JP4938718B2 - ファクシミリ送受信システム、ファクシミリサーバ、ファクシミリ送受信方法、及びプログラム - Google Patents

ファクシミリ送受信システム、ファクシミリサーバ、ファクシミリ送受信方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ファクシミリ文書の誤送信を防ぐための技術に関する。
昨今の情報漏洩の影響としては、実際に漏えいした情報が不正使用されるなどのリスクだけでなく、情報漏洩を起こした企業へのマイナスイメージの影響も考えられる。情報漏洩防止のための技術として、暗号化ソフトウェアを内蔵したUSB(Universal Serial Bus)メモリや、メールの誤送信を防ぐためのメール誤送信防止システムや、PC(Personal Computer)の盗難・紛失に対応するためのPCの追尾システムなどが存在している。
ここで、旧来より使用されてきたFAX(Facsimile)は、電子メールが当たり前になってきた現在でも現役であり、様々なシーンで使用されている。FAX文書の送信においても電子メールの送信の場合と同様に、誤送信による情報漏洩が発生しており、個人情報などの各種の重要な情報がFAX文書の誤送信によって漏洩の危機にさらされている。
このようなFAX文書の誤送信への対策として様々な製品が提案されている。これらの製品は、大きく、FAXサーバ型の製品と、FAXアダプタ型の製品とに分けることができる。FAXサーバ型の製品は、特許文献1〜5、非特許文献1、および非特許文献2に開示されているように、送信したいFAX文書を一時FAXサーバにプールし、承認者の承認などのような、送信者とは別の人間の行為をトリガとしてFAXを送信する。これらのサーバ型の製品は、このように、人間の二重チェックによりFAX文書の誤送信を防いでいる。
一方、FAXアダプタ型の製品は、非特許文献3に開示されているように、FAX機本体と公衆網との間に挿入する製品であり、予め登録されたFAX番号以外には文書が送信されないようにFAX機能を規制することで、FAX文書の誤送信を防いでいる。
特開2004−104711号公報 特開2006−253959号公報 特開2007−96580号公報 特開2007−15387号公報 特開2007−116264号公報 西日本電信電話株式会社、ソリューションサービス、FAX誤送信防止システム(Porter Sight FAX)、[平成20年2月28日検索]、インターネット<URL:http://www.ntt-west.co.jp/solution/sol/fax/index.html> 株式会社NTTデータ関西、ソリューション、FAX誤送信防止システム ProtectFAX、[平成20年2月28日検索]、インターネット<URL:http://www.nttdata-kansai.co.jp/service/protectfax/index.aspx> NTTアドバンステクノロジ株式会社、製品・サービス一覧、FAX誤送信防止アダプタ ダブルダイアルEX、[平成20年2月28日検索]、インターネット<URL:http://www.ntt-at.co.jp/product/doubledial/>
しかしながら、特許文献1〜5、非特許文献1、および非特許文献2に開示されたFAXサーバも、非特許文献3に開示されたFAXアダプタも、人間の目によるチェックを二重にする点が誤送信防止のよりどころである。このような人間によるチェックでは、チェックが形骸化したり、うっかりミスが起こりうる。この結果、FAX文書の誤送信を十分に防ぐことができないという問題があった。
本発明は、FAX文書の誤送信のリスクを低減する技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のファクシミリ送受信システムは、送信対象の文書の受信者を識別するための第1の受信者識別情報と、該文書のデータである文書データと、該文書を識別するための第1の文書識別情報と、を対応付けてサーバに登録する通信機器と、受信対象の文書の受信者を識別するための第2の受信者識別情報と、該文書を識別するための第2の文書識別情報と、を前記サーバに送信するファクシミリ機と、前記通信機器により登録された前記文書データに対応する前記第1の受信者識別情報及び前記第1の文書識別情報と前記ファクシミリ機から受信した前記第2の受信者識別情報及び前記第2の文書識別情報とが一致するか否かを判断し、一致するのであれば、該文書データを前記ファクシミリ機へ送信するサーバと、を有する。
また、本発明のファクシミリサーバは、通信機器が送信する文書の受信者を識別するための第1の受信者識別情報と、該文書のデータである文書データと、該文書を識別するための第1の文書識別情報と、を対応付けてサーバに登録する登録手段と、ファクシミリ機から受信対象の文書の受信者を識別するための第2の受信者識別情報と、該文書を識別するための第2の文書識別情報と、を受信する受信手段と、前記登録手段により登録された前記文書データに対応する前記第1の受信者識別情報及び前記第1の文書識別情報と前記受信手段により受信された前記第2の受信者識別情報及び前記第2の文書識別情報とが一致するか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段により一致すると判断されたのであれば、前記文書データを前記ファクシミリ機へ送信する送信手段と、を有する。
本発明のファクシミリ送受信方法は、通信機器が、送信対象の文書の受信者を識別するための第1の受信者識別情報と、該文書のデータである文書データと、該文書を識別するための第1の文書識別情報と、を対応付けてサーバに登録し、ファクシミリ機が、受信対象の文書の受信者を識別するための第2の受信者識別情報と、該文書を識別するための第2の文書識別情報と、を前記サーバに送信し、前記サーバが、前記通信機器により登録された前記文書データに対応する前記第1の受信者識別情報及び前記第1の文書識別情報と前記ファクシミリ機から受信した前記第2の受信者識別情報及び前記第2の文書識別情報とが一致するか否かを判断し、一致するのであれば、該文書データを前記ファクシミリ機へ送信する。
本発明のプログラムは、コンピュータに、通信機器が送信する文書の受信者を識別するための第1の受信者識別情報と、該文書を示す文書データと、該文書を識別するための第1の文書識別情報と、を対応付けてサーバに登録する登録手順、ファクシミリ機から受信対象の文書の受信者を識別するための第2の受信者識別情報と、該文書を識別するための第2の文書識別情報と、を受信する受信手順、前記登録手順により登録された前記文書データに対応する前記第1の受信者識別情報及び前記第1の文書識別情報と前記受信手順により受信された前記第2の受信者識別情報及び前記第2の文書識別情報とが一致するか否かを判断する判断手順、及び前記判断手順により一致すると判断されたのであれば、前記第1の文書識別情報に対応する前記文書データを前記ファクシミリ機へ送信する送信手順、を実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、通信機器が第1の文書識別情報を登録しておき、この情報と一致する第2の文書識別情報をファクシミリ機が送信したとき、ファクシミリサーバはファクシミリ機にFAX文書を送信する。このように、受信側が正しい識別情報を送信しない限り、FAX文書が送信されないのでFAX文書の誤送信のリスクが低減する。
(第1の実施形態)
本発明を実施するための第1の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態のFAX送受信システム1の構成を示すブロック図である。図1を参照すると、FAX送受信システム1は、FAX機10、FAX機11、およびFAXサーバ20を有する。
FAX機10およびFAX機11は、FAX送受信機能を有する通信機器であり、FAXサーバ20を介して文書を送受信する。FAX機10および11は、FAX機能を有するのであれば、複合機であってもよい。本実施形態では、FAX機10から、FAX機11へ文書をFAX送信する場合について考える。FAX送受信システム1において、FAX機は2台(10および11)に限らず、3台以上設けることができる。
FAX機10は、FAXサーバ20にFAX送信する文書の登録を要求し、受信者IDおよび文書データを送信する。受信者IDは、FAX送受信システム1においてFAX文書を受信する受信者に一意に割り当てられた番号である。受信者IDは、FAX機10のユーザ(送信者)が所定の基準(例えば、数字4桁)に従い任意に決定する。送信者は、FAXサーバ20に受信者IDを複数登録することができる。文書データは、一度にFAX送信する対象の文書を示す情報である。一度に送信する文書が複数ページの文書である場合、これらのページ全体のデータを1つの文書データとして扱う。送信者は、受信者IDの示す受信者ごとに複数の文書データをFAXサーバ20に登録することができる。FAXサーバ20は、FAX機10の要求に応じて、これらの受信者IDおよび文書データを受信し、これらを送信側登録情報2051として記憶(登録)する。
FAXサーバ20への受信者ID等の登録について、図2および図3を参照して説明する。まず、FAX文書の送信者は、登録したい受信者IDを示す情報をFAXサーバ20に送信する。FAXサーバ20は、受信した受信者IDが既に登録済の受信者IDと重複していないか否かを確認する。一意な受信者IDであるとFAXサーバ20により確認された後、FAX機10は、送信対象の文書を示す文書データをFAXサーバ20に送信する。
図2はFAXサーバ20が記憶する、送信側登録情報2051を示す図である。同図を参照すると、送信側登録情報2051は、受信者ID、文書データ、文書ID、および文書関連情報を含む。文書関連情報については後述する。FAXサーバ20は、受信した受信者IDと文書データとを対応付けて記憶する。そして、FAXサーバ20は、受信した各文書データに一意な番号を文書IDとして割り当てる。一度に送信するFAX文書の枚数が複数枚である場合、それぞれのページごとに文書IDが割り当てられるのでなく、それらのページ全体に1つの文書IDが割り当てられる。FAXサーバ20は、割り当てた文書IDを示す情報をFAX機10に送信する。
例えば、図2において、送信者は、受信者IDとして「0001」、「0002」を登録し、受信者ID「0001」に対応付けて「文書11」、「文書12」を登録している。「文書11」、「文書12」は、登録された文書データの格納場所を示す情報である。そして、FAXサーバ20により「文書11」、「文書12」には、それぞれ文書IDとして「000101」、「000102」が割り当てられている。
送信者は、受信側のFAX機11のユーザ(受信者)に、FAXサーバ20から受信した受信者IDおよび文書IDを通知する。受信者IDおよび文書IDの通知方法は、暗号化されたメール、専用回線を通じての送信、郵便、口頭など任意である。
FAX機10は、送信するFAX文書ごとに文書関連情報をFAXサーバ20に送信し、登録することもできる。文書関連情報は、文書を受信する受信者の連絡先(FAX番号、電話番号など)を示す情報である。FAXサーバ20は、文書IDに対応付けて文書関連情報を記憶(登録)する。FAXサーバ20は、文書関連情報の登録後、登録が完了した旨を示す登録完了通知をFAX機10に送信する。
