JP4931784B2 - 新規な電極、該電極を用いた酵素センサー又は燃料電池、及び前記酵素センサー又は燃料電池を用いた電気機器、並びにポリオール分解方法 - Google Patents
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Description
本発明に係る電極は、少なくとも前記の3種類の酵素を含有すればよいが、更に、ジヒドロキシエチル基酸化酵素やフォルメートデヒドロゲナーゼなどを含有させてもよい。
上記2-ヒドロキシカルボン酸生成酵素の種類は特に限定されないが、一例としては、アルデヒドデヒドロゲナーゼ(E.C.1.2.1.3、E.C.1.2.1.5)、グリコアルデヒドデヒドロゲナーゼ(E.C.1.2.1.21)、又はラクトアルデヒドデヒドロゲナーゼ(E.C.1.2.1.22)を挙げることができる。
上記2-オキソ酸生成酵素の種類も特に限定されないが、一例としては、ラクテートデヒドロゲナーゼ(E.C.1.1.1.27、E.C.1.1.1.28)、マレートデヒドロゲナーゼ(E.C.1.1.1.37)、グルコネート2-デヒドロゲナーゼ(E.C.1.1.1.215)、2-ヒドロキシ脂肪酸デヒドロゲナーゼ(E.C.1.1.1.98、E.C.1.1.1.99)、グリセレートデヒドロゲナーゼ(E.C.1.1.1.29)、グリオキシレートレダクターゼ(E.C.1.1.1.26)、ヒドロキシパイルベートレダクターゼ(E.C.1.1.1.81)、イソサイトレートデヒドロゲナーゼ(E.C.1.1.1.41)、アミノ酸デヒドロゲナーゼ(E.C.1.4.1.5)、アラニンデヒドロゲナーゼ(E.C.1.4.1.1)、グルタミン酸デヒドロゲナーゼ(E.C.1.4.1.2、E.C.1.4.1.3)、セリン2-デヒドロゲナーゼ(E.C.1.4.1.7)、バリンデヒドロゲナーゼ(E.C.1.4.1.8)、ロイシンデヒドロゲナーゼ(E.C.1.4.1.9)、グリシンデヒドロゲナーゼ(E.C.1.4.1.10)、グルタミン酸シンターゼ(E.C.1.4.1.14)、トリプトファンデヒドロゲナーゼ(E.C.1.4.1.19)、フェニルアラニンデヒドロゲナーゼ(E.C.1.4.1.20)、アスパラギン酸デヒドロゲナーゼ(E.C.1.4.1.21)、2-オキソアルデヒドデヒドロゲナーゼ(E.C.1.2.1.23)、マレートデヒドロゲナーゼ(E.C.1.1.1.83)、又はタータレートデヒドロゲナーゼ(E.C.1.1.1.93)を挙げることができる。
前記2-オキソ酸カルボキシリアーゼの種類も特に限定されないが、一例としては、パイルベートデカルボキシラーゼ(E.C.4.1.1.1)、ヒドロキシパイルベートデカルボキシラーゼ(E.C.4.1.1.40)、2-オキソグルタレートデカルボキシラーゼ(E.C.4.1.1.71)、又は分岐鎖2-オキソ酸デカルボキシラーゼ(E.C.4.1.1.72)を挙げることができる。
前記ジヒドロキシエチル基酸化酵素の種類も特に限定されないが、一例としては、アルコールデヒドロゲナーゼ(E.C.1.1.1.1、E.C.1.1.1.71)、マニトール2-デヒドロゲナーゼ(E.C.1.1.1.67)、グリセロールデヒドロゲナーゼ(E.C.1.1.1.6)、アルデヒドレダクターゼ(E.C.1.1.1.21)、グルコネート5-デヒドロゲナーゼ(E.C.1.1.1.69)、又はグリコールデヒドロゲナーゼ(E.C.1.1.1.185)、を挙げることができる。
本発明に係る電極は、酵素センサーや燃料電池に好適に用いることができる。
更に、前記酵素センサー又は前記燃料電池は、電子機器に好適に利用することができる。
