JP4920196B2 - 医用x線写真観察器 - Google Patents

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本発明は、医療においてX線写真フィルムに記録された写真画像を透過照明により観察するのに使用される照明器具である医用X線写真観察器に関するものである。
医用X線写真観察器は、従来、光拡散板の背後に蛍光灯などの光源を配置してなるものが用いられており、光拡散板の前面上に撮影及び現像済みのX線写真フィルムを配置し、これを光源による背面照明下で読影するのに使用される。
このような従来の医用X線写真観察器では、光源を光拡散板に対して近付け過ぎると光拡散板上での輝度の均一性が低下するので、光源は光拡散板からある程度離して配置することが必要である。従って、従来の医用X線写真観察器は、厚みが大きく、従って重量も大きく、一般に壁に埋め込まれたり或いは壁面上に取り付けられたりして固定配置で使用されている。
しかるに、最近では、医用X線写真観察器を、固定配置しておくのではなく、必要に応じて所要の場所へと携行し、例えば入院患者の病室まで携行して、使用することが要求されている。その場合、医用X線写真観察器の薄型化及び軽量化が必要である。
医用X線写真観察器の薄型化を図るために、例えば特開2003―255339号公報(特許文献1)には、導光板に隣接して蛍光灯などの線状光源を配置し、該線状光源から発せられた光をこれに対向する導光板の光入射端面に入射させ、導光板の一方の主面である光出射面から光を出射させ該光出射面を二次光源として利用する、所謂エッジライト方式の医用X線写真観察器を構成することが開示されている。このようなエッジライト方式の医用X線写真観察器によれば、光源から発せられる熱が光出射面の中央部にまで伝達されにくくなり、冷発光面が得られるので、保持されるX線写真フィルムのカールや品質劣化が生じにくくなる。
一方、医用X線写真観察器は医療における診断に利用するものであるため、医師等による正確な読影が可能となるように、所要の輝度が得られるものでなければならない。上記エッジライト方式の医用X線写真観察器は、一次光源の数が制限されるので、光拡散板の背後に蛍光灯を配置する方式のものに比べて、輝度の向上が難しいという問題点がある。
医用X線写真観察器の光学的性能に関してはJIS−Z−4918−1995に規定がある。エッジライト方式により医用X線写真観察器の薄型化及び軽量化を実現する際には、上記JIS−Z−4918−1995で規定される輝度性能が実現されるようにしなければならない。
また、近年の医療分野における画像診断の進歩はめざましく、患部を多数のカットで断層撮影することが多用されている。そのような場合には、全てのカットは1枚の写真フィルムでは収まらず複数枚の写真フィルムに分けて収載することになる。写真画像を用いた医師による病気の診断または患者への説明などの際には、同一患部に関するカットはできるだけ同時に観察し読影することが好ましい。
しかるに、上記の如く輝度の向上が難しいエッジライト方式の医用X線写真観察器において、特に観察面の寸法が大きくなると、観察面の中央部では一次光源からの距離が大きくなるので一次光源近傍の観察面縁部に比べて輝度が低くなりやすく、観察面全体での輝度の均一性が低下しやすい。このため、従来のエッジライト方式の医用X線写真観察器を用いて複数枚の写真を同時に観察し読影する場合には、隣接配置された複数台の医用X線写真観察器を使用することが必要である。
特開2003―255339号公報
本発明の目的は、薄型化及び軽量化が容易で上記JIS−Z−4918−1995で規定される輝度性能の実現が容易なエッジライト方式の医用X線写真観察器を提供することにある。
本発明の更なる目的は、複数枚の写真を同時に観察し読影するのを可能にする輝度均一性に優れたエッジライト方式の医用X線写真観察器を提供することにある。
本発明によれば、上記の課題のいずれかを解決するものとして、
透過観察される画像担持体を保持する保持部と、該保持部により保持される前記画像担持体の背後に位置する面光源部とを備える医用X線写真観察器であって、
前記面光源部は一次光源と導光板と前記一次光源の駆動のための電子安定器とを有しており、前記導光板は前記一次光源と対向する光入射端面と前記一次光源から発せられ前記光入射端面に入射し導光される光を出射する光出射面とを有しており、
前記一次光源は熱陰極管からなり、前記電子安定器は交流を直流に変換する整流回路部と該整流回路部で得られる直流を高周波電流に変換するインバータ部とを有しており、該インバータ部は発振回路と該発振回路の動作を制御する制御回路とを有し、前記発振回路が前記熱陰極管に接続されており、
前記電子安定器は前記発振回路の出力が所定範囲から外れたときに該発振回路の動作を停止させるための信号を前記制御回路へと入力する保護回路を備えていることを特徴とする医用X線写真観察器、
が提供される。
