JP4938428B2 - 標本画像作成方法及び装置 - Google Patents

標本画像作成方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4938428B2
JP4938428B2 JP2006325497A JP2006325497A JP4938428B2 JP 4938428 B2 JP4938428 B2 JP 4938428B2 JP 2006325497 A JP2006325497 A JP 2006325497A JP 2006325497 A JP2006325497 A JP 2006325497A JP 4938428 B2 JP4938428 B2 JP 4938428B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
smear
area
specimen
imaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006325497A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008139143A (ja
Inventor
拓磨 渡邊
庸市 隅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sysmex Corp
Original Assignee
Sysmex Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sysmex Corp filed Critical Sysmex Corp
Priority to JP2006325497A priority Critical patent/JP4938428B2/ja
Priority to US11/998,076 priority patent/US20080199066A1/en
Publication of JP2008139143A publication Critical patent/JP2008139143A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4938428B2 publication Critical patent/JP4938428B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V20/00Scenes; Scene-specific elements
    • G06V20/60Type of objects
    • G06V20/69Microscopic objects, e.g. biological cells or cellular parts
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N15/00Investigating characteristics of particles; Investigating permeability, pore-volume or surface-area of porous materials
    • G01N15/10Investigating individual particles
    • G01N15/14Optical investigation techniques, e.g. flow cytometry
    • G01N15/1429Signal processing
    • G01N15/1433Signal processing using image recognition

