JP4905282B2 - 皺画像生成装置 - Google Patents
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二次元平面上の作業領域内に多数の母点を定義する母点定義部と、
作業領域内に定義された個々の母点について、隣接する母点との間にそれぞれ連結線を定義する連結線定義部と、
作業領域に対応する参照領域内にスカラー場を定義するスカラー場定義部と、
個々の連結線上に、スカラー場上の当該連結線の位置に対応する位置に定義されたスカラー値に応じた物理的特性をもった仮想ばねを定義する仮想ばね定義部と、
個々の母点を質点とみなし、各連結線の両端に位置する一対の母点が当該連結線上に定義された仮想ばねで連結されているとみなしたときに、各仮想ばねによって作用する力に基く各質点の運動シミュレーションを実行するシミュレーション実行部と、
運動シミュレーションによって運動中の母点の所定時点における位置を変位母点の位置と決定する変位母点決定部と、
各変位母点についての連結線上にその中点を求め、当該連結線に対して直交し、当該連結線と同じ長さをもつ皺構成線分を、当該皺構成線分の中点が当該連結線の中点に重なるように配置する皺構成線分配置部と、
皺構成線分の集合体に基づいて、皺画像を生成する皺画像生成部と、
を設けるようにしたものである。
仮想ばね定義部が、ばね定数kおよび自然長Lを物理的特性として有する仮想ばねを定義し、ばね定数kおよび自然長Lのいずれか一方もしくは双方を、当該仮想ばねが配置される連結線の位置に対応する位置に定義されたスカラー値に基づいて決定するようにしたものである。
スカラー場定義部が、参照領域内に配列された画素の集合からなる参照画像の画像データを格納しており、個々の画素の画素値を当該画素位置についてのスカラー値とすることにより、スカラー場の定義を行い、
仮想ばね定義部が、参照領域内の対応位置に連結線を描画したときに、当該連結線上もしくはその近傍に位置する画素の画素値の和もしくは平均に基づいて仮想ばねの物理的特性値を決定するようにしたものである。
二次元平面上の作業領域内に多数の母点を定義する母点定義部と、
作業領域内に定義された個々の母点について、隣接する母点との間にそれぞれ連結線を定義する連結線定義部と、
作業領域に対応する参照領域内にスカラー場を定義するスカラー場定義部と、
個々の連結線上に、所定の物理的特性をもった仮想ばねを定義する仮想ばね定義部と、
個々の母点をスカラー場上の当該母点の位置に対応する位置に定義されたスカラー値に応じた質量をもった質点とみなし、各連結線の両端に位置する一対の母点が当該連結線上に定義された仮想ばねで連結されているとみなしたときに、各仮想ばねによって作用する力に基く各質点の運動シミュレーションを実行するシミュレーション実行部と、
運動シミュレーションによって運動中の母点の所定時点における位置を変位母点の位置と決定する変位母点決定部と、
各変位母点についての連結線上にその中点を求め、当該連結線に対して直交し、当該連結線と同じ長さをもつ皺構成線分を、当該皺構成線分の中点が当該連結線の中点に重なるように配置する皺構成線分配置部と、
皺構成線分の集合体に基づいて、皺画像を生成する皺画像生成部と、
を設けるようにしたものである。
スカラー場定義部が、参照領域内に配列された画素の集合からなる参照画像の画像データを格納しており、個々の画素の画素値を当該画素位置についてのスカラー値とすることにより、スカラー場の定義を行い、
シミュレーション実行部が、参照領域内の対応位置に母点を配置したときに、当該母点上の画素の画素値、または当該母点の近傍に位置する複数の画素の画素値の和もしくは平均に基づいて、当該母点の質量を決定するようにしたものである。
母点定義部が、縦横格子状に母点を規則的に初期配置して定義するようにしたものである。
