JP4911015B2 - 伝送装置、及びアラーム制御方法 - Google Patents

伝送装置、及びアラーム制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数の伝送装置(以下、“ノード”と称する)を有する通信ネットワークにおいて信号の通信路(以下、“パス”と称する)を構築する際にノードから出力される不要なアラームを制御する技術に関するものである。
複数のノードを有する通信ネットワークにおけるパスを設定する際に、先にパス接続を完了したノードにおいて、通信ネットワーク全体(つまり、全てのノード)でパス設定が完了するまでの間、ノードを監視する監視装置に特定のパスアラームが通知され続けることがある。
この事象を、GMPLS(Generalized Multi-Protocol Label Switching)等におけるRSVP(Resource reSerVation
Protocol)シグナリングによりパスを設定する場合を例にとり図1を用いて説明する。図1は、ノードA、ノードB、ノードC、及びノードDを有する通信ネットワークにおけるパス設定のためのシグナリングシーケンスを示す図である。なお、本明細書においてノード内でクロスコネクト設定を行うことをパス接続と呼び、パスの全体を構築することをパス設定と呼ぶことにする。
図1に示すように、ノードAの入り側のポートA-XからノードDの出側のポートD-Yまでのパスを設定するためのユーザ要求に基づき、パス設定のためのメッセージ送受信が行われ、パスが設定される。
図1において、ノードAにユーザ要求が入力されると、ノードAはノードBの方向へ、帯域の空き状態のチェックを行うパスメッセージ(図1ではPath MSGと表記される)を送る(ステップ1)。なお、図1における各ノードに対応付けて示される各四角枠の中には、当該ノードが送信するRSVPメッセージ(上段)、ノード内のパス接続状態(中段)、及び、チャネル(帯域)に関する情報(下段)が示されている。また、各段内で下線が引かれている場合は、前の状態から変化があったことを示している。例えば、ノードAの四角枠1内には、ノードAがパスメッセージを送信したこと、パス接続はないこと、及び、ノードAの接続先方向における4番のポートが空きであることを示している。
パスメッセージを受信する中間の各ノードは、チャネルの空き状態をチェックし空きがあれば次のノードへパスメッセージを送る(ステップ2、3)。終点であるノードDまで全て要求帯域分の空きがあれば、ノードDは実際にパスの接続(クロスコネクト)を行い、始点ノード側のノードCにリザーブメッセージ(Resv(Reservation) MSG)送る(ステップ4)。ノードDに対応する2番目の四角枠2には、パス接続がなされ、ノードDの入り側のポートD-7と出側のポートD-Yとが接続されたことが示されている。また、ノードCとノードD間のパス(ユーザデータパス)が確立されたことが太実線3で示されている。その他の太実線もパス(ユーザデータパス)が確立されたことを示すものである。
リザーブメッセージを受信した中間の各ノードはそのリザーブメッセージをトリガにパス接続を行い、次のノードにリザーブメッセージを送る(ステップ5、6)。リザーブメッセージを受信した始点のノードAはそれをトリガにパス接続を行う。ノードAにおけるパス接続がなされることにより、ユーザデータがノードA〜ノードDを接続するパス上を流れるようになる。
パス接続を行ったノードAは、全てのノードでパス接続が完了したことを示す予約確認メッセージ(ResvConf (Reservation Conformation) MSG)をノードBに向けて送信する。予約確認メッセージを受信した中間の各ノードは、次のノードに予約確認メッセージを送る(ステップ8、9)。終点であるノードDが予約確認メッセージを受信するとRSVPとしてのシグナリングが完了する。但し、予約確認メッセージの送信はオプショナルな機能である。
さて、あるノードにおいて、入り側ポートと出側ポートとが接続された(クロスコネクトがされた)にも関わらず、ユーザデータがパス上を伝送されていない場合、つまり、ユーザデータがパスにマッピングされていない場合、当該ノードはそのことを示すパスアラームであるUNEQ-P(unequipped payload)アラームを出力する。
UNEQ-Pアラームは、同期デジタル通信網におけるパスオーバヘッド(POH)のC2 byteで判定され、C2 byteが00hであるときにUNEQ-Pアラームであると判断される。
図2を参照して、UNEQ-Pアラーム発出の仕組みを説明する。図2は、あるノード内で、ポートA-XとポートA-4はパス接続(クロスコネクト)されておらず、ポートA-1とポートA-5はパス接続されており、ポートA-XとポートA-1のどちらもユーザデータを受信している状態を示している。
このとき、パス接続されていない出側ポートA-4からUNEQ-Pアラームが下流のノードに発出される。出側ポートA-5はユーザデータを受信するので、ここからUNEQ-Pアラームは発出されない。
次に、図3を参照して、UNEQ-Pアラーム検出の仕組みを説明する。図3は、ノードX、ノードY、ノードZにおいて、ノードZのみに対してパス接続がなされている状態を示している。ノードXの出側ポートにおいてユーザデータを受信しないため、UNEQ-Pアラームが発出される。ノードYではUNEQ-Pアラームを受信するが、パス接続が行われていないため、UNEQ-PアラームはノードY内部で監視対象ではない。また、ノードYの出側ポートからUNEQ-Pアラームが発出される。
ノードZではパス接続がなされているため当該パスにおけるUNEQ-Pアラームは監視対象である。従って、ノードYから発出されたUNEQ-Pアラームは、ノードZでの監視により検出され、外部に通知される。
