JP4938016B2 - データを伝送するように適応された方法および装置 - Google Patents

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Description

本発明は、データ伝送の分野に関する。
ある形態において、本発明はアンプと、データに基づいて変調された信号の伝送に関する。
別の形態において、本発明はアンプと負荷との間に接続されたフィルターまたはマッチング回路もしくはその両方、およびそれらが変調信号を伝える性能に関する。
別の形態において、本発明は無線伝送器およびデータに基づいて変調された無線信号の伝送に関する。
別の形態において、本発明は伝送器のパワーアンプとアンテナとの間に用いられるフィルターまたはマッチング回路もしくはその両方、およびそれらが変調信号を伝える性能に関する。
別の形態において、本発明は無線認証(RFID:Radio Frequency Identification)分野およびタグからインテロゲータへのデータ伝送に関する。
別の形態において、本発明は単一のアンテナを介してデータを伝送することに適する。
以下説明を簡単にするため、本発明をRFIDタグとインテロゲータとの間のデータ伝送に関連付けて説明する。しかしながら、本発明はその用途のみに限定されないことは理解されるべきである。
本明細書全体を通して、本発明者の気付きまたは本発明者による先行技術中の問題の認識またはその両方に基づいて議論がなされている。
変調された正弦波を周波数選択回路に通す多くのアプリケーションがある。伝送器はその一例であり、そこではデータに基づいて変調された搬送波が、フィルター及びマッチング回路に通され、その後アンテナによって伝送される。これらのフィルターおよびマッチング回路は通常、伝送器の効率を高めるために狭帯域でありQ値は高い。しかしながら、高いQ値をもつ回路は、データレートが回路の帯域幅よりも高くなると、データに基づいて変調された正弦波を通すことができない。
これまでは誘導電磁場の変調によってRFIDタグへデータを伝送してきたと本発明者は認識した。一般的にはパルス位置変調(PPM:Pulse Position Modulation)が用いられている。ここではインテロゲーションフィールド(誘導電磁場)を100%の深さで振幅変調する。短いパルス状期間の間、インテロゲーションフィールドが止められ、このインテロゲーションフィールドのオンオフがタグの処理回路によって検出される。
電力を伝送しつつ高いデータレートを得るためには、このパルスは短くなければならず、またそのデューティ比は低くなければならないと本発明者は認識した。典型的には約10%のデューティ比が用いられる。ここでは、パルスは9μsの長さであるのに対しパルス間の平均時間は約75μsである。
上述のような短いパルスの帯域幅は、元となるデータの帯域幅よりもさらに広い。このように広帯域となることが不可避であるPPM質問信号を通過させるためには、インテロゲータおよびタグアンテナの両方が、元となるデータの帯域幅よりも非常に広い帯域幅を持たなければならない。その結果、インテロゲータおよびタグのアンテナはデータを伝送し受信する上で比較的低いQ値を持たねばならない。しかしながら、低いQ値を持つアンテナは比較的非効率的である。また、そのアンテナは、もしPPM方式でなければこの技術の商用アプリケーションにおいて要求されるであろうような効率よりも低い効率で動作する。
加えてPPMは比較的高レベルの変調積側波帯を生成すると本発明者はさらに認識した。受動タグに関しては、アンテナの効率の悪さを補償するためにより強力な誘導電磁場が必要となる。電波規制についても注意しなければならない。特にこの規制は伝送可能な変調積を含む側波帯伝送に対して制限を加える。このことは、使用可能な誘導電磁場の強さの最大値を制限する。側波帯のレベルを下げるために、変調の深さを減らすことができる。変調の深さとして10%から30%の間が提案されている。そのようなシステムの一例として、国際的に認知されたRFID規格であるISO14443がある。
この小さな変調の深さに関して、タグのアンテナに接続されたタグ電圧レギュレータ回路は振幅圧縮効果を用いてタグによって検出された信号の振幅を減少させる。インテロゲーションフィールドが強ければ強いほど振幅圧縮の程度も大きい。しかしながら、PPM信号を振幅圧縮すると、PPMを用いるシステムの動作範囲をより狭める結果となる。
