JP4947580B2 - 撮像レンズ、光学モジュール、および携帯端末 - Google Patents

撮像レンズ、光学モジュール、および携帯端末 Download PDF

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Description

本発明は、撮像素子を用いたデジタルスチルカメラや携帯電話搭載カメラ、携帯情報端末搭載カメラといった全長の規制の厳しい撮像装置に係り、特に、携帯電話機等にも搭載可能な好適なレンズ全長および高い光学性能を有するデジタル入力機器(カメラモジュール)に適した撮像レンズ、光学モジュール、および携帯端末に関するものである。
近年、携帯電話の普及に伴い携帯端末に搭載するカメラモジュールの需要が高くなってきている。そして、この傾向はますます強くなると予想される。
また、撮像素子も進展して、より小型化し高画素化になってきている。このため、サイズについてもよりコンパクトにすることができるようになっている。
その結果、小型の撮像レンズが市場から要求されることとなった。
カメラモジュールが小型になると明るさも重要な要素となる。撮像素子が小さくなり画素も小さくなったため十分な光量を得るためには明るい撮像レンズ(Fナンバーが小さい撮像レンズ)にする必要がある。
さらに低価格競争が激しいため、撮像レンズも低コストに抑える必要がある。レンズが4枚構成ではコストが高く、2枚では高画素に対応した十分な性能がでない。
そこで、3枚構成とすることが実用的である。
3枚構成または4枚構成を採用した撮像レンズとしては、物体側に絞りを配置した、いわゆる前絞りにした3枚構成の撮像レンズが、たとえば特許文献1,2に開示されている。
特許文献1に開示された第1の撮像レンズは、物体側から像面側へと順に、絞りと、正の屈折力を有する第1レンズと、物体側に凹面を向けた正の屈折力を有する第2レンズと、少なくとも一つの屈折面を非球面とした負の屈折力を有する第3レンズと、を有している。
特許文献2に開示された第2の撮像レンズは、物体側から像面側へと順に、絞りと、負の屈折力を有する第1レンズと、正の屈折力を有する第2レンズと、物体側に凹面を向けた正の屈折力を有する第3レンズと、弱い負の屈折力を有する第4レンズと、を有している。
さらに、3枚構成の撮像レンズとしては、以下に示すような構成を有する第3から第6の撮像レンズが種々提案されている。
第3の撮像レンズは、物体側から像面側に向かって順に、正のパワーを持つガラス材料からなる第1レンズと、負のパワーを持つ樹脂材料からなる第2レンズと、正のパワーを持つ樹脂材料からなる第3レンズとを有し、絞りが第1レンズの物体側または第1レンズと第2レンズの間に配置されている。
第4の撮像レンズは、物体側から像面側に向かって順に、物体側に凸面を向けた正のパワーを持つ第1レンズと、像面側に凸面を向けた負のパワーを持つ第2レンズと、物体側に凸面を向けた正のパワーを持つ第3レンズとを有し、絞りが第1レンズの物体側または第1レンズと第2レンズの間に配置されている。
第5の撮像レンズは、物体側から像面側に向かって順に、正のパワーを持つ第1レンズと、負のパワーを持つ第2レンズと、正のパワーを持つ第3レンズとを有し、各レンズを構成する6つの面がすべて非球面に形成されている。
第6の撮像レンズは、物体側から像面側に向かって順に、物体側に凸の正のパワーを持つ第1レンズと、物体側に凹の負のパワーを持つ第2レンズと、物体側に正のパワーを持つ第3レンズとを有し、第1、第2レンズの少なくとも一方が非球面を含み、第3レンズが両面非球面に形成されている。
第7の撮像レンズは、物体側から像面側に向かって順に、正のパワーを持つ第1レンズと、正のパワーを持つ第2レンズと、負または正のパワーを持つ第3レンズとを有し、絞りが第1レンズと第2レンズの間に配置されている。
特開2004−252312号公報 特開2004−184987号公報
しかしながら、上述した各撮像レンズでは、色収差等の諸収差を良好に補正することができず、全長を短くすることが困難で、また、像面への入力角度を抑えることが困難であるという不利益がある。
また、小型になると明るさも重要な要素となる。撮像素子が小さくなり画素も小さくなったため十分な光量を得るためには明るい撮像レンズ(Fnoの小さいもの)にしなければならない。
さらに、低価格競争が激しいため、撮像レンズも低コストに抑えなければならない。4枚構成ではコストが高く、2枚では高画素に対応した十分な性能がでない。そこでプラスチックを効率的に使うことが低コスト化につながる。
ところが、コスト削減ためにプラスチックレンズを多用すると複屈折等の問題から十分な画質を得られないのも現状である。
本発明の目的は、全長が短く、諸収差が良好に補正され、像面への入射角度を抑えた撮像レンズ、光学モジュール、および携帯端末を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点は、撮像素子を対象とした撮像光学系を有する撮像レンズであって、前記撮像光学系は、物体側から順に配置された、パワーが正となる第1レンズと、パワーが負となる両面非球面の第2レンズと、物体側が凸となるパワーが負の両面非球面の第3レンズと、を含み、前記撮像光学系において下記の条件式(1)、(2)、および(3)を満足する。
0.45<f1/f<0.65 …(1)
−2.0<f2/f<−0.75 …(2)
f3/f<−7.0 …(3)
ただし、fは全系の焦点距離を、f1は前記第1レンズの焦点距離を、f2は前記第2レンズの焦点距離を、f3は前記第3レンズの焦点距離をそれぞれ表している。
好適には、前記第2レンズおよび第3レンズのうちの少なくとも一方が樹脂により形成されている。
好適には、前記第1レンズの物体側または像面側のいずれかに開口絞りが配置されている。
好適には、前記撮像光学系において、絞りから像面までの距離の全長をL、全系の焦点距離をfとするとき下記の条件式(5)を満足する。
1.0<L/f<2.0 …(5)
好適には、前記撮像光学系において、絞りから像面までの距離の全長をL、全系の焦点距離をfとするとき下記の条件式(6)を満足する。
1.1<L/f<1.7 …(6)
好適には、前記撮像光学系において、絞りから像面までの距離の全長をL、全系の焦点距離をfとするとき下記の条件式(7)を満足する。
1.0<L/f<1.5 …(7)
好適には、前記撮像光学系の第2レンズ、および第3レンズの像面側の面において中心部の中心曲率半径と周辺部の曲率半径の符号が異なる面を有する。
好適には、前記撮像光学系において最もアッベ数が大きいν(max)と最もアッベ数の小さいν(min)の差が以下の条件式(8)を満足し、前記第1レンズのアッベ数ν、前記第2レンズのアッベ数ν、および前記第3レンズのアッベ数νが下記の条件を満足する。
ν(max)―ν(min)≧25 …(8)
ν≧50.0、
ν≦40.0、
ν≧50.0。
本発明の第2の観点の光学モジュールは、撮像素子を対象とした撮像光学系を有する撮像レンズと、前記撮像レンズを保持するレンズ保持体と、を有し、前記撮像レンズの前記撮像光学系は、物体側から順に配置された、パワーが正となる第1レンズと、パワーが負となる両面非球面の第2レンズと、物体側が凸となるパワーが負の両面非球面の第3レンズと、を含み、前記撮像光学系において上記の条件式(1)、(2)、および(3)を満足する。
