーブル>
次に、図31を用いて、本実施例2に係るパチンコ機の副制御部400のROM406が記憶しているデータテーブルについて説明する。なお、同図は偽連続予告実行判定テーブルの一例を示した図である。
この偽連続予告実行判定テーブルは、残り図柄確定回数と、偽連続予告回数の抽選データを対応付けて記憶したデータテーブルである。詳細は後述するが、副制御部400の基本回路402は、この偽連続予告実行判定テーブルを用いて、残り図柄確定回数、および副制御部400に設けた所定の乱数カウンタから所定のタイミングで取得して得られる偽連続予告実行判定乱数値に基づいて、偽連続予告回数を決定する。
例えば、最も上の行に示される残り図柄確定回数が8、偽連続予告実行判定乱数値が100の場合であれば、100を含む乱数範囲(97〜112)が格納された4行目(最も上の行を含む)が対応関係にあることから、最も右の列の4行目に格納されている4を偽連続予告回数として選択する。また、残り図柄確定回数が5、偽連続予告実行判定乱数値が100の場合であれば、100を含む乱数範囲(74〜117)が格納された3行目(最も上の行を含む)が対応関係にあることから、最も右の列の3行目に格納されている3を偽連続予告回数として選択する。
なお、本実施例では、偽連続予告実行判定乱数値の取り得る数値範囲は0〜127(数値範囲の大きさは128)、最も上の行に示される残り図柄確定回数2、最も右の列に示される偽連続予告回数2に対応する抽選値の範囲は0〜127(数値範囲の大きさは128)であるから、残り図柄確定回数2の場合に偽連続予告回数2を選択する確率は128/128(=100%)である。また、例えば、最も上の行に示される残り図柄確定回数3、最も右の列に示される連続予告回数2に対応する抽選値の範囲は0〜123(数値範囲の大きさは124)であるから、残り図柄確定回数3の場合に偽連続予告回数2を選択する確率は124/128であり、残り図柄確定回数3、偽連続予告回数3に対応する抽選値の範囲は124〜127(数値範囲の大きさは4)であるから、残り図柄確定回数3の場合に偽連続予告回数3を選択する確率は4/128である。
<入賞順変動の一例>
次に、図32を用いて、主制御部300および副制御部400が実行する入賞順変動について説明する。なお、同図は入賞順変動の一例を示した図である。
同図(a)〜(c)に示す変動表示中に、主制御部300が、所定の球検出センサにより第2特図始動口128の入賞(入球)を検出した場合には、保留している第2特図変動遊技の数が所定数(本実施例では4)未満であるため、第2の特図当選乱数値と第2の特図乱数値を取得した後、これらの乱数値をRAM308に設けた第2の乱数値記憶領域のうちの第2特図変動遊技の保留数に基づいて決定される記憶領域に格納する(上記ステップS1121〜S1133)。また、主制御部300は、同図(b)に示すように、第2特図保留ランプ118を用いて、保留している第2特図変動遊技の回数(この例では1回)に対応する数のランプを点灯する。
続いて、主制御部300は、コマンド設定送信処理で一般コマンド特図保留増加設定処理を実行させるために、RAM308に設けた送信情報記憶領域に、特図保留増加を示す情報である0AHを送信情報(一般情報)として追加記憶するとともに、送信情報記憶領域に、保留が増加した特図が特図2であることを示す情報を追加記憶する(上記ステップS1126)。
続いて、主制御部300は、取得した第2の特図当選乱数値が第2図始動口抽選データの数値範囲であり、かつ取得した第2の特図乱数値が移行判定乱数の数値範囲であり、かつ予告抽選乱数カウンタの値が所定の数値範囲(本実施例では0以上15以下)の場合に事前予告情報を予告情報として送信用情報記憶領域に格納する(上記ステップS1128〜S1131)。また、取得した第2の特図当選乱数値が第2特図始動口抽選データの数値範囲外であり、かつ予告抽選乱数カウンタの値が所定の数値範囲(本実施例では0以上1以下)の場合に偽事前予告情報を予告情報として送信用情報記憶領域に格納する(上記ステップS1132〜S1133)。また、送信用情報記憶領域に事前予告情報または偽事前予告情報の一方が格納されない場合には事前予告無情報を予告情報として格納する(上記ステップS1127)。ここで、この例では、主制御部300は、事前予告無情報を予告情報として格納している。
また、主制御部300が、所定の球検出センサにより第1特図始動口126の入賞(入球)を検出した場合には、保留している第1特図変動遊技の数が所定数(本実施例では4)未満であるため、第1の特図当選乱数値と第1の特図乱数値を取得した後、これらの乱数値をRAM308に設けた第1の乱数値記憶領域のうちの第1特図変動遊技の保留数に基づいて決定される記憶領域に格納する(上記ステップS1101〜S1106)。また、主制御部300は、同図(c)に示すように、第1特図保留ランプ199を用いて、保留している第1特図変動遊技の回数(この例では1回)に対応する数のランプを点灯する。
続いて、主制御部300は、コマンド設定送信処理で一般コマンド特図保留増加設定処理を実行させるために、RAM308に設けた送信情報記憶領域に、特図保留増加を示す情報である0AHを送信情報(一般情報)として追加記憶するとともに、送信情報記憶領域に、保留が増加した特図が特図1であることを示す情報を追加記憶する(上記ステップS1107)。
続いて、主制御部300は、取得した第1の特図当選乱数値が第1特図始動口抽選データの数値範囲であり、かつ取得した第1の特図乱数値が移行判定乱数の数値範囲であり、かつ予告抽選乱数カウンタの値が所定の数値範囲(本実施例では0以上15以下)の場合に事前予告情報を予告情報として送信用情報記憶領域に格納する(上記ステップS1108〜S1111)。また、取得した第1の特図当選乱数値が第1特図始動口抽選データの数値範囲外であり、かつ予告抽選乱数カウンタの値が所定の数値範囲(本実施例では0以上1以下)の場合に偽事前予告情報を予告情報として送信用情報記憶領域に格納する(上記ステップS1112〜S1113)。また、送信用情報記憶領域に事前予告情報または偽事前予告情報の一方が格納されない場合には事前予告無情報を予告情報として格納する(上記ステップS1107)。ここで、この例では、主制御部300は、事前予告情報を予告情報として格納している。
主制御部300から特図保留増加コマンドを受信した副制御部400は、上述の特図保留増加処理を実行する。具体的には、副制御部400は、受信情報に特図1の保留増加情報が含まれている場合には、RAM408に設けた特図1用の保留情報記憶領域に、特図1保留情報を追加記憶し、受信情報に特図2の保留増加情報が含まれている場合には、RAM408に設けた特図2用の保留情報記憶領域に、特図2保留情報を追加記憶する(上記ステップS451〜S453)。また、副制御部400は、受信情報に事前予告情報が含まれている場合には、特図1用の保留情報記憶領域に、事前予告情報を追加記憶し、受信情報に偽事前予告情報が含まれている場合には、特図2用の保留情報記憶領域に、偽事前予告情報を追加記憶する(上記ステップS454〜S457)。ここで、この例では、副制御部400は、特図2用の保留情報記憶領域に、特図2保留情報を追加記憶するが、事前予告情報および偽事前予告情報のいずれも追加記憶せず、特図1用の保留情報記憶領域に、特図1保留情報と事前予告情報を追加記憶する。
続いて、主制御部300は、同図(d)に示すように、第2特図表示装置114を用いて、特図2の停止表示を行うとともに、副制御部400に停止開始コマンドを送信する。これにより、副制御部400は、装飾表示装置110を用いて、第2特図変動遊技に基づく装飾図柄の停止表示(この例では、外れに対応する装飾7−装飾7−装飾3の停止表示)を行う。
続いて、主制御部300は、保留している第1特図変動遊技(この例では1回)と、第2特図変動遊技(この例では1回)のうち、先に保留した第2特図変動遊技を優先して(入賞順に)第2特図変動遊技を開始する。具体的には、主制御部300は、同図(e)に示すように、第2特図表示装置114を用いて、特図2の変動表示を行うとともに、副制御部400に回転開始コマンドを送信する。これにより、副制御部400は、装飾表示装置110を用いて、第2特図変動遊技に基づく装飾図柄の変動表示を行う。また、主制御部300は、第2特図保留ランプ118を用いて、保留していた第2特図変動遊技の回数(この例では1回)に対応する数のランプを消灯する。
