JP4935984B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、回胴式遊技機に代表される遊技機に関するものである。
回胴式遊技機(スロットマシン)は、メダルを遊技媒体として使用するもの(以下、メダル式回胴遊技機という。)と、遊技球を遊技媒体として使用するもの(以下、球式回胴遊技機という。)に大別される。従来は、回胴式遊技機と言えばメダル式回胴遊技機を指していたが、パチンコ機等の弾球遊技機の既存の島設備に設置できる回胴式遊技機として球式回胴遊技機が近年開発された。
これらの回胴式遊技機は、遊技者が所定数(例えば3枚のメダル又は15個の遊技球)の遊技媒体をベットした状態で始動操作手段を操作すると、回転軸方向に並んだ例えば3つの回胴を回転させると共に遊技者に利益を還元することになる役の抽選を遊技機内部に設けた主基板で行う。そして、各回胴に対応する停止操作手段を操作すると、役の抽選結果に対応するよう各回胴の停止制御を行い、各回胴の表面に付された図柄の組合せであって表示窓から視認可能な有効位置に停止した図柄の組合せが所定の役を構成する組合せになっている場合に当該所定の役に対応する利益を遊技者に還元するようになっている。役には、所定数の遊技媒体を遊技者に還元する小役や、次回の遊技を無償で行えるようにする再遊技役、遊技状態を遊技者にとって有利な特別遊技状態へ移行させる特別移行役などがある。また、特別遊技状態には、遊技者に大量の遊技媒体が還元されるボーナス遊技状態や再遊技役の当選確率を高確率に変動させたRT遊技状態などがある。
一方、従来の回胴式遊技機は、動画や静止画を表示して遊技の視覚的演出を実行する液晶表示装置やドットマトリックス表示装置などの表示演出手段、電球やLED発光装置などの点灯、点滅により視覚的演出を実行する発光演出手段、或いは、音声や音楽、効果音を出力して聴覚的演出を実行する音響演出手段などの各種演出手段を備えている。これらの演出手段は、役の抽選結果に対応する演出を実行するようになっており、遊技者に役の当否を報知する当否報知手段としての機能も有する。演出には、例えば、始動操作手段の操作直後に当選役(ハズレ役を含む。以下、同じ。)を報知する操作前報知演出、1つ目の回胴の停止操作直後に当選役を報知する第1停止後報知演出、2つ目の回胴の停止操作直後に当選役を報知する第2停止後報知演出、或いは、3つ目の回胴の停止操作直後に当選役を報知する第3停止後報知演出などがある。
また、従来の回胴式遊技機は、各回胴の停止操作を行ってから予め定められた最大スベリ量(例えば図柄5個未満)の範囲内で回胴を余分に回転させて停止するようになっており、役には、各回胴に最大スベリ量を超えない間隔で構成図柄が付された完全引込役と、少なくとも1つの回胴に最大スベリ量を超える間隔で構成図柄が付された不完全引込役とがある。完全引込役は、抽選に当選すれば回胴の停止操作タイミングに関係なく必ず成立する役であり、例えば、下記の実施形態でいう再遊技役やベル役などが挙げられる。不完全引込役は、抽選に当選しても回胴の停止操作タイミングによっては成立し得ない役であり、例えば、下記の実施形態でいうスイカ役やチェリー役、BB役、RB役などが挙げられる。通常、遊技者はBB役やRB役などの特別移行役の成立を狙って遊技を行うが、これらの役は他の役に比べて当選確率が低くあまり成立しない。このため、遊技者はスイカ役やチェリー役などの不完全引込小役の取りこぼしをできるだけ少なくして特別移行役に当選するまでに要する遊技媒体の個数をできるだけ少なく抑えるべく、いずれの不完全引込小役の構成図柄も有効位置に停止させ得る所定の引込可能範囲、いわゆる目押しポイントを狙って回胴の停止操作を行う傾向にある。このような回胴の停止操作を毎回の単位遊技で行わせることは遊技者に過度の負担を強いることになるので、遊技機の多くは、いずれかの役、特に特別移行役を含む不完全引込役に当選した場合に、演出手段にて何らかの演出が実行されやすくなっている。これにより、演出手段にて演出が行われない単位遊技で目押しポイントを狙った回胴の停止操作を行う必要性が大幅に低下するから、遊技者に過度の負担を強いることなく不完全引込小役の取りこぼしを抑えた遊技を行えるようになる。
特開2006−271510号公報
従来の遊技機は、過度な射幸性を抑えるべく、前回の単位遊技を開始してから次回の単位遊技を開始するまでに所定のウェイト期間(例えば約4秒間)を設けて、単位時間当りに行える最大遊技回数を設定してある。つまり、単位時間当りの最大遊技回数を設定することで、単位時間当りに獲得し得る遊技媒体の個数や単位時間当りに失い得る遊技媒体の個数に上限を設けてある。ウェイト期間を長く設定すれば、単位時間当りの遊技回数が少なくなって射幸性を抑えることはできるが、遊技者に暇を与えて遊技に集中してもらえなくなり、遊技機の興趣を低下させてしまうという問題が生じる。このため、従来の遊技機には、ウェイト期間を長くすることなく、単位時間当りの遊技回数を抑えるという課題がある。
上述のように、従来の遊技機は、単位遊技ごとに役の内部抽選を行い、当該抽選結果に対応する演出を上記演出手段にて行うようになっている。そして、上記の第2停止後報知演出や第3停止後報知演出など比較的遅くに当選役の報知を行う表示演出を遊技者にできるだけ長く観賞させることによっても、単位時間当りの遊技回数を抑制できる。しかしながら、従来の遊技機は、各回胴の停止操作を行ってから予め定められた最大スベリ量(例えば図柄5個未満)の範囲内で回胴を余分に回転させて停止するようになっており、目押しポイントを狙って回胴の停止操作を行うと、役の内部抽選結果に応じてスベリ量が変化し、回胴の第1停止操作や第2停止操作を行った際に有効位置に停止した図柄、すなわち回胴の表示態様によって当選役の絞込みを行えるようになっている。詳しくは、回胴の余分な回転により不完全引込小役の構成図柄が有効位置に引き込まれて停止したか否かにより、不完全引込役(例えばBB役、RB役、スイカ役、チェリー役)に当選したか否かの判別を行えるようになっている。そして、全ての回胴を停止させた際の表示態様がいわゆるリーチ目であるか否かによってBB役やRB役等の特別移行役に当選しているか否かも判別できるようになっている。このため、BB役やRB役などの特別移行役に当選したかもしれないという期待感を遊技者に強く抱かせる第3停止後報知演出を行っても、回胴の表示態様によって特別移行役の当否判別を行えるので、第3停止操作後に、第3停止後報知演出を最後まで実行させずに、即ち、当選役の当否報知を見ずに、次の単位遊技を開始する遊技者が多い。このように従来の回胴式遊技機には、表示演出手段にて実行される演出によっては単位時間当りの遊技回数を抑制するという問題を解決できていない実情がある。
本発明は斯かる課題に鑑み創案されたものであって、その目的は、役の内部抽選結果に応じて表示演出手段にて実行される演出表示を遊技者にできるだけ長く観賞させることで、単位時間当りの遊技回数を抑制できる遊技機を提供することにある。
以下、上記課題を解決するのに有効な手段等につき、必要に応じて作用効果等を示しつつ説明する。なお、本発明の各構成要素の後にかっこ書きで具体例を示すが、本発明の各構成要素はかかる具体例に限定されず、具体例とほぼ同じ機能を発揮し得るものであれば、適宜変更することができる。
手段1:手段1に記載の遊技機は、
複数種類の図柄が回転方向に所定間隔で配列された少なくとも3つの回胴(例えば、左回胴L、中回胴M、右回胴R)と、
各回胴を収納すると共に各回胴の少なくとも1つの図柄を表示するための表示窓を設けた本体(例えば遊技ブロック40)と、
単位遊技に供される所定数の遊技媒体をベットするためのベット手段(例えばファイブベットボタン114、マックスベットボタン304)と、
所定数の遊技媒体をベットした状態で単位遊技を開始させるべく操作され、各回胴の回転を始動させる始動操作手段(例えば始動レバー124)と、
始動操作手段の操作に基づき各回胴を回転させる回胴駆動手段(例えばステッピングモータ43L4,43M4,43R4)と、
単位遊技を終了させるべく操作され、各回胴の回転を個別に停止させる停止操作手段(例えば停止ボタン126L,126M,126R)と、
表示窓から視認可能な有効位置に停止した各回胴の図柄の組合せに応じて遊技者に利益を還元することになる複数種類の役の抽選を始動操作手段の操作に基づいて行う抽選手段(例えばステップS503の抽選処理を実行する主基板45a)と、
始動操作手段の操作に基づいて各回胴の回転を開始させるよう各回胴駆動手段を制御し、かつ、有効位置に停止させる図柄を抽選手段の抽選結果に対応させるべく、停止操作手段が操作されてから当該停止操作手段に対応する回胴を予め定められた最大スベリ量の範囲内で余分に回転させて停止させるよう、各回胴の図柄1個分の単位範囲ごとにスベリ量を定めた停止制御テーブルに基づいて各回胴駆動手段を制御する回胴制御手段(例えばステップS504の回胴制御処理を実行する主基板45a)と、
各回胴を停止させて、有効位置に停止した図柄の組合せが抽選手段の抽選結果に対応する小役を成立させる組合せになった場合に当該小役に対応する所定数の遊技媒体を還元する払出手段(例えば払出装置33)と、
各回胴を停止させて、有効位置に停止した図柄の組合せが抽選手段の抽選結果に対応する特別移行役を成立させる組合せになった場合に遊技状態を遊技者に有利な特別遊技状態に移行させる特別遊技移行手段(例えばステップS1202のボーナス遊技移行処理等を実行する主基板45a)と、
抽選手段の抽選結果に対応する演出を表示すると共に、特別移行役に当選した場合とハズレ役に当選した場合とで途中まで同一の表示演出を行う表示演出手段(例えば液晶表示装置42)とを備えた遊技機において、
抽選手段の抽選対象となる小役の中には、抽選手段の抽選によって当選した場合に所定の停止操作手段が操作されてから対応する所定の回胴(例えば左回胴L)を最大スベリ量の範囲内で余分に回転させても、停止操作手段の操作タイミングによっては当該小役の構成図柄を有効位置に停止させることができない不完全引込小役として、少なくとも第1の小役(例えばスイカ役)と第2の小役(例えばチェリー役)が含まれており、
所定の回胴に、連続的に配列された複数個の図柄からなる配列であって第1の小役の構成図柄と第2の小役の構成図柄を最大スベリ量の範囲内で近接配置した第1の特別配列(例えば図31(A)の図柄番号8番から図柄番号14番までの図柄配列)を設け、更に、この第1の特別配列は、所定の回胴を最大スベリ量の範囲内で余分に回転させることで、第1の小役に当選した際には第1の小役の構成図柄を有効位置に停止させ得ると共に、第2の小役に当選した際には第2の小役の構成図柄を有効位置に停止させ得る第1の引込可能範囲を含むと共に、この第1の引込可能範囲を狙った停止操作によっては特別移行役の構成図柄を引込めない間隔で、特別移行役の構成図柄が第1の引込可能範囲から離れて設けられており、
所定の回胴用の特別移行役に対応する停止制御テーブルの前記第1の引込可能範囲に含まれる複数の単位範囲における各スベリ量と、所定の回胴用のハズレ役に対応する停止制御テーブルの第1の特別配列における第1の引込可能範囲に含まれる複数の単位範囲における各スベリ量とを同一とし、
回胴制御手段は、特別移行役に当選した状態とハズレ役に当選した状態とで、前記第1の引込可能範囲が所定の有効位置に到達するタイミングで所定の回胴に対応する停止操作手段が操作された場合の停止制御を同様に行うことを特徴とする。
手段1に記載の遊技機は、所定の回胴(例えば左回胴)に不完全引込小役である第1の小役(例えばスイカ役)と第2の小役(例えばチェリー役)の各々の構成図柄を近接配置した第1の特別配列を設け、回胴制御手段が、特別移行役の当選に基づき、第1の特別配列における所定の回胴の停止制御をハズレ役に当選した際の停止制御と同様に行うように構成してあるので、所定の回胴が第1停止操作され、且つ引込可能範囲に含まれる複数の単位範囲のいずれかが所定の有効位置に到達するタイミングで停止操作がなされると、特別移行役に当選したとしても所定の回胴を停止させただけでは、特別移行役に当選したのかハズレ役に当選したのかを遊技者が判別できなくなる。つまり、所定の回胴の停止操作タイミングが同じであれば、特別移行役に当選した状態とハズレ役に当選した状態とで表示窓から表示される所定の回胴の表示態様が同じ態様になるから、特別移行役に当選したのか否かを遊技者が判別できなくなる。これにより、遊技者は、所定の回胴の表示態様によって特別移行役の当否を判別できず、表示演出によって当選役が報知されるまで特別移行役に当選したか否かが分からなくなる。したがって、表示演出手段による表示演出を遊技者にできるだけ長く見せることができ、単位時間当りの遊技回数を抑制することができる。
ここで、「特別移行役」は、ビッグボーナス役(以下、BB役という。)とレギュラーボーナス役(以下、RB役という。)が該当する。
手段2:手段1に記載の遊技機において、
第2の小役が1回胴確定役であることを特徴とする。
ここで、「1回胴確定役」とは、チェリー役のような当該回胴の停止によって確定するような役を意味する。
上記の如く、所定の回胴の第1の特別配列に含まれる第2の小役が1回胴確定役であれば、第1停止として所定の回胴を停止操作するように誘導することができる。
手段3:手段1に記載の遊技機において、
回胴制御手段は、所定の回胴を除く他の回胴(例えば、中回胴M、右回胴R)を停止制御する場合に、第1停止した回胴が所定の回胴であること、前記引込可能範囲に含まれるいずれかの図柄が所定の有効位置に到達するタイミングで所定の回胴に対応する停止操作手段が操作されたこと、及び特別移行役に当選状態であることを条件として、当該他の回胴用のハズレ役に対応する停止制御テーブルに移行させて、ハズレと同じ停止制御を行うことを特徴とする。
上記構成により、特別移行役の構成図柄が引込まれるタイミングで停止操作がされても、ハズレと同じ停止制御が行われる。従って、当該他の回胴の停止によっては、特別移行役に当選したのか否かを遊技者が判別できなくなる。従って、当該他の回胴が停止しても、特別移行役に当選したとの期待感を遊技者に抱かせることができ、表示演出手段による表示演出をより長く見せるという効果が得られる。
手段4:手段3に記載の遊技機において、
前記他の回胴用の特別移行役に対応する停止制御テーブルは、特別移行役構成図柄を引込み可能する引込可能範囲についてのみスベリ量が記憶されていることを特徴とする。
特別移行役構成図柄が引込まれない図柄範囲による停止操作がなされ場合はハズレ用停止制御テーブルに移行すればよいので、特別移行役に対応する停止制御テーブルは特別移行役が引込まれる図柄範囲にのみスベリ量が記憶されたテーブル構成とした。これにより、他の回胴用の特別移行役に対応する停止制御テーブルの容量を減少させることができる。
手段5:手段1に記載の遊技機において、
前記第1の引込可能範囲のうちの少なくとも1つの図柄が目立つ図柄態様で構成されていることを特徴とする。
上記構成により、所定の回胴の停止操作を行う場合に、第1の引込可能範囲を狙って停止操作するように誘導することができる。
手段6:手段1に記載の遊技機において、
表示演出手段による表示演出は、最終回胴停止後に抽選結果を報知し、次回の遊技において抽選結果を報知しないことを特徴とする。
仮に、次回の遊技で例えば始動操作手段(レバー)の操作により抽選結果が報知される構成であれば、最終回胴の停止後に抽選結果の報知演出を見ないおそれがあり、演出を長く見せることに反する。そこで、演出を長く見せる効果を上げるため、次回の遊技において抽選結果を報知しない構成とする。これにより、特別移行役に当選している報知があれば、次回の遊技において、特別移行役構成図柄を狙えばよいので、遊技媒体の損失が防げる。
手段7:手段1に記載の遊技機において、
所定の回胴には、第1の特別配列に加えて、第1の特別配列と実質的に同じ種類の図柄順で複数個の図柄を連続的に配列した第2の特別配列(例えば図31(A)の図柄番号20番から図柄番号5番までの図柄配列)が設けられ、更に、この第2の特別配列は、所定の回胴を最大スベリ量の範囲内で余分に回転させることで、第1の小役に当選した際には第1の小役の構成図柄を有効位置に停止させ得ると共に、第2の小役に当選した際には第2の小役の構成図柄を有効位置に停止させ得る第2の引込可能範囲を含むと共に、この第2の引込可能範囲を狙った停止操作によって特別移行役の構成図柄を引込み可能な間隔で、特別移行役構成図柄が引込可能範囲から離れて設けられており、
特別移行役に対応する停止制御テーブルの第2の引込可能範囲に含まれる複数の単位範囲におけるスベリ量と、バズレ役に対応する停止制御テーブルの第2の引込可能範囲に含まれる複数の単位範囲におけるスベリ量とを相違させ、
回胴制御手段は、特別移行役に当選した状態とハズレ役に当選した状態とで、第2の特別配列に含まれる前記引込可能範囲が所定の有効位置に到達するタイミングで所定の回胴に対応する停止操作手段が操作された場合の所定の回胴の停止制御を相違するように行うことを特徴とする。
上記構成により第2の引込可能範囲のいずれかの図柄が所定の有効位置に到達するタイミングで所定の回胴に対応する停止操作手段の操作がなされた場合は、所定の回胴の停止制御が、特別移行役に当選した状態と所定の役に当選した状態とで相違するので、所定の回胴の表示態様によって特別移行役の当否判別を行い得る。このように、遊技者が特別移行役の当否を判別し得るようにも構成してあるので、表示演出手段による表示演出を楽しみたい遊技者と、所定の回胴を停止させたときの停止図柄によって特別移行役の当否判別を楽しみたい遊技者の両方のニーズに応えることもできる。
手段8:手段7に記載の遊技機において、
第2の特別配列の引込可能範囲のうちの少なくとも1つの図柄が目立つ図柄態様で構成されていることを特徴とする。
上記構成により、引込可能範囲を狙って停止操作するように誘導することができる。
手段9:手段7に記載の遊技機において、
第2の引込可能範囲よりも第1の引込可能範囲の方が、目立つ図柄態様とされていることを特徴とする。
上記構成により、第2の引込可能範囲よりも第1の引込可能範囲を遊技者に狙いやすくさせることができる。これにより、遊技者の多くは、第1の小役と第2の小役の取りこぼしを抑制するために、第1の特別配列の引込可能範囲を狙って所定の回胴を停止させる傾向になるから、上述した特別移行役の当否判定を不能にするという効果をより一層享受できるようになる。
ここで、「目立つ図柄態様」とは、図柄の大きさ、色彩、色の濃淡、光沢の有無、回胴のバックライトを透過させるか否かの透明性の有無、或いは、回胴の表面(例えば円筒面)から突出しているか否かの立体性の有無などの種々の要素によって決められ、これらの中で最も好ましい要素、つまり、いずれの遊技者にも共通して識別できる要素は図柄の大きさ(幅)である。また、色彩や色の濃淡は、回胴の背景色(例えば白色や黒色など)との関係や、他の図柄との関係で目立つか否かが決まり、例えば回胴の背景色が白色の場合は他の図柄に使用されていない濃い色彩とすることで目立つ図柄態様とすることができ、回胴の背景色が黒色の場合は他の図柄に使用されていない薄い色彩とすることで目立つ図柄態様とすることができる。
手段10:手段7に記載の遊技機において、
特別移行役に当選した状態で、所定の回胴の第1の特別配列を狙って停止操作手段を操作すると、第1の小役の構成図柄が有効位置に停止しにくく、かつ、第2の特別配列を狙って停止操作手段を操作すると、第1の小役の構成図柄が有効位置に停止しやすいように、回胴制御手段が所定の回胴の停止制御を行うことを特徴とする。
上記構成により、特別移行役に当選した状態で、第1の特別配列を狙って所定の回胴を停止させると、第1の小役の構成図柄が有効位置に停止しにくいので、所定の回胴を除く他の回胴を停止させる際に第1の小役の構成図柄を狙う手間を省くことができ、遊技者の負担を軽減させることができる。一方、特別移行役に当選した状態では第2の特別配列のを狙って所定の回胴を停止させると、第1の小役の構成図柄が有効位置に停止しやすいので、所定の回胴を除く他の回胴を停止させる際に第1の小役の構成図柄を狙う必要が生じる。このため、他の回胴の停止操作タイミングを計るのに若干の時間を要するので、単位遊技の所要時間を長引かせることができ、単位時間当りの遊技回数を抑制することができる。
手段11:手段7に記載の遊技機において、
特別移行役として第1の特別移行役と第2の特別移行役があり、所定の回胴の第1の特別配列に含まれる第1の小役の構成図柄(例えば、スイカ図柄)と第1の特別移行役の構成図柄(例えば、「7」図柄)の間隔を、第2の特別配列に含まれる第1の小役の構成図柄と第2の特別移行役の構成図柄(BAR図柄)の間隔よりも広くしたことを特徴とする。
上記構成により、第1の特別配列に含まれる第1の小役の構成図柄と第1の特別移行役の構成図柄の間隔を、第2の特別配列に含まれる第1の小役の構成図柄と第2の特別移行役の構成図柄の間隔よりも広く設定してあるので、第1の特別配列の中で第1の特別移行役の構成図柄を有効位置に停止させ得る範囲が、第2の特別配列の中で第2の特別移行役の構成図柄を有効位置に停止させ得る範囲よりも狭くなる。
通常、第1の特別移行役又は第2の特別移行役に当選した状態で、第1の特別移行役の構成図柄又は第2の特別移行役の構成図柄を有効位置に停止させ得る範囲が所定の有効位置にあるときに所定の回胴に対応する停止操作手段の操作がなされると、当選役に対応する一方の特別移行役の構成図柄のみならず、当選役に対応しない他方の特別移行役の構成図柄であっても有効位置に停止させることを優先する回胴の停止制御が行われる。
このため、上記のように、各特別配列の中で対応する特別移行役の構成図柄を有効位置に停止させ得る範囲を相違させると、第1の特別配列では第1の特別移行役の構成図柄を有効位置に停止させることを優先しにくくなっているので、第2の特別配列に比べて所定の回胴の表示態様に関する設定自由度が高くなる。
これにより、いずれかの特別移行役に当選した状態で、第1の特別配列が所定の有効位置にあるときに所定の回胴に対応する停止操作手段の操作がなされた場合に表示窓から表示される所定の回胴の表示態様を所定の役に当選した場合と同じ表示態様にする一方、第2の特別配列が所定の有効位置にあるときに所定の回胴に対応する停止操作手段の操作がなされた場合には表示窓から表示される所定の回胴の表示態様を所定の役に当選した場合と相違する表示態様にすることが可能になる。
手段12:手段7に記載の遊技機において、
特別移行役に当選した状態で、所定の回胴に対応する停止操作手段を操作してから予め定められた所定の有効位置に最初に到達する単位範囲が、第1の特別配列に含まれる場合に表示窓から表示される所定の回胴の表示態様の種類よりも、第2の特別配列に含まれる場合に表示窓から表示される所定の回胴の表示態様の種類を多くしたことを特徴とする。
上記構成により、特別移行役に当選した状態で、第1の特別配列が所定の有効位置にあるときに所定の回胴に対応する停止操作手段の操作がなされた場合と、第2の特別配列が所定の有効位置にあるときに所定の回胴に対応する停止操作手段の操作がなされた場合とで、所定の回胴にて表示し得る表示態様の種類の数を相違させてある。つまり、第1の特別配列では表示態様に偏りが生じやすいのに対し、第2の特別配列では遊技者に多彩な表示態様を堪能させることができる。また、第1の特別配列では特定役又は所定の役のいずれかに当選した状態で同じ表示態様になりやすく、表示態様に偏りがあることから、遊技者による特別移行役の当否判定が困難になり、遊技者に表示演出手段にて実行される表示演出をできるだけ長く見せて単位時間当りの遊技回数を抑制することができる。
本発明によれば、上述の如く、特別移行役に当選したとしても所定の回胴を停止させただけでは、特別移行役に当選したのか否かを遊技者が判別できず、表示演出手段によって当選役が報知されるまで特別移行役に当選したか否かが分からないように構成してあるので、表示演出手段にて実行される当選役の報知演出に対する興味を遊技者に抱かせやすくなり、表示演出手段による報知演出を遊技者にできるだけ長く見せて、単位時間当りの遊技回数を抑制することができる。
以下、添付図面を参照しつつ本発明に係る遊技機の実施形態について説明する。なお、本実施形態では、本発明を球式回胴遊技機に適用した場合について説明するが、本発明は、メダルを遊技媒体とするメダル式回胴遊技機等の他の遊技機にも適用できる。また、球式回胴遊技機であっても、以下で説明する球式回胴遊技機の具体的な形態には限定されず、本発明の主旨から逸脱しない限りにおいて、その設計を適宜に変更してもよい。
図1は本実施形態の球式回胴遊技機10の正面図であり、図2は球式回胴遊技機10の正面側斜視図であり、図3は外枠11に対してドアブロック12を開けた状態を示す斜視図であり、図4は前面ブロック20に対して払出ブロック30及び遊技ブロック40を開けた状態を示す斜視図である。
図1乃至図3に示すように、この球式回胴遊技機10は、当該球式回胴遊技機10の外殻を形成する外枠11と、この外枠11の一側部に開閉可能に支持されたドアブロック12とを備えている。外枠11は、木製の板材により全体として矩形状に構成され、小ネジ等の離脱可能な締結具により各板材が組み付けられている。なお、外枠11は、軽量化を図るために、樹脂やアルミニウム等の軽金属により構成されていてもよい。ドアブロック12は、外枠11に対してヒンジ13,13によって開閉可能に取り付けられ、その開閉軸線は球式回胴遊技機10の正面からみて左側で上下に延びるように設定されており、この開閉軸線を軸心にしてドアブロック12が前方側に十分に開放できるようになっている。これら外枠11とドアブロック12によって球式回胴遊技機10の筐体が構成される。
ドアブロック12は、図4に示すように、球式回胴遊技機10の前面を構成する前面ブロック20と、前面ブロック20に対して後方側へ開閉可能に取着された払出ブロック30と、前面ブロック20に対して後方側へ開閉可能に取着され、前面ブロック20及び払出ブロック30にて被包される遊技ブロック40とからなる。
(前面ブロックの構成)
図5は前面ブロック20の分解斜視図である。図5に示すように、前面ブロック20は、前面パネル100、前面ブロック枠200、回胴表示パネル22、パネル押え枠24、上皿ユニット300、および、取込装置400(遊技球取込装置)を備える。
前面パネル100は、図1、図2及び図5に示すように、遊技ブロック40の前面に設けられた遊技領域を露出するための窓孔102を有し、窓孔102を囲むようにして上効果LEDカバー部104、上スピーカ部106,106、右中効果LEDカバー部108、左中効果LEDカバー部110、中央パネル部112が配設されている。
上効果LEDカバー部104、右中効果LEDカバー部108及び左中効果LEDカバー部110は、それぞれ前面パネル100の裏側から取り付けられた図示しない発光ダイオード(LED)等の発光装置104a,108a,110a(図33参照)を覆っている。これらの発光装置104a,108a,110aは、遊技の進行に伴い点灯したり、点滅したりして遊技の視覚的演出を行なう演出手段として機能するほか、遊技者に遊技状態やエラー状態などを報知する報知手段としても機能する。
上スピーカ部106,106は、遊技の進行に伴い種々の効果音を鳴らすなど遊技の聴覚的演出を行なう演出手段として機能するほか、遊技者に遊技状態やエラー状態などを報知したり、後述する回胴停止ボタン126L,126M,126Rの操作タイミングや操作順を報知したりする報知手段としても機能する。
中央パネル部112は、無色透明のガラスで構成され、所定の入賞条件及び当該入賞条件を満たした場合に払い出される遊技球の個数(賞球数)や遊技方法などが記載された図示しない情報掲載パネルを露出するための部位である。前記情報掲載パネルの表示内容を見やすくするために、中央パネル部112の内側には蛍光灯41k(図27参照)が設置される。中央パネル部112の左側方にはベット手段を構成するファイブベットボタン114(図1参照)が配設されている。中央パネル部112の右側方には汎用ボタン116,118(図1,2参照)が配設されている。汎用ボタン116,118は例えば遊技モードの切替えや液晶画面における表示モードの切替えなど、遊技機の機種ごとにその用途を適宜設定可能なボタンである。中央パネル部112の汎用ボタン116等よりもさらに右側方には、前面ブロック開閉用のドアキーシリンダ202の前面(鍵穴)を露出させるキーシリンダ挿通孔120を設けてある。また、中央パネル部112の下方には、前方側へ突出した操作パネル部122が配設されている。
操作パネル部122には、図面左側から順に、単位遊技を開始させるべく操作され、後述する回胴L,M,R(図27参照)の回転を開始させるための始動操作手段として機能する始動レバー124と、単位遊技を終了させるべく操作され、左回胴L、中回胴M、および、右回胴Rの回転を個別に停止させるための停止操作手段として機能する左回胴停止ボタン126L、中回胴停止ボタン126M、および、右回胴停止ボタン126Rと、上受け皿302から下受け皿128へ遊技球を流す操作をするための上皿球抜きレバー386を露出させるための小窓孔130とを設けてある。始動レバー124は、遊技者が単位遊技を開始するときに手で押下して操作するレバーであり、手が離れたあと元の位置に自動復帰する。所定数の遊技球がベットされた状態で始動レバー124が操作されると、各回胴L,M,Rが回転し始める。各回胴L,M,Rは、一斉に回転させてもよいし、所定の順序で回転させてもよい。始動レバー124の基端部上方には、各回胴L,M,Rの回転準備が整った状態、つまり所定数の遊技球が取込装置400にて取り込まれ、始動レバー124の操作受付可能な状態を報知するための始動レバーLED132を埋設してある。なお、始動レバー124の代わりに図示しない始動ボタンなどによって始動操作手段を構成することもできる。また、各回胴停止ボタン126L,126M,126Rの周囲には、各回胴停止ボタン126L,126M,126Rの操作受付可能な状態を報知するための回胴停止ボタンLED134L,134M,134Rを埋設してある。各回胴停止ボタンLED134L,134M,134Rは、それぞれ対応する回胴L,M,Rが回転し始めて所定の速度に達して等速回転になったときに点灯し、対応する回胴L,M,Rの回転を停止させると消灯する。操作パネル部122の下方には、遊技球を貯留するための下受け皿128が配設されている。
下受け皿128の奥面には、前面ブロック枠200に設けた下スピーカ部204を覆う下スピーカカバー部136と、上受け皿302から下受け皿128へ流れてくる遊技球の出口となり、かつ、後述する払出装置33(図17参照)から直接遊技球が払い出されてくることもある下皿払出口138とを設けてある。また、下受け皿128の前面下部には、下受け皿128から下受け皿128の下方に配置した図示しない遊技球収容ケース(いわゆるドル箱)に遊技球を落とす操作をするための下皿球抜きレバー140を設けてある。つまり、図2に示すように、下受け皿128の底面には開口部142を設けてあり、通常は開口部142を閉塞板144にて閉じてある。下皿球抜きレバー140にて閉塞板144をスライド操作することで、開口部142を開口させて下受け皿128から遊技球を落下させる構成になっている。また、下受け皿128の左側方には灰皿146を設けてある。操作パネル部122及び下受け皿128の両側には、それぞれ左下効果LEDカバー部148及び右下効果LEDカバー部150を設けてある。左下効果LEDカバー部148及び右下効果LEDカバー部150は、それぞれ前面パネル100の裏側から取り付けられた図示しない発光ダイオード等の発光装置を覆うものである。なお、前面パネル100は、合成樹脂製、例えばABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)樹脂で構成してある。こうすることで、粘性が高く衝撃に強くでき、低コストで製造できるという利点が発揮される。
前面ブロック枠200は、図5に示すように、前面パネル100よりも若干小さい矩形状の枠体で、前面パネル100の裏側にネジ止めされる。前面ブロック枠200の下部には下スピーカカバー部136にて覆われる聴覚的演出用の下スピーカ部204を取り付けてある。この下スピーカ部204も、上スピーカ部106と同様、演出手段及び報知手段として機能する。また、上下にスピーカ部106,204を設けることで臨場感あふれる聴覚的演出を行なうことができる。
前面ブロック枠200の左側部には回転軸206を設け、右側部にはドア開閉機構208を設けてある。図中の符号202はドア開閉機構208を構成するキーシリンダである。ドアキーシリンダ202に図示しない鍵を挿入して右側へ回転させると、外枠11に対して係止する係止爪210,210が下方向に回動し、外枠11に対する係止が解除される。逆に、ドアキーシリンダ202に図示しない鍵を挿入して左側へ回転させると、払出ブロック30に対して係止する係止爪212,212が下方向に回動し、払出ブロック30に対する係止が解除される。なお、図中の符号214は、下皿払出口138に連なる誘導通路である。
回胴表示パネル22は、無色透明のガラス板で、前面パネル100の窓孔102の形状に対応した形状の略台形状とされる。また、回胴表示パネル22は、遊技機設置島内を通行中の人が躓いて衝突するなどしても割れないように十分な強度をもって形成されている。
表示パネル押え枠24は、前面パネル100との間に回胴表示パネル22を介在させて前面ブロック枠200にネジ止めされる。表示パネル押え枠24は、回胴表示パネル22の形状に対応した略台形状とされ、所定の奥行きをもって形成される。つまり、前面パネル100の窓孔102が中央パネル部112よりも前方に張り出しており、この張り出し長さに対応した奥行きをもって形成される。
