JP4926419B2 - 移動体通信端末 - Google Patents
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Description
この移動体通信端末では、アラーム時刻とともに、アラーム時に放送受信手段を起動して受信するアラーム設定の放送チャネルを予め設定しておく。そして、アラーム時刻になると、アラーム制御手段により、上記アラーム初期設定の放送チャネルの放送の受信を開始して出力することができる。また、移動体通信端末が位置する現在位置の情報としてその移動体通信端末が在圏する通信管理エリアに関するエリア位置情報を取得し、そのエリア位置情報が記憶手段に保存される。ここで、上記予め設定したアラーム設定の放送チャネルについて受信した放送電波の電界強度を判定し、放送電波の電界強度が放送エリアの圏外等の理由で所定の基準値以下のときには、記憶手段に保存されているエリア位置位置の情報を読み出して通信ネットワークを介してサーバに送信し、移動体通信端末が在圏する通信管理エリアで受信可能な最寄りの放送局の放送チャネル周波数の情報を、通信ネットワークを介してサーバから受信して取得する。そして、その取得した放送チャネル周波数で放送されている最寄りの放送局の放送を選択して受信し、出力することができる。このように移動体通信端末が移動して受信可能な放送局が変化する場合でも、その移動体通信端末が在圏している通信管理エリアにおいて所定の基準値よりも強い電界強度で良好に受信することができる最寄りの放送局の放送を出力することができるので、アラーム時刻における放送の受信・出力によるアラーム動作をより確実に実行することができる。
また、請求項2の発明は、請求項1の移動体通信端末において、上記アラーム制御手段は、上記アラーム時刻に受信して放送の内容を出力した放送チャネルを次回のアラーム設定の放送チャネルとして設定することを特徴とするものである。
この移動体通信端末では、上記アラーム時刻に受信して放送の内容を出力した放送チャネルを次回のアラーム設定の放送チャネルとして設定する。このように直前のアラーム動作で受信した放送チャネルの放送の受信を開始することにより、次回のアラーム動作において所定の電界強度で放送の受信・出力ができる確率を高めることができる。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の移動体通信端末において、アラーム音又は楽曲のデータを記憶するデータ記憶手段を備え、上記アラーム制御手段は、上記アラーム時刻になったとき、上記放送局からの放送の受信及び出力を実行しない場合は該データ記憶手段からアラーム音又は楽曲のデータを読み出して再生することを特徴とするものである。
この移動体通信端末では、上記アラーム時刻になったとき、放送局からの放送の受信及び出力を実行しない場合はデータ記憶手段からアラーム音又は楽曲のデータを読み出して再生し、アラーム音又は楽曲を出力手段から出力する。このようにアラーム音又は楽曲に切り換えて出力することにより、アラーム時刻にアラーム動作が全く実行されないという事態を回避できる。
また、上記移動体通信端末における処理及び制御は、これらに設けられたコンピュータで所定のプログラムを実行することによって実現することもできる。このコンピュータで用いるプログラムの受け渡しは、デジタル情報としてプログラムを記録したFD、CD−ROM等の記録媒体を用いて行ってもいいし、コンピュータネットワーク等の通信ネットワークを用いて行ってもよい。
図1は本発明に係る移動体通信端末を用いることができる放送・通信システムの概略構成図である。この放送・通信システムは、移動体通信ネットワークとしての携帯電話通信網20と、放送情報提供サーバ30と、ラジオやテレビ等の放送局40とを用いて構成されている。携帯電話通信網20は、移動体通信端末としての携帯電話機10との間で直接無線通信する基地局21のほか、図示しない交換機、専用線、ルータ、ファイヤーウォール等で構成されている。
上記内部メモリ112は、例えばRAMやROMなどの半導体メモリで構成され、制御部111で実行する制御プログラムや各種データを記憶するものである。
上記無線通信部114は、制御部111で制御され、アンテナ114を介して、所定の通信方式により携帯電話通信網20の基地局21との間で無線通信を行うものである。この無線通信により、特定の携帯電話機等との間で音声電話通信を行ったり、電子メールの送受信や上記放送情報提供サーバ30等のサーバとの間でデータ通信を行ったりすることができる。
