JP4917101B2 - 無線通信装置および無線通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信装置および無線通信方法に関する。
現在、3GPP RAN LTE(Long Term Evolution)では、RACH(Random Access Channel)での移動局−基地局間のランダムアクセスにおいて移動局が最初に送信するプリアンブルについて検討されている。プリアンブルには移動局−基地局間で既知の系列が用いられる。基地局では系列の相関値に基づいて複数の移動局からの互いに異なるプリアンブルを同時に検出する必要があり、また、受信タイミングを精度良く検出する必要があるため、プリアンブルとして用いられる系列は、自己相関特性および相互相関特性が良好で、かつ、低PAPR(Peak to Average Power Ratio)の系列でなければならない。
自己相関特性および相互相関特性が良好で、かつ、低PAPRの系列の1つに、Zadoff-Chu系列(ZC系列)がある(非特許文献1参照)。ZC系列は、式(1)のa(k)により表される。ここで、Nは系列長、rは系列番号(ただし、rとNとは互いに素)、qは任意の整数である。ZC系列は、自己相関特性に優れ、また、相互相関が比較的小さく、Nが素数であれば相互相関が√Nになるという特徴を持つ。
Figure 0004917101
また、3GPP RAN LTEでは、ZC系列を巡回シフトさせたCyclic-shifted ZC系列(CS−ZC系列)について検討されている(非特許文献2参照)。CS−ZC系列は、図1に示すように、1つのZC系列を巡回シフトさせて生成される系列である。図1には、系列長N=293のZC系列#1(シフト0)をシフト量Δ=36ずつ巡回シフトさせて生成されるCS−ZC系列#1〜#7(シフト1〜7)の7つのCS−ZC系列を一例として示す。これらのCS−ZC系列#1〜#7は、移動局の伝搬遅延時間がシフト量を超えなければ系列間の相互相関はゼロとなって互いに直交するため、CS−ZC系列をプリアンブルとして用いるとプリアンブルの検出精度が高くなる。
また、3GPP RAN LTEでは、セル半径30kmまでサポートすることができるプリアンブル長にすることが検討されている。プリアンブルの検出に必要な受信S/Nを確保するためには、セル半径が大きくなって伝搬減衰量が大きくなるほど、プリアンブル長を長くしてプリンブルの信号エネルギーを増加させる必要がある。よって、CS−ZC系列をプリアンブルとして用いる場合には、セル半径が大きくなるほどZC系列の系列長を長くする必要がある。
ここで、ZC系列においてセル半径に応じた系列長を得るための方法として、系列長Nを拡張する方法(Sequence Extension法)と、系列長NのZC系列を繰り返す方法(Sequence Repetition法)の2つの方法が検討されている(非特許文献3,4参照)。このうちSequence Extension法を用いると、ZC系列をより多く生成でき、通信システム全体で使用できるZC系列数をより多く得ることができる。よって、Sequence Extension法には、系列のリユースファクタを増大させてセルプランニングを容易にすることができるという利点がある。リユースファクタは、通信システム全体で使用できるZC系列数を1セル当
たりに割り当てるZC系列数で除した値に等しく、ZC系列数に比例する。系列長Nが素数の相関特性が良好なZC系列を用いる場合、N−1個のZC系列数を生成することができるため、リユースファクタは系列長Nに比例することになる。よって、ZC系列においてセル半径に応じた系列長を得るための方法としては、Sequence Extension法がより注目されている。
Popvic, "Generalized chirp-like polyphasesequences with optimal correlation properties", IEEE Transactions on information Theory July 1992, 1406-1409 3GPP, R1-060046, NTT DoCoMo, "Orthogonal Pilot Channel Structure in E-UTRA Uplink" 3GPP, R1-062004, Texas Instruments, "Non-Synchronized Random Access Sequence Design for E-UTRA" 3GPP, R1-062306, LG, "RACH Sequence Extension Methods for Large Cell Deployment"
しかしながら、ZC系列長が長くなるほど、ドップラーシフトによって生じる周波数オフセットおよび移動局−基地局間のクロックずれによって生じる周波数オフセットの影響が大きくなり、プリアンブルの検出精度が劣化するという課題がある。
ZC系列は、チャープ信号(時間の経過とともに周波数が変わる信号)の性質を持つ。式(2)のF(ω)は、式(1)に示すZC系列(時間信号)a(k)をフーリエ変換して算出したZC系列の周波数成分を示す。ここで、ZC系列の時間kがΔだけ変化すると、式(3)に示すように、Δに比例した周波数オフセットが加わる。よって、ZC系列に周波数オフセットが加わるとプリアンブル受信側の基地局ではこの周波数オフセットがタイミングオフセットとして現れる。
Figure 0004917101
Figure 0004917101
図2A,Bに、本発明者らが計算機シミュレーションで得た遅延プロファイル(受信タイミングに対する自己相関レベル)を示す。ここでは、周波数オフセットが0Hzの場合(図2A)の遅延プロファイルと周波数オフセットが600Hzの場合(図2B)の遅延プロファイルを示す。いずれの場合もTTI長は1msである。