同じ受信者に複数のFAX文書を送信する場合、受信者が複数の連絡先(FAX番号、電話番号)を有するとき、FAX文書の送信先がそれぞれ異なることがある。FAX文書ごとに文書関連情報(FAX番号、電話番号)を登録しておけば、それぞれの連絡先にFAX文書を間違いなく送信することができる。また、受信者の連絡先が変更された場合も、文書ごとに連絡先を登録することで変更後の連絡先にFAX送信できる。そして、FAXサーバ20が、登録した電話番号等と文書を受信するFAX機の電話番号等との一致を確認して送信することで、誤送信のリスクがさらに低減する。
なお、受信者の連絡先が1つしかない場合、電話番号等を登録する手間を省きたい場合など、文書関連情報を登録する必要がないのであれば、送信側FAX機10は文書関連情報を送信しなくともよい。また、送信側FAX機10は、文書関連情報として、電話番号、FAX番号のうち、いずれか1つのみを登録してもよいし、郵便番号、住所、氏名などを文書関連情報として更に登録することもできる。
例えば、図2において、送信者は、文書ID「000101」に対応付けて受信者電話番号「000−111−2222」、受信者FAX番号「000−111−2222」を登録しているが、一方で、文書ID「000201」には、対応する電話番号、FAX番号を登録していない。
図1に戻り、受信者は、送信者から受信者IDおよび文書IDの通知を受け、これらのIDをFAX機11に入力して文書IDの示す文書の受信を試みる。FAX機11は、文書の自身へのFAX送信をFAXサーバ20に要求し、入力された受信者IDおよび文書IDを示す情報をFAXサーバ20に送信する。
FAXサーバ20は、公衆電話網などを通じてFAX機10から文書データを受信して蓄積し、FAX機11の要求に応じてFAX機11に蓄積した文書データを送信する。図1を参照すると、FAXサーバ20は、受信部201、認証部203、データベース205、および送信部207を有する。
受信部201は、FAX機10から登録を要求する信号を受信し、登録対象の受信者ID、文書データ、および文書関連情報(送信側登録情報2051)を受信する。また、受信部201は、FAX機11からFAX文書を自身に送信するように要求する信号を受信し、受信者IDおよび文書IDを示す情報を受信する。
具体的には、認証部203は、FAX機11の電話番号およびFAX番号を取得する。FAXサーバ20は、受信部201により受信された受信者IDおよび文書IDと、取得したFAX機11の電話番号およびFAX番号とを示す情報を受信側入力情報2053としてデータベース205に記憶する。図3は、受信側入力情報2053の構成を示す図である。同図を参照すると、受信側入力情報2053は、受信者ID、文書ID、受信者電話番号、受信者FAX番号、および送信日時を示す情報を含む。受信者電話番号および受信者FAX番号は、FAX機11の電話番号およびFAX番号である。送信日時は、サーバ20がFAX機11を認証後、FAX送信した日時である。
そして、認証部203は、受信側入力情報2053の示す文書IDが、送信側登録情報2051に登録されているか否かを判断する。登録されていれば、認証部205は、その文書IDに対応する受信者ID、電話番号、およびFAX番号をデータベース205(送信側登録情報2051)から読み出し、これらが、受信側入力情報2053の示す受信者ID、電話番号、およびFAX番号と全て一致するか否かを判断する。一致するのであれば、認証部203は、FAX送信を要求したFAX機(11)が、文書IDに対応する文書の送信先であることを認証する。送信側登録情報2051において、文書IDに対応する電話番号およびFAX番号が登録されていない場合、受信者IDおよび文書IDの一致のみにより、FAX受信機11を認証する。
すなわち、送信側のFAX機10が送信した受信者IDおよび文書ID(送信側登録情報2051)と、受信側のFAX機11が送信した受信者IDおよび文書ID(受信側入力情報2053)とが一致すれば、FAXサーバ20は、受信側のFAX機11を文書IDに対応する文書の送信先として認証する。
送信側と受信側とのFAX機(10、11)の送信する受信者ID等が一致しないのであれば、FAXサーバ20は、受信側のFAX機11を認証せず、認証に失敗した回数を計数する。認証に失敗した回数が所定の回数(例えば、3回)以上であれば、FAXサーバ20は、そのFAX機11の電話番号を不審者連絡先2055として記憶する。そして、不審者連絡先2055に含まれる電話番号のFAX機からFAXサーバ20へのアクセスがあったのであれば、FAXサーバ20は、そのFAX機からのアクセスを拒否し、認証を行わない。
図4は、不審者連絡先2055の構成を示す図である。同図を参照すると、不審者連絡先2055は、不審者電話番号、不審者FAX番号、およびアクセス日時を示す情報を含む。これらの不審者電話番号、不審者FAX番号、アクセス日時は、認証に失敗した回数が所定値以上のFAX機の電話番号、FAX番号、FAXサーバ20に最後にアクセスした日時である。
図1に戻り、データベース205は、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等の記憶装置であり、送信側登録情報2051、受信者側入力情報2053、および不審者連絡先2055を記憶する。
送信部207は、認証部203により認証されたFAX機11に、文書IDに対応する文書データを送信側登録情報2051から読み出して公衆電話網などを通じてFAX送信する。FAXサーバ20は、文書をFAX送信したとき、図3で示した受信者入力情報2053に送信日時を記憶し、送信が完了した旨を示す送信完了通知をFAX機10に送信する。
