JP4933301B2 - 検体処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、人または動物から採取された血液、尿、便、喀痰、髄液、組織などの検体を分析処理する検体処理装置に関する。
検体容器に貯留された検体または検体から得られた物質を含む検体流体を、検体容器から検体処理装置に移動させるには、従来は検体容器に栓体がない場合はピペットで検体流体を吸引して検体処理装置に分注するのが一般的であった。また、検体容器に栓体がある場合には、その栓体を開栓して同様にピペットで検体流体を吸引して検体処理装置に分注していた。あるいは、栓体をシリンジあるいはポンプに連通した中空針で貫通して中空針を検体流体に接触させ、続いて検体流体を吸引して検体処理装置に分注していた。
特開平06−300670号公報には、採血管の栓体に、押圧手段にて中空ノズルを有する貫通チップを圧入し、この貫通チップにノズルを挿通することにより吸引または注入する方法が開示されている。
特開平06−347466号公報には、遠心分離処理が終了した採血管の栓体を開栓した後、血清中のフィブリンを検査し、フィブリン検査に合格した血清を他の容器に分注する開示がある。
また、特開平07−077527号公報では、栓体によって封止された採血管を栓体が下になるように逆さにし、下から栓体を中空針で貫通し、加圧・減圧を繰り返して下側に置いた採取容器に血清を取り込む方法が開示されている。
さらに、特開2006−250860号公報には、検体容器から直接反応容器に検体流体を移動させるものとして、筒状検体容器内を加圧することで検体流体のストッパーを摺動させて空隙を形成し、反応容器に検体流体を滴下させる検体容器が開示されている。
特開平06−300670号公報(プレシジョン・システム・サイエンス株式会社) 特開平06−347466号公報(株式会社ニッテク、株式会社ニッショー) 特開平07−077527号公報(アロカ株式会社) 特開2006−250860号公報(二プロ株式会社)
以上のように、検体容器内の検体流体を検体処理装置に移動させる種々の方法が提案されているが、何れも、検体流体を検体容器の外部に移動させる際に検体流体が検体容器外へ飛散する可能性があった。
本発明の目的は、上述の問題点を解消し、検体容器内に貯留している検体流体を検体処理装置に移動させる際に、検体の検体容器外への飛散の可能性がより少ない検体処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る検体処理装置は、
検体流体を貯留する貯留室と、前記貯留室に設けられた流体出口と、前記流体出口を開閉することができるロック部材と、を有する検体容器と、
開口部を有し前記ロック部材と係合することができる検体容器受け部と、
前記開口部と連通した分析処理部と、
を持ち、
前記検体容器の前記ロック部材が検体容器受け部と係合し、係合した前記ロック部材が、前記検体容器に対して相対的に移動することで、前記流体出口が解放され、前記貯留室内に貯留した検体流体が、前記開口部を経て分析処理部に移動し、前記検体を分析処理することができる検体処理装置である。
また、上記目的を達成するための本発明に係る検体容器は、内部に検体流体を貯留する貯留室と、
前記貯留室に設けられた流体出口と
前記流体出口の開閉を行うロック部材と、を持ち
検体容器受け部を備えた検体処理装置と着脱可能な検体容器であって、
前記ロック部材が、検体容器受け部に係合したのちに、係合した前記ロック部材が、前記検体容器に対して移動することで前記流体出口が解放される検体容器である。
本発明に係る検体処理装置は、検体流体が検体容器外へ飛散する可能性を低減することができる。
(実施形態1)
以下に本発明を実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の検体処理装置に適用できる検体容器の構成を表す図である。
図1(a)は検体容器1の側面に設けられた溝9、溝10とロック部材4を含む面での断面図を表す図である。図1(b)は、図1(a)の切断面に対して軸Aに関して90度回転した面での検体容器の断面図を表す図である。