図2Aおよび図2Bから明らかなように、周波数オフセットが加わると、受信側で求めた遅延プロファイルにおいて、受信信号の受信タイミングと異なるタイミングに大きな干渉ピークが発生する(図2B)。ランダムアクセスには移動局の上り回線の同期を確立するための受信タイミング検出という目的がある。しかし、このように大きな干渉ピークが発生すると、基地局では受信信号のピークと干渉ピークとを区別することができなくなってしまう。つまり、周波数オフセットによって生じる干渉ピークにより、基地局では受信タイミングの検出精度が劣化してしまう。
また、図2Aおよび図2Bから明らかなように、周波数オフセットが加わると、受信信号の自己相関レベルが小さくなるため、さらに受信タイミングの検出精度が劣化してしまう。この自己相関レベルの低下は、相関長内、すなわち、ZC系列長内において周波数オフセットによる位相回転が生じることによる。
また、CS−ZC系列をプリアンブルとして用いた場合には、600Hzの周波数オフセットが加わると、図3に示すように、CS−ZC系列#1のシフト量と異なるシフト量により生成したCS−ZC系列#2,#3の遅延プロファイル窓内に、CS−ZC系列#1の干渉ピークが現れる。このため、CS−ZC系列#1をCS−ZC系列#2,#3と誤って検出してしまう可能性がある。つまり、CS−ZC系列をプリアンブルとして用いた場合に周波数オフセットが加わると、基地局でのCS−ZC系列の誤検出率が増加する。
さらに、図4に、本発明者らが計算機シミュレーションにより行った、周波数オフセットに対する耐性評価の結果を示す。図4は、周波数オフセットに対する信号レベルおよび周波数オフセットに対する干渉レベルの最大値を示すグラフである。図4より、周波数オフセットが大きくなるほど信号レベルSが小さくなり、干渉レベルIが大きくなることが分かる。周波数オフセットが700Hzを超えると、干渉レベルIが信号レベルSを上回るため、受信側では受信信号を正確に検出することが困難になる。
本発明の目的は、ZC系列長を長く維持したまま、周波数オフセットの影響による性能劣化を防ぐことができる無線送信装置および無線送信方法を提供することである。
本発明の無線通信装置は、Cyclic−shifted Zadoff−Chu系列に、前記Cyclic−shifted Zadoff−Chu系列の巡回シフト長と同一の系列長をもつランダム系列乗算してランダム化するランダム化手段と、ランダム化されたCyclic−shifted Zadoff−Chu系列を送信する送信手段と、を具備する構成を採る。

本発明によれば、ZC系列長を長く維持したまま、周波数オフセットの影響による性能劣化を防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図5に、本実施の形態に係るプリアンブル送信側の無線通信装置10の構成を示す。この無線通信装置10は、主に、移動体通信システムの移動局装置に備えられて使用されるものである。同様に、他の実施の形態に係るプリアンブル送信側の無線通信装置も、主に、移動体通信システムの移動局装置に備えられて使用されるものである。
図5に示す無線通信装置10において、ZC系列生成部11は、ランダムに選択されて入力されるプリアンブル番号に対応するZC系列またはCS−ZC系列を生成し、ランダム化部12に出力する。以下、ZC系列生成部11がCS−ZC系列を生成したものとして説明するが、ZC系列生成部11がZC系列を生成した場合にも以下の説明と同様にして実施することができる。他の実施の形態においても同様である。
ランダム化部12は、CS−ZC系列をランダム化してプリアンブル生成部13に出力する。ランダム化部12の詳細については後述する。
プリアンブル生成部13は、ランダム化されたCS−ZC系列からなるプリアンブルを生成して無線送信部14に出力する。
無線送信部14は、プリアンブルにD/A変換、アップコンバート等の所定の無線送信処理を施してアンテナ15から送信する。この際、無線送信部14は、RACHでプリアンブルを送信する。つまり、無線送信部14は、ランダム化されたCS−ZC系列をランダムアクセスのプリアンブルとして送信する。
次いで、ランダム化部12の詳細について説明する。図6に、本実施の形態に係るランダム化部12の構成を示す。
図6に示すランダム化部12において、系列長設定部121は、ランダム系列であるPN系列(Pseudo Noise sequence)の系列長(PN系列長)をPN系列生成部122に設定する。系列長設定部121は、RACHでの送信信号の予め想定される最大伝搬遅延時間より長いPN系列長を設定する。
ここで、PN系列長が移動局の伝搬遅延時間より短いと、プリアンブルの受信側では、PN系列による相関演算を行った場合にPN系列の繰り返し点で相関ピークが発生してしまい、その結果、受信タイミングを誤って検出してしまう。この誤検出を防止するために、本実施の形態では、PN系列長を、RACHの最大伝搬遅延時間より長い系列長に設定する。これにより、プリアンブルの受信側では、受信タイミングを精度良く検出することができる。
但し、PN系列長が長いほどPN系列間での干渉は低減できるが、逆に、PN系列長が長いほど、プリアンブルの受信側での相関演算において、相関長内、すなわち、PN系列長内において周波数オフセットによる位相回転が大きくなり、その結果、信号レベルの劣化が大きくなる。一方、PN系列長が短いほど、位相回転の影響が小さくなり信号レベルの劣化は低減できるが、PN系列間での干渉が大きくなる。
よって、PN系列長は、RACHの想定される最大伝搬遅延時間より長い範囲で、許容される周波数オフセットに応じて設定するとよい。
また、CS−ZC系列の巡回シフト長はセル半径に応じた最大伝搬遅延時間に基づいて予め最適に設定されているため、CS−ZC系列をプリアンブルとして用いる場合には、PN系列長をCS−ZC系列の巡回シフト長と同一に設定することが好ましい。これによ
