JP4906760B2 - トレースデータ解析方法およびそのプログラム - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1に記載される一般的なトレース方式では、トレースデータを記録するためのメモリを必要とすることから、メモリ容量を超えるトレースデータを記録することができない。なお、メモリを繰り返し使用する場合には、エラーが起きた箇所が上書きされてしまう。
しかし、デバッカや組み込みシステムでは、容易にメモリを増設することができない場合が多く、再現率の低い不具合の解析を行おうとしてもメモリ容量が足りず、動作解析に必要なトレースデータを記録できないという問題がある。
しかし、一般的に再現率の低い不具合は、タイミングに起因するものが多く、一過性で不具合発生後も正常に動作し続ける場合が多い。このため、自動で判定することが困難で、人手により何度もトレースデータ収集を行う手間が発生し、作業量が膨大となる難点があり、改善が望まれる。
本発明は、プログラムのデバッグ手法の一つとして、プログラムの動作やメモリの変化をイベントとして時系列的に記録し、動作解析を行うトレースを用いている。なお、イベントとはシステム実行上のキッカケともいうべきものであり、例えば、ボタンの押下、タスク実行開始、メッセージ発行等が該当する。
本発明は、プログラムにおいて再現率が低いバグを含む不具合の動作解析を行う場合に有効である。
<<第1実施形態>>
第1実施形態のトレースデータ記録システム110は、解析対象である解析対象プログラム100のバグ等の不具合に対して、この不具合が発生した箇所のトレースデータを取得する機能を有している。
図1に示すように、トレースデータ記録システム110は、解析対象プログラム100の実行動作を解析するためのイベントパターン解析プログラム120と、解析対象プログラム100の実行時のイベント情報のイベントパターンを含むトレースデータが格納される複数のバッファ170(170a、170b、…、170n)と、解析対象プログラム100の実行時のトレースデータをバッファ170へ逐次記録するイベント情報記録プログラム130と、解析対象となるイベントが登録される解析対象登録テーブル140と、解析対象プログラム100の実行時のイベントパターンを解析するためのイベントパターン解析テーブル150と、解析対象プログラム100の実行時のイベント情報のイベントパターンを含むトレースデータを逐次記録するバッファ170を指定する選択バッファNoテーブル160とを備え構成されている。
このトレースデータ記録システム110と解析対象プログラム100との間には、解析対象プログラム100が実行されるOS(Operating System)101が介在している。
図2は、トレースデータ記録システム110を稼動させるハードウェア構成の1例を示す概念図である。
図2に示すように、実施形態のトレースデータ記録システム110が稼働するハードウェアは、組み込みシステム等の解析対象プログラム100が搭載される回路基板のターゲットボード11と、該ターゲットボード11に接続され解析対象プログラム100の動作を解析するためのパソコン10とを備え構成されている。
パソコン10は、汎用のパーソナルコンピュータであり、CPU(Central Processing Unit)と、主記憶装置のメインメモリと、補助記憶装置のメモリと、マウス、キーボード10k等の入力装置と、プリンタ(図示せず)、ディスプレイ10d等の出力装置とを有している。
ターゲットボード11のマイコンのROMには、OS101、該OS101上で動作する解析対象プログラム100等が格納されており、組み込みシステムの稼動時には、解析対象プログラム100が、マイコンのCPUによりRAMにロードされ実行される。
なお、トレースデータ記録システム110の稼動時、ターゲットボード11のマイコンのRAMには、図1に示すバッファ170、選択バッファNoテーブル160等の各種データが格納され処理が行なわれる。