図1に示した手順において、ノードDがパスメッセージを受信した時点ではパス全体が確立されていないので、ユーザデータは伝送されていない。従って、パスメッセージを受けてパス接続を行ったノードDからはパス全体が確立されるまでUNEQ-Pアラームが出力される。同様に、ノードC及びノードBからも内部でパス接続を行ってからパス全体が確立されるまでUNEQ-Pアラームが出力される。
また、図1ではRSVPのシグナリングメッセージを用いてパス設定を行うことを示しているが、ユーザが各ノードに対して監視装置等からパス接続のためのコマンドを入力することによってもパス設定を行うことができる。この場合でも、上記と同様の理由で、パス設定中にUNEQ-Pアラームが出力される場合がある。
このUNEQ-Pアラームはパス設定完了後に復旧するアラームである。従って、パス設定が完了するまでの間、そのUNEQ-Pアラームをネットワーク管理者が監視する必要性は薄い。しかし、ネットワーク管理者にとって、突然発生したパスアラームがパス設定中の為のアラームなのか、実際にネットワーク上に何らかの障害が発生したことによるアラームなのかを瞬時に判別することは容易ではない。また、GMPLS等を利用したシグナリングにおいては、ネットワーク管理者が把握していないノードでの操作に基づき、当該ネットワーク管理者が把握するノードでUNEQ-Pアラームが発生する場合があり、この場合は、そのUNEQ-Pアラームがパス設定中の為のアラームなのかどうかを把握することは困難である。更に、コマンド入力等のユーザ操作によるパス設定の場合でも、ネットワーク管理者は、ユーザ操作によりパス設定が行われていることを把握しているとは限らないため、突然発生したパスアラームがパス設定中の為のアラームなのか、実際にネットワーク上に何らかの障害が発生したことによるアラームなのかを判別することが困難な場合がある。
よって、GMPLS等を利用したシグナリングにおいては、パス設定が開始され、完了するまでの間出力されるUNEQ-Pアラーム等のパスアラームがマスクされることが望まれている。アラームをマスクするとは、ノード内での監視によりアラームが検出された場合でも、そのアラームをノードの外部(ノードに接続される監視装置等)に対して出力しないことである。
なお、本願に関連する先行技術文献として特許文献1がある。
特開2004−247943号公報
上述したような不要なUNEQ-Pアラームをマスクするには、ノードにおけるパス接続が完了した時点でUNEQ-Pアラームをマスクし、全体のパス設定が完了した後に、UNEQ-Pアラームのマスクを解除する。UNEQ-Pアラームのマスクを解除する方式として下記の方式が考えられる。
(1)第1の方式
第1の方式は、予約確認メッセージを利用する方式である。第1の方式におけるパス設定のシーケンスを図4に示す。図4では、図1と比較して、各ノードに対応する四角枠に、UNEQ-Pアラームのマスク状態(各四角枠内の4段目)と、UNEQ-Pアラームの監視状態(5段目)が追加されている。マスク状態とは、UNEQ-Pアラームのマスクがされている(ON)かされていない(OFF)かを示すものであり、UNEQ-Pアラームの監視状態とは、UNEQ-Pアラームがノード内で監視され、検出されるかどうかを示すものである。
図4に示すように、パスメッセージ送信の段階(ステップ11〜ステップ13)において、各ノードではパス接続がされていないので、UNEQ-Pアラームは監視対象になっていない。また、マスクはOFFである。
そして、ステップ13のパスメッセージ、及びステップ14〜16のリザーブメッセージを契機として各ノードでパス接続が行われ、それを契機としてUNEQ-Pアラームのマスクが開始される。例えば、ノードDがステップ13におけるパスメッセージを受信した後、入り側ポートD-7と出側ポートD-Yが接続された後に、ノード内部の監視によりUNEQ-Pアラームが検出されるが、マスクがONになるので、UNEQ-Pアラームは外部には出力されない。
ネットワーク全体でパス設定が完了したことを通知するための予約確認メッセージ(ResvConf MSG))がノードAから通知され(ステップ17)、ノードB〜Dの各ノードは、その予約確認メッセージの受信をトリガにUNEQ-Pアラームのマスクを解除する。
図4において、線5、7、9はそれぞれ、パス接続がなされてマスクがなされてから予約確認メッセージを受信してマスクが解除されるまでの期間を示す線である。また、線6、8、10はそれぞれ、UNEQ-Pアラームが発生している期間を示す線である。図4において、ノードBに対応する線5と線6により、UNEQ-Pアラームが復旧して少し時間が経過した時点でマスクが解除されていることが示されている。ノードC、Dについても同様である。
しかし、標準団体OIF/IETFが規定するE-NNI(External
Network-to-Network interface:網間接続インターフェース)において予約確認メッセージ(ResvConf MSG)はオプション(任意)のシーケンスである為、ネットワークを構成するノードによっては、この予約確認メッセージを通知しないことがあり得る。その場合、第1の方式のように予約確認メッセージ受信をトリガとするマスク解除方式では、永遠にアラームのマスクが解除されないノードが生じる可能性がある。
(2)第2の方式
第2の方式は、各ノードがタイマーを持つ方式である。図5に第2の方式を用いたパス設定のシーケンスを示す。図4の例と同様に、各ノードは、パスメッセージ又はリザーブメッセージによるパス接続をトリガとしてパスアラームのマスクを開始する(ステップ23〜ステップ25)。
第2の方式では、各ノードにおけるマスク開始時に、タイマーを起動し、そのタイマーが予め定めた時間に達したタイミングでUNEQ-Pアラームのマスクを解除する。