上皿ユニット300は、遊技球を貯留する上受け皿302を有する部材で、中央パネル部112と操作パネル部122の間の開口部152を閉塞するように、操作パネル部122の裏側に取り付けられる。上受け皿302は、所望の深さでかつ図示上左側から右側へと下る傾斜をもって形成される。上皿ユニット300の前壁上面部には、左側部にベット手段を構成するマックスベットボタン304を、右側部に球貸出ボタン306及びカード返却ボタン308を配設してある。マックスベットボタン304にはマックスベットボタンLED(図示略)を埋設してある。前記マックスベットボタンLEDは、遊技球のベット可能な状態を遊技者に報知するためのものである。
図6乃至図8を参照して上皿ユニット300についてさらに詳しく説明する。なお、図6は上皿ユニット300の拡大斜視図で、図7(A)は上皿ユニット300の平面図で、図7(B)は上皿ユニット300の底面図で、図8は上皿ユニット300の分解斜視図である。但し、図8では図6及び図7(A)に示すフード部310の図示を省略している。
図6乃至図8に示すように、上皿ユニット300の奥面左端部には、上皿払出口312を設けてある。本実施形態では、一度に払い出される賞球数がパチンコ機に比べて球式回胴遊技機10の方が多く、大量の賞球を瞬時に払い出すという観点から上皿払出口312の横幅を大きく設定してある。この実施形態では、上皿払出口312の奥方の横幅H1が遊技球4個を並べた幅(約44mm)以上でかつ遊技球5個を並べた幅(約55mm)以下とされる。上皿払出口312は、奥側から前方側へ拡開したテーパー状をなし、その前側の横幅H2は、概ね遊技球7個を並べた幅(約77mm)とされる。
また、上皿ユニット300は前後方向の略中央部よりも後方側を覆うフード部310を有する。このフード部310は、上受け皿302の奥壁の上部を構成すると共に、中央パネル部112の底面部を構成する部材でもある。つまり、本実施形態では、遊技ブロック40に装着される後述する回胴ユニット43の前部が前方側へ出っ張っており、その下方をフード部310で覆うようになっている。そして、上受け皿302の奥壁が中央パネル部112よりも奥まった位置に形成され、前記回胴ユニット43の下方に位置する。こうすることで、外枠11を基準とした上受け皿302の前方への突出長さを従来の遊技機と同程度に設定しても、上受け皿302の奥行きが大きくなっている分だけ、従来の遊技機よりも大量の遊技球を上受け皿302に貯留できる構成になっている。
図8に示すように、上皿ユニット300は、上皿ユニット本体320と、上皿ユニット本体320にネジ止めされるフード部310(図6及び図7(A)参照)と、球貸出ボタン306と、カード返却ボタン308と、内側カバー330と、外側カバー340と、CR操作表示部350と、上皿球止め部360と、上皿球抜き操作部380とから構成される。
上皿ユニット本体320は、上記の如く上受け皿302を有する部材で、上受け皿302の下流側部分には、複数(例えば3つ)に分岐した遊技球案内路322a,322b,322cを設けてある。遊技球案内路322a,322b,322cは、遊技球を整列状態にして取込装置400へ順次案内する部位である。遊技球案内路322a,322b,322cの前方側には、下側からCR操作表示部350を介して上皿球抜き操作部380を装着するための取付部323を設けてある。取付部323の表側には、左側から順に、矩形状の窓孔324と、円形状の窓孔325と、中央部に貫通孔326,327を有する一対の凹部328,329とを設けてある。矩形状の窓孔324は、CR操作表示部350の複数(例えば3つ)の7セグLEDからなる度数表示部352を露出させるためのものである。円形状の窓孔325は、球貸出ボタンLED354を露出させるためのものである。一対の凹部328,329は、球貸出ボタン306及びカード返却ボタン308を装着する部位である。
内側カバー330と外側カバー340は、それぞれ球貸出ボタン306及びカード返却ボタン308を露出させるための一対の孔332,334,342,344を有する。内側カバー330は、一対の孔332,334の周縁部にて各ボタン306,308のフランジ306a,308aを押えることで、各ボタン306,308を凹部328,329に取り付けるためのものである。外側カバー340は、各ボタン306,308の押し代を規制するためのもので、各ボタン306,308の先端部が一対の孔342,344から若干突出するように構成されている。各ボタン306,308の押し代を規制することで、CR操作表示部350の球貸出スイッチ356及びカード返却スイッチ358の破損を防止できる。
CR操作表示部350は、上記の度数表示部352、球貸出ボタンLED354、球貸出スイッチ356及びカード返却スイッチ358を備える。度数表示部352は、球式回胴遊技機10に隣接して配置される図示しないCRユニットにカードを挿入することで当該カードの残額に相当する度数を表示する部位である。例えば当該カードの残額の1/100の値を度数として表示する。球貸出ボタンLED354は、遊技球の貸し出しを行なえる状態であることを点灯により遊技者に報知する部位である。すなわち、前記CRユニットに挿入されたカードに残額があるときは、球貸出ボタンLED354を点灯させて、遊技球の貸し出しを行なえる状態であると報知し、前記CRユニットに挿入されたカードに残額がないときや前記CRユニットにカードが挿入されていないときは、球貸出ボタンLED354を消灯させて、遊技球の貸し出しを行なえない状態であると報知する。また、遊技球の貸し出しを行なっているときには、球貸出ボタンLED354を点滅させて、遊技球の貸し出しを行なっていることを報知し、この点滅状態のときにも球貸出ボタン306の操作を受け付けない構成とされる。球貸出スイッチ356は、球貸出ボタン306を押すことで、遊技球を貸し出すためのものである。カード返却スイッチ358は、カード返却ボタン308を押すことで、前記CRユニットからカードを返却するためのものである。
上皿球止め部360は、遊技球案内路322a,322b,322cの下側に取り付けられ、遊技球案内路322a,322b,322cから取込装置400へと連なる球通路402a(402b,402c)(図10,11,13参照)の入口を開閉するものである。詳しくは、取込装置400の故障等により取込装置400を取り替える必要が生じたときに、球通路402a(402b,402c)を閉鎖して上受け皿302から遊技球が毀れ落ちないようにするためのものである。
図9は上皿球止め部360の分解斜視図である。また、図10及び図11は上皿球止め部360及び取込装置400を後方側から見た縦断面図であって、図10は球通路402a(402b,402c)の入口を開いた状態を、図11は球通路402a(402b,402c)の入口を閉じた状態をそれぞれ示している。図9に示すように、上皿球止め部360は、ケーシング361と、軸部材362と、球止め部材363363とからなっている。
ケーシング361は、上方が開口した中空直方体状の箱であり、その両側部には、上皿ユニット本体320にネジ止めするためのフランジ364,365を設けてある。ケーシング361の前壁部366には、軸部材362の先端を回転自在に支持する先受け部367を設けてあり、後壁部368には軸部材362の基端側を受ける基受け部369を設けてある。また、ケーシング361の内底面には、軸部材362の中間部を受ける中受け部370,371を設けてある。なお、図中の符号372は後壁部368から後方側へ突出したストッパである。ストッパ372は、軸部材362の回転を規制する部位である。
軸部材362は、ケーシング361に対して球止め部材363363をスライドさせるためのものである。軸部材362の基端部には、ケーシング361の背面側に配設される操作ハンドル373を設けてある。操作ハンドル373の前面側には、ストッパ372にて係止される円弧状の突出部374を設けてある。ケーシング361の内部に格納される軸部材362の先端側部分には、周方向に概ね90度の間隔を隔てて三対の押圧部375a,375bを設けてある。各押圧部375a,375bは舌片状に形成され、それぞれ軸部材362の半径方向に突出している。
球止め部材363は、球通路402a,402b,402cを閉じるための閉塞部376,376,376を有する。この実施形態では、上受け皿302の下流側部分に3本の遊技球案内路322a,322b,322cを設けてあるので、遊技球案内路322a,322b,322cの本数と同じ3つの閉塞部376,376,376を設けてある。球止め部材363363は、ケーシング361に対してスライド自在に嵌着される本体部377と、本体部377の下側に軸部材362を跨ぐように設けられた一対の被押圧部378a,378bと、本体部377から一側方へ突出した3本のアーム379,379,379とを有し、各アーム379,379,379の先端に上向きに突出した閉塞部376,376,376を設けてある。
軸部材362の突出部374をケーシング361のストッパ372に接当させた状態では、図10に示すように、一方の押圧部375aが略水平方向を向いて球止め部材363363の一方の被押圧部378aを押圧する。このとき、他方の押圧部375bは略鉛直方向下向きに維持される。図10の状態から操作ハンドル373を球式回胴遊技機10の背面から見て時計回りに回転させると、図11に示すように、他方の押圧部375bが略水平方向を向いて球止め部材363363の他方の被押圧部378bを押圧し、球止め部材363363が球通路402a(402b,402c)側へスライドする。これにより閉塞部376が球通路402の入口の大きさを狭めて遊技球を通せなくする。図11の状態から操作ハンドル373を反時計回りに回転させると、図10に示すように、遊技球が球通路402に流入可能な状態に戻る。
図11の如く球通路402の入口を狭めた状態にすると、図12に示すように、遊技球案内路322a(322b,322c)に遊技球を貯留した状態で取込装置400を取り外すことができる。
図8の上皿球抜き操作部380は、操作パネル部122の小窓孔130から球式回胴遊技機10の前面に露出される上皿球抜きレバー386を有し、このレバー操作により上受け皿302から下受け皿128へと遊技球を流すためのものである。図10及び図11に示すように、取込装置400は、上受け皿302から下受け皿128へと遊技球を案内する案内通路404a,404b,404cと、ベットボタン114,304の操作により上受け皿302から遊技球を回収して球式回胴遊技機10の外部へ排出する取込通路406a,406b,406cとを有する。上皿球抜き操作部380は、図10及び図11に示す返却シャッタ420を動かして、球通路402a(402b,402c)と案内通路404a(404b,404c)とを連通又は遮断させるためのものである。
図13及び図14は上皿球抜き操作部380及び取込装置400の一部横断面図であって、図13は球通路402a(402b,402c)と案内通路404a(404b,404c)とを遮断した状態を、図14は球通路402a(402b,402c)と案内通路404a(404b,404c)とを連通させた状態をそれぞれ示している。
図13及び図14に示すように、上皿球抜き操作部380は、CR操作表示部350を介して上皿ユニット本体320の下側に取り付けられるベース部381と、ベース部381に立設した支軸382,383を中心に回動する回動片384及び押圧片385と、ベース部381の前面に沿ってスライドする上皿球抜きレバー386とを有する。回動片384の基部384aには上皿球抜きレバー386に枢着される連結部384bを設けてある。また、回動片384の基部384aは、コイルバネ387を介してベース部381に連結される。回動片384の先端部には二又状の把持部384cを設けてある。把持部384cは、押圧片385の基部385aに設けた凸部385bを摺動自在に把持する部位である。押圧片385の先端部には、返却シャッタ420を押圧する押圧部385cを設けてある。なお、図13及び図14において、取込装置400の中空突出部408には、返却シャッタ420を押圧片385側へ押圧するコイルバネ430(図15参照)を格納してある。また、返却シャッタ420は、図15に示すように、遊技球案内路322a,322b,322cに対応した個数の窓孔422a,422b,422cを有し、各窓孔422a,422b,422cの側方に球通路402a,402b,402cと案内通路404a,404b,404cを遮断する遮断壁424a,424b,424cを有する。また、各窓孔422a,422b,422cの下部には球通路402a,402b,402c側へ延在する舌片426a,426b,426cを設けてある。各舌片426a,426b,426cは、球通路402a,402b,402cから各窓孔422a,422b,422cに遊技球を案内する部位である。
図13の状態は、上皿球抜きレバー386を操作していない状態である。つまり、コイルバネ387にて回動片384が反時計回りに引っ張られると共に、回動片384にて押圧片385が時計回りに引っ張られて、押圧部385cが返却シャッタ420の片端部から離れている状態である。この状態では、返却シャッタ420の遮断壁424a,424b,424cにて球通路402a,402b,402cと案内通路404a,404b,404cとが遮断され、球通路402a,402b,402cから案内通路404a,404b,404cへ遊技球が通過不可となる。図13の状態から上皿球抜きレバー386を摘んで図の下向き(実際には球式回胴遊技機10の正面から見て右側から左側)に動かすと、図14に示すように、上皿球抜きレバー386に随伴して回動片384が時計回りに回転すると共に、回動片384にて押圧片385が反時計回りに回転させられ、押圧部385cが返却シャッタ420を押圧する。返却シャッタ420が押圧部385cにて押圧されると、返却シャッタ420の各窓孔422a,422b,422cを介して球通路402a,402b,402cと案内通路404a,404b,404cとが連通し、球通路402a,402b,402cから案内通路404a,404b,404cへ遊技球が通過可能となる。図14の状態で上皿球抜きレバー386から手を離すと、コイルバネ430にて返却シャッタ420が前方側へ押圧され、図13の状態に戻る。
図15は取込装置400(取込手段)の分解斜視図で、図16は取込装置400の背面側から見た斜視図である。この取込装置400は、上皿球止め部360の斜め下方に取り付けられ、遊技者によるベットボタン114,304の操作に基づき上受け皿302に貯留された遊技球を所定数ずつ取り込む装置である。そして、所定数(例えば15個)の遊技球が取り込まれる毎にその都度の単位遊技の開始条件が成立し、単位遊技を開始するための準備が整えられるようになっている。このとき、遊技球は所定数ずつ取り込まれた後、取込通路406a,406b,406cを介して球式回胴遊技機10の外部に排出される。
取込装置400は、図15に示すように、遊技球案内路322a,322b,322cに対応した個数の複数(例えば3つ)の遊技球取込部410a,410b,410cと、上記した返却シャッタ420及びコイルバネ430と、返却スイッチ基板440と、中空突出部408を有し、かつ、コイルバネ430及び返却スイッチ基板440を被覆するバネ・基板カバー450と、取込中継端子板462を中継端子板カバー464で被覆した取込中継装置460とを備える。この取込装置400は、複数の遊技球取込部410a,410b,410cを併設することで、遊技球の取り込みを迅速に行なえるようになっている。なお、各遊技球取込部410a,410b,410cは互いにほぼ同じ構造になっており、説明が重複するので、ここでは、最背面側の遊技球取込部410aについてのみ説明する。
遊技球取込部410aは、図15に示すように、ケーシング411aとカバー412aからなる樹脂製の筐体を有し、この筐体の内部に形成された取込通路406aを開閉する取込フリッカ413aと、取込フリッカ413aを駆動する開閉駆動手段たる取込ソレノイド414aと、取込通路406aに導入された遊技球を検出する取込メインセンサ415a及び取込サブセンサ416aとを備える。ケーシング411aの外表面は、隣接する遊技球取込部410bのカバー412bに対する取付面になっており、カバー412aの外表面は、バネ・基板カバー450に対する取付面になっている。また、ケーシング411a,411b,411cとカバー412a,412b,412cを組み付けると、図16に示すように、その上部に球通路402a,402b,402cを構成する樋状部417a,417b,417cが形成される。つまり、球通路402a,402b,402cは、図10及び図11に示すように、樋状部417a,417b,417cの上部を上皿ユニット本体320の底部320aにて覆うことで構成される。球通路402a,402b,402cの下流側には、斜め下方へ延びる案内通路404a,404b,404cと上下方向に延びる取込通路406a,406b,406cとの分岐部がある。この実施形態の取込通路406a,406b,406cは、鉛直下向きに延びるよう形成してあるが、鉛直方向に関して傾けて形成してもよい。
取込フリッカ413aは、図10及び図11に示すように、取込通路406aを開閉するための部材である。より詳しくは、ベットボタン114,304の操作により取込通路406aを開放して取込通路406aに遊技球を導入できるようにすると共に所定数の遊技球が取込通路406aに導入されると取込通路406aを閉塞して遊技球を取込通路406aへ導入できないようにする部材である。取込フリッカ413aは、基端側部分413a1と先端側部分413a2が支軸413a3にて回転可能に連結されている。取込フリッカ413aの基端側部分413a1及び先端側部分413a2は、それぞれケーシング411aの支軸411a1,411a2にて回転可能に支持される。取込フリッカ413aの基端部には、取込ソレノイド414aの舌片414a1を把持する把持部413a4を設けてある。また、取込フリッカ413aの先端部には、取込通路406aを開閉するための開閉部413a5を設けてある。なお、図13及び図14における符号413b5,413c5は、それぞれ遊技球取込部410b,410cの取込フリッカの開閉部である。
取込ソレノイド414aは、図10及び図11に示すように、ベットボタン114,304の操作により通電されて作動し、ピストン414a2を上方へ縮まらせるものである。ピストン414a2の先端には、つまみ部414a3を装着してある。つまみ部414a3はピストン414a2の半径方向に延びる上記舌片414a1を有する。また、ピストン414a2には、コイルバネ414a4を外装してある。コイルバネ414a4は、取込ソレノイド414aの本体部分414a5とつまみ部414a3とを離間させる方向に付勢している。つまり、取込ソレノイド414aへの通電を切ったときに、コイルバネ414a4の付勢力により、ピストン414a2が下方へ伸びるようになっている。
ベットボタン114,304を押すと取込ソレノイド414aに通電され、ピストン414a2が縮まって取込フリッカ413aの基端側部分413a1を図示上反時計回りに回転させる。これと同時に取込フリッカ413aの先端側部分413a2は図示上時計回りに回転して取込通路406aを開き、球通路402aに待機している遊技球が自然落下可能な状態となる。逆に、取込通路406aに所定数の遊技球が導入されて取込ソレノイド414aへの通電が遮断されると、コイルバネ414a4の付勢力によりピストン41a2が伸びて取込フリッカ413aの基端側部分413a1を図示上時計回りに回転させる。これと同時に取込フリッカ413aの先端側部分413a2は図示上反時計回りに回転して開閉部413a5にて取込通路406aを閉じ、遊技球が自然落下不可能な状態となる。
取込メインセンサ415aは、取込通路406aであって取込フリッカ413aの開閉部413a5のすぐ下流側に配置され、取込通路406aに導入された遊技球を検出するものである。取込メインセンサ415aは、取込フリッカ413aの先端側部分413a2を取り囲むように横断面略コ字形状とされ、取込フリッカ413aよりも前面側又は背面側のいずれか一方側に発光素子を設け、他方側に受光素子を設けた光学センサの一種であるフォトセンサからなる。また、発光素子及び受光素子はそれぞれ上下一対でかつ遊技球1個分の直径よりも短い間隔で設けてある。つまり、上側の発光素子及び受光素子にて上側のフォトセンサ415a1が構成され、下側の発光素子及び受光素子にて下側のフォトセンサ415a2が構成され、上側及び下側のフォトセンサ415a1,415a2にて取込メインセンサ415aが構成される。取込メインセンサ415aの遊技球検出結果は取込エラー制御や取込フリッカ413aの駆動制御に利用される。上側のフォトセンサ415a1にて遊技球を検出したのち上側及び下側のフォトセンサ415a1,415a2にて同時に遊技球を検出し、次いで下側のフォトセンサ415a2のみ遊技球を検知することが所定期間内に行われたときは、遊技球が正常に取り込まれたと判定される。逆に、上側のフォトセンサ415a1にて遊技球を検出したのち所定時間経過しても下側のフォトセンサ415a2が遊技球を検出しないときや、下側のフォトセンサ415a2にて遊技球を検出したのち上側及び下側のフォトセンサ415a1,415a2にて同時に遊技球を検出し、次いで上側のフォトセンサ415a1のみ遊技球を検出したときは、遊技球の取り込みに異常があったと判定される。異常があったと判定されると、取込エラー制御が行われ、単位遊技を開始できないようになっている。また、取込メインセンサ415aにて検出した遊技球の個数が所定数(例えば5個、10個又は15個)に達すると、取込ソレノイド414aの通電が切られ、取込フリッカ413aにて取込通路406aを閉鎖するようになっている。
取込サブセンサ416aは、取込メインセンサ415aよりも下方に遊技球1個分以上隔てて配置され、取込通路406aに導入された遊技球を検出するものである。取込サブセンサ416aは、例えば環状に形成された磁気式の近接センサからなる。より詳しくは、取込通路406aの中空部分を囲繞するように形成されたコイルに電流を流して磁場を発生させておき、遊技球等の磁性体がコイル内を通過した際に生じる電磁誘導によりコイルに印加された電圧の変化を検出することで、遊技球の通過を検出するようになっている。つまり、取込装置400は、取込メインセンサ415aを構成する発光素子の光を不正な手段を用いて遮り取込メインセンサ415aに遊技球が通過したと見せかけても、前記不正な手段が遊技球とほぼ同様の磁性体でなければ、取込サブセンサ416aによる遊技球検出結果が得られない。取込サブセンサ416aの遊技球検出数は、取込メインセンサ415aの遊技球検出数と照合され、両者の値が一致したときは遊技球の取り込みが正常に行われたと判定する一方、両者の値が一致しなかったときは遊技球の取り込みに異常があったとして取込エラー制御が行われる。故に、取込装置400に遊技球を取り込ませたかのように見せかけて無償で単位遊技を行うという不正行為を防止することができる。
また、取込装置400は、複数の遊技球取込部410a,410b,410cを組み付けると共に各遊技球取込部410a,410b,410cに返却シャッタ420を挿入し、最背面側のカバー412aに取着した返却スイッチ基板440をバネ・基板カバー450にて被覆した構成とされる。
上記の如く、上皿球抜きレバー386を操作すると、返却シャッタ420がスライドし、上受け皿302から案内通路404a,404b,404cを経て下受け皿128へ遊技球が流れる。このとき、返却シャッタ420が返却スイッチ基板440にて検知され、この検知信号に基づき、ベットボタン114,304の操作受付を不能にする状態が発生する。このとき、図示しないベットボタンLEDは消灯して、ベットボタン114,304の操作受付が不能な状態であると遊技者に報知する。
また、取込装置400は、複数の遊技球取込部410a,410b,410cを組み付けると共にその一側部に取り付けた取込中継端子板462を中継端子板カバー464にて被覆した構成とされる。取込中継端子板462は、取込メインセンサ415aや取込サブセンサ416aから出力される信号を中継して後述する主基板45aに送信するものである。
(払出ブロックの構成)
図4に示すように、払出ブロック30は、前面ブロック20に対して開閉自在に取り付けられている。払出ブロック30の開閉軸線は球式回胴遊技機10の正面からみて左側で上下に延びるように設定されており、この開閉軸線を軸心にして払出ブロック30が後方側に十分に開放できるようになっている。
また、払出ブロック30は、ドア開閉機構208にて前面ブロック20とロックされる。詳しくは、ドア開閉機構208の係止爪212,212が払出ブロック30の係合部31a,31aに係止しており、図示しないドアキーをドアキーシリンダ202に差し込んで左に回転させることで係止爪212,212の係止を解除する構成とされる。また、払出ブロック30は、ワンタッチ式の止め具31b(図3,4参照)を有し、この止め具31bによっても前面ブロック20と連結される。
図17は払出ブロック30の背面図である。同図に示すように、払出ブロック30は、払出ブロック本体31に、貸出用及び賞球用としての遊技球を貯留する遊技球タンク32と、遊技球を払い出す払出装置33と、遊技球タンク32から払出装置33へと遊技球を案内するタンクレール34及びケースレール35と、払出中継端子板36と、遊技球の払出動作を制御する払出制御装置37と、遊技球の電源を制御する電源制御装置38と、球式回胴遊技機10を前記CRユニットに接続するためのCRユニット接続端子板39とを取り付けた構成とされる。
払出ブロック本体31は、その中央に後方側へ張り出して遊技ブロック40を被包する保護カバー部31cを有する。この保護カバー部31cを取り囲むように、遊技球タンク32、タンクレール34、ケースレール35、払出装置33(払出手段)、払出中継端子板36、CRユニット接続端子板39、払出制御装置37(払出制御手段)、および、電源制御装置38が装着されている。
図18は払出ブロック30から払出制御装置37及び電源制御装置38を取り外した状態を示す背面図で、図19は払出ブロック30を正面側から見た斜視図である。図18の破線は遊技球タンク32からの遊技球のフローを示しており、同図に示すように、払出ブロック本体31は、払出装置33から遊技球を上受け皿302へ案内する上皿誘導通路31dと、払出装置33から遊技球を下受け皿128へ案内する下皿誘導通路31eと、払出装置33から遊技球を球式回胴遊技機10の外部へ排出する排出通路31fと、取込装置400に取り込まれた遊技球を機外へ排出する排出樋31gとを有する。下皿誘導通路31eは、上皿誘導通路31dが遊技球で溢れたときに、払出装置33から遊技球が導入される。また、図19に示すように、上皿誘導通路31dは、払出ブロック30の前面側で開口した出口部31d1を有し、この出口部31d1が上皿ユニット300の上皿払出口312に連なっている。同様に、下皿誘導通路31eは、払出ブロック30の前面側で開口した出口部31e1を有し、この出口部31e1が前面ブロック20の下皿払出口138に連なっている。
なお、図19において、符号31hは払出ブロック本体31の正面側から見て左側端部に設けられた回転軸部である。回転軸部31hは上下一対で設けてある。各回転軸部31hは、払出ブロック本体31からブラケット31iが略水平方向に延び出しており、このブラケット31iから下方に突出している。前面ブロック20には、この回転軸部31hを落とし込む環状の軸受部(図示略)を設けてあり、前面ブロック20と払出ブロック30の着脱が容易な構成となっている。
遊技球タンク32は、上方に開口した横長の箱型容器で、遊技機設置島内の遊技球循環設備から供給される遊技球が逐次補給される。遊技球タンク32の底部は緩やかに傾斜している。遊技球タンク32の底部の下流側端部はタンクレール34へ遊技球を送るために開口している。
タンクレール34は、図17及び図18に示すように、遊技球タンク32の下方に取り付けられ、例えば横方向4列の樋状通路(図示略)を有する。前記樋状通路は、下流側に向けて緩やかに傾斜している。タンクレール34には、遊技球が積み重なって流れないように整流する4つの振り子34a,34b(図22参照)が2行2列で取り付けられている。振り子34a,34bの下流側には、タンクレール34からケースレール35へ遊技球が流れるのを阻止するための球止めレバー34cを取り付けてある。
ケースレール35は、図17及び図18に示すように、タンクレール34の下流側に縦向きに配置されている。ケースレール35は、遊技球が勢いよく流れないように波状のうねりをもって左右に湾曲した球通路35aを有し、その上部には、球切れ検出装置35bを組み付けてある。球切れ検出装置35bは、ケースレール35の内部に遊技球が十分にないこと、つまりケースレール35よりも上流側で球詰りが発生してケースレール35に遊技球が十分に補給されていないことを検出するものである。この球切れ検出装置35bの検出信号に基づき、球詰りエラーが報知される。なお、ケースレール35は、タンクレール34の前記樋状通路の個数に対応して前後方向に複数(例えば4つ)連結させた状態で配設してある(図22参照)。
図20及び図21は球切れ検出装置35bの構成を示すケースレール35の要部縦断面図であって、図20はケースレール35に十分な個数の遊技球がある状態を、図21はケースレール35に十分な個数の遊技球がない状態をそれぞれ示している。
図20及び図21に示すように、球切れ検出装置35bは、スイッチ片35b1と球切れ検出スイッチ基板35b2とで構成される。スイッチ片35b1は、支軸35cにてケースレール35に回転自在に取り付けられ、支軸35cから半径方向下方に延びてケースレール35内の球通路35aを閉塞可能な板状の揺動部35b11を有する。また、スイッチ片35b1は、支軸35cよりも上方でかつ支軸35cよりも一方側に偏った偏心部35b12を有し、さらに偏心部35b12から一方側に突出したスイッチ部35b13を有する。球切れ検出スイッチ基板35b2は、スイッチ片35b1の一方側に設置され、スイッチ片35b1の回転に追従してスイッチ部35b13を検出できる構成となっている。
図20に示すように、ケースレール35内に十分に遊技球がある場合は、揺動部35b11が遊技球によって押されてほぼ鉛直下向きになり、球通路35aの側壁となる。この場合には、スイッチ部35b13が球切れ検出スイッチ基板35b2から離間して検出されない。一方、ケースレール35の上流側で球詰りが発生している場合、ケースレール35には遊技球が補給されずに遊技球の払い出しのみが行なわれ、図21に示すように、ケースレール35内の遊技球が不足するようになる。図21の場合、偏心部35b12とスイッチ部35b13の自重でスイッチ片35b1が回転し、揺動部35b11にて球通路35aが閉塞される。このとき、スイッチ部35b13が球切れ検出スイッチ基板35b2にて検出され、この検出信号に基づき球切れエラーが報知される。ケースレール35の上流側での球詰りを解消すると、遊技球がケースレール35に流れ込み、揺動部35b11が押圧されて球切れスイッチ基板35b2によってスイッチ部35b13が検出されない正常な状態に戻る。
図22は払出ブロック30から払出装置33及び払出装置33の下方に配設される払出中継端子板36の取付台36a,36bを取り外した状態を示す分解斜視図である。払出装置33は、所定の入賞条件を満たすことで、或いは図示しないCRユニットにカードを挿入した状態で球貸出ボタン306を押すことで、所定数の遊技球を払い出すためのものである。この実施形態では、パチンコ機の最大の賞球数が15球であるのに対し、球式回胴遊技機10の最大の賞球数は75球であり、パチンコ機に比べて球式回胴遊技機10の最大の賞球数が多いという観点から、パチンコ機よりも払出装置33を多く設け、賞球の払い出しを迅速に行なえるようにしている。つまり、パチンコ機は2つの払出装置33を備えていれば遊技を迅速に進行できたが、球式回胴遊技機10の場合は賞球数が多くかつ賞球が全て払い出されなければ次の単位遊技を開始できないという制約があるので、本実施形態では、4つの払出装置33を前後方向に併設して賞球の払い出しの迅速化を図り、遊技を遅滞なく進行できるようにしてある。
なお、図22に示す取付台36a,36bは、2つ割りの構成とされ、背面側から見て左側に上皿誘導通路31d及び下皿誘導通路31eに連なる球通路36a1,36b1を有し、右側に排出通路31fに連なる球通路36a2,36b2を有する。一方の球通路36a1,36b1の上部は、それぞれ上皿誘導通路31d側にやや傾いて下皿誘導通路31eよりも上皿誘導通路31dに遊技球を導きやすくなっている。また、一方の球通路36a1,36b1の下部は、上皿誘導通路31d及び下皿誘導通路31eを跨ぐように、テーパー状に末広がりとなっている。他方の球通路36a2,36b2は、背面側の球通路36a2が前面側の球通路36b2に合流し、前面側で排出通路31fに連なるよう構成されている。
図23は払出装置33の構成を示す縦断面図である。同図に示すように、払出装置33は、ケーシング33aと図示しないカバーからなる樹脂製の筐体を有し、この筐体の内部に、払出フリッカ33bと、払出ソレノイド33cとを備える。ケーシング33aの内部には球通路33dが形成され、その下流側には、ほぼ鉛直下向きに延びる払出通路33eと、斜め下方へ延びる排出通路33fとの分岐部がある。この分岐部には、切替片33gが配設されており、通常は切替片33gをほぼ鉛直上向きに維持して遊技球が払出通路33eを通るようになっている。
払出フリッカ33bは、図23に示すように、球通路33dを開閉するための部材である。より詳しくは、所定の入賞条件を満たして遊技者に所定数の遊技球を還元する際に、遊技球が球通路33dを通過できるように球通路33dを開放すると共に、所定数の遊技球が球通路33dを通過して遊技者に還元されると遊技球が球通路33dを通過できないように球通路33dを閉塞する部材である。払出フリッカ33bは、基端側部分33b1と先端側部分33b2が支軸33b3にて回転可能に連結されている。払出フリッカ33bの基端側部分33b1及び先端側部分33b2は、それぞれケーシング33aの支軸33a1,33a2にて回転可能に支持される。払出フリッカ33bの基端部には、払出ソレノイド33cの舌片33c1を把持する把持部33b4を設けてある。また、払出フリッカ33bの先端部には、球通路33dを開閉するための開閉部33b5を設けてある。