母点定義部が、規則的に初期配置した母点の各位置を、乱数を用いて変動させることにより、揺らぎの成分をもった配置がなされた母点の定義を行うようにしたものである。
連結線定義部が、初期配置時の格子配列において、縦横4方向もしくは斜めも含めた8方向に隣接する母点との間に、それぞれ連結線の定義を行うようにしたものである。
スカラー場定義部が、線状模様をもった参照画像によってスカラー場を定義するようにしたものである。
スカラー場定義部が、
空間周波数を示すパラメータFを設定するとともに、角度の範囲「θ1〜θ2」、幅の範囲「U1〜U2」、長さの範囲「H1〜H2」をパラメータとして設定するパラメータ設定部と、
参照領域内にXY二次元座標系を定義し、−0.5〜+0.5の範囲内のランダム値Rndと整数iおよびjを用いて、X=(F×i)+(F×Rnd)およびY=(F×j)+(F×Rnd)なる演算によって求まる座標値(X,Y)で示される位置に核点P(X,Y)をプロットする処理を、iの値を1から所定の最大値Iまで1ずつ変え、jの値を1から所定の最大値Jまで1ずつ変えた各組み合わせについて実行し、合計(I×J)個の核点Pを設定する核点設定部と、
個々の核点Pについて、θ1〜θ2内のランダム値θ、U1〜U2内のランダム値U、H1〜H2内のランダム値Hを定め、核点Pを中心点として、基準となる座標軸に対して角度θをなす方向を向き、幅U,長さHをもった参照帯状領域を定める処理を行い、合計(I×J)個の参照帯状領域を設定する参照帯状領域設定部と、
各参照帯状領域の外部の画素には背景部分を示す画素値を与え、各参照帯状領域の内部の画素には線状模様部分を示す画素値を与えることにより、線状模様をもった参照画像を生成する参照画像生成部と、
を有するようにしたものである。
参照画像生成部が、内側から外側に向かって画素値がなだらかに変化するように、各参照帯状領域の内部の画素に画素値を与えるようにしたものである。
スカラー場定義部が、実在の物体表面の画像を取り込む画像取込装置を有し、取り込んだ画像もしくはこれを加工して得られた画像によってスカラー場を定義するようにしたものである。
シミュレーション実行部が、両母点間の距離Dと当該両母点間に連結される仮想ばねの自然長Lとの差を(D−L)とし、当該両母点間に当該仮想ばねに起因したF=−k(D−L)なる力が作用するものとし、各母点の質量をmとしてF=mαなる式に基づいて各母点の運動加速度αを求め、各母点の運動シミュレーションを実行するようにしたものである。
シミュレーション実行部が、第k番目の時点tkにおいて、各母点のそれぞれについて、その時点の仮想ばねに起因して作用する力の合力を求め、第k番目の時点tkから第(k+1)番目の時点t(k+1)に至るまでの時間δの間における各母点の合力に基づく移動経路を求め、時点t(k+1)における各母点の位置を決定する処理を、k=0からkを1ずつ増加させながら繰り返し実行し、
変位母点決定部が、kの値が所定値Kに達した時点における各母点の位置を変位母点の位置と決定するようにしたものである。
シミュレーション実行部が、作業領域の輪郭近傍に位置する母点を不動の固定点として、運動シミュレーションを実行するようにしたものである。
シミュレーション実行部が、特定の両母点間に作用する力Fが所定のしきい値Fthを超えた場合に、当該特定の両母点間を連結する仮想ばねが破断したものと判断し、以後、当該特定の両母点間には仮想ばねが存在しないものとして、運動シミュレーションを実行するようにしたものである。
皺画像生成部が、各皺構成線分に幅をもたせる処理を行い、皺構成帯状領域を形成し、各皺構成帯状領域の外部の画素には背景部分を示す画素値を与え、各皺構成帯状領域の内部の画素には皺部分を示す画素値を与えることにより皺画像を生成するようにしたものである。
皺画像生成部が、幅の範囲「W1〜W2」をパラメータとして設定し、個々の皺構成線分について、それぞれW1〜W2内のランダム値Wを定め、幅Wをもった皺構成帯状領域を形成するようにしたものである。
