JP4918302B2 - 衣服用温度可変ユニット及びそれを備えた温度可変服 - Google Patents

衣服用温度可変ユニット及びそれを備えた温度可変服 Download PDF

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Description

本発明は、冷房及び暖房の少なくとも一方を行うことができる温度可変服に関するものである。
従来から製鉄所や造船所などの外気温度の高い環境下で利用されている冷房服や、無汗症の患者の体を冷やすための冷房服が存在する。これらは、胸部や背部などに接触する専用のポケットに、前以て冷やしておいた保冷剤を保持することにより、着用した人の体温上昇を抑えるようにしたものである。逆に、冷凍倉庫や寒冷な屋外などの外気温度の低い環境下で利用される暖房服としては、腹部や腰部などに接触する専用のポケットに保温剤を保持することにより、着用した人の体温低化を抑えるようにしたものがある。
しかしながら、保冷剤を用いる冷房服や保温剤を用いる暖房服では、保冷剤や保温剤の温度と身体表面温度との差が大きいために、保冷剤や保温剤を収納している部分と、そうでない部分との温度差が大きく、身体全体を冷却あるいは加温したり、特定の部位を中心に穏やかな温度勾配で冷却あるいは加温したりすることが困難であるという問題があった。
この問題を解決する技術としては、冷凍機で液体媒体を冷却し、衣服に張り巡らせたパイプにポンプで液体媒体を送り出して熱を強制的に循環させる冷房服などが提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載の冷房服では、冷凍機やポンプの振動が身体に伝わり不快となるという問題や、パイプなどを衣服に張り巡らすことにより構成が複雑になり、衣服の厚みや重量が増加すという問題や、柔軟性が損なわれることなどから、これを着用すると運動性や作業性が低下するとともに、普通の衣服としてのファッション性も失われるという問題があった。
振動や重量を低減させる技術としては、液体媒体を冷やす部材として冷凍機に代えて1個のペルチェ素子を使うものがあるが、ポンプや配管パイプを張り巡らすことでの不具合は残ったままであった。
これらの問題を解決する技術としては、少数のペルチェ素子を冷暖房服の被服地の複数箇所に直接埋設し、ペルチェ効果を利用して冷暖房するものが提案されている(特許文献2参照)。
特開平6−92295号公報(段落0011〜0030、図1〜5) 特開2004−263325号公報(段落0016〜0026、図1〜4)
しかしながら、特許文献2に記載の技術においては、ペルチェ素子の性能を効率的に引き出せていないという問題があった。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、冷房及び暖房の少なくとも一方を従来より効率的に行うことができる温度可変服を提供することを目的とする。
本発明の衣服用温度可変ユニットは、衣服の着用者に対して冷房及び暖房の少なくとも一方を行うために前記衣服に装着される衣服用温度可変ユニットであって、電流が流されることによって一方が発熱して他方が冷える2つの端部を有したペルチェ素子と、断熱基板とを備え、前記断熱基板は、前記着用者の身体側に配置されるための身体面と、前記身体面と対向する非身体面とを有し、前記身体面側と、前記非身体面側とで前記ペルチェ素子の前記2つの端部の温度変化を分離する状態で前記ペルチェ素子を支持したことを特徴とする。
この構成により、本発明の衣服用温度可変ユニットは、断熱基板によってペルチェ素子の2つの端部の温度変化を分離するので、冷房及び暖房の少なくとも一方を従来より効率的に行うことができる。
また、本発明の衣服用温度可変ユニットは、前記断熱基板の前記身体面側に突出して前記ペルチェ素子の前記身体面側の部分の温度変化を外部に伝達する身体側伝達部を備えることが好ましい。
この構成により、本発明の衣服用温度可変ユニットは、突出した身体側伝達部に接触する身体等が断熱基板に接触することを抑えることができるので、ペルチェ素子の非身体面側の熱が断熱基板を通って身体等に影響することを抑えることができ、冷房及び暖房の少なくとも一方を効率的に行うことができる。
