JP4913360B2 - プロファイル管理装置およびコンピュータプログラム - Google Patents

プロファイル管理装置およびコンピュータプログラム Download PDF

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本発明は、ユーザが個別に取得するRDF(Resource Description Framework)によって記述されたプロファイル情報を管理する、プロファイル管理装置およびコンピュータプログラムに関する。
情報データを特定のアプリケーションや事前知識を前提とせずに、コンピュータが理解可能な形で情報を表現するためのフレームワークとしてRDFがある。RDFは、W3Cによって標準化が進められている(例えば、非特許文献1、2参照)。
RDFは、表現すべき対象をリソース(Resource)と呼び、そのリソースに対する属性情報をプロパティ(Property)またその属性値をリテラル(Literal)として表現する。例えば、web(World Wide Web)のURL(Uniform Resource Locator)の“http://www.rdf.co.jp”という対象(Resource)に対し、作者が“山田太郎”であることをRDFモデルによって図32のように表現する。
この情報を読み取ることにより、コンピュータは人手を介さずにそのwebの作者が山田太郎であることを認識することができる。図32中、楕円はリソースであり、その内部に書かれているのが識別情報としてのURI(Uniform Resource Identifier:処理をする上で個別に認識するためのID)であり、この場合ではURLが指定されている。またdc:creatorは作者を意味するプロバティ情報であり、接頭辞のdc:はDublin Coreが定義した語彙であることを示す名前空間である(例えば、非特許文献3参照)。
この技術の応用分野は、例えば、RSS(RDF Site Summary)といったwebのニュース記事にメタデータとして記述し、見出し情報を配信する手段として利用される(例えば、非特許文献4参照)。また、CC/PP(Composite Capabilities/Preferences Profile)という標準規格においても携帯端末の仕様を記述して配信コンテンツを最適化するための手段としても利用されている(例えば、非特許文献5参照)。
将来の情報化社会では、メタデータ化された各種情報があらゆるシチュエーション、あらゆるインタフェースを通して取得されることが想定される。例えば、ユーザが生活の中で、サービスプロバイダとの契約情報や、スーパーで手にした商品についたタグによって得た物品詳細情報、商品を購入したときに得られる電子決済情報、ショッピングモールなどで提供されるであろうエリアサービス一覧情報(これらをプロファイルと呼ぶ)などといったプロファイル情報が、赤外線通信やタグリーダ、インターネットを通じて取得できることが考えられる。
こうした膨大な情報を個別に管理していては、ユーザはその情報量で破綻してしまい、せっかくの有益な情報も埋もれてしまって有効活用できないと考えられる。ここでこれらのプロファイル情報に着目すると、個別に得た情報の中には互いにオーバーラップした情報も含まれる。
例えば、上記プロファイル情報の中には、人・本人に関する情報やサービスに関する情報、場所に関する情報、また物品に関する情報などが複数のプロファイル情報に跨って記述されている。例えば、物品詳細情報と電子決済情報には同じ物品に関する情報が含まれる。物品詳細情報にはその物品の製造日や生産国といった情報が記述されており、また電子決済情報にはその物品の購入価格などが記述される。
そこでRDFモデルによってある物品ならある物品と情報を同一のリソースとして管理すれば、つまり同じURIを割り当てれば、ユーザはその物品についてそのURIを検索すればこれまでに得たことのある全ての情報を引き出すことが可能となる。これによってプロファイル情報を統合的に一元管理することが可能になる(例えば、非特許文献6、7参照)。例えば、同一物であると体系化して整理することで、情報に新たな価値を生成させることができる。
2005年4月7日閲覧、インターネット<URL:http://www.w3.org/RDF/> 2005年4月7日閲覧、インターネット<URL:http://www.w3.org/TR/rdf-concepts/> 2005年4月7日閲覧、インターネット<URL:http://dublincore.org/documents/dces/> Dan Brickley, et al., RDF Site Summary (RSS)1.0, 2000, RSS-DEV Working Group, http://purl.org/rss/1.0/spec/ F. Reynolds, J. Jjelm, S. Dawkins, S. Singhal, "Composite Capability/Preference Profiles (CC/PP): A user side framework for content negotiation", W3C Note, 27 July 1999. http://www.w3.org/TR/NOTE-CCPP 森川, 本庄, 小塚, 山口, 大橋, "ユーザ状況に基づいたプロファイル体系化およびその活用に関する一検討," 情処学UBI研報, no. 2, pp. 219-224, Nov. 2003. 本庄, 森川, 山口, 大橋, "プロファイル情報とその統合利用技術に関する一検討," 信学ソ大会, B-15-20, Sept. 2003.