また、副制御部400は、同図(f)〜(g)に示すように、第2特図変動遊技に基づく装飾図柄の変動表示中に、特図1用の保留情報記憶領域に記憶しておいた事前予告情報に基づいて、次回の第1特図変動遊技の大当たりを示唆するステップアップ予告を行う(すなわち、第2特図変動遊技に基づく特図2および装飾図柄の変動表示中に、第1特図変動遊技の大当たりを示唆する予告を行う)。
続いて、主制御部300は、同図(h)に示すように、第2特図表示装置118を用いて、特図2の停止表示を行うとともに、副制御部400に停止開始コマンドを送信する。これにより、副制御部400は、装飾表示装置110を用いて、第2特図変動遊技に基づく装飾図柄の停止表示(この例では、外れに対応する装飾7−装飾1−装飾3の停止表示)を行う。
続いて、主制御部300は、同図(i)に示すように、第1特図表示装置198を用いて、保留していた第1特図変動遊技に基づく特図1の変動表示を行うとともに、副制御部400に回転開始コマンドを送信する。これにより、副制御部400は、同図(i)〜(k)に示すように、装飾表示装置110を用いて、第1特図変動遊技に基づく装飾図柄の変動表示を行うとともに、特図1用の保留情報記憶領域に記憶しておいた事前予告情報に基づいて、上述のステップアップ予告を行う。
続いて、主制御部300は、同図(l)に示すように、第1特図表示装置198を用いて特図1の停止表示を行うとともに、副制御部400に停止開始コマンドを送信する。これにより、副制御部400は、装飾表示装置110を用いて、第1特図変動遊技に基づく装飾図柄の停止表示(この例では、特別大当たりに対応する装飾7−装飾7−装飾7の停止表示)を行う。
<優先変動(特図1優先)の一例>
次に、図33を用いて、主制御部300および副制御部400が実行する優先変動(特図1優先)について説明する。なお、同図は優先変動(特図1優先)の一例を示した図である。
ここで、図33(a)〜(e)は上記図32(a)〜(e)と、また、図33(i)〜(m)は上記図32(i)〜(m)とほぼ同じであるため、以下、図33(f)〜(h)についてのみ説明する。
この例では、主制御部300は、同図(b)のタイミングで取得した第2の特図当選乱数値が第2特図始動口抽選データの数値範囲であり、かつ取得した第2の特図乱数値が移行判定乱数の数値範囲であり、かつ予告抽選乱数カウンタの値が所定の数値範囲(本実施例では0以上15以下)であるとして、事前予告情報を予告情報として格納する。これにより、副制御部400は、特図2用の保留情報記憶領域に、特図2保留情報を追加記憶するとともに、事前予告情報を追加記憶する。
また、主制御部300は、保留している第1特図変動遊技(この例では1回)と、第2特図変動遊技(この例では1回)のうち、第1特図変動遊技を優先して(特図1優先で)第1特図変動遊技を開始する。具体的には、主制御部300は、同図(e)に示すように、第1特図表示装置198を用いて特図1の変動表示を行うとともに、副制御部400に回転開始コマンドを送信する。これにより、副制御部400は、装飾表示装置110を用いて、第1特図変動遊技に基づく装飾図柄の変動表示を行う。また、主制御部300は、第1特図保留ランプ199を用いて、保留していた第1特図変動遊技の回数(この例では1回)に対応する数のランプを消灯する。
また、副制御部400は、同図(f)〜(g)に示すように、第1特図変動遊技に基づく装飾図柄の変動表示と同時に、特図2用の保留情報記憶領域に記憶しておいた事前予告情報に基づいて、次回の第2特図変動遊技の大当たりを示唆するステップアップ予告を行う(すなわち、第1特図変動遊技に基づく特図1および装飾図柄の変動表示中に、第2特図変動遊技の大当たりを示唆する予告を行う)。
<非同期変動の一例>
次に、図34を用いて、主制御部300および副制御部400が実行する非同期変動について説明する。なお、同図は非同期変動の一例を示した図である。
この例では、主制御部300が、第1特図表示装置198を用いて、特図1の変動表示を行うとともに、副制御部400が、装飾図柄表示装置110の左半分の表示領域を用いて、第1特図変動遊技に基づく装飾図柄の変動表示を行う。また、この第1特図変動遊技に基づく変動表示とは非同期で、主制御部300が、第2特図表示装置118を用いて、特図2の変動表示を行うとともに、副制御部400が、装飾図柄表示装置110の右半分の表示領域を用いて、第2特図変動遊技に基づく装飾図柄の変動表示を行う。
副制御部400は、同図(d)〜(f)に示すように、装飾図柄表示装置110の左半分の表示領域を用いて、第1特図変動遊技に基づく装飾図柄の変動表示を行う一方で、装飾図柄表示装置110の右半分の表示領域を用いて、第2特図変動遊技に基づく装飾図柄の変動表示を行うとともに、特図1用の保留情報記憶領域に記憶しておいた事前予告情報に基づいて、同図(d)の時点で保留した次回の第1特図変動遊技の大当たりを示唆するステップアップ予告を行う(すなわち、第2特図変動遊技に基づく特図2および装飾図柄の変動表示中に、第1特図変動遊技の大当たりを示唆する予告を行う)。なお、同図(f)のタイミングでは、第2特図変動遊技に基づいた装飾表示装置110による装飾図柄の変動表示に関連して表示したキャラクタ画像と、第1特図変動遊技に基づいた装飾表示装置110による装飾図柄の変動表示に関連して表示したキャラクタ画像の両方を同時に表示している。
さらに、同図(h)のタイミングでは、第2特図始動口128に入賞があったことを検出し、第2特図保留ランプ118により保留している第2特図変動遊技の回数が1であることを報知しており、同図(i)では、その保留している第2特図変動遊技に基づく装飾表示装置110による装飾図柄の変動表示を行い、同図(k)でその変動を停止表示している。この同図(i)から同図(k)までの第2特図変動遊技に基づく装飾表示装置110による装飾図柄の変動表示中にも、同図(d)の時点で保留した次回の第1特図変動遊技の大当たりを示唆するステップアップ予告を行っている。この結果、同図(f)、(i)、(j)は、第1特図表示装置198に大当り図柄(特図1)を表示することを事前予告報知するためのステップアップ予告のキャラクタ画像2つを時期を重ならせて表示している。なお、同図(f)、(i)、(j)では、キャラクタ画像の種類を異ならせているが、同一種類のキャラクタ画像を表示させてもよい。また、同図(m)では、第1特図表示装置198に大当り図柄(特図1)を停止表示している。
<優先変動(特図1優先)の他の例>
次に、図35および図36を用いて、主制御部300および副制御部400が実行する優先変動(特図1優先)の他の例について説明する。なお、同図は優先変動(特図1優先)の他の例を示した図である。
図35(a)〜(d)に示すように、主制御部300は、特図1の変動表示中に、所定の球検出センサにより第2特図始動口128の入賞(入球)を検出した場合に、次回の変動表示を待たずに、特図2用の保留情報記憶領域に記憶した事前予告情報に基づいて、上述のステップアップ予告を行う。
また、図36に示す例では、主制御部300は、特図1の変動表示中(最初の入賞に基づく変動とする)に、所定の球検出センサにより第2特図始動口128の入賞(入球)(2番目の入賞とする)を検出し、最初の入賞に基づく特図1の変動表示中に、2番目の入賞により特図2用の保留情報記憶領域に記憶した事前予告情報に基づいて、同図(c)〜(d)に示すように、特図1の変動表示中に次回の第2特図変動遊技の大当たりを示唆するステップアップ予告を行っている。これまでは、事前予告情報を保留情報記憶領域に記憶した次の変動開始時からステップアップ予告としてキャラクタ画像を表示する例を示してきたが、この例では、保留情報記憶領域に事前予告情報、偽事前予告情報を記憶したことを条件に、次の変動開始を待たずに、ステップアップ予告としてのキャラクタ画像の表示を開始している。
