JP4946035B2 - 画像処理方法、その装置およびそのプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、処理対象の画像データから、所定の特徴を持つセグメントを抽出するために用いられる画像処理方法、その装置およびそのプログラムに関する。
例えば、画像データ内で肌領域と非肌領域とを区分するスキンセグメンテイション処理が知られている。このようなスキンセグメンテイション処理は、画像データから人間の手や顔の画像を抽出して、人間の動きを認識・追跡する場合などに用いられる。
セグメンテイションの精度を高めるために、例えば、下記引用文献1に開示された技術では、セグメンテイションにおけるエネルギを定義し、そのエネルギを最小にするようにグラフカット法などを用いてセグメンテイションを行っている。
米国公開特許2002/0048401号
しかしながら、従来のスキンセグメンテイション処理は、各画素データが示す色が、所定の色であるか否かを基に肌領域であるかを判断しており、明度障害や肌色差異などに対しての検出精度および耐性が低いという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題点を解決するために、画像データ内の色情報を基に所定の特徴部分をセグメンテイションする場合に、その精度および耐性を高めることができる画像処理方法、その装置およびそのプログラムを提供することを目的とする。
上述した従来技術の問題点を解決し、上述した目的を達成するため、第1の発明の画像処理方法は、所定の色が所定の特徴を持つセグメント内の色である確率を示す確率データを参照して、処理対象の画像データを構成する所定の画素データに応じた色が前記セグメント内の色である確率を示す確率データを生成する第1の工程と、前記第1の工程で生成した前記確率データを基に、前記所定の画素データが前記セグメント内の画素データであることに応じた第1のエネルギを計算する第2の工程と、前記所定の画素データと、それに隣接する画素データとの差異に応じた第3のエネルギを計算する第3の工程と、前記処理対象の画像データを構成する画素データの各々について、当該画素データに対して時間的に前あるいは後の対応する画素データとの差異を検出する第4の工程と、前記第4の工程で検出した前記差異にさらに基づいて、当該画素データが前記セグメント内の画素データであることに対する第4のエネルギを少なくとも計算する第5の工程と、前記第2の工程で計算した前記第1のエネルギと、前記画素データが前記セグメント外の画素データであることに対する、前記第1のエネルギに対応して予め決められた第2のエネルギとを基に、第6のエネルギを更に算出し、前記第3の工程で計算した前記第3のエネルギを基に、第7のエネルギを更に算出し、前記第5の工程で計算した前記第4のエネルギと、前記画素データが前記セグメント外の画素データであることに対する、前記第4のエネルギに対応して予め決められた第5のエネルギとを基に、第8のエネルギを更に算出し、前記第6のエネルギと、前記第7のエネルギと、前記第8のエネルギとの総和を最小にするように、前記所定の画素データを前記セグメント内外のいずれか一方に割り当てる第の工程と、を有する。
第2の発明の画像処理装置は、所定の色が所定の特徴を持つセグメント内の色である確率を示す確率データを参照して、処理対象の画像データを構成する所定の画素データに応じた色が前記セグメント内の色である確率を示す確率データを生成し、当該確率データを基に、前記所定の画素データが前記セグメント内の画素データであることに応じた第1のエネルギを計算する第1のエネルギ計算手段と、前記所定の画素データと、それに隣接する画素データとの差異に応じた第3のエネルギを計算する第2のエネルギ計算手段と、前記処理対象の画像データを構成する画素データの各々について、当該画素データに対して時間的に前あるいは後の対応する画素データとの差異を検出し、当該差異にさらに基づいて、当該画素データが前記セグメント内の画素データであることに対する第4のエネルギを少なくとも計算する第3のエネルギ計算手段と、前記第1のエネルギ計算手段が計算した前記第1のエネルギと、前記画素データが前記セグメント外の画素データであることに対する、前記第1のエネルギに対応して予め決められた第2のエネルギとを基に、第6のエネルギを更に算出し、前記2のエネルギ計算手段が計算した前記第3のエネルギを基に、第7のエネルギを更に算出し、前記3のエネルギ計算手段が計算した前記第4のエネルギと、前記画素データが前記セグメント外の画素データであることに対する、前記第4のエネルギに対応して予め決められた第5のエネルギとを基に、第8のエネルギを更に算出し、前記第6のエネルギと、前記第7のエネルギと、前記第8のエネルギとの総和を最小にするように、前記所定の画素データを前記セグメント内外のいずれか一方に割り当てる割り当て手段と、を有する。
第3の発明のプログラムは、コンピュータが実行するプログラムであって、所定の色が所定の特徴を持つセグメント内の色である確率を示す確率データを参照して、処理対象の画像データを構成する所定の画素データに応じた色が前記セグメント内の色である確率を示す確率データを生成する第1の手順と、前記第1の手順で生成した前記確率データを基に、前記所定の画素データが前記セグメント内の画素データであることに応じた第1のエネルギを計算する第2の手順と、前記所定の画素データと、それに隣接する画素データとの差異に応じた第3のエネルギを計算する第3の手順と、前記処理対象の画像データを構成する画素データの各々について、当該画素データに対して時間的に前あるいは後の対応する画素データとの差異を検出する第4の手順と、前記第4の手順で検出した前記差異にさらに基づいて、当該画素データが前記セグメント内の画素データであることに対する第4のエネルギを少なくとも計算する第5の手順と、前記第2の手順で計算した前記第1のエネルギと、前記画素データが前記セグメント外の画素データであることに対する、前記第1のエネルギに対応して予め決められた第2のエネルギとを基に、第6のエネルギを更に算出し、前記第3の手順で計算した前記第3のエネルギを基に、第7のエネルギを更に算出し、前記第5の手順で計算した前記第4のエネルギと、前記画素データが前記セグメント外の画素データであることに対する、前記第4のエネルギに対応して予め決められた第5のエネルギとを基に、第8のエネルギを更に算出し、前記第6のエネルギと、前記第7のエネルギと、前記第8のエネルギとの総和を最小にするように、前記所定の画素データを前記セグメント内外のいずれか一方に割り当てる第の手順と、を前記コンピュータに実行させる。
本発明によれば、画像データ内の色情報を基に所定の特徴部分をセグメンテイションする場合に、その精度および耐性を高めることができる画像処理方法、その装置およびそのプログラムを提供することができる。
以下、本発明の実施形態に係わる画像処理装置について説明する。
先ず、本実施形態の構成要素と、本発明の構成要素との対応関係を説明する。
本実施形態の肌確率Pskin(c)が本発明の確率データの一例である。また、本実施形態のエネルギDskin(u)が本発明の第1のエネルギの一例であり、本実施形態のエネルギDnon−skin(u)が本発明の第2のエネルギの一例である。また、本実施形態のエネルギS(u,v)が本発明の第3のエネルギの一例である。また、エネルギMskin(u)が本発明の第4のエネルギの一例であり、エネルギMnon−skin(u)が本発明の第5のエネルギの一例である。
また、本実施形態のステップST12が本発明の第1の工程の一例であり、ステップST13が本発明の第2の工程の一例であり、ステップST18,ST19が本発明の第3の工程の一例であり、ステップST2,ST3が本発明の第4の工程の一例である。
さらに、図9に示す処理回路43が、ステップST12を実行することで本発明の確率データ生成手段が実現され、処理回路43がステップST13を実行することで本発明のエネルギ計算手段が実現され、処理回路43がステップST13を実行することで本発明の第1のエネルギ計算手段が実現され、処理回路43がステップST18,ST19を実行することで本発明の第2のエネルギ計算手段が実現され、処理回路43がステップST2,ST3を実行することで本発明の割り当て手段が実現される。
また、図9に示すプログラムPRGが本発明のプログラムの一例である。
