JP4940796B2 - 通信制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、通信制御システムに関する。
従来から、石油・石油化学、化学、鉄鋼などのプロセスプラントでは、実時間性や高信頼性を実現するため、通信システムとして分散制御システム;DCS(Distributed Control System)が導入されている。一方、一般の情報通信技術では、インターネットやイーサネット(登録商標)などの普及により、情報通信のオープン化が進んでいる。
近年、情報通信のオープン化技術をDCSに適用したイーサネットベースのプラントネットワークシステムが導入されている。当該プラントネットワークシステムは、複数の通信局を備えて構成される。ここで、通信局とは、例えば、プラント内の制御対象に対して温度・流量等を制御するコントローラのことをいう。また、プラントネットワークシステムは、実時間情報通信と非実時間情報通信とが同一の通信経路上で共存する。ここで、実時間情報通信とは、リアルタイムに行われる情報通信のことをいう。非実時間情報通信とは、リアルタイムに行われない情報通信のことをいう。例えば、実時間情報通信として、プラントの温度・流量制御に関する情報通信、非実時間情報通信としてメンテナンス用プログラム情報のダウンロード通信等が挙げられる。
また、優先順位の低いトラフィックに対してタイムアウトや再送制御をできる限り行わせないために、優先順位の低いトラフィックを優先順位の高いトラフィックに影響を及ぼさない程度に送出する技術も知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−74412号公報
上述のプラントネットワークシステムにおいて、実時間情報通信は、各通信局の送信帯域が確保できるように制御されている。しかし、非実時間情報通信では送信帯域に関する制御がされていない。したがって、非実時間情報通信のトラフィック増加が実時間情報通信の応答性や安定性に悪影響を及ぼすという問題点があった。
上記問題点の解決方法として、非実時間情報通信の総許容帯域を各接続通信局に単純に均等配分する技術が知られている。例えば、非実時間情報通信の総トラフィックが100Mbpsが許され、接続通信局数が10の場合、各通信局には10Mbpsの許容帯域が配分される。これにより、各通信局の非実時間情報通信のトラフィック値は低くなるので、実時間情報通信の影響を排除することができる。
しかし、上記技術では、各通信局で使用できる帯域が限られてしまうという問題点があった。例えば、各通信局に10Mbpsの許容帯域が配分された場合、より多くの情報を送信しようとしても、10Mbps以上の情報の送信ができなかった。したがって、効率的な非実時間情報通信を実現することができないという問題点があった。
そこで、本発明の課題は、非実時間情報通信の通信帯域が限られることなく、効率的な非実時間情報通信が可能な通信制御システムを実現することである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明の通信制御システムは、
情報の通信を行う複数の通信局を備え、
前記各通信局は、
少なくとも非実時間情報の通信を行う通信手段と、
単位時間当たりの非実時間情報の送信量を取得して、当該取得した非実時間情報の送信量を前記通信手段を介して前記各通信局に送信し、且つ前記各通信局の非実時間情報の送信量を受信することにより、全ての通信局における非実時間情報の送信量である単位時間当たりの総トラフィックを計測する総トラフィック計測手段と、
前記非実時間情報の送信帯域を制限する送信帯域制限手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の通信制御システムにおいて、
前記総トラフィック計測手段は、
現在の総トラフィック、直前の非実時間情報の送信量を記憶する第1の記憶手段を備え、
前記送信帯域制限手段は、
前記非実時間情報の送信帯域の制限値である複数の送信帯域制限値と、当該複数の送信帯域制限値毎に対応付けられた前記総トラフィックの閾値及び非実時間情報の送信量の閾値と、を記憶する第2の記憶手段を備え、