図1で、検体容器1を構成する検体容器本体2の内部には採取した血液などの検体流体を貯留する貯留室3があり、検体容器本体2の底部には血液などの検体流体が外部に飛散しないように流体出口15を開閉することができるロック部材4が構成されている。検体容器本体2はポリスチレン、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレートなどの合成樹脂で形成される。ロック部材4は、検体容器本体2に軸Aに関して回動可能に保持されているロック部材押さえ5により検体容器本体2に押圧されている。検体容器本体2に対してロック部材押さえ5は回転できるようになっている。ロック部材4は、ロック部材押さえ5により回転を規制され、ロック部材押さえ5の回動に伴って回動する。このため、ロック部材押さえ5は摺動性の良いナイロン、ポリアセタール、ポリプロピレン、フッ素樹脂などの合成樹脂で形成される。ロック部材4は検体容器本体2との間の液密性を高めるため、シリコーンゴム、二トリルゴム、フッ素ゴム、エチレンプロピレンゴム、ブチルゴム、熱可塑性エラストマーなどのエラストマーで形成されている。本実施形態においては、ロック部材4とロック部材押さえ5との両方の部材が協働して検体流体が外部に飛散しないように流体出口15を開閉することができるので、両方の部材を一つのロック部材とみなすことができる。
貯留室3とロック部材4との間の検体容器本体2の一部には貯留室3の底面積よりも小さい断面積をもつ流路6及び流体出口15が形成されている。
ロック部材4には、流路7が形成されている。ロック部材4は軸Aに関してロック部材押さえ5に伴って回動可能であって、適当な角度に回動させることによって流路6と流路7とを連通させることができる。
検体容器本体2の上部には栓体8が配置され、検体容器本体2の側面は2箇所の溝9、溝10を有している。また、検体容器本体2の下部には、ロック部材押さえ5の回動を禁止する、移動禁止手段としての回転止め11が設けられている。回転止め11はロック部材押さえ5側に押し付けるバネ12によって押圧されロック部材押さえ5に設けられた凹部に挿入される。回転止め11が凹部に挿入されている限り、ロック部材押さえの回動は禁止される。検体容器本体2とロック部材押さえ5にはそれぞれ回転止め11がスライドできるように溝13、溝14が形成されている。さらにロック部材押さえ5にはロック部材4の外気露出面を汚れから防ぐ保護シールSを図示のように貼付しても良い。
以下に図2、図3を用いて本実施形態の、着脱可能な検体容器1から血液などの検体流体を検体処理装置に移動させる方法を説明する。図2は、検体処理装置の一例としてのマイクロ流体デバイス(μ−TAS(Micro Total Analysis System)とも言う)の一つの断面図を示している。図2(a)は検体処理装置の開口部18と、開口部18と連通する流路19を含む面での断面図であり、図2(b)は、図2(a)の切断面に対して軸Aに関して90度回転した面でのマイクロ流路デバイスの断面図を表す図である。
図2で番号16の部材はマイクロ流体デバイスで、本実施形態の検体容器1を接続させることができる。検体容器1は検体容器受け17を介してマイクロ流路デバイス本体16に着脱可能に接続することができ、検体容器受け17には、ロック部材4に形成された流路7と連通することができる開口部18が形成されている。さらに開口部18からつながる流路19が形成されている。また、本実施形態の検体処理装置にはマイクロ流体デバイス16を固定するデバイス押さえ20と、回転板21、22と、回転止め解除棒23が配置されている。転板21、22は検体容器本体2の溝9、溝10に挿入して検体容器本体2をロック部材押さえ5に対して回転させる。回転止め解除棒23は、回転止め11を溝14に沿ってスライドさせて回転止め11によるロック部材押さえ5の移動禁止を解除する。このように、回転止め11、溝12、及び溝14とで、ロック部材移動禁止構造を持つように検体容器を形成しても良い。