本発明の第の観点の携帯端末は、光学モジュールと、前記光学モジュールを収納する筐体と、を有し、前記光学モジュールは、撮像素子を対象とした撮像光学系を有する撮像レンズと、前記撮像レンズを保持するレンズ保持体と、を有し、前記撮像レンズの前記撮像光学系は、物体側から順に配置された、パワーが正となる第1レンズと、パワーが負となる両面非球面の第2レンズと、物体側が凸となるパワーが負の両面非球面の第3レンズと、を含み、前記撮像光学系において上記の条件式(1)、(2)、および(3)を満足する。
本発明によれば、全長が短く、諸収差が良好に補正され、像面への入射角度を抑えた撮像レンズを提供することができる。
その結果、情報端末、携帯電話機等に搭載可能なコンパクトな撮像レンズを実現することができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に関連付けて説明する。
なお、本実施形態に係る撮像レンズは、開口絞りを有するが、その配置箇所は、最も物体側に配置される第1レンズの物体側または像面側のいずれかであっても良い。
<第1実施形態>
図1は、本第1の実施形態に係る撮像レンズの基本構成を示す図である。
この撮像レンズ100は、図1に示すように、物体側OBJSから順に配置された、開口絞り部110、パワーが正となる第1レンズ120、パワーが負となる両面非球面の第2レンズ130、物体側が凸となるパワーが負の両面非球面の第3レンズ140、および撮像部150により構成されている。
これらの構成要素のうち、開口絞り部110、パワーが正となる第1レンズ120、パワーが負となる両面非球面の第2レンズ130、物体側が凸となるパワーが負の両面非球面の第3レンズ140により撮像レンズ100の撮像光学系が構成されている。
すなわち、本実施形態においては、撮像光学系が、物体側OBJSから順に配置され、それぞれが1枚構成の第1レンズ120、第2レンズ130、第3レンズ140の、計3枚のレンズで構成されている。
第1レンズ120は、たとえば物体側と像面側共に凸面としたパワーが正となるレンズにより構成される。
第2レンズ130は、パワーが負となる両面非球面のメニスカスレンズに構成される。
第3レンズ140は、物体側に凸となるパワーが負の両面非球面のメニスカスレンズにより構成される。
たとえば、第1レンズ120はガラスにより形成され、第2レンズ130および第3レンズ140、またはいずれか一方は樹脂により形成される。
撮像部150は、第3レンズ140側から、ガラス製の平行平面板(カバーガラス)151と、たとえばCCDあるいはCMOSセンサ等からなる撮像素子152が順に配置されている。
撮像光学系を介した被写体(物体)からの光が、撮像素子152の撮像面152a上に結像される。
以上の第1レンズ120、第2レンズ130、および第3レンズ140を有する撮像光学系は、光学系全体が正、負、負のレンズ構成となっている。全長が短く、諸収差が良好に補正され、像面への入射角度を抑えた撮像レンズを実現している。
以上のような構成を有する本実施形態に係る撮像レンズ100は、携帯電話機等に搭載可能なようにコンパクト化を実現し、全長が短く、諸収差が良好に補正され、像面への入射角度を抑えるために、以下に説明するような、各種条件が設定されている。
以下に、本実施形態に係る撮像レンズ100において設定された各条件について説明する。
まず、本実施意形態の撮像レンズ100においては、前述したように、物体側より、開口絞り部110、物体側、像面側共に両凸の第1レンズ120、パワーが負となる第2レンズ(メニスカスレンズ)130、物体側に凸となる両面非球面でパワーが負となる第3レンズ(メニスカスレンズ)140によって構成する。
さらに、撮像レンズ100においては、各像高にて像面への主光線入射角度は抑える。入射角度を抑えるのは効率よく撮像素子が光量を得るためである。ただし、全長を短くすると像面への主光線入射角度、ディストーションも大きくなってくる傾向にある。
本実施形態の撮像光学系において、各レンズ120,130,140の焦点距離と全体の焦点距離に関して以下の条件を設定している。
すなわち、本実施形態においては、第1レンズ120のパワーは正、第2レンズ130のパワーは負、第3レンズ140のパワーは負となっており、以下の条件式を満たすようなパワー配置で諸収差を良好に補正できるように構成している。
パワー配分は第3レンズ140を小さくする。
具体的には、撮像光学系において下記の条件式(1)、(2)、および(3)を満足する。
0.3<f1/f<0.8 …(条件式1)
−2.0<f2/f<−0.7 …(条件式2)
f3/f<−5.0 …(条件式3)
ただし、fは全系の焦点距離を、f1は第1レンズ120の焦点距離を、f2は第2レンズ130の焦点距離を、f3は第3レンズ140の焦点距離をそれぞれ表している。
また、本実施形態の撮像光学系において下記の条件式(4)を満足する。
f3/f<−15.0 …(条件式4)
ただし、fは全系の焦点距離を、f3は第3レンズ140の焦点距離をそれぞれ表している。
また、本実施形態の撮像光学系において、絞りから像面までの距離の全長をL、全系の焦点距離をfとするとき下記の条件式(5)を満足する。
1.0<L/f<2.0 …(条件式5)
Lを大きく(全長を長く)してしまうとこの式は成り立たなくなる。さらに、1.0以下とすると性能を維持することが困難となる。上記条件式5を満たすバランスが好ましい。
全長に対する規制を保持しつつ、性能を維持するためには、下記の条件式(6)を満足することが好ましい。
1.1<L/f<1.7 …(条件式6)
さらに、携帯カメラモジュールを前提としたとき性能と同時に全長に対する規制も加わるため下記の条件式(7)を満足することが好ましい。
1.0<L/f<1.5 …(条件式7)
また、本実施形態においては、第3レンズ140のパワーを弱くすることで組み込み工程を容易にすることを目的としている。
第1レンズ120、第2レンズ130、第3レンズ140に均等にパワー配分を行うと、各レンズを制御することになり量産を考えた場合にその組み合わせは大変な量になってしまう。
そこで、第1レンズ120、第2レンズ130に大きなパワーを与えて感度を厳しくすることで第3レンズ140に自由度を与えている。そうすることで第1レンズ120、第2レンズ130を制御することに集中できる。
また、本実施形態においては、好適には、前記撮像光学系の第2レンズ、および第3レンズの像面側の面において中心部の中心曲率半径と周辺部の曲率半径の符号が異なる面を有する。
これは主光線の像面への入射角度を抑えることを目的とした条件である。第2レンズ130の像面側において近軸近傍では正のパワーであるが、周辺では光線AXを軸外方向にもっていかなければならないため負のパワーとならなければならない。第3レンズ140においては周辺において変極点をもたせ、パワーを正とすることで角度の大きい光線の入射角を小さくする必要がある。
また、本実施形態の撮像光学系において、色収差を良好に補正するため、最もアッベ数が大きいν(max)と最もアッベ数の小さいν(min)の差が以下の条件式(8)を満足し、第1レンズ120のアッベ数ν、第2レンズ130のアッベ数ν、および第3レンズ140のアッベ数νが下記の条件を満足するように構成している。
ν(max)―ν(min)≧25 …(条件式8)
ν≧50.0、
ν≦40.0、
ν≧50.0。
第3レンズ140は、構造上とコストの関係から樹脂レンズを使うことが好ましい。
本実施形態においては、撮像光学系をレンズの3枚構成としているが、第1レンズ120および第2レンズ130で発生する収差を第3レンズ140で補正する。
