JP4923503B2 - 食品用紙箱 - Google Patents

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Description

本発明は食品用紙箱、特にそのまま電子レンジに入れて内容物を加熱できるタイプの食品用紙箱に関する。
市販の冷凍食品の中には、パッケージを紙箱とし、紙箱ごと電子レンジに入れて加熱できるようにしたものがある。そのような目的で用いられる紙箱の例を特許文献1に見ることができる。
実開平3−120472号公報(全文明細書第3−4頁、図1−3)
電子レンジで加熱されたり、あるいは常温で放置されて自然解凍したりすると、冷凍食品から水(食品の成分液であったり、食品表面に付着した霜が解けたものであったりする訳であるが、本明細書では説明の簡単化を図るため、総称として「水」の表現を用いる)が出る。冷凍食品は種類によっては加熱されるとかなりの量の水を出す。冷凍食品のパッケージが紙箱である場合、フラップを折り重ねた箇所の隙間から水が漏れやすい。加熱したての紙箱入り食品を電子レンジから出した直後に水が漏れたりすると、その水は熱湯状態なので非常に危険である。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、冷凍食品を入れたまま電子レンジで加熱できるタイプの食品用紙箱において、冷凍食品から出た水が外に漏れない食品用紙箱を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、ボトム部と、このボトム部の両長辺に連設された2枚のサイド部と、少なくとも一方のサイド部の、前記ボトム部から離れた側の長辺に連設されたトップ部と、前記ボトム部の両短辺に連設されたボトムフラップと、前記サイド部の両短辺に連設されたサイドフラップと、前記トップ部の両短辺に連設されたトップフラップとを備えたブランクシートを起函及びのり付けして形成される食品用紙箱において、前記ボトムフラップとサイドフラップの間に、これら両フラップの間隙を塞ぎ、且つ縁部が前記ボトム部より所定距離隔たっているウェブが形成されるとともに、前記ウェブより上の位置にジッパー加工やハーフカット加工により開封ラインが形成されるものであって、前記サイドフラップの縁部のうち、前記ボトムフラップに隣接する側の縁部を後退させてボトムフラップとの間隙を拡大し、この拡大された間隙に前記ウェブを形成したことを特徴としている。
この構成によると、通常であれば隙間となるべきボトムフラップとサイドフラップの間がウェブで塞がれ、このウェブのボトム部からの立ち上がりの高さ分の水漏れ防止障壁が形成されるから、内容物から水が出たとしてもそれを外部に漏らすことなく紙箱内部に留めることができる。
また、紙箱を開封しても水の流出高さがウェブの高さより下がることがなく、ウェブの存在意義が薄れない
ボトムフラップとサイドフラップが同一方向に延び出している場合、双方の縁部を単に接続しただけでは起函不能となる。本発明の場合、サイドフラップの縁部を後退させてボトムフラップとの間隙を拡大した上で、この拡大された間隙にウェブを形成しているから、起函時にウェブを内側にたくし込む形でサイドフラップとボトムフラップを両方とも折り曲げ、所定の箱形状を形成することができる
本発明によると、内容物から出た水が外に漏れない食品用紙箱を形成でき、冷凍食品を入れたまま電子レンジで加熱できる食品用紙箱として好適するものとなる。また、この紙箱の形成はブランクシートの形状を少し改変するだけで事足りるから、包装機械の大幅な改造を必要とせず、コストアップを伴うことなく発明を実施することができる。
以下、本発明の一実施形態を図1〜4に基づき説明する。図1〜3は食品用紙箱の斜視図にして、図1は密封状態、図2は開封状態、図3は開封状態にした上で一方の側面のフラップを開け放った状態を示す。図4はブランクシートの展開図である。
図1の食品用紙箱1は、図4に示すブランクシート10を起函し、ホットエアー、ホットメルト接着剤、コールドグルー接着剤などで所定箇所をのり付けして形成される。ブランクシート10は、冷凍食品を入れたまま電子レンジで加熱する食品用紙箱に求められる、耐水性、耐油性、耐熱性、撥水性などの素材特性を備えた印刷済み紙シートを所定の形状に打ち抜き、折り線(点線で表す)や開封用のジッパーあるいはハーフカット線(破線で表す)を入れて形成されるものであり、次の部分からなる。
まずボトム部11がある。ボトム部11は矩形であり、その両長辺には同じく矩形のサイド部12、13が連設されている。サイド部12は食品用紙箱1の正面となり、サイド部13は食品用紙箱1の背面となる。サイド部13のボトム部11から離れた側の長辺にはトップ部14が連設されている。
ボトム部11の両短辺にはボトムフラップ15L、15Rが連設される。同様にサイド部12の両短辺にはサイドフラップ16L、16Rが連設され、サイド部13の両短辺にはサイドフラップ17L、17Rが連設され、トップ部の両短辺にはトップフラップ18L、18Rが連設されている。トップ部14のサイド部13から離れた側の長辺にはフロントフラップ19が連設されている。ボトムフラップ15L、サイドフラップ16L、17L、及びトップフラップ18Lは図4においていずれも左の方向に延び出し、ボトムフラップ15R、サイドフラップ16R、17R、及びトップフラップ18Rは図4においていずれも右の方向に延出す。フロントフラップ19のみ、他のフラップと直交する方向に、すなわち図4において上方向に延び出している。
