JP4926073B2 - 海鳥の混獲の減少 - Google Patents

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Description

本発明は、漁業中において海鳥類やカメ類が副次的に引っかかること(混獲)を減少する装置に関する。また本発明は、釣り針に関する。本発明は、さらに漁業中における海鳥類やカメ類の混獲を減少するための摂取バリアまたは引っ掛かりバリアに関する。また本発明は、漁業中における海鳥類やカメ類の混獲を減少するための方法に関する。
延縄漁業は、毎年大量の魚を捕獲するために採用される広く行われている漁法である。延縄漁業は、漁船から非常に長い釣り糸を仕掛ける作業を伴い、時には全長150kmに渡ることもある。各釣り糸は、幹縄(main line)から吊された数百または数千の釣り針を有し、各釣り針にはエサが付けられている。幹縄が漁船の後部から送り出されると、エサの付けられた各釣り針は、漁場となる水深に到達するまで、ゆっくりと水中に沈んでいく。延縄漁業が魚の捕獲に効率的な漁法であることは知られており、世界の人々に食糧を提供する重要な役割を担っている。
延縄漁業が魚の捕獲に非常に有効な漁法である一方、毎年非常に多くの海鳥や、海鳥ほどの規模ではないが、カメを死なせてしまう原因にもなっている。特に、アホウドリ、ウミツバメ、ミズナギドリなどの海鳥は、延縄漁船に引き寄せられ、エサが漁船の後部から送り出されていくと、エサをめがけて飛び込む。残念ながら、多くの海鳥がこの段階でエサが付けられた釣り針に引っ掛かってしまうのである。ある研究によると、延縄漁業の釣り針に引っ掛かったことが原因で毎年30万羽以上の海鳥が死んでいると推定されている。一般的に、海鳥はエサをめがけて飛び込み、釣り針に引っ掛かり、そして溺れてしまうのである。
海鳥の混獲を回避するのは、環境保護の問題であると共に、漁師達の利益にもかなっているものである。海鳥の混獲は、魚を捕獲するために使用され得たであろうエサおよび釣り針の損失を意味する。さらに漁師達は、海鳥が見えるところを手掛かりとして、捕獲しようとしている魚の群の位置を知る助けとしている。
水産業界だけでなく、多くの環境保護団体や政府機関が、延縄漁中の海鳥の混獲をいかに減らすかについての提言を行ってきた。その中には以下のようなものが含まれる。
−夜間に延縄道具(gear)を仕掛ける。海鳥は通常昼間にエサを食べる。漁の時間が減るため、この方法は抵抗に遭った。
−夜間海を照らす照明を減らす。照明は海鳥を誘き寄せ、海鳥がエサを見つける手助けとなる。暗いなかでの操業は、職業における健康上および安全上の問題がある。
−漁船の風下側 から海にフックを投げ入れる。フックは、乱流風上側(turbulent windward side)よりも風下側の方が早く沈む。
−出来るだけ早く道具を引き上げ、縄が急角度で水面に上がってくるようにする。
−凍ったエサは浮かぶので、エサを完全に解凍する。
−エサ(および釣り針)が沈む速度を速めるため、空気を抜いた浮き袋につけたエサのみを使用する。
−海鳥を追い払うために吹き流しを使用する。このような吹き流しは、延縄が入れられた領域上に流れる様、漁船の後ろから流すことができる。
−おもりを付けた釣り針および縄を使用し、釣り針がより早く沈むようにする。この方法は、人命が失われた経験から、職業上の健康および安全の問題があることがわかっている。
−延縄が海中に入るまで魚の内臓を海に廃棄せず、縄が仕掛けられるまで待つ。
上記の対策は、限られた、時には極微の効果しかもたらさず、コストが増え、漁業の生産性を低下させるものである。
海鳥の混獲は、魚の捕獲に釣り針を使用する他の漁業形態においても問題となりうる。
第1の態様において、本発明は、漁業中における海鳥またはカメの混獲を減少し、釣り針と、海鳥またはカメが釣り針に引っ掛かったり、海鳥が釣り針を飲み込んだりすることを減少させる、釣り針に対して所定の位置に装着されたバリアとを含み、装置は、水中に入ったときに分解する分解可能な構成部品を備え、分解可能な構成部品が分解すると、釣り針による魚の捕獲ができるよう、バリアが釣り針に対する位置から離脱するか、またはもはや存在しなくなる、装置を提供する。
本装置はまた、カメの混獲を減少させるために同様の働きをする点でも有効である。
分解可能な構成部品の分解後、バリアは完全に釣り針または釣り糸から離れる。例えば、構成部品の分解が起こった後、バリアは沈んでいく。また、釣り針または釣り糸からの離脱に続き、バリアは時間の経過と共に分解することが望ましい。これは、腐食、溶解またはその他の仕組みにより起こるものである。
分解可能な構成部品により、バリアそのものを構成してもよい。もしくは、分解可能な構成部品によりバリアの一部を構成してもよい。さらなる選択肢として、分解可能な構成部品によりバリアの付加的な構成部品を構成してもよい。
分解可能な構成部品は、本器具を水中に入れてから、ある時間内に分解することが望ましい。この時間の長さは、釣り針と釣り針に付けられたエサとが、海鳥の潜水深度の下、また好ましくは、カメの一般的なエサ場の下まで沈むことが出来る十分な時間であることが望ましい。また、この時間の長さは1分より長く、例えば、1分から60分、より好適には5分から30分、さらに好適には10分から30分である。
バリアは釣り針に装着されてもよい。このようにして、バリアは釣り針に対して所定の位置に保持され、海鳥による釣り針の摂取や、海鳥が引っ掛かる可能性を低下および/または防止する。もしくは、バリアは釣り針に取り付けられた釣り糸に装着されていても良い。
本発明の第1の態様の実施形態において、バリアそのものが分解可能な構成部品で構成されているか、あるいはそれを含んでいてもよい。あるいは、バリアを釣り針に装着する装着手段が、分解可能な構成部品で構成されているか、あるいはそれを含んでいてもよい。さらなる選択肢として、釣り針に対して所定の位置にバリアを固定する固定手段が、分解可能な構成部品で構成されているか、あるいはそれを含んでいてもよい。