払出ソレノイド33cは、所定の入賞条件を満たすことにより、或いは図示しないCRユニットにカードを挿入した状態で球貸出ボタン306を押すことにより通電されて作動し、ピストン33c2を上方へ縮まらせるものである。ピストン33c2の先端には、つまみ部33c3を装着してある。つまみ部33c3はピストン33c2の半径方向に延びる上記舌片33c1を有する。また、ピストン33c2には、コイルバネ33c4を外装してある。コイルバネ33c4は、払出ソレノイド33cの本体部分33c5とつまみ部33c3とを離間させる方向に付勢している。つまり、払出ソレノイド33cへの通電を切ったときに、コイルバネ33c4の付勢力により、ピストン33c2が下方へ伸びるようになっている。
図23に示すように、球通路33dが払出フリッカ33bの開閉部33b5にて閉鎖された状態で、所定の入賞条件が成立したり、或いは度数表示部352に残度数がある状態で球貸出ボタン306が押されたりすると、払出ソレノイド33cに通電される。そうすると、図24に示すように、ピストン33c2が縮まって払出フリッカ33bの基端側部分33b1を図示上反時計回りに回転させる。これと同時に払出フリッカ33bの先端側部分33b2は図示上時計回りに回転して球通路33dを開き、遊技球が自然落下可能な状態となる。逆に、払出ソレノイド33cの通電を切ると、コイルバネ33c4の付勢力によりピストン33c2が伸びて払出フリッカ33bの基端側部分33b1を図示上時計回りに回転させる。これと同時に払出フリッカ33bの先端側部分33b2は図示上反時計回りに回転して球通路33dを閉じ、遊技球が自然落下不可能な状態、つまり図23に示す状態に戻る。
また、払出装置33には、横断面略コ字形状の払出検出センサ33hを装着してある。払出検出センサ33hは、払出フリッカ33bの開閉部33b5のすぐ下流側に配置され、球通路33dを落下する遊技球を計数するためのものである。払出検出センサ33hにて検知した遊技球の個数が所定値(例えば35個、75個、125個又は250個)に達すると、払出ソレノイド33cの通電が切られ、払出フリッカ33bにて球通路33dを閉鎖する構成になっている。
また、払出ソレノイド33cの下方には、つまみ部33c3を上下動させるための略L字形状の押圧片33iを設けてある。押圧片33iは、ケーシング33aの支軸33a3に回転自在に取り付けられており、先端部33i1にてつまみ部33c3を上方へ押圧するものである。
ケーシング33aの外部には、図17,18,22に示すように、略扇形状の操作レバー33jを配設してある。図23及び図24において、符号33a4は操作レバー33jの回転軸である。操作レバー33jには、切替片33gの中間部に設けた突起部33g1と、押圧片33iの基端部に設けた突起部33i2とを連結してある。つまり、操作レバー33jを回転操作すると、切替片33gと押圧片33iが連動する構成になっている。操作レバー33jを図示上反時計回りに操作すると、図25に示すように、切替片33gにて払出通路33eが閉鎖されると共に球通路33dと排出通路33fが連通する。一方で、押圧片33iにて払出ソレノイド33cのつまみ部33c3が押し上げられ、払出フリッカ33bが球通路33dを開く。タンクレール34に設けた球止めレバー34cにて遊技球が流れるのを阻止しつつ操作レバー33jを上記の如く操作すると、球止めレバー34cから下流側の遊技球が球式回胴遊技機10の外部に排出される。払出装置33やケースレール35が故障した場合には、上記のように球止めレバー34cから下流側の遊技球を球式回胴遊技機10の外部に排出した状態で払出装置33やケースレール35を取り替えることができる。
図17に戻り、払出制御装置37、電源制御装置38及びCRユニット接続端子板39について説明する。払出制御装置37は、賞球や貸出球の払い出しを制御するもので、周知の通り制御の中枢をなすCPUや、その他ROM、RAM、各種ポート等を含む払出制御基板37aを具備している。
電源制御装置38は、各種制御装置等で要する所定の電源電圧を生成し出力するものである。また、電源制御装置38には、電源スイッチ38aのほか、RAM消去用のリセットスイッチ38b、打止切替スイッチ38c、および、設定変更キーシリンダ38dが設けられている。電源スイッチ38aは、オンされるとCPUを始めとする各部に電源を供給する。リセットスイッチ38bはこれを押しながら同時に電源スイッチ38aをオンするとRAMの内容がリセットされ、電源スイッチ38aがオンされている状態で押されると各種エラーがリセットされる。打止切替スイッチ38cは、ビッグボーナスの終了時点で遊技を一時停止状態にするか否かを切り替えるためのものである。設定変更キーシリンダ38dは、設定変更装置を構成するものである。前記設定変更装置は、球式回胴遊技機10の出球率が予め複数段階(例えば6段階)に定められており、出球率をいずれかの段階に設定するものである。設定変更の手順は次の通りである。まず、電源スイッチ38aをオフにした状態で、設定変更キーシリンダ38dに図示しない設定変更キーを挿入して時計回りに90度回転させる。この状態で、電源スイッチ38aをオンにすると、後述する遊技ブロック40の前面の7セグLED表示部41g(図27参照)に現在の出球率(設定)が数値「1」〜「6」のいずれかで表示される。次いで、リセットスイッチ38bを押していくと、7セグLED表示部41gに表示される数字が変化して1ずつ増加していく(但し、「6」の場合には「1」に戻る。)。7セグLED表示部41gに「1」〜「6」のいずれかの数字を表示させた状態で、始動レバー124を押下すると、出球率(設定)が確定される。
CRユニット接続端子板39は、球式回胴遊技機10の前面の球貸出ボタン306及び図示しないCRユニットに電気的に接続され、遊技者による球貸し操作に基づく指令信号を中継して払出制御装置37に出力するものである。なお、CRユニットを介さずに球貸し装置等から上受け皿302に遊技球が直接貸し出される現金機では、CRユニット接続端子板39は不要である。
上記払出制御装置37及び電源制御装置38は、透明樹脂材料等からなる基板ケースにそれぞれ制御基板を収容した構成とされる。
(遊技ブロックの構成)
図4に示すように、遊技ブロック40は、前面ブロック20に対して開閉自在に取り付けられている。遊技ブロック40の開閉軸線は払出ブロック30の開閉軸線と同じで、払出ブロック30と同様に、落とし込み構造にて開閉自在に取り付けてある。また、遊技ブロック40は、ワンタッチ式の止め具40aを有し、この止め具40aによって払出ブロック30と連結固定される。なお、払出ブロック30側には、止め具40aを引っ掛けるための止め金具31jを固着してある。つまり、遊技ブロック40は、払出ブロック30と一体になって前面ブロック20に対して開閉され、払出ブロック30との連結を解除してから払出ブロック30に対して前方側へ回動する構成とされる。遊技ブロック40は、球式回胴遊技機10の中核をなす主要なブロックで、このような遊技ブロック40を上記の如く着脱容易な構成とすることで、遊技ブロック40の取り替えが可能となる。遊技ブロック40を取り替えることで、全く別の遊技性をもった遊技機に変えることができ、遊技機の新台入替えの低コスト化を図ることができる。
図26は遊技ブロック40の分解斜視図である。同図に示すように、遊技ブロック40は、前面パネル100の窓孔102から露出される遊技パネル41を有する。遊技パネル41は、遊技パネル41の裏側に取り付けられる液晶表示装置42の表示画面を露出させる窓孔41aと、遊技パネル41の裏側に取り付けられる回胴ユニット43を露出させる表示窓41bとを有する。また、遊技パネル41の裏側には、回胴ユニット43の一側方に主取付台44を介して主制御装置45が取り付けられ、液晶表示装置42の後方に副取付台46を介して副制御装置47が取り付けられる。主制御装置45は、遊技パネル41と直交するように縦長状に配置される。このような配置としたのは、ある程度の奥行きをもって形成される回胴ユニット43の側方位置を主制御装置45の取付位置として有効に利用して省スペース化を図るためである。また、副制御装置47は、液晶表示装置42の後方でかつ回胴ユニット43の上方に傾斜させた状態で配置される。つまり、回胴ユニット43の上部後方側が傾斜しており、この傾斜に沿って副制御装置47を斜めに配置することでも省スペース化が図られる。
図27は遊技ブロック40の正面図である。なお、図27では便宜上回胴ユニット43から複数(例えば21個)の図柄を一列に付した帯状の図柄シール43L,43M,43R(図31参照)を取り外した状態を示している。
図27に示すように、遊技パネル41の表示窓41bからは、回胴ユニット43の3つの回胴L,M,Rが露出される。詳しくは、各回胴L,M,Rに貼り付けられる図柄シール43L,43M,43Rの図柄のうちそれぞれ連続した所定数の図柄が表示窓41bから露出される。本実施形態では各回胴L,M,Rの図柄が表示窓41bから3個ずつ表示され、各回胴L,M,Rがすべて停止している状態では、3×3=9個の図柄が表示窓41bから遊技者に視認可能な状態となる。なお、図では表示窓41bから表示される9個の図柄を見やすくするように、図柄シール43L,43M,43Rの背面側から9個の図柄を個別に照らす左右一対の9組のLED43L1,43M1,43R1を3行3列で配置した状態を示しており、各LED43L1,43M1,43R1に対応する位置に各回胴L,M,Rの図柄が停止するようになっている。この表示窓41bから視認可能な図柄の停止位置を、以下、有効位置という。
また、球式回胴遊技機10においては、有効位置に停止した図柄の組合せを特定するために、各回胴L,M,Rの回転軸方向と平行な横方向に並ぶ3つの有効位置を結んで互いに平行になる3本の横ライン(上段ライン、中段ライン、下段ライン)と、斜め方向に並ぶ3つの有効位置を結んでたすき掛け状になる2本の斜めライン(右上りライン、右下りライン)の合計5本の組合せラインが設定されている。なお、組合せラインは、横ラインや斜めライン等の直線状に限定されず、折れ線状であってもよい。また、組合せラインの数は、6本以上にしてもよいし、5本未満としてもよく、遊技状態が所定の遊技状態であることや回胴の停止順が所定の順序であることなどの所定条件に応じて組合せライン数を変更するようにしてもよい。
遊技パネル41の表示窓41bの左側方には、複数の組合せラインのうち有効化された組合せライン(以下、有効ラインという。)を遊技者に報知するための有効ライン表示部41cを設けてある。有効ライン表示部41cは、ファイブベット表示部41c1、テンベット表示部41c2,41c2、および、マックスベット表示部41c3,41c3からなり、遊技球のベット数に応じて所望のベット表示部41c1〜41c3を点灯させる。詳しくは、ベット数が0球〜4球であればいずれの組合せラインも有効化されないので全てのベット表示部41c1〜41c3を消灯状態とし、ベット数が5球〜9球であればファイブベット表示部41c1のみを点灯させて中段ライン1本のみが有効化されたことを報知し、ベット数が10球〜14球であればファイブベット表示部41c1及びテンベット表示部41c2,41c2を点灯させて上中下段の横ライン3本が有効化されたことを報知し、ベット数が15球であれば全てのベット表示部41c1〜41c3を点灯させて全ての組合せラインが有効化されたことを報知するようになっている。つまり、ファイブベットボタン114を押すと、上受け皿302に貯留された遊技球が最大5個まで取込装置400に取り込まれ、遊技球が5個取り込まれた時点でファイブベット表示部41c1が点灯する。さらにファイブベットボタン114を押すと、同様に遊技球が5個取り込まれた時点でテンベット表示部41c2,41c2が点灯する。さらにまたファイブベットボタン114を押すと、同様に遊技球が5個取り込まれた時点でマックスベット表示部41c3,41c3が点灯する。一方、マックスベットボタン304を押すと、上受け皿302に貯留された遊技球が最大15個まで取込装置400に取り込まれ、遊技球が5個取り込まれる度にファイブベット表示部41c1、テンベット表示部41c2,41c2、マックスベット表示部41c3,41c3の順で点灯していく。そして、有効ラインに沿って停止した図柄の組合せが所定の役を構成する組合せになった場合に、所定の役に対応する予め定められた利益が遊技者に付与される。
遊技パネル41の上側の窓孔41aの両側には、図示しない電動役物を配置するための役物スペース41d,41eを設けてある。また、表示窓41bの右側方には、上から順に、役物スペース41f、7セグLED表示部41g、LED表示部41hを設けてある。これらの役物スペース41d,41e,41fに配置される前記電動役物は、遊技上の演出やビッグボーナス又はレギュラーボーナスの確定報知などに使用されるものである。7セグLED表示部41gは、単位遊技における遊技球払出数やエラーコード、設定変更時の6段階の設定などを表示する部位である。LED表示部41hには、4つのLEDが配設されている。そのうち上3つのLEDはベット数表示部41h1を構成する。ベット数表示部41h1は、取込装置400に取り込まれた遊技球数に対応する個数のLEDを点灯させてベット数を1〜3の範囲内で表示するものである。残る1つのLEDは、再遊技表示部41h2である。再遊技表示部41h2は、図31に示す図柄シール43L,43M,43Rの図柄のうち再遊技図柄(例えば左図柄シール43Lの20番目の図柄)が有効ライン上に揃ったときに点灯し、次の単位遊技を遊技球のベットなしに無償で行えることを報知するものである。なお、再遊技図柄が有効ラインに沿って揃ったのち所定時間経過後に始動レバー124を押下すると回胴L,M,Rの回転に伴って、再遊技表示部41h2は消灯する。
また、表示窓41bの下方には、中央パネル部112から露出される前記情報掲載パネル(図示略)が取り付けられる。前記情報掲載パネルの片端には、証紙41iと型式名シール41jが貼付される。また、前記情報掲載パネルの内側には、破線で示すように、前記情報掲載パネルを後方側から照らすための蛍光灯41kが配設される。
液晶表示装置42は、非ボーナス遊技状態における単位遊技にていずれかの役に当選して当該役が成立し得ることを当該役に対応する演出を行って遊技者に報知したり、いずれの役にも落選していてもいずれかの役が成立し得るかのように遊技者に期待感を持たせるべく演出を行ったりする表示演出手段として機能するほか、遊技状態が通常遊技状態からいずれかのボーナス遊技状態に移行し得ることを報知したり、ボーナス遊技状態における遊技球の総払出数を報知したり、特定の遊技状態(例えば、再遊技役に当選しやすいRT遊技状態)であることを報知したり、特定の遊技状態にて行われた単位遊技の回数を報知したり、或いは、回胴停止ボタン126L,126M,126Rの操作タイミングや操作順を報知したりする報知手段としても機能する。
図28は回胴ユニット43の一部分解斜視図である。回胴ユニット43は、3つの回胴(いわゆるリール)L,M,Rを有し、各回胴L,M,Rを回胴ユニット枠43aに収納したものである。各回胴L,M,Rは、同様の構成とされるため、ここでは右回胴Rを例に挙げて説明する。
右回胴Rは、円筒状のかごを形成する円筒骨格部材43R2の外周面に21個の図柄(識別要素)が等間隔で描かれた図柄シール43Rを巻き付けたものであり、円筒骨格部材43R2を円盤状の補強板43R3を介して回胴駆動手段たる右回胴用ステッピングモータ43R4の回転軸43R5に取り付けてある。
右回胴用ステッピングモータ43R4は、回胴ユニット枠43aの内部に垂設されるモータプレート43R6にネジ止めされており、このモータプレート43R6には発光素子と受光素子とが一対となった回胴位置検出センサ43R7が設置されている。回胴位置検出センサ43R7を構成する一対のフォトセンサ(図示はしない)は、所定の間隔を保持してセンサ筐体内に配される。
円筒骨格部材43R2の5つの車輻43R8のうちの1つには、軸方向に延び出したセンサカットバン43R9を取り付けてある。このセンサカットバン43R9は、回胴位置検出センサ43R7の両素子の間隙を通過できるように位置合わせがなされている。そして、右回胴Rが1回転するごとにセンサカットバン43R9の先端部の通過を回胴位置検出センサ43R7が検出して主基板45aに検出信号を出力する。主基板45aはこの検出信号に基づいて右回胴Rの回転角度位置を1回転ごとに確認し補正できる。
ステッピングモータ43R4は、主基板45aから出力される504パルスの駆動信号(励磁信号あるいは励磁パルスとも言う。以下同じ)により右回胴Rが1周するように設定されており、この励磁パルスによって回転位置が制御される。すなわち、右回胴Rが1周すると21図柄が順々に遊技パネル41の表示窓41bから表示されるため、所定の図柄から次の図柄へ切り替えるには24パルス(=504パルス÷21図柄)の駆動信号を要する。そして、回胴位置検出センサ43R7の検出信号が出力された時点からのパルス数により、どの図柄が表示窓41bから表示されているかを認識したり、任意の図柄を表示窓41bから表示されるように回胴の停止制御を行なうことができる。
図29はステッピングモータ43R4の動作原理を示す接続図である。ステッピングモータ43R4として、この実施形態では、1−2相励磁方式を採用したハイブリッド(HB)型の2相ステッピングモータを使用している。ステッピングモータ43R4はハイブリッド型や2相に限らず、4相あるいは5相のステッピングモータなど、種々のステッピングモータを使用することができる。
ハイブリッド型のステッピングモータ43R4は周知のように中央に配置されたロータ(回転子)60と、このロータ60の周囲に配された第1ポール601〜第4ポール604から構成される。
ロータ60は、N極に着磁された前側ロータ60aと、S極に着磁された奥側ロータ60bとで構成され、前側ロータ60aの周囲に設けられた歯(小歯)と歯の間に、奥側ロータ60bの周囲に設けられた歯が位置するように1/2ピッチだけ相対的にずらされた状態で回転軸43R5に取り付けられている。そして、前側ロータ60aと奥側ロータ60bとの間には筒状磁石(図示はしない)が取着されている。
第1ポール601と第3ポール603には、図30に示すように、励磁コイルL1とL3がバイファイラ巻きされ、励磁コイルL1の巻き終わり端と励磁コイルL3の巻き始め端とが結線されて、ここに所定の直流電源+B(例えば+24ボルト)が印加される。同じく、第2ポール602と第4ポール604にも、励磁コイルL2とL4がバイファイラ巻きされ、励磁コイルL2の巻き終わり端と励磁コイルL4の巻き始め端とが結線されて、ここに上述した直流電源+Bが印加される。
ここで、上述したように第1の励磁コイルL1に励磁信号を印加して、第1ポール601をS極に励磁すると共に、第3ポール603をN極に励磁する相をA相とし、これとは逆に第3の励磁コイルL3に励磁信号を印加して、第1ポール601をN極に励磁すると共に、第3ポール603をS極に励磁する相をA−相とし、さらに第2の励磁コイルL2に励磁信号を印加して、第2ポール602をS極に励磁すると共に、第4ポール604をN極に励磁する相をB相とし、第4の励磁コイルL4に励磁信号を印加して、第2ポール602をN極に励磁すると共に、第4ポール604をS極に励磁する相をB−相と称する。
そして、1相励磁駆動方式の場合には、A相、B相、A−相およびB−相に対して順次励磁信号を印加することでロータ60を図示上時計回りに回転駆動することができる。
つまり、例えばまずA相に通電すると、S極になった第1ポール601の突起と前側ロータ60aの歯、N極になった第3ポール603の突起と奥側ロータ60bの歯とがそれぞれ吸引力により引き合い、次にB相に通電すると、S極になった第2ポール602の突起と前側ロータ60aの歯、N極になった第4ポール604の突起と奥側ロータ60bの歯とがそれぞれ吸引力により引き合い、次にA−相に通電すると、N極になった第1ポール601の突起と奥側ロータ60bの歯、S極になった第3ポール603の突起と前側ロータ60aの歯とがそれぞれ吸引力により引き合い、次にB−相に通電すると、N極になった第2ポール602の突起と奥側ロータ60bの歯、S極になった第4ポール604の突起と前側ロータ60aの歯とがそれぞれ吸引力により引き合う。この順序で励磁することにより、ロータ60は図29において時計回りに回転する(1相励磁駆動)。
これに対して、この実施形態では、1相励磁と2相励磁とを交互に行う1−2相励磁駆動を採用している。1−2相励磁駆動では以下の(1)〜(8)の励磁シーケンス(励磁順序)に従って励磁が行われる。
すなわち、1相のみの励磁が1相励磁であり、2相を同時に励磁するのが2相励磁であるから、図30にも示すように1−2相励磁駆動は、
(1)A相に通電し(1相励磁)、
(2)A相とB相の両方に通電し(2相励磁)、以下同様に
(3)B相に通電し、
(4)B相とA−相の両方に通電し、
(5)A−相に通電し、
(6)A−相とB−相の両方に通電し、
(7)B−相に通電し、
(8)B−相とA相の両方に通電し、
その後(8)から(1)に戻るような駆動方式である。この1−2相励磁駆動を採用することにより、1ステップあたりの角度変化は、1相励磁駆動の1ステップあたり約0.714°となる。
ステッピングモータ43R4に対する駆動信号(駆動信号用データ)は、励磁データとしてモータドライバ70に与えられる。この励磁データは主基板45aのRAM53に格納されており、CPU51(図33参照)からの指令に基づいて入出力ポート54に、適切な励磁データが出力されることになる。この励磁データによってステッピングモータ43R4に対する励磁相が定まり、その励磁相に対して励磁信号(電流)が通電される。
次に、図31(A)乃至(C)及び図32を参照して、各回胴L,M,Rの図柄及び各役について説明する。図31(A)乃至(C)は、各回胴L,M,Rに巻回される図柄シール43L,43M,43Rの展開図であって、各図柄シール43L,43M,43Rの表面に付した複数種類の図柄の配列を示す図である。各図柄シール43L,43M,43Rには、それぞれ21個の図柄が一列に配列されている。図31(A)乃至(C)では、図柄シール43L,43M,43Rの各図柄に対応して0〜20の番号を付しているが、かかる番号は説明の便宜上付したものであり、図柄シール43L,43M,43Rに実際に付されているわけではない。但し、以下の説明では当該番号を使用して説明する。
各図柄シール43L,43M,43Rは、それぞれ図柄の配列順序が異なっており、また複数種類の図柄の中には各図柄シール43L,43M,43Rに配される個数が相違しているものもある。本実施形態の球式回胴遊技機10においては、各図柄シール43L,43M,43Rに、「7」図柄(例えば左図柄シール43Lの18番目の図柄)と、BAR図柄(例えば左図柄シール43Lの6番目の図柄)と、再遊技図柄(例えば左図柄シール43Lの20番目の図柄)と、ベル図柄(例えば左図柄シール43Lの19番目の図柄)と、スイカ図柄(例えば左図柄シール43Lの5番目の図柄)と、チェリー図柄(例えば左図柄シール43Lの10番目の図柄)と、第1のブランク図柄(例えば左図柄シール43Lの9番目の図柄)と、第2のブランク図柄(例えば左図柄シール43Lの0番目の図柄)とを付してあり、左図柄シール43Lにのみ第3のブランク図柄(例えば左図柄シール43Lの2番目の図柄)を付してある。
そして、遊技者に利益を還元する役には、図32に示すように、所定数の遊技球が還元される小役と、次の単位遊技を無償で行えるようにする再遊技役と、多数の遊技球が還元される遊技者に有利なボーナス遊技状態へ移行させるためのボーナス役とがある。
小役には、ベル図柄のみからなる図柄の組合せによって成立するベル役と、スイカ図柄のみからなる図柄の組合せによって成立するスイカ役、および、左回胴Lのチェリー図柄を含む図柄の組合せからなるチェリー役と、左回胴Lの「7」図柄並びに中回胴M及び右回胴Rのベル図柄の組合せによって成立する特別小役とがある。ベル役は例えば55個の遊技球が還元される役であり、スイカ役は例えば25個の遊技球が還元される役であり、チェリー役は例えば10個の遊技球が還元される役であり、特別小役は例えば65個の遊技球が還元される役である。
但し、チェリー役に限っては、左回胴Lの図柄だけが有効であり、他の回胴M,Rについてはチェリー図柄を除く他の図柄であっても成立する。このため、複数の有効ラインが重なる有効位置、具体的には、上段ラインと右下りライン、或いは、下段ラインと右上りラインが重なる有効位置に左図柄シール43Lのチェリー図柄が停止した場合には、その重なった有効ラインの本数を乗算した個数の遊技球が還元されることになり、本実施形態では10(個)×2(本)=20個の遊技球が払い出される。かかるチェリー役は、表示窓41bの上角部又は下角部に左回胴Lのチェリー図柄が停止して20個の遊技球が還元される角チェリー役と、表示窓41bの中段に左回胴Lのチェリー図柄が停止して10個の遊技球が還元される中段チェリー役とに大別される。
再遊技役は、各回胴L,M,Rの再遊技図柄のみからなる図柄の組合せによって成立し、遊技球をベットすることなく次の単位遊技を行える権利を遊技者に付与する役である。
ボーナス役には、「7」図柄のみからなる図柄の組合せによって成立し、遊技状態をビッグボーナスゲーム(以下、BB遊技状態という。)に移行させるビッグボーナス役(以下、BB役という。)と、BAR図柄のみからなる図柄の組合せによって成立し、遊技状態をレギュラーボーナスゲームに移行させるレギュラーボーナス役(以下、RB役という。)と、左回胴L及び中回胴Mの再遊技図柄並びに右回胴Rのベル図柄の組合せによって成立し、遊技状態をチャレンジボーナス状態(以下、CB遊技状態という。)に移行させるチャレンジボーナス役(以下CB役という。)とがある。いずれかのボーナス役が成立した場合は、遊技球の払い出しが行われずに当該ボーナス役に対応するボーナス遊技状態に移行する。
BB遊技状態やRB遊技状態は、例えば、ほぼ毎回の単位遊技にて小役に当選し、所定数以上の遊技球の払い出しが行われることを条件に終了する。本実施形態では、BB遊技状態は累計2250個の遊技球の払い出しで終了し、RB遊技状態は累計650個の遊技球の払い出しで終了するようになっている。BB遊技状態やRB遊技状態における小役としては、上記の各小役とは別にボーナス遊技状態でのみ有効な小役を設けてもよい。本実施形態では、例えば、BB遊技状態及びRB遊技状態を除く他の遊技状態では、チェリー役として角チェリー役のみが成立し、BB遊技状態及びRB遊技状態では、チェリー役として中段チェリー役のみが成立するようになっている。なお、BB遊技状態やRB遊技状態は、上記した態様に限定されず、遊技者に多数の遊技球が還元されるものであればよい。例えば、再遊技役に当選しやすいリプレイゲームとほぼ毎回の単位遊技でいずれかの小役に当選する小役ゲームとを交互に繰り返し、所定数以上の遊技球の払い出しが行われることを条件に終了するようにしてもよい。リプレイゲームから小役ゲームには、ゲーム移行役が内部的に成立することを条件に移行する。ゲーム移行役が成立しても遊技球の払い出しは行われない。小役ゲームにて所定回数(例えば8回)の小役成立(入賞)があったときには、小役ゲームを終了してリプレイゲームに移行する。
一方、CB遊技状態は、BB遊技状態等と同様に、所定数(例えば、累計1500個)以上の遊技球の払い出しが行われることを条件に終了するようになっているが、役の抽選結果に関係なく特別小役を成立させることができるようになっている点で、BB遊技状態等と相違する。つまり、CB遊技状態では、左回胴Lのスベリ量が図柄2個分未満に設定されており、左回胴Lの「7」図柄が表示窓41bから視認できる有効位置にあるときや表示窓41bよりも図柄2個分未満だけ上にあるときに、遊技者が左回胴Lの停止操作を行うと、左回胴Lの「7」図柄が必ず有効位置に停止し、中回胴M及び右回胴Rについては、遊技者の停止操作タイミングに関係なく、左回胴Lの「7」図柄が停止した有効位置を含む有効ラインに沿ってベル図柄が揃うようになっている。このため、CB遊技状態では、役の抽選でいずれの役にも当選していない場合や特別小役を除く他の役に当選している場合でも特別小役を成立させることができるようになっている。また、この実施形態では、CB遊技状態の終了後に、再遊技役の当選確率が高くなり、遊技球の減少を抑制しつつボーナス役の当選を狙うことができる遊技者に有利なRT遊技状態に移行するようになっている。
なお、ベル図柄及び再遊技図柄は、それぞれ各回胴L,M,Rに最大スベリ量を超えない間隔で配置された完全引込図柄である。この完全引込図柄は、所定の有効位置を通過したタイミングで停止操作が行われても、回胴を最大スベリ量の範囲内で余分に回転させることで当該完全引込図柄を所定の有効位置に停止させることができる図柄である。この実施形態では、最大スベリ量を図柄5個未満に設定してあるので、ベル図柄同士や再遊技図柄同士の間に配置される図柄数は、それぞれ最大で4個になる。したがって、ベル図柄及び再遊技図柄のような完全引込図柄のみによって構成される役、即ち、ベル役、再遊技役、および、CB役は、抽選に当選すれば必ず成立する完全引込役に分類される。ボーナス役のうちCB役を再遊技図柄とベル図柄の組合せで構成し、抽選に当選すれば必ず成立する完全引込役としてあるので、回胴L,M,Rの停止操作に不慣れな遊技者がCB役に当選して、CB役を成立させることができずに遊技を止めるという事態を避けることができ、回胴L,M,Rの停止操作に不慣れな遊技者でも遊技を行いやすくなる。
これに対し、スイカ図柄、「7」図柄、および、BAR図柄は、それぞれ各回胴L,M,Rに最大スベリ量を超える間隔で配置された不完全引込図柄である。また、チェリー図柄も、左回胴Lに最大スベリ量を超える間隔で配置された不完全引込図柄である。これらの不完全引込図柄は、所定の有効位置を通過したタイミングで停止操作が行われると、回胴を最大スベリ量の範囲内で余分に回転させても当該不完全引込図柄を所定の有効位置に停止させることができない図柄である。本実施形態では、左回胴Lの「7」図柄を隣合せに配置してあるが、左回胴Lの18番目の「7」図柄が所定の有効位置を通過したタイミングで停止操作を行った場合に、左回胴Lを図柄5個未満の範囲内で余分に回転させても左回胴Lの17番目の「7」図柄を所定の有効位置に停止させることができないので、左回胴Lにおける「7」図柄は、最大スベリ量を超える間隔で配置されていることになる。このような不完全引込図柄を構成図柄とする不完全引込役(例えばチェリー役、スイカ役、特別小役、BB役、および、RB役)は、抽選に当選しても各回胴L,M,Rの停止操作タイミングによっては成立しないことがある。なお、本実施形態では、不完全引込役の構成図柄を各回胴L,M、Rに最大スベリ量を超える間隔で配置してあるが、少なくとも1つの回胴に最大スベリ量を超える間隔で配置してあれば、当該回胴の停止操作タイミングによっては成立し得なくなるので不完全引込役になる。
また、本実施形態では、第1のブランク図柄(例えば左図柄シール43Lの11番目の図柄)、第2のブランク図柄(例えば左図柄シール43Lの0番目の図柄)、および、第3のブランク図柄(例えば左図柄シール43Lの2番目の図柄)を、いずれの役も構成しない図柄として取り扱っているが、これらの図柄を構成図柄とする役を設けることも可能である。但し、本実施形態では、BB役又はRB役に当選した状態でのみ、各回胴L,M,Rの第1のブランク図柄が有効ラインに沿って揃うようになっており、第1のブランク図柄をいわゆるリーチ目表示用の図柄としている。
回胴ユニット43は上記の如く構成され、役の成立・非成立を遊技者に報知するための図柄を変動表示する図柄変動表示手段の一例であり、図柄変動表示手段は回胴ユニット43を除く他の構成であってもよい。例えば、一対のプーリ間に図柄シールと同様に複数種類の図柄を付した可撓性図柄ベルトを巻き掛けて、当該図柄ベルトを自転させるのではなく周回させるなどの機械的な回胴構成としてもよく、また、機械的な回胴構成に代えて、或いはこれに加えて、液晶表示装置、ドットマトリックス表示装置等の電気的表示により図柄を変動表示させる回胴構成としてもよく、この場合は表示形態に豊富なバリエーションを持たせることが可能になる。
図26に戻り、回胴ユニット43の側方には、主制御装置45が取り付けられている。主制御装置45は、主たる制御を司るCPU、遊技プログラムや各種データを記憶したROM、遊技の進行に応じて必要なデータを一時的に記憶するRAM、各種機器との連絡をとる入出力ポート、時間計数や同期を図る場合などに使用されるクロック回路等を含む主基板45aと、この主基板45aを収容する透明樹脂材料等よりなる主基板ケース45bとからなる。
主基板ケース45bは、基板ボックス45b1とボックスカバー45b2からなる二つ割り構成とされ、遊技球の主要な制御を司る主基板45aを収容するものである。主基板45aは、不正な改造の標的となりやすいため、主基板ケース45bは封止機構にて不可逆的に封止され、一度開封すると、開封したことが容易に判別できる構成となっている。封止機構は、ボックスカバー45b2に設けた複数(例えば4つ)のカバー側封止部45cと、これら複数のカバー側封止部45cと整合するよう主取付台44に設けた複数(例えば4つ)の台側封止部44aと、カバー側封止部45cと台側封止部44aとを不可逆的に連結する図示しない封止ピンとで構成される。封止機構による封印処理は、その封印後の不正な開封を防止し、また万一不正開封が行われてもそのような事態を早期にかつ容易に発見可能とするものであって、一旦開封した後でも再度開封・封印処理を行うこと自体は可能である。すなわち、封止機構のうち一対の封止部44a,45cを使用することにより主基板ケース45bの封印処理が行われる。そして、収容した主基板45aの不具合などにより主基板ケース45bを開封する場合には、封印に供されている封止部44a,45cを破壊する。その後、再度封印処理する場合は、封印に使用されていない他の一対の封止部44a,45cを前記封止ピンにて連結する。破壊された封止部44a,45cの個数により主基板ケース45bの開封を行った旨の履歴が残され、主基板ケース45bを見ることで不正な開封が行われた旨を容易に発見できる構成とされる。
