JP4926657B2 - 長尺部材の連結具および螺旋状ケーブルハンガー - Google Patents

長尺部材の連結具および螺旋状ケーブルハンガー Download PDF

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Description

本発明は、長尺部材の連結具および螺旋状ケーブルハンガーに関し、詳しくは、長さ方向に牽引されても連結状態を維持することのできるものに関する。
従来、線状材料などの長尺な部材の端部同士を連結して長さを延長する際には、その端部にオスメス構造の連結具を設けることが多用されており、オス構造の連結具をメス構造の連結具に差し込んで連結することにより長尺部材の長さを所望の長さに延長することができる。
例えば、電柱間に通信ケーブル(ケーブル部材)を敷設する方式としては、予め架設されているメッセンジャーワイヤに、長尺の螺旋形状に形成されている部材を巻き付けた状態にした上で、その螺旋形状内に通信ケーブルを通すことにより、目的の通信ケーブルを吊り下げた状態で支持することが行われており、この長尺な螺旋状ケーブルハンガーを所望の長さに延長する場合に、その端部の連結具同士を連結することが行われている(例えば、特許文献1〜2参照)。
特開平11−178182号公報 特開2000−261942号公報 特開2005−160250号公報
しかしながら、このような従来の長尺部材の連結具にあっては、長尺部材の端部にその延長方向に延在するオス構造またはメス構造の連結具が連設されており、その延長方向に相対移動させてオス構造をメス構造に差し込んで係合させることにより連結するように設計されている。
このため、その長尺部材の長さ方向に牽引する力が加わると、その牽引方向は連結具を互いに係合させて連結する際に相対移動させる連結方向の逆方向に一致していることから、その係合手段が牽引力に負けてしまうと、差し込んだ姿勢のまま抜けてしまう場合があり、文献1〜3に記載の構造では連結状態を維持することができない。
すなわち、長尺部材が容易に変形する線状材料により作製されている場合には、自重による牽引力がその長さ方向に加えられると共に、例えば、屋外の電柱間に架設するメッセンジャーワイヤに設置して通信ケーブルを支持させるような螺旋状ケーブルハンガーなどを連結する場合に、台風などの強風による過大な牽引力がその連結具の連結方向に加えられると、互いの連結状態を解除して支持する通信ケーブルを落下させてしまう虞がある。
そこで、本発明は、長さ方向に牽引力が加えられても連結状態を解除することのない構造を実現することにより、信頼性高く連結状態を維持しつつ長尺部材を長さ方向に延長できるようにして、例えば、屋外の電柱間などに通信ケーブルなどを信頼性高く安全に架設可能な長尺部材の連結具を提供することを目的とする。
上記課題を解決する長尺部材の連結具の第1の発明は、長尺部材の一端側または両端側に配設されて、互いに係合可能なオスメス構造に形成されることにより当該長尺部材の端部同士を連結する連結具であって、オス構造とメス構造の互いに係合状態になるように差し込まれる方向が長尺部材の長さ方向と交差する方向に設計されており、当該オス構造またはメス構造の一方あるいは双方を備えることを特徴とするものである。
この発明では、長尺部材の端部のオス構造とメス構造を長さ方向と交差する方向に差込係合させて連結することができ、長尺部材の長さ方向に対して連結方向を交差する状態にすることができる。したがって、長尺部材の端部同士を離隔させる長さ方向(延長方向)の牽引力が加わっても、連結状態を解除する方向にオスメス構造が相対移動してしまうことはなく、長尺部材の端部同士を連結する状態を維持することができる。
上記課題を解決する長尺部材の連結具の第2の発明は、上記第1の発明の特定事項に加え、前記メス構造は、長尺部材の長さ方向に対して交差する方向に開口する連結穴を備えて、前記オス構造には、メス構造の連結穴内に交差方向から差し込まれた後に長尺部材同士の長さ方向を一致させる姿勢に当該メス構造に対して相対的に回動させるときに、該メス構造の連結穴を画成する縁部が食い込む凹形状が形成されていることを特徴とするものである。