前記総トラフィック、前記直前の非実時間情報の送信量及び現在の送信帯域制限値から、次の単位時間に対する送信帯域制限値を決定し、当該決定した送信帯域制限値以下に、次の単位時間の非実時間情報の送信量を制限することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項に記載の通信制御システムにおいて、
前記送信帯域制限手段は、
前記複数の送信帯域制限値からひとつの値を初期値として設定し、現在の送信帯域制限値が、当該設定された初期値よりも下回っている場合、前記総トラフィック計測手段により計測された総トラフィックが前記総トラフィックの閾値よりも下回っているときに、次の単位時間に対する前記送信帯域制限値として、現在の送信帯域制限値より1段階大きな値の送信帯域制限値に決定し、他方、前記総トラフィック計測手段により計測された総トラフィックが前記総トラフィックの閾値よりも上回っているときに、次の単位時間に対する前記送信帯域制限値として、現在の送信帯域制限値より1段階小さな値の送信帯域制限値に決定することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の通信制御システムにおいて、
前記送信帯域制限手段は、
前記複数の送信帯域制限値からひとつの値を初期値として設定し、現在の送信帯域制限値が、設定された初期値と等しい場合、又は現在の送信帯域制限値が、設定された初期値より上回っている場合、前記総トラフィック計測手段により計測された総トラフィックが前記総トラフィックの閾値を下回っており、且つ直前の非実時間情報の送信量が前記非実時間情報の送信量の閾値を上回っているときに、次の単位時間に対する前記送信帯域制限値として、現在の送信帯域制限値より1段階大きな値の送信帯域制限値に決定し、他方、前記総トラフィック計測手段により計測された総トラフィックが前記総トラフィックの閾値を上回っているか又は前記非実時間情報の送信量が前記非実時間情報の送信量の閾値を下回っているときに、次の単位時間に対する前記送信帯域制限値として、現在の送信帯域制限値より1段階小さな値の送信帯域制限値に決定することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の通信制御システムにおいて、
前記通信手段は、
実時間情報の通信を行う実時間通信手段と、
非実時間情報の通信を行う非実時間通信手段と、を備え、
前記実時間通信手段及び前記非実時間通信手段は、
同一の通信経路を共有して使用し、通信帯域が予め定められた一定の比率で実時間情報通信と非実時間情報通信とに割り当てられたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項に記載の通信制御システムにおいて、
前記総トラフィック計測手段は、
前記実時間通信手段を介して、同報通信を用いて前記非実時間通信の送信量を同時に前記各通信局に通知することを特徴とする。
請求項7に記載の発明の通信制御システムは、請求項1から6のいずれか一項に記載の通信制御システムにおいて、
前記通信手段は、
通信方式としてIEEE802.3で定められた方式を用いることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、総トラフィックを用いて、非実時間情報の送信帯域を制限することができる。これにより、非実時間情報の通信帯域が限定されることなく、効率的な非実時間情報通信を実現することができる。
請求項2に記載の発明によれば、次の単位時間の非実時間情報の送信量を、総トラフィック、直前の非実時間情報の送信量、及び現在の送信帯域制限値に基づいて決定した送信帯域制限値以下に制限することができる。これにより、非実時間情報の通信帯域が限定されることなく、効率的な非実時間情報通信を実現することができる。また、非実時間情報の送信帯域を、決定した送信帯域制限値以下に制御するので、実時間情報通信の応答性と安定性を確保することができる。