なお、主制御装置45のほか払出制御装置37も不正行為の対象となりやすく、この実施形態では、払出制御装置37の基板ケースについても主制御装置45の主基板ケース45bと同様の封止機構を設けてある。ここでは、説明が重複するので、払出制御装置37の基板ケースに関する説明を省略する。
また、回胴ユニット43の背面側には、副制御装置47が取り付けられている。副制御装置47は、主制御装置45と同様、上記の各種LED、上下スピーカ部106,204及び液晶表示装置42の制御を司るCPUや、その他ROM、RAM、入出力ポート等を含むサブ基板47aと、このサブ基板47aを収容する透明樹脂材料等よりなるサブ基板ケース47bとからなる。サブ基板47aは、主基板45aから出力される指令信号に基づき、演出手段(図示しない発光装置(LED)や上下スピーカ部106,204、液晶表示装置42)の制御を独自に行う演出制御手段として機能する。サブ基板47aにより各演出手段の制御をサブ基板47aに担当させることで、主基板45aの負担軽減を図っている。サブ基板ケース47bは、主基板ケース45bと同様に、基板ボックス47b1とボックスカバー47b2からなる二つ割り構成とされる。この実施形態では、サブ基板47aが不正な改造の標的になりにくいので、サブ基板ケース47bに封止機構を設けていないが、サブ基板ケース47bに封止機構を設けるようにしてもよい。
(球式回胴遊技機の電気的構成)
次に、図33のブロック図を参照して本球式回胴遊技機10の電気的構成について説明する。
主基板45aには、演算処理手段として機能するCPU51や記憶手段として機能するROM52及びRAM53を中心とするマイクロコンピュータが搭載されている。CPU51には、電源制御装置38に設けられた電源部38eの他に、入出力ポート54や所定周波数の矩形波を出力するクロック回路55、乱数カウンタ56などが内部バスを介して接続されている。
主基板45aの入力側には、始動レバー124の操作を検出するスタート検出センサ124’、各回胴停止ボタン126L,126M,126Rの操作を個別に検出するストップ検出センサ126L’,126M’,126R’、取込装置400に取り込まれた遊技球を検出する取込メインセンサ415a,415b,415c及び取込サブセンサ416a,416b,416c、各ベットボタン114,304の操作を個別に検出するベット操作検出センサ114’,304’、各回胴L,M,Rの回転位置(原点位置)を個別に検出する回胴位置検出センサ43L7,43M7,43R7、払出装置33から払い出される遊技球を検出する払出検出センサ33h、リセットスイッチ38bの操作を検出するリセット検出センサ38b’、設定変更キーシリンダ38dに挿入された設定キーが操作されたことを検出する設定キー検出センサ38d’等の各種センサが接続されており、これら各種センサからの信号は入出力ポート54を介してCPU51へ出力されるようになっている。
また、主基板45aの入力側には、入出力ポート54を介して電源制御装置38に設けられた停電監視回路38fが接続されている。電源制御装置38には、主基板45aを始めとして球式回胴遊技機10の各電子機器に駆動電力を供給する電源部38eや、上述した停電監視回路38fなどが搭載されている。
停電監視回路38fは電源の遮断状態を監視し、停電時はもとより、電源スイッチ38aによる電源遮断時に停電信号を生成するためのものである。そのため停電監視回路38fは、電源部38eから出力される安定化駆動電圧(例えば直流24ボルト)を監視し、この安定化駆動電圧が所定値未満(例えば22ボルト未満)まで低下したときに電源が遮断されたものと判断して停電信号が出力されるように構成されている。停電信号はCPU51と入出力ポート54のそれぞれに出力され、CPU51ではこの停電信号を認識することにより後述する停電時処理(図36参照)が実行される。
電源部38eからは出力電圧が所定値未満(例えば22ボルト未満)まで低下した場合でも、主基板45aなどの制御系における駆動電圧(例えば5ボルト)が出力されるように構成されており、この駆動電圧の出力期間としては、主基板45aによる停電時処理を実行するのに十分な期間が確保されている。
主基板45aの出力側には、有効ライン表示部41c、払出数表示部として機能する7セグLED表示部41g、ベット数表示部として機能するLED表示部41h、各回胴L,M,Rを回転させるための各回胴用ステッピングモータ43L4,43M4,43R4、取込ソレノイド414a,414b,414c、払出ソレノイド33c、サブ基板47a、図示しないホール管理装置などに情報を送信できる外部集中端子板57等が入出力ポート54を介して接続されている。
上述したCPU51には、このCPU51によって実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶したROM52と、このROM52内に記憶されている制御プログラムを実行するに当たって各種のデータを一時的に保持する作業エリアを確保するためのRAM53のほかに、図示はしないが周知のように割込み回路を始めとしてタイマ回路、データ送受信回路など球式回胴遊技機10において必要な各種の処理回路や、クロック回路55からの出力信号をカウントするカウンタが内蔵されている。ROM52とRAM53によって記憶手段としてのメインメモリが構成され、図34以降の各種のフローチャート図で示した処理を実行するためのプログラムが制御プログラムの一部としてROM52に格納されており、また、ROM52とRAM53には、図33に示すように、各種データの記憶領域52a〜52eを設けてある。
RAM53は、球式回胴遊技機10の電源が遮断された後においても電源制御装置38からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM53には、図33に示すように、バックアップ領域53aや各種のデータ等を一時的に記憶するための記憶領域53b〜53mなどが設けられている。なお、図33では、RAM53に設けた一部の記憶領域53a〜53mのみを図示しており、これらの記憶領域の他にも各種記憶領域が設けられている。
バックアップ領域53aは、停電などの発生により電源が遮断された場合において、電源遮断時(電源スイッチ38aの操作による電源遮断をも含む。以下同様)のスタックポインタや、各レジスタ、I/O等の値を記憶しておくためのエリアであり、停電解消時(電源スイッチ38aの操作による電源投入をも含む。以下同様)には、バックアップ領域53aの情報に基づいて球式回胴遊技機10の状態が電源遮断前の状態に復帰できるようになっている。バックアップ領域53aへの書き込みは停電時処理(図36参照)によって電源遮断時に実行され、バックアップ領域53aに書き込まれた各値の復帰は電源投入時のメイン処理(図37参照)において実行される。なお、CPU51のNMI端子(ノンマスカブル割込端子)には、停電等の発生による電源遮断時に、停電監視回路38fからの停電信号が入力されるように構成されており、停電等の発生に伴う停電フラグ生成処理としてのNMI割込み処理が即座に実行される。
(球式回胴遊技機の制御)
次に、主基板45a内のCPU51により実行される各制御処理を説明する。かかるCPU51の処理としては大別して、電源投入に伴い起動されるメイン処理と、周期的に(本実施形態では1.49msec周期)起動されるタイマ割込み処理と、NMI端子(ノンマスカブル端子)への停電信号の入力により起動されるNMI割込み処理とがあり、説明の便宜上、はじめにNMI割込み処理とタイマ割込み処理とを説明し、その後メイン処理を説明する。
図34はNMI割込み処理の一例を示すフローチャート図である。停電の発生などによって電源が遮断されると、電源制御装置38の停電監視回路38fでは停電信号が生成され、主基板45aに対して出力される。NMI端子を介して停電信号を受信した主基板45aでは、NMI割込み処理が実行される。
NMI割込み処理では、まずステップS101において、CPU51内に設けられた使用レジスタのデータをRAM53内に設けられたバックアップ領域53aに退避させる。続いて、ステップS102では、停電フラグをRAM53内に設けられた停電フラグ格納エリアにセットする。その後、ステップS103にてRAM53のバックアップ領域53aに退避させたデータを再びCPU51の使用レジスタに復帰させる。この復帰処理でNMI割込み処理が終了する。なお、CPU51の使用レジスタのデータを破壊せずに停電フラグのセット処理が可能な場合には、バックアップ領域53aへの退避および復帰処理を省くことができる。
図35は主基板45aで定期的に実行されるタイマ割込み処理のフローチャート図である。このタイマ割込み処理は、主基板45aのCPU51により所定の周期で実行される。ここで、各回胴L,M,Rの回転速度が一定になったときの1回転当りの所要時間をTとし、各回胴L,M,Rを1回転させるのに各回胴用ステッピングモータ43L4,43M4,43R4に出力するパルス数をFとすると、タイマ割込み処理の実行周期は、T/Fとされる。本実施形態では、所要時間Tを750msecとし、回胴用ステッピングモータ43L4,43M4,43R4へ供給する駆動パルス数を回胴1回転当り504としているので、タイマ割込み処理は約1.49msecの周期で実行される。
タイマ割込み処理では、まず、ステップS201にてレジスタ退避処理が行われる。レジスタ退避処理では、後述する通常処理で使用しているCPU51内の全レジスタの値をRAM53のバックアップ領域53aに退避させる。ステップS202では停電フラグがセットされているか否かを確認し、停電フラグがセットされているときにはステップS203に進み、停電時処理を実行する。
ここで、停電時処理について図36を用いて説明する。この停電時処理は、タイマ割込み処理のうち特にレジスタ退避処理の直後に行われるため、その他の割込み処理を中断することなく実行できる。従って、例えば各種コマンドの送信処理中、スイッチの状態(オンオフ)の読み込み処理中などのように、それぞれの処理に割り込んでこの停電時処理が実行されることはなく、かかるタイミングで実行されることをも考慮した停電時処理のプログラムを作成する必要がなくなる。これにより停電時処理用の処理プログラムを簡略化してプログラム容量を削減できる。なお、このことは後述する復電時処理用の処理プログラムについても同様である。
ステップS301では、コマンド送信が終了しているか否かを判定する。送信が終了していない場合には、送信が終了するまで待機する。このように停電時処理の初期段階でコマンドの送信が完了しているか否かを判断し、送信が未完であるときには送信処理を優先し、単位コマンドの送信処理終了後に停電時処理を実行する構成とすることにより、コマンドの送信途中で停電時処理が実行されることをも考慮した停電時処理プログラムを構築する必要がなくなる。その結果停電時処理プログラムを簡略化してROM52の小容量化を図ることができる実益を有する。
ステップS301がYES、すなわちコマンドの送信が完了している場合には、ステップS302に進み、CPU51のスタックポインタの値をRAM53内のバックアップ領域53aに保存する。その後ステップS303では、停止処理として後述するRAM判定値をクリアすると共に入出力ポート54における出力ポートの出力状態をクリアし、図示しない全てのアクチュエータをオフ状態にする。ステップS304では、RAM判定値を算出し、バックアップ領域53aに保存する。RAM判定値とは、具体的にはRAM53の作業領域アドレスにおけるチェックサムの「2」の補数である。RAM判定値をバックアップ領域53aに保存することにより、RAM53のチェックサムは「0」となる。RAM53のチェックサムを「0」とすることにより、ステップS305においてそれ以後のRAMアクセスを禁止する。その後は、電源が完全に遮断して処理が実行できなくなるのに備え、無限ループに入る。
なお、電源制御装置38の電源部38eは、上述したNMI割込み処理及び停電時処理を実行するのに十分な時間、制御系の駆動電圧として使用される安定化電圧(5ボルト)の出力が保持されるように構成されている。本実施形態では、30msecの間、駆動電圧が出力され続けるようになっている。
図35のタイマ割込み処理の説明に戻り、ステップS202にて停電フラグがセットされていない場合には、ステップS204以降の各種処理を行う。
ステップS204では、誤動作の発生を監視するためのウォッチドッグタイマの値を初期化するウォッチドッグタイマのクリア処理を行う。ステップS205では、CPU51自身に対して割込み許可を出す割込み終了宣言処理を行う。ステップS206では、各回胴L,M,Rを回転させるために、それぞれの回胴用ステッピングモータ43L4,43M4,43R4を駆動させるステッピングモータ制御処理を行う。ステップS207では、入出力ポート54に接続された各種センサ(図33参照)の状態を監視するセンサ監視処理を行う。ステップS208では、各カウンタやタイマの値を減算するタイマ演算処理を行う。ステップS209では、遊技球のベット数や払出数をカウントするカウンタ処理を行う。
ステップS210では、サブ基板47aへ指令信号などを出力するコマンド出力処理を行う。ステップS211では、7セグLED表示部41gに表示されるセグメントデータを設定するセグメントデータ設定処理を行う。ステップS212では、セグメントデータ設定処理で設定されたセグメントデータを7セグLED表示部41gに供給して該当する数字、記号などを表示するセグメントデータ表示処理を行う。ステップS213では、入出力ポート54からI/O装置に対応するデータを出力するポート出力処理を行う。ステップS214では、先のステップS201にてバックアップ領域53aに退避させた各レジスタの値をそれぞれCPU51内の対応するレジスタに復帰させる。その後ステップS215にて次回のタイマ割込みを許可する割込み許可処理を行い、この一連のタイマ割込み処理を終了する。
図37は電源投入後に実行される主基板45aでのメイン処理を示すフローチャート図である。メイン処理は、停電からの復旧や電源スイッチ38aのオン操作によって電源が投入された際に実行される。
先ずステップS401では、初期化処理として、スタックポインタの値をCPU51内に設定すると共に、割込み処理を許可する割込みモードを設定し、その後CPU51内のレジスタ群や、I/O装置等に対する各種の設定などを行う。
これらの初期化処理が終了すると、次にステップS402ではリセットスイッチ38bがオン操作されているか否かを判定する。リセットスイッチ38bがオン操作されている場合にはステップS403に進み、RAMクリア処理としてRAM53に記憶されたデータを全てクリアする。
ステップS402にてリセットスイッチ38bが操作されていないことを確認した後、またはステップS403にてRAMクリア処理を行った後、ステップS404では設定キーが設定変更キーシリンダ38dに挿入されて操作されたか否かを判定する。設定キーが操作されている場合にはステップS405に進み設定変更処理を行う。設定変更処理では、RAM53の設定情報記憶領域53bに格納された設定情報をクリアし、予め定められた6段階の設定状態(「設定1」〜「設定6」)のうちどの設定状態が選択されたかを判定した上で、選択された設定状態に対応する設定情報をRAM53の設定情報記憶領域53bにセットする。
ステップS406では停電フラグがセットされているか否かを確認する。停電フラグがセットされていない場合、即ち先のステップS403又はステップS405にてRAM53のデータがクリアされている場合には、後述するステップS407の通常処理に進み、メイン処理を終了する。
ステップS406において停電フラグがセットされた状態にあるときには、ステップS408以降に示す復電処理に移行する。停電フラグがセットされた状態にあるということは、ステップS403のRAMクリア処理、ステップS405の設定変更処理等のサブルーチン処理が全く実行されていないことを意味する。従って、RAM53のデータは全く書き替えられていないことになり、復電処理ではRAM53のデータなどが正常であるかどうかなどの確認処理が必要となる。
そのためにまず、ステップS408ではRAM判定値が正常であるか否かを確認する。具体的には、RAM53のチェックサムの値を調べ、その値が正常、つまりRAM判定値を加味したチェックサムの値が0か否かを確認する。RAM判定値を加味したチェックサムの値が「0」である場合、RAM53のデータは正常であると判定する。
ステップS408においてRAM判定値が異常である場合、つまりチェックサムの値が「0」でなかった場合には、RAM53のデータが破壊された可能性が高い。そのため、このような場合にはステップS409にてエラー表示処理を行う。エラー表示処理として、先ず割込み処理を禁止し、入出力ポート54内の全ての出力ポートをクリアすることにより、入出力ポート54に接続された全てのアクチュエータをオフ状態に制御する。その後、ホール管理者などにエラーの発生を報知するエラー表示を行うと共に、リセットスイッチ38bがオン操作されるまでオフ状態を維持する。
ステップS408においてRAM判定値が正常であると判定した場合にはステップS410に進み、バックアップ領域53aに保存されたスタックポインタの値をCPU51のスタックポインタに書き込み、スタックの状態を電源が遮断される前の状態に復帰させる。次に、ステップS411において、復電処理の実行を伝える復電コマンドをサブ基板47aに送信する。その後、ステップS412にて遊技状態として打ち止めおよび自動精算設定保存処理を行い、ステップS413にてスタート検出センサ124’等の各種センサの初期化を行う。以上の処理が終了した後、ステップS414にて停電フラグをリセットし、電源遮断前の番地に戻る。具体的には、先に説明したタイマ割込み処理に復帰し、ウォッチドッグタイマクリア処理(ステップS204)が実行されることとなる。
次に、図38のフローチャート図を参照しつつ単位遊技に関わる主要な制御を行う通常処理について説明する。
先ずステップS501では、単位遊技を行うのに必要な所定数(例えば5個又は15個)の遊技球がベットされているか否かを判定するベット判定処理が行われる。所定数の遊技球がベットされている場合には、ベットコマンドを設定するベットコマンド設定処理を行なって、ステップS503に進む。ベットコマンドとしては、1ベットボタンの操作に応じた5ベットコマンド114とマックスベットボタン304の操作に応じたマックスベットコマンドとが挙げられる。ベットコマンドは2バイト(16ビット)のデータ列であり、上位バイトがベットコマンドと他のコマンドとを識別する所定の値であり、下位バイトがベット識別値(例えば、ファイブベットボタン114の操作の場合は「1(=01H)」、マックスベットボタン304の操作の場合は「1(=01H)」)である。ここでコマンドを設定するとは、サブ基板47a等に送信する各種のコマンドを一旦、コマンド送信用のリングバッファに格納することを意味する。なお、リングバッファに格納された各種のコマンドは、ステップ210のコマンド出力処理において、格納順に順次に出力される。ステップS503にて始動レバー124が操作されたか否かを判定する始動操作判定処理が行われる。ステップS501,ステップS503が共にYESの場合、つまり、所定数の遊技球がベットされた状態で始動レバー124が操作された場合には、ステップS504の抽選処理、ステップS505の回胴制御処理、ステップS506の遊技球払出処理、ステップS507のボーナス遊技状態処理、ステップS507のCB遊技状態処理(チャレンジボーナス処理)、ステップS509のRT処理を順に実行し、ステップS501に戻る。一方、ステップS501にて所定数の遊技球がベットされていない場合、又は、ステップS503にて始動レバー124が操作されていない場合には、ステップS501に戻る。
図39のフローチャート図を参照しつつステップS504の抽選処理について説明する。
ステップS601では、抽選情報初期化処理が行われる。抽選情報初期化処理は、前回の単位遊技で行われた抽選に関する各種情報が初期情報に戻される。詳しくは、RAM53に設けた当選役情報記憶領域53cに格納された当選役情報と、抽選テーブル記憶領域53dに一時的に保持された抽選テーブルとが初期情報に戻される。但し、ステップS601では、小役及び再遊技役に関する当選役情報が初期情報に戻され、ボーナス役に関する当選役情報は初期情報に戻されない。つまり、いずれかの役に当選して当該役に関する当選役情報が初期情報「0」から当選情報「1」に更新されると、当選役が小役又は再遊技役である場合は、当該単位遊技で当選役を成立させても成立させなくても、当該小役又は再遊技役に関する当選役情報が次の単位遊技の抽選情報初期化処理にて当選情報「1」から初期情報「0」にリセットされるのに対し、当選役がBB役又はRB役である場合は、当該ボーナス役が成立するまでボーナス役に関する当選役情報がリセットされずに当選情報「1」のまま維持される。このように、BB役又はRB役に当選した単位遊技にて当該ボーナス役を成立させることができずに、以降の単位遊技にボーナス役に関する当選役情報が当選情報「1」のまま持ち越された遊技状態を、以下、持越し状態という。一方、本実施形態では、CB役の構成図柄を完全引込図柄で構成し、CB役に当選すれば、回胴L,M,Rの停止操作タイミングに関係なくCB役が成立するので、CB役に関する当選役情報も、小役及び再遊技役に関する当選役情報と同様、ステップS601にて初期情報に戻される。これに対し、CB役の構成図柄に不完全引込図柄が含まれる場合は、BB役及びRB役に関する当選役情報と同様、CB役が成立するまでCB役に関する当選役情報が持ち越されることになる。
次いで、ステップS602に進んで抽選テーブル選択処理が行われる。抽選テーブル選択処理は、ROM52の抽選テーブル記憶領域52aに予め格納された複数の抽選テーブルの中から、球式回胴遊技機10の現在の設定状態及び遊技状態に対応する抽選テーブルを選択してRAM53の抽選テーブル記憶領域53dに一時的に保持させる処理である。詳しくは、ROM52には、「設定1」から「設定6」の設定状態ごとに、例えば図40乃至図43に示すように、通常遊技状態用抽選テーブル、RT遊技状態用抽選テーブル、ならびに、持越し状態及びCB遊技状態用抽選テーブルが格納され、さらに、各設定状態共通のボーナス遊技状態用抽選テーブルが格納されており、いずれの設定状態であるかをRAM53に設けた設定情報記憶領域53bに格納された設定情報を参照して特定すると共に、いずれの遊技状態であるかをRAM53に設けた状態特定情報記憶領域53eに格納された状態特定情報を参照して特定し、役の抽選時に参照する抽選テーブルを選択する。
「設定情報」には、各設定状態に対応する情報があり、例えば、各設定状態の設定番号に対応した値を示唆する情報(例えば「設定x」であれば設定情報「x」(x=1,2,3,4,5,6))とすることができる。
本実施形態では、遊技状態を特定するための「状態特定情報」として、例えば、通常遊技状態であることを示唆する情報「0」、BB遊技状態であることを示唆する情報「1」、RB遊技状態であることを示唆する情報「2」、CB遊技状態であることを示唆する情報「3」、RT遊技状態であることを示唆する情報「4」のいずれか1つの情報を状態特定情報記憶領域53eに格納してあり、これらの情報に基づいて上記4つの遊技状態のうちいずれの遊技状態であるかが特定される。持越し状態については、状態特定情報が通常遊技状態であることを示唆する情報「0」で、かつ、BB役又はRB役に関する当選役情報が当選情報「1」であることによって特定される。
なお、本実施形態の球式回胴遊技機10では、非ボーナス遊技状態にて単位遊技を行うのに必要なベット数を15個のみに限定してあるが、球式回胴遊技機の中には、5個,10個,15個のいずれのベット数でも単位遊技を行えるものがある。この場合、例えば、5個の遊技球がベットされたときの役の当選確率を、15個の遊技機がベットされたときの役の当選確率よりも3倍以上低い確率にするなど、ベット数に応じて役の当選確率を変更する必要がある。そうすると、通常遊技状態用抽選テーブル、RT遊技状態用抽選テーブル、ならびに、持越し状態及びCB遊技状態用抽選テーブルの各々に、ファイブベット用、テンベット用、および、マックスベット用の抽選テーブルを設定することになり、さらに、ステップS602の抽選テーブル選択処理において、ベット数も特定して抽選テーブルを選択することになるので、抽選テーブルのデータ容量や抽選テーブル選択処理のプログラム容量が嵩んでしまう。本実施形態の球式回胴遊技機10は、非ボーナス遊技状態にて単位遊技を行うのに必要なベット数を15個のみに限定してあるので、抽選テーブルのデータ容量やプログラム容量が嵩むのを抑えることができる。
一方、BB遊技状態やRB遊技状態においては、単位遊技を行うのに必要なベット数を15個に限定する必要がなく、15個未満に設定することもできる。例えば、本実施形態では、BB遊技状態やRB遊技状態にて、単位遊技を行うのに必要なベット数を5個とし、有効ラインが中段ラインのみとなるように設定してある。これに対し、CB遊技状態では、上記の非ボーナス遊技状態と同様、単位遊技を行うのに必要なベット数を15個に設定してある。
ここで、所定の設定状態における通常遊技状態用抽選テーブル、RT遊技状態用抽選テーブル、および、持越し状態及びCB遊技状態用抽選テーブルと、全設定状態共通でかつBB遊技状態及びRB遊技状態で使用されるボーナス遊技状態用抽選テーブルを図40乃至図43に示す。
各図に示すように、各抽選テーブルには、抽選役に対応して役識別値IVと乱数加算値PVとが設定されている。抽選役は、抽選対象となる役であり、1つの役に限定されず、複数の役を設定することも許容されている。つまり、1回の単位遊技で複数の役(例えばチェリー役とBB役又はRB役、スイカ役とBB役又はRB役など)に重複当選することが可能になっている。役識別値IVは抽選役を識別するための値であって、各抽選テーブルにおいて、同一の抽選役には同一の役識別値IVを設定してある。乱数加算値PVは各抽選役の当選確率に応じて設定され、当選確率が高いほど大きな値に設定される。各抽選役の当選確率Pは、生成し得る乱数の個数をRとすると、P=(乱数加算値PV)/(乱数の個数R)によって与えられ、本実施形態では、R=65536になっている。
なお、通常遊技状態用抽選テーブル、および、RT遊技状態用抽選テーブルでは、各ボーナス役、小役及び再遊技役の抽選が行われるようになっているが、持越し状態及びCB遊技状態用抽選テーブルでは、既にBB役又はRB役に当選した遊技状態であったり、或いは、CB遊技状態であったりするので、各ボーナス役の抽選が行われない。また、持越し状態及びCB遊技状態用抽選テーブルにおけるスイカ役及びチェリー役の乱数加算値PVは、通常遊技状態用抽選テーブル等の各役の単独抽選に対応する乱数加算値PVにボーナス役との重複抽選に対応する乱数加算値PVを加算した値になっており、通常遊技状態用抽選テーブル、RT遊技状態用抽選テーブル、並びに、持越し状態及びCB遊技状態用抽選テーブルにおける各小役の当選確率が同じ確率になっている。ボーナス遊技状態用抽選テーブルでは、各小役の当選確率が通常遊技状態用抽選テーブル等に比べて高くなっている。
図39に戻り、ステップS603〜S609では、各抽選役の当否決定処理が行われる。まず、ステップS603では、RAM53に一時的に記憶される役識別値IVを初期化する役識別値初期化処理が行われる。この実施形態では、役識別値IVの小さい抽選役から順に当否決定を行うようになっているので、ステップS603にて役識別値IVが初期化されると、IV=1に更新される。ステップS604では、始動レバー124を操作した際に乱数カウンタ55からラッチされてRAM53に一時的に記憶されている乱数値DV(IV)に、役識別値IVに対応する乱数加算値PV(IV)を加算して、乱数値DV(IV)をDV(IV+1)に更新する乱数値更新処理が行われる。ステップS605では、ステップS604にて更新された乱数値DV(IV+1)が当否判定基準値(例えば乱数の個数R=65536)を超えている否かを判定する当否判定処理が行われる。ステップS605の当否判定処理において、更新された乱数値DV(IV+1)が当否判定基準値を超えていると判定された場合は、ステップS606に進み、役識別値IVに対応する抽選役に当選したものとして、RAM53の当選役情報記憶領域53cに格納された当該役に関する当選役情報を当選情報「1」に更新する当選役情報更新処理が行われて、ステップS611に進む。なお、当選役情報記憶領域53cは、役ごとに記憶領域が分割されており、各役に対応する記憶領域には、当選情報(例えば「1」)又は初期情報(例えば「0」)のいずれかが格納される。一方、ステップS605の当否判定処理において、更新された乱数値DV(IV+1)が当否判定基準値を超えていないと判定された場合は、役識別値IVに対応する抽選役に落選したものとして、ステップS607に進み、役識別値IVを1インクリメントして(IV+1)に更新する役識別値更新処理が行われ、ステップS608に進む。ステップS608では、ステップS607にてインクリメントされた役識別値(IV+1)が抽選テーブルに設けられているか否かにより、当否判定が行われていない未抽選役の有無を判定する未抽選役判定処理が行われる。ステップS608にて抽選テーブルにインクリメントされた役識別値(IV+1)が存在しており、未抽選役が存在するという判定結果が得られると、ステップS604に戻って、ステップS604〜ステップS608の各処理を繰り返し、役識別値(IV+1)に対応する抽選役の当否決定が行われる。ステップS608にて抽選テーブルにインクリメントされた役識別値(IV+1)が無く、未抽選役が存在しないという判定結果が得られると当否判定処理を終了し、ステップS609に進む。ステップS609では、いずれの役にも落選したものとして当選役情報記憶領域53cに割り当てられたハズレ役情報記憶領域に格納されたハズレ役情報を当選情報(例えば「1」)に更新するハズレ役情報更新処理が行われ、ステップS610に進む。ステップS610では、今回の抽選にて当選した当選役に対応する抽選結果コマンドを設定する抽選結果コマンド設定処理が行われ、ステップS611に進む。抽選結果コマンドは2バイトのデータ列であり、その上位バイトが抽選結果コマンドと他のコマンドとを識別する所定の値であり、下位バイトが役識別値である。ステップS611では、ROM52に設けた停止制御テーブル記憶領域52bに格納された複数の停止制御テーブルの中から役の抽選結果に対応する停止制御テーブルを選択し、当該選択された停止制御テーブルをRAM53に設けた停止制御テーブル記憶領域53fに一時的に保持させる停止制御テーブル設定処理を実行して、抽選処理を終了する。ステップS611にて設定された停止制御テーブルを、以下、暫定停止制御テーブルという。
ここで、停止制御テーブルは、回胴L,M,Rの停止制御を行うためのデータテーブルであって、当選役の成立を補助すると共に落選役の成立を阻止すべく、各回胴L,M,Rの停止制御に使用されるものである。詳しくは、当選役の構成図柄が所定の有効位置から若干ずれた位置にあるときに停止操作が行われても、当該構成図柄を所定の有効位置に停止させて当選役の成立を補助したり、或いは、抽選結果に対応しない役を成立させないよう所定の図柄を所定の有効位置からずらして停止させたりするために、回胴の停止操作が行なわれてから当該回胴を停止させるまでに許容される回転量、いわゆるスベリ量を定めたものである(例えば図56参照)。スベリ量は、各回胴L,M,Rの一図柄ごと、即ち図柄1個分の単位範囲ごとに定めてある。このスベリ量には上限となる最大スベリ量が定められており、本実施形態では回胴L,M,Rに付された図柄5個未満の回転量とされる。すなわち、いずれかの回胴L,M,Rの停止操作が行なわれると、主基板45aから当該回胴用ステッピングモータ43L4,43M4,43R4へ最大で119パルスの駆動信号が出力されるまでに当該回胴L,M,Rを停止させることになる。これにより、回胴の停止操作後に所定の有効位置(例えば下段の組合せラインに対応する有効位置)に最初に到達した図柄(以下、操作時到達図柄という。)から最大で図柄3個分隔てて配置された図柄(操作時到達図柄から4個目の図柄)を所定の有効位置に引き込むことができるようになっている。
図44に、ROM52の停止制御テーブル記憶領域52bに格納される複数の停止制御テーブルを示す。同図に示すように、停止制御テーブルには、基本停止制御テーブル、変則停止制御テーブル、共通停止制御テーブル及び補助停止制御テーブルなど、その用途に応じた複数種類の停止制御テーブルがあり、役ごとに少なくとも1種類の停止制御テーブルを設定してある。ステップS610の停止制御テーブル設定処理で設定される暫定停止制御テーブルは、基本停止制御テーブル又は共通停止制御テーブルのいずれか一方である。基本停止制御テーブルは、左回胴L,中回胴M,右回胴Rの順又は左回胴L,右回胴R,中回胴Mの順で停止操作を行ったとき、いわゆる順押し操作または挟み打ち操作を行ったときに使用される。変則停止制御テーブルは、上記の順押し操作及び挟み打ち操作を除く他の順序で停止操作を行ったときに使用される。共通停止制御テーブルは、回胴L,M,Rの停止操作順に関係なく使用される。補助停止制御テーブルは、所定条件下、具体的には、各役に対応する基本停止制御テーブルや変則停止制御テーブルや共通停止制御テーブルのみに従ったのでは、当選している各役を最大限に成立させるような制御が行なえない場合や、当選していない各役を成立させないための制御が行なえない場合に参照される。
