JP4918506B2 - Load control device - Google Patents
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Description
本発明は、ASK方式を用いて電源線に制御信号を重畳し、各種の負荷を制御する負荷制御装置に関する。 The present invention relates to a load control device that controls various loads by superimposing a control signal on a power line using an ASK method.
例えば、車両に搭載される各種のモータ、ランプ等の負荷は、ワイヤハーネスにてECU(Electronic Control Unit)と接続され、該ECUより電力が供給されて駆動、停止が制御される。また、車両に搭載される複数のECUどうしの間で電力の伝送、及び制御信号の送信を行うために、各ECUどうしを接続する電源線に制御信号を重畳することにより、少ない本数のハーネスで電力、及び制御信号の双方の送信が可能なPLC(Power Line Communication)通信方式が提案され、実用に供されている。 For example, loads such as various motors and lamps mounted on the vehicle are connected to an ECU (Electronic Control Unit) by a wire harness, and electric power is supplied from the ECU to control driving and stopping. In addition, in order to transmit electric power and transmit control signals between a plurality of ECUs mounted on a vehicle, a control signal is superimposed on a power line connecting the ECUs, thereby reducing the number of harnesses. A PLC (Power Line Communication) communication method capable of transmitting both power and control signals has been proposed and put into practical use.
PLC通信方式は、制御信号をASK(Amplitude Shift Keying)変調することにより「0」,「1」に相当する高周波信号に変換し、この信号を電力送信用の電源線に重畳して、電力及び制御信号を送信する。そして、受信側のECUに設けられるPLC回路及び制御部にて、電源線に重畳している制御信号を復調及びサンプリングし、このサンプリング結果に基づいて、負荷の駆動を制御する。 In the PLC communication system, a control signal is converted to a high-frequency signal corresponding to “0” and “1” by ASK (Amplitude Shift Keying) modulation, and this signal is superimposed on a power transmission power line, and power and Send a control signal. Then, the PLC circuit and control unit provided in the ECU on the receiving side demodulates and samples the control signal superimposed on the power supply line, and controls the driving of the load based on the sampling result.
しかしながら、例えば、負荷が直流モータである場合には、モータの回転に伴って周期的なインパルスノイズが発生し、このインパルスノイズが電源線に重畳することがある。そして、このインパルスノイズにより、「0」,「1」からなる制御信号にエラーが発生することがあり、受信側のECUでは、例えば本来「0」であった信号が「1」であるものと誤検出するという問題が発生する。そこで、上記の問題を解決するために、例えば、特開2006−270416号公報(特許文献1)に開示された技術が提案されている。 However, for example, when the load is a DC motor, periodic impulse noise is generated as the motor rotates, and this impulse noise may be superimposed on the power supply line. The impulse noise may cause an error in the control signal composed of “0” and “1”. In the ECU on the receiving side, for example, the signal that was originally “0” is “1”. The problem of false detection occurs. Therefore, in order to solve the above problem, for example, a technique disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 2006-270416 (Patent Document 1) has been proposed.
該特許文献1では、電源線に重畳される制御信号の1ビットに対し、受信側のECUで複数回(例えば、4回)サンプリングし、且つ、インパルスノイズが発生したことをノイズ検出器で検出し、インパルスノイズの検出時には、このインパルスノイズ検出期間でのサンプリングデータを無効とし、インパルスノイズが発生していないときのサンプリングデータに基づいて、制御信号を補正する処理を行っている。例えば、1ビットの制御信号に対する4回のサンプリングデータのうち、3回のサンプリングデータがインパルスノイズの影響を受けている場合には、残りの1回のサンプリングデータ(インパルスノイズの影響を受けていないサンプリングデータ)に基づいて、この1ビットの制御信号を補正することにより、インパルスノイズによる影響を回避する手法が採用されている。
しかしながら、上述した特許文献1に開示された従来例では、インパルスノイズの継続時間が、制御信号の1ビットの時間よりも短いことを前提としており、1ビットの時間よりも長く継続されるインパルスノイズが発生した場合には、制御信号を補正することができない。即ち、受信側のECUでは、電源線に重畳して送信される1ビットの制御信号に対して、4回のデータサンプリングを行っており、この4回のデータサンプリング期間に継続してインパルスノイズが発生した場合には、この1ビットの制御信号を補正することができない。
However, in the conventional example disclosed in
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、長時間継続されるインパルスノイズが発生した場合でも、適切に制御信号に発生するエラーを補正することのできる負荷制御装置を提供することにある。 The present invention has been made in order to solve such a conventional problem, and an object of the present invention is to appropriately generate an error in a control signal even when impulse noise is generated for a long time. An object of the present invention is to provide a load control device capable of correcting.