図1は、本発明の実施形態に係わる画像処理装置1の全体構成図である。
図1に示すように、画像処理装置1は、例えば、カメラ10、カラーエネルギ計算部12、動きエネルギ計算部14、関連エネルギ計算部16、グラフ構築部18、マックス・フロー最適化部20およびスキン・セグメントマスク生成部22を有する。
画像処理装置1は、カラーエネルギ計算部12において、所定の色が所定の特徴を持つセグメント内の色である確率を示す確率データを参照して、処理対象の画像データを構成する画素データの各々について、当該画素データが示す色が前記セグメント内の色である確率を示す肌確率Pskin(c)を生成する。
そして、カラーエネルギ計算部12において、肌確率Pskin(c)を基に、複数の画素データの各々について、当該画素データが肌領域内の画素データであることに対するエネルギDskin(u)等を生成する。
そして、グラフ構築部18において、上記エネルギを基にグラフを構築し、マックス・フロー最適化部20により、総エネルギを最小にするように、全画素データの各々を肌領域の内外のいずれか一方に割り当てる(セグメンテイションを行う)。
[カメラ10]
カメラ10は、撮像対象を撮像し、その撮像結果に応じた画像データS10を、カラーエネルギ計算部12、動きエネルギ計算部14および関連エネルギ計算部16に出力する。
画像データS10は、例えば、各々がR,G,B値を示す複数の画素データで構成される。
[カラーエネルギ計算部12]
カラーエネルギ計算部12は、画像データS10の画素データを、R,G,B値から色相値Hueに変換する。
また、カラーエネルギ計算部12は、図2に示すように、色相値Hueと、肌確率Pskinとの関係を示すテーブルデータを備えている。
カラーエネルギ計算部12は、画像データS10の各画素データuについて、その色相値cuに対応する肌確率Pskin(c)を、上記テーブルデータを基に取得する。
カラーエネルギ計算部12は、下記式(1)により、画素データuが肌に対応することに対するエネルギ値を示すエネルギDskin(u)を計算する。すなわち、エネルギDskin(u)は、画素データuの色相値cの肌確率Pskin(c)が高くなるに従って小さくなるように規定されている。
また、カラーエネルギ計算部12は、下記式(2)に示すように、画素データuが肌に対応しないことに対するエネルギ値を示すエネルギDnon−skin(u)として、一定値Mを代入する。
マックス・フロー最適化部20は、グラフカット法による最適化処理において、画像データS10における肌領域と非肌領域との組み合わせパターンであるfについて、下記式(3)により、カラーエネルギEc(f)を計算する。
下記式において、fは、画素データuが肌領域と仮定されているか否かを示し、uが肌領域と仮定された場合は「f =1」、非肌領域と仮定されている場合は「f =0」である。
また、T「.」は、「.」の条件が真の場合に「1」となり、偽の場合に「0」となる。
なお、カラーエネルギ計算部12は、例えば、下記式(4)に示すようにエネルギDskin(u)を計算し、下記式(5)に示すようにエネルギDnon−skin(u)を計算してもよい。
なお、本実施形態では、カラーエネルギ計算部12においてR,G,B値を色相値Hueに変換してから、グラフ構築を行う場合を例示するが、R,G,B値を直接用いてグラフ構築してもよい。
[動きエネルギ計算部14]
動きエネルギ計算部14は、画像データS10に動き抽出処理を施し、それをエネルギ換算する。これは、肌は、通常動きがある人間の一部であり、動き情報はスキンセグメンテーションの耐性(ロバストネス)および精度を高める上で役に立つためである。
動きエネルギ計算部14は、カレントピクチャ(フレーム)の各画素データに対して、抽出した動き量を基に、画素データuが肌に対応することに対するエネルギ値を示すエネルギMskin(u)を計算する。すなわち、動きエネルギ計算部14は、下記式(6)に示すように、フレーム間の差分を検出することで簡単な計算でエネルギMskin(u)を算出する。
下記式(6)において、It(u)は、時刻tのフレーム内での画素データu(画素位置uの画素データ)の画素値を示している。また、Cは固定値である。