文書またはデバイスまたは行為または知識に関する本明細書中のいかなる議論も、本発明の内容を説明するために与えられる。したがってその内のいずれについても、それがオーストラリアまたは他の地域において、本明細書において開示された事項および請求項の優先日以前に、先行技術または関連技術分野における技術常識の一部を形成することを認めると解釈されるべきではない。
本発明の目的は、改良されたデータ伝送方法およびその装置の提供にある。
本発明の目的はさらに、先行技術に含まれる少なくともひとつの問題を軽減することにある。
(発明のまとめ(Summary of Invention))
本発明はデータ伝送の分野に関し、特に位相変調された信号によってデータが伝送されることに関する。本発明は例えば、位相変調された信号を周波数選択回路に通す場合に好適に用いることができる。このような回路は通常本質的に狭帯域であり、その回路の帯域幅よりも大きなデータレートで変調された信号を通すことができない。本発明によると、周波数選択回路の帯域幅が位相変調された信号のデータレートよりも小さな場合でも、その位相変調された信号がその周波数選択回路を通過することを可能とする。
その好適な形態において、本発明はアンプおよびデータ変調された信号の伝送に関する。
別の好適な形態において、本発明はアンプと負荷との間に接続されたフィルターまたはマッチング回路もしくはその両方、およびそれらが変調信号を伝える性能に関する。
別の好適な形態において、本発明は無線伝送器およびデータ変調された無線信号の伝送に関する。
さらに別の形態において、本発明は伝送器のパワーアンプとアンテナとの間に用いられるフィルターまたはマッチング回路もしくはその両方、およびそれらが変調信号を伝える性能に関する。
本発明は、国際特許出願PCT/AU98/01077に基づく同時係属中の出願に開示されたデータ伝送方法およびその装置の改良に関する。国際特許出願PCT/AU98/01077は、参照により本明細書に援用される。
本発明のある態様として、位相変調された信号の瞬間周波数と実質的に合うように周波数選択回路の中心周波数を所定の時間の間調整することによって、本発明はその周波数選択回路のその位相変調された信号に対する応答を改善する。
その所定の時間は1ビット周期の半分より少ないことが好ましい。ある実施の形態においては、その所定の時間は1ビット周期の10分の1である。
本発明のある態様として、本発明は位相変調された信号を伝送するように適応されたデバイスを提供する。そのデバイスは、同調回路と接続された可変チューニング回路を備える。その可変チューニング回路は、位相変調された信号の瞬間周波数と実質的に整合するように同調回路のチューニングを調整する。
その調整は、位相変調された信号の位相シフトと実質的に類似する同調回路の位相シフトを生じさせることが好ましい。
同調回路の同調周波数は、位相変調された信号の瞬間周波数の一または複数の変化と実質的に合わせるように変更されることが好ましい。
本発明の別の態様として、本発明は位相変調された信号を伝送するように適応されたデバイスを提供する。そのデバイスは、同調回路に接続された可変インピーダンス回路を備える。その可変インピーダンス回路は、同調回路の同調周波数を位相変調された信号の瞬間周波数に実質的に合わせるように同調回路のリアクタンスと協働する。
本発明のさらに別の態様として、本発明は位相ジッタ変調(Phase Jitter Modulation)を伝送するように適応されたデバイスを提供する。そのデバイスは、共振周波数Fで動作するように適応された同調回路と、欧州特許第0608966号またはカナダ国特許第1340489号もしくはその両方において開示された可変リアクタンス素子を備える。その可変リアクタンス素子は、同調回路のチューニングをPJM信号の瞬間周波数と実質的に整合させるように調整することに適する。
本発明のある態様として、本発明は位相ジッタ変調を伝送するように適応されたデバイスを提供する。そのデバイスは、共振周波数Fで動作するように適応された同調回路と、欧州特許第0608966号またはカナダ国特許第1340489号もしくはその両方において開示された可変リアクタンス素子を備える。その可変リアクタンス素子は、同調回路のインピーダンスがPJM信号の瞬間周波数と実質的に整合するように同調回路のリアクタンスと協働することに適する。