上記目的を達成するため、本願請求項1に記載の発明は、電源線を介して電力が供給され、且つ、該電源線にASK方式を用いて重畳される、「0」,「1」からなり且つチェックサムビットを有する制御信号を受信して負荷を制御する負荷制御装置において、前記電源線に重畳する制御信号の1ビットに対して複数回のデータサンプリングを行い、前記制御信号を検出する制御信号検出手段と、前記電源線に重畳するノイズを検出するノイズ検出手段と、前記制御信号の1ビットに対する前記複数回のデータサンプリング時間全体で、継続して前記ノイズ検出手段によりノイズが検出された場合には、この1ビットのデータを前記チェックサムビットに基づいて補正するビットデータ補正手段と、を備えたことを特徴とする。 In order to achieve the above object, according to the first aspect of the present invention, power is supplied through a power line and is superimposed on the power line using the ASK method. In a load control apparatus that receives a control signal having a checksum bit and controls a load, the control signal is detected by performing data sampling a plurality of times for one bit of the control signal superimposed on the power supply line Control signal detection means, noise detection means for detecting noise superimposed on the power supply line, and noise are continuously detected by the noise detection means over the plurality of data sampling times for one bit of the control signal. In this case, a bit data correcting means for correcting the 1-bit data based on the checksum bit is provided.
請求項2に記載の発明は、前記ビットデータ補正手段は、前記制御信号の1ビットに対する前記複数回のデータサンプリングが開始された後に、前記ノイズ検出手段によりノイズが検出された場合には、この1ビット間の、ノイズが検出される前にサンプリングしたデータを、この1ビットのデータであるものとし、前記制御信号の1ビットに対する前記複数回のデータサンプリングが終了する前まで、前記ノイズ検出手段によりノイズが検出された場合には、この1ビット間の、ノイズの検出が終了した後にサンプリングしたデータを、この1ビットのデータであるものとすることを特徴とする。 According to a second aspect of the present invention, in the case where noise is detected by the noise detection unit after the plurality of times of data sampling for one bit of the control signal is started, the bit data correction unit The data sampled before noise is detected between 1 bit is assumed to be this 1-bit data, and the noise detection means until the plurality of times of data sampling for 1 bit of the control signal are completed. When noise is detected by the above, data sampled after the detection of noise between the 1 bit is completed is the 1-bit data.
請求項3に記載の発明は、前記負荷は、車両に搭載される負荷であり、前記電源線を介して供給される電力は、車両に搭載されるバッテリより供給されるものであることを特徴とする。 The invention according to claim 3 is characterized in that the load is a load mounted on a vehicle, and the electric power supplied via the power line is supplied from a battery mounted on the vehicle. And
請求項1の発明では、電源線に重畳して送信された制御信号(送信データ)を受信する際に、この制御信号の1ビットに対して複数回(例えば、4回)のサンプリングを行い、送信データの1ビットに対して行われる複数回のサンプリング時間の全体に亘って継続してインパルスノイズが発生した場合には、チェックサムビットを用いることにより、送信エラーを補正する。従って、継続したインパルスノイズが発生した場合であっても、高精度なPLC通信を行うことができる。
In the invention of
請求項2の発明では、複数回実行されるサンプリングの途中からインパルスノイズの発生が検出された場合には、その直前のサンプリング時のデータをそのビットの受信データとし、且つ、複数回実行されるサンプリングの途中でインパルスノイズの検出が終了した場合には、その直後のデータをそのビットの受信データとする。従って、インパルスノイズの継続時間が、制御信号の1ビットよりも短い場合、長い場合の双方において、高精度なPLC通信を行うことができる。 In the second aspect of the present invention, when the occurrence of impulse noise is detected in the middle of sampling that is executed a plurality of times, the data at the time of sampling immediately before that is used as the received data of the bit and is executed a plurality of times. When detection of impulse noise is completed during sampling, the data immediately after that is used as received data for that bit. Therefore, highly accurate PLC communication can be performed both when the duration of the impulse noise is shorter than one bit of the control signal and when the duration is longer.