この発明では、長尺部材の端部同士を連結する際に、メス構造の連結穴内にオス構造を差し込んで互いの姿勢を長さ方向に一致させたときには、メス構造の連結穴を画成する先端側の縁部がオス構造内に食い込んで係合する。すなわち、メス構造の連結穴縁部がオス構造に向って交差方向から差込係合して連結状態になる。したがって、長尺部材の端部同士を離隔させる長さ方向の牽引力が加わっても、そのメス構造の連結穴縁部がオス構造に引っ掛かって抜けてしまうことがなく、長尺部材の端部同士を連結する状態を維持することができる。
上記課題を解決する長尺部材の連結具の第3の発明は、上記第1または第2の発明の特定事項に加え、前記オスメス構造とは別に、当該オス構造とメス構造が互いに長尺部材の長さ方向に対する前記交差方向に相対移動して係合するのと同時に、互いに係合して該オスメス構造の係合状態を解除する前記交差方向に相対移動することを制限する凹形状と凸形状が、当該オス構造とメス構造に形成されていることを特徴とするものである。
維持することができる。
この発明では、長尺部材の端部のオス構造とメス構造の姿勢を長さ方向に一致させて差込係合させたときには、凹形状と凸形状が係合して、それ以上、また、反対向きに相対移動して係合を解除してしまうことを制限することができる。したがって、長尺部材の端部同士を離隔させる長さ方向の牽引力だけでなく、連結状態を解除する方向に相対移動することを制限することができ、長尺部材の端部同士を連結する状態を維持することができる。
上記課題を解決する長尺部材の連結具の第4の発明は、上記第1から第3のいずれかの発明の特定事項に加え、前記メス構造が長尺部材の長さ方向に対して交差する方向に向かって開口する連結穴を備えるのに対して、前記オス構造が該メス構造の連結穴内に前記交差方向から差し込んだ後に連結対象の長尺部材同士の長さ方向を一致させるように当該オス構造をメス構造への差込位置を中心にして相対的に回動させて当該メス構造の連結穴内に嵌着させる嵌着部を備えるオスメス構造であり、オス構造にはメス構造の連結穴に差し込む嵌着部の先端側の一側面または両側面から側方に張り出す張出形状が形成されるとともに、メス構造には連結穴内にオス構造の先端側の一方の張出形状から差し込んで嵌着部の姿勢を該連結穴に合わせるように回転させた後に長尺部材同士の長さ方向を一致させるように相対的に回動させることにより当該オス構造の張出形状を嵌着させる凹形状が該連結穴を画成する縁部に形成されていることを特徴とするものである。
この発明では、長尺部材の端部同士を交差する姿勢にして、メス構造の連結穴内にオス構造の嵌着部先端の側面の張出形状から差し込んで抜けた後に略90度回転させて互いの姿勢を長さ方向に一致させる、所謂、知恵の輪のような操作が必要であり、互いの姿勢を長さ方向に一致させたときには、オス構造の嵌着部先端の片側または両側の張出形状がメス構造の連結穴に隣接する箇所の凹形状内に嵌着されて食い込む状態で係合する。すなわち、メス構造の連結穴の側辺部に向うオス構造の張出形状がそのメス構造に交差方向から差込係合して連結状態になる。したがって、長尺部材の端部同士を離隔させる長さ方向の牽引力が加わっても、そのオス構造の張出形状がメス構造の連結穴の側辺部の凹形状が引っ掛かって抜けてしまうことがなく、長尺部材の端部同士を連結する状態を維持することができる。
上記課題を解決する長尺部材の連結具の第5の発明は、上記第4の発明の特定事項に加え、前記オス構造には、先端側の一方の張出形状がメス構造の連結穴内に差し込まれて該連結穴内に嵌着させる嵌着部を当該連結穴の内側面との対面位置を通過させた箇所に、
長尺部材の長さ方向の内側面の間隔と同一幅の該嵌着部の幅と同一の直径に形成された断面円形部分が形成されていることを特徴とするものである。