本発明のある態様として、本発明は位相ジッタ変調を伝送するように適応されたデバイスを提供する。そのデバイスは、共振周波数Fで動作するように適応された同調回路と、同調回路の第1の素子に対応して設けられ、同調回路を共振周波数F−ΔFで動作せしめるように適応された第1のスイッチと、同調回路の第2の素子に対応して設けられ、同調回路を共振周波数F+ΔFで動作せしめるように適応された第2のスイッチと、を備える。
その第1の素子は容量性または誘導性もしくはその両方の素子であることが好ましい。
その第2の素子は容量性または誘導性もしくはその両方の素子であることが好ましい。
本発明の別の態様として、本発明は位相ジッタ変調された信号をデータ伝送のために生成する方法も提供する。その方法は、共振周波数Fをもつ同調回路を提供することと、第1の素子に対応して設けられた第1のスイッチを、同調回路と共に提供することと、第2の素子に対応して設けられた第2のスイッチを、同調回路と共に提供することと、動作中は、同調回路がF−ΔFとF+ΔFとの間の共振周波数で動作できるように第1のスイッチまたは第2のスイッチもしくはその両方を開閉することと、を含む。
本発明のある態様として、本発明はさらにPJM信号の伝送が可能となるように同調回路を設定する方法を提供する。その方法は、動作中に、伝送されるべきデータ信号に対応するように同調回路の共振周波数をシフトさせることを含む。
本発明のある態様として、本発明はさらにPJM信号の伝送が可能となるように同調回路を設定する方法を提供する。その方法は、動作中に、伝送されるべきデータ信号に対応するように同調回路に接続されたマッチング回路のインピーダンスをシフトさせることを含む。
本発明はさらに位相ジッタ変調を改善する方法を提供する。位相ジッタ変調とは、RFIDに最適な非常に小さな変位での位相変調方法である。PJMの有利な点としては、誘導電磁場の振幅が一定であること、およびPJMの帯域幅は元となるデータの帯域幅よりも広くならないことがある。PJMに関しては国際特許出願PCT/AU98/01077において全て説明されている(本明細書中では国際特許出願PCT/AU98/01077は、参照により本明細書に援用される)。PJMがもたらす恩恵を全て受けるためには、伝送されるPJM信号は比較的早い位相遷移レートを持つ必要がある。早い位相遷移は、狭帯域でありQ値の高いアンテナ回路を通過することができない。そのような早い位相遷移を通過させるためには、広帯域のアンテナ応答が要求される。
他の態様および好適な態様が本明細書に開示されまたは請求項で規定される。それらは本発明の開示の一部を形成する。
本質的に本発明においては、比較的高いデータレートで位相変調された信号が比較的狭帯域でQ値の高い回路を通過するために、その位相変調された信号の瞬間周波数と実質的に等しくなるように回路の中心(共振)周波数が調整(シフト)される。いいかえれば、位相遷移が生じている期間中、比較的短い期間チューニングが「動かされる」。これによって、トランスポンダや他の離れたデバイスへ伝送するために、インテロゲータのアンテナへ比較的早いPJM位相遷移を送り込むことができる。
本発明は、周波数選択回路、マッチング回路、フィルターもしくはアンテナがその出力に接続されている種々の態様のアンプに好適に用いられうる。
本発明は、周波数選択回路、マッチング回路、フィルターもしくはアンテナがその出力に接続されている種々の態様の伝送器に好適に用いられうる。
本発明は、種々の態様のタグまたはインテロゲータもしくはその両方に好適に用いることができるが、それらに限定されない。したがって、本発明によって伝送されるデータの性質は本発明にとって本質的ではない。またタグが能動タグであるか受動タグであるか、およびインテロゲータが能動的であるか受動的であるかは本発明にとって本質的ではない。タグはトランスポンダであってもよい。タグはRFIDタグであってもよい。
本発明は数多くの利点を有することが分かっている。例えば:
・位相変調された信号において早い位相遷移を可能とすること
・高いボーレートまたは高いデータレートを有する位相変調された信号が狭帯域回路を通過することができること
・高いボーレートまたは高いデータレートを有する位相変調された信号を伝送するために、高いQ値と狭い帯域幅をもち高効率のアンテナを使用することができること。
・高いボーレートまたは高いデータレートのPJMが、高いQ値をもつ狭帯域アンテナから伝送されうること
である。
ボーレートとは一秒あたりの変調の「シンボル(symbols)」の数を意味し、一方では、ビットレートとは一秒あたりのビットの数であることは当業者には理解されるところである。ひとつの変調のシンボル(ボー:baud)は複数のビットを現してもよく、したがってビットレートはボーレートよりも高くてもよい。