次に、FAX送受信システム1の動作について図5〜図8を参照して説明する。図5は、FAX送受信システム1の動作を示すフローチャートである。同図を参照すると、FAX送受信システム1は、事前準備処理(ステップS1)、送信文書登録処理(ステップS3)、および認証送信処理(ステップS5)を順に実行する。
図6は、事前準備処理(ステップS1)を示すフローチャートである。事前準備処理は、送信者がFAXサーバ20に、文書のFAX送信に先立ち、予め受信者IDを登録しておく処理である。この処理は、送信側のFAX機10およびFAXサーバ20の電源が投入され、送信者の要求があったときに開始する。例えば、送信者が所定の受信者IDを登録するための所定の操作をFAX機10にて行ったとき、事前準備処理が開始する。同図を参照すると、FAX機10は、ユーザの操作により、FAXサーバ20に受信者IDの登録を要求し、受信者IDをFAXサーバ20に送信する(ステップS11)。FAXサーバ20は、FAX機10の要求に応じて受信者IDを受信し(ステップT11)、受信した受信者IDと重複する受信者IDがデータベース205(送信側登録情報2051)に登録されているか否かを判断する。重複する受信者IDが登録されていなければ、受信者IDの一意性が確認されたので、FAXサーバ20は、その受信者IDをデータベース205に記憶(登録)する(ステップT13)。FAXサーバ20は、FAX機10に、受信者IDの登録が完了した旨を示す登録完了通知を送信する(ステップT15)。ステップT13において、受信した受信者IDがすでに登録済であれば、その旨をFAX機10に通知し、別の受信者IDの送信を促すメッセージを表示させる。受信者IDは一度登録しておけば、次からは登録済の受信者IDを使用でき、再度の入力は不要である。
FAX機10は、登録完了通知を受信する(ステップS13)。そして、送信者は、登録された受信者IDを、暗号化されたメール、専用回線を通じての送信、郵便、口頭などにより、受信側のFAX機11のユーザ(受信者)に通知する(ステップS15)。受信者は、受信者IDを受け取る(ステップU11)。ステップU11の後、FAX送受信システム1は、事前準備処理を終了する。
図7は、送信文書登録処理(ステップS3)を示すフローチャートである。送信文書登録処理は、送信者がFAXサーバ20に、送信する文書を示す文書データを受信者IDに対応付けて登録しておく処理である。同図を参照すると、送信側のFAX機10は、FAXサーバ20にアクセスして事前準備処理(ステップS1)で登録した受信者IDのうち、いずれか1つを選択する。そして、FAX機10は、FAX文書の登録を要求し、その受信者IDに対応する受信者にFAX送信する文書を示す文書データをFAXサーバ20に送信する(S31)。FAXサーバ20は、FAX機10の要求に応じて、文書データを受信し(ステップT31)、選択された受信者IDに対応付けて文書データをデータベース205に記憶する(ステップT33)。そして、FAXサーバ20は、登録した文書データに一意な文書IDを割り当て、割り当てた文書IDを示す情報をFAX機10に送信する(ステップT35)。
FAX機10は、FAXサーバ20から文書IDを受信する(ステップS33)。そして、送信者は必要があれば、FAX機10に、文書関連情報(電話番号、FAX番号)をFAXサーバ20に送信させる(ステップS35)。FAXサーバ20は、文書関連情報を受信し(ステップT37)、受信した文書関連情報を文書IDに対応付けてデータベース205に記憶し(ステップT39)、登録が完了した旨を示す登録完了通知をFAX機10に送信する(ステップT41)。
FAX機10は、登録完了通知を受信し(ステップS37)、文書IDをメール等で受信側のFAX機11に通知する(ステップS39)。FAX機11は、文書IDを受け取る(ステップU31)。ステップU41の後、FAX送受信システム1は、文書登録処理を終了する。
図8は、認証送信処理を示すフローチャートである。認証承認処理は、FAXサーバ20が受信側のFAX機(11)をFAX送信先として認証し、認証したFAX機に文書をFAX送信する処理である。同図を参照すると、受信側のFAX機11は、FAXサーバ20にアクセスして、FAX文書の自身への受信を要求する(U51)。FAXサーバ20は、FAX機11の発信番号を取得し、その電話番号が不審者連絡先2055に含まれていないか否かを判断する(ステップT51)。電話番号が不審者連絡先2055に含まれている場合、FAXサーバ20は、そのFAX11から自身へのアクセスを拒否し、FAX機11を認証しない。
電話番号が不審者連絡先2055に含まれていない場合、FAXサーバ20は、FAX機11に受信者IDおよび文書ID(受信側入力情報2053)の入力を促すメッセージを表示させる。FAX機11は、ユーザにより入力された受信者IDおよび文書IDを示す情報(受信側入力情報2053)を送信する(ステップU53)。FAXサーバ20は、受信側入力情報2053を受信する(ステップT53)。FAXサーバ20は、FAX機11の電話番号およびFAX番号を取得し、FAX機11の受信者IDおよび文書IDの組み合わせと一致する受信者IDおよび文書IDの組み合わせが送信側登録情報2051にあるか否かを判断する。該当する組み合わせがあれば、FAXサーバ20は、そのFAX機11を、文書IDの示す文書の送信先として認証する。該当する文書ID対応づけて文書関連情報が登録されている場合、FAXサーバ20は、さらにFAX機11の電話番号およびFAX番号が文書関連情報の示す電話番号およびFAX番号と一致するのであれば、FAX機11を認証する(ステップT55)。