この発明では、長尺部材の端部同士を交差する姿勢にして、メス構造の連結穴内にオス構造側面の張出形状から差し込んで抜けた後に略90度回転させる際に、断面円形部分を連結穴内に位置させることによりオス構造側を自由に回転させることができ、そのオス構造の嵌着部の側面をメス構造の連結穴の内面に対面接触する状態で嵌着させて係合するオスメス構造に設計することができる。したがって、メス構造の連結穴内にオス構造の嵌着部を大きな緩みなく連結する状態にすることができ、メス構造の連結穴内でオス構造の嵌着部が遊んで不用意に抜けてしまうことを制限することができる。
上記課題を解決する螺旋状ケーブルハンガーの第1の発明は、螺旋形状の長尺部材に形成されて水平方向に架設されている線状部材の周囲を周回するように取り付けられることにより、該螺旋形状内を通過するように挿通されたケーブル部材を吊り下げる螺旋状ケーブルハンガーであって、上記の第1から第5のいずれかの発明の長尺部材の連結具が、螺旋形状の長尺部材の一端側または両端側に配設されていることを特徴とするものである。
この発明では、上記の長尺部材の連結具の発明による作用効果により螺旋状ケーブルハンガーの端部同士を連結することができる。したがって、通信ケーブルなどを支持する場合に、その端部同士を離隔させる長さ方向に牽引力が加わっても、連結状態を信頼性高く維持することができる。
このように本発明によれば、オスメス構造の差込係合する連結方向を長尺部材の長さ方向に交差させた状態でその端部同士を連結するので、長尺部材の長さ方向に牽引する力が加わっても、その連結を解除して互いに離隔してしまうことはなく、長尺部材の端部同士の連結状態を信頼性高く維持することができる。したがって、例えば、屋外の電柱間などに設置して通信ケーブルなどを吊り下げた状態で支持する螺旋状ケーブルハンガーの端部同士を信頼性高く連結して所望の長さにすることができ、通信ケーブルなどを安全に電柱間などに架設することができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図7は本発明に係る長尺部材の連結具および螺旋状ケーブルハンガーの一実施形態を示す図である。
図1において、螺旋状ケーブルハンガー10は、長尺なケーブル吊線部材11を螺旋形状に形成することにより作製されており、電柱間に架設されているメッセンジャーワイヤーWの周りを周回するように設置することにより、そのワイヤーWと同様に電柱間に架設する通信ケーブルCを並行に挿通させて吊り下げた状態に支持することができる。
この螺旋状ケーブルハンガー10は、長さが有限であることからその両端にオスメス構造の連結具12、13を連設されており、その連結具12、13を連結することにより端部同士を連結して所望の長さに延長し使用するようになっている。なお、螺旋状ケーブルハンガー10は、連結具12、13の一方のみをケーブル吊線部材11の一端側に連設して終点としてもよいが、反対側に連結具12、13の他方が余っていても何等問題はないため、その連結具12、13が両端側に連設されている。また、螺旋状ケーブルハンガー10は、連結具12、13の一方毎に両端部に連設しても良いが、双方を端部のそれぞれに配設する方が使い勝手が良いことは言うまでもない
連結具12、13は、図2〜図6に示すように、本体部21、31の外形が概略直方体になるように樹脂材料を成形することにより作製されており、その短尺側となる一端面にケーブル吊線部材11が長さ方向を一致させる姿勢で連設されている。
そして、連結具12は、図2および図3に示すように、ケーブル吊線部材11や直方体の長さ方向に対して直交する方向に開口する連結穴22が形成されており、この連結穴22は、その直交方向の縦断面形状が略正方形になるように形成されている。この連結具12は、ケーブル吊線部材11の反対側の先端側となる他端面が切り欠かれており、連結穴22を画成する先端側縁部23が薄肉形状に形成されている。
これに対して、連結具13は、図5および図6に示すように、本体部31が連結具12の連結穴22により画成されている空間に略一致する直方体に形成されており、ケーブル吊線部材11の連設側(先端の反対側)の後端側に連結具12の先端側縁部23を収装する横断溝32が形成されている。