り、PN系列長をセル半径に応じて変化する最大伝搬遅延時間に応じた最適な長さに設定することができる。また、CS−ZC系列の巡回シフト長はプリアンブルの送信側および受信側の双方で既知なため、PN系列長をCS−ZC系列の巡回シフト長と同一に設定することにより、送信側から受信側へPN系列長を知らせるためのシグナリングが不要となる。
PN系列生成部122は、系列長設定部121から設定された長さのPN系列を生成し、この生成したPN系列をZC系列長に拡張して乗算部123に出力する。以下、ZC系列長に拡張したPN系列を拡張PN系列と呼ぶ。
PN系列としては、PN系列間での干渉を低減して検出精度を高めるために、自己相関特性および相互相関特性の双方が良好な系列を用いるとよい。例えば、M系列、Gold系列、直交Gold系列、Walsh-Hadamard系列等が適している。よって、本実施の形態では、ランダム系列として、PN系列、M系列、Gold系列、直交Gold系列またはWalsh-Hadamard系列のいずれを用いてもよい。このうちWalsh-Hadamard系列を用いると、より多くの直交系列を生成することができる。
また、PN系列のZC系列長への拡張方法については、同一のPN系列を複数回繰り返してもよいし、また、異なる複数のPN系列を結合して用いてもよい。前者の拡張方法を採る場合、PN系列による相関演算では周期的な相関演算となるため、遅延波がある場合でもPN系列間の干渉を低減することができる。一方、後者の拡張方法を採る場合、制御情報の内容をPN系列の組合せに対応付けることで、プリアンブルでのPN系列を制御情報として利用することができる。
乗算部123は、図7に示すように、ZC系列生成部11から入力されるCS−ZC系列に、PN系列生成部122から入力される拡張PN系列を乗算し、プリアンブル生成部13に出力する。これにより、CS−ZC系列がランダム化され、CS−ZC系列からチャープ信号の性質を取り除くことができる。例えば、PN系列として±1のランダム系列を用いると、これをCS−ZC系列に乗算することでCS−ZC系列の位相がランダムに180°反転するため、PN系列乗算後のCS−ZC系列はチャープ信号の性質が失われたランダム系列となる。
そして、プリアンブル生成部13は、図7に示すように、拡張PN系列によりランダム化されたCS−ZC系列からなるプリアンブルを生成して無線送信部14に出力する。
次いで図8に、本実施の形態に係るプリアンブル受信側の無線通信装置20の構成を示す。この無線通信装置20は、主に、移動体通信システムの基地局装置に備えられて使用されるものである。同様に、他の実施の形態に係るプリアンブル受信側の無線通信装置も、主に、移動体通信システムの基地局装置に備えられて使用されるものである。
図8に示す無線通信装置20において、無線受信部22は、アンテナ21を介して受信した信号に対して、ダウンコンバート、A/D変換等の所定の無線受信処理を施して、遅延プロファイル作成部23に出力する。
加算数設定部24は、遅延プロファイル作成部23で作成される遅延プロファイルの電力加算数を遅延プロファイル作成部23に設定する。
ここで、電力加算数は、1からCS−ZC系列のランダム化に用いられたPN系列の数までのいずれかの数とする。よって、図7に示すようにCS−ZC系列のランダム化に用いられたPN系列の数が3つである場合、加算数設定部24は、電力加算数を1〜3のい
ずれかに設定する。
また、電力加算数が多いほど(つまり、相関長が短いほど)、周波数オフセットによる信号レベルの劣化を低減することができるが、PN系列間の干渉は増加する。逆に、電力加算数が少ないほど(つまり、相関長が長いほど)、PN系列間の干渉を低減することができるが、周波数オフセットの影響による信号レベルの劣化が大きくなる。よって、電力加算数は、許容される周波数オフセットに応じて設定するのが好ましい。
例えば、基地局毎に、想定される周波数オフセットに応じて電力加算数を設定することで、プリアンブルの検出精度を向上させることができる。より具体的には、高速鉄道の線路や高速道路付近に設置される基地局では、電力加算数を多くすることで、大きな周波数オフセットによるプリアンブルの検出精度の劣化を低減することができる。
また、移動局毎(すなわち、受信プリアンブル毎)に電力加算数を異ならせて設定してもよい。この際、受信プリアンブルから周波数オフセットレベルを検出し、周波数オフセットレベルに応じた電力加算数を設定することで、プリアンブルの検出精度を向上させることができる。
遅延プロファイル作成部23は、図9および図10に示すように、受信信号のプリアンブルと既知であるプリアンブルの系列パターン(すなわち、CS−ZC系列と拡張PN系列との乗算結果のパターン)との相関演算をPN系列長単位で行って遅延プロファイルを作成する。そして、遅延プロファイル作成部23は、加算数設定部24から入力される電力加算数に従い、PN系列長単位毎の相関演算より得られた複数の遅延プロファイルを電力加算し、電力加算後の遅延プロファイルをプリアンブル検出部25に出力する。
例えば、電力加算数が3に設定された場合は、遅延プロファイル作成部23は、図9に示すように、PN系列長単位毎の相関演算により生成される3つの遅延プロファイルの電力をそれぞれ求めた後、それら3つの遅延プロファイルを電力加算する。一方、電力加算数が1に設定された場合は、遅延プロファイル作成部23は、図10に示すように、PN系列長単位毎の相関演算により生成される3つの遅延プロファイルを合成した後、合成後の遅延プロファイルの電力を求める。なお図9および図10において、I+Qは、Ich成分およびQch成分の電力算出処理を示す。
プリアンブル検出部25は、遅延プロファイル作成部23から入力される、電力加算後の遅延プロファイルの相関ピークを検出し、その相関ピークを所定の閾値と大小比較することによりプリアンブルの検出判定(検出または未検出の判定)を行う。そして、プリアンブル検出部25は、その検出判定結果を出力する。