本発明は、上記した背景技術に鑑みてなされたものであり、異なる情報源から得たRDFデータに対し、記述された対象(リソース)で内容が同一と判断されるものに固有の識別情報を付与することで各種RDFデータの関連付けを行い、このことにより、RDFで記述されたプロファイル情報(RDFプロファイル)間に新たな価値を持たせ、ユーザに対し、プロファイル間の検索等を行う際に利便性を与えることのできるプロファイル管理装置およびそのプログラムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係るプロファイル管理装置は、ユーザが個別に取得するRDFによって記述されたプロファイル情報をデータベースに蓄積し管理するプロファイル管理装置であって、前記取得したプロファイル情報に含まれるリソースのクラスを推論し、推論結果のクラスの情報を当該プロファイル情報に付加する推論手段と、前記推論手段によるクラスの情報の付加後のプロファイル情報に含まれるクラス毎に、当該プロファイル情報に含まれるリソースを前記データベース内の既存のリソースと比較し、双方のリソースが同一であると判断した場合にはその既存のリソースの識別情報を当該プロファイル情報に含まれる当該リソースに付与し、同一ではないと判断した場合には新たな識別情報を当該プロファイル情報に含まれる当該リソースに付与する識別情報統合手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係るプロファイル管理装置においては、前記推論手段は、クラス間の継承関係が定義された第1の定義データを有し、前記第1の定義データに基づき、あるリソースのクラスに対し、その上位概念であるクラスも当該リソースのクラスであると判断することを特徴とする。
本発明に係るプロファイル管理装置においては、前記推論手段は、プロパティの制約が定義された第2の定義データを有し、前記第2の定義データに基づき、リソースが保持するプロパティから当該リソースのクラスを判断することを特徴とする。
本発明に係るプロファイル管理装置においては、前記推論手段は、等価的なクラス又は等価的なプロパティの組み合わせが定義された第3の定義データを有し、前記第3の定義データに基づき、あるリソースのクラスに対し、等価とされるクラス又はプロパティを判断することを特徴とする。
本発明に係るプロファイル管理装置においては、前記識別情報統合手段は、比較対象の各リソースのプロパティを比較して同一のリソースであるか否かを判断することを特徴とする。
本発明に係るプロファイル管理装置においては、前記データベースに格納されているプロファイル情報に含まれるリソースのインデックス情報を記憶する記憶手段を有し、前記インデックス情報は、リソースの識別情報、該識別情報を有するリソースに共通のプロパティ及びそのリテラルの組み合わせから成り、前記識別情報統合手段は、前記インデックス情報に基づいて前記リソースの同一の判断を行うことを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、ユーザが個別に取得するRDFによって記述されたプロファイル情報をデータベースに蓄積し管理するためのコンピュータプログラムであって、前記取得したプロファイル情報に含まれるリソースのクラスを推論し、推論結果のクラスの情報を当該プロファイル情報に付加する機能と、前記クラスの情報の付加後のプロファイル情報に含まれるクラス毎に、当該プロファイル情報に含まれるリソースを前記データベース内の既存のリソースと比較し、双方のリソースが同一であると判断した場合にはその既存のリソースの識別情報を当該プロファイル情報に含まれる当該リソースに付与し、同一ではないと判断した場合には新たな識別情報を当該プロファイル情報に含まれる当該リソースに付与する機能と、をコンピュータに実現させることを特徴とする。
これにより、前述のプロファイル管理装置がコンピュータを利用して実現できるようになる。
本発明によれば、新たに取得されたプロファイル情報に含まれるリソースが既にデータベースに格納されているリソースと意味的に等しい場合には、該データベース内のリソースと同じ識別情報が該取得されたプロファイル情報中のリソースに付与される。これにより、ユーザが収集したプロファイル情報をデータベースに蓄積する際、プロファイル情報間の関連付けを行うことができ、RDFで記述されたプロファイル情報(RDFプロファイル)間に新たな価値を持たせることができる。さらに、該蓄積されたプロファイル情報の検索時において、RDFプロファイル間をまたがるような検索なども容易に実現可能となるので、ユーザの利便性が向上する。また、新たに取得されたプロファイル情報に含まれるリソースのクラスの推論結果が当該プロファイル情報に反映されるので、該推論結果に基づいてリソースの同一の判断を容易に行うことが可能となる。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るプロファイル管理装置の構成を示すブロック図である。図1に示すURI統合装置10において、入力プロファイル1としてのRDFプロファイル情報源は、ユーザに対して、RDFで記述されたプロファイル情報(RDFプロファイルと呼ぶ)を提供する。RDFプロファイルはユーザの個人情報を表すメタデータであり、取得された情報はRDFプロファイルデータベース(RDFプロファイルDB)30に格納される。RDFプロファイルDB)30は個人で管理されてもよく、また個人情報を管理するサービスプロバイダであってもよい。
あるタイミングでユーザがRDFプロファイルをRDFプロファイル情報源から取得すると、OWL/RDFS推論部11にRDFプロファイルが伝わる。OWL/RDFS推論部11は、RDFS推論を行うRDFS推論部とOWL推論を行うOWL推論部を有する。
RDFS推論部は、取得したRDFプロファイル(入力RDFプロファイルと呼ぶ)に含まれるリソースのクラスを推論する。この推論には、あるリソースのクラスに対し、その上位概念であるクラスも当該リソースのクラスであることを利用する。また、プロパティのdomain/rangeの制約からクラスを推論する。RDFS推論の規則を定めた情報はOWL/RDFS定義データベース(OWL/RDFS定義DB)12に予め格納されている。
