JP4903200B2 - バレルエンジン用のピストン組立体 - Google Patents

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Description

本発明は、ここに全内容が援用される、2005年6月9日に出願された米国仮特許出願番号60/688,831号、及び2006年2月15日に出願された同60/773,729号の優先権を主張する。
本発明は、内燃機関に関し、より具体的には、バレル型内燃機関用のピストン組立体に関する。
バレル型エンジンの一般的な分野では、2つの主なクラスのエンジンがある、即ち、スワッシュプレートバレルエンジンと、カムプレートバレルエンジンである。2つのクラスのバレルエンジンは、ピストンの往復運動を駆動シャフトの回転運動に変換するのに採用する駆動機構の特性によって識別されることができる。
スワッシュプレートバレルエンジンは、駆動シャフトの1回転当たり2サイクルでピストンが往復運動するのを可能にする傾斜プレートで構成される駆動手段を利用する。スワッシュプレートバレルエンジンのピストンは、一般に、スワッシュプレートの表面にスライド可能に接触するスリッパパッドを介してスワッシュプレートと関連するか、またはスワッシュプレートの表面とスライド可能に接触する環状リングに取り付られたユニバーサルタイプジョイントでスワッシュプレートと関連する。スワッシュプレートバレルエンジンの例を図12に示す。
カムプレートバレルエンジンは、通常駆動シャフトの1回転当たり4サイクルかそれ以上のサイクルのピストンの往復運動が可能な起伏カム表面を有するプレートで構成される駆動手段を利用する。スワッシュプレートバレルエンジンのピストンは、一般に、カムプレートの起伏表面をたどる一対の転がり要素を介してカムプレートと関連する。
スワッシュプレートバレルエンジン及びカムプレートバレルエンジンの両方において、高い側方荷重が、ピストンがスワッシュプレートまたはカムプレートの角度付けられた表面に関連する点に存在する。この側方荷重を、許容できない高レベルの摩擦及び摩耗を生成することなく、ピストン装置内のどこかで対応しなければならない。
カムプレートバレルエンジンの分野では、ピストン装置内での側方荷重から生じる摩擦力を減ずるためになされた進歩はほとんどない。その結果、カムプレートバレルエンジンで生成された摩擦は、従来のクランクシャフト駆動エンジンよりも70%高く、燃料効率に悪影響を及ぼし、これらのエンジンの採用を制限する。カムプレートバレルエンジンにおいて側方荷重をピストンスカートから隔離するための幾つかの試みがなされた。様々なバージョンの案内ロッド方策が提案された。しかしながら、現在まで、カムプレートバレルエンジンにおいて、構造的に現実性のある案内ロッド/ピストン組立体の例はまだない。
側方荷重の問題に取り組もうと努めた或る設計が、米国特許第5,771,694号に示され、それを図13A及び図13Bに示す。’694号の参考文献は、シリンダ内の往復運動中、ピストンを案内するダブル案内ロッド機構を開示する。側方荷重は、一般に、ピストンスカートの代わりにスワッシュプレート界面で案内ロッドによって運ばれ、それにより、摩擦の全体的な減少及び案内されないシステムのエンジン効率の増大を生じる結果となる。
しかしながら、図14は、スタインボー(Stinebaugh)による米国特許第4,553,508号で提案されるような他のダブル案内ロッド装置を示す。この設計では、カムプレートローラのピストン装置への取り付けは、通常のエンジン運転下では耐えられない。3000RPMの低さで、カムプレートバレルエンジン内のローラピンを介して伝達される慣性力は、12,000から15,000ポンド程度になる。これらの力の下では、一端のみで支持されるカムプレートローラピンは、壊れるであろう。
図15は、ルーニー(Looney)による米国特許第1,063,456号で提案されたような他の案内ロッド装置を示す。この設計では、1つの案内ロッドだけが、ピストン装置からの側方荷重を扱うのに使用される。ピストン装置の回転を防止するために、延長部が、エンジンブロックのトラック内でスライドする案内ロッドベアリングの後側に設けられる。米国特許第4,553,508号に提案された設計と同様に、カムプレートローラピンは、一端で支持されるのみである。示されるようなこの設計は、通常のエンジン運転に関連する条件に耐えられないであろう。
図16は、ローズ(Rose)による米国特許第5,566,578号で提案されたような他の四角い案内ロッド装置を示す。この設計では、ピストン装置自身が、カムプレートローラからの側方荷重を受け入れる四角いスロット内でスライドする。この設計は、また、カムプレートローラが一端のみで支持されるため、不備がある。