図11A,Bに、本実施の形態に従って本発明者らが計算機シミュレーションを行って得た遅延プロファイルを示す。ここでは、上記同様、周波数オフセットが0Hzの場合を図11Aに示し、周波数オフセットが600Hzの場合を図11Bに示す。いずれの場合もTTI長は上記同様1msである。
図11Aおよび図11Bから明らかなように、本実施の形態によれば、周波数オフセットが加わっても、従来(図2A,B)とは異なり、受信信号の自己相関レベルは低下せず、また、干渉ピークも発生しない。
さらに、図12に、本実施の形態に従って本発明者らが計算機シミュレーションにより行った、周波数オフセットに対する耐性評価の結果を示す。図12のグラフは、上記同様、周波数オフセットに対する信号レベルおよび周波数オフセットに対する干渉レベルの最
大値を示す。図12より、本実施の形態によれば、周波数オフセットが大きくなっても、信号レベルSおよび干渉レベルIはほとんど変化しない。さらに、周波数オフセットが700Hzを超えても、信号レベルSは干渉レベルIよりも十分大きい。よって、本実施の形態によれば、プリアンブルを精度良く検出することができる。
このように本実施の形態によれば、プリアンブルとして使用されるZC系列またはCS−ZC系列にPN系列を乗算することでZC系列またはCS−ZC系列をランダム化するため、周波数オフセットによって生じる干渉ピークの発生を防ぐことができる。よって、本実施の形態によれば、受信タイミングの検出精度の劣化を防ぐことができるとともに、ZC系列またはCS−ZC系列をプリアンブルとして用いた場合の周波数オフセットに起因する誤検出を防ぐことができる。
また本実施の形態によれば、想定される周波数オフセットに応じた最適なPN系列長の単位で相関演算を行うため、相関長を小さくすることができるので、周波数オフセットの影響による信号レベルの劣化を低減することができる。その結果、プリアンブル検出率を向上させることができる。
さらに本実施の形態によれば、ZC系列長より短いPN系列長を設定することができるため、Sequence Extension法によって拡張させたZC系列長を保ったまま周波数オフセットの影響による性能劣化を防ぐことができる。
さらに、本実施の形態によれば、従来のCS−ZC系列をそのまま用いることもできるため、従来と同一のリユースファクタを維持したまま周波数オフセットの影響による性能劣化を防ぐことができる。
(実施の形態2)
本実施の形態は、ZC系列またはCS−ZC系列をインターリーブすることによりZC系列またはCS−ZC系列をランダム化する点において実施の形態1と相違する。
図13に、本実施の形態に係るランダム化部12の構成を示す。
図13に示すランダム化部12において、インターリーブパターン設定部124は、ランダムなインターリーブパターンをインターリーブ部125に設定する。
インターリーブ部125は、ZC系列生成部11から入力されるCS−ZC系列を、インターリーブパターン設定部124により設定されたインターリーブパターンに従ってインターリーブ(系列の並び替え)して、プリアンブル生成部13に出力する。このようにCS−ZC系列をインターリーブすると、実施の形態1同様、CS−ZC系列がランダム化され、CS−ZC系列からチャープ信号の性質を取り除くことができる。
次いで図14に、本実施の形態に係るプリアンブル受信側の無線通信装置40の構成を示す。なお、図14において図8(実施の形態1)と同一の構成部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
図14に示す無線通信装置40において、インターリーブパターン設定部41は、インターリーブパターン設定部124によって設定されるインターリーブパターンと同一のインターリーブパターンをデインターリーブ部42に設定する。
デインターリーブ部42は、受信信号のプリアンブルをデインターリーブ(インターリーブ部125での並び替えと逆の並び替え)して遅延プロファイル作成部43に出力する
遅延プロファイル作成部43は、デインターリーブ後のプリアンブルと既知であるプリアンブルの系列パターン(ZC系列の系列パターン)との相関演算を行って遅延プロファイルを作成する。遅延プロファイル作成部43でのその他の処理は実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
図15A,Bに、本実施の形態に従って本発明者らが計算機シミュレーションを行って得た遅延プロファイルを示す。ここでは、上記同様、周波数オフセットが0Hzの場合を図15Aに示し、周波数オフセットが600Hzの場合を図15Bに示す。いずれの場合もTTI長は上記同様1msである。
図15Aおよび図15Bから明らかなように、本実施の形態によれば、実施の形態1同様、周波数オフセットが加わっても、従来(図2A,B)とは異なり、受信信号の自己相関レベルは低下せず、また、干渉ピークも発生しない。
さらに、図16に、本実施の形態に従って本発明者らが計算機シミュレーションにより行った、周波数オフセットに対する耐性評価の結果を示す。図16のグラフは、上記同様、周波数オフセットに対する信号レベルおよび周波数オフセットに対する干渉レベルの最大値を示す。図16より、本実施の形態によれば、実施の形態1同様、周波数オフセットが大きくなっても、信号レベルSおよび干渉レベルIはほとんど変化しない。さらに、周波数オフセットが700Hzを超えても、信号レベルSは干渉レベルIよりも十分大きい。よって、本実施の形態によれば、プリアンブルを精度良く検出することができる。
このように本実施の形態によれば、プリアンブルとして使用されるZC系列またはCS−ZC系列をインターリーブしてランダム化することにより、実施の形態1と同様の作用・効果を得ることができる。
(実施の形態3)
本実施の形態は、ZC系列またはCS−ZC系列をインターリーブした後、さらにインターリーブ結果にPN系列を乗算することによりZC系列またはCS−ZC系列をランダム化する点において実施の形態1と相違する。