さらに、所定の球検出センサにより第1特図始動口126の入賞(入球)(3番目の入賞とする)を検出した場合に、同図(f)〜(g)に示すように、次回の特図1の変動表示中にも、特図2用の保留情報記憶領域に記憶しておいた事前予告情報に基づいて、次回の第2特図変動遊技の大当たりを示唆するステップアップ予告を行う。確定表示がなされていない図柄変動遊技の個数が再度2(2番目の入賞に基づく図柄変動および3番目の入賞に基づく図柄変動)となったことから、残り図柄確定回数として2を用いてステップアップ予告のキャラクタ画像を選択するのではなく、大当りとなる特図変動遊技(ここでは2番目の入賞に基づく図柄変動遊技)の前に、大当りとならない特図変動遊技(ここでは最初の入賞に基づく図柄変動遊技と3番目の入賞に基づく図柄変動遊技)が割り込んだため、特別な画像選択処理により、ステップアップ予告のキャラクタ画像を選択して表示している。
<連続予告シナリテーブル>
次に、図37を用いて、本実施例2に係るパチンコ機の副制御部400のROM406が記憶しているデータテーブルについて説明する。なお、同図(a)は連続予告シナリオ1テーブルの一例を示した図であり、同図(b)は連続予告シナリオ2テーブルの一例を示した図である。
同図(a)に示す連続予告シナリオ1テーブルは、残り事前報知回数(1〜8)と、連続予告登場キャラクタの場面を対応付けて記憶したデータテーブルである。詳細は後述するが、副制御部400の基本回路402は、この連続予告シナリオ1テーブルを用いて、残り事前報知回数に基づいて連続予告登場キャラクタの場面を決定する。
同図(b)に示す連続予告シナリオ2テーブルは、残り事前報知回数(1〜16)と、連続予告登場キャラクタの場面を対応付けて記憶したデータテーブルである。詳細は後述するが、副制御部400の基本回路402は、この連続予告シナリオ2テーブルを用いて、残り事前報知回数に基づいて連続予告登場キャラクタの場面を決定する。
<シナリオタイプの連続予告>
次に、図38、図39を用いて、主制御部300および副制御部400が実行するシナリオタイプの連続予告(特図1優先変動)について説明する。なお、同図はシナリオタイプの連続予告(特図1優先変動)の一例を示した図である。
図38(a)は、保留している第1特図変動遊技の回数が4回、保留している第2特図変動遊技の回数が3回の状態において、主制御部300が、第1特図表示装置198を用いて特図1の変動表示を開始するとともに、副制御部400が、装飾図柄表示装置110を用いて第1特図変動遊技に基づく装飾図柄の変動表示を開始した後に(特図1の変動表示中に)、主制御部300が、所定の球検出センサにより第2特図始動口128の入賞(入球)を検出し、取得した第2の特図当選乱数値が第2特図始動口抽選データの数値範囲であり、かつ取得した第2の特図乱数値が移行判定乱数の数値範囲であり、かつ予告抽選乱数カウンタの値が所定の数値範囲(本実施例では0以上15以下)であるとして、事前予告情報を予告情報として送信用情報記憶領域に格納した例を示している。
また、主制御部300は、第1特図保留ランプ199を用いて、保留している第1特図変動遊技の回数(この例では3回(=4回−1回))に対応する数のランプを点灯するとともに、第2特図保留ランプ118を用いて、保留している第2特図変動遊技の回数(この例では4回(=3回+1回))に対応する数のランプを点灯している。なお、この例では、保留している第1特図変動遊技の回数が3回、保留している第2特図変動遊技の回数が4回、変動表示中の第1特図変動遊技が1回であるため、特図および装飾図柄の停止表示を行っていない第1特図変動遊技および第2特図変動遊技の残り回数(残り図柄確定回数)の初期値は合計で8回である。また、この例では、1回の変動表示ごとに事前報知を1回行うように構成しているため、残り事前報知回数の初期値は8回(=残り図柄確定回数の初期値)である。
この場合、主制御部300から特図保留増加コマンドを受信した副制御部400は、特図2用の保留情報記憶領域に、特図2保留情報を追加記憶するとともに、事前予告情報を追加記憶する。また、副制御部400は、上述の特図1保留情報および特図2保留情報に基づいて残り図柄確定回数(この例では8回)を取得して残り事前報知回数を算出するとともに、上記図36(a)に示す連続予告シナリオ1テーブルを参照し、残り事前報知回数(この例では8回)に対応する連続予告シナリオの場面(この例では、全員互角)を取得する。
続いて、副制御部400は、特図2用の保留情報記憶領域に記憶しておいた事前予告情報に基づいて、保留している第1特図変動遊技の回数が4回、保留している第2特図変動遊技の回数が3回のタイミングで入賞した第2特図変動遊技の大当たりを示唆するシナリオタイプの連続予告を開始する。このシナリオタイプの連続予告では、副制御部400は、装飾図柄の変動表示を開始するタイミングで、残り事前報知回数に対応する連続予告シナリオの場面を連続予告シナリオ1テーブルから取得し、取得した場面を順次、装飾図柄表示装置110に表示することによって、悪代官、商人、殿の3つのキャラクタが徒競争を行う様子を表示する。
具体的には、副制御部400は、最初に保留した第1特図変動遊技に基づいて装飾図柄の変動表示を開始するタイミングで、残り事前報知回数が8回に対応する連続予告シナリオの場面である「全員互角」を連続予告シナリオテーブルから取得し、同図(a)に示すような全員互角の場面(悪代官、商人、殿の3つのキャラクタが徒競争で互角の勝負を繰り広げている場面)を、第1特図変動遊技に基づく装飾図柄の変動表示中および変動停止時に装飾図柄表示装置110に表示する。続いて、副制御部400は、2番目に保留した第1特図変動遊技に基づいて装飾図柄の変動表示を開始するタイミングで、残り事前報知回数が7回に対応する連続予告シナリオの場面である「悪代官リード」を連続予告シナリオ1テーブルから取得し、同図(b)に示すような悪代官リードの場面(悪代官、商人、殿の3つのキャラクタのうち悪代官が徒競争でリードしている場面)を、第1特図変動遊技に基づく装飾図柄の変動表示中および変動停止時に装飾図柄表示装置110に表示する。続いて、副制御部400は、3番目に保留した第1特図変動遊技に基づいて装飾図柄の変動表示を開始するタイミングで、残り事前報知回数が6回に対応する連続予告シナリオの場面である「悪代官大きくリード」を連続予告シナリオ1テーブルから取得し、同図(c)に示すような悪代官大きくリードの場面(悪代官、商人、殿の3つのキャラクタのうち悪代官が徒競争で大きくリードしている場面)を、第1特図変動遊技に基づく装飾図柄の変動表示中および変動停止時に装飾図柄表示装置110に表示する。続いて、副制御部400は、最後に保留した第1特図変動遊技に基づいて装飾図柄の変動表示を開始するタイミングで、残り事前報知回数が5回に対応する連続予告シナリオの場面である「商人追い上げ」を連続予告シナリオ1テーブルから取得し、同図(d)に示すような商人追い上げの場面(悪代官、商人、殿の3つのキャラクタのうち商人が徒競争で追い上げている場面)を、第1特図変動遊技に基づく装飾図柄の変動表示中および変動停止時に装飾図柄表示装置110に表示する。
続いて、副制御部400は、最初に保留した第2特図変動遊技に基づいて装飾図柄の変動表示を開始するタイミングで、残り事前報知回数が4回に対応する連続予告シナリオの場面である「商人リード」を連続予告シナリオ1テーブルから取得し、図39(a)に示すような商人リードの場面(悪代官、商人、殿の3つのキャラクタのうち商人が徒競争でリードしている場面)を、第2特図変動遊技に基づく装飾図柄の変動表示中および変動停止時に装飾図柄表示装置110に表示する。続いて、副制御部400は、2番目に保留した第2特図変動遊技に基づいて装飾図柄の変動表示を開始するタイミングで、残り事前報知回数が3回に対応する連続予告シナリオの場面である「殿追い上げ」を連続予告シナリオ1テーブルから取得し、同図(b)に示すような殿リードの場面(悪代官、商人、殿の3つのキャラクタのうち殿が徒競争で追い上げている場面)を、第2特図変動遊技に基づく装飾図柄の変動表示中および変動停止時に装飾図柄表示装置110に表示する。続いて、副制御部400は、3番目に保留した第2特図変動遊技に基づいて装飾図柄の変動表示を開始するタイミングで、残り事前報知回数が2回に対応する連続予告シナリオの場面である「殿リード」を連続予告シナリ1オテーブルから取得し、同図(c)に示すような殿リードの場面(悪代官、商人、殿の3つのキャラクタのうち殿が徒競争でリードしている場面)を、第2特図変動遊技に基づく装飾図柄の変動表示中および変動停止時に装飾図柄表示装置110に表示する。続いて、副制御部400は、最後に保留した第2特図変動遊技(特別大当たりに当選した第2特図変動遊技)に基づいて装飾図柄の変動表示を開始するタイミングで、残り事前報知回数が1回に対応する連続予告シナリオの場面である「殿勝利」を連続予告シナリオ1テーブルから取得し、同図(d)に示すような殿リードの場面(悪代官、商人、殿の3つのキャラクタのうち殿が徒競争で勝利した場面)を、第2特図変動遊技に基づく装飾図柄の変動表示中に装飾図柄表示装置110に表示する。なお、副制御部400は、最後に保留した第2特図変動遊技では、特別大当たりに対応する装飾図柄の組み合わせ(この例では、装飾3−装飾3−装飾3)の停止表示を行い、その他の特図変動遊技では、外れに対応する装飾図柄の組み合わせの停止表示を行う。