本発明では、また、2-ヒドロキシカルボン酸生成酵素が触媒として機能する分解工程Iと、2-オキソ酸生成酵素が触媒として機能する分解工程IIと、2-オキソ酸カルボキシリアーゼが触媒として機能する分解工程IIIと、を少なくとも含むポリオール分解方法を提供する。
本発明に係るポリオール分解方法は、少なくとも前記IからIIIの3工程を含めばよいが、更に、ジヒドロキシエチル基酸化酵素が触媒として機能する分解工程IVやフォルメートデヒドロゲナーゼが触媒として機能する分解工程Vを含んでいてもよい。
前記分解工程Iでは、下記反応式(1)によるポリオールの分解を進行させることができる。
前記分解工程IIでは、下記反応式(2)及び/又は(3)によるポリオールの分解を進行させることができる。
前記酸化型補酵素A及び還元型補酵素Bは特に限定されないが、一例としては、酸化型補酵素AとしてNAD+、前記還元型補酵素BとしてNADHを挙げることができる。
また、本発明に係るポリオール分解方法では、電子により酸化型補酵素Aを還元して還元型補酵素Bを生成する過程、および、補酵素酸化酵素により還元型補酵素から酸化型補酵素へ戻される過程において、電子メディエーターの酸化及び/又は還元も行うことができる。
本発明に係る電極は、2-ヒドロキシカルボン酸生成酵素と、2-オキソ酸生成酵素と、2-オキソ酸カルボキシリアーゼと、を少なくとも含有する。本発明に係る電極は、酸化還元酵素である2-ヒドロキシカルボン酸生成酵素と2-オキソ酸生成酵素に加え、脱炭酸酵素である2-オキソ酸カルボキシリアーゼを有する。そのため、酸化還元酵素では反応が進行しないカルボキシル基を有する酸化生成物を、脱炭酸させ、酸化還元酵素が作用可能な物質へと変化させることができる。このように、本発明に係る電極を用いれば、任意の基質に対し、酸化反応と脱炭酸反応を繰り返し進行させることができるため、それに伴い、還元型補酵素を大量に生成することができる。
本発明に係るポリオール分解方法は、2-ヒドロキシカルボン酸生成酵素が触媒として機能する分解工程Iと、2-オキソ酸生成酵素が触媒として機能する分解工程IIと、2-オキソ酸カルボキシリアーゼが触媒として機能する分解工程IIIと、を少なくとも含む。本発明に係るポリオール分解方法では、酸化還元酵素である2-ヒドロキシカルボン酸生成酵素と2-オキソ酸生成酵素が触媒として機能する分解工程I及びIIに加え、脱炭酸酵素である2-オキソ酸カルボキシリアーゼが触媒として機能する分解工程IIIが進行する。そのため、酸化還元酵素では反応が進行しないカルボキシル基を有する酸化生成物を、脱炭酸させ、酸化還元酵素が作用可能な物質へと変化させることができる。このように、本発明に係るポリオール分解方法を用いれば、任意のポリオール化合物の分解において、酸化反応と脱炭酸反応を繰り返し進行させることができるため、それに伴い、還元型補酵素を大量に生成することができる。
<<グルコースの分解>>
まず、グルコン酸系単糖類としてグルコースを具体例に挙げ、本発明に係るポリオール分解方法を説明する。図1は、本発明に係るポリオール分解方法を用いた分解工程を示す図である。グルコースの分解は、図1で示す通り17段階の反応からなる。
<<グリセロール(CH2OH-CHOH-CH2OH)の分解>>
グリセロール系単糖類としてグリセロール(CH2OH-CHOH-CH2OH)を具体例に挙げ、本発明に係るポリオール分解方法を説明する。図2は、図1とは異なる実施形態であるポリオール分解方法を用いた分解工程を示す図である。
グリセロール系単糖類としてエチレングリコール(CH2OH-CH2OH)を具体例に挙げ、本発明に係るポリオール分解方法を説明する。図3は、図1及び図2とは異なる実施形態であるポリオール分解方法を用いた分解工程を示す図である。