本発明の一態様においては、前記制御回路は前記発振回路の動作制御のための第1のトランジスタとそのゲートを制御する発振駆動ICと該発振駆動ICに接続された第2のトランジスタに接続されたサイリスタとを備えており、前記保護回路は前記発振回路の出力に対応する値と前記発振駆動ICの参照電圧値とを比較するコンパレータを有しており、該コンパレータの出力が前記サイリスタに入力される。本発明の一態様においては、前記保護回路は前記発振回路の発振開始時には該発振回路の動作を停止させるための信号の前記制御回路への入力を抑止する動作開始遅延回路を備えている。本発明の一態様においては、複数の前記熱陰極線管が互いに平行に隣接して配置されており、これら複数の熱陰極管をまとめて包囲するようにリフレクタが付されている。
本発明によれば、上記の課題のいずれかを解決するものとして、
透過観察される画像担持体を保持する保持部と、該保持部により保持される前記画像担持体の背後に位置する面光源部とを備える医用X線写真観察器であって、
前記面光源部は複数の面光源素子を備えており、該面光源素子のそれぞれは一次光源と導光板とを有しており、該導光板は前記一次光源と対向する光入射端面と前記一次光源から発せられ前記光入射端面に入射し導光される光を出射する光出射面とを有しており、前記複数の面光源素子は互いに隣接するものの隣接端部に前記一次光源が位置し且つ前記導光板同士が略同一平面上に位置するように配列されており、
前記面光源素子の互いに隣接するものの隣接端部同士にわたって光制御手段が配置されており、該光制御手段は前記一次光源と前記保持部により保持される前記画像担持体との間に配置される光透過反射部材及び色温度変換部材を有するものであることを特徴とする医用X線写真観察器、
が提供される。
本発明の一態様においては、前記光制御手段と前記保持部により保持される前記画像担持体との間に光拡散部材が配置されている。本発明の一態様においては、前記光透過反射部材は拡散反射性を有する。本発明の一態様においては、前記一次光源は前記光入射端面及び光出射面の双方と平行に延在する線状光源であり、前記光拡散部材は前記線状光源と直交する断面の形状が前記保持部に向かって凸の山形状をなしている。本発明の一態様においては、前記一次光源は前記光入射端面及び光出射面の双方と平行に延在する線状光源であり、前記光制御手段は前記線状光源と直交する断面の形状が前記保持部に向かって凸の曲線状をなしている。本発明の一態様においては、前記複数の面光源素子のいずれかには前記隣接端部と反対側の端部にリフレクタの付された一次光源が位置している。
本発明の一態様においては、前記面光源素子は前記一次光源の駆動のための電子安定器を有しており、前記一次光源は熱陰極管からなり、前記電子安定器は交流を直流に変換する整流回路部と該整流回路部で得られる直流を高周波電流に変換するインバータ部とを有しており、該インバータ部は発振回路と該発振回路の動作を制御する制御回路とを有し、前記発振回路が前記熱陰極管に接続されており、前記電子安定器は前記発振回路の出力が所定範囲から外れたときに該発振回路の動作を停止させるための信号を前記制御回路へと入力する保護回路を備えている。
本発明の一態様においては、前記制御回路は前記発振回路の動作制御のための第1のトランジスタとそのゲートを制御する発振駆動ICと該発振駆動ICに接続された第2のトランジスタに接続されたサイリスタとを備えており、前記保護回路は前記発振回路の出力に対応する値と前記発振駆動ICの参照電圧値とを比較するコンパレータを有しており、該コンパレータの出力が前記サイリスタに入力される。本発明の一態様においては、前記保護回路は前記発振回路の発振開始時には該発振回路の動作を停止させるための信号の前記制御回路への入力を抑止する動作開始遅延回路を備えている。
本発明の一態様においては、前記保持部は前記面光源部に対して着脱可能とされている。
以上のような本発明の医用X線写真観察器によれば、エッジライト方式の面光源部を使用し、その一次光源として熱陰極管を使用し、その駆動のために、交流を直流に変換する整流回路部と該整流回路部で得られる直流を高周波電流に変換するインバータ部とを有する電子安定器を使用し、ここで前記インバータ部として発振回路と該発振回路の動作を制御する制御回路とを有するものを使用し、前記発振回路を前記熱陰極管に接続し、前記電子安定器には更に前記発振回路の出力が所定範囲から外れたときに該発振回路の動作を停止させるための信号を前記制御回路へと入力する保護回路を設けたことにより、薄型化及び軽量化が容易になり、JIS−Z−4918−1995で規定される輝度性能の実現が容易になる。