<キャラクタ連続予告>
次に、図40および図41を用いて、主制御部300および副制御部400が実行するキャラクタ連続予告(特図1優先変動)について説明する。なお、同図はキャラクタ連続予告(特図1優先変動)の一例を示した図である。
図40(a)は、保留している第1特図変動遊技の回数が4回、保留している第2特図変動遊技の回数が3回の状態において、主制御部300が、第1特図表示装置198を用いて特図1の変動表示を開始するとともに、副制御部400が、装飾図柄表示装置110を用いて第1特図変動遊技に基づく装飾図柄の変動表示を開始した後に(特図1の変動表示中に)、主制御部300が、所定の球検出センサにより第2特図始動口128の入賞(入球)を検出し、取得した第2の特図当選乱数値が第2特図始動口抽選データの数値範囲であり、かつ取得した第2の特図乱数値が移行判定乱数の数値範囲であり、かつ予告抽選乱数カウンタの値が所定の数値範囲(本実施例では0以上15以下)であるとして、事前予告情報を予告情報として送信用情報記憶領域に格納した例を示している。
また、主制御部300は、第1特図保留ランプ199を用いて、保留している第1特図変動遊技の回数(この例では3回(=4回−1回))に対応する数のランプを点灯するとともに、第2特図保留ランプ118を用いて、保留している第2特図変動遊技の回数(この例では4回(=3回+1回))に対応する数のランプを点灯している。なお、この例では、保留している第1特図変動遊技の回数が3回、保留している第2特図変動遊技の回数が4回、変動表示中の第1特図変動遊技が1回であるため、特図および装飾図柄の停止表示を行っていない第1特図変動遊技および第2特図変動遊技の残り回数(残り図柄確定回数)は合計で8回である。また、この例では、1回の図柄変動表示ごとに事前報知を2回行うように構成しているため、残り事前報知回数の初期値は16回(=残り図柄確定回数の初期値×2)である。
この場合、主制御部300から特図保留増加コマンドを受信した副制御部400は、特図2用の保留情報記憶領域に、特図2保留情報を追加記憶するとともに、事前予告情報を追加記憶する。また、副制御部400は、上述の特図1保留情報および特図2保留情報に基づいて残り図柄確定回数(この例では8回)を取得して残り事前報知回数を算出するとともに、上記図37(b)に示す連続予告シナリオ2テーブルを参照し、残り事前報知回数(この例では16回)に対応する連続予告登場キャラクタを取得する。
続いて、副制御部400は、特図2用の保留情報記憶領域に記憶しておいた事前予告情報に基づいて、保留している第1特図変動遊技の回数が4回、保留している第2特図変動遊技の回数が3回のタイミングで入賞した第2特図変動遊技の大当たりを示唆するキャラクタ連続予告を開始する。このキャラクタ連続予告では、副制御部400は、装飾図柄の変動表示を開始するタイミングで、残り事前報知回数に対応する連続予告登場キャラクタを連続予告シナリオ2テーブルから取得し、取得したキャラクタを順次、装飾図柄表示装置110に表示する。
具体的には、副制御部400は、最初に保留した第1特図変動遊技に基づいて装飾図柄の変動表示を開始するタイミングで、残り事前報知回数が16回に対応する連続予告登場キャラクタを連続予告シナリオ2テーブルから取得し、図40(a)左側に示すようなキャラクタの画像を、第1特図変動遊技に基づく装飾図柄の変動表示中に装飾図柄表示装置110に表示した後、残り事前報知回数が15回に対応する連続予告登場キャラクタを連続予告シナリオ2テーブルから取得し、同図(a)中央に示すようなキャラクタの画像を、第1特図変動遊技に基づく装飾図柄の変動表示中に装飾図柄表示装置110に表示する。
続いて、副制御部400は、2番目に保留した第1特図変動遊技に基づいて装飾図柄の変動表示を開始するタイミングで、残り事前報知回数が14回に対応する連続予告登場キャラクタを連続予告シナリオ2テーブルから取得し、同図(b)左側に示すようなキャラクタの画像を、第1特図変動遊技に基づく装飾図柄の変動表示中に装飾図柄表示装置110に表示した後、残り事前報知回数が13回に対応する連続予告登場キャラクタを連続予告シナリオ2テーブルから取得し、同図(b)中央に示すようなキャラクタの画像を、第1特図変動遊技に基づく装飾図柄の変動表示中に装飾図柄表示装置110に表示する。
以下同様に、残り事前報知回数が12回〜3回に対応する連続予告登場キャラクタを連続予告シナリオ2テーブルから取得し、取得したキャラクタの画像を、第1特図変動遊技または第2特図変動遊技に基づく装飾図柄の変動表示中に装飾図柄表示装置110に表示する。
続いて、副制御部400は、最後に保留した第2特図変動遊技では、残り事前報知回数が2回に対応する連続予告登場キャラクタを連続予告シナリオ2テーブルから取得し、図41(d)左側に示すようなキャラクタの画像を、第2特図変動遊技に基づく装飾図柄の変動表示中に装飾図柄表示装置110に表示した後、残り事前報知回数が1回に対応する連続予告登場キャラクタを連続予告シナリオ2テーブルから取得し、同図(d)中央に示すようなキャラクタの画像を、第2特図変動遊技に基づく装飾図柄の変動表示中に装飾図柄表示装置110に表示する。そして、最後に、特別大当たりに対応する装飾図柄の組み合わせ(この例では、装飾3−装飾3−装飾3)の停止表示を行う。
以上説明したように、本実施例2に係るパチンコ機は、前記図柄表示手段を複数備え(例えば、第1特図始動口126、第2特図始動口128)、前記予告報知手段は、複数の前記図柄表示手段のうちの第1の図柄表示手段(例えば、第2特図表示装置114)が前記特定の図柄態様を停止表示する場合に、複数の前記図柄表示手段のうちの第2の図柄表示手段(例えば、第1特図表示装置198)が図柄を変動表示中に前記予告報知(例えば、事前予告)を行うことを特徴とする、遊技台である。
本実施例2に係るパチンコ機によれば、遊技者にとって有利な情報を事前に遊技者に報知することができるため、遊技性を高め、遊技者の遊技意欲を持続させることができる場合がある。
また、前記第1の図柄表示手段が変動表示を開始するよりも前に前記予告報知をおこなうように構成してもよい。このような構成とすれば、遊技者にとって有利な情報をいち早く遊技者に報知することができるため、遊技性を高め、遊技者の遊技意欲を持続させることができる場合がある。
また、前記所定の始動口のうちの第2の始動口に遊技球が入賞し、かつ第2の図柄変動開始条件が成立している場合に、前記第2の図柄表示手段による図柄の変動表示を開始するように構成し、前記第2の変動開始禁止条件が成立している状態で前記第2の始動口に遊技球が入賞した場合に、該第2の変動開始禁止条件が未成立な状態に変化してから前記第2の図柄表示手段による図柄の変動表示を開始するための第2の始動情報を所定個数まで記憶可能な第2の始動記憶手段と、前記第2の変動開始禁止条件が未成立な場合に、前記第2の始動記憶手段が記憶している前記第2の始動情報を用いて前記第2の図柄表示手段による図柄の変動表示を開始した場合には、その第2の始動情報が記憶されていない状態に前記第2の始動記憶手段を設定する第2の始動記憶管理手段と、をさらに備え、前記第2の図柄表示手段が特定の図柄態様以外の図柄態様を停止表示させた場合に、前記第1の変動開始禁止条件を成立させたまま前記第2の変動開始禁止条件を未成立な状態に変化させ、前記予告報知の時期と少なくとも一部が重なった前記第2の図柄表示手段による図柄の変動表示中における前記第2の始動口への遊技球の入賞に基づいて開始した前記第2の図柄表示手段による図柄の変動表示中にも、前記予告報知をおこなうように構成してもよい。このような構成とすれば、遊技性を高め、遊技者の遊技意欲を持続させることができる場合がある。