以下に、本実施形態の検体処理装置を用いて、検体容器内に貯留した検体流体を移動する方法を、図3を用いて具体的に説明する。図3中に図示されたSaは貯留室3に貯留された検体流体である。図3は本実施形態の検体容器1がマイクロ流体デバイス16に接続し、互いに連通している状態を表す図である。図3(a)は、図1(a)、同様に検体処理装置の開口部18と、開口部18と連通する流路19を含む面での断面図を表す図であり、図3(b)も図1(b)同様の面による断面図である。なお図3中に描かれている軸Aは図2における軸Aに対応していて、以下に検体容器とマイクロ流体デバイスの接続を説明する際に本明細書中で用いられることがある。
まず検体容器1に貼付された保護シールSを剥がす。その後デバイス押さえ20で固定されているマイクロ流体デバイス16の上部から回転止め解除棒23に溝14の向きを合わせて、検体容器1を検体容器受け17に、検体容器1とマイクロ流路デバイス16とは係合軸としての軸Aに沿って接続させる。
そうすることによって、図3に示したように、開口部18と流体出口15はロック部材4を介して密着係合することができる。検体容器1を検体容器受け17に係合する際には、回転止め11が回転止め解除棒23によって上側にスライドしロック部材押さえ5の移動禁止が解除される。なお、検体容器受け17は、図3によって示されるように、ロック部材4及びロック部材押さえ5と互いに係合する形状となるように形成されている。例えば断面形状が正三角形の検体容器受けに対して、検体容器受けに係合するような正三角形の凹部を持つロック部材押さえを、検体容器に設けると良い。もちろん、検体容器受け及びロック部材押さえの形状は、互いに係合するように形成される限りは、特に限定されるものではない。
次に、検体容器1は検体処理装置の図示しない機構によって上側から押圧される。検体容器1が押圧されることによって検体容器1の流体出口15はロック部材4を介して開口部18に密着係合される。つづいて、回転板21、22がそれぞれ検体容器1に溝9、10に挿入され、さらに回転板21、22に
なお、回転止め解除棒23も回転板21、22と共に回転する。図3はこの軸Aに関しての回転後の状態を表しており、検体容器1が回転することで、流体出口15は、ロック部材4に設けられた流路7を介して、開口部18と連通することができる。
開口部18に連通したマイクロ流体デバイス16内に負圧を発生させると検体Saは貯留室3から流路6、7、19を通ってマイクロ流体デバイス16内の分析処理部Bに移動する。移動した検体流体は、マイクロ流路デバイス内で様々な分析処理がなされる。分析処理の例としては、検体流体に含まれるDNAなどの核酸の抽出や、検体流体に含まれる物質の組成分析などが挙げられる。
このように、検体容器1の流体出口15がロック部材4を介して開口部18に密着係合した上で、ロック部材4が検体容器本体2に対して移動し、流体出口15が解放される。したがって、検体流体Saが流路19から外部に、飛散する可能性を軽減することができ、同時に、検体流体が外気によって汚染される可能性も低減できる。また、針などで栓体を刺通する必要がなくなり、ピペットを使わないのでピペットチップも不要となる。
本発明の使用者は、検体流体の移動後に、検体容器1を廃棄することができる。具体的には、回転板21、22、デバイス押さえ20が検体容器1から離れ、検体容器1への上からの押圧が解除され、検体容器1とマイクロ流体デバイス16を一体的に取り外して廃棄することができる。検体容器1とマイクロ流体デバイス16を一体で廃棄できるので、検体流体が検体容器1外へ飛散する可能性をいっそう低減することができる。もちろん、1つのマイクロ流体デバイス16を複数回用いて、検体流体の分析処理を行うこともできる。
その場合、回転板21,22を回転前の元の位置に戻すことで、流路6、7を遮断した上で検体容器1のみを取り外して廃棄し、その後適切な洗浄工程によってマイクロ流体デバイス内を洗浄した後に再び、分析処理に使用して良い。
(実施形態2)
図4は本発明の検体処理装置に適用できる検体容器の、別の実施形態を表わした図である。図4(a)は、検体容器1の側面に設けられた溝35とロック部材4を含む面での断面図を表す図である。また図4(b)は、図1(b)同様に、軸Aに関して90度回転した面での検体容器の断面図を表す図である。