図17は、バーネフ(Bahnev)によるPCT/BG97/00005号で提案されたような追加的なスタイルの案内装置を示す。ピストン装置内のスロットは、ブロックに取り付けられたリニアベアリングに係合する。この設計は、また、一端で支持されたピンを有するカムプレートローラを使用しており、やはり、通常のエンジン運転では、故障するであろう。
かくして、図13乃至図17は、提案された案内ロッド機構を示す。当業者には、これらの機構がいずれも、内燃機関の運転環境では耐えられないことは明白である。したがって、未だに、従来の案内システムの内在する弱点を克服する改善された案内システムを提供することが望ましい。
本発明の一側面によれば、バレルエンジンは、駆動シャフトと;駆動シャフトに相互連結されたカムプレートと;複数のシリンダであって、各々が駆動シャフトにほぼ平行な長手方向軸線を有し、シリンダの軸線が、駆動シャフト周りにほぼ円形の方法で配置された複数のシリンダと;エンジンの各シリンダに対応する一対の案内ロッドであって、各ロッドが、シリンダの軸線にほぼ平行な軸繊維沿って長手方向に延びる外面を有する一対の案内ロッドと;複数のピストン組立体と;を含み、複数のピストン組立体の各々は、シリンダの軸線に沿った往復運動のためにシリンダの1つとスライド可能に結合されるピストンヘッドと;ピストンヘッドの軸方向移動に応答して駆動シャフトの回転を生じさせるようにカムプレートの対向面に転がり係合する一対のローラベアリングと;中央部とピストンヘッドを支持するのに中央部から延びる連結ロッドとを有するブリッジ構造体であって、中央部が一対の間隔を隔てられたベアリング支持の間に延び、各ベアリング支持が、中央部にほぼ平行な外壁と、中央部を外壁に相互連結する端壁とを有するブリッジ構造体と;ローラベアリングの1つをベアリング支持の1つに各々枢動可能に連結する一対のピボットピンであって、各ピボットピンが、中央部に固定的に取り付けられた一端と、外壁に固定的に取り付けられた反対端とを有し、中央部に対するベアリング支持の曲げを最小にするように、中央部、端壁、及び外壁によって定められる実質的な閉端構造体の部材である一対のピボットピンと;ブリッジ構造体に相互連結された案内ブロックであって、一対のボアを定める内壁を更に有し、ボアの各々がシリンダの軸線に沿った往復運動中、ピストンヘッドを案内するためにそこを通る案内ロッドをスライド可能に受け入れ、各内壁が、間にオイルリザーバを定めるそれぞれの案内ロッドの外面から間隔を隔てられ、オイルリザーバが、案内ブロックの対向端の間にほぼ連続的に延びる案内ブロックと、を含む。
本発明の他の側面によれば、バレル内燃機関に使用されるピストン組立体は、中央駆動シャフトと、共に回転するために駆動シャフトに固定的に取り付けられたカムプレートと、駆動シャフトから半径方向に間隔を隔てられた複数のシリンダとを有する。ピストン組立体は、中での往復軸方向運動のためにシリンダの1つにスライド可能に結合されたピストンヘッドと;ピストンヘッドの軸方向移動に応答して駆動シャフトの回転を生じさせるように、カムプレートの対向面に転がり係合する一対のローラベアリングと;中央部と、ピストンヘッドを支持するようにそこから延びる連結ロッドとを有するブリッジ構造体であって、中央部が、一対の間隔を隔てられたベアリング支持の間に延び、各ベアリング支持が、中央部にほぼ平行な外壁と、中央部を外壁に相互連結する端壁とを有するブリッジ構造体と;一対のピボットピンであって、各々、ローラベアリングの1つをベアリング支持の1つに枢動可能に連結し、各ピボットピンが、中央部に固定的に取り付けられた一端と、外壁に固定的に取り付けられた反対端とを有し、中央部に対するベアリング支持の曲げを最小にするように、中央部、端壁及び外壁によって定められた実質的な閉端構造体の部材である一対のピボットピンと、を含む。
本発明の他の側面によれば、バレルエンジンは、駆動シャフトと;駆動シャフトに相互連結されたカムプレートと;複数のシリンダであって、各々が、駆動シャフトにほぼ平行な長手方向軸線を有し、シリンダの軸線が、駆動シャフト周りにほぼ円形の方法で配置された複数のシリンダと;エンジンの各シリンダに対応する一対の案内ロッドであって、各ロッドが、シリンダの軸線にほぼ平行な軸線に沿って長手方向に延びる外面を有する一対の案内ロッドと;複数のピストン組立体と、を含み、複数のピストン組立体の各々は、シリンダの軸線に沿った往復運動のためにシリンダの1つにスライド可能に結合されたピストンヘッドと;駆動シャフトと一緒のカムプレートの回転に応答してシリンダ内でピストンヘッドの軸方向移動を生じさせるように、カムプレートに作動的に結合された案内ブロックであって、一対のボアを定める内壁を有し、ボアの各々が、シリンダの軸線に沿った往復運動中、ピストンヘッドを案内するためにそこを通る案内ロッドをスライド可能に受け入れ、各内壁が、間にオイルリザーバを定めるためにそれぞれの案内ロッドの外面から間隔を隔てられ、オイルリザーバが、案内ブロックの対向端の間にほぼ連続的に延びる、案内ブロックと、を含む。