本発明のさらなる応用範囲が以下の詳細な説明によって明らかになる。しかしながら本発明の範囲を逸脱しない範囲における種々の変形例が可能であることは以下の詳細な説明の内容から当業者にとっては明らかであるので、その詳細な説明および具体例は、本発明の好適な実施の形態を示してはいるが、単に例示として示されているに過ぎないことは理解されるところである。
本願のさらなる開示、対象、利点および態様は、以下の好適な実施の形態の説明を参照することで当業者に良く理解されるであろう。その実施の形態は添付の図と関連して説明される。ここでその添付の図は単に例示として示されているに過ぎず、したがって本発明を限定するものではない。
(詳細な説明)
図1は、先行技術に係るタグの励起方法における回路配置を模式的に示す回路図である。信号源Sは電流Iを流すことで同調コイル(L、C)に信号を与える。その結果、その同調コイルはタグへ伝送されるべき誘導電磁場Hを誘起することとなる。その誘導電磁場は電力またはデータもしくはその両方を含んでもよい。
図2は、図1に示された先行技術に係る回路の帯域幅を示す図である。図1の回路は共振周波数Fおよび3dB帯域幅BW(−BW/2から+BW/2)を持つ。典型的な先行技術のアプリケーションでは、帯域幅はおよそ190kHz(±80kHz)である。以下の式1を用いると、それはQ値が約70のアンテナに対応することが分かる。
Q=F/Bandwidth (式1)
リモートタグに電力を与えるためにアンテナが用いられた場合、比較的高いQ値を有するアンテナがより効率的であると本発明においても認識されている。しかしながら、図1および図2において示されているように、比較的高いQ値は同時に比較的狭い帯域幅を与える。
本発明者は、高いデータレートを持つ位相変調信号の伝送、中でも特にPJM信号の伝送(PCT/AU98/01077参照)を可能とする回路配置と仕組みが必要であると認識した。ある実施の形態においては、PJM伝送は伝送速度が高い場合に有効であるとされている。そのような高い伝送速度をもつPJM伝送にはより広い帯域幅が必要であり、したがって高いQ値と狭い帯域幅を持つ効率的なアンテナにはPJM伝送は適していない。
PJMのある実施の形態では、キャリア周波数の10%までのボーレートであれば有効に動作し、最もよく動作するのはのはキャリア周波数の±2.5%の範囲内であることが見いだされた。例えば国際規格ISO18000−3Mode2ではバイナリPJMは424kbit/secのレートを有することが要求される。これは、13.56MHzのキャリア周波数に対して少なくとも424kHz(−212kHzから+212kHz)の帯域幅を要求する。これは図3に示されている。上記式1によると、この周波数(F=13.56MHz)と424kHzの帯域幅ではQ値は約17となる。
PJM伝送を使用する場合、データ信号は位相の変調として表現される。この位相変調は、例えばタグなどへ伝送される誘導電磁場中の比較的小さな位相ジッタとして現れる。図4は、PJM伝送の概念図である。誘導信号40は符号41で示される周波数Fをもつ。変調データによって生じたジッタは、符号43(F−ΔF)で示された側波帯周波数と符号42(F+ΔF)で示された別の側波帯周波数との間の側波帯周波数のシフトとして表現される。(F−ΔF)および(F+ΔF)の値は波形の周期から求められる。
時間変化する正弦波は瞬間位相角:
Θ(t)=2πft+Φ(t) (式2)
を持つことがよく知られている。ここでfはキャリア周波数であり、Φ(t)は位相変調関数である。位相角位置の時間微分をとったものが角周波数である。したがって瞬間的な周波数のずれは:
f(t)=(1/2π)(dΦ(t)/dt) (式3)
によって定義できる。ここでこのずれはfからの周波数のずれと解釈される。
図5aは、2Θ分の位相変化を伴う位相変調において、1ボーまたは1ビットに対応する期間の位相のずれを示す図である。典型的なPJM信号においては、Θは約1°である。どのようなシステムにおいても周波数の上限を定める回路は存在し、そのような回路は同時に位相変調における位相変化のレートの上限をも規定する。そのため、図5aに示されるように、位相が−Θ°から+Θ°へ変化するための時間である位相遷移時間ΔTが存在する。上記式3によれば、図5aに示される位相遷移がどのようにして図5bに示されるキャリアの周波数のずれに変換されるかが理解される。図5a中の51として示されている一定の割合での位相の増加が、図5bに示される瞬間的なキャリア周波数fのΔf分の増加として現れる。ここでΘの単位をラジアンとして、
