JP4938778B2 - 移動電気通信ネットワークにおける方法および配置構成 - Google Patents

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Description

本発明は、移動電気通信ネットワークに関する。特に本発明は、信号を検出するための方法および配置構成(arrangement)、例えば、移動電気通信ネットワークにおけるユーザ端末(UE)の位置検出(positioning)を実行するための方法および配置構成に関する。
アップリンク(Uplink)の到達時間差(UTDOA)は、到達時間技術に基づいた位置検出方法である。かかる技術は、3GPP規格の3GPP RP−040387、WID:UTRAN規格におけるアップリンクのTDOA UE位置検出方法(inclusion of Uplink TDOA UE positioning method in the UTRAN specifications)、および3GPP R4−040412、UTRAN規格におけるアップリンクのTDOA UE位置検出方法;真の検出(inclusion of Uplink TDOA UE positioning method in the UTRAN specifications;TruePosition) に詳述されている。
UTDOA位置検出方法において、通常無線基地局と関連付けられる位置測定ユニット(LMU:Location Measurement Unit)は、UEの送信信号の到達時間を計測する。少なくとも3つのLMUがUE信号を検出できる場合に、UEの位置が計算されることができる。信号検出は通常、すべての考えられる遅延およびドップラー偏移に関する既知の信号レプリカに対して、受信信号を相関付けすることにより行われる。これは実際には、遅延およびドップラーのドメインにおいて、“ビン(bin)”としても言及される、分離したステップを使用することにより行われる。
さらに、相関付けは通常2つのステップにおいて行われる。最初に、ノイズを最適に抑えるために、コヒーレント相関が行われる(すなわち、同相および直行成分の両方を使用する)。その後、コヒーレント相関結果の異なるセグメントが、非コヒーレント的に加算されることができる。すなわち、個々のコヒーレント相関結果は、絶対二乗(absolute−squared)され、その後合計される。非コヒーレント相関は、例えば、2つのコヒーレント相関セグメント間で、信号位相が大きく変化する場合においては常に必要となることがある。一度正しい遅延/ドップラー・ビンが識別されると、精度を向上させるために、より細かい調査が行われることができる。
上記の3GPP規格において詳述される現在の基準によれば、コヒーレント相関は、全体の信号継続時間の間に行われることが想定される。固定されたUEに関しては、このことが所定の測定間隔に関する最適な感度を提供する。しかし、UEの加速を考慮した場合、最大のコヒーレント相関時間は、測定間隔の間におけるドップラーの変化により制限される。したがって、UEが加速している場合の状況に関して、信号を検出するための方法および配置構成を実現することが所望される。
すなわち、本発明の目的は、感度を向上し、UEの加速の間における不必要な処理を回避することである。
この目的または他の目的は、独立クレームにおいて定義される特徴を有する配置構成、方法およびプログラム製品を提供することにより、本発明によって達成される。好適な実施形態が従属クレームにより定義される。
UEの送信信号の検出に関する、移動電気通信ネットワークにおける本発明に従った配置構成は、セルの大きさ、UEの速度および加速度、関与している位置測定ユニットの数および要求される合計フォールス・アラーム率などのパラメータの少なくとも1つに基づいて、コヒーレント相関間隔の長さLおよび合計検出間隔ttotの1つを選択するための手段からなる。これにより当該配置構成は、感度を向上させ、不必要な処理を回避することを可能とする。
本発明に従ったUEの送信信号の検出に関する、移動電気通信ネットワークにおける方法は、セルの大きさ、UEの速度および加速度、関与している位置測定ユニットの数および要求される合計フォールス・アラーム率などのパラメータの少なくとも1つに基づいて、コヒーレント相関間隔の長さLおよび合計検出間隔ttotの1つを選択するステップとからなる。これにより当該方法は、感度を向上させ、不必要な処理を回避することを可能とする。
本発明の実施形態によれば、コヒーレント相関間隔は、UEの速度および加速度、関与している位置測定ユニットの数および要求される合計フォールス・アラーム率などのパラメータの少なくとも1つに基づく。
本発明の更なる実施形態によれば、合計検出間隔ttotは、UEの速度および加速度、関与している位置測定ユニットの数および要求される合計フォールス・アラーム率などのパラメータの少なくとも1つに基づく。
