JP4896452B2 - 計器 - Google Patents

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Description

本発明は、新料金制用計器として再構築できる計器に関するものである。
従来、消費者保護の観点から、電力量計などの電気計器は「特定計量器の型式承認・検定制度」の下で、公的に担保された形態で使用されている。更に、電気計器は種々の電気料金制の下で消費した電気量の代金を算出する基となる諸量(計量値等)を当該需要家が随時読み取れるような表示手段を具備することが規定され、結果として、料金制に一対一で対応するものとなっている。
ところが近年、電気事業における効率化の手段として、電力の小売り自由化などの競争原理が様々な形で導入され始め、電力会社以外の電力供給事業者(特定規模電気事業者と呼ばれる)が設立され、一定規模の電力を供給するようになってきた。
このため、電力会社はこの競争に生き残るべく様々な施策を打ち出しているが、その重要な一つに、如何に「負荷の平準化(負荷変動の少ない電力の使われ方に変えること)を図り、かつ、平均負荷率(設備利用率)を上げる」かがある。これらの具体策として、既に、季節別に、或いは平日と休日別に、或いは、1日の時間帯別に電気料金の単価を変えて電気の使われ方をコントロールしようとする「時間帯別料金制」或いは「季節別・時間帯別料金制」があり(特許文献1)、各種の平準化メニューが採用され、今日に至っている。
また、タクシーメータの分野では、タクシーメータ料金の料金制データの更新を無線通信によって行うことが提案されている(特許文献2)。
特開昭53−118177公報 特開2002−312811号公報
電気計器は導入される個々の料金制に一対一で対応し、かつ、検定(或いは、自主検査)終了直後に、以後、電気計器の性能が変更されないように封印されるため、新しい料金制導入に際しては新料金制に対応させて新たに開発された電気計器と取り替えることが必要であった。
このため、新料金制を導入しようとするたびに、新料金制に一対一で対応した電気計器を開発し、生産し、型式承認を取得し、購入予定者の立会い試験を受け、購入予定者の管内に在る日本電気計器検定所(以下、日電検と称する)の本社、或いは、支社、或いは、支社・事業所へ電気計器を運び、検定を受け、引き取り、当該需要家まで運び、既に取り付けられている電気計器を取り外し、運んできた電気計器を取り付け、取り外した電気計器を持ち帰り、撤去良品として保管するという諸業務が発生して、諸業務遂行に伴う諸費用の発生、或いは電気計器等の運送に伴うCOの発生を余儀なくされている。
更には、持ち帰った従前の料金制用電気計器に係る使用機会損失が発生する。具体的には、料金制が変わらなければそのまま検定有効期間満了日近くまで使えたこと(当然、何らの費用も発生しない)、検定有効期間を食い潰しながら該電気計器が対応する料金制の導入を希望する需要家が現れるまで保管され続けること(当然、倉庫保管費用が発生する)、運良く該電気計器が別の需要家で再使用されることになれば、所定の試験をされて、該電気計器の諸特性が検定公差内に入っている良品であることが確認された上で出庫されること、加えて、通常の電気計器の取り替えは僅かな残存「検定有効期間」を残すのみであるが、新料金制への切り換えにより取り外される電気計器の残存「検定有効期間」が僅かであることは稀であり、しかも、取り外された電気計器の残存「検定有効期間」が所定の年数未満である場合、該計器の1日当たりの取り替えに係る諸費用が割高となるため、再使用は見送られ、そのまま保管され続ける(死蔵)ことなどが挙げられる。
このため、最終的には、電気料金を下げるために、安定かつ効率的な電力供給を図るべく創設した新料金制の導入により、いままで使っていた電気計器が用を足さなくなり、新料金制用電気計器が必要になって、非ルーチン的な調達・計器の取り外し/取り付け工事を行わなければならないばかりか、該電気計器の実質的な使用期間を短縮させて、結果としては割高な費用投資を強いていた。
また、電気計器には上述した型式承認・検定制度が存在するために、単に料金制データを変更すれば済むというものではない。
(本発明の目的)
本発明の目的は、新しい料金制を導入する場合、計器を当該需要家に取り付けたままで、公的担保を損ねることなく、新しい料金制に対応することができる計器を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の計器は、計量対象を計量する計量手段と、計量値を記憶する記憶手段と、計量値を表示する表示手段と、外部と信号の入出力を行う入出力手段とを有する、型式承認及び検定に合格することが必要な計器において、型式承認の実施主体が交付した暗号鍵を用いた信号の入力によって、当該計器に搭載されているプログラムのうち、料金制に関係する一部を変更するようにし、前記表示手段が、料金制変更により変わる計器固有情報を表示することを特徴とするものである。
本発明によれば、新しい料金制を導入する場合、計器を当該需要家に取り付けたままで、公的担保を損ねることなく、新しい料金制に対応することができる。
本発明を実施するための最良の形態は後述する実施例1及び2に記載の通りである。
図1は本発明の実施例1に係る電気計器の回路構成を示すブロック図である。