上記音声処理部115は、マイク116から入力された送話音声信号を所定方式で符号化して制御部111に送る。更に、音声処理部115は、各種のデジタル音データを復号化するオーディオデコーダの機能も有している。例えば、音声処理部115は、無線通信部113で受信した受話音声信号を復号化してスピーカ117から出力する。また、音声処理部115は、チューナー部122で受信して生成された放送の音声のTS(トランスポートストリーム)信号を復号化してスピーカ117から出力する。また、音声処理部115は、内部メモリ112から読み出したアラーム音や楽曲ファイルのデータを再生してスピーカ117から出力する。
上記画像処理部118は、上記制御部111の制御の下、上記放送情報提供サーバ30から受信した各種の放送関連情報の画像を液晶ディスプレイ(LCD)からなる表示部119に表示させる。また、画像処理部118は、デジタルビデオデータを復号化するビデオデコーダの機能も有し、チューナー部122で受信して生成された放送の画像のTS(トランスポートストリーム)信号を復号化して表示部119に表示させる。この場合、デジタルビデオデータから複合化して得られた音信号は上記音声処理部115に渡される。
上記キー操作部120は、データ入力キー(テンキー、*キー、#キー)、通話開始キー、終話キー、スクロールキー、多機能キー等を備え、電話の発信や着信のほか、表示部119に表示される情報のスクロールや選択等に用いる。このキー操作部120は、表示部119に表示されているアラーム設定画像でアラーム時刻を設定したり、アラーム動作時に放送を受信して出力する放送局(放送チャネル)を設定したりするときにも用いられる。
また、アラーム制御部133は、上記予め設定したアラーム設定の放送チャネルについて受信した放送電波の電界強度が所定の基準値以下のときには、上記アラーム設定(初期設定)の放送チャネル以外の放送チャネルから放送電波の電界強度がより強い放送チャネルを選択するように制御する。
また、携帯電話機10の位置情報としては、上記エリア位置情報に代えて又はエリア位置情報に加えて、携帯電話機10の利用者の通過又は滞在が可能な施設に設置された通信端末装置との間で通信を行うことによりその通信端末装置から施設の位置を特定可能な施設位置情報を取得するようにしてもよい。この場合の位置情報取得手段134は、制御部111、上記通信端末装置と通信可能な図示しない近距離用無線通信部及びそのアンテナ等で構成され、駅の改札ゲート装置等の通信端末装置との間で通信を行うことにより、その通信端末装置から施設の位置を特定可能な施設位置情報を取得する。
次に、放送チャネル1について受信された放送電波の電界強度が判定される(S104)。ここで、放送チャネル1について受信された放送電波の電界強度が所定の基準値よりも強い場合は、その放送チャネル1の放送の音がスピーカ117から出力される(S105)。テレビ放送の場合は、その放送の画像が表示部119に表示される。
一方、放送チャネル1について受信された放送電波の電界強度が所定の基準値以下の場合は、他の放送チャネル(例えば放送チャネル2〜5)がスキャンされ(S106)、それらの放送チャネルから放送電波の電界強度がより強い放送チャネル(例えば放送チャネル5)が選択される(S107)。そして、アラーム動作として、その新たに選択された放送チャネルの放送の受信が開始され、その放送の内容がスピーカ117や表示部119から出力される(S105)。
以上のように、携帯電話機30で受信可能な放送局が変化して初期設定の放送チャネルの電界強度が弱かった場合に、他の放送チャネルから電界強度が十分に強い新たな放送チャネルを選択することにより、アラーム時刻における放送の受信・出力によるアラーム動作をより確実に実行することができる。
図8のS204で示す電界強度の判定において、放送チャネル1について受信された放送電波の電界強度が所定の基準値以下の場合は、携帯電話機10の現在位置が取得される(S206)。なお、携帯電話機10の内部メモリ112に現在位置のデータが既に保存されている場合は、上記現在位置の取得は、内部メモリ112から現在位置のデータを読み出すことで行われる。