Δf=(1/π)(Θ/ΔT) (式4)
である。
もしくはΘの単位を度として
Δf=(1/180)(Θ/ΔT) (式5)
である。
そして一定の割合での位相の減少53は、図5bに示される瞬間的なキャリア周波数fのΔf分の減少として現れる。典型的な値であるΘ=1°およびΔT=400nsのとき、Δfは13.9kHzである。
図6は、本発明のある実施の形態を示す図である。この実施の形態は、タグ(不図示)への信号の伝送に適した同調コイルの形をとる。同調コイル60は、容量性素子および誘導性素子を含む。誘導性素子は例えばコイル61である。容量性素子としては少なくとも、プライマリキャパシタ62と、第1のスイッチ付キャパシタAと、第2のスイッチ付キャパシタBとがある。
動作中は図7に示される通り、スイッチ付キャパシタはそれぞれ独立に、例えばスイッチを開くことで「回路上に配置され」、または例えばスイッチを閉じる、つまりキャパシタを短絡することで「回路上から取り除かれる」。スイッチ付キャパシタAまたはBもしくはその両方が回路上に配置され、または回路上から取り除かれることに伴って、同調回路の共振周波数が変化する。例えば、共振周波数は、
−ΔF −スイッチAが閉、スイッチBが閉、
−スイッチAが閉、スイッチBが開、および
+ΔF −スイッチAが開、スイッチBが開
である。
図7(b)は、図6の回路における実際の波形を示す図である。
図7(c)は、先行技術および図6の回路における実際の波形を示す図である。
図に見られるとおり、これらの周波数の変化はPJMデータによって生成され、またPJMデータとして受信される。動作中、PJM変調されたキャリア信号が図6に示される回路に入力され、同調回路の瞬間周波数がPJM信号の瞬間周波数をトラックするようにスイッチAおよびBが開閉される。
図8は、本発明の別の実施の形態を示す図である。信号源81は同調回路82の形でPJM変調されたキャリア信号を伝送器へ入力する。同調回路は、プライマリキャパシタ83と、誘導子84と、を有し、さらにスイッチ付キャパシタ85および86を有する。スイッチ付キャパシタ85および86にはデータ信号BおよびAがそれぞれ入力される。動作中は、図8の回路は同調回路の構成要素である83、84、スイッチ付キャパシタ85および86によって定まる共振周波数Fをもつ。タグが受動タグである場合は、信号Fは電力を供給する信号をそのタグへ与えてもよい。データ信号がスイッチ付キャパシタ85および86へ入力されてもよい。これにより同調回路の共振周波数を、PJM変調されたキャリア信号の瞬間周波数に実質的に追従するようにシフトさせることができる。これはスイッチAおよびBに入力されるデータを用いて図7で説明した方法により実現される。キャパシタ85および86は、インダクタによって、またはインダクタおよびキャパシタの組み合わせによって代替されてもよい。このキャパシタ85および86は一般的なリアクタンス素子を代表するものである。ここでそのリアクタンス素子のリアクタンスは、PJM信号に合わせて共振周波数をシフトさせるためにスイッチによって切り替えられる。
図9は、本発明の別の実施の形態を示す図である。この実施の形態では、トランスを用いることで、スイッチ付キャパシタ(またはインダクタ、またはインダクタおよびキャパシタの組み合わせ)を共振アンテナまたは負荷から切り離し、直接的には接続しない。
トランスYおよびZのリークインダクタンスを打ち消すためにキャパシタXが設けられる。出力用共振アンテナが平衡アンテナである場合、または出力用共振アンテナがスイッチAまたはBから直流的に絶縁されていなければならない場合に、図9に示された回路は特に有効である。
図10a、10b、10cおよび10dは、他の実施の形態を示す図である。これらの実施の形態では、スイッチAおよびBがそれぞれトランスを介して絶縁されている。図10a、10cおよび10dに示されるように、これらのトランスは不平衡回路として接続されうる。さらに図10bに示されるように、平衡回路として接続されうる。
図11は、他の実施の形態を示す図である。この実施の形態では、スイッチ付インピーダンス素子はひとつのインピーダンス素子をまたぐ可変デューティ比スイッチによって実現されている。図11ではキャパシタが示されているが、これはインダクタでもよく、またインダクタおよびキャパシタの組み合わせであってもよい。このタイプの回路の詳細は、欧州特許第0608966号またはカナダ国特許第1340489号もしくはその両方に開示されている。