図1において、電気計器1は、需要家が消費した電力量を計量するものであり、電源回路部(不図示)、表示部3(表示器3a、表示器3bから成る)、計量部4、設定部5、制御部6a、制御部6b、記憶部7a、記憶部7b、インターフェース(I/F)回路8を有する。各記憶部7a,7bは、不揮発性メモリ−1、RAM−1、ROM−1と不揮発性メモリ−2、RAM−2、ROM−2から成る。制御部6a及び記憶部7aは第1演算処理部9aを構成し、制御部6b及び記憶部7bは第2演算処理部9bを構成する。10は外付けの通信機能部である。
表示器3a、計量部4、設定部5、制御部6a及び記憶部7aは従前技術による電気計器を構成している。表示器3bは電気計器として表示すべき事項(例えば、型式承認番号)が(書き換え等によって)変わると、それに伴って入れ代る事項を常時表示するものであり、その表示については制御部6aが外部と交信する全ての通信を仲介する制御部6bによって制御される。ROM−1は制御部6aで使用されるプログラムや初期のID番号等の計器固有情報を記憶する。RAM−1は制御部6aの処理データを記憶・読出しする。不揮発性メモリ−1は、電気計器1の演算処理部9a,9bに電源が供給されない状態でも処理条件を記憶しておくためのメモリである。ROM−2は制御部6bで使用されるプログラムや型式承認・検定の実施主体が交付した公開鍵等を記憶する。RAM−2は制御部6bの処理データを記憶・読出しする。不揮発性メモリ−2は、電気計器1に電源が供給されない状態でも処理条件(文書データやプログラムデータ)を記憶しておくためのメモリである。なお、不揮発性メモリ−2には、少なくとも、前記公開鍵により復号化された電気計器1の型式承認・検定に係る計器固有情報が格納される。
制御部6bは、インターフェース(I/F)回路8を介して(検定或いは自主検査により)封印された電気計器1と外部とで交わされる通信の全てを仲介し、かつ、通信文中に記述された指令に従って所定の処理を実行する。また、記憶部7bは制御部6bの(文書)データや日電検から受領した日電検の公開鍵を一部に含むプログラムデータを記憶している。
図2は、電気計器1の制御部6bの電文解析処理に関するフローチャートである。
図3は、電気計器1の電文解析処理が実施された後の表示器3bの表示状態を示す。
図1〜3において、電気計器1の型式承認と検定の実施主体である日電検から受け取った各種の情報(仮計型式情報、型式情報、検定或いは自主検査情報、再検定情報など)を不図示のハンディターミナル等を用いて電気計器1に入力する(該情報は、インターフェース(I/F)回路8を経て制御部6bに入力される)と、制御部6bは、該情報(例えばモード02)の電文解析処理を行い、該情報が型式承認に係るものであることを判断して、予め、日電検から交付され、ROM−2に記憶させてある日電検の公開鍵で復号化処理を行い、「平文」に直して不揮発性メモリ−2に新しい型式承認・検定に係る情報等(例えば、料金制の変更により変える判断基準などのプログラムの一部、時間帯の数、計器の形の記号、型式承認番号、型式承認表示を付した年)として書き込んだ後、「新しい型式承認・検定に係る情報等」に記述された書き換え日時に、制御部6aにこの「新しい型式承認・検定に係る情報等」の書き換えを要求する。なお、図2のモード00は、受信した信号をどこ(計器内部或いは計器外部)へ送信するかを判断処理する回線接続処理モードである。
上記の「書き換え」を求めた電文を受信した制御部6aは、以下の動作を行う。
1.テーブル・データの書き換えの場合(再起動を必要としない場合)
直ちに、不揮発性メモリ−2から上述の「新しい型式承認・検定に係る情報等」を読み出し、読み出した計器固有情報をRAM−1へ書き込む。また、演算処理部9a,9bに電源が供給されなくなった後も設定変更された計器固有情報を記憶するため、不揮発性メモリ−1にも変更された計器固有情報(のデータ)を書き込む。
2.プログラムの書き換えの場合(再起動を必要とする場合)
「計量値等」計量の継続に必要な諸データを不揮発性メモリ−1に退避して、書き換えスタンバイ状態に入り(再起動する)、制御部6bに書き換えスタンバイ状態に入ったことを返信する。制御部6aの該スタンバイOK信号を受信した制御部6bは制御部6aをリセットし、初期化する。初期化された制御部6aは、直ちに、不揮発性メモリ−2から上述の「新しい型式・検定に係る情報等」を読み出し、読み出した該被書き換え情報をRAM−1へ書き込む。また、演算処理部9a,9bに電源が供給されなくなった後も設定変更した計器固有情報を記憶するため、不揮発性メモリ−1にも該「被書き換え情報」を書き込む。それ以降、制御部6aは更新された情報に従って電気計器1の諸動作を開始する。
なお、図2のモード01〜モード05以外のモードが入力された場合は、(制御部6bは公開鍵暗号方式を用いない通常文による処理を実行し、)単なる中継機能に終始する。
図3について説明する。仮型式承認情報がインストールされる以前は、該計器の型式承認・検定に係る計器の固有情報が書き込めないため、該表示はブランク状態になっている。仮型式承認情報がインストールされると、計器固有情報の一部を表示する表示器3bには、型式承認番号は「−−−−」が、形の記号は「AM3E1−40R(届け出た該計器の型名)」が、時間帯の数は、例えば、「10」が、型式承認表示を付した邦暦年は「−−」が、それぞれ表示される。