グリセロール系単糖類としてエリスリトール(CH2OH-CHOH-CHOH-CH2OH)、を具体例に挙げ、本発明に係るポリオール分解方法を説明する。図4は、図1、図2及び図3とは異なる実施形態であるポリオール分解方法を用いた分解工程を示す図である。
グリセロール系単糖類としてキシリトール(CH2OH-CHOH-CHOH-CHOH-CH2OH)を具体例に挙げ、本発明に係るポリオール分解方法を説明する。前記エリスリトールの分解で用いた図4を用いて説明する。
グリセロール系単糖類としてソルビトール(CH2OH-CHOH-CHOH-CHOH-CHOH-CH2OH)を具体例に挙げ、本発明に係るポリオール分解方法を説明する。前記エリスリトール及びキシリトールの分解で用いた図4を用いて説明する。
0.10 mol/L キシロースと 2.1 mmol/L NAD+を含む0.1 mol/L トリス-塩酸 緩衝液 (pH 8.0) に、アルデヒドレダクターゼを添加し、25℃における吸光度340nmの単位時間当たりの増加を測定することによりNADHの生成量を算出した。1分間に1μモルのNADHを生成する酵素量を1ユニットと定義した。
1.0 mol/L エタノールと 0.83 mmol/L NAD+を含む10 mmol/L リン酸緩衝液 (pH 8.8) に、アルコールデヒドロゲナーゼを添加し、25℃における吸光度340nmの単位時間当たりの増加を測定することによりNADHの生成量を算出した。1分間に1μモルのNADHを生成する酵素量を1ユニットと定義した。
0.10 mol/L アセトアルデヒドと 2.1 mmol/L NAD+を含む0.1 mol/Lトリス-塩酸緩衝液 (pH 8.0) に、アルデヒドデヒドロゲナーゼを添加し、25℃における吸光度340nmの単位時間当たりの増加を測定することによりNADHの生成量を算出した。1分間に1μモルのNADHを生成する酵素量を1ユニットと定義した。
1.8 mmol/L パイルベートと 0.20 mmol/L NADHを含む0.1 mmol/Lトリス-塩酸緩衝液 (pH 7.8) に、アルデヒドデヒドロゲナーゼを添加し、25℃における吸光度340nmの単位時間当たりの減少を測定することによりNAD+の生成量を算出した。1分間に1μモルのNADHを消費する酵素量を1ユニットと定義した。
340 mmol/L ピルビン酸、110 mmol/L NADH、3.5 Unit/mLのアルコールデヒドロゲナーゼ を含んだ190 mmol/L クエン酸緩衝液(pH 6.0)に、パイルベートデカルボキシラーゼ を添加し、25℃における吸光度340nmの単位時間当たりの減少を測定することによりNAD+の生成量を算出した。1分間に1μモルのNAD+を生成する酵素量を1ユニットと定義した。
0.3 mol/L ギ酸と 1.0 mg/mL NAD+を基質として含む、80 mmol/L リン酸緩衝液(pH 8.8)に、フォルメートデヒドロゲナーゼを添加し、30℃における吸光度340nmの単位時間当たりの増加量を測定することによりNADHの生成量を計算した。1分間に1μモルのNADHを生成する酵素量を1ユニットと定義した。
グルコースを分解する場合の第1反応(図1参照)のみ進行させる場合と、第1反応から第2反応(図1参照)まで進行させる場合の反応電子数を比較した。
グルコースを分解する場合の第1反応〜第2反応(図1参照)まで進行させる場合と、第1反応から第3反応まで進行させる場合の反応電子数を比較した。
グルコースを分解する場合の第1反応〜第3反応(図1参照)まで進行させる場合と、第1反応から第5反応まで進行させる場合の反応電子数を比較した。
まず、以下のようにして各種の溶液(1)〜(5)を調製した。溶液調製用の緩衝溶液としては、0.1Mリン酸二水素ナトリウム(NaH2PO4)緩衝溶液(pH7、IS(イオン強度)=0.3)を用いた。