各図においてはキャパシタがスイッチされている。しかしながら同調回路の共振周波数を移動させるためには、そのキャパシタに代えて誘導性素子、容量性素子または他の任意のリアクタンス素子がスイッチされてもよい。
図6、8、9、10および11に示された回路を、アンテナまたは負荷へ送られるPJMキャリアの瞬間周波数にそれらの回路が実質的に正しく整合するようアンテナ回路または負荷回路のインピーダンスを合わせるために用いることができる。例えば、上記の実施の形態において示された同調回路を、伝送線路のような周波数選択負荷または整流器負荷によって置き換えてもよい。
多値信号の伝達においても本発明が用いられ得ることが理解されるであろう。多値位相変調において用いられ得るように上述の実施の形態を拡張することができる。Δf、ΘおよびΔTは相互に関連が有り、多値信号によってもたらされるΘの変化はΔfまたはΔTの変化におとしこむことができることが式4または5によって示される。
多値信号に伴って現れる異なる値のΘに対応する異なる値のΔfを持つように図6、8、9、10および11に示される回路を拡張することができる。図6、8、9および10に示される回路には、スイッチ付リアクタンス素子を追加することができる。追加された変調レベルによって生じる異なる周波数シフトを実現するように、そのスイッチ付リアクタンス素子はいくつかまとめてスイッチされ得る。図11に示される回路は、可変デューティ比をより大きく変化させることができる。これらは図12aおよび12bに示される。
あるいはまた、異なる値のΘに対応する異なる値のΔTを持つように図6、8、9、10および11に示される回路を拡張することができる。図6、8、9および10に示される回路は、追加された変調レベルによって生じる異なる位相シフトを実現するように、より長いΔTの間オンまたはオフ状態となるスイッチ付リアクタンス素子を有し得る。図11に示される回路において、追加された変調レベルによって生じる異なる位相シフトを実現するより長いΔTにも対応するように可変デューティ比を変えることができる。これらは図13aおよび13bに示される。
本発明は実施の形態を用いて説明されてきたが、そのような実施の形態に対するさらなる変形が可能であることは理解されるところである。本願は、主に本発明の原理にしたがう様々な使用例や改変を包含するように意図されている。そのような使用例や改変には、例えば本発明の属する技術分野においては既知または慣用である逸脱、および上述の主要な特徴を応用するものであると認められる逸脱などの本開示からの逸脱も含まれる。
本発明には、本発明の主要な特徴の本質から逸脱しない範囲内で複数の形での実施の形態が可能である。つまりこれまで説明した実施の形態は、限定すると特記された場合を除き、本発明を限定せず、むしろ添付の請求項で定義された発明の本質および趣旨を逸脱しない範囲で広く解釈されるべきである。本発明および添付の請求項の本質および趣旨の範囲に様々な変形例や等価な構成が含まれることが意図されている。したがって実施の形態は、本発明の原理を実施する多くの方法を説明していると理解されるべきである。以下の請求項においては、ミーンズプラスファンクション節は、定義された機能をもつ構成および構成的な等価物、そして等価な構成をも含むよう意図されている。例えば釘は円柱状の表面を有し木材を互いに固定するが、ねじは螺旋状の表面を有し木材を互いに固定する。この点で釘とねじは構成的な等価物ではないかもしれない。しかしながら木材を固定する観点からは、釘もねじも等価な構成である。
「備える(Comprises/Comprising)」という言葉は、本明細書中で使用された場合、指定された特徴、実体、ステップまたは部品が存在することを規定するとともに、一またはそれ以上の他の特徴、実体、ステップ、部品またはそれらのグループが存在することおよび付加されることを除外しない。したがって、文脈が明らかにそうでないことを要求する場合を除き、ここでの説明および請求項を通して、「備える(comprise)」、「備えている(comprising)」およびそれらの類似語はインクルーシブ(inclusive)であると解釈されるべきである。このインクルーシブ(inclusive)とは、例えば「含むがそれに限られない」という意味であり、排他的な意味または言い尽くしたという意味とは反対の意味を持つ。