また、以上のような本発明の医用X線写真観察器によれば、複数のエッジライト方式の面光源素子により面光源部を構成し、面光源素子の互いに隣接するものの隣接端部同士にわたって光制御手段を配置し、該光制御手段として一次光源と保持部により保持される画像担持体との間に配置される光透過反射部材及び色温度変換部材を有するものを用いることにより、輝度均一性の良好な大観察画面の医用X線写真観察器が得られ、1台の医用X線写真観察器にて優れた輝度均一性をもって複数枚の写真を同時に観察し読影することが可能になる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明による医用X線写真観察器の一つの実施形態を示す正面/断面図であり、図2は図1の医用X線写真観察器の分解右側面図であり、図3〜図5はそれぞれ図1のE断面図、A/B部分断面図及びC部分断面図である。また、図6及び図7は、いずれも面光源部に対する保持部の着脱可能な取り付け状態を示す部分断面図である。
本実施形態の医用X線写真観察器は、透過観察される画像担持体(例えば撮影及び現像済みのX線写真フィルム)を保持する保持部2と、保持部により保持される画像担持体の背後に位置する面光源部4とを備えている。
保持部2は、前面板20と、該前面板の上下辺部及び左右辺部に適合された上下辺及び左右辺の枠材21と、上辺枠材21に付されたクリップ22と、隣接枠材同士を結合するためのコーナージョイント23とを有する。クリップ22は、図5に示されているように、前面板20の上辺部上まで延び出ており、その下端縁部と前面板20との間にX線写真フィルムの上辺部を挟持することができる。前面板20は、例えばガラスまたは合成樹脂等からなる透光性を有する板であり、その厚さは例えば2mm〜3mm程度である。前面板20は光拡散性を有するものとすることができる。例えば、前面板20として、光拡散剤を分散したものを使用したり、背面を光拡散性付与のために粗面化したり、又は背面に光拡散シートを接合したりすることができる。
面光源部4は導光板40を有する。導光板40は、アクリル系樹脂などの透光性合成樹脂からなる矩形板であり、その厚さは例えば8mm〜12mm程度である。導光板40の互いに平行な2つの端面が光入射端面40aとされており、2つの主面のうちの一方である前面が光出射面40bとされており、他の主面が裏面40cである。前面板20が光拡散性を有するか否かにかかわらず(前面板20が光拡散性を有しない場合には特に)、導光板の光出射面40b上に光拡散シートを配置することができる。
光出射面40bまたは裏面40cには、熱陰極管41から発せられ一部リフレクタ42で反射され光入射端面40aに入射し導光される光を適度に出射させるための光出射機能構造が形成されている。光出射機能構造としては、粗面や、レンズ列例えばレンチキュラーレンズ列が例示される。導光板40の裏面40cには、該裏面から出射する光を再入射させるための光反射シートが付設されている。光反射シートを使用する代わりに、裏面40cに光反射層を形成してもよい。
面光源部4は、導光板の各光入射端面40aの長手方向に沿って該光入射端面に隣接し対向して配置された線状の一次光源としての熱陰極管41を有する。熱陰極管41の発光部は、光入射端面40の全長にわたって延びている。導光板40に入射する光量を増加させるために、各光入射端面40aにつき2つの熱陰極管41が配置されており、これらは互いに平行に隣接して配列されている。これら2つの熱陰極管41をまとめて包囲するようにリフレクタ42が付されている。
面光源部4は、導光板40、熱陰極管41及びリフレクタ42を保持するための矩形環状の枠体44を有する。保持は適宜のブラケットを用いてなされる。枠体44の四隅部の外面側には、透光性合成樹脂からなるコーナーキャップ45が付されている。熱陰極管41が点灯中の場合には、光の一部がコーナーキャップ45に到達して、ここから外部へと出射するので、前面板20が遮光体で覆われていたとしても、コーナーキャップ45を見ることで、熱陰極管41が点灯中であるか否かを外部から確認することができる。枠体44には、背面側に、医用X線写真観察器を外部の部材例えば壁に固定されたフックに取り付ける際に使用される係止部材46が付設されている。
図7に示されているように、保持部2の下辺枠材21は、面光源部4の枠体44の下辺部に対して斜め前上方から係止可能とされている。一方、図6に示されているように、保持部2の上辺枠材21には、ロック部材25が付設されており、これに対応して面光源部4の枠体44の上辺部にはロック部材係合部48が形成されている。保持部2を図7に示される状態から係止部を中心として回動させ、次いで図6に示されるように面光源部4に対し適合させ、外部からコインCなどでロック部材25を回転させることで、該ロック部材25をロック部材係合部48に係合してロックすることができる。これと逆の操作により、面光源部4から保持部2を取り外すことができる。かくして、保持部2は面光源部4に対して着脱可能である。
面光源部4は、熱陰極管41の駆動のための電子安定器50を有している。該電子安定器50は、枠体44の上辺部及び下辺部にそれぞれ配置されており、下辺部に位置するものが左辺部に位置する熱陰極管41の駆動に用いられ、上辺部に位置するものが右辺部に位置する熱陰極管41の駆動に用いられる。該電子安定器50には、枠体44の下辺部に配置されたスイッチ51を介して外部商用電源から交流が供給される。