請求項3の発明では、車両に搭載されるモータ、ランプ、ホーンなどの負荷を制御するので、車両に搭載される各種の計装機器を高精度に制御することができる。 In invention of Claim 3, since loads, such as a motor, a lamp | ramp, and a horn mounted in a vehicle, are controlled, various instrumentation equipment mounted in a vehicle can be controlled with high precision.
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、複数のECU(負荷制御装置)が車両内に配置されている構成を示す説明図である。図1に示すように、車両100内には4個のECU10a〜10d、及びバッテリ21が設けられており、各ECU10a〜10dとバッテリ21は電源線L1を介して接続されている。従って、各ECU10a〜10dは、バッテリ21より電源線L1を介して供給される電力により駆動する。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is an explanatory diagram showing a configuration in which a plurality of ECUs (load control devices) are arranged in a vehicle. As shown in FIG. 1, four
また、各ECU10a〜10d間では、PLC(Power Line Communication)通信方式により制御信号(以下、「送信データ」という)の送受信が行われる。即ち、送信側となるECU(例えば、ECU10a)では、送信データをASK方式により「0」、「1」で示される信号に変調して電源線L1に重畳し、受信側となるECU(例えば、ECU10b)では、電源線L1を介して送信される信号から電力及び送信データを取り出して、バックミラー駆動用モータやパワーウインド駆動用モータの駆動、停止、或いは照明の点灯、消灯、ホーンの鳴動等を制御する。
Moreover, between each ECU10a-10d, a control signal (henceforth "transmission data") is transmitted / received by PLC (Power Line Communication) communication system. That is, in the ECU on the transmission side (for example, the
図2は、本発明の一実施形態に係る負荷制御装置であるECUの構成を示すブロック図である。なお、図2では、ECUの一例としてECU10bの構成を示す。ECU10bは、例えば、マイコン等で構成される。他のECU10a,10c,10dも同様の構成である。
FIG. 2 is a block diagram illustrating a configuration of an ECU that is a load control device according to an embodiment of the present invention. FIG. 2 shows the configuration of the
図2に示すように、ECU10bは電源線L1に生じるインパルスノイズを検出するインパルスノイズ検出部(ノイズ検出手段)11と、PLC回路12と、電源線L1に重畳された送信データのPLC信号レベルの減衰防止及び回路電源側へのPLC信号除去のためのインピーダンス素子13と、電源線L1を介して送信された直流電力から所望レベルの直流電圧を生成するための回路電源部14と、制御部15と、を備えている。
As shown in FIG. 2, the
PLC回路12は、所望帯域の周波数の信号を取り出すフィルタ部121と、受信部122、及び送信部123を備え、データ受信時には、電源線L1を介して送信された「0」、「1」からなる送信データをASK復調する。また、データ送信時には、送信データをASK方式を用いて「0」、「1」に相当する高周波信号に変調し、変調した送信データを電源線L1に重畳する処理を実行する。
The
制御部15は、インパルスノイズ検出部11で検出されるインパルスノイズの発生タイミングに基づいて、PLC回路12で受信された送信データを処理する。具体的には、送信データの1ビットに対して複数回(例えば、4回)のサンプリングを行い、この複数回のサンプリングの途中からインパルスノイズの発生が検出された場合には、このインパルスノイズの発生が検出される直前にサンプリングしたデータをこのビットの受信データとし、複数回のサンプリングの途中でインパルスノイズの検出が終了した場合には、その直後にサンプリングしたデータをそのビットの受信データとし、更に、送信データの1ビットに対して行われる複数回のサンプリング時間の全体に亘って継続してインパルスノイズが発生した場合には、チェックサムビットを用いることにより、送信データを補正して確定する処理を行う。そして、復調した送信データに基づいて、モータ、ランプ等の各種の負荷を制御する。
The