次に、図45のフローチャート図を参照しつつステップS505の回胴制御処理について説明する。
RAM53には、単位遊技ごとに所定の有効位置(下段の有効位置)に停止した各回胴L,M,Rの図柄(以下、停止図柄という。)に関する停止図柄情報を格納する停止図柄情報記憶領域53gと、回胴L,M,Rの停止操作に関する停止操作情報を格納する停止操作情報記憶領域53hとを設けてあり、回胴制御処理では、まず、ステップS701にて停止図柄情報及び停止操作情報を初期情報に更新する停止情報初期化処理が行われる。停止操作情報記憶領域53hには、第1停止操作がいずれの回胴に対して行われたのかを示唆する第1停止操作情報を格納する第1停止操作情報記憶領域(図示略)と、第2停止操作がいずれの回胴に対して行われたのかを示唆する第2停止操作情報を格納する第2停止操作情報記憶領域(図示略)とを設けてあり、ステップS701では、停止図柄情報と共に第1停止操作情報と第2停止操作情報の初期化が行われる。
次いで、ステップS702にて各回胴L,M,Rを回転させる回胴回転処理が行われる。この回胴回転処理では、単位遊技を開始させるべく始動レバー124が操作された際に、前回の単位遊技を開始すべく始動レバー124が操作されてからウェイト期間(例えば約4sec)が経過しているか否かを判定し、ウェイト期間が経過するまで各回胴L,M,Rを回転させずに待機するウェイト期間待機処理と、各回胴L,M,Rが回転を始めてから回転速度を上げていき所定の回転速度に達して定常回転になったか否かを判定し、定常回転になるまで待機する定常回転待機処理とが行われる。ウェイト期間を経過するまで各回胴L,M,Rを回転させないので、遊技状況によっては、遊技者が遊技球をベットして始動レバー124を操作したとしても、直ちに各回胴L,M,Rが回転しないことがある。このようなウェイト期間待機処理を行うのは、過度な射幸性を抑えるべく単位時間当りに単位遊技を行える回数を制限するためである。また、定常回転待機処理を行うのは、回胴L,M,Rの停止操作の公平性を担保するためである。
各回胴L,M,Rが回転し始めて定常回転になると、ステップS703に進んで、回胴停止ボタン126L,126M,126Rが操作されたことを検出するストップ検出センサ126L’,126M’,126R’からの出力信号に基づき、回転中の回胴L,M,Rに対応する回胴停止ボタン126L,126M,126Rが操作されたか否かを判定する停止操作判定処理が行われる。停止操作が行なわれていない場合にはステップS704に進み、各回胴L,M,Rの回転期間が所定の回転許容期間(例えば回転開始から40秒間など)を経過したか否かを判定する回転期間判定処理が行われる。回転許容期間を経過していない場合にはステップS703に戻り、回転許容期間を経過した場合にはステップS705に進んで、回転中の全ての回胴L,M,Rを強制的に停止させる強制停止処理が行われる。ステップS705の強制停止処理では、抽選処理にて何らかの役に当選していたとしても当該役が成立しないように各回胴L,M,Rの停止制御が行われる。なお、回転許容期間を経過しても強制停止処理を行わずに、停止操作が行なわれていない回胴L,M,Rを回転させ続けるようにしてもよい。かかる場合には、ステップS705にて強制停止処理の代わりに、回転許容期間を経過した段階で液晶表示装置42に回胴L,M,Rの回転期間を表示させる回転期間表示処理を行うようにしてもよい。
一方、ステップS703にて回胴停止ボタン126L,126M,126Rのいずれかが停止操作された場合には、ステップS706に進み、停止操作がなされた回胴L,M,Rに対応する回胴回転情報コマンドを設定する回胴回転情報コマンド設定処理を行なう。回胴回転情報コマンドは2バイトのデータ列であり、上位バイトが回胴回転情報コマンドと他のコマンドとを識別する所定の値であり、下位バイトが回胴識別値(例えば、左回胴Lが「1(=01H)」、中回胴Mが「2(=02H)」、右回胴Rが「3(=03H)」)である。ステップS706の回胴回転情報コマンド設定処理の後に、ステップS707にて、停止操作情報を参照して第3停止操作であるか否かを判定する停止操作判定処理が行われる。停止操作情報には、上述のように、第1停止操作情報と第2停止操作情報がある。第1停止操作情報記憶領域には、例えば、全ての回胴L,M,Rが回転中で第1停止操作が行われていない場合に初期情報として「0」が格納されており、第1停止操作が左回胴Lに対して行われた場合には第1停止操作情報が「1」に更新され、中回胴Mに対して行われた場合には第1停止操作情報が「2」に更新され、右回胴Rに対して行われた場合には第1停止操作情報が「3」に更新される。第2停止操作情報記憶領域についても同様である。例えば、第1停止操作情報が「1」でかつ第2停止操作情報が「3」である場合は、左回胴L,右回胴Rの順に停止操作が行われたことを示唆する停止操作情報になる。そして、ステップS707では、第2停止操作情報が初期情報「0」であるか否かによって、第3停止操作であるか否かが判定される。
ステップS707にて第3停止操作ではないと判定された場合には、ステップS708に進んで第1停止制御テーブル変更処理を行なってからステップS709に進む一方、第3停止操作であると判定された場合には、ステップS708をスキップしてステップS709に進む。ステップS708の第1停止制御変更処理の詳細については後述する。ステップS709では、停止操作された回胴L,M,Rの図柄であって停止操作されてから所定の有効位置(下段の有効位置)に最初に到達した操作時到達図柄が図柄番号何番の図柄であるかを確認する操作時到達図柄確認処理が行われる。操作時到達図柄確認処理は、例えば、回胴位置検出センサ43L7,43M7,43R7の検出結果が得られてから回胴用ステッピングモータ43L4,43M4,43R4へ出力された駆動信号のパルス数を計数するパルスカウンタの値に基づいて行われる。ステップS710では、停止制御テーブル記憶領域53fに格納された停止制御テーブルを参照して、ステップS709にて確認した操作時到達図柄に対応するスベリ量を検索するスベリ量検索処理が行われ、ステップS711に進む。ステップS711では、前記所定の有効位置に停止させる停止予定図柄を操作時到達図柄及びステップS710にて検索したスベリ量に基づいて決定する停止予定図柄決定処理が行われ、ステップS712に進む。ステップS712では、前記所定の有効位置に到達した到達図柄と停止予定図柄とが一致しているか否かを判定する図柄判定処理が行われ、一致していない場合には一致するまで本処理を繰り返す。到達図柄と停止予定図柄が一致すると、ステップS713に進み、停止操作された回胴L,M,Rに対応する回胴用ステッピングモータ43L4,43M4,43R4に停止信号を出力して当該回胴を停止させる回胴停止処理が行われ、ステップS714に進む。ステップS714では、前記所定の有効位置に停止した停止図柄に関する停止図柄情報をRAM53に設けた停止図柄情報記憶領域53gに格納する停止図柄情報更新処理が行われ、ステップS715に進む。ステップS715では、全ての回胴L,M,Rが停止したか否かを判定する全回胴停止判定処理が行われ、いずれかの回胴L,M,Rが回転している場合には、ステップS716に進んで第2停止制御テーブル変更処理を行ってからステップS704に戻り、全ての回胴L,M,Rが停止している場合には、ステップS717に進んで払出設定処理が行われ、回胴制御処理を終了する。ステップS716の第2停止制御テーブル変更処理及びステップS717の払出設定処理については後述する。
上記ステップS708の第1停止制御テーブル変更処理は、図46に示すように、まず、ステップS801にて、停止操作情報を参照して第1停止操作であるか否かを判定する停止操作判定処理が行われる。詳しくは、第1停止操作情報を参照して初期情報「0」であるか否かによって、第1停止操作であるか否かを判定する。第1停止操作である場合には、ステップS802に進んで停止操作情報更新処理が行われる。ステップS802の停止操作情報更新処理では、各ストップ検出センサ126L’,126M’,126R’から出力され、入出力ポート54に入力された信号が停止指令信号であるか待機指令信号であるかを判定し、停止指令信号を出力したストップ検出センサに対応する回胴の停止操作が行なわれたものとして、第1停止操作情報を初期情報「0」から当該停止操作が行われた回胴に対応する情報(「1」,「2」,「3」のいずれか)に更新し、ステップS803に進む。ステップS803では、第1停止操作情報を参照して第1停止操作が左回胴Lの停止操作であるか否かを判定する左回胴停止操作判定処理が行われる。詳しくは、第1停止操作情報が左回胴Lに対応する情報「1」であるか否かによって、左回胴Lの停止操作であるか否かを判定する。左回胴Lの停止操作である場合には、ステップS608にて停止制御テーブル記憶領域53fに格納された暫定停止制御テーブルを維持したまま、第1停止制御テーブル変更処理を終了する。一方、ステップS803の左回胴停止操作判定処理にて、第1停止操作が左回胴Lの停止操作でない場合には、ステップS804に進み、当選役情報記憶領域53cを参照して当選役を確認し、停止制御テーブルを暫定停止制御テーブルから当該当選役に対応する停止制御テーブルであって回胴停止操作が変則押し操作である場合に使用される変則押し用停止制御テーブルに変更する停止制御テーブル変更処理が行われ、第1停止制御テーブル変更処理を終了する。また、ステップS801にて第1停止操作ではないと判定された場合は、ステップS805に進んで停止操作情報更新処理が行われる。ステップS805の停止操作情報更新処理では、ステップS802と同様に、第2停止操作情報を初期情報「0」から停止操作が行われた回胴に対応する情報(「1」,「2」,「3」のいずれか)に更新し、ステップS806に進む。ステップS806では、停止制御テーブル記憶領域53fに格納された停止制御テーブルと停止操作情報記憶領域53hに格納された停止操作情報に対応する操作時移行テーブルがROM52に設けた操作時移行テーブル記憶領域52cに格納されているか否かを判定する操作時移行テーブル判定処理が行われる。
操作時移行テーブルは、停止制御テーブルを変更するか否かを決定するためのものであって、例えば図47に示すように、第2停止操作をなされた回胴L,M,Rの操作時到達図柄の図柄番号ごとに、変更先の停止制御テーブルのテーブル番号を定めてある。なお、図中の「−」は、停止制御テーブルを変更せずに維持する維持図柄であることを示唆している。以下、変更先の停止制御テーブルのテーブル番号が定められた図柄を変更図柄という。
ステップS806にて、所望の操作時移行テーブルが格納されている場合には、ステップS807に進んで、第2停止操作情報に基づいて第2停止操作をなされた回胴L,M,Rの操作時到達図柄を確認する操作時到達図柄確認処理が行われ、ステップS808に進む。ステップS808では、操作時移行テーブル記憶領域52cに格納された操作時移行テーブルを参照して、ステップS807にて確認された操作時到達図柄が変更図柄であるか否かを判定する操作時到達図柄判定処理が行われる。変更図柄である場合には、ステップS809に進んで、停止制御テーブル記憶領域53fに格納された停止制御テーブルを操作時移行テーブルに定められた停止制御テーブルに変更する停止制御テーブル変更処理が行われる。ステップS806にて所望の操作時移行テーブルが格納されていない場合や、ステップS808にて操作時到達図柄が変更図柄ではない場合は、第1停止制御テーブル変更処理を終了する。
上記ステップS716の第2停止制御テーブル変更処理では、図48に示すように、まず、ステップS901にて停止操作判定処理が行われる。第1停止操作である場合には、ステップS902に進んで、停止制御テーブル記憶領域53fに格納された停止制御テーブルと停止操作情報記憶領域53hに格納された停止操作情報に対応する第1停止後移行テーブルがROM52に設けた第1停止後移行テーブル記憶領域52dに格納されているか否かを判定する第1停止後移行テーブル判定処理が行われる。第1停止後移行テーブルは、図47に示す操作時移行テーブルと同様に、第1停止図柄の図柄番号ごとに、変更先の停止制御テーブルのテーブル番号を定めたものである。ステップS902にて、所望の第1停止後移行テーブルが格納されている場合には、ステップS903に進んで、当該第1停止後移行テーブルと停止図柄情報に基づいて第1停止図柄が変更図柄であるか否かを判定する第1停止図柄判定処理が行われる。第1停止図柄が変更図柄である場合には、ステップS904に進んで、停止制御テーブル記憶領域53fに格納された停止制御テーブルを第1停止後移行テーブルに定められた停止制御テーブルに変更する停止制御テーブル変更処理が行われ、第2停止制御テーブル変更処理を終了する。ステップS902にて所望の第1停止後移行テーブルが格納されていない場合や、ステップS903にて第1停止図柄が変更図柄ではない場合は、そのまま第2停止制御テーブル変更処理を終了する。ステップS904の停止制御テーブル変更処理は、第1停止図柄を通る有効ラインが複数ある場合に前記暫定ラインを定めるために行われる。
一方、ステップS901にて第1停止操作ではないと判定された場合は、ステップS905に進んで、停止制御テーブル記憶領域53fに格納された停止制御テーブルと停止操作情報記憶領域53hに格納された停止操作情報に対応する第2停止後移行テーブルがROM52に設けた第2停止後移行テーブル記憶領域52eに格納されているか否かを判定する第2停止後移行テーブル判定処理が行われる。第2停止後移行テーブルは、例えば図49に示すように、第1停止図柄の図柄番号と第2停止図柄の図柄番号の組合せであって、停止制御テーブルを変更することになる変更組合せごとに、変更先の停止制御テーブルのテーブル番号を定めたものである。ステップS905にて、所望の第2停止後移行テーブルが格納されている場合には、ステップS906に進んで、当該第2停止後移行テーブルと停止図柄情報に基づいて第1停止図柄の図柄番号と第2停止図柄の図柄番号の組合せが変更組合せであるか否かを判定する停止図柄組合せ判定処理が行われる。変更組合せである場合には、ステップS907に進んで、停止制御テーブル記憶領域53fに格納された停止制御テーブルを第2停止後移行テーブルに定められた停止制御テーブルに変更する停止制御テーブル変更処理が行われ、第2停止制御テーブル変更処理を終了する。ステップS905にて所望の第1停止後移行テーブルが格納されていない場合や、ステップS906にて変更組合せではない場合は、第2停止制御テーブル変更処理を終了する。ステップS907の停止制御テーブル変更処理は、第2停止操作により最終的な有効ラインが1つに定められ、第3停止操作によって当該最終的な有効ラインに所望の図柄を停止させるために行われる。詳しくは、当選役がある場合には当選役が成立させ得る停止制御テーブルに移行させ、当選役がない場合にはいずれの役も成立させない停止制御テーブルに移行させる。
上記ステップS717の払出設定処理は、図50に示すように、まず、ステップS1001にて、停止図柄情報によって示唆される停止図柄の組合せがいずれかの小役を構成する組合せになっているか否かを判定する停止図柄組合せ判定処理が行われ、いずれの小役も構成しない組合せである場合には払出設定処理を終了し、いずれかの小役を構成する組合せである場合にはステップS1002に進む。ステップS1002では、当選役情報を参照して当選役とステップS1001にて判定された小役が一致しているか否かを判定する小役成立判定処理が行われる。一致していない場合には、ステップS1003に進んで、状態特定情報を参照して遊技状態がCB遊技状態であるか否かを判定する遊技状態判定処理が行われる。CB遊技状態でない場合は、ステップS1004に進んでエラー制御処理が行われ、CB遊技状態である場合には、ステップS1005に進む。また、ステップS1002の小役成立判定処理にて一致していると判定された場合は、ステップS1003及びステップS1104をスキップしてステップS1005に進む。RAM53には、小役が成立した際に払い出される遊技球の払出予定数に関する払出予定数情報を格納する払出予定数情報記憶領域53iを設けてある。ステップS1005では、払出予定数情報を成立した小役に対応する払出予定数情報に更新する払出予定数情報更新処理を実行して、払出設定処理を終了する。
次に、図51のフローチャート図を参照してステップS506の遊技球払出処理について説明する。
遊技球払出処理では、先ずステップS1101にて、RAM53に設けた払出数情報記憶領域53jに格納された払出数情報と、払出予定数情報記憶領域53iに格納された払出予定数情報とを参照して、払出数情報にて示唆される実際に払い出された遊技球の払出数と払出予定数とが一致しているか否かを判定する払出数判定処理が行われる。払出数と払出予定数とが一致していない場合には、ステップS1102に進んで、払出装置33を駆動して遊技球を受け皿302へ払い出す払出処理が行われ、ステップS1103に進む。ステップS1103では、払出検出センサ33hの出力信号に応じて払出数情報を1インクリメントする払出数情報更新処理が行われる。払出数情報更新処理に基づいて、払出数表示部として機能する7セグLED表示部41gに表示される払出数が1インクリメントされる。ステップS1103にて払出数情報を更新したのち、再びステップS1101に戻る。ステップS1101にて払出数と払出予定数とが一致した場合には、ステップS1104にて払出装置33を停止させる払出停止処理が行われ、遊技球払出処理を終了する。なお、払出予定数情報や払出数情報は、次回始動レバー124が操作されたときに初期化される。
次に、図52を参照してステップS507のボーナス遊技状態処理について説明する。
ボーナス遊技状態処理では、まず、ステップS1201にて状態特定情報を参照して遊技状態がボーナス遊技状態であるか否かを判定する遊技状態判定処理が行われる。ボーナス遊技状態でないと判定された場合には、ステップS1202に進んでボーナス遊技移行処理が行われ、ボーナス遊技状態処理を終了する。
ボーナス遊技移行処理は、図53に示すように、まず、ステップS1301にて当選役情報を参照してRB役に当選しているか否かを判定するRB役当選判定処理が行われ、RB役に当選している場合には、ステップS1302に進む。ステップS1302では、有効ライン上にRB役を構成するBAR図柄が揃ったか否かを判定するRB役成立判定処理が行われ、BAR図柄が揃わずにRB役が不成立の場合には、ボーナス遊技移行処理を終了する。一方、有効ライン上にBAR図柄が揃ってRB役が成立した場合には、ステップS1303にてRB役に関する当選役情報を当選情報「1」から初期情報「0」に更新すると共に、状態特定情報をRB遊技状態を示唆する状態特定情報「2」に更新して遊技状態をRB遊技状態に移行させるRB遊技移行処理が行われる。次いで、ステップS1304にて、RB遊技初期設定処理を実行して、ボーナス遊技移行処理を終了する。RB遊技初期設定処理については後述する。ステップS1301にてRB役に当選していない場合には、ステップS1305に進み、当選役情報を参照してBB役に当選しているか否かを判定するBB役当選判定処理が行われ、当選していない場合には、ボーナス遊技移行処理を終了する。BB役に当選している場合は、ステップS1306に進み、有効ライン上にBB役を構成する「7」図柄が揃ったか否かを判定するBB役成立判定処理が行われ、「7」図柄が揃わずにBB役が不成立の場合には、ボーナス遊技移行処理を終了する。一方、有効ライン上に「7」図柄が揃ってBB役が成立した場合には、ステップS1307にてBB役に関する当選役情報を当選情報「1」から初期情報「0」に更新すると共に、状態特定情報をBB遊技状態を示唆する状態特定情報「1」に更新して遊技状態をBB遊技状態に移行させるBB遊技移行処理が行われる。次いで、ステップS1308にて、BB遊技初期設定処理を実行して、ボーナス遊技移行処理を終了する。
上記のステップS1304のRB遊技初期設定処理とステップS1308のBB遊技初期設定処理では、RAM53に設けたボーナス遊技情報記憶領域53kに格納された各種情報を初期設定に更新する処理が行われる。ボーナス遊技情報記憶領域53kには、各ボーナス遊技状態にて払い出された遊技球の総数に関する累積払出数情報と、各ボーナス遊技状態を終了させる条件となる遊技球の払出数に関する終了条件情報とが格納されており、ステップS1304及びステップS1308の各初期設定処理では、累積払出数情報を初期情報である0に更新すると共に終了条件情報を所定の数値(例えば、RB遊技初期設定処理では650とされ、BB遊技初期設定処理では2250とされる。)を示唆する情報に更新する処理が行われる。
図52に戻り、ステップS1201にて遊技状態がBB遊技状態又はRB遊技状態であると判定された場合には、ステップS1203にて、遊技球の払い出しが行われたか否かを判定する払出判定処理が行われる。ステップS1203にて遊技球の払い出しが行われなかったと判定された場合はボーナス遊技状態処理を終了し、遊技球の払い出しが行われたと判定された場合にはステップS1204に進む。ステップS1204では、払出予定数情報を前回までの単位遊技における累積払出数に今回の単位遊技における払出数を加算した情報に更新する累積払出数情報更新処理が行われ、ステップS1205に進む。ステップS1205では、累積払出数情報と終了条件情報を参照して累積払出数が遊技球の払出数M以上(例えばM=650,2250)であるか否かを判定する終了判定処理が行われる。累積払出数がM以上である場合には、ステップS1206に進んで通常遊技移行処理を実行してからボーナス遊技状態処理を終了し、累積払出数がM未満である場合には、ステップS1206をスキップしてボーナス遊技状態処理を終了する。通常遊技移行処理は、状態特定情報を通常遊技状態を示唆する情報「0」に更新して遊技状態をBB遊技状態又はRB遊技状態から通常遊技状態に移行させる処理である。
次に、図54を参照してステップS508のCB遊技状態処理(チャレンジボーナス処理)について説明する。
CB遊技状態処理では、まず、ステップS1401にて状態特定情報を参照して遊技状態がCB遊技状態であるか否かを判定する遊技状態判定処理が行われる。CB遊技状態であると判定された場合は、ステップS1402に進み、払出数情報を参照して遊技球の払い出しが行われたか否かを判定する払出判定処理が行われる。遊技球の払い出しが行われなかったと判定された場合はCB遊技状態処理を終了し、遊技球の払い出しが行われたと判定された場合はステップS1403に進む。ステップS1403では、累積払出数情報を前回までの単位遊技における累積払出数に今回の単位遊技における払出数を加算した情報に更新する累積払出数情報更新処理が行われ、ステップS1404に進む。ステップS1404では、累積払出数情報と終了条件情報を参照して累積払出数が所定数(例えば1500個)以上であるか否かを判定する終了判定処理が行われる。累積払出数が所定数以上である場合には、ステップS1405に進んでRT遊技移行処理を実行してからCB遊技状態処理を終了し、累積払出数が所定数未満である場合には、ステップS1405をスキップしてCB遊技状態処理を終了する。RT遊技移行処理は、状態特定情報をRT遊技状態を示唆する情報「4」に更新して遊技状態をCB遊技状態からRT遊技状態に移行させる処理である。一方、ステップS1401にて、CB遊技状態ではないと判定された場合は、ステップS1406に進み、CB役に関する当選役情報を参照してCB役に当選したか否かを判定する当選役判定処理が行われる。CB役に当選していない場合はCB遊技状態処理を終了し、CB役に当選している場合はステップS1407に進む。ステップS1407では、CB役に関する当選役情報を当選情報「1」から初期情報「0」に初期化すると共に状態特定情報をCB遊技状態を示唆する情報「3」に更新し、遊技状態をCB遊技状態に移行させるCB遊技移行処理が行われる。次いで、ステップS1408では、上記のステップS1304のRB遊技初期設定処理とステップS1308のBB遊技初期設定処理と同様のCB遊技初期設定処理が行われる。詳しくは、ボーナス遊技情報記憶領域53kに格納された累積払出数情報を初期情報である0に更新すると共に終了条件情報を所定の数値(例えば、1500)を示唆する情報に更新する処理が行われる。
次に、図55を参照してステップS509のRT処理について説明する。
RT処理では、まず、ステップS1501にて状態特定情報を参照して遊技状態がRT遊技状態であるか否かを判定する遊技状態判定処理が行われる。遊技状態がRT遊技状態である場合は、ステップS1502に進み、RAM53に設けた遊技回数情報記憶領域53lに格納され、RT遊技状態において行われた単位遊技の回数に関する遊技回数情報を1インクリメントする遊技回数情報更新処理が行われる。次いで、ステップS1503にて、遊技回数情報を参照して遊技回数が所定回数(例えば100回)に達しているか否かを判定する遊技回数判定処理が行われる。RT遊技状態にて行われた遊技回数が100回である場合は、ステップS1504に進んで通常遊技移行処理が行われる。通常遊技移行処理では、状態特定情報を通常遊技状態であることを示唆する情報「0」に更新して遊技状態をRT遊技状態から通常遊技状態に移行させる処理が行われ、ステップS1505に進む。ステップS1501にて遊技状態がRT遊技状態でないと判定された場合や、ステップS1503にてRT遊技状態における遊技回数が100回未満であると判定された場合もステップS1505に進む。ステップS1505では、当選役情報を参照して再遊技役に当選しているか否かを判定する再遊技役当選判定処理が行われる。再遊技役に当選している場合は、ステップS1506に進み、RAM53に設けたベット情報記憶領域53mに格納され、単位遊技に供される遊技球のベット数に関するベット情報を参照して、当該単位遊技における遊技球のベット数と同数の遊技球がベットされたように処理する再遊技処理を実行して、RT処理を終了し、通常処理におけるステップS501に戻る。再遊技役に当選していない場合は、ステップS1507に進んで、ベット情報を初期化して「0」に更新するベット情報初期化処理を実行して、RT処理を終了し、ステップS501に戻る。再遊技役に当選している場合は、ベット情報が初期化されずに当該単位遊技のベット情報が維持されたまま、ステップS501に戻るので、遊技球をベットすることなく次回の単位遊技を無償で行えることになる。
次に、サブ基板47a内のCPUにより実行される各制御処理を説明する。かかるCPUの処理としては大別して、電源投入に伴い起動されるメイン処理と、周期的に(本実施形態では1msec周期)起動されるタイマ割込み処理と、主基板45aからの指令信号の受信に応じて起動されるコマンド割込み処理とがあり、説明の便宜上、はじめにタイマ割込み処理とコマンド割込み処理とを説明し、その後メイン処理を説明する。
図57はサブ基板のタイマ割込み処理の一例を示すフローチャート図である。タイマ割込み処理では、まず、ステップS2001にて割込みフラグを読み込む割込みフラグ読み込み処理が行なわれて、ステップS2002に進む。ステップS2002では、割込みフラグが有効であるか否かを判定する割込みフラグ判定処理を行なって、割込みフラグが有効であると判定された場合にはステップS2003に進む一方、割込みフラグが有効でないと判定された場合にはステップS2005に進む。なお、ステップS2002の割込みフラグ判定処理では、具体的には、CPUに対する各種の割込みのうちのタイマ割込みであることを確認する。ステップS2003では、割込みタイマカウンタをインクリメントすることによって割込みタイマカウンタを更新する割込みタイマカウンタ更新処理を行なって、ステップS2004に進む。ステップS2004では、サブ基板47aにおける時間制御を行なう各種のタイマカウンタを更新するタイマカウンタ更新処理を行なって、ステップS2205に進む。ステップS2005では、タイマ割込みに関する割込みフラグを解除する割込みフラグ解除処理を行なって、タイマ割込み処理を終了する。
図58はサブ基板のコマンド割込み処理の一例を示すフローチャート図である。コマンド割込み処理では、まず、ステップS2101にて、主基板45aからのストローブ信号が正常であるか否かを判定するストローブ信号確認処理が行なわれる。ストローブ信号が正常であると判定された場合には、ステップS2102に進み、一方、ストローブ信号が正常でないと判定された場合には、ステップS2107にてリトライカウンタ値を所定のリトライ最大数に変更してからステップS2108に進む。ステップS2102では、コマンドデータを取得するコマンドデータ取得処理を行なって、ステップ2103に進む。ステップ2103では、コマンドデータの内容(フォーマット)が正常であるか否かを判定する。コマンドデータの内容が正常であると判定された場合には、ステップS2104に進み、一方、コマンドデータの内容が正常でないと判定された場合には、ステップS2106にてリトライカウンタ値を1だけ増加させてリトライカウンタ値を更新するリトライカウンタ更新処理を行なってからステップS2108に進む。ステップS2104では、コマンドを受信するコマンド受信処理を行なって、ステップS2105に進む。コマンド受信処理によって、受信されたコマンドは、受信用バッファに格納される。ステップS2105では、リトライカウンタ値を所定のリトライ最大値に変更するリトライカウンタ値最大化処理を行なって、ステップS2108に進む。ステップS2108では、リトライカウンタ値が最大値であるか否かを判定するリトライカウンタ値判定処理を行なって、リトライカウンタ値が最大値であると判定された場合には、ステップS2109に進み、一方、リトライカウンタ値が最大値でないと判定された場合には、コマンド割込み処理を終了する。ステップS2109では、割込みフラグを読み込む割込みフラグ読み込み処理を行なって、ステップS2110に進む。ステップS2110では、リトライカウンタの値を初期値(「0」)に設定するリトライカウンタクリア処理を行なって、ステップS2111に進む。ステップS2111では、コマンド割込み処理中であるか否かを示す割込みフラグが解除されて、コマンド割込み処理が終了する。
図59はサブ基板のメイン処理の一例を示すフローチャート図である。メイン処理では、まず、S2201にて、電源制御装置38からの内部電力の供給に応じて、サブ基板47a自身の初期化及びサブ基板45aに接続された周辺装置の初期化を行なう初期化処理を行なって、ステップS2202に進む。ステップS2202では、システム状態が電圧低下状態であるか否かを判定するシステム状態判定処理が行なわれる。システム状態が電圧低下状態であると判定された場合には、ステップS2210に進み、一方、システム状態が電圧低下状態でないと判定された場合には、ステップS2203に進む。ステップS203では、タイマ割込み処理の実行回数を計数する割込みタイマカウンタの値に変更があるか否かを判定する割込みタイマカウンタ変更判定処理が行なわれる。割込みタイマカウンタの値に変更があると判定された場合には、割込みタイマカウンタの値を「1」だけ減少させて割込みタイマカウンタの値を更新する割込みタイマカウンタ更新処理を行なって、ステップS2205に進む。ステップS2205では、後述するタイマ処理を行なって、ステップS2206に進む。ステップS2206では、システム状態判定処理が行なわれる。なお、システム状態の変更はS2206のタイマ処理の内部処理において行なわれる。システム状態が電圧低下状態であると判定された場合には、ステップS2210に進み、システム状態が電圧低下状態でないと判定された場合には、ステップS2207に進む。ステップS2203にて割込みタイマカウンタの値が変更されていないと判定された場合には、ステップS2204〜ステップS2206がスキップされる。ステップS2207では、主基板45aからの何らかのコマンドが受信されているか否かを判定するコマンド受信判定処理が行なわれる。コマンド受信判定処理では、具体的には、コマンド受信用のリングバッファにコマンドが格納されているか否かが判定される。コマンドが受信されている場合には、ステップS2208にて後述する受信コマンド確認処理を行なってからステップS2209に進み、一方、コマンドが受信されていないと判定された場合には、ステップS2208をスキップして、ステップS2209に進む。ステップS2209では、演出の詳細を決定する乱数のベース値を更新する乱数ベース値更新処理を行なって、ステップS2202に戻る。以降、ステップS2202〜ステップS2209が繰返し実行される。
ステップS2202にて、システム状態が電圧低下状態であると判定された場合には、サブ基板47aにおけるCPU内部のレジスタデータやスタックデータが外部RAMに保存するバックアップ処理を行なって、ステップS2211に進む。ステップS2211では、電圧低下状態の解消がノイズ等による誤作動でないことを確認するために所定の時間(本形態においては30msec)待機するウェイト処理を行なって、ステップS2212に進む。ステップS2212では、再度システム状態判定処理を行なって、システム状態が電圧低下状態であると判定された場合には、ステップS2211に戻り、システム状態が電圧低下状態でないと判定されるまでステップS2211及びステップS2212を繰返し実行する。一方、システム状態が電圧低下状態でないと判定された場合には、ステップS2213にて内部電力の供給が正常に再開したと判断してメイン処理を再開するための起動処理を行なってからステップS2201に戻り、メイン処理を再開する。
