JP4953068B2 - 和音判別装置、和音判別方法およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、音声や楽音を示す音響信号から和音(コード)を判別する技術に関する。
複数の音声や楽音の混合音の波形を示す音響信号から和音名(コード名)を特定する技術が従来から提案されている。例えば特許文献1には、音響信号の振幅スペクトルから生成されたプロファイルと予め用意された和音パターンとを比較することで和音名を決定する技術が開示されている。
特開2000−298475号公報
ところで、音響信号の振幅スペクトルには、和音を構成する各音(以下「構成音」という)の基音の周波数(基本周波数)に加えて倍音の周波数(倍音周波数)にもピークが現れる。したがって、特許文献1のように音響信号の振幅スペクトルから和音名を特定する構成においては、倍音が和音の構成音と誤認される場合がある。和音パターンの種類数を削減すれば誤認の可能性も低減されるが、音響信号から特定される和音名が少数に制限されるという問題がある。以上の事情に鑑みて、本発明は、音響信号が構成音の倍音を含む場合であっても和音を同定する精度の低下を抑制するという課題の解決を目的としている。
以上の課題を解決するために、本発明に係る和音判別装置は、高調波構造をモデル化する複数の音モデルの混合分布として入力音響信号をモデル化したときの各音モデルの重み値を示す基本周波数の確率密度関数を推定する関数推定手段と、関数推定手段が推定した確率密度関数の複数のピークの各々に対応する周波数を各構成音の音高とする和音を同定する和音同定手段とを具備する。
以上の構成においては、基本周波数の確率密度関数にピークが現れる基本周波数を音高とする構成音を含む和音が同定される。基本周波数の確率密度関数においては、音響信号の振幅スペクトルと比較して倍音の影響が低減されるから、音響信号が構成音の倍音を含む場合であっても和音を同定する精度の低下は抑制され得る。
基本周波数の確率密度関数を参照することで和音の各構成音の音高の高低が認識されるから、和音の構成音の単純な組合せに加えて各構成音の高低や配列の順番を特定することも可能である。以上のような確率密度関数の性質を利用して例えば以下の態様が実現される。
本発明の第1の態様に係る和音判別装置は、関数推定手段が推定した確率密度関数においてピークが現れる複数の基本周波数のうち最も低い基本周波数を特定する特徴音特定手段を具備し、和音同定手段は、特徴音特定手段が特定した基本周波数をベース音の音高とする和音を同定する。以上の態様の具体例は第2実施形態として後述される。本態様によれば、複数の基本周波数の最低値をベース音の音高とする和音(特に分数コード)を同定することが可能である。
また、本発明の第2の態様において、和音同定手段は、関数推定手段が推定した確率密度関数においてピークが現れる基本周波数を音高とする複数の構成音を各々の基本周波数の高低の順番に配列した和音を同定する。以上の態様によれば、組合せが共通する複数の構成音が別個の順番に配列された複数種の和音を区別して同定することが可能となる。なお、本態様の具体例は第3実施形態として後述される。
本発明は、音響信号に含まれる和音を判別する方法としても特定される。本発明の和音判別方法は、コンピュータが、高調波構造をモデル化する複数の音モデルの混合分布として入力音響信号をモデル化したときの各音モデルの重み値を示す基本周波数の確率密度関数を推定し、推定した確率密度関数の複数のピークの各々に対応する周波数を各構成音の音高とする和音を同定することを特徴とする。以上の方法によれば、本発明に係る和音判別装置と同様の作用および効果が奏される。