皺画像生成部が、内側から外側に向かって画素値がなだらかに変化するように、各皺構成帯状領域の内部の画素に画素値を与えるようにしたものである。
本発明に係る皺画像生成装置は、主として天然皮革に特有な革シボパターンを、コンピュータを用いた演算処理によって生成するために開発されたものである。したがって、この演算処理のアルゴリズムの根底には、革シボパターンに固有の特徴を表現する上で好都合な要素が盛り込まれている。そこで、まず、本発明の着想を得るきっかけとなった一般的な革シボパターンに固有の特徴を簡単に述べておく。
図3は、本発明に係る皺画像生成装置の基本構成を示すブロック図である。図示のとおり、この装置は、母点定義部10、連結線定義部20、仮想ばね定義部30、スカラー場定義部40、シミュレーション実行部50、変位母点決定部60、皺構成線分配置部70、皺画像生成部80によって構成されている。もっとも、実際には、これらの各構成要素は、コンピュータに専用のプログラムを組み込むことによって実現されるものである。なお、図3に示す実線の矢印は、各構成要素間の情報の流れを示す。また、破線の矢印は、§6で述べる変形例における情報の流れを示している。
ここでは、図3に示す母点定義部10によって定義される母点および連結線定義部20で定義される連結線について、実例を挙げながら、より詳細な説明を行う。
続いて、図3に示す装置における仮想ばね定義部30およびスカラー場定義部40の機能について詳述する。
ここでは、図3に示す装置におけるシミュレーション実行部50および変位母点決定部60の機能について詳述する。シミュレーション実行部50の基本機能は、母点定義部10で定義された個々の母点Mを質点とみなし、連結線定義部20で定義された各連結線Cの両端に位置する一対の母点が、仮想ばね定義部30によって当該連結線C上に定義された仮想ばねSで連結されているとみなしたときに、各仮想ばねSによって作用する力に基く各質点の運動シミュレーションを実行することであり、変位母点決定部60の基本機能は、この運動シミュレーションによって運動中の母点Mの所定時点における位置を変位母点の位置と決定することである。
ここでは、§5で述べた運動シミュレーションの変形例をいくつか述べておく。
これまで述べた実施形態では、仮想ばね定義部30によって、個々の連結線C上に、スカラー場定義部40で定義されたスカラー場を利用して、対応位置のスカラー値に応じた物理的特性をもった仮想ばねを定義していた。この場合、スカラー値に応じて定める物理的特性としては、ばね定数kを用いてもよいし、自然長Lを用いてもよいが、いずれにせよ、スカラー値に応じて特性が定められる対象は、「仮想ばね」であった。
これまで述べた実施形態では、仮想ばねSは、どのような大きな力が加わろうと、常に、加えられた力に応じた伸びを生じる仮想のばねであった。これに対して、ここで述べる変形例では、各仮想ばねSを、所定のしきい値Fth(各ばねごとに異なる値を設定してもよい)を超える力が作用した場合には破断するばねとして取り扱うのである。すなわち、シミュレーション実行部50は、特定の両母点間に作用する力Fが所定のしきい値Fthを超えた場合に、当該特定の両母点間を連結する仮想ばねSが破断したものと判断し、以後、当該特定の両母点間には仮想ばねが存在しないものとして、運動シミュレーションを実行するようにすればよい。なお、前述したとおり、両母点間を連結する連結線Cは、2つの母点の連結関係を示す概念的な線であるから、仮想ばねSが破断したとしても、連結線C自体はそのまま残ることになる。
ここでは、図3に示す装置における皺構成線分配置部70および皺画像生成部80の機能について詳述する。まず、皺構成線分配置部70の基本機能は、図1に示す皮シボパターンにおける皮溝部の芯となるべき皺構成線分を作業領域A上に配置する処理を行うことにある。この皺構成線分は、運動シミュレーションによって変位した後の個々の母点間を連結する連結線C(たとえば、図14に示す各連結線)を利用して作成される。