仮型式条件に余裕のある時間帯の数を設定することにより、各種の料金制メニューに対応する諸条件下での性能、機能及び構造に係わる検証が可能となり、検定の受け直し(再検定を受ける)だけで種々の料金制メニューに対応することができる。
型式承認情報がインストールされる以前は、表示器3bの全てがブランク、或いは
上述の「仮型式承認情報」が入力された状態の上述の表示となっている。型式承認情報がインストールされると、表示器3bには、型式承認番号は、例えば、「3124」が、形の記号は「AM3E1−40R(届け出た該計器の型名)」が、時間帯の数は、例えば、「10」が、型式承認番号を付した邦暦年は「−−」が、それぞれ表示される。
検定情報がインストールされる以前は、表示器3bは上述の型式承認情報に記述された表示、或いは製造事業者等による試験内容を反映した時間帯数の表示がなされている。検定情報がインストールされると、表示器3bには、型式承認番号は「3124」、形の記号は「AM3E1−40R(届け出た該計器の型名)」、時間帯の数は検定依頼書に記述された時間帯数である「3」、型式承認番号を付した邦暦年は、例えば、「15」が表示される。
自主検査情報がインストールされる以前は、表示器3bは上述の型式承認情報に記述された表示、或いは指定製造事業者等による試験内容を反映した時間帯数の表示がなされている。自主検査情報がインストールされると、表示器3bには、上述の検定情報がインストールされた場合と同様の数値等が表示される。
再検定情報がインストールされる以前は、表示器3bは上述の検定(或いは自主検査)情報に記述された数値等が表示されている。上述の例によれば、型式承認番号は「3124」、形の記号は「AM3E1−40R(届け出た該計器の型名)」、時間帯の数は検定依頼書に記述された時間帯数である「3」、型式承認番号を付した邦暦年は、例えば、「14」が表示されている。再検定情報がインストールされると、表示器3bは、例えば、ピーという電子音とともに、書き換えられた内容(再検定情報の一部)が点滅状態の下で、順次、所定の時間、表示(型式承認番号は、例えば、「3124−1」、形の記号は、「AM3E−40R」、時間帯の数は、例えば、「5」、型式承認番号を付した邦暦年は、例えば、「15」)される。
所定の時間が経過すると、再び、ピーという電子音がして、現行の検定情報に表示が戻る。なお、再検定情報の入力直後の表示器3bの表示変化は、入力直後に電気計器の機能が切り換わることを意味するものではなく、稼動中の諸機能は検定情報の入力中も、また入力した後も直ちに切り換わらず、再検定情報の一つとして含まれている当該制度開始日或いは当該契約開始日の所定の時刻(零時零分)直前まで継続される。該開始日の所定の時刻になると、再検定情報として入力された再検定情報に基づいた機能の切り換えを行い、表示も再検定のものに切り換えられる。
図4は、電気計器1の第1演算処理部9aの型式承認・検定に係る情報の読み出しと、該情報を基に行われる演算処理に係るフローチャートである。
図4において、電気計器1としての演算処理を担う制御部6aで使用される初期のプログラム及びID番号等の情報は、電気計器1の製造工程でROM−1に書き込まれている。
ステップ100で電源が供給された後、ステップ101で全く初回の電源印加かどうかを、例えば、不揮発性メモリ−1のデータ有無をチェックして判定し、初回の電源印加であれば、ステップ102でROM−1に記憶されたID番号等の計器固有情報(初期値)を読み出してステップ103でRAM−1に書き込む。制御部6aは、ROM−1に記憶されたプログラムに従ってRAM−1から読み出した計器固有情報を基にステップ104で電力量の計量処理を実行し、ステップ105で表示器3aに計量値を表示する。
制御部6aは、ステップ107で制御部6bから書き換え要求があると判定すると、ステップ108で不揮発性メモリ−2から更新の対象となる新しい計器固有情報を読み出し、ステップ109で該情報をRAM−1に書き込むと共に、ステップ110で第1演算処理部9aに電源が供給されなくなった後も更新された該新情報を記憶するために不揮発性メモリ−1にも更新された新情報を書き込む。書き込み後、ステップ104に戻り、制御部6aは、この時点からステップ110でRAM−1に記憶された更新後の新情報で計量演算処理を実行し、表示器3aに計量値を表示する処理を繰り返す。
ここで、一旦電源の供給が停止したとき、再び電源が供給された時点でステップ111で不揮発性メモリ−1から種々の処理データ及び計器固有情報を読み出し、RAM−1に該データを書き込む。
以降同様に制御部6aは、RAM−1に記憶された計器固有情報、つまり前回電源が供給されなくなった時点の計器固有情報で演算処理を継続的に行うこととなる。
図5及び図6は、実施例1に係る電気計器1の型式承認・検定等のフローチャートである。
図5及び図6において、システムの運用開始に際して、電気計器の開発業務を有する製造事業者に(日電検の)公開鍵及び該当するID番号及びパスワードを交付するとともに、遅くとも該制度が運用され始める迄に、その他の全ての製造事業者に該当するID番号及びパスワードを交付する。電気計器の開発業務を有する製造事業者は、該公開鍵を搭載した電気計器のベースとなるものを開発する。
[仮型式申請]
仮型式承認申請…(電気計器の開発業務を有する製造事業者は)インターネットで日電検・本社のホームページに入った後、上述のID番号及びパスワードを入力して仮型式申請ページに入り、近々申請予定の電気計器の仕様を書き込み、仮型式申請ボタンをクリックすると、該申請は受け付けられ、受け付けた旨のメッセージが表示される。