また、動きエネルギ計算部14は、下記式(7)に示すように、画素データuが肌に対応しないことに対するエネルギ値を示すエネルギMnon−skin(u)として、一定値Cを代入する。
マックス・フロー最適化部20は、グラフカット法による最適化処理において、画像データS10における肌領域と非肌領域との組み合わせパターンであるfについて、下記式(8)により、動きエネルギEM(f)を計算する。
下記式において、fは、上述したように、画素データuが肌領域と仮定されているか否かを示し、uが肌領域と仮定された場合は「f =1」、非肌領域と仮定されている場合は「f =0」である。
[関連エネルギ計算部16]
関連エネルギ計算部16は、所定の画素の画素データuと、それに隣接する画素の画素データvとの間の関係性を示すエネルギS(u,v)を下記式(9)に示すように設定する。
下記式(9)において、I(u)は、処理対象のフレーム内での画素データu(画素位置uの画素データ)の画素値を示し、I(v)は隣接画素データvの画素値を示している。また、Thrdは、予め決められたしきい値を示している。また、λは、所定の固定値を示している。
本実施形態では、画素データuの隣接画素データとして、図3に示す画素位置の隣接画素データv1,v2,v3,v4を用いる。なお、画素データuの隣接画素データとして、図3に示す画素位置の隣接画素データv1,v2,v3,v4を含む4個の画素データを用いてもよい。
マックス・フロー最適化部20は、グラフカット法による最適化処理において、画像データS10における肌領域と非肌領域との組み合わせパターンであるfについて、下記式(10)により、関連エネルギE(f)を計算する。
上記式(10)において、fは上述したように画素データuが肌領域と仮定されているか否かを示し、fは上述したように画素データvが肌領域と仮定されているか否かを示す。本実施形態では、fとfが異なる場合に、エネルギS(u,v)を累積する。これにより、隣接する画素データについては、肌領域内か否かを判断結果が同じになりやすくしている。すなわち、肌領域をスムーズに変化させている。
すなわち、関連エネルギ計算部16は、画素データuとvとの間にエッジが存在する場合に、それらの間の関係が弱くするために、エッジが存在しない場合に比べてfu≠fvの時のエネルギを小さくする。
[グラフ構築部18]
グラフ構築部18は、例えば、図4に示すように、画像データS10内の画素データの各々について、当該画素データとノードN(skin)との間のエッジE(skin)のエネルギとして上記式(1)に示すエネルギDskin(u)と上記式(6)に示すエネルギMskin(u)との加算値を割り当ててグラフデータを生成する(グラフ構築する)。
また、グラフ構築部18は、各画素データとノードN(non−skin)との間のエッジE(non−skin)のエネルギとして上記式(2)に示すエネルギDnon−skin(u)と上記式(7)に示すエネルギMnon−skin(u)との加算値を割り当ててグラフデータを生成する。
また、グラフ構築部18は、各画素データと、それに隣接する画素データとの間のエッジE(nei)として上記式(9)のエネルギS(u,v)を割り当ててグラフデータを生成する。
[マックス・フロー最適化部20]
マックス・フロー最適化部20は、グラフ構築部18が生成した図4に示すグラフを基に、グラフカット法などにより、上記式(3),(8),(10)を用いて、下記式(11)に示すエネルギE(f)を最小にする構造データfを生成する。
ここで、構造データfは、画像データS10の各画素データに対して、肌領域であるか非肌領域であるかを示している。具体的には、マックス・フロー最適化部20は、図5に示すように、下記式(11)に示すエネルギE(f)を最小にするようにグラフカット処理を行い、その結果として、各画素データに対応するデータとして、肌領域を示す「1」か非肌領域を示す「0」を割り当てた構造データfを生成する。
