JP4947377B2 - コケ植物等の栽培方法 - Google Patents
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Description
本発明は、上述したように、コケ植物の栽培手段を提供する発明であり、その栽培対象としての「コケ植物(植物体):特に断らない限り、ミズゴケとミズゴケ以外のコケ植物を含む」の他に、当該コケ植物と接触させる「乾燥ミズゴケ」を必要とする。
本開示において、「ミズゴケ」と記載した場合は、Sphagnum L.を総括的に意味することの他に、特に断らない限り、本発明の直接的な対象物としての「生長ミズゴケ」を意味するものとする。
本発明において用い得る「ミズゴケ以外のコケ植物」[この(2)の欄では、コケ植物という]は、自然界に自生しているコケ植物をそのまま用いることも可能であり、栽培法で得たコケ植物を用いることも可能である。また、いわゆる培養法〔例えば、「植物バイオテクノロジーII」,東京化学同人:現代化学・増刊20の第39頁「蘚苔類の培養」(小野著)等参照のこと〕を用いた「培養ゴケ」を用いることも可能であるが、通常は、栽培法で得たコケ植物を用いることが好ましい。
(1)乾燥ミズゴケの集合物
本栽培基は、栽培対象としての「コケ植物の植物体」(ミズゴケを含む)の支持体となると共に、コケ植物の植物体への、水の供給経路となる「乾燥ミズゴケの集合物」によって構成され、かつ、当該集合物は特定の態様をとっていることを主要な特徴とする。上述したように、本栽培基は、「解かれた状態の乾燥ミズゴケの集合物」を、その構成として用いることを特徴とする。
後述するように、この解かれた状態の乾燥ミズゴケの集合物は、そのままコケ植物(ミズゴケを含む)を養生する場に載置して本栽培基として用いることにより、風で飛ばされることもなく経時的に、コケ植物を養生することが可能である。しかしながら、後述するキットのように移送することが前提となる場合には、上記場に解かれた状態の乾燥ミズゴケの集合物を定着させる手段を講じて、転倒等によっても当該集合物が脱落しないようにする必要性が高くなる。また、平置きの場であっても、コケ植物(ミズゴケを含む)の養生の場に多様な形態を施す場合、例えば、当該場の内部に池(例えば、地塘を模したもの)を設ける場合には、解かれた状態の乾燥ミズゴケの集合物に定着手段を施すことが好適である。
本栽培基においては、これを構成する「解かれた状態の乾燥ミズゴケの集合物」における、養生対象となるコケ植物の植物体との接触部分(通常は、本栽培基の上面側に露出した解かれた状態の乾燥ミズゴケの集合物の部分)以外の部分が、当該集合物の下に存在する水と直接的又は間接的に接触可能であることを特徴とする。「解かれた状態の乾燥ミズゴケの集合物」は、水と接触することにより、当該水をミズゴケ自体の吸水力にて吸い上げて、当該集合物全体を湿潤した状態とすることができる。この湿潤状態となった乾燥ミズゴケの集合物とコケ植物を継続的に接触させることにより、当該コケ植物の養生を行うことができる。このコケ植物の養生については後述する。この解かれた状態の乾燥ミズゴケの集合物と水との接触は、当該集合物が水と直接接触していても、間接的に接触(例えば、「他の乾燥ミズゴケ」が直接的に水と接触しており、解かれた状態の乾燥ミズゴケの集合物が、当該他の乾燥ミズゴケと接触することにより実現される)することにより行われる。間接的な接触の典型的な態様としては、上記「他の乾燥ミズゴケ」として、乾燥ミズゴケの集合物を用いる方法を例示することができる。また、解かれた状態の乾燥ミズゴケの集合物の底部から水に向かって垂れ下がった乾燥ミズゴケの細長形の構成物を介して行うこともできる。この場合の当該細長形の構成物の、解かれた状態の乾燥ミズゴケ集合物の底部の面積における設置密度は、概ね1m2当たり1本程度以上であることが好適であり、特に好適には25〜400cm2当たりに1本程度である。