なお、先の実施形態1の図1と同一の符号は同一の部材を表す。
検体流体として血液を用いる場合は貯留室3には、図4に示すように、抗凝固剤31としてEDTA (ethylene−diamine−tetraacetic acid) を用いてよい。このことは本発明の全ての実施形態について、必要ならば、本発明の使用者が適宜用いても良い。
円柱形状のロック部材4は回転可能なように検体容器本体2に設けられた横穴に勘合され、図4(b)に示すように両側に抜け止め32、33が接合されている。円柱状のロック部材4を軸Bに関して回転させることで、流体出口15は、ロック部材4に設けられた流路7と、連通させることができる。検体流体を貯留室3に貯留する場合は、まず、検体容器本体2に対して、ロック部材を所定の角度回転させ、流体出口15を閉じる。その上で、検体流体を貯留室3に貯留させる。
ロック部材4には凹部34が形成され、検体容器本体2には溝35が形成されている。ロック部材4は、摺動性の良いナイロン、ポリアセタール、ポリプロピレン、フッ素樹脂などの合成樹脂で形成されている。
図5を用いて本実施形態の、検体容器1から血液などの検体流体を検体処理装置に移動させる方法を説明する。図5(a)は図2(a)同様に検体処理装置の開口部18と、開口部18と連通する流路19を含む面での断面図を表す図であり、図5(b)は、図5(a)の切断面に対して軸Aに関して90度回転した面での検体容器の断面図を表す図である。
また、図6は本実施形態の一例としてのマイクロ流体デバイス16を表す図である。図6(a)は、図3(a)同様に検体処理装置の開口部18と、開口部18と連通する流路19を含む面での断面図を表す図であり、図6(b)は図6(a)の切断面に対して軸Aに関して90度回転した面でのマイクロ流路デバイスの断面図を表す図である。なお、先の実施形態において説明した、同一の部材は同一の符号を付与する。
図5で、検体容器受け17には凸部36、凸部37が形成されており、検査者が保護シールSを剥がした後、マイクロ流体デバイス16の上方から検体容器1を凸部36に溝35の向きを合わせて検体容器受け17に接続させる。
図6のように検体容器1とマイクロ流路デバイス16とは係合軸としての軸Aに沿って接続する。接続と同時に、検体容器受け17に設けられた凸部37がロック部材4に設けられた凹部34と係合してロック部材4が回転する。その結果、図6に示すように、流体出口15は、ロック部材4を介して開口部18に密着係合ことでロック部材が検体容器に対して移動し、流体出口15は流路7及び開口部18と連通する。検体容器1は、検体処理装置の図示しない機構によって上方から押圧されて、マイクロ流体デバイスと接続されるが、手動で行っても良い。開口部18に連通したマイクロ流体デバイス16内に負圧を発生させると、検体流体Saは貯留室3から流路6、流路7、流路19を通ってマイクロ流体デバイス16内の分析処理部Bに移動する。
移動した検体流体は、マイクロ流路デバイス内で様々な分析処理がなされる。
分析処理の例としては、検体流体に含まれるDNAの抽出や、検体流体の組成分析などが挙げられる。
本実施形態においては、検体容器1を検体容器受け17に押し込むだけで、流路6、7、19を連通させることができるので、検体処理装置の構成がより簡単になる。
分析処理が終了すると、デバイス押さえ20が検体容器1から離れ、検体容器1への上からの押圧が解除され、検査者は検体容器1とマイクロ流体デバイス16を一体で検体処理装置から取り外して廃棄することができる。もちろん実施形態1において説明したように、検体容器1のみを廃棄して、マイクロ流体デバイスを適切な洗浄後に再利用してもよい。
また、血液を検体流体とする場合は、抗凝固剤31を貯留室3に蓄積していると、採血後すぐに抗凝固処理を行える。なお、抗凝固剤31は、EDTA以外にヘパリン、クエン酸ナトリウムでも良い。これらは適宜使用することができ、一方必要が無ければ使用しなくても良い。