また、前記第1の図柄表示手段による図柄の変動表示を演出する演出表示と前記第2の図柄表示手段による図柄の変動表示を演出する演出表示の両方をおこなう演出表示手段を、さらに備え、前記演出表示手段は、前記第2の図柄表示手段による図柄の変動表示の演出表示中に特定の演出表示をすることで前記予告報知をおこなうように構成してもよい。このような構成とすれば、特定の演出表示を表示するか否かについて遊技者の関心を高めることができるため、遊技性を高め、遊技者の遊技意欲を持続させることができる場合がある。
また、前記演出表示手段は、前記第1の図柄表示手段が図柄の変動表示を行なっている場合には、演出表示として所定の図柄の変動表示をおこなうとともに、前記第2の図柄表示手段が図柄の変動表示を行なっている場合には、演出表示として所定の図柄の変動表示をおこなうように構成しており、前記第1の図柄表示手段が前記特定の図柄態様を停止表示する場合と前記第2の図柄表示手段が前記特定の図柄態様を停止表示する場合の両方で、前記演出表示手段が前記図柄の変動表示後に特別な図柄態様を停止表示し、前記演出表示手段は、前記所定の図柄の変動表示の他に、前記演出表示として該所定の図柄の変動表示を演出する装飾演出表示をおこない、前記演出表示手段は、前記特定の演出表示を装飾演出表示の一部としておこなうように構成してもよい。このような構成とすれば、特定の演出表示を表示するか否かについて遊技者の関心を高めることができるため、遊技性を高め、遊技者の遊技意欲を持続させることができる場合がある。
また、前記演出表示手段は、前記特定の演出表示を前記所定の図柄の変動表示の一部としておこなうように構成してもよい。このような構成とすれば、遊技者の関心を高めることができるため、遊技性を高め、遊技者の遊技意欲を持続させることができる場合がある。
なお、上記実施例では、特図1を特図2よりも優先して変動させる例を示したが、本発明はこれに限定されず、特図2を特図1よりも優先して変動させてもよい。図42は他の実施例に係る主制御部タイマ割り込み処理の一例を示した図である。この主制御部タイマ割り込み処理は、上記実施例2に係る主制御部タイマ割り込み処理における特図1に関する処理と特図2に関する処理を入れ替えて、特図2に関する処理を優先して実行するように構成したものである。また、このように特図2を優先変動させる場合、上記実施例2で示した入賞受付処理の一部を、例えば、図43に示した処理に置き換えてもよい。なお、図43は他の例に係る入賞受付処理の一部を示した図である。この入賞受付処理のステップS1114では、高確率状態の場合(上述の確変フラグがオンの場合)に、特図2よりも優先順位が低い特図1に基づく事前予告を行わず、高確率状態でない場合(上述の確変フラグがオフの場合)にのみ、特図2よりも優先順位が低い特図1に基づく事前予告を行うように構成している。
これらの主制御部タイマ割り込み処理や入賞受付処理は、例えば、特図1、特図2ともに1/400で大当たり(特定の図柄態様の表示)、大当たりの70/100で確変(大当たり後に特図大当たり高確率状態)、大当たりの30/100で時短(大当たり後に時短遊技)、特図1、特図2ともに大当たり中は15R継続、特図1は大当たり+確変の場合は、大当たり中15R大入賞口開放の確率が1/100、大当たり中2R大入賞口開放の確率が69/100、特図2は大当たり+確変の場合は、大当たり中15R大入賞口開放の確率が69/100、大当たり中2R大入賞口開放の確率が1/100に設定され、大当たり(2R大入賞口開放)+確変を第1の大当たり、大当たり(15R大入賞口開放)+確変を第1の大当たりより有利な第2の大当たりとすると、特図1は第1の大当たりになりやすく、特図2は第2の大当たりになりやすいように構成しているパチンコ機に特に好適である。なお、第1の大当たりと該第1の大当たりよりも遊技者に有利な第2の大当たりの例であり、どのような構成であってもよい。
このように、第1の始動口に遊技球が入賞した場合に、図柄の変動表示を開始する第1の図柄表示手段と、第2の始動口に遊技球が入賞した場合に、図柄の変動表示を開始する第2の図柄表示手段と、備えた遊技台であって、前記第1の図柄表示手段または前記第2の図柄表示手段が停止表示した図柄態様が特定の図柄態様である場合に、特別遊技状態を開始する特別遊技状態開始手段と、前記第2の始動口の遊技球の進入部の大きさを第1の大きさから該第1の大きさより大きい第2の大きさに変化させることに関連して該第2の始動口への遊技球の入賞率を変化させることが可能であり、遊技状態が第1の遊技状態中は、前記第2の始動口への遊技球の入賞率が第1の入賞率であり、前記遊技状態が第2の遊技状態中は、前記第2の始動口への遊技球の入賞率が前記第1の入賞率より高い第2の入賞率となるように制御する制御手段と、前記第1の図柄表示手段が前記特定の図柄態様を停止表示する場合に、前記第2の図柄表示手段が図柄を変動表示中に、前記第1の図柄表示手段が前記特定の図柄態様を停止表示することを遊技者に所定の予告確率で予告報知するように制御する予告制御手段と、をさらに備え、前記第1の遊技状態中における前記予告確率よりも前記第2の遊技状態中における前記予告確率の方が低くなるように構成してもよい。このような構成とすれば、遊技者にとって有利な情報を事前に遊技者に報知することができる上に、予告報知の回数に応じて遊技者は有利な状態となるか否かについて予想をすることができ、遊技演出を多彩にすることができる。そのため、遊技性を高め、遊技者の遊技意欲を持続させることができる場合がある。
また、図44はさらに他の例に係る入賞受付処理の一部を示した図である。この入賞受付処理のステップS1114では、高確率状態の場合(上述の確変フラグがオンの場合)に、偽事前予告を行わず、高確率状態でない場合(上述の確変フラグがオフの場合)にのみ、偽事前予告を行うように構成している。
また、以下の構成を採用することもできる。(1)第1の始動口に遊技球が入賞した場合に、図柄の変動表示を開始する第1の図柄表示手段と、第2の始動口に遊技球が入賞した場合に、図柄の変動表示を開始する第2の図柄表示手段と、備えた遊技台であって、前記第1の図柄表示手段または前記第2の図柄表示手段が停止表示した図柄態様が特定の図柄態様である場合に、特別遊技状態を開始する特別遊技状態開始手段と、前記第2の始動口の遊技球の進入部の大きさを第1の大きさから該第1の大きさより大きい第2の大きさに変化させることに関連して該第2の始動口への遊技球の入賞率を変化させることが可能であり、遊技状態が第1の遊技状態中は、前記第2の始動口への遊技球の入賞率が第1の入賞率であり、前記遊技状態が第2の遊技状態中は、前記第2の始動口への遊技球の入賞率が前記第1の入賞率より高い第2の入賞率となるように制御する制御手段と、前記第1の図柄表示手段が前記特定の図柄態様を停止表示すると判定されていない場合に、前記第2の図柄表示手段が図柄を変動表示中に、前記第1の図柄表示手段が前記特定の図柄態様を停止表示すると遊技者に所定の偽予告確率で偽予告報知するように制御する偽予告制御手段と、をさらに備え、前記第1の遊技状態中における前記予告確率よりも前記第2の遊技状態中における前記予告確率の方が低くなるように構成したことを特徴とする遊技台。
(2)前記第1の始動口に遊技球が入賞し、かつ第1の変動開始禁止条件が成立していない場合に、前記第1の図柄表示手段による図柄の変動表示を開始するように構成し、前記第1の変動開始禁止条件が成立している状態で前記第1の始動口に遊技球が入賞した場合に、該第1の変動開始禁止条件が未成立な状態に変化してから前記第1の図柄表示手段による図柄の変動表示を開始するための第1の始動情報を、所定個数まで記憶可能な第1の始動記憶手段と、前記第2の始動口に遊技球が入賞し、かつ第2の変動開始禁止条件が成立していない場合に、前記第2の図柄表示手段による図柄の変動表示を開始するように構成し、前記第2の変動開始禁止条件が成立している状態で前記第2の始動口に遊技球が入賞した場合に、第2の変動開始禁止条件が未成立な状態に変化してから前記第2の図柄表示手段による図柄の変動表示を開始するための第2の始動情報を、所定個数まで記憶可能な第2の始動記憶手段と、前記第1の変動開始禁止条件には、前記第2の始動記憶手段に前記第2の始動情報が記憶されていないことを含むことで、前記第2の図柄表示手段による図柄の変動の開始を、前記第1の図柄表示手段による図柄の変動の開始よりも優先することを特徴とする、前記(1)に記載の遊技台。