バリアが物理的バリアとなって、海鳥が釣り針に噛みついたり、飲み込んだり、体の他の部分を引っ掛けたりすることを防止することで、海鳥が釣り針に引っ掛かる可能性を低下または防止するよう機能することが望ましい。したがって、バリアは、バリアが釣り針に据え付けられた場合、海鳥が釣り針に噛みついたり、飲み込んだりすることを減少または防止する物理的バリアを構成してもよい。
いくつかの実施形態において、本発明は例えば、釣り針が海鳥の皮膚や羽に引っ掛かるなどの他の理由で海鳥が引っ掛かってしまう可能性も低くするものである。そのような場合、海鳥やカメが引っ掛かる可能性を低くする引っ掛かりバリアとして、バリアを説明することもできるであろう。
第2の態様において、本発明は、漁業中における海鳥またはカメの混獲を減少させ、釣り針と、釣り針に装着されたバリアを含み、バリアが原型を保ち、釣り針に装着されている間は、海鳥が釣り針を飲み込んだり、釣り針に引っ掛かったりすることを防止または減少させる働きをし、バリアは、水中で分解可能な部品を含むか、水中で分解可能な部品で構成され、装置が水中に入れられた場合、バリアもしくはその一部が分解し、釣り針により魚の捕獲ができるよう、バリアまたはその一部が釣り針からはずれるか除去される、装置を提供する。
本発明によると、バリア全体を分解可能な物質から作ってもよい。または、バリアの一部を分解可能な物質で構成することが可能である。この場合、分解可能な物質が分解した場合、海鳥が釣り針に引っ掛かったり、海鳥が釣り針を飲み込んでしまう可能性を低くするように、バリアの一部が、釣り針から除去されるか、釣り針からはずれるように構成することができる。または、バリアがバリアを釣り針に装着する装着手段を含み、この装着手段を分解可能な物質で形成することもできる。このようにして、分解可能な装着手段が分解する場合、バリアはもはや釣り針に付着していることができず、釣り針から離脱する。さらなる実施形態として、バリアは、バリアを所定の位置に保持する保持手段を備えていてもよく、保持手段は水中で分解可能である。
バリアは、装着手段と共に形成されていてもよい。装着手段は、例えば、釣り針を留めるクリップでもよい。釣り針の軸部、曲部、チモトまたはアゴ部にバリアを留めるように機能するクリップを用いることができる。または、釣り針は、バリアを釣り針に装着する装着手段を備えていてもよい。装着手段は、釣り針に形成された開口部、または釣り針に接合した開口部を構成してもよく、開口部はバリアを受容する。もしくは、装着手段は、釣り針に形成されるか、釣り針に接合したクリップを構成してもよい。
さらなる選択肢として、バリアは、適した接着剤を使用して釣り針に装着することもできる。接着剤は、水中で分解することが好ましい。接着剤は、水溶性接着剤であることが好ましい。
いくつかの実施形態において、バリアそのものが分解可能である。
分解可能な構成部品は、以下の方法で分解することが考えられる。
−水中に入った時に急速な腐食が起こる金属で構成部品を形成することができる。
−水中に入った時に急速なガルバニック腐食が起こる金属部品で構成部品を形成することもできる。
−釣り針につなげられたバリアが水中に入った時に、ガルバニック腐食が起こるような金属または合金で構成部品が形成されるか、それらを含む構成とすることができる。
−水中に入った時に溶解し始める水溶性の物質(例えば、砂糖や食塩から作られる物質などの食物から作られる物質)で構成部品を形成することもできる。
−構成部品は水溶性の部分を含み、バリアによって海鳥が引っ掛かる可能性を低くするとともに、水溶性の部分が溶解した際にバリアの少なくとも一部がばらばらになって、釣り針から落ちるように構成できる。
−バリアの部品が釣り針から脱落して、釣り針による魚の捕獲ができるようにするために、水中に入った時に分解する水中分解可能な接着剤で、数個の部品を接着して構成部品を組み立てることができる。
第3の態様において、本発明は、漁業で使用される釣り針を提供し、釣り針は、釣り針にバリアを装着する装着手段を含み、前記バリアは、海鳥が前記釣り針に引っ掛かったり、海鳥が前記釣り針を飲み込んだりすることを減少または防止するのに効果的であることを特徴とする。
第4の態様において、本発明は、漁業で使用される釣り針を提供し、釣り針は、釣り針に釣り糸を取り付ける小穴と、バリア、もしくは、バリアの位置を釣り針に対して固定するバリアの装着手段または固定手段を受容する開口部とを含むことを特徴とする。バリアを受容する開口部は、釣り針の曲部の中央または表面に接して設けることが望ましい。しかし、開口部を、釣り針の軸の中央または表面に接して設けること、釣り針のチモトの表面に接して設けること、もしくは、釣り針のアゴ部の内部または表面に接して設けることも可能である。釣り針を製造する工程の一部として、釣り針に開口部を形成してもよい。また、例えば、釣り針に目穴部を溶接したり、適切な接着剤を使用し、釣り針に目穴部を固定するなどして、開口部を釣り針に取り付けてもよい。
第5の態様において、本発明は、釣り針が海鳥に飲み込まれる可能性を低下させたり、海鳥が釣り針に引っ掛かることを減少させたり防止する、釣り針に装着するバリアを提供し、バリアが釣り針に装着された場合、海鳥の口と接触し、海鳥が前記釣り針を口にし釣り針に引っ掛かる可能性を低下させる部材を含み、バリアは、水中で分解可能な部品で構成されるか、水中で分解可能な部品を含み、水中に入ってから一定時間後にその構造的一体性を失う。
第6の態様において、本発明は、海鳥によって釣り針が飲み込まれることの発生率を減少させる、釣り針に装着された摂取バリアを提供する。この摂取バリアは、釣り針に装着された時に、海鳥の口と接触して海鳥が摂取する可能性を低下させる部材を含み、水中に入った後に全体または一部が分解するような水溶性部材で構成されるか、または一部が水溶性部材で構成される。