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Description

本発明は標本画像作成方法及び装置に関する。さらに詳しくは、スライド等の表面に血液が塗抹された血液塗抹標本を用いて、血球の計数や分類等を行なうための標本画像を作成する方法及び装置に関する。
従来、血液細胞の検査においては、検査対象である血液をスライド上に薄く引き伸ばして塗布した塗抹標本を顕微鏡で覗いて目視により検査する「鏡検」と呼ばれる方法が採られている。
前記塗抹標本は、その塗抹条件によりスライド上の血球分布密度や血球の状態が異なり均一な血球分布の標本を作成することは一般に困難である。したがって、このような標本の検査を行なう場合、標本毎に検査者が顕微鏡を覗きながら血球の形態変化のない場所を探してから血球の分類検査を行なっている。
しかしながら、標本毎に検査者が最適な検査領域を探す方法は、効率が悪く、検査の省力化及び高速化にとって障壁となっていた。
そこで、標本の最適な観察位置を自動的に決定することができる装置が提案されている(例えば、特許文献1)。この特許文献1には、スライド標本の短辺方向の赤血球数検出情報を長辺方向に移動させながら当該長辺方向の赤血球密度を測定し、得られた測定結果を予め設定された赤血球密度範囲と比較して長辺方向における観察最適位置を選定することができる装置が記載されている。
一方、前述した「鏡検」と呼ばれる方法では、検査者が顕微鏡の設置されている場所で検査を行なう必要があり、検査に際し場所的制約を受けるという不都合がある。
そこで、かかる不都合を解消するために、塗抹標本の広領域の電子画像(バーチャルスライド)を作成し、得られた電子画像を用いて検査を行なうことが提案されている(例えば、特許文献2)。
特開昭56−72845号公報 特開2005−283418号公報
しかしながら、血液における血球濃度(密度)は検体により異なるところ、特許文献1記載の方法では、高濃度の血液、低濃度の血液にかかわらず、所定の血球濃度の領域を検出することになり、検体毎に異なる濃度の実態を反映した画像を得ることができない。また、半導体リニアアレイ等からなる血球検出器をスライド長手方向に沿って移動させて当該長手方向の血球密度変化を検出する必要があり、検査の高速化への対応に限界がある。
また、特許文献2記載の方法は、塗抹標本の広い領域の電子画像を作成しており、検査に適した領域だけを撮像するものではない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、検体の血液濃度の実態を反映させるとともに、検査の高速化を図ることができる標本画像作成方法及び装置を提供することを目的としている。
本発明の標本画像作成方法は、血液塗抹標本のうち、血液が塗抹された塗抹領域における塗抹の終端を少なくとも含む広域領域を所定倍率で撮像して標本広域画像を得るステップと、
この標本広域画像の輝度情報に基づいて、前記塗抹の終端を検出するステップと、
検出された塗抹の終端に基づいて、前記塗抹領域内において、前記塗抹の終端の近傍に撮像領域を設定するステップと、
前記設定された撮像領域を所定領域ごとに前記所定倍率よりも高い倍率で撮像し、得られた各所定領域の画像をタイリングすることにより、前記撮像領域全体を示す標本画像を得るステップと
を含むことを特徴としている。
本発明の標本画像作成方法では、まず、血液塗抹標本のうち、血液が塗抹された塗抹領域における塗抹の終端を少なくとも含む広域領域を所定倍率で撮像して標本広域画像を得ている。そして、得られた標本広域画像の輝度情報に基づいて、前記塗抹の終端を検出し、さらに、検出された塗抹の終端に基づいて、前記塗抹領域内において撮像領域を設定している。血液塗抹標本では、血液の塗り始めから終わりに向かって徐々に血液の塗布量が減少し、これに伴いスライド上における血球濃度も徐々に低くなる。血球を分類するための血液標本としては、赤血球(血球の大部分は赤血球である)が互いに適当な間隔をもって分散しているのが好ましいが、実際の標本では、塗り始めから塗抹領域の半ば付近までは赤血球が重なったり、互いに接したりした高濃度な分布状態となり、半ばから終端にかけて、かかる血球の重なりなどのない良好な分布濃度の領域が存在する。
本発明では、前述した塗抹の「終端」、すなわち塗抹方向の終端側における塗抹領域(血球が存在するとみなすことができる領域)と非塗抹領域(血球が存在していないとみなすことができる領域)との境界を、最初に撮像する標本の広域画像の輝度情報に基づいて自動的に検出するようにしている。そして、検出された塗抹の終端に基づいて、塗抹領域内において撮像領域を設定し、ついで設定された撮像領域を、前記広域画像を撮像したときの倍率よりも高い倍率で撮像して標本画像を得ている。このように、低倍率で撮像した標本の広域画像の輝度情報から前記塗抹の終端を検出し、この塗抹の終端に基づいて設定した撮像領域を高倍率で撮像しているので、撮像に適した領域を短時間で自動的に選定し、必要な撮像画像を得ることができる。したがって、検査の省力化及び高速化を実現することできる。
また、塗抹の終端を検出することで、前述したような検査に適した領域を容易に選定することができ、しかもこの検査領域は、従来技術のような血球数に基づき選定された領域とは異なり、各標本の血球濃度の実態を反映させたものとすることができる。すなわち、血球濃度の大きい標本の場合は、例えば塗抹の終端付近における領域の血球濃度も、血球濃度の小さい標本に比べて大きくなっていることから、各標本について前記塗抹の終端から同じ程度だけ塗抹領域側に入った領域を撮像領域とすることで、血球濃度の違いを反映した撮像画像を得ることができる。
さらに、本発明では、前記塗抹領域内において、前記塗抹の終端の近傍に撮像領域を設定している。塗抹領域内における当該塗抹領域と非塗抹領域との塗抹の終端近傍では、血液が薄く均一に塗布されていることから、前述したように赤血球を含む血球が互いに重なったり接したりすることなく均一に分散している。かかる領域を検査領域とすることで、血球の分類を精度よく行なうことができる。