仮型式の承認…上述の該申請内容がチェックされ、問題がなければ該申請が受理される。該申請が受理されると、申請内容及び該申請内容に対しての日電検の管理情報等が日電検の秘密鍵で暗号化されて、該仮型式承認情報として送られてくる。これで仮型式の承認と仮型式承認書等の交付が完了する。
上述の製造事業者は、パーソナルコンピュータ或いはハンディターミナル等を用いて該仮型式情報を開発中の電気計器に入力する。該仮型式情報は制御部6bによって解読され、計器の仮型式情報として不揮発性メモリ−2に書き込まれる。上述の仮型式情報を不揮発性メモリ−2に書き込んだ制御部6bは、インターフェース回路8を介して計器固有情報の書き換え(指令)信号が入っていることを制御部6aに知らせる。
計器固有情報が書き換えられたという知らせを受けた制御部6aは仮型式情報を受信して、不揮発性メモリ−1に書き込み、電気計器1の更新された計器固有情報として記憶する。以後、該計器固有情報を基にした演算処理を始める。目に見える最初の変化は、表示器3bの表示である。表示器3bには書き換わった情報(型式番号「−−−−」、形の記号「(届け出た該計器の型名)」、時間帯の数(例えば、「10」)、型式番号を付した邦暦年「−−」)が図3に示されるように表示される。
仮型式条件に余裕のある時間帯の数を設定しておけば、各種の料金制メニューに対応する諸条件下での性能、機能及び構造に係わる検証が可能となり、検定の受け直しだけで種々の料金制メニューに対応することが確認できる。
[型式申請]
型式承認申請…製造事業者は、型式承認申請書類一式と所定個数の型式試験用の電気計器を提出し、日電検の型式承認を待つ。
型式(を承認するための確認)試験の準備…上述の型式承認申請を受けた日電検は、型式承認申請を受け付けて申請内容を確認し、該申請内容に問題がなければこれを受理するとともに、申請内容及び申請内容に対しての日電検の管理情報を上述の秘密鍵を用いて暗号化し、(型式承認申請時に提出された電気計器に)入力して、型式承認情報を超えた範囲の情報を受け付けないこと等を確認する。上述の型式承認情報を入力して最初に見える変化としては、表示器3bの表示がある。表示器3bには書き換わった情報(型式番号、例えば、「3124」、形の記号「(届け出た電気計器の型名)」、時間帯の数(例えば、「10」)、型式番号を付した邦暦年「−−」)が表示される。
型式試験…種々の条件下で、構造、性能、及び機能の検証を行う。
型式承認…型式試験に合格すると、型式承認書とともに日電検の秘密鍵で作成した型式承認情報を格納した記録媒体(メモリカード、ICカード等)を交付する。
[検定]
検定申請…検定を申請しようとする事業者は、納入する電力会社管内に1乃至3箇所ある日電検(本社、支社、支社・事業所)に検定依頼書一式とともに、検定を受けたい電気計器を提出し、日電検の検定試験終了を待つ。
検定試験…上述の検定依頼を受けた日電検は、検定依頼を受け付けて依頼内容を確認し、依頼内容に問題がなければこれを受理するとともに、依頼内容及び依頼内容に対しての日電検の管理情報等を上述の秘密鍵を用いて暗号化し、依頼された電気計器に入力して、検定情報を超えた範囲の情報を受け付けないことを確認した上で予め定められた種々の条件下で試験を行い、合否を判定して、合格したものは封印するとともに、検定証印を貼り付けて検定に係わる作業を終了し、検定依頼者に検定が終了したことを連絡する。上述の検定情報を入力して最初に見える変化としては、表示器3bの表示がある。表示器3bには書き換わった情報(型式番号、例えば、「3124」、形の記号「(届け出た計器の型名)」、時間帯の数(例えば、「3」)、型式番号を付した邦暦年、例えば、「15」)が表示される。
[自主検査]
自主検査の準備…自主検査を行おうとする指定製造事業者は、日電検(本社、支社、支社・事業所)に自主検査実施の確認届書とともに自主検査の対象となる電気計器の内、(無作為に抜き出した)所定の個数を提出する。
上述の確認届を受けた日電検は、確認届を受け付けて自主検査の内容を確認し、検査内容に問題がなければこれを受理するとともに、検査内容及び自主検査内容に対しての日電検の管理情報を上述の秘密鍵を用いて暗号化し、(確認届出時に提出された)該電気計器に入力して該自主検査情報を超えた範囲の情報を受け付けないことを確認した上で、上述の秘密鍵で暗号化した自主検査情報を格納した記録媒体を自主検査内容確認書とともに被依頼者に交付する。
自主検査の実施…受領した記録媒体に格納された自主検査情報を自主検査対象の電気計器に入力して最初に見える変化は、上述の検定と同様に表示器3bの表示である。表示したことを確認した上で、予め定められた種々の条件下で試験を行い、合否を判定して、合格したものは封印するとともに基準適合証印を貼り付けて自主検査に係る作業を終了する。上述の表示器3bには書き換わった情報(型式番号、例えば、「3124」、形の記号「(届け出た計器の型名)」、時間帯の数(例えば、「3」)、型式番号を付した邦暦年、例えば、「15」)が表示される。
[再検定]
[再検定−1]
再検定依頼の準備…(既に検定を受け稼動中の電気計器を、電気計器を取り外すことなく、現地で再検定をして貰う)再検定依頼を行おうとする電気事業者等は、日電検(本社)に再検定依頼書とともに再検定を受けたい電気計器の履歴書及び少なくとも該電気計器と同じ型式承認番号を持つ電気計器を所定の個数提出する。