第7の態様において、本発明は、海鳥が釣り針を飲み込む可能性を低下させたり、海鳥が前記釣り針に引っ掛かることを減少させたり防止する、釣り針に装着される装置を提供し、この装置は、バリアと、前記釣り針に対する所定の位置への前記バリアの装着または固定を容易にする、分解可能な構成部品とを含み、釣り針に対して所定の位置に装着されたり、固定されている場合、バリアは、海鳥が釣り針を口にし、釣り針に引っ掛かる可能性を減らし、分解可能な構成部品は、水中で分解し、構造的一体性を失い、その後バリアが釣り針から離脱する。
バリアは、釣り針のアゴ部を遮蔽するために釣り針上に位置して適合される遮蔽部であってもよい。分解可能な構成部品は、釣り針に対して遮蔽部を所定の位置に固定するための固定手段であってもよい。本実施形態において、固定手段が分解し、構造上一体性を失った場合、遮蔽部は釣り針から除去される。遮蔽部は、釣り針から落ち、釣り針または釣り針が取り付けられている釣り糸から完全に除去されることが望ましい。
固定手段はピンであってもよい。
遮蔽部は、釣り針の両側に位置する対向する面を含んでいてもよく、ピンは、対向する面に設けられた各穴に通され、釣り針に対してピンを所定の位置に固定しやすくする。ピンはまた、釣り針に形成された穴または開口部を通して、釣り針を釣り針に対して所定の位置にさらに確実に固定するようにしてもよい。
第8の態様において、本発明は、上記に記載された器具を準備し、釣り針にエサを付け、器具およびエサを水中に入れ、それによりエサと器具は海鳥の潜水レベルの下まで沈み、分解可能な構成部品は分解し、バリアは釣り針から落ち、釣り針が魚を釣ることが可能となる、ステップを含む漁業方法を提供する。
また本発明は、海鳥が引っ掛かる可能性を低くする引っ掛かりバリアの使用にも及ぶ。よって、本発明のさらなる態様は、摂取バリアを引っ掛かりバリアに置き換えた、本発明の第1から第7の態様に関して詳述したものである。また、引っ掛かりバリアが飲み込みを防止し、摂取バリアが飲み込み以外のことが原因であるような引っ掛かりを防止できることも理解されるであろう。
図面は本発明の好適な実施形態を説明する目的のために示されていることを理解されたい。よって本発明は、図面に示す発明の実施形態のみに限定されると解釈されるべきではない。
図1は、本願の装置による釣り針およびバリアの組み合わせを示す。図1では、釣り針10は、目穴部12を含んでいる。目穴部12は、延縄釣り糸などの釣り糸に釣り針を取り付けるために使用される。釣り針10は、さらに軸部14、曲部16およびアゴ部18を含む。通常、アゴ部18と軸部14との間の距離20はゲイプ(gape)と呼ばれている。
図1に示す釣り針10は、さらに釣り針の曲部16に取り付けられた目穴部22を含む。目穴部22は、例えば溶接により曲部16に取り付けてもよい。または、目穴部22は、釣り針10を製造する製造工程において、釣り針10と一体に形成されてもよい。
図1に示す装置はさらに、バリア24を含んでいる。バリア24は、横方向に延在する部材26を含んでおり、これは棒状であってもよい。棒26は、目穴部22にちょうど受容されるような寸法にし、棒26が目穴部22に挿入された時に摂取バリア24と釣り針10との間の相対的な方向および位置を保つようにする。
バリア24はまた、棒26に実質的に垂直に延在するさらなる棒28を含む。
図1に示す装置を組み立てるために、実質的に目穴部が棒26の中間に位置するまで棒26を目穴部22に挿入する。棒26が適切に目穴部22に挿入された場合、さらなる棒28は目穴部22と接触することが望ましい。バリア24はこのようにして釣り針10に装着される。目穴部22の開口部の直径と棒26の外周の寸法は、棒26が、目穴部22内にちょうどまたはきつめに受容されるようなものであると理解されるであろう。さらに、バリア24の方向は、図1に示す通り、さらなる棒28が釣り針を越して上向きに延在するようにする。例えば、さらなる棒28は、釣り針の長さおよび高さに沿った仮想平面中、またはその近傍に位置させてもよい。
バリア24は、海鳥が釣り針を飲み込んだり、釣り針が海鳥の口内を貫通したりするような形で釣り針に噛みつくことを防ぐ物理的なバリアとなる。例えば、図1には点線で描かれた海鳥およびその開いた嘴の輪郭が示されている。図が示す通り、海鳥30には上嘴32および下嘴34がある。海鳥が釣り針の上から嘴を閉じようとすると、下嘴が軸部14または棒26と接触し、上嘴はさらなる棒28と接触する。このことで海鳥は釣り針の周辺で口を閉じることができず、海鳥が釣り針に引っ掛かる可能性を低くすることができる。また、棒26は海鳥が釣り針を飲み込むことを防ぐ。
よって、図1に示す装置は、海鳥が釣り針10に引っ掛かる可能性を低くするために有効である。しかし、バリア24は魚が釣り針に引っ掛かることも防いでしまう。これは漁船の持ち主にとっては望ましくない結果であるのは言うまでもない。この事態を克服するため、水中に入った時に分解する物質でバリア24全体を作るか、水中で分解する1以上の構成部品を含むようにバリア24を作る。この時、分解可能な部品は、分解する際にバリア24の構造上の一体性を弱め、通常は沈んでいくことにより、釣り針から効果的に外れ落ちるように配置される。このようにして、釣り針が魚を捕獲出来る状態になる。
分解可能な部品もしくは分解可能な複数の部品が、水中に投げ込まれてから比較的早く分解するようバリア24を構成することが望ましい。海鳥が海から食べ物を摂取するために潜水可能な潜水深度より下に、エサの付いた釣り針が沈むのに要する時間より若干長い時間内に、分解可能な部品が分解することが最も望ましい。このようにして、エサの付いた釣り針が、海鳥の到達可能な深度より下に沈むまで、バリアは元の状態のままに保たれる。一度エサ付きの釣り針が海鳥の潜水可能な深度の下まで沈むと、偶然に起こる海鳥の混獲のリスクは取るに足らない程度になり、バリアが釣り針からなくなり、釣り針による魚の捕獲が可能となる。