本発明の更なる実施形態によれば、検出に関する手段は、LMUに配置されている。
本発明の更なる実施形態によれば、選択に関する手段は、サービング移動位置局(Serving Mobile Location Center)に配置されている。
本発明の別の実施形態によれば、選択に関する手段は、LMUに配置されている。
本発明の更なる実施形態によれば、最大の合計検出間隔ttotは、事前に決定された値である。
本発明の更なる実施形態によれば、事前に決定された値は、最大の許容される応答時間に依存する。
本発明の有利な効果は、UTDOA方法の感度(すなわち可能範囲)が、従来技術と比較して約2dB上昇されることである。35log10(距離)に従った信号強さの減衰が仮定される場合、信号強さの減衰は、それぞれのLMUに関して30%向上したエリア可能範囲となる。
本発明の実施形態の1つの更なる有利な効果は、測定に関する最大の実用時間を定義することにより、処理資源の浪費および遅延を回避することである。
本発明の好適な実施形態が示された添付図面を参照し、以下に本発明がより詳しく説明される。この発明は、しかしながら、多くの異なる形式において具体化されることができ、以下に説明する実施形態に制限されるものと解釈されるべきではない。むしろこれらの実施形態が提供されることにより、この開示が詳細かつ完全となり、いわゆる当業者に本発明の範囲を十分に伝える。
本発明の方法および配置構成は、図1に示される従来の移動電気通信ネットワークにおいて実行されることができる。かかるネットワークは、ユーザ端末100、110と無線接続するように適合された無線基地局120、130からなる。それぞれの無線基地局は、好適には少なくとも1つのLMUと関連付けられている。無線基地局120、130はさらに、無線ネットワーク制御装置(RNC)140と接続されている。RNC140はさらに、コアネットワーク(CN)150と接続され、この場合において、CNは異なるネットワークと接続する。移動電気通信ネットワークはまた、CN/RNCからの位置検出の照会(inquiry)を受信するように適合されたサービング移動位置局(SMLC:Serving Mobile Location Center)からなる。好適には、SMLCは、例えば無線パラメータに関する情報を要求し、LMUに測定を実行する命令を与え、測定を受け取り、時間測定およびLMUの座標に基づいて位置を計算し、RNC/CNに位置を伝送する。
上述のとおり、信号検出は、コヒーレント相関および非コヒーレント相関により実行されることができる。本発明は、コヒーレント部分の長さの最適な選択が存在することに基づいている。最適な選択は、セルの大きさ、UEの速度および加速度、関与しているLMUの数、および要求される合計のフォールス・アラーム率などのパラメータに依存する。信号が特定の時間に到達したことをLMUが宣言した一方で、実際には信号が異なる時間に到達した場合に、フォールス・アラームが発生する。すなわち、測定は不完全となる。信号が弱すぎて当該特定のLMUによって検出できない場合に、フォールス・アラームは通常発生する。合計のフォールス・アラーム率は、少なくとも1のLMUが不完全な測定を報告する可能性である。フォールス・アラームについては以下に詳述される。
本発明はさらに、信号の検出を実行、すなわち信号の相関付けに関する合計の測定時間の最適な選択が存在することに基づいている。
すなわち、本発明は、UEの送信信号の検出に関する、移動電気通信ネットワークにおける方法および配置構成に関する。当該配置構成は、時間ttotの間の信号を検出するための手段からなる。この場合において、前記手段は、結合したコヒーレントおよび非コヒーレント相関に適合された相関器(correlator)からなる。コヒーレント相関の間隔長さはLの信号サンプルであり、コヒーレント相関の間隔の数はMであり、コヒーレント相関は、それぞれのコヒーレント検出間隔Mに関するコヒーレント相関結果となる。さらに、当該配置構成は、非コヒーレントにコヒーレント相関結果を加算するための手段からなる。本発明によると、当該配置構成は、セルの大きさ、UEの速度および加速度、関与しているLMUの数、および要求される合計のフォールス・アラーム率などのパラメータの少なくとも1つに基づいて、コヒーレント検出間隔の長さLおよび合計の検出間隔ttotの1つを選択するための手段からなる。これらのパラメータは通常配置の時点で認識されるが、要求またはネットワーク環境が変化した場合には、これらのパラメータは変化する。
以下において、Lと示されるコヒーレント検出の長さと、ttotと示される最大の合計測定時間に関する要求とが決定される。
UTDOA LMUは、UE信号の到達時間を計測する。受信波形のモデルは、式(1)で表される。
Figure 0004938778