そのため、第3レンズ140に関しては変極点を持ちかなり成型が困難な形状を取らざるを得なくなる。非球面係数も低次までに抑えてしまうと性能を出すのが難しい。
そこで、3枚目の第3レンズはガラスで成型することは困難であることから、樹脂レンズを使うこととしている。
一枚目の第1レンズ120についてはガラスであることが望ましい。プラスチックを使わないことで選べる硝材も増え自由度が広がる。
一枚目は紫外線の影響も受けるためプラスチックに比べ性能劣化の少ないガラスを使うことが好ましい。プラスチックと比べて高屈折材を用いることで曲率を抑え、さらに製造を考える際にもなるべく球面を用いたほうが公差が緩くなる。ただしコストを優先とした場合には、プラスチックを使うことが望ましい。
二枚目の第2レンズ130については、三枚目の第3レンズ140の両非球面では補正しきれない諸収差を補正するために両面を非球面としている。
公差の厳しい箇所が二枚目の第2レンズ130に集中するため二枚目の第2レンズ130の形状や偏心等の管理を行うことで性能を維持できる。
また、条件式8を、[ν(max)―ν(min)≧25]としたのは、樹脂でアッベ数の自由度が少なく、色補正をするためには一枚目の第1レンズ120か二枚目の第2レンズ130にて条件式を満たす程度の差がないと補正しきれなくなるおそれがあるからである。
なお、レンズの非球面の形状は、物体側から像面側へ向かう方向を正とし、kを円錐係数、A、B、C、Dを非球面係数、rを中心曲率半径としたとき次式で表される。hは光線の高さ、cは中心曲率半径の逆数をそれぞれ表している。
ただし、Zは面頂点に対する接平面からの深さを、Aは4次の非球面係数を、Bは6次の非球面係数を、Cは8次の非球面係数を、Dは10次の非球面係数をそれぞれ表している。
Figure 0004947580
以上の構成を採ることにより、目的の撮像レンズを実現できる。
また、図2に示すように、本実施形態の撮像レンズ100において、第1レンズ120の物体側面1の中心曲率半径はR1に、第1レンズ120の像面側面2の中心曲率半径はR2に、第2レンズ130の物体側面3の中心曲率半径はR3に、第2レンズ130の像面側面4の中心曲率半径はR4に、第3レンズ140の物体側面5の中心曲率半径はR5に、第3レンズ140の像面側面6の中心曲率半径はR6に、撮像部150のカバーガラス151の第3レンズ140側の面7の中心曲率半径はR7に、カバーガラス151の撮像素子152側の面8の中心曲率半径はR8に設定されている。
なお、カバーガラス151の両面7,8の中心曲率半径R7、R8は0である。
また、第1レンズ120の屈折率はN1、第2レンズ130の屈折率はN2、第3レンズ140の屈折率はN3に設定される。
撮像レンズ100において、物体側OBJSより入射した光は、開口絞り部110を通過し、両凸の第1レンズ120の物体側R1面1、像面側R2面2、パワーが負となる第2レンズ130の物体側R3面3、像面側R4面4、物体側に凸となる樹脂を使った第3レンズ140の物体側R5面5、像面側R6面6、カバーガラス151の物体側R7面7、像面側R8面8を順次通過し撮像素子152へと集光される。
また、図2に示すように、絞り部110と第1レンズ120のR1面1までの距離をD1、第1レンズ110の厚さとなるR1面1とR2面2間の距離をD2、第1レンズ120のR2面2と第2レンズ130のR3面3間の距離をD3、第2レンズ130の厚さとなるR3面3とR4面4間の距離をD4、第2レンズ130のR4面4と第3レンズ140のR5面5間の距離をD5、第3レンズ140の厚さとなるR5面5とR6面6間の距離をD6、第3レンズ140のR6面6とカバーガラス151のR7面7間の距離をD7、カバーガラス151の厚みをD8とする。
本実施形態のように、開口絞り部110を最も物体側に置くことによって、全長を短くして射出瞳を長くとることで撮像素子152への入射角度をできるだけ小さく(浅くする)ことができる。
さらに、開口絞り部110と第1レンズ120との距離D1、R6面6とR7面7の最も接近している距離を確保することでオートフォーカスの繰り出し量を確保している。
以下に、第1の実施形態に係る撮像レンズの具体的な数値による実施例1〜9を示す。
なお、各実施例1〜9においては、撮像レンズ100の各レンズ群を構成する、絞り部110、各レンズ120〜140、並びに撮像部150を構成するカバーガラス151に対して、図2に示すような面番号を付与した。
(実施例1)
表1および表2に実施例1の各数値を示す。実施例の各数値は図1の撮像レンズ100に対応している。
表1は、実施例1における撮像レンズの各面番号に対応した絞り、各レンズ、カバーガラスの曲率半径(R:mm),間隔(D:mm)、屈折率(N)、およびアッベ数(ν)を示している。
Figure 0004947580
表2は、実施例1における非球面を含む第1レンズ120、第2レンズ130、および第3レンズ140の所定面の非球面係数を示す。表2において、kは円錐定数を、Aは4次の非球面係数を、Bは6次の非球面係数を、Cは8次の非球面係数を、Dは10次の非球面係数をそれぞれ表している。
Figure 0004947580
図3は、実施例1において、球面収差、歪曲収差、および非点収差を示す収差図である。図3(A)が球面収差、図3(B)が歪曲収差を、図3(C)が非点収差をそれぞれ示している。図3(C)中、破線Mはメリディオナル像面におけるd線の値、実線Sはサジタル像面におけるd線での値をそれぞれ示している。
図3からわかるように、実施例1によれば、球面、歪曲、非点の諸収差が良好に補正され、結像性能に優れた撮像レンズが得られる。
(実施例2)
表3および表4に実施例2の各数値を示す。実施例の各数値は図4の撮像レンズ100Aに対応している。図4の撮像レンズ100Aは、第1〜第3レンズの3枚を樹脂によって形成した(実施例1では第1レンズがガラスにより形成し、第2および第3レンズを樹脂により形成している)。
表3は、実施例2における撮像レンズの各面番号に対応した絞り、各レンズ、カバーガラスの曲率半径(R:mm),間隔(D:mm)、屈折率(N)、およびアッベ数(ν)を示している。
Figure 0004947580
表4は、実施例2における非球面を含む第1レンズ120、第2レンズ130、および第3レンズ140の所定面の非球面係数を示す。表4において、kは円錐定数を、Aは4次の非球面係数を、Bは6次の非球面係数を、Cは8次の非球面係数を、Dは10次の非球面係数をそれぞれ表している。
Figure 0004947580
図5は、実施例2において、球面収差、歪曲収差、および非点収差を示す収差図である。図5(A)が球面収差、図5(B)が歪曲収差を、図5(C)が非点収差をそれぞれ示している。図5(C)中、破線Mはメリディオナル像面におけるd線の値、実線Sはサジタル像面におけるd線での値をそれぞれ示している。
図5からわかるように、実施例2によれば、球面、歪曲、非点の諸収差が良好に補正され、結像性能に優れた撮像レンズが得られる。
(実施例3)
表5および表6に実施例3の各数値を示す。実施例の各数値は図6の撮像レンズ100Bに対応している。図6の撮像レンズ100Bは、第1レンズに実施例1よりアッベ数の大きいガラスを用いている。
表5は、実施例3における撮像レンズの各面番号に対応した絞り、各レンズ、カバーガラスの曲率半径(R:mm),間隔(D:mm)、屈折率(N)、およびアッベ数(ν)を示している。
Figure 0004947580