図1に示す実施形態において、釣り針10およびさらなる目穴部22は、金属、特に耐食金属で作られることが望ましく、そうすることで、釣り針とさらなる目穴部を何度も再利用することができる。釣り針の製造において通常使われている金属合金は、ステンレス鋼である。一方、バリア24は、一度海に入ると分解し、釣り針10から落ちていく。バリア24が海洋生物にとって継続的に危険なものとなることを防止するため、バリア24は、生分解可能であるか、海中でやがて完全に腐食するものが望ましい。
図2は、本発明の器具の別の実施形態を示す。図2に示す実施形態と図1に示す実施形態とはいくつかの特徴が共通であり、便宜上、共通する部分は、同じ参照符号で示している。これら共通する部分を更に説明する必要はないであろう。
図2に示す実施形態は、図2のバリア40が、図1に示す棒26と棒26から延在するD字型部材42とを含んでいる点において、図1の実施形態と異なる。特に、D字型部材は、概して棒26に垂直に延在する棒44を含む。直交棒46、48は、棒44のそれぞれの端部から概して垂直に延び、湾曲部50で交わる。直交棒46、48および湾曲部50は、棒44から釣り針10のアゴ部18の方向と平行な方向に延在する。このようにして、直交棒46、48および湾曲部50は、釣り針のチモトの方を向いており、釣り針のアゴ部が露出することを防ぐ手立てとなる。図2で使用されるバリアは、海鳥が釣り針を飲み込む可能性を低くする。またこのバリアは、例えば、海鳥の足や羽に釣り針が引っかかってしまうような、外部の引っかかりを減少させる。
図3は、本発明に係るさらなる実施形態を示す。図3に示す実施形態と図1に示す実施形態とはいくつかの特徴が共通する。便宜上、共通する部分は、同じ参照符号で示しており、これら共通する部分を更に説明する必要はないであろう。しかし、図3に示す実施形態は、棒26、概して棒26に直角に延びる棒62およびさらなる棒64、66を含む、バリア60を含んでいる。棒62、64、66で三角形が形成され、それは釣り針10のチモト12の方向を向いており、釣り針10のかかり部18からの保護となる。図3で使用されるバリアは、海鳥が釣り針を飲み込む可能性を低くする。またこのバリアは、例えば、海鳥の足や羽に釣り針が引っかかってしまうような、外部の引っかかりを減少させる。
図4は、本発明の一実施形態による釣り針70を示す。釣り針70は、目穴部72、軸部74、曲部76およびかかり部78を含む。また釣り針20は、曲部76に開口部80が形成されている。開口部80は、釣り針の製造過程において釣り針70に形成されることが望ましい。そうすることで、釣り針にさらなる目穴部を接合する別の過程が不要になる。開口部80は、図1から図3の実施形態に示す棒26を受容できる。
図5は、本発明による別のバリアの実施形態を示す。図5に示すバリアは、概して図1に示すバリア24と類似している。しかし、図5に示すバリア90は、棒92とそれに垂直に延在する棒94とを含む。棒92は、接着領域97により接合された第1棒部材95および第2棒部材96で形成されている。同様に、棒94は、別の接着領域98により棒92に接合されている。もしくは、棒92は、部材95または部材96の一部として形成されてもよい。領域97および98で使用される接着剤は、水溶性の接着剤である。よって、図5に示すバリア90が釣り針に取り付けられ(たとえば、図1に示すように)、海に投げ入れられた場合、水溶性接着剤の領域97および98は溶け始める。領域97および98がある程度まで溶けた場合、構造上の一体性を失い(これは、これらの領域が完全に溶けるか、部分的ではあるが、バリアの重さまたは引く力に抵抗できない程十分に弱くなるまで溶けた場合に起こる)、棒部94、95、96は単に釣り針から落ちていく。
図6は、本発明にかかる釣り針およびバリアの組み合わせのさらなる実施形態を示す。図6中、釣り針100は、チモト109、軸部102、曲部103およびアゴ部104を含む。また、別の目穴部105が、チモト101に接合しているか、チモト101と共に形成されている。目穴部105は、図6に示す実施形態中、棒106を受容し、それがバリアを構成する。棒106は、釣り針100に対して相対位置にとどまるように、ちょうどまたはきつめに目穴部105に受容される。
図6が示す通り、棒106は目穴部105からアゴ部104を越して延在している。よって、棒106は、海鳥が釣り針100の周辺で口を閉じることを防止し、海鳥が釣り針100に引っかかる可能性を低くする。また図6に示すバリアは、例えば、海鳥の足や羽に釣り針が引っかかってしまうような、外部の引っかかりを減らす。
棒106は水溶性製品などの分解可能な物質から作られることが好ましい。もしくは、棒106は、(例えば、溶解もしくはガルバニック腐食により)水中で分解可能な領域107を含んでいてもよい。領域107がある程度分解した場合、構造上の一体性を失い、棒106の下部が落ち、釣り針100のアゴ部104が露出して、釣り針による魚の捕獲を可能とする。
図7は、本発明のさらなる実施形態を示す。図7中、釣り針110は標準的な延縄用釣り針である。バリア111は、クリップ113が形成された棒112を含む。
クリップ113は、アーム114、115を含む。
摂取バリア111を釣り針110に取り付けるため、クリップ113のアーム114、115を釣り針110の曲部に留める。これは、バリア111を釣り針110に取り付ける働きをする。一度海中に入れられ、海鳥の潜水可能な深度の下まで沈んだ釣り針110からバリア111を離すためには、クリップ113を分解可能な物質から作るか、棒111の一部または全部を分解可能な物質から作るとよい。