(3)前記第1の始動情報のうちの1部または全部を構成する図柄態様決定用情報が特定の図柄態様決定用情報である場合に、前記予告報知をおこなうことを特徴とする、前記(2)に記載の遊技台。
(4)前記第2の始動情報のうちの1部または全部を構成する図柄態様決定用情報が特定の図柄態様決定用情報である場合に、前記予告報知をおこなうことを特徴とする、前記(1)〜(3)のいずれかに記載の遊技台。
(5)前記第1の始動情報のうちの1部または全部を構成する図柄態様決定用情報が特定の図柄態様決定用情報ではなく、特定の条件が成立した場合に前記偽予告報知をおこなうことを特徴とする、前記(1)〜(4)のいずれかに記載の遊技台。
(6)前記第2の始動情報のうちの1部または全部を構成する図柄態様決定用情報が特定の図柄態様決定用情報ではなく、特定の条件が成立した場合に前記偽予告報知をおこなうことを特徴とする、前記(1)〜(5)のいずれかに記載の遊技台。
(7)遊技球が進入可能な進入口の大きさを第1の大きさから該第1の大きさよりも大きい第2の大きさに変化させることが可能な特定の可変入賞口を遊技領域に備え、前記特定の可変入賞口の進入口の大きさを前記第1の大きさから前記第2の大きさに前記特別遊技状態中に変化させることを特徴とする、前記(1)〜(6)のいずれかに記載の遊技台。
(8)所定のシナリオのうちの第1の状況を示す第1の画像と該第1の状況よりも前記シナリオに沿って進行した第2の状況を示す第2の画像を表示可能に構成し、前記第1の図柄表示手段が前記特定の図柄態様を停止表示することとなる図柄の変動開始よりも前に前記第2の図柄表示手段と前記第1の図柄表示手段のうちの一方による図柄の変動表示中に、前記予告報知として前記第1の画像を表示し、かつ前記一方の図柄表示手段が停止表示した後で変動を開始した他方の図柄表示手段による図柄の変動表示中に、前記予告報知として前記第2の画像を表示することを特徴とする、前記(1)〜(7)のいずれかに記載の遊技台。
(9)前記第1の図柄表示手段が前記特定の図柄態様を停止表示することとなる図柄の変動開始よりも前に前記第1の図柄表示手段と前記第2の図柄表示手段のうちの一方による図柄の変動表示中に、前記予告報知として特定の画像を表示し、かつ他方の図柄表示手段による図柄の変動表示中にも前記予告報知として前記特定の画像を表示することを特徴とする、前記(1)〜(8)のいずれかに記載の遊技台。
(10)複数のキャラクタ画像のうち第1のキャラクタ画像を表示した後で第2のキャラクタ画像を表示可能に構成し、前記第1の図柄表示手段が前記特定の図柄態様を停止表示することとなる図柄の変動開始よりも前に前記第1の図柄表示手段と前記第2の図柄表示手段のうちの一方による図柄の変動表示中に、前記予告報知として前記第1のキャラクタ画像を表示し、かつ前記一方の図柄表示手段が停止表示した後で変動を開始した他方の図柄表示手段による図柄の変動表示中に、前記予告報知として前記第2のキャラクタ画像を表示することを特徴とする、前記(1)〜(9)のいずれかに記載の遊技台。
(11)第1の画像と該第1の画像と大きさが異なる第2の画像を表示可能に構成し、前記第1の図柄表示手段が前記特定の図柄態様を停止表示することとなる図柄の変動開始よりも前に前記第1の図柄表示手段と前記第2の図柄表示手段のうちの一方による図柄の変動表示中に、前記予告報知として前記第1の画像を表示し、かつ他方の図柄表示手段による図柄の変動表示中に、前記予告報知として前記第2の画像を表示することを特徴とする、前記(1)〜(10)のいずれかに記載の遊技台。
(12)前記第1の図柄表示手段による図柄の変動表示を演出する演出表示と前記第2の図柄表示手段による図柄の変動表示を演出する演出表示の両方をおこなう演出表示手段を備え、前記演出表示手段は、前記第2の図柄表示手段による図柄の変動表示の演出表示中に特定の演出表示をすることで前記予告報知をおこなうことを特徴とする、前記(1)〜(11)のいずれかに記載の遊技台。
(13)前記演出表示手段は、前記第1の図柄表示手段が図柄の変動表示を行なっている場合には、演出表示として所定の図柄の変動表示をおこなうとともに、前記第2の図柄表示手段が図柄の変動表示を行なっている場合には、演出表示として所定の図柄の変動表示をおこなうように構成しており、前記第1の図柄表示手段が前記特定の図柄態様を停止表示する場合と前記第2の図柄表示手段が前記特定の図柄態様を停止表示する場合の両方で、前記演出表示手段が前記図柄の変動表示後に特別な図柄態様を停止表示し、前記演出表示手段は、前記所定の図柄の変動表示の他に、前記演出表示として該所定の図柄の変動表示を演出する装飾演出表示をおこない、前記演出表示手段は、前記特定の演出表示を装飾演出表示の一部としておこなうことを特徴とする、前記(12)に記載の遊技台。
(14)前記演出表示手段は、前記特定の演出表示を前記所定の図柄の変動表示の一部としておこなうことを特徴とする、前記(12)または(13)に記載の遊技台。
(15)前記第1の図柄表示手段が前記特定の図柄態様を停止表示する場合に、前記第2の図柄表示手段が図柄を変動表示中に、前記第1の図柄表示手段が前記特定の図柄態様を停止表示することを遊技者に特別な予告態様により所定の特別予告確率で特別予告報知するように制御する特別予告制御手段と、をさらに備え、前記第1の遊技状態中における前記特別予告確率よりも前記第2の遊技状態中における前記特別予告確率の方が高くなるように構成し、前記特別な予告態様は、遊技者に遊技球の発射を止めることを勧める報知を含むことを特徴とする、前記(1)〜(14)のいずれかに記載の遊技台。このような構成によれば、前記第2の始動口への入賞を止めて、すなわち図柄の変動開始の優先度が高い第2の図柄表示手段による図柄の変動を止めさせて、前記第1の図柄表示手段による図柄の変動の開始を早め、これにより特定の図柄態様が表示されるまでの時間を早めることができる。例えば、第1の始動口に遊技球が入賞したことに基づいて取得した大当たり判定用乱数が大当たり判定値の範囲内の場合であり、その第1の始動口に遊技球の入賞に基づく図柄の変動表示を第1の図柄表示手段が開始するよりも前に、LCDに「遊技球の発射を中止して下さい」と表示することで、保留中の第2の図柄表示手段による図柄の変動遊技を順番に開始および終了させることを促し、その第1の始動口への遊技球の入賞に基づく図柄の変動表示を第1の図柄表示手段が開始できるようにする。第1の遊技状態中は第2の始動口があまり開放しないためにあまりこの発射停止示唆表示を行なう必要がないが、第2の遊技状態中は第2の始動口への遊技球の入賞が立て続けに行なわれることで、第2の図柄表示手段による図柄の変動表示がどんどん割り込んでしまい、第1の図柄表示手段による図柄の変動表示がどんどん先送りされてしまう。そのため第2の遊技状態中に第1の図柄表示手段に特定の図柄態様を停止表示することが事前に判定されている場合には、上述の発射停止示唆表示を行なって第2の始動口に遊技球が入賞することを防止し、第1の図柄表示手段による図柄の変動表示を早く開始することで、遊技者に対して大当たり遊技を開始する時期を早められる場合がある。
なお、前記(1)〜(15)における「予告報知」を「偽予告報知」に置き換えた構成を採用することもできる。
また、本実施例では、偽事前予告を含む事前予告を行なうか否かの判定を主制御部300が決定(S1107〜S1113、S1127〜S1133)し、事前予告の内容(実施例では事前予告を継続する回数)は副制御部400で決定するように構成したが、これに限定されず、どの制御部で予告の有無、内容などを決定しても良い。また、事前予告の内容として、実施例では事前予告を継続する回数を例にしたが、これだけに限定されず、大当りとなる図柄変動遊技(第1特図表示装置198に特図A、特図Bが停止表示されることとなる図柄変動、第2特図表示装置114に特図A、特図Bが停止表示されることとなる図柄変動)とは別の変動表示中におこなう事前予告のためのキャラクタ画像など演出画像の種類や事前予告の開始時期、終了時期などであってもよい。また、キャラクタ画像、演出画像、シナリオの場面などは静止画像であってもよいし、動画像であってもよい。