ここで、サブ基板47aのメイン処理におけるステップS2208の受信コマンド確認処理について詳細に説明する。図60は、受信コマンド確認処理の一例を表すフローチャート図である。ステップS2208の受信コマンド確認処理では、まず、ステップS2301にて、受信されているコマンドの種類を判別するコマンド種別判別処理が行われる。具体的には、受信バッファに格納されているコマンドの受信順序にしたがって、その上位バイト(8ビット)のコマンド識別情報を抽出して、そのコマンド識別情報に応じた処理を実行する。以下において、各コマンド識別情報に応じた処理について説明する。
ステップS2301にて受信コマンドが停止図柄コマンドであると判定された場合には、ステップS2302において、停止図柄コマンドの下位バイトを抽出して、下位バイトの値に基づいて各リールの停止図柄を判別し、全ての停止図柄による組合せパターンに基づいてサブ基板47aに接続された各種の周辺装置による演出の種類を選択したりする停止図柄コマンド処理が行なわれる。例えば、左回胴L、中回胴M及び右回胴Rのうち2つの回胴が停止しており、少なくとも1つの有効ラインに所定の図柄パターンが停止している場合に、各種の音響演出から所定の音響演出及び各種の発光演出から所定の発光演出の選択が行われる。所定の図柄パターンとしては、例えば、「7」図柄及び「青年」図柄の同一種類の2つ揃い、「BAR」図柄の2つ揃いが挙げられる。
ステップS2301にて受信コマンドが払出エラーコマンドや投入エラーコマンド等のエラーコマンドであると判定された場合には、ステップS2303において、エラーコマンドの下位バイトの情報を抽出して、抽出された下位バイトの値に基づいてサブ基板47aに接続された各種の周辺装置によるエラー報知の種類を決定したりするエラーコマンド処理が行なわれる。
ステップS2301にて受信コマンドが復電コマンド及びリセットコマンド等の初期化コマンドであると判定された場合には、ステップS2304において、初期化コマンドの下位バイトの値が抽出され、抽出された下位バイトの値に基づいてサブ基板47a自体及び/又はサブ基板47aに接続された各種の周辺装置を初期化したりする初期化コマンド処理が行なわれる。
ステップS2301にて受信コマンドが再遊技コマンド、ビッグボーナスコマンド、レギュラーボーナスコマンド等の内部状態コマンドであると判定された場合には、ステップS2305において、内部状態コマンドの下位バイトの値(内部状態の種類)に基づいて、サブ基板47aに接続された各種の周辺装置による演出の種類を決定したりする内部状態コマンド処理が行なわれる。
ステップS2301にて受信コマンドがビッグボーナス役当選コマンド、レギュラーボーナス役当選コマンド、再遊技役当選コマンド、各種の小役の当選コマンド等の抽選結果コマンドであると判定された場合には、ステップS2306において、抽選結果コマンドの下位バイトの値(役識別値:当選役の種類)や乱数による抽選結果に基づいて演出の種類を決定したりする抽選結果コマンド処理が行なわれる。
ステップS2301にて受信コマンドが再遊技入賞コマンド、ビッグボーナス入賞コマンド、レギュラーボーナス入賞コマンド、各種の小役の入賞コマンド等の入賞図柄コマンドであると判定された場合には、ステップS2307において、入賞図柄コマンドの下位バイトの値(入賞図柄の種類)が抽出され、抽出された下位バイトの値に基づいてサブ基板47aに接続された各種の周辺装置による演出の種類を決定したりする入賞図柄コマンド処理が行なわれる。
ステップS2301にて設定変更コマンドであると判定された場合には、ステップS2308において、サブ基板47aに接続された各種の周辺装置による報知の種類を決定したりする確率設定値処理が行なわれる。
ステップS2301にて受信コマンドが入賞図柄パターンの表示された有効ラインに応じた入賞ラインコマンドであると判定された場合には、ステップS2308において、入賞ラインコマンドの下位バイトの値(入賞ラインの種類)を抽出して、抽出された下位バイトの値に基づいてサブ基板47aに接続された各種の周辺装置による演出の種類を決定したりする入賞ラインコマンド処理が行なわれる。
ステップS2301にて受信コマンドが各種の回胴L,M,Rの停止コマンド等の回胴回転情報コマンドであると判定された場合には、ステップS2310において、回胴回転情報コマンドの下位バイトの値(停止回胴の種類)を抽出し、抽出された下位バイトの値に基づいてサブ基板47aに接続された各種の周辺装置による演出の種類を決定したりする回胴回転情報コマンド処理が行なわれる
ステップS2301にて受信コマンドが獲得球数コマンドであると判定された場合には、ステップS2311では、獲得球数コマンドの下位バイトの値(獲得球数)を抽出し、抽出された下位バイトの値に基づいてサブ基板47aに接続された各種の周辺装置による演出の種類を決定したりする獲得球数コマンド処理が行なわれる。
ステップS2301にて受信コマンドが最大ベットコマンド等のベットコマンドであると判定された場合には、ステップS2312において、ベットコマンドの下位バイトの値(ベットの種類)を抽出し、抽出された下位バイトの値に基づいてサブ基板47aに接続された各種の周辺装置による演出の種類を決定したりするベットコマンド処理が行なわれる。
ステップS2301にて受信コマンドがJAC最大ゲーム数コマンドであると判定された場合には、ステップS2313において、JAC最大ゲーム数コマンドの下位バイトの値を抽出し、抽出された下位バイトの値(JAC最大ゲーム数)に基づいてサブ基板47aに接続された各種の周辺装置による演出の種類を決定したりするJAC最大ゲーム数コマンド処理が行なわれる。
ステップS2301にて受信コマンドがJACラウンド数コマンドであると判定された場合には、ステップS2314において、JACラウンド数コマンドの下位バイトの値(JACラウンド数)を抽出し、抽出された下位バイトの値に基づいてサブ基板47aに接続された各種の周辺装置による報知の種類を決定したりするJACラウンド数コマンド処理が行なわれる。
ステップS2301にて受信コマンドが設定値コマンドであると判定された場合には、ステップ2315において、設定値コマンドの下位バイトの値(設定値)を抽出し、抽出された下位バイトの値に基づいてサブ基板47aに接続された各種の周辺装置による報知の種類を決定したりする確率設定値情報処理が行なわれる。
ステップS2301にて受信コマンドが賞球の払出し開始時に設定される獲得球払出開始コマンド、賞球の獲得球払出終了コマンド等の球放出コマンドであると判定された場合には、ステップS2316において、球放出コマンドの下位バイトの値(開始又は終了を表す数値)に基づいて、サブ基板47aに接続された各種の周辺装置による報知の種類や期間を決定したりする球放出コマンド処理が行なわれる。
ステップS2301にて受信コマンドが主基板45aで決定された演出に関連する演出情報コマンドであると判定された場合には、ステップS2317において、演出情報コマンドの下位バイトの値(演出情報の種類)を抽出し、抽出された下位バイトの値や乱数を用いた抽選結果に基づいてサブ基板47aに接続された各種の周辺装置による演出の種類を決定したりする演出情報コマンド処理が行なわれる。
ステップS2301にて受信コマンドがベット数コマンド等の球情報コマンドであると判定された場合には、ステップS2318において、球情報コマンドの下位バイトの値(最終ベット数)を抽出し、抽出された下位バイトの値に基づいてサブ基板47aに接続された各種の周辺装置による演出の種類を決定したりする球情報コマンド処理が行なわれる。
ここで、サブ基板47aにおけるステップS2205の周期タイマ処理について説明する。図61は、周期タイマ処理の一例を示すフローチャート図である。タイマ割込み処理が実質的に1msごとに実行されることによって、周期タイマ処理S2205も実質的に1msごとに実行される。
周期タイマ処理2205では、まず、ステップS2401にて、ステップS2213の起動処理の実行後の2秒以内に主基板45aから何らかのコマンドを受信しているか否かを確認する起動時コマンド確認処理が行なわれる。主基板45aから何らのコマンドも受信していない場合には、主基板45aの起動が正常に行われなかったと判断してエラー発生を報知する処理が行われる。一方、主基板45aから何らかのコマンドを受信している場合には、ステップS2402に進む。ステップS2402では、サブ基板47aに接続された各種の周辺装置を駆動するための制御を行なうデバイス制御処理が行なわれる。具体的には、下述するステップS2408の発光報知変更処理やステップS2413の音響・表示報知変更処理にて出力用のデータバッファに格納された制御データに基づく制御信号を所定の周辺装置に送信する。ステップS2402の後に、ステップS2403にて、システム状態に変化があるか否かを判定し、判定結果に応じて電圧低下状態を表す電圧低下フラグ及び初期化状態を表す初期化中フラグを設定又は解除するシステム状態変更処理が行なわれる。システム状態に変化があればその変化に応じた処理が実行される。なお、電圧低下フラグ及び初期化中フラグが解除されている場合には、システム状態は通常状態であるとみなされ、本処理は実質的な処理を行なうことなく終了する。ステップS2404の後に、ステップS2404にて、電源制御装置38から供給される内部電力の電圧が所定の電圧以下であるか否かを判定し、内部電力の電圧が所定の電圧以下の場合には電圧低下フラグを設定し、一方、所定の電圧以下でない場合には電圧低下フラグを解除する電圧監視処理が行なわれて、ステップS2405に進む。ステップS2405では、長周期タイマカウンタの値に周期タイマカウンタの値を加算して、長周期タイマカウンタを更新する長周期タイマカウンタ加算処理を行って、ステップS2406に進む。ステップS2406では、長周期タイマカウンタの値が規定間引き数(例えば、10)以上であるか否かを判定する長周期タイマカウンタ判定処理が行なわれる。
ステップS2406において長周期タイマカウンタの値が規定間引き数以上である場合にはステップS2407に進む一方、長周期タイマカウンタの値が規定間引き数未満であると判定された場合にはステップS2413に進む。ステップS2406によって、概ね周期タイマ処理が10回の行なわれるごと(周期タイマカウンタが10回更新されるごと)に、以下のステップS2407〜ステップS2412の処理が実行されることになる。なお、周期タイマカウンタの更新が概ね1msecごとに行われるために、ステップS2407〜ステップS2412の処理は、概ね10msecごとに実行されることになる。ステップS2407では、長周期タイマカウンタの値から規定間引き数「10」を減じて、長周期タイマカウンタの値を更新する長周期タイマカウンタ減算処理を行なって、ステップS2408に進む。ステップS2408では、発光演出中又は発光報知中において、選択されている所定の発光演出パターン又は発光報知パターンを構成する発光単位データが選択され、選択された発光単位データを出力用のデータバッファに格納する発光報知変更処理が行なわれる。ここで、各発光演出パターンは、少なくとも1つの発光データブロックから構成され、各発光データブロックは更に複数の発光単位データで構成されている。各発光演出パターンを構成する発光データブロックは、サブ基板47aのROMに記憶されており、受信コマンド確認処理S2208等の各コマンド処理において選択される。なお、格納された発光単位データは周期タイマ処理S2205におけるデバイス制御処理2402によって所定の発光装置104a,108a,110aに出力される。発光報知変更処理が繰り返し実行されることによって発光単位データが順次に変更され、所定の発光装置104a,108a,110aにおいて所定の発光パターンの発光演出又は発光報知が行われることとなる。
ステップS2408の発光報知変更処理の後に、ステップS2409にて表示演出と発光演出と音響演出とを同期させる報知同期処理を行なって、ステップS2410に進む。ステップS2410では、音声演出が行われている状況下において、遊技者によって何らかの入力が行われることなく所定の時間(例えば、本形態では30秒)以上にわたって放置されている場合には、音響演出や各種の特別遊技状態におけるBGMの音量を小音量に変更する音響フェードアウト処理を行なって、ステップS2411に進む。ステップS2411では、デモストレーション報知(客待ち演出)に移行させるか否かを、遊技者によってベット操作、スタート操作、ストップ操作等の何らかの入力操作が行われることなく所定の時間(本形態では50秒)以上経過しているかによって判定して、所定の時間が経過している場合にデモストレーション報知を実質的に開始させるデモストレーション報知移行処理が行なわれる。具体的には、ステップS2411のデモストレーション報知移行処理では、デモストレーション報知データフィールドにおける先頭の表示報知データブロックが選択され、かつ、デモストレーションフラグが設定される。なお、デモストレーション報知を行うための表示報知パターンが選択される。ここで、デモストレーション報知パターンは、複数の表示報知データブロックから構成され、表示報知パターンは更に複数の発光報知単位データで構成されている。液晶表示装置42において所定のデモストレーション演出が開始される。ステップS2411の後に、ステップS2412にて、音量変更操作装置(図示せず)における音量調節スイッチ(図示せず)の音量設定が確認され、スピーカ106,204に対する基準音量を更新する基準音量設定処理が行なわれる。ステップS2407〜ステップS2412を終了した後、及び、ステップS2406において長周期タイマカウンタの値が規定間引き数未満であった場合には、ステップS2413にて、液晶表示装置42、スピーカ106,204を制御するための表示報知単位データや表示演出単位データ等を更新する音響・表示報知変更処理が行なわれる。なお、音響・表示報知変更処理については、本発明の特徴部分に関連するために、別途に詳細に説明する。
ここで、ステップS2208の受信コマンド確認処理(図60参照)におけるステップS2306の抽選結果コマンド処理について詳細に説明する。図62は、抽選結果コマンド処理の一例を示すフローチャート図である。ステップS2306の抽選結果コマンド処理では、まずステップS2501にて、各種の当選役フラグを更新する当選役フラグ更新処理が行なわれる。具体的には、抽選結果コマンドの下位バイトの値を抽出して、今回の単位遊技の当選役を検知する。例えば、検知した役が、ベル役であれば、ベル役当選フラグをセットする。一旦セットされた当選役フラグは、今回の単位遊技の終了と共にリセットされる。但し、BB役当選フラグ及びRB役当選フラグについては、それらが成立(入賞)するまで、具体的には、S2305の内部状態コマンド処理(図60参照)にてBB遊技状態の開始を表すBB遊技状態コマンドやRB遊技状態の開始を表すRB遊技状態コマンドの受信が検知されるまで、フラグが持ち越される。ステップS2501の後に、ステップS2502にて、通常遊技状態であるかを判定して、通常遊技状態と判定された場合にはステップS2503に進み、一方、通常遊技状でないと判定された場合にはステップS2522に進む。
ステップS2503〜ステップS2505では、今回の単位遊技の開始を表すスタート音響を報知させるための準備が行なわれる。ステップS2503において、スタート音響報知のデータを格納したスタート音響データフィールドの先頭のデータブロックを参照報知ブロックとして選択する。具体的には、音響報知データポインタの値をスタート音響データフィールドの先頭アドレス(先頭データブロックのアドレスも同じ)に設定する。なお、スタート音響報知用のデータフィールドは複数のデータブロックで構成されており、各データブロックはブロックヘッダと複数の単位データとブロックトレイラで構成されている。ブロックヘッダには、ブロックヘッダ自体の構成やそのデータブロック内の単位データの構成等の情報やそのデータブロックに含まれる単位データの出力をいつ開始させるか等の制御情報が含まれている。ここで、単位データとは、一度のステップS2413の音響・表示報知変更処理で一度に処理されるデータである。ステップS2504では、音響報知データポインタをインクリメントしながら参照報知ブロックの制御情報を設定する。スタート音響報知は即座に報知を開始するように設定されているために、スタートフラグが設定される。なお、即座に報知を開始させないように設定された音響報知や音響演出の場合には、開始までの待機時間に相当する初期値を報知待機時間カウンタに設定して報知時間監視カウンタによる時間の計測を開始する。報知待機時間カウンタは、周期的なタイマ割込み処理(1msec間隔)の実行回数をステップS2004のカウンタ更新処理(図57参照)で計数することによってソフトウェア的に時間を計測している。報知待機時間が経過したか否かはステップS2409の報知同期処理にて判定され、肯定判定の場合には、報知を開始させるために各種の音響報知フラグや音響演出フラグがセットされる。ステップS2505の後に、音響報知データポインタをインクリメントして、音響報知データポインタの値を先頭の単位データの先頭アドレスに設定する。これによって、スタート音響報知の準備が完了する。
ステップS2505の後に、ステップS2506にて、確定表示中であるか否かが判定される。ここで、確定表示とは、BB役確定表示又はRB役確定表示を意味する。一旦、確定表示がなされると当選しているBB役又はRB役が成立するまでその表示は継続する。つまり、新たな各種の演出(表示演出や音響演出や発光演出)は行なわれない。ボーナス確定表示中であると判定された場合には、抽選結果コマンド処理を終了して受信コマンド確認処理に復帰し、一方、ボーナス確定表示中でないと判定された場合には、ステップS2507に進む。ステップS2507では、連続演出が継続中か否かが判定される。具体的には、演出連続数が1以上であるか否かが判定される。連続演出継続中でないと判定された場合には、新たな各種の演出を行えるために、ステップS2508に進み、一方、連続演出継続中であると判定された場合には、今回の単位遊技における各種の演出が既に決定されていることになるので決定されている演出を進行させるために、ステップS2515に進む。
ステップS2508〜ステップS2514では、演出を行なうか否か及びどのような演出を行なうかを決定して演出を行なうための準備が行なわれる。ステップS2508では、抽選結果コマンドの下位バイトの情報及び各種の当選役フラグを参照して、演出抽選テーブルから1つの演出抽選データ群を選択する演出抽選データ選択処理が行なわれる。ここで、演出抽選テーブルについて説明する。図63は、演出選択テーブルの一例を概念的に示す図である。演出抽選テーブルには、抽選結果コマンドの下位バイトの情報及び各種の当選役フラグのセット状況ごとに各種の演出の当選確率を決定する演出抽選データ群(一列のデータ群)で構成されている。なお、当選役種別において、「RB役&スイカ役」は今回の単位遊技に対する主基板45aの抽選によってRB役とスイカ役とが同時に当選してRB役当選フラグとスイカ役当選フラグがセットされている場合を意味し、「RB役&スイカ役」は前回の単位遊技以前にRB役に既に当選しており、今回の単位遊技でスイカ役に当選したことによりRB役当選フラグとスイカ役当選フラグが同時にセットされている場合を意味する。なお、他の「&」記号や「+」記号を含む当選役種別についても同様である。なお、図63においては、説明の便宜のために、最右端列に演出の内容記載している。以下において、主要な3系統の表示演出についてのみ説明するが、本実施の形態の遊技機10においても他の様々な演出が含まれている。
主要な3系統の表示演出としては、単位遊技内で完結する任意告知系表示演出と、単位遊技内で完結する発展告知系表示演出と、複数の連続する単位遊技にわたって完結する連続系表示演出とが挙げられる。任意告知系表示演出では、当選役に対応する情報、例えば、当選役の図柄、当選役に対応付けられた色又はキャラクタ(動物等)を第1回胴の停止前、第1回胴の停止後、第2回胴の停止後、第3回胴の停止後に表示することによって、当選役を告知したり、ボーナス役の当選を暗に告知したりする。発展告知系表示演出では、単位遊技内の遊技進行に応じて発展的に表示演出を視認し易くしたり、派手にしたりして、最終的に第3回胴停止後まで発展表示が継続した場合に当選役に対応する情報を表示することによって、当選役を告知する。例えば、第1回胴停止前よりも第1回胴停止後の表示演出が派手であり、第1回胴停止後よりも第2回胴停止後の表示演出が派手であり、第2回胴停止後よりも第3回胴停止後の表示演出が派手であり、最終的に当選役の図柄が表示される演出が挙げられる。連続系表示演出では、複数の単位遊技にわたる遊技進行に応じて連続的な表示演出、例えば格闘演出や課題解決演出が行われ、最終的に最大単位遊技数まで継続した完了した場合(格闘演出においては勝利した場合、課題解決演出においては、課題を解決した場合)にボーナス役の当選が確定する。なお、通常、連続系表示演出では、第3回胴停止後又は次回の単位遊技のための遊技球のベット時にボーナス役の確定表示がなされる。
図62の抽選結果コマンド処理に説明に戻り、ステップS2508で選択された演出抽選データ群を参照して各種の演出の当否を抽選する演出抽選処理を行って、ステップS2510に進む。ステップS2508における抽選方法については、図39に示された主基板45aにおける抽選処理と実質的に同一である。ステップS2510では、抽選の結果、いずれの演出に当選せずハズレである場合(演出なしの場合)には、演出を行なう準備をする必要がないので、抽選結果コマンド処理S2306を終了し、一方、いずれかの演出に当選した場合には、ステップS2511に進む。ステップS2511では、当選した演出の制御を行なうために、演出制御情報テーブルを参照してブロック制御情報を設定するブロック制御情報設定処理が行なわれる。ここで、上記の主要な3系統の表示演出に対するブロック制御情報及びデータフィールドの構成について説明する。図64は、データフィールドのデータ構造の一例を概念的に示す図であり、図65は、演出制御情報テーブルの一例を概念的に示す図である。
任意告知系表示演出のデータフィールドは、図64(A)に示したように、任意告知系演出が開始されること予め告知する第1回胴停止前までの共通の予兆ブロック、ハズレに対応する情報を表示するハズレ役ブロック、再遊技役に対応する情報を表示する再遊技役ブロック、チェリー役に対応する情報を表示するチェリー役ブロック、スイカ役に対応する情報を表示するスイカ役ブロック、ベル役に対応する情報を表示するベル役ブロック、RB役に対応する情報を表示するRB役ブロック、BB役に対応する情報を表示するBB役ブロック、CB役に対応する情報を表示するCB役ブロック、及び、RB役又はBB役に対応する共通情報を表示するボーナス役ブロックで構成されている。各ブロックは、ブロックヘッダと、複数の単位データと、ブロックトレイラとで構成されている。ブロックヘッダは、各ブロックを識別すると共にブロックの先頭を表すブロックヘッダ識別値と、ブロックヘッダのサイズ(バイト単位)と、ブロック全体のサイズ(バイト単位)と、単位データのサイズ(バイト単位)とを含んでいる。演出を行なう場合には、所定のブロックから他の所定のブロックへ移行させることとなるが、ブロックヘッダの情報は、この処理を簡便に行なうために、また、他のデータ構造の異なる演出に対しても共通のプログラムで実行するために用いられる。単位データとは、演出を規定する情報であり、一度のステップS2413の音響・表示報知変更処理で処理される量のデータである。ブロックトレイラは、各ブロックを識別すると共にブロックの終端を表すブロックトレイラ識別値と戻り値とを含んでいる。戻り値によって、そのブロック内の単位データの報知が終了した場合に、先頭から繰り返すか途中から繰り返すか最後に表示された静止画の状態で保持するか等を規定する。戻り値には、表示を最初から繰り返す場合は「−1」が設定され、途中から繰り返す場合は戻る単位データ数や戻るバイト数が設定され、表示を保持する場合は「0」が設定される。なお、他の表示演出や表示報知のデータフィールドを構成する各ブロックについても同様である。また、各音響演出や音響報知のデータフィールドを構成する各ブロックについても、ブロックヘッダが演出開始までの時間情報を更に含み、単位データが音声データと音量データとを一対で含むこと以外は同様の構成である。また、各発光演出や発光報知のデータフィールドを構成する各ブロックについても、ブロックヘッダが演出開始までの時間情報を更に含むこと以外は同様の構成である。
発展告知系表示演出のデータフィールドは、図64(B)に示したように、発展告知系演出が開始されること予め告知する第1回胴停止前までの共通の予兆ブロック、第1回胴停止によって終了する第1終了ブロック、第1回胴停止によって発展する第1発展ブロック、第2回胴停止によって終了する第2終了ブロック、第2回胴停止によって発展する第2発展ブロック、第3回胴停止によって終了する第3終了ブロック、ハズレ役ブロック、再遊技役ブロック、チェリー役ブロック、スイカ役ブロック、ベル役ブロック、RB役ブロック、BB役ブロック、CB役ブロック、及び、ボーナス役ブロックで構成されている。なお、ベル役ブロック等の各役に対応するブロックは、第3回胴の停止によって発展した後に各役に対応する情報を表示する。
連続系表示演出のデータフィールドは、図64(B)に示したように、発展告知系演出が開始されること予め告知する第1回胴停止前までの共通の予兆ブロック、第1回胴停止によって終了する第1終了ブロック、第1回胴停止によって発展する第1発展ブロック、第2回胴停止によって終了する第2終了ブロック、第2回胴停止によって発展する第2発展ブロック、第3回胴停止によって終了する第3終了ブロック、ハズレ役ブロック、再遊技役ブロック、チェリー役ブロック、スイカ役ブロック、ベル役ブロック、RB役ブロック、BB役ブロック、CB役ブロック、及び、ボーナス役ブロックで構成されている。なお、ベル役ブロック等の各役に対応するブロックは、第3回胴の停止によって発展した後に各役に対応する情報を表示する。
演出制御情報テーブルは、図65に示したように、演出ごとに、演出連続数、ブロック移行数、第1停止フラグ、第2停止フラグ、第3停止フラグ、演出中表示役及び確定告知フラグを含むブロック制御情報を含む。演出連続数として、単位遊技で完結する演出の場合には「−1」が設定され、複数の連続する単位遊技に跨る場合には継続単位遊技数が設定される。ブロック移行数は、当選した演出に対応するデータフィールドを構成するブロック間の移行回数であり、任意告知系表示演出では「1」が設定され、発展告知系表示演出では発展回数に応じて「1」〜「3」の値が設定され、連続系表示演出では少なくとも演出連続数以上の値が設定される。第1停止フラグ、第2停止フラグ及び第3停止フラグは、それぞれ、第1回胴の停止時、第2回胴停止時及び第3回胴停止時にブロック移行を行なうか否かを決定する。例えば第1停止フラグがセットされていれば、第1回胴の停止に応じて所定のブロックに移行されることになる。演出表示中役は、演出中において表示される役の役識別情報である。具体的には、ハズレ役に対応する情報又は特定の役の表示なしの場合は「0」、再遊技役に対応する情報の場合は「1」、チェリー役に対応する情報の場合は「2」、スイカ役に対応する情報の場合は「3」、ベル役に対応する情報の場合は「4」、RB役に対応する情報の場合は「5」、BB役に対応する情報の場合は「6」、CB役に対応する情報の場合は「7」、RB役又はBB役に対応する共通情報の場合は「8」を設定する。確定表示移行フラグは、演出の終了後における次回の単位遊技のための遊技球のベットの際にボーナス確定表示(RB役又はBB役が確定)、RB役確定表示又はBB役確定表示に移行させるか否かを決定する。なお、確定移行フラグがセットされている場合には、上記の3つの確定表示のいずれかに移行するが、いずれの確定表示に移行するかはステップS2313のベットコマンド処理における後述するS2710の確定表示抽選処理にて決定される。
図62に戻り、ステップS2511の後に、当選演出のデータフィールドの先頭ブロックが参照ブロックとして選択する参照演出ブロック設定処理が行なわれる。具体的には、当選演出が表示による演出を含む場合には、表示演出データポインタが当選表示演出のデータフィールドの先頭ブロックの先頭アドレスに設定されると共に表示演出フラグがセットされる。また、当選演出が音響による演出を含む場合には、音響演出データポインタが当選音響演出のデータフィールドの先頭ブロックの先頭アドレスに設定されると共に音響演出フラグがセットされる。当選演出が発光による演出を含む場合には、発光演出データポインタが当選発光演出のデータフィールドの先頭ブロックの先頭アドレスに設定されると共に発光演出フラグがセットされる。ステップS2512の後に、ステップS2513にて、先頭ブロックのブロックヘッダに含まれる各種の情報を抽出して参照演出ブロック情報として設定する参照演出情報設定処理が行なわれる。所定の演出データポインタをインクリメントして、ブロックヘッダのサイズを抽出し、ブロックヘッダのサイズを参照してブロックヘッダに含まれている他の全ての情報を抽出して、それらの情報をサブ基板47aのRAM(図示せず)に記憶させる。また、ステップ2513においては、表示演出変更フラグをセットし、ブロックヘッダの情報に基づいて音響演出を即時に実行すべき設定である場合には、ステップS2513の後に、ステップS2514にて、演出データポインタを複数の単位データの先頭単位データに設定する演出データポインタ設定処理を行なって、抽選結果コマンド処理を終了する。なお、具体的には、S2514では、所定の演出データポインタをインクリメントするだけでよい。
ステップS2507にて連続演出継続中であると判定された場合には、ステップS2515にて、演出連続数を1だけ減少させて新たな値に更新する演出連続数更新処理が行なわれる。ステップS2507の後に、ステップ2516にて、現在選択されているブロックの次のブロックを参照演出ブロックとして設定する参照演出ブロック更新処理が行なわれる。具体的には、所定の各種の演出データポインタを現在選択されているブロックトレイラを検出するまで単位データのサイズ単位で順次にインクリメントし、ブロックトレイラが検出されると次のブロックのブロックヘッダのヘッダ識別情報を検出するまで順次インクリメントする。ステップS2516の後に、ステップS2517にて、ステップS2513と同様にして先頭ブロックのブロックヘッダに含まれる各種の情報を抽出して参照演出ブロック情報として更新設定する参照演出情報更新処理が行なわれる。また、ステップS2517の後に、ステップ2518にて、ステップS2514と同様にして、演出データポインタを複数の単位データの先頭単位データに設定する演出データポインタ更新処理が行なわれる。ステップ2518の後に、ステップS2519にて、演出連続数が「0」であるか否かが判定され、演出連続数が「0」でないと判定された場合には、抽選結果コマンド処理を終了し、一方、演出連続数が「0」であると判定された場合には、ステップS2520に進む。ステップ2520では、確定表示移行フラグが設定されているか否かを判定して、確定表示移行フラグが設定されている場合には、ステップS2521にて確定表示フラグを設定し、確定演出移行フラグが設定されていない場合はステップS2521をスキップして抽選結果コマンド処理を終了する。
ステップ2502にて通常遊技状態でないと判定された場合には、ステップS2522の参照演出ブロック更新処理、ステップS2523の参照演出ブロック情報更新処理及びステップS2524の演出データポインタ更新処理が順次に行なわれる。なお、ステップ2522及びステップ2516の参照演出ブロック更新処理は実質的に同一の処理であり、2523及びステップ2517の参照演出ブロック情報更新処理は実質的に同一の処理であり、2524及びステップ2518の演出データポインタ更新処理は実質的に同一の処理である。但し、通常遊技状態でない場合の遊技状態の種類に応じたデータフィールドの選択は、既に、図示しないが内部状態コマンド処理S2306(図60参照)にて行なわれている。
ここで、ステップS2310の回胴回転情報コマンド処理(図60参照)について詳細に説明する。図66は、回胴回転情報コマンド処理の一例を示したフローチャート図である。回胴回転情報コマンド処理では、まず、ステップS2601にて停止回胴数を更新し、ステップS2602にて通常遊技状態でないと判定されたり、ステップS2603にて各種の演出フラグの全てが設定されていないと判定されたり、ステップS2604にてブロック移行数が「0」であると判定されるようなブロック移行がない状況であれば、回胴回転情報コマンド処理を終了する。一方、通常遊技状態であり、各種の演出フラグのいずれかが設定されており、ブロック移行数が0でない演出が含まれている場合には、ステップS2605に進む。ステップS2605では、停止回胴数が3である(第3回胴停止)か否かを判定し、停止回胴数が3でない場合にはステップS2609に進み、ステップS2606にて停止回胴数が3である場合には第3回胴停止時のブロック移行があるか否かを判定する。ステップS2606にて第3回胴停止時にブロック移行がないと判定された場合には回胴回転情報コマンド処理を終了し、一方、第3回胴停止時にブロック移行があると判定された場合には、参照演出ブロックを1つ先のブロックに更新してからステップS2613に進む。S2608では、停止回胴数が2である(第2回胴停止)か否かを判定し、停止回胴数が2でない場合にはステップS2611に進み、ステップS2609にて停止回胴数が2である場合には第2回胴停止時のブロック移行があるか否かを判定する。ステップS2609にて第2回胴停止時にブロック移行がないと判定された場合には回胴回転情報コマンド処理を終了し、一方、第2回胴停止時にブロック移行があると判定された場合には、参照演出ブロックを1つ先のブロックに更新する参照演出ブロック更新処理を行なってからステップS2614に進む。S2611では、第1回胴停止時のブロック移行があるか否かを判定する。ステップS2612にて第1回胴停止時にブロック移行がないと判定された場合には回胴回転情報コマンド処理を終了し、一方、第2回胴停止時にブロック移行があると判定された場合には、参照演出ブロックを1つ先のブロックに更新する参照演出ブロック更新処理を行なってからステップS2613に進む。ステップS2606、ステップ2609及びステップS2611では、具体的には、それぞれ、第3停止フラグ、が第2停止フラグ及び第1停止フラグがセットされているか否かを判定する。