本発明は、バレル型内燃機関に使用するクロスヘッド案内システムを有するピストン組立体を提供する。バレルエンジンは、中央駆動シャフトと、共に回転するように中央駆動シャフトから延びる起伏(波状)カムプレートと、を含む。複数のシリンダが、中央動力シャフトの周りに配置される。複数のピストン組立体が、エンジン内のそれぞれのシリンダ内でスライド可能に係合するピストンヘッドを備える。ピストンは、シリンダ内に投入された燃料/空気の燃焼によって往復運動する。ピストン組立体は、カムプレートと係合し、それにより、ピストン組立体の往復運動が、カムプレート及び駆動シャフトの回転運動に変換される。以下により詳細に記載するように、案内システムは、各ピストン組立体の往復動作を案内するための一対の案内ロッドを利用する。
図1を参照すると、ピストン組立体は、全体に10で示され、両端バレルエンジンに使用される。ピストン組立体10は、ブリッジ構造体20を含む。一対の連結ロッド16が、ブリッジ構造体20の対向側から外側に延びる。一対のピストン12,14が、一対の連結ロッド16に固定的に取り付けられている。ピストン12,14は、互いに対して対称的に反対向きに配置されている。
ブリッジ構造体20は、中央部18と、中央部18の対向端に配置される一対の対向するベアリング支持19と、を含む。一対のローラベアリング22,24の各々が、ピボットピンによって、それぞれのベアリング支持19に回転可能に結合されている。ベアリング22,24は、(図3及び図6に示すように、)バレルエンジン内の波状カムプレート34の対向する上面37及び下面39に転動可能に係合される。当業者には明白なことであるが、ローラベアリング22,24は、運転しているエンジン内で非常に高い力を受けることがある。かくして、ベアリング22,24を支持する各ピボットピンの両端は、ベアリング支持19に支持され、それにより、ピボットピンは片持ちにならない。ローラベアリング22,24は、ピストン組立体10の往復動重量を減ずるように、セラミック材料で形成されてもよい。変形例として、他のタイプのローラ、ベアリング、または材料が、エンジンの運転中、ブリッジ構造体とカムプレートとの間に使用されてもよい。
クロスヘッド案内ブロック26が、ピストン組立体10を案内ロッド32にスライド可能に結合するように、ブリッジ構造体20に固定的に取り付けられている。より具体的には、案内ブロック26は、一対の間隔を隔てられたクロスヘッド案内ロッドベアリング支持28,30を含み、その各々は、そこを通る案内ロッド32をスライド可能に受け入れるための円筒形状ボア29,31を有する。この配置により、各ピストン組立体10は、案内ブロック26内のボア29,31で支持されたそれぞれの対の案内ロッド32によって案内される。案内ロッド32は、断面が円形を有する円筒形状で示される。しかしながら、案内ロッド及び対応するボアは、案内ロッドが、シリンダ内でピストンの往復動作を案内するように、長手方向の方法で延びる限り、楕円形や矩形のような、他の断面形状を有していてもよいことは、容易に理解できよう。
図2乃至図5を参照すると、例示的な6筒バレルエンジンが、6対の案内ロッド32を利用し、同数のピストン組立体10を案内している。案内ロッド32は、(図2に仮想線及び33で示すように)一般に円形に配置され、シリンダから半径方向外側に間隔を隔てている。ピストン組立体10の各々のローラベアリング22,24は、カムプレート34の反対側に対向側に転動可能に係合する。
図6では、案内ブロック26は、案内ロッドベアリング支持28,30のボア29,31(図1)内の案内ロッド32のスライド係合を示すために切断されている。ベアリングまたはブッシュ36が、案内ロッド32を案内ブロック26内でスライド可能に支持するように、ボア29,31(図1)の各端に設けられている。ブッシュ36は、軸方向に間隔を隔てられている。環状形状のオイルキャビティ38が、ブッシュ36の間、及び案内ロッド32の外面と、ボア29,31(図1)を定める支持28,30の内壁との間で定められる。本発明の一実施形態では、オイル通路35は、案内ロッド32を通って延び、案内ロッド32の外面に導く孔40と連通する。これらの孔40は、環状キャビティ38に加圧オイルを提供し、それにより、ブッシュ36に加圧オイルを提供する。図11に示すように加圧オイルを、中央駆動シャフト52によって同軸上に駆動されるオイルポンプ50によって提供してもよい。支持28,30及びブッシュ36は、ピストン組立体10の往復運動中、孔40が、キャビティ38と常に流体連通状態に配置されるように、位置決めされ、寸法付けられる。