なお、マックス・フロー最適化部20が行うグラフカット法としては、例えば、Yuri Boykov etc.,“Fast Approximate Energy Minimization via Graph Cuts”, IEEE TRANSACTIONS ON PTTERN ANALYSIS AND MACHINE INTELLIGENCE, VOL.23, NO.11, NOV.2001に開示されたものが用いられる。
[スキン・セグメントマスク生成部22]
スキン・セグメントマスク生成部22は、例えば、マックス・フロー最適化部20が生成した構造データfを基に、画像データS10から肌領域の画像を抽出するためのマスクデータを生成する。
その後、画像処理装置1は、上記マスクデータを基に、画像データS10から肌領域の画像データのみを抽出し、人間の動作などの検出処理を行う。
本実施形態では、例えば、図6に示す画像データS10に対して上記マスクデータを用いてマスク処理を行い高精度な画像データS20を生成できる。従来では、図6に示すように、マスク処理により、精度が低い画像データS120にしか得られなかった。
以下、図1に示す画像処理装置1の動作例を説明する。
[全体動作例]
図7は、図1に示す画像処理装置1の全体動作例を説明するためのフローチャートである。
ステップST1:
カラーエネルギ計算部12、動きエネルギ計算部14および関連エネルギ計算部16が、エネルギDskin(u),Dnon−skin(u)、エネルギMskin(u),Mnon−skin(u)、エネルギS(u,v)を生成し、それらをグラフ構築部18に出力する。
当該処理については後に詳細に説明する。
グラフ構築部18は、カラーエネルギ計算部12、動きエネルギ計算部14および関連エネルギ計算部16から入力した上記エネルギを、図4に示すように各エッジE(skin),E(non−skin),E(nei)に割り当て、その割り当て内容を示すグラフデータを生成する。
ステップST2:
マックス・フロー最適化部20は、グラフ構築部18がステップST1で生成した図4に示すグラフのグラフデータを基に、グラフカット法などにより、上記式(11)に示すエネルギE(f)を最小にする構造データfを生成する。
ステップST3:
スキン・セグメントマスク生成部22は、例えば、マックス・フロー最適化部20が生成した構造データfを基に、画像データS10から肌領域の画像を抽出するためのマスクデータを生成する。その後、画像処理装置1は、上記マスクデータを基に、画像データS10から肌領域の画像データのみを抽出し、人間の動作などの検出処理を行う。
[図7のステップST1の動作例]
図8は、図7のステップST1の動作例を詳細に説明するためのフローチャートである。
ステップST11:
カラーエネルギ計算部12は、画像データS10の画素データを、R,G,B値から色相値Hueに変換する。
ステップST12:
カラーエネルギ計算部12は、画像データS10の各画素データuについて、その色相値cuに対応する肌確率Pskin(c)を、上記テーブルデータを基に取得する。
ステップST13:
カラーエネルギ計算部12は、上記式(1)により、画素データuが肌に対応することに対するエネルギ値を示すエネルギDskin(u)を計算する。
ステップST14:
カラーエネルギ計算部12は、上記式(2)に示すように、画素データuが肌に対応しないことに対するエネルギ値を示すエネルギDnon−skin(u)として、一定値Mを設定する。
ステップST15:
動きエネルギ計算部14は、カレントピクチャ(フレーム)の各画素データに対して動き量(=|I(u)−It−1(u)|)を抽出する。
ステップST16:
動きエネルギ計算部14は、ステップST15で抽出した動き量を基に、上記式(6)に従って、画素データuが肌に対応しないことに対するエネルギ値を示すエネルギMskin(u)を計算する。
ステップST17:
動きエネルギ計算部14は、上記式(7)に示すように、画素データuが肌に対応しないことに対するエネルギ値を示すエネルギMnon−skin(u)として、一定値Cを代入する。
ステップST18:
関連エネルギ計算部16は、所定の画素の画素データuと、それに隣接する画素の画素データvとの間の差分(=|I(u)−I(v)|)を計算する。
ステップST19:
関連エネルギ計算部16は、ステップST18で計算した差分を基に、エネルギS(u,v)を上記式(9)に示すように設定する。