さらに、必要に応じて、抗凝固剤以外に細胞溶解剤や溶血剤を蓄積して検体血液の処理を行ったものでも良いし、遠心分離の処理をしたものでも良い。いずれも、マイクロ流体デバイス16内での必要プロセス数を減らすことができ、分析処理時間全体を短縮することができる。
(実施形態3)
図7は本発明の検体処理装置に適用できる検体容器の、別の実施形態を表わした図である。図7(a)は、検体容器1の側面に設けられた溝35とロック部材4を含む面での断面図を表す図である。また図7(b)は、図1(b)同様に、軸Aに関して90度回転した面での検体容器の断面図を表す図である。なお、先に説明した部材と同一の部材には同一の番号を付与する。
図7でロック部材4の上部の外周にはネジ部が設けられていて、検体容器本体2に設けられたネジ受けにネジ込まれ、図7に示すようにロック部材は検体容器本体2に密着しているネジを回転させることで、ロック部材は流体出口15を覆うように密着または脱離し、ネジを回転させることで流体出口は開閉可能になっている。また流路7は検体容器本体2の中心位置にあるが流路6はその中心と偏心しているため、ロック部材が検体容器本体2に密着している限りは、流路6と流路7は連通しない。
図8は本実施形態の検体容器1から血液などの検体流体を移す先であるマイクロ流体デバイスの一部と、マイクロ流体デバイスを用いて検体検査を行う検体処理装置の一部を表す図である。図5(a)は検体処理装置の開口部18と、開口部18と連通する流路19を含む面での断面図を表す図であり図8(b)は、図5(a)の切断面に対して軸Aに関して90度回転した面での検体容器の断面図を表す図である。検体容器受け17にはロック部材4の下部と係合する凹部41が形成されている。例えばロック部材4の下部は断面形状が正三角形となるよう加工されて良く、ロック部材の下部の形状と互いに係合するような正三角形の凹部を検体容器受け17に設けると良い。もちろん、その断面形状は、互いに係合するように形成される限りは、特に限定されるものではない。
また、検体検査を行う装置には、実施形態1と同様にマイクロ流体デバイス16を固定するデバイス押さえ20と、検体容器本体2の溝9、10に挿入して検体容器本体2をロック部材4に対して回転させる回転板21、22が配置されている。ロック部材4は、摺動性の良いナイロン、ポリアセタール、ポリプロピレン、フッ素樹脂などの合成樹脂で形成されている。
図9(a)は検体処理装置の開口部18と、開口部18と連通する流路19を含む面での断面図を表す図であり、図9(b)は、図9(a)の切断面に対して軸Aに関して90度回転した面での検体容器の断面図を表す図である。
検体容器1を、保護シールSを剥がした後、マイクロ流体デバイス16の上方からロック部材4の下部と凹部41の向きを合わせて検体容器受け17に嵌合する。それにより、流路7と開口部18とが連通する。検体処理装置の図示しない機構によって、検体容器1は上方から押圧され、ロック部材4と検体容器受け17とが密着する。次に回転板21、22がそれぞれ溝9、10に挿入され、さらに回転板21、22は回転して検体容器本体2をロック部材4に対して回転させる。その結果、ロック部材4は検体容器本体2から離れ、図9に示すように、流路6は流路7、流路19と連通する。検体容器本体2に設けられたネジ受けにはシール剤が塗布されており、ネジ受けから検体流体が漏れ出るようなことにはならないようになっている。開口部18に連通したマイクロ流体デバイス16内に負圧を発生させると、検体流体Saは貯留室3から流路6、流路7及び流路19を通ってマイクロ流体デバイス16内の分析処理部Bに流れ、検体処理装置はその後の分析処理を行う。分析処理の例としては、検体流体に含まれるDNAの抽出や、検体流体の組成分析などが挙げられる。
分析処理が終了すると、回転板21、22、デバイス押さえ20が検体容器1から離れ、検体容器1への押圧が解除され、本発明の検体処理装置の使用者は検体容器1とマイクロ流体デバイス16を一体で検体処理装置から取り外して廃棄する。もちろん、前実施形態のように再びマイクロ流体デバイスを使用することもできる。