OWL推論部は、等価的推論機能によってリソースのクラスを推論する。ここでは、あるリソースのクラスに対し、等価とされるクラスを推論する。OWL推論の規則を定めた情報はOWL/RDFS定義DB12に予め格納されている。
OWL/RDFS推論部11は、入力RDFプロファイルに対して、推論結果のクラス情報を各リソースに対応付けて付加する。OWL/RDFS推論部11によって新たにクラス情報が付加された入力RDFプロファイル(推論後入力RDFプロファイルと呼ぶ)は、URI統合処理部13に渡される。
URI統合処理部13は、取得した推論後入力RDFプロファイル中に、既にRDFプロファイルDB30に格納されているリソースと同一のものが含まれているか判断する。この結果、RDFプロファイルDB30内のいずれかのリソースと同一であると判断された推論後入力RDFプロファイル中のリソースには、既にRDFプロファイルDB30に格納されている同一リソースに割り当てられているURIを付与する。一方、RDFプロファイルDB30内のいずれのリソースとも同一ではないと判断された推論後入力RDFプロファイル中のリソースには、新たなURIを割り当てる。URI統合処理部13は、推論後入力RDFプロファイルに対して、割り当て結果のURIを各リソースに対応付けて付加する。
ここで、推論後入力RDFプロファイル中のリソースに対してRDFプロファイルDB30内のリソースに割り当て済みの同一URIを割り当てるときには、双方のリソースが同一であるかを判断している。リソースはプロパティによって、その特性を表現するが、同じリソースと判断されるものは同一のプロパティと同一のリテラルが記述の中に含まれていると考えられる。そこで各プロパティで比較をして、同一のリテラルを持っていれば、同じリソースであると判断する。このURI統合の規則を定めた情報はURI変換ルール定義データベース(URI変換ルール定義DB)14に予め格納されている。
URI付加後の推論後入力RDFプロファイル(URI統合処理後入力RDFプロファイルと呼ぶ)はRDFプロファイルDB30に格納される。
このように、入力RDFプロファイルに含まれるリソースが既にRDFプロファイルDB30に格納されているリソースと意味的に等しい場合には、該RDFプロファイルDB30内のリソースと同じURIが入力RDFプロファイル中のリソースに割り当てられる。これにより、ユーザが収集したRDFプロファイルをRDFプロファイルDB30に蓄積する際、RDFプロファイル間の関連付けを行うことができる。この結果、RDFプロファイルDB30に蓄積されたRDFプロファイルの検索時において、RDFプロファイル間をまたがるような検索なども容易に実現可能となる。
また、入力RDFプロファイルに含まれるリソースのクラスの推論結果が当該RDFプロファイルに反映されるので、該推論結果に基づいてリソースの同一の判断を容易に行うことが可能となる。
本発明の一実施例を図2に示す。
RDFプロファイル提供者はそれぞれRDFプロファイル情報源#1、#2、#3、・・・を所有し、ユーザの実生活におけるプロファイル情報をRDFの形式で提供する。ユーザは所持する携帯端末の持つ赤外線通信や、パッシブRFIDタグリーダ、インターネットといった各種のインタフェースを通してRDFプロファイルを取得することができる。ここで取得したRDFプロファイルを説明の便宜上、入力RDFプロファイル1と呼ぶ。
プロファイル情報としては、例えば、ユーザ本人の名前や血液型、年齢等がかかれた個人プロフィール情報、インターネットサービス等で記入する契約情報、商品を購入したときにもらう電子レシート(電子決済情報)、バーコードのような商品についたタグから得られる物品情報、またショッピングモールや駅ビル等でそのエリア情報を提供するエリア情報などがあげられる。
入力RDFプロファイル1の取得に使用されるインタフェースは異なることも考えられる。例えば、電子決済情報は赤外線インタフェースで入力されることもあれば、物品情報などはRFIDタグを介してインターネット上から取得することも考えられる。ここでプロファイル提供者が複数のRDFプロファイル情報源を所持していてもよい。
入力RDFプロファイル1は、個人で管理するプロファイルアグリゲータ40(プロファイル管理装置)と称されるサーバの内部にあるRDFプロファイルDB30に格納される。プロファイルアグリゲータ40は、URI統合装置10と、RDFプロファイルDB30とを備える。
入力RDFプロファイル1はユーザにとって生活の中で得た一種のログ情報であり、ユーザはURI統合装置10で情報を加工した上でRDFプロファイルDB30に格納する。
URI統合装置10は、OWL/RDFS推論部11、OWL/RDFS定義DB12、URI統合処理部13およびURI変換ルール定義DB14を有する。
OWL/RDFS推論部11は、入力RDFプロファイル1に含まれるリソースに関する情報を推論し、その推論した情報を入力RDFプロファイル1付与して推論後入力RDFプロファイル2を出力する。その推論の際にはOWL/RDFS定義DB12を参照する。
URI統合処理部13は、推論後入力RDFプロファイル2に対してURI統合の処理を行う。そのURI統合処理の際にはURI変換ルール定義DB14を参照する。
なお、本実施例1では、入力RDFプロファイル1はXML(eXtended Markup Language)で記述されたRDFデータを想定するが、RDFを表現することが可能であれば、他の記述言語(例えばN-Triples等)であっても構わない。
本実施例1で扱う入力RDFプロファイル1をRDFモデルで表現した例を、図3(物品情報の入力RDFプロファイル)、及び図5(電子決済情報の入力RDFプロファイル)に示す。図3、図5に対応したインスタンスをXML形式で記述したものをそれぞれ図4、図6に示す。
図3に示される例では、その商品の名前(kpro:object_name)や管理コード(kpro:object_ID)、製造国(kpro:place_of_production)、製造日(kpro:date_of_production)等の情報がプロパティとして記述されており、商品そのものをリソースとして扱っている。図3中の“rdf:type”は、そのリソースのクラス(タイプ)が何であるのかを意味するプロパティである。図3の例の場合、リソースは商品(#Artifacts)であることを記述している。図5に示される電子決済情報の例も同様である。但し、図5に示されるように、電子決済情報の場合には、レシートそのもの(#PurchaseHistory)、購入した商品(#Artifacts)、購入した場所(クラスの指定なし)の三つのリソースとそれぞれのプロパティが記述されている。