ステップS2613では、ブロック移行数を1減算した値にブロック移行数を更新するブロック移行数更新処理を行なって、ステップS2614に進む。ステップS2614では、ブロック移行数が「0」であるか否かを判定して、ブロック移行数が「0」でないと判定された場合には回胴回転情報コマンド処理を終了し、一方、ブロック移行数が「0」であると判定された場合には、ステップS2615に進む。ステップS2615では、演出中表示役を参照して、参照演出ブロックを所定のブロックに更新する。具体的には、所定の演出データポインタを演出中表示役の識別情報の値だけ先のブロックに移行させる。ステップS2615の後に、ステップS2616にて参照演出ブロック情報設定処理を行ない、ステップS2617にて演出データポインタ設定処理を行なう。ステップ2617の後に、ステップS2618にて確定表示移行フラグがセットされているか否かを判定して、確定表示移行フラグがセットされている場合にはステップS2619にて確定表示フラグをセットし、一方、確定表示移行フラグがセットされていない場合にはステップS2619をスキップして、回胴回転情報コマンド処理を終了する。
ここで、ステップS2312のベットコマンド処理(図60参照)について詳細に説明する。図67は、ベットコマンド処理の一例を示したフローチャート図である。ベットコマンド処理では、まず、S2701にて遊技状態が通常遊技状態であるか否かを判定して、通常遊技状態であると判定された場合には、ステップS2702に進み、一方、通常遊技状態出ないと判定された場合には、ステップS2711に進む。ステップS2702では、抽選結果コマンド処理S2306のステップS2503〜ステップS2505によるスタート音響報知の準備と同様にして、ベット音響報知を準備するベット音響報知ブロック制御処理を行って、ステップS2703に進む。ステップS2703では、ベット報知フラグをセットするベット報知フラグ設定処理が行なわれる。なお、ベット音響報知は、ベットコマンドの受信の検知に応じて即座に実行するように設定されているために、ステップS2703にてベット報知フラグと共にベット報知変更フラグもセットする。
ステップS2703の後に、ステップS2704にて連続演出が継続中であるか否かを判定し、かつ、ステップS2705にて確定表示中であるか否かを判定して、連続演出継続中でもなく確定表示中でもない前回の単位遊技における演出等をリセットしてもよい状態である場合には、ステップS2706にて前回の単位遊技における報知や演出を制御する各種のフラグをリセットする報知・演出関連フラグ解除処理が行なわれる。一方、ステップS2704にて連続演出継続中である又はステップS2705にて確定表示中であると判定された場合には、これらの演出を継続させるために、ベットコマンド処理を終了する。ステップS2707の後に、確定表示フラグがセットされているか否かが判定され、確定表示フラグが設定されていると判定された場合には、確定表示の種別を抽選によって決定する確定表示選択処理を行なった後に、ベットコマンド処理を終了する。一方、ステップS2707にて確定表示フラグがセットされていないと判定された場合には、ステップS2708にてBB役当選フラグ又はRB役当選フラグがセットされているか否かが判定される。ステップS2708にてBB役当選フラグ又はRB役当選フラグがセットされている場合には、ステップS2709にて確定表示に移行させるか否かの抽選を行なう確定表示抽選処理が実行され、一方、BB役当選フラグ及びRB役当選フラグの双方がセットされていない場合にはステップS2709をスキップしてベットコマンド処理を終了する。
ステップS2701にて遊技状態が通常遊技状態でないと判定された場合には、ステップS2711にてCB遊技状態開始であるか否かが判定され、ステップS2712〜ステップS2715までの処理によってCB遊技状態中の演出開始の準備が行なわれる。なお、CB遊技状態中の演出に対応するデータフィールドが参照されること以外、ステップS2712〜ステップS2715までの処理は、ステップS2306の抽選結果コマンド処理におけるステップS2511〜ステップS2514の処理(図62参照)は実質的に同一であるために詳細な説明を省略する。一方、ステップS2711において、CB遊技状態の開始でないと判定された場合には、S2306の抽選結果コマンド処理におけるステップS2522〜ステップS2524の処理と同様にして、遊技状態に応じたデータフィールドを参照してブロックの移行が行なわれる。
上記においては、ステップS2306の抽選結果コマンド処理、ステップS2310の回胴回転情報コマンド処理及びステップS2312のベットコマンド処理を詳細に説明することによって、通常遊技状態にける所定の演出に対するデータフィールド内のブロック移行について説明したが、以下においては、ステップS2413の音響・表示報知変更処理における現在選択されている参照演出ブロック内の単位データの取扱について説明する。図68は、音響・表示報知変更処理の一例について説明するフローチャート図である。
図68に示したように、音響・表示報知変更処理では、まず、エラーフラグが設定されているか否かを判定し、エラーフラグが設定されている場合には、ステップS2802においてエラー音響報知に対応するデータフィールドから選択された参照報知ブロックに含まれる1つの単位音声データ及び単位音量データが出力用のデータバッファに格納され、かつ、エラー表示報知に対応するデータフィールドから選択された参照報知ブロックに含まれる1つの単位データが出力用のデータバッファに格納される。なお、エラーフラグは、受信コマンド確認処理のエラーコマンド処理においてエラーコマンドの受信の検知に応じてセットされ、エラーコマンドの種類に応じてデータフィールドから処理の1つのデータフィールドが選択されている。
ステップS2802にてエラーフラグが設定されていない場合には、ステップS2803にて、ベット報知フラグがセットされているか否かを判定して、セットされていると判定された場合にはステップS2804に進み、一方、セットされていないと判定された場合にはステップS2804をスキップしてステップS2805に進む。ステップS2804では、下述するステップS2817〜ステップS2824と実質的に同一方法によって、単位音声データと単位音量データとが選択されて出力用のデータバッファに格納される。
ステップS2805では、スタート報知フラグがセットされているか否かを判定して、セットされていると判定された場合にはステップS2806に進み、一方、セットされていないと判定された場合にはステップS2806をスキップしてステップS2807に進む。ステップS2806では、下述するステップS2817〜ステップS2824と実質的に同一方法によって、参照報知ブロックから単位音声データと単位音量データとが選択されて出力用のデータバッファに格納される。
ステップS2807では、ストップ報知フラグがセットされているか否かを判定して、セットされていると判定された場合にはステップS2808に進み、一方、セットされていないと判定された場合にはステップS2808をスキップしてステップS2809に進む。ステップS2808では、下述するステップS2817〜ステップS2824と実質的に同一方法によって、参照報知ブロックから単位音声データと単位音量データとが選択されて出力用のデータバッファに格納される。
ステップS2809では、テンパイ報知フラグがセットされているか否かを判定して、セットされていると判定された場合にはステップS2810に進み、一方、セットされていないと判定された場合にはステップS2810をスキップしてステップS2811に進む。ステップS2810では、下述するステップS2817〜ステップS2824と実質的に同一方法によって、参照報知ブロックから単位音声データと単位音量データとが選択されて出力用のデータバッファに格納される。
ステップS2811では、球放出報知フラグがセットされているか否かを判定して、セットされていると判定された場合にはステップS2812に進み、一方、セットされていないと判定された場合にはステップS2812をスキップしてステップS2813に進む。ステップS2812では、下述するステップS2817〜ステップS2824と実質的に同一方法によって、参照報知ブロックから単位音声データと単位音量データとが選択されて出力用のデータバッファに格納される。なお、球放出報知フラグは、ステップS2208の受信コマンド確認処理のステップS2316の球放出コマンド設定処理においてセットされる。
上記において、ベット音響報知と、スタート音響報知と、ストップ音響報知と、テンパイ音響報知と、球放出報知とは同時に行われることがないために、同一の報知データポインタによって単位音声データと単位音量データとの選択を行なっている。
ステップS2813では、音響演出フラグがセットされているか否かを判定して、セットされていると判定された場合にはステップS2814に進み、一方、セットされていないと判定された場合にはステップS2814をスキップしてステップS2815に進む。ステップS2814では、下述するステップS2817〜ステップS2824と実質的に同一方法によって、参照報知ブロックから単位音声データと単位音量データとが選択されて出力用のデータバッファに格納される。なお、音響演出と上記の各種の報知とは同時に選択されることがあるために、音響演出の単位データの選択においては、上記の報知データポインタとは異なる演出データポインタを用いている。また、上記の各種の報知が行われている場合には、音響演出の単位データを出力用のデータバッファには格納しない。
ステップS2815では、BGMフラグがセットされているか否かを判定して、セットされていると判定された場合にはステップS2816に進み、一方、セットされていないと判定された場合にはステップS2816をスキップしてステップS2817に進む。ステップS2816では、下述するステップS2817〜ステップS2824と実質的に同一方法によって、参照報知ブロックから単位音声データと単位音量データとが選択されて出力用のデータバッファに格納される。なお、BGMと、音響演出又は各種の報知とは同時に選択されることがあるために、BGMの単位データの選択においては、報知データポインタ及び演出データポインタの双方と異なるBGMデータポインタを用いている。また、各種の音響報知及び音響演出が行われている場合には、BGMの単位データを出力用のデータバッファには格納しない。
ステップS2816の後に、ステップS1817にて表示演出フラグがセットされているか否かが判定されて、表示演出フラグがセットされている場合にはステップS2818に進み、表示演出フラグがセットされていない場合にはステップS2825に進む。ここで、表示演出フラグは、今回の単位遊技において表示演出が行われるか否かを表している。ステップS1818では、表示更新フラグがセットされているか否かが判定されて、表示更新フラグがセットされていない場合には音響・表示報知変更処理を終了し、表示更新フラグがセットされている場合にはステップS2819に進む。ここで、表示更新フラグは、現に表示を更新するために単位データが順次に選択されているか否かを表している。つまり、表示演出フラグがセットされていても表示更新フラグがセットされていなければ、表示は更新されない。ステップS2819では、表示演出データポインタが指すアドレスの単位データが出力用のデータバッファに格納する表示演出単位データ格納処理が行なわれる。単位データが複数バイトにわたる場合には、単位データが全て出力用のデータバッファに格納されるまで、単位データのサイズを参照しながら表示演出データポインタをインクリメントすることによって、順次にデータを格納する。ステップS2819の後に、ステップS2820にて表示演出データポインタをインクリメントする表示演出データポインタ前進処理を行なって、ステップ2821にて現在の表示演出データポインタの指すアドレスのデータがブロックトレイラの識別値であるか否かを判定する。ステップ2821にてブロックトレイラの識別値でないと判定された場合には音響・表示報知変更処理を終了し、ブロックトレイラの識別値であると判定された場合には、ステップS2822にて表示演出データポインタの指す次のアドレスの戻り値を参照して戻り値が「0」であるか否かを判定する。ステップS2822にて戻り値が「0」でない場合には、戻り値の値だけ表示演出データポインタをディクリメントする表示演出データポインタ後退処理を行なってから音響・表示報知変更処理を終了し、ステップS2822にて戻り値が「0」である場合には表示更新フラグをリセットする表示更新フラグ解除処理を行なってから音響表示報知変更処理を終了する。
ステップS2817にて、表示演出フラグがセットされていない場合には、ステップS2825にてデモストレーション更新フラグがセットされているか否かを判定する。なお、デモストレーション更新フラグは、ステップS2311のデモストレーション報知移行処理(図61参照)において、所定の条件を満たした場合にセットされる。ステップS2825にてデモストレーション更新フラグがセットされている場合には、ステップS2819〜ステップS2824と実質的に同一のデモストレーション表示単位データ制御処理を行なってから音響・表示報知変更処理を終了し、デモストレーション更新フラグがセットされていない場合には、ステップS2819〜ステップS2824と実質的に同一の平常表示単位データ制御処理を行なってから音響・表示報知変更処理を終了する。なお、デモストレーション表示単位データ制御処理及び平常表示単位データ制御処理では、それぞれ、デモストレーション表示のデータフィールド及び平常表示のデータフィールドから選択された参照ブロックから単位データが選択される。
[本発明の特徴部分]
以上、本実施形態の球式回胴遊技機10の全体的構成について説明したが、以下、本発明の特徴部分について詳しく説明する。
本発明は、左回胴Lの図柄配列に工夫を凝らすと共に、その左回胴Lの特徴的な図柄配列に対応した回胴の停止制御を行うことを主たる特徴とするものである。このような構成により、特定移行役に当選した場合とハズレ役に当選した場合とで表示窓41bから表示される回胴Lの表示態様が同じ態様になるようにし、RB役に当選したかもしれないという期待感を遊技者に抱かせて、抽選結果の報知まで表示演出を見させ、単位時間当りの遊技回数を抑制するようにしたものである。
(回胴Lの図柄配列の特徴的構成)
(A1)左回胴Lには、同じ種類の図柄順で、かつ、スイカ図柄とチェリー図柄を最大スベリ量の範囲内、詳しくは図柄3個分の間隔を隔てて近接配置した第1の特別配列200Aと第2の特別配列200Bを設けてある。第1の特別配列200Aは左回胴Lの図柄番号7番のベル図柄から図柄番号14番のスイカ図柄までの8個の図柄からなり、第2の特別配列200Bは左回胴Lの図柄番号19番のベル図柄から図柄シール43Lの繋ぎ目(図柄番号0番の第2のブランク図柄と図柄番号20番の再遊技図柄の境目)を経て図柄番号5番のスイカ図柄に至る8個の図柄からなっている。詳しくは、第1の特別配列200Aは、ベル図柄、再遊技図柄、第1のブランク図柄、チェリー図柄、第1のブランク図柄、ベル図柄、再遊技図柄、スイカ図柄の順に図柄を配列してあり、第2の特別配列200Bは、ベル図柄、再遊技図柄、第2のブランク図柄、チェリー図柄、第3のブランク図柄、ベル図柄、再遊技図柄、スイカ図柄の順に図柄を配列してある。第1の特別配列200Aと第2の特別配列200Bでは、チェリー図柄の前後に配置したブランク図柄が相違する図柄になっているが、第1乃至第3のブランク図柄は、いずれの役も構成しない図柄に分類されることから、各特別配列200A,200Bは同じ種類の図柄順になっている。
(A2)また、第1の特別配列200A及び第2の特別配列200Bには、それぞれ左回胴Lを最大スベリ量の範囲内で余分に回転させることで、第1の小役たるスイカ役に当選した際にはスイカ図柄を有効位置に停止させ得ると共に、第2の小役たるチェリー役に当選した際にはチェリー図柄を有効位置に停止させ得る引込可能範囲201A,201Bが含まれている。引込可能範囲201A,201Bは、スイカ役とチェリー役の取りこぼしを抑制するためのいわゆる目押し範囲である。かかる引込可能範囲201A,201Bが下段の有効位置に到達するタイミングで左回胴Lの停止操作を行うと、スイカ役に当選した状態ではスイカ図柄が有効位置に停止し、かつ、チェリー役に当選した状態ではチェリー図柄が有効位置に停止するよう、左回胴Lの停止制御が行われる。第1の特別配列に含まれる引込可能範囲201Aを図柄番号8番の再遊技図柄から図柄番号10番のチェリー図柄までの図柄3個分の範囲とし、第2の特別配列に含まれる引込可能範囲201Bを図柄番号20番の再遊技図柄から図柄番号1番のチェリー図柄までの図柄3個分の範囲とする。そして、チェリー図柄の回転方向後ろ側へ最大スベリ量の範囲内でスイカ図柄を配置してあるので、各特別配列200A,200Bは、各々に含まれる引込可能範囲201A,201Bからスイカ図柄までの範囲とされる。逆に、スイカ図柄の回転方向後ろ側へ最大スベリ量の範囲内でチェリー図柄を配置した場合は、各特別配列が各々に含まれる引込可能範囲からチェリー図柄までの範囲となる。
(A3)また、各引込可能範囲201A,201Bは、BB遊技状態及びRB遊技状態を除く他の遊技状態において図柄3個分の範囲となるが、BB遊技状態及びRB遊技状態においては図柄3個分の範囲よりも狭くなる。前記他の遊技状態では、有効ラインが、上段ライン、中段ライン、下段ライン、右上りライン、右下りラインの5本のラインになっており、また、成立し得るチェリー役を角チェリー役に限定して中段チェリー役の成立を考慮しなくてもよいので、下段の有効位置にチェリー図柄を引き込めると共に上段の有効位置にスイカ図柄を引き込める範囲が引込可能範囲となり、上記のように各引込可能範囲が図柄3個分の範囲となる。一方、BB遊技状態及びRB遊技状態では、有効ラインが中段ラインのみになっているので、中段の有効位置にスイカ図柄とチェリー図柄を引き込める範囲が引込可能範囲となる。このため、BB遊技状態及びRB遊技状態における引込可能範囲201Aは図柄番号9番の図柄1個分の範囲となり、引込可能範囲201Bは図柄番号0番の図柄1個分の範囲となり、前記他の遊技状態に比べて各引込可能範囲が狭くなる。なお、本実施形態では、各特別配列にてチェリー図柄とスイカ図柄の間に3個の図柄を配置してあるが、チェリー図柄とスイカ図柄の間に配置する図柄を3個未満にすると、各引込可能範囲の大きさが変化する。また、上記他の遊技状態にて中段チェリー役を成立し得るようにした場合は、引込可能範囲201Aが図柄番号8番及び9番の図柄2個分の範囲となり、引込可能範囲201Bが図柄番号20番及び0番の図柄2個分の範囲となる。
(A4)また、本実施形態では、上記2つの引込可能範囲のほかにもう1つの引込可能範囲として第3の引込可能範囲を設定してある。第3の引込可能範囲は、第2の特別配列に含まれるスイカ図柄と、第1の特別配列に含まれるチェリー図柄を有効位置に停止させ得る範囲である。詳しくは、上記他の遊技状態にて成立し得るチェリー役を角チェリー役に限定してあるので、前記他の遊技状態では、第3の引込可能範囲が図柄番号4番の再遊技図柄及び図柄番号5番のスイカ図柄の図柄2個分の範囲になる。これに対し、BB遊技状態及びRB遊技状態では、成立し得るチェリー役を中段チェリー役に限定してあるので、第3の引込可能範囲を狙って左回胴Lの停止操作を行うと、スイカ図柄又はチェリー図柄のいずれか一方しか中段の有効ラインに引き込むことができない。つまり、図柄番号4番の再遊技図柄が下段の有効位置に到達するタイミングで左回胴Lの停止操作を行うと、スイカ図柄を中段の有効位置に停止させることはできても、チェリー図柄を中段の有効位置に停止させることができない。また、図柄番号5番のスイカ図柄が下段の有効位置に到達するタイミングで左回胴Lの停止操作を行うと、チェリー図柄を中段の有効位置に停止させることはできても、スイカ図柄を中段の有効位置に停止させることができない。このように、第3の引込可能範囲は、第1の引込可能範囲及び第2の引込可能範囲に比べて範囲が狭く、また、いかなる遊技状態においてもスイカ図柄及びチェリー図柄を有効位置に引き込めるとは限らないので、第1の引込可能範囲及び第2の引込可能範囲に比べてスイカ役やチェリー役を取りこぼしやすくなる範囲になっている。
第1の特別配列及び第2の特別配列の各々にスイカ役及びチェリー役の取りこぼしを最も抑制しやすい引込可能範囲を含めることで、液晶表示装置42にて当選役を報知するための表示演出が実行された際に、第1の特別配列又は第2の特別配列のいずれかに含まれる図柄が下段の有効位置に到達するタイミングで左回胴Lの停止操作を行うよう遊技者を誘導することができる。
(A5)また、本実施形態では、ボーナス役としてBB役とRB役を設けてあり、左回胴Lの第1の特別配列200Aに含まれる引込可能範囲201AとBB役を構成する「7」図柄の間隔(より具体的には図柄番号10番と図柄番号17番との間隔)を、6図柄分設けている。従って、図柄番号10番のチェリー図柄が下段の有効位置に到達するタイミングで左回胴Lの停止操作をおこなっても、「7」図柄を引き込めないようになっている。勿論、引込可能範囲201AとBAR図柄とは、更に大きい間隔が設けられているので、引込可能範囲201Aの停止操作によってはBAR図柄を引き込めないようになっている。一方、第2の特別配列200Bに含まれる引込可能範囲201BとBAR図柄の間隔(より具体的には図柄番号1番と図柄番号6番との間隔)を、4図柄分設けている。従って、図柄番号1番のチェリー図柄が下段の有効位置に到達するタイミングで左回胴Lの停止操作を行うと、BAR図柄を引き込めるようになっている。
(A6)また、本実施形態では、第1の引込可能範囲及び第2の引込可能範囲に、いずれの役も構成しないブランク図柄を配置し、第1の引込可能範囲に配置した第1のブランク図柄を、第2の引込可能範囲に配置した第2のブランク図柄よりも目立つ図柄態様としてある。これら2つの引込可能範囲は、チェリー図柄の回転方向前側に隣接して配置してある。また、各ブランク図柄は、チェリー図柄を挟むように、チェリー図柄の回転方向前側及び後ろ側に配置してある。第1の特別配列に含まれるチェリー図柄の回転方向前側及び後ろ側には第1のブランク図柄を配置する一方、第2の特別配列に含まれるチェリー図柄の回転方向前側には第2のブランク図柄を配置すると共に後ろ側には第3のブランク図柄を配置してある。第3のブランク図柄も第2のブランク図柄と同様、第1のブランク図柄よりも目立たない図柄態様とされる。第1のブランク図柄は、第2のブランク図柄及び第3のブランク図柄よりも図柄の幅や図柄面積が広く、かつ、図柄シール43Lの背景色が白色になっており、第2のブランク図柄及び第3のブランク図柄に淡色系の色彩を施しているのに対し、濃色系の色彩を施している点で、第2のブランク図柄及び第3のブランク図柄よりも目立つ図柄態様になっている。なお、第1のブランク図柄を目立つ図柄態様にするためには、図柄の大きさや色彩の濃淡のほかに、第1のブランク図柄の配置数を少数(例えば1個や2個)とし、かつ、他の図柄に施していない色彩を第1のブランク図柄に施すこと、第1のブランク図柄に光沢を付けること、表示窓41bから表示される9個の図柄を、図柄シール43L,43M,43Rの背面側から個別に照らすLED43L1,43M1,43R1(バックライト)の照射光を透過させるよう、第1のブランク図柄の少なくとも1部分に透明性を持たせること、或いは、第1のブランク図柄に図柄シール43Lの表面から突出するような立体性を持たせることなどが挙げられる。このように、第1の特別配列200Aに含まれる第1の引込可能範囲及び第2の特別配列200Bに含まれる第2の引込可能範囲にいずれの役も構成しないブランク図柄を配置し、第1の特別配列200Aに配置した第1のブランク図柄を第2の特別配列200Bに配置した第2のブランク図柄及び第3のブランク図柄よりも目立つ図柄態様にすることで、第2の引込可能範囲よりも第1の引込可能範囲を遊技者に狙いやすくさせることができる。これにより、遊技者の多くは、スイカ役とチェリー役の取りこぼしを抑制するために、第1の引込可能範囲を狙って左回胴Lの停止操作を行う傾向になりやすく、表示演出を長く見せるという効果をより一層享受できるようになる。
(停止制御の特徴的構成)
(B1)RB役に当選している場合で、且つ第1の特別配列200Aに含まれる引込可能範囲201Aが操作された場合
上記した回胴制御処理により、RB役用基本停止制御テーブルが選択される。このRB役用停止制御テーブルにおける引込可能範囲201Aに対応するスベル量は、ハズレ役用停止制御テーブルにおける引込可能範囲201Aに対応するスベル量と同一である。従って、停止図柄はハズレの場合と同じ停止図柄となる。つまり、表示窓41bから表示される左回胴Lの表示態様がハズレの場合と同じ態様になり、RB役に当選したのか否かを遊技者は判別できない。このとき、液晶表示装置42では、ハズレの場合と同じ表示がなされている。従って、左回胴Lの停止出目の態様及び表示演出のいずれからも、RB役に当選したのか否かを遊技者は判別できない。
次いで、中回胴Mの停止操作が行われると、中回胴M用停止制御テーブルとしては、BAR役用停止制御テーブルが選択される。従って、BAR図柄が引込まれないタイミングで中回胴Mの停止操作が行われた場合は、BAR図柄以外の図柄(ハズレ図柄に相当)を所定の有効位置に停止させる停止制御が行われる。この場合は中回胴Mの停止操作によっても、RB役に当選したのか否かを遊技者は判別できない。しかしながら、BAR図柄が引込まれるタイミングで中回胴Mの停止操作が行われた場合は、BAR役構成図柄を所定の有効位置に停止させる停止制御が行われ、BAR役に当選していることが分かる。通常は、左回胴Lの停止図柄がハズレと同じであるので、中回胴Mの停止操作に際して、遊技者はBAR図柄の引込みを狙って停止操作を行うことは稀であり、寧ろ、適当に停止操作を行うのが通例である。勿論、かかる適当な停止操作を行った場合であっても、BAR図柄が引込まれるタイミングで中回胴Mの停止操作が行われ、結果的にBAR図柄を引込むことになる場合もある。しかし、このような場合は稀である。従って、中回胴Mが停止しても、停止図柄からはBAR役に当選したことが分からない傾向が強い。なお、右回胴Mの停止操作が行われた場合は、上記中回胴Mの停止操作が行われた場合の停止制御と同様の停止制御が行われる。従って、右回胴Rが停止しても、停止図柄からはBAR役に当選したことが分からない傾向が強い。
このように、中回胴M又は右回胴Mの停止操作では、BAR役に当選したことが分からない傾向が強いので、BAR役に当選したか否かを知るため、液晶表示装置42による演出を見ることになる。こうして、上記停止制御により、液晶表示装置42による表示演出を遊技者にできるだけ長く見せることができる効果が得られることになる。
ここで、具体例に基づいて、単位遊技における各回胴の停止に基づく図柄表示の推移及び各回胴の停止において参照される停止制御テーブルの推移について、図69〜図77を参照して説明する。なお、回胴停止順序は、第1番目が左回胴L、第2番目が中回胴M、第3番目が右回胴Rであり、かつ、左回胴L、中回胴M及び右回胴Rの停止操作における操作時到達図柄が、それぞれ、図柄番号9、図柄番号11及び図柄番号6である場合について説明する。
図69(A)はハズレ役に当選している場合の図柄表示の推移の一例を示す図であり、図69(B)はハズレ役に当選している場合に参照される停止制御テーブルの推移の一例を示す図であり、図69(C)はRB役に当選している場合の図柄表示の推移の一例を示す図であり、図69(D)はRB役に当選している場合に参照される停止制御テーブルの推移の一例を示す図である。図70(A)〜(D)は、本具体例で参照される停止制御テーブルの内容を示す図である。図71は、第1回胴停止後における停止制御テーブルの移行判定に用いられる第1停止後変更判定テーブルの一例を示す図である。図72(A)及び(B)は、第1回胴停止後における停止制御テーブルの移行先の決定に用いられる第1停止後移行テーブルの一例を示す図である。図73は、第2回胴停止操作時における停止制御テーブルの移行判定に用いられる停止操作時変更判定テーブルの一例を示す図である。図74(A)及び(B)は、第2回胴停止操作時における停止制御テーブルの移行先の決定に用いられる停止操作時移行テーブルの一例を示す図である。図75は、第2回胴停止後における停止制御テーブルの移行判定に用いられる第2停止後変更判定テーブルの一例を示す図である。図76(A)及び(B)は、第2回胴停止後における停止制御テーブルの移行先の決定に用いられる第2停止後移行テーブルの一例を示す図である。また、図77(A)はハズレ役に当選している場合の図柄表示の推移の一例を示す図であり、図77(B)はハズレ役に当選している場合に参照される停止制御テーブルの推移の一例を示す図であり、図77(C)はRB役に当選している場合の図柄表示の推移の一例を示す図であり、図77(D)はRB役に当選している場合に参照される停止制御テーブルの推移の一例を示す図である。
まず、ハズレ役に当選している場合について説明する。始動レバー124が操作された後に、時刻T0において、当選役の情報を参照して、ハズレ役用基本停止制御テーブル(テーブル番号00)(図44及び図70(A)参照)が暫定的に選択され(図39のステップS611)、そのテーブル番号が停止制御テーブル記憶領域53fに参照テーブル番号として格納される。なお、参照テーブル番号で指定される停止制御テーブルを、以下において、「参照停止制御テーブル」とも称す。その後、全ての回胴L,M,Rが回転を開始する(M0)(ステップS702)。
左回胴Lに対する第1停止操作がなされると(ステップS703:Y)、左回胴Lが停止されたことを表す左回胴停止情報コマンド(回胴回転情報コマンドの一種)が設定される。今回の停止操作が第1停止操作であるために(ステップS801:Y)、第1停止操作情報が左回胴Lの停止を表す「1」に変更される(ステップS802)。その後、時刻T1において、参照停止制御テーブルを変更するか否かが判定される(ステップS803)が、第1停止操作がなされた回胴が左回胴Lであるので、参照停止制御テーブルの変更は行なわれない(ステップS804のスキップ)。ハズレ役基本停止制御テーブルを参照して、左回胴Lが停止される(ステップS709〜ステップS714)。左回胴Lの停止において、まず、操作時到達図柄が図柄番号9番の図柄であると確認される(ステップS709)。操作時到達図柄の確認後に、ハズレ役基本停止制御テーブルを参照して左回胴スベリ量が「2」に決定される(ステップS710)。左回胴スベリ量が決定された後に、停止予定図柄が、操作時到達図柄の番号に左回胴スベリ量を加算した番号である図柄番号11番の図柄に設定される。図柄番号11番の図柄が下段の有効表示領域に到達するのを待って(ステップS712)、左回胴Lを停止させる(ステップS713)。これによって、図柄番号11番のブランク図柄が下段の有効表示領域に停止する(M1)。第1番目の回胴停止であるために(ステップS715:N)、停止制御テーブルを変更するか否かが判定される(ステップS716)。この判定において、まず、左回胴Lの停止が第1停止操作であるために(ステップS901:Y)、左回胴Lの停止後の時刻T2において、第1停止操作情報「1」及び現在の参照テーブル番号「02」に基づいて、第1停止操作後変更判定テーブルが左00テーブルを含むか否かが判定される(ステップS902)(図71参照)。左02テーブル(判定条件番号00)が存在するために(ステップS902:Y)、左00変更判定テーブル(図72(A)参照)を参照して第1停止図柄に応じた停止制御テーブルを新たな参照停止制御テーブルとして決定する。なお、第1停止図柄が図柄番号11である本例の場合には、参照停止制御テーブルの変更は行なわれない。
中回胴Mに対する第2停止操作がなされると(ステップS703)、中回胴Mが停止されたことを表す中回胴停止情報コマンド(回胴回転情報コマンドの一種)が設定される。今回の停止操作が第1停止操作でないために(ステップS801:N)、第2停止操作情報が中回胴Mの停止を表す「2」に変更される(ステップS805)。その後、時刻T3において、参照停止制御テーブルを変更するか否かが判定される(ステップS806)。この判定においては、操作時変更判定テーブルが左中00テーブルを含むか否かが判定される(図73参照)。左中00テーブル(判定条件番号00)が存在するために(ステップS806:Y)、操作時到達図柄を確認して(ステップS807)から、左中00テーブル(図74)を参照して、操作時到達図柄の図柄番号11に応じた停止制御テーブルを新たな参照停止制御テーブルとして決定する。なお、第1停止図柄が図柄番号11である本例の場合には、参照停止制御テーブルの変更は行なわれない。その後、ハズレ役基本停止制御テーブルを参照して、中回胴Mが停止される(ステップS709〜ステップS714)。中回胴Mの停止において、まず、操作時到達図柄が図柄番号11番の図柄であると確認される(ステップS709)。操作時到達図柄の確認後に、ハズレ役基本停止制御テーブルを参照して中回胴スベリ量が「0」に決定される(ステップS710)。中回胴スベリ量が決定された後に、停止予定図柄が、操作時到達図柄の番号に中回胴スベリ量を加算した番号である図柄番号11番の図柄に設定される。図柄番号11番の図柄が下段の有効表示領域に到達するのを待って(ステップS712)、中回胴Mを停止させる(ステップS713)。これによって、図柄番号11番の再遊技図柄が下段の有効表示領域に停止する(M2)。第2番目の回胴停止であるために(ステップS715:N)、参照停止制御テーブルを変更するか否かが判定される(ステップS716)。この判定において、まず、中回胴Mの停止が第1停止操作でないために(ステップS901:Y)、中回胴Mの停止後の時刻T4において、当選役の情報(ハズレ役)、第1停止操作情報「1」及び第2停止操作情報「2」及び現在の参照テーブル番号「00」に基づいて、第2停止操作後変更判定テーブルがハズレ役残右テーブルを含むか否かが判定される(ステップS902)(図75参照)。ハズレ役残右テーブルが存在するために(ステップS902)、ハズレ役残右テーブル(図74(A)参照)を参照して第1停止図柄に応じた停止制御テーブルを新たな参照停止制御テーブルとして決定する。なお、左回胴Lの停止図柄が図柄番号11であり、中回胴Mの停止図柄が本例の場合には、該当する組合せがハズレ役残右テーブルに含まれないために、参照停止制御テーブルの変更は行なわれない。