なお、以上で説明した全ての実施形態は、採取した血液あるいは髄液などを検体流体として適用しても良いし、また分注した血液を入れた検体容器、血液からDNAを抽出精製した試料にも適用できる。あるいは、血液以外の喀痰、便、粘膜、組織などを処理した検体流体、尿などでも良く、その他上記の例に限定されない様々な流体に適用できる。
さらに、検体容器1は上部に栓体8を有しているが、栓体8が無い検体容器1でも良く、この場合、外気に触れることになるが、検体流体の移動時に、検体流体が検体容器1外への飛散することを軽減することはできる。
また、血液などの検体流体は直接マイクロ流体デバイスに直接移動する形態を例として説明したが、間接的に別の部材を介してマイクロ流体デバイスに移しても良いし、マイクロ流体デバイス以外の容器あるいは装置に検体流体を移動しても良い。
さらに、検体容器1とマイクロ流体デバイス16との接続を検査者が行っているが、検体処理装置が自動で行っても良い。
また、以上の実施形態では、保護シールSを剥がしているが、破っても流路7、流路19を塞がないような材質あるいは構造の保護シールを使用してもよい。また流路を塞がない破れ方になる形状の検体容器受け17であれば、剥がさずに検体容器1を検体容器受け17に押し込んで破っても良い。
実施の形態の検体容器の構成図である。 実施の形態の検体容器から検体を移す先のデバイスの一部と、検体処理装置の一部の構成図である。 実施の形態の検体容器が検体を移す先のデバイスに接続されて検体がデバイスと連通している状態を表す図である。 別の実施の形態の検体容器の構成図である。 別の実施の形態の検体容器から検体を移す先のデバイスの一部と、検体処理装置の一部の構成図である。 別の実施の形態の検体容器が検体を移す先のデバイスに接続されて検体がデバイスと連通している状態を表す図である。 第3の実施の形態の検体容器の構成図である。 第3の実施の形態の検体容器から検体を移す先のデバイスの一部と、検体処理装置の一部の構成図である。 第3の実施の形態の検体容器が検体を移す先のデバイスに接続されて検体がデバイスと連通している状態を表す図である。
符号の説明
1 検体容器
2 検体容器本体
4 ロック部材
6、7 流路
17 検体容器受け
18 開口部
19 流路
Sa 検体流体

Claims (6)

  1. 検体流体を貯留する貯留室と、前記貯留室に設けられた流体出口と、
    前記流体出口を開閉することができるロック部材と、
    を有する検体容器と、
    開口部を有し前記ロック部材と係合することができる検体容器受け部と、
    前記開口部と連通した分析処理部と、
    を持ち、
    前記ロック部材が、流路を有しており、
    前記検体容器の前記ロック部材が検体容器受け部と係合し、前記ロック部材が、前記検体容器に対して相対的に移動することで、前記流体出口と前記開口部が前記流路を介して連通し、前記貯留室内に貯留した検体流体が、前記開口部を経て分析処理部に移動し、前記検体を分析処理することができる検体処理装置。
  2. 前記分析処理は、前記検体流体に含まれる核酸を抽出する処理を行なう検体処理である請求項1記載の検体処理装置。
  3. 前記ロック部材が、前記検体容器に対して回動する部材である請求項1に記載の検体処理装置。
  4. 内部に検体流体を貯留する貯留室と、
    前記貯留室に設けられた流体出口と
    前記流体出口の開閉を行うロック部材と、を持ち
    開口部を有する検体容器受け部を備えた検体処理装置と着脱可能な検体容器であって、
    前記ロック部材が、流路を有しており、
    前記ロック部材が、検体容器受け部に係合し、前記ロック部材が、前記検体容器に対して移動することで前記流体出口と前記開口部が前記流路を介して連通される検体容器。
  5. 前記検体処理装置は、前記検体流体に含まれる核酸を抽出する処理を行なう検体処理装置である請求項記載の検体容器。
  6. 前記ロック部材が、前記検体容器に対して回動する部材である請求項4に記載の検体容器。
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