FAXサーバ20は、認証に失敗したのであれば、FAXサーバ20は、再度の入力を促すメッセージをFAX機11に表示させる。FAXサーバ20は、認証に失敗した回数が所定の回数以上であるか否かを判断する(ステップT57)。認証に失敗した回数が所定の回数以上であれば(ステップT57:YES)、FAXサーバ20は、そのFAX機11の電話番号を不審者連絡先2055として登録する(ステップT59)。
認証に失敗した回数が所定の回数に満たず、認証に成功したのであれば(ステップT57:NO)、FAXサーバ20は、認証されたFAX機11に文書IDに対応する文書データを送信する(ステップT61)。FAX機11は、文書データを受信し、文書データの示すFAX文書を紙で出力する(ステップU55)。
このように、FAX番号を受信者が入力し、入力されたFAX番号が登録された番号に一致しない限り、FAX送信されないので、受信者に送られるべき文書が受信者の知らないFAX機に出力されることがなくなる。
FAXサーバ20は、FAX送信後、FAX送信が完了した旨を示す送信完了通知を送信側のFAX機10に送信する(ステップT63)。送信完了通知をFAXサーバ20や送信者が保管しておくことで、FAX誤送信で最もイメージダウンが大きい「どこに送信されたかわからない」という事態を避けることができる。
FAX機10は、送信完了通知を受信し、表示する(ステップS51)。ステップS51の後、FAX送受信システム1は、認証送信処理を終了する。
続いて、図9および図10を参照してFAX送受信システムの動作結果の一例について説明する。図9(a)〜(k)は、送信側のFAX機10に表示されるメッセージの一例を示した図である。送信者がFAX機10の所定のボタンを押下すると、FAX機10は、図9(a)に示すように、すでに登録された受信者IDを用いるか否かを問い合わせるメッセージを表示する。FAX機10は、例えば、「登録済の受信者IDを使用しますか。」というメッセージを表示する。登録された受信者IDの使用を選択するための操作が行われた場合、FAXサーバ20は、図9(b)に示すように登録済の受信者IDを登録情報2051から読み出し、FAX機10に一覧表示させる。受信者IDを登録するための操作が行われた場合、図9(c)に示すように、FAX機10は、受信者IDの入力を促すメッセージを表示する。FAX機10は、例えば、「受信者IDを入力してください。」というメッセージを表示する。送信者は、登録したい受信者IDを入力する。FAX機10は、受信者IDの登録を要求し、入力された受信者IDを示す情報をFAXサーバ20に送信する(ステップS11)。
FAXサーバ10は、送信された受信者IDと同じIDが登録されていなければ、その受信者IDを登録し(ステップT13)、登録完了通知をFAX機10に送信する(ステップT15)。FAX機10は、図9(d)に示すように、登録が完了した旨を示すメッセージを画面に表示する。FAX機10は、例えば、「受信者IDを登録しました。」というメッセージを表示する(ステップS13)。
続いてFAX機10は、図9(e)に示すように、文書のFAX送信を促すメッセージを表示する。FAX機10は、例えば、「FAX文書を送信してください。」というメッセージを表示する。送信者は、FAX送信する文書をセットして、FAX機10の送信ボタンを押下する。FAX機10は、セットされた文書をFAXサーバ20にFAX送信する(ステップS31)。
FAXサーバ20は、受信者IDに対応付けてFAX送信された文書を示す文書データを記憶し、文書データに一意な文書IDを割り当てる(ステップT33)。FAXサーバ20は割り当てた文書IDをFAX機10に送信し(ステップT35)、FAX機10は、図9(f)に示すように、文書IDが登録されたことを示すメッセージおよび受信した文書IDを表示する。FAX機10は、文書IDとともに、例えば、「下記の文書IDで登録されました。」というメッセージを表示する。
FAX機10は、図9(g)に示すように、文書関連情報を入力するか否かを問い合わせるメッセージを表示する。FAX機10は、例えば、「受信者の電話番号、FAX番号を登録しますか?」というメッセージを表示する。送信者は、必要があれば、文書関連情報を入力するための操作をする。FAX機10は、送信者の操作に応じて図9(h)に示すように、受信者の電話番号の入力を促すメッセージを表示する。FAX機10は、例えば、「受信者の電話番号を入力してください。」というメッセージを表示する。
送信者は、受信者の電話番号を入力し、FAX機10は、入力された電話番号を示す情報をFAXサーバ20に送信する(ステップS35)。FAXサーバ20は、受信した文書関連情報(電話番号)を文書IDに対応付けてデータベース205に記憶する(ステップT39)。FAXサーバ20は、登録完了通知をFAX機10に通知し(ステップT41)、FAX機10は、図9(i)に示すように、登録が完了した旨のメッセージを表示する。FAX機10は、例えば、「受信者の電話番号を登録しました。」というメッセージを表示する。
続いて、FAX機10は、図9(j)に示すように、受信者のFAX番号の入力を促すメッセージを表示する。FAX機10は、例えば、「受信者のFAX番号を入力してください。」というメッセージを表示する。送信者は、受信者のFAX番号を入力し、FAX機10は、入力されたFAX番号を示す情報をFAXサーバ20に送信し、FAXサーバ20は、受信した文書関連情報(FAX番号)を文書IDに対応付けてデータベース205に記憶する(ステップT39)。FAXサーバ20は、登録完了通知をFAX機10に通知し(ステップT41)、FAX機10は、図9(k)に示すように、登録が完了した旨のメッセージを表示する。FAX機10は、例えば、「受信者のFAX番号を登録しました。」というメッセージを表示する。