ここで用いられる水は特に限定させず、上水(水道水)、中水、雨水、地下水、湖沼水、河川水等の他、クーラー等の使用により発生する水も用いることができる。なお、当該水の水位は、本栽培基の乾燥ミズゴケの集合物において、コケ植物が定着している部分よりも下であることが要求される(具体的には後述する)。また、当該水を貯める場の深さを10cm以上として、降雨を受ける屋外に、本栽培体を設置することにより、初期に水を与えておけば、余程の渇水が続かない限り、新たな水やりがほとんど不必要とすることができる。
上述のように、本栽培体は、本栽培基において、栽培の対象となるコケ植物の植物体が、湿潤した解かれた状態の乾燥ミズゴケの集合物において形成された隙間に載置されてなることを特徴とする。すなわち、本栽培基の湿潤した解かれた状態の乾燥ミズゴケの集合物上に、生長ミズゴケ植物体の定着を行う。この解かれた状態の乾燥ミズゴケ集合物の湿潤状態は、上述したように、本栽培基の製造工程において実現され、また、乾燥後は、下からの水の浸潤等により容易に実現することができる。
用いる生長ミズゴケ植物体は、頭部と茎部が揃っているものでもよいが、茎部が長すぎると、解かれた状態の乾燥ミズゴケの集合物への差し込み載置(生長ミズゴケ植物体の解かれた状態の乾燥ミズゴケ集合物表面への「載置」には、この「差し込み載置」を含むこととする)を行わなければならず、個々の植え付け作業の負担が増大する傾向が認められる。よって、好適な生長ミズゴケ植物体は、実質的に頭部のみからなるものが好ましい。具体的には、好適な茎部の長さは、0〜20mm程度、好適には0〜10mm程度、さらに好適には0〜5mm程度である。
本栽培体は、コケ植物体の養生に適した場において固定された状態で、上記の養生を行うことにより、コケ植物体を伸長させることができる。このようなコケ植物体の養生に適した場の条件として、「水位調整手段が施され、かつ、底部から少なくとも予定水位の高さまでは防水状態が保たれている」ことが挙げられる。ここにいう水位とは、「本栽培体の解かれた状態の乾燥ミズゴケの集合物が吸い上げる水の源となる水の水位」である。そして、当該水位の調整手段としては、防水状態が保たれた予定水位の高さに設けられた排水機構(排水口、排水溝等)や、予定水位の高さにおいて水位を検知して当該水位以上の水の供給を制御する水位調整装置等が挙げられる。このような水位条件を提供することが可能な場に本栽培基を固定して、これに上述した要領でコケ植物を載置して下部水源からの水の供給を行うことにより、コケ植物の養生を行うことができる。なお、当該場を有し、かつ、本栽培体が固定されて組み込まれた、コケ植物体の養生を行うための器を「コケ植物の栽培器」として定義する。当該栽培器の素材は、限定されない。例えば、木、プラスチック、金属、合成繊維、石材等を限定なく用いることができる。このコケ植物の栽培器の代表的な形態としては、(a)上記の水位条件を有する場が、上側が開口した箱状器(ここで「箱状」とは、内側にプールや水槽のように水を溜められる場が設けてある上側が開口した物体を意味するものであり、これを形成する外枠部の形状は限定されるものではない)の内側において形成されている形態(平置き形態:屋上、路上、ベランダ上等の平面におけるコケ植物の養生に適している。また、後述するように特定の照明を用いることにより屋内においてもコケ植物の養生が可能である)である栽培器、(b)上記の水位条件を有する場が、浮力で水に浮くことができる物、具体的には、発泡スチロール、比重が1未満の軽質コンクリート、木材等を主要材料として形成された、比重が1未満の物、において形成された貫通口を含む形態(フロー形態:水上におけるコケ植物体の養生に適している)である栽培器、(c)上記の水位条件を有する場が、垂直面や斜面において突出させてなる上側が開口した容器の内側において形成される場(壁掛け形態:垂直面におけるコケ植物体の養生に適している)である栽培器、等が例示されるが、これらに限定されるものではない。