また、特別遊技状態として遊技者に有利な第1の特別遊技状態と第2の特別遊技状態を備え、第1特図表示装置198、第2特図表示装置114の一方に第1の特定の図柄態様(例えば7セグメントLEDに"7")を停止表示した場合に第1の特別遊技状態を開始し、第1特図表示装置198、第2特図表示装置114の一方に第2の特定の図柄態様(例えば7セグメントLEDに"4")を停止表示した場合に第1の特別遊技状態を開始するように構成してもよい。また、例えば、第1の特別遊技状態は、可変入賞口130を第1の回数(例えば15回)開閉動作を行う大当たり遊技であり、第2の特別遊技状態は、可変入賞口130を第1の回数より少ない第2の回数(例えば1回、2回など)開閉動作を行う大当たり遊技としてもよい。
また、他には、第1の特別遊技状態は、可変入賞口130の1または複数回の開放動作における最大開放期間の和が第1の期間(例えば450秒)である大当たり遊技であり、第2の特別遊技状態は、可変入賞口130の1または複数回の開放動作における最大開放期間の和が第1の期間より短い第2の回数(例えば2秒など)である大当たり遊技としてもよい。また、他には、第1の特別遊技状態は、可変入賞口130の1または複数回の開放動作における入賞可能数の期待値の和が第1の期待値(例えば150球)である大当たり遊技であり、第2の特別遊技状態は、可変入賞口130の1または複数回の開放動作における入賞可能数の期待値の和が第1の期待値よりも低い第2の期待値(例えば2球)である大当たり遊技としてもよい。ここで、期待値の算出は、1分間に遊技領域に発射される遊技球の球数、可変入賞口130の進入口の大きさ、可変入賞口130の開放時間などから算出してもよい。
また、可変入賞口130は一つとは限らず、複数であってもよい。上述の第1の特別遊技状態を進入口の大きさが第1の大きさである可変入賞口が開放する大当り遊技であり、上述の第2の特別遊技状態を進入口の大きさが第1の大きさよりも小さい第2の大きさである可変入賞口が開放する大当りとしてもよい。この例のように可変入賞口への遊技球の入賞しやすさによって遊技者に有利な第1の可変入賞口と第1の可変入賞口よりも遊技者に不利な可変入賞口を遊技領域に設けても良い。遊技球の入賞のしやすさでは、遊技領域における可変入賞口の位置によって、第1の可変入賞口と第2入賞口に対応づけてもよい。例えば遊技領域における所定の領域(例えば第1の始動口、第2の始動口など)を狙って遊技者が発射している場合に、落下してくる遊技球が平均して第1の数である第1の領域に設けた可変入賞口を第1の可変入賞口とし、落下してくる遊技球が平均して該第1の数よりも少ない第2の数である第2の領域に設けた可変入賞口を第2の可変入賞口としてもよい。
また、これら複数の可変入賞口も含めて考えると、第1の特別遊技状態は、遊技者に有利な第1の可変入賞口が開閉動作する回数が1または複数回開閉動作する大当たり遊技とし、第2の特別遊技状態は、第1の可変入賞口よりも遊技者に不利な第2の可変入賞口が開閉動作する回数が1または複数回開閉動作する大当たり遊技としてもよい。
また、上述の例では、特別遊技状態として、遊技者に有利な第1の特別遊技状態(例えば大当たり遊技の終了後に遊技状態が高確率状態に移行する大当り)と、該第1の特別遊技状態よりも遊技者に不利な第2の特別遊技状態(例えば大当たり遊技の終了後に遊技状態が高確率状態に移行しない大当り)を搭載し、該第1の特別遊技状態を開始することが事前に決定している場合の方が、該第2の特別遊技状態を開始することが事前に決定している場合よりも高い確率で予告報知をおこなうように構成している。すなわち特別遊技状態になることが事前に分かっている場合のうち、第1の特別遊技状態になることが事前に判定された場合に予告報知を行なうと選択する確率は(S1110より16/128)であり、第2の特別遊技状態になることが事前に判定された場合に予告報知を行なうと選択する確率はゼロ(S1109)としている。
また、上述した大当たり遊技中の可変入賞口の開放時間の違いなどにより、第2の特別遊技状態と該第2の特別遊技状態よりも遊技者に有利な第1の特別遊技状態を備え、事前予告報知をおこなうと選択する確率に違いをつけても良い。
また、大当りとなる図柄変動遊技の前に、大当りとなる図柄変動遊技が割り込んだ場合にも、その割り込んだ図柄変動遊技を演出する演出表示に含めて表示する事前予告の内容を選択する特別な演出選択処理について、必ずしも特別な演出選択処理が何らかの事前予告の内容を選択するだけではなく、所定の条件の成立によっては事前予告を行なわないようにしてもよい。
また、遊技者に有利な順に第1の大当たり(上述の第1の特別遊技状態)、該第1の大当たりよりも遊技者に不利な第2の大当り(上述の第2の特別遊技状態)、該第2の大当りよりも遊技者に不利な第3の大当り(第3の特別遊技状態と呼ぶ)のいずれかを特別遊技状態開始手段が実行可能に構成し、第1の大当りを開始することなる図柄変動遊技の前に、第2の大当りを開始することとなる図柄変動遊技が割り込んだ場合と、第1の大当りを開始することなる図柄変動遊技の前に、第3の大当りを開始することとなる図柄変動遊技が割り込んだ場合と、では上述の特別な演出選択処理が特定の事前予告を選択する確率を異ならせても良い。ここで特定の事前予告は、上述の第1の大当りを開始することが事前に判定されている場合に、所定の事前予告よりも事前予告の内容として選択される確率が高い事前予告としてもよい。また、特定の事前予告は、上述の第2の大当りを開始することが事前に判定されている場合に、所定の事前予告よりも事前予告の内容として選択される確率が低い事前予告としてもよい。
また、大当りとなる図柄変動遊技の前に、大当りとならない図柄変動遊技が割り込んだ場合に、その割り込んだ図柄変動遊技を演出する演出表示に含めて表示する事前予告の内容を選択する特別な演出選択処理について、その特別な演出選択処理が大当りとなる図柄変動遊技を開始または終了するまでの残り確定予定回数に応じて、特定の事前予告を選択する確率が異なるように構成してもよい。
また、これらの実施例または付加的な実施例に記載の構成によると、大当たり遊技が開始されることを事前に予告する演出を多彩にすることが可能になる場合がある。
また、特図保留増加処理で受信する情報は実施例では、特図1または特図2のいずれか、事前予告情報、偽事前予告情報、または事前予告無情報のいずれか、といった内容としたが、これに限定されず、これらの情報や、その他の情報(例えば高確率状態であれば大当たりするか否か、高確率状態でなくても大当たりするか否か、(大当たり後に)高確率状態に移行するかどうか、複数種類の大当たりのうち遊技者に対する有利度の高い大当たり(例えば15ラウンド継続大当たり)かどうか、複数種類の大当たりのうち遊技者に対する有利度の低い大当たり(例えば2ラウンド継続大当たり)かどうか)、さらに他の情報のうち1または複数の情報を内容としても良い。
また、事前予告表示は、第1特図表示装置198に特定の図柄態様(大当たり図柄態様)が停止表示されるのか第2特図表示装置114に特定の図柄態様(大当たり図柄態様)が停止表示されるのかが認識できない、または認識困難な表示であってもよい。すなわち複数の図柄表示装置のうちのどの図柄表示装置に特定の図柄態様が停止表示されるかを認識困難または認識不可能に構成しても良い。
また、事前予告表示は図柄変動遊技中常に表示しておく必要はなく、装飾図柄の変動開始から所定個数の装飾図柄が停止表示するまで、装飾図柄の変動中にリーチ状態になってから、所定の時間が経過するまでの間など、どの期間に事前予告表示をおこなっても良い。
また、事前予告表示の実行の有無の判定と、その判定結果の主制御部300から副制御部400への送信を大当たり乱数抽出時に行なうように例示したが、これに限定されず、どのタイミングで送信しても良い。
また、事前予告表示を装飾図柄の演出に含める例を示したが、これに限定されず、第1特図表示装置による図柄変動遊技の表示態様により第2特図表示装置に特定の図柄態様を表示することを事前予告表示してもよい。もちろん逆に第2特図表示装置による図柄変動遊技の表示態様により第1特図表示装置に特定の図柄態様を表示することを事前予告表示してもよい。また、特図表示装置、装飾図柄表示装置以外の他の演出装置で事前予告表示に対応する報知をおこなっても良い。また、光や音によって事前予告表示に対応する報知をおこなっても良い。