往復動重量を最小にするために、案内ブロック26は、好ましくは、できるだけ小さく、しかもブッシュ36を収容して孔40がピストン組立体10の全ストローク中に露出するのを防止することができるように十分長い。当業者には明白なように、ブッシュ36が間隔を隔てられているという事実は、また、ブッシュ36が、ピストン組立体10を曲げ、またはねじろうとする高荷重に抵抗することを可能にする。
バレルエンジンは、図6に示すように所定位置に対してエンジン内でカムプレート34の軸方向位置を調整する可変圧縮率装置を利用してもよい。可変圧縮率装置を利用するバレルエンジンでは、案内ロッドベアリング支持28,30の最小長さは、エンジンストロークと、最大可変圧縮位置と、ブッシュ36の1つの長さとを足したものに等しい。支持28,30の長さを、この最小値に近くに維持することが好ましい。例えば、範囲は、この最小長さ0から10%越える範囲でもよいが、0から20%または0から30%の範囲を使用してもよい。或る例示的な実施形態では、エンジンのストロークは76mmであり、最大可変圧縮率位置は、6.5mmであり、1つのベアリングの長さは20mmである。これは、102.5mmの支持28,30の最小長さを提供する。当業者には明白なように、この最小長さは、孔40が、時々ブッシュ36の1つの直下に位置することを意味する。もし、孔40を環状キャビティ38とだけ連通させることを望むなら、ハウジング28または30の長さを、追加のベアリングの長さだけ増やさなければならない。上述の例では、これは、122.5mmに長さを増大させる。可変圧縮率装置がないバレルエンジンの場合には、最小長さは、ストロークと、一つのベアリングの長さを足したものに等しい。上述の例では、これは、96mmの最小長さを提供する。またここで、この長さを0から10%越える範囲が好ましく、いくつかの適用においては、0から20%または0から30%が可能である。
図1に戻って、仕切り線41が、案内ブロック26とブリッジ構造体20との間に示されている。いくつかの実施形態では、案内ブロック26は別個の材料で作られ、そしてブリッジ構造体20に固定的に取り付けられる。これは、案内ブロック26が、エンジンの部分組立後に、ブリッジ構造体20に取り付けられることを可能にする。案内ブロック26と構造体20の連結は、当業者にとって明白なように、様々な方法で達成されることができる。他の実施形態では、案内ブロック26とブリッジ構造体20は、一体的に形成される。いずれの取り組みでも、ピストン組立体10は、図6のA−A線に沿うように、2つの半部に分割されるのがよい。2つの半部は、次いでエンジンの組立中に、ボルト止めや、接着、溶接、及び当業者に知られた他の取り組みを含む他の手段によって、再接合されるのがよい。分離は、切断によってもよい、またはブリッジ構造体及び/又は案内ブロックを、従来の連結ロッドの形成中に行われる割りと同様の方法で割ってもよい。分離または割りが形成される領域は、もろい仕切り線または領域と考えられる。ピストン組立体10を2つまたはそれ以上の部品に分離することにより、いくつかのクリアランス調整を組立中に行ってもよい。分離は、また、エンジンをより容易に組み立てるのを可能にする。上部を、案内ロッドに組み立て、カムプレートを位置決めし、次いで、下部を案内ロッドに組み立てて上部に接合し、それによって、カムプレートを間に捉える。仕切り線A−Aが上部ベアリング支持及び下部ベアリング支持の間で、シリンダ軸線に垂直に、ほぼ半分のところに示されているが、これは、より高くあるいはより低く位置していてもよく、及び/または図示された仕切り線に対して角度付けられていてもよい。例えば、図1に関して、左右に角度付けられていてもよいし、図に関して前方から後方に、あるいは後方から前方に角度付けられていてもよい。
幾つかの変形例が、本発明の範囲に含まれる。例えば、オイル圧力及び流速を、一対の案内ロッド32の1つのみから、案内ブロック26内に定められたキャビティ38の1つに、オイルがそこから案内ブロック26の他のキャビティ38に供給される状態で、提供してもよい。選択的に、オイル圧力を、これらのキャビティ38からローラベアリング22,24に供給してもよい。更なる変形例として、オイルジェットを、冷却及び潤滑のために、キャビティ38または他のところから、オイルのいくらかを、カムプレート34の表面及び/又はピストン12の底部に差し向けるように提供してもよい。オイルを、また、他の方法でこれらの領域に提供してもよい。