図1に示す解析対象登録テーブル140は、その構成を表す図8に示すように、イベントパターンの解析対象となるイベントを示す解析対象イベントコード141と、イベントパターンの開始のイベントの解析対象イベントコード141を示す解析開始イベントコード142と、イベントパターンの終了のイベントの解析対象イベントコード141を示す解析終了イベントコード143との3つのコードを有している。それぞれのコード141、142、143には、多数、例えば何百のデータが記録されている。
ここで、イベントパターンの発生頻度を同一のイベントパターンが発生するまでの時間間隔で求め、時間間隔の長いイベントパターンを含むトレースデータを残すようにしている。
例えば、RTCやタイマが搭載されていないシステムでは、同じイベントパターンが発生するイベント回数を発生頻度としても良い。この場合、回数の少ないイベントパターンを含むトレースデータを残すようにする。
次に、解析対象プログラム100の一例を、図3から図6を用いて説明する。
図3は、解析対象プログラム100のシステムが動作するハードウェアを示す斜視図であり、図4は、解析対象プログラム100の処理フローを示す図である。
また、図5は、解析対象プログラム100の動作を示す図であり、図5(a)は、解析対象プログラム100のイベントパターンであるパターンAの動作を示す図であり、図5(b)は、解析対象プログラム100のイベントパターンであるパターンBの動作を示す図であり、図5(c)は、解析対象プログラム100のイベントパターンであるパターンCの動作を示す図である。
図3に示すように、解析対象プログラム100が動作するシステム300は、光が点滅するランプA(312)と、押下動作でランプA(312)に光を点滅させるボタンA(311)と、光が点滅するランプB(322)と、押下動作でランプB(322)に光を点滅させるボタンB(321)とが搭載されている。
しかし、希にボタンA(311)を押下してもランプA(312)が点滅しない不具合(以下、パターンCと称す)が発生する場合がある。
そこで、この不具合のパターンCを解析するためのトレースデータの取得方法を、以下説明する。
このパターンA(410)の動作は、図5(a)に示すように、図4を参照し、ボタンA押下後、タスクCが行われ、メッセージAが発行され、タスクAが行われ、ランプA点滅となる。
このパターンA(410)は、正常動作なので、発生頻度が高いため、発生頻度の表示として、「高」520aが表示される。
このパターンB(420)の動作は、図5(b)に示すように、図4を参照し、ボタンB押下後、タスクCが行われ、メッセージBが発行され、タスクBが行われ、ランプB点滅となる。
図4、図5(b)に示すパターンB(420)のイベントパターンリスト模式図510は、図6に示すように、順番に、ボタンB押下510k、タスクC実行開始510l、メッセージB発行510m、タスクB実行開始510n、ランプB点滅510oのルートを通る。
このパターンB(420)は、正常動作なので発生頻度が高いため、発生頻度の表示として、「高」520cが表示される。
この不具合が発生したパターンC(430)の動作は、図5(c)に示すように、図4を参照し、ボタンA押下後、タスクCの進行中に、周期割込みが入り(図4参照)、タスクDが行われる。そして、タスクDの進行中に、ボタンB押下がなされ、パターンB(420)に移行し、タスクCが行われ、メッセージBが発行され、タスクBが行われ、ランプB点滅となる。
このパターンC(430)は、図5(c)に示すように、周期割込みのタスクDの進行中にボタンB押下がなされ、ボタンA押下がなされてもランプA点滅がなされない不具合が発生した動作なので、発生頻度が低く、図6に示すように、発生頻度の表示として、「低」(520b)が表示される。
図7は、解析対象プログラム100の動作を、イベントコード610aとしてイベントパターン解析プログラム120、イベント情報記録プログラム130等で扱うためのイベントコード対応表600を示す図である。
なお、イベントコード対応表600は、イベントパターン解析プログラム120、イベント情報記録プログラム130の実行時には予め作成されている。
図8に示すように、解析対象登録テーブル140は、解析対象となる不具合の動作に関係のあるイベントを識別するコードを設定する解析対象イベントコード141と、イベントパターンの開始条件となるイベントを識別するコードを設定する解析開始イベントコード142と、イベントパターンの終了条件となるイベントを識別するコードを設定する解析終了イベントコード143とから構成されるものであり、解析対象とするイベントの情報が設定されている。