図8は、本発明のさらなる実施形態を示す。図8中、曲部に接合された目穴部121を有する釣り針120は、目穴部121に挿入されたコイル状の引っ掛かりバリア(coiled hooking barrier)122を有している。これは、引っ掛かりバリア122を釣り針に対してあるべき位置に固定する働きをする。図8が示す通り、引っ掛かりバリア122は、釣り針120のアゴ部123の上および周辺に延びるコイル部を含む。このようにして、引っ掛かりバリア122は、海鳥の皮膚や羽に釣り針のかかり部が引っかかるのを防ぐ。また、引っ掛かりバリア122は、海鳥が釣り針を飲み込むのを防ぐような大きさにしておくとよい。引っ掛かりバリアは水中で分解可能である。
図9は、図1に示す実施形態と多くの共通する特徴を有する本発明のさらなる実施形態を示す。便宜上、共通する部分は、「'」を付加した同じ参照符号で示す。これらの部分をさらに説明する必要はないであろう。図9の実施形態は、引っかかりバリアまたは摂取バリアが棒26'から延びる短い棒を含む点で図1の実施形態と異なる。棒130は、バリアを釣り針に据え付け、釣り針に対して正しい位置にバリアを保持するために目穴部22'に挿入された直角拡張部131を含み、飲み込みやその他の理由により海鳥が釣り針に引っかかる可能性を低くする。拡張部131の自由端132を目穴部22'の周りで折り曲げ、バリアが釣り針から早すぎる段階で外れてしまう可能性を最小限にすることができる。
バリアが水中で分解可能であってもよいし、拡張部131が水中で分解可能であってもよい。
図1から図9に示す発明の実施形態において、摂取バリアや引っ掛かりバリアは使い捨てである一方、釣り針は再利用可能な複数回使用可能なものである。これは、世界中で毎年10億もの延縄引っ掛け釣が行われていると推定される現代の漁業活動に特に適しているものである。海鳥を混獲してしまう可能性を低くしながら、漁船に漁獲に必要な十分な量の用具を供給するためには、漁船が現在搭載しているのと同量の釣り針を用意するだけでよい。また漁船は、漁船の特定の航海中に行われると予想される引っ掛け釣りの数量に相当する数量の摂取バリア/引っ掛かりバリアを用意しておく必要がある。
摂取バリア/引っ掛かりバリアは、漁業コストや釣り糸を仕掛けたりエサをつけるのに必要な労力を大幅に増やすことなく、海鳥の混獲という環境問題に対応した安価で簡単に取り付け可能な、使い捨てのものが望ましい。実際に、バリアを釣り針に取り付けるのは、釣り針の目穴部や開口部に棒を挿入するという単純な作業である。よって、環境問題および漁師のニーズは本発明によって満たされるのである。
また本発明は、有利にも延縄漁によるカメの混獲を減らす手立てとなるであろう。
延縄漁業において使用されるものとして本発明を説明してきたが、本発明は、釣り針を使用するいかなる漁業形態においても海鳥の混獲を最小限にするために使用され得ることを理解されたい。
当業者であれば、本発明が変形や修正可能であることを理解するであろう。例えば、図1から図9に示す実施形態は、分解可能な部品を含むバリアまたは分解可能な部品として作られたバリアを示している。摂取バリアを釣り針につなげるために別のクリップを使用することも可能である。例えば、この別のクリップは、釣り針を受容し保持する第1受容手段、およびバリアを受容し保持する第2受容手段を含んでいてもよい。このクリップは、分解可能な構成部品を構成しても良い。もしくは、水溶性接着剤を使用してバリアを釣り針に据え付けても良い。さらに本発明は、本明細書中で詳述した特定の釣り針を本明細書中で詳述した特定の引っ掛かりバリアと組み合わせて使用することも包含している。
水中で分解可能な構成部品は、食品など(例えば、砂糖や食塩から作られる生成物)の水溶性の生成物から作られるとよい。もしくは、海中やその他の水中に入れられた場合に、急速なガルバニック腐食が起こる金属組成物から作られてもよい。いくつかの実施形態において、バリアが釣り針と電気接触し、水中に入れられた場合に、ガルバニック腐食反応が起こりうる。また、分解可能な構成部品は、摂取バリアを釣り針に固定するため、または2つ以上の摂取バリアの構成部品から摂取バリアを製造するために使用される水溶性接着剤から構成されてもよい。このようにして、水溶性接着剤が溶解すると、摂取バリアは崩れ、釣り張りから落ちていく。
図10から図13は、本発明によるさらなる実施形態の様々な図を示す。図10は、本実施形態で使用される構成部品を示す。構成部品は、アゴ部201、軸部202および曲部203を有した通常の釣り針200を含む。また構成部品は、遮蔽体205の形を取るバリア204を含む。遮蔽体205は、特に軟鋼板や軟鋼プレートといった軟鋼、もしくは周辺残基(environmental residue)がほとんどまたは全く無い状態でも分解するその他の物質から作られることが望ましい。遮蔽体205はスタンピングにより成形することもできる。
遮蔽体205は、2つの対向する面206、207を含む。穴208、209は、対向する面206、207にそれぞれ形成されている。
図11および図12は、バリア204を釣り針200に配置したところを示す。特に、この配置は、釣り針200のアゴ部201の上からバリア204を配置し、バリア204の下部を釣り針200の軸部202に向かって(図11および図12が表す方向に)移動させるという単純なものである。穴208、209が釣り針の軸部の湾曲部まで配置されると(図12が示す通り)、留めピン212が穴208、209に挿入される。固定ピン212が穴208、209内にある間、遮蔽体205の形状、固定ピン212、釣り針200の形状および釣り針のアゴ部201の位置の組み合わせが、バリア204を所定の位置に固定する働きをする。