上記したような入力RDFプロファイル1は、それぞれ独立のRDFプロファイル情報源から得られるが、各入力RDFプロファイル1を比較すると、プロパティとそのリテラルが同一の内容である場合がある。
例えば、図3及び図5では、斜線で示した部分でプロパティとそのリテラルは同一の内容となっている。したがって、これらは互いに同じリソースの情報を示していると考えることができる。これらに同じURIを入力RDFプロファイル1のリソースの部分に記述することで情報の統合を図ることができる。両入力RDFプロファイル1を合わせてRDFのパーサで処理すれば、情報を統合した情報を生成することができる。
図7には、図3及び図5の各入力RDFプロファイル1を統合した場合のRDFモデルの例が示されている。商品のリソースには“object_1”というURIを割り当てている。この統合処理によって例えば、電子レシート(電子決済情報)の購入価格情報は物品情報の製造国や製造日に関連付けられるので、電子レシートの購入価格情報から物品情報の製造国や製造日を索引することができる。
本実施例1に係る入力RDFプロファイル1の種類とそれに含まれるリソースの一覧を図8に表として示す。この例では、“人”、“サービス”、“エリア”、“商品”などがURIの統合対象として示されている。
以下、本実施例1に係るURI統合装置10の動作を詳細に説明する。
OWL/RDFS推論部11は、RDFS推論を行うRDFS推論部とOWL推論を行うOWL推論部を有し、それら推論によって入力RDFプロファイル1にメタデータを付与する。
RDFS推論部は以下の二つの機能(A1、A2)を有する。
RDFS推論部は、入力RDFプロファイル1とOWL/RDFS定義DB12に格納されているRDFS定義データとを照合し、各機能A1、A2の処理を実行する。
(A1)RDFS定義データで定義されているクラス間の継承関係(subclassOf)を適用し、下位クラスのリソースは上位クラスのリソースでもあるという定義に基づいて上位クラスのメタデータを追加する。
(A2)RDFS定義データで定義されているプロパティの制約の情報を利用し、リソースが保持するプロパティから当該リソースのクラスを判断し、そのメタデータを追加する。
(A1)クラス間継承関係の推移的適用についての説明
入力RDFプロファイル1中のリソースに対して“rdf:type”プロパティによるクラス指定がなされている場合、当該リソースはRDFスキーマ中に定義されたスーパークラスのインスタンスでもあると推論される。このため、当該リソースには、スーパークラスに対する“rdf:type”プロパティを追加する。この具体例を図9、図10に示す。図10は図9中のRDFS定義データの一部に対応するXML形式の記述例である。
図9の例では、RDFS定義データにより、“kpro:UserVcard”は“kpro:Person”のサブクラスであることが示されている。RDFS推論部は、入力RDFプロファイル1をRDFS定義データと照合し、合致した部分(図9中の斜線部分101)に関するRDFS定義データ中のメタデータである“kpro:Person”(図9中の斜線部分102)を“rdf:type”プロパティにより入力RDFプロファイル1に追加記述し(図9中の斜線部分103)、推論後入力RDFプロファイル2とする。
(A2)プロパティのdomain・range定義の適用についての説明
入力RDFプロファイル1中のリソースに対してプロパティによるリソース−リソース間またはリソース−リテラル間の定義がなされている場合には、RDFS定義データのプロパティに係るdomain・range定義部分に基づいて、各リソースに“rdf:type”プロパティによるクラスの指定を追加する。該当プロパティを“Predicate”とする“Statement”の“Subject”であるリソースには、“domain”として定義されたクラスの指定を追加し、“Object”であるリソースには、“range”として定義されたクラスの指定を追加する。この具体例を図11、図12に示す。図12は図11中のRDFS定義データの一部に対応するXML形式の記述例である。
図11の例では、RDFS定義データにより、“kpro:Subscriber”プロパティには、“rdfs:domain”及び“rdfs:range”プロパティが定義されている。RDFS推論部は、入力RDFプロファイル1をRDFS定義データと照合し、合致した“kpro:Subscriber”プロパティ(図11中の斜線部分111)に関するRDFS定義データ中の“rdfs:domain”のクラス“kpro:Account”(図11中の斜線部分112)及び“rdfs:range”のクラス“kpro:Person”(図11中の斜線部分113)を“rdf:type”プロパティにより入力RDFプロファイル1に追加記述し(図11中の斜線部分114、115)、推論後入力RDFプロファイル2とする。なお、“rdfs:domain”は基本プロパティの一つであり、あるプロパティがどんなクラスのリソースに適応できるのかを表している。また“rdfs:range”はそのプロパティがどんなクラスの値をとるのかを示している。
OWL推論部は以下の機能(B1)を有する。
OWL推論部は、入力RDFプロファイル1とOWL/RDFS定義DB12に格納されているOWL定義データとを照合し、機能B1の処理を実行する。
(B1)クラス・プロパティの等価的推論によってプロパティ、クラス情報を入力RDFプロファイル1に追加する。OWL定義データには、等価的なクラス又は等価的なプロパティの組み合わせが定義されている。OWL定義データ中の“owl:equivalentClass”、“owl:equivalentProperty”で定義された情報に基づいて等価的なクラス、等価的なプロパティを判断し、入力RDFプロファイル1に記述を追加する。この具体例を図13〜図18に示す。図13には入力RDFプロファイル1の例、図15にはOWL定義データの例、図17には等価的推論後の推論後入力RDFプロファイル2の例が示されている。図14、図16、図18は、図13、図15、図17に対応するXML形式の記述例である。