例えば、図6に示すように、正常なイベントパターンであるパターンA(410)、不具合の発生したイベントパターンであるパターンC(430)それぞれの開始条件となるイベントコードのボタンA押下510aのイベントコードの「110A」(図7参照)が該当する。また、正常なイベントパターンであるパターンB(420)の開始条件となるイベントコードのボタンB押下510kのイベントコードの「110B」(図7参照)が該当する。
図9は、イベントパターン解析テーブル150の詳細構造を示したものである。
イベントパターン解析テーブル150は、解析対象プログラム100が実行されることにより、解析対象プログラム100の実行時のログのトレースデータに含まれるイベントパターン等の情報が記録されるものである。
図9に示すイベントパターンリスト151のイベントコード711bには、図7に示すイベントコード対応表600に示される意味610bで表されるイベントに対応付けられたイベントコード610aを記憶する。
そして、分岐先の候補が無い場合は、(null)を記憶する。
図9に示すイベントパターンリスト151の次イベントidx(711d)には、解析対象プログラム100のイベントパターンにおいて、現イベントの次に行なわれるイベントを表している。なお、解析終了イベントコード143(図8参照)で示されるイベントコード、すなわちイベントパターンの最後の行の場合、(null)を記憶する。
また、図9のイベントパターンリスト151の2行目を参照し、タスクC実行開始510b(図6参照)のイベントコード711bは、「220C」(図7参照)が記憶され、次イベントidx(711d)は、メッセージA発行510c(図6参照)を表す「330A」(図7参照)が記憶されているidx(711a)「3」が記憶される。
図8に示す解析終了イベントコード143で表されるイベントコードは、イベントパターンリスト151のイベントパターンの最後の行のイベントコード711bに記憶する。そして、パターンNo(711e)には、イベントパターンを識別するための識別情報、例えば、番号を記憶し、イベントパターンの最後のイベント以外の行では、パターンNo(711e)に、イベントパターンリスト151の一行目から四行目に示されるように、(null)を記憶する。
なお、解析中で無い場合は、(null)を記憶する。
例えば、図9に示す解析中idx(712)には、「7」が記憶されるので、図9に示すイベントパターンリスト150の7行目のidx(711a)「7」のイベントコード711bの「220C」で表される「タスクC実行開始」(図7参照)を解析中であることを示している。
発生時間721bは、イベントパターンが発生した時間を記憶するものであり、例えば、電源釦が押下され電源が入れられてからの累積時間等で表される。なお、発生時間721bの起点は、どの様に定めてもよく、特に限定されない。
ここで、発生時間721bは、発生間隔721cを求めるために用いられ、今回のイベントパターンの発生時間721bと前回の同じイベントパターンの発生時間721bとの差で発生間隔721cが求められる。
なお、発生時間721bの更新は、発生間隔721cを求めた後で行う。
図9に示す選択バッファNo(160)は、バッファ毎発生頻度730のバッファNo(731a)に記憶されるバッファ170の発生間隔731中で、最も発生間隔の短いバッファNo(731a)が記憶される。このバッファNo(731a)で指定されるバッファ170は、トレースデータの書込み対象となり、イベントパターンを含むトレースデータが逐次記録される。
すなわち、まず、更新した発生間隔721cのイベントパターンを含むトレースデータを記憶するバッファ170のバッファNoが、バッファNo(731a)に記憶され、該バッファ170の発生間隔が発生間隔731bに記憶される。そして、バッファ毎発生頻度730における発生間隔731bの最も短いバッファNo(731a)が選択され、選択バッファNo(160)に記憶され更新される。
例えば、図9に示す例では、バッファ毎発生頻度730のバッファNo(731a)に記憶される「1」、「2」、「3」の3つバッファ170に書込みがなされている。