従来、特に、ミズゴケやスナゴケのように多くの日照を必要とするコケ植物は、屋内での継続的な養生は難しいとされているが、本栽培体によりコケ植物の養生を行うに際して、コケ植物に向けて3000〜20000ルクス程度、好適には10000〜20000ルクスの光を、光源、例えば、蛍光灯、白熱電球、メタルハライドランプ等、好適には、蛍光灯又はメタルハライドランプ光、極めて好適にはメタルハライドランプ光を継続的に(1日あたり6〜12時間程度、24時間も可能)照射することにより、これらのコケ植物を室内で養生することが可能である。例えば、メタルハライドランプ光を選択した場合の、コケ植物に対する照射角度は、コケ植物に対して概ね垂直上方からの直接光であることが好適である。光量は、コケ植物から30〜100cm程度の距離を隔てた、50〜150W程度のメタルハライドランプからの光量程度である。これと同程度の光量であれば、例えば、より光量の強い光源を、上記の距離よりも遠くとすることや、逆に、弱い光源をより近くとすることも可能である。本発明において用いられるメタルハライドランプについては、例えば、特開2002−343301号に記載のメタルハライドランプ等を用いることができる。
上述した内容にて、コケ植物の養生を行うことが可能であり、これにより、養生の当初はごく小さなサイズのコケ植物体であったものが、特に、生長ミズゴケの場合は、2〜6ヶ月のうちに十分に伸長する。これにより、本栽培体の露出表面の生長ミズゴケ等のコケ植物が稠密に起立し、見た目にも美しくなり、この状態になれば「収穫」が可能になる。この収穫の主要な形態として、生長ミズゴケに対しては、下記(a)(b)の形態を挙げることができる。
本栽培体において伸長した生長ミズゴケの植物体の頭部を、ハサミ等で切断して、新たな生長ミズゴケの植物体の頭部を得ることができる。この頭部は、新たな本栽培体を構成する要素として用いることが可能であり、また、既存の本栽培体の補修材料として用いることができる(屋外で、本栽培体にてコケ植物を養生する過程で、まれに鳥によるいたずらを被る場合がある)。
本栽培体において伸長した生長ミズゴケの植物体は、その全体を容易に本栽培体から分離することができる。この分離した生長ミズゴケ植物体は、そのまま生長ミズゴケ植物体として用いることも可能であり、乾燥後に乾燥ミズゴケ植物体として用いることも可能である。生長ミズゴケ植物体も、乾燥ミズゴケも、蘭等の植物栽培や土壌改良材として非常に有用である。
本栽培体のコケ植物(少なくとも生長ミズゴケを含む)〜乾燥ミズゴケと、他の植物の植物体又は種子(球根も含む)を接触させた状態を保つことにより、当該他の植物の継続的な養生を行うことが可能である。「他の植物」としては、いわゆる水生植物(水中を中心に生活する植物の総称)一般を挙げることができる。具体的には、シュロガヤツリ、地性ラン(アツモリソウ、クマガイソウ、ミズトンボ、シュンラン、トキソウ、カキラン、サギソウ、パフィオペディルム属、フラグミペディウム属、コチョウラン等)、ユキノシタ科に属する植物、葦科に属する植物、アヤメ科に属する植物、モウセンゴケ科に属する植物(モウセンゴケ、コモウセンゴケ、ドロセラファルコネリー、ドロセラペティオラリス、ドロセラアデラエ、アフリカナガバノモウセンゴケ、ドロセラピグミー、イトバモウセンゴケ、ナガバノモウセンゴケ、イシモチソウ、ハエトリソウ、ドロソフィラムルシタニカム、ムジナモ等)、ムシトリスミレ属に属する植物、ビブリス属に属する植物、ウツボカズラ属に属する植物、セファロータス属に属する植物、サラセニア属に属する植物、ダーリングトニア属に属する植物、ホソバノセイタカギク、等を例示できる。また、芝、イネ、ムギ等の一般的な植物についての養生を行うことも可能である。