図17に、本実施の形態に係るランダム化部12の構成を示す。なお、図17において図6(実施の形態1)または図13(実施の形態2)と同一の構成部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
図17に示すランダム化部12において、乗算部126は、インターリーブ後のCS−ZC系列に、PN系列生成部122から入力される拡張PN系列を乗算し、プリアンブル生成部13に出力する。
このように、本実施の形態では、ランダム化部12は、ZC系列生成部11から入力されるCS−ZC系列をインターリーブした後、インターリーブしたCS−ZC系列に、PN系列生成部122から入力される拡張PN系列をさらに乗算してCS−ZC系列をランダム化する。つまり、本実施の形態に係るランダム化部12は、CS−ZC系列に対し2段階のランダム化を行う。
また本実施の形態では、1段階目のランダム化をインターリーブにより行い、2段階目のランダム化をPN系列の乗算により行う。このようなランダム化の順序は重要である。すなわち、1段階目でPN系列の乗算によるランダム化を行い、2段階目でインターリー
ブによるランダム化を行うと、インターリーブによりPN系列の良好な相関特性が失われてしまうからである。
次いで図18に、本実施の形態に係るプリアンブル受信側の無線通信装置60の構成を示す。なお、図18において、図8(実施の形態1)または図14(実施の形態2)と同一の構成部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
図18に示す無線通信装置60において、系列長設定部61は、図17に示す系列長設定部121が設定するPN系列長と同一のPN系列長をPN系列生成部62に設定する。
PN系列生成部62は、系列長設定部61から設定された長さのPN系列を生成し、この生成したPN系列を図17に示すPN系列生成部122と同様にしてZC系列長に拡張し、乗算部63に出力する。
乗算部63は、受信信号のプリアンブルに、PN系列生成部62から入力される拡張PN系列の複素共役を乗算してデインターリーブ42に出力する。
このように本実施の形態によれば、ZC系列またはCS−ZC系列に対し2段階のランダム化を行うため、実施の形態1および2により得られる効果をさらに高めることができる。
(実施の形態4)
本実施の形態は、周波数オフセットレベルがしきい値を超える場合にZC系列またはCS−ZC系列をランダム化する点において実施の形態1と相違する。
図19に、本実施の形態に係るプリアンブル送信側の無線通信装置30の構成を示す。なお、図19において図5(実施の形態1)と同一の構成部分には同一の符号を付し、説明を省略する。また、図19に示すランダム化部12は、図6(実施の形態1)、図13(実施の形態2)、または、図17(実施の形態3)のいずれであってもよい。つまり、本実施の形態は、実施の形態1〜3のいずれと組み合わせても実施可能である。
図19に示す無線通信装置30において、周波数オフセットレベル検出部31は、受信信号(例えば、SCH(Synchronization Channel)等の既知信号)を用いて周波数オフセットレベルを検出する。より具体的には、受信信号の位相変動量を所定時間平均化することにより周波数オフセットレベルを検出する。周波数オフセットレベル検出部31は、検出した周波数オフセットレベルを切替制御部32に出力する。なお、無線通信装置30が移動体通信システムの移動局装置に備えられて使用される場合、周波数オフセットレベルの大きさは、移動局装置の移動速度の大きさ、または、移動局装置と基地局装置との間のクロックずれ(基準クロック誤差)の大きさに比例する。
切替制御部32は、検出された周波数オフセットレベルをしきい値と大小比較し、比較結果に従って切替部33を制御する。切替制御部32は、検出された周波数オフセットレベルがしきい値を超える場合は切替部33をA側に切り替え、逆に、検出された周波数オフセットレベルがしきい値以下の場合は切替部33をB側に切り替える。よって、ZC系列生成部11で生成されたCS−ZC系列は、前者の場合にはランダム化部12を介してプリアンブル部13に入力され、後者の場合にはランダム化部12を介さずに直接プリアンブル部13に入力される。よって、周波数オフセットレベルがしきい値を超える場合にのみCS−ZC系列がランダム化される。
このように本実施の形態によれば、周波数オフセットレベルがしきい値を超えてプリア
ンブルの検出精度が劣化する可能性が高い場合にのみランダム化を行い、周波数オフセットレベルがしきい値以下でプリアンブルの検出精度を十分得られる場合にはランダム化を行わないため、周波数オフセットレベルが小さい状況において不必要なランダム化が行われることを防止することができる。
(実施の形態5)
本実施の形態では、ランダム系列としてZC系列を用いる点において実施の形態1と相違する。
図20に、本実施の形態に係るランダム化部12の構成を示す。
図20に示すランダム化部12において、系列長設定部127は、ランダム系列であるZC系列の系列長をZC系列生成部128に設定する。系列長設定部127は、ZC系列生成部11で生成されるCS−ZC系列の系列長より短い系列長をZC系列生成部128に設定する。また、この系列長は、実施の形態1同様、RACHの想定される最大伝搬遅延時間より長い範囲で、許容される周波数オフセットに応じて設定するとよい。また、CS−ZC系列をプリアンブルとして用いる場合には、実施の形態1同様、この系列長をCS−ZC系列の巡回シフト長と同一に設定することが好ましい。
ZC系列生成部128は、系列長設定部127から設定された長さのZC系列(短ZC系列)を生成し、この生成した短ZC系列を、ZC系列生成部11で生成されるCS−ZC系列の系列長に拡張して乗算部129に出力する。ここでは、同一のZC系列を複数回繰り返すことにより系列長を拡張する。以下、ZC系列生成部128において系列長が拡張された後のZC系列を拡張ZC系列と呼ぶ。