そして、発生間隔721cの長いイベントパターンを含むトレースデータが記憶される「2」、「3」の2つのバッファ170は、更新が行われず残る。そして、最も発生間隔731bの短いバッファNo(731a)「1」が、選択バッファNo(160)に記憶され、「1」のバッファ170に、イベントパターンを含むトレースデータが逐次記録され更新が行なわれる。
次に、解析対象プログラム100の実行時の不具合を解析するイベントパターン解析プログラム120の処理について、図10に従って説明する。なお、図10は、イベントパターン解析プログラム120の処理フローを示す流れ図である。
イベントパターン解析プログラム120は、解析対象プログラム100の実行時の1イベント発生毎にこの1イベントに対して処理が行われるものである。すなわち、図10に示す一つのフローで図9に示すイベントパターン151の1行の書き込みの処理が行なわれる。
なお、トレースデータが既に記憶されたトレースファイルから入力される場合は、トレースファイルからの入力情報の1イベントを取出して処理する場合と同様である。
ここで、解析対象イベントは、予め、不具合に関係する箇所の処理が解るPG(program)設計者等によりトレースデータ記録システム110に入力され、図8に示す解析対象登録テーブル140の解析対象イベントコード141として登録されている。
一方、ステップS201において、解析対象イベントであると判断された場合(ステップS201でYes)、イベントパターンリスト151(図9参照)にイベントを記録する(ステップS202)。
すなわち、イベントパターンリスト151におけるidx(711a)に通し番号を、イベントコード711bに該イベントのイベントコード対応表600(図7参照)のイベントコード610aを、分岐イベントidx(711c)に該イベント以外の分岐先の候補が有る場合にはその分岐先のidx(711a)の情報をまたは分岐先が無い場合には(null)を、次イベントidx(711d)に次に行われるイベントを表すidx(711a)の情報を、パターンNo(711e)に該イベントが行なわれるイベントパターンの識別情報の番号または(null)をそれぞれ記録する。
なお、解析対象の解析終了イベントは、予め、エラーに関係する箇所の処理が解るPG(program)設計者等によりトレースデータ記録システム110に入力され、図8に示す解析対象登録テーブル140の解析終了イベントコード143に登録されている。
図10のステップS203において、イベントパターンの最後でないと判断された場合(図10のステップS203でNo)には、処理を終了する。
ステップS205において、短い発生間隔がないと判定された場合(図10のステップS205でNo)、処理を終了する。
一方、図10のステップS205において、短い発生間隔が有ると判定された場合(図10のステップS205でYes)、図9に示す選択バッファNo(160)が示すバッファ170のバッファ毎発生頻度730(図9参照)の最も短い発生間隔(731b)を、パターン毎発生頻度720の更新した発生間隔721cで更新する(ステップS206)。
以上が、イベントパターン解析プログラム120の処理である。
こうして、イベントパターン解析プログラム120の処理で選択バッファNoテーブル(160)に指定されたバッファ170に、イベント情報記録プログラム130の実行により、解析対象プログラム(100)の動作のイベント情報のトレースデータが解析対象イベントコード141用いて逐次記録される。
第1実施形態によれば、解析対象プログラム100の実行時の再現率の低い不具合の動作解析を行う場合に、次の効果が得られる。
第1の効果として、トレースデータを記録するために大容量のメモリが無くても、不具合を含むトレースデータを残すことが可能となる。
次に、第2実施形態について、図11を参照し説明する。なお、図11は、第2実施形態に関わる解析対象プログラム100の実行時の動作をトレースデータ記録システム110にて記録するとともに表示するための構成を示すシステム構成図である。