これらの水生植物や一般的な植物、とミズゴケ(主に乾燥ミズゴケ)を接触させて、当該水生植物を養生する手段は既に提供されているが、これらの既存の手段では、例えば、途中でミズゴケの取り替えを行ったり、頻繁に鉢移し等を行わなければならず、継続的な養生を行うには、相当の手間と経験が必要であった。しかしながら、生長ミズゴケを用いる本栽培体において上記の他の植物を組み込むことにより、生長ミズゴケの連続的な養生と並行して、すなわち、生長ミズゴケの養生を行うだけで、他の植物には何の積極的な手間をかけずに、当該他の植物の継続的な養生を行うことが可能である。
本栽培体を用いたコケ植物の養生を効率的に行うために、当該養生を行うためのキットが提供される。代表的なキットの形態としては、例えば、下記の要素(a)(b)のセットが挙げられる。
(a)上述した解かれた状態の乾燥ミズゴケの集合物が定着した本栽培基
(b)コケ植物体(生長ミズゴケであれば、その頭部、それ以外のコケ植物であれば、その生長点を含む断片が好適である)
上記の他の植物の植物体又は種子を要素として加えることにより、積極的に当該他の植物の継続的な養生を行うことが可能となる。
例えば、着脱式の(a)を付設するコケ植物の栽培用具である。具体的には、例えば、水槽の縁に沿って嵌合することが可能な構造の本栽培基と組とする水槽(当該水槽は水貯めとして用いられる)、さらには図15(1)及び(2)に示す植物の栽培用容器等が挙げられる。
上述のように、コケ植物等を屋内で養生する場合に必要である。
図2は、ミズゴケの栽培圃場・ミズゴケ人工庭園等として用い得る、本栽培体を用いた平置きの栽培器20に関する一実施態様を、その組み立て工程を併せて示した図面である(縦断面図)。図2(1)において、平地面21の上に、第1の枠状部材231(材質は特に限定されず、木材、プラスチック、金属等を使用可能)を水平に載置し、その枠材の上から防水シート22(ビニールシート等)を、当該枠状部材231の載置により形成される凹部の淵に密着するように被せ、当該枠材の上面の平面形状と実質的に同一の形状の透水部材233(網状部材等)を、防水シート22が被せられた当該枠材の上に載置する。次いで、第1の枠状部材231の枠材の上に重ね合わせることが可能な形状の、第2の枠状部材232を載置固定する。これにより、その外枠に排水可能な隙間234が設けられた、上側が開口した箱状の構造物が構築される。当該箱状構造物の中に、貫通口242が設けられた多数の凹構造が設けられた凹凸板状部材24の凹構造の開口部を上に向けて載置し、その上から、乾燥ミズゴケ25[乾燥ミズゴケ25は、湿潤した状態であっても、乾燥した状態であってもよいが、湿潤した状態(水切りがされていなくてもよい)であることが好適である]を詰め込む。なお、この乾燥ミズゴケ25を詰め込む状態となった、平置き構造体は、この例では丹念に組み立てているが、これと同様の構造と機能の一体成型品とすることも勿論可能である。
本栽培体に係る技術は、失われたミズゴケ湿原の回復にも用いることが可能である。図4は、その概略を示した図面である。
図5は、本栽培体を、壁面(垂直面)において用いる態様の実施態様を示した図面である。向かって左の図は、当該実施態様の側面図(50A)、向かって右の図は、同正面図(50B)である。
図7(1)において、事後的に取り外し可能な柔軟性を有する、上側が開口した箱形状の外枠61(ビニール製枠等)の底部に、複数の乾燥ミズゴケの集合物62を垂直方向に立てて、これらの乾燥ミズゴケの集合物62が埋まらない程度の深さで、ウレタンフォーム63(容器631から噴出させている)を、外枠61内に、当該枠の中心近傍が低く、外側を高くなるように充填して、全体的に上側が開口した箱形状となるように固化させる。次いで、当該箱状物の凹部分に前述した要領に従って、乾燥ミズゴケ植物体ベッド64を形成する(生長ミズゴケ植物体65)。