表6は、実施例3における非球面を含む第1レンズ120、第2レンズ130、および第3レンズ140の所定面の非球面係数を示す。表6において、kは円錐定数を、Aは4次の非球面係数を、Bは6次の非球面係数を、Cは8次の非球面係数を、Dは10次の非球面係数をそれぞれ表している。
Figure 0004947580
図7は、実施例3において、球面収差、歪曲収差、および非点収差を示す収差図である。図7(A)が球面収差、図7(B)が歪曲収差を、図7(C)が非点収差をそれぞれ示している。図7(C)中、破線Mはメリディオナル像面におけるd線の値、実線Sはサジタル像面におけるd線での値をそれぞれ示している。
図7からわかるように、実施例3によれば、球面、歪曲、非点の諸収差が良好に補正され、結像性能に優れた撮像レンズが得られる。
(実施例4)
表7および表8に実施例4の各数値を示す。実施例の各数値は図8の撮像レンズ100Cに対応している。図8の撮像レンズ100Cは、第2および第3レンズに実施例1と異なる樹脂レンズを用いている。
表7は、実施例4における撮像レンズの各面番号に対応した絞り、各レンズ、カバーガラスの曲率半径(R:mm),間隔(D:mm)、屈折率(N)、およびアッベ数(ν)を示している。
Figure 0004947580
表8は、実施例4における非球面を含む第1レンズ120、第2レンズ130、および第3レンズ140の所定面の非球面係数を示す。表8において、kは円錐定数を、Aは4次の非球面係数を、Bは6次の非球面係数を、Cは8次の非球面係数を、Dは10次の非球面係数をそれぞれ表している。
Figure 0004947580
図9は、実施例4において、球面収差、歪曲収差、および非点収差を示す収差図である。図9(A)が球面収差、図9(B)が歪曲収差を、図9(C)が非点収差をそれぞれ示している。図9(C)中、破線Mはメリディオナル像面におけるd線の値、実線Sはサジタル像面におけるd線での値をそれぞれ示している。
図9からわかるように、実施例4によれば、球面、歪曲、非点の諸収差が良好に補正され、結像性能に優れた撮像レンズが得られる。
(実施例5)
表9および表10に実施例5の各数値を示す。実施例の各数値は図10の撮像レンズ100Dに対応している。図10の撮像レンズ100Dは、第1〜第3レンズに実施例1と異なる樹脂レンズを用いている。
表9は、実施例5における撮像レンズの各面番号に対応した絞り、各レンズ、カバーガラスの曲率半径(R:mm),間隔(D:mm)、屈折率(N)、およびアッベ数(ν)を示している。
Figure 0004947580
表10は、実施例5における非球面を含む第1レンズ120、第2レンズ130、および第3レンズ140の所定面の非球面係数を示す。表10において、kは円錐定数を、Aは4次の非球面係数を、Bは6次の非球面係数を、Cは8次の非球面係数を、Dは10次の非球面係数をそれぞれ表している。
Figure 0004947580
図11は、実施例5において、球面収差、歪曲収差、および非点収差を示す収差図である。図11(A)が球面収差、図11(B)が歪曲収差を、図11(C)が非点収差をそれぞれ示している。図11(C)中、破線Mはメリディオナル像面におけるd線の値、実線Sはサジタル像面におけるd線での値をそれぞれ示している。
図11からわかるように、実施例5によれば、球面、歪曲、非点の諸収差が良好に補正され、結像性能に優れた撮像レンズが得られる。
(実施例6)
表11および表12に実施例6の各数値を示す。実施例の各数値は図12の撮像レンズ100Eに対応している。
表11は、実施例6における撮像レンズの各面番号に対応した絞り、各レンズ、カバーガラスの曲率半径(R:mm),間隔(D:mm)、屈折率(N)、およびアッベ数(ν)を示している。
Figure 0004947580
表12は、実施例6における非球面を含む第1レンズ120、第2レンズ130、および第3レンズ140の所定面の非球面係数を示す。表12において、kは円錐定数を、Aは4次の非球面係数を、Bは6次の非球面係数を、Cは8次の非球面係数を、Dは10次の非球面係数をそれぞれ表している。
Figure 0004947580
図13は、実施例6において、球面収差、歪曲収差、および非点収差を示す収差図である。図13(A)が球面収差、図13(B)が歪曲収差を、図13(C)が非点収差をそれぞれ示している。図13(C)中、破線Mはメリディオナル像面におけるd線の値、実線Sはサジタル像面におけるd線での値をそれぞれ示している。
図13からわかるように、実施例6によれば、球面、歪曲、非点の諸収差が良好に補正され、結像性能に優れた撮像レンズが得られる。
(実施例7)
表13および表14に実施例7の各数値を示す。実施例の各数値は図14の撮像レンズ100Fに対応している。
表13は、実施例7における撮像レンズの各面番号に対応した絞り、各レンズ、カバーガラスの曲率半径(R:mm),間隔(D:mm)、屈折率(N)、およびアッベ数(ν)を示している。
Figure 0004947580
表14は、実施例7における非球面を含む第1レンズ120、第2レンズ130、および第3レンズ140の所定面の非球面係数を示す。表14において、kは円錐定数を、Aは4次の非球面係数を、Bは6次の非球面係数を、Cは8次の非球面係数を、Dは10次の非球面係数をそれぞれ表している。
Figure 0004947580
図15は、実施例7において、球面収差、歪曲収差、および非点収差を示す収差図である。図15(A)が球面収差、図15(B)が歪曲収差を、図15(C)が非点収差をそれぞれ示している。図15(C)中、破線Mはメリディオナル像面におけるd線の値、実線Sはサジタル像面におけるd線での値をそれぞれ示している。
図15からわかるように、実施例7によれば、実施例6と同じ硝材であっても請求範囲から逸脱すると軸上も収差も補正しきれず、結像性能に優れた撮像レンズが得られない。
(実施例8)
表15および表16に実施例8の各数値を示す。実施例の各数値は図16の撮像レンズ100Gに対応している。
表15は、実施例8における撮像レンズの各面番号に対応した絞り、各レンズ、カバーガラスの曲率半径(R:mm),間隔(D:mm)、屈折率(N)、およびアッベ数(ν)を示している。
Figure 0004947580
表16は、実施例8における非球面を含む第1レンズ120、第2レンズ130、および第3レンズ140の所定面の非球面係数を示す。表16において、kは円錐定数を、Aは4次の非球面係数を、Bは6次の非球面係数を、Cは8次の非球面係数を、Dは10次の非球面係数をそれぞれ表している。
Figure 0004947580
図17は、実施例8において、球面収差、歪曲収差、および非点収差を示す収差図である。図17(A)が球面収差、図17(B)が歪曲収差を、図17(C)が非点収差をそれぞれ示している。図17(C)中、破線Mはメリディオナル像面におけるd線の値、実線Sはサジタル像面におけるd線での値をそれぞれ示している。
図17からわかるように、実施例8によれば、球面、歪曲、非点の諸収差が良好に補正され、結像性能に優れた撮像レンズが得られる。
(実施例9)
表17および表18に実施例9の各数値を示す。実施例の各数値は図18の撮像レンズ100Hに対応している。
表17は、実施例8における撮像レンズの各面番号に対応した絞り、各レンズ、カバーガラスの曲率半径(R:mm),間隔(D:mm)、屈折率(N)、およびアッベ数(ν)を示している。
Figure 0004947580