図11に示すように、第2実施形態は、図1の解析対象プログラム100の代わりに、予め解析対象プログラム100の実行時のイベントパターンを含むトレースデータが記録されたトレースデータファイル200を入力とする。そして、トレースデータ記録システム110に解析結果表示プログラム220を付加した構成である。
これ以外の構成は、第1実施形態と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して示し、詳細な説明は省略する。
なお、ディスプレイ10dに表示される情報は、パソコン10に接続された出力装置の図示しないプリンタで印刷可能であるとともに、磁気記憶媒体等に格納できることは勿論である。
第2実施形態によれば、一般的な方式で記録した解析対象プログラム100の実行動作のトレースデータファイルに対しても解析可能となり、不具合発生ポイントを見つけ易くなる。
また、図9に示すイベントパターン解析テーブル150とバッファ170(図11参照)に記録されるログのトレースデータの情報が、表示装置のディスプレイ10dに表示されるので、解析対象プログラム100の不具合の解析が容易に行なえる。
120 イベントパターン解析プログラム(請求項6、請求項7、および請求項9のプログラム)
151 イベントパターンリスト(イベントパターンリスト部)
152 発生頻度管理テーブル(発生頻度管理部)
200 トレースデータファイル(トレースデータ記憶部)
170 バッファ(一時記憶部)
220 解析結果表示プログラム(請求項8、請求項10のプログラム)
410 パターンA(イベントパターン)
420 パターンB(イベントパターン)
430 パターンC(イベントパターン、発生頻度の低いイベントパターン)
721c 発生間隔(イベントパターン毎の発生頻度)
Claims (10)
- イベント情報記録プログラムとイベントパターン解析プログラムとが、コンピュータに、記憶部のイベントパターンリストと発生頻度管理テーブルと複数のバッファとを用いて、解析対象プログラムの実行動作を解析させるためのトレースデータ解析方法であって、
前記イベント情報記録プログラムが、前記コンピュータに、前記複数のバッファのうちから選択したバッファに、前記解析対象プログラムの実行時のトレースデータをイベント情報として逐次記録させる工程と、
前記イベントパターン解析プログラムが、前記コンピュータに、前記イベント情報における発生したイベントパターンを前記イベントパターンリストに記憶させるとともに、前記発生したイベントパターン毎の発生頻度を前記発生頻度管理テーブルに記憶させる記憶工程と、
前記イベントパターン解析プログラムが、前記コンピュータに、前記発生頻度の低い前記イベントパターンを含むイベント情報を前記バッファに記録し残すように、前記イベント情報が記録される複数のバッファのうちから前記発生頻度が最も高いイベントパターンを有する前記イベント情報が記録されるバッファを、前記実行時のトレースデータをイベント情報として逐次記録するために選択させる選択工程とを
含むことを特徴とするトレースデータ解析方法。 - イベント情報記録プログラムとイベントパターン解析プログラムとが、コンピュータに、記憶部のイベントパターンリストと発生頻度管理テーブルと複数のバッファとを用いて、解析対象プログラムの実行動作を解析させるためのトレースデータ解析方法であって、
前記イベント情報記録プログラムが、前記コンピュータに、前記複数のバッファのうちから選択したバッファに、前記解析対象プログラム実行時のイベント情報が予め記録されたトレースデータファイルから読込んだ前記イベント情報を逐次記録させる工程と、
前記イベントパターン解析プログラムが、前記コンピュータに、前記読込んだイベント情報における発生したイベントパターンを前記イベントパターンリストに記憶させる記憶工程と、
前記イベントパターン解析プログラムが、前記コンピュータに、前記イベントパターン毎の発生頻度を発生頻度管理テーブルに記憶させるとともに、前記発生頻度の低い前記イベントパターンを含むイベント情報を残すように、前記イベント情報が記録される複数の前記バッファのうちから前記発生頻度が最も高いイベントパターンを含むイベント情報が記録されるバッファを、前記実行時のイベント情報を逐次記録するために選択させる選択工程とを
含むことを特徴とするトレースデータ解析方法。 - 請求項1または請求項2に記載のトレースデータ解析方法において、