最後に、図3に示すスカラー場定義部40におけるスカラー場の定義方法について、いくつかの実例を示しておく。既に述べたとおり、スカラー場定義部40で定義されるスカラー場とは、実質的に、作業領域Aに対応する参照領域と同じサイズの参照画像Rと言うべきものであり、スカラー場定義部40は、このような参照画像Rを定義する機能を有していればよい。
人為的に何らかの参照画像Rを生成する機能)をもたせておくこともできる。上述したとおり、原理的には、どのような画像でも、本発明において参照画像Rとして利用することが可能である。しかしながら、本願発明者が、種々の画像を参照画像Rとして用いて試したところ、自然な風合いをもった革シボパターンを生成する上では、線状模様をもった参照画像Rを用いるのが好ましいことが判明した。特に、ある共通した方向を向いた複数の帯状領域から構成される画像を参照画像Rとして用いると、革シボパターンとして好ましい皺画像が得られることがわかった。
20:連結線定義部
30:仮想ばね定義部
40:スカラー場定義部
41:パラメータ設定部
42:核点設定部
43:参照帯状領域設定部
44:参照画像生成部
50:シミュレーション実行部
60:変位母点決定部
70:皺構成線分配置部
80:皺画像生成部
A:作業領域
a:作業領域A/参照領域Rの寸法
B:参照帯状領域
C,C1〜C12:連結線
D:母点間距離
d:母点の初期配置の格子間隔
E:特定領域
F,F1〜F8:仮想ばねによって作用する力
G:連結線Cの中点
H:参照帯状領域の長さ
k:ばね定数
L:仮想ばねの自然長
M,M1〜M8,M10〜M20:母点
M0:着目母点
m:母点の質量
P:核点
R:参照領域(参照画像)
S,S1〜S8:仮想ばね
S1〜S9:流れ図の各ステップ
T,T1〜T3:皺構成線分
U:参照帯状領域の幅
V:皺構成帯状領域/速度
W:皺構成帯状領域の幅
α:加速度
θ:参照帯状領域の傾き
Claims (20)
- 二次元平面上の作業領域内に多数の母点を定義する母点定義部と、
前記作業領域内に定義された個々の母点について、隣接する母点との間にそれぞれ連結線を定義する連結線定義部と、
前記作業領域に対応する参照領域内にスカラー場を定義するスカラー場定義部と、
前記個々の連結線上に、前記スカラー場上の当該連結線の位置に対応する位置に定義されたスカラー値に応じた物理的特性をもった仮想ばねを定義する仮想ばね定義部と、
個々の母点を質点とみなし、各連結線の両端に位置する一対の母点が当該連結線上に定義された仮想ばねで連結されているとみなしたときに、各仮想ばねによって作用する力に基く各質点の運動シミュレーションを実行するシミュレーション実行部と、
前記運動シミュレーションによって運動中の母点の所定時点における位置を変位母点の位置と決定する変位母点決定部と、
各変位母点についての連結線上にその中点を求め、当該連結線に対して直交し、当該連結線と同じ長さをもつ皺構成線分を、当該皺構成線分の中点が当該連結線の中点に重なるように配置する皺構成線分配置部と、
前記皺構成線分の集合体に基づいて、皺画像を生成する皺画像生成部と、
を備えることを特徴とする皺画像生成装置。 - 請求項1に記載の皺画像生成装置において、
仮想ばね定義部が、ばね定数kおよび自然長Lを物理的特性として有する仮想ばねを定義し、前記ばね定数kおよび前記自然長Lのいずれか一方もしくは双方を、当該仮想ばねが配置される連結線の位置に対応する位置に定義されたスカラー値に基づいて決定することを特徴とする皺画像生成装置。 - 請求項2に記載の皺画像生成装置において、