図8〜図10に、電子安定器50の回路図を示す。これらの図において、CN1はスイッチ51を介して交流100Vが供給される入力コネクタであり、CN2,CN3は一方の熱陰極管41の両端の端子部に接続される出力コネクタであり、CN4,CN5は他方の熱陰極管41の両端の端子部に接続される出力コネクタである。
入力コネクタCN1と出力コネクタCN2〜CN5との間に配置された電子安定器50は、交流を直流に変換する整流回路部を有する。整流回路部は、ヒューズF1、バリスタZNR1、コンデンサC1、ノイズフィルタL1、ダイオードブリッジD1、サーミスタTH1、電解コンデンサC2,C3、抵抗体R1を含んでなる。
電子安定器50は、上記整流回路部で得られる直流を高周波電流に変換するインバータ部を有する。インバータ部は、図8及び図9で示される回路部分のうち、入力コネクタCN1、出力コネクタCN2〜CN5及び整流回路部を除いた部分であり、発振回路と該発振回路の動作を制御する制御回路とを有する。
出力コネクタCN2,CN3に接続された発振回路は、コンデンサC10、出力トランスT1及びチョークコイルL2を含んでなる。また、出力コネクタCN4,CN5に接続された発振回路は、コンデンサC11、出力トランスT2及びチョークコイルL3を含んでなる。これら発振回路を制御する制御回路は、発振回路の動作制御のための第1のトランジスタQ7,Q8とこれらのゲートを制御する発振駆動IC(IC1)と該発振駆動ICに接続された第2のトランジスタQ4に接続されたサイリスタQ3とを備えている。
インバータ部は、その他の図示されるダイオード、ツェナーダイオード、トランジスタ、コンデンサ及び抵抗体を含む。
電子安定器50は、更に、図10に示される保護回路を備えている。保護回路は、上記出力コネクタCN2,CN3に接続された発振回路の出力に対応する値と発振駆動ICの参照電圧値Vrefとを比較し、更に出力コネクタCN4,CN5に接続された発振回路の出力に対応する値と発振駆動ICの参照電圧値Vrefとを比較するコンパレータIC(IC2)を有しており、該コンパレータIC2の出力が上記制御回路のサイリスタQ3に入力される。
次に、本実施形態の電子安定器の動作を説明する。点灯開始前のある程度の時間(熱陰極管のフィラメント予熱時間:数秒程度)経過の後に、制御回路により制御された発振回路が40kHz〜50kHz程度の高周波で発振し、熱陰極管に対して点灯開始の瞬間に500V程度の始動電圧を印加し、その後100V程度の電圧でフィラメントから電子を安定的に放出させ、これにより放電が継続し、安定した発光状態(定常状態)が得られる。
本実施形態では、一次光源として熱陰極管を使用しているので、一次光源として冷陰極管を使用したものに比べて、同等の電圧でも高い(例えば3倍程度の)輝度を得ることができる。従って、所要の輝度を得るための電圧は、一次光源として冷陰極管を使用した2kVもの始動電圧印加を必要とするものに比べて著しく低くすることができ、その分、安定した回路特性を得ることができる。これにより、JIS−Z−4918−1995で規定される輝度性能をエッジライト方式にて実現することが容易になり、且つ始動時の瞬時高電圧による雑音も一次光源として冷陰極管を使用したものに比べて大幅に低減でき他の医用機器に与える影響が低減される。本実施形態の電子安定器は、他励式で動作上フライバック方式となっているので、一層の高輝度が得られるものと考えられる。
ところで、一次光源として熱陰極管を使用する場合には、該熱陰極管のフィラメントに塗布された電子放射物質が消費し尽くされると、管内での電子放射が減少し、正常な放電が維持できなくなる。その場合には、フィラメントがインピーダンス上昇により発熱し高温になる。この異常状態でインバータ部での発振を継続すると、熱陰極管が溶融したり、回路部品が発熱により発煙したり燃え出したりすることがある。
そこで、本実施形態では、異常時の熱陰極管のインピーダンス上昇に伴う発振回路出力の変化(具体的には10〜20V程度の電圧上昇)を検知して、発振回路の動作を停止する。即ち、保護回路において、コンパレータICには、抵抗体R25により検知される一方の熱陰極管への印加電圧に対応する値、及び抵抗体R30により検知される他方の熱陰極管への印加電圧に対応する値が入力され、これらが発振駆動ICの参照電圧値とそれぞれ比較され、少なくとも一方の熱陰極管への印加電圧が予め定められた値より大きくなった場合(例えば10V以上大きくなった場合)には、コンパレータICからハイレベル信号が出力され、これにより、制御回路のサイリスタQ3を作動させる。これにより、制御回路が発振回路の動作を停止させて、インバータ部での異常状態での発振の継続による熱陰極管の溶融或いは回路部品の発熱による発煙または燃え出しを防止することができる。このようにして発振が停止した(即ち熱陰極管に対する電源供給の停止した)インバータ部の動作を再開するためには、電源を再投入する。