この場合、前述のキットの欄で開示した乾燥ミズゴケの係止手段を施すことができる(網状体の被覆であっても、埋め込みであってもよい)。その後、外枠61を引き剥がして、所望する浮島型の本ミズゴケ培養基60を得ることができる。本栽培体60は、これを浮遊させた水の貯留場66から、乾燥ミズゴケ集合物62を介して、その揚水力により、継続的に乾燥ミズゴケ植物体ベッド64に水が供給され、さらに、当該ベッド64を構成する乾燥ミズゴケの揚水力により、当該水は、生長ミズゴケ植物体65に供給される。このようにして、浮島型本栽培体60上で、生長ミズゴケ植物体65の継続的な養生が可能となる。また、ウレタンフォーム層63の一番高い位置から生長ミズゴケ植物体65までの高さは2cm以上であることが好適である(浮島型本栽培体を水に浮かべた場合の、当該複合体内の水位から2cm以上、好適には5cm以上、さらに好適には7cm以上の距離があるべきである)。
図9(1)は、「乾燥ミズゴケの細長形の構成物」の態様を例示した図面(縦断面図)である。立体の網状体011は、平板の網状体0111と0112が複数の指示棒113を介して違いに向かい合った状態で構成されている。第1の乾燥ミズゴケ0121は、上側の網状体0121にその一端が引っかけられた状態で垂れ下がっている。そして、当該第1の乾燥ミズゴケの下端が、下側の網状体0113において、当該第1の乾燥ミズゴケと同様に垂れ下がった状態で固定されている第2の乾燥ミズゴケ0122の上端に接した状態が保たれている、この場合、両乾燥ミズゴケ同士を糸で縛る等の手段により固定されていることが好適である。このような第1の乾燥ミズゴケ0121と第2の乾燥ミズゴケ0122同士が接した組を立体の網状体011において1組以上設け、第2の乾燥ミズゴケ0112の下端が水013と接する状態とすることによって、乾燥ミズゴケ独特の吸水力により、水を第2の乾燥ミズゴケ0122の下端から、第1の乾燥ミズゴケ0121の上端にまで継続的に吸い上げることができる。そして、このような状態とした第1の乾燥ミズゴケ0121の上端を、解かれた状態の乾燥ミズゴケ(図示せず)の下端に接触させることにより、水013を間接的に当該解かれた状態の乾燥ミズゴケに向けて供給することが可能となる。
図10は、本栽培体の水槽を用いる態様02(図10(3):縦断面図)を例示した図面である。図10(1)において、水槽021の上側の縁には、嵌合可能な構造の枠材022が、その構造に従い嵌め込まれている。枠材022は、水槽021に対して着脱可能とすることもできる。枠材22の内側には、真ん中の部分024が抜けた形状となるように、網状体023が張設されている。かかる網状体023には、1個以上の乾燥ミズゴケの構成物012’(上記)が、その鉤状部材にて引っ掛かって懸垂状態となっている。この状態の網状体023上に、解かれた状態の乾燥ミズゴケの集合物025を載置する(図10(2))。また、水槽021の中に水026を、網状体023に懸垂された乾燥ミズゴケの構成物012’の下端に接するまで注入し、解かれた状態の乾燥ミズゴケの集合物025の上に、例えば、生長ミズゴケ0251、食虫植物に代表される他の植物0252、ミズゴケ以外のコケ植物0253を載置して、好適には、その上から緩水流を流しかけることにより、水槽を器として用いた本栽培体023を得ることができる。この本栽培体023においては、水026が、乾燥ミズゴケの構成物012’を介して、継続的に乾燥ミズゴケの集合物025に供給され、コケ植物や他の植物(0251〜0253)の養生を行うことが可能である。水槽021の中で、金魚等を飼育することも可能である。また、本態様02を屋外に置く場合には、そのままで良いが、上述したように、屋内に置く場合には、メタルハライドランプや蛍光灯の照射光を生長対象のコケ植物や他の植物(0251〜0253)に向けて照射することが好適である。