本発明に係る和音判別装置は、各処理に専用されるDSP(Digital Signal Processor)などのハードウェア(電子回路)によって実現されるほか、CPU(Central Processing Unit)などの汎用の演算処理装置とプログラムとの協働によっても実現される。本発明に係るプログラムは、高調波構造をモデル化する複数の音モデルの混合分布として入力音響信号をモデル化したときの各音モデルの重み値を示す基本周波数の確率密度関数を推定する関数推定処理と、関数推定処理で推定した確率密度関数の複数のピークの各々に対応する周波数を各構成音の音高とする和音を同定する和音同定処理とをコンピュータに実行される内容である。以上のプログラムによっても、本発明に係る和音判別装置と同様の作用および効果が奏される。なお、本発明のプログラムは、コンピュータが読取可能な記録媒体に格納された形態で利用者に提供されてコンピュータにインストールされるほか、ネットワークを介した配信の形態でサーバ装置から提供されてコンピュータにインストールされる。
<A:第1実施形態>
図1は、本発明のひとつの形態に係る和音判別装置の機能的な構成を示すブロック図である。同図に図示された各部は、例えばCPUなどの演算処理装置がプログラムを実行することで実現されてもよいし、和音の判別に専用されるDSPなどのハードウェアによって実現されてもよい。
図1の周波数分析部12には、和音の判別の対象となる音響(以下「対象音」という)の波形を示す音響信号Vが入力される。音響信号Vが示す対象音は、音声や楽器の演奏音といった複数の構成音が調和的に組み合わされた和音を含む。周波数分析部12は、所定の窓関数を利用して音響信号Vを複数のフレームに分割したうえで、FFT(Fast Fourier Transform)処理を含む周波数分析を各フレームの音響信号Vについて実行することで対象音の振幅スペクトルS0を特定する。
BPF(Band Pass Filter)14は、周波数分析部12がフレームごとに特定した振幅スペクトルS0のうち特定の周波数帯域に属する成分を選択的に通過させる。BPF14の通過帯域は、対象音に含まれる和音の各構成音の基本周波数成分や高調波成分の多くが通過し、かつ、他の音の基本周波数成分や高調波成分が優勢となる周波数帯域が遮断されるように選定される。例えば、和音特定装置による判別の対象として楽器の演奏音が想定される場合には、当該楽器の主要な音域がBPF14の通過帯域として設定される。BPF14を通過した振幅スペクトルSは関数推定部22に出力される。
関数推定部22は、各フレームの振幅スペクトルSについて基本周波数の確率密度関数Pを推定する。確率密度関数Pは、振幅スペクトルSを複数の音モデルMの混合分布(複数の音モデルMの重み付き和)としてモデル化したときの各音モデルMの重み値ω[F]の分布を表わす関数である。記憶部24は、複数の基本周波数Fの各々について音モデルMを記憶する手段(磁気記憶装置や半導体記憶装置)である。
ひとつの基本周波数Fに対応した音モデルMは、当該基本周波数Fに対応した高調波構造(すなわち基本周波数Fに現れる基音成分とこれに対応した倍音成分(高調波成分)とのスペクトル形状)をモデル的に表現する関数である。したがって、確率密度関数Pにて特定の基本周波数Fに対応した関数値に相当する重み値ω[F]は、当該基本周波数Fに対応した音モデルMが振幅スペクトルSの高調波構造をどのくらい優勢に支持するかを示す。以上の定義から理解されるように、確率密度関数Pにおいて優勢なピーク(重み値ω[F]の局所的な上昇)が現れる基本周波数F0は、対象音に含まれる各音の基本周波数(音高)である可能性が高い。
本形態の関数推定部22は、最尤推定アルゴリズムのひとつであるEM(Expectation-Maximization)アルゴリズムに基づいて重み値ω[F]を反復的に更新することで確率密度関数Pを推定する。すなわち、関数推定部22は、E(Expectation)ステップとM(Maximization)ステップとから構成される単位処理を複数回にわたって反復する。各単位処理は、前回の単位処理で算定された重み値ω[F](第1回目の単位処理においては重み値ω[F]の初期値)に基づいて新たな重み値ω[F]を算定する処理である。重み値ω[F]は、単位処理のたびに、複数の音モデルMの混合分布によって振幅スペクトルSがモデル化されるときの数値(尤度が高い数値)に近づいていく。単位処理が所定の回数にわたって実行された段階で算定されている重み値ω[F]が基本周波数の確率密度関数Pとして和音同定部32に出力される。なお、確率密度関数Pの内容や関数推定部22の動作の具体例については、例えば特許第3413634号公報に詳述されている。