尚、点灯開始から上記定常状態に至るまでの間に、保護回路では上記異常状態の場合と同様な信号が検知される。そこで、本実施形態では、ダイオードD7、抵抗体R20及び電解コンデンサC16を含む回路部分により、発振回路の発振開始時には該発振回路の動作を停止させるための上記の信号の制御回路(具体的にはサイリスタQ3)への入力を抑止する動作開始遅延回路を構成している。これにより、不要な発振停止を防止することができる。
図11は本発明による医用X線写真観察器の他の一つの実施形態を示す模式的正面図であり、図12は図11の医用X線写真観察器の一部切欠部分正面図であり、図13は図12の横断面図である。また、図14は図13の部分拡大図である。これらの図において、上記図1〜図10におけると同様の機能を有する部材または部分には同一の符号が付されている。
本実施形態においては、面光源部4は2つの面光源素子4A,4Bを備えている。面光源素子4Aは、上記図1〜図10に関し説明した実施形態(以下において、単に「上記実施形態」という)と同様な線状の一次光源(熱陰極管)41Aと導光板40Aとを有している。導光板40Aは、一次光源41Aと対向する光入射端面40Aaと、一次光源41Aから発せられ光入射端面40Aaに入射し当該光板内で導光される光を出射する光出射面40Abと、該光出射面と反対側の裏面40Acとを有している。同様に、面光源素子4Bは、線状の一次光源(熱陰極管)41Bと導光板40Bとを有している。導光板40Bは、一次光源41Bと対向する光入射端面40Baと、一次光源41Bから発せられ光入射端面40Baに入射し当該光板内で導光される光を出射する光出射面40Bbと、該光出射面と反対側の裏面40Bcとを有している。
即ち、面光源素子4A,4Bは、上記実施形態の面光源部の構成と同様である。但し、本実施形態では、上記実施形態とは異なり、互いに隣接する面光源素子4A,4Bの隣接端部に位置する一次光源41A,41Bにはリフレクタが付されていない。
本実施形態では、一次光源41A,41Bと画像担持体を保持する保持部2の前面板20との間において、互いに隣接する面光源素子4A,4Bの隣接端部同士にわたって、光制御手段60と光拡散部材61とからなる接合部光学構造6が配置されている。光制御手段60は、図15に示されるように、光透過反射部材60a及び色温度変換部材60bを有する。光制御手段60は、線状一次光源41A,41Bと直交する断面(即ち、図13及び図14に示される断面)の形状が保持部2の前面板20に向かって凸の曲線状をなしている。即ち、光制御手段60は、図13及び図14の紙面と直交する方向に延びた略円筒面形状をなしている。
光透過反射部材60aは、光制御手段60を通過して出射する光と導光板40A,40Bを通過して光出射面40Ab,40Bbから出射する光とがその強度においてできるだけ均等なものに近づくように、その光透過及び光反射の割合が適宜選択される。この割合を光透過率により代表的に表すとして、この光透過率は、導光板40A,40Bの構成に応じて変わるが、一例を挙げれば9〜12%である。この光透過反射部材60は、例えばフィルム状をなしており、拡散反射性を有するのが好ましい。
色温度変換部材60bは、光制御手段60を通過して出射する光と導光板40A,40Bを通過して光出射面40Ab,40Bbから出射する光とがその色温度においてできるだけ均等なものに近づくように、その色温度変換の程度が適宜選択される。この色温度変換の程度は、導光板40A,40Bの構成に応じて変わるが、一例を挙げれば入射光の色温度を600〜1000K高めて出射させるものである。この色温度変換部材60bは、例えばフィルム状をなしており、光透過反射部材60aと接合されているのが好ましい。
光拡散部材61としては、例えばアクリル樹脂製の乳半板を使用することができる。光拡散部材61は、線状一次光源41A,41Bと直交する断面の形状が保持部2の前面板20に向かって凸の山形状をなしている。即ち、光拡散部材61は、図13及び図14の紙面と直交する方向に延びた角柱面形状をなしている。図16は光拡散部材61の側面図であり、ここには光拡散部材61の寸法の一例が示されている。光拡散部材61は、光制御手段60を通過して出射する光と導光板40A,40Bを通過して光出射面40Ab,40Bbから出射する光とがその出射方向分布においてできるだけ均等なものに近づくように、その光拡散性の程度が適宜選択される。
面光源素子4A,4Bのそれぞれの隣接端部と反対側の端部(例えば、面光源素子4Aについていえば、図12及び図13における左側の端部)に配置された一次光源41Aには、上記実施形態と同様にリフレクタ42が付されている。尚、図13には、枠材21に付された吊し糸27、及び隣接端部において一次光源41A,41Bに近接配置されたヒートシンク53が示されている。また、図12には、上記実施形態の電子安定器50と同様な電子安定器50A、及び上記実施形態のスイッチ51と同様なスイッチ51A,51Bが示されている。