次に、前述の放送局データテーブルを用いて、携帯電話機10の現在位置に基づき、最寄りの放送局の放送チャネルが選択される(S207)。例えば、携帯電話機10の現在位置が横浜の場合、その横浜で受信可能なFMラジオの放送チャネルやテレビの放送チャネルが選択される。
以上のように、携帯電話機30で受信可能な放送局が変化して初期設定の放送チャネルの電界強度が弱かった場合に、予め記憶しておいた放送局データテーブルと現在位置情報とを用いて最寄りの放送局の放送チャネルを選択することにより、アラーム時刻における放送の受信・出力によるアラーム動作をより確実に実行することができる。
また、本動作例の場合も、アラーム動作時に出力した放送の放送チャネルが初期設定の放送チャネル1から変わった場合は、その変わった後の放送チャネルを次回のアラーム動作時に用いるアラーム設定の放送チャネルとして設定し直しておくのが好ましい。
図9のS304で示す電界強度の判定において、放送チャネル1について受信された放送電波の電界強度が所定の基準値以下の場合は、他の放送チャネル(例えば放送チャネル2〜5)がスキャンされ(S306)、放送電波の電界強度が強い放送チャネルがあるか否かを調べられる(S307)。ここで、放送電波の電界強度が強い放送チャネルがあった場合は、その放送チャネル(例えば放送チャネル5)が選択される(S308)。そして、アラーム動作として、その新たに選択された放送チャネルの放送の受信が開始され、その放送の内容がスピーカ117等から出力される(S305)。
一方、上記放送チャネルのスキャンの結果、放送電波の電界強度が十分に強い放送チャネルがなかった場合は、内部メモリ112に予め保存されているアラーム音(リングトーンや単一音)又は楽曲のデータが読み出される(S309)。そして、上記放送出力の代用として、読み出されたアラーム音又は楽曲のデータが再生されてスピーカ117等から出力される(S310)。
以上のように、放送局からの放送の受信及び出力を実行しない場合は、内部メモリ112に予め記憶しておいたアラーム音又は楽曲を再生して出力することにより、アラーム時刻にアラーム動作が全く実行されないという事態を回避できる。
20 携帯電話通信網
30 放送情報提供サーバ
40 放送局
41 放送エリア
131 放送受信手段
132 出力手段
133 アラーム制御手段
134 位置情取得手段
135 放送情報記憶手段
136 データ記憶手段
Claims (3)
- 予め設定したアラーム時刻になったときに所定の動作を実行するアラーム制御手段を備えた移動体通信端末であって、
放送局からの放送を受信する放送受信手段と、該放送を出力する出力手段と、該移動体通信端末が位置する現在位置の情報として該移動体通信端末が在圏する通信管理エリアに関するエリア位置情報を取得する位置情報取得手段と、該位置情報取得手段で取得したエリア位置情報が保存される記憶手段とを備え、
該アラーム制御手段は、該アラーム時刻になったとき、予め設定したアラーム設定の放送チャネルの放送について該放送受信手段による受信及び該出力手段による出力を開始できるように制御し、
該アラーム設定の放送チャネルについて受信した放送電波の電界強度が所定の基準値以下のときに、該記憶手段に保存されている該エリア位置情報を読み出して通信ネットワークを介してサーバに送信し、該移動体通信端末が在圏する通信管理エリアで受信可能な最寄りの放送局の放送チャネル周波数の情報を、該通信ネットワークを介して該サーバから受信して取得し、その取得した放送チャネル周波数で放送されている該最寄りの放送局の放送を、該アラーム時刻になったときに受信して出力する放送として選択することを特徴とする移動体通信端末。 - 請求項1の移動体通信端末において、
上記アラーム制御手段は、上記アラーム時刻に受信して放送の内容を出力した放送チャネルを次回のアラーム設定の放送チャネルとして設定することを特徴とする移動体通信端末。 - 請求項1又は2の移動体通信端末において、
アラーム音又は楽曲のデータを記憶するデータ記憶手段を備え、
上記アラーム制御手段は、上記アラーム時刻になったとき、上記放送局からの放送の受信及び出力を実行しない場合は該データ記憶手段からアラーム音又は楽曲のデータを読み出して再生することを特徴とする移動体通信端末。
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