また、事前予告表示として、遊技者に課題を提示し、残り図柄確定回数がゼロになる図柄変動遊技で課題を充足する演出をおこなうように演出制御するとともに、残り図柄確定回数がゼロになる前に他の図柄変動遊技が割り込んだ場合には、遊技者に提示していた課題をその割り込んだ図柄変動遊技でも継続して提示するようにしてもよい。また、事前予告表示をおこなうと決定し、残り図柄確定回数が3の場合に装飾図柄表示装置において7と表示した図柄でリーチ表示させれば大当たりといった特定の課題(ここでは装飾図柄表示装置において7と表示した図柄でリーチ表示)を表示し、残り図柄確定回数が2となった図柄変動遊技で所定の始動口へ遊技球が入賞したことに基づいて上述のいくつかの例のように図柄変動遊技が割り込んだ場合であっても、上述の特定の課題を提示し続けるようにしてもよい。また、図柄変動遊技が割り込んだことに基づいて上述の特定の課題を他の課題(例えば装飾図柄表示装置において3と表示した図柄でリーチ表示)に変更するようにしてもよい。
また、残り図柄確定回数が3回で大当たりとなることが判定され、事前予告表示を行なうと決定し、事前予告表示として上述の遊技者の課題を提示している状態で、所定の始動口へ遊技球が入賞したことに基づいて上述のいくつかの例のように図柄変動遊技が割り込んだ場合に、その割り込んだ図柄変動遊技の表示結果として特定の図柄態様を停止表示し、それに基づく大当たり遊技を開始・終了した後の図柄変動遊技中で該大当たり遊技の開始前に遊技者に提示していた課題を表示してもよい。もちろん該大当たり遊技中に、その課題を表示してもよい。
また、残り図柄確定回数が3回で大当たりとならないと判定され、事前予告表示を行なうと決定し、事前予告表示として上述の遊技者の課題を提示している状態で、所定の始動口へ遊技球が入賞したことに基づいて上述のいくつかの例のように図柄変動遊技が割り込んだ場合に、その割り込んだ図柄変動遊技の表示結果として特定の図柄態様を停止表示し、それに基づく大当たり遊技を開始・終了した後の図柄変動遊技中で該大当たり遊技の開始前に遊技者に提示していた課題を表示しないようにしてもよい。
また、事前予告表示を開始してから残り図柄確定回数がゼロになる図柄変動遊技で、当該図柄変動遊技で特定の図柄態様を停止表示することを確定的に表示する例を示したが、これに限定されず、残り図柄確定回数が1回以上の所定回数となる図柄変動遊技で確定的な演出表示をおこなっても良い。
なお、上記実施例においては、遊技球を遊技媒体としたパチンコ機の例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、メダル(コイン)を遊技媒体としたスロットマシンなどにも適用可能である。
ここで、本発明が適用されるスロットマシンとしては、複数種類の図柄が施された複数のリールと、前記複数のリールの回転を開始させるスタートスイッチと、前記複数のリールの各々に対応して設けられ、前記リールの回転を個別に停止させるストップスイッチと、予め定められた複数種類の入賞役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段と、停止時の前記複数のリールにより表示された図柄の組合せが前記抽選手段により内部当選した入賞役の図柄組合せであるか否かにより前記入賞役への入賞を判定する判定手段と、を備えたものが一例として挙げられる。
また、例えば、パチンコ機等の実機の動作を家庭用ゲーム機用として擬似的に実行するようなゲームプログラムにおいても、本発明を適用してゲームを実行することができる。
なお、本発明の実施の形態に記載された作用および効果は、本発明から生じる最も好適な作用および効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用および効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。また、実施例に記載した複数の構成のうち、1つの構成に記載している内容を、他の構成に適用することでより遊技の幅を広げられる場合がある。
本発明に係る遊技台は、スロットマシンや遊技機(パチンコ等)に代表される遊技台に適用することができる。
100 パチンコ機
102 遊技盤
104 遊技領域
110 装飾図柄表示装置
112 普図表示装置
114 第2特図表示装置
118 第2特図保留ランプ
122 一般入賞口
124 普図始動口
126 第1特図始動口
128 第2特図始動口
130 可変入賞口
198 第1特図表示装置
199 第1特図保留ランプ
300 主制御部
400、500 副制御部
550 払出制御部
600 発射制御部
650 電源管理部

Claims (2)

  1. 所定の始動口に遊技球が入賞した場合に、図柄の変動表示を開始する図柄表示手段を複数有し、
    複数の図柄表示手段のうちのいずれかの図柄表示手段が停止表示した図柄態様が特定の図柄態様である場合に、特別遊技状態を開始する特別遊技状態開始手段と、
    前記複数の図柄表示手段のうちの第1の図柄表示手段が前記特定の図柄態様を表示する予定の図柄の変動表示である特定変動表示の開始よりも先に開始される前記図柄表示手段による図柄の変動表示である先変動表示中に、前記第1の図柄表示手段が前記特定の図柄態様を停止表示することを所定の予告確率で遊技者に予告報知する予告報知手段と、を備えた遊技台であって、
    前記所定の始動口のうちの第1の始動口に遊技球が入賞し、かつ第1の変動開始禁止条件が成立していない場合に、前記第1の図柄表示手段による図柄の変動表示を開始し、
    前記所定の始動口のうちの第2の始動口に遊技球が入賞し、かつ第2の変動開始禁止条件が成立していない場合に、前記複数の図柄表示手段のうちの第2の図柄表示手段による図柄の変動表示を開始し、
    前記第1の変動開始禁止条件が成立している状態で前記第1の始動口に遊技球が入賞した場合に、該第1の変動開始禁止条件が未成立な状態に変化してから前記第1の図柄表示手段による図柄の変動表示を開始するための第1の始動情報を、所定個数まで記憶可能な第1の始動記憶手段と、
    前記第2の変動開始禁止条件が成立している状態で前記第2の始動口に遊技球が入賞した場合に、該第2の変動開始禁止条件が未成立な状態に変化してから前記第2の図柄表示手段による図柄の変動表示を開始するための第2の始動情報を所定個数まで記憶可能な第2の始動記憶手段と、
    遊技状態が第1の遊技状態中は、前記第2の始動口への遊技球の入賞率が第1の入賞率であり、
    前記遊技状態が第2の遊技状態中は、前記第2の始動口への遊技球の入賞率が前記第1の入賞率より高い第2の入賞率となるように制御する制御手段と、を備え、
    前記第1の始動記憶手段に前記第1の始動情報が記憶され、かつ前記第2の始動記憶手段に前記第2の始動情報が記憶されている場合には、前記第2の始動情報に基づいて前記第2の図柄表示手段による図柄の変動表示を優先して開始するように構成し、
    また前記第1の始動記憶手段における前記第1の始動情報のうちの一部または全部を構成する図柄態様決定用情報が特定の図柄態様決定用情報である場合に、前記予告報知を、前記特定の図柄態様を停止表示することとなる前記第1の図柄表示手段による図柄の変動表示まで継続しておこなうように構成し、
    前記先変動表示を行っている期間中に前記第2の始動口に遊技球が入賞したことに基づいて開始した前記第2の図柄表示手段による前記先変動表示中にも、前記予告報知をおこない、
    前記第1の遊技状態中における前記予告確率よりも前記第2の遊技状態中における前記予告確率の方が低くなるように構成し、
    前記第1の図柄表示手段が図柄の変動表示を行なっている場合に、演出表示として所定の図柄の変動表示をおこなうとともに、前記第2の図柄表示手段が図柄の変動表示を行なっている場合に、演出表示として所定の図柄の変動表示をおこなう演出表示手段を備え、
    前記演出表示手段は、前記第1の図柄表示手段が前記特定の図柄態様を停止表示する場合と前記第2の図柄表示手段が前記特定の図柄態様を停止表示する場合の両方で、前記図柄の変動表示後に特別な図柄態様を停止表示するように構成され、
    前記演出表示手段により前記予告報知をおこなうことを特徴とする遊技台。
  2. 請求項1において、
    前記第2の遊技状態中における前記予告確率を0としたことを特徴とする遊技台。
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