固定ピン212は、急速にガルバニック腐食する合金から作られてもよい。この点において、釣り針200は概してステンレス鋼から作られ、遮蔽体205は軟鋼から作られることが理解されるであろう。したがって、ピン212は、軟鋼でできた遮蔽体205と接触し、ステンレス鋼でできた釣り針200とは電気接触する。固定ピン212が作られる合金は、電気化学的なスケールで低電位(または活動電位)であるものが選択される。したがって、海水に入れられた場合、固定ピン212は、急速なガルバニック腐食を起こし、1分から60分の間、より望ましくは、10分から30分の間で構造上の一体性を失う。これは、遮蔽体の付いたエサ付釣り針が海鳥の潜水深度より下に沈むのに十分な時間である。
釣り針、バリアおよび固定ピンの組立体(combination)が海水にある時間浸けられた後、固定ピンがその構造上の一体性を失うのに十分なガルバニック腐食が起こる。よって、固定ピンは、もはやバリア204を釣り針200に固定する機能を果たさなくなる。そして、バリアは自然に釣り針200から落ちていく。バリア204は軟鋼から作られているため、深海にまで沈み、そこで時間の経過と共に完全に腐食するため、環境に悪い残留物を残すことはない。
図13は、バリア204を透明で示すことで、釣り針、固定ピンおよびバリアの配置(juxtaposition)が見えるようにした図である。また図13は、釣り針の軸部の辺りに位置する突起部214を含む修正された釣り針を示す。突起部214は、固定ピン212が不必要に釣り針のアゴ部に向かって上部に移動することを防ぐ。これは、バリアの釣り針への固定をさらに助けるものである。
釣り針と突起部の断面図を図13Aに示す。
図14から図17は、本発明のさらなる実施形態を示す。図14は、この特定の実施形態で使用される構成部品を示す。その構成部品は、アゴ部221、軸部222および曲部223を有する釣り針220を含む。釣り針220はまた、釣り針を釣り糸に固定させることができるチモト224を含む。釣り針220はさらに、釣り針の曲部に位置する穴または開口部225を含む。
構成部品はさらに固定ピン226を含み、それは図10から図13に示す実施形態に関連して説明した固定ピン212の構成と同様であることが望ましい。
構成部品はさらにバリア227を含み、それは概して半球の形状を有する遮蔽体228の形を取る。遮蔽体228の対向する面229、230には、それぞれ穴が設けられており、そのうちの1つの穴231が図14から図16に示されている。
釣り針200をバリア227に配置することは、図10から図13で示した実施形態に関連して説明したことと同様である。しかし、穴231とそれに対向する面230にある対応する穴とが、釣り針220の曲部223にある穴225と一列に並んでいる点において異なる。そして、固定ピン226は、遮蔽体228の対向する面229、230にある穴と、釣り針220の曲部223にある穴225とに挿入される。こうすることで、遮蔽体228が所定の位置に固定される。遮蔽体および釣り針の寸法と固定ピンの動きとが、遮蔽体をあるべき位置に固定する働きをする。特に、遮蔽体228の対向する面229、230の間は、釣り針の直径と非常に近似した、またはそれより若干短い距離をあけて隔てられている。その結果、対向する面229,230が所定の位置にある場合、対向する面229,230は、固定ピンが所定の位置にある場合、釣り針を軽くグリップすることで、遮蔽体が釣り針に対して回転しにくくする。対向する面が釣り針に加える力は、固定ピンがなければ、遮蔽体を釣り針の所定の位置にしっかり固定するためには十分ではないことが理解されるであろう。
図16および図17が示す通り、遮蔽体は海鳥が釣り針を飲み込むことに対して大きなバリアとなる。さらに、図16および図17に示す通り、遮蔽体が所定の位置にある場合、遮蔽体は釣り針への接触を阻止し、釣り針のアゴ部に海鳥の羽や足が引っ掛かる可能性も低くする働きをする。
図10から図13に示す実施形態と共通するが、図14から図17に示す実施形態で使用される固定ピン226も海水に入れられた場合、急速なガルバニック腐食を起こす。よって、固定ピンはその構造上の一体性を失うのである。その後、遮蔽体228は、釣り針および釣り針が取り付けられている釣り糸からはずれ、完全に離脱する。そして、遮蔽体228は深海に沈んでいく。遮蔽体228は、軟鋼または残留物を残さないその他の金属から作られることで、時間の経過とともに深海で完全に腐食するか分解することが好ましい。
図10から図17に示す実施形態における遮蔽体は、軟鋼板や軟鋼プレートを打ち抜きにより簡単に作ることができる。よって、バリアは非常に安価に製造される。さらにバリアは、環境にやさしく、漁業中、特に延縄漁中の海鳥の混獲を減少させるためには効果的な装置である。遮蔽体は釣り針に簡単に取り付けられ、延縄を仕掛けるのに必要な時間が過度に増えることも、漁業のコストが過度に増えることもない。
[実験例]
本発明のバリアに組み入れられるか、固定ピンに使用され得る物質として特定された、いくつかの金属合金の腐食速度を測定するために腐食テストを実施した。合金が分解する形態としては、ガルバニック腐食が選択された。よって、金属合金をステンレス綱または軟鋼に連結することにより腐食テストを行った。
金属または合金を選択するために目標とされた金属または合金の特性は、ステンレス綱および軟鋼と比較した場合、高強度および電位列において海水中で非常に負の電位(または活性電位)であるということである。まず、流電陽極合金(galvanic anode alloys)が選択された。
周知の数種類の流電陽極合金(galvanic anode alloys)を表1に示す(表中の情報はAS 2239-1003より抜粋)。
Figure 0004926073
記:
1.マグネシウム陽極は、海水中での長期間に渡る保護には適さない。
2.硫酸銅基準電極は、海水中での継続使用には推奨できない。