ところで、図1に示す画像処理装置1は、例えば、図9に示すように、データ線40を介して接続されたインターフェース41、メモリ42および処理回路43によって実現できる。
この場合に、処理回路43が、メモリ42に記憶されたプログラムPRGを読み出して、図7および図8に示す処理を実行する。
また、インターフェース41は、図1に示すカメラ10から画像データS10を入力する。
本発明は上述した実施形態には限定されない。
すなわち、当業者は、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
また、本明細書において、記録媒体により提供されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
例えば、上述した実施形態では、カラーエネルギ計算部12の他に、動きエネルギ計算部14および関連エネルギ計算部16を用いる場合を例示したが、本発明は、これらの何れか一方あるいは双方を用いない場合にも適用される。
例えば、図10に示すように、カラーコスト計算部12と動きコスト計算部14を用い、関連エネルギ計算部を用いなくてもよい。
また、上述した実施形態では、上記式(11)のエネルギを最小にする構造データfをグラフカット法を用いて決定する場合を例示したが、エネルギ最小の構造データfを決定する手法であれば特に限定されない。
図1は、本発明の実施形態の画像処理装置の構成図である。 図2は、色相値Hueと肌確率Pskinとの関係を示すテーブルデータを説明するための図である。 図3は、図1に示す関連エネルギ計算部の処理を説明するための図である。 図4は、図1に示すグラフ構築部の処理を説明するための図である。 図5は、図1に示すマックス・フロー最適化部の処理を説明するための図である。 図6は、図1に示すスキン・セグメントマスク生成部の結果を基に生成したマスクデータの効果を説明するための図である。 図7は、図1に示す画像処理装置の全体動作例を説明するためのフローチャートである。 図8は、図7に示すステップST1の処理を説明するための図である。 図9は、図1に示す画像処理装置のハードウェア構成の一例を説明するための図である。 図10は、本発明のその他の実施形態の画像処理装置の構成図である。
符号の説明
1…画像処理装置、10…カメラ、12…カラーエネルギ計算部、14…動きエネルギ計算部、16…関連エネルギ計算部、18…グラフ構築部、20…マックス・フロー最適化部、22…スキン・セグメントマスク生成部、41…インターフェース、42…メモリ、43…処理回路

Claims (4)

  1. 所定の色が所定の特徴を持つセグメント内の色である確率を示す確率データを参照して、処理対象の画像データを構成する所定の画素データに応じた色が前記セグメント内の色である確率を示す確率データを生成する第1の工程と、
    前記第1の工程で生成した前記確率データを基に、前記所定の画素データが前記セグメント内の画素データであることに応じた第1のエネルギを計算する第2の工程と、
    前記所定の画素データと、それに隣接する画素データとの差異に応じた第3のエネルギを計算する第3の工程と、
    前記処理対象の画像データを構成する画素データの各々について、当該画素データに対して時間的に前あるいは後の対応する画素データとの差異を検出する第4の工程と、
    前記第4の工程で検出した前記差異にさらに基づいて、当該画素データが前記セグメント内の画素データであることに対する第4のエネルギを少なくとも計算する第5の工程と、
    前記第2の工程で計算した前記第1のエネルギと、前記画素データが前記セグメント外の画素データであることに対する、前記第1のエネルギに対応して予め決められた第2のエネルギとを基に、第6のエネルギを更に算出し、
    前記第3の工程で計算した前記第3のエネルギを基に、第7のエネルギを更に算出し、
    前記第5の工程で計算した前記第4のエネルギと、前記画素データが前記セグメント外の画素データであることに対する、前記第4のエネルギに対応して予め決められた第5のエネルギとを基に、第8のエネルギを更に算出し、