記憶部34は、複数の和音の各々について予め作成された和音パターンHを記憶する手段(磁気記憶装置や半導体記憶装置)である。ひとつの和音に対応する和音パターンHは、当該和音に含まれる各構成音の音高(または各々の音高差)を表わすデータである。なお、記憶部24と記憶部34とは、ひとつの記憶装置に画定された別個の記憶領域であってもよいし各々が別体の記憶装置であってもよい。
和音同定部32は、関数推定部22が推定した確率密度関数Pに基づいて、対象音に含まれる和音を判別する手段である。本形態の和音同定部32は、確率密度関数Pにおいてピークが現れる各基本周波数F0を音高とする複数の構成音を含む和音を同定する。
さらに具体的に説明すると、和音同定部32は、確率密度関数Pと和音パターンHとの相関の程度を示す数値(以下「得点」という)を、パターンマッチング技術を利用した両者の比較によって複数の和音パターンHの各々について算定し、各得点の高低に応じて対象音の和音を同定する。以上の手順による和音の同定は、例えば、特許文献1に記載された手順において、和音パターンH(重み付けパターン)と対比されるプロファイルの基礎となる振幅スペクトルを、本形態における確率密度関数Pに置換することで実現される。
すなわち、和音同定部32は、第1に、関数推定部22が推定した確率密度関数Pを1オクターブに相当する区間(周波数帯域)ごとに区分し、音階が相互に共通する周波数の成分(重み値ω[F])を複数の区間について加算(折畳み処理)することでプロファイルを作成する。第2に、和音同定部32は、ピークを明確化するための調整(例えば周波数のシフト)をプロファイルに実行し、最終的に生成されたプロファイルと各和音パターンHとの対比によって和音パターンHごとの得点を算定する。第3に、和音同定部32は、複数の和音パターンHのうち得点が最大となる和音パターンHに対応した和音(すなわちプロファイルに最も類似する和音)を同定する。
和音同定部32による同定の結果(本形態では和音名)は出力部40から出力される。例えば、和音同定部32が同定した和音名を表示する表示機器や和音名を音声で出力する放音装置が出力部40として好適に採用される。和音同定部32の特定した和音名が所定の記憶装置に記憶される構成としてもよい。
図2の部分(a)は、振幅スペクトルSに現れる各ピークの軌跡を示し、図2の部分(b)は、確率密度関数Pに現れる各ピークの軌跡を示す。図2の部分(a)には時刻Tにおける振幅スペクトルSが併記され、同図の部分(b)には時刻Tにおける確率密度関数Pが併記されている。図2の部分(a)に示すように、振幅スペクトルSにおいては、各構成音の基本周波数F0に加えて各々の倍音に対応したピークが周波数Fhに現れる。これに対し、図2の部分(b)に示すように、確率密度関数Pにおいては、各構成音の基本周波数F0のみに顕著なピークが現れ、振幅スペクトルSと比較して倍音の影響は低減される。したがって、確率密度関数Pに基づいて和音を判別する本形態によれば、対象音の各構成音が倍音を豊富に含む場合であっても和音を高精度に同定することが可能である。
<B:第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
第1実施形態における和音同定部32の処理によれば和音の各構成音の組合せを特定することが可能である。一方、確率密度関数Pにピークが現れる基本周波数F0の高低は、和音を構成する各構成音の配列の順番に対応している。そこで、本形態においては、各構成音の単純な組合せに加え、確率密度関数Pから認定される各構成音の高低も加味して和音が特定される。なお、本形態のうち作用や機能が第1実施形態と共通する要素については、以上と同じ符号を付して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