ここで、Aは(複雑な)信号振幅であり、s(t)は認識されていると仮定されるUEの送信信号である。τは到達時間または同等の信号遅延、すなわち関心のある量であり、fは残留ドップラー周波数(residual doppler frequency)である。tはチップレートである。e(t)は、干渉およびIの分散を伴うノイズの合計であり、N+τwinは、チップユニットで測定される受信信号の継続時間である。遅延τは0からτmaxのチップ間隔にあり、残留ドップラーは0からfmaxHzの範囲にあることが先験的に認識される。信号検出は通常、図2に示すように、τおよびfのすべての考えられる偏移に対して相関付けを使用することにより行われる。これは、実際には、例えば式(2)、(3)に結果としてなる遅延/ドップラーのスペースにわたる分離したステップにおいて行われる。
Figure 0004938778
相関付けは次のようにして行われる。Nのサンプル長さのレプリカs(t)は、それぞれLのサンプルのMのセグメントに分割される。すなわち、Lは、コヒーレント検出の長さである。s(t)のMセグメントに対して、コヒーレントに周波数偏移されたy(t)の相関付けは式(4)による。
Figure 0004938778


(ここでxは、xの複雑な共役である。)Mの相関結果を非コヒーレントに加算することが式(5)を与える。
Figure 0004938778

テスト量は、式(6)で定義する。
Figure 0004938778

ここで、分散Iの評価が可能であると仮定される。また正確な遅延/ドップラー偏移に関しては式(7)となる。
Figure 0004938778

ここで、C=AA(Es(t)s(t))は、受信された要求される信号電力であり、CM>>(M/L)、すなわちCL/I>>1である場合は常に、λ=CML/Iであることを意味し、処理ゲイン要素MLを含んでいる信号対雑音比として解釈されることができる(Eは期待値)。計算されたλは、しきい値λと比較され、λ>λである場合には常に、信号が存在することが決定される。
フォールス・アラームを回避するために、検出しきい値λが慎重に選択されることが重要である。フォールス・アラームは、通信よりも位置検出に対してより不利となる。通信においては、同期化が行われた後に、受信されたデータを復号する試みが行われる。同期化の段階におけるすべてのエラーがその後検出され、データを復号することができない。位置検出に関しては、かかる復号ステップは実行されない。したがって、フォールス・アラーム率は非常に低くしならなければならない。LMUは、全体として低いフォールス・アラームの確率を維持しながら、多くの遅延/ドップラーのビンを調査しなければならない。さらに、多くのLMUが、信号を調査するように課せられ、上記のように、全体のフォールス・アラーム率を低く維持することが望まれている。したがって、ビンごとのフォールス・アラームの確率は、本願において示される例に関しては、10−7またはそれより低い程度に、非常に低く維持されなければならない。
グリッド・サイズΔt、Δfは、要求される信号の相関関数と、コヒーレント積分(coherent integration)の間隔Ltの長さとに依存する。Es(mt)s(nt)=0の場合、いずれの整数m≠nに関しては、|τ―τ|>tである場合は常に、遅延ドメインにおける相関関数はゼロであり、ドップラードメインにおいては、|f−f|=1/Ltにおける最初のヌルを伴うSINC関数として形付けられる(sinc−shaped)。多くの相関エネルギを失わないように、すなわち、相関の間にtの幅を伴うチップの損失を回避するために、通常Δf=2/(3Lt)が選択される。遅延の調査に関してΔt=t/2の選択は通常であり、またこの間隔(spacing)が、相関エネルギの損失を回避するために選択される。チップ幅はtである。すなわち、間隔は、tより大きくなるべきではなく、相関エネルギが損失されることなく、間隔はΔt=t/2に選択されなければならない。
UE速度を原因としたドップラーは、100km/h[3]で伝達し、キャリア周波数が1800MHzである場合には、fspeed=166Hzである。許容されるUE周波数のオフセットが、周波数にfoff=10−7*Hzの不確定性を加算する。要するに、ドップラーの不確定性は式(8)となる。
Figure 0004938778
次に、遅延の不確定性に関する式が計算される。図3における配置を考慮する。UEは半径Δを伴うセルにおいて位置されることが先験的に知られている。信号がUEから時間t0で送信されると仮定する。
UEが、図3の位置Aにある場合、信号はLMU1およびLMU2に式(9)、(10)の時間で到達する。
Figure 0004938778
UEが、図3の位置Bにある場合、信号はLMU1およびLMU2に式(11)、(12)の時間で到達する。
Figure 0004938778
LMU1が、マスターのLMUであり、LMU1は、信号到達を容易に検出すように適合されていると仮定する。t1を仮定すると、コード移送調査(code phase seach)を最小化するために、LMU2への到達時間を予測することが可能である。すなわち式(13)、(14)、(15)となる。
Figure 0004938778
したがって、
Figure 0004938778

すなわち、到達時間の不確定性の枠の幅は式(16)となる。
Figure 0004938778
これを要約することにより、コード位相のビンの数n=tun/Δtおよびドップラー・ビンの数n=fun/Δfが受信される。このことがビンの合計数を式(16a)として与える。
Figure 0004938778
単一のビンに関しては、フォールス・アラーム率はPとなる。Nbinsのビンに関しては、式(17)となる。
Figure 0004938778

小さいPに関しては同様に、nLMUの中からの少なくとも1つのLMUが不正確な決定をする可能性は式(18)となる。
Figure 0004938778

ビンごとのPは、式(19)として決定されることができる。
Figure 0004938778
次に、ビンごとのフォールス・アラーム率に関する式が導き出される。不確定性(p、q)に関しては、2λ=2LR(p、q)/Iは、自由度2Mを伴うx分布を有することが示されることができる。したがって、λおよびMの関数として、フォールス・アラーム率(すなわち、不正確性(p、q)に関してλ>λである確率)は、標準の数値法を使用して計算されることができる。以下に示す例においては、MATLAB不完全ガンマ関数(MATLAB function gammainc)が、フォールス・アラーム率を式(20)のように定義するために使用された。
Figure 0004938778
逆の問題、すなわち、所定のPおよびMに関するλを発見することは、log(λ)に対するlog(P)の線形補間法を使用することで解決された。
UEの移動が、合計の測定時間を制限する。取得の間に遅延/ドップラー・ビンから十分に遠く離れるように信号が移動するように、UEが加速した場合、信号が検出されない危険性が生じる。ドップラー周波数は式(21)によるMS速度に関連する。
Figure 0004938778