図5において、線11、13、15はそれぞれ、パス接続がなされてマスクがなされてからタイマーが所定の時間に達したためにマスクが解除されるまでの期間を示す線である。また、線12、14、16はそれぞれ、UNEQ-Pアラームが発生している期間を示す線である。図5において、ノードBでは、ステップ25のリザーブメッセージを受信した後、入り側ポートB-4と出側ポートB-1の接続が完了した時点でUNEQ-Pアラームのマスクが開始され(下向きに時間の進行を示す線11の始点)、所定の時間が経過するとマスクがOFFにされる(時点X:線11の終点)。
しかし、ノードBでは、時点Y(線12の終点)においてUNEQ-Pアラームが復旧するにも関わらず、この時点Yから時点Xまでマスクが継続している状態になっている。つまり、時点Y以降はマスクをすべきでないのに、マスクがされている。ノードCでも同様の問題が発生している。
ノードDでは、時点Xでタイマーが予め定めた時間に達したためにマスクがOFFになり、時点Xから時点Yまではパス全体が完成していないことを理由とするUNEQ-Pアラームが検出され、出力される。しかし、この期間に出力されるUNEQ-Pアラームはマスクすべきものである。
上記のように、第2の方式では、UNEQ-Pアラームをマスクすべきでないにも関わらずマスクしてしまったり、UNEQ-Pアラームをマスクすべきであるにも関わらず、マスクを解除してしまったりするという問題がある。このような問題を軽減するために、ノード毎に適切なタイマー時間を設定することが考えられるが、ネットワークの構成や状態により、パス設定完了までの時間は変化するので、上記の問題を軽減するようにタイマーを適切に設定することは困難である。
(3)第3の方式
図6に示すように第1の方式と第2の方式を組み合わせる方式も考えられる。図6の例では、ノードBは第2の方式と同様のタイマーによるマスク解除機能をサポートするとともに、予約確認メッセージ受信をトリガとしてタイマーを解除することによりマスクを解除する機能もサポートしている。ノードCはタイマーによるマスク解除機能をサポートしている。また、ノードDは予約確認メッセージ受信をトリガとしてマスクを解除する機能をサポートしている。
図6において線17、22はそれぞれ、マスクがなされている期間を示す線である。また、線19、21、23はそれぞれ、UNEQ-Pアラームが発生している期間を示す線である。また、線18、20はそれぞれ、マスクがなされてからタイマーが所定の時間に達するまでの期間を示す線である。
例えば、予約確認メッセージをサポートするノードBでは、予約確認メッセージ受信をトリガとして時点Xにおいてマスクが解除されている。しかし、予約確認メッセージをサポートしていないノードCでは、第2の方式と同様の問題が発生する。また、予約確認メッセージをサポートしていても、予約確認メッセージを受信しないノードDでは永遠にマスクが解除されない恐れがある。更に、予約確認メッセージ受信のトリガによるマスク解除と、タイマーによるマスク解除の両方をサポートするノードが、予約確認メッセージを受信する場合でも、ネットワークの大きさによっては、予約確認メッセージを受信する前にタイマーによりマスクを解除する場合があり得る。この場合、マスクすべきアラームをマスクできないという問題が残る。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、パス設定中に発生する特定のアラームをマスクし、そのアラームを適切なタイミングで解除することを可能とする伝送装置及びアラーム制御方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一実施形態によれば、通信ネットワークにおける信号の通信路であるパスの接続を行う機能を備えた伝送装置であって、前記伝送装置が前記パスの接続を行った後に検出される特定のアラームをマスクするマスク手段と、前記特定のアラームの状態変化を検出するアラーム状態検出手段と、前記アラーム状態検出手段により前記特定のアラームの状態変化が検出されたときに、前記マスク手段によりマスクされた前記特定のアラームのマスクを解除するマスク解除手段とを有する伝送装置が提供される。
更に、本発明の一実施形態によれば、通信ネットワークにおける信号の通信路であるパスの接続を行う機能を備えた伝送装置が実行するアラーム制御方法であって、前記伝送装置が前記パスの接続を行った後に検出される特定のアラームをマスクするマスクステップと、前記伝送装置が前記特定のアラームの状態変化を検出したときに、前記マスクステップでマスクされた前記特定のアラームのマスクを解除するマスク解除ステップとを有するアラーム制御方法が提供される。
本発明によれば、パス設定中に発生する特定のアラームをマスクし、そのアラームを適切なタイミングで解除することを可能とする伝送装置及びアラーム制御方法を提供できる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
(装置構成)
図7に、本発明の実施の形態における伝送装置100の構成図を示す。当該伝送装置100は、パスが設定されるネットワークにおける各ノードを構成するものである。なお、以下で説明するように、本実施の形態では、GMPLSネットワークに対応した伝送装置100を一例として説明するが、本発明はGMPLSに限らず他のプロトコルにも適用できるものである。
図7に示すように、本実施の形態の伝送装置100は、ユーザデータを受信するユーザデータ受信部110、ユーザデータを送信するユーザデータ送信部120、ユーザデータのクロスコネクトを行うクロスコネクト部130、ユーザ要求等を受信する操作情報受信部140、ユーザ要求に対する応答等を外部に送信する操作情報送信部150、RSVPシグナリングによるパス設定等のための制御処理を実行する制御部160、RSVPシグナリングによるパス設定等のための制御データを受信する制御データ受信部170、及びRSVPシグナリングによるパス設定等のための制御データを送信する制御データ送信部180を有する。