前記標本広域画像を構成する複数の画像単位の各輝度から得られる輝度頻度情報を作成し、この輝度頻度情報に基づいて前記塗抹の終端を検出することができる。
また、前記広域領域を、血液塗抹標本の塗抹領域の全体を含む領域とすることができる。例えば、標本の全体を撮像して、塗沫領域の全体を含むようにすることで、塗抹の終端の全体が含まれる標本広域画像を取得することができる。
また、前記標本画像を得るステップでは、所定領域ごとに垂直方向に複数の撮像を行い、所定領域ごとに得られた複数の画像に基づいて所定領域ごとに全焦点画像を作成し、各所定領域の全焦点画像をタイリングすることにより、前記標本画像を得るようにしてもよい。
また、本発明の標本画像作成装置は、血液塗抹標本のうち、血液が塗抹された塗抹領域における塗抹の終端を少なくとも含む広域領域を所定倍率で撮像して標本広域画像を得る第1撮像部と、
この標本広域画像の輝度情報に基づいて、前記塗抹の終端を検出する検出手段と、
検出された塗抹の終端に基づいて、前記塗抹領域内において、前記塗抹の終端の近傍に撮像領域を設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された撮像領域を所定領域ごとに前記所定倍率よりも高い倍率で撮する第2撮像部と、
前記第2撮像部により得られた各所定領域の画像をタイリングすることにより、前記撮像領域全体を示す標本画像を作成する画像作成手段と、
記第2撮像部と前記血液塗抹標本との相対位置を調整する位置調整手段と
を備えることを特徴としている。
本発明の標本画像作成装置では、前記第1撮像部により前記境界を少なくとも含む広域領域を所定倍率で撮像して標本広域画像を得、この標本広域画像の輝度情報に基づいて、検出手段により当該境界を検出するように構成されている。そして、この境界に基づいて、前記塗抹領域内において撮像領域を設定手段により設定する設定し、第2撮像部により、前記所定倍率よりも高い倍率で血液塗抹標本を撮像して標本画像を得るように構成されている。このように、低倍率で撮像した標本の広域画像の輝度情報から前記境界を設定し、この境界に基づいて設定した撮像領域を高倍率で撮像しているので、撮像に適した領域を短時間で自動的に選定し、必要な撮像画像を得ることができる。したがって、検査の省力化及び高速化を実現することできる。
また、塗抹領域と非塗抹領域との境界を検出することで、前述したような検査に適した領域を容易に選定することができ、しかもこの検査領域は、従来技術のような血球数に基づき選定された領域とは異なり、各標本の血球濃度の実態を反映させたものとすることができる。
記検出手段を、前記標本広域画像を構成する複数の画像単位の各輝度から得られる輝度頻度情報を作成し、この輝度頻度情報に基づいて前記境界を検出するように構成することができる。
また、前記広域領域を、血液塗抹標本の塗抹領域の全体を含む領域とすることができる。例えば、標本の全体を撮像して、塗沫領域の全体を含むようにすることで、塗沫領域における塗抹の終端と非塗沫領域との境界の全体が含まれる標本広域画像を取得することができる。
また、前記第2撮像部は、所定領域ごとに垂直方向に複数の撮像を行い、
前記画像作成手段は、前記第2撮像部により所定領域ごとに得られた複数の画像に基づいて所定領域ごとに全焦点画像を作成し、各所定領域の全焦点画像をタイリングすることにより、前記標本画像を作成するように構成することができる。
本発明の標本画像作成方法及び装置によれば、検体の血液濃度の実態を反映させるとともに、検査の高速化を図ることができる。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の標本画像作成方法及び装置の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る標本画像作成装置で作成された画像のデータをクライアント端末に伝送するためのネットワークシステムの全体構成を示す図であり、図2は、本発明の標本画像作成装置の一実施の形態の全体構成を示す図である。なお、本実施の形態に係る標本画像作成装置Sにより作成される画像は、血液細胞画像(バーチャルスライド。以下、「VS」ともいう)である。
前記標本画像作成装置Sは、図1に示されるように、ネットワークケーブルとしてのLANケーブル1を介して、バーチャルスライド管理部2と、バーチャルスライド運用部3とに接続されている。バーチャルスライド管理部2には、バーチャルスライドデータを保存するとともに、当該バーチャルスライドデータの管理などを行なうためのサーバ4が設けられている。このサーバ4は、識別情報と属性情報とを対応付けたテーブルが格納されたデータベース5を備えている。そして、バーチャルスライドデータは、検体番号などの識別情報とともに前記データベース5に保存されている。なお、属性情報とは、患者番号、患者名、性別、年齢、血液型、病棟、診療科、病名、病歴、担当医及び所見などの患者属性情報や、血液検査日、依頼番号、採取日、検体種別及び検体コメントなどの検体属性情報のことである。また、前記バーチャルスライド運用部3には、バーチャルスライドの評価及び確認を行なうためのクライアント端末6が設けられている。
前記標本画像作成装置Sは、図2に示されるように、光学顕微鏡7と、端末8とを備えている。なお、光学顕微鏡7としては、例えば、オリンパス株式会社製のBX−シリーズを用いることができる。
血液塗抹標本における非塗抹領域と塗抹領域との境界を少なくとも含む広域領域を所定倍率で撮像して標本広域画像を得る第1撮像部及び当該所定倍率よりも高い倍率で前記血液塗抹標本を撮像して標本画像を得る第2撮像部として機能する光学顕微鏡7は、対物レンズ71と、3CCDカメラ72と、マクロレンズ711と、マクロ画像撮像用カメラ721と、自動ステージ73と、コントロールユニット74とで主に構成されている。対物レンズ71は、スライド70に塗抹された血液細胞の拡大像を得るために設けられている。この対物レンズ71は、20倍の対物レンズ71a、及び100倍の対物レンズ71bを含んでいる。マクロレンズ711は標本広域画像を得るために設けられている。