即ち、制御部15は、電源線L1に重畳する送信データの1ビットに対して複数回のデータサンプリングを行い、送信データを検出する制御信号検出手段としての機能を備え、更に、送信データの1ビットに対する複数回のデータサンプリング時間全体で、継続してインパルスノイズが検出された場合には、この1ビットのデータをチェックサムビットに基づいて補正するビットデータ補正手段としての機能を備える。
That is, the
図3は、本実施形態に係る負荷制御装置であるECU10bの処理手順を示すフローチャート、図4は、送信データの1ビット期間よりも長いインパルスノイズが発生したときの各波形を示すタイミングチャート、図5は、送信データの1ビット期間よりも短いインパルスノイズが発生したときの各波形を示すタイミングチャートであり、以下、図3〜図5を参照して、ECU10bの処理動作について説明する。
FIG. 3 is a flowchart showing a processing procedure of the
電源線L1を介してECU10bに電力が供給されると、PLC回路12のフィルタ部121により電源線L1に重畳されている送信データが取り出され、受信部122にて受信される。ここで、送信データは、図4(a)に示すように「0」、「1」により示される信号である。また、PLC回路12の受信部122で受信されるPLC波形は、図4(b)に示すように、送信データが「0」のとき振幅が発生し、送信データが「1」のとき振幅が発生しない波形となる。また、インパルスノイズが発生した場合には、図4(c)に示すように電源線L1にインパルスノイズ重畳される。その結果、PLC回路12では、図4(d)に示すように、PLC波形及びインパルスノイズの双方が受信されることとなる。
When power is supplied to the
制御部15は、受信部122で受信された受信信号の1ビットに対して複数回(この例では、4回)のサンプリングを行う(図3のステップS11)。即ち、図4(e)に示すように、送信データの1ビットに対して、4回のサンプリングが行われる。従って、インパルスノイズが重畳していない場合で、送信データの1ビットが「0」である場合には、4回のサンプリングが全て「0」となり、送信データの1ビットが「1」である場合には、4回のサンプリングが全て「1」となる。
The
次いで、制御部15は、インパルスノイズ検出部11による検出結果に基づいて、インパルスノイズの発生タイミング、及び持続時間を認識する(ステップS12、図4(f)参照)。そして、インパルスノイズが検出されているか否かを判定する(ステップS13)。
Next, the
制御部15は、インパルスノイズが発生していないと判定した場合には(ステップS13でNO)、受信データの指示に基づいて各種の負荷を制御する(ステップS21)。他方、制御部15は、インパルスノイズが発生していると判定した場合には(ステップS13でYES)、このインパルスノイズが、送信データの1ビットの途中から発生しているか否かを判定する(ステップS14)。即ち、送信データの1ビットに対して4回実行されるサンプリングのうち、2回目移行のサンプリング時からインパルスノイズが発生しているか、或いは1回目のサンプリング時からインパルスノイズが発生しているかを判定する。
When it is determined that no impulse noise is generated (NO in step S13), the
そして、インパルスノイズが、送信データの1ビットの途中から発生していると判定した場合には(ステップS14でYES)、制御部15は、インパルスノイズの検出前のサンプリングデータを、この1ビットのデータであるものとする(ステップS15)。即ち、図4(f)に示す時刻t1でインパルスノイズの発生が検出された場合には、図4(a)の符号「A」に示すビットに対して行われる4回のサンプリングのうち、2回目以降のサンプリング時からインパルスノイズが発生しているので、インパルスノイズ検出前のサンプリングデータ、即ち、1回目のサンプリングデータを、このビット「A」のデータとして採用する。つまり、送信データ「1」を正しく受信することができる。
When it is determined that the impulse noise is generated in the middle of one bit of the transmission data (YES in step S14), the
他方、インパルスノイズが、送信データの1ビットの途中から発生していると判定しない場合には(ステップS14でNO)、制御部15は、インパルスノイズが、送信データの1ビットの途中まで発生していたか否かを判定する(ステップS16)。即ち、送信データの1ビットに対して4回実行されるサンプリングのうち、4回目のサンプリングが行われる前にインパルスノイズの発生が終了したか、或いは4回目のサンプリング時までインパルスノイズの発生が継続されているかを判定する。
On the other hand, when it is not determined that the impulse noise is generated in the middle of one bit of the transmission data (NO in step S14), the
そして、インパルスノイズが送信データの1ビットの途中まで発生していたと判定した場合には(ステップS16でYES)、制御部15は、インパルスノイズ検出後のサンプリングデータを、この1ビットのデータであるものとする(ステップS17)。即ち、図4(f)に示す時刻t2でインパルスノイズの検出が終了した場合には、図4(a)の符号「C」に示すビットに対して行われる4回のサンプリングのうち、4回目のサンプリングが行われる前の時点でインパルスノイズの検出が終了しているので、インパルスノイズ検出後のサンプリングデータ、即ち、4回目のサンプリングデータを、このビット「C」のデータとして採用する。つまり、送信データ「1」を正しく受信することができる。