先行技術に係る回路図である。 図1の回路のもつ帯域幅の概念図である。 本発明のある態様に基づく回路における信号の帯域幅の概念図である。 PJM伝送の概念図である。 図5aおよび図5bはPJM伝送における位相と周波数の関係を示す図である。 本発明のある実施の形態を示す図である。 図6の回路の動作の例を示す図である。 図6の回路における実際の波形を示す図である。 先行技術および図6の回路における実際の波形を示す図である。 スイッチが共用基準電圧を共有する本発明の別の実施の形態を示す回路図である。 スイッチがアンテナまたは負荷から直流的には絶縁されている本発明のさらに別の実施の形態を示す回路図である。 図10a、10b、10cおよび10dは、スイッチが一または複数のトランスを介して絶縁されている本発明のさらに別の実施の形態を示す回路図である。 スイッチ動作がデューティ比に対応する本発明のさらに別の実施の形態を示す回路図である。 多値位相信号伝達に適した本発明のある実施の形態を示す図である。 図12aにおける波形を示す図である。 図13aは、多値位相信号伝達に適した本発明のさらに別の実施の形態を示す図である。図13bは、図13aにおける波形を示す図である。

Claims (26)

  1. 位相ジッタ変調された信号を伝送するために伝送器を設定する方法であって、
    前記位相ジッタ変調された信号の瞬間周波数と所定の範囲内で実質的に等しくなるように、前記伝送器の中心周波数を調整するステップを含み、
    前記位相ジッタ変調された信号は、伝送されるべきデータ信号に基づいて位相ジッタ変調された信号であり、
    前記伝送器の中心周波数の調整は実質的に、前記データ信号のレベルの遷移によって前記位相ジッタ変調された信号の位相が変化する間に生じることを特徴とする方法。
  2. 前記伝送器の中心周波数の調整は実質的に、前記位相ジッタ変調された信号の周波数が変化する間に生じることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記伝送器の中心周波数の調整が行われる期間の長さは1ビット周期の半分よりも少ないことを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記伝送器の中心周波数の調整が行われる期間の長さは1ビット周期の10分の1であることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の方法。
  5. 前記調整は式3にしたがって行われることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の方法。
  6. 前記調整は式4にしたがって行われることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の方法。
  7. 前記調整は式5にしたがって行われることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の方法。
  8. 位相ジッタ変調された信号を伝送するように適応されたデバイスであって、
    同調回路と電磁気的に結合された可変チューニング回路を備え、
    前記可変チューニング回路は、前記位相ジッタ変調された信号の瞬間周波数と実質的に整合するように前記同調回路のチューニングを調整する役割をもち、
    前記位相ジッタ変調された信号は、伝送されるべきデータ信号に基づいて位相ジッタ変調された信号であり、
    前記可変チューニング回路は実質的に、前記データ信号のレベルの遷移によって前記位相ジッタ変調された信号の位相が変化する間に前記同調回路のチューニングを調整することを特徴とするデバイス。
  9. 前記可変チューニング回路は実質的に、前記位相ジッタ変調された信号の周波数が変化する間に前記同調回路のチューニングを調整することを特徴とする請求項に記載のデバイス。
  10. 前記調整は、前記位相ジッタ変調された信号の位相シフトと実質的に類似する前記同調回路の位相シフトを生じさせることを特徴とする請求項8または9に記載のデバイス。
  11. 前記同調回路の同調周波数は、前記位相ジッタ変調された信号の瞬間周波数の一または複数の変化と実質的に合わせるように変更されることを特徴とする請求項8から10のいずれかに記載のデバイス。
  12. ΔFは式3もしくは式4もしくは式5のいずれかにしたがうことを特徴とする請求項8から11のいずれかに記載のデバイス。