ジアフォラーゼ(DI(E.C.1.6.99)、天野エンザイム株式会社製)を10〜100mg秤量し、上記の緩衝溶液0.2mLに溶解させた(溶液(1)’)。酵素を溶解させる緩衝溶液は直前まで8℃以下に冷蔵されていたものが好ましく、酵素緩衝溶液もできるだけ8℃以下で冷蔵保存しておくことが好ましい。GDH(NAD依存型(E.C.1.1.1.47)、 天野エンザイム製)を5〜30mg秤量し、上記の緩衝溶液0.3mLに溶解させた。この溶液に溶液(1)’を20μL加え、よく混合してGDH/DI酵素緩衝溶液(1)とした。
NADH(シグマアルドリッチ製、N−8129)を50〜100mg秤量し、緩衝溶液0.1mLに溶解させ、NADH緩衝溶液(2)とした。
2−アミノ−1,4−ナフトキノン(ANQ)(合成品)を50〜100mg秤量し、アセトン溶液1mLに溶解させ、ANQアセトン溶液(3)とした。
ポリ−L−リシン臭化水素酸塩(PLL)(Wako製、164−16961)を適量秤量し、2wt%となるようにイオン交換水に溶解させ、PLL水溶液(4)とした。
ポリアクリル酸ナトリウム(PAAcNa)(アルドリッチ製、041−00595)を適量秤量し、0.022wt%となるようにイオン交換水に溶解させ、PAAcNa水溶液(5)とした。
上記の酵素/補酵素/電子メディエーター塗布電極上にPLL水溶液(4)およびPAAcNa水溶液(5)を下記の表24で示す量塗布した後、適宜乾燥を行い、酵素/補酵素/電子メディエーター固定化電極1を作製した。
上記の酵素/補酵素/電子メディエーター塗布電極上にGnL緩衝溶液(1U/μL)、Gn5DH緩衝溶液(1.2U/μL)を下記の表25に示すように適宜塗布乾燥を行った。その後PLL水溶液(4)およびPAAcNa水溶液(5)を上記の表24で示す量塗布した後、適宜乾燥を行い、酵素/補酵素/電子メディエーター固定化電極2、電極3を作製した。
Claims (18)
- 2-ヒドロキシカルボン酸生成酵素と、
2-オキソ酸生成酵素と、
2-オキソ酸カルボキシリアーゼと、
を少なくとも含有する電極。 - ジヒドロキシエチル基酸化酵素をさらに含有する請求項1記載の電極。
- フォルメートデヒドロゲナーゼをさらに含有する請求項1又は2記載の電極。
- 上記2-ヒドロキシカルボン酸生成酵素が、アルデヒドデヒドロゲナーゼ(E.C.1.2.1.3、E.C.1.2.1.5)、グリコアルデヒドデヒドロゲナーゼ(E.C.1.2.1.21)、又はラクトアルデヒドデヒドロゲナーゼ(E.C.1.2.1.22)から選ばれ、
上記2-オキソ酸生成酵素が、ラクテートデヒドロゲナーゼ(E.C.1.1.1.27、E.C.1.1.1.28)、マレートデヒドロゲナーゼ(E.C.1.1.1.37)、グルコネート2-デヒドロゲナーゼ(E.C.1.1.1.215)、2-ヒドロキシ脂肪酸デヒドロゲナーゼ(E.C.1.1.1.98、E.C.1.1.1.99)、グリセレートデヒドロゲナーゼ(E.C.1.1.1.29)、グリオキシレートレダクターゼ(E.C.1.1.1.26)、ヒドロキシパイルベートレダクターゼ(E.C.1.1.1.81)、イソサイトレートデヒドロゲナーゼ(E.C.1.1.1.41)、アミノ酸デヒドロゲナーゼ(E.C.1.4.1.5)、アラニンデヒドロゲナーゼ(E.C.1.4.1.1)、グルタミン酸デヒドロゲナーゼ(E.C.1.4.1.2、E.C.1.4.1.3)、セリン2-デヒドロゲナーゼ(E.C.1.4.1.7)、バリンデヒドロゲナーゼ(E.C.1.4.1.8)、ロイシンデヒドロゲナーゼ(E.C.1.4.1.9)、グリシンデヒドロゲナーゼ(E.C.1.4.1.10)、グルタミン酸シンターゼ(E.C.1.4.1.14)、トリプトファンデヒドロゲナーゼ(E.C.1.4.1.19)、フェニルアラニンデヒドロゲナーゼ(E.C.1.4.1.20)、アスパラギン酸デヒドロゲナーゼ(E.C.1.4.1.21)、2-オキソアルデヒドデヒドロゲナーゼ(E.C.1.2.1.23)、マレートデヒドロゲナーゼ(E.C.1.1.1.83)、又はタータレートデヒドロゲナーゼ(E.C.1.1.1.93)から選ばれ、