マクロ画像撮像用カメラ721は、マクロレンズ711を介して、標本広域画像を撮像するために設けられている。なお、マクロ画像撮像用カメラとしては、例えば、ソニー株式会社製のDFW−SX910を用いることができる。
また、3CCDカメラ72は、対物レンズ71を介して、スライド70に塗抹された血液細胞の拡大像を撮像するために設けられている。なお、3CCDカメラ72としては、例えば、株式会社日立国際電気製のHV−F22CLシリーズを用いることができる。
光学顕微鏡7の自動ステージ73は、血液細胞が塗抹されるスライド70を保持するとともに、X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向の3つの方向に移動することができるように構成されている。なお、X軸方向とは、スライド70が保持される自動ステージ73の表面に対して平行な所定の方向であり、Y軸方向とは、当該X軸方向と直交し、且つ、自動ステージ73の表面に対して平行な方向である。また、Z軸方向(図2参照)とは、自動ステージ73の表面に対して垂直な方向である。
本実施の形態では、血液細胞が塗抹されたスライド70が保持された状態で自動ステージ73をZ軸方向に移動させることによって、同一視野において対物レンズ71の血液細胞に対する深さ方向(Z軸方向)の焦点位置を変更することができる。また、血液細胞が塗抹されたスライド70が保持された状態で自動ステージ73をX軸方向又はY軸方向に移動させることによって、対物レンズ71の血液細胞に対する平面的な視野を変更することができる。
前記光学顕微鏡7のコントロールユニット74は、自動ステージ73の位置制御(調整)を行なうために設けられている。この位置調整手段であるコントロールユニット74は、ジョイステック74aを含むとともに、ケーブル74bを介して自動ステージ73に接続されている。なお、自動ステージ73は、前記ジョイステック74aを操作することにより、X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向に移動させることができる。
また、標本画像作成装置Sの端末8は、ケーブル9を介してコントロールユニット74に接続されるとともに、ケーブル10を介して3CCDカメラ72に接続されている。これにより、コントロールユニット74を制御するための制御信号が、端末8からケーブル9を介してコントロールユニット74に伝送される。また、3CCDカメラ72で撮像された画像のデータが、ケーブル10を介して端末8に伝送される。この端末8には、伝送されてきた画像データなどを記憶するための記憶手段(図示せず)と、この画像データを用いて、後述する方法により、塗抹領域における塗抹の終端と非塗抹領域との境界を検出するとともに、検出された境界に基づいて、検査対象となる撮像領域を設定するための、CPUなどからなる制御部(図示せず)とを含む制御装置8a、及び前記画像などを表示するための表示部8bを有している。
本発明の特徴は、所定倍率(例えば、5〜6倍程度)で撮像した標本広域画像の輝度情報に基づいて、血液の塗抹方向下流側における塗抹領域と非塗抹領域との境界(塗抹の終端)を設定し、ついで、この境界に基づいて前記塗抹領域内において撮像領域を決定していることである。以下、この撮像領域の決定方法について説明をする。
まず、検査すべき血液が表面に塗抹されたスライド(血液塗抹標本)を光学顕微鏡7の自動ステージ73に保持させ、ついで倍率が5〜6倍のマクロレンズ711を前記スライド上方に配置し、ジョイステック74aを操作して当該マクロレンズ711を含む光学系の焦点位置を前記スライドに合わせる。また、前記3CCDカメラ72による撮像領域に、血球が存在していないとみなすことができる非塗抹領域と血球が存在しているとみなすことができる塗抹領域との境界を少なくとも含む広域な領域が含まれるように自動ステージ73のX軸方向及びY軸方向の位置を調整する。
次に、マクロ画像撮像用カメラ721により前記広域な領域を撮像して標本広域画像を得る。この標本広域画像には、通常、血液塗抹開始地点よりも上流側(塗抹方向とは逆側)の非塗抹領域や、スライドの幅方向両端付近の非塗抹領域など、本発明における境界決定プロセス及び撮像領域決定プロセスにおいて不要な部分が含まれることから、図3に示されるような、左端(図3において左端。以下同様)において血液塗抹が略開始され、右端において血液塗抹が略終了し、且つ、上下端における非塗抹領域をできるだけ少なくした矩形の処理対象領域Aが設定される。この処理対象領域Aでは、左下の隅部を原点として、右方向(塗抹方向)にX座標、上方向にY座標が設定されている。この座標は前記標本広域画像の画像単位である画素に対応させて設定することができる。
そして、前記処理対象領域Aの画像についてグレースケール化を行ない、無彩色の画像とする。ついで、この処理対象領域Aの画像には、空泡、骨片、埃などのノイズ(雑音)Nが含まれることがあるので、後述する方法(閾値のラインを下から上に交差する度に輝度グループを作成し、このグループに対してIDを割り振る方法([0038]〜[0040]参照))によりノイズの除去を行なう。
次に、Y座標(Y〜Y)の各点について画像の色情報、例えば輝度値から図4に示されるようなヒストグラムを作成する。具体的には、例えばY座標値がY100であるすべての点(X〜X)についての輝度値(この輝度値は、個々の画素のRGB値から算出され、0〜255までの範囲の値になるようにされている)からヒストグラムを作成する。血液の塗抹開始付近のように血液が多く塗抹されている部分では、主として赤血球の影響により画像は暗くなり前記輝度値は小さな値となる。一方、血液が塗抹されておらず、スライドを構成するガラスの表面が撮像されている部分では画像は明るくなり前記輝度値は大きな値となる。