ここでfは1800MHzより小さいキャリア周波数であり、vは移動速度であり、cは光の速度である。したがって式(22)が得られる。
Figure 0004938778
3GPP TS 25.171におけるテストケースは、r=20mの半径を伴うv=25km/hにおける90°の回転の仕様を定めており、結果として、変更のドップラー率が約14Hz/sとなる。通常式(23)の関係が他の回転の状況に適用される。
Figure 0004938778
本発明のある観点によれば、適度な必要条件は、(上述した多くの相関エネルギを緩和することを回避するために)ドップラーが、測定間隔内における最も大きい1/Ltにより変更することができることである。したがって、必要条件は式(24)となる。
Figure 0004938778
・・・(24)

この結果、所定のMに関するコヒーレント検出の最大長さLは式(25)となる。
Figure 0004938778
・・・(25)
この結果合計測定時間を式(26)として与える。
Figure 0004938778
・・・(26)
さらに、(上述した多くの相関エネルギを緩和することを回避するために)遅延はtよりも多く変化してはならない。したがって遅延の変化の必要条件は式(27)となる。
Figure 0004938778
・・・(27)

信号検出に関する合計測定時間は式(28)となる。
Figure 0004938778
・・・(28)
すなわち、所定のMに関するコヒーレント検出のコヒーレント検出間隔の最大長さLが存在し、信号検出に関する最適の合計測定時間が存在することが示される。式(24)〜(26)は、ttotおよびLの代わりの状態の第1の一式を提供する。式(27)、(28)は、ttotおよびLの代わりの状態の第2の一式を提供する。最小のttotを提供する式が使用されるべきである。すなわち、式(26)のttotが式(28)のttotよりも小さい場合には、式(24)〜(26)が使用されるべきである。
さらに、コヒーレント検出の長さLおよび合計の測定時間は、セルの大きさ、UEの速度および加速度、関与している位置測定ユニットの数および要求される合計フォールス・アラーム率などのパラメータに依存していることが示される。ここで選択されるパラメータに関しては、ドップラーの必要条件(26)が制限要素となる。
上記の式を使用することにより、上記の関係は図4a〜4dにおいて図示される。図4aは、式(19)、(20)および図4dの結果を使用することにより、Mの関数としてC/Iしきい値を示す。図4bは式(26)で定義される合計の測定時間を示す。図4cは、図4aに関する結果を使用するが、式(25)からのLを加算することにより、“処理ゲイン(processing gain)”要素MLを含んでいるC/Iしきい値を示す。図4dは、式(16a)および(25)により、Mの関数として、相関器の調査ビンの数を示す。
図4bのグラフから、最大のコヒーレント積分時間Ltは0.26s(M=1に関して)であることが理解されることができる。かかる積分長さ(M=1)に関して、しきい値C/Iは−47.5dBである。コヒーレント積分時間を短縮し、非コヒーレントの蓄積を用いることにより、合計の測定時間は延長される。図4bは、Mが増加する場合に測定時間が増加することを示すが、傾きは1より小さく、Lが減少していなければならないことを意味する。式(25)と(26)を結合することにより、ttot=1/(L・t・f)であることが示されることができる。ttotはLの減少により増加することが理解されるべきである。
図4aの結果は、C/Iしきい値は、測定時間の関数として単調に減少しないことを示す。その代わりに、測定時間0.8sに関して、最小のC/I=−49.5dBに到達している(このケースに関しては、コヒーレント積分時間は0.8sであり、M=10である)。このことは、合計の測定時間ttotの最適な選択が存在することを示す。最適なケースに関する検出しきい値はCML/I=15.5dBである。