前記2-オキソ酸カルボキシリアーゼが、パイルベートデカルボキシラーゼ(E.C.4.1.1.1)、ヒドロキシパイルベートデカルボキシラーゼ(E.C.4.1.1.40)、2-オキソグルタレートデカルボキシラーゼ(E.C.4.1.1.71)、又は分岐鎖2-オキソ酸デカルボキシラーゼ(E.C.4.1.1.72)、から選ばれることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の電極。 - 前記ジヒドロキシエチル基酸化酵素が、アルコールデヒドロゲナーゼ(E.C.1.1.1.1、E.C.1.1.1.71)、マニトール2-デヒドロゲナーゼ(E.C.1.1.1.67)、グリセロールデヒドロゲナーゼ(E.C.1.1.1.6)、アルデヒドレダクターゼ(E.C.1.1.1.21)、グルコネート5-デヒドロゲナーゼ(E.C.1.1.1.69)、又はグリコールデヒドロゲナーゼ(E.C.1.1.1.185)、から選ばれることを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の電極。
- 請求項1から5のいずれか一項に記載の電極を少なくとも有する酵素センサー又は燃料電池。
- 請求項6記載の酵素センサー又は燃料電池を少なくとも有する電子機器。
- 2-ヒドロキシカルボン酸生成酵素が触媒として機能する分解工程Iと、
2-オキソ酸生成酵素が触媒として機能する分解工程IIと、
2-オキソ酸カルボキシリアーゼが触媒として機能する分解工程IIIと、
を少なくとも含むポリオール分解方法。 - ジヒドロキシエチル基酸化酵素が触媒として機能する分解工程IVをさらに含む請求項8記載のポリオール分解方法。
- フォルメートデヒドロゲナーゼが触媒として機能する分解工程Vをさらに含む請求項8又は9記載のポリオール分解方法。
- 前記分解工程Iでは下記反応式(1)によるポリオールの分解が進行することを特徴とする請求項8から10のいずれか一項に記載のポリオール分解方法。
- 前記分解工程IIでは下記反応式(2)及び/又は(3)によるポリオールの分解が進行することを特徴とする請求項8から11のいずれか一項に記載のポリオール分解方法。
- 前記分解工程IIIでは下記反応式(4)によるポリオールの分解が進行することを特徴とする請求項8から12のいずれか一項に記載のポリオール分解方法。
- 前記分解工程IVでは下記反応式(5)から(7)の少なくとも1の反応によるポリオールの分解が進行することを特徴とする請求項9から13のいずれか一項に記載のポリオール分解方法。
- 前記分解工程Vでは下記反応式(8)によるポリオールの分解が進行することを特徴とする請求項10から14のいずれか一項に記載のポリオール分解方法。
- 前記分解工程IからVの少なくとも1の工程において生じた電子が、任意の酸化型補酵素Aを還元して還元型補酵素Bを生じることを特徴とする請求項8から請求項15のいずれか一項に記載のポリオール分解方法。
- 前記酸化型補酵素AがNAD+であり、前記還元型補酵素BがNADHであることを特徴とする請求項16記載のポリオール分解方法。
- 電子メディエーターを酸化及び/又は還元する工程を含むことを特徴とする請求項8から請求項17のいずれか一項に記載のポリオール分解方法。
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