ついで、前記ヒストグラムから画素数が最も多い輝度値を求める。図4では、Pで示される輝度値がこれに相当する。本発明者らは、種々の血液塗抹標本について標本広域画像を撮像し、この標本広域画像から作成したヒストグラムを検討した結果、ヒストグラムのピーク値(画素数が最も多い輝度値)を含む当該ヒストグラムの突出部分がスライドを構成するガラス表面の輝度値に対応していることを見出した。そして、この突出部分よりも若干原点よりの輝度値を閾値とした。具体的には、例えば、図4においてα=15として閾値を算出した。
血液の塗抹が、その開始から終了に至るまで完全に少しずつ薄くなっている場合は、前記閾値を示すX座標の値(隣接して複数存在する)を境界座標とし、この境界座標をY〜Yについて求めたものを結ぶことで塗抹領域と非塗抹領域との境界を示す境界線を作成することができるが、現実には、血液塗抹を完全に少しずつ薄くすることは困難であり、前述した処理では除去しきれない大きなノイズが存在することがある。
そこで、本実施の形態では、図7に示されるようにして、かかる大きなノイズの影響を取り除いて、本来、算出されるべき境界位置を求めることができるようにしている。
図7は或るY座標値(例えば、Y100)の塗抹方向における輝度の変化を示しており、縦軸は輝度を示している。横軸は前記処理対象領域における原点から塗抹方向への距離を示しており、図4におけるX座標に対応している。また、Kは、前述した方法により算出された閾値を示している。
図7に示される例では、Nで示される部分にノイズが存在している。したがって、処理対象領域の輝度を左(塗抹開始側)から精査し、前記閾値を超えたX座標を算出し、このX座標値(X)を血液画像(塗抹領域)と背景画像(非塗抹領域)との境界座標と判別すると、本来、算出されるべき境界位置(図7においてXで示す)よりも小さなX座標値(X)が境界位置にされてしまう。
これに対し、以下のようにすることで、このような誤判別を回避することができる。すなわち、例えば、閾値のラインを下から上に交差する度に輝度グループを作成し、このグループに対してIDを割り振る。そして、輝度グループ毎に画素数をカウントし、また、初期の境界位置を設定する。図7においては、Xが最初に閾値のラインを交差するX座標値であり、このXを初期の境界位置とする。
初期の境界位置から、次の交差点(図7におけるX)までのグループについて、「閾値以上」の輝度の画素数と、「閾値未満」の輝度の画素数とを比較し、「閾値未満」の輝度の画素数の方が多ければ、境界位置を移動して、このXを新たな境界位置とする。
同様にして、新たな境界位置から次の交差点(図7におけるX)までのグループについて、「閾値以上」の輝度の画素数と、「閾値未満」の輝度の画素数とを比較する。そして、「閾値未満」の輝度の画素数の方が多ければ、境界位置を移動させるが、本例の場合は、閾値以上」の輝度の画素数の方が多いので、境界位置を変更せずにそのままにしておく。
以上の処理を行なうことにより、ノイズの影響を排除して、本来の境界位置を算出することができる。
このような処理を処理対称領域のすべてのY座標値(Y〜Y)に対して行ない、得られる境界位置(X座標値で示される)を結ぶことにより、塗抹領域と非塗抹領域との境界を求めることができる(図8参照)。
そして、この境界に基づいて、前記塗抹領域内において撮像領域が設定され、この撮像領域を、標本広域画像を撮像したときの倍率(例えば、5〜6倍)よりも高い倍率(例えば、20〜100倍)で撮像することで、目的とする標本画像を得ることができる。
図9は、塗抹領域内に設定された撮像領域を示す図であり、この例では、約6平方mmの矩形の撮像領域Pが設定されている。この撮像領域Pは、境界よりも左側の塗抹領域内であって、且つ、図9における上端及び下端付近の境界にかからない位置に設定されている。そして、以上の条件を満たす範囲内において境界に近接した位置に撮像領域Pを設定している。
次に、図10〜12に示されるフローチャートを参照しつつ、本発明の標本画像作成方法の全体の流れを説明する。
まず、撮像条件の設定が行なわれる(ステップS1)。この撮像条件には、例えばZ軸方向の撮像枚数、Z軸方向の刻み幅、3CCDカメラの設定(RGB値、γ値、シャッタースピードなど)が含まれる。これらの撮像条件は、すべて20/100倍油浸対物レンズ毎に決定される。
ついで、標本ラック(図示せず)に標本スライドをセットする(ステップS2)。前記標本ラックには、複数枚の標本スライドをセットすることができる。つぎに、標本保持アーム(図示せず)により、前記標本ラックから1枚の標本スライドを取り出し(ステップS3)、取り出した標本スライドをマクロ画像撮像用カメラ721の下に搬送する(ステップS4)。
その後、前記標本スライドのマクロ画像を撮像する(ステップS5)。そして、得られたマクロ画像をもとに撮像範囲を決定する(ステップS6)。
前記撮像範囲の決定は、図11に示されるように、まずマクロ画像のノイズ除去を行い(ステップS101)、ついでマクロ画像の全てのピクセルに対してRGB値をもとに輝度ヒストグラムを求める(ステップS102)。得られたヒストグラムから塗抹部分の境界を抽出するための条件を決定し(ステップS103)、決定された条件に基づいて塗抹部分の境界を求める(ステップS104)。その後、求めた境界線をもとに20/100倍の撮像位置を決定する(ステップS105)。
ステップS6において撮像範囲が決定された後、前記標本スライドを図示しないイマージョンオイル滴下機構下に搬送し(ステップS7)、決定された撮像範囲の上にイマージョンオイルを滴下する(ステップS8)。