これにより、連結具13は、連結具12の連結穴22内に略同一形状の本体部31を長さ方向に対する交差方向から(図2中における下方から)差し込んで互いの姿勢がケーブル吊線部材11の延長方向(長さ方向)に一致するように収装させることにより、図7に示すように、連結具12の連結穴22の両内側面22aに両外側面31aを対面接触させる状態で本体部31をガタなく嵌着させることができる。このとき、連結具12は、連結穴22を画成する先端側縁部23を連結具13の横断溝32内に差し込んで係合させることができ、連結具12、13の長さ方向(ケーブル吊線部材11の延長方向)と直交する方向にガタなく噛み合い係合して(食い込ませて)ケーブル吊線部材11の端部同士を連結することができる。すなわち、連結具13の本体部31が嵌着部を構成している。
このため、連結具12、13は、ケーブル吊線部材11の延長方向(連結具12、13の離隔方向)に牽引されたとしても、連結具12の先端側縁部23と連結具13の横断溝32とが噛み合い係合して引っ掛かった状態から抜けてしまうことがなく、そのオスメス構造の連結状態を解除する牽引方向に相対移動してしまうことを制限することができる。このことから、連結具12、13は、ケーブル吊線部材11の端部同士を連結する状態を維持することができる
また、連結具12は、連結穴22の両側の内側面22aにその長さ方向に延在する横溝(凹形状)24の2本がその全長に亘って形成されており、これに対して、連結具13は、その連結具12の連結穴22の内側面22aに対面する本体部31の両側の外側面31aにその横溝24内に収装可能なリブ形状(凸形状)34の2本が横断溝32の背面側の手前まで形成されている。
この連結具12は、連結穴22の両側の内側面22aにその長さ方向に対する直交方向の縦溝25が2本形成されており、この縦溝25は、連結穴22を画成する両側縁部26に開口する箇所では連結具13のリブ形状34を差込可能な深さに形成されて、徐々に浅くなって横溝24の形成箇所では連結穴22の内側面22aに一致する形状に形成されている。
これに対して、連結具13は、本体部31のケーブル吊線部材11との連設部35(本実施形態では横断溝32の背面側も含む)がその本体部31の幅に一致する直径の円柱形状(断面円形部分)に形成されており、この連設部35は、本体部31の高さ(連結具12の連結穴22の深さ)以上の長さに設定されている。
これにより、連結具13は、連結具12の連結穴22内に差込可能に、リブ形状34が長さ方向の前後に向くように(リブ形状34が連結穴22の両側縁部26に突き当たらないように)本体部31の姿勢を調整して、その本体部31を連結穴22内に先端側から差し込んで連設部35を位置させることにより、リブ形状34や本体部31のエッジが連結穴22の内側面22aに突き当たることなく回転させることができる。
この後には、その連結具13は、連結具12の連結穴22を抜けた状態のまま本体部31を90度回転させてリブ形状34をその連結穴22の両側縁部26に開口する縦溝25に合わせて差し込むことにより、その両側縁部26の幅を樹脂材料の弾性力により広げてリブ形状34の天井面34aを連結穴22の内側面22aに摺接させる状態にすることができ、連結具12と長さ方向の姿勢が一致する方向に回動させることができる。
このため、連結具13は、互いの側面22a、31aが対面接触するガタのない状態に本体部31を連結具12の連結穴22内に嵌着させて、その連結具12の先端側縁部23を横断溝32内に差込・係合させることによりケーブル吊線部材11の端部同士を連結することができるとともに、連結具12の連結穴22の内側面22aに形成されている横溝24内に本体部31の外側面31aのリブ形状34を緩みなく収装させることができ、このときには、連結具12の両側縁部26が弾性復帰しているので不用意に横溝24からリブ形状34が離脱してしまうことはない。