この例では、図15のOWL定義データによれば、図13の入力RDFプロファイル1中の“kpro:email”は“foaf:mbox”と等価であることが示されている。OWL推論部は、入力RDFプロファイル1をOWL定義データと照合し、合致した部分(“kpro:email”)に関するRDFS定義データ中の“foaf:mbox”プロパティを入力RDFプロファイル1に追加記述し(図17参照)、推論後入力RDFプロファイル2とする。これにより、後のURI統合処理において統合の可能性を向上させることが可能となる。
次に、URI統合処理部13の動作を説明する。
URI統合処理部13は、推論後入力RDFプロファイル2に含まれるリソースとRDFプロファイルDB30に格納されているRDFプロファイルのリソースを比較して、リソースにURIを割り当てる機能を有する。
入力RDFプロファイル1におけるリソースの記述は次の書き出しで始まっている。
<rdf:description>
URIをリソースに指定する場合には次のような書き出しで記述される。
<rdf:description about=”object_1”>
つまり、入力RDFプロファイル1のこの部分にURI情報を追加することで、リソースにURIの付与は完了する。本実施例1では、具体的にはこの部分に、URIを書き加えてデータを統合管理することになる。
URI統合処理部13はURIの割り当てを決定する機能を有する。具体的には、推論後入力RDFプロファイル2に含まれるリソースとRDFプロファイルDB30に格納されているRDFプロファイルのリソースを比較して、両者が同一リソースと判断されると統一のURIを書き加える。異なると判断された場合には、異なるURIを付与する。
URI統合処理部13は、URI変換ルール定義DB14に格納されているURI変換ルール定義データを参照し、URI変換ルール定義データに定義されているルールに従ってURI統合処理を行う。以下、URI変換ルール定義データで定義するルール(C1、C2)を説明する。
(C1)マッチング(MatchingProperties)
URIを統合する必要があるとされたクラスに属するリソースに関し、次に示す特徴を有する各リソースは同一であると判定する。
特徴;共通のプロパティを持ち、且つ、共通するすべてのプロパティが等価の値を持つ。
同一と判断した各リソースに対しては同一URIを付与する。一方、同一ではないと判断したリソースに対しては、同一タイプのリソースに付与済みのURIの最大値に1加算した値のURIを付与する。
(C2)連番付与(IncrementURI)
既存リソースと混同しないように重複しないURIを付与される必要があるとされたクラスに属するリソースに対しては、常に異なるリソースと判断し、同一タイプのリソースに付与済みのURIの最大値に1加算した値のURIを付与する。
上記ルール(C1、C2)のいずれを適用するのかは、リソースのタイプごとに、定義ファイル(integrateRule.xml)に記述する。
定義ファイル(integrateRule.xml)の記述方法;タイプ名ごとに、以下のセットを記述する。
type:リソースのタイプ名を記述
name:“MatchingProperties”、“IncrementURI”のいずれかを記述
targetModelName:そのタイプのリソースが属するモデル名を記述
excludePredicate:ルール適用の際の比較対象としないプロパティ名を記述
(このプロパティの値が異なっていても、同一リソースか否かの判断に影響しない)
物品情報(type:Artifact)の定義ファイル(integrateRule.xml)の例を図19に示す。この例では、マッチング(MatchingProperties)が適用されている。なお、基本的にはマッチング又は連番付与のいずれかのルールを適用するが、いずれのルールも適用したくない場合は、定義ファイル(integrateRule.xml)中に<defineRule>を記述しないようにする。
図20を参照して、URI統合処理部13の全体的な処理手順を説明する。
URI統合処理部13は、推論後入力RDFプロファイル2に含まれるリソースに関し、各タイプのリソースごとに以下のステップS1〜S4の処理を繰り返す。
ステップS1では、推論後入力RDFプロファイル2(推論後モデル)からある一つタイプに属するリソースを抽出する。
ステップS2では、RDFプロファイルDB30に格納されているRDFプロファイルから、ステップS1と同じタイプに属するリソースを抽出する。
ステップS3では、ステップS1で抽出したリソースをステップS2で抽出したリソースの1つずつと比較し、同一リソースであるか否かを判断する。
ステップS4では、ステップS3の判断結果に応じて、URIの付与を行う。同一リソースであると判断した場合には、ステップS2で抽出した同一リソースと同じURIをステップS1で抽出したリソースに付与する。一方、同一リソースであると判断しなかった場合には、ステップS2で抽出したリソースのURIのうちの最大値に1加算した値をステップS1で抽出したリソースのURIとして付与する。
上記ステップS1、S2におけるリソースの抽出にはRDQL等のクエリ言語を用いる。図21にはRDQLの記述例が示されている。この例は、タイプが“#Artifact”であるリソースの検索を行うためのものである。
上記ステップS3におけるリソースの比較の際には、まず、推論後入力RDFプロファイル2から、ステップS1で抽出したリソースを主語とする“Statement”を抽出する(S3−1)。具体的には、図22に示されるRDQLの記述例を用いて、ステップS1で抽出したリソース(RESOURCE)を主語とするStatementを抽出する。次いで、RDFプロファイルDB30から、同様にステップS2で抽出したリソースを主語とする“Statement”を抽出する(S3−2)。次いで、その抽出した双方の“Statement”から述語が同じ“Statement”の目的語を抽出し、比較する(S3−3)。具体的には、図22に示されるRDQLの記述例を用いて、述語が同じ“Statement”の目的語を抽出する。但し、述語を“PREDICATE”とし、主語は“RESOURCE”とする。このRDQLの記述例は図23に示されている。次いで、目的語が同一(リソースの場合はURIが等しい、リテラルの場合は値が等しい)であれば、上記ステップS3−1に戻り、次の述語の比較を行う。一方、目的語が異なっていれば、ステップS1で抽出したリソースとステップS2で抽出したリソースは同一ではないと判断する(S3−4)。上記ステップS3−3、S3−4を繰り返した結果、全ての“Statement”について、その目的語が同一であれば、ステップS1で抽出したリソースとステップS2で抽出したリソースは同一であると判断する(S3−5)。