また、本発明の衣服用温度可変ユニットは、熱伝導性を有し前記断熱基板の前記非身体面側に突出する熱伝導部を備え、前記熱伝導部は、前記ペルチェ素子に接触した素子接触部と、前記断熱基板から離れて配置されて前記断熱基板の延在方向における大きさが前記素子接触部より拡大した拡大部とを有することが好ましい。
この構成により、本発明の衣服用温度可変ユニットは、空気との間で拡大部の両面において熱の伝導を効率的に行うことができるので、冷房及び暖房の少なくとも一方を効率的に行うことができる。
また、本発明の衣服用温度可変ユニットの前記熱伝導部は、塑性加工品であることが好ましい。
この構成により、本発明の衣服用温度可変ユニットは、多数の熱伝導部をプレス加工などの単純な工程で安価に製造することができる。
また、本発明の衣服用温度可変ユニットは、前記断熱基板の前記非身体面側に空気の流れを作る電動ファンを備えることが好ましい。
この構成により、本発明の衣服用温度可変ユニットは、空気との間で熱の伝導を効率的に行うことができるので、冷房及び暖房の少なくとも一方を効率的に行うことができる。
また、本発明の衣服用温度可変ユニットは、前記空気の流れを通す流路を形成した流路形成体を備えることが好ましい。
この構成により、本発明の衣服用温度可変ユニットは、空気の流れを効率化することができるので、空気との間で熱の伝導を効率的に行うことができ、冷房及び暖房の少なくとも一方を効率的に行うことができる。
また、本発明の衣服用温度可変ユニットは、熱伝導性を有し前記流路形成体の少なくとも一部を構成する流路形成部と、熱伝導性を有し前記断熱基板の前記非身体面側に突出して前記ペルチェ素子及び前記流路形成部に接触した熱接続部とを備えることが好ましい。
この構成により、本発明の衣服用温度可変ユニットは、流路形成部及び熱接続部において空気との間で熱の伝導を効率的に行うことができるので、冷房及び暖房の少なくとも一方を効率的に行うことができる。
また、本発明の衣服用温度可変ユニットの前記電動ファンは、前記流路形成体の外側に設置されることが好ましい。
この構成により、本発明の衣服用温度可変ユニットは、電動ファンを除いた全体を薄型化することができる。
また、本発明の衣服用温度可変ユニットは、前記ペルチェ素子を複数備えることが好ましい。
この構成により、本発明の衣服用温度可変ユニットは、冷房及び暖房の少なくとも一方を1個のペルチェ素子のみによって局所的に行う構成と比較して、冷房及び暖房の少なくとも一方を複数のペルチェ素子によって体感的に平均化することができる。また、本発明の衣服用温度可変ユニットは、複数のペルチェ素子を纏めて扱えるので、ペルチェ素子を1つずつ備える構成と比較して保守性を向上することができる。
また、本発明の温度可変服は、衣服用温度可変ユニットと、前記衣服用温度可変ユニットを装着した衣服とを備えることを特徴とする。
この構成により、本発明の温度可変服は、断熱基板によってペルチェ素子の2つの端部の温度変化を分離するので、冷房及び暖房の少なくとも一方を従来より効率的に行うことができる。
また、本発明の温度可変服は、前記衣服に装着されて前記衣服用温度可変ユニットに電力を供給する電源を備えることが好ましい。
この構成により、本発明の温度可変服は、外部の電源に接続される必要がないので、着用者が自由に行動することができる。
また、本発明の温度可変服は、前記衣服用温度可変ユニットを複数備え、複数の前記衣服用温度可変ユニットの過半が前記衣服の肩及び脇の近傍に配置されることが好ましい。
この構成により、本発明の温度可変服は、下降する冷気によって着用者の体の広範囲を冷却することができるので、着用者に優れた涼感を与えることができる。また、本発明の温度可変服は、動脈が通っている脇の下や頸部の近傍を冷却することによって、頭部への血流を冷却することができるので、着用者に優れた涼感を与えることができる。
また、本発明の温度可変服の前記電源は、前記衣服の腰周りに装着されることが好ましい。
この構成により、本発明の温度可変服は、電源が着用者の行動の妨げになることを抑制することができるので、着用者が自由に行動することができる。
また、本発明の温度可変服は、外部から電力が供給されることが好ましい。
この構成により、本発明の温度可変服は、内蔵する電源からのみ電力が供給される構成と比較して、電源の容量を増加させることができるので、駆動時間を増加させることができる。