請求項3に記載の発明によれば、現在の送信帯域制限値が、設定された初期値よりも下回っている場合、非実時間情報の通信帯域が限定されることなく、効率的な非実時間情報通信を実現することができる。また、非実時間通信の送信帯域を、決定した送信帯域制限値以下に制御するので、実時間情報通信の応答性と安定性を確保することができる。
請求項4に記載の発明によれば、現在の送信帯域制限値が、設定された初期値と等しい場合又は設定された初期値よりも上回っている場合、非実時間情報の通信帯域が限定されることなく、効率的な非実時間情報通信を実現することができる。また、非実時間情報の送信帯域を、決定した送信帯域制限値以下に制御するので、実時間通信の応答性と安定性を確保することができる。
請求項5に記載の発明によれば、実時間通信手段及び非実時間通信手段は、同一の通信経路を共有して使用し、通信帯域が予め定められた一定の比率で実時間情報通信と非実時間情報通信とに割り当てることができる。
請求項6に記載の発明によれば、実時間通信手段を介して、同報通信を用いて非実時間情報の送信量を同時に各通信局に通信することができる。これにより、全ての通信局の非実時間情報の送信量を同時に集めることができる。
請求項7に記載の発明によれば、通信手段は、通信方式としてIEEE802.3で定められた方式を用いることができる。
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
図1〜図3を参照して本発明に係る実施の形態を説明する。図1に本実施の形態の通信制御システム1の概略構成図を示す。図2に通信局10の詳細構成図を示す。図3に記憶手段に記憶されているテーブルを示す。図4に送信帯域制限値の遷移図を示す。
先ず、図1を参照して本実施の形態の通信制御システム1の装置構成を説明する。通信制御システム1は、非実時間情報の送信帯域を制御するシステムである。通信制御システム1は、各通信局としての通信局10と、通信局11と、通信局12と、バス13と、を備えて構成される。
通信局10、通信局11、通信局12は、バス13上のプラントの制御対象に対して指令値を送るコントローラ等である。通信局10は、非実時間情報計測手段20Aと、総トラフィック計測手段21Aと、送信帯域制限手段22Aと、通信手段23Aと、を備えて構成される。また、通信手段23Aは、実時間通信手段24Aと、非実時間通信手段25Aと、を備えて構成される。以下、通信局10を代表して説明し、通信局11、通信局12も同様の構成であるものとする。
非実時間情報計測手段20Aは、非実時間情報通信における通信量を計測する。ここで、非実時間情報通信とは、プラントのメンテナンス用プログラムのダウンロード、画像データの送受信時に行われる通信等のことをいう。また、実時間情報通信とは、プラントの制御対象に対する温度制御値や流量制御値の通信等のことをいう。例えば、非実時間計測手段20Aにより、プラントのメンテナンス用プログラムのダウンロード時に使用される通信量が計測される。
総トラフィック計測手段21Aは、非実時間情報通信の総トラフィックを計測する。ここで、非実時間情報通信の総トラフィックとは、通信制御システム1における全ての通信局10、11、12の非実時間情報通信時のデータ通信量のことをいう。総トラフィック計測手段21Aの詳細は、後述する。
送信帯域制限手段22Aは、非実時間情報通信における送信帯域を制限する。ここで、送信帯域とは、通信局10の非実時間情報通信におけるデータの通信速度のことをいう。送信帯域制限手段22Aの詳細は後述する。
通信手段23Aは、実時間通信手段24Aと、非実時間通信手段25Aと、を備えて構成される。実時間情報は、実時間通信手段24Aを介して各通信局11、12と通信される。非実時間情報は、非実時間通信手段25Aを介して各通信局11、12と通信される。また、非実時間情報通信の送信量は、非実時間通信手段25Aから、非実時間情報計測手段20Aに送信される。ここで、実時間通信手段24A及び非実時間通信手段25Aは、同一の通信経路であるバス13を共有して使用し、通信帯域が、予め定められた一定の比率で実時間情報通信と非実時間情報通信とに割り当てられている。例えば、総通信帯域が、100Mbpsであった場合、非実時間情報通信は50Mbps、実時間情報通信は50Mbpsの通信帯域が割り当てられる。また、通信手段23Aは、通信方式としてIEEE802.3の通信規格が用いられる。