上述の再検定依頼を受け付けた日電検は、再検定の内容を確認し、再検定内容に誤りがなければ再検定内容を上述の秘密鍵を用いて暗号化し、再検定申請時に提出された電気計器に入力して、再検定情報を超えた範囲の情報を受け付けないことを確認した上で、所定の検定試験を行い、合格すれば、依頼者に依頼を受理したことを連絡する。
再検定の依頼…電気事業者の計器管理部門は、所定の再検定依頼票作成プログラムを搭載した(無線方式の)通信端末機能付きのハンディターミナル等へ料金制の切り換えを要望した需要家(毎)の変更内容を入力し、現地でインストール作業を行う作業者に渡す。現地作業者は、当該需要家へ行き、電気計器に上述の再検定条件が格納されている通信端末機能付きのハンディターミナル等を接続した後、該ハンディターミナルを操作して当該日電検の再検定受け付けページに入り、再検定依頼釦を押して該電気計器の再検定を依頼する。折り返し、再検定に必要な情報を暗号化した再検定情報が送られてくる。上述の再検定情報は、該ハンディターミナルを介して該電気計器に入力される。そこで、現地作業者は、電気計器が新料金制用に機能を切り換えて再検定を受けたことを需要家に明示するためのシール等を貼り付けて再検定に係わる全ての作業を終了する。
[再検定−2]
再検定依頼の準備…(既に検定を受け稼動中の電気計器を、該電気計器を取り外すことなく、現地で再検定をして貰う)再検定依頼を行おうとする電気事業者等は、日電検(本社)に再検定依頼書とともに再検定を受けたい電気計器の履歴書及び少なくとも該電気計器と同じ型式承認番号を持つ電気計器を所定の個数提出する。
上述の再検定依頼を受け付けた日電検は、再検定の内容を確認し、再検定内容に誤りがなければ再検定内容を上述の秘密鍵を用いて暗号化し、再検定申請時に提出された電気計器に入力して、再検定情報を超えた範囲の情報を受け付けないことを確認した上で、所定の検定試験を行い、合格すれば、上述の秘密鍵で暗号化した再検定情報を格納した上述の記録媒体を依頼者に依頼の受理書とともに渡し、かつ、再検定依頼書の写しと再検定情報を格納した上述の記録媒体を日電検・支社(支社→支社・事業所)等に渡す。
再検定の依頼…電気事業者の計器管理部門は、再検定情報をハンディターミナル等へ入力し、現地でインストール作業を行う作業者に渡す。現地作業者は、当該需要家へ行き、電気計器に上述の再検定条件が格納されているハンディターミナル等を接続した後、作業開始釦を押して、再検定情報をインストールする。
受信した再検定情報を電気計器に入力して最初に見える変化は、上述の検定と同様に表示器3bの表示である。再検定情報の入力が終了すると、例えば、ピーという電子音がして作業者に入力作業の終了を知らせるとともに、点滅状態の下で書き換えられた内容等が順次、所定の時間、表示{型式番号(例えば、「3124」)、形の記号「(届け出た該計器の型名)」、時間帯の数(例えば、「5」)、型式番号を付した邦暦年(例えば、「15」)}される。上述の所定の時間が経過すると、再び、ピーという電子音がして、現行の検定情報に表示が戻る。入力作業者はこれらの動作を確認し、確認釦を押すと、再検定情報及び電気計器のID等の所定の情報がハンディターミナル等に回収、記録されて、電気計器の再検定処理が終了する。そこで、入力作業者は、電気計器が新料金制用に機能を切り換えて再検定を受けたことを需要家に明示するためのシール等を貼り付けて、再検定に係わる全ての作業を終了する。
なお、再検定情報の入力直後の表示器3bの表示変化は、入力直後に電気計器の機能が直ちに切り換わることを意味するものではなく、稼動中の諸機能は検定情報の入力中も、また入力した後も直ちに切り換わらず、再検定情報の一つとして含まれている該制度開始日或いは該契約開始日の所定の時刻直前まで継続される。該開始日の所定の時刻になると、漸く、再検定行為により入力された再検定情報に基づいた機能への切り換えを行い、新しい料金制に対応した電気計器として機能し始める。
また、持ち帰ったハンディターミナルの上述の情報等は上位のコンピュータに回収され、電気事業者の計器管理部門で管理される。
図7は本発明の実施例2に係る電気計器の回路構成を示すブロック図である。実施例2は、制御部6aが計量動作中であっても制御部bが不揮発性メモリ−1より検針データを読み出すことができる点で実施例1と異なるものである。
図7において、電気計器1は、需要家が消費した電力量を計量するものであり、電源回路部(不図示)、表示部3(表示器3a、表示器3bから成る)、計量部4、設定部5、制御部6a、制御部6b、記憶部7(ROM−1、RAM−1、不揮発性メモリ−1、ROM−2、RAM−2及び不揮発性メモリ−2で構成される)、インターフェース(I/F)回路8a,8bを有する。制御部6aは記憶部7の不揮発性メモリ−1、RAM−1、ROM−1及び不揮発性メモリ−2に接続され、制御部6bは記憶部7の不揮発性メモリ−2、RAM−2、ROM−2及び不揮発性メモリ−1に接続される。
不揮発性メモリ−1は、制御部6aの支配下では読み出し/書き込み機能を持ち、制御部6bの支配下では読み出し専用メモリとして機能する(検針データを読み出す)。不揮発性メモリ−2は、制御部6bの支配下では読み出し/書き込み機能を持ち、制御部6aの支配下では読み出し専用メモリとして機能する(型式承認・検定に係るデータ及びその他の指令を読み出す)。この点が実施例1と主に相違する。