マグネシウム陽極は、負に荷電する性質が強いため(have a high negative driving potential)、土中や真水中などの高抵抗率を有する環境において鋼構造を保護するには適している。マグネシウム陽極は腐食副生物が非毒性であるため、地中に埋められたパイプラインの保護や、飲料用温水や冷水の応用設備や凝縮器に広く使用されている。
以下の合金がバリアへ組み込むのに適した合金であると特定された。
合金M1(0.1-Al, 0.2-Zn, 0.5-1.3-Mn, 0.05-Si, 0.02-Cu, 0.03-Fe, 0.001-Ni, 0.04-Ca, Mg wt%)は、高電位陽極物質であり、一般に高抵抗率の土や水に使用される。
合金M2(2.5-3.5-A1, 0.7-1.2-Zn, 0.2-1.5-Mn, 0.05-Si, 0.006-Cu, 0.003-Fe, 0.001-Ni, 0.04-Ca5 Mg wt%)。
合金M3(5.3-6.7-A1, 2.5-3.5-Zn, 0.25-0.4-Mn, 0.05-Si, 0.05-Cu, 0.03-Fe, 0.003-Ni5 0.04-Ca5 Mg wt%)は、中程度の抵抗率の土や水に使用される。
合金AZ61(6.4- Al, 0.9-Zn, 0.2 Mn5 Mg wt)。
420ステンレス綱または軟鋼から作られた釣り針に、選択した合金を連結することにより腐食テストを行った。海水は、オーストラリアのゴールドコーストのシーウェイで上げ潮の後半に採取し、温度は実験中を通して21℃に保たれた。試料の重量は、MetterAE260 Delta rangeのはかりを使用して測定され、ゼロ抵抗の状態での電流測定は、ZRA(ゼロ抵抗電流計)としてのPicologADC200データロガーに接続されたWenking LB75Lポテンシオスタットを用いて行った。420ステンレス綱の釣り針(直径3.20mmおよび浸水させた表面積約1303mm2)を支え、中心から1kgのおもりを吊した金属製ピンの腐食損傷測定を行った。ピン、支持体およびおもりを海水に浸け、損傷時間を測定し、浸水させたピンおよび支持体の寸法を記録した。
表2は、マグネシウム合金がステンレス綱に連結された場合のマグネシウム合金の腐食速度を測定したものを示す。表3は、マグネシウム合金が軟鋼に連結された場合のマグネシウム合金の腐食速度を測定したものを示す。表4は、マグネシウム合金がステンレス綱および軟鋼に連結された場合のマグネシウム合金の腐食速度を測定したものを示す。
Figure 0004926073
Figure 0004926073
Figure 0004926073
ガルバニ対(galvanic couple)について得られた腐食速度がその物質の全体の腐食速度であるという前提に基づくと、直径が4.50mm、全長が95mmの420ステンレス綱の釣り針に連結されている場合、円柱はその直径を20分で0.022mm失う。マグネシウム合金の平均引っ張り強度を248Mpaとすると、ピンが1kgの負荷を支持できる最小断面積は0.039mm2である。これは、およそ0.20mm×0.20mmの正方形のピンと等しい。
したがって、マグネシウム合金から作られた寸法約0.38mm×0.40mmのピンに負荷をかけテストを実施した。これが利用できるマグネシウム合金から構成することのできる最小の規則的な形状(regular shape)であった。1kgのおもりが取り付けられ、ピンを釣り針の小穴から支持した。そして、器具を海中に入れ、損傷時間を記録した。
結果は以下の通りである。
Figure 0004926073
上記結果は、海水に浸けられた場合に、ある時間で損傷が起こるようなバリアまたはバリアと釣り針との間の連結部を製造することができ、バリアと釣り針との間に環境に優しい腐食可能な連結部を提供すことにより望ましい結果が達成できることを示している。
その他の修正や変形も可能である。本発明は、本発明の精神および範囲に含まれる全ての変形や修正を包含するものであることを理解されたい。
本発明の一実施形態による器具の斜視図。 本発明の別の実施形態による器具の斜視図。 本発明の別の実施形態による器具の斜視図。 本発明の一実施形態による釣り針の側面図。 本発明の一実施形態による摂取バリアの斜視図。 本発明の別の実施形態による器具の側面図。 本発明の別の実施形態による器具の斜視図。 本発明の別の実施形態による器具の斜視図。 本発明の別の実施形態による器具の斜視図。 本発明の別の実施形態で用いる構成部品を示す。 図10で示す実施形態においてバリアを釣り針に取り付ける工程を示す。 釣り針に取り付けられたバリアを示す。 図12と類似した図を示すが、バリアが透明なものとして描写されることで、バリアと釣り針の相対位置が示された図。 図13に示す釣り針の曲部の断面図。 本発明の別の実施形態で使用される構成部品の図を示す。 図14に示す実施形態のバリアを釣り針に取り付ける工程を示す。 釣り針に取り付けられたバリアの側面図。 釣り針に取り付けられたバリアの正面図。

Claims (21)

  1. 漁業中における海鳥またはカメの混獲を減少させる装置であり、
    釣り針と、
    海鳥またはカメが前記釣り針に引っ掛かったり、海鳥またはカメが前記釣り針を飲み込んだりすることを減少させる、前記釣り針に対して所定の位置に装着されるバリアと、を含み、
    前記装置は、水中に入った場合に分解する分解可能な構成部品を備え、前記分解可能な構成部品が分解すると、前記バリアは完全に前記釣り針および釣り糸から離れ、前記釣り針による魚の捕獲ができるよう、前記バリアが前記釣り針に対する前記位置から離脱するか、またはもはや存在しなくなる、装置。
  2. 前記分解可能な構成部品は、前記バリア自体、前記バリアの一部、前記バリアの付加的構成部品、前記釣り針に前記バリアを装着する装着手段、または前記バリアを前記釣り針に対して所定の位置に固定する固定手段を構成する、請求項1に記載の装置。
  3. 前記分解可能な構成部品は、前記装置が水中に入った後、ある時間内に分解する、請求項1に記載の装置。