トップ部14からフロントフラップ19にかけ、ジッパー加工や紙の厚さの半ばまで刃を入れるハーフカット加工により開封ライン20が形成されている。またサイド部12にも開封ライン20と連携する開封ライン21が形成されている。開封ライン20、21を破断すると、サイド部13とつながった開閉自在なリッド部22(図2参照)が形成される。
上記ブランクシート10において、ボトム部11に対しサイド部12を折り曲げ、サイド部13に対しトップ部14を折り曲げ、フロントフラップ19をサイド部12の外側に重ねた上で、フロントフラップ19の内面とサイド部12の外面をのり付けしてサック貼りを行い、このサック貼りされたブランクシート10を起函すると断面矩形の筒形胴部が形成される。この胴部の中に冷凍食品を入れて胴部両端の開口部を密封すれば、内容物入り食品用紙箱1の完成形態となる。
上記筒形胴部の密封手順は次の通りである。まずサイドフラップ16L、16R、17L、17Rを内側に折り込む。その外側にボトムフラップ15L、15Rを立てる。さらにその外側にトップフラップ18L、18Rを折り重ね、ボトムフラップ15L、15Rの外面とトップフラップ18L、18Rの内面をのり付けする。これにより、筒形胴部の密封、ひいては食品用紙箱1の形成は完了する。
食品用紙箱1は、開封ライン20、21の箇所を破断して内部を露出させることができる(図2参照)。電子レンジによる加熱は、このように一旦開封した後、リッド部22を再び閉じておいて行う。リッド部22を閉じるのは蒸気を閉じこめて蒸らし効果を生じさせるためである。
本発明の特徴とするところは、ボトムフラップ15Lとサイドフラップ16L、17Lとの間、またボトムフラップ15Rとサイドフラップ16R、17Rとの間に、ボトムフラップとサイドフラップの間隙を塞ぎ、且つ縁部がボトム部11より所定距離隔たっているウェブ30を形成した点にある。
ウェブ30を設けるため、サイドフラップ16L、17L、16R、17Rの縁部のうち、ボトムフラップ15L、15Rに隣接する側の縁部を後退させてボトムフラップとの間隙を拡大する。この拡大された間隙にウェブ30を形成する。形成されたウェブ30は、ボトム11とサイド部12のコーナー部集合地点、またボトム部11とサイド部13のコーナー部集合地点を扇の要とする扇形をしている。ウェブ30とボトムフラップ15L、15Rとの境界、またウェブ30とサイドフラップ16L、17L、16R、17Rとの境界にはそれぞれ折り線が形成されている。
前述のように筒形の胴部を形成した上でサイドフラップ16L、16R、17L、17Rを内側に折り込み、その外側にボトムフラップ15L、15Rを立てると、サイドフラップ16L、16R、17L、17Rとボトムフラップ15L、15Rとの間にウェブ30がたくし込まれる。図1、2には、たくし込まれたウェブ30の形状が点線で示されている。
ウェブ30は、通常であれば隙間となるべきボトムフラップとサイドフラップの間を塞ぎ、ボトム部11からのウェブ30の立ち上がりの高さ分の水漏れ防止障壁を形成する。このため内容物から水が出たとしても、それを外部に漏らすことなく食品用紙箱1の内部に留めることができる。
開封ライン20、21はウェブ30より上の位置にある。そのため、開封ライン20、21を破断してリッド部22を開いたとしても、後に残る開口部の縁の高さはウェブ30より上であり、水の流出高さがウェブ30の高さより下がることはない。従ってウェブ30の存在意義が薄れることはない。
以上本発明の一実施形態につき説明したが、この他、発明の主旨から逸脱しない範囲で種々の改変を加えて実施することができる。
本発明は冷凍食品用の紙箱、特に内容物を入れたまま電子レンジに入れて加熱できるタイプの紙箱に広く利用可能である。
密封状態の食品用紙箱の斜視図 開封状態の食品用紙箱の斜視図 開封状態且つ一方の側面のフラップを開け放った状態の斜視図 ブランクシートの展開図
符号の説明
1 食品用紙箱
10 ブランクシート
11 ボトム部
12、13 サイド部
14 トップ部
15L、15R ボトムフラップ
16L、16R、17L、17R サイドフラップ
18L、18R トップフラップ
20、21 開封ライン
30 ウェブ

Claims (1)

  1. ボトム部と、このボトム部の両長辺に連設された2枚のサイド部と、少なくとも一方のサイド部の、前記ボトム部から離れた側の長辺に連設されたトップ部と、前記ボトム部の両短辺に連設されたボトムフラップと、前記サイド部の両短辺に連設されたサイドフラップと、前記トップ部の両短辺に連設されたトップフラップとを備えたブランクシートを起函及びのり付けして形成される食品用紙箱において、
    前記ボトムフラップとサイドフラップの間に、これら両フラップの間隙を塞ぎ、且つ縁部が前記ボトム部より所定距離隔たっているウェブが形成されるとともに、前記ウェブより上の位置にジッパー加工やハーフカット加工により開封ラインが形成されるものであって、前記サイドフラップの縁部のうち、前記ボトムフラップに隣接する側の縁部を後退させてボトムフラップとの間隙を拡大し、この拡大された間隙に前記ウェブを形成したことを特徴とする食品用紙箱。
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