表示器3a、計量部4、設定部5、制御部6a、記憶部7の不揮発性メモリ−1、RAM−1、ROM−1は従前技術による電気計器を構成している。表示器3bは型式番号等が変わると、それに伴い変わる事項を常時表示する表示器であり、その表示については制御部6bによって制御される。RAM−1は制御部6aの処理データを記憶・読出しする。ROM−1は制御部6aで使用されるプログラムや初期のID番号等の計器固有情報を記憶する。不揮発性メモリ−1は、電気計器1の第1演算処理部(制御部6a、記憶部7から成る)(図7の中で番号を付していない)に電源が供給されない状態でも処理条件(文書データやプログラムデータ)を記憶しておくための、あるいは自動検針に係る諸データを一時記憶しておくための不揮発性メモリである。なお、制御部6aを動かすために必要なプログラムを格納するメモリとしては、ROM−1と不揮発性メモリ−1があるが、ROM−1にはベースとなる計器を具現化するためのプログラムが、また、不揮発性メモリ−1には変更される修正分のプログラムが、それぞれ格納される。不揮発性メモリ−2は、第2演算処理部(制御部6b、記憶部7から成る)」(図7の中で番号を付していない)に電源が供給されない状態でも処理条件や制御部6aで使用される修正分のプログラムを記憶しておくための不揮発性メモリである。RAM−2は制御部6bの処理データを記憶・読出しする。ROM−2は制御部6bで使用されるプログラム(日電検から受領した日電検の公開鍵を含む)や初期のID番号等の計器固有情報を記憶する。
制御部6bは、検定或いは自主検査によって封印された電気計器1の諸制御を担う制御部6aがインターフェース(I/F)回路8aを介して外部と交わす通信の全てを、通信文中に記述された指令に従って、そのまま、あるいは、公開鍵を用いて復号化あるいは暗号化して中継する機能及び計器外部から公開鍵暗号方式による通信によって受信した計器固有情報を表示器3bに表示する機能を有する。
なお、本実施例の電気計器1の表示器3bに係る当該処理が実施された後の表示は、図3に示した内容と同一である。
図7において、所定の通信方式により電文がインターフェース(I/F)回路8aを経て制御部6bに入力されると、制御部6bは電文解析処理を行い、該電文に書かれたモードに従って処理を実行する。本実施例では、図2に示されるモード01〜モード05の型式承認・検定に係る情報が日電検の秘密鍵で暗号化され、記録媒体に格納されて申請者に交付される。
上述のモード01〜モード05のいずれかの情報が入力された場合には、ROM−2に記憶させてある日電検の公開鍵により復号化した結果を不揮発性メモリ−2に書き込んだ後、インターフェース(I/F)回路8bを介して、計器固有情報等が変更された(或いは、該電文中に書き込まれた指定の期日に変更される)ことを所定の通信手順に従って制御部6aに中継する。該情報を受信した制御部6aは該情報を主管理する不揮発性メモリ−1に移し変え、以後の計器固有情報等として保存すると共に新しく書き込まれた該計器固有情報等を呼び出してRAM−1に書き込む。
それ以降、制御部6aは下記の動作を行う。
1.ROM−1に記憶されたプログラムに従ってRAM−1から読み出した計器固有情報をもとに電気計器の演算処理動作を開始する。
2.不揮発性メモリ−1に記憶された新しいプログラムに従って電気計器の演算処理動作を開始する。
また、モード01〜モード05以外の情報が入力された場合には、制御部6bはそのまま受信した電文内容の処理を(図2では、処理11〜処理n)を実行(単なる中継機能に終始)する。
[本発明によるシステムの運用開始時(直後)]
電気計器の開発業務を有する製造事業者に(日電検の)公開鍵を交付するとともに、全ての製造事業者に該当するID及びパスワードを交付する。
[電気計器の開発]
仮型式承認申請…インターネットで日電検・本社のホームページに入った後、上述のID及びパスワードを入力して仮型式申請ページに入り、近々申請予定の電気計器の(所定の)申請書を書き上げ、或いは更に差分ファイル(変更前と変更後の違いである差分のファイル)を添付して仮型式申請ボタンをクリックする。
仮型式の承認…上述の申請に対して、申請が承認されると仮型式承認書とともに日電検の秘密鍵で暗号化した仮型式情報等が送られてくる。
上述の該製造事業者は、パーソナルコンピュータ或いはハンディターミナル等を用いて仮型式情報を開発中の電気計器に入力する。仮型式情報は制御部6bによって解読され、計器の仮型式情報として不揮発性メモリ−2に書き込まれる。上述の仮型式情報を不揮発性メモリ−2に書き込んだ制御部6bは、インターフェース(I/F)回路8aを介して計器固有情報等が変更された(或いは、該電文中に書き込まれた指定の期日に変更される)ことを所定の通信手順に従って制御部6aに中継する。該情報を受信した制御部6aは該電文を主管理する不揮発性メモリ−1に移し変え、以後の計器固有情報等として保存すると共に新しく書き込まれた該固有情報等を呼び出してRAM−1に書き込む。
それ以降、制御部6aは下記の動作を行う。
1.ROM−1に記憶されたプログラムに従ってRAM−1から読み出した計器固有情報をもとに該電気計器の演算処理動作を開始する。
2.不揮発性メモリ−1に記憶された新しいプログラムに従って該電気計器の演算処理動作を開始する。
最初に目に見える変化としては、表示器3bの表示がある。表示器3bには書き換わった情報(型式番号「−−−−」、形の記号「(届け出た該計器の型名)」、時間帯の数(例えば、「10」)、型式番号を付した邦暦年「−−」)が表示される。
仮型式条件に余裕のある時間帯の数を設定しておけば、各種の料金制メニューに対応する諸条件下での性能、機能及び構造に係わる検証が可能となり、検定の受け直しだけで種々の料金制メニューに対応することができる。
[型式申請]
型式承認の申請…製造事業者は、型式承認申請書類一式と所定個数の型式試験用の電気計器を提出し、日電検の型式承認を待つ。
型式(を承認するための確認)試験の準備…上述の型式承認申請を受けた日電検は、型式承認申請を受け付けて申請内容を確認し、申請内容に誤りがなければこれを受理するとともに、申請内容を上述の秘密鍵を用いて暗号化し、(型式承認申請時に提出された電気計器に)入力して、型式承認情報を超えた範囲の情報を受け付けないことを確認する。上述の型式承認情報を入力して最初に見える変化としては、表示器3bの表示がある。表示器3bには書き換わった情報(型式番号、例えば、「3124」、形の記号「(届け出た該計器の型名)」、時間帯の数(例えば、「10」)、型式番号を付した邦暦年「−−」)が表示される。
型式試験…種々の条件下で、構造、性能、及び機能の検証を行う。
型式承認…型式試験に合格すると、型式承認書とともに日電検の秘密鍵で作成した型式承認情報等を格納した記録媒体(メモリカード、ICカード等)を交付する。
[検定]
検定依頼…検定を申請しようとする事業者は、納入する電力会社管内に1乃至3箇所ある日電検(本社、支社、支社・事業所)に検定依頼書とともに検定を受けたい電気計器を提出し、日電検の検定試験終了を待つ。
検定試験…上述の検定依頼を受けた日電検は、検定依頼を受け付けて依頼内容を確認し、依頼内容に誤りがなければこれを受理するとともに、申請内容を上述の秘密鍵を用いて暗号化し、依頼された電気計器に入力して、該検定情報を超えた範囲の情報を受け付けないことを確認した上で予め定められた種々の条件下で試験を行い、合否を判定して、合格したものは封印するとともに検定証印を貼り付けて検定に係わる作業を終了し、検定依頼者に検定が終了したことを連絡する。上述の該検定情報を入力して最初に見える変化としては、表示器3bの表示がある。表示器3bには書き換わった情報(型式番号、例えば、「3124」、形の記号「(届け出た該計器の型名)」、時間帯の数(例えば、「3」)、型式番号を付した邦暦年(例えば、「15」)が表示される。
秘密鍵を直接扱う部署は極力少ないほうが好ましい、という秘密保持の観点から、検定を受け付け依頼内容を暗号化する部門は日電検・本社1箇所とし、(上述の暗号化した)検定情報を上述の記録媒体に格納し、支社、支社・事業所に渡すことが理に適っている。
[自主検査]
自主検査の準備…自主検査を行おうとする指定製造事業者は、日電検(本社、支社、支社・事業所)に自主検査実施の確認依頼書とともに自主検査を行いたい電気計器の内、無作為に抜き出した所定の個数を提出する。
上述の確認依頼を受けた日電検は、確認依頼を受け付けて自主検査の内容を確認し、検査内容に誤りがなければこれを受理するとともに、検査内容を上述の秘密鍵を用いて暗号化し、確認依頼時に提出された電気計器に入力して自主検査情報を超えた範囲の情報を受け付けないことを確認した上で、上述の秘密鍵で暗号化した自主検査情報を格納した上述の記録媒体を自主検査内容確認書とともに依頼者に交付する。
[自主検査の実施]
受領した記録媒体に格納された自主検査情報を自主検査対象の電気計器に入力して最初に見える変化は、上述の検定と同様に表示器3bの表示である。表示したことを確認した上で、予め定められた種々の条件下で試験を行い、合否を判定して、合格したものは封印するとともに基準適合証印を貼り付けて自主検査に係わる作業を終了する。上述の表示器3bには書き換わった情報(型式番号、例えば、「3124」、形の記号「(届け出た該計器の型名)」、時間帯の数(例えば、「3」)、型式番号を付した邦暦年、例えば、「15」)が表示される。
[再検定]
[再検定−1]
再検定依頼の準備…(既に検定を受け稼動中の電気計器を、電気計器を取り外すことなく、現地で再検定をして貰う)再検定依頼を行おうとする電気事業者等は、日電検(本社)に再検定依頼書とともに再検定を受けたい電気計器の履歴書及び少なくとも該電気計器と同じ型式承認番号を持つ電気計器を所定の個数提出する。
上述の再検定依頼を受け付けた日電検は、再検定の内容を確認し、再検定内容に誤りがなければ再検定内容を上述の秘密鍵を用いて暗号化し、再検定申請時に提出された電気計器に入力して、再検定情報を超えた範囲の情報を受け付けないことを確認した上で、所定の検定試験を行い、合格すれば、依頼者に依頼を受理したことを連絡する。
再検定の依頼…電気事業者の計器管理部門は、所定の再検定依頼票作成プログラムを搭載した(無線方式の)通信端末機能付きのハンディターミナル等へ料金制の切り換えを要望した需要家(毎)の変更内容を入力し、現地でインストール作業を行う作業者に渡す。現地作業者は、当該需要家へ行き、電気計器に上述の再検定条件が格納されている通信端末機能付きのハンディターミナル等を接続した後、該ハンディターミナルを操作して当該日電検の再検定受け付けページに入り、再検定依頼釦を押して該計器の再検定を依頼する。折り返し、再検定に必要な情報を暗号化した再検定情報が送られてくる。上述の再検定情報は、該ハンディターミナルを介して該電気計器に入力される。そこで、現地作業者は、電気計器が新料金制用に機能を切り換えて再検定を受けたことを需要家に明示するためのシール等を貼り付けて再検定に係わる全ての作業を終了する。
[再検定−2]
再検定依頼の準備…(既に検定を受け稼動中の電気計器を、電気計器を取り外すことなく、現地で再検定をして貰う)再検定依頼を行おうとする電気事業者等は、日電検(本社)に再検定依頼書とともに再検定を受けたい電気計器の履歴書及び少なくとも該電気計器と同じ型式承認番号を持つ電気計器を所定の個数提出する。
上述の再検定依頼を受け付けた日電検は、再検定の内容を確認し、再検定内容に誤りがなければ再検定内容を上述の秘密鍵を用いて暗号化し、再検定申請時に提出された電気計器に入力して、再検定情報を超えた範囲の情報を受け付けないことを確認した上で、所定の検定試験を行い、合格すれば、上述の秘密鍵で暗号化した再検定情報を格納した上述の記録媒体を依頼者に依頼の受理書とともに渡し、かつ、再検定依頼書の写しと再検定情報を格納した上述の記録媒体を日電検・支社(支社→支社・事業所)等に渡す。
再検定の依頼…電気事業者の計器管理部門は、再検定情報をハンディターミナル等へ入力し、現地でインストール作業を行う作業者に渡す。現地作業者は、当該需要家へ行き、電気計器に上述の再検定条件が格納されているハンディターミナル等を接続した後、作業開始釦を押して、再検定情報をインストールする。
受信した再検定情報を電気計器に入力して最初に見える変化は、上述の検定と同様に表示器3bの表示である。再検定情報の入力が終了すると、例えば、ピーという電子音がして作業者に入力作業の終了を知らせるとともに、点滅状態の下で書き換えられた内容等が順次、所定の時間、表示{型式番号(例えば、「3124」)、形の記号「(届け出た該計器の型名)」、時間帯の数(例えば、「5」)、型式番号を付した邦暦年(例えば、「15」)}される。上述の所定の時間が経過すると、再び、ピーという電子音がして、現行の検定情報に表示が戻る。入力作業者はこれらの動作を確認し、確認釦を押すと、再検定情報及び電気計器のID等の所定の情報がハンディターミナル等に回収、記録されて、電気計器の再検定処理が終了する。そこで、入力作業者は、電気計器が新料金制用に機能を切り換えて再検定を受けたことを需要家に明示するためのシール等を貼り付けて、再検定に係わる全ての作業を終了する。
なお、再検定情報の入力直後の表示器3bの表示変化は、入力直後に電気計器の機能が直ちに切り換わることを意味するものではなく、稼動中の諸機能は検定情報の入力中も、また入力した後も直ちに切り換わらず、再検定情報の一つとして含まれている該制度開始日或いは該契約開始日の所定の時刻直前まで継続される。該開始日の所定の時刻になると、漸く、再検定行為により入力された再検定情報に基づいた機能への切り換えを行い、新しい料金制に対応した電気計器として機能し始める。
また、持ち帰ったハンディターミナルの上述の情報等は上位のコンピュータに回収され、電気事業者の計器管理部門で管理される。
本発明は、電力量計、無効電力量計、最大需要電力計の電気計器のみならず、水道、ガス、ガソリンなどの特定計量器についても適用可能なものである。
本発明の実施例1に係る電気計器の回路構成を示すブロック図である。 図1の電気計器1の制御部6bの電文解析処理に関するフローチャートである。 図1の電気計器1の電文解析処理が実施された後の表示器3bの表示状態を示す図である。 図1の電気計器1の第1演算処理部9aの型式承認・検定に係る情報の読み出し及び該情報を基に行われる演算処理に係るフローチャートである。 図1の電気計器1の型式承認・検定等のフローチャートの一部である。 図1の電気計器1の型式承認・検定等のフローチャートの残りの部分である。 本発明の実施例2に係る電気計器の回路構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 電気計器
3 表示部
3a,3b 表示器
4 計量部
5 設定部
6a,6b 制御部
7,7a,7b 記憶部
8,8a,8b インターフェース(I/F)回路
9a,9b 演算処理部
10 通信機能部

Claims (3)

  1. 計量対象を計量する計量手段と、計量値を記憶する記憶手段と、計量値を表示する表示手段と、外部と信号の入出力を行う入出力手段とを有する、型式承認及び検定に合格することが必要な計器において、
    型式承認の実施主体が交付した暗号鍵を用いた信号の入力によって、当該計器に搭載されているプログラムのうち、料金制に関係する一部を変更するようにし、
    前記表示手段は、料金制変更により変わる計器固有情報を表示することを特徴とする計器。
  2. 前記暗号鍵を用いた信号の復号によって変更される料金制に関係するプログラムの一部を、前記記憶手段に記憶させる制御手段を有することを特徴とする請求項1に記載の計器。
  3. 前記制御手段は、前記暗号鍵を用いた信号の入力時に、検定の実施主体により秘密鍵で暗号化された料金制に関係するプログラムの一部を、型式承認の実施主体により予め交付され、前記記憶手段に記憶されている公開鍵で復号して、料金制に関係するプログラムの一部を変更することを特徴とする請求項1または2に記載の計器。
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