図4a〜4dのグラフを検査することにより、2つの重要な結論が導き出される。図4a(M=1)により、最適な感度は、可能な限り長いコヒーレント相関間隔を選択することにより達成されるわけではない。さらに、特定の制限を越えて測定時間を増加しても意味がないことが図4aに示されている。むしろ、最大の合計測定時間の間にコヒーレントおよび非コヒーレント相関の結合を使用すべきである。典型的には、(低いMに関しては)Mのそれぞれの倍増に関して、非コヒーレントの結合ゲインは2dBであるが、高いMに関しては1dBよりも小さく減少する。この状況において、短いLtを原因とする損失が、増加されたMを原因とするゲインよりも高くなるように、Mが増加する場合には、コヒーレント相関時間Ltは減少される。
実際には、ある方法は、事前に決定された最大のttotを仮定し、Mおよびその後Lを決定するために式(26)を使用する。代わりの方法は、SMLCおよびLMU間の制限された最大応答時間が原因でttotが制限される、さらなる状態を使用する最適な感度(すなわち、最も低いC/Iしきい値)を提供する、LおよびMの結合を調査するために、図4aに従ったグラフを作成する。
本発明の実施形態の1つによれば、信号を検出するための手段は、LMUに配置される。さらなる実施形態によれば、LMUはまた、コヒーレント検出間隔のサンプルの数および/または最大の合計検出時間を選択する手段からなる。さらに他の実施形態によればサービング移動位置局は、コヒーレント検出間隔のサンプルの数および/または最大の合計検出時間を選択するための手段からなる。
したがって、本発明の方法および配置構成は、LMUの感度を最大とする測定方式を提供する。かかる最大の感度は、セルの大きさ、UEの速度および加速度、関与している位置測定ユニットの数および要求される合計フォールス・アラーム率などのパラメータの関数として決定されることができる。これらのパラメータは、LMUの配置の際に通常認識される。加速度および速度が、例えば、3GPP TS 25.171.“AGPSに関する性能要求(Performance Requirements for AGPS)”などの試験規格または市場要求から提供されることができる一方で、セルの大きさは、はっきりと認識される。
したがって、図5のフローチャートにおいて示される本発明の方法は、セルの大きさ、UEの速度および加速度、関与している位置測定ユニットの数および要求される合計フォールス・アラーム率などのパラメータなどの少なくとも1つに基づいて、コヒーレント相関間隔Lおよび合計の検出間隔ttotの1つを選択するステップ501からなる。
本発明の方法は、好適にはコンピュータプログラム製品によって実行されることができる。すなわち、本発明は、LMUおよびまたはサービング移動位置局(SMLC)における処理手段に直接ロード可能で、前記方法のステップを実行するためのソフトウェア・コード手段からなる、コンピュータプログラム製品に関連する。
本発明はまた、コンピュータ使用可能な媒体に記憶され、前記方法のステップの実行を制御するために、LMUおよびまたはサービング移動位置局(SMLC)における処理手段を引き起こすための可読性のプログラムからなる、コンピュータプログラム製品に関連する。
図面および明細書において、本発明の典型的な好適な実施形態が開示され、特定の用語が用いられたが、一般的なおよび説明的な意味において使用されたに過ぎず、制限することを目的としているわけではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって設定される。
本発明が実行されることができる移動電気通信ネットワークを示す。 相関器の出力の例を示す。 遅延の不正確性の計算に関する配置を図式的に示す。 Mの関数として、C/Iしきい値、合計測定時間ttot、調査ビンの合計数、および非コヒーレント整数の数をそれぞれ示す。 本発明による方法を表すフローチャートを示す。

Claims (18)