また、本発明の温度可変服は、前記衣服用温度可変ユニットの前記身体側の温度を検出するための温度センサと、前記温度センサによって検出された前記温度に基づいて前記ペルチェ素子に供給される電力を制御する駆動回路とを備えることが好ましい。
この構成により、本発明の温度可変服は、身体側の温度に基づいてペルチェ素子の温度を制御するので、着用者の体温を安定して制御することができる。
また、本発明の温度可変服は、前記衣服用温度可変ユニットを複数備えることが好ましい。
この構成により、本発明の温度可変服は、複数の衣服用温度可変ユニットによって着用者の身体の任意の広さの範囲の温度を調整することができる。また、本発明の温度可変服は、複数の衣服用温度可変ユニットによって着用者の身体の複数のツボを狙って温度を調整することもできる。また、本発明の温度可変服は、互いの位置関係が自由な複数の衣服用温度可変ユニットによって着用者の身体の広い範囲の温度を調整しているので、同じ範囲の温度を1つの大きな衣服用温度可変ユニットによって調整する場合と比較して、衣服としての柔軟性を向上することができる。また、本発明の温度可変服は、衣服用温度可変ユニットの修理や部分交換に際しても、対象となる衣服用温度可変ユニットのみに対して修理や部品交換を行えば良いので、1つの大きな衣服用温度可変ユニットのみを備えている場合と比較して、保守性を向上することができる。
本発明によれば、冷房及び暖房の少なくとも一方を従来より効率的に行うことができる温度可変服を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
まず、本実施の形態に係る温度可変服としての電子冷暖房服の構成について説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る電子冷暖房服10は、人間によって着用されるベスト型の衣服11と、衣服11の内側に装着されて温度を変更可能である衣服用温度可変ユニットとしての冷暖房ユニット20と、冷暖房ユニット20に直流電流を供給するための駆動回路61と、駆動回路61に供給される直流電流を発生させる電源62と、駆動回路61及び電源62を収容する回路電源収容部63と、冷暖房ユニット20及び駆動回路61を電気的に接続する配線64とを備えている。
なお、衣服11への冷暖房ユニット20の装着とは、チャック、ボタン、接着、融着などによって衣服11の内側の表面に取り付けること、衣服11の内側の表面に冷暖房ユニット20が現れるように衣服11の生地を貫通して冷暖房ユニット20を取り付けること、衣服11の生地の内部に取り付けることなどをいう。
衣服11は、軽量化のために、メッシュ状の生地の表面に熱反射材料が表面加工された材料によって製造されている。
冷暖房ユニット20は、衣服11の胸側の上部に2個、背中側の上部に4個装着されており、首筋に近いところを冷暖するようにし、心臓付近は避けるように配置してある。
また、冷暖房ユニット20は、図2、図3に示すように、着用者の身体側に配置されるための身体面としての面21aと、面21aと対向する非身体面としての面21bとを有する断熱基板21と、断熱基板21の面21b側を覆って断熱基板21と共に空気の吸気孔20aを形成し空気の排気孔20bが形成されたカバー22と、電流が流されることによって一方が発熱して他方が冷える2つの端部23a、23bを有した複数の小型のペルチェ素子23と、ペルチェ素子23の端部23aに固着された伝熱部材24と、ペルチェ素子23の端部23bに固着された熱伝導部25と、カバー22に対して断熱基板21側に排気孔20bを覆ってカバー22に装着された小型の電動ファン26と、カバー22に対して断熱基板21側とは反対側にカバー22の排気孔20bに装着されたパイプ状の排気ガイド27とを備えている。
断熱基板21は、面21a側と、面21b側とでペルチェ素子23の2つの端部23a、23bの温度変化を分離する状態でペルチェ素子23を支持している。
カバー22は、柔軟性のある樹脂材で形成されている。
断熱基板21及びカバー22は、空気の流れを通す流路20cを形成しており、流路形成体を構成している。