次に、図2を参照して、通信局10の総トラフィック計測手段21A、送信帯域制限手段22Aを詳細に説明する。図2に、通信局10の内部構成を示す。先ず、総トラフィック計測手段21Aについて説明する。
総トラフィック計測手段21Aは、送信帯域制限手段22Aから、通信局10における単位時間当たりの非実時間情報の送信量を取得する。そして、取得した当該通信局10における単位時間当たりの非実時間情報の送信量を、実時間通信手段24Aを介して各通信局11、12に送信する。さらに、各通信局11、12から当該各通信局11、12のそれぞれの非実時間情報の送信量を実時間通信手段24Aを介して受信する。そして、取得した通信局10の非実時間情報の送信量及び受信した各通信局11、12の非実時間情報の送信量を加算して全ての通信局10、11、12における非実時間情報通信の総トラフィックを算出する。ここで、総トラフィックは単位時間当たりの値が測定される。測定された総トラフィックは、記憶手段30に総トラフィックΣとして記憶される。なお、非実時間通信手段25Aを介して、取得した通信局10の非実時間情報の送信量を各通信局11、12に送信する構成としてもよい。また、非実時間通信手段25Aを介して各通信局11、12の非実時間情報の送信量を受信する構成としてもよい。
また、総トラフィック計測手段21Aは、実時間通信手段24Aを介して、同報通信を用いて非実時間情報の送信量を同時に他の通信局11、12に通知する。
また、記憶手段30には直前の非実時間情報の送信量Sも記憶される。ここで、直前の非実時間情報の送信量Sとは、現在よりも1つ前の単位時間における非実時間情報の送信量のことをいう。また、総トラフィック計測手段21Aは、第1の記憶手段としての記憶手段30に記憶されている総トラフィックΣ及び直前の非実時間情報の送信量Sを送信帯域制限手段22Aに送信する。
送信帯域制限手段22Aは、総トラフィック計測手段21Aから総トラフィックΣ、直前の非実時間情報の送信量Sを受信する。そして、総トラフィックΣ、直前の非実時間情報の送信量S、現在の送信帯域制限値Liから、次の単位時間に対する送信帯域制限値Liを決定する。ここで、現在の送信帯域制限値Liとは、現時点での非実時間情報通信における送信帯域の制限値のことをいう。そして、当該決定した送信帯域制限値Li以下に、次の単位時間の非実時間情報の送信量を制限する。
ここで、総トラフィックの閾値TΣi、非実時間情報の送信量の閾値Tsi、送信帯域制限値Liは第2の記憶手段としての記憶手段33に記憶されている。総トラフィックの閾値TΣiとは、予め定められた総トラフィックの任意の閾値のことをいう。非実時間情報の送信量の閾値Tsiとは、通信局11において、予め定められた非実時間情報通信における送信量の任意の閾値のことをいう。送信帯域制限値Liとは、非実時間情報通信における送信帯域の制限値のことをいう。送信帯域制限値Liとしては、複数の値が予め設定されている。記憶手段33には、複数の送信帯域制限値Li毎に対応付けられた総トラフィックの閾値TΣi及び非実時間情報の送信量の閾値Tsiが記憶されている。また、送信帯域制限値Liは、予め、複数の値の中から1つの値が初期値として設定されているものとする。このとき、送信帯域制限値Liの初期値は、十分小さい値に設定する必要がある。これは、既に複数の各通信局間で通信帯域が目標値に制限されて通信が行われている環境に、新規通信局が参加しても、トラフィックに悪影響を与えないようにするためである。
次いで、図3及び図4を参照して次の単位時間における送信帯域制限値Liを決定する動作について説明する。