If it is determined that the impulse noise has occurred up to the middle of one bit of the transmission data (YES in step S16), the
また、インパルスノイズが送信データの1ビットの途中まで発生していたと判定しない場合には(ステップS16でNO)、送信データの1ビットの全体でインパルスノイズが検出されているか否かを判定し(ステップS18)、送信データの1ビットの全体でインパルスノイズが検出されていると判定された場合には(ステップS18でYES)、データビットとチェックサムビットとを比較する処理を行う(ステップS19)。以下、図6を参照してチェックサムビットについて説明する。 If it is not determined that the impulse noise has occurred up to the middle of one bit of the transmission data (NO in step S16), it is determined whether or not the impulse noise is detected in the entire one bit of the transmission data ( In step S18), when it is determined that impulse noise is detected in one bit of the transmission data (YES in step S18), a process of comparing the data bit and the checksum bit is performed (step S19). . Hereinafter, the checksum bit will be described with reference to FIG.
ASK方式を用いて送信するデータは、図6に示すように、1フレームが、先頭ビット、データビットA、データビットB、チェックサムビット、及び終了ビットで構成される。 As shown in FIG. 6, data to be transmitted using the ASK method is composed of a head bit, a data bit A, a data bit B, a checksum bit, and an end bit as shown in FIG.
データビットAは送信元及び送信先を示すID情報を含むデータであり、例えば「0010」の4ビットのデータである。 The data bit A is data including ID information indicating a transmission source and a transmission destination, and is, for example, 4-bit data “0010”.
データビットBは、制御情報を含むデータであり、例えば「01001110」の8ビットのデータである。 The data bit B is data including control information, and is, for example, 8-bit data “01001110”.
チェックサムビットは、データビットAとデータビットBとを加算したデータを反転したデータとして設定される。即ち、データビットAの「0010」とデータビットBの「01001110」を加算すると、「01010000」(これを「データa」とする)となり、更にこれを反転すると、「10101111」となる。この「10101111」がチェックサムビットとなる。従って、チェックサムビットと上記のデータaを加算すると「11111111」(これを「データb」とする)となり、この加算結果とならない場合には、いずれかのビットにエラーが発生していることとなる。 The checksum bit is set as data obtained by inverting the data obtained by adding the data bit A and the data bit B. That is, when “0010” of data bit A and “01001110” of data bit B are added, it becomes “01010000” (this is referred to as “data a”), and when this is inverted, “10101111” is obtained. This “10101111” is the checksum bit. Therefore, adding the checksum bit and the above data a results in “11111111” (this is referred to as “data b”), and if this addition result is not obtained, an error has occurred in any of the bits. Become.