ペルチェ素子23は、電気エネルギーを熱エネルギーに変換する素子であって、その能力は、例えば、8Vの電圧、300mAの電流でペルチェ素子23の両端部には約30℃の温度差(例えば端部23a側15〜25℃、端部23b側45〜55℃)が生じ、単3型充電池12個で3時間継続使用が可能である。全てのペルチェ素子23に適切な電流を供給できるように冷暖房ユニット20内で直列や並列など適切な組み合わせに接続される。
ペルチェ素子23は、断熱基板21に対して面21a側が端部23aとなり、断熱基板21に対して面21b側が端部23bとなるように、断熱基板21に分散して配置されている。また、ペルチェ素子23は、断熱基板21の面21a側に端部23aが突出している。
熱伝導部25は、図4に示すように、ペルチェ素子23(図3参照。)に固着される素子接触部25aと、断熱基板21(図3参照。)から離れて配置されて断熱基板21の延在方向における大きさが素子接触部25aより拡大した拡大部25bとを有し、熱伝導性が良い薄板をプレス加工で成形している。素子接触部25aは、ペルチェ素子23の端部23bに固着される面の面積及び形状がペルチェ素子23の端部23bの面積及び形状とほぼ同じになるように成形されている。
図3に示すように、排気ガイド27は、空気の排気のために衣服11に開けられた排気孔11aに挿入されている。なお、排気ガイド27は、空気の排気に支障がなければ、無くても良い。
図1に示すように、駆動回路61は、ペルチェ素子23に供給される電流を、例えば予めパラメータが設定された温度調節プログラムなどによって制御するようになっている。なお、駆動回路61に温度コントローラを接続してボタン入力でパラメータを設定したり、マニュアルで電流を調整することも可能である。温度コントローラは、例えば回路電源収容部63に収容される。これにより、例えば、背中と比較して心臓から近い胸側を背中側より弱く冷房するなど、使用者の条件や好みに合わせて制御することが可能になる。
電源62としては、電池(充電池、2次電池を含む)や電源アダプタを介した商用電源を利用可能であり、何れも駆動回路61を介して適切に調整された電流を供給する。
次に、電子冷暖房服10の動作について説明する。
図3に示すように、冷房の場合には、ペルチェ素子23の端部23aが低温となり、端部23bが高温となるように駆動回路61(図1参照。)によって電流が制御される。このとき、冷暖房ユニット20の流路20c内の空気は、吸気孔20aから流入して冷暖房ユニット20内の全ての熱伝導部25の近傍を通過した後、排気孔20bに流れ出すように電動ファン26によって流れが作り出される。したがって、ペルチェ素子23の端部23bの温度は、冷暖房ユニット20内を流れる空気によって冷却される熱伝導部25によって冷却される。この結果、衣服11(図1参照。)の着用者の胸や背中を適切に冷房することが可能となる。
一方、暖房の場合には、ペルチェ素子23の端部23aが高温となり、端部23bが低温となるように駆動回路61によって電流が制御される。このとき、冷暖房ユニット20の流路20c内の空気の流れは、上述したように電動ファン26によって作り出される。したがって、ペルチェ素子23の端部23bの温度は、冷暖房ユニット20内を流れる空気によって暖められる熱伝導部25によって暖められる。この結果、衣服11の着用者の胸や背中を適切に暖房することが可能となる。
以上に説明したように、電子冷暖房服10は、断熱基板21によってペルチェ素子23の2つの端部23a、23bの温度変化を分離するので、冷房及び暖房を従来より効率的に行うことができる。
ペルチェ素子23は、端部23aと、端部23bとに温度差を作り出す電子素子であるので、例えば冷房の場合には、端部23bの放熱が不十分だと全体の温度が上昇してしまい、冷房性能が失われてしまう恐れがある。そこで、本案では、熱伝導性の良い材料を用いて、断熱基板21の延在方向における大きさが素子接触部25aより拡大した拡大部25bを備えた熱伝導部25を作成し、素子接触部25aでペルチェ素子23の端部23bに固着してある。熱伝導性の良い材料としては、例えば、Al(アルミニウム)、Al合金、Cu(銅)、銅合金、アルミナ(セラミックス)、グラファイト材などを用いることができる。
また、電子冷暖房服10は、熱伝導部25が空気との間で拡大部25bの両面において熱の伝導を効率的に行うことができるので、冷房及び暖房を効率的に行うことができる。