上記ステップS4における、同一リソースであると判断しなかった場合のURIの連番付与の処理の手順が図24に示されている。
各タイプのリソースごとに以下のステップS4−1〜S4−3の処理を繰り返す。
ステップS4−1では、推論後入力RDFプロファイル2(推論後モデル)からある一つタイプに属するリソースを抽出する。
ステップS4−2では、RDFプロファイルDB30に格納されているRDFプロファイルから、ステップS4−1と同じタイプに属するリソースを抽出し、URIの最大値を取得する。
ステップS4−3では、ステップS4−2で取得したURIの最大値に1加算して、ステップS4−1で抽出したリソースのURIとする。
図25には、URI統合処理部13の処理フローが示されている。図25を参照して、URI統合処理部13の動作を説明する。ここでは、図26〜図29に示される具体例を用いて説明する。図26は推論後入力RDFプロファイル2(推論後モデル)の例である。図28はRDFプロファイルDB30に格納されているRDFプロファイル300の例である。図27、図29は、図26、図28に対応するXML形式の記述例である。
図25において、まず、URI統合処理部13は、推論後入力RDFプロファイル2に含まれるリソースの“rdf:type”属性であるクラスの全種類を抽出する(ステップS11)。“rdf:type”はリソースのクラスを示すプロパティである。図26の例では、“class:I”及び“class:II”の2種類のクラスが抽出される。
次いで、URI統合処理部13は、ステップS11で抽出した全種類のクラスに関し、リソース毎のURI統合処理を開始する(ステップS12)。
ステップS13では、一つのクラスを対象とし、推論後入力RDFプロファイル2から当該クラスのリソースを全て抽出する。図26の例では、まず“class:I”を対象とし、該当するリソース201が抽出される。
ステップS14では、ステップS13と同じクラスを対象とし、RDFプロファイルDB30から当該クラスのリソースを全て抽出する。図28の例では、“class:I”のリソース301が抽出される。
ステップS15では、ステップS13で抽出したリソースとステップS14でで抽出したリソースの各組み合わせに対して、プロパティとそのリテラルを比較する。各組み合わせの比較結果に基づき、以降のURI割り当て判断を行う。
まず、ステップS16では、ある一つの組み合わせに関し、一つでも共通のプロパティを有しているか判断する。共通のプロパティを有する場合には、共通のプロパティの中で、それぞれ共通のリテラルを有しているか判断する(ステップS17)。共通のプロパティの中で、それぞれ共通のリテラルを有しているならば、当該組み合わせのリソースは同一であると判断する(ステップS18)。
図26、図28の例では、“class:I”のリソース201、301に関し、プロパティとそのリテラルの比較が行われる。リソース201は、3つのプロパティ“A”、“B”、“E”を有し、そのリテラルは“あ”、“い”、“え”である。リソース301は、3つのプロパティ“A”、“B”、“C”を有し、そのリテラルは“あ”、“い”、“う”である。従って、リソース201、301は共通のプロパティ“A”、“B”を有している。それら共通のプロパティ“A”、“B”の各リテラルは、リソース201では“あ”、“い”、リソース301も同じ“あ”、“い”である。つまり、リソース201、301に関して、共通のプロパティ“A”、“B”の中で、それぞれ共通のリテラル“あ”、“い”を有している。これにより、リソース201、301は同一のリソースであると判断する。
次いで、ステップS19では、当該組み合わせに関して、推論後入力RDFプロファイル2のリソースに対して、同一であると判断したRDFプロファイルDB30内のリソースに割り当てているURIを割り当てる。図26、図28の例では、リソース301に割り当てられているURI“resource:2”がリソース201にも割り当てられる。
上記ステップS16の判断の結果、一つも共通のプロパティを有していない場合には、当該組み合わせのリソースは異なると判断する(ステップS20)。次いで、現対象のクラスに関し、他にRDFプロファイルDB30から抽出したリソースがあるか判断し(ステップS21)、他のリソースがある場合にはステップS15に戻り、現対象の推論後入力RDFプロファイル2のリソースが他のリソースと同一であるのか検査する処理を行う。一方、他のリソースがない場合には、現対象の推論後入力RDFプロファイル2のリソースに対して、新規のURIを割り当てる(ステップS22)。
ステップS23では、上記ステップS19又はS22で割り当てたURIを推論後入力RDFプロファイル2の該当リソースに付加する記述を追加する。図26の例では、リソース201に対して“resource:2”の記述が追加される。また、図27のXML形式の記述例では、<rdf:description>タグ211に“resource:2”の記述が追加されて、<rdf:description about=”resource:2”>と記述される。
ステップS24では、現対象のクラスに関し、推論後入力RDFプロファイル2のリソースであって、未だURIを割り当てていないリソースがあるか判断する。未だURIを割り当てていないリソースがある場合には、ステップS15に戻り、URI未割り当てのリソースに対する上記した同一のリソースを調査する処理を行う。一方、現対象のクラスに関し、全リソースに対するURIの割り当てが完了した場合には、未だURI統合処理を行っていないクラスがあるか判断する(ステップS25)。未だURI統合処理を行っていないクラスがある場合には、ステップS13に戻り、URI統合処理の未実行のクラスに対する上記したURI統合処理を行う。