図11(縦断面図)において、器041は、発泡スチロール等の水よりも軽い素材で構成され、その横断面中心近傍に貫通口0412が設けられ、さらに、その上側の縁の一部に突出部が設けられた平場0411を有する器である。器0411の貫通口0412には、当該貫通口0412の半ばの深さに設けられた第1の網状体0421、平場0411から貫通口0412の入り口近傍に設けられた第2の網状体0422が設けられている。また、平場0411の縁の突出部から、平場0411の底に対して平行面には、第3の網状体044が設けられている。図9に示した態様に準じて、第1の網状体0431から垂れ下がり、貫通口0412の下口から露出している第1の乾燥ミズゴケ0431と、第2の網状体0432から垂れ下がって、第1の乾燥ミズゴケ0431と第1の網状体0422の近傍において接触している第2の乾燥ミズゴケ0432からなる、乾燥ミズゴケの構成物が1セット以上設けられている。このような器041の平場0411の上に、解かれた状態の乾燥ミズゴケの集合物045が載置され、第3の網状体044の係止力により、当該乾燥ミズゴケの集合物045は、平場0411にて固定されている。次いで、この解かれた状態の乾燥ミズゴケの集合物045の上に、生長ミズゴケ046、ミズゴケ以外のコケ植物044(食虫植物に代表される他の植物も可能)が載置され、好適にはその上から緩水流がかけ流されて、コケ植物等が乾燥ミズゴケの集合物045において固定される。このような構成の浮島タイプの本栽培体04を、水047に浮かせることにより、本栽培体04は、水047の上に浮上しつつ、乾燥ミズゴケの構成物(0431+0432)を介して、当該水047を水源として、水を乾燥ミズゴケの集合物045に継続的に供給可能となり、コケ植物等(044、046)を養生することができる。
図12は、ミズゴケを中心とした人工庭園05についての概略図面である。人工庭園05は、以下のように構成される。外枠付きの浅広の上部が開口した箱状物051は、その内部から水漏れしないように防水手段が施されている。例えば、防水シートにて、箱の内側を被覆することで、その目的を達成することができる。また、箱状物051の外枠には、その中に入れた水053が一定水位を超えないように、所望の高さに排水口、排水溝等の排水手段が設けられていることが好適である。また、当該外枠の高さを乾燥ミズゴケの集合物054の表面部の高さよりも低く設定し、当該高さを所望する水053の水位とすることも可能である。また、一定水位になると強制的に水053を外部に排出する、センサ−ポンプ機構を設けることも可能である。箱状物051の内側には、外枠から網状体052が、平面上の空白部が、池を設ける予定箇所に沿って形成された状態にて張り巡らされている。また、当該箱状物051の底部から網状体052に向けて、網状体0521がたるまずに一定の高さを保つための支え部材0521を用いることもできる。網状体0521は適宜、上側に向かって立体構造を有している(図示せず)。網状体0521の平面部分には、例えば、前出の乾燥ミズゴケ構成物012’が架けられてぶら下がった状態となっている(図示せず)。解かれた状態の乾燥ミズゴケの集合物054は、乾燥ミズゴケを適宜当該立体部分に絡ませるように載置することにより、載置固定されている。当該乾燥ミズゴケの集合物054の上に、生長ミズゴケ、それ以外のコケ植物、他の植物を適宜織り交ぜて載置して、好適には上から緩水流を流しかけることにより、これらを当該乾燥ミズゴケの集合物054の上に固定することができる。水053から、当該乾燥ミズゴケの集合物054に向けて、乾燥ミズゴケ構成物(012’等)を介して供給され、継続的な養生が可能となる。また、庭園内部に地塘を模した池(0531、0532、0533)を設け、例えば、その上に浮島状の本栽培体(0541、0542)を浮かせ、その上の生長ミズゴケ、他の植物(食虫植物類:05411、アシ・ヨシ類:05421等)を養生することが可能である。また、池に水草05422を配したり、金魚等を泳がせることも可能である。このようにして、人工庭園05が構成される。このような人工庭園は、屋外は勿論、前出のメタルハライドランプや蛍光灯を用いることにより、屋内に設けることも可能である。