次に、本実施形態の光制御手段60の作用について説明する。該光制御手段60に対応して位置する一次光源41A,41Bから発せられた光は、それぞれその一部が直接または光透過反射部材60aによる拡散反射等の反射を受けた後に光入射端面40Aa,40Baから導光板40A,40B内へと導入される。導光板40A,40B内へと導入された光は、上記実施形態と同様にして導光板内を導光せしめられ、適宜光出射面40Ab,40Bbから出射する。この点の面光源素子4A,4Bの作用は上記実施形態の面光源部4のものと同様である。但し、本実施形態では、該光制御手段60に対応して位置する一次光源41A,41Bから発せられた光の他の一部は光透過反射部材60aを透過し、更に色温度変換部材60bを通過する。かくして、色温度変換部材60bから出射する光は、導光板光出射面40Ab,40Bbから出射する光と、強度及び色温度の点で近づいたものとされる。即ち、本実施形態の光制御手段60は、そこを通過して出射する光と導光板40A,40Bを通過して光出射面40Ab,40Bbから出射する光とをできるだけ均等になるようにするためのものである。
光制御手段60から出射する光は、光拡散部材61を透過し、その際に拡散せしめられる。光拡散部材61が配置されていることで、該光拡散部材61を含む接合部光学構造6に対応する観察面領域の観察に際しても一次光源の形状に基づく線状の明暗模様即ちランプイメージが視認されることはなくなる。このような作用を高めるためには、上記のような光制御手段60及び光拡散部材61の形状(即ち、保持部2の前面板20に向かって凸の形状)が好ましい。
以上のように、本実施形態によれば、面光源素子4A,4Bを配列してなる面光源部4の全体に対して保持部前面板20を配置しているにもかかわらず、面光源素子4A,4Bの上記隣接端部に対応する境界部分(接合部光学構造6に対応する境界部分)において、他の観察面部分と実質的に同等な輝度を実現することができ、大きな観察面寸法であっても、良好な輝度均一性を維持しつつ観察及び読影することが可能である。
本実施形態では、上記実施形態と同様な電子安定器50A等を用いた各光源素子4A,4Bの一次光源41A,41Bの駆動を行うことができる。但し、それに限定されるものではなく、その他の適宜の駆動回路により駆動することができる。
本実施形態では面光源部4が2つの面光源素子4A,4Bからなるものとしているが、同様にして3つ以上の面光源素子を配列した面光源部が可能であることは容易に理解される。その場合、面光源素子の互いに隣接するもの毎に、それらの隣接端部にわたって上記のような光制御手段60及び必要に応じて光拡散部材61からなる接合部光学構造6を配置する。
本発明の医用X線写真観察器により観察及び読影される対象物である画像担持体は、必ずしもX線写真撮影により得られたものに限定されない。即ち、本発明の医用X線写真観察器は、画像担持体として例えば磁気共鳴吸収を利用して撮影された写真や電子線照射または超音波照射等を利用して撮影された写真などを使用するものをも含むものである。
以下、本発明による医用X線写真観察器の実施例を示す。
[実施例1]
本実施例では、上記図1〜図10の実施形態に関し説明したような医用X線写真観察器を作製した。ここでは、熱陰極管として管径8mmで発光部長470mmのものを使用し、導光板として厚さ10mmのものを使用し、有効発光面寸法は432mmx361.6mmであった。また、電子安定器において、以下の部品を使用した。
D1 ダイオードブリッジ:S1NB20(新電元社製)
D2,D4,D5,D7,D8,D9 ダイオード:MA111(松下社製)
D3 ダイオード:EG01(サンケン社製)
D6 ダイオード:1S2837(NEC社製)
TH1 サーミスタ:22D7(石塚社製)
IC1 発振駆動IC:UC3845N(コントロールIC社製)
IC2 コンパレータIC:μPC339G2(NEC社製)
ZD1 ツェナーダイオード:RD12M(NEC社製)
ZD2 ツェナーダイオード:RD20M(NEC社製)
ZD3 ツェナーダイオード:RD7.5M(NEC社製)
Q1 トランジスタ:2SA812(NEC社製)
Q2 トランジスタ:FA1L3Z(NEC社製)
Q3 サイリスタ:O3P2M(NEC社製)
Q4,Q5 トランジスタ:FN1A4M(NEC社製)
Q6 トランジスタ:FA1A4M(NEC社製)
Q7,Q8 トランジスタ:2SK2605(東芝社製)
L2,L3 チョークコイル:S9253(サイテック社製)
T1,T2 出力トランス:S9252(サイテック社製)。