また、熱伝導部25は、断熱基板21に実装されたときに拡大部25bが断熱基板21から離れた状態になるように素子接触部25aが拡大部25bから突出しているので、拡大部25bの温度が断熱基板21を通して断熱基板21の面21a側に伝わることを抑えることができる。したがって、電子冷暖房服10は、冷房及び暖房を効率的に行うことができる。
なお、熱伝導部25は、図4に示す形状以外の形状であっても良い。例えば、熱伝導部25は、図5〜図8に示すような形状であっても良い。図5に示す熱伝導部25は、薄板がプレス加工によって安価に成形されたものであって、素子接触部25aが四角形で拡大部25bの先端に近づくにつれて円錐形になっていく形状である。図6に示す熱伝導部25は、薄板がプレス加工によって成形されたものであって、拡大部25bの放熱面積の拡大のために拡大部25bが複数回折り曲げられた形状である。図7に示す熱伝導部25は、セラミックスや金属が粉末焼成加工によって形成されたものであって、拡大部25bの放熱面積の拡大のために拡大部25bが複数の角柱を有した形状である。図8に示す熱伝導部25は、金属の引き抜き材が切断された後に切削などの追加工によって素子接触部25aが形成されたものであって、拡大部25bの放熱面積の拡大のために拡大部25bが平行な複数の溝を有した形状である。なお、素子接触部25aと、拡大部25bとが別部品として製造された後に熱伝導部25として組み立てられることも可能であるが、部品点数の増加や組立工数の増加を考慮すると、熱伝導部25が一部品で形成される方が好ましい。
また、熱伝導部25は、図9に示すように、隣り合う熱伝導部25同士の拡大部25bの立ち上がり高さを変えることで、隣り合う熱伝導部25同士を接触させないで重ね合わせることができるので、表面積を大きして空気との間の熱の伝導量を大きくすることができる。
また、電子冷暖房服10は、ペルチェ素子23の面21a側の部分、即ち端部23aの温度変化を外部に伝達する身体側伝達部としての伝熱部材24が断熱基板21の面21a側に突出しているので、突出した伝熱部材24に接触する身体等が断熱基板21に接触することを抑えることができ、ペルチェ素子23の面21b側の熱が断熱基板21を通って身体等に影響することを抑えることができる。したがって、電子冷暖房服10は、冷房及び暖房を効率的に行うことができる。なお、電子冷暖房服10は、ペルチェ素子23の端部23aが断熱基板21から突出しているので、伝熱部材24を備えていなくてもペルチェ素子23の端部23aが身体側伝達部として伝熱部材24と同様の作用効果を果たすことができる。
また、冷暖房ユニット20は、電動ファン26を備えているので、電動ファン26の駆動によって作り出される空気の流れを熱伝導部25に当てることができ、熱伝導部25と、空気との間の熱の伝導量を大きくすることができる。したがって、電子冷暖房服10は、冷房及び暖房を効率的に行うことができる。
また、冷暖房ユニット20は、流路20cを形成して空気の流れを効率化することができるので、電動ファン26の駆動によって内部の空気を効率良く外部に排気することができる。また、冷暖房ユニット20は、吸気孔20aと、排気孔20bとが離れて設けられているので、吸気孔20aと、排気孔20bとが近くに設けられている構成と比較して、電動ファン26の駆動によって内部の空気を効率良く外部に排気することができる。また、冷暖房ユニット20は、カバー22の排気孔20bを覆うようにカバー22に電動ファン26が装着されているので、カバー22の排気孔20bと、電動ファン26との間に隙間がある構成と比較して、電動ファン26の駆動によって内部の空気を効率良く外部に排気することができる。また、冷暖房ユニット20は、カバー22の排気孔20bに装着されたパイプ状の排気ガイド27を備えているので、排気ガイド27を備えていない構成と比較して、電動ファン26の駆動によって内部の空気を効率良く衣服11の外部に排気することができる。
冷暖房ユニット20は、以上に説明したように、電動ファン26の駆動によって内部の空気を効率良く外部に排気することができるので、電動ファン26の駆動によって内部の熱伝導部25に効率良く空気の流れを当てることができ、熱伝導部25と、空気との間で熱の伝導を効率的に行うことができる。したがって、電子冷暖房服10は、冷房及び暖房を効率的に行うことができる。また、冷暖房ユニット20は、電動ファン26の駆動によって内部の空気を効率良く外部に排気することができるので、電動ファン26を小型化することができる。
冷暖房ユニット20は、電動ファン26が小型であるので、電動ファン26の回転音や電動ファン26による風切り音が衣服11の着用者にほとんど認識されないほどに小さく、電動ファン26によって排気孔20bから吹き出させられる風量も小さい。したがって、衣服11の着用者は、電動ファン26の存在を気にすることなく衣服11を着用することができる。
また、冷暖房ユニット20は、電動ファン26が小型であるので、薄型化することができる。また、冷暖房ユニット20は、熱伝導部25が薄板からの加工である場合に軽量かつ薄型であるので、衣服11用に適した薄型で軽量のものとすることができる。また、冷暖房ユニット20は、カバー22が柔軟性のある樹脂材で形成されているので、冷暖房ユニット20全体も柔軟性を持つことができる。したがって、衣服11の着用者は、衣服11に冷暖房ユニット20が装着されていても、衣服11を快適な着心地で着用することができる。
冷暖房ユニット20は、衣服11がメッシュ状の生地によって製造されているので、衣服11の排気孔11aが無くても、衣服11の生地を通して電動ファン26によって空気を排気することができる。
衣服11は、メッシュ状の生地以外の生地によって製造されていても良い。電子冷暖房服10は、衣服11が断熱性能を持つ生地によって製造されている場合には、衣服11の内部に冷気や暖気を蓄えることができるので、冷暖房の効率が高まり、環境変化に弱い高齢者や病弱者が厳しい環境で安全快適に過ごすことができる冷暖房服となる。
電子冷暖房服10は、冷暖房ユニット20が衣服11の胸側の上部に2個、背中側の上部に4個装着されているが、この数は増減が可能であり、また冷暖房ユニット20に実装するペルチェ素子23の数を減らして冷暖房ユニット20の寸法を小さくし、それで冷暖房ユニット20の数を増やすことも可能である。
冷暖房ユニット20は、利用目的と用途により、身体の冷却もしくは加熱すべき部位の近傍に来るように適切に配置されるものであるが、衣服11の上部に配置された図1の例は、肩及び脇の近傍に配置されているので、特に冷房を重視する場合に適している。下降する冷気によって着用者の体の広範囲を冷却することができるので、着用者に優れた涼感を与えることができるからである。また、動脈が通っている脇の下や頸部の近傍を冷却することによって、頭部への血流を冷却することができるので、着用者に優れた涼感を与えることができるからである。
電子冷暖房服10は、ペルチェ素子23による身体への直接伝熱方式とすることで高い冷暖房性能を実現するとともに、分散して配置させた多数のペルチェ素子23によって冷暖房を行うので、体感的に平均化された冷暖房が得られる。
電子冷暖房服10は、多数のペルチェ素子23を使用することから懸念される保守の問題、例えば洗濯時にペルチェ素子23を取り外す、故障した時に交換するなども、多数のペルチェ素子23を数個の冷暖房ユニット20に集約することで容易となり、かつ冷暖房ユニット20は小型で柔軟性をもつ構成とすることで、衣服としての柔軟性や運動性を損なうこともない。
また、電子冷暖房服10は、複数の冷暖房ユニット20によって着用者の身体の任意の広さの範囲の温度を調整することができる。また、電子冷暖房服10は、複数の冷暖房ユニット20によって着用者の身体の複数のツボを狙って温度を調整することもできる。また、電子冷暖房服10は、互いの位置関係が自由な複数の冷暖房ユニット20によって着用者の身体の広い範囲の温度を調整しているので、同じ範囲の温度を1つの大きな冷暖房ユニットによって調整する場合と比較して、衣服としての柔軟性を向上することができる。また、電子冷暖房服10は、冷暖房ユニット20の修理や部分交換に際しても、対象となる冷暖房ユニット20のみに対して修理や部品交換を行えば良いので、1つの大きな冷暖房ユニット20を備えている場合と比較して、保守性を向上することができる。
図10は、衣服11の下部に多くの冷暖房ユニット20を装着した例であり、特に暖房に使う場合には背面の腰の上部に配置すると効果的である。上昇する暖気によって着用者の体の広範囲を温めることができるからである。また、背中の真ん中の腰の上に、温めると効果的なツボがあると言われているが、そのツボを温めることができるからである。