したがって、連結具12、13は、連結穴22内の横溝24に本体部31の両側面31aのリブ形状34が噛み合い係合する状態を維持することができ、本体部31が連結穴22内で長さ方向の姿勢を一致させている嵌着状態から本体部21に対して相対的に回動してしまうことを制限することができる。このことから、連結具12、13は、連結具12の先端側縁部23と連結具13の横断溝32との噛み合い係合が解除されてしまうことを制限することができ、ケーブル吊線部材11の端部同士を連結する状態を維持することができる。
ここで、連結具12、13は、横溝24とリブ形状34をそれぞれに形成しているがこれに限るものではなく、例えば、本体部31側にリブ形状34を形成することなく、その本体部31の全体を収装する溝形状を連結穴22内に形成してもよい。また、本実施形態では、横溝24が本体部21の端面に開口する場合を説明するが、その横溝24の端部を連結穴22の内側面22a内に留めてケーブル吊線部材11の延長方向に牽引される場合に、その横溝24の端部にリブ形状34の端部を衝止させてその牽引方向に相対移動してしまうことを制限するようにしてもよく、ケーブル吊線部材11の端部同士の連結維持を補助するようにすることもできる。
さらに、連結具12は、先端側縁部23と同一面側の連結穴22に後端側で隣接する箇所が凹形状に切り欠かれて切欠部27が形成されており、この切欠部27は、本体部21の両外側面21a(両側縁部26の両側面26a)まで延在して開口している。
これに対して、連結具13は、連結具12の切欠部27により画成されている空間に略一致して嵌着可能な張出形状のヘッド部36が本体部31の先端から延長・形成されており、このヘッド部36は、連結具12の本体部21の両側の外側面21a方向に張り出す形状に連続してその両側縁部26の側面26a(本体部21の側面)に沿って先端側(本体部31の後端側)に向かって延在する形状に形成されている。
これにより、連結具13は、連結具12の先端側縁部23を本体部31の側面31aとの間に挟むようにして一方側のヘッド部36を連結具12の連結穴22内に差し込んで反転させることにより、リブ形状34を長さ方向の前後に向く姿勢にしつつ他方のヘッド部36と本体部31をその連結穴22内に差し込んで連設部35を位置させることができる。
この後に、その連結具13は、上述したように、連設部35を連結具12の連結穴22内で90度回転させてその両側縁部26の縦溝25からリブ形状34を差し込んで相対回動させることにより長さ方向の一致する姿勢にしてその連結穴22内に本体部31を嵌着状態にすることができる。
このときには、連結具12、13は、連結具12の連結穴22内の横溝24と本体部31のリブ形状34との噛み合い係合や、連結具12の先端側縁部23と連結具13の横断溝32との噛み合い係合と同時に、連結具12の切欠部27内に連結具13のヘッド部36を食い込ませて噛み合い係合する状態に嵌着させることにより、連結具12の両側縁部26の端部26bに連結具13のヘッド部26側の直交壁面36aを対面させるとともに連結具12の両側縁部26の両側面26aにそのヘッド部36の内側壁面36bを対面させた状態にすることができる。
このため、連結具12、13は、ケーブル吊線部材11の延長方向(連結具12、13の離隔方向)に牽引されたとしても、連結具12の先端側縁部23と連結具13の横断溝32とが噛み合い係合するのと同時に、連結具12の両側縁部26の端部26bに切欠部27内の連結具13のヘッド部36の直交壁面36aを対面衝止させて抜けないように引っ掛けた状態にすることができ、ケーブル吊線部材11の延長方向への牽引力に対する抗力(オスメス構造の連結状態の解除に対する制限力)を向上させてケーブル吊線部材11の端部同士を連結する状態をより確実に維持することができる。また、この連結具12、13では、本体部21、31の横溝24とリブ形状34の噛み合い方向に屈折させる方向の力が加えられても、連結具12の両側縁部26の両側面26aに連結具13のヘッド部36の内側壁面36bが対面衝止される。さらに、この連結具12、13では、連結具12の先端側縁部23を連結具13の本体部31の側面31aと一方のヘッド部36の内側面36bの間に挟むようにして連結穴22内に差し込んでその連結具13を反転させてさらに差し込んだ後に90度回転させるような、所謂、知恵の輪を扱うのと同様な操作をすることによりはじめて連結具12の連結穴22内に連結具13の本体部31を嵌着させることができ、逆に、連結具12、13の連結状態を完全に解除するにはこの操作を逆に行う必要があることから、故意に作業者が行わない限り不可能であり、自然にケーブル吊線部材11の端部同士が離隔してしまうことを制限することができる。