クロスコネクト部130は、受信する信号からアラームを検出するアラーム検出部131を有する。また、制御部160は、アラーム検出部131で検出されるアラームの監視を行うアラーム監視部161、制御データの解析を行う制御データ解析部162、制御データ(本実施形態ではGMPLSのパスメッセージ)に基づく空き帯域の問い合わせや、クロスコネクトの設定依頼等を行う制御データ処理部163、及び、クロスコネクト部130に対するクロスコネクト設定、アラーム監視部161に対するアラーム監視依頼等を行うクロスコネクト管理部164を有する。また、190は伝送装置100への物理的な入出力経路(光ファイバー等)を示し、195は伝送装置100へのユーザデータの入出力経路を示している。
(伝送装置の動作)
次に、上記の構成を有する伝送装置が各ノードとして配置されたネットワークにおけるパス設定の処理について説明する。
図8に、ノードA〜Dを有するネットワークにおけるパス設定の処理シーケンスを示す。ノードA〜Dの各々は、本発明の実施の形態における伝送装置100と同様の構成を有する伝送装置である。図8の処理シーケンスに沿って、始点ノード(ノードA)、中間ノード(ノードB、C)、終点ノード(ノードD)それぞれの内部動作を説明しながら本実施の形態の処理動作を説明する。なお、図8における四角枠内の意味は、図4等で説明したものと同様である。
(1)パス設定要求受信
まず、図8のステップ31において、ノードAはパス設定要求を受信する。このパス設定要求は、ノードAの入り側のポートA-XからノードDの出側のポートD-Yまでのパスを設定することを要求するメッセージである。
(2)パス設定要求を受けたノードAの動作
図9は始点ノードであるノードAの動作を説明するための図である。図9中、線51は、ユーザデータと同じ向きの制御データ(本実施形態ではRSVPメッセージである)に基づく処理の流れを示す。線52は、ユーザデータと逆向きの制御データに基づく処理の流れを示す。また、線53は、伝送装置内のパスの実接続を示し、線54は周期的なアラーム監視を示している。
パス設定要求を受けたノードAでは、図9における線51に沿って処理が行われる。図9に示すように、操作情報受信部140がパス設定要求を受信する。そして、制御データ解析部162はパス設定要求から始点ポートと終点ポート及び要求パスの帯域を解析し、制御データ処理部163に解析結果を渡す。
制御データ処理部163は、クロスコネクト管理部164にノードA内に必要な空き帯域があるかを問い合わせ、空き帯域があれば、その帯域を予約する。本実施の形態では、図8の四角枠60に示すように、当該帯域に対応するポートとしてノードAの出側のポート4番が予約される。
その後、図9の制御 データ送信部180から中間ノードであるノードBに向けて、RSVPのパスメッセージが送信される。なお、必要な空き帯域が無い場合は、エラー処理が行われる。
(3)パスメッセージを受信したノードB、Cでの処理
図10は、中間ノードであるノードBの動作を説明するための図である。図10においても、線51は、ユーザデータと同じ向きの制御データに基づく処理の流れを示す。線52は、ユーザデータと逆向きの制御データに基づく処理の流れを示す。また、線53は、伝送装置内のパスの実接続を示し、線54は周期的なアラーム監視を示している。
図8のステップ31で示すパスメッセージを受信したノードBでは、図10における線51に沿って処理が行われる。なお、もう1つの中間ノードであるノードCがパスメッセージを受信した際もここで説明するノードBと同様の処理を行う。
図10に示すように、制御データ受信部170がパスメッセージを受信し、制御データ解析部162がパスメッセージに基づき要求パスの帯域を解析し、制御データ処理部163へ解析結果を渡す。制御データ処理部163は、クロスコネクト管理部164にノードB内に必要な空き帯域があるかを問い合わせ、空き帯域があれば、その帯域を予約する。図8の四角枠61に示されるように、本実施の形態では、当該帯域に対応する出側のポートとして1番のポートが予約される。なお、ノードCでは7番のポートが予約される。
続いて、図10の制御データ送信部180が、ノードCに向けて、パスメッセージを送信する。ノードCの場合であれば、終点ノードであるノードDに向けてパスメッセージが送信される。
(4)パスメッセージを受信したノードDでの処理
図11は、終点ノードであるノードDの動作を説明するための図である。図11においても、線51は、ユーザデータと同じ向きの制御データに基づく処理の流れを示す。線52は、ユーザデータと逆向きの制御データに基づく処理の流れを示す。また、線53は、伝送装置内のパスの実接続を示し、線54は周期的なアラーム監視を示している。
図8のステップ33で示すパスメッセージを受信したノードDでは、主に図11における線51に沿って処理が行われる。ただし、リザーブメッセージの送信に関しては線52に沿って処理が行われる。制御データ受信部170がパスメッセージを受信し、制御データ解析部162がパスメッセージから要求パスの出側ポート及び帯域を解析し、制御データ処理部163へ解析結果を渡す。
制御データ処理部163は、クロスコネクト管理部164にノードD内に必要な空き帯域があるかを問い合わせる。空き帯域があれば、制御データ処理部163は、クロスコネクト管理部164に対してクロスコネクト設定依頼を行う。
更に、制御データ処理部163は、アラーム監視部161に対してUNEQ-Pアラームのマスク依頼を行う。クロスコネクト設定依頼を受けたクロスコネクト管理部164は、クロスコネクトの接続を行い、更に、アラーム監視部161に対して設定に係るパスのアラーム監視を依頼する。パスのアラーム監視依頼及び、UNEQ-Pアラームのマスク依頼を受けたアラーム監視部161はアラームの監視及び、UNEQ-Pアラームのマスクを開始する。