図3は、和音判別装置100の構成を示すブロック図である。同図に示すように、本形態の和音判別装置100は、図1の要素に加えて特徴音特定部36を具備する。特徴音特定部36は、関数推定部22が推定した確率密度関数Pにおいてピークが現れる複数の基本周波数F0のなかから各々の高低に応じてひとつの基本周波数F0(以下では特に「特定周波数Fa」という)を特定する手段である。本形態の特徴音特定部36は、確率密度関数Pのピークに対応した複数の基本周波数F0のうち周波数が最も低い基本周波数F0を特定周波数Faに選定したうえで和音同定部32に通知する。特定周波数Faは、和音の複数の構成音のうちベース音の周波数に相当する。
記憶部34に和音パターンHが格納された複数の和音には分数コード(オンコードまたはベース指定コード)が含まれる。分数コードは、特定の和音における複数の構成音のうちベース音のみを変化させたコード(例えばC/GやGM7/A)である。和音同定部32は、記憶部34に和音パターンHが記憶された複数の和音のうち特定周波数Faをベース音の音高とする和音を同定する。例えば、和音同定部32は、関数推定部22が推定した確率密度関数Pと複数の和音パターンHの各々とを対比することで第1実施形態と同様に和音パターンHごとに得点を算定し、所定の閾値を上回る得点が算定された和音パターンHの各和音のうち特定周波数Faをベース音の音高とするひとつの和音を同定して出力部40に出力する。
以上のように、本形態においては、確率密度関数Pから特定されるベース音に基づいて和音が同定されるから、ベース音が変則的な分数コードを含む多様な和音のなかから対象音に含まれるひとつの和音を高精度に判別することが可能となる。
<C:第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、本形態に係る和音判別装置100の構成や動作は、和音同定部32が実行する処理の内容を除いて第1実施形態と同様である。
記憶部34に和音パターンHが格納された複数の和音のなかには、各構成音の組合せは共通するものの各構成音の配列の順番が相違する和音がある。和音同定部32は、確率密度関数Pにピークが現れる各基本周波数F0を構成音の音高とする複数の和音(すなわち構成音の組合せが共通する複数の和音)のなかから、各構成音の配列の順番を加味してひとつの和音を同定する。さらに詳述すると、和音同定部32は、確率密度関数Pと複数の和音パターンHの各々とを対比することで第1実施形態と同様に和音パターンHごとに得点を算定し、所定の閾値を上回る得点が算定された和音パターンHの各和音(すなわち構成音の組合せが対象音と合致する和音)のうち各構成音が基本周波数F0の高低の順番に配列された和音を同定して出力部40に出力する。
例えば、確率密度関数Pに基づいて和音の構成音が「C(ド)」と「E(ミ)」と「A(ラ)」と判別される場合、各構成音の順番を変化させた複数種の和音(例えば「C-E-A」や「E-A-C」や「A-C-E」)が同定の候補となる。いま、構成音「A」の基本周波数F0が確率密度関数Pにおいて構成音「C」の基本周波数F0よりも低く、構成音「E」の基本周波数F0が構成音「C」の基本周波数F0よりも高い場合、和音同定部32は、「A」と「C」と「E」とがこの順番に配列されたひとつの和音を同定したうえで出力部40に出力する。
以上のように、本形態においては、各構成音の組合せに加えて各々の配列の順番も加味されるから、対象音に含まれるひとつの和音を多様な和音のなかから高精度に同定することが可能である。なお、図3の特徴音特定部36を本形態に追加してもよい。
<D:変形例>
以上の各態様においては確率密度関数Pと和音パターンHとの対比の結果に基づいて和音が同定される構成を例示したが、確率密度関数Pに応じた和音を同定する方法は適宜に変更される。例えば、図4に示すように、関数推定部22と和音同定部32との間に音高特定部26を介在させた構成も採用される。音高特定部26は、確率密度関数Pに優勢なピークが現れる複数の基本周波数F0を特定して和音同定部32に出力する。和音同定部32は、音高特定部26が特定した各基本周波数F0を構成音の音高とするひとつの和音(さらには第3実施形態のように基本周波数F0の高低の順番に構成音を配列した和音)を同定する。以上のように、本発明の好適な態様に係る和音同定部32は、確率密度関数Pにてピークが現れる基本周波数F0を音高とする構成音を含む和音を同定する手段であれば足り、和音同定部32が和音の同定に際して確率密度関数Pを直接的に使用する構成は必ずしも必要ではない。