また、連結具12は、切欠部27の底面27aの中央に突起28が立設されており、この突起28は、図4に示すように、周方向に4分割された円筒形状に形成されているとともに、その先端部の周囲には外方に張り出してフックとして機能するように張出部28aが形成されている。なお、この突起28の本数や太さは、切欠部27や横断溝32の底面27a、32aの面積や幅に応じて形成すればよい。
これに対して、連結具13には、連結具12の切欠部27内に嵌着させるヘッド部36の対応する箇所にその連結具12の突起28を差込可能に略同一断面形状に形成された貫通穴39が形成されており、この貫通穴39は、その突起28の円筒形状の本体部28bを収装可能に略同径で貫通しているとともに、その突起28の先端部に対応する箇所には張出部28aの下面に対面可能に拡径されて段差39aが形成されている。
ここで、連結具12、13は、上述するように、連結穴22内で本体部31を相対回動させて長さ方向の一致する姿勢にすることにより緩みのない嵌着状態にする寸法構造に設計されているので、互いの長さ方向の姿勢が略一致する状態になってから、貫通穴39内に多少の弾性変形をさせつつ頭部から差し込み係合させることができるように突起28の高さが抑えられている。
これにより、連結具12、13は、互いの長さ方向の姿勢を一致させるように相対回動させることにより、連結具12の先端側縁部23と連結具13の横断溝32の噛み合い軽係合や、連結具12の切欠部27(両側縁部26の端部26b)と連結具13のヘッド部36との噛み合い係合などに加えて、互いの本体部21、31の長さ方向に対する略直交方向のその相対回動の終わりに、突起28を変形させつつ貫通穴39内にその直交方向に差し込ませて張出部28aと段差39aとを噛み合い係合させることができる。
このため、連結具12、13は、ケーブル吊線部材11の延長方向(連結具12、13の離隔方向)に牽引されたとしても、連結具12の先端側縁部23と連結具13の横断溝32の噛み合い係合や、連結具12の切欠部27と連結具13のヘッド部36の噛み合い係合と同時に、突起28と貫通穴39を噛み合い係合させて引っ掛けた状態にすることができ、ケーブル吊線部材11の延長方向への牽引力に対する抗力をより向上させてその端部同士を連結する状態をさらに確実に維持することができる。
このように本実施形態においては、オスメス構造の連結具12、13を、ケーブル吊線部材11の長さ方向に対する直交方向に相対移動させて噛み合い係合させることにより、ケーブル吊線部材11からの牽引力によりその直交方向に相対移動することがなく、連結状態を解除してしまうことがない。したがって、ケーブル吊線部材11の端部同士の連結具12、13による連結状態を信頼性高く維持することができる。この結果、連結具12、13を連結して所望の長さに延長したケーブル吊線部材11は、自重や強風などによるその長さ方向の牽引力が加えられても互いの連結状態を解除する恐れがなく、通信ケーブルCを落下させてしまうことなく電柱間に信頼性高く安全に架設することができる。
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
本発明に係る長尺部材の連結具を備える螺旋状ケーブルハンガーの一実施形態を示す図であり、その全体の外観を示す立面図である。 その連結具の組立構造の一方の外観を示す斜視図である。 その連結具の組立構造の一方を示す図であり、(a)はその平面図、(b)はその長さ方向の側方から見た側面図、(c)はその長さ方向の先端側から見た正面図である。 その連結具の一方の要部構造を示す図であり、(a)はその拡大平面図、(b)はその拡大立面図、(c)はその縦断面図である。 その連結具の組立構造の他方の外観を示す斜視図である。 その連結具の組立構造の他方を示す図であり、(a)はその平面図、(b)はその長さ方向の側方から見た側面図、(c)はその長さ方向の先端側から見た正面図である。 その連結具を組み合わせた状態を示す平面図である。