図13(縦断面図)は、例えば、湿原をより自然状態に近い形で回復させる態様を表した図面である。まず、湿原を回復させるべき箇所に竪穴0632を設けて、その底には、防水手段(例えば、粘土層:0611、防水シート層:0612)が設けられている。さらに、ミズゴケ等を積極的に生育させようとする箇所に、木材、竹材、荒縄、ヨシ、アシ、ワラ、茅、ススキ、稲ワラ等、適切な材料062、好ましくは、天然素材品を載置して、その上に解かれた状態の乾燥ミズゴケ集合物063を載置する。材料062には、前述した乾燥ミズゴケの細長型の構成物を懸垂させることができる。水065は、用水路等0651から水路0661を経て供給され、放水路0662から他の用水路等0652に放水され、竪穴0632において一定の水位(少なくとも解かれた状態の乾燥ミズゴケ集合物063の表面より低い)に保たれている。解かれた状態の乾燥ミズゴケ集合物063の上に、生長ミズゴケ、他のコケ植物又は他の植物063を播くことにより、継続的に水065が乾燥ミズゴケの集合物063を間接的又は直接的に接触して、コケ植物等063に供給され、これらが生育することにより、湿原を回復させることができる。乾燥ミズゴケ集合物063を配置しない部分は、池となり、湿原においては地塘に相当することとなる。この部分に例えば、上述した浮島型の本栽培基064を浮かべることにより、より実際に近い形態にて湿原を回復させることが可能である。
図14は、斜面において本栽培体を用いる態様を示した図面(縦断面図)である。水076が貯留されたプール状の場071において、斜面が設けられている物体072を載置し、その斜面に沿った表面上に適切な高さで網状体073を設置して、かかる網状体に解かれた状態の乾燥ミズゴケ集合物074を絡ませるように固定して、その上から生長ミズゴケ等のコケ植物075を植え付けて、好適にはその上から緩水流を流しかけることにより、斜面において本栽培体を構成することができる。水076は、乾燥ミズゴケ集合物074から継続的に揚水されることにより、コケ植物075に継続的に供給されることにより、当該コケ植物075の養生を行うことができる。
図15は、壁面において本栽培器を用いる、好適な態様の一つを示した図面である。この態様は、例えば、「平板面において突出した容器を一単位として構成され、当該平板面に対する実質的な垂直面にて開口した開口部を有し、当該開口部を構成する突出辺を一辺とする連続面が、当該平板面と接合し、当該接合辺から開口部に向かう中途において、容器内部から外部への排水手段が設けられていることを特徴とする植物栽培用容器。」、として表現される植物栽培用容器を用いる態様であり、好適には、当該栽培用容器では、複数の突出した容器が、一の容器の開口部と他の容器の接合辺が近接した状態で配置固定されていることを特徴としている。
上記図2を用いて示した要領に従って、平板型の本栽培体を用いた栽培器を、日照が確保できるが、ビル風が強い東京都内の5階建てのビル屋上にて作出した(2005年6月19日)。なお、当該栽培器のサイズは、1m×2m(平面)、高さ約5cmの木製の枠材2枠を、これらの枠材の間にプラスチック製の薄い網状部材と共に、防水シートとして用いた5mm厚のビニールシートの外側部分近傍を挟み込んで固定して、上面が開口した箱状の構造物(プール箱)を作成した。その中に、高さ約4cm程度のプラスチック製の凹凸平面部材を全面に載置し、水に浸した乾燥ミズゴケを当該凹凸平面部材の凹部の中に押し込みつつ、当該凹凸平面部材上を水に浸した乾燥ミズゴケで粗く覆った。