スカラー場定義部が、参照領域内に配列された画素の集合からなる参照画像の画像データを格納しており、個々の画素の画素値を当該画素位置についてのスカラー値とすることにより、スカラー場の定義を行い、
仮想ばね定義部が、参照領域内の対応位置に連結線を描画したときに、当該連結線上もしくはその近傍に位置する画素の画素値の和もしくは平均に基づいて仮想ばねの物理的特性値を決定することを特徴とする皺画像生成装置。 - 二次元平面上の作業領域内に多数の母点を定義する母点定義部と、
前記作業領域内に定義された個々の母点について、隣接する母点との間にそれぞれ連結線を定義する連結線定義部と、
前記作業領域に対応する参照領域内にスカラー場を定義するスカラー場定義部と、
前記個々の連結線上に、所定の物理的特性をもった仮想ばねを定義する仮想ばね定義部と、
個々の母点を前記スカラー場上の当該母点の位置に対応する位置に定義されたスカラー値に応じた質量をもった質点とみなし、各連結線の両端に位置する一対の母点が当該連結線上に定義された仮想ばねで連結されているとみなしたときに、各仮想ばねによって作用する力に基く各質点の運動シミュレーションを実行するシミュレーション実行部と、
前記運動シミュレーションによって運動中の母点の所定時点における位置を変位母点の位置と決定する変位母点決定部と、
各変位母点についての連結線上にその中点を求め、当該連結線に対して直交し、当該連結線と同じ長さをもつ皺構成線分を、当該皺構成線分の中点が当該連結線の中点に重なるように配置する皺構成線分配置部と、
前記皺構成線分の集合体に基づいて、皺画像を生成する皺画像生成部と、
を備えることを特徴とする皺画像生成装置。 - 請求項4に記載の皺画像生成装置において、
スカラー場定義部が、参照領域内に配列された画素の集合からなる参照画像の画像データを格納しており、個々の画素の画素値を当該画素位置についてのスカラー値とすることにより、スカラー場の定義を行い、
シミュレーション実行部が、参照領域内の対応位置に母点を配置したときに、当該母点上の画素の画素値、または当該母点の近傍に位置する複数の画素の画素値の和もしくは平均に基づいて、当該母点の質量を決定することを特徴とする皺画像生成装置。 - 請求項1〜5のいずれかに記載の皺画像生成装置において、
母点定義部が、縦横格子状に母点を規則的に初期配置して定義することを特徴とする皺画像生成装置。 - 請求項6に記載の皺画像生成装置において、
母点定義部が、規則的に初期配置した母点の各位置を、乱数を用いて変動させることにより、揺らぎの成分をもった配置がなされた母点の定義を行うことを特徴とする皺画像生成装置。 - 請求項6または7に記載の皺画像生成装置において、
連結線定義部が、初期配置時の格子配列において、縦横4方向もしくは斜めも含めた8方向に隣接する母点との間に、それぞれ連結線の定義を行うことを特徴とする皺画像生成装置。 - 請求項1〜8のいずれかに記載の皺画像生成装置において、
スカラー場定義部が、線状模様をもった参照画像によってスカラー場を定義することを特徴とする皺画像生成装置。 - 請求項9に記載の皺画像生成装置において、
スカラー場定義部が、
空間周波数を示すパラメータFを設定するとともに、角度の範囲「θ1〜θ2」、幅の範囲「U1〜U2」、長さの範囲「H1〜H2」をパラメータとして設定するパラメータ設定部と、
参照領域内にXY二次元座標系を定義し、−0.5〜+0.5の範囲内のランダム値Rndと整数iおよびjを用いて、X=(F×i)+(F×Rnd)およびY=(F×j)+(F×Rnd)なる演算によって求まる座標値(X,Y)で示される位置に核点P(X,Y)をプロットする処理を、iの値を1から所定の最大値Iまで1ずつ変え、jの値を1から所定の最大値Jまで1ずつ変えた各組み合わせについて実行し、合計(I×J)個の核点Pを設定する核点設定部と、