符号の説明
10……螺旋状ケーブルハンガー 11……ケーブル吊線部材 12、13……連結具 21、31……本体部 21a、26a、31a……外側面 22……連結穴 22a……内側面 23……先端側縁部 24……横溝 25……縦溝 26……両側縁部 26b……端部 27……切欠部 28……突起 28a……張出部 32……横断溝 34……リブ形状 35……連設部 36……ヘッド部 36a……直交壁面 36b……内側壁面 39……貫通穴 39a……段差

Claims (5)

  1. 長尺部材の一端側または両端側に配設されて、互いに係合可能なオスメス構造に形成されることにより当該長尺部材の端部同士を連結する連結具であって、
    オス構造とメス構造の互いに係合状態になるように差し込まれる方向が長尺部材の長さ方向と交差する方向になるように設定されて、
    メス構造が長尺部材の長さ方向に対して交差する方向に向かって開口する連結穴を備えるのに対して、
    オス構造を該メス構造の連結穴内に前記交差方向から差し込んだ後に連結対象の長尺部材同士の長さ方向を一致させるように当該オス構造をメス構造への差込位置を中心にして相対的に回動させて当該メス構造の連結穴内に嵌着させる嵌着部を該オス構造が備えるオスメス構造であり、
    オス構造にはメス構造の連結穴に差し込む嵌着部の先端側の一側面または両側面から側方に張り出す張出形状が形成されるとともに、
    メス構造には連結穴内にオス構造の先端側の一方の張出形状から差し込んで嵌着部の姿勢を該連結穴に合わせるように回転させた後に長尺部材同士の長さ方向を一致させるように相対的に回動させることにより当該オス構造の張出形状を嵌着させる凹形状が該連結穴を画成する縁部に形成されており、
    当該オス構造またはメス構造の一方を備えることを特徴とする長尺部材の連結具。
  2. 前記オス構造には、長尺部材同士の長さ方向を一致させる姿勢にメス構造に対して相対的に回動させるときに、該メス構造の連結穴を画成する縁部が食い込む凹形状が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の長尺部材の連結具。
  3. 前記オスメス構造とは別に、当該オス構造とメス構造が互いに長尺部材の長さ方向に対する前記交差方向に相対移動して係合するのと同時に、互いに係合して該オスメス構造の係合状態を解除する前記交差方向に相対移動することを制限する凹形状と凸形状が、当該オス構造とメス構造に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の長尺部材の連結具。
  4. 前記オス構造には、
    先端側の一方の張出形状がメス構造の連結穴内に差し込まれて該連結穴内に嵌着させる嵌着部を当該連結穴の内側面との対面位置を通過させた箇所に、
    長尺部材の長さ方向の内側面の間隔と同一幅の該嵌着部の幅と同一の直径に形成された断面円形部分が形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の長尺部材の連結具。
  5. 螺旋形状の長尺部材に形成されて水平方向に架設されている線状部材の周囲を周回するように取り付けられることにより、該螺旋形状内を通過するように挿通されたケーブル部材を吊り下げる螺旋状ケーブルハンガーであって、
    上記請求項1から4のいずれかに記載の長尺部材の連結具が、螺旋形状の長尺部材の一端側または両端側に配設されていることを特徴とする螺旋状ケーブルハンガー。
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