送信者は、登録された受信者IDおよび文書IDを受信者に通知する(ステップS15、S39)。
図10(a)〜(e)は、受信側のFAX機11に表示されるメッセージの一例を示した図である。受信者は、FAXサーバにアクセスし(ステップU51)、FAX機11の受信ボタンを押下する。FAX機11は、図10(a)に示すように、受信者IDの入力を促すメッセージを表示する。FAX機11は、例えば、「文書IDを入力してください。」というメッセージを表示する。受信者は、FAX11に受信する文書に対応する文書IDを入力し、FAX機11は、入力された文書IDをFAXサーバ20に送信し、FAXサーバ20にFAX文書の受信を要求する(ステップU53)。
FAXサーバ20は、受信側入力情報2053における文書IDと一致する文書IDが送信側登録情報2051に登録されていなければ、図10(b)に示すように、FAX機11に認証が失敗した旨のメッセージを表示させる。FAX機11は、例えば、「入力された文書IDは無効です。」というメッセージを表示する。文書IDが登録されていれば、FAXサーバ20は、図10(c)に示すように、FAX機11に受信者IDの入力を促すメッセージを表示させる。FAX機11は、例えば、「受信者IDを入力してください。」というメッセージを表示する(ステップT55)。FAX機11は、送信者により入力された受信者IDをFAXサーバ20に送信する(ステップU53)。
FAXサーバ20は、受信者ID(受信側入力情報2053)が、文書IDに対応する受信者ID(送信側登録情報2051)と一致しなければ、図10(d)に示すように、FAX機11に認証が失敗した旨のメッセージを表示させる。FAX機11は、例えば、「入力された受信者IDは無効です。」というメッセージを表示する(ステップT55)。
認証に失敗した回数が所定回数以上であれば(ステップT57:YES)、FAXサーバ20は、FAX機11からのアクセスを遮断し、図10(e)に示すように、FAXサーバ20へのアクセスが拒否された旨のメッセージをFAX機11に表示させる。FAX機11は、例えば、「FAXサーバへのアクセスが拒否されました。」というメッセージを表示する(ステップT59)。
認証に成功すれば(ステップT57:NO)、FAXサーバ20は、FAX機11に文書IDに対応する文書データをFAX送信し、FAX機11は、受信した文書データの示す文書を紙で出力する(ステップU55)。
なお、図9および図10では、受信側のFAX機11が入力画面においてメッセージを表示する構成を例示したが、ユーザインターフェースの設計は任意である。例えば、FAX送受信システム1は、FAX機11に入力画面を表示させず、代わりに音声でメッセージを出力させることもできる。
以上説明したように、本実施形態によれば、送信側のFAX機10が受信者IDおよび文書ID(送信側登録情報2051)を登録しておき、これらと一致する受信者ID及び文書ID(受信側入力情報2053)を受信側のFAX機11が送信したとき、FAXサーバはFAX文書を送信する。受信側が正しい識別情報を送信しない限り、FAX文書が送信されないのでFAX文書の誤送信のリスクが低減する。
また、FAX機10は、文書データごとに受信者の連絡先(電話番号、FAX番号)を示す文書関連情報をさらにFAXサーバ20に登録し、FAXサーバ20は、受信側のFAX機の電話番号、FAX番号が登録された電話番号等に一致しない限り、FAX送信しない。このように、受信者がFAX文書を出力するFAX機の情報を入力することにより、異なるFAX機に文書が出力されることがなく、FAX誤送信を確実に防止できる。そして、総当たり攻撃などにより受信者ID、文書IDが盗まれた場合であっても、FAX番号等が盗まれない限り、受信者は蓄積されたFAX文書を受信することはできなくなるので、セキュリティが向上する。
さらに、FAXサーバ20は受信側のFAX機11が認証に失敗した回数が所定値以上であれば、FAX機11からの自身へのアクセスを拒否するので、総当たり攻撃に対するセキュリティが向上する。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について図11を参照して説明する。第2の実施形態のFAX送受信システムは、送信側でなく受信側のFAX機(11)も受信者IDをFAXサーバ20に登録できる点で、第1の実施形態のファクシミリ送受信システムと異なる。
図11は、本実施形態の事前準備処理を示すフローチャートである。本実施形態の事前準備処理は、ステップS11〜S15、T11〜T15、U11に加えて、ステップS11a、T11a〜T15a、U11a〜U15aを実行する以外は、第1の実施形態の事前準備処理と同様である。同図を参照すると、受信側のFAX機11は受信者IDをFAXサーバ20に送信する(ステップU11a)。FAXサーバ20は、FAX機10の要求に応じて受信者IDを受信し(ステップT11a)、受信者IDの一意性が確認してデータベース205に記憶(登録)する(ステップT13a)。FAXサーバ20は、FAX機11に、受信者IDの登録が完了した旨を示す登録完了通知を送信する(ステップT15a)。そして、受信者は、登録された受信者IDを、送信者に通知する(ステップTU15a)。送信者は、受信者IDを受け取る(ステップS11a)。
本実施形態によれば、送信側、受信側を問わず、受信者IDを登録できるので、FAX送受信システム1の利便性が向上する。