図3より、送信帯域制限値LiはL0〜L5の複数の値を有する。総トラフィックの閾値TΣiは、TΣ0〜TΣ5の複数の値を有する。総トラフィックの閾値TΣiの括弧()の中の数字は、例として示した総トラフィックの閾値である。非実時間情報の送信量の閾値Tsiは、Ts0〜Ts5の複数の値を有する。非実時間情報の送信量の閾値Tsiの括弧()の中の数字は、例として示した非実時間情報の送信量の閾値である。また、送信帯域制限値Liは、L0、L1・・・L5の順に大きな値を示すものとする。同様に、総トラフィックの閾値TΣ0、TΣ1・・・TΣ5、非実時間情報の送信量の閾値Ts1、Ts2・・・Ts5の順に大きな値を示すものとする。
本実施例では、送信帯域制限値Liの初期値としてL2が設定されているものとする。また、現在の送信帯域制限値がL1であったとする。この場合、L2>L1であることから、現在の単位時間における送信帯域制限値L1は初期値L2よりも小さい値を示す。
また、送信帯域制限値L1における総トラフィックの閾値TΣ1は「20」である。ここで、現在の総トラフィックΣは「10」であるとする。これは、現在の非実時間情報のトラフィックは余裕がある状態を示している。したがって、次の単位時間当たりの送信帯域制限値LiとしてL1からL2に一段階大きな値が適用される。
一方、現在の総トラフィックΣが「50」であるとする。また、送信帯域制限値L1における総トラフィックの閾値TΣ1は「20」である。これは、現在の非実時間情報通信のトラフィックに余裕がない状態であることを示している。したがって、この場合、次の単位時間当たりの送信帯域制限値Liとして、L1からL0に1段階小さな値が適用される。
次に、現在の送信帯域制限値Liが、送信帯域制限値Liの初期値と同じか大きい場合について説明する。例として、送信帯域制限値がL4であったとする。この場合、L2<L4であることから、現在の送信帯域制限値L4は、初期値L2よりも大きい値を示す。ここで、現在の総トラフィックΣは「30」、通信局10の直前の非実時間情報の送信量Sは「10」であるとする。また、送信帯域制限値L4における総トラフィックの閾値TΣ4は「50」、非実時間情報の送信量の閾値Ts4は「7」である。即ち、現在の総トラフィックΣ「30」は、総トラフィックの閾値TΣ4「50」よりも小さい。これは、非実時間情報通信のトラフィックは余裕がある状態を示している。また、通信局10の直前の非実時間情報の送信量Sは「10」、非実時間情報の送信量の閾値Ts4は「7」である。即ち、通信局11の直前の非実時間情報の送信量S「10」は、非実時間情報の送信量の閾値Ts4「7」よりも大きい。これは、通信局10は、より多くの通信帯域を確保したいことを示している。この2つの条件を共に満たした場合、送信帯域の制限値を上げる必要がある。即ち、図3の例の場合、次の単位時間当たりの送信帯域制限値Liとして、L4からL5に1段階大きな値が適用される。
一方、現在の送信帯域制限値Liの総トラフィックΣが「60」、直前の非実時間情報の送信量Sが「3」であるとする。即ち、現在の総トラフィックΣ「60」は、総トラフィックの閾値TΣ4「50」よりも大きい。これは、非実時間情報通信のトラフィックに余裕がない状態であることを示している。また、通信局10の直前の非実時間情報の送信量S「3」は、非実時間情報の送信量の閾値Ts4「7」よりも小さい。これは、通信局10は、通信量に余裕があることを示している。この2つの条件のどちらか一方を満たせば、送信帯域の制限値を下げる必要がある。即ち、図3の例の場合、次の単位時間当たりの送信帯域制限値Liとして、L4からL3に1段階小さな値が適用される。
次に、図4を参照して、送信帯域制限値Liの遷移について説明する。図4のL1〜L5は図3の送信帯域制限値Liに対応する。図4の総トラフィック閾値TΣ1〜TΣ5は、図3の総トラフィック閾値TΣiに対応する。図4のTs1〜Ts5は、図3の非実時間情報の送信量の閾値Tsiに対応する。また、現在の総トラフィックΣ、直前の非実時間情報の送信量Sとする。