音高特定部26が確率密度関数Pのピークを特定する方法は任意である。例えば、複数のフレームにわたる確率密度関数Pの時間的な変動を監視することで基本周波数F0を推定する構成が採用される。確率密度関数Pの監視にはマルチエージェントモデルが好適に利用される。すなわち、音高特定部26は、複数の自律的なエージェントの各々に確率密度関数Pの別個のピークを割り当てたうえで各ピークの経時的な変動を追跡させ、複数のエージェントのうち信頼度が高いエージェントの各ピークの基本周波数F0を構成音の音高として出力する。なお、各エージェントの具体的な挙動については特許第3413634号公報に詳述されている。
第1実施形態に係る和音判別装置の機能的な構成を示すブロック図である。 振幅スペクトルと基本周波数の確率密度関数との時間的な変動を示す概念図である。 第2実施形態に係る和音判別装置の機能的な構成を示すブロック図である。 変形例に係る和音判別装置の機能的な構成を示すブロック図である、
符号の説明
100……和音判別装置、12……周波数分析部、14……BPF、22……関数推定部、24,34……記憶部、26……音高特定部、32……和音同定部、36……特徴音特定部、40……出力部、V……音響信号、S0,S……振幅スペクトル、P……基本周波数の確率密度関数、F0……構成音の基本周波数(音高)、M……音モデル、H……和音パターン。

Claims (6)

  1. 高調波構造をモデル化する複数の音モデルの混合分布として入力音響信号をモデル化したときの各音モデルの重み値を示す基本周波数の確率密度関数を推定する関数推定手段と、
    前記関数推定手段が推定した確率密度関数の複数のピークの各々に対応する周波数を各構成音の音高とする和音を同定する和音同定手段と
    を具備する和音判別装置。
  2. 前記関数推定手段が推定した確率密度関数においてピークが現れる複数の基本周波数のうち最も低い基本周波数を特定する特徴音特定手段を具備し、
    前記和音同定手段は、前記特徴音特定手段が特定した基本周波数をベース音の音高とする和音を同定する
    請求項1に記載の和音判別装置。
  3. 前記和音同定手段は、前記関数推定手段が推定した確率密度関数においてピークが現れる基本周波数を音高とする複数の構成音を各基本周波数の高低の順番に配列した和音を同定する
    請求項1または請求項2に記載の和音判別装置。
  4. 相異なる和音に対応する複数の和音パターンを記憶する記憶手段を具備し、
    前記和音同定手段は、前記関数推定手段が推定した確率密度関数を1オクターブ毎に区分した複数の区間を音階が共通する成分について加算してプロファイルを作成し、前記複数の和音パターンのうち前記プロファイルに最も類似する和音パターンの和音を同定する
    請求項1から請求項3の何れかに記載の和音判別装置。
  5. コンピュータが、
    高調波構造をモデル化する複数の音モデルの混合分布として入力音響信号をモデル化したときの各音モデルの重み値を示す基本周波数の確率密度関数を推定し、
    前記推定した確率密度関数の複数のピークの各々に対応する周波数を各構成音の音高とする和音を同定する
    和音判別方法。
  6. 高調波構造をモデル化する複数の音モデルの混合分布として入力音響信号をモデル化したときの各音モデルの重み値を示す基本周波数の確率密度関数を推定する関数推定処理と、
    前記関数推定処理で推定した確率密度関数の複数のピークの各々に対応する周波数を各構成音の音高とする和音を同定する和音同定処理と
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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