その上に、上述した要領で、水垂れしない程度に湿潤した、解かれた状態の乾燥ミズゴケの集合物を、約10cmの高さで全面に載置した。載置終了後、実質的に頭部のみで構成される生長ミズゴケ植物体(本栽培体を用いてに栽培したミズゴケの頭部近傍を茎部から刈り取ったもの)を、頭部同士が接する程度の密度(2〜3cm2に1植物体程度)で、当該乾燥ミズゴケ集合物の隙間に位置するように、ピンセットを用いて載置を行った。載置終了後、如雨露で全面に水をふりかけると、乾燥ミズゴケの集合物の高さが2cm程度下に沈んで、隙間が締まり込む様子が確認できた。その後、上記枠材の隙間から水の流出が確認できるまで、水をプール箱の中に汲み入れた。これで、当日の作業を終了した。
その後、冬期には、ミズゴケは褐色化し、休眠状態となったが、翌年(2006年)の春には、緑色の再生芽が認められ、初夏には、前年以上の稠密さで美しい緑色のミズゴケで全面が覆われた。この際のミズゴケの植物体の長さは、10〜12cm程度であった。
上記実施例1にて説明したものとは別の平板型の本ミズゴケ栽培器(実施例1の栽培器の6ヶ月程度前に試験を開始)において、生長ミズゴケの植え付け終了後、ハエトリソウの葉と、モウセンゴケの種子と、サギソウの球根を別々の場所にごく浅く埋め込んで、実施例1と同様の連続した生長ミズゴケの養生を行った。その結果、当該生長ミズゴケの生長と並行してこれらの他の植物も生長し、徐々に増殖も認められた。
図10(3)に示す、水槽を用いたタイプの本栽培体を構築した。用いたコケ植物は、生長ミズゴケであり、それ以外のコケ植物として、ハイゴケ、スナゴケ、カサゴケ、ツノゴケを用い、他の植物としてサギソウを用いた。北向きに窓がある通常のマンションの一室にて、これらの植物から約40cmの距離で、メタルハライドランプ光を昼間10時間にわたって照射した[メタルハライドランプ:ADAソーラーII(アクアデザインアマノ社)]。
さらに、メタルハライドランプに代えて、蛍光灯(20Wを2本、ミズゴケ等から約30cmの距離)を用いた場合も、コケ植物や他の植物の生長程度はやや緩慢であるものの、継続的な生長が認められた。
実施例3と同様の水槽タイプの水供給場とセットとなった本栽培基の上に、スナゴケとハイゴケの長さ3mm程度の植物体片(生長点を含むものと、それ以外のものが混在)を振りかけて、そのまま屋上に放置した。驚くべきことに、これらのコケの旺盛な再生が短期間(2006年3月初旬〜4月下旬)のうちに認められ、風雨による脱落は全く認められなかった。
Claims (3)
- 一定の場に載置又は固定されている解かれた状態の乾燥ミズゴケの集合物の上面側を「コケ植物の植物体との接触部分」とし、かつ、当該集合物のコケ植物の植物体との接触部分以外の部分が、当該集合物の下に存在する水と直接的又は間接的に接触可能であることを特徴とするコケ植物栽培基において、「コケ植物の植物体との接触部分」の乾燥ミズゴケ集合物において形成された隙間に、栽培の対象となる「茎部の長さが0〜20mmの範囲の頭部を含んだ生長ミズゴケ植物体」及び/又は「ミズゴケ以外のコケ植物の植物体の断片」を載置し、当該コケ植物の側に緩水流を流しかけることによりこれらをコケ植物栽培基に固定し、「コケ植物の植物体との接触部分」以外の部分に水を間接的又は直接的に接触させることにより、コケ植物を養生することを特徴とする、コケ植物の栽培方法。
- コケ植物と一緒に他の植物体又は種子を「コケ植物の植物体との接触部分」に接触させて、コケ植物と共に他の植物を養生することを特徴とする、請求項1に記載のコケ植物の栽培方法。
- コケ植物及び/又は他の植物を屋内にて養生する場合に、当該コケ植物及び/又は他の植物に向けてメタルハライドランプ光又は蛍光灯の光を照射することを特徴とする、請求項1又は2に記載のコケ植物の栽培方法。
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