当業者にとって明白なように、案内ロッド32と協働する案内ブロック26は、さもなければピストン12,14が受ける側方荷重及びねじり荷重に抵抗する。典型的な内燃機関では、ピストン自身が、ピストンをシリンダに対して適切に整合させて維持するために、かなり大きい側方荷重に反応しなければならない。この目的のため、ピストンは、典型的に、ピストンの頂部から下方に延びる側方スカートを有し、シリンダに係合する間隔を隔てたリングを含む。本発明では、ピストン12,14が受ける側方荷重は、除去され、または少なくとも最小になる。かくして、ピストン12,14の側方スカートは、実質的に従来の設計に比べて減少する。図示された実施形態は、より短い側方スカートを示すが、側方スカートを、図示されたよりもさらに減少してもよい。最小側方スカート長さは、十分なピストンリングに必要な長さに依存する。
図7を参照すると、本発明の第2実施形態によるピストン組立体が110で示され、ここで、同様の部品には、100ずれた同様の符号を示す。ピストン組立体110は、単一ピストン112と、ブリッジ構造体120及びピストン112の間に延びる単一の連結ロッド116を含むことを除いて、図1の前述の実施形態と同様である。
図8を参照すると、本発明の第3実施形態によるピストン組立体が210で示される。この実施形態におけるピストン組立体210は、図1の第1実施形態のブリッジ構造体20と比較してより強いブリッジ構造体220を含む。より具体的には、各ベアリング222,224は、対向する近位端72及び遠位端74を有するピボットピン70によって、ベアリング支持219に回転可能に結合されている。各ピン70の一端72は、ブリッジ構造体220の中央部218内にねじ込まれ、または各ピン70は、ねじ止めまたは、溶接もしくは当業者に知られた他の固定方法を用いて接合されることにより、中央部に固定的に取り付けられてもよい。各ベアリング支持219の外壁76は、間隔を隔てられ、ピン70の反対端74を支持するように、中央部218にほぼ平行である。ある場合では、外端または反対端74は、端74を支持する孔内に受け入れられる。端74は、凹部内に受け入れられるヘッドまたは拡大された部分を有していてもよい。変形例として、ピン70の反対端74は、外壁76に、ねじ止め、または溶接あるいは当業者に知られた他の方法を用いて接合されることによって、固定的に取り付けられてもよい。更なる変形例として、内端72は、ねじ止めまたは接合されることなく、単に中央部に支持されてもよく、外端74は、外壁76に、ねじ止めされるか、さもなければ固定的に取り付けられる。端壁75が、中央部218と外壁76を相互連結する。横方向フランジ60及び直立フランジ62が、ベアリング支持219の中央部18と外壁76との間で、端壁75に沿って延びる。2つのフランジ60,62が示されているが、1つまたは2つ以上のフランジが設けられていてもよい。横方向フランジ60及び直立フランジ62は、互いに対してほぼ直交している。この配置により、フランジ60,62によって強化された端壁75と、ベアリング支持219の外壁76と、中央部218と、ピボットピン70とは、中央部218に対するベアリング支持219の曲げに抵抗する、剛体の閉端構造体を形成する。図10の切断図に最もよく示されるように、端壁75は、ピン70の軸線に向かって収束する線に沿って方向付けられており、それにより、閉端構造は、ほぼ三角形状を有する。図9に示すように、強化リブ90が、ベアリング支持219の反対側でブリッジ構造体220の側方に沿って一体的に形成される。リブ90は、案内ロッドベアリング支持228,230の間に位置する。リブ90は、ベアリング支持228,230にほぼ平行な線に沿って長手方向に延びている。図示されたよりも多いまたは少ないリブを使用してもよく、その寸法及び方向を変えてもよい。
ピストン組立体210は、また、部分円錐(frustoconical)形状のベアリング222,224を利用する。この形状は、ベアリング222,224の、カムプレート34の上面37及び下面39に沿ったよりよい転がりを提供する。
環状隙間80が、各ベアリング222,224とピン70の間に定められる。オイルは、ベアリング222,224とピン70の間の中間面を潤滑するように、環状隙間80内に位置する。オイルは、ピン70内に定められるオイルリザーバ84と環状隙間80との間と流体連通状態にある供給ライン82を介して環状隙間80に配送される。加圧オイルは、第1実施形態で記載したように、ブリッジ構造体218を通って延び、案内ロッド内の供給ラインと連通する供給ライン82によってリザーバに供給される。変形例として、機械ベアリングまたはこれとオイルとの組み合わせが、ベアリング222,224とピン70の間の摩擦を最小にするために、環状隙間内に配置されてもよい。
ピストン組立体210は、単一端バレルエンジン用に例示的に示される。当業者であれば、第3実施形態によるピストン組立体210もまた、図1の第1実施形態と同様に、両端バレルエンジンに使用される第2ピストン及び第2連結ロッドを含んでもよいことは、容易に理解するべきである。