そして、アラーム監視部161は、UNEQ-Pアラームが復旧するか、別のアラームに変化する(つまり、UNEQ-Pアラームの状態遷移が発生する)までマスクを継続する。すなわち、マスクが継続している間は、アラーム監視部161がアラーム検出部131においてUNEQ-Pアラームが検出されていることを検知しても、アラーム監視部161はUNEQ-Pアラームが検知されていることを操作情報送信部150を介して外部に出力することを行わない。
制御データ処理部163は、クロスコネクト管理部164へのクロスコネクト設定依頼及び、アラーム監視部161へのUNEQ-Pアラームマスク依頼を行った後、リザーブメッセージを制御データ送信部180からノードCに向けて送信する。このリザーブメッセージは、図8におけるステップ34で示されるものである。
なお、終点ノードであるノードDでのパス接続時、RSVPシグナリングの性質上、ノードA〜Cにてまだパスの設定はされていないため、当該パスのUNEQ-Pアラームがアラーム検出部131において検出される。ただし、アラーム監視部161がアラーム検出部131においてUNEQ-Pアラームが検出されていることを確認したとしても、当該アラームはマスクされ、外部に出力されない。
なお、本実施形態ではマスク対象のアラームをUNEQ-Pアラームとしているが、WDMなど別のネットワーク形態では、マスク対象のアラームが別のアラームであったり、複数のアラームであってもよい。また、マスク対象のアラームの種別をユーザに選択させてもよい。
なお、図8における四角枠21は、ノードDにおいてマスクが開始される時点の状態を示している。
(5)リザーブメッセージを受信した中間のノードC、Bの処理
図8のステップ34で示すリザーブメッセージを受信した中間のノードCの動作を図10を用いて説明する。なお、リザーブメッセージを受信するノードBにおいてもここで説明するノードCにおける処理と同様の処理が実行される。
図8のステップ34で示すリザーブメッセージを受信した中間のノードCでは、図10における線52に沿って処理が行われる。
ノードCにおける制御データ受信部170がノードDからリザーブメッセージを受信する。そして、制御データ解析部162は、当該リザーブメッセージから確定されるパスのポート及び帯域を解析し、制御データ処理部163へ解析結果を渡す。制御データ処理部163は、クロスコネクト管理部164に対してクロスコネクト設定依頼を行うとともに、アラーム監視部161に対して設定に係るパスのUNEQ-Pアラームマスク依頼を行う。
クロスコネクト設定依頼を受けたクロスコネクト管理部164は、クロスコネクトの接続を行い、更に、アラーム監視部161に対して当該パスのアラーム監視を依頼する。パスのアラーム監視依頼及び、UNEQ-Pアラームマスク依頼を受けたアラーム監視部161は、パスアラームの監視を行い、UNEQ-Pアラームのマスクを開始し、UNEQ-Pアラームが復旧するか、別のアラームに変化する(つまり、UNEQアラームの状態遷移が発生する)までマスクを継続する。
制御データ処理部163は、クロスコネクト管理部164へのクロスコネクト設定依頼及び、アラーム監視部161へのUNEQ-Pアラームマスク依頼を行った後、リザーブメッセージを制御データ送信部180からノードBに向けて送信する。また、ノードBの場合であれば、リザーブメッセージはノードAに向けて送信される。これらのリザーブメッセージは、図8におけるステップ35、36で示されるものである。
なお、ノードDの場合と同様に、ノードC、Bでのパス接続時、まだパスの設定は完了していないため、ノードC、BではUNEQ-Pアラームが検出される。ただし、当該アラームのマスクが行われるため、UNEQ-Pアラームは外部に出力されない。図8における四角枠22、23は、それぞれノードC、Bにおいてマスクが開始される時点の状態を示すものである。
(6)リザーブメッセージを受信した始点のノードAにおける処理
図8のステップ36で示すリザーブメッセージを受信したノードAにおける動作を図9を参照して説明する。図8のステップ36で示すリザーブメッセージを受信したノードAでは、主に図9における線52に沿って処理が行われる。
ノードAの制御データ受信部170がリザーブメッセージを受信すると、制御データ解析部162が、リザーブメッセージから確定されるパスのポート及び帯域を解析し、制御データ処理部163へ解析結果を渡す。制御データ処理部163は、クロスコネクト管理部164に対してクロスコネクト設定依頼を行う。クロスコネクト設定依頼を受けたクロスコネクト管理部164は、クロスコネクトの接続を行い、更に、アラーム監視部161に対して当該パスのアラーム監視を依頼する。
パスのアラーム監視依頼を受けたアラーム監視部161はパスアラームの監視を開始する。なお、ノードAは始点ノードであるため前段にパス接続を要するノードはない。従って、ノードAでのパス接続により、ユーザデータが受信されるため、UNEQ-Pアラームは検出されない。従って、ノードAではマスク処理の必要は無い。
(7)中間ノードB、C及び終点ノードDにおけるUNEQアラームマスク解除処理
図8の太実線70に示すように、ノードAにおいてクロスコネクトが完了すると、ノードAのポートA-Xから入力(Add)される信号がA-X -> A-4 ->
B-4 -> B-1 -> C-1 -> C7 -> D-7 -> D-Yの経路で流れる。
そのため、ノードB、C、Dで発生していたUNEQアラームが解消する。このときのノードBの動作は次のとおりである。ノードC、ノードDでもノードBと同様の動作が実行される。
アラーム監視部161が、UNEQ-Pアラームの復旧を検出するか、または、UNEQ-Pアラームが別のアラーム(AIS等)に変化したことを検出すると、アラーム監視部161は対象パスについてUNEQ-Pアラームがマスク中かどうかのチェックを行う。本例では、マスク中であるので、アラーム監視部161はネットワーク全体としてのパス設定が完了したと判断し、UNEQ-Pアラームのマスクを解除し、通常運用状態(通常アラーム監視状態)へ復帰する(四角枠24〜26)。