個々の核点Pについて、θ1〜θ2内のランダム値θ、U1〜U2内のランダム値U、H1〜H2内のランダム値Hを定め、核点Pを中心点として、基準となる座標軸に対して角度θをなす方向を向き、幅U,長さHをもった参照帯状領域を定める処理を行い、合計(I×J)個の参照帯状領域を設定する参照帯状領域設定部と、
前記各参照帯状領域の外部の画素には背景部分を示す画素値を与え、前記各参照帯状領域の内部の画素には線状模様部分を示す画素値を与えることにより、線状模様をもった参照画像を生成する参照画像生成部と、
を有することを特徴とする皺画像生成装置。 - 請求項10に記載の皺画像生成装置において、
参照画像生成部が、内側から外側に向かって画素値がなだらかに変化するように、各参照帯状領域の内部の画素に画素値を与えることを特徴とする皺画像生成装置。 - 請求項1〜8のいずれかに記載の皺画像生成装置において、
スカラー場定義部が、実在の物体表面の画像を取り込む画像取込装置を有し、取り込んだ画像もしくはこれを加工して得られた画像によってスカラー場を定義することを特徴とする皺画像生成装置。 - 請求項1〜12のいずれかに記載の皺画像生成装置において、
シミュレーション実行部が、両母点間の距離Dと当該両母点間に連結される仮想ばねの自然長Lとの差を(D−L)とし、当該両母点間に当該仮想ばねに起因したF=−k(D−L)なる力が作用するものとし、各母点の質量をmとしてF=mαなる式に基づいて各母点の運動加速度αを求め、各母点の運動シミュレーションを実行することを特徴とする皺画像生成装置。 - 請求項13に記載の皺画像生成装置において、
シミュレーション実行部が、第k番目の時点tkにおいて、各母点のそれぞれについて、その時点の仮想ばねに起因して作用する力の合力を求め、第k番目の時点tkから第(k+1)番目の時点t(k+1)に至るまでの時間δの間における各母点の前記合力に基づく移動経路を求め、時点t(k+1)における各母点の位置を決定する処理を、k=0からkを1ずつ増加させながら繰り返し実行し、
変位母点決定部が、kの値が所定値Kに達した時点における各母点の位置を変位母点の位置と決定することを特徴とする皺画像生成装置。 - 請求項1〜14のいずれかに記載の皺画像生成装置において、
シミュレーション実行部が、作業領域の輪郭近傍に位置する母点を不動の固定点として、運動シミュレーションを実行することを特徴とする皺画像生成装置。 - 請求項1〜15のいずれかに記載の皺画像生成装置において、
シミュレーション実行部が、特定の両母点間に作用する力Fが所定のしきい値Fthを超えた場合に、当該特定の両母点間を連結する仮想ばねが破断したものと判断し、以後、当該特定の両母点間には仮想ばねが存在しないものとして、運動シミュレーションを実行することを特徴とする皺画像生成装置。 - 請求項1〜16のいずれかに記載の皺画像生成装置において、
皺画像生成部が、各皺構成線分に幅をもたせる処理を行い、皺構成帯状領域を形成し、各皺構成帯状領域の外部の画素には背景部分を示す画素値を与え、前記各皺構成帯状領域の内部の画素には皺部分を示す画素値を与えることにより皺画像を生成することを特徴とする皺画像生成装置。 - 請求項17に記載の皺画像生成装置において、
皺画像生成部が、幅の範囲「W1〜W2」をパラメータとして設定し、個々の皺構成線分について、それぞれW1〜W2内のランダム値Wを定め、幅Wをもった皺構成帯状領域を形成することを特徴とする皺画像生成装置。 - 請求項17または18に記載の皺画像生成装置において、
皺画像生成部が、内側から外側に向かって画素値がなだらかに変化するように、各皺構成帯状領域の内部の画素に画素値を与えることを特徴とする皺画像生成装置。 - 請求項1〜19のいずれかに記載の皺画像生成装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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