図3のステップS19の処理では、上記のデータbを監視することにより、受信データにエラーが発生しているか否かを判定し、エラーが発生している場合には、受信データを補正する(ステップS20)。即ち、送信データの1ビットに対して行われる4回のサンプリングに対して全てインパルスノイズが重畳している場合には、チェックサムビットを用いて、受信データを補正する。 In the process of step S19 in FIG. 3, it is determined whether or not an error has occurred in the received data by monitoring the data b. If an error has occurred, the received data is corrected ( Step S20). That is, when impulse noise is superimposed on all four samplings performed on one bit of transmission data, the received data is corrected using checksum bits.
例えば、図4(a)に示す送信データの「B」に示すビットの全期間に亘ってインパルスノイズが発生している場合には、本来送信データが「1」であるにも関わらず、図4(e)に示すように、4回のサンプリングで受信されるデータは全て「0」となってしまう。そこで、上記のチェックサムビットを用いることにより、正しい受信データ「1」を得ることができる。 For example, when impulse noise is generated over the entire period of the bit indicated by “B” in the transmission data shown in FIG. 4A, the transmission data is originally “1”, although the transmission data is “1”. As shown in 4 (e), all the data received by four samplings are “0”. Therefore, correct received data “1” can be obtained by using the checksum bit.
こうして、図4(h)に示すように、送信データの1ビットよりも長いインパルスノイズが発生した場合でも、図4(a)に示す送信データを正確に受信することができるようになる。 Thus, as shown in FIG. 4 (h), the transmission data shown in FIG. 4 (a) can be accurately received even when impulse noise longer than one bit of the transmission data occurs.
また、図5に示すように、インパルスノイズの発生時間が、送信データの1ビットの受信時間よりも短い場合には、1ビットに対して行われる4回のサンプリングが全てインパルスノイズの影響を受けることがない。即ち、図5(c)に示す如くのインパルスノイズが発生した場合には、送信データの符号「D」に示すビットので実行される4回のサンプリングのうち、2〜4回目のサンプリングデータがインパルスノイズの影響を受けることになり、1回目のサンプリングデータは、正しいデータとなる。従って、送信データの1ビットの受信時間よりも短いインパルスノイズが発生した場合においても、図3に示したステップS15,S17の処理により、インパルスノイズの影響を受けることのない正確な受信データを得ることができる。 Further, as shown in FIG. 5, when the generation time of impulse noise is shorter than the reception time of 1 bit of transmission data, all four samplings performed for 1 bit are affected by the impulse noise. There is nothing. That is, when the impulse noise as shown in FIG. 5C occurs, the second to fourth sampling data out of the four samplings executed by the bit indicated by the code “D” of the transmission data is the impulse. It is affected by noise, and the first sampling data is correct data. Therefore, even when impulse noise shorter than the 1-bit reception time of transmission data occurs, accurate reception data that is not affected by the impulse noise is obtained by the processing of steps S15 and S17 shown in FIG. be able to.
このようにして、本実施形態に係る負荷制御装置では、電源線L1に重畳して送信された制御信号(送信データ)を受信する際に、この送信データの1ビットに対して複数回(例えば、4回)のサンプリングを行い、この複数回のサンプリングの途中からインパルスノイズの発生が検出された場合には、その直前のサンプリング時のデータをそのビットの受信データとする。また、複数回のサンプリングの途中でインパルスノイズの検出が終了した場合には、その直後のデータをそのビットの受信データとし、更に、送信データの1ビットに対して行われる複数回のサンプリング時間の全体に亘って継続してインパルスノイズが発生した場合には、チェックサムビットを用いることにより、送信エラーを補正する。 Thus, in the load control device according to the present embodiment, when receiving a control signal (transmission data) superimposed on the power supply line L1, a plurality of times (for example, one bit of the transmission data (for example, (4 times) sampling is performed, and if the occurrence of impulse noise is detected during the sampling of the plurality of times, the data at the time of sampling immediately before that is used as the received data of the bit. In addition, when the detection of impulse noise is completed in the middle of a plurality of samplings, the data immediately after that is used as the reception data of the bit, and further, the sampling time of a plurality of times performed for one bit of the transmission data. When impulse noise occurs continuously throughout the entire transmission error is corrected by using a checksum bit.