なお、UNEQ-Pアラームが別のアラームに変化する場合としては、図12に示す場合がある。図12は別のアラームがAIS-Pアラームである場合を示している。図12には、ノードX、Y、Zを通る2つのパス(上側のパス30、下側のパス40)が示されている。また、パス30について、ノードXとノードY間でファイバ断が発生し、パス40についてノードXでユニットの抜けが発生していることが示されている。
パス30に関して、ノードZ内のパス接続が完了し、ノードYのパス接続が完了していない状態ではノードZ内においてUNEQ-Pアラームが検出される。そして、ノードYのパス接続、及びノードZのパス接続が完了し、特に障害がなければUNEQ-Pアラームが復旧し、マスクは解消される。しかし、図12に示すようなファイバ断が発生していた場合は、ユーザデータはノードY、ノードZには流れず、その代わりにAIS-PアラームがノードYで挿入され、ノードZに対して流れる。この場合、ノードZでは、UNEQ-PアラームからAIS-Pアラームへの変化が検出されるので、マスクが解除される。
また、パス40に関しては、ノードXにおけるユニット抜けの障害により、ユーザデータは下流に流れないが、その代わりにパスのAIS-Pアラームが流れるため、UNEQ アラームの状態変化が検出され、マスクを解除できる。
(特定アラーム解除に関する伝送装置の動作)
上記の例では、マスクすべきアラームがUNEQ-Pアラームである場合を例にして説明したが、別のネットワーク形態では、マスクすべきアラームが別のアラームであったり、複数のアラームである場合がある。また、マスクすべきアラームをユーザに選択させるように伝送装置100を構成してもよい。次に、本発明のアラーム解除に関わる伝送装置100のUNEQ-Pアラームに限定されない一般的な動作を図13のフローチャートを参照して説明する。
リザーブメッセージの受信等によりクロスコネクト部130が物理的なパス接続を行う(ステップ51)と、クロスコネクト管理部164及び制御データ処理部163からの依頼に基づき、アラーム監視部161はアラームの監視を開始するとともに、マスクの対象とする特定のアラーム(例えばUNEQ-Pアラーム)に対するマスクを開始する(ステップ52)。より詳細には、アラーム監視部161は、制御データ処理部163からのマスク依頼に係る特定アラームがアラーム検出部131において検出されたことを検知した直後にマスクを行う。
アラーム監視部161は周期的にアラーム検出部131をチェックすることにより、アラームの監視を行っている。アラーム検出部131からアラーム監視部161に対してメッセージ通知を行ったり、アラーム検出部131からアラーム監視部161に対して割り込みを行うことによって、アラームを監視することとしてもよい。
アラーム監視部161が、特定アラームの状態変化(特定アラームの復旧、他のアラームへの変化等)を検出すると(ステップ53)、アラーム監視部161は、対象パスについて特定アラームをマスク中か否かのチェックを行う(ステップ54)。ステップ54においてマスク中であると判定された場合は、ネットワーク全体としての物理的なパス設定が完了したと判断され、アラーム監視部161は、ステップ52においてした特定アラームに対するマスクを解除し(ステップ55)、通常運用状態へ復帰する(ステップ56)。なお、一般に、通常運用状態では、特定アラームの状態変化を検出したときに特定アラームがマスク中ではない。
図13のステップ54において、アラーム監視部161が特定アラームのマスク中でないと判定した場合は、通常運用状態を継続する(ステップ56)。
つまり、伝送装置100は、パスの接続を行った後に検出される特定のアラームをマスクするマスク部と、前記特定のアラームの状態変化を検出するアラーム状態検出部と、アラーム状態検出部により前記特定のアラームの状態変化が検出されたときに、前記マスク部によりマスクされた前記特定のアラームのマスクを解除するマスク解除部とを有する。この場合、マスク部はアラーム監視部161と制御データ処理部163に対応し、アラーム状態検出部はアラーム検出部54とアラーム監視部161に対応し、マスク解除部はアラーム監視部161に対応する。
(伝送装置におけるマスク処理の詳細動作例)
次に、伝送装置100におけるマスク処理をより詳細に説明する。本実施の形態における伝送装置100における制御部160は図14に示すようなアラーム管理テーブルのデータを伝送装置100がサポートするパスの数だけ記憶装置に格納している。
アラーム管理テーブルは、アラーム検出状態(生アラーム状態)、マスク状態、ユーザへのアラーム通知状態、アラームマクス予約フラグを、アラーム毎に有している。
アラーム監視部161は、制御データ処理部163から特定アラームのマスク依頼がなされたときに、当該特定アラームに対するアラームマスク予約フラグをONとする。制御データ処理部163から特定アラームのマスク依頼がなされ、当該フラグをONとするタイミングは、パス接続が無い状態からパス接続が完了した時点に相当する。そして、アラームマクス予約フラグがONとされた後にアラーム監視が開始され、アラーム監視部161は当該パスに対応するアラーム管理テーブルの特定アラームのアラーム検出状態を“監視開始”とし、特定アラームが発生したときにそのアラーム検出状態を“発生”とする。また、アラーム監視部161は、その特定アラームが復旧した場合はアラーム検出状態を“復旧”とする。