    前記第6のエネルギと、前記第7のエネルギと、前記第8のエネルギとの総和を最小にするように、前記所定の画素データを前記セグメント内外のいずれか一方に割り当てる第の工程と、
    を有する画像処理方法。
  2. 前記第2の工程において、前記確率データが高くなるに従って小さくなるように前記第1のエネルギを計算する
    請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 所定の色が所定の特徴を持つセグメント内の色である確率を示す確率データを参照して、処理対象の画像データを構成する所定の画素データに応じた色が前記セグメント内の色である確率を示す確率データを生成し、当該確率データを基に、前記所定の画素データが前記セグメント内の画素データであることに応じた第1のエネルギを計算する第1のエネルギ計算手段と、
    前記所定の画素データと、それに隣接する画素データとの差異に応じた第3のエネルギを計算する第2のエネルギ計算手段と、
    前記処理対象の画像データを構成する画素データの各々について、当該画素データに対して時間的に前あるいは後の対応する画素データとの差異を検出し、当該差異にさらに基づいて、当該画素データが前記セグメント内の画素データであることに対する第4のエネルギを少なくとも計算する第3のエネルギ計算手段と、
    前記第1のエネルギ計算手段が計算した前記第1のエネルギと、前記画素データが前記セグメント外の画素データであることに対する、前記第1のエネルギに対応して予め決められた第2のエネルギとを基に、第6のエネルギを更に算出し、
    前記2のエネルギ計算手段が計算した前記第3のエネルギを基に、第7のエネルギを更に算出し、
    前記3のエネルギ計算手段が計算した前記第4のエネルギと、前記画素データが前記セグメント外の画素データであることに対する、前記第4のエネルギに対応して予め決められた第5のエネルギとを基に、第8のエネルギを更に算出し、
    前記第6のエネルギと、前記第7のエネルギと、前記第8のエネルギとの総和を最小にするように、前記所定の画素データを前記セグメント内外のいずれか一方に割り当てる割り当て手段と、
    を有する画像処理装置。
  4. コンピュータが実行するプログラムであって、
    所定の色が所定の特徴を持つセグメント内の色である確率を示す確率データを参照して、処理対象の画像データを構成する所定の画素データに応じた色が前記セグメント内の色である確率を示す確率データを生成する第1の手順と、
    前記第1の手順で生成した前記確率データを基に、前記所定の画素データが前記セグメント内の画素データであることに応じた第1のエネルギを計算する第2の手順と、
    前記所定の画素データと、それに隣接する画素データとの差異に応じた第3のエネルギを計算する第3の手順と、
    前記処理対象の画像データを構成する画素データの各々について、当該画素データに対して時間的に前あるいは後の対応する画素データとの差異を検出する第4の手順と、
    前記第4の手順で検出した前記差異にさらに基づいて、当該画素データが前記セグメント内の画素データであることに対する第4のエネルギを少なくとも計算する第5の手順と、
    前記第2の手順で計算した前記第1のエネルギと、前記画素データが前記セグメント外の画素データであることに対する、前記第1のエネルギに対応して予め決められた第2のエネルギとを基に、第6のエネルギを更に算出し、
    前記第3の手順で計算した前記第3のエネルギを基に、第7のエネルギを更に算出し、
    前記第5の手順で計算した前記第4のエネルギと、前記画素データが前記セグメント外の画素データであることに対する、前記第4のエネルギに対応して予め決められた第5のエネルギとを基に、第8のエネルギを更に算出し、
    前記第6のエネルギと、前記第7のエネルギと、前記第8のエネルギとの総和を最小にするように、前記所定の画素データを前記セグメント内外のいずれか一方に割り当てる第の手順と、
    を前記コンピュータに実行させるプログラム。
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