図26、図28の例では、“class:II”のクラスに対するURI統合処理が未実行であるので、“class:II”のクラスに対するURI統合処理が行われる。この結果、図28の例では、RDFプロファイルDB30内には“class:II”のリソースが存在しないので、図26の推論後入力RDFプロファイル2の“class:II”のリソース202に対しては新規のURIが割り当てられる。
URI統合処理部13は、推論後入力RDFプロファイル2の全リソースに対するURIの割り当てが完了すると、URIの記述が追加された推論後入力RDFプロファイル2(URI統合処理後入力RDFプロファイル3)をRDFプロファイルDB30に格納する(ステップS26)。
図30には、上記したURI統合処理の概要が示されている。図30に示されるように、URI統合処理部13は、推論後入力RDFプロファイル2のリソースと同じリソースがRDFプロファイルDB30内に格納されているかを逐一調査する。そして、RDFプロファイルDB30内に同じリソースが発見された場合には、該発見したリソースと同じURIを推論後入力RDFプロファイル2のリソースに付与する。一方、RDFプロファイルDB30内に同じリソースが発見されなかった場合には、推論後入力RDFプロファイル2のリソースに新規のURIを付与する。
本発明の実施例2を図31に示す。図31にはURI統合処理部13に係る構成のみを示している。URI統合処理部13以外の構成は上記実施例1と同様であり、その説明省略する。
図31において、URI統合処理部13はURI統合インデックス情報40をメモリに記憶する。URI統合インデックス情報40は、RDFプロファイルDB30に格納されているリソースの索引情報であり、リソースの“rdf:type”属性であるクラス毎に有される。URI統合インデックス情報40は、リソースのURI、該URIを有するリソースに共通のプロパティ及びそのリテラルの組み合わせから成る。
図31に示されるURI統合インデックス情報40の例は、クラス“Artifact”についてのURI統合インデックス情報の例が示されており、クラス“Artifact”に属するリソースのURIと共通のプロパティ“object_ID”とリテラルの組み合わせから構成されている。この例では、RDFプロファイルDB30内のクラス“Artifact”のリソースに関し、共通のプロパティ“object_ID”を有するリソースのリテラルが一覧となっている。従って、推論後入力RDFプロファイル2のクラス“Artifact”のリソースであってプロパティ“object_ID”を有するリソースならば、そのリテラルをキーにして図31のURI統合インデックス情報を検索することにより、同じリソース(同じリテラルを有するリソース)を容易に探索することができる。これにより、URI統合処理の処理量は大幅に削減され、処理時間の短縮が可能となる。
図31において、URI統合処理部13は、推論後入力RDFプロファイル2に含まれるリソースが属する各クラスに関し、該当するURI統合インデックス情報40を検索して同一リソースの有無を判断する。この検索結果の情報(URI統合適応リソース情報)に基づき、URI統合処理部13は、推論後入力RDFプロファイル2に含まれるリソースに対するURIの割り当てを行う。
図31に示される例では、推論後入力RDFプロファイル2にはクラス“Artifact”のリソースが含まれており、当該リソースはプロパティ“object_ID”を有し、そのリテラルは“003”である(符号401部分)。また、クラス“Artifact”のURI統合インデックス情報40には、共通のプロパティ“object_ID”を有し、そのリテラルは“003”であるリソースのURI“object_3”が含まれている(符号402部分)。これにより、URI統合処理部13は、推論後入力RDFプロファイル2のクラス“Artifact”のリソース(プロパティ“object_ID”且つリテラル“003”)に対して、リテラル“003”を用いてURI統合インデックス情報40を検索することにより、同一リソースに割り当てられているURI“object_3”を発見することができる。そして、その発見したURI“object_3”を推論後入力RDFプロファイル2に含まれる当該リソースに対して付加する。
URI統合処理部13は、URI統合インデックス情報40内に該当する情報(同一リソースに割り当てられているURI)を発見することができなかった場合には、新規のURIを推論後入力RDFプロファイル2に含まれる当該リソースに対して付加する。新規のURIを付加した場合には、URI統合インデックス情報40に該新規URIの情報を追加してURI統合インデックス情報40を更新する。
上述した実施例2によれば、URI統合インデックス情報40を設けることによって、RDFプロファイルDB30へアクセスする際の負荷を低減することができる。これによってRDFプロファイルDB30内のデータ量が増大した場合の処理負荷を軽減することができ、パフォーマンスの向上を図ることが可能となる。
なお、各クラスに対してURI統合インデックス情報40を利用可能なRDFプロファイルDB30内のデータ件数を指定するようにしてもよい。これにより、RDFプロファイルDB30内のデータ量が少ない場合には、URI統合インデックス情報40を検索する処理を省き、直接にRDFプロファイルDB30を検索して処理効率を高めることが可能となる。
なお、図2、図31に示す各実施例に係るURI統合装置の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、プロファイル情報を管理する処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