ここに記載されたように、本発明は、スパークイグニッション、ディーゼル、HCCIまたはこれらの組み合わせのような、様々なバレルエンジンタイプに使用することができることは、当業者に理解されるべきである。本発明は、ここに援用される、米国特許第6,662,775号、同第6,899,065号、同第6,986,342号、同第6,698,394号、同6,834,636号、及び米国特許出願第10/997,443号、同第11/255,804号、同第11/360,779号、同第60/773,263号、同第60/721,853号、同第60/774,982号、同第60/774,343号、同第60/774,344号、同第60/774,982号、同第60/774,411号、同第60/773,109号、同第60/774,410号、同第60/774,856号、同第60/773,090号、同第60/773,936号、同第60/773,233号、同第60/773,234号に開示されるように、任意の技術を組み合わせて用いてもよい。
本発明を、例示的な方法で記載した。したがって、使用された用語は、限定的なものではなく、説明用語の性質のものであることは理解されるべきである。本発明の多くの改造及び変形が、前述の教示のもとで可能である。かくして、添付の請求項の範囲内で、本発明を具体的に記載した以外のように実施してもよい。
本発明の一実施形態によるバレル内燃機関に使用されるピストン組立体を示す図である。 ピストン組立体を案内するための案内ロッドの列を示す図である。 バレルエンジンの一部分の斜視図であり、案内ロッド、カムプレート、及び案内ロッドとカムプレートを係合する6つのピストン組立体を示す図である。 図3のバレルエンジンの一部分の側面図である。 図3及び図4のバレルエンジンの一部を示す端面図である。 ピストン組立体の案内ロッドベアリング部分が切断された状態の、カムプレートと一対の案内ロッドを係合する単一ピストン組立体を示す図である。 本発明の第2実施形態による単一端ピストン組立体の斜視図である。 本発明の第3実施形態によるピストン組立体の頂部斜視図である。 本発明の第3実施形態によるピストン組立体の底部斜視図である。 テーパー付きローラベアリングを示すように一部が切断された、本発明の第3実施形態によるピストン組立体の側面図である。 エンジンの様々な領域へのオイルの配送を示したバレルエンジンの概略図である。 スワッシュプレートバレルエンジンの例を示す図である。 カムプレートバレルエンジンの例を示す図である。 カムプレートバレルエンジンの例を示す図である。 米国特許第5,771,694号に見られるダブル案内ロッドクロスヘッド機構の部分を示す図である。 米国特許第1,063,456号に開示された案内ロッド装置を示す図である。 米国特許第5,556,578号で提案された四角形案内装置を示す図である。 出願番号PCT/BG97/00005号で提案された案内装置を示す図である。

Claims (28)

  1. 駆動シャフトと、
    駆動シャフトと共に回転するように駆動シャフトに相互連結された起伏カムプレートと、
    複数のシリンダであって、各々が駆動シャフトにほぼ平行な長手方向軸線を有し、シリンダの軸線が駆動シャフト周りにほぼ円形の方法で配置された複数のシリンダと、
    エンジンの各シリンダに対応する一対の案内ロッドであって、各ロッドが、シリンダの軸線にほぼ平行な軸線に沿って長手方向に延びる外面を有する一対の案内ロッドと、
    複数のピストン組立体と、を含み、
    複数のピストン組立体の各々は、
    シリンダの軸線に沿った往復運動のためにシリンダの1つにスライド可能に結合されたピストンヘッドと、
    駆動シャフトと共にカムプレートが回転するのに対応して、シリンダ内のピストンヘッドの軸方向移動を生じるように、カムプレートに作動的に結合された案内ブロックと、を含み、案内ブロックは、そこを通って定められる一対の長手方向ボアを更に有し、ボアは、内壁を有し、ボアの各々は、シリンダの軸線に沿った往復運動中、ピストンヘッドを案内するのにそこを通過する案内ロッドをスライド可能に受け入れ、各内壁は、間にオイルリザーバを定めるようにそれぞれのガイドロッドの外面から間隔を隔てられ、オイルリザーバは、案内ブロックの対向端の間にほぼ連続的に延びる、
    ことを特徴とするバレルエンジン。
  2. 案内ブロックと案内ロッドの間の摩擦を減ずるために、各ボアの対向端に配置された一対のブッシュを含む、
    請求項1に記載のバレルエンジン。
  3. オイルリザーバは、一対のブッシュの間に実質的に囲まれる、
    請求項2に記載のバレルエンジン。
  4. リザーバは、ほぼ環形状であり、一対のブッシュの間に軸方向に連続的に延びる、
    請求項3に記載のバレルエンジン。
  5. 少なくとも1つの案内ロッドは、リザーバにオイルを配送するのにそこを通って定められる出口を含む、