解析結果表示プログラムが、前記コンピュータに、
前記イベントパターンリストおよび前記発生頻度管理テーブルの情報と前記バッファの情報とを表示させる工程を含む
ことを特徴とするトレースデータ解析方法。 - 請求項1または請求項2に記載のトレースデータ解析方法において、
前記イベントパターン解析プログラムが、前記コンピュータに、
前記記憶工程において、同一の前記イベントパターンが発生するまでの時間間隔を前記発生頻度管理テーブルに記憶させ、
前記選択工程において、発生する時間間隔が長い前記イベントパターンを含むイベント情報を残すように、前記複数のバッファのうちから前記イベント情報を逐次記録する前記バッファを選択させる
ことを特徴とするトレースデータ解析方法。 - 請求項1または請求項2に記載のトレースデータ解析方法において、
前記イベントパターン解析プログラムが、前記コンピュータに、
前記記憶工程において、同じ前記イベントパターンが発生するイベント回数を前記発生頻度管理テーブルに記憶させ、
前記選択工程において、前記イベント回数が少ない前記イベントパターンを含むイベント情報を残すように、前記複数のバッファのうちから前記イベント情報を逐次記録する前記バッファを選択させる
ことを特徴とするトレースデータ解析方法。 - 解析対象プログラムの実行動作を解析するためのイベント情報記録プログラムとイベントパターン解析プログラムとを有するプログラムであって、
前記イベント情報記録プログラムが、コンピュータに、前記解析対象プログラムの実行時のイベント情報を、選択したバッファに逐次記録させる手順、
前記イベントパターン解析プログラムが、前記コンピュータに、前記解析対象プログラムの実行時のイベント情報に同一のイベントパターンが発生する時間間隔を各前記同一のイベントパターン毎に発生頻度管理テーブルに記憶させる手順、および
前記イベントパターン解析プログラムが、前記コンピュータに、前記時間間隔の長い前記イベントパターンを含むイベント情報を残すように、前記イベント情報が記録された複数のバッファのうちから前記時間間隔の最も短い前記イベントパターンを含むイベント情報が記録されるバッファを、前記実行時のイベント情報を逐次記録するために選択させる手順を
実行させるためのプログラム。 - 解析対象プログラムの実行動作を解析するためのイベント情報記録プログラムとイベントパターン解析プログラムとを有するプログラムであって、
前記イベント情報記録プログラムが、コンピュータに、前記解析対象プログラムの実行時のイベント情報を、選択したバッファに逐次記録させる手順、
前記イベントパターン解析プログラムが、前記コンピュータに、前記解析対象プログラムの実行時のイベント情報に同じイベントパターンが発生するイベント回数を各前記同じイベントパターン毎に発生頻度管理テーブルに記憶させる手順、および
前記イベントパターン解析プログラムが、前記コンピュータに、前記イベント回数の少ないイベントパターンを含むイベント情報を残すように、前記イベント情報が記録された複数のバッファのうちから前記イベント回数が最も多いイベントパターンを含むイベント情報が記録されるバッファを、前記実行時のイベント情報を逐次記録するために選択させる手順を
実行させるためのプログラム。 - 請求項6または請求項7に記載のプログラムにおいて、
前記プログラムは、解析結果表示プログラムを有し、
前記解析結果表示プログラムが、前記コンピュータに、
前記発生頻度管理テーブルの情報と前記バッファの情報とを表示させる手順を
実行させるためのプログラム。 - 請求項6または請求項7に記載のプログラムにおいて、
前記イベントパターン解析プログラムが、前記コンピュータに、
前記イベントパターンを記憶部のイベントパターンリストに記憶させる手順を
実行させるためのプログラム。 - 請求項9に記載のプログラムにおいて、
前記プログラムは、解析結果表示プログラムを有し、
前記解析結果表示プログラムが、前記コンピュータに、
前記イベントパターンリストの情報と前記バッファの情報とを表示させる手順を
実行させるためのプログラム。
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