ついで、標本スライドをVS撮像用の3CCDカメラ72の下に搬送し(ステップS9)、100倍油浸対物レンズでのVSを作成する(ステップS10)。つぎに、対物レンズを倍率100倍のものから20倍のものに切り替える(ステップS11)。そして、光学顕微鏡の光量の調整及び3CCDカメラ72の設定の切替えを行い(ステップS12)、20倍油浸対物レンズのVSを作成する(ステップS13)。なお、20倍油浸対物レンズによる撮像を100倍油浸対物レンズによる撮像よりも先に行うようにしてもよい。
前記ステップS10及びステップS13におけるVSの作成は、図12に示されるように、より詳細には、つぎのようにして行われる。
まず。ステップS6において決定された撮像範囲の初期視野に標本スライドを移動させ(ステップS201)、当該標本の撮像を行う(ステップS202)。つぎに、ステップS1で設定したZ軸方向の撮像枚数に達したか否か、すなわち一視野分の撮像が完了したか否かが判断され(ステップS203)、完了していないと判断されると、ステップS1において設定した刻み幅で標本スライドをZ軸方向に移動させ(ステップS204)、ステップS202に戻って標本スライドの撮像が行われる。設定したZ軸方向の撮像枚数に達したと判断されると、一視野分の全画像をもとに全焦点画像を作成する(ステップS205)。
ついで、作成した全焦点画像をハードディスク(記憶手段)に保存する(ステップS206)。そして、ステップS6で設定された範囲の撮像が完了したか否かの判断を行い、完了していないと判断されると、ステップS1で設定された重なり率を満たすようにX/Y軸方向に視野を移動させ、ステップS202に戻って標本スライドの撮像が行われる。
一方、ステップS6で設定された範囲の撮像が完了したと判断されると、前記ハードディスクに保存された撮像範囲分の全焦点画像がタイリングされ(ステップS209)、VSがハードディスクに保存される(ステップS210)。
20倍対物レンズ及び100倍対物レンズによるVSを作成した後に、撮像に用いた標本スライドを標本ラックに収納する(ステップS14)。この撮像後の標本スライドを収納する標本ラックは、撮像前の標本ラックを収納するラック(ステップS2参照)と同一であってもよいし、別であってもよい。
そして、標本ラック(ステップS2の標本ラック)に未処理の標本スライドが残っているか否かの判断を行い、残っている場合は、ステップS3に戻って、つぎの標本スライドが標本保持アームにより前記標本ラックから取り出されて、前述したステップS5〜14の各工程が繰り返される。一方、標本ラックの未処理の標本スライドが残っていない場合は、撮像が終了する。
以上のごとく、本発明では、塗抹の「終端」、すなわち塗抹方向下流側における塗抹領域と非塗抹領域との境界を、最初に撮像する標本の広域画像の輝度情報に基づいて自動的に検出するようにし、検出された境界に基づいて、塗抹領域内において撮像領域を設定し、ついで設定された撮像領域を、前記広域画像を撮像したときの倍率よりも高い倍率で撮像して標本画像を得ている。このように、低倍率で撮像した標本の広域画像の輝度情報から前記境界を設定し、この境界に基づいて設定した撮像領域を高倍率で撮像しているので、撮像に適した領域を短時間で自動的に選定し、必要な撮像画像を得ることができる。したがって、検査の省力化及び高速化を実現することできる。
また、血液が薄く均一に塗布されている境界の近傍(赤血球を含む血球が互いに重なったり接したりすることなく均一に分散している)に撮像領域Pを設定し、かかる領域を検査領域とすることで、血球の分類を精度よく行なうことができる。
なお、前述した実施の形態では、最も画素数の多い輝度値を求め、この輝度値よりも所定値だけ小さな輝度値を「閾値」としているが、この「閾値」は、他の方法により求めることもできる。
例えば、ヒストグラムを作成する手順までは、前記と同様であるが、このヒストグラムの原点から画素数を加算していき、画素数の合計が総画素数の半分に達した位置の輝度値Mを「閾値」とすることもできる(図5参照)。
また、前記と同様にして作成されたヒストグラムを或る値tで2つのグループに分けたとき、グループ間の分散が最大となる値tを「閾値」とすることもできる(図6参照)。具体的には、輝度範囲が[0〜255]である画像をtで2値化したときに、輝度が[0〜t−1]の画素の平均輝度値をf、輝度が[t〜255]の画素の平均輝度値をf、全画素の平均輝度値をf、輝度kを有する画素の数をnとすれば、クラス間分散σ (t)及びクラス間内分散σ (t)は、以下の式(1)〜(2)となる。
そして、このときの分散比F(t)は、次の式(3)のようになり、この分散比F(t)が最大となるtを「閾値」とする。
本発明の一実施の形態に係る標本画像作成装置で作成された画像のデータをクライアント端末に伝送するためのネットワークシステムの全体構成を示す図である。 本発明の標本画像作成装置の一実施の形態の全体構成を示す図である。 標本広域画像における処理対象領域を示す図である。 本発明の標本画像作成方法において閾値を決定する方法の一例の説明図である。 閾値を決定する方法の他の例の説明図である。 閾値を決定する方法のさらに他の例の説明図である。 本発明の標本画像作成方法において境界位置を決定する方法の一例の説明図である。 塗抹領域と非塗抹領域との境界を示す図である。 塗抹領域内に設定された撮像領域を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る標本画像作成方法のフローチャートである。 本発明の一実施の形態に係る標本画像作成方法のフローチャートである。 本発明の一実施の形態に係る標本画像作成方法のフローチャートである。
符号の説明
1 LANケーブル
2 バーチャルスライド管理部
3 バーチャルスライド運用部
4 サーバ
5 データベース
6 クライアント端末
7 光学顕微鏡
8 端末
9、10 ケーブル
70 スライド
71 対物レンズ
72 3CCDカメラ
73 自動ステージ
74 コントロールユニット
711 マクロレンズ
721 マクロ画像撮像用カメラ
K 閾値
S 標本画像作成装置
P 撮像領域