図11は、車椅子に乗る人に適したケープ状の冷暖房服10の例である。断熱性と熱線反射能を有する生地で作った衣服11の上部に冷暖房ユニット20を装着してあり、衣服11の下部はゆったりとした形状で膝あたりまでを覆っている。ケープである衣服11が身体に密着するのは肩に近い身体上部だけであるが、冷暖房ユニット20が肩及び脇の近傍に配置されているので、上述したように冷房用として使うのに適している。
なお、ペルチェ素子23の端部23aは、図3や図9において断熱基板21から突出しているが、断熱基板21の面21aと同一面に配置されていても良いし、断熱基板21の面21aに対して面21b側に配置されていても良い。同様に、ペルチェ素子23の端部23bは、図3や図9において断熱基板21の面21bと同一面に配置されているが、断熱基板21から突出していても良いし、断熱基板21の面21bに対して面21a側にあっても良い。
(第2の実施の形態)
図12は、温度センサ70を衣服11の内側に装着して、計測した温度でペルチェ素子23の駆動電流をフィードバック制御する例である。温度センサ70としては、サーミスタでも熱電対でも良い。温度センサ70を取り付ける位置は、ペルチェ素子23の端部23aに直接付ければ端部23aの温度を制御することができ、身体に近い位置に着ければ着用者の暑さ寒さの感覚に合わせた制御ができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、上記の実施の形態を種々に変更可能であることは明白である。
以上の実施の形態においては、衣服がベストやケープである例を説明したが、他のものであっても良い。例えば、本発明に係る衣服は、ジャンパーやスーツや半纏でも良いし、腰周りを冷暖房するズボンであっても良いし、本発明を適用したジャンパーやスーツから配線を引き出して電気的に接続される帽子や手袋であっても良い。
また、回路電源収納部63には、全体で1つの電源62のみを収納し、1つの電源62から全ての駆動回路61に電流を供給しても良い。駆動回路61や電源62は、衣服11がベスト型などの活動的なものの場合には、衣服11に収納して使うのが適している。電子冷暖房服10に外部の電源が接続される必要がなく、着用者が自由に行動することができるからである。衣服11の腰周りに電源62が装着されていると、電源62が着用者の行動の妨げになることを抑制することができるので、更に良い。車椅子使用の人が使うケープなどの場合には、衣服11とは別に配置することも可能である。電子冷暖房服10は、衣服11とは別に電源62を配置した場合、内蔵する電源からのみ電力が供給される構成と比較して、電源62の容量を増加させることができるので、駆動時間を増加させることができる。
その他、ペルチェ素子23の寸法や、電源62の電圧などは利用目的、用途に応じて適宜変更可能である。
(第3の実施の形態)
図13に示すように、本実施の形態における冷暖房ユニット20は、カバー22と、熱伝導部25とを熱的に繋いだ伝熱部材28を備えている。
ここで、カバー22は、薄い銅板などの熱伝導性を有する部材で形成されており、流路形成部を構成している。
また、熱伝導部25及び伝熱部材28は、熱伝導性を有し断熱基板21の面21b側に突出してカバー22及びペルチェ素子23に接触しており、熱接続部を構成している。なお、熱伝導部25及び伝熱部材28は、一体物であっても良い。
また、電動ファン26は、カバー22の外側に設置されている。なお、電動ファン26は、排気ガイドの役割も有している。
本実施の形態における冷暖房ユニット20によれば、カバー22、熱伝導部25及び伝熱部材28においても空気との間で熱の伝導を効率的に行うことができるので、冷房及び暖房を効率的に行うことができる。
また、本実施の形態における冷暖房ユニット20によれば、電動ファン26がカバー22の外側に設置されているので、電動ファン26が強力なファンである場合などの厚みがあるファンの場合であっても、電動ファン26を除いた全体を薄型化することができる。