従って、送信データの1ビットの受信時間よりも長い時間継続されるインパルスノイズが発生して電源線L1に重畳した場合であっても、該電源線L1に重畳して送信される送信データに生じるエラーを補正することができるので、他のECU10aより送信される送信データを正確に受信することができる。
Therefore, even when impulse noise that lasts longer than the 1-bit reception time of transmission data is generated and superimposed on the power supply line L1, it occurs in transmission data that is transmitted superimposed on the power supply line L1. Since the error can be corrected, the transmission data transmitted from the
このため、PLC通信の信頼性を向上させることができ、車両内の通信適用部位を増加することができ、部品点数の削減を図ることができ、ひいては車両の軽量化、小型化、省スペース化を図ることができる。このため、燃費の向上、省エネルギー、省資源化に寄与する
以上、本発明の負荷制御装置を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
For this reason, the reliability of PLC communication can be improved, the number of communication application sites in the vehicle can be increased, the number of parts can be reduced, and the vehicle can be reduced in weight, size and space. Can be achieved. For this reason, it contributes to improvement in fuel consumption, energy saving, and resource saving. As described above, the load control device of the present invention has been described based on the illustrated embodiment, but the present invention is not limited to this, and the configuration of each part Can be replaced with any configuration having a similar function.
例えば、上記した実施形態では、車両に搭載される負荷を制御する例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他のPLC通信方式を用いて負荷を制御する構成を備える回路に適用することができる。 For example, in the above-described embodiment, the example of controlling the load mounted on the vehicle has been described. However, the present invention is not limited to this, and includes a configuration for controlling the load using another PLC communication method. It can be applied to a circuit.
PLC方式を用いて制御信号を送受信する際に、インパルスノイズによる影響を回避する上で極めて有用である。 This is extremely useful in avoiding the influence of impulse noise when transmitting and receiving control signals using the PLC method.
10a〜10d ECU(負荷制御装置)
11 インパルスノイズ検出部(ノイズ検出手段)
12 PLC回路
13 インピーダンス素子
14 回路電源部
15 制御部
121 フィルタ部
122 受信部
123 送信部
L1 電源線
21 バッテリ
10a to 10d ECU (load control device)
11 Impulse noise detector (noise detection means)
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記電源線に重畳する制御信号の1ビットに対して複数回のデータサンプリングを行い、前記制御信号を検出する制御信号検出手段と、
前記電源線に重畳するノイズを検出するノイズ検出手段と、
前記制御信号の1ビットに対する前記複数回のデータサンプリング時間全体で、継続して前記ノイズ検出手段によりノイズが検出された場合には、この1ビットのデータを前記チェックサムビットに基づいて補正するビットデータ補正手段と、
を備えたことを特徴とする負荷制御装置。 A load is controlled by receiving a control signal composed of “0” and “1” and having a checksum bit that is supplied with power through the power supply line and superimposed on the power supply line using the ASK method. In the load control device,
Control signal detection means for performing data sampling a plurality of times for one bit of the control signal superimposed on the power supply line and detecting the control signal;
Noise detecting means for detecting noise superimposed on the power line;
A bit that corrects this 1-bit data based on the checksum bit when noise is continuously detected by the noise detection means throughout the plurality of data sampling times for one bit of the control signal. Data correction means;
A load control device comprising:
前記制御信号の1ビットに対する前記複数回のデータサンプリングが終了する前まで、前記ノイズ検出手段によりノイズが検出された場合には、この1ビット間の、ノイズの検出が終了した後にサンプリングしたデータを、この1ビットのデータであるものとすることを特徴とする請求項1に記載の負荷制御装置。 The bit data correcting means detects the noise between the bits when the noise detecting means detects noise after the data sampling is started a plurality of times for one bit of the control signal. It is assumed that the data sampled before
If noise is detected by the noise detection unit until the data sampling for one bit of the control signal is completed, the sampled data after the detection of noise between the bits is completed. 2. The load control device according to claim 1, wherein the load control device is one-bit data.
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