乗算部129は、図21に示すように、ZC系列生成部11から入力されるCS−ZC系列に、ZC系列生成部128から入力される拡張ZC系列を乗算し、プリアンブル生成部13に出力する。これにより、CS−ZC系列がランダム化され、CS−ZC系列からチャープ信号の性質を取り除くことができる。
ランダム化部12がこのようにしてCS−ZC系列をランダム化する場合、プリアンブル受信側の無線通信装置20(図8)の動作は以下のようになる。ここでは実施の形態1と相違する点についてのみ説明する。
すなわち、加算数設定部24は、1からCS−ZC系列のランダム化に用いられた短ZC系列の数までのいずれかの数を電力加算数として遅延プロファイル作成部23に設定する。
遅延プロファイル作成部23は、図9および図10に示したのと同様に、受信信号のプリアンブルと既知であるプリアンブルの系列パターン(すなわち、CS−ZC系列と拡張ZC系列との乗算結果のパターン)との相関演算を短ZC系列の系列長単位で行って遅延プロファイルを作成する。そして、遅延プロファイル作成部23は、加算数設定部24から入力される電力加算数に従い、短ZC系列の系列長単位毎の相関演算より得られた複数の遅延プロファイルを電力加算し、電力加算後の遅延プロファイルをプリアンブル検出部25に出力する。
図22A,Bに、本実施の形態に従って本発明者らが計算機シミュレーションを行って得た遅延プロファイルを示す。ここでは、上記同様、周波数オフセットが0Hzの場合を図22Aに示し、周波数オフセットが600Hzの場合を図22Bに示す。いずれの場合もTTI長は上記同様1msである。
図22Aおよび図22Bから明らかなように、本実施の形態によれば、実施の形態1同様、周波数オフセットが加わっても、従来(図2A,B)とは異なり、受信信号の自己相関レベルは低下せず、また、干渉ピークも発生しない。
このように本実施の形態によれば、ランダム系列として短ZC系列を用いることにより、実施の形態1と同様の作用・効果を得ることができる。
(実施の形態6)
本実施の形態は、ZC系列またはCS−ZC系列をインターリーブした後、さらにインターリーブ結果にZC系列を乗算することによりZC系列またはCS−ZC系列をランダム化する点において実施の形態1と相違する。
図23に、本実施の形態に係るランダム化部12の構成を示す。なお、図23において図13(実施の形態2)または図20(実施の形態5)と同一の構成部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
図23に示すランダム化部12において、乗算部130は、インターリーブ後のCS−ZC系列に、ZC系列生成部128から入力される拡張ZC系列を乗算し、プリアンブル生成部13に出力する。
このように、本実施の形態では、ランダム化部12は、ZC系列生成部11から入力されるCS−ZC系列をインターリーブした後、インターリーブしたCS−ZC系列に、ZC系列生成部128から入力される拡張ZC系列をさらに乗算してCS−ZC系列をランダム化する。つまり、本実施の形態に係るランダム化部12は、実施の形態3同様、CS−ZC系列に対し2段階のランダム化を行う。
また本実施の形態では、1段階目のランダム化をインターリーブにより行い、2段階目のランダム化をZC系列の乗算により行う。このようなランダム化の順序は重要である。すなわち、1段階目でZC系列の乗算によるランダム化を行い、2段階目でインターリーブによるランダム化を行うと、インターリーブによりZC系列の良好な相関特性が失われてしまうからである。
次いで図24に、本実施の形態に係るプリアンブル受信側の無線通信装置80の構成を示す。なお、図24において、図8(実施の形態1)または図14(実施の形態2)と同一の構成部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
図24に示す無線通信装置80において、系列長設定部81は、図23に示す系列長設定部127が設定する系列長と同一の系列長をZC系列生成部82に設定する。
ZC系列生成部82は、系列長設定部81から設定された長さの短ZC系列を生成し、この生成した短ZC系列を図23に示すZC系列生成部128と同様にして拡張し、乗算部83に出力する。
乗算部83は、受信信号のプリアンブルに、ZC系列生成部82から入力される拡張ZC系列の複素共役を乗算してデインターリーブ部42に出力する。
このように本実施の形態によれば、ZC系列またはCS−ZC系列に対し2段階のランダム化を行うため、実施の形態3同様、実施の形態1および2により得られる効果をさらに高めることができる。
(実施の形態7)
ZC系列では、系列長Nが素数であればZC系列間の相互相関が√Nになり、相互相関が非常に低くなる。一方で、上記のように複数のPN系列からなる拡張PN系列または複数のZC系列から拡張ZC系列を用いてランダム化を行う場合、ランダム化されるZC系列またはCS−ZC系列の系列長Nが素数であると、系列長Nと、拡張PN系列または拡張ZC系列の系列長とが一致しなくなる可能性が高くなる。例えば、系列長Nが素数769であるのに対し、拡張PN系列を構成する3つのPN系列各々の系列長が255であった場合、拡張PN系列の系列長は255×3=765となり、系列長Nと拡張PN系列の系列長とが一致しなくなる。
そこで、本実施の形態では、ZC系列またはCS−ZC系列の系列長Nと拡張PN系列または拡張ZC系列の系列長とが一致しない場合、いずれかの系列長を調節してそれらの系列長を一致させる。
図25に、本実施の形態に係るプリアンブル送信側の無線通信装置50の構成を示す。なお、図25において図5(実施の形態1)と同一の構成部分には同一の符号を付し、説明を省略する。また、以下の説明ではPN系列を用いてランダム化を行う場合について説明するが、本実施の形態と実施の形態5(ZC系列を用いたランダム化)とを組み合わせて実施することも可能である。
無線通信装置50において、系列長調節部51は、ZC系列生成部11から入力されるCS−ZC系列の系列長Nと拡張PN系列の系列長とが一致しない場合、系列長Nを調節する処理を行い、系列長調節後のCS−ZC系列をランダム化部12に出力する。