電源投入し、30分経過後の定常状態で、JIS−Z−4918−1995に従い、観察面(有効発光面)の中央の輝度、光の拡散性を示す評価値S及び輝度の均一性を示す評価値Tを得た。測定にはミノルタ社製輝度計LS110を使用した。測定結果は、以下に示す通りであった。
(1)中央の輝度:3730[cd/m
(2)S値:0.97
中央における面法線方向からそれぞれ5度、20度及び45度の角度をなす方向の輝度L,L20,L45を求めたところ、それぞれ3720[cd/m],3680[cd/m],3570[cd/m]であり、従ってS=(L20+L45)/(2L)=(3680[cd/m]+3570[cd/m])/(2x3720[cd/m])=0.97であった。
(3)T値:0.78
JIS−Z−4918−1995に従って観察面を分割し、8行x10列=80の測定点を得た。これら測定点の輝度[cd/m]は、表1に示す通りであった。
Figure 0004920196
最小輝度値を含む下位4番目までの値は2960[cd/m],3003[cd/m],3017[cd/m],3019[cd/m]で、これらの平均値Lminは3000[cd/m]であり、最大輝度値を含む上位4番目までの値は3872[cd/m],3839[cd/m],3837[cd/m],3832[cd/m]で、これらの平均値Lmaxは3845[cd/m]であり、従ってT=Lmin/Lmax=3000[cd/m]/3845[cd/m]=0.78であった。また、以上の80の測定点の輝度の平均値は3476[cd/m]であった。
以上の輝度に関する値は、JIS−Z−4918−1995の規定範囲内である。
[実施例2]
本実施例では、上記図11〜図16の実施形態に関し説明したような医用X線写真観察器を作製した。ここでは、各面光源素子において、実施例1と同様に、熱陰極管として管径8mmで発光部長470mmのものを使用し、導光板として厚さ10mmのアクリル樹脂製のものを使用した。電子安定器及びその駆動方法は実施例1と同様にした。光透過反射部材として光反射率10%程度のフィルム状のものを使用し、色温度変換部材として入射光の色温度を800K程度高めて出射させるフィルム状のものを光透過反射部材と接合して使用し、光拡散部材として図16に示す寸法のアクリル樹脂製の乳半板を使用した。有効発光面寸法は432mmx727mmであった。
電源投入し、30分経過後の定常状態で、観察面(有効発光面)の432mmの辺(短辺)の方向に関して中央の位置であって、727mmの辺(長辺)に沿って一方の短辺から50mmの位置及び他方の短辺から50mmの位置並びにこれらの位置の間を5等分する等分点である4つの位置の合計6つの位置(一方の短辺から50mmの位置から順に位置A,B,C,D,E,Fとする)について、輝度を得た。測定にはミノルタ社製輝度計LS110を使用した。測定結果は、表2に示す通りであった。
Figure 0004920196
輝度均一性は良好であることが分かる。
本発明による医用X線写真観察器の一つの実施形態を示す正面/断面図である。 図1の医用X線写真観察器の分解右側面図である。 図1のE断面図である。 図1のA/B部分断面図である。 図1のC部分断面図である。 面光源部に対する保持部の着脱可能な取り付け状態を示す部分断面図である。 面光源部に対する保持部の着脱可能な取り付け状態を示す部分断面図である。 電子安定器の回路図である。 電子安定器の回路図である。 電子安定器の回路図である。 本発明による医用X線写真観察器の一つの実施形態を示す模式的正面図である。 図11の医用X線写真観察器の一部切欠部分正面図である。 図12の横断面図である。 図13の部分拡大図である。 光制御手段の側面図である。 光拡散部材の側面図である。
符号の説明
2 保持部
20 前面板
21 枠材
22 クリップ
23 コーナージョイント
25 ロック部材
27 吊し糸
4 面光源部
4A,4B 面光源素子
40,40A,40B 導光板
40a,40Aa,40Ba 光入射端面
40b,40Ab,40Bb 光出射面
40c,40Ac,40Bc 裏面
41,41A,41B 熱陰極管
42 リフレクタ
44 枠体
45 コーナーキャップ
46 係止部材
48 ロック部材係合部
50,50A 電子安定器
51,51A,51B スイッチ
53 ヒートシンク
60 光制御手段
60a 光透過反射部材
60b 色温度変換部材
61 光拡散部材

Claims (13)

  1. 透過観察される画像担持体を保持する保持部と、該保持部により保持される前記画像担持体の背後に位置する面光源部とを備える医用X線写真観察器であって、
    前記面光源部は一次光源と導光板と前記一次光源の駆動のための電子安定器とを有しており、前記導光板は前記一次光源と対向する光入射端面と前記一次光源から発せられ前記光入射端面に入射し導光される光を出射する光出射面とを有しており、
    前記一次光源は熱陰極管からなり、前記電子安定器は交流を直流に変換する整流回路部と該整流回路部で得られる直流を高周波電流に変換するインバータ部とを有しており、該インバータ部は発振回路と該発振回路の動作を制御する制御回路とを有し、前記発振回路が前記熱陰極管に接続されており、