なお、図5〜図8、および図11に示したフローチャートの一部または全部はコンピュータプログラムの実行により実現することもできる。
また、図12に示すように、一度に送信される文書が複数ページである場合、FAXサーバ20は、ページ毎に、そのページを識別するための固有の番号であるページIDを文書IDに対応付けて登録することもできる。このとき、FAXサーバ20は、送信側のFAX機10に文書IDに加えてページIDを示す情報を送信する。受信者は、受信者ID、文書ID、ページIDを送信し、FAXサーバ20は、受信者ID、文書ID、およびページIDが一致するページのデータを受信側のFAX機11に送信する。
さらに、上述した実施形態では、送信側、受信側ともにFAX機であったが、図13に示すように、受信者IDとFAX文書を登録する機器は、FAXサーバ20との通信機能を有する機器であれば、パーソナルコンピュータ(10a)などの他の通信機器であってもよい。
第1の実施形態のFAX送受信システムの構成を示す全体図である。 第1の実施形態の送信側登録情報の構成を示す図である。 第1の実施形態の入力情報の構成を示す図である。 第1の実施形態の不審者連絡先を示す情報の構成を示す図である。 第1の実施形態のFAX送受信システムの動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態の事前準備処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態の送信文書登録処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態の認証送信処理を示すフローチャートである。 (a)第1の実施形態のFAX機に表示されるメッセージの一例を示した図である。
(b)第1の実施形態のFAX機に表示されるメッセージの一例を示した図である。
(c)第1の実施形態のFAX機に表示されるメッセージの一例を示した図である。
(d)第1の実施形態のFAX機に表示されるメッセージの一例を示した図である。
(e)第1の実施形態のFAX機に表示されるメッセージの一例を示した図である。
(f)第1の実施形態のFAX機に表示されるメッセージの一例を示した図である。
(g)第1の実施形態のFAX機に表示されるメッセージの一例を示した図である。
(h)第1の実施形態のFAX機に表示されるメッセージの一例を示した図である。
(i)第1の実施形態のFAX機に表示されるメッセージの一例を示した図である。
(j)第1の実施形態のFAX機に表示されるメッセージの一例を示した図である。
(k)第1の実施形態のFAX機に表示されるメッセージの一例を示した図である。
(a)第1の実施形態のFAX機に表示されるメッセージの一例を示した図である。
(b)第1の実施形態のFAX機に表示されるメッセージの一例を示した図である。
(c)第1の実施形態のFAX機に表示されるメッセージの一例を示した図である。
(d)第1の実施形態のFAX機に表示されるメッセージの一例を示した図である。
(e)第1の実施形態のFAX機に表示されるメッセージの一例を示した図である。
第2の実施形態の事前準備処理を示すフローチャートである。 変形例の送信側登録情報の構成を示す図である。 変形例のFAX送受信システムの構成を示す全体図である。
符号の説明
1 FAX送受信システム
10、11 FAX機
10a パーソナルコンピュータ
20 FAXサーバ
201 受信部
203 認証部
205 データベース
207 送信部
2051 送信側登録情報
2053 受信側入力情報
2055 不審者連絡先
S1〜S5、S11〜S15、T11〜T15、U11、S31〜S39、T31〜T41、U31、S51、T51〜T63、U51〜U55、S11a、T11a〜T15a、U11a〜U15a ステップ

Claims (8)

  1. 送信対象の文書の受信者を識別するための受信者識別情報と、該文書のデータである文書データと、該文書を識別するための文書識別情報と、を対応付けてサーバに登録する送信側通信機器と、
    受信対象の文書の受信者を識別するための受信者識別情報と、該文書を識別するための文書識別情報と、を前記サーバに送信する受信側通信機器と、
    前記送信側通信機器により登録された文書データに対応付けられた受信者識別情報及び文書識別情報前記受信側通信機器から受信した受信者識別情報及び文書識別情報とが一致するか否かを判断し、一致するのであれば、当該文書データを前記受信側通信機器へ送信するサーバと、を有し、
    前記送信側通信機器は、前記受信者の連絡先を示す少なくとも1つの連絡先情報を更に前記文書データに対応付けて前記サーバに登録し、
    前記サーバは、前記受信側通信機器の連絡先を示す連絡先情報を前記受信側通信機器より取得し、前記送信側通信機器により登録された受信者情報及び文書識別情報並びに連絡先情報と、前記受信側通信機器から受信した受信者情報及び文書識別情報並びに前記受信側通信機器より取得した連絡先情報と、が一致するか否かを判断し、一致すると判断したときのみ当該文書データを前記受信側通信機器へ送信するファクシミリ送受信システム。
  2. 前記送信側通信機器又は前記受信側通信機器は、受信者識別情報を前記サーバに送信し、
    前記サーバは、前記送信側通信機器又は前記受信側通信機器から受信した受信者識別情報の一意性を確認し、
    前記送信側通信機器は、前記サーバにより一意性が確認された受信者識別情報と、文書データと、文書識別情報と、を対応付けてサーバに登録する、請求項1に記載のファクシミリ送受信システム。