以上、本発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明の一実施形態に係るプロファイル管理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1の構成を示すブロック図である。 入力RDFプロファイル1の構成例を示す図である。 入力RDFプロファイル1のインスタンスの記述例を示した図である。 入力RDFプロファイル1の構成例を示す図である。 入力RDFプロファイル1のインスタンスの記述例を示した図である。 図3と図5を統合した例を示す図である。 入力RDFプロファイル1の種類とそれに含まれるリソースの一覧を示す図表である。 本発明の実施例1に係るRDFS推論処理を説明するための図である。 図9に示すRDFS定義データの一部に対応する記述例である。 本発明の実施例1に係るRDFS推論処理を説明するための図である。 図11に示すRDFS定義データの一部に対応する記述例である。 本発明の実施例1に係るOWL推論処理を説明するための入力RDFプロファイル1の例である。 図13に示す入力RDFプロファイル1に対応する記述例である。 本発明の実施例1に係るOWL推論処理を説明するためのOWL定義データの例である。 図15に示すOWL定義データに対応する記述例である。 本発明の実施例1に係るOWL推論処理を説明するための推論後入力RDFプロファイル2の例である。 図17に示す推論後入力RDFプロファイル2に対応する記述例である。 本発明の実施例1に係る定義ファイル(integrateRule.xml)の例である。 本発明の実施例1に係るURI統合処理部13の全体的な処理手順を説明するための処理フロー図である。 本発明の実施例1に係るRDQLの記述例である。 本発明の実施例1に係るRDQLの記述例である。 本発明の実施例1に係るRDQLの記述例である。 本発明の実施例1に係るURIの連番付与の処理フロー図である。 本発明の実施例1に係るURI統合処理部13の処理フロー図である。 本発明の実施例1に係るURI統合処理を説明するための推論後入力RDFプロファイル2の例である。 図26に示す推論後入力RDFプロファイル2に対応する記述例である。 本発明の実施例1に係るURI統合処理を説明するためのRDFプロファイルDB30に格納されているRDFプロファイル300の例である。 図28に示すRDFプロファイル300に対応する記述例である。 本発明の実施例1に係るURI統合処理部13の概要を示す図である。 本発明の実施例2に係るURI統合処理部13の概要を示す図である。 RDF記述のモデル化の例を示す図である。
符号の説明
1…入力プロファイル、10…URI統合装置、11…OWL/RDFS推論部、12…OWL/RDFS定義DB、13…URI統合処理部、14…URI変換ルール定義DB、30…RDFプロファイルDB

Claims (7)

  1. ユーザが個別に取得するRDFによって記述されたプロファイル情報をデータベースに蓄積し管理するプロファイル管理装置であって、
    前記取得したプロファイル情報に含まれるリソースのクラスを推論し、推論結果のクラスの情報を当該プロファイル情報に付加する推論手段と、
    前記データベースに格納されているプロファイル情報に含まれるリソースの識別情報と該リソースの属性情報とが関連づけられて記憶されている記憶手段と、
    前記クラスの情報の付加後のプロファイル情報に含まれるリソースの属性情報に対応するリソースの識別情報を前記記憶手段から読み出し、該読み出されたリソースの識別情報を前記クラスの情報の付加後のプロファイル情報に含まれるリソースに付与する識別情報統合手段と、
    を備えたことを特徴とするプロファイル管理装置。
  2. 前記識別情報統合手段は、前記記憶手段に前記クラスの情報の付加後のプロファイル情報に含まれるリソースの属性情報と同一の属性情報が記憶されているか否かを判定し、同一の属性情報が記憶されていると判定した場合、前記クラスの情報の付加後のプロファイル情報に含まれるリソースの属性情報に対応するリソースの識別情報を前記記憶手段から読み出し、該読み出されたリソースの識別情報を前記クラスの情報の付加後のプロファイル情報に含まれるリソースに付与し、同一の属性情報が記憶されていないと判定した場合、新たな識別情報を前記クラスの情報の付加後のプロファイル情報に含まれるリソースに付与することを特徴とする請求項1に記載のプロファイル管理装置。
  3. 前記識別情報統合手段は、前記クラス毎に前記記憶手段に記憶された前記リソースの識別情報を利用可能となる前記データベース内のデータ件数を指定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプロファイル管理装置。
  4. 前記推論手段は、
    クラス間の継承関係が定義された第1の定義データを有し、
    前記第1の定義データに基づき、あるリソースのクラスに対し、その上位概念であるクラスも当該リソースのクラスであると判断することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のプロファイル管理装置。
  5. 前記推論手段は、
    プロパティの制約が定義された第2の定義データを有し、
    前記第2の定義データに基づき、リソースが保持するプロパティから当該リソースのクラスを判断することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のプロファイル管理装置。
  6. 前記推論手段は、
    等価的なクラス又は等価的なプロパティの組み合わせが定義された第3の定義データを有し、
    前記第3の定義データに基づき、あるリソースのクラスに対し、等価とされるクラス又はプロパティを判断することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のプロファイル管理装置。
  7. ユーザが個別に取得するRDFによって記述されたプロファイル情報をデータベースに蓄積し管理するためのコンピュータプログラムであって、前記データベースに格納されているプロファイル情報に含まれるリソースの識別情報と該リソースの属性情報とが関連づけられて記憶されている記憶手段を備えるプロファイル管理装置のコンピュータに、
    前記取得したプロファイル情報に含まれるリソースのクラスを推論し、推論結果のクラスの情報を当該プロファイル情報に付加する機能と、
    前記クラスの情報の付加後のプロファイル情報に含まれるリソースの属性情報に対応するリソースの識別情報を前記記憶手段から読み出し、該読み出されたリソースの識別情報を前記クラスの情報の付加後のプロファイル情報に含まれるリソースに付与する機能と、
    を実現させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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