表18は、実施例9における非球面を含む第1レンズ120、第2レンズ130、および第3レンズ140の所定面の非球面係数を示す。表18において、kは円錐定数を、Aは4次の非球面係数を、Bは6次の非球面係数を、Cは8次の非球面係数を、Dは10次の非球面係数をそれぞれ表している。
Figure 0004947580
図19は、実施例9において、球面収差、歪曲収差、および非点収差を示す収差図である。図19(A)が球面収差、図19(B)が歪曲収差を、図19(C)が非点収差をそれぞれ示している。図19(C)中、破線Mはメリディオナル像面におけるd線の値、実線Sはサジタル像面におけるd線での値をそれぞれ示している。
図19からわかるように、実施例9によれば、球面、歪曲、非点の諸収差が良好に補正され、結像性能に優れた撮像レンズが得られる。
以上説明したように、本実施形態によれば、撮像レンズ100が、物体側OBJSから順に配置された、開口絞り部110、パワーが正となる第1レンズ120、パワーが負となる両面非球面の第2レンズ130、物体側が凸となるパワーが負の両面非球面の第3レンズ140、および撮像部150により構成されていることから、全長が短く、諸収差が良好に補正され、像面への入射角度を抑えた撮像レンズを実現することができる。
収差補正において、各レンズ群のパワー配置を最適化することでコンパクト化を達成しており、さらに非球面を適宜配置することで、さらにコンパクト化を実現できる。これらの条件を最適化することにより、コンパクトなレンズにも関わらず高性能で、さらに歪曲を小さくすることができる利点がある。
なお、本実施例では、第1レンズ120も非球面を配置した場合について説明しているが球面であってもよい。第1レンズ120を球面にすると、ガラスで作製しやすくなり、ガラスで作製すると感度を緩くすることができ、非球面でプラスチックで作製すると、コストが低減され、かつ、より高性能にすることができる。
撮像素子152への入射角度規制に対する射出瞳位置の条件を所望の条件に規定することにより、広画角、コンパクトでありながら、射出瞳の規制緩和を行うことが可能となる。
<第2実施形態>
図22は、本第2の実施形態の撮像レンズの基本構成を示す図である。
また、図21は、本第2の実施形態において、撮像レンズの絞り部、各レンズ、並びに撮像部を構成するカバーガラスに対して付与した面番号を示す図である。
本第2の実施形態に係る撮像レンズ200が前述した第1の実施形態に係る撮像装置100,100A〜100Hと基本的に異なる点は、開口絞りを、第1レンズの物体側ではなく像面側(第2レンズへの光出射側)に配置したことある。
この撮像レンズ200は、図20に示すように、物体側OBJSから順に配置された、パワーが正となる第1レンズ210、開口絞り部220、パワーが負となる両面非球面の第2レンズ230、物体側が凸となるパワーが負の両面非球面の第3レンズ240、および撮像部250により構成されている。
これらの構成要素のうち、パワーが正となる第1レンズ210、開口絞り部220、パワーが負となる両面非球面の第2レンズ230、物体側が凸となるパワーが負の両面非球面の第3レンズ240により撮像レンズ200の撮像光学系が構成されている。
すなわち、本実施形態においては、撮像光学系が、物体側OBJSから順に配置され、それぞれが1枚構成の第1レンズ210、第2レンズ230、第3レンズ240の、計3枚のレンズで構成されている。
第1レンズ210は、たとえば物体側と像面側共に凸面としたパワーが正となるレンズにより構成される。
第2レンズ230は、パワーが負となる両面非球面のメニスカスレンズに構成される。
第3レンズ240は、物体側に凸となるパワーが負の両面非球面のメニスカスレンズにより構成される。
たとえば、第1レンズ210は樹脂により形成され、第2レンズ230および第3レンズ240、またはいずれか一方は樹脂により形成される。
撮像部250は、第3レンズ240側から、ガラス製の平行平面板(カバーガラス)251と、たとえばCCDあるいはCMOSセンサ等からなる撮像素子252が順に配置されている。
撮像光学系を介した被写体(物体)からの光が、撮像素子252の撮像面252a上に結像される。
以上の第1レンズ210、第2レンズ230、および第3レンズ240を有する撮像光学系は、光学系全体が正、負、負のレンズ構成となっている。全長が短く、諸収差が良好に補正され、像面への入射角度を抑えた撮像レンズを実現している。
また、図21に示すように、本実施形態の撮像レンズ200において、第1レンズ210の物体側面11の中心曲率半径はR11に、第1レンズ210の像面側面12の中心曲率半径はR12に、絞り部220の面13の中心曲率半径はR13に、第2レンズ230の物体側面14の中心曲率半径はR14に、第2レンズ230の像面側面15の中心曲率半径はR15に、第3レンズ240の物体側面16の中心曲率半径はR16に、第3レンズ240の像面側面17の中心曲率半径はR17に、撮像部250のカバーガラス251の第3レンズ240側の面18の中心曲率半径はR18に、カバーガラス251の撮像素子252側の面19の中心曲率半径はR19に設定されている。
なお、絞り部220の面13の中心曲率半径R13、カバーガラス251の両面18,19の中心曲率半径R18、R19は0.0である。
また、第1レンズ210の屈折率はN11、第2レンズ230の屈折率はN12、第3レンズ140の屈折率はN13に設定される。
撮像レンズ200において、物体側OBJSより入射した光は、両凸の第1レンズ210の物体側面11、像面側面12、開口絞り部220を通過し、パワーが負となる第2レンズ230の物体側面13、像面側面14、物体側に凸となる樹脂を使った第3レンズ240の物体側面15、像面側面16、カバーガラス251の物体側面17、像面側面18を順次通過し撮像素子252へと集光される。
また、図2に示すように、第1レンズ210の厚さとなる面11と面12間の距離をD11、第1レンズ110の面12と絞り部220の面23間の距離をD22、絞り部220の面23と第2レンズ230の面14間の距離をD13、第2レンズ230の厚さとなる面14と面15間の距離をD14、第2レンズ230の面15と第3レンズ240の面16間の距離をD15、第3レンズ240の厚さとなる面16と面17間の距離をD16、第3レンズ240の面17とカバーガラス251の面18間の距離をD17、カバーガラス251の厚みをD18とする。
以上のような構成を有する本実施形態に係る撮像レンズ200は、携帯電話機等に搭載可能なようにコンパクト化を実現し、全長が短く、諸収差が良好に補正され、像面への入射角度を抑えるために、各種条件が設定されるが、この各種条件は第1の実施形態の撮像レンズと同様であることからここではその説明を省略する。
以下に、本第2の実施形態に係る撮像レンズの具体的な数値による実施例10、11を示す。
なお、各実施例10、11においては、撮像レンズ200の各レンズ群を構成する、絞り部220、各レンズ210,230,240、並びに撮像部250を構成するカバーガラス251に対して、図21に示すような面番号を付与した。
(実施例10)
表19および表20に実施例10の各数値を示す。実施例の各数値は図20の撮像レンズ200に対応している。実施例10においては、第1レンズ210、第2レンズ230、および第3レンズ240を樹脂によって形成した。
表19は、実施例10における撮像レンズの各面番号に対応した絞り、各レンズ、カバーガラスの曲率半径(R:mm),間隔(D:mm)、屈折率(N)、および分散値(アッベ数(ν))を示している。