ここで、送信帯域制限値Liの初期値としてL2が設定されているものとする。また、現在の単位時間における送信帯域制限値がL1であったとする。ここで、現在の総トラフィックΣが総トラフィックの閾値TΣ1より小さい場合(Σ<TΣ1)、送信帯域制限値L1はL2に遷移する。このとき、送信帯域制限値の遷移は、所定周期(間隔)で行われる。
一方、現在の総トラフィックΣが総トラフィックの閾値TΣ1より大きい場合(Σ>TΣ1)、送信帯域制限値はL1からL0に遷移する。
また、現在の単位時間における送信帯域制限値がL3であったとする。ここで、現在の総トラフィックΣが総トラフィックの閾値TΣ3よりも小さく、且つ直前の非実時間情報の送信量Sが非実時間情報の送信量の閾値Ts3よりも大きい場合(Σ<TΣ3andS>Ts3)、送信帯域制限値L3はL4に遷移する。
一方、現在の総トラフィックΣが総トラフィックの閾値TΣ3よりも大きい場合、又は直前の非実時間情報の送信量Sが非時間情報の送信量の閾値Ts3よりも小さい場合(Σ>TΣ3orS<Ts3)、送信帯域制限値L3はL2に遷移する。
以上、本実施の形態によれば、総トラフィックΣを用いて、非実時間情報の送信帯域を制限することができる。これにより、非実時間情報の通信帯域が限定されることなく、効率的な非実時間情報通信を実現することができる。
また、次の単位時間の非実時間情報の送信量を、総トラフィックΣ、直前の非実時間情報の送信量S、及び現在の送信帯域制限値Liに基づいて決定した送信帯域制限値Li以下に制限することができる。これにより、非実時間情報の通信帯域が限定されることなく、効率的な非実時間情報通信を実現することができる。また、非実時間情報の送信帯域を決定した送信帯域制限値Li以下に制御するので、実時間情報通信の応答性と安定性を確保することができる。
また、実時間通信手段24A及び非実時間通信手段25Aは、同一の通信経路を共有して使用し、通信帯域が予め定められた一定の比率で実時間情報通信と非実時間情報通信とに割り当てることができる。
また、通信手段23Aは、通信方式としてIEEE802.3で定められた方式を用いることができる。
また、実時間通信手段24Aを介して、同報通信を用いて非実時間情報の送信量を同時に各通信局11、12に通信することができる。これにより、全ての通信局10、11、12の非実時間情報の送信量を同時に集めることができる。
また、現在の送信帯域制限値Liが、当該設定された初期値よりも下回っている場合、適切な条件による送信帯域制限値Liの遷移により、非実時間情報の通信帯域が限定されることなく、効率的な非実時間情報通信を実現することができる。また、非実時間情報の送信帯域を制御するので、実時間情報通信の応答性と安定性を確保することができる。
また、現在の送信帯域制限値Liが、設定された初期値と等しい場合又は設定された初期値よりも上回っている場合、適切な条件による送信帯域制限値Liの遷移により、非実時間情報の通信帯域が限定されることなく、効率的な非実時間通信を実現することができる。また、非実時間情報の送信帯域を制御するので、実時間情報通信の応答性と安定性を確保することができる。
その他、本実施の形態における通信制御システム1の細部構造及び詳細動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明に係る通信制御システム1の概略構成図を示す。 本発明に係る通信局10の詳細構成図を示す。 総トラフィックの閾値TΣi、非実時間情報の送信量の閾値Tsi、送信帯域制限値Liが対応付けられて記憶手段33に記憶されている一例を示している。 送信帯域制限値Liの遷移図を示す。
符号の説明
1 通信制御システム
10、11、12 通信局
13 バス
20A 非実時間情報計測手段
21A 総トラフィック計測手段
22A 送信帯域制限手段
23A 通信手段
24A 実時間通信手段
25A 非実時間通信手段
30、33 記憶手段
Σ 総トラフィック
S 直前の非実時間情報の送信量
Li 送信帯域制限値
Tsi 非実時間情報の送信量の閾値
TΣi 総トラフィック閾値

Claims (7)

  1. 情報の通信を行う複数の通信局を備え、
    前記各通信局は、
    少なくとも非実時間情報の通信を行う通信手段と、