  13. 位相ジッタ変調を伝送するように適応されたデバイスであって、
    共振周波数Fで動作するように適応された同調回路と、
    前記同調回路の第1の素子に対応して設けられ、前記同調回路を共振周波数F−ΔFで動作せしめるように適応された第1のスイッチと、
    前記同調回路の第2の素子に対応して設けられ、前記同調回路を共振周波数F+ΔFで動作せしめるように適応された第2のスイッチと、を備え
    前記位相ジッタ変調された信号は、伝送されるべきデータ信号に基づいて位相ジッタ変調された信号であり、
    前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチは、前記データ信号のレベルの遷移によって前記位相ジッタ変調された信号の位相が変化する間に、その位相の変化により前記位相ジッタ変調された信号の周波数が増大する場合は前記同調回路が共振周波数F +ΔF で動作するように、かつ、その位相の変化により前記位相ジッタ変調された信号の周波数が減少する場合は前記同調回路が共振周波数F −ΔF で動作するように、制御されることを特徴とするデバイス。
  14. 前記第1の素子は容量性または誘導性もしくはその両方の素子であることを特徴とする請求項13に記載のデバイス。
  15. 前記第2の素子は容量性または誘導性もしくはその両方の素子であることを特徴とする請求項13または14に記載のデバイス。
  16. 前記第1のスイッチ素子または前記第2のスイッチ素子もしくはその両方は、少なくともひとつの半導体スイッチを備えることを特徴とする請求項13に記載のデバイス。
  17. 前記第1のスイッチ素子または前記第2のスイッチ素子もしくはその両方は、少なくともひとつの金属酸化物半導体電界効果トランジスタ(MOSFET:Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)を備えることを特徴とする請求項13に記載のデバイス。
  18. 前記同調回路の共振周波数は、前記位相ジッタ変調された(PJM)信号の瞬間周波数と等しくなるように調整されることを特徴とする請求項13から17のいずれかに記載のデバイス。
  19. ΔFは式3もしくは式4もしくは式5のいずれかにしたがうことを特徴とする請求項13から18のいずれかに記載のデバイス。
  20. 前記同調回路の共振周波数の調整は実質的に、前記位相ジッタ変調された信号の周波数が変化する間に生じることを特徴とする請求項18に記載のデバイス。
  21. 伝送のために位相ジッタ変調された信号を生成する方法であって、
    共振周波数Fをもつ同調回路を提供することと、
    第1の素子に対応して設けられた第1のスイッチを、前記同調回路と共に提供することと、
    第2の素子に対応して設けられた第2のスイッチを、前記同調回路と共に提供することと、
    動作中は、前記同調回路がF−ΔFとF+ΔFとの間の共振周波数で動作できるように前記第1のスイッチまたは前記第2のスイッチもしくはその両方を開閉することと、を含み、
    前記第1のスイッチまたは前記第2のスイッチもしくはその両方を開閉することは、伝送されるべきデータ信号のレベルの遷移によって前記位相ジッタ変調された信号の位相が変化する間に、その位相の変化により前記位相ジッタ変調された信号の周波数が増大する場合は前記同調回路の共振周波数が増大するように、かつ、その位相の変化により前記位相ジッタ変調された信号の周波数が減少する場合は前記同調回路の共振周波数が減少するように、前記第1のスイッチまたは前記第2のスイッチもしくはその両方を開閉することを含むことを特徴とする方法。
  22. 前記第1の素子は容量性または誘導性もしくはその両方の素子であることを特徴とする請求項21に記載の方法。
  23. 前記第2の素子は容量性または誘導性もしくはその両方の素子であることを特徴とする請求項21または22に記載の方法。
  24. 前記第1のスイッチまたは前記第2のスイッチもしくはその両方の開閉はデータ信号によって誘起されることを特徴とする請求項21から23のいずれかに記載の方法。
  25. 前記周波数Fはおよそ13.56MHzであることを特徴とする請求項21から24のいずれかに記載の方法。
  26. ΔFは10kHzから40kHz程度であることを特徴とする請求項21から25のいずれかに記載の方法。
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