Figure 0004947580
表20は、実施例10における非球面を含む第1レンズ210、第2レンズ230、および第3レンズ240の所定面の非球面係数を示す。表20において、kは円錐定数を、Aは4次の非球面係数を、Bは6次の非球面係数を、Cは8次の非球面係数を、Dは10次の非球面係数をそれぞれ表している。
Figure 0004947580
実施例10によれば、球面、歪曲、非点の諸収差が良好に補正され、結像性能に優れた撮像レンズが得られる。
(実施例11)
表21および表22に実施例11の各数値を示す。実施例の各数値は図20の撮像レンズ200Aに対応しているが、第1レンズ110の面12と絞り部220の面23間の距離をD22を0.0にした例である。
表21は、実施例11における撮像レンズの各面番号に対応した絞り、各レンズ、カバーガラスの曲率半径(R:mm),間隔(D:mm)、屈折率(N)、および分散値(アッベ数(ν))を示している。
Figure 0004947580
表22は、実施例11における非球面を含む第1レンズ210、第2レンズ230、および第3レンズ240の所定面の非球面係数を示す。表22において、kは円錐定数を、Aは4次の非球面係数を、Bは6次の非球面係数を、Cは8次の非球面係数を、Dは10次の非球面係数をそれぞれ表している。
Figure 0004947580
実施例11によれば、球面、歪曲、非点の諸収差が良好に補正され、結像性能に優れた撮像レンズが得られる。
以上説明したように、本第2の実施形態によれば、撮像レンズ200が、物体側OBJSから順に配置された、パワーが正となる第1レンズ210、開口絞り部220、パワーが負となる両面非球面の第2レンズ230、物体側が凸となるパワーが負の両面非球面の第3レンズ240、および撮像部250により構成されていることから、全長が短く、諸収差が良好に補正され、像面への入射角度を抑えた撮像レンズを実現することができる。
収差補正において、各レンズ群のパワー配置を最適化することでコンパクト化を達成しており、さらに非球面を適宜配置することで、さらにコンパクト化を実現できる。これらの条件を最適化することにより、コンパクトなレンズにも関わらず高性能で、さらに歪曲を小さくすることができる利点がある。
なお、本実施例では、第1レンズ210も非球面を配置した場合について説明しているが球面であってもよい。第1レンズ210を球面にすると、ガラスで作製しやすくなり、ガラスで作製すると感度を緩くすることができ、非球面でプラスチックで作製すると、コストが低減され、かつ、より高性能にすることができる。
撮像素子252への入射角度規制に対する射出瞳位置の条件を所望の条件に規定することにより、広画角、コンパクトでありながら、射出瞳の規制緩和を行うことが可能となる。
以上説明したような特徴を有する撮像レンズ100,100A〜100H,200は、撮像素子を用いたデジタルスチルカメラや携帯電話搭載カメラ、携帯情報端末搭載カメラといった全長の規制の厳しい撮像装置に適用可能である。
特に、携帯電話機等にも搭載可能な好適なレンズ全長および高い光学性能を有することから、デジタル入力機器(カメラ(光学)モジュール)に適している。
図22および図23は、本実施形態に係る撮像レンズを採用したカメラ(光学)モジュールを搭載した携帯電話機の一実施形態を示す外観斜視図である。携帯電話機301はいわゆる折り畳み式の携帯電話機として構成されており、図22は開状態を、図23は閉状態を示している。
携帯電話機301は、受話筐体302と、送話筐体303とを備え、受話筐体302および送話筐体303は連結部304により開閉可能に連結されている。受話筐体302および送話筐体303は、閉状態で互いに対向する面(正面)側の正面側ケース302c、303cと、その背面側の背面側ケース302d、303dとをそれぞれ備えている。これらケースは、たとえば樹脂によりそれぞれ一体成形される。
受話筐体302には、正面側に画像を表示するメイン表示部305と、その背面側に画像を表示するサブ表示部306とが、それぞれ各面に沿って設けられている。メイン表示部5およびサブ表示部306は、たとえば液晶表示ディスプレイによって構成される。また、受話筐体302には、背面側ケース302dに設けられた開口部302eから被写体を撮像するための光学モジュール307と、背面側から発光するストロボ308とが設けられている。
送話筐体303は正面側に操作部309を備えている。操作部309には、テンキーボタン309a等の携帯電話機301を操作するための各種ボタンが配置されている。携帯電話機301は、テンキーボタン309aへの入力操作に応じて、無線通信や光学モジュール7による撮像を行う。
なお、携帯電話機301の内部には、無線通信用の高周波回路やアンテナ、通話用のマイクやスピーカが設けられているが、図示は省略する。
また、同様に図示は省略しているが、操作部309の反対面にはカバーを有し、カバーを開放すると電池収納部があり、電力供給手段としての電池が収納されている。
本実施形態においては、この電池から光学モジュール7の駆動源に電力を供給することで、部品点数の削減、および携帯電話機301の小型化を実現している。
光学モジュール307には、前述したように、本実施形態に係る撮像レンズ100,100A〜100H,200,200A〜200Cを採用している。
以下、光学モジュールの構成例について、図24(A),図24(B)、および図25に関連付けて説明する。
図24(A)は、光学モジュール307の概観斜視図、図24(B)は、図24(A)のIII−III線における断面図である。なお、図24(A)および図24(B)に設定した直交座標系のy軸方向が光軸方向であり、図24(A)の紙面左下側および図24(B)の紙面上方側が物体側(被写体側;図23の紙面上方側)である。
また、図25は、本実施形態の撮像レンズが搭載されるレンズユニットの内部構成を物体側(被写体側)からみた斜視図である。
光学モジュール307は、光軸方向において、物体側(被写体側)から順に、被写体側カバー311、シャッタユニット312、レンズユニット314、基板カバー315および基板316が積層され、全体形状が光軸方向に薄い薄型直方体に概ね形成されている。
具体的には、被写体側カバー311、レンズユニット314、基板カバー315、基板316は、光軸方向にみて略同程度の大きさの略矩形状に形成されており、これら各部の側面は全体形状の側面を構成し、被写体側カバー311および基板316は全体形状の被写体側の面およびその裏面を構成している。光学モジュール307は比較的小型のモジュールとして構成されており、たとえば、光軸に直交する面の広さは22mm×16mm、光軸方向の厚さは6.9mmである。
なお、光学モジュール307は、図24(B)および図25に示すように、レンズを光軸方向に駆動するためのモータ313を内蔵しており、レンズの光軸方向の移動による合焦位置の調整が可能である。
被写体側カバー311は、全体として矩形の箱体状に形成され、被写体側の板面311aと、板面311aの外周を囲む側面とを有している。x軸方向の一端側には、被写体側カバー311の広さの略半分の大きさの矩形状の開口部が開口し、シャッタユニット312の大部分が露出する。被写体側カバー311は、たとえば金属により形成されている。なお、光学モジュール307において、被写体側カバー311は、省略してもよい。
シャッタユニット312は、外形が、全体としてレンズユニット314の略半分の広さを有する薄型の略直方体状に形成されている。