    請求項1に記載のバレルエンジン。
  6. 出口は、案内ロッドに沿ったピストン組立体の往復運動中、リザーバと連続的な流体連通状態を維持する、
    請求項5に記載のバレルエンジン。
  7. 案内ブロックと案内ロッドの間の摩擦を減ずるために、各案内ボアの対向端に配置された一対のブッシュを含み、出口は、案内ロッドに沿ったピストン組立体の往復運動中、一対のブッシュの間に維持される、
    請求項6に記載のバレルエンジン。
  8. リザーバは、環形状である、
    請求項7に記載のバレルエンジン。
  9. 案内ロッドは、シリンダに対して半径方向外側に間隔を隔てられている、
    請求項1に記載のバレルエンジン。
  10. カムプレートの対向側に転がり係合するように、案内ブロックに枢動可能に結合された一対のローラベアリングを含む、
    請求項1に記載のバレルエンジン。
  11. ローラベアリングは、ほぼ部分円錐形状である、
    請求項11に記載のバレルエンジン。
  12. 中央駆動シャフトと、共に回転するように駆動シャフトに固定的に取り付けられた起伏カムプレートと、駆動シャフトから半径方向に間隔を隔てられた複数のシリンダとを有するバレル内燃機関に使用されるピストン組立体であって、
    内部で往復軸方向運動するように、シリンダの1つとスライド可能に結合されるように構成されたピストンヘッドと、
    ピストンヘッドの軸方向移動に対応して、駆動シャフトの回転を生じさせるように、カムプレートの対向面に転がり係合するように構成された一対のローラベアリングと、
    ブリッジ構造体であって、中央部と、ピストンヘッドを支持するようにそこから延びる連結ロッドとを有し、中央部が一対の間隔を隔てられたベアリング支持の間に延び、各ベアリング支持が、中央部から間隔を隔てられた外壁と、中央部を外壁に相互連結する端壁とを有するブリッジ構造体と、
    ローラベアリングの1つをベアリング支持の1つに枢動可能にそれぞれ連結する一対のピボットピンであって、中央部に固定的に取り付けられた一端と、外壁に固定的に取り付けられた反対端とを有し、中央部に対するベアリング支持の曲げを最小にするように、中央部、端壁及び外壁によって定められた実質的な閉端構造体の部材である一対のピボットピンと、を含み、
    ブリッジ構造体に相互連結された案内ブロックを通って定められる一対ボアの各々は、シリンダの軸線に沿った往復運動中ピストンヘッドを案内するためにそこを通る案内ロッドの1つをスライド可能に受け入れると共に、間にオイルリザーバを定めるようにそれぞれの案内ロッドの外面から間隔を隔てられた内壁を有する、
    ことを特徴とするバレル内燃機関に使用されるピストン組立体。
  13. オイルリザーバは、案内ブロックの対向端の間にほぼ連続的に延びる、
    請求項12に記載のピストン組立体。
  14. 各案内ボアの対向端に配置された一対のブッシュを含む、
    請求項13に記載のピストン組立体。
  15. オイルリザーバは、ほぼ環形状であり、一対のブッシュの間で軸方向に連続的に延びる、
    請求項14に記載のピストン組立体。
  16. 一対のブッシュは、シリンダ内でのピストンヘッドの往復軸方向運動中、案内ロッド内に形成されたオイル出口の反対側に維持される、
    請求項13に記載のピストン組立体。
  17. 駆動シャフトと、
    共に回転するように駆動シャフトに相互連結された起伏カムプレートと、
    複数のシリンダであって、各々が、駆動シャフトにほぼ平行な長手方向軸線を有し、シリンダの軸線が駆動シャフトの周りにほぼ円形の方法で配置された複数のシリンダと、
    エンジンの各シリンダに対応し、各々がシリンダの軸線にほぼ平行な軸線に沿って長手方向に延びる外面を有する一対の案内ロッドと、
    複数のピストン組立体と、を含み、
    複数のピストン組立体の各々は、
    シリンダの軸線に沿って往復運動するようにシリンダの1つとスライド可能に結合されたピストンヘッドと、
    ピストンヘッドの軸方向移動に対応して駆動シャフトの回転を生じさせるように、カムプレートの対向面に転がり係合する一対のローラベアリングと、
    中央部と、ピストンヘッドを支持するために中央部から延びる連結ロッドとを有するブリッジ構造体であって、中央部が、一対の間隔を隔てられたベアリング支持の間に延び、各ベアリング支持が、中央部から間隔を隔てられた外壁と、中央部を外壁に相互連結する端壁とを有するブリッジ構造体と、
    各々がローラベアリングの1つをベアリング支持の1つに枢動可能に連結する一対のピボットピンであって、各ピボットピンが、中央部に固定的に取り付けられた一端と、外壁によって支持された反対端とを有し、中央部に対するベアリング支持の曲げを最小にするために、中央部、端壁、及び外壁によって定められる実質的に閉端構造体の部材である一対のピボットピンと、