Claims (8)

  1. 血液塗抹標本のうち、血液が塗抹された塗抹領域における塗抹の終端を少なくとも含む広域領域を所定倍率で撮像して標本広域画像を得るステップと、
    この標本広域画像の輝度情報に基づいて、前記塗抹の終端を検出するステップと、
    検出された塗抹の終端に基づいて、前記塗抹領域内において、前記塗抹の終端の近傍に撮像領域を設定するステップと、
    前記設定された撮像領域を所定領域ごとに前記所定倍率よりも高い倍率で撮像し、得られた各所定領域の画像をタイリングすることにより、前記撮像領域全体を示す標本画像を得るステップと
    を含むことを特徴とする標本画像作成方法。
  2. 前記標本広域画像を構成する複数の画像単位の各輝度から得られる輝度頻度情報を作成し、この輝度頻度情報に基づいて前記塗抹の終端を検出する請求項1に記載の標本画像作成方法。
  3. 前記広域領域は、血液塗抹標本の塗抹領域の全体を含む領域である請求項1または2に記載の標本画像作成方法。
  4. 前記標本画像を得るステップでは、所定領域ごとに垂直方向に複数の撮像を行い、所定領域ごとに得られた複数の画像に基づいて所定領域ごとに全焦点画像を作成し、各所定領域の全焦点画像をタイリングすることにより、前記標本画像を得る、請求項1〜3のいずれか1項に記載の標本画像作成方法。
  5. 血液塗抹標本のうち、血液が塗抹された塗抹領域における塗抹の終端を少なくとも含む広域領域を所定倍率で撮像して標本広域画像を得る第1撮像部と、
    この標本広域画像の輝度情報に基づいて、前記塗抹の終端を検出する検出手段と、
    検出された塗抹の終端に基づいて、前記塗抹領域内において、前記塗抹の終端の近傍に撮像領域を設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された撮像領域を所定領域ごとに前記所定倍率よりも高い倍率で撮する第2撮像部と、
    前記第2撮像部により得られた各所定領域の画像をタイリングすることにより、前記撮像領域全体を示す標本画像を作成する画像作成手段と、
    記第2撮像部と前記血液塗抹標本との相対位置を調整する位置調整手段と
    を備えることを特徴とする標本画像作成装置。
  6. 前記検出手段が、前記標本広域画像を構成する複数の画像単位の各輝度から得られる輝度頻度情報を作成し、この輝度頻度情報に基づいて前記塗抹の終端を検出するように構成されている請求項5に記載の標本画像作成装置。
  7. 前記広域領域は、血液塗抹標本の塗抹領域の全体を含む領域である請求項5または6に記載の標本画像作成装置。
  8. 前記第2撮像部は、所定領域ごとに垂直方向に複数の撮像を行い、
    前記画像作成手段は、前記第2撮像部により所定領域ごとに得られた複数の画像に基づいて所定領域ごとに全焦点画像を作成し、各所定領域の全焦点画像をタイリングすることにより、前記標本画像を作成する、請求項5〜7のいずれか1項に記載の標本画像作成装置。
JP2006325497A 2006-12-01 2006-12-01 標本画像作成方法及び装置 Expired - Fee Related JP4938428B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006325497A JP4938428B2 (ja) 2006-12-01 2006-12-01 標本画像作成方法及び装置
US11/998,076 US20080199066A1 (en) 2006-12-01 2007-11-28 Sample image obtaining method, sample image obtaining apparatus and sample image filing system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006325497A JP4938428B2 (ja) 2006-12-01 2006-12-01 標本画像作成方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008139143A JP2008139143A (ja) 2008-06-19
JP4938428B2 true JP4938428B2 (ja) 2012-05-23