シャッタユニット312のレンズユニット314側には、光路を中心とする円形の凹部312aが設けられており、凹部312aには本実施形態の撮像レンズに相当するレンズ群321が挿入され、凹部312aはレンズ群321の移動領域の一部を規定することも可能である。
モータ313は、光軸に対してシャッタユニット312と並列に、すなわち、光軸に直交する方向においてシャッタユニット312とモータ313とが配列されるようにレンズユニット314の被写体側に設けられている。また、モータ313はレンズ群321の径方向外側に位置する。
レンズユニット314は、レンズ群321と、レンズ群321を保持するレンズ保持体322と、レンズ保持体322をレンズ群321の光軸方向に移動可能に保持する図示しないレンズ用基体とを備えている。
レンズ群321は、図24(B)に示すように、たとえば、3枚の光学レンズを含んで構成され、被写体側から第1レンズ323(図1等の第1レンズ120、図20等の第1レンズ210)、第2レンズ324(図1等の第2レンズ130、図20等の第2レンズ230)、第3レンズ325(図1等の第3レンズ140、図20等の第3レンズ240)の順に積層されている。第1レンズ323、第2レンズ324、第3レンズ325は、被写体側から徐々に径が大きくなるように構成されている。なお、単一のレンズがレンズ保持体322に保持されていてもよい。
レンズ保持体322は、各レンズ323、324、325がそれぞれ嵌合挿入されるように、階段状に縮径する円形の凹部を有している。当該凹部に第1レンズ323、第2レンズ324、第3レンズ325の順に各レンズが収納されて積層され、さらにリング状のリテーナ326が積層されるとともに、リテーナ326がレンズ保持体322に接着剤等の固定手段により固定されることにより、レンズ群321はレンズ保持体322に保持される。レンズ保持体322は、たとえば樹脂により形成されている。
基板カバー315は、たとえば樹脂により形成され、全体形状は概ね薄型の直方体である。基板カバー315には、光路を確保するための開口部315aが設けられている。また、基板カバー315の基板316側には、基板316に設けられる各種の部品を収容可能な凹部315b(図24(B)参照)が複数設けられている。なお、基板カバー315のレンズユニット314側にはIRカットフィルタが設けられている。
基板316は、硬質の基板材料により剛体の基板として構成され、全体として略矩形状に形成されている。基板316は、たとえば硬質の樹脂により形成された絶縁層に、パターン層、グランド層、電源層が積層された多層式のプリント基板である。
なお、図24(A)および図24(B)に示すように、基板316は、光学モジュール307の全体形状における被写体側の反対側の面を構成しており、光学モジュール307が携帯電話機301に実装される際には、たとえば、基板316の被写体側と反対側の面316aが、携帯電話機1の内部に設けられた不図示の基板等の適宜な部材に当接し、携帯電話機1に保持される。フレキシブルプリント配線基板(FPC327)には、携帯電話機1の内部に設けられた基板等と接続するためのコネクタ328が設けられている。
撮像素子329は、たとえばCCDやCMOSセンサにより形成され、受光した光に応じた信号を出力する。撮像素子329により出力された信号は、基板316およびFPC327を介して携帯電話機1の表示部用の基板等に設けられた画像処理部に出力されて処理される。そして光像の画像はメイン表示部305またはサブ表示部306に表示される。
この撮像素子329は、図1等の撮像レンズ100,100A〜100Hの撮像素子150、図20の撮像レンズ200の撮像素子250に相当する。
レンズ保持体322は、レンズ321の径方向外側に突出する被案内部322a、322bを備えている。被案内部322aには貫通孔322cが設けられ、当該貫通孔322cにガイド軸351が挿通されている。ガイド軸3351は光軸方向に延びてレンズ用基体に固定されており、被案内部22aを光軸方向に案内する。被案内部322bは、レンズ用基体に設けられた凹状のレール部に挿入されている。
モータ313は、たとえばステッピングモータにより構成され、ロータ等を含むモータ本体313aと、モータ本体313aから延出し、回転駆動される出力軸313bとを有している。モータ本体313aはたとえば略円筒形に形成され、出力軸313bは当該円筒形の端面から延出する。
図25に示すように、モータ本体313aは、出力軸313b方向の長さが出力軸313bに直交する方向の幅よりも大きい。また、モータ本体313aの長さと出力軸313bの長さとを積算した長さは、レンズ群321の径よりも大きく、モータ本体313aの出力軸313bに直交する方向の幅はレンズ群321の光軸方向の厚さよりも小さい(図24(B)参照)。
モータ313は、出力軸313bが、光軸に直交する方向であってシャッタユニット312との配列方向に対して直交する方向(z軸方向)に沿って延びるように配置されている。すなわち、モータ313の全体形状における長手方向を光軸に直交に、短手方向を光軸に平行にして配置されている。
モータ本体313aのシャッタユニット312と反対側の側面には、端子フォルダ352が設けられており、端子フォルダ352の端子352aは、FPCに接続されている。
モータ313の動作は、携帯電話機301の不図示の制御部により、FPC327や基板316、端子フォルダ352を介して制御される。
図25に示すように、レンズユニット314には、モータ313の出力軸313bの回転を光軸方向の直線運動に変換してレンズ保持体322に伝達する伝達機構353が設けられている。
伝達機構353は、モータ313の出力軸313bに設けられるウォーム354と、ウォーム354と噛合するウォームホイール355と、ウォームホイール355と噛合するカムギア356とを備えている。なお、ウォーム354、ウォームホイール355およびカムギア356は後述するカム部356bを駆動するカム駆動部として機能する。
ウォーム354とウォームホイール355とはウォーム歯車装置を構成し、出力軸313bの光軸に直交する軸回りの回転を光軸に平行な軸回りの回転に変換する。すなわち、ウォーム354は光軸に直交する軸回りに回転し、ウォームホイール355はウォーム354により伝達された駆動力により光軸に平行な軸回りに回転する。
また、図25に示すように、レンズユニット314には、カムギア356の回転位置の検出、ひいてはレンズ保持体322の光軸方向の位置の検出をするための光電センサ361が設けられている。
カムギア356は、外周部の一部にギア部356aを、外周部の他の一部にカム部356bを備えている。ギア部356aおよびカム部356bは、それぞれカムギア356の略半周に亘って形成されている。ギア部356aはウォームホイール355と噛合し、カムギア356は光軸に平行な軸回りに回転する。
カム部356bは、カムギア356の回転軸に直交する面に対して傾斜する、すなわち、光軸に直交する面に傾斜するカム面356cを有している。一方、レンズ保持体322は、カム面356cに当接する当接部322dを有しており、当接部322dはカムギア356の回転に伴ってカム面356cに摺動可能である。
このように、本実施形態の撮像レンズ100,100A〜100H,200は、撮像素子を用いたデジタルスチルカメラや携帯電話搭載カメラ、携帯情報端末搭載カメラといった全長の規制の厳しい撮像装置に容易に搭載可能である。
また、撮像レンズ100,100A〜100H,200は、携帯電話機等にも搭載可能な好適なレンズ全長を有していることはもとより、高い光学性能を有することから、高精度な画像を得ることが可能である。
本第1の実施形態の撮像レンズの基本構成を示す図である。 本第1の実施形態において、撮像レンズの絞り部、各レンズ、並びに撮像部を構成するカバーガラスに対して付与した面番号を示す図である。 実施例1において、球面収差、歪曲収差、および非点収差を示す収差図である。 実施例2において採用した撮像レンズの構成を示す図である。 実施例2において、球面収差、歪曲収差、および非点収差を示す収差図である。 実施例3において採用した撮像レンズの構成を示す図である。 実施例3において、球面収差、歪曲収差、および非点収差を示す収差図である。 実施例4において採用した撮像レンズの構成を示す図である。 実施例4において、球面収差、歪曲収差、および非点収差を示す収差図である。 実施例5において採用した撮像レンズの構成を示す図である。 実施例5において、球面収差、歪曲収差、および非点収差を示す収差図である。 実施例6において採用した撮像レンズの構成を示す図である。 実施例6において、球面収差、歪曲収差、および非点収差を示す収差図である。 実施例7において採用した撮像レンズの構成を示す図である。 実施例7において、球面収差、歪曲収差、および非点収差を示す収差図である。 実施例8において採用した撮像レンズの構成を示す図である。 実施例8において、球面収差、歪曲収差、および非点収差を示す収差図である。 実施例9において採用した撮像レンズの構成を示す図である。 実施例9において、球面収差、歪曲収差、および非点収差を示す収差図である。 本第2の実施形態の撮像レンズの基本構成を示す図である。 本第2の実施形態において、撮像レンズの絞り部、各レンズ、並びに撮像部を構成するカバーガラスに対して付与した面番号を示す図である。 本実施形態に係る撮像レンズを採用したカメラ(光学)モジュールを搭載した携帯電話機の一実施形態を示す外観斜視図であって、開状態を示す図である。 本実施形態に係る撮像レンズを採用したカメラ(光学)モジュールを搭載した携帯電話機の一実施形態を示す外観斜視図であって、閉状態を示す図である。 本実施形態に係る光学モジュールの概観斜視図と断面図である。 本実施形態の撮像レンズが搭載されるレンズユニットの内部構成を物体側(被写体側)からみた斜視図である。
符号の説明
100,100A〜100H・・・撮像レンズ
110・・・開口絞り部
120・・・第1レンズ
130…第2レンズ
140…第3レンズ
150…撮像部
151…ガラス製の平行平面板(カバーガラス)
152…撮像素子
152a…撮像面
200・・・撮像レンズ
210・・・第1レンズ
220・・・開口絞り部
230…第2レンズ
240…第3レンズ
250…撮像部
251…ガラス製の平行平面板(カバーガラス)
252…撮像素子
252a…撮像面
301・・・携帯電話機
307・・・光学モジュール

Claims (10)

  1. 撮像素子を対象とした撮像光学系を有する撮像レンズであって、
    前記撮像光学系は、物体側から順に配置された、
    パワーが正となる第1レンズと、
    パワーが負となる両面非球面の第2レンズと、
    物体側が凸となるパワーが負の両面非球面の第3レンズと、を含
    前記撮像光学系において下記の条件式(1)、(2)、および(3)を満足する
    撮像レンズ。
    0.45<f1/f<0.65 …(1)
    −2.0<f2/f<−0.75 …(2)
    f3/f<−7.0 …(3)
    ただし、fは全系の焦点距離を、f1は前記第1レンズの焦点距離を、f2は前記第2レンズの焦点距離を、f3は前記第3レンズの焦点距離をそれぞれ表している。
  2. 前記撮像光学系において、絞りから像面までの距離の全長をL、全系の焦点距離をfとするとき下記の条件式(5)を満足する
    請求項1に記載の撮像レンズ。
    1.0<L/f<2.0 …(5)
  3. 前記撮像光学系において、絞りから像面までの距離の全長をL、全系の焦点距離をfとするとき下記の条件式(6)を満足する
    請求項1に記載の撮像レンズ。
    1.1<L/f<1.7 …(6)
  4. 前記撮像光学系において、絞りから像面までの距離の全長をL、全系の焦点距離をfとするとき下記の条件式(7)を満足する
    請求項1に記載の撮像レンズ。
    1.0<L/f<1.5 …(7)
  5. 前記撮像光学系の第2レンズ、および第3レンズの像面側の面において中心部の中心曲率半径と周辺部の曲率半径の符号が異なる面を有する
    請求項1から4のいずれか一に記載の撮像レンズ。
  6. 前記撮像光学系において最もアッベ数が大きいν(max)と最もアッベ数の小さいν(min)の差が以下の条件式(8)を満足し、前記第1レンズのアッベ数ν、前記第2レンズのアッベ数ν、および前記第3レンズのアッベ数νが下記の条件を満足する
    請求項1から5のいずれか一に記載の撮像レンズ。
    ν(max)―ν(min)≧25 …(8)
    ν≧50.0、
    ν≦40.0、
    ν≧50.0。
  7. 前記第2レンズおよび第3レンズのうちの少なくとも一方が樹脂により形成されている
    請求項1から6のいずれか一に記載の撮像レンズ。
  8. 前記第1レンズの物体側または像面側のいずれかに開口絞りが配置されている
    請求項1から7のいずれか一に記載の撮像レンズ。
  9. 撮像素子を対象とした撮像光学系を有する撮像レンズと、
    前記撮像レンズを保持するレンズ保持体と、を有し、
    前記撮像レンズの前記撮像光学系は、物体側から順に配置された、
    パワーが正となる第1レンズと、
    パワーが負となる両面非球面の第2レンズと、
    物体側が凸となるパワーが負の両面非球面の第3レンズと、を含み、
    前記撮像光学系において下記の条件式(9)、(10)、および(11)を満足する
    光学モジュール。
    0.45<f1/f<0.65 …(9)
    −2.0<f2/f<−0.75 …(10)
    f3/f<−7.0 …(11)
    ただし、fは全系の焦点距離を、f1は前記第1レンズの焦点距離を、f2は前記第2レンズの焦点距離を、f3は前記第3レンズの焦点距離をそれぞれ表している。
  10. 光学モジュールと、
    前記光学モジュールを収納する筐体と、を有し、
    前記光学モジュールは、
    撮像素子を対象とした撮像光学系を有する撮像レンズと、
    前記撮像レンズを保持するレンズ保持体と、を有し、
    前記撮像レンズの前記撮像光学系は、物体側から順に配置された、
    パワーが正となる第1レンズと、
    パワーが負となる両面非球面の第2レンズと、
    物体側が凸となるパワーが負の両面非球面の第3レンズと、を含み、
    前記撮像光学系において下記の条件式(13)、(14)、および(15)を満足する
    携帯端末。
    0.45<f1/f<0.65 …(13)
    −2.0<f2/f<−0.75 …(14)
    f3/f<−7.0 …(15)
    ただし、fは全系の焦点距離を、f1は前記第1レンズの焦点距離を、f2は前記第2レンズの焦点距離を、f3は前記第3レンズの焦点距離をそれぞれ表している。
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