  3. 前記サーバは、前記受信側通信機器ごとに一致しないと判断した回数を計数し、計数した該回数が所定値以上であれば、該受信側通信機器へ前記文書データを送信しない、請求項1または請求項2に記載のファクシミリ送受信システム。
  4. 文書の受信者を識別するための受信者識別情報送信側通信機器から受信し、受信した受信者識別情報と該文書のデータである文書データと該文書を識別するための文書識別情報とを対応付けて自身に登録する登録手段と、
    受信側通信機器から受信対象の文書の受信者を識別するための受信者識別情報と、該文書を識別するための文書識別情報と、を受信する受信手段と、
    前記登録手段により登録された文書データに対応付けられた受信者識別情報及び文書識別情報前記受信手段により受信された受信者識別情報及び文書識別情報とが一致するか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により一致すると判断されたのであれば、当該文書データを前記受信側通信機器へ送信する送信手段と、を有し、
    前記登録手段は、前記受信者の連絡先を示す少なくとも1つの連絡先情報を更に前記文書データに対応付けて前記サーバに登録し、
    前記判断手段は、前記受信側通信機器の連絡先を示す連絡先情報を前記受信側通信機器より取得し、前記登録手段により登録された受信者情報及び文書識別情報並びに連絡先情報と、前記受信手段により受信された受信者情報及び文書識別情報並びに前記判断手段により取得された連絡先情報と、が一致するか否かを判断し、
    前記送信手段は、前記判断手段により、前記登録手段により登録された受信者情報及び文書識別情報並びに連絡先情報と、前記受信手段により受信された受信者情報及び文書識別情報並びに前記判断手段により取得された連絡先情報と、が一致すると判断されたときのみ当該文書データを前記受信側通信機器へ送信するファクシミリサーバ。
  5. 前記登録手段は、前記送信側通信機器又は前記受信側通信機器から受信者識別情報を受信し、受信した該受信者識別情報の一意性を確認し、一意性が確認された受信者識別情報と、文書データと、文書識別情報と、を対応付けて自身に登録する、請求項4に記載のファクシミリサーバ。
  6. 前記判断手段は、前記受信側通信機器ごとに一致しないと判断した回数を計数し、計数した該回数が所定値以上であるか否かを更に判断し、
    前記送信手段は、前記判断手段により前記回数が所定値以上であると判断された前記受信側通信機器へ前記文書データを送信しない、請求項4または請求項5に記載のファクシミリサーバ。
  7. 送信側通信機器が、送信対象の文書の受信者を識別するための受信者識別情報と、該文書のデータである文書データと、該文書を識別するための文書識別情報と、を対応付けてサーバに登録し、
    受信側通信機器が、受信対象の文書の受信者を識別するための受信者識別情報と、該文書を識別するための文書識別情報と、を前記サーバに送信し、
    前記サーバが、前記送信側通信機器により登録された文書データに対応付けられた受信者識別情報及び文書識別情報と、前記受信側通信機器から受信した受信者識別情報及び文書識別情報とが一致するか否かを判断し、一致するのであれば、当該文書データを前記受信側通信機器へ送信し、
    前記送信側通信機器が、前記受信者の連絡先を示す少なくとも1つの連絡先情報を更に前記複数の文書データのそれぞれに対応付けて前記サーバに登録し、
    前記サーバが、前記受信側通信機器の連絡先を示す連絡先情報を前記受信側通信機器より取得し、前記送信側通信機器により登録された受信者情報及び文書識別情報並びに連絡先情報と、前記受信側通信機器から受信した受信者情報及び文書識別情報並びに前記受信側通信機器より取得した連絡先情報と、が一致するか否かを判断し、一致すると判断したときのみ当該文書データを前記受信側通信機器へ送信する、ファクシミリ送受信方法。
  8. コンピュータに、
    送信側通信機器が送信する文書の受信者を識別するための受信者識別情報と、該文書のデータである文書データと、該文書を識別するための文書識別情報と、を対応付けてサーバに登録する登録手順、
    受信側通信機器から受信対象の文書の受信者を識別するための受信者識別情報と、該文書を識別するための文書識別情報と、を受信する受信手順、
    前記登録手順により登録された文書データに対応付けられた受信者識別情報及び文書識別情報前記受信手順により受信された受信者識別情報及び文書識別情報とが一致するか否かを判断する判断手順、及び
    前記判断手順により一致すると判断されたのであれば、当該文書データを前記受信側通信機器へ送信する送信手順、を実行させ、
    前記登録手順は、前記受信者の連絡先を示す少なくとも1つの連絡先情報を更に前記文書データに対応付けて前記サーバに登録し、
    前記判断手順は、前記受信側通信機器の連絡先を示す連絡先情報を前記受信側通信機器より取得し、前記登録手順により登録された受信者情報及び文書識別情報並びに連絡先情報と、前記受信手順により受信された受信者情報及び文書識別情報並びに前記判断手順により取得された連絡先情報と、が一致するか否かを判断し、
    前記送信手順は、前記判断手順により、前記登録手順により登録された受信者情報及び文書識別情報並びに連絡先情報と、前記受信手順により受信された受信者情報及び文書識別情報並びに前記判断手順により取得された連絡先情報と、が一致すると判断されたときのみ当該文書データを前記受信側通信機器へ送信するプログラム。
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