Family

ID=39600774

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006325497A Expired - Fee Related JP4938428B2 (ja) 2006-12-01 2006-12-01 標本画像作成方法及び装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20080199066A1 (ja)
JP (1) JP4938428B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5316161B2 (ja) * 2009-03-27 2013-10-16 ソニー株式会社 観察装置
CN104080534B (zh) * 2011-12-30 2017-05-24 艾博特健康公司 用于使生物流体样品快速成像的方法
KR101741765B1 (ko) * 2015-09-14 2017-05-31 (주)뉴옵틱스 혈구 감별 시스템
EP3800461A1 (en) * 2016-07-29 2021-04-07 Sysmex Corporation Smear analysis system and method
EP3552148A4 (en) * 2016-12-06 2020-07-08 Abbott Laboratories AUTOMATED SLIDE ASSESSMENT AND TRACKING IN DIGITAL MICROSCOPY
KR102619093B1 (ko) * 2018-11-08 2023-12-29 노을 주식회사 혈액진단장치

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3824393A (en) * 1971-08-25 1974-07-16 American Express Invest System for differential particle counting
JPS5672845A (en) * 1979-11-19 1981-06-17 Hitachi Ltd Detecting apparatus of examination position of sample
US4702595A (en) * 1980-10-15 1987-10-27 Smithkline Beckman Corporation Pattern recognition system with working area detection
US6026174A (en) * 1992-10-14 2000-02-15 Accumed International, Inc. System and method for automatically detecting malignant cells and cells having malignancy-associated changes
US5757954A (en) * 1994-09-20 1998-05-26 Neopath, Inc. Field prioritization apparatus and method
US6215892B1 (en) * 1995-11-30 2001-04-10 Chromavision Medical Systems, Inc. Method and apparatus for automated image analysis of biological specimens
US6031930A (en) * 1996-08-23 2000-02-29 Bacus Research Laboratories, Inc. Method and apparatus for testing a progression of neoplasia including cancer chemoprevention testing
JP3981445B2 (ja) * 1997-09-09 2007-09-26 シスメックス株式会社 検査装置
AU754722B2 (en) * 1998-05-09 2002-11-21 Ikonisys Inc. Method and apparatus for computer controlled rare cell, including fetal cell, based diagnosis
US6606413B1 (en) * 1998-06-01 2003-08-12 Trestle Acquisition Corp. Compression packaged image transmission for telemicroscopy
EP1203343A4 (en) * 1999-07-13 2006-08-23 Chromavision Med Sys Inc AUTOMATIC DETECTION OF OBJECTS IN A BIOLOGICAL SAMPLE
US6711283B1 (en) * 2000-05-03 2004-03-23 Aperio Technologies, Inc. Fully automatic rapid microscope slide scanner
US7925070B2 (en) * 2004-03-30 2011-04-12 Sysmex Corporation Method for displaying virtual slide and terminal device for displaying virtual slide
JP2005352571A (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Olympus Corp 画像処理装置
JP4542386B2 (ja) * 2004-07-30 2010-09-15 シスメックス株式会社 画像表示システム、画像提供装置、画像表示装置、およびコンピュータプログラム
US7300804B2 (en) * 2004-11-15 2007-11-27 Beckman Coulter, Inc. Method and apparatus for controlling the uniform smearing of a biological liquid over a substrate

Also Published As

Publication number Publication date
US20080199066A1 (en) 2008-08-21
JP2008139143A (ja) 2008-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4558047B2 (ja) 顕微鏡システム、画像生成方法、及びプログラム
US11626200B2 (en) Histology recognition to automatically score and quantify cancer grades and individual user digital whole histological imaging device
JP3822242B2 (ja) スライド及び試料の調製品質を評価するための方法及び装置
US20030168577A1 (en) Reverse focusing methods and systems
AU2009251162B2 (en) Method for classifying slides using scatter plot distributions
JP4938428B2 (ja) 標本画像作成方法及び装置
CN101339185A (zh) 用于脱落细胞检测的自动显微成像仪及检测方法
CN110736748A (zh) 免疫组化核浆染色切片诊断方法及系统
JP4391527B2 (ja) 関心のある複数の対象物を関心のあるフィールド内で組織化するシステム
JP4864709B2 (ja) 分散プロット分布を用いてスライドの染色品質を決定するシステム
WO2014196097A1 (ja) 画像処理システム、画像処理装置、プログラム、記憶媒体及び画像処理方法
JP3869905B2 (ja) 金属材料中の非金属介在物検査方法および装置
CN110927158B (zh) 图像采集方法和装置、显微镜系统、计算机可读存储介质
JP5648366B2 (ja) 顕微鏡制御装置及び領域判定方法
CN115170538A (zh) 离体样本的显微镜扫描方法、计算机设备和系统

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110524

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110525

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110722

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120124

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120223

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150302

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees