JP4903058B2 - 無線送信装置、無線受信装置、無線送信方法および無線受信方法 - Google Patents

無線送信装置、無線受信装置、無線送信方法および無線受信方法 Download PDF

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Description

本発明は、ストリームの伝送に伴ってチャネル推定が行われる無線通信ネットワークシステムで用いられる無線送信装置、無線受信装置、無線送信方法および無線受信方法に関する。
無線通信ネットワークシステムにおいて高速伝送を実現するための1つのアプローチとして、MIMO(Multiple-Input Multiple-Output)方式が注目されている。MIMO方式では、複数のデータ信号系列が、互いに同一の周波数(帯域)で、複数のアンテナを有する送信側から複数のアンテナを有する受信側に並列伝送される。
さらに、高速伝送実現のためのもう1つのアプローチとしては、マルチキャリア方式が挙げられる。マルチキャリア方式では、複数のサブキャリアにそれぞれ重畳された複数のデータ信号系列が並列伝送される。
近年、MIMO方式とマルチキャリア方式とを組み合わせた通信方式についての様々な検討が行われている。例えば、マルチキャリア方式の一例であるOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式とMIMO方式とを組み合わせたMIMO−OFDM方式が挙げられる(例えば、特許文献1参照)。
MIMO−OFDM方式を適用した従来の無線通信ネットワークシステムの一例では、データ信号とパイロット信号とが時分割多重されて伝送される。受信側では、受信したパイロット信号を用いてチャネル推定を行う。そして、複数のストリームを分離するための係数を、チャネル推定値を用いて算出し、その係数に基づいて複数のストリームを分離、復調する。なお、パイロット信号は、既知信号であり、データ信号は、既知信号ではない。つまり、送信側から送信されるパイロット信号の信号系列は、受信側に予め知られている一方、送信側から送信されるデータ信号の信号系列は、受信側には予め知られていない。
特開2002−44051号公報
しかしながら、上記従来の無線通信ネットワークシステムにおいては、送信側または受信側の移動速度が速いとき、受信側でのチャネル推定の精度が低下するため、受信誤り率特性が劣化するという問題があった。
本発明の目的は、受信誤り率特性を向上することができる無線送信装置、無線受信装置、無線送信方法および無線受信方法を提供することである。
本発明の無線送信装置は、データ信号を変調して変調シンボルを得る変調手段と、前記変調シンボルに対応する対応シンボルであって、前記変調シンボルと合成した場合に特定の値を有する信号となる対応シンボルを生成する生成手段と、前記変調シンボルおよび前記対応シンボルを多重して多重信号を得る多重手段と、を有する構成を採る。
この構成によれば、データ信号の変調シンボルとその対応シンボルとから成る合成信号を用いたチャネル推定を受信側に行わせることができるため、チャネル推定を行う頻度を
上げることができ、送信側または受信側の移動速度が速くなったときのチャネル推定精度を向上することができ、受信誤り率特性を向上することができる。
本発明の無線受信装置は、データ信号の変調シンボルと、前記変調シンボルに対応する対応シンボルであって、前記変調シンボルと合成した場合に特定の値を有する信号となるように生成された対応シンボルと、を多重信号から抽出する抽出手段と、前記変調シンボルと前記対応シンボルとから成る合成信号を生成する生成手段と、前記合成信号に基づいてチャネル推定を行う推定手段と、を有する構成を採る。
この構成によれば、データ信号の変調シンボルとその対応シンボルとから成る合成信号を用いてチャネル推定を行うことができるため、チャネル推定を行う頻度を上げることができ、送信側または受信側の移動速度が速くなったときのチャネル推定精度を向上することができ、受信誤り率特性を向上することができる。
本発明の無線送信方法は、データ信号を変調して変調シンボルを得る変調ステップと、前記変調シンボルに対応する対応シンボルであって、前記変調シンボルと合成した場合に特定の値を有する信号となる対応シンボルを生成する生成ステップと、前記変調シンボルおよび前記対応シンボルを多重して多重信号を得る多重ステップと、を有するようにした。
この方法によれば、データ信号の変調シンボルとその対応シンボルとから成る合成信号を用いたチャネル推定を受信側に行わせることができるため、チャネル推定を行う頻度を上げることができ、送信側または受信側の移動速度が速くなったときのチャネル推定精度を向上することができ、受信誤り率特性を向上することができる。
本発明の無線受信方法は、データ信号の変調シンボルと、前記変調シンボルに対応する対応シンボルであって、前記変調シンボルと合成した場合に特定の値を有する信号となるように生成された対応シンボルと、を多重信号から抽出する抽出ステップと、前記変調シンボルと前記対応シンボルとから成る合成信号を生成する生成ステップと、前記合成信号に基づいてチャネル推定を行う推定ステップと、を有するようにした。
この方法によれば、データ信号の変調シンボルとその対応シンボルとから成る合成信号を用いてチャネル推定を行うことができるため、チャネル推定を行う頻度を上げることができ、送信側または受信側の移動速度が速くなったときのチャネル推定精度を向上することができ、受信誤り率特性を向上することができる。
本発明によれば、受信誤り率特性を向上することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。ただし、実施の形態において、同一機能を有する構成には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る無線通信システムの構成図である。図1の無線通信システム1においては、基地局装置(以下「基地局」と言う)10と移動局装置(以下「移動局」と言う)20とがMIMOチャネル30を介して無線通信を行う。基地局10には、本発明の実施の形態1に係る無線送信装置が適用され、移動局20には、本発明の実施の形態1に係る無線受信装置が適用されている。
無線通信システム1においては、基地局10から送信された無線信号がMIMOチャネル30を介して移動局20に受信される。また、本実施の形態では、データ信号の送受信にM個(Mは2以上の偶数)のサブキャリアが用いられる場合について説明する。なお、M個のサブキャリアは互いに直交関係にある。また、M個のサブキャリアには1からMまでの識別番号がそれぞれ付与されている。
基地局10および移動局20はいずれも複数のアンテナを有する。本実施の形態では、双方がアンテナを2本ずつ有すると仮定する。よって、MIMOチャネル30は4つのチャネルの組み合わせによって定義される。4つのチャネル推定値h(1,1)、h(1,2)、h(2,1)、h(2,2)は、4つのチャネルの各特性C(1,1)、C(1,2)、C(2,1)、C(2,2)を推定することによって得ることができる。なお、特性C(p,r)は、基地局10に設けられたp番目のアンテナと移動局20に設けられたr番目のアンテナとの組み合わせによって規定されるチャネルの実際の特性を表し、チャネル推定値h(p,r)は、特性C(1,2)の推定結果を表す(この場合、p=1、2およびr=1、2)。
なお、基地局10および移動局20の各アンテナ数は、2本に限定されるものではなく、3本以上であっても良い。つまり、基地局10がP本(Pは2以上の整数)のアンテナを有し、移動局20がR本(Rは2以上の整数)のアンテナを有する場合、P×R個のチャネル推定値h(p,r)が算出される(この場合、p=1、2、…、Pおよびr=1、2、…、R)。
図2は、基地局10の構成を示すブロック図である。基地局10は、N個(N=M/2)のデータシンボル生成部102−1、…、102−N、N個のデータシンボル生成部104−1、…、104−N、パイロット割当部106、2個のパイロット変調部108−1、108−2、2個の多重部110−1、110−2、2個のIFFT(Inverse Fast
Fourier Transform)部112−1、112−2、2個のGI(Guard Interval)付加部114−1、114−2、2個の送信無線処理部116−1、116−2および2本のアンテナ118−1、118−2を有する。
データシンボル生成部102−1〜102−N、パイロット変調部108−1、多重部110−1、IFFT部112−1、GI付加部114−1および送信無線処理部116−1は、アンテナ118−1に対応付けて設けられており、データシンボル生成部104−1〜104−N、パイロット変調部108−2、多重部110−2、IFFT部112−2、GI付加部114−2および送信無線処理部116−2は、アンテナ118−2に対応付けて設けられている。
N個のデータシンボル生成部102−1〜102−Nはいずれも同様の構成を有するため、以下、N個のデータシンボル生成部102−1〜102−Nのうち任意のものについて説明するときは、「データシンボル生成部102」と言う。また、N個のデータシンボル生成部104−1〜104−Nはいずれも同様の構成を有するため、以下、N個のデータシンボル生成部104−1〜104−Nのうち任意のものについて説明するときは、「データシンボル生成部104」と言う。
データシンボル生成部102およびデータシンボル生成部104はそれぞれ、M個のサブキャリアのうち隣接する2個のサブキャリアに対応付けて設けられている。例えば、データシンボル生成部102−1には、サブキャリアf、fを用いて送信されるデータ信号が入力される。
より具体的には、データシンボル生成部102−1に入力されるデータ信号は、サブキャリアfを用いてアンテナ118−1から送信されるデータ信号D(1,1)、および、サブキャリアfを用いてアンテナ118−1から送信されるデータ信号D(1,2)である。また、データシンボル生成部104−1に入力されるデータ信号は、サブキャリアfを用いてアンテナ118−2から送信されるデータ信号D(2,1)、および、サブキャリアfを用いてアンテナ118−2から送信されるデータ信号D(2,2)である。
なお、サブキャリアf(k=1、2、…、2N−1、2N)を用いてアンテナ118−j(j=1、2)から送信されるデータ信号は、D(j,k)で表される。
データシンボル生成部102は、2個のデータ変調部121、122、2個のレピティション部123、124、Q反転部125およびIQ反転部126を有する。データ変調部121、レピティション部123およびQ反転部125は、データシンボル生成部102に入力されるD(1,2n−1)、D(1,2n)のうち、奇数の識別番号を有するサブキャリアから送信されるD(1,2n−1)に対応付けて設けられている。
一方、データ変調部122、レピティション部124およびIQ反転部126は、データシンボル生成部102に入力されるD(1,2n−1)、D(1,2n)のうち、偶数の識別番号を有するサブキャリアから送信されるD(1,2n)に対応付けて設けられている。なお、nは1〜Nのうち任意の整数である。
データ変調部121は、D(1,2n−1)をQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)変調して変調データシンボルを生成する。データ変調部121で生成された変調データシンボルはレピティション部123に出力される。データ変調部122は、D(1,2n)をデータ変調して変調データシンボルを生成する。データ変調部122で生成された変調データシンボルはレピティション部124に出力される。
レピティション部123は、データ変調部121から入力された変調データシンボルの複製(レピティション)を、レピティション数に従って行う。本実施の形態では、レピティション数を「2」とする。すなわち、レピティション部123は、入力された変調データシンボルをそのままQ反転部125に出力し、そして、変調データシンボルの出力に引き続いて、変調データシンボルと同一の値を有する複製データシンボルを生成してQ反転部125に出力する。
レピティション部124は、データ変調部122から入力された変調データシンボルのレピティションを、レピティション数に従って行う。本実施の形態では、レピティション数を「2」とする。すなわち、レピティション部124は、入力された変調データシンボルをそのままIQ反転部126に出力し、そして、変調データシンボルの出力に引き続いて、変調データシンボルと同一の値を有する複製データシンボルを生成してIQ反転部126に出力する。
無線送信装置の生成手段としてのQ反転部125は、レピティション部123から入力された変調データシンボルをそのまま多重部110−1に出力する。Q反転部125は、レピティション部123から変調データシンボルの次に入力された複製データシンボルの直交(Q)成分の値の正負符号を反転して、Q反転データシンボルを生成する。生成されたQ反転データシンボルは、変調データシンボルの出力に引き続いて、多重部110−1に出力される。このQ反転データシンボルは、データ変調部121で生成された変調データシンボルに対応するシンボルであり、この変調データシンボルと合成した場合に特定の値を有する信号となる。また、このQ反転シンボルと変調データシンボルとを合成した場合に得られる平均シンボルは、BPSK(Binary Phase Shift Keying)変調された信号と実質的に同じになる。
無線送信装置の生成手段としてのIQ反転部126は、レピティション部124から入力された変調データシンボルをそのまま多重部110−1に出力する。IQ反転部126は、レピティション部124から変調データシンボルの次に入力された複製データシンボルの同相(I)成分の値の正負符号およびQ成分の値の正負符号をいずれも反転して、I
Q反転データシンボルを生成する。つまり、このIQ反転データシンボルは、データ変調部122で生成された変調データシンボルに対応するシンボルであり、この変調データシンボルと合成した場合に特定の値を有する信号となる。生成されたIQ変調データシンボルは、変調データシンボルの出力に引き続いて、多重部110−1に出力される。なお、以下の説明では、Q反転シンボルおよびIQ反転シンボルを「反転シンボル」と総称することがある。
データシンボル生成部104は、2個のデータ変調部131、132、2個のレピティション部133、134、IQ反転部135およびQ反転部136を有する。データ変調部131、レピティション部133およびIQ反転部135は、データシンボル生成部104に入力されるD(2,2n−1)、D(2,2n)のうち、奇数の識別番号を有するサブキャリアから送信されるD(2,2n−1)に対応付けて設けられている。
一方、データ変調部132、レピティション部134およびQ反転部136は、データシンボル生成部104に入力されるD(2,2n−1)、D(2,2n)のうち、偶数の識別番号を有するサブキャリアから送信されるD(2,2n)に対応付けて設けられている。
データ変調部131は、D(2,2n−1)をデータ変調して変調データシンボルを生成する。データ変調部131で生成された変調データシンボルはレピティション部133に出力される。データ変調部132は、D(2,2n)をQPSK変調して変調データシンボルを生成する。データ変調部132で生成された変調データシンボルはレピティション部134に出力される。
レピティション部133は、データ変調部131から入力された変調データシンボルのレピティションを、レピティション数に従って行う。本実施の形態では、レピティション数を「2」とする。すなわち、レピティション部133は、入力された変調データシンボルをそのままIQ反転部135に出力し、そして、変調データシンボルの出力に引き続いて、変調データシンボルと同一の値を有する複製データシンボルを生成してIQ反転部135に出力する。
レピティション部134は、データ変調部132から入力された変調データシンボルのレピティションを、レピティション数に従って行う。本実施の形態では、レピティション数を「2」とする。すなわち、レピティション部134は、入力された変調データシンボルをそのままQ反転部136に出力し、そして、変調データシンボルの出力に引き続いて、変調データシンボルと同一の値を有する複製データシンボルを生成してQ反転部136に出力する。
無線送信装置の生成手段としてのIQ反転部135は、レピティション部133から入力された変調データシンボルをそのまま多重部110−2に出力する。IQ反転部135は、レピティション部133から変調データシンボルの次に入力された複製データシンボルのI成分の値の正負符号およびQ成分の値の正負符号をいずれも反転して、IQ反転データシンボルを生成する。このIQ反転データシンボルは、データ変調部131で生成された変調データシンボルに対応するシンボルであり、この変調データシンボルと合成した場合に特定の値を有する信号となる。生成されたIQ反転データシンボルは、変調データシンボルの出力に引き続いて、多重部110−2に出力される。
無線送信装置の生成手段としてのQ反転部136は、レピティション部134から入力された変調データシンボルをそのまま多重部110−2に出力する。Q反転部136は、レピティション部134から変調データシンボルの次に入力された複製データシンボルの
Q成分の値の正負符号を反転して、Q反転データシンボルを生成する。このQ反転データシンボルは、データ変調部132で生成された変調データシンボルに対応するシンボルであり、この変調データシンボルと合成した場合に特定の値を有する信号となる。生成されたQ変調データシンボルは、変調データシンボルの出力に引き続いて、多重部110−2に出力される。
パイロット割当部106は、パイロット信号を奇数サブキャリアおよび偶数サブキャリアにそれぞれ割り当てる。奇数サブキャリアに割り当てられたパイロット信号はパイロット変調部108−1に出力され、偶数サブキャリアに割り当てられたパイロット信号はパイロット変調部108−2に出力される。また、パイロット割当部106は、ゼロ値を有するゼロ信号を生成する。生成されたゼロ信号は多重部110−1、110−2に出力される。なお、パイロット信号およびゼロ信号はそれぞれ既知信号である。
パイロット変調部108−1は、パイロット割当部106から入力されたパイロット信号を変調し、パイロットシンボルを生成する。生成されたパイロットシンボルは、多重部110−1に出力される。本実施の形態では、パイロット信号の変調にBPSKが用いられる。
パイロット変調部108−2は、パイロット割当部106から入力されたパイロット信号を変調し、パイロットシンボルを生成する。本実施の形態では、この変調にはBPSKが用いられる。生成されたパイロットシンボルは、多重部110−2に出力される。
すなわち、パイロット割当部106およびパイロット変調部108−1、108−2の組み合わせは、既知信号を生成する既知信号生成部を構成する。
多重部110−1は、Q反転部125から入力された変調データシンボルおよびQ反転データシンボル、IQ反転部126から入力された変調データシンボルおよびIQ反転データシンボル、パイロット変調部108−1から入力されたパイロットシンボル、ならびに、パイロット割当部106から入力されたゼロ信号を多重して、アンテナ118−1から送信される多重信号を生成する。多重部110−1で生成される多重信号のフォーマットについては後で具体的に説明する。
多重部110−2は、IQ反転部135から入力された変調データシンボルおよびIQ反転データシンボル、Q反転部136から入力された変調データシンボルおよびQ反転データシンボル、パイロット変調部108−2から入力されたパイロットシンボル、ならびに、パイロット割当部106から入力されたゼロ信号を多重して、アンテナ118−2から送信される多重信号を生成する。多重部110−2で生成される多重信号のフォーマットについては後で具体的に説明する。
割当手段としてのIFFT部112−1は、多重部110−1で生成された多重信号に対してIFFT処理を施すことによって多重信号をサブキャリアに割り当てる。割当手段としてのIFFT部112−2は、多重部110−2で生成された多重信号に対してIFFT処理を施すことによって多重信号をサブキャリアに割り当てる。
GI付加部114−1は、IFFT部112−1でIFFT処理を施された多重信号の所定位置にGIを付加する。GI付加部114−2は、IFFT部112−2でIFFT処理を施された多重信号の所定位置にGIを付加する。
送信無線処理部116−1は、GI付加部114−1でGIを付加された多重信号に対して所定の送信無線処理(D/A変換、アップコンバートなど)を施すことによって無線
信号を生成し、生成された無線信号をアンテナ118−1から送信する。送信無線処理部116−2は、GI付加部114−2でGIを付加された多重信号に対して所定の送信無線処理を施すことによって無線信号を生成し、生成された無線信号をアンテナ118−2から送信する。
次いで、上記構成を有する基地局10において生成される多重信号のフォーマットについて説明する。ここでは、時刻t1から時刻t5までの期間においてサブキャリアf、fで送信される多重信号について説明する。
まず、図3を参照しながら、アンテナ118−1から送信される多重信号のフォーマットの例について説明する。サブキャリアf、時刻t1の位置には、「1」という値を有するBPSK変調信号つまりパイロット変調部108−1で生成されたパイロットシンボルが配置されている。サブキャリアf、時刻t2の位置には、データ変調部121で生成された変調データシンボル(QPSKシンボル)が配置されている。サブキャリアf、時刻t3の位置には、Q反転部125で生成されたQ反転データシンボルつまりサブキャリアf、時刻t2の位置に配置されたQPSKシンボルに対応するQ反転シンボルが配置されている。サブキャリアf、時刻t4の位置には、データ変調部121で生成されたQPSKシンボル(つまり、サブキャリアf、時刻t2の位置に配置されたQPSKシンボルの次に生成された変調データシンボル)が配置されている。サブキャリアf、時刻t5の位置には、Q反転部125で生成されたQ反転データシンボルつまりサブキャリアf、時刻t4の位置に配置されたQPSKシンボルに対応するQ反転シンボルが配置されている。
すなわち、アンテナ118−1から送信される多重信号において、サブキャリアfに対応するサブキャリア信号は、既知の値を有する信号(つまりパイロット変調部108−1で生成されたパイロットシンボル)、データ変調部121で生成されたQPSKシンボルおよびQ反転部125で生成されたQ反転シンボルを時分割多重した信号である。
また、サブキャリアf、時刻t1の位置には、ゼロ信号が配置されている(つまり、この位置にはパイロットシンボルは配置されない)。サブキャリアf、時刻t2の位置には、データ変調部122で生成されたQPSKシンボルが配置されている。サブキャリアf、時刻t3の位置には、IQ反転部126で生成されたIQ反転データシンボルつまりサブキャリアf、時刻t2の位置に配置されたQPSKシンボルに対応するIQ反転シンボルが配置されている。サブキャリアf、時刻t4の位置には、データ変調部122で生成されたQPSKシンボル(つまり、サブキャリアf、時刻t2の位置に配置されたQPSKシンボルの次に生成された変調データシンボル)が配置されている。サブキャリアf、時刻t5の位置には、IQ反転部126で生成されたIQ反転データシンボルつまりサブキャリアf、時刻t4の位置に配置されたQPSKシンボルに対応するIQ反転シンボルが配置されている。
すなわち、アンテナ118−1から送信される多重信号において、サブキャリアfに対応するサブキャリア信号は、既知の値を有する信号(つまりゼロ信号)、データ変調部122で生成されたQPSKシンボルおよびIQ反転部126で生成されたIQ反転シンボルを時分割多重した信号である。
続いて、図4を参照しながら、アンテナ118−2から送信される多重信号のフォーマットの例について説明する。サブキャリアf、時刻t1の位置には、ゼロ信号が配置されている(つまり、この位置にはパイロットシンボルは配置されない)。サブキャリアf、時刻t2の位置には、データ変調部131で生成されたQPSKシンボルが配置されている。サブキャリアf、時刻t3の位置には、IQ反転部135で生成されたIQ反
転データシンボルつまりサブキャリアf、時刻t2の位置に配置されたQPSKシンボルに対応するIQ反転シンボルが配置されている。サブキャリアf、時刻t4の位置には、データ変調部131で生成されたQPSKシンボル(つまり、サブキャリアf、時刻t2の位置に配置されたQPSKシンボルの次に生成された変調データシンボル)が配置されている。サブキャリアf、時刻t5の位置には、IQ反転部135で生成されたIQ反転データシンボルつまりサブキャリアf、時刻t4の位置に配置されたQPSKシンボルに対応するIQ反転シンボルが配置されている。
すなわち、アンテナ118−2から送信される多重信号において、サブキャリアfに対応するサブキャリア信号は、既知の値を有する信号(つまりゼロ信号)、データ変調部131で生成されたQPSKシンボルおよびIQ反転部135で生成されたIQ反転シンボルを時分割多重した信号である。
また、サブキャリアf、時刻t1の位置には、「1」という値を有するBPSK変調信号つまりパイロット変調部108−2で生成されたパイロットシンボルが配置されている。サブキャリアf、時刻t2の位置には、データ変調部132で生成されたQPSKシンボルが配置されている。サブキャリアf、時刻t3の位置には、Q反転部136で生成されたQ反転データシンボルつまりサブキャリアf、時刻t2の位置に配置されたQPSKシンボルに対応するQ反転シンボルが配置されている。サブキャリアf、時刻t4の位置には、データ変調部132で生成されたQPSKシンボル(つまり、サブキャリアf、時刻t2の位置に配置されたQPSKシンボルの次に生成された変調データシンボル)が配置されている。サブキャリアf、時刻t5の位置には、Q反転部136で生成されたQ反転データシンボルつまりサブキャリアf、時刻t4の位置に配置されたQPSKシンボルに対応するQ反転シンボルが配置されている。
すなわち、アンテナ118−2から送信される多重信号において、サブキャリアfに対応するサブキャリア信号は、既知の値を有する信号(つまりパイロット変調部108−2で生成されたパイロットシンボル)、データ変調部132で生成されたQPSKシンボルおよびQ反転部136で生成されたQ反転シンボルを時分割多重した信号である。
ここで、QPSKシンボルとQ反転シンボルとの対応関係について図5を用いて説明する。図5AにはQPSKシンボルの一例が示されている。このQPSKシンボルのQ成分の正負符号を反転して得られるQ反転シンボルは、図5Bに示されている。図5AのQPSKシンボルと図5BのQ反転シンボルとを平均化処理によって合成した場合、図5Cに示すような平均シンボルが得られる。この平均シンボルは実質的には、BPSK変調された信号と同じである。つまり、Q反転部125、136によって生成されるQ反転シンボルは、対応するQPSKシンボルと平均化処理によって合成した場合、「−1」もしくは「1」のどちらかの情報の信号となる。
また、QPSKシンボルとIQ反転シンボルとの対応関係について図6を用いて説明する。図6AにはQPSKシンボルの一例が示されている。このQPSKシンボルのI成分の正負符号およびQ成分の正負符号を反転して得られるIQ反転シンボルは、図6Bに示されている。図6AのQPSKシンボルと図6BのIQ反転シンボルとを平均化処理によって合成した場合、図6Cに示すような平均シンボルが得られる。この平均シンボルは実質的には、ゼロ信号と同じである。つまり、IQ反転部126、135によって生成されるIQ反転シンボルは、対応するQPSKシンボルと平均化処理によって合成した場合、特定値として「0」を有する信号となる。
以下、移動局20の構成について説明する。移動局20は、図7に示すように、2本のアンテナ202−1、202−2、2個の受信無線処理部204−1、204−2、2個
のGI除去部206−1、206−2、2個のFFT(Fast Fourier Transform)部208−1、208−2、2個のサブキャリア分離部210−1、210−2、N個のMIMO受信部212−1、…、212−Nを有する。なお、N個のMIMO受信部212−1〜212−Nは、いずれも同様の構成を有するため、以下、N個のMIMO受信部212−1〜212−Nのうち任意のものについて説明するときは、「MIMO受信部212」と言う。
受信無線処理部204−1、GI除去部206−1、FFT部208−1およびサブキャリア分離部210−1は、アンテナ202−1に対応付けて設けられており、受信無線処理部204−2、GI除去部206−2、FFT部208−2およびサブキャリア分離部210−2は、アンテナ202−2に対応付けて設けられている。
受信無線処理部204−1は、基地局10から送信された無線信号を、アンテナ202−1を介して受信し、この無線信号に対して所定の受信無線処理(ダウンコンバート、A/D変換など)を行うことによって、受信信号を得る。受信無線処理部204−2は、基地局10から送信された無線信号を、アンテナ202−2を介して受信し、この無線信号に対して所定の受信無線処理(ダウンコンバート、A/D変換など)を行うことによって、受信信号を得る。
GI除去部206−1は、受信無線処理部204−1で得られた受信信号の所定位置に付加されていたGIを除去する。GI除去部206−2は、受信無線処理部204−2で得られた受信信号の所定位置に付加されていたGIを除去する。
FFT部208−1は、GI除去部206−1でGIを除去された受信信号に対してFFT処理を施す。FFT部208−2は、GI除去部206−2でGIを除去された受信信号に対してFFT処理を施す。
サブキャリア分離部210−1は、FFT部208−1でFFT処理を施された受信信号をチャネル推定単位毎に分離する。本実施の形態では、一例として、2個のサブキャリアf2n−1、f2nの組み合わせをチャネル推定単位とする。したがって、サブキャリア分離部210−1は、サブキャリアf2n−1の受信信号RS(1,2n−1)およびサブキャリアf2nの受信信号RS(1,2n)をMIMO受信部212に出力する。より具体的には、RS(1,1)およびRS(1,2)はMIMO受信部212−1に出力され、RS(1,2N−1)およびRS(1,2N)はMIMO受信部212−Nに出力される。
なお、アンテナ202−i(i=1、2)で受信されたサブキャリアfの受信信号は、RS(i,k)で表される。
サブキャリア分離部210−2は、FFT部208−2でFFT処理を施された受信信号をチャネル推定単位毎に分離する。本実施の形態では、一例として、2個のサブキャリアf2n−1、f2nの組み合わせをチャネル推定単位とする。したがって、サブキャリア分離部210−2は、サブキャリアf2n−1の受信信号RS(2,2n−1)およびサブキャリアf2nの受信信号RS(2,2n)をMIMO受信部212に出力する。より具体的には、RS(2,1)およびRS(2,2)はMIMO受信部212−1に出力され、RS(2,2N−1)およびRS(2,2N)はMIMO受信部212−Nに出力される。
MIMO受信部212は、サブキャリア分離部210−1から入力されたRS(1,2n−1)およびRS(1,2n)、ならびに、サブキャリア分離部210−2から入力さ
れたRS(2,2n−1)およびRS(2,2n)に対してMIMO受信処理を施し、基地局10から送信されたD(j,2n−1)およびD(j,2n)を出力する。
ここで、MIMO受信部212の内部構成について、図8に示されたMIMO受信部212−1のブロック図を参照しながら説明する。
MIMO受信部212は、2個のデータ/パイロット分離部221、222、2個のチャネル推定部223、224、2個のチャネル推定値補正部225、226、2個の平均シンボル生成部227、228、分離係数算出部229、2個のストリーム分離部230、231、2個のQ反転部232、233、2個のIQ反転部234、235、4個のシンボル合成部236、237、238、239および4個のデータ復調部240、241、242、243を有する。
抽出手段としてのデータ/パイロット分離部221は、サブキャリア分離部210−1から入力されたRS(1,2n−1)およびRS(1,2n)のそれぞれについて、データシンボルとパイロットシンボルとの分離を行う。
具体的には、データ/パイロット分離部221は、RS(1,2n−1)から、パイロットシンボルに相当する部分の信号およびデータシンボルに相当する部分の信号RD(1,2n−1)をそれぞれ抽出し、パイロットシンボルに相当する部分の信号をチャネル推定部223に出力し、RD(1,2n−1)をストリーム分離部230および平均シンボル生成部227に出力する。
また、データ/パイロット分離部221は、RS(1,2n)から、パイロットシンボルに相当する部分の信号およびデータシンボルに相当する部分の信号RD(1,2n)をそれぞれ抽出し、パイロットシンボルに相当する部分の信号をチャネル推定部223に出力し、RD(1,2n)をストリーム分離部231および平均シンボル生成部227に出力する。
RD(1,2n−1)およびRD(1,2n)は、変調データシンボルに相当する部分と、その変調シンボルと平均化処理によって合成された場合に特定の値を有する信号となるように生成された反転シンボルに相当する部分と、から成る。
チャネル推定部223は、データ/パイロット分離部221からの入力信号を用いてチャネル推定を行い、チャネル推定値h(1,1)、h(2,1)を得る。得られたチャネル推定値h(1,1)、h(2,1)は、チャネル推定値補正部225に出力される。
無線受信装置の生成手段としての平均シンボル生成部227には、データ/パイロット分離部221からRD(1,2n−1)およびRD(1,2n)が入力される。平均シンボル生成部227は、RD(1,2n−1)の中の変調データシンボルに相当する部分と、その直後の位置に配置された部分すなわち反転シンボルに相当する部分と、を平均化処理によって合成する。これによって、平均シンボルが生成される。
また、平均シンボル生成部227は、RD(1,2n)の中の変調データシンボルに相当する部分と、その直後の位置に配置された部分すなわち反転シンボルに相当する部分と、を平均化処理によって合成する。これによって、平均シンボルが生成される。生成された各平均シンボルはチャネル推定値補正部225に出力される。
チャネル推定値補正部225は、チャネル推定部223から入力されたチャネル推定値h(1,1)、h(2,1)を、平均シンボル生成部227から入力された各平均シンボ
ルを用いて補正する。補正後のチャネル推定値h(1,1)、h(2,1)は、分離係数算出部229に出力される。すなわち、チャネル推定部223およびチャネル推定値補正部225の組み合わせは、無線受信装置の推定手段としての推定部を構成する。なお、推定部における動作の具体例については後で説明する。
抽出手段としてのデータ/パイロット分離部222は、サブキャリア分離部210−2から入力されたRS(2,2n−1)およびRS(2,2n)のそれぞれについて、データシンボルとパイロットシンボルとの分離を行う。
具体的には、データ/パイロット分離部222は、RS(2,2n−1)から、パイロットシンボルに相当する部分の信号およびデータシンボルに相当する部分の信号RD(2,2n−1)をそれぞれ抽出し、パイロットシンボルに相当する部分の信号をチャネル推定部224に出力し、RD(2,2n−1)をストリーム分離部230および平均シンボル生成部228に出力する。
また、データ/パイロット分離部222は、RS(2,2n)から、パイロットシンボルに相当する部分の信号およびデータシンボルに相当する部分の信号RD(2,2n)をそれぞれ抽出し、パイロットシンボルに相当する部分の信号をチャネル推定部224に出力し、RD(2,2n)をストリーム分離部231および平均シンボル生成部228に出力する。RD(2,2n−1)およびRD(2,2n)は、変調データシンボルに相当する部分と、その変調シンボルと平均化処理によって合成された場合に特定の値を有する信号となるように生成された反転シンボルに相当する部分と、から成る。
チャネル推定部224は、データ/パイロット分離部222からの入力信号を用いてチャネル推定を行い、チャネル推定値h(1,2)、h(2,2)を得る。得られたチャネル推定値h(1,2)、h(2,2)は、チャネル推定値補正部226に出力される。
無線受信装置の生成手段としての平均シンボル生成部228には、データ/パイロット分離部222からRD(2,2n−1)およびRD(2,2n)が入力される。平均シンボル生成部228は、RD(2,2n−1)の中の変調データシンボルに相当する部分と、その直後の位置に配置された部分すなわち反転シンボルに相当する部分と、を平均化処理によって合成する。これによって、平均シンボルが生成される。
また、平均シンボル生成部228は、RD(2,2n)の中の変調データシンボルに相当する部分と、その直後の位置に配置された部分すなわち反転シンボルに相当する部分と、を平均化処理によって合成する。これによって、平均シンボルが生成される。生成された各平均シンボルはチャネル推定値補正部226に出力される。
チャネル推定値補正部226は、チャネル推定部224から入力されたチャネル推定値h(1,2)、h(2,2)を、平均シンボル生成部228から入力された各平均シンボルを用いて補正する。補正後のチャネル推定値h(1,2)、h(2,2)は、分離係数算出部229に出力される。すなわち、チャネル推定部224およびチャネル推定値補正部226の組み合わせは、チャネル推定部223およびチャネル推定値補正部225の組み合わせと同様に、無線受信装置の推定手段としての推定部を構成する。なお、推定部における動作の具体例については後で説明する。
分離係数算出部229は、チャネル推定値補正部225、226から入力されたチャネル推定値h(1,1)、h(1,2)、h(2,1)、h(2,2)を用いて、MIMOチャネル30を介して送信された複数のストリームを分離するための分離係数を算出する。この分離係数は、例えば、チャネル推定値h(1,1)、h(1,2)、h(2,1)
、h(2,2)から得られるチャネル行列Hの逆行列を求めることによって、算出される。算出された分離係数は、ストリーム分離部230、231に出力される。
ストリーム分離部230は、データ/パイロット分離部221から入力されたRD(1,2n−1)およびデータ/パイロット分離部222から入力されたRD(2,2n−1)に対してストリーム分離を行う。このストリーム分離処理には、分離係数算出部229から入力された分離係数が用いられる。また、ストリーム分離部230のストリーム分離処理によって、D(1,2n−1)およびD(2,2n−1)が得られる。D(1,2n−1)はQ反転部232に、D(2,2n−1)はIQ反転部234に、それぞれ出力される。
Q反転部232は、ストリーム分離部230から入力されたD(1,2n−1)の中の変調データシンボルをそのままシンボル合成部236に出力する。また、Q反転部232は、ストリーム分離部230から入力されたD(1,2n−1)の中のQ反転シンボルのQ成分の値の正負符号を反転して、複製シンボルを復元する。そして、Q反転部232は、復元された複製シンボルを、変調データシンボルの出力に引き続いてシンボル合成部236に出力する。
シンボル合成部236は、Q反転部232から入力された変調データシンボルと、その変調データシンボルの次にQ反転部232から入力された複製シンボルと、を合成して合成データシンボルを得る。得られた合成シンボルはデータ復調部240に入力される。
データ復調部240は、シンボル合成部236から入力された合成データシンボルを復調してD(1,2n−1)を出力する。本実施の形態では、D(1,2n−1)の変調にQPSKが用いられているので、データ復調部240は、復調処理にQPSKを用いる。
IQ反転部234は、ストリーム分離部230から入力されたD(2,2n−1)の中の変調データシンボルをそのままシンボル合成部237に出力する。また、IQ反転部234は、ストリーム分離部230から入力されたD(2,2n−1)の中のIQ反転シンボルのI成分の正負符号およびQ成分の正負符号を反転して、複製シンボルを復元する。そして、IQ反転部234は、復元された複製シンボルを、変調データシンボルの出力に引き続いてシンボル合成部237に出力する。
シンボル合成部237は、IQ反転部234から入力された変調データシンボルと、その変調データシンボルの次にIQ反転部234から入力された複製シンボルと、を合成して合成データシンボルを得る。得られた合成シンボルはデータ復調部241に入力される。
データ復調部241は、シンボル合成部237から入力された合成データシンボルを復調してD(2,2n−1)を出力する。
ストリーム分離部231は、データ/パイロット分離部221から入力されたRD(1,2n)およびデータ/パイロット分離部222から入力されたRD(2,2n)に対してストリーム分離を行う。このストリーム分離処理には、分離係数算出部229から入力された分離係数が用いられる。また、ストリーム分離部231のストリーム分離処理によって、D(1,2n)およびD(2,2n)が得られる。D(1,2n)はIQ反転部235に、D(2,2n)はQ反転部233に、それぞれ出力される。
IQ反転部235は、ストリーム分離部231から入力されたD(1,2n)の中の変調データシンボルをそのままシンボル合成部238に出力する。また、IQ反転部235
は、ストリーム分離部231から入力されたD(1,2n)の中のIQ反転シンボルのI成分の値の正負符号およびQ成分の値の正負符号をいずれも反転して、複製シンボルを復元する。そして、IQ反転部235は、復元された複製シンボルを、変調データシンボルの出力に引き続いてシンボル合成部238に出力する。
シンボル合成部238は、IQ反転部235から入力された変調データシンボルと、その変調データシンボルの次にIQ反転部235から入力された複製シンボルと、を合成して合成データシンボルを得る。得られた合成シンボルはデータ復調部242に入力される。
データ復調部242は、シンボル合成部238から入力された合成データシンボルを復調してD(1,2n)を出力する。
Q反転部233は、ストリーム分離部231から入力されたD(2,2n)の中の変調データシンボルをそのままシンボル合成部239に出力する。また、Q反転部233は、ストリーム分離部231から入力されたD(2,2n)の中のQ反転シンボルのQ成分の正負符号を反転して、複製シンボルを復元する。そして、Q反転部233は、復元された複製シンボルを、変調データシンボルの出力に引き続いてシンボル合成部239に出力する。
シンボル合成部239は、Q反転部233から入力された変調データシンボルと、その変調データシンボルの次にQ反転部233から入力された複製シンボルと、を合成して合成データシンボルを得る。得られた合成シンボルはデータ復調部243に入力される。
データ復調部243は、シンボル合成部239から入力された合成データシンボルを復調してD(2,2n)を出力する。本実施の形態では、D(2,2n)の変調にQPSKが用いられているので、データ復調部243は、復調処理にQPSKを用いる。
次いで、移動局20の推定部の動作例について、図9を用いて説明する。ここでは、サブキャリアf1、f2を用いて時刻t1から時刻t5までの期間において伝送された多重信号について説明する。
基地局10のアンテナ118−1からは、図9Aに示された多重信号が送信される。図9Aの多重信号のフォーマットは、図3に示されたものと同一である。なお、QPSKシンボルおよびQ反転シンボルの各配置位置に示された括弧内の数値は、各シンボルのI成分の値およびQ成分の値である。
また、基地局10のアンテナ118−2からは、図9Bに示された多重信号が送信される。図9Bの多重信号のフォーマットは、図4に示されたものと同一である。なお、QPSKシンボルおよびIQ反転シンボルの各配置位置に示された括弧内の数値は、各シンボルのI成分の値およびQ成分の値である。
図9Aの多重信号および図9Bの多重信号は、MIMOチャネル30の特性C(1,1)、C(2,1)、C(1,2)、C(2,2)の影響を受けて移動局20に到達する。MIMOチャネル30のタイミング毎の特性C(1,1)、C(2,1)、C(1,2)、C(2,2)は、図9Cに示されている。
移動局20のアンテナ202−1には、MIMOチャネル30の特性C(1,1)、C(2,1)の影響を受けた図9Aの多重信号および図9Bの多重信号が混在する無線信号が到達する。アンテナ202−1の受信信号は図9Dに示されている。図9Dの受信信号
の各シンボルの配置位置に示された括弧内の数値は、各シンボルのI成分の値およびQ成分の値である。
また、移動局20のアンテナ202−2には、MIMOチャネル30の特性C(1,2)、C(2,2)の影響を受けた図9Aの多重信号および図9Bの多重信号が混在する無線信号が到達する。アンテナ202−2の受信信号は図9Eに示されている。図9Eの受信信号の各シンボルの配置位置に示された括弧内の数値は、各シンボルのI成分の値およびQ成分の値である。
そして、移動局20において、チャネル推定部223は、図9Dの受信信号の時刻t1の部分に配置されているパイロットシンボルを用いてチャネル推定を行い、チャネル推定値h(1,1)、h(2,1)を得る。
また、平均シンボル生成部227は、図9Dの受信信号の中のサブキャリアfに対応するサブキャリア信号について、時刻t2の変調データシンボルと時刻t3のQ反転シンボルとを合成して平均シンボルを生成する。さらに、図9Dの受信信号の中のサブキャリアfに対応するサブキャリア信号について、時刻t4の変調データシンボルと時刻t5のQ反転シンボルとを合成して平均シンボルを生成する。さらに、図9Dの受信信号の中のサブキャリアfに対応するサブキャリア信号について、時刻t2の変調データシンボルと時刻t3のIQ反転シンボルとを合成して平均シンボルを生成する。さらに、図9Dの受信信号の中のサブキャリアfに対応するサブキャリア信号について、時刻t4の変調データシンボルと時刻t5のIQ反転シンボルとを合成して平均シンボルを生成する。
チャネル推定値補正部225には、図9Fに示すように、チャネル推定部223で得られたチャネル推定値h(1,1)、h(2,1)と、平均シンボル生成部227で生成された各平均シンボルが入力される。
チャネル推定値補正部225は、平均シンボル生成部227から入力された各平均シンボルをBPSK変調されたパイロットシンボルとみなし、各平均シンボルを用いたチャネル推定を行う。平均シンボルはBPSK変調されたパイロットシンボルとみなされるため、BPSKシンボルが(−1,0)か(1,0)かによって、チャネル推定結果には2つの可能性がある。チャネル推定値補正部225は、その可能性に基づいて、チャネル推定値の候補を挙げる。例えば、サブキャリアf、時刻t2〜t3の平均シンボルに関して言えば、チャネル推定値の候補として、(1,0.3)および(−1,−0.3)が挙げられる。各平均シンボルについて挙げられたチャネル推定値候補は図9Hに示されている。
そして、チャネル推定値補正部225は、各候補を、パイロットシンボルから得られたチャネル推定値(この例示では、時刻t1のチャネル推定値)と比較して、パイロットシンボルから得られたチャネル推定値により近い値(換言すれば、パイロットシンボルから得られたチャネル推定値との二乗誤差がより小さい値)を有する候補を選択する。
例えば、前述の候補(1,0.3)、(−1,−0.3)はサブキャリアfに対応するので、それぞれを、サブキャリアfに対応するチャネル推定値(1,0.3)と比較する。この比較の結果、候補(1,0.3)は(−1,−0.3)に比べてチャネル推定値(1,0.3)との二乗誤差が小さい値を有するので、候補(1,0.3)が選択される。選択された候補(1,0.3)は、時刻t2〜t3に対応するチャネル推定値h(1,1)として決定される。なお、図9Hにおいて円で囲まれた候補は、比較の結果として選択された候補である。決定されたチャネル推定値は、分離係数算出部229での分離係数算出に用いられることとなる。
また、チャネル推定部224、平均シンボル生成部228およびチャネル推定値補正部226においても、前述と同様の動作が実行される。
すなわち、チャネル推定部224は、図9Eの受信信号の時刻t1の部分に配置されているパイロットシンボルを用いてチャネル推定を行い、チャネル推定値h(1,2)、h(2,2)を得る。
また、平均シンボル生成部228は、図9Eの受信信号の中のサブキャリアfに対応するサブキャリア信号について、時刻t2の変調データシンボルと時刻t3のIQ反転シンボルとを合成して平均シンボルを生成する。さらに、図9Eの受信信号の中のサブキャリアfに対応するサブキャリア信号について、時刻t4の変調データシンボルと時刻t5のIQ反転シンボルとを合成して平均シンボルを生成する。さらに、図9Eの受信信号の中のサブキャリアfに対応するサブキャリア信号について、時刻t2の変調データシンボルと時刻t3のQ反転シンボルとを合成して平均シンボルを生成する。さらに、図9Eの受信信号の中のサブキャリアfに対応するサブキャリア信号について、時刻t4の変調データシンボルと時刻t5のQ反転シンボルとを合成して平均シンボルを生成する。
チャネル推定値補正部226には、図9Gに示すように、チャネル推定部224で得られたチャネル推定値h(1,2)、h(2,2)と、平均シンボル生成部228で生成された各平均シンボルが入力される。
チャネル推定値補正部226は、平均シンボル生成部228から入力された各平均シンボルをBPSK変調されたパイロットシンボルとみなし、各平均シンボルを用いたチャネル推定を行う。平均シンボルはBPSK変調されたパイロットシンボルとみなされるため、BPSKシンボルが(−1,0)か(1,0)かによって、チャネル推定結果には2つの可能性がある。チャネル推定値補正部226は、その可能性に基づいて、チャネル推定値の候補を挙げる。例えば、サブキャリアf、時刻t2〜t3の平均シンボルに関して言えば、チャネル推定値の候補として、(0.5,1)および(−0.5,−1)が挙げられる。各平均シンボルについて挙げられたチャネル推定値候補は図9Iに示されている。
そして、チャネル推定値補正部226は、各候補を、パイロットシンボルから得られたチャネル推定値(この例示では、時刻t1のチャネル推定値)と比較して、パイロットシンボルから得られたチャネル推定値により近い値を有する候補を選択する。
例えば、サブキャリアf、時刻t2〜t3に対応する候補(0.5,1)、(−0.5,−1)をそれぞれ、サブキャリアfに対応するチャネル推定値(0.5,1)と比較する。この比較の結果、候補(0.5,1)は(−0.5,−1)に比べてチャネル推定値(0.5,1)に近い値を有するので、候補(0.5,1)が選択される。選択された候補(0.5,1)は、時刻t2〜t3に対応するチャネル推定値h(1,2)として決定される。なお、図9Iにおいて円で囲まれた候補は、比較の結果として選択された候補である。決定されたチャネル推定値は、分離係数算出部229での分離係数算出に用いられることとなる。
このように実施の形態1によれば、変調データシンボルとその対応シンボルである反転シンボルとから得られる平均シンボルを用いたチャネル推定を移動局20に行わせることができる、すなわち、チャネル推定に、パイロットシンボルだけでなくデータシンボルをも用いることができる。よって、チャネル推定を行う頻度を上げることができ、移動局20の移動速度が速くなったときのチャネル推定精度を向上することができ、受信誤り率特性を向上することができる。
なお、本実施の形態では、無線送信装置を基地局10に適用し無線受信装置を移動局20に適用した場合について説明したが、移動局20に無線送信装置を適用し基地局10に無線受信装置を適用しても良い。
また、本実施の形態では、レピティションされたシンボルを時分割で配置したが、コヒーレント帯域内であれば周波数方向に配置してもよい。
また、本実施の形態では、チャネル推定値補正に利用するQ反転シンボルをマッピングするサブキャリアとチャネル推定値補正に利用しないIQ反転シンボルをマッピングするサブキャリアを隣接させているが、コヒーレント帯域内であれば離れたサブキャリアを利用しても良い。
(実施の形態2)
実施の形態1では、変調方式にQPSKを適用した場合を例に説明したが、16QAMを適用した場合、変調データシンボルとQ反転データシンボルとの平均シンボルは、図10に示すように、I軸上に4値となり、この4値の信号点のうち絶対値の小さい2値の信号点はSNRが低いため、チャネル推定精度が劣化してしまう。そこで、本発明の実施の形態2では、変調方式に16QAMを適用した場合について説明する。
図11は、本発明の実施の形態2に係る基地局40の構成を示すブロック図である。図11が図2と異なる点は、データ変調部121をデータ変調部321に、データ変調部122をデータ変調部322に、データ変調部131をデータ変調部331に、データ変調部132をデータ変調部332に、Q反転部125をマッピング変更部325に、Q反転部136をマッピング変更部336にそれぞれ変更した点である。
データ変調部321は、D(1,2n−1)を16QAM変調して変調データシンボルを生成する。データ変調部321で生成された変調データシンボルはレピティション部123に出力される。データ変調部322は、D(1,2n)をデータ変調して変調データシンボルを生成する。データ変調部322で生成された変調データシンボルはレピティション部124に出力される。
無線送信装置の生成手段としてのマッピング変更部325は、レピティション部123から入力された変調データシンボルをそのまま多重部110−1に出力する。マッピング変更部325は、レピティション部123から変調データシンボルの次に入力された複製データシンボルのマッピングを変更して、マッピング変更シンボルを生成する。生成されたマッピング変更シンボルは、変調データシンボルの出力に引き続いて、多重部110−1に出力される。このマッピング変更シンボルは、データ変調部321で生成された変調データシンボルに対応するシンボルであり、この変調データシンボルと合成した場合に得られる平均シンボルは、BPSK変調された信号と実質的に同じになる。
データ変調部331は、D(2,2n−1)をデータ変調して変調データシンボルを生成する。データ変調部331で生成された変調データシンボルはレピティション部133に出力される。データ変調部332は、D(2,2n)を16QAM変調して変調データシンボルを生成する。データ変調部332で生成された変調データシンボルはレピティション部134に出力される。
無線送信装置の生成手段としてのマッピング変更部336は、レピティション部134から入力された変調データシンボルをそのまま多重部110−2に出力する。マッピング変更部336は、レピティション部134から変調データシンボルの次に入力された複製データシンボルのマッピングを変更して、マッピング変更シンボルを生成する。生成され
たマッピング変更シンボルは、変調データシンボルの出力に引き続いて、多重部110−2に出力される。このマッピング変更シンボルは、データ変調部332で生成された変調データシンボルに対応するシンボルであり、この変調データシンボルと合成した場合に得られる平均シンボルは、BPSK変調された信号と実質的に同じになる。
ここで、16QAMシンボルとマッピング変更シンボルとの対応関係について図12を用いて説明する。図12Aには、データ変調部321,332によって生成される変調データシンボルの配置パターンを示す。この16QAMシンボルの配置パターンにおいて、Q軸より右側の象限(第1、第4象限)に着目すると、各信号点のI成分は2つの値をとり、マッピング変更部325,336は、この2つの値の平均値が示すI軸上の点を対称の中心として各信号点を点対称移動してマッピングを変更する。
同様に、Q軸より左側の象限(第2、第3象限)についても、マッピング変更部325,336は、各信号点のI成分は2つの値から求まる平均値が示す点を対称の中心として各信号点を点対称移動してマッピングを変更する。これにより、マッピング変更シンボルの配置パターンは図12Bに示すようになる。
図12Aの16QAMシンボルと図12Bのマッピング変更シンボルとを平均化処理によって合成した場合、図12Cに示すように、I軸上に2値の平均シンボルが得られる。この平均シンボルは実質的には、BPSK変調された信号と同じである。つまり、マッピング変更部325、336によって生成されるマッピング変更シンボルと、対応する16QAMシンボルとの平均化処理によって合成した平均シンボルは、「−1」もしくは「1」のどちらかの情報の信号となる。
図13に変調データシンボル、マッピング変更シンボルおよびこれらの平均シンボルのそれぞれのI成分、Q成分についてまとめた。なお、図中のRは0.3162を示すものとする。この図において、平均シンボルに着目すると、Q成分は全て0となり、I成分は4R、−4Rの2値となることが分かる。
本発明の実施の形態2に係る移動局の構成は、実施の形態1の図7に示した構成と同様であるため、図7を援用し、重複する説明は省略する。図14は、本発明の実施の形態2に係るMIMO受信部212の内部構成を示すブロック図である。なお、図14が図8と異なる点は、平均シンボル生成部227を平均シンボル生成部427に変更し、平均シンボル生成部228を平均シンボル生成部428に変更し、Q反転部232をマッピング変更部432に変更し、また、Q反転部233をマッピング変更部433に変更した点が異なる。
平均シンボル生成部427は、RD(1,2n−1)の中の変調データシンボルに相当する部分と、その直後の位置に配置された部分すなわちマッピング変更シンボルに相当する部分と、を平均化処理によって合成する。これによって、平均シンボルが生成される。
また、平均シンボル生成部427は、RD(1,2n)の中の変調データシンボルに相当する部分と、その直後の位置に配置された部分すなわちマッピング変更シンボルに相当する部分と、を平均化処理によって合成する。これによって、平均シンボルが生成される。生成された各平均シンボルはチャネル推定値補正部225に出力される。
平均シンボル生成部428は、RD(2,2n−1)の中の変調データシンボルに相当する部分と、その直後の位置に配置された部分すなわちマッピング変更シンボルに相当する部分と、を平均化処理によって合成する。これによって、平均シンボルが生成される。
また、平均シンボル生成部428は、RD(2,2n)の中の変調データシンボルに相当する部分と、その直後の位置に配置された部分すなわちマッピング変更シンボルに相当する部分と、を平均化処理によって合成する。これによって、平均シンボルが生成される。生成された各平均シンボルはチャネル推定値補正部226に出力される。
マッピング変更部432は、ストリーム分離部230から入力されたD(1,2n−1)の中の変調データシンボルをそのままシンボル合成部236に出力する。また、マッピング変更部432は、ストリーム分離部230から入力されたD(1,2n−1)の中のマッピング変更シンボルを図11のマッピング変更部325と同様にマッピングを変更して、複製シンボルを復元する。そして、マッピング変更部432は、復元された複製シンボルを、変調データシンボルの出力に引き続いてシンボル合成部236に出力する。
マッピング変更部433は、ストリーム分離部231から入力されたD(2,2n)の中の変調データシンボルをそのままシンボル合成部239に出力する。また、マッピング変更部433は、ストリーム分離部231から入力されたD(2,2n)の中のマッピング変更シンボルを図11のマッピング変更部336と同様にマッピングを変更して、複製シンボルを復元する。そして、マッピング変更部433は、復元された複製シンボルを、変調データシンボルの出力に引き続いてシンボル合成部239に出力する。
このように実施の形態2によれば、16QAMシンボルの配置パターンにおいて、IQ平面上のQ軸を中心に右側の象限と左側の象限のそれぞれについて、各信号点の2値のI成分を平均した値が示す点を対称の中心として各信号点を点対称移動してマッピングを変更することにより、変調方式を16QAMとした場合においても、変調データシンボルとその対応シンボルであるマッピング変更シンボルとから得られる平均シンボルを2値とすることができ、この平均シンボルを用いたチャネル推定を移動局に行わせることにより、チャネル推定精度を向上することができ、受信誤り率特性を向上することができる。
(実施の形態3)
実施の形態2では、変調方式に16QAMを適用した場合について説明したが、本発明の実施の形態3では、変調方式に64QAMを適用した場合について説明する。なお、本発明の実施の形態3に係る基地局の構成は実施の形態2の図11に示した構成と同様であるため、図11を援用し、また、本発明の実施の形態3に係る移動局の構成は、実施の形態1の図7に示した構成と同様であるため、図7を援用し、重複する説明は省略する。
図11を参照するに、データ変調部321は、D(1,2n−1)を64QAM変調して変調データシンボルを生成する。データ変調部321で生成された変調データシンボルはレピティション部123に出力される。データ変調部322は、D(1,2n)をデータ変調して変調データシンボルを生成する。データ変調部322で生成された変調データシンボルはレピティション部124に出力される。
無線送信装置の生成手段としてのマッピング変更部325は、レピティション部123から入力された変調データシンボルをそのまま多重部110−1に出力する。マッピング変更部325は、レピティション部123から変調データシンボルの次に入力された複製データシンボルのマッピングを変更して、マッピング変更シンボルを生成する。生成されたマッピング変更シンボルは、変調データシンボルの出力に引き続いて、多重部110−1に出力される。このマッピング変更シンボルは、データ変調部321で生成された変調データシンボルに対応するシンボルであり、この変調データシンボルと合成した場合に得られる平均シンボルは、BPSK変調された信号と実質的に同じになる。
データ変調部331は、D(2,2n−1)をデータ変調して変調データシンボルを生
成する。データ変調部331で生成された変調データシンボルはレピティション部133に出力される。データ変調部332は、D(2,2n)を64QAM変調して変調データシンボルを生成する。データ変調部332で生成された変調データシンボルはレピティション部134に出力される。
無線送信装置の生成手段としてのマッピング変更部336は、レピティション部134から入力された変調データシンボルをそのまま多重部110−2に出力する。マッピング変更部336は、レピティション部134から変調データシンボルの次に入力された複製データシンボルのマッピングを変更して、マッピング変更シンボルを生成する。生成されたマッピング変更シンボルは、変調データシンボルの出力に引き続いて、多重部110−2に出力される。このマッピング変更シンボルは、データ変調部332で生成された変調データシンボルに対応するシンボルであり、この変調データシンボルと合成した場合に得られる平均シンボルは、BPSK変調された信号と実質的に同じになる。
ここで、64QAMシンボルとマッピング変更シンボルとの対応関係について図15を用いて説明する。図15Aには、データ変調部321,332によって生成される変調データシンボルの配置パターンを示す。この64QAMシンボルの配置パターンにおいて、Q軸より右側の象限(第1、第4象限)に着目すると、各信号点のI成分は4つの値をとり、マッピング変更部325,336は、この4つの値の平均値が示すI軸上の点を対称の中心として各信号点を点対称移動してマッピングを変更する。
同様に、Q軸より左側の象限(第2、第3象限)についても、マッピング変更部325,336は、各信号点のI成分は4つの値から求まる平均値が示す点を対称の中心として各信号点を点対称移動してマッピングを変更する。これにより、マッピング変更シンボルの配置パターンは図15Bに示すようになる。
図15Aの64QAMシンボルと図15Bのマッピング変更シンボルとを平均化処理によって合成した場合、I軸上に2値の平均シンボルが得られる。この平均シンボルは実質的には、BPSK変調された信号と同じである。つまり、マッピング変更部325、336によって生成されるマッピング変更シンボルと、対応する64QAMシンボルとの平均化処理によって合成した平均シンボルは、「−1」もしくは「1」のどちらかの情報の信号となる。
図16に変調データシンボル、マッピング変更シンボルおよびこれらの平均シンボルのそれぞれのI成分、Q成分についてまとめた。なお、図中のRは0.154を示すものとする。この図において、平均シンボルに着目すると、Q成分は全て0となり、I成分は8R、−8Rの2値となることが分かる。
このように実施の形態3によれば、64QAMシンボルの配置パターンにおいて、IQ平面上のQ軸を中心に右側の象限と左側の象限のそれぞれについて、各信号点の4値のI成分を平均した値が示す点を対称の中心として各信号点を点対称移動してマッピングを変更することにより、変調方式を64QAMとした場合においても、変調データシンボルとその対応シンボルであるマッピング変更シンボルとから得られる平均シンボルを2値とすることができ、この平均シンボルを用いたチャネル推定を移動局に行わせることにより、チャネル推定精度を向上することができ、受信誤り率特性を向上することができる。
(実施の形態4)
実施の形態1から3では、変調方式にQPSK、16QAM、64QAMを適用した場合についてそれぞれ説明したが、本発明の実施の形態では、変調方式に8PSKを適用した場合について説明する。なお、本発明の実施の形態4に係る基地局の構成は実施の形態
2の図11に示した構成と同様であるため、図11を援用し、また、本発明の実施の形態4に係る移動局の構成は、実施の形態1の図7に示した構成と同様であるため、図7を援用し、重複する説明は省略する。
図11を参照するに、データ変調部321は、D(1,2n−1)を8PSK変調して変調データシンボルを生成する。データ変調部321で生成された変調データシンボルはレピティション部123に出力される。データ変調部322は、D(1,2n)をデータ変調して変調データシンボルを生成する。データ変調部322で生成された変調データシンボルはレピティション部124に出力される。
無線送信装置の生成手段としてのマッピング変更部325は、レピティション部123から入力された変調データシンボルをそのまま多重部110−1に出力する。マッピング変更部325は、レピティション部123から変調データシンボルの次に入力された複製データシンボルのマッピングを変更して、マッピング変更シンボルを生成する。生成されたマッピング変更シンボルは、変調データシンボルの出力に引き続いて、多重部110−1に出力される。このマッピング変更シンボルは、データ変調部321で生成された変調データシンボルに対応するシンボルであり、この変調データシンボルと合成した場合に得られる平均シンボルは、BPSK変調された信号と実質的に同じになる。
データ変調部331は、D(2,2n−1)をデータ変調して変調データシンボルを生成する。データ変調部331で生成された変調データシンボルはレピティション部133に出力される。データ変調部332は、D(2,2n)を8PSK変調して変調データシンボルを生成する。データ変調部332で生成された変調データシンボルはレピティション部134に出力される。
無線送信装置の生成手段としてのマッピング変更部336は、レピティション部134から入力された変調データシンボルをそのまま多重部110−2に出力する。マッピング変更部336は、レピティション部134から変調データシンボルの次に入力された複製データシンボルのマッピングを変更して、マッピング変更シンボルを生成する。生成されたマッピング変更シンボルは、変調データシンボルの出力に引き続いて、多重部110−2に出力される。このマッピング変更シンボルは、データ変調部332で生成された変調データシンボルに対応するシンボルであり、この変調データシンボルと合成した場合に得られる平均シンボルは、BPSK変調された信号と実質的に同じになる。
ここで、8PSKシンボルとマッピング変更シンボルとの対応関係について図17を用いて説明する。図17Aには、データ変調部321,332によって生成される変調データシンボルの配置パターンを示す。この8PSKシンボルの配置パターンにおいて、Q軸より右側の象限(第1、第4象限)に着目すると、各信号点のI成分は2つの値をとり、マッピング変更部325,336は、この2つの値の平均値が示すI軸上の点を対称の中心として各信号点を点対称移動してマッピングを変更する。
同様に、Q軸より左側の象限(第2、第3象限)についても、マッピング変更部325,336は、各信号点のI成分は2つの値から求まる平均値が示す点を対称の中心として各信号点を点対称移動してマッピングを変更する。これにより、マッピング変更シンボルの配置パターンは図17Bに示すようになる。
図17Aの8PSKシンボルと図17Bのマッピング変更シンボルとを平均化処理によって合成した場合、I軸上に2値の平均シンボルが得られる。この平均シンボルは実質的には、BPSK変調された信号と同じである。つまり、マッピング変更部325、336によって生成されるマッピング変更シンボルと、対応する8PSKシンボルとの平均化処
理によって合成した平均シンボルは、「−1」もしくは「1」のどちらかの情報の信号となる。
図18に変調データシンボル、マッピング変更シンボルおよびこれらの平均シンボルのそれぞれのI成分、Q成分についてまとめた。この図において、平均シンボルに着目すると、Q成分は全て0となり、I成分は1.307、−1.307の2値となることが分かる。
このように実施の形態4によれば、8PSKシンボルの配置パターンにおいて、IQ平面上のQ軸を中心に右側の象限と左側の象限のそれぞれについて、各信号点の2値のI成分を平均した値が示す点を対称の中心として各信号点を点対称移動してマッピングを変更することにより、変調方式を8PSKとした場合においても、変調データシンボルとその対応シンボルであるマッピング変更シンボルとから得られる平均シンボルを2値とすることができ、この平均シンボルを用いたチャネル推定を移動局に行わせることにより、チャネル推定精度を向上することができ、受信誤り率特性を向上することができる。
(実施の形態5)
実施の形態4では、変調方式に8PSKを適用した場合について説明したが、本発明の実施の形態5では、変調方式に16PSKを適用した場合について説明する。なお、本発明の実施の形態5に係る基地局の構成は実施の形態2の図11に示した構成と同様であるため、図11を援用し、また、本発明の実施の形態5に係る移動局の構成は、実施の形態1の図7に示した構成と同様であるため、図7を援用し、重複する説明は省略する。
図11を参照するに、データ変調部321は、D(1,2n−1)を16PSK変調して変調データシンボルを生成する。データ変調部321で生成された変調データシンボルはレピティション部123に出力される。データ変調部322は、D(1,2n)をデータ変調して変調データシンボルを生成する。データ変調部322で生成された変調データシンボルはレピティション部124に出力される。
無線送信装置の生成手段としてのマッピング変更部325は、レピティション部123から入力された変調データシンボルをそのまま多重部110−1に出力する。マッピング変更部325は、レピティション部123から変調データシンボルの次に入力された複製データシンボルのマッピングを変更して、マッピング変更シンボルを生成する。生成されたマッピング変更シンボルは、変調データシンボルの出力に引き続いて、多重部110−1に出力される。このマッピング変更シンボルは、データ変調部321で生成された変調データシンボルに対応するシンボルであり、この変調データシンボルと合成した場合に得られる平均シンボルは、4値のAM変調された信号と実質的に同じになる。
データ変調部331は、D(2,2n−1)をデータ変調して変調データシンボルを生成する。データ変調部331で生成された変調データシンボルはレピティション部133に出力される。データ変調部332は、D(2,2n)を16PSK変調して変調データシンボルを生成する。データ変調部332で生成された変調データシンボルはレピティション部134に出力される。
無線送信装置の生成手段としてのマッピング変更部336は、レピティション部134から入力された変調データシンボルをそのまま多重部110−2に出力する。マッピング変更部336は、レピティション部134から変調データシンボルの次に入力された複製データシンボルのマッピングを変更して、マッピング変更シンボルを生成する。生成されたマッピング変更シンボルは、変調データシンボルの出力に引き続いて、多重部110−2に出力される。このマッピング変更シンボルは、データ変調部332で生成された変調
データシンボルに対応するシンボルであり、この変調データシンボルと合成した場合に得られる平均シンボルは、4値のAM変調された信号と実質的に同じになる。
ここで、16PSKシンボルとマッピング変更シンボルとの対応関係について図19を用いて説明する。図19Aには、データ変調部321,332によって生成される変調データシンボルの配置パターンを示す。この16PSKシンボルの配置パターンにおいて、Q軸より右側の象限(第1、第4象限)に着目すると、各信号点のI成分は4つの値をとり、マッピング変更部325,336は、この4つの値の平均値が示すI軸上の点を対称の中心として各信号点を点対称移動してマッピングを変更する。
同様に、Q軸より左側の象限(第2、第3象限)についても、マッピング変更部325,336は、各信号点のI成分は2つの値から求まる平均値が示す点を対称の中心として各信号点を点対称移動してマッピングを変更する。これにより、マッピング変更シンボルの配置パターンは図19Bに示すようになる。
図19Aの16PSKシンボルと図19Bのマッピング変更シンボルとを平均化処理によって合成した場合、I軸上に4値の平均シンボルが得られる。
図20に変調データシンボル、マッピング変更シンボルおよびこれらの平均シンボルのそれぞれのI成分、Q成分についてまとめた。この図において、平均シンボルに着目すると、Q成分は全て0となり、I成分は1.176、1.387、−1.176、−1.387の4値となることが分かる。
このように実施の形態5によれば、16PSKシンボルの配置パターンにおいて、IQ平面上のQ軸を中心に右側の象限と左側の象限のそれぞれについて、各信号点の4値のI成分を平均した値が示す点を対称の中心として各信号点を点対称移動してマッピングを変更することにより、変調方式を16PSKとした場合においても、変調データシンボルとその対応シンボルであるマッピング変更シンボルとから得られる平均シンボルを4値とすることができ、この平均シンボルを用いたチャネル推定を移動局に行わせることにより、チャネル推定精度を向上することができ、受信誤り率特性を向上することができる。
(実施の形態6)
実施の形態2では、変調方式に16QAMを適用し、変調データシンボルとマッピング変更シンボルとを合成することにより得られる2値の平均シンボルを用いてチャネル推定を行う場合について説明したが、本発明の実施の形態6では、1値の平均シンボルを用いてチャネル推定を行う場合について説明する。
図21は、本発明の実施の形態6に係る基地局の構成を示すブロック図である。図21が図11と異なる点は、データ変調部321にビット分割部531、ビット挿入部532、16QAM変調部533を追加し、データ変調部521に変更した点と、データ変調部322にビット分割部541、ビット挿入部542、16QAM変調部543を追加し、データ変調部522に変更した点である。
図21において、ビット分割部531は、入力されたD(1,2n−1)を3ビット毎に分割し、3ビットに分割した信号列をビット挿入部532に出力する。
ビット挿入部532は、ビット分割部531から出力された3ビット毎に分割された信号列の先頭にそれぞれ0を挿入し、先頭が0の4ビット毎の信号列を16QAM変調部533に出力する。
16QAM変調部533は、ビット挿入部532から出力された4ビット毎の信号列をそれぞれ16QAM変調して変調データシンボルを生成する。16QAM変調部533で生成された変調データシンボルはレピティション部123に出力される。
無線送信装置の生成手段としてのマッピング変更部325は、レピティション部123から入力された変調データシンボルをそのまま多重部110−1に出力する。マッピング変更部325は、レピティション部123から変調データシンボルの次に入力された複製データシンボルのマッピングを変更して、マッピング変更シンボルを生成する。生成されたマッピング変更シンボルは、変調データシンボルの出力に引き続いて、多重部110−1に出力される。このマッピング変更シンボルは、データ変調部321で生成された変調データシンボルに対応するシンボルである。
ビット分割部541は、入力されたD(2,2n)を3ビット毎に分割し、3ビットに分割した信号列をビット挿入部542に出力する。
ビット挿入部542は、ビット分割部541から出力された3ビット毎に分割された信号列の先頭にそれぞれ0を挿入し、先頭が0の4ビット毎の信号列を16QAM変調部543に出力する。
16QAM変調部543は、ビット挿入部542から出力された4ビット毎の信号列をそれぞれ16QAM変調して変調データシンボルを生成する。16QAM変調部543で生成された変調データシンボルはレピティション部134に出力される。
無線送信装置の生成手段としてのマッピング変更部336は、レピティション部134から入力された変調データシンボルをそのまま多重部110−2に出力する。マッピング変更部336は、レピティション部134から変調データシンボルの次に入力された複製データシンボルのマッピングを変更して、マッピング変更シンボルを生成する。生成されたマッピング変更シンボルは、変調データシンボルの出力に引き続いて、多重部110−2に出力される。このマッピング変更シンボルは、データ変調部332で生成された変調データシンボルに対応するシンボルである。
ここで、4ビットの信号列の先頭が常に0である16QAMシンボルとマッピング変更シンボルとの対応関係について図22を用いて説明する。図22Aには、データ変調部321,332によって生成される変調データシンボルの配置パターンを示す。この16QAMシンボルの配置パターンにおいて、各信号点のI成分は2つの値をとり、マッピング変更部325,336は、この2つの値の平均値が示すI軸上の点を対称の中心として各信号点を点対称移動してマッピングを変更する。これにより、マッピング変更シンボルの配置パターンは図22Bに示すようになる。
図22Aの16QAMシンボルと図22Bのマッピング変更シンボルとを平均化処理によって合成した場合、図22Cに示すようにI軸上に1値の平均シンボルが得られる。
図23に変調データシンボル、マッピング変更シンボルおよびこれらの平均シンボルのそれぞれのI成分、Q成分についてまとめた。なお、図中のRは0.3162を示すものとする。この図において、平均シンボルに着目すると、Q成分は全て0となり、I成分は4Rの1値となることが分かる。
図24は、本発明の実施の形態6に係るMIMO受信部212−1の構成を示すブロック図である。図24が図14と異なる点は、先頭ビット除去部602,604を追加した点である。
先頭ビット除去部602は、データ復調部240から出力された信号列のうち、各シンボルに重畳された4ビットの信号列の先頭ビット0をそれぞれ除去し、先頭ビット0を除去した3ビットの信号列を出力する。
同様に、先頭ビット除去部604は、データ復調部243から出力された信号列について、先頭ビットを除去した信号列を出力する。
このように実施の形態6によれば、先頭が0の信号列を有する16QAMシンボルの配置パターンにおいて、各信号点の2値のI成分を平均した値が示す点を対称の中心として各信号点を点対称移動してマッピングを変更することにより、変調データシンボルとその対応シンボルであるマッピング変更シンボルとから得られる平均シンボルを1値とすることができ、この平均シンボルを用いたチャネル推定を移動局に行わせることにより、チャネル推定精度を向上することができ、受信誤り率特性を向上することができる。
なお、本実施の形態では、先頭に0を挿入して変調する場合について説明したが、本発明はこれに限らず、先頭に1を挿入して変調する場合も同様に適用することができ、このときの16QAMシンボルとマッピング変更シンボルとの対応関係について図25に示し、変調データシンボル、マッピング変更シンボルおよびこれらの平均シンボルのそれぞれのI成分、Q成分について図26に示す。
また、上記各実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されても良いし、一部又は全てを含むように1チップ化されても良い。
ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現しても良い。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用しても良い。
さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行っても良い。バイオ技術の適応等が可能性としてありえる。
本明細書は、2004年12月27日出願の特願2004−376162及び2005年9月9日出願の特願2005−263014に基づくものである。この内容は全てここに含めておく。
本発明の無線送信装置、無線受信装置、無線送信方法および無線受信方法は、複数のストリームが並列伝送される無線通信ネットワークシステムにおける基地局装置および移動局装置などに適用することができる。
本発明の実施の形態1に係る無線通信システムの構成図 本発明の実施の形態1に係る基地局装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る基地局装置の複数のアンテナのいずれかから送信される多重信号のフォーマットの例を示す図 本発明の実施の形態1に係る基地局装置の複数のアンテナのいずれかから送信される多重信号のフォーマットの他の例を示す図 本発明の実施の形態1に係るQPSKシンボルとQ反転シンボルとの対応関係を示す図 本発明の実施の形態1に係るQPSKシンボルとIQ反転シンボルとの対応関係を示す図 本発明の実施の形態1に係る移動局装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係るMIMO受信部の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る推定部の動作例を説明するための図 16QAMシンボルとQ反転データシンボルとの対応関係を示す図 本発明の実施の形態2に係る基地局の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係る16QAMシンボルとマッピング変更シンボルとの対応関係を示す図 本発明の実施の形態2に係る変調データシンボル、マッピング変更シンボルおよびこれらの平均シンボルのそれぞれのI成分、Q成分を示す図 本発明の実施の形態2に係るMIMO受信部の内部構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3に係る64QAMシンボルとマッピング変更シンボルとの対応関係を示す図 本発明の実施の形態3に係る変調データシンボル、マッピング変更シンボルおよびこれらの平均シンボルのそれぞれのI成分、Q成分を示す図 本発明の実施の形態4に係る8PSKシンボルとマッピング変更シンボルとの対応関係を示す図 本発明の実施の形態4に係る変調データシンボル、マッピング変更シンボルおよびこれらの平均シンボルのそれぞれのI成分、Q成分を示す図 本発明の実施の形態5に係る16PSKシンボルとマッピング変更シンボルとの対応関係を示す図 本発明の実施の形態5に係る変調データシンボル、マッピング変更シンボルおよびこれらの平均シンボルのそれぞれのI成分、Q成分を示す図 本発明の実施の形態6に係る基地局の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態6に係る16QAMシンボルとマッピング変更シンボルとの対応関係を示す図 本発明の実施の形態6に係る変調データシンボル、マッピング変更シンボルおよびこれらの平均シンボルのそれぞれのI成分、Q成分を示す図 本発明の実施の形態6に係るMIMO受信部の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態6に係る16QAMシンボルとマッピング変更シンボルとの対応関係を示す図 本発明の実施の形態6に係る変調データシンボル、マッピング変更シンボルおよびこれらの平均シンボルのそれぞれのI成分、Q成分を示す図

Claims (15)

  1. 所定の変調方式を用いて、1つの変調シンボルに重畳するデータ信号の先頭に0または1が挿入されたデータ信号を変調して変調シンボルを得る変調手段と、
    前記変調シンボルのI成分の値およびQ成分の値の正負符号をそれぞれ反転させた反転シンボルを生成するか、あるいは、IQ平面上のQ軸に対して前記変調シンボルがマッピングされた右側の象限または左側の象限において、前記所定の変調方式が取り得る各信号点のI成分を平均した値が示す点を対称の中心として前記変調シンボルを点対称移動してマッピング変更シンボルを生成する生成手段と、
    前記変調シンボルと、前記反転シンボルまたは前記マッピング変更シンボル時分割多重または周波数多重して多重信号を得る多重手段と、
    を有する無線送信装置。
  2. 既知信号を生成する既知信号生成手段をさらに有し、
    前記多重手段は、
    前記既知信号、前記変調シンボルと、前記反転シンボルまたは前記マッピング変更シンボルを多重して多重信号を得る、
    請求項1記載の無線送信装置。
  3. 前記多重手段は、
    前記既知信号、前記変調シンボルと、前記反転シンボルまたは前記マッピング変更シンボルを時分割多重または周波数多重して、前記既知信号、前記変調シンボル、前記反転シンボルまたは前記マッピング変更シンボルの順に配置された多重信号を生成する、
    請求項2記載の無線送信装置。
  4. 前記変調手段は、
    2個のデータ信号をそれぞれ変調して、第1の変調シンボルおよび第2の変調シンボルを得て、
    前記生成手段は、
    前記第1の変調シンボルと前記第1の変調シンボルから得られる第1の反転シンボルまたは第1のマッピング変更シンボル、および、前記第2の変調シンボルと前記第2の変調シンボルから得られる第2の反転シンボルまたは第2のマッピング変更シンボルをそれぞれ生成し、
    前記多重手段は、
    前記第1の変調シンボルおよび前記第1の反転シンボルまたは前記第1のマッピング変更シンボル、ならびに、前記第2の変調シンボルおよび前記第2の反転シンボルまたは前記第2のマッピング変更シンボルをそれぞれ多重して、第1の多重信号および第2の多重信号を得て、
    複数のアンテナと、
    前記第1の多重信号を複数のサブキャリアのうちいずれかのサブキャリアに割り当てるとともに、前記第2の多重信号を前記複数のサブキャリアのうち他のサブキャリアに割り当てる割当手段と、
    前記いずれかのサブキャリアに割り当てられた前記第1の多重信号および前記他のサブキャリアに割り当てられた前記第2の多重信号の双方を前記複数のアンテナのうちいずれかのアンテナから送信する送信手段と、
    をさらに有する請求項1記載の無線送信装置。
  5. 前記変調手段は、
    2個のデータ信号をそれぞれ変調して、第1の変調シンボルおよび第2の変調シンボルを得て、
    前記生成手段は、
    前記第1の変調シンボルと前記第1の変調シンボルから得られる第1の反転シンボルまたは第1のマッピング変更シンボル、および、前記第2の変調シンボルと前記第2の変調シンボルから得られる第2の反転シンボルまたは第2のマッピング変更シンボルをそれぞれ生成し、
    前記多重手段は、
    前記第1の変調シンボルおよび前記第1の反転シンボルまたは前記第1のマッピング変更シンボル、ならびに、前記第2の変調シンボルおよび前記第2の反転シンボルまたは前記第2のマッピング変更シンボルをそれぞれ多重して、第1の多重信号および第2の多重信号を得て、
    複数のアンテナと、
    前記第1の多重信号および前記第2の多重信号の双方を複数のサブキャリアのうち いずれかのサブキャリアに割り当てる割当手段と、
    前記いずれかのサブキャリアに割り当てられた前記第1の多重信号を前記複数のアンテナのうちいずれかのアンテナから送信するとともに、前記いずれかのサブキャリアに割り当てられた前記第2の多重信号を前記複数のアンテナのうち他のアンテナから送信する送信手段と、
    をさらに有する請求項1記載の無線送信装置。
  6. 前記変調手段は、
    2個のデータ信号をそれぞれ変調して、第1の変調シンボルおよび第2の変調シンボルを得て、
    前記生成手段は、
    前記第1の変調シンボルと前記第1の変調シンボルから得られる第1の反転シンボルまたは第1のマッピング変更シンボル、および、前記第2の変調シンボルと前記第2の変調シンボルから得られる第2の反転シンボルまたは第2のマッピング変更シンボルをそれぞれ生成し、
    前記多重手段は、
    前記第1の変調シンボルおよび前記第1の反転シンボルまたは前記第1のマッピング変更シンボル、ならびに、前記第2の変調シンボルおよび前記第2の反転シンボルまたは前記第2のマッピング変更シンボルをそれぞれ多重して、第1の多重信号および第2の多重信号を得て、
    複数のアンテナと、
    前記第1の多重信号を複数のサブキャリアのうちいずれかのサブキャリアに割り当てるとともに、前記第2の多重信号を前記複数のサブキャリアのうち他のサブキャリアに割り当てる割当手段と、
    前記いずれかのサブキャリアに割り当てられた前記第1の多重信号を前記複数のアンテナのうちいずれかのアンテナから送信するとともに、前記他のサブキャリアに割り当てられた前記第2の多重信号を前記複数のアンテナのうち他のアンテナから送信する送信手段と、
    をさらに有する請求項1記載の無線送信装置。
  7. 前記生成手段は、前記第1の変調シンボルが16QAMシンボルである場合、IQ平面上のQ軸を中心に右側の象限と左側の象限のそれぞれについて、前記第1変調シンボルの各信号点の2値のI成分を平均した値が示す点を対称の中心として各信号点を点対称移動して前記第1のマッピング変更シンボルを生成する請求項記載の無線送信装置。
  8. 前記生成手段は、前記第1の変調シンボルが64QAMシンボルである場合、IQ平面上のQ軸を中心に右側の象限と左側の象限のそれぞれについて、前記第1変調シンボルの各信号点の4値のI成分を平均した値が示す点を対称の中心として各信号点を点対称移動して前記第1のマッピング変更シンボルを生成する請求項記載の無線送信装置。
  9. 前記生成手段は、前記第1の変調シンボルが8PSKシンボルである場合、IQ平面上のQ軸を中心に右側の象限と左側の象限のそれぞれについて、前記第1変調シンボルの各信号点の2値のI成分を平均した値が示す点を対称の中心として各信号点を点対称移動して前記第1のマッピング変更シンボルを生成する請求項記載の無線送信装置。
  10. 前記生成手段は、前記第1の変調シンボルが16PSKシンボルである場合、IQ平面上のQ軸を中心に右側の象限と左側の象限のそれぞれについて、前記第1変調シンボルの各信号点の4値のI成分を平均した値が示す点を対称の中心として各信号点を点対称移動して前記第1のマッピング変更シンボルを生成する請求項記載の無線送信装置。
  11. 所定の変調方式を用いて、1つの変調シンボルに重畳するデータ信号の先頭に0または1が挿入されたデータ信号が変調された変調シンボルと、前記変調シンボルのI成分の値およびQ成分の値の正負符号をそれぞれ反転させた反転シンボル、あるいは、IQ平面上のQ軸に対して前記変調シンボルがマッピングされた右側の象限または左側の象限において、前記所定の変調方式が取り得る各信号点のI成分を平均した値が示す点を対称の中心として前記変調シンボルを点対称移動したマッピング変更シンボルと、が時分割多重または周波数多重された多重信号を受信する受信手段と、
    前記変調シンボルと、前記反転シンボルまたは前記マッピング変更シンボルと、を前記多重信号から抽出する抽出手段と、
    前記変調シンボルと前記反転シンボルまたは前記マッピング変更シンボルとから成る合成信号を生成する生成手段と、
    前記合成信号に基づいてチャネル推定を行う推定手段と、
    を有する無線受信装置。
  12. 前記抽出手段は、
    前記多重信号から既知信号をさらに抽出し、
    前記推定手段は、
    前記既知信号を用いてチャネル推定を行って第1のチャネル推定値を取得するとともに、前記合成信号および前記第1のチャネル推定値を用いてチャネル推定を行って前記第1のチャネル推定値と異なる第2のチャネル推定値を取得する、
    請求項11記載の無線受信装置。
  13. 前記推定手段は、
    前記合成信号を用いてチャネル推定を行って前記第2のチャネル推定値の複数の候補を取得するとともに、前記複数の候補の中で、前記第1のチャネル推定値との二乗誤差が最も小さいものを前記第2のチャネル推定値として決定する、
    請求項12記載の無線受信装置。
  14. 所定の変調方式を用いて、1つの変調シンボルに重畳するデータ信号の先頭に0または1が挿入されたデータ信号を変調して変調シンボルを得る変調ステップと、
    前記変調シンボルのI成分の値およびQ成分の値の正負符号をそれぞれ反転させた反転シンボルを生成するか、あるいは、IQ平面上のQ軸に対して前記変調シンボルがマッピングされた右側の象限または左側の象限において、前記所定の変調方式が取り得る各信号点のI成分を平均した値が示す点を対称の中心として前記変調シンボルを点対称移動してマッピング変更シンボルを生成する生成ステップと、
    前記変調シンボルと、前記反転シンボルまたは前記マッピング変更シンボルと、時分割多重または周波数多重して多重信号を得る多重ステップと、
    を有する無線送信方法。
  15. 所定の変調方式を用いて、1つの変調シンボルに重畳するデータ信号の先頭に0または1が挿入されたデータ信号が変調された変調シンボルと、前記変調シンボルのI成分の値およびQ成分の値の正負符号をそれぞれ反転させた反転シンボル、あるいは、IQ平面上のQ軸に対して前記変調シンボルがマッピングされた右側の象限または左側の象限において、前記所定の変調方式が取り得る各信号点のI成分を平均した値が示す点を対称の中心として前記変調シンボルを点対称移動したマッピング変更シンボルと、が時分割多重または周波数多重された多重信号を受信する受信ステップと、
    前記変調シンボルと、前記反転シンボルまたは前記マッピング変更シンボルと、を前記多重信号から抽出する抽出ステップと、
    前記変調シンボルと前記反転シンボルまたは前記マッピング変更シンボルとから成る合成信号を生成する生成ステップと、
    前記合成信号に基づいてチャネル推定を行う推定ステップと、
    を有する無線受信方法。
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