  1. ユーザ機器(UE)の送信信号の検出のための、移動通信ネットワークにおける構成であって、
    時間ttotの間に前記信号を検出する手を備え
    記手段は、結合的なコヒーレントおよび非コヒーレント相関のために適合された相関器を含み、
    ヒーレント検出間隔の長さはLの信号サンプルであり
    ヒーレント検出間隔の数はMであり
    前記コヒーレント相関は、M個のコヒーレント検出間隔のそれぞれに関するコヒーレント相関結果をもたらし
    前記構成は、前記コヒーレント相関結果を非コヒーレント的に加算する手を備え
    前記構成は、セルの大きさ、UEの速度および加速度、関与している位置測定ユニット(LMU)の数並びに要求される合計フォールス・アラーム率というパラメータの少なくとも1つに基づいて、コヒーレント検出間隔の長さLおよび合計検出間隔ttotの1つを選択する手を備える
    ことを特徴とする構成。
  2. 前記コヒーレント検出間隔の長さLは、セルの大きさ、UEの速度および加速度、関与しているLMUの数並びに要求される合計フォールス・アラーム率という前記パラメータの少なくとも1つに基づことを特徴とする、請求項1に記載の構成。
  3. 前記合計検出間隔ttotは、セルの大きさ、UEの速度および加速度、関与しているLMUの数並びに要求される合計フォールス・アラーム率という前記パラメータの少なくとも1つに基づことを特徴とする、請求項1または2のいずれかに記載の構成。
  4. 前記相関器は、LMUに配置されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の構成。
  5. 前記選択する手段は、サービング移動位置局に配置されていることを特徴とする、請求項4に記載の構成。
  6. 前記選択する手段は、LMUに配置されていることを特徴とする、請求項4に記載の構成。
  7. 前記合計検出間隔ttotは、事前に決定された値であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の構成。
  8. 前記事前に決定された値は、最大の許容される応答時間に依存することを特徴とする、請求項7に記載の構成。
  9. ユーザ機器(UEの送信信号の検出のための、移動通信ネットワークにおける方法であって:
    時間ttotの間に前記信号を検出するステップを含み
    記検出のステップは:
    コヒーレントおよび非コヒーレント相関を結合するステップと
    ヒーレント検出間隔の長さはL信号サンプルであることと
    コヒーレント検出間隔の数はMであることと
    前記コヒーレント相関は、M個のコヒーレント検出間隔のそれぞれに関するコヒーレント相関結果をもたらすことと
    前記コヒーレント相関結果を非コヒーレント的に加算するステップ
    を含み、
    前記方法は、セルの大きさ、UEの速度および加速度、関与している位置測定ユニット(LMU)の数並びに要求される合計フォールス・アラーム率というパラメータの少なくとも1つに基づいて、コヒーレント検出間隔の長さLおよび合計検出間隔ttotの1つを選択するステップを含む、
    ことを特徴とする方法。
  10. 前記コヒーレント検出間隔の長さLは、セルの大きさ、UEの速度および加速度、関与しているLMUの数並びに要求される合計フォールス・アラーム率という前記パラメータの少なくとも1つに基づことを特徴とする、請求項9に記載の方法。
  11. 前記合計検出間隔ttotは、セルの大きさ、UEの速度および加速度、関与しているLMUの数並びに要求される合計フォールス・アラーム率という前記パラメータの少なくとも1つに基づことを特徴とする、請求項9または10のいずれかに記載の方法。
  12. 前記検出のステップは、LMUにおいて実行されることを特徴とする、請求項9〜11のいずれかに記載の方法。
  13. 前記選択のステップは、サービング移動位置局において実行されることを特徴とする、請求項12に記載の方法
  14. 前記選択のステップは、LMUにおいて実行されることを特徴とする、請求項12に記載の方法
  15. 前記合計検出間隔ttotは、事前に決定された値であることを特徴とする、請求項〜14のいずれかに記載の方法
  16. 前記事前に決定された値は、最大の許容される応答時間に依存することを特徴とする、請求項15に記載の方法
  17. 位置測定ユニットおよび/またはサービング移動位置局における処理手段に直接ロード可能なコンピュータプログラムであって、
    求項9〜16のいずれかのステップを実行するためのソフトウェア・コード手段を含む、コンピュータプログラム。
  18. コンピュータにより利用可能な媒体に記憶されたコンピュータプログラムであって、
    置測定ユニットおよび/またはサービング移動位置局における処理手段に、請求項9〜16のいずれかのステップの実行を制御させる、可読性プログラムを含む、コンピュータプログラム。
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