本発明は、外気温や体温変化に対する感度が低い無痛無汗症の人の冷暖房服、無汗症や低汗症の人の冷暖房服、体力の衰えた高齢者や病弱者の冷暖房服、製鉄所や造船所や調理場などの高温環境下の冷房服、冷凍倉庫や寒冷地の野外作業での暖房服、さらにはレジャー用の冷暖房服などに利用できる。
(a)本発明の第1の実施の形態に係る電子冷暖房服の正面図 (b)図1(a)に示す電子冷暖房服の背面図 (a)図1に示す電子冷暖房服の冷暖房ユニットの平面図 (b)図2(a)に示す冷暖房ユニットの平面図であって、断熱基板、ペルチェ素子及び伝熱部材を透かして見た状態の図 図2(a)のI−I矢視断面図 (a)図3に示す冷暖房ユニットの放熱板の斜視図 (b)図4(a)に示す放熱板の側面断面図 (a)図3に示す冷暖房ユニットの放熱板の斜視図であって、図4に示す例とは異なる例での図 (b)図5(a)に示す放熱板の側面断面図 (a)図3に示す冷暖房ユニットの放熱板の斜視図であって、図4及び図5に示す例とは異なる例での図 (b)図6(a)に示す放熱板の側面断面図 (a)図3に示す冷暖房ユニットの放熱板の斜視図であって、図4、図5及び図6に示す例とは異なる例での図 (b)図7(a)に示す放熱板の正面図 (b)図7(a)に示す放熱板の側面図 (a)図3に示す冷暖房ユニットの放熱板の斜視図であって、図4、図5、図6及び図7に示す例とは異なる例での図 (b)図8(a)に示す放熱板の正面図 (b)図8(a)に示す放熱板の側面図 図2(a)のI−I矢視断面図であって、図3に示す例とは異なる例での図 (a)本発明の第1の実施の形態に係る電子冷暖房服の正面図であって、図1に示す例とは異なる例での図 (b)図10(a)に示す電子冷暖房服の背面図 本発明の第1の実施の形態に係る電子冷暖房服の斜視図であって、図1及び図10に示す例とは異なる例での図 本発明の第2の実施の形態に係る電子冷暖房服の正面図 本発明の第3の実施の形態に係る電子冷暖房服の冷暖房ユニットの断面図
符号の説明
10 電子冷暖房服(温度可変服)
11 衣服
20 冷暖房ユニット(衣服用温度可変ユニット)
20c 流路
21 断熱基板(流路形成体)
21a 面(身体面)
21b 面(非身体面)
22 カバー(流路形成体、流路形成部)
23 ペルチェ素子
23a、23b 端部
24 伝熱部材(身体側伝達部)
25 熱伝導部(熱接続部)
25a 素子接触部
25b 拡大部
26 電動ファン
28 伝熱部材(熱接続部)
61 駆動回路
62 電源
70 温度センサ

Claims (4)

  1. 衣服の着用者に対して冷房及び暖房の少なくとも一方を行うために前記衣服に装着される衣服用温度可変ユニットであって、
    電流が流されることによって一方が発熱して他方が冷える2つの端部を有したペルチェ素子と、前記着用者の身体側に配置されるための身体面、および、前記身体面と対向する非身体面を有した断熱基板と、前記断熱基板の前記非身体面側を覆うカバーと、前記断熱基板の前記非身体面側に空気の流れを作る電動ファンと、熱伝導性を有し前記断熱基板の前記非身体面側に突出する熱伝導部とを備え、
    前記断熱基板は、記身体面側と、前記非身体面側とで前記ペルチェ素子の前記2つの端部の温度変化を分離する状態で前記ペルチェ素子を支持し
    前記断熱基板及び前記カバーは、前記電動ファンによって作られた前記空気の流れを通す流路を形成し、
    前記熱伝導部は、前記ペルチェ素子に接触した素子接触部を有し、前記流路内に配置されていることを特徴とする衣服用温度可変ユニット。
  2. 前記熱伝導部は、前記断熱基板の延在方向における大きさが前記素子接触部より拡大した拡大部を有し、
    前記拡大部は、前記断熱基板側の面が前記断熱基板から離れて配置されていることを特徴とする請求項1に記載の衣服用温度可変ユニット。
  3. 熱伝導性を有し前記カバーおよび前記熱伝導部を前記流路内で熱的に繋ぐ伝熱部材を備え、
    前記カバーは、熱伝導性を有する部材で形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の衣服用温度可変ユニット。
  4. 請求項1から請求項3までの何れかに記載の衣服用温度可変ユニットと、前記衣服用温度可変ユニットを装着した衣服とを備えることを特徴とする温度可変服。
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