<系列長Nが拡張PN系列の系列長より長い場合:図26A>
図26Aに示すように、例えば、系列長Nが素数769であるのに対し、拡張PN系列の系列長が765(255×3)である場合、系列長調節部51は、CS−ZC系列の一部(ここでは4チップ)を切り捨てて、CS−ZC系列の系列長を拡張PN系列の系列長に一致させる。切り捨てるチップの数が少数に留まるならば、相関特性の劣化はほとんどないため問題ない。なお、切り捨てる部分は、系列の端部に限定されず、中間部分であってもよい。
<系列長Nが拡張PN系列の系列長より短い場合:図26B>
図26Bに示すように、例えば、系列長Nが素数761であるのに対し、拡張PN系列の系列長が765(255×3)である場合、系列長調節部51は、以下のようなオーバーサンプリング処理によりCS−ZC系列を拡張させて、CS−ZC系列の系列長を拡張PN系列の系列長に一致させる。
系列長調節部51は、まず、系列長761のCS−ZC系列に対し761点DFT(Discrete Fourier Transform)を施して、CS−ZC系列を時間領域から周波数領域に変換する。
次いで、系列長調節部51は、DFT後のCS−ZC系列に対し、系列長Nと拡張PN系列の系列長との差分だけゼロを埋める。ここでは、この差分は4チップであるため、系列長調節部51は、4点のゼロ埋めを行う。これにより、周波数領域のCS−ZC系列のサンプル点が761点から765点に拡張される。
そして、系列長調節部51は、ゼロ埋め後のCS−ZC系列に対し765点IDFT(Inverse Discrete Fourier Transform)を施して、CS−ZC系列を周波数領域から時間
領域に変換する。
この一連のオーバーサンプリング処理により、CS−ZC系列の系列長は761から765に拡張され、CS−ZC系列の系列長と拡張PN系列の系列長とが一致する。
ゼロ埋めされるサンプル点の数が少数に留まるならば、相関特性の劣化はほとんどないため問題ない。
なお、図25に示す無線通信装置50は、系列長調節部51を備える代わりに、図27に示すように、ランダム化部12の中に系列長調節部131を備えてもよい。系列長調節部131は、拡張PN系列の系列長が系列長Nより長い場合には、図26Aに示した調節方法と同様にして、拡張PN系列の一部を切り捨てて、拡張PN系列の系列長をCS−ZC系列の系列長に一致させる。一方、拡張PN系列の系列長が系列長Nより短い場合には、系列長調節部131は、図26Bに示した調節方法と同様にして、拡張PN系列に対しオーバーサンプリング処理を施して拡張PN系列の系列長をCS−ZC系列の系列長に一致させる。
このようにして本実施の形態では、ZC系列またはCS−ZC系列の系列長と拡張PN系列または拡張ZC系列の系列長とを一致させるため、それらの系列長が異なる場合でも、相関特性の劣化を抑えつつZC系列またはCS−ZC系列のランダム化を行うことができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。
なお、上記実施の形態では、本発明をZC系列またはCS−ZC系列に適用する場合について説明したが、式(4)のc(k)で表される、ZC系列を変調して生成されるGCL系列(Generalized Chirp-Like系列)に対しても本発明を上記同様に適用することができる。ここで、Nは系列長で、N=s×m(s,mは整数)またはN=t×m(t, mは整数)とする。また、a(k)は式(1)に示したいずれかのZC系列であり、b(k)は振幅一定の任意の系列(k=0,…,m)とする。
Figure 0004917101
また、本発明は、Sequence Extension法を利用したプリアンブルおよびSequence Repetition法を利用したプリアンブルのいずれに対しても適用可能である。ZC系列長が長いほどサブキャリア周波数の間隔(=サンプリング周波数 /ZC系列長)が小さくなるので、ZC系列長が長いほど周波数オフセットの影響がより大きくなる。このため、プリアンブルのZC系列長がより長くなるSequence Extension法を利用した場合には、Sequence
Repetition法を利用した場合に比べ、周波数オフセットの影響がより大きくなる。よって、本発明をSequence Extension法を利用したプリアンブルに適用することがより効果的である。本発明をSequence Extension法を利用したプリアンブルに適用することで、Sequence Extension法の上記利点を保ちつつ、周波数オフセットの影響による性能劣化を防ぐことができる。
また、上記各実施の形態では、ZC系列またはCS−ZC系列をRACHのプリアンブルに用いる場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明はZC系列またはCS−ZC系列を用いるすべての通信に対して適用可能である。例えば、チャネル推定用パイロット信号、同期チャネル用パイロット信号としてZC系列またはC
S−ZC系列を用いる場合に、上記同様にしてZC系列またはCS−ZC系列をランダム化してもよい。これにより、チャネル推定用パイロット信号、同期チャネル用パイロット信号について、周波数オフセットの影響による性能劣化を防ぐことができる。
また、移動局において使用可能なZC系列のうち一部のZC系列に対してのみ本発明を適用してもよい。