  4. 前記時間内とは、前記釣り針および前記釣り針に付けられたエサが海鳥の潜水深度の下まで沈むことが出来る十分な時間である、請求項3に記載の装置。
  5. 前記時間内とは、1分から60分の範囲内にある、請求項4に記載の装置。
  6. 前記バリアは前記釣り針に装着されている、請求項1に記載の装置。
  7. 前記バリアは、前記釣り針に取り付けられた前記釣り糸に装着されている、請求項1に記載の装置。
  8. 釣り針が海鳥またはカメに飲み込まれる可能性を低下させたり、海鳥またはカメが前記釣り針に引っ掛かることを減少させたり防止する、前記釣り針に装着されるバリアであり、
    前記バリアが前記釣り針に装着された場合、海鳥またはカメの口と接触し、海鳥またはカメが前記釣り針を口にし、前記釣り針に引っ掛かる可能性を低下させる部材を含み、
    前記バリアは、水中で分解可能な部品で構成されるか、水中で分解可能な部品を含み、水中に入ってから一定時間後にその構造的一体性を失い、よって前記バリアは、前記釣り針から離れ、前記釣り針および前記釣り針が取り付けられた釣り糸から離脱する、バリア。
  9. 海鳥またはカメが釣り針を飲み込むことの発生率を減少させる、釣り針に装着される摂取バリアであり、
    前記摂取バリアが前記釣り針に装着された場合、海鳥またはカメの口と接触し、海鳥またはカメが飲み込む可能性を低下させる部材を含み、
    前記摂取バリアは、水溶性の部品で構成されるか、水溶性の部品を含み、水中に入った後、前記摂取バリアまたはその一部が溶解し、よって前記バリアは、前記釣り針から離れ、前記釣り針および前記釣り針が取り付けられた釣り糸から離脱する、摂取バリア。
  10. 海鳥またはカメが釣り針を飲み込む可能性を低下させたり、海鳥またはカメが前記釣り針に引っ掛かることを減少させたり防止する、前記釣り針に装着される装置であり、
    バリアと、
    前記釣り針に対する所定の位置への前記バリアの装着または固定を容易にする、分解可能な構成部品と、を含み、
    前記釣り針に対して所定の位置に装着されたり、固定されている場合、前記バリアは、海鳥またはカメが前記釣り針に引っ掛かる可能性を低下させ、
    前記分解可能な構成部品は、水中で分解し、構造的一体性を失い、前記バリアが前記釣り針および前記釣り針が取り付けられた釣り糸から離脱する、装置。
  11. 前記バリアは、釣り針に適合して、前記釣り針を遮蔽する遮蔽部を構成し、海鳥またはカメが前記釣り針を飲み込むこと、または前記釣り針に不要に引っ掛かることを減少または防止し、
    前記分解可能な構成部品は、前記遮蔽部を前記釣り針に対して所定の位置に固定する固定手段を構成する、請求項10に記載の装置。
  12. 前記固定手段はピンで構成される、請求項11に記載の装置。
  13. 前記遮蔽部は、前記釣り針の両側に位置する対向する面を含み、前記ピンは、前記対向する面に設けられた各穴に通され、前記ピンを前記釣り針に対して所定の位置に固定しやすくする、請求項11に記載の装置。
  14. 前記ピンは、前記釣り針を前記釣り針に対して所定の位置により確実に固定するため、前記釣り針に形成された穴または開口部にも通される、請求項13に記載の装置。
  15. 前記分解可能な構成部品は、前記バリアを前記釣り針に装着する装着手段を構成する、請求項10に記載の装置。
  16. 前記分解可能な構成部品は、
    水中に入れられた場合の腐食、
    水中に入れられた場合のガルバニック腐食、
    前記バリアが前記釣り針につながれ、水中に入ったときにガルバニック腐食を起こす金属または合金によって前記分解可能な構成部品を構成する、または含むようにする、または、
    水中での溶解、
    のいずれかの仕組みにより分解する、請求項1または請求項8〜10のいずれか1項に記載の装置。
  17. 漁業方法であり、
    先行する請求項のいずれか1項に記載の装置を準備し、
    前記釣り針にエサを付け、
    前記装置およびエサを水中に入れ、それにより前記エサと前記装置は海鳥の潜水レベルの下まで沈み、前記分解可能な構成部品は分解し、前記バリアは前記釣り針から落ち、前記釣り針により魚を釣ることが可能となる、
    ステップを含む漁業方法。
  18. 漁業において、釣り針に対する所定の位置に装着されるバリアと共に使用される釣り針であり、前記バリアは、海鳥またはカメが前記釣り針に引っ掛かったり、飲み込んだりすることを減少させたり防止し、
    前記バリアは、分解可能な構成部品または、前記釣り針に前記バリアを固定するのを容易にする、前記バリアに組み合わされたピンを有し、
    前記分解可能な構成部品または前記ピンは、水中に入ったときに分解し、前記分解可能な構成部品または前記ピンが分解すると、前記バリアは完全に前記釣り針および前記釣り糸から離れ、前記釣り針による魚の捕獲ができるよう、前記バリアが前記釣り針に対する前記位置から離脱するか、またはもはや存在しなくなり、
    前記釣り針は、その曲部に接する突起部または開口部を含み、前記突起部または開口部は、前記バリア、または前記釣り針に前記バリアを固定するのを容易にする前記バリアに組み合わされたピンと接触するようにすることで、前記バリアが前記釣り針を所定の位置に固定することを助けることを特徴とする、釣り針。
  19. 前記突起部は、前記バリアまたは前記ピンが前記釣り針に沿って移動し、前記突起部を越えることを防止する、請求項18に記載の釣り針。
  20. 前記釣り針は、開口部を含み、前記開口部は、前記バリアの一部または前記ピンを受容する、請求項18に記載の釣り針。
  21. 請求項10〜15のいずれか1項に記載の装置と釣り針の組み合わせ。
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