また、アラーム監視部161は、特定アラームを検出し、なおかつアラームマスク予約フラグがONの場合は当該アラームをマスクしマスク状態を“マスク”とする。アラーム監視部161は、当該特定アラームに対するマスクがなされたときにアラームマスク予約フラグをOFFにする。また、アラーム監視部161は、アラーム検出に伴いアラームを外部に出力する場合に、当該アラームに対するユーザへのアラーム通知状態を“発生通知”とし、当該アラームが復旧したことを通知する場合はユーザへのアラーム通知状態を“復旧通知”とする。また、アラーム監視部161は、特定アラームの復旧を認識したときに、マスクを解除する。
ネットワーク構築中におけるマスク対象アラームが1つである場合のアラーム監視テーブルの例を図15に示す。図15に示す例は伝送装置100がSONET装置等の場合であり、ネットワーク構築中における特定アラームがUNEQ-Pアラームである場合を示している。また、図15は、パス接続が完了し、アラームマスク予約フラグがONである場合を示している。
ネットワーク構築中におけるマスク対象アラームが複数である場合のアラーム監視テーブルの例を図16に示す。図16は、パス接続が完了し、アラームマスク予約フラグがアラーム1、アラーム2に対してONである場合を示している。なお、図14〜図16において、アラーム管理テーブルの対象とするアラームは、マスクする対象の特定アラームのみとしてもよい。
次に、図17を参照して、伝送装置100における状態変化の例について説明する。図17は、上から下に向けて時間が進行し、横方向はアラーム管理テーブルの状態(1)〜(4)に対応する状態(1)〜(4)を示している。
(a)パス接続が無しの状態では、どのアラームも監視対象外であり、マスク及びアラーム通知はいずれもされていない。また、アラームマスク予約フラグはOFFである。
(b)アラーム監視部161は、制御データ処理部163から特定アラームのマスク依頼がなされたときに、当該特定アラームに対するアラームマスク予約フラグをONとし、その後、特定アラームを含むアラームの監視が開始される。
(c)アラーム監視部161により、特定アラームの発生が検出される。
(d)そして、アラーム監視部161は、アラームマスク予約フラグのON/OFF状態をチェックし、フラグがONの場合は、当該特定アラームのマスクを開始する。また、アラーム監視部161は、特定アラームのマスクを開始した後、当該特定アラームのアラームマスク予約フラグをOFFとする。なお、特定アラームが複数である場合において、あるパスのアラームマクス予約フラグが複数ONされている場合は、それら複数の特定アラームのうち何れかのアラームが発生し、そのアラームに対するマスクを開始した後、ONとされていた全てのフラグをOFFとする。
(e)アラーム監視部161は、特定アラームの復旧を認識したことをトリガに、当該特定アラームに対するマスクを解除する。
(f)その後、アラーム監視部161が、当該パスの特定アラームの発生を検出する。
(g)アラーム監視部161は、当該特定アラームのマクス予約フラグのON/OFF状態をチェックし、フラグがOFFであることを確認し、マスク処理を行わずに当該特定アラームの発生を外部に出力する。
(h)また、当該特定アラームが復旧した場合、アラーム監視部161は、ユーザへのアラーム復旧通知を行う。
上述したように、本実施の形態における伝送装置100によれば、パス設定を行う際にUNEQ-Pアラームのマスクを開始し、UNEQ-Pアラームマスク中に該当パスのUNEQ-Pアラームが復旧(アラーム無し状態、或いはPath AIS等の別アラームに遷移)した際に、マスクの解除を行う。この方式では、マスク解除のトリガとして、マスク解除の対象となるアラーム自身の状態変化を用いており、対向装置との特定のメッセージ(予約確認メッセージ等)を用いないため、対向装置の設計や当該特定メッセージのサポート状況に影響されずに、適切なタイミングでマスクを解除できる。また、タイマーを用いる方式での問題点も解消される。
つまり、本実施の形態によれば、GMPLSのENNI等のシグナリングを使用したネットワーク構築において、特定メッセージのサポートの有無や、ネットワークの大きさに依らず、最適な期間のマスク(開始/解除)処理を実現できる。
また、本実施の形態における伝送装置100は、特定アラームの状態変化を監視することによりマスク解除を行っているため、パス設定の方法によらずに最適な期間のマスク(開始/解除)処理を実現できる。例えば、パス接続を伝送装置100の外部からユーザがコマンドを投入することにより行う場合でも、伝送装置100は、本実施の形態で説明した動作(図17等)と同様の動作により、パス接続に伴いフラグをONにし、アラーム監視を開始し、マスクを行い、アラームの状態変化を検出したときにマスクを解除する。
本発明は、上記の実施例に限定されることなく、特許請求の範囲内で種々変更・応用が可能である。
(付記1)
通信ネットワークにおける信号の通信路であるパスの接続を行う機能を備えた伝送装置であって、
前記伝送装置が前記パスの接続を行った後に検出される特定のアラームをマスクするマスク手段と、
前記特定のアラームの状態変化を検出するアラーム状態検出手段と、
前記アラーム状態検出手段により前記特定のアラームの状態変化が検出されたときに、前記マスク手段によりマスクされた前記特定のアラームのマスクを解除するマスク解除手段と
を有することを特徴とする伝送装置。
(付記2)
前記特定のアラームは、前記パス上にユーザデータが伝送されていないことを示すアラームである付記1に記載の伝送装置。
(付記3)
前記伝送装置は、パス設定のための所定のシグナリングメッセージを他の伝送装置から受信したことに応じて前記パスの接続を行う付記1に記載の伝送装置。
(付記4)
前記伝送装置は、外部からのユーザ操作に基づき前記パスの接続を行う付記1に記載の伝送装置。
(付記5)
前記伝送装置は、前記特定のアラームのマスク予約状態を示すアラームマスク予約フラグを格納する記憶手段を有し、