    単位時間当たりの非実時間情報の送信量を取得して、当該取得した非実時間情報の送信量を前記通信手段を介して前記各通信局に送信し、且つ前記各通信局の非実時間情報の送信量を受信することにより、全ての通信局における非実時間情報の送信量である単位時間当たりの総トラフィックを計測する総トラフィック計測手段と、
    前記非実時間情報の送信帯域を制限する送信帯域制限手段と、
    を備えることを特徴とする通信制御システム。
  2. 前記総トラフィック計測手段は、
    現在の総トラフィック、直前の非実時間情報の送信量を記憶する第1の記憶手段を備え、
    前記送信帯域制限手段は、
    前記非実時間情報の送信帯域の制限値である複数の送信帯域制限値と、当該複数の送信帯域制限値毎に対応付けられた前記総トラフィックの閾値及び非実時間情報の送信量の閾値と、を記憶する第2の記憶手段を備え、
    前記総トラフィック、前記直前の非実時間情報の送信量及び現在の送信帯域制限値から、次の単位時間に対する送信帯域制限値を決定し、当該決定した送信帯域制限値以下に、次の単位時間の非実時間情報の送信量を制限することを特徴とする請求項1に記載の通信制御システム。
  3. 前記送信帯域制限手段は、
    前記複数の送信帯域制限値からひとつの値を初期値として設定し、現在の送信帯域制限値が、当該設定された初期値よりも下回っている場合、前記総トラフィック計測手段により計測された総トラフィックが前記総トラフィックの閾値よりも下回っているときに、次の単位時間に対する前記送信帯域制限値として、現在の送信帯域制限値より1段階大きな値の送信帯域制限値に決定し、他方、前記総トラフィック計測手段により計測された総トラフィックが前記総トラフィックの閾値よりも上回っているときに、次の単位時間に対する前記送信帯域制限値として、現在の送信帯域制限値より1段階小さな値の送信帯域制限値に決定することを特徴とする請求項に記載の通信制御システム。
  4. 前記送信帯域制限手段は、
    前記複数の送信帯域制限値からひとつの値を初期値として設定し、現在の送信帯域制限値が、設定された初期値と等しい場合、又は現在の送信帯域制限値が、設定された初期値より上回っている場合、前記総トラフィック計測手段により計測された総トラフィックが前記総トラフィックの閾値を下回っており、且つ直前の非実時間情報の送信量が前記非実時間情報の送信量の閾値を上回っているときに、次の単位時間に対する前記送信帯域制限値として、現在の送信帯域制限値より1段階大きな値の送信帯域制限値に決定し、他方、前記総トラフィック計測手段により計測された総トラフィックが前記総トラフィックの閾値を上回っているか又は前記非実時間情報の送信量が前記非実時間情報の送信量の閾値を下回っているときに、次の単位時間に対する前記送信帯域制限値として、現在の送信帯域制限値より1段階小さな値の送信帯域制限値に決定することを特徴とする請求項2又は3に記載の通信制御システム。
  5. 前記通信手段は、
    実時間情報の通信を行う実時間通信手段と、
    非実時間情報の通信を行う非実時間通信手段と、を備え、
    前記実時間通信手段及び前記非実時間通信手段は、
    同一の通信経路を共有して使用し、通信帯域が予め定められた一定の比率で実時間情報通信と非実時間情報通信とに割り当てられたことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の通信制御システム。
  6. 前記総トラフィック計測手段は、
    前記実時間通信手段を介して、同報通信を用いて前記非実時間通信の送信量を同時に前記各通信局に通知することを特徴とする請求項に記載の通信制御システム。
  7. 前記通信手段は、
    通信方式としてIEEE802.3で定められた方式を用いることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の通信制御システム。
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