    前記電子安定器は前記発振回路の出力が所定範囲から外れたときに該発振回路の動作を停止させるための信号を前記制御回路へと入力する保護回路を備えており、
    前記制御回路は前記発振回路の動作制御のための第1のトランジスタとそのゲートを制御する発振駆動ICと該発振駆動ICに接続された第2のトランジスタに接続されたサイリスタとを備えており、前記保護回路は前記発振回路の出力に対応する値と前記発振駆動ICの参照電圧値とを比較するコンパレータを有しており、該コンパレータの出力が前記サイリスタに入力されることを特徴とする医用X線写真観察器。
  2. 前記保護回路は前記発振回路の発振開始時には該発振回路の動作を停止させるための信号の前記制御回路への入力を抑止する動作開始遅延回路を備えていることを特徴とする、請求項1に記載の医用X線写真観察器。
  3. 複数の前記熱陰極線管が互いに平行に隣接して配置されており、これら複数の熱陰極管をまとめて包囲するようにリフレクタが付されていることを特徴とする、請求項1〜2のいずれかに記載の医用X線写真観察器。
  4. 透過観察される画像担持体を保持する保持部と、該保持部により保持される前記画像担持体の背後に位置する面光源部とを備える医用X線写真観察器であって、
    前記面光源部は複数の面光源素子を備えており、該面光源素子のそれぞれは一次光源と導光板とを有しており、該導光板は前記一次光源と対向する光入射端面と前記一次光源から発せられ前記光入射端面に入射し導光される光を出射する光出射面とを有しており、前記複数の面光源素子は互いに隣接するものの隣接端部に前記一次光源が位置し且つ前記導光板同士が略同一平面上に位置するように配列されており、
    前記面光源素子の互いに隣接するものの隣接端部同士にわたって光制御手段が配置されており、該光制御手段は前記一次光源と前記保持部により保持される前記画像担持体との間に配置される光透過反射部材及び色温度変換部材を有するものであることを特徴とする医用X線写真観察器。
  5. 前記光制御手段と前記保持部により保持される前記画像担持体との間に光拡散部材が配置されていることを特徴とする、請求項4に記載の医用X線写真観察器。
  6. 前記光透過反射部材は拡散反射性を有することを特徴とする、請求項4〜5のいずれかに記載の医用X線写真観察器。
  7. 前記一次光源は前記光入射端面及び光出射面の双方と平行に延在する線状光源であり、前記光拡散部材は前記線状光源と直交する断面の形状が前記保持部に向かって凸の山形状をなしていることを特徴とする、請求項6に記載の医用X線写真観察器。
  8. 前記一次光源は前記光入射端面及び光出射面の双方と平行に延在する線状光源であり、前記光制御手段は前記線状光源と直交する断面の形状が前記保持部に向かって凸の曲線状をなしていることを特徴とする、請求項4〜7のいずれかに記載の医用X線写真観察器。
  9. 前記複数の面光源素子のいずれかには前記隣接端部と反対側の端部にリフレクタの付された一次光源が位置していることを特徴とする、請求項4〜8のいずれかに記載の医用X線写真観察器。
  10. 前記面光源素子は前記一次光源の駆動のための電子安定器を有しており、
    前記一次光源は熱陰極管からなり、前記電子安定器は交流を直流に変換する整流回路部と該整流回路部で得られる直流を高周波電流に変換するインバータ部とを有しており、該インバータ部は発振回路と該発振回路の動作を制御する制御回路とを有し、前記発振回路が前記熱陰極管に接続されており、
    前記電子安定器は前記発振回路の出力が所定範囲から外れたときに該発振回路の動作を停止させるための信号を前記制御回路へと入力する保護回路を備えていることを特徴とする、請求項4〜9のいずれかに記載の医用X線写真観察器。
  11. 前記制御回路は前記発振回路の動作制御のための第1のトランジスタとそのゲートを制御する発振駆動ICと該発振駆動ICに接続された第2のトランジスタに接続されたサイリスタとを備えており、前記保護回路は前記発振回路の出力に対応する値と前記発振駆動ICの参照電圧値とを比較するコンパレータを有しており、該コンパレータの出力が前記サイリスタに入力されることを特徴とする、請求項4〜10のいずれかに記載の医用X線写真観察器。
  12. 前記保護回路は前記発振回路の発振開始時には該発振回路の動作を停止させるための信号の前記制御回路への入力を抑止する動作開始遅延回路を備えていることを特徴とする、請求項4〜11のいずれかに記載の医用X線写真観察器。
  13. 前記保持部は前記面光源部に対して着脱可能とされていることを特徴とする、請求項1〜12のいずれかに記載の医用X線写真観察器。
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