右回胴Rに対する第3停止操作がなされると(ステップS703)、左回胴Lが停止されたことを表す右回胴停止情報コマンド(回胴回転情報コマンドの一種)が設定される。テーブル番号00のハズレ役変則停止制御テーブルを参照して、右回胴Rが停止される(ステップS709〜ステップS714)。右回胴Rの停止において、まず、操作時到達図柄が図柄番号6番の図柄であると確認される(ステップS709)。操作時到達図柄の確認後に、ハズレ役基本停止制御テーブルを参照して右回胴スベリ量が「0」に決定される(ステップS710)。右回胴スベリ量が決定された後に、停止予定図柄が、操作時到達図柄の番号に右回胴スベリ量を加算した番号である図柄番号6番の図柄に設定される。図柄番号6番の図柄が下段の有効表示領域に到達するのを待って(ステップS712)、右回胴Rを停止させる(ステップS713)。これによって、図柄番号6番のチェリー図柄が下段の有効表示領域に停止する(M3)。第3番目の回胴停止であるために(ステップS715:Y)、右回胴Rの停止完了によって回胴の停止制御を終了する。
次に、RB役に当選している場合について説明する。始動レバー124が操作された後に、時刻T0’において、当選役の情報(RB役)を参照して、RB役基本停止制御テーブル(テーブル番号22)(図44及び図70(D)参照)が暫定的に選択され(ステップS611)、そのテーブル番号が停止制御テーブル記憶領域53fに参照テーブル番号として格納される。その後、全ての回胴L,M,Rが回転を開始する(M0’)(ステップS702)。
左回胴Lに対する第1停止操作がなされると(ステップS703:Y)、左回胴Lが停止されたことを表す左回胴停止情報コマンド(回胴回転情報コマンドの一種)が設定される。今回の停止操作が第1停止操作であるために(ステップS801:Y)、第1停止操作情報が左回胴Lの停止を表す「1」に変更される(ステップS802)。その後、時刻T1’において、参照停止制御テーブルを変更するか否かが判定される(ステップS803)が、第1停止操作がなされた回胴が左回胴Lであるので、参照停止制御テーブルの変更は行なわれない(ステップS804のスキップ)。その後、テーブル番号22のRB役基本停止制御テーブルを参照して、左回胴Lが停止される(ステップS709〜ステップS714)。左回胴Lの停止において、まず、操作時到達図柄が図柄番号9番の図柄であると確認される(ステップS709)。操作時到達図柄の確認後に、RB役共通停止制御テーブルを参照して左回胴スベリ量が「2」に決定される(ステップS710)。左回胴スベリ量が決定された後に、停止予定図柄が、操作時到達図柄の番号に左回胴スベリ量を加算した番号である図柄番号11番の図柄に設定される。図柄番号11番の図柄が下段の有効表示領域に到達するのを待って(ステップS712)、左回胴Lを停止させる(ステップS713)。これによって、図柄番号11番のブランク図柄が下段の有効表示領域に停止する(M1’)。第1番目の回胴停止であるために(ステップS715:N)、停止制御テーブルを変更するか否かが判定される(ステップS716)。この判定において、まず、左回胴Lの停止が第1停止操作であるために(ステップS901:Y)、左回胴Lの停止後の時刻T2’において、第1停止操作情報「1」及び現在の参照テーブル番号「22」に基づいて、第1停止操作後変更判定テーブルが左22テーブルを含むか否かが判定される(ステップS902)(図71参照)。左22テーブルが存在するために(ステップS902:Y)、左22変更判定テーブル(図72(B)参照)を参照して第1停止図柄の図柄番号11に応じた停止制御テーブルを新たな参照停止制御テーブルとして決定する。なお、第1停止図柄が図柄番号11である本例の場合には、参照停止制御テーブルの変更は行なわれない。
中回胴Mに対する第2停止操作がなされると(ステップS703)、中回胴Mが停止されたことを表す中回胴停止情報コマンド(回胴回転情報コマンドの一種)が設定される。今回の停止操作が第1停止操作でないために(ステップS801:N)、第2停止操作情報が中回胴Mの停止を表す「2」に変更される(ステップS805)。その後、時刻T3’において、参照停止制御テーブルを変更するか否かが判定される(ステップS806)。この判定においては、操作時変更判定テーブルが左中22テーブルを含むか否かが判定される(図73参照)。左中22テーブル(判定条件番号05)が存在するために(ステップS806:Y)、左中22テーブル(図74(B))を参照して到達図柄番号に応じたテーブル番号20番の停止制御テーブル(BB役補助停止制御テーブル2:図44及び図70(C)参照)を新たな参照停止制御テーブルとして決定する。その後、BB役補助停止制御テーブル2を参照して、中回胴Mが停止される(ステップS709〜ステップS714)。中回胴Mの停止において、まず、操作時到達図柄が図柄番号11番の図柄であると確認される(ステップS709)。操作時到達図柄の確認後に、BB役補助停止制御テーブル2を参照して中回胴スベリ量が「1」に決定される(ステップS710)。中回胴スベリ量が決定された後に、停止予定図柄が、操作時到達図柄の番号に中回胴スベリ量を加算した番号である図柄番号12番の図柄に設定される。図柄番号12番の図柄が下段の有効表示領域に到達するのを待って(ステップS712)、中回胴Mを停止させる(ステップS713)。これによって、図柄番号12番のベル図柄が下段の有効表示領域に停止する(M2’)。第2番目の回胴停止であるために(ステップS715:N)、参照停止制御テーブルを変更するか否かが判定される(ステップS716)。この判定において、まず、中回胴Mの停止が第1停止操作でないために(ステップS901:Y)、中回胴Mの停止後の時刻T4において、当選役の情報(RB役)、第1停止操作情報「1」及び第2停止操作情報「2」及び現在の参照テーブル番号「20」に基づいて、第2停止操作後変更判定テーブルがRB役残右テーブルを含むか否かが判定される(ステップS902)(図75参照)。RB役残右テーブル(判定条件番号11)が存在するために(ステップS902:Y)、RB役残右テーブル(図76(B)参照)を参照して第1停止図柄の図柄番号11及び第2停止図柄の図柄番号12に応じたテーブル番号18番の停止制御テーブル(BB役変則停止制御テーブル:図44及び図46(B)参照)を新たな参照停止制御テーブルとして決定する。
右回胴Rに対する第3停止操作がなされると(ステップS703)、BB役変則停止制御テーブルを参照して、右回胴Rが停止される(ステップS709〜ステップS714)。右回胴Rの停止において、まず、操作時到達図柄が図柄番号6番の図柄であると確認される(S709)。操作時到達図柄の確認後に、BB役変則停止制御テーブルを参照して右回胴スベリ量が「1」に決定される(ステップS710)。右回胴スベリ量が決定された後に、停止予定図柄が、操作時到達図柄の番号に右回胴スベリ量を加算した番号である図柄番号7番の図柄に設定される。図柄番号7番の図柄が下段の有効表示領域に到達するのを待って(ステップS712)、右回胴Lを停止させる(ステップS713)。これによって、図柄番号7番のベル図柄が下段の有効表示領域に停止する(M3’)。第3番目の回胴停止であるために(ステップS715:Y)、右回胴Rの停止完了によって回胴の停止制御を終了する。
以下において、上記の停止操作がなされ、表示演出に当選している場合の演出の推移について説明する。なお、ハズレ役に当選している場合に演出番号30の発展系の演出が行われ、RB役に当選している場合に演出番号35に当選している場合について説明する。
始動レバー124が操作されると演出番号30又は演出番号35に当選している場合には、予兆ブロック(図64(B)参照)が選択され(ステップS2512)、演出データポインタが設定される。これに応じて、予兆ブロック内で演出データポインタを順次に移動させること(ステップS2817〜ステップS2824)によって、予兆ブロックのデータに応じた演出P0が行われる。なお、任意のブロック内での演出の進行は実質的に同一であるために、以下においては、重複する記載は省略する。具体的には、地震が発生している演出が行われる。演出番号30の演出では、通常時と同一のスタート音の音響データを含みスタート音響ブロックが選択され(ステップS2503)、音響報知データポインタが設定される(ステップS2505)。これに応じてスタート音響ブロック内で、音響報知データポインタを順次に移動させることによって、スタート音響ブロックのデータに応じたスタート音響報知が行われる(ステップS2806)。
第1停止操作が行なわれると、それに応じて、演出番号30又は演出番号35の演出に当選している場合には第1発展ブロックが選択される(ステップS2612及びステップS2617)。第1発展ブロックが選択された場合には、第1発展ブロックに対応する演出P1又は演出P1が行われる。演出P1は、第2停止操作が行なわれるまで継続する。具体的には演出P1では、演出P0の場合よりも強い地震が発生している演出が行われる。
第2停止操作が行なわれると、それに応じて、演出番号30に当選している場合には第2発展ブロックが選択される(ステップS2610及びステップS2617)。第2発展ブロックが選択された場合には、第2発展ブロックに対応する演出P2が行われる。演出P2は、第3停止操作が行なわれるまで継続する。具体的には、演出P2では、演出P1の場合よりも更に強い地震が発生している演出が行われる。
第3停止操作が行なわれると、それに応じて、演出番号30の演出に当選している場合にはハズレ役ブロックが選択される(ステップS2606及びステップS2617)。一方、演出番号35の演出に当選している場合にはRB役ブロックが選択される(ステップS2606及びステップS2617)。ハズレ役ブロックが選択された場合には、第3終了ブロックに対応する演出P3及び演出P4が行われる。なお、単位遊技が終了するまで(次回のベット時まで)演出P4が継続する。RB役ブロックが選択された場合には、第3発展完了ブロックに対応する演出P3及び演出P5が行われる。演出P5は、単位遊技が終了するまで継続する。具体的には、演出P3では、演出P2の場合よりも更に強い地震が発生した演出が行われ、その後、演出P4においは火山が噴火することなく地震がやむ演出が行われ、一方、演出P5においては火山が噴火してRB役の当選を確定的に報知する演出が行われる。
(停止制御の変形例)
中回胴M及び左回胴Rの停止制御としては、第1停止した回胴が左回胴Lであること、引込可能範囲201Aに含まれるいずれかの図柄が所定の有効位置に到達するタイミングで停止操作されたこと、及びBAR役に当選していることを条件として、バズレ用停止制御テーブルに移行するように構成してもよい。これにより、BAR役構成図柄が引込まれるタイミングで停止操作がされても、ハズレと同じ停止制御が行われる。
このような停止制御を行う構成であれば、BAR図柄が引込まれない図柄範囲による停止操作がなされ場合はハズレ用停止制御テーブルに移行すればよいので、BAR役用停止制御テーブルはBAR図柄が引込まれる図柄範囲にのみスベリ量が記憶されたテーブル構成とすることが可能となる。これにより、BAR役用停止制御テーブルの容量を少なくできる。
(B2)ハズレ役に当選している場合で、且つ、第1の特別配列200Aに含まれる第1の引込可能範囲201Aが操作された場合
各回胴L、M、Rは、ハズレの停止制御が行われるが、BAR役の当選の場合と同様の停止制御であるので、遊技者はBAR役に当選している期待感を抱き、第3回胴停止後の当選役が報知される表示演出を見ることになる。
(B3)RB役に当選している場合で、且つ、第2の特別配列200Bに含まれる引込可能範囲201Bが操作された場合
第2の特別配列200Bに含まれる引込可能範囲201Bが操作された場合、回胴制御処理によりRB役用停止制御テーブルが選択される。このRB役用停止制御テーブルにおける引込可能範囲201Bに対応するスベル量は、ハズレ役用停止制御テーブルにおける引込可能範囲201Bに対応するスベル量と異なっている。従って、表示窓41bから表示される左回胴Lの表示態様がハズレ役に当選した状態とBAR役に当選した状態とでは異なる態様になるので、RB役に当選したかもしれないという期待感を遊技者に抱かせることができる。この場合、第2回胴停止として、中回胴M又は右回胴Rの停止操作に際して、BAR役構成図柄の引込みを狙って停止操作を行い、BAR役構成図柄が引込み停止された場合にBAR役に当選したことが分かってしまうので、演出表示を長く見せる効果は得られない。そこで、演出表示を長く見せる効果を達成するために、本実施の形態では、上記のように引込可能範囲201Aにあるブランク図柄を引込可能範囲201Bにあるブランク図柄よりも目立つ図柄態様とし、引込可能範囲201Bよりも引込可能範囲201Aの方を狙うように誘導する構成となっている。なお、上記のように第2の特別配列200Bの停止操作により、遊技者がRB役の当否を判別し得るようにも構成してあるので、液晶表示装置42による表示演出を楽しみたい遊技者と、左回胴Lの停止制御及び表示態様によってRB役の当否判別を楽しみたい遊技者の両方のニーズに応えることもできる。
(その他の特徴部分)
(C1)図柄番号11番の第1のブランク図柄が下段の有効位置に停止することになる範囲を、第1の引込可能範囲を含む範囲と、即ち、RB役に当選した状態では、第1の引込可能範囲の回転方向前方の図柄1個分の範囲を加えた図柄4個分の範囲としてもよい。このように、第1の特別配列の少なくとも第1の引込可能範囲を含む範囲のいずれの図柄が操作時到達図柄になっても、左回胴Lの表示態様が同じ表示態様となるよう左回胴Lの停止制御を行うと、遊技者はかかる左回胴Lの表示態様に基づいてRB役の当否を判別しにくくなるので、液晶表示装置42にて実行される表示演出に対する遊技者の関心を高めることができ、当該表示演出を遊技者にできるだけ長く見せて、単位時間当りの遊技回数を抑制することができる。
(C2)また、RB役に当選した状態では、左回胴Lの第1の特別配列を狙って停止操作手段126Lを操作するとスイカ図柄が有効位置に停止しにくい一方、第2の特別配列を狙って停止操作手段126Lを操作するとスイカ図柄が有効位置に停止しやすいように、左回胴Lの停止制御が行われる。本実施形態では、RB役に当選した状態で、左回胴Lの第1の特別配列に含まれるいずれかの図柄が下段の有効位置に到達するタイミングで左回胴Lの停止操作を行っても、スイカ図柄が有効位置に停止しないように、左回胴Lの停止制御を行っている。これに対し、RB役に当選した状態で、左回胴Lの第2の特別配列に含まれる図柄であって、図柄番号0番から2番、4番、5番の各図柄が下段の有効位置に到達するタイミングで左回胴Lの停止操作を行うと、スイカ図柄が有効位置に停止するように、左回胴Lの停止制御を行っている。つまり、第2の特別配列では、RB役に当選した状態で7つの図柄のうち5つの図柄が操作時到達図柄となるときにスイカ図柄が有効位置に停止するようになっている。一方、ハズレ役に当選した状態では、第2の特別配列のうち図柄番号2番及び3番の図柄が操作時到達図柄となるときにスイカ図柄が有効位置に停止するようになっている。つまり、液晶表示装置42にて表示演出が実行された際に、第2の引込可能範囲を狙って左回胴Lの停止操作を行うと、RB役に当選した状態では概ね1/2の確率でスイカ図柄が有効位置に停止するのに対し、ハズレ役に当選した状態ではスイカ図柄が有効位置に停止しない。このことから、第2の引込可能範囲を狙って左回胴Lの停止操作を行うと、スイカ図柄が有効位置に停止することでRB役に当選したかもしれないという期待度を極めて大きくすることができる。例えば、左回胴Lの図柄番号0番の第2のブランク図柄が操作時到達図柄となるタイミングで左回胴Lの停止操作を行った場合に、RB役に当選した状態では左回胴Lが図柄4個以上5個未満の大きなスベリを伴って停止し、スイカ役に当選した状態では左回胴Lが図柄3個以上4個未満の大きなスベリを伴って停止する。このように、左回胴Lが大きなスベリを伴って停止し、スイカ図柄が有効位置に引き込まれると、スイカ役又はRB役のいずれかに当選した可能性が極めて大きいと遊技者に推測させることができる。この場合、スイカ役の取りこぼしを抑制すべく、左回胴Lを除く他の回胴M,Rについてもスイカ図柄が有効位置に停止するように所定のタイミングで停止操作を行う必要があり、他の回胴M,Rの停止操作タイミングを計るのに若干の時間を要するので、単位遊技の所要時間を長引かせることができ、単位時間当りの遊技回数を抑制することができる。
(C3)また、本実施形態では、左回胴Lの第1の特別配列に含まれる第1の引込可能範囲とBB役を構成する「7」図柄の間隔を、第2の特別配列に含まれる第2の引込可能範囲とRB役を構成するBAR図柄の間隔よりも広くしてある。詳しくは、第1の特別配列と「7」図柄の間に図柄2個分の間隔を設けてあるのに対し、第2の特別配列とBAR図柄を隣合せに配置してある。これにより、第1の特別配列の中で「7」図柄を有効位置に停止させ得る範囲が、第2の特別配列の中でBAR図柄を有効位置に停止させ得る範囲よりも狭くなる。つまり、第1の特別配列のうち「7」図柄を有効位置に停止させ得る範囲は、図柄番号11番から14番までの図柄4個分の範囲であるのに対し、第2の特別配列のうちBAR図柄を有効位置に停止させ得る範囲は、図柄番号0番から5番までの図柄6個分の範囲となる。一般に、BB役又はRB役に当選した状態では、「7」図柄又はBAR図柄等のボーナス図柄を有効位置に停止させ得る範囲が下段の有効位置に到達するタイミングで左回胴Lの停止操作がなされると、当選役に対応する一方のボーナス図柄のみならず、当選役に対応しない他方のボーナス図柄であっても有効位置に停止させることを優先する左回胴Lの停止制御が行われる。このため、上記のように、第1の特別配列と第2の特別配列で、「7」図柄やBAR図柄等のボーナス図柄を有効位置に停止させ得る範囲を相違させると、第1の特別配列では「7」図柄を有効位置に停止させにくくなっているので、第2の特別配列に比べて左回胴Lの表示態様に関する設定自由度が高くなる。つまり、BB役又はRB役に当選した状態で、第1の特別配列のうち「7」図柄を引き込めない図柄番号8番から10番の範囲のいずれかの図柄が所定の有効位置に到達するタイミングで左回胴Lの停止操作がなされた場合は、左回胴Lの表示態様に関する制約がないので、図柄番号11番の第1のブランク図柄が下段の有効位置に位置するような表示態様に限定するなどの設定を自由に行える。
(C4)また、RB役に当選した状態では、左回胴Lの停止操作を行ってから下段の有効位置に最初に到達する図柄が、第1の特別配列に含まれる場合と第2の特別配列に含まれる場合とで、表示窓41bから表示される左回胴Lの表示態様の種類の数を相違させてある。本実施形態では、第1の特別配列に含まれる図柄が下段の有効位置に到達するタイミングで左回胴Lの停止操作を行うと、左回胴Lの表示態様は、図柄番号11番の第1のブランク図柄が下段の有効位置に停止する表示態様と、図柄番号15番のベル図柄が下段の有効位置に停止する表示態様と、図柄番号16番の再遊技図柄が下段の有効位置に停止する表示態様の3種類になる。これに対し、第2の特別配列に含まれる図柄が下段の有効位置に到達するタイミングで左回胴Lの停止操作を行うと、左回胴Lの表示態様は、図柄番号2番の第3のブランク図柄が下段の有効位置に停止する表示態様と、図柄番号4番の再遊技図柄が下段の有効位置に停止する表示態様と、図柄番号5番のスイカ図柄が下段の有効位置に停止する表示態様と、図柄番号6番のBAR図柄が下段の有効位置に停止する表示態様の4種類になる。このように、第1の特別配列を狙って左回胴Lの停止操作を行った場合は表示態様に偏りが生じやすいのに対し、第2の特別配列を狙って左回胴Lの停止操作を行った場合は遊技者に多彩な表示態様を堪能させることができる。また、第1の特別配列ではRB役又はハズレ役のいずれかに当選した状態で同じ表示態様になりやすく、表示態様に偏りがあることから、遊技者によるRB役の当否判定が困難になり、遊技者に液晶表示装置42にて実行される表示演出をできるだけ長く見せて単位時間当りの遊技回数を抑制することができる。
(C5)本実施形態では、各特別配列の回転方向前側、つまり図柄番号7番及び19番に対応する単位範囲に同種の図柄(例えばベル図柄)を配置してある。このことから、第1の特別配列を図柄番号7番から14番までの範囲とし、かつ、第2の特別配列を図柄番号19番から5番までの範囲とすることもできる。この場合、図柄番号7番のベル図柄が下段の有効位置に到達するタイミングで左回胴Lの停止操作を行うと、RB役に当選した状態とハズレ役に当選した状態とでスベリ量が相違する。したがって、本発明概念は、第1の特別配列に含まれる各図柄に対応するスベリ量をRB役に当選した状態とハズレ役に当選した状態とで完全一致させることに限定されず、少なくとも第1の特別配列(例えば図柄番号7番から14番)に含まれる連続した複数の単位範囲(例えば図柄番号8番から14番)に付した各図柄に対応するスベリ量を一致させることも含んでいる。
例えば、図70(A)のハズレ役用基本停止制御テーブル及び図56のBB役用基本停止制御テーブルに示すように、BB役に当選した状態とハズレ役に当選した状態では、第1の特別配列(例えば図柄番号7番から14番)のうち連続した複数の単位範囲(例えば図柄番号10番から14番)に付した各図柄に対応するスベリ量を一致させてある。これに対し、第2の特別配列(例えば図柄番号19番から5番)では、第1の特別配列の複数の単位範囲に対応する範囲(例えば図柄番号1番から5番)のうち図柄番号2番に対応する単位範囲を除く他の単位範囲で、BB役当選状態でのスベリ量とハズレ役当選状態でのスベリ量を相違させてある。また、第1の引込可能範囲(例えば図柄番号8番から10番)のうち所定の単位範囲に付された図柄(例えば図柄番号9番の第1のブランク図柄)に対応するスベリ量を、BB役に当選した状態とハズレ役に当選した状態とで相違させてある。このため、図柄番号9番の図柄が下段の有効位置に到達するタイミングで左回胴Lの停止操作を行うと、BB役に当選した状態とハズレ役に当選した状態では左回胴Lの表示態様が相違する。このような相違点を除けば、BB役に当選した状態における左回胴Lの停止制御もRB役に当選した状態とほぼ同様に行われる。詳しくは、上述したように、左回胴Lの表示態様の種類の数を第1の特別配列と第2の特別配列で相違させることや、スイカ図柄を有効位置に停止させやすいか否かなどもRB役の場合と同様に行われる。
以上、本発明に係る遊技機の一実施形態につき説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形・変更が可能である。
球式回胴遊技機の正面図である。 球式回胴遊技機の正面側斜視図である。 外枠に対してドアブロックを開放した状態を示す斜視図である。 前面ブロックに対して払出ブロック及び遊技ブロックを開放した状態を示す斜視図である。 前面ブロックの分解斜視図である。 上皿ユニットの斜視図である。 (A)図は上皿ユニットの平面図で、(B)図は上皿ユニットの底面図である。 上皿ユニットの分解斜視図である。 上皿球止め部の分解斜視図である。 上皿球止め部及び取込装置の要部拡大縦断面図であって、遊技球案内路と球通路を連通させた状態を示す図である。 上皿球止め部及び取込装置の要部拡大縦断面図であって、遊技球案内路と球通路を遮断した状態を示す図である。 上皿ユニットから取込装置を取り外した状態を示す要部拡大縦断面図である。 上皿球抜き操作部及び取込装置の一部横断面図であって、球通路と案内通路とを返却シャッタにて遮断した状態を示す図である。 上皿球抜き操作部及び取込装置の一部横断面図であって、球通路と案内通路とを連通させた状態を示す図である。 取込装置の分解斜視図である。 取込装置の後方側から見た斜視図である。 払出ブロックの背面図である。 払出ブロックから払出制御装置及び電源制御装置を取り外した状態を示す背面図である。 払出ブロックの前方側から見た斜視図である。 球切れ検出装置の構成を示すケースレールの要部拡大縦断面図であって、ケースレール内に十分な個数の遊技球が補給されている状態を示す図である。 球切れ検出装置の構成を示すケースレールの要部拡大縦断面図であって、ケースレール内に十分な個数の遊技球が補給されていない状態を示す図である。 払出ブロックから払出装置及び払出中継端子板の取付台を取り外した状態を示す分解斜視図である。 払出装置の縦断面図であって、払出動作をしていない状態を示す図である。 払出装置の縦断面図であって、払出動作をしている状態を示す図である。 払出装置の縦断面図であって、払出装置の球抜き操作をしている状態を示す図である。 遊技ブロックの分解斜視図である。 遊技パネルの正面図である。 回胴ユニットの一部分解斜視図である。 ステッピングモータの動作原理を示す図である。 ステッピングモータの駆動系を示す接続図である。 (A)図乃至(C)図は、各回胴を構成する図柄シールの展開図である。 各役を構成する図柄の組合せ及び各小役に対応する遊技球払出数を示す図である。 球式回胴遊技機の電気的構成を示すブロック回路図である。 NMI割込み処理の一例を示すフローチャート図である。 タイマ割込み処理の一例を示すフローチャート図である。 停電時処理の一例を示すフローチャート図である。 メイン処理の一例を示すフローチャート図である。 通常処理の一例を示すフローチャート図である。 抽選処理の一例を示すフローチャート図である。 通常遊技状態用抽選テーブルのデータ内容の一例を示す図である。 RT遊技状態用抽選テーブルのデータ内容の一例を示す図である。 持越し状態及びCB遊技状態用抽選テーブルのデータ内容の一例を示す図である。 ボーナス遊技状態用抽選テーブルのデータ内容の一例を示す図である。 ROMの停止制御テーブル記憶領域に格納される複数の停止制御テーブルを概念的に示した図である。 回胴制御処理の一例を示すフローチャート図である。 第1停止制御テーブル変更処理の一例を示すフローチャート図である。 操作時移行テーブルのデータ内容の一例を示す図である。 第2停止制御テーブル変更処理の一例を示すフローチャート図である。 第2停止後移行テーブルのデータ内容の一例を示す図である。 払出設定処理の一例を示すフローチャート図である。 遊技球払出処理の一例を示すフローチャート図である。 ボーナス遊技状態処理の一例を示すフローチャート図である。 ボーナス遊技移行処理の一例を示すフローチャート図である。 CB遊技状態処理の一例を示すフローチャート図である。 RT処理の一例を示すフローチャート図である。 (A)図はRB役用基本停止制御テーブルを概念的に示した図で、(B)図はハズレ役基本停止制御テーブルを概念的に示した図で、(C)図はBB役用基本停止制御テーブルを概念的に示した図である。 サブ基板のタイマ割込み処理の一例を示すフローチャート図である。 サブ基板のコマンド割込み処理の一例を示すフローチャート図である。 サブ基板のメイン処理の一例を示すフローチャート図である。 サブ基板の受信コマンド確認処理の一例を示すフローチャート図である。 サブ基板の周期タイマ処理の一例を示すフローチャート図である。 サブ基板の抽選結果コマンド処理の一例を示すフローチャート図である。 サブ基板の演出抽選において参照される演出抽選テーブルの一例を概念的に示した図である。 サブ基板の演出制御において参照される演出制御情報テーブルの一例を概念的に示した図である。 サブ基板の表示演出のデータ構造の一例を概念的に示す図である。 回胴回転情報コマンド処理の一例を示すフローチャート図である。 ベットコマンド処理の一例を示すフローチャート図である。 音響・表示報知変更処理の一例を示すフローチャート図である。 (A)図はハズレ役に当選している場合の図柄表示の推移の一例を示す図であり、(B)図はハズレ役に当選している場合に参照される停止制御テーブルの推移の一例を示す図であり、(C)図はRB役に当選している場合の図柄表示の推移の一例を示す図であり、(D)図はRB役に当選している場合に参照される停止制御テーブルの推移の一例を示す図である。 (A)図乃至(D)図は第1停止後変更判定テーブルの一例を示す図である。 第1停止後変更判定テーブルの一例を示す図である。 (A)図及び(B)図は第1停止後移行テーブルの一例を示す図である。 停止操作時変更判定テーブルの一例を示す図である。 (A)図及び(B)図は停止操作時移行テーブルの一例を示す図である。 第2停止後変更判定テーブルの一例を示す図である。 (A)図及び(B)図は第2停止後移行テーブルの一例を示す図である。 (A)図はハズレ役に当選している場合の表示演出の推移の一例を示す図であり、(B)図はRB役に当選している場合の表示演出の推移の一例を示す図である。
符号の説明
10 球式回胴遊技機
33 払出装置(払出手段)
40 遊技ブロック(本体)
42 液晶表示装置(表示演出手段)
43L4,43M4,43R4 ステッピングモータ(回胴駆動手段)
45a 主基板(抽選手段、回胴制御手段、特別遊技移行手段)
114 ファイブベットボタン(ベット手段)
124 始動レバー(始動操作手段)
126L,126M,126R 停止ボタン(停止操作手段)
304 マックスベットボタン(ベット手段)
L,M,R 回胴

Claims (1)

  1. 複数種類の図柄が回転方向に所定間隔で配列された少なくとも3つの回胴と、
    各回胴を収納すると共に各回胴の少なくとも1つの図柄を表示するための表示窓を設けた本体と、
    単位遊技に供される所定数の遊技媒体をベットするためのベット手段と、
    所定数の遊技媒体をベットした状態で単位遊技を開始させるべく操作され、各回胴の回転を始動させる始動操作手段と、
    始動操作手段の操作に基づき各回胴を回転させる回胴駆動手段と、
    単位遊技を終了させるべく操作され、各回胴の回転を個別に停止させる停止操作手段と、
    表示窓から視認可能な有効位置に停止した各回胴の図柄の組合せに応じて遊技者に利益を還元することになる複数種類の役の抽選を始動操作手段の操作に基づいて行う抽選手段と、
    始動操作手段の操作に基づいて各回胴の回転を開始させるよう各回胴駆動手段を制御し、かつ、有効位置に停止させる図柄を抽選手段の抽選結果に対応させるべく、停止操作手段が操作されてから当該停止操作手段に対応する回胴を予め定められた最大スベリ量の範囲内で余分に回転させて停止させるよう、各回胴の図柄1個分の単位範囲ごとにスベリ量を定めた停止制御テーブルに基づいて各回胴駆動手段を制御する回胴制御手段と、
    各回胴を停止させて、有効位置に停止した図柄の組合せが抽選手段の抽選結果に対応する小役を成立させる組合せになった場合に当該小役に対応する所定数の遊技媒体を還元する払出手段と、
    各回胴を停止させて、有効位置に停止した図柄の組合せが抽選手段の抽選結果に対応する特別移行役を成立させる組合せになった場合に遊技状態を遊技者に有利な特別遊技状態に移行させる特別遊技移行手段と、
    抽選手段の抽選結果に対応する演出を表示すると共に、特別移行役に当選した場合とハズレ役に当選した場合とで途中まで同一の表示演出を行う表示演出手段とを備えた遊技機において、
    抽選手段の抽選対象となる小役の中には、抽選手段の抽選によって当選した場合に所定の停止操作手段が操作されてから対応する所定の回胴を最大スベリ量の範囲内で余分に回転させても、停止操作手段の操作タイミングによっては当該小役の構成図柄を有効位置に停止させることができない不完全引込小役として、少なくとも第1の小役と第2の小役が含まれており、
    所定の回胴に、連続的に配列された複数個の図柄からなる配列であって第1の小役の構成図柄と第2の小役の構成図柄を最大スベリ量の範囲内で近接配置した第1の特別配列を設け、更に、この第1の特別配列は、所定の回胴を最大スベリ量の範囲内で余分に回転させることで、第1の小役に当選した際には第1の小役の構成図柄を有効位置に停止させ得ると共に、第2の小役に当選した際には第2の小役の構成図柄を有効位置に停止させ得る第1の引込可能範囲を含むと共に、この第1の引込可能範囲を狙った停止操作によっては特別移行役の構成図柄を引込めない間隔で、特別移行役の構成図柄が第1の引込可能範囲から離れて設けられており、
    所定の回胴用の特別移行役に対応する停止制御テーブルの前記第1の引込可能範囲に含まれる複数の単位範囲における各スベリ量と、所定の回胴用のハズレ役に対応する停止制御テーブルの第1の特別配列における第1の引込可能範囲に含まれる複数の単位範囲における各スベリ量とを同一とし、
    回胴制御手段は、特別移行役に当選した状態とハズレ役に当選した状態とで、前記第1の引込可能範囲が所定の有効位置に到達するタイミングで所定の回胴に対応する停止操作手段が操作された場合の停止制御を同様に行うことを特徴とする遊技機。
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