    ブリッジ構造体に相互連結された案内ブロックであって、そこを通って定められる一対のボアを有し、ボアの各々が、シリンダの軸線に沿った往復運動中ピストンヘッドを案内するためにそこを通る案内ロッドの1つをスライド可能に受け入れ、各ボアが、間にオイルリザーバを定めるようにそれぞれの案内ロッドの外面から間隔を隔てられた内壁を有し、オイルリザーバが、案内ブロックの対向端の間にほぼ連続的に延びる案内ブロックと、を含む、
    ことを特徴とするバレルエンジン。
  18. 案内ブロックと案内ロッドの間の摩擦を減ずるために、各案内ボアの対向端に配置される一対のブッシュを含む、
    請求項17に記載のバレルエンジン。
  19. オイルリザーバは、一対のブッシュの間に実質的に囲まれる、
    請求項18に記載のバレルエンジン。
  20. リザーバは、ほぼ環形状であり、一対のブッシュの間で軸線方向に連続的に延びる、
    請求項19に記載のバレルエンジン。
  21. 少なくとも1つの案内ロッドは、オイルをリザーバに配送するためにそこを通って定められる出口を含む、
    請求項17に記載のバレルエンジン。
  22. 出口は、案内ロッドに沿ったピストン組立体の往復運動中、リザーバと連続的な流体連通状態を維持する、
    請求項21に記載のバレルエンジン。
  23. 案内ブロックと案内ロッドの間の摩擦を減ずるために各案内ボアの対向端に配置された一対のブッシュを含み、出口は、案内ロッドに沿ったピストン組立体の往復運動中、一対のブッシュの間に維持される、
    請求項22に記載のバレルエンジン。
  24. 駆動シャフトと、
    共に回転するように駆動シャフトに相互連結された起伏カムプレートと、
    複数のシリンダであって、各々が、駆動シャフトにほぼ平行な長手方向軸線を有し、シリンダの軸線が、駆動シャフト周りにほぼ円形の方法で配置された複数のシリンダと、
    エンジンの各シリンダに対応する一対の案内ロッドであって、各ロッドが、シリンダの軸線にほぼ平行な軸線に沿って長手方向に延びる外面を有する一対の案内ロッドと、
    複数のピストン組立体と、を含み、
    複数のピストン組立体の各々は、
    シリンダの軸線に沿った往復運動のためにシリンダの1つにスライド可能に結合されるピストンヘッドと、
    ブリッジ構造体であって、中央部とピストンヘッドを支持するためにそこから延びる連結ロッドとを有し、中央部が、一対の間隔を隔てられたベアリング支持の間に延び、各ベアリング支持が、中央部にほぼ平行な外壁と、中央部を外壁に相互連結する端壁とを有するブリッジ構造体と、
    一対のローラベアリングであって、各々がブリッジ構造体のベアリング支持の1つによって支持され、ピストンヘッドの軸方向移動に対応して駆動シャフトの回転を生じさせるようにカムプレートの対向面に各々転がり係合する一対のローラベアリングと、
    ブリッジ構造体に相互連結された案内ブロックであって、そこを通って定められる一対のボアを更に有し、ボアの各々が、シリンダの軸線に沿った往復移動中、ピストンヘッドを案内するために、案内ロッドの1つをスライド可能に受け入れ、各ボアが、間にオイルリザーバを定めるようにそれぞれの案内ロッドの外面から間隔を隔てられた内壁を有する案内ブロックと、を含み、
    対の案内ロッドのうちの少なくとも1つは、オイルリザーバにオイルを提供するために、外面に定められた開口を有するオイル通路を有し、案内ブロック及びブロック構造体は、リザーバからローラベアリングにオイルを提供するために中に定められたオイル通路を更に有する、
    ことを特徴とするバレルエンジン。
  25. ブリッジ構造体は、ピストンヘッドにオイルを提供するために中に定められたオイル通路を更に含む、
    請求項24に記載のバレルエンジン。
  26. ブリッジ構造体は、ピストンヘッド上にオイルを噴霧する、
    請求項25に記載のバレルエンジン。
  27. 各々が、ローラベアリングの1つをベアリング支持の1つに枢動可能に連結する一対のピボットピンを含み、各ピボットピンは、中央部に固定的に取り付けられた一端と、外壁に固定的に取り付けられた反対端とを有し、中央部に対してベアリング支持の曲げを最小にするように、中央部、端壁、及び外壁によって定められた実質的な閉端構造体の部材である、
    請求項24に記載のバレルエンジン。
  28. 端壁は、端壁、外壁、ピン、及び中央部が、三角形構造を形成するように、ローラ軸線に対して角度付けられている、
    請求項23に記載のバレルエンジン。
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