前記伝送装置は、前記パスの接続が行われた時点で前記アラームマスク予約フラグを予約ありの状態にし、その後、前記特定のアラームが検出され、なおかつ、前記アラームマスク予約フラグが予約ありの状態である場合に当該特定のアラームをマスクするとともに、前記アラームマスク予約フラグを予約なしの状態にする付記1に記載の伝送装置。
(付記6)
通信ネットワークにおける信号の通信路であるパスの接続を行う機能を備えた伝送装置が実行するアラーム制御方法であって、
前記伝送装置が前記パスの接続を行った後に検出される特定のアラームをマスクするマスクステップと、
前記伝送装置が前記特定のアラームの状態変化を検出したときに、前記マスクステップでマスクされた前記特定のアラームのマスクを解除するマスク解除ステップと
を有することを特徴とするアラーム制御方法。
(付記7)
前記特定のアラームは、前記パス上にユーザデータが伝送されていないことを示すアラームである付記6に記載のアラーム制御方法。
(付記8)
前記伝送装置は、パス設定のための所定のシグナリングメッセージを他の伝送装置から受信したことに応じて前記パスの接続を行う付記6に記載のアラーム制御方法。
(付記9)
前記伝送装置は、外部からのユーザ操作に基づき前記パスの接続を行う付記6に記載のアラーム制御方法。
(付記10)
前記伝送装置は、前記特定のアラームのマスク予約状態を示すアラームマスク予約フラグを格納する記憶手段を有し、
前記伝送装置は、前記パスの接続が行われた時点で前記アラームマスク予約フラグを予約ありの状態にし、その後、前記特定のアラームが検出され、なおかつ、前記アラームマスク予約フラグが予約ありの状態である場合に当該特定のアラームをマスクするとともに、前記アラームマスク予約フラグを予約なしの状態にする付記6に記載のアラーム制御方法。
従来技術を説明するためのシーケンス図である。 UNEQ-Pアラーム発出の仕組みを説明するための図である。 UNEQ-Pアラーム検出の仕組みを説明するための図である。 予約確認メッセージを利用してマスクを解除する方式を説明するための図である。 タイマーを利用してマスクを解除する方式を説明するための図である。 第1の方式と第2の方式を組み合わせる方式を説明するための図である。 本発明の実施の形態における伝送装置100の構成図である。 ノードA〜Dを有するネットワークにおけるパス設定の処理シーケンスを示す図である。 始点ノードであるノードAの動作を説明するための図である。 中間ノードであるノードB、Cの動作を説明するための図である。 終点ノードであるノードDの動作を説明するための図である。 UNEQ-Pアラームが別のアラームに変化する場合の例を説明するための図である。 伝送装置100の動作を示すフローチャートである。 アラーム管理テーブルを示す図である。 マスク対象アラームが1つである場合のアラーム監視テーブルの例を示す図である。 マスク対象アラームが複数である場合のアラーム監視テーブルの例を示す図である。 伝送装置100における状態変化の例を説明するための図である。
符号の説明
100 伝送装置
110 ユーザデータ受信部
120 ユーザデータ送信部
130 クロスコネクト部
131 アラーム検出部
140 操作情報受信部
150 操作情報送信部
160 制御部
161 アラーム監視部
162 制御データ解析部
163 制御データ処理部
164 クロスコネクト管理部
170 制御データ受信部
180 制御データ送信部

Claims (5)

  1. 通信ネットワークにおける信号の通信路であるパスの接続を行う機能を備えた伝送装置であって、
    前記伝送装置が前記パスの接続を行った後に検出される特定のアラームをマスクするマスク手段と、
    前記特定のアラームの状態変化を検出するアラーム状態検出手段と、
    前記アラーム状態検出手段により前記特定のアラームの状態変化が検出されたときに、前記マスク手段によりマスクされた前記特定のアラームのマスクを解除するマスク解除手段と
    前記特定のアラームのマスク予約状態を示すアラームマスク予約フラグを格納する記憶手段と
    を有し、前記伝送装置は、前記パスの接続が行われた時点で前記アラームマスク予約フラグを予約ありの状態にし、その後、前記特定のアラームが検出され、なおかつ、前記アラームマスク予約フラグが予約ありの状態である場合に当該特定のアラームをマスクするとともに、前記アラームマスク予約フラグを予約なしの状態にすることを特徴とする伝送装置。
  2. 前記特定のアラームは、前記パス上にユーザデータが伝送されていないことを示すアラームである請求項1に記載の伝送装置。
  3. 前記伝送装置は、パス設定のための所定のシグナリングメッセージを他の伝送装置から受信したことに応じて前記パスの接続を行う請求項1に記載の伝送装置。
  4. 前記伝送装置は、外部からのユーザ操作に基づき前記パスの接続を行う請求項1に記載の伝送装置。
  5. 通信ネットワークにおける信号の通信路であるパスの接続を行う機能を備えた伝送装置が実行するアラーム制御方法であって、
    前記伝送装置が前記パスの接続を行った後に検出される特定のアラームをマスクするマスクステップと、
    前記伝送装置が前記特定のアラームの状態変化を検出したときに、前記マスクステップでマスクされた前記特定のアラームのマスクを解除するマスク解除ステップと
    前記特定のアラームのマスク予約状態を示すアラームマスク予約フラグを格納し、前記パスの接続が行われた時点で前記アラームマスク予約フラグを予約ありの状態にし、その後、前記特定のアラームが検出され、なおかつ、前記アラームマスク予約フラグが予約ありの状態である場合に当該特定のアラームをマスクするとともに、前記アラームマスク予約フラグを予約なしの状態にするステップと
    を有することを特徴とするアラーム制御方法。
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