また、上記各実施の形態では、CS−ZC系列のランダム化についてCS−ZC系列に拡張PN系列(または拡張ZC系列)を乗算する場合について説明したが、CS−ZC系列のランダム化の方法はこれに限定されない。例えば図28に示すように、ZC系列に拡張PN系列(または拡張ZC系列)を乗算した後、その乗算結果をシフト量Δずつ巡回シフトさせることにより、ランダム化されたCS−ZC系列を生成してもよい。ランダム化されたCS−ZC系列がこのようにして生成されると、プリアンブル受信側の無線通信装置では、複数の異なるCS−ZC系列を一括して相関検出できるので、プリアンブル検出にかかる処理量を削減することができる。具体的には、プリアンブル受信側の無線通信装置では、受信信号をDFTして求めた受信信号の周波数特性と、シフト量ゼロのZC系列をDFTして求めたZC系列の周波数特性とを複素除算し、その除算結果をIDFTすることにより、すべてのCS−ZC系列の遅延プロファイルを一括して求めることができる。
また、上記実施の形態の説明における基地局はNode B、移動局はUEと表されることがある。
また、上記実施の形態では、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明はソフトウェアで実現することも可能である。
また、上記実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
2006年10月6日出願の特願2006−275640および2006年11月1日出願の特願2006−298179の日本出願に含まれる明細書、図面および要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
本発明は、移動体通信システム等に適用することができる。
従来のCS−ZC系列の一例 従来技術を用いた場合の遅延プロファイル(周波数オフセットが0Hzの場合) 従来技術を用いた場合の遅延プロファイル(周波数オフセットが600Hzの場合) 従来技術を用いた場合の遅延プロファイル(周波数オフセットが600Hzの場合) 従来技術を用いた場合の周波数オフセットに対する耐性評価の結果 本発明の実施の形態1に係る無線通信装置(プリアンブル送信側)のブロック構成 本発明の実施の形態1に係るランダム化部のブロック構成 本発明の実施の形態1に係る乗算部の動作説明図 本発明の実施の形態1に係る無線通信装置(プリアンブル受信側)のブロック構成 本発明の実施の形態1に係る遅延プロファイル作成部の動作説明図(加算数が3の場合) 本発明の実施の形態1に係る遅延プロファイル作成部の動作説明図(加算数が1の場合) 本発明の実施の形態1に係る遅延プロファイル(周波数オフセットが0Hzの場合) 本発明の実施の形態1に係る遅延プロファイル(周波数オフセットが600Hzの場合) 本発明の実施の形態1に係る周波数オフセットに対する耐性評価の結果 本発明の実施の形態2に係るランダム化部のブロック構成 本発明の実施の形態2に係る無線通信装置(プリアンブル受信側)のブロック構成 本発明の実施の形態2に係る遅延プロファイル(周波数オフセットが0Hzの場合) 本発明の実施の形態2に係る遅延プロファイル(周波数オフセットが600Hzの場合) 本発明の実施の形態2に係る周波数オフセットに対する耐性評価の結果 本発明の実施の形態3に係るランダム化部のブロック構成 本発明の実施の形態3に係る無線通信装置(プリアンブル受信側)のブロック構成 本発明の実施の形態4に係る無線通信装置(プリアンブル送信側)のブロック構成 本発明の実施の形態5に係るランダム化部のブロック構成 本発明の実施の形態5に係る乗算部の動作説明図 本発明の実施の形態5に係る遅延プロファイル(周波数オフセットが0Hzの場合) 本発明の実施の形態5に係る遅延プロファイル(周波数オフセットが600Hzの場合) 本発明の実施の形態6に係るランダム化部のブロック構成 本発明の実施の形態6に係る無線通信装置(プリアンブル受信側)のブロック構成 本発明の実施の形態7に係る無線通信装置(プリアンブル送信側)のブロック構成 本発明の実施の形態7に係る系列長調節部の動作説明図(系列長Nが拡張PN系列の系列長より長い場合) 本発明の実施の形態7に係る系列長調節部の動作説明図(系列長Nが拡張PN系列の系列長より短い場合) 本発明の実施の形態7に係るランダム化部のブロック構成 ランダム化されたCS−ZC系列の生成方法を示す図

Claims (8)

  1. Cyclic−shifted Zadoff−Chu系列に、前記Cyclic−shifted Zadoff−Chu系列の巡回シフト長と同一の系列長をもつランダム系列乗算してランダム化するランダム化手段と、
    ランダム化されたCyclic−shifted Zadoff−Chu系列を送信する送信手段と、
    を具備する無線通信装置。
  2. 前記送信手段は、ランダム化されたCyclic−shifted Zadoff−Chu系列をランダムアクセスのプリアンブルとして送信する、
    請求項1記載の無線通信装置。
  3. 前記ランダム系列は、RACHの最大伝搬遅延時間に応じた系列長をもつ系列である
    請求項記載の無線通信装置。
  4. 前記ランダム化手段は、PN系列、M系列、Gold系列、直交Gold系列またはWalsh−Hadamard系列を前記ランダム系列として乗算する、
    請求項記載の無線通信装置。
  5. 前記ランダム化手段は、前記Cyclic−shifted Zadoff−Chu系列をインターリーブした後、さらにインターリーブ結果にランダム系列を乗算して前記ランダム化を行う、
    請求項1記載の無線通信装置。
  6. 前記ランダム化手段は、周波数オフセットレベルがしきい値を超える場合に前記ランダム化を行う、
    請求項1記載の無線通信装置。
  7. 請求項1記載の無線通信装置を具備する移動局装置。
  8. Cyclic−shifted Zadoff−Chu系列に、前記Cyclic−shifted Zadoff−Chu系列の巡回シフト長と同一の系列長をもつランダム系列乗算してランダム化するランダム化工程と、
    ランダム化されたCyclic−shifted Zadoff−